一 一九九四年の出発と摂理的意義
一月一日、第二十七回「神の日」を迎え、真のお父様は、本部教会元旦祈祷会において、新年の年頭標語として「真の父母と成約時代安着」を揮毫され、その意義を語ってくださった。七時には漢南洞公館において敬拝式が行われ、十時には世界日報国際研修院大講堂において記念礼拝が行われ、夕方六時三十分からは、リトル・エンジェルス芸術会館において「慶祝文化の夕べ」が行われた。
【元旦の祝祷】
愛するお父様、たった今一九九三年を終え、新しく一九九四年の元旦を迎えました。昨年は、「真の父母と成約時代」を宣布した元年として、人類歴史において永遠に記念できる日を送らせてくださり、これまでお父様が多くの受難の道を経られ、勝利の覇権をこの地球上において初めて立てることができる歴史的な年にしてくださったことを心から感謝いたします。
今年は、「真の父母と成約時代安着」という標語を定めて家庭基準を中心として確定し、新しい理想的な世界へ出発することができる各自と各自の家庭と各家庭を中心とする個々の国々が、天の懐に抱かれる万全の準備を整え、天の願われたこの地上に安着できる時代を迎えなければならない歴史的召命の前に、恥ずかしくない統一教会の選ばれた群れとして、その使命が残っていることを新たに宣布いたしますので、天と地のこの基準で協助、協力してくださることをお願いいたします。
歴史的な蕩減基準において、一九四五年から一九五二年までの七年路程を中心として成し遂げようとされた摂理を繰り返し、二〇〇〇年代まで、英・米・仏に代わる日・米・独が協力し、韓国と統一的な国家を立てることにより、新しい七年路程において世界的な平和の世界に行くことができるただ一つの方案とただ一つの地上・天上天国が顕現できる時代を迎えました。
九四年のこの新年に生きている全人類に対して、とりわけ第二次大戦後に生まれた後代の人々に対して厚く祝福してくださるようにお願いいたします。二世は天の側だとおっしゃいましたので、彼らを抱いて国家を超え、万事滞りなく進むことができる因縁を備え、その関係を集めて天の世界に向かう自由と平和の天地に前進できる特権を付与してくださるように、懇切に、懇切に、懇切にお願いいたします。
新年の冒頭に、神様の愛が今年一年、九四年全体の上に共にあってくださり、今からの七年路程の上に、世界平和統一の場に前進していくすべての路程の上に、あなたの加護がより一層加えられることを懇切にお願いしながら、きょう新年の冒頭に申し上げたすべての内容を成就、協力、協助してくださるように懇切にお願い申し上げます。真の父母の名によってお祈りいたします。アーメン。アーメン。アーメン!
【年頭標語:真の父母と成約時代安着】
今年の標語は「真の父母と成約時代安着」です。安着は定着と意味が異なります。「安着」は、すべてのものが成就して定着するという意味です。
自分の心と体に先に安着しなければなりません。そのような男性、そのような女性となって、家庭に安着しなければなりません。夫婦として安着しなければなりません。男性と女性が一つにならなければなりません。そこには異議はありません。愛とは一体理想を成すことです。個人で真の父母と成約時代を安着させよう! 家庭で安着させよう! そして国で安着させよう! これが神様の創造理想です。天国を取り戻さなければなりません。
見てみてください。目が安着しようとすれば、二つの目が一つにならなければなりません。鏡を見るたびに、目は常にそのように見ているのです。鼻の穴は二つですが、一つだけ安着すれば鼻が詰まって鼻声になるのです。二つの穴が一つにならなければなりません。唇も、少しだけ違っても話ができません。振動数が違えば本当に不自由だというのです。これがすべて和合して一つになっているので、言葉がすらすらと出てくるのです。耳も、一つにならなければ大変なことになります。和合統一していなければ事故が起きるのです。手も、すべて和合して動くようになっています。人間の構造全体、心臓の構造や血管の構造がすべてそのように和合しているという事実を知らなければなりません。すべてが安着していることによって、自分は痛みを感じないのです。
安着する秘訣は何でしょうか。安着することができる主導的な道は、相手のために投入して忘れてしまいながら生きる道です。夫は妻のために生き、父母は息子のために生き、息子は父母のために生きなければなりません。国民は国のために生き、国は国民のために生きなければなりません。
神様も、御自分の息子、娘を捜し出すために、投入して忘れてしまい、投入して忘れてしまうことを数千万年してこられました。数千年間変わることなく耐えてこられ、私のような人を育てて人類解放を宣言できるところにまで来たのです。そのようにして、有り難くも地上において初めて「真の父母と成約時代安着」という話ができるようになることにより、初めてエデンの園でアダムとエバが真の愛を花咲かせることができるようになったのです。
ですから、私が祝福した家庭は、今年はこのような真の愛の理想的な花と同じ立場を成し遂げなければなりません。そして、先生が個人に通じる時にも躊躇することがなく、家庭に通じるためにも躊躇することがなく、氏族的環境、百六十家庭を中心として民族に通じ、国家に通じる時に、矛盾や相克があってはいけません。
【九四年前後の摂理の時】
今は、全世界の頂点に立っています。山の頂で回っているのです。山の頂では、一歩で東から西に超えていきます。一回転することにより、その山の周辺、何百、何千里を一度に一瞬で回るのです。そのような時代です。絶頂点に立っているのです。
その時期を逃してしまえばどのようになりますか。大変なことになります。それが七年間という期間です。一九四五年から一九五二年は、世界がこの基準において回る時期でした。その時期を失ってしまったので、先生は、四十年を蕩減して再びその境地に入ってきたのです。それが一九九二年です。T九九二年から始めて、先生の結婚記念日の一九九三年の四月まで連結されるのです。そこから三年です。
この三年間、九三年、九四年、九五年の四月までのこの期間は一大転換期です。私たち統一家において、新しい成約時代の伝統を確立しなければならない期間です。ですから、個人的に、家庭的に伝統を立てなければならず、氏族的に伝統を立てなければなりません。この期間、先生は、女性連合を中心として継続して日本を動かします。
真の父母と成約時代というのは完成した基準なので、長成期完成級で堕落したこととは関係ありません。ですから、「全体、全般、全権、全能の時代だ」と言うのです。歴史的に初めて真の父母と成約時代を発表したということは、本当に大変なことです。歴史がひっくり返る大変なことだというのです。皆さんは、みな九三年と九四年の意味を知らないでしょう。霊界から見れば、真っ暗な地獄世界の世の中から光明の天地に永遠に転換されるのと同じです。
二 年頭主要行事と国内活動の方向
【世界宣教師会議】
世界宣教師会議が、一九九四年年頭の一月三日から十日まで、済州国際研修院において開催された。
今後、世界平和女性連合を中心として本格的な活動を展開しようと思っています。それを推し進めなければなりません。反対してはいけません。ですから、皆さんに言葉を教えてあげるために、韓国の宣教師をそれぞれの国に送ろうと思っています。
今回皆さんが本国に戻り、有名なニューヨーク・タイムズやワシントン・タイムズの特派員がいれば、必ずその特派員と親しくなり、自分で文章を書いて「見てほしい」と言うのです。その文を是正して本国の新聞社に送らせる運動をしなければなりません。
世界言論人大会の各国のスタッフや重要な人々が私の世話になったので、今回皆さんが帰れば、彼らがワシントン・タイムズと直接関係を結ぶことができるように中間での役割を果たすのです。そのようにすれば、皆さんが言論界に足を踏み入れてそれをまとめるにおいて、早道になると思うのです。
良いカメラをもっていますか。国の責任者はそれを買いなさい。そして、その国に必要な観光地ならば観光地、村々において写真を数千枚ずつ撮って送るのです。今後、それらをすべて売るのです。高いものは、一枚で千五百ドルもします。スライドを借りて使うのです。何かの事件が起きれば、その新聞に記事を出さなければならないのですが、写真がないのです。
今後、世界の統一教会の教団に対する法規が出てきます。何々の責任者はこれこれこうでなければならないという法規が出てきて、その法を中心として統治する時代が来るのです。宣教師たちも、みな長の運のある人を配置しようと思っています。苦労する人は苦労します。そのようにして、今から春夏秋冬、四季に一度ずつ、自分の教会の実態を本部の先生に報告しなければなりません。
【世界平和観光釣り狩猟大会】
アジア太平洋地域の中心地である済州島を世界平和観光開発の新しい基地にするという目的で、釣りと狩猟同好者の相互交流と親睦を図る第一回平和観光釣り狩猟大会が、一月十二日と十三日の両日にわた○、済州島において開催された。釣りは二百七十二人(邦人二百五人、外国人六十七人)が参加し、西帰浦沖の地帰島、蚊島、森島、虎島の四つの島で、狩猟は猟師六十六人が参加し、南済州郡城邑地域などの丘陵でそれぞれ行われた。
世界平和宗教連合、世界平和女性連合、世界平和連合、世界平和言論人協会、世界平和アカデミー、すべて平和が入ります。平和思想とは何かというと「神主義」です。「頭翼思想」です。ですから、世界平和青年連合、世界平和観光釣り協会、世界平和ハンティング協会になるのです。九日は釣りをして、十日はハンティングをします。名前がそのようになっています。
この地帰島を一度ぐるっと回ってみると、気分はどうですか。韓国で、冬でも釣りができる所はこの済州島しかありません。そして、ここは火山脈であり、海中の石は火山石でできているので、小さな魚や虫がたくさんいて、網よりは釣りで捕ることのできる種類がとても多いのです。有名だというのです。日本でもよく知られています。
ここの良いところは何かというと、熱帯地方に属していながら、淡水と海水を兼ねているということです。それが可能なので、数百種を育てることができるのです。それをするために、私たちは十万坪以上の土地を買っておきました。それを今、政府と交渉しているところです。このような基準で、これを計画的にやって世界的版図を築いたという時には、世界にない趣味産業になるはずです。
そして、韓国のきじは世界的に有名です。アメリカやほかの場所では見ることのできない白いネクタイがあり、とてもハンサムです。ですから、済州島で何十万羽も育てなさいと言ったのです。ここはハンティングの場所として本当に良い場所です。きじを三十羽でも五十羽でも撃ちなさいというのです。
また、今私は、珍島犬と猟犬をどのように掛け合わせるかということを考えています。珍島犬と西洋の猟犬を掛け合わせようと考えているのです。ポインター、セター、このようなものとです。珍島大は、猫よりもよく跳ね、ねずみもよく捕まえます。今後、犬を育てることを大きな事業として行うのです。そのような夢をもってやってみなさい。ここから得たお金で飢えて死んでいく人をみな生かしてあげようというのです。
この人たちの住所をすべて聞いて整理しておき、今後、その国の名前を中心として、世界平和観光釣り狩猟協会の支部が生まれるということを宣伝するのです。
【趣味産業の開発】
今後の趣味産業は何でしょうか。カジノ、体育、ハンティング、フィッシングではありませんか。それを準備しています。今後は、趣味産業を支配する者が世界を支配します。これは強大な力になります。数十年間準備してきたのは、すべて人類のためです。
ブリッジポート大学はバスケットボールで有名です。アメリカで一、二位を争う、このようなバスケットボール・チームです。今回、このバスケットボール・チームを解体しようとしたので、それを絶対にできないようにしました。世界文化体育大典というものは何ですか。オリンピック大会の関係者たちは詐欺師です。これをすべて整理してしまわなければなりません。対決するというのは心情ではありません。融合する運動が起きなければなりません。お互いに譲歩して融合しなければならないのです。
今後、自動化時代になれば、三人ずつ交代で働きながら十人が食べて暮らすことのできる時代に入っていきます。食べて暮らすことは問題ないというのです。教育も問題ありません。そのようになれば、自分の家庭の息子、娘を従えて、趣味生活をしながら>旅行しながら暮らすのです。
私がここで提示することとは何でしょうか。物々自由流通時代の前に人間自由流通時代をつくりなさい! 国境を撤廃しなさい! それが私の叫んでいることです。今からはそれを大々的に宣伝していきます。ウルグアイラウンドは、先進国が弱小国を搾取するための一つの計略にすぎません。ですから、物々交流の前に人間交流をしなさいというのです。
自分が精誠を尽くして一年間の食糧をつくっておけば、税金も出さない時代が来ます。自然のすべての万物が育つのを見て楽しむのです。神様が被造世界をつくられ、それが育つのを見て喜ばれたのと同じように、自然環境と接して、そこで動物を育てながら趣味的生活をしなければならない時代が来るというのです。ですから、都市集中時代は長く続かずに終わり、みな分散するようになるのです。
【第二十九回全国成和学生総会】
第二十九回全国成和学生総会が、「九四年はHARP運動安着の年」という主題を掲げ、一月二十一日から二十三日までの二泊三日間、京畿道九里市所在の中央修練院において開かれた。今回の総会には、全国の成和学生一千有余人が集まったが、最終日の二十三日朝、真の御父母様が来臨され、「成和の若者、統一の若者」という主題で四時間にわたって激励のみ言を語ってくださった。
中・高等学生は、大学に入るのが問題であって、統一のことなど考えていますか。大学に入ることができなかった者たちは、統一も何も関心がありません。しかし、これに関心をもたせなければなりません。一回聞いても分からず、二回、三回、十回聞いても分からなければ、十二回話して、それでも分からなければ、二十回でも話して分かるようにしてあげるのが統一教会の指導者の責任です。
休みなく「『原理』のみ言を聞きなさい、学びなさい、勉強しなさい」、そのように言うでしょう? それは聞きたいですか、聞きたくないですか。「原理」では「僕の生活をしなさい」と言うのにです。父母の心情をもって僕の体で、涙は何のためにですか。(人類のために!)。汗は何のためにですか。(地のために!)。血は? (天のために!)。
「成和の若者、統一の若者」という題目ですが、統一の若者は、サタン世界とて八〇度反対の世界を行くのです。サタンは自主的な理念をもって行きますが、統一の若者は他主的な理念をもって行くのです。千万倍、万々倍投入して忘れてしまい、最終的には神様までも自動的に占領するのが、統一教会の若者の行くべき道です。
自分の心と体をどのようにして一つにするのかということが第一の課題です。それが統一の青年、成和学生たちのなすべき課題の中で最も重要な課題です! 心と体が一つになることによって、自分自身の喜びをもつことができるのです。その次には相対的世界が必要なので、そのようになった男性と女性が主体と対象として初めて出会い、先生のみ言どおり、「ため」に生きて投入する思想に従って一つになれば、男性と女性が統一されるので世界が統一されるのです。
【統一グループ指導者会議】
二月一日、本部教会において、統一グループ指導者会議が、真の御父母様をお迎えして、五百三十人が参席する中で開催された。この日、真のお父様は、既に一月に内定していた一千六百人の日本の女性ボランティアと共に各国に派遣される百三十T人の海外宣教師を抽選によって確定され、日本の二十五箇所の地域巡回師も内定された。
私が今まで多くの人に投資したすべてのものは、南北統一に備えるための思想的基調をつくるためのものでした。しかし、そこに備えるどころか、南北統一には関心もありません。なぜそのようになったのかというのです。原則に立脚して生きなければなりません。はっきりと知って生きなさいというのです。今年の陰暦の正月を越える前に収拾するのです。
若い人たちは、自分で自分の行くべき道を開拓しなければなりません。絶対に誰も開拓してくれません。マラソンのチャンピオンになるために回生を懸けて出発したマラソン選手と全く同じです。自分の一生は自分が開拓しなければなりません。それをもってきなさい。それを二百三十個つくるのです。(宣教地の抽選が行われる)今回抽選された人たちは、韓国の歴史を知らなければなりません。歴史を勉強し、その次にはハングルを教授できる方法を勉強しなさい。
それから、財団理事長は、会社の局長級や新たに任命された社長を中心として、先生の代わりに人事措置をするのです。今回人事異動したことを大部分の人は知らないはずなので、あいさつをしたらよいでしょう。(一月二十八日と一月三十日の人事内容の発表、および該当者のあいさつが行われる)
女性連合には、みな新しい人を配置しようと思ったのですが、新しい人を配置することが思うようにいかなかったので、いた人で配置しました。ですから、現在の崔先生(崔元福)のポストを史吉子さんが引き受け、副会長は黄煥菜氏夫人の朴榮淑さんが引き受けます。事務総長は文蘭英さんです。
今までの堕落した世界において、英・米・仏の統一的キリスト教文化圏は新婦文化圏でした。これを父の文化圏に移してあげなければなりません。父の文化圏は統一文化圏です。地上天国と天上天国の統一文化圏です。それができていません。父と連結されていないのです。これを四十年で蕩減して真の父母と成約時代を発表したので、これは大革新時代です。ですから全面的な人事措置を行うのです。
【連合活動と統班撃破】
先生は、今から十年後に、十年間で一年に何人ずつ伝道したのか統計を出します。そして、すべて身上書に入れる計画です。皆さんは、講演をして回っても、何人の人を刈り取ろうかというそのような観念をもちませんでした。十人ならば、十人の中の一人でもつかみなさいというのです。行動はしても、収穫や実績には関心がなかったのです。
統一教会を中心として三団体があれば、三団体が一つになり、それがより大きなプラスとなって政治圏に影響を及ぼそうというのです。ですから、様々な団体を統合しなければなりません。教会が大きくなって、引っ張っていかなければならないのです。教会基盤と同時に勝共連合の活動がうまくいくためには、家庭基盤を設定しなければなりません。ですから家庭堂というものをつくったのではありませんか。統一堂をつくったでしょう? ですから、勝共連合も国民連合も、すべて原理思想教育をしなければなりません。
すべて一本の木と同じです。共同運命です。ですから、協会も鄭大和さんを副協会長にして、協会長を中心として四人の女性を編成したのです。教会の代表二人と食口の代表二人と、このように編成するようになっているでしょう? 四位基台ではありませんか。
今後、全体的体制をどのようにしていかなければならないのでしょうか。今の時から見れば、女性連合の活動を最も強化しなければなりません。勝共連合や国民連合や教会も、すべて女性連合を着地させなければなりません。家庭に着地できるようにしなければなりません。結局、統班撃破なのです。
家庭を中心として女性連合の組織を強化しようというのです。そして、単位ごとに、班ならば班長、統ならば統長の教育を急ぎなさいと言ったのです。四十一万まで集めたでしょう? 先生が指示してやりなさいと言ったことをすべてやったではないですか。四十一万の班を何が何でも教育して、夫人たちを中心として子女たちを吸収するのです。そのようにすれば、夫はみなできるのです。
本来、警察署の署長は女性にさせなければなりません。そして、女性たちが全国的に組織して、酒を飲んで浮気をしている男性たちを捕まえて力いっぱいたたき、地下室でその男性の生殖器を引き抜いてしまうのです。そのようなことができる度胸のある女性がいません。今はそのような時だというのです。
【氏族的メシヤと統班撃破】
統班撃破をどれほど強調しましたか! その統班撃破を個々に分割して強化させるために、氏族的メシヤを派遣するのです。今まで、統班撃破は漠然としていました。今から範囲をつくってあげます。まず百六十家庭をすべて撃破しなければなりません。
「家庭に帰っていき、家庭を救いなさい」と言って家庭教会を唱え、「家庭を救いなさい」と言って氏族的メシヤを派遣したのです。百六十家庭を救いなさいというのです。ヤコブは十二家庭、モーセは七十二人長老、イエス様は百二十人門徒、再臨主は百六十使頭です。使徒の頭だというのです。イエス様は使徒と言いました。使頭は、私が今回初めて使う言葉です。
氏族的メシヤは、百六十家庭を中心として、反対されず歓迎されながら百六十家庭を接ぎ木し、先生が百六十ヵ国で勝利したことを引き継いでこそ、家庭から氏族、民族、世界が自分の世界になるのです。このようになってこそ入籍するのです。祝福も、教会祝福、南北統一国家祝福、世界統一がなされれば世界祝福を受けなければなりません。それが完成圏です。
今後、教会組織は、氏族的メシヤのいる家庭組織が中心です。地方の郡ならば郡において氏族的メシヤ組織を中心として、郡の中に面があれば面の代表の氏族的メシヤ家庭を中心として家庭を編成し、今の教会編成と同じように家庭組織に一元化し、家庭組織が教会組織を動かさなければなりません。真の父母と成約時代というその言葉自体が、教会が必要のない時代だということです。原理的観点から見れば、創造目的が完成したので真の父母が現れたのです。真の父母の直系の子女であれば、教会儀式は必要ありません。
ですから、先生の尊影をまつり、旗を掲げなさいと言うのでしょう? そのようにすれば先祖たちが臨み、そこに定住することができるのです。それをしなければ、先祖たちは時間を決めて戻らなければなりません。真の父母の尊影のもとに、そのもとにいれば、戻らずにそれが一つの歩哨所になるのです。出張所となり、戻らずにその周辺にいる悪魔の勢力をすべて追放してしまうのです。
【二世伝道時代】
サタンはすべての闘いで敗れました。神様が見守っていらっしゃいます。サタンは、そのような敗北者として神様の前に現れることができません。ですから皆さんは、主流思想ご王体性をもたなければなりません。「私は神様と真の父母の長子だ! 長男であり長女だ!」、そのような観念をもたなければなりません。「私の家庭は完成したアダム家庭の代理だ」、そのように思わなければなりません。ですから、サタンとは関係ないのです。ですから、二世を祝福しなければなりません。二世を先頭に立てなければなりません。
一世時代は新約時代であり、二世時代は成約時代です。成約時代は戻って入っていかなければならない時なので、二世に侍って入っていかなければならない時だということを知らなければなりません。二世に侍らなければ天国に入っていくことはできません。天国に入ろうとすれば、カイン・アベルを前に立ててこそ入れるのであって、そのようにしなければ絶対に入っていくことはできないようになっています。
荒野で先祖をみな掃き捨ててしまわれたはずですが、赤ん坊を身ごもった母親はどのようになったのでしょうか。自分の生命よりもそのおなかの中にいる赤ん坊を生かそうという心、自分は死んでもこの赤ん坊は生かそうという心があれば、共に入っていくのです。自分のことを思ってはいけません。ですから、皆さんの心の中にそのような新生児のような観念をもてばよいのです。「すべて失ってしまっても、これさえあればよい」、このように思わなければなりません。
第二次大戦後のすべての人々は二世です。二世が復帰できていないので、皆さん二世には、第二次大戦後の人々を復帰する責任があるということを知らなければなりません。皆さんが生まなければなりません。カイン・アベルです。お母様は、それ以前の人に責任をもち、皆さんは、第二次大戦後に生まれて、復帰されて真の父母の息子、娘にならなければならなかったにもかかわらず偽りの息子、娘になっている人々に責任をもたなければなりません。
【祝福二世の進路と神学大学】
私がここにいる祝福家庭に対して警告することは何でしょうか。二世を神学校に送ることを拒否している食口もいるのです。今後、みな野良犬になります。心の中心が神学校に入っていかなければなりません。ほかのものはすべて体の立場です。
食口だからといって、その息子、娘を誰でも用いるのではありません。今後、教授たちも原理を知らない人は入れてはいけません。全員誓約書をもらって入れるのです。今は時が違います。今まで、私たちは守備時代でした。私たちが攻撃された時代でした。今からは反対です。
国連を一つにして人脈をつくろうと思うのですが、誰もがみな世界を指導することができる価値観をもたなければなりません。底辺思想、統一基盤、文化背景の基礎となることができるその枠組みが必要です。その枠組みとは何かというと「統一思想」です。
先生が大学をつくることを願って、既に二十年が過ぎました。二十年ではありません。既に四十年前に延世大を主管しようとしたのです。その恨を解かなければなりません。延世大以上の大学をつくるのです。それゆえに、今私がお金を投入してやっています。
来年、卒業生はどれくらい出ますか。彼らを何が何でも武装させるのです。卒業しても、神学校でもう一年勉強して、神学の卒業までできればそのようにするのです。今後、工科大学を出た人もそのようにするのです。私たちの発展世界において、今後神学校は重要な主脈になります。みな統一教会の祝福家庭の息子、娘をほかの分野に送っていますが、今後、それは恨みになります。政党組織のような組織の中心になるのです。
【「世界日報」創刊五周年祝賀レセプション】
二月一日午後六時三十分、ソウルのロッテ・ホテルのクリスタル・ボールルームにおいて、真の御父母様が御臨席され、各界人十二千五百有余人が参席する中で、「世界日報」創刊五周年祝賀レセプションが盛況のうちに開かれた。
【〈あいさつのみ言〉】
私が「世界日報」を創刊した目的は、社是において明らかにしたように、祖国統一の正論、民族精気の発揚、道義世界の具現にあります。これは、国家的立場において誰もが願わざるを得ない内容です。さらに人類文化史的観点から見れば、世界統一の正論、人類精気の発揚、平和的道義世界の具現になるはずです。私は、天意に従い、国家と世界が平和世界になるように努力してきました。
宗教指導者である私が宗主国である韓国で総合日刊紙「世界日報」を創刊したのは、私たち人類が理想とする平和と自由と神様の創造理想が実現された真の愛の花開く人類共栄の世界を建設するためには、言論の役割が必須不可欠だということをよく知っていたからです。国際化、世界化時代を見通して創刊された「世界日報」が今後も一層発展できるように、皆さんの持続的な声援と鞭撻を期待する次第です。
今まで、韓国世界日報の調査局では、機関における情報関係を扱ってきていますが、警察の情報機関や軍隊の情報機関、それから情報機関で局長、課長、警察署長以上の職を務めた人たちが調査委員になっています。今、三千七百人がなっています。五千人の調査委員を立てる計画ですが、今年の六月前までに五千人になります。
協会の傘下にいる全要員は、新聞社に関心をもたなければなりません。新聞社に対して責任を負わなければならず、それから女性連合と協会が競争しなければなりません。これは、私たち統一教会において大きな経済的消耗場です。一ヵ月に四十億がかかるのです。
鄭壽源氏! 今まで鄭壽源氏は日本の女性だけを管理してきましたが、今、協会長には時間がありません。ですから祝福された女性たち、日本の食口を中心としてその周辺にいる人を全体動員する命令をするのです。協会長は、動員の全権を許諾しなさい。そして、報告を受けるのです。
先生が復帰摂理をしてくるとき、政府は、新聞を利用して激しくたたきました。私たちがやっていることは世界的なことであり、歴史に責任をもって新しい起源を造成できる内容なのですが、何が何でもそれを遮ったのです。何が何でも世の中に出ないようにしようとしたのです。
【技術平準化と企業経営】
科学技術は平準化されなければなりません。部品のようなものは、自分の会社でつくったものと同じ製品をつくることができる平準基準を築かない限り、産業復興や先進国の班列に入るということは不可能です。そのような面においては、統一産業が近代産業の復興に偉大な貢献を果たしました。知っている人はそのように評しています。
私は、世界の科学の先端技術をすべて連結させました。ドイツの最高技術を連結させたのです。一つしかないベンツやBMWの生産ラインの技術をもった工場を私がもっています。それを十年以上前に掌握したのです。韓国でやろうとしたのですが、科学枝術局が反対しました。ところが、科学技術局で重機を造ることになり、ドイツに行って乞食のように頼んだとき、ドイツ政府に「行ってみなさい」と言われて訪ねていった所が私たちの工場だったのです。
そして、私たちはベトナムで自動車を造っているのですが、造ったものをすべてベトナム政府で買うことができないので、三角地帯にもっていって売るのです。中間で中国に行き、インドに行き、ソ連まで行けるようにしているブローカーが韓国人です。
木浦では大きな船も造っています。輸送船でもトロールボートでも、どのような船でもすべて造ります。また、韓国政府が使うフェリーボートや観光ボートなど、どのようなものでも造ります。タンカーのようなものも造ります。図面さえあれば、どのような船でも造ることができるのです。
そして、ファイバーグラス(ガラス繊維)船を製造するにおいて、外国との関係ゆえに、北朝鮮があったので、今まで快速艇のような船が往来することをすべて禁止していました。しかし、今は南北統一のために開放しなければならない時になったので、快速艇も造ることができるようになり、私たちのワン・ホープのような速い船を製造して売ることができる時代に入っていくのです。今私たちが、韓国で初めてこのようなボートを造っているので、これはとても有望だというのです。
また、先日、釜山でどのようなことがあったかというと、そこで一成建設が仕事をしていました。何かの修理をするために一生懸命に仕事をしていたのです。そこに大きな会社の会長が巡回に来ました。彼も建築に関する専門家ですが、仕事をしているのを見ると非常にきちょうめんにやっているというのです。ずっと見てから、「あなたはどこから来ましたか。どこの会社ですか」と聞いたそうです。「一成建設です」と答えると、「一成建設はどこですか」と聞いたのです。「文鮮明先生がやっている所です」と言うと、「そうですか。こちらに来て、こちらに来て」と言って、彼は六百億の大型工事をしようとしていたのですが、ほかに何も言わずに「あなたと契約しよう」と言い、その契約を受けたというのです。先生は欺かないということを知っているのです。
【赤字運営の企業体】
国家が反対して教会の門を閉める場合、工場のようなものをやっていなければ生き残る道はないと考えました。工場のようなものを多方面につくっておいたので、それを基盤として、その基準を中心として再起することができると考えたのです。ですから、多くの工場を造ったのですが、多くの赤字を出したのです。
部長になろうとすれば、工科大学を出て十年以上の経験がなければならないのですが、足の裏のような人が部長だといって会議に行き、何も分からない盲人のような立場で口も開くことができず、見ても理解することができず、聞くこともできずにいるのです。このような人が統一教会員だということで部長に座っています。
そして、局長や最高幹部たちは、世界の輸出や輸入に関する方向を知らなければならないのですが、それも知らずに座っています。ただ形だけ同じであればよいと思ってはいけません。機械は機能問題が生命なのに、機能は考えずに形態を中心としてつくってきたのです。局長ならば局長、部長ならば部長がこのような弊害をもってきたのです。
統一産業も、先生の指示どおりにしなかったので、すべて崩れていきました。また北朝鮮は、それが軍需産業の第一基地だということで、政策的方向から、破壊工作の一環としてデモを始めました。しかし、あなた方は、そのような前後のすべてのことを判断できる経験のない立場で、ただ怖くて恐ろしいと思うだけでしょう。問題が生じれば逃げようとしたのであって、自分の職場を死守しようとする者がいなかったので、今、あのようになっているのです。
自分で赤字を免れて黒字にして会社を育てようということは考えずに、今までただじっと座ったままで「先生が助けてくれるだろう」と、このように考えながらやってきたのです。またそれだけではなく、そのように使っているうちに会社にお金がなくなれば、先生の許可も受けずに自分勝手に銀行に行って借金をして使ったのです。全く、そのようなやり方がどこにありますか。
先生があらゆる精誠を尽くして血と汗を流して積み上げたものを、できれば売り飛ばそうとしているのです。どろぼうしていきました。それを売る人々、教区長、理事長や協会長が、先生が血と汗を流して積み上げた以上の苦痛を感じて身もだえし、天が先にお売りになるまでは売ることができません。もし売ってしまえば、先生の尽くした精誠と売った人の精誠の差を埋めるために、それを自らの一族で蕩減するのです。
三 アメリカの大学での講演と主要実績基盤
【真の御父母様の御聖誕日】
真のお父様七十四歳、真のお母様五十一歳の御聖誕慶祝行事が、二月十五日(陰暦一月六日)、ニューヨーク世界宣教本部において挙行された。午前七時の敬拝式は、四階バンブー・ルームにおいて、真の御子女様と世界の指導者が集まる中で挙行され、午前九時から二階グランド・ボールルームで行われた記念礼拝には、一九八四年の真のお父様のダンベリー受難中に因縁を結んだ影響力のある牧会者八十人が貴賓として参席した。真のお父様は、食□たちと変わりなく対面してみ言を語ってくださり、夕方の慶祝文化行事へと続いた。翌十六日、イースト・ガーデンで開かれた世界指導者会議において、真のお父様は、み言を語られたのちに活動指針を下達された。
「真の父母と成約時代」を宣布することによって……。先日、霊界に通じる人が、一九九四年のレバレンド・ムーンの誕生日には、牛をほふり、馬をほふり、豚をほふり、動物はすべてほふってニューヨークの人々に食べさせて余りある祝宴をしなければならないのですが、この祝宴とは何なのでしょうか」と言いました。ですから、ニューヨークの人だけではなく、天地の人々にみな一つずつ食べさせてあいさつし、蕩減的条件を立てたので心配しなくてもよいと、何の支障もないと言いながら誕生日を送ったことを思い出します。先生を中心として、すべての天地が花のように美しく、香り高く咲き始めます。そこから本然の種を受けて万国を復活させる運動が展開しています。
ですから、今日「真の父母と成約時代の安着」という、家庭という名前が出てきたということを理解され、皆さんも、皆さん自身が創造理想組織を中心とする内容を内外に備えた心身一体の立場で、天に対して恥ずかしくなく、愛の神様が感じられたすべてのものを代わりに感じ、先祖が感じたすべてのものを代わりに感じて完成させることができる愛のつぼみとなることを願います。
【世界指導者会議】
校牧(注一学校で宗教教育を担当する牧師)は、みな講義をしなければなりません。また、州の責任者も講義をしなければなりません。そして、アメリカの州の責任者には、今後韓国の責任者が一人来て、日本の責任者が一人来て、それからドイツ人まで来るのですが、今から四大国の人が集まって一つになる運動をしなければなりません。日本の責任者は女性です。これは、アダムとエバ、カインとアベルです。
今から家庭ごとにお母様のビデオを売らなければなりません。ですから、私たちの会社で、原価で作るのです。そのようにすれば、一本当たり十ドルで売っても大丈夫だろうと思います。これは包装まですべてされています。日本では、三百万本のビデオを早く購入して販売するのです。五万人が一万ドルずつ献金することは難しいので、これを早く購入して売るのです。千本売れば一万ドルでしょう?
【〈活動指針〉】
【一 世界女性連合の活動】
(1)家庭安着のための活動。(2)氏族安着。(3)国家安着。(4)世界家庭転換。(5)真の父母思想一体化と祝福。
【二 世界平和学生連合の活動】
(1)全国的な思想武装運動(小学生、中・高等学生、大学生の思想武装と救国的次元で「神主義」を成立させなければならない)。(2)超国家的信仰自由化運動。(3)体育、芸術、音楽、文化活動。(4)校内活動を家内活動に合一。(5)国際的連合和合運動(専門分野別の多様な活動展開)(6)YMCA、YWCA積極活動。(7)文化オリンピック大会奨励。(3)多様なサークル(同好会)活動。(9)理想的家庭に向けた教育。(10)全世界的に天国民思想の確立化。
【三 伝統、教育、実践】
(1)真の御父母様の一九九三年の手本に従う。(2)四大心情圏と三大王権完成。(3)地上天国は家庭と自分から。(4)「ため」に生きる生涯から天国を相続しよう。(5)氏族的メシヤと家庭的メシヤ安着。(6)国家メシヤと一体。【四 国際機動隊(IOWC)再編成】
(1)国際伝道時代突入。(2)言論界動員。(3)教授世界動員。(4)頂上世界動員。(5)連合化時代。(6)理想家庭編成時代。(7)全体国連編成時代。(3)国連大学と人脈と経済(宗教と政治と女性が一つにならなければならない)。
【アメリカ要員の再教育と活動方向】
USA(アメリカ救護連合)を中心として、キリスト教再復興運動と、それから二千五百箇所で復興会をしたでしょう? 五十箇所ずつしたからです。それから一万五千校の高校と大学を中心として大会をしました。それはすべて摂理的です。
AFCのメンバーと大学街の校牧は、みな教育を受けなければならず、そして四十日修練を受けていない州の責任者も、全員全般的な四十日修練を受けなければなりません。修練を受けたのちは、皆さんは、一日に平均八時間以上十時間まで講義している安昌成氏を手本としていかなければなりません。
そして、各州からブリッジポート大学に学生を送りなさい。彼らをどれだけ投入するかによって、将来の活動の人脈が決定するのです。また、テキサスの農場の費用を教区長たちに分配し、「全員六千ドルずつ送りなさい」と言ったのに、なぜ送らないのですか。今回、それをソ連と衛星国家まで入れて七つの大陸にすべて分割しました。
今からは、中・高等学生を別働隊として、このカープの学生と中・高等学生の活動を中心として大学街を完全に料理するために、祝福されるまでは寄宿舎生活をさせなければなりません。そのようにして集団教育を強化しなければなりません。日本でやったようにです。そして、現在三千三百校の大学がありますが、その大学の前には必ず私たちの教会をつくって宿舎を設け、ビデオで原理教育と思想教育ができる体制をつくっていかなければなりません。
そして、会社や他の機関にいる人たちは、全員、大学街におけるカープのビデオ・センターやカープの教会をつくるために全面的に支援しなければなりません。そして、今後このような活動は、すべてワシントン・タイムズの支局やノスタルジア(アメリカの有線放送の会社)の全国的な組織連結拡大のための中間媒体となるのです。
今回、UTS(統一神学大学院)の人事措置をしてきました。今まで韓国人がやっていましたが、今、神学大学の総長は日本人です。日本の食口が神学校に大勢入っていくでしょう。今から、アジア人が八〇から九〇パーセント以上になるでしょう。神明忠昭氏を金総長に代えて立てました。
【真のお母様のアイビーリーグ+大学講演会】
真のお母様は、三月八日から二十二日まで、アメリカ東北部の名門十大学を巡回されながら講演された。ハーバード大学での講演で始まったアメリカ大学講演は、合計百箇所で開催されたが、残りの九十箇所は真の御子女様がそれぞれ分担して実施された。
サタンに頭を取られたので、それを何が何でも復帰するために、アメリカを中心として二十年間歩んできたのです。一世は体なのでサタン側に与えたとしても、二世は良心圏にいるので取り戻してこなければなりません。それが、今繰り広げられている大学街におけるお母様の講演会です。
今、この大学街から基盤ができていけば、その学校を卒業したすべての学生が一度に連結されるので、大学の動きをすぐにWYCAやYMCAに連結することができるのです。今まで、自由活動の基地として、大きな宗教教派の左翼活動の温床となっていたWYCAやYMCAを完全に奪還してしまわなければなりません。
ハーバード大学、これは神学校です。信仰によってアメリカを復興させ、神様のみ旨にかなった国をつくるために、ハーバード大学を最初は神学校から始めたのです。四百年の歴史をもっています。そこから歴史が始まり、アメリカ建設のための数多くの人材を養成したのです。そのような伝統的な大学です。そこにある歴史的な教会は、普通の人には貸さないのですが、世界的に有名なお母様が来られるということで、特別に開放して貸してくれたということです。そのようにして、そこの多くの関係者を含む七百人以上の学生と人々が集まり、大盛況を収めたという報告がありましが)゜
そして、アメリカのプリンストン大学が有名です。学生は六千人しかいないのですが、財団のお金は二百億ドル以上になります。授業料のようなものを受け取らなくても、奨学金で十分に教育できる体制になっているのです。ノーベル賞受賞者が何十人にもなります。今年、文学賞を受けたという話も聞いたでしょう?有名です。そのような所、既成教会の中心精神、中心の柱となるその本場において、レバレンド・ムーンの夫人が招かれて講演を行いました。
また、ニューヨーク大学で講演会を行ったのですが、法学部の一番大きな教室、劇場を借りて講演会をしたそうです。その前に行ったメリーランド大学は四万人の学生をもっていますが、そこで千人以上の学生を集めて行いました。学生は希望の的です。
お母様を紹介する人を見れば、大学の学長の友人か後輩だというのです。ですから、学校自体が反対できません。ですから、そのような人をすべて動員してお母様が継続して行い、十校の有名大学を十二日目で終えました。いくら有名人であっても、そのようなことをすることはできません。
「講演の途中では絶対に拍手をしないでください」と言っておくのです。拍手すれば時間がかかるからです。そのようになれば大変です。一回の拍手が三十秒だとすれば、三十回ならば十五分、そのようになるからです。それゆえに、「どうぞ拍手はしないでください」と言っておきました。それにもかかわらず、拍手が八回から十三回、十五回まで出たのです。
お母様のみ言が感動を誘発させるのは、その背後に涙を誘う内容があるからです。その話には様々な内容があるのです。涙を流すようになっています。涙が海を成すほど恨を抱いていった女性たちを、真の男性が来て解放してあげるのです。お母様もそうです。お母様は、一人で立派になったのではありません。先生が育ててきました。そのようにして、先生が築いたすべてのものを基盤として、二百六十六箇所における世界的な大会をお母様が一年半でしたのです。
ですから「お父さん、ありがとうございます」と言うのです。娘のように思っています。「お父さん!」と言ってです。先生も、お母様に「お母さん!」と言います。先生が子供のようになるのです。それが統一教会の素晴らしい夫婦像です。お母様が「立ちなさい」と言えば立ち、「歌いなさい」と言えば歌います。それはすべてのためにするのです。自分のためにではありません。すべてが喜ぶようにするためにです。そのような先生の夫婦を見せてあげれば、それを見て「自分たちも将来そのような父母になりたい」と思うように、すべてのためにするのです。
【真の御子女様の九十大学講演会】
先生はいつ死ぬか分かりません。今、先生も整理しています。ですから、先生の代わりにお母様を代理として立て、子女たちを代理として立てて行っているのです。子女たちも百の大学でお母様と共に講演会を行うのです。お母様は十箇所でしましたが、残りの九十箇所は子女たちが分けて父母に代わって熱弁を振るい、大衆を感化させたのです。
父と母がしているように、千人、何千人の聴衆、学者、学生の前で堂々と語る訓練をするのです。現在十六歳の娘までがです。ですから、みな「統一教会の未来は推し量ることができない」と言っています。みな頭が天才的です。みなハーバード大学やコロンビア大学などの名門大学に通っています。みな名門大学に通っており、優等生です。みな学長のリストに上がっていて、先生に手紙を送ってきます。
ついこの間もそうです。四十箇所で講演を行うとき、すべて子女たちが行いました。韓国でも行いました。なぜかというと、成約時代は家庭が中心になるのです。四位基台を失ってしまうことによって、三代が連結されませんでした。神様とアダム・エバで二代です。三代がいません。先生はそれをよく知っているので、神様を中心として、先生の三代圏がサタン崩壊のために同じベースで先頭に立って闘うのです。ですから、今はもうサタンが「やあ、どうすることもできない」と言うようになるのです。
【三千三百校の大学講演推進】
自由世界を主導するアメリカが自由世界の運命を左右するので、アメリカの大学街を中心として連結するための運動が今のこの闘いです。
ですから、現在、アメリカにいる祝福家庭には、真の御父母様に代わって、自分の息子、娘である祝福された二世と先生の息子、娘をみな合わせて三千三百校の大学街をすべて完了すべき責任があります。真の御父母様が開拓し、真の御父母様の子女がこの仕事をしてきたので、今からは、二世の祝福家庭と祝福された母親たちを中心として巻き込み、新しい二世の行くべき風土をつくらなければなりません。そのような歴史的召命に対して責任を全うしなければならないということを勧告するのです。
それは意味もなくやっているのではありません。今から、全世界で世界平和青年連合を通して共産圏と民主世界の学生を統合する仕事を推進するためにやっているのです。大学街の卒業生が一つになってこそ、そこに真の御父母様が立つのです。ミスター朴(朴重眩)とジムが相談して、全祝福家庭と夫人たちを動員するのです。そして、三千三百校のうちの五十校の大学に、先生の息子、娘を一人ずつ入れるのです。三千三百なのでどれくらいですか。約六十回になりますね。五十大学に一人ずつ入れるのです。
ですから、韓国でも二百二十のすべての大学におけるプログラムを組み、日本も一千六百大学のプログラムを組み、アメリカも同様です。そのようにして、アダム国家とエバ国家と天使長国家のこの三つが一つになりさえすれば、欧州は自然に従ってくるのです。ドイツは自然に従ってきます。
【氏族的メシヤ活動】
今までは、先生が「私についてきなさい」と言いましたが、今からは、皆さん自身が先生の心情の一部分、一片丹心を受け継ぎ、皆さんがとどまることができ、安着することができる天国の基地をつくらなければなりません。氏族的なメシヤになって家庭と一族を救い、国を救い、世界を救う道がいくらでも残っています。まず一族を救わなければなりません。
氏族的メシヤ宣布は、本当に偉大な最後の戦略です。これは最後の戦争です。平和は、心と体が一つになり、夫婦が一つになり、子女が一つになるときに成されるものです。真の父母、真の家庭が成されてこそ、そこから平和が始まるのであって、世界も国家もすべて関係ありません。
私たちの言論界がそのようにし、私たちのテレビ放送がそのようにし、私たちの水産事業がそのようにし、私たちの教会がそのようにしなければなりません。私たちの家庭を中心とする市場基盤を占領するために、すべて一つの所に向かって進んでいるのです。家庭です!
ですから、世界化です! 家庭を世界に連結しなければなりません。家庭は、氏族、民族、国家、世界まで行って戻ってこなければなりません。世界百六十ヵ国は真の御父母様の勝利圏なので、子女の立場にこれを継がせ、接ぎ木してあげることによって、真の御父母様の勝利した地上天国を相続することができるのです。そのようにしなければ入籍ができません。天国に入籍できないのです。
【ワシントン・タイムズ】
私は、「ワシントン・タイムズ」に「シリーズで論説を書きなさい」と言って指令を下しました。今からその運動をして、黄金万能時代に権力をもった人たちを追い出すのです。
戦後の二世は五十歳になるでしょう? そのような人を二世と言っています。今、クリントンも二世です。最も悪辣です。世界歴史の伝統を破壊し、フリーセックスの頭目として、ホモセクシャルの頭目として、その生活の乱れは話にもなりません。おもしろいのは、聴聞会が七月二十日から始まります。「ワシントン・タイムズ」がそれをやりました。ほかの国の大統領をそのようにしたのです。
「文先生でなければならない」と言って、「ワシントン・タイムズ」を中心として、全国の有力者が「愛するワシントン・タイムズ」と言いながら後援会をつくって結集しています。一つの州に二十人から二百人、何百人が集まって、これを中心として五十州に新聞社をつくる運動をしているのです。ですから、「ワシントン・タイムズ」を中心として、キリスト教が動き、志のある人々が団結し始めたので、今後、顧問と団長を少なくとも百二十人から三百六十人までつくり、全国五十州にそれぞれ配置しなければなりません。それが救国顧問団です。レバレンド・ムーンの思想で武装しなければなりません。
何といっても、ワシントンD・Cは世界の首都と同じです。そこでなされるすべての日々の活動内容は、世界の政界、経済界、外交界に影響を与えています。その記事を代表的に選別している所が「ワシントン・タイムズ」です。政治記事のようなものは、「ワシントン・ポスト」の四倍を割いています。今回、根本的に編成を変えたのです。週刊新聞の印刷局は、二十四時間忙しいのです。
ホワイトハウスに入っていくと、新聞記者たちのインタビューする部屋があります。最前列に代表的な四大新聞社の記者が座るのですが、主に三大新聞が座ります。何か特別なことがある時は、ウォール・ストリート・ジャーナルまで入れて四大新聞社が座ります。普通三大新聞が座れば、中央に座るのが「ワシントン・タイムズ」です。
【有線テレビ会社ノスタルジア】
先生は、「将来は有線世界となる」と言いました。今から十五年前には、今日このような有線世界になるとは考えることもできませんでした。先生が考えたようになったので、大変なことになったのです。ノスタルジアという有線テレビ会社を買いました。アメリカのキリスト教の中核になる女性、三十五歳から四十五歳までの女性が主に見る有線テレビ会社です。それを見る家庭は、一千五百万家庭を超えます。それが二千万家庭を超えるようになれば大変なことになるのです。
有名な会社を買うために大きな闘いをしました。日本のソニーまで加担してです。ソニーの財力を中心として、ビリー・グラハムやキリスト教のパット・ロバートソンなど、そのような有名なメンバーがみな組んで、「統一教会はこのようなテレビ会社をつくって、キリスト教の核心、家庭をすべて占領しようとしている。そのようなことは許すことができない」と言って、十六の団体、世界的に有名な財閥の団体が「レバレンド・ムーンを打倒しろ!」と言う中で闘争してきたのです。既にそのような者たちは、きれいに倒してしまいました。
ですから、レバレンド・ムーンは有名です。「やあ、よその国で市民権もない男性が、『ワシントン・タイムズ』をつくって大統領の首を切ろうとしており、テレビ会社を中心としてアメリカを占領しようとしている」と言っているのです。それは本当のことです。CBSのようなところでも大変です。自分たちが激しく攻撃したレバレンド・ムーンに、反対にやられているのです。
今まで四十年間、世界が反対したにもかかわらず闘ってきたのは、神様のみ旨を知っていたからです。レバレンド・ムーンの考えではできないことです。今回のノスタルジアのことだけ挙げてみても、朱東文氏一人ではできないことでした。先生がコーチしてあげたのですべて解決したのです。
【ワシントン・バレエ・アカデミー】
アメリカに対する基盤を築くために、リトル・エンジェルスをつくって四十年前から大学街の学長を連結させたのです。その時、トルーマン大統領からニクソン大統領、アイゼンハワー大統領は、みな韓米文化自由財団の理事でした。百五十人を最高の人物で見立てたのです。そして、それを一つにまとめ、リトル・エンジェルスを中心として完全に大学街を連結しようとしたのですが、韓国政府が二十年以上にわたって打ってきたのです。
そのような韓国的なリトル・エンジェルスになったので、西欧世界のバレエを中心としてソ連のキーロフを引っ張ってきて、何が何でも世界的頂上の文化的基準を蕩減復帰しようとしたのです。今、そのことが完成しつつあります。
ソ連政府がこのバレエを世界的に発展させてきたのですが、ワシントンD・Cが西欧社会の中心であり、文化的な面から見ても、ソ連は現在の自由世界の後ろについていかなければならない立場なので、これをアメリカに伝授してあげなければならないと言って、文教省がもっていたその名前を私に伝授し、その伝授式をすべて行いました。ソ連のキーロフ・バレエ・アカデミーを、今レバレンド・ムーンにすべて譲り渡したのです。
今、二年、三年になったのですが、今回地方公演をする時、選抜したバレリーナたちがソ連のバレエチームよりも上手だといううわさが立ちました。今回、十六人を選ぶのに千六百人が来ました。百対一です。今から、これは五百対一を超えます。そして、世界の政治世界の風土、文化的な面において既に頂上を完全に占領しました。
【アメリカ議会が採択し「父母の日」祝日制定】
アメリカ下院は、七月二十八日を「父母の日」として制定、宣布しようという内容の決議案を三月十一日(韓国時間十二日正午)□頭表決形式を通じて満場一致で通過させた。この決議案は、ダン・バートン議員(共和党、インディアナ)をはじめとする九十六人の共和党議員と百二十二人の民主党議員の合計二百十八人の下院議員が共同提案、下院決議案二百三十六号として採択され、続けてビル・クリントン大統領がこれを決裁し、祝日として制定されるに至った。これは、真のお母様が一九九三年アメリカ全域巡回講演中に、七月二十八日、アメリカ議会ダークセン上院議員会館に招かれて行われた、犠牲的愛と家庭の重要性を教えた講演が契機となって実を結んだものである。
個人から家庭、氏族、民族、天宙まで連結している軸がつくられました。サタン世界は、国家的軸はできていますが、それは今なお世界的基準の軸と連結する道がないので国家基準しかありません。それがぶつかったとしても、こちらは根源から天宙まで連結しているので、その中心を砕くことはできません。ぶつかれば、自分のほうがやられるのです。サタンの国がやられるのです。いくら日本の国、アメリカだといってもやられるのです。そのような前兆が、今、アメリカにおける父母の日の決定などのようなことです。
アメリカでマーティン・ルーサー・キングの公民権運動を祝日として定めるのに十五年かかりました。今日、韓鶴子総裁がアメリカ議会で講演した日は、一九九三年七月二十八日です。その内容があまりにも感動的だったので、参加した人たちが「歴史的な記録の一日として定めよう」と言って「父母の日」を策定したのです。韓鶴子総裁が一年で記念の日を定め、国会をはじめとするアメリカの全国民が記念の日を褒めたたえました。
昨年七月二十八日に、国会でお母様が講演した日を記念することにしたのです。これはお母様の講演から一年後のことなのですが、定めたその日、一周年を記念したのち、「これはとても良いのでこのままにしておいてはいけない」と言ったのです。今、アメリカの家庭はすべて滅びつつあるので、これを何が何でも……。母の日があり、父の日はあるのですが、父母の日がありません。ちょうどそれが合うようになっているのです。ですから、「父母の日策定だ!」と言ってその準備を始めて七十四日目に上下両院議員の満場一致で通過したのです。その次には、クリントン大統領がその十日目に、合わせて八十四日目に完全にアメリカの祝日として、父母の日を定めてしまったのです。
今からアメリカでは、全国で母として立派な人を表彰するということが起きていくでしょう。国会議員を立てて訪問し、自分の基盤を通じて宣伝させて一元化し、一色に表出化できる宣伝基盤を中心として結集させる運動を繰り広げようと準備しています。それはアメリカだけではありません。アメリカができれば国連もできます。全世界の国でその日を祝日として定め、世界各国において代表的な母を表彰する、そのような驚くべきことを夜を明かしながら何週間も褒めたたえて放送する時代が、私たちの目前に訪れてきているということを知らなければなりません。
【アメリカの勝利基盤と影響力】
アメリカは、天使長国家、祝福されたエバ国家であるがゆえに、アメリカに対して、十六歳の時から摂理史を中心としてこれを成すことを考えてきました。六十年以上準備してきたのです。先生は、新郎の立場なので新婦が必要です。
先生がアメリカに来た時、アメリカをよその国とは考えませんでした。「私はアメリカの先祖として来た」と考えました。「この国の誰よりも先にこの地に私が初愛を植えよう」と考えたのであって、「アメリカに来て学ぼう」とは考えませんでした。「アメリカから何かを得ていかなければならない」ということは考えなかったのです。与えるのです。投入して忘れてしまうのです。
数年前まで「レバレンド・ムーンは帰れ。私たちには必要ない」と、「ヤンキー・ゴー・ホーム!」と言ったのと同じように「レバレンド・ムーン、ゴー・ホーム!」と言ったのです。全国が大騒ぎしました。今は、「行かないでください。私たちがあなたを保護してさしあげます」、このように言っています。アメリカの情報局は、文先生といえば注目しています。先生がワシントンD・Cに行けば、その部署の責任者たちが焦点を合わせるのです。「先生はきょうどのような話をしたのか」といってです。「その方」という名前がついているのです。
今回ブッシュ大統領が落ちたのも、私が後援しなかったからです。本来、アジア五ヵ国に行く時、私は「行ってはいけない」と言いました。私が北朝鮮の金日成に会って来てから、「あなたを世界の最高指導者にしてあげるので、私の言うことを聞きなさい」と言った時、「プー、文総裁が何だ?」、このように大きなことを言いました。そのようにして中盤戦が過ぎてみると事態がおかしくなったので、人を送ってきて、「文総裁が『来なさい』という所に行きます。『国務長官を送りなさい』と言えば送り、誰でも願えば、ただ呼ばれるままに送ります」と言ったのです。
先生が成約時代を立てたので、先生にはアメリカを解放すべき責任があります。怨讐国家が入ってきてアメリカが滅ぶところだったのですが、そこにブレーキをかけ、アメリカの国民以上にその国の忠臣の道理を備え、全国が支持してそのみ旨に従ってくることのできる伝統を二十年にわたってつくってきました。それをつくったのちに、今帰ってきました。今回、共和党が大勝したのはどうしてですか。それは、「ワシントン・タイムズ」と先生の功労によってなされたのです。
四 日本の摂理的使命と女性幹部特別修練
【水澤里中央修練院D棟改築】
三月十六日午前九時、中央修練院D棟三階講堂において、「中央修練院大講堂開院記念および首都圏食□特別集会」が、真のお父様の主宰により行われた。ソウル、京畿、仁川等の首都圏から集まった三千人以上の食□は、この日、アメリカとの電話の連結を通じて、真のお母様のアメリカ・コロンビア大学における講演の実況を傾聴した。真のお母様の講演後、金孝律補佐官の現地報告がなされ、その後祝勝会の時間がもたれた。そのあと、十一時三十分からは真のお父様がみ言を語られた。
一方、この日開院した中央修練院D棟は、大講堂が五百十八坪、休憩室が八十坪で、五千人までの収容が可能であり、二階に設けられた食堂は、千二百人が同時に食事できる規模である。同講堂は、真のお父様の現場訪問指示によって、一和工場として使用されていた建物の二階と三階を改造したものであり、この工事は、一月二十四日から二月二十八日まで、一成総合建設によって行われた。
「水澤里」は「水の多い土地」という意味です。地下水が多いのです。昔は、水につかっていた所だということで「水澤里」と言うのです。済州島とは何でしょうか。再び修練する道場を「さいしゅうとう(再修道)」と言うのです。再び修道してみな疲れているので、水澤里に来て水で洗濯してきれいにしてから日本に帰るのです。
ここは、水澤里にある統一教会の修練所、新しい修練所です。これは、皆さんのために新しく造りました。もともとは工場だったでしょう? それをすべて改造して造りました。ここがいっぱいに満ちれば六千人になります。昔、一和の工場を建てる時に、この基礎を頑丈にしておきなさいと言ったので、これを造ることができたのです。普通に造っていれば不可能でした。
この三階建ての建物に柱がいっぱいつまっていました。それをすべて切ってしまいました。のこぎりで切るように切ってしまい、あったものを取り除いてしまい、ふたをかぶせて造ったのです。ですからこれが可能だったのであって、そのようにしなければ何年もかけなければなりません。一ヵ月以内で造りました。一成建設があったからこれが可能だったのであって、そうでなければ不可能でした。
済州島で教育する時、最も多くの人が来た時は四千八百人まで集まりました。この半分ほどの大きさです。そこは二百六坪です。ここは五百九十六坪です。六百坪になるのです。ここから向こうまで七十メートル以上になります。七十五メートルほどでしたか。このように人が大勢集まって座ると、それほど長くは見えませんね。本来、これを二十五日以内で造りなさいと言ったのですが、日本でも様々な事情があるので十日間延長してくださいということで、できないと言いながらも仕方なく延長し、三十日目で完成したのです。
【十六万の日本の女性修練】
九三年十月六日から九四年十一月二十日まで、日本の女性幹部特別修練会および韓日女性姉妹結縁が行われた。T年二ヵ月にわたって進められた同特別修練会において、真のお父様は、毎回全力を傾けて日本の女性たちを教育されたが、三泊四日ずつ、済州島において二十五回、九里中央修練院において三十八回にわたって進められ、合計十六万一千六百七十二人が参加した。
女性の版図の上に安着するのです。アダム、夫が定着すれば、女性、夫人を迎えてこそ安着するのです。ですから、昨年からこれまで十六万人を教育したのです。十六数は、四数の四倍で理想数です。二千万の女性を代表した十六万の女性は糊です。お母様を中心として糊づけをするのです。お母様のすべきことを私がしてあげるのです。なぜでしょうか。主管圏の復帰とアダムの責任があるからです。
日本は雑教文化圏です。イギリスはキリスト教文化圏ですが、日本は雑教文化圏です。まだらになっているのです。雑教文化圏をキリスト教文化圏の色彩、統一教会を中心とした色彩で一元化させるのです。
神様の愛主義は、神様だけではありません。人間まで包括するので、そこから統一的理想世界が勃発するという事実は理論的な結論です。それゆえに、この思想は世界を制覇することができるのです。それが目前に来ました。このような思想を中心として、今後、第二責任者を早く養成して世界に輩出しようと行っているのが先生の教育です。
母の国としての心情的な伝統を一日も早くつくらなければなりません。それが急がれます。ですから、ここで皆さんに心情的な教育をするのです。皆さんの心霊状態は、入会した時の喜びの心情と今の心情とを比較してみたとき、入ってきた時以上の立体的な喜びをもって燃えているのかというのです。どうですか。自分なりに深刻に批判しなければなりません。比較、対照して、自らの存在位置をはっきりと決定しなければならないその現場だというのです。
日本があのような難しい立場にあることに対して一人で責任を負い、全般的な保護策を講究しようとするので、十六万人の女性修練を中心として、献金しなさいと言ったのです。その献金を私が使えば、日本の朝野で問題になります。日本のために使うのです。その献金は、天国を建築するにおいて、最初の一つのれんがを正しく置くことにより、その上にれんがを積み上げていくことができるようにする条件的標準の礎石であって、それがすべてではありません。
【み言選集と韓国語の勉強】
先生が語ったみ言選集は何巻ですか。二百十巻のみ言がぎっしり編纂されています。その感動的な言葉をどこかに行って話せば、本当に涙があふれ出てくるような場面がたくさんあるのです。最近でも、私はニューヨークで毎日二時間ずつ読んでいます。ずーっと読むのです。既に数十年前の祈祷に、今日の成約時代の完成がすべて出てきています。今の時代においても、感動して私の骨が震えるほどです。
日曜日の朝家庭で、先生が教えたみ言を父母が読んで解説してあげれば、いくらでもその家庭は天国を成し遂げていきます。真の父母の思想を相続するのです、翻訳文を読みますか。翻訳を見てみなさい。どれほどでたらめですか。私が見れば、そのようなでたらめはありません。ですから、学びなさいというのです。そして、言語学的に見るとき、韓国語は世界最高の言語です。
先生もそうです。今、日本語で話しています。日本で五十年前に暮らした時に使用した言葉です。今、日本人だったとしても、先生ほどの年齢であれば、ぼーっとなって「おーかーさーん!」と言うでしょう? 「何かーもっ、もってきてくれー!」と言うのに、先生は、年を取ってもそのようにどもることがないでしょう? 年を取ったおじいさんの舌なのに、よく回るでしょう?それはなぜですか。韓国語というのは、このように流楊に話すことができる内容をもっているのです。
九〇年からは通訳を使わないと世界的に宣布して、全員母国語、韓国語を学びなさいと言ったのです。真の父母ならば、真の父母の言語が歴史的な言語になるはずです。真の父母は一つしかありません。二つではありません。一つのカップルです。そこから歴史、伝統、文明、すべてのものが真の父母の文化世界にならなければならないのです。
【み言を語られる真のお父様の心情】
レバレンド・ムーンは、お金のために苦労し、このような貧困な立場に従っていきながらも、未来においては地獄に行く青年が何千、何万に達するということを考えると、自分一つの体を越えて、苦労を越えてその道を開拓するのが正義の道だということを知っていたので、自分を犠牲にして昼夜を問わず叫んでいるのです。それを知った場合には、先生の生涯路程を参考として、世界に貢献して天国に入っていく青年たちが後世に増えていくということは間違いないことであり、これが最も正しい道なので苦労を耐え抜いているということを、統一教会のメンバーは忘れてはいけません。
今、先生は、エバ国家の皆さん十六万人を中心として、声を高め、血が噴き出してくるような思いで伝えています。それがアダムとして、夫として使命を果たすことです。それを成し遂げることができるかどうかは別としても、私としては、神様の前に倒れたとしても、「お前の目的は完成することができなかった」というみ声を聞きたくないのです。
一人が五千人を三泊四日の間で完全に自分の側にしたならば、それはやるだけのことがありますか、ありませんか。神様も、愛の相対が御自分よりも何千万倍も立派であることを願われるのです。愛は、そのように偉大な調和をつくり出すことができるのです。
先生のみ言を聞いて、どのような感じがしますか。原理の本にない話でしょう。その原理の本を書く時、そこにキリスト教信仰の中で、聖書の秘密の骨子、イエス様の家庭の問題などを取り上げていれば、世界は大混乱に陥っていました。そのようなことを書かなくても先生を殺そうとするのに、その本質まで明らかにして公開すれば大変なことになるのです。キリスト教自体がめちゃくちゃになり、キリスト教の信仰が完全に間違っていたといいながら、完全に吹き飛んでいってしまうのです。ですから、そのようなことは書きませんでした。今は、いずれにせよ帰っていかなければならない時、このように帰っていかなければならない大転換期に世界が入ってきているので、歴史の内容を明らかにしてあげなければなりません。このような重要な根本問題を知らなければならない時期に入ってきたのです。
率直に教えているのです。先生が誰にも話さなかった内容、父母にも、兄弟にも、姉や妹たちにも話さず、誰にも話さなかった秘密の内容を、初めて口を開いて皆さん日本の女性たちに教えてあげているのです。
【真のお父様とエバ復帰】
以前、先生はそのような訓練をしました。百人、千人の裸の美人の真ん中に転がしても棒が立ってはならないのです。そのような訓練ができています。一〇〇パーセントからゼロに帰っていく訓練をしなければ、真の父母になることはできません。娘を見てそのような考えを起こせば、大変なことになるのです。
夫を後回しにしますか、先生を後回しにしますか。どちらを後回しにしますか。はっきりと約束しなさい。式は行いませんが、決定的な条件を残さなければなりません。サインをしなければならない立場です。(笑い)離婚をしたとしても先生に従っていきますか、離婚をせずに先生をけってしまいますか。(離婚します)。(笑い)その答えを日本の政府が聞けばどのようになりますか。
嫁ぎ先を誤った女性は、離婚することによって真の父母の懐に帰っていく道があるということを知っているので、離婚が問題ではありません。息子、娘が問題ではありません。自分の夫や家が問題ではありません。それを捨て、真の父母を求めて、堕落する以前の本然の家、本家に戻っていかなければならないということを良心は知っているので、それを捨てても良心は何の未練もありません。
エデンの園には、アダムとエバ以外には男性も女性もいません。真心を尽くし、精誠を尽くしてすべてのものを投入してあげるのです。それを受け入れるか受け入れないかは、先生には責任がありません。その代わり、世界的な女性の使命、エバ国家の使命を果たすにおいては、歴史的に家族の基盤や国家の基盤を革命したリベカやタマル、マリヤのような立場に立たなければなりません。彼らは長男と父を欺きました。エバ国家日本を父として見れば、夫は長男と同じ立場です。
【良心宣誓三箇条】
宣誓しなさい。良心は父母よりも先立っているのです。良心は師よりも先立ち、神様よりも先立っているのです。今まで、この体がよこしまな言動をし、自分を酷使してきたということが分かったのです。「キック!」してしまいなさい。朝、見るたびに、「この体!」と言って押さえつけてしまうのです。体をすべて心で見るのです。
このようにすることによって良心を絶えず啓発するのです。良心をよく啓発してどうするのでしょうか。失った真の愛を取り戻し、真の生命の種が伝授されるのです。これは、適当には通じません。天国に行くか地獄に行くか、自分がすべて知っています。聞いてみる必要はありません。
「真の父母と成約時代安着」時代が来た場合には、神様と一つになって共に地上で暮らす時代が来ます。ですから、良心を絶対的な神様の家のように、先生の家のように、母のように侍って中心的な絶対圏を成し遂げなければ、神様が父母の位置、先生の位置、主人の位置にお立ちになることはできません。神様が入ってきて暮らすことはできないのです。良心はそのように膨大です。そのようになれば、心身一体とともに神人一体、神人愛一体圏、神人理想の完成がなされます。
主体と対象は対等な価値をもっているので、自分のやったことは先に良心が知り、良心が知ったのちに神様がお知りになるのです。そのような驚くべきことを知らなければなりません。ですから、この良心を中心として体を処理する方法について結論を下そうというのです。家庭において心身統一、子女統一、家庭統一をしなければなりません。
【氏族的メシヤと重生と入籍】
先生の骨肉に入っている息子、娘の種とお母様の腹中に入っている息子、娘、それはカイン・アベルです。ですから、カイン的な息子、娘がアベル的な先生の体の中の息子、娘の種を愛するという立場で、そこに投入するのと同じことをするのです。そのようにして愛の関係を何度か反復することにより、真の父母の息子、娘の種が真っ赤だとすれば、その色がピンクにでも変わっていくのです。
世界的に母の腹中で妊娠したその息子、娘は、父に通じ、国に通じて、氏族的メシヤの母に通じなければなりません。ですから、絶対的に必要なものは氏族的メシヤです。氏族的メシヤ一代を中心として自分の父母を救援することにより、アダムの失敗、イエス様の失敗を蕩減復帰し、再臨主の完成圏を相続するようになるのです。
日本の国民になろうとすれば、戸籍謄本がなければならないでしょう? 神様の国にもそのような戸籍謄本がなければなりません。今から、実体世界においてその入籍をするようになります。このような因縁を世界に拡大して入籍させれば、どのようになるでしょうか。自分の一族が一度に世界と関係を結ぶようになります。入籍をした人が神様の氏族圏に加入すれば、その人と姉妹結縁を結んだ人も、間接的にそのあとに従っていくようになるのです。韓国人が前にいれば、そのおしりにつかまって一族が共に行くことができるようになるのです。
南北統一をすることにより、入籍時代に入っていきます。先生は何を話したのかというと、「その時が来るので、氏族メシヤを中心として百六十家庭を早く収拾しなさい」と言ったのです。
【日本教会の現実と進路】
日本において、統一教会の原理を中心として教育した人はどのくらいになるでしょうか。延べ三百万人と概算しています。教育を受けていった人が三百万人いるのです。それがみなどこに行ったのかというのです。ですから、無責任な立場でみな流してしまいました。そして、今、日本における教会はどれくらいかというと、九十四しかありません。これは大きな過ちです。日本には二万の教会がなければなりません。
女性が蘇生・長成・完成過程でアダムを堕落させたので、二十一年の代わりの二十数に合わせなければなりません。ですから、二万という数を中心として、今後家庭教会を拡張させようとしているのです。そのような先生の計画を知らなければなりません。それゆえに、今後、十二人が教会堂を建て、七十二人を確保しなければなりません。それができている教会は、七十二人、百二十人の基準を中心として拡大していくのです。
それゆえに、心霊的な復興運動、覚醒運動を継続しなければなりません。先生は、今まで生涯を懸けてそのような生活をしてきました。どれほど先生が経済的な仕事をしたとしても、会議をしたとしても、すぐに善悪を分別し、帰ってくれば神側に正しく報告するのです。
【女性を中心とする体制】
一昨年から、私が韓国やアジアに方向を定めて戻ってこようとすると、日本は自分勝手になっていました。大事件が起きました。男性たちがすべて責任を負ってきたのですが、原理観が間違っていました。カイン・アベル問題を反対に理解して行動していたのです。
日本の男性は天使長です。ですから、江利川さんを前に立てて、男性はみな江利川さんを援助するようになっています。「江利川さん」ではなくて「江利川君」です。男性のようになりなさい。(笑い)名前は女性ですが、内容は男性になりなさいというのです。
江利川さん! この女性は、顔を見れば雌ライオンの顔をしています。(笑い)雌ライオンはハンティングをしなければなりません。雄はハンティングをしません。雌が捕まえてくれば、のそりのそりとやって来て、「良いものを捕まえた」と言っておいしく食べてあげるのが雄です。昼の間、高い所に座ってこのように見下ろしています。そのようにすることによって、動物世界は争わずに静かにしていることができるのです。
【献金摂理】
先生が天国から神様の代理として来る時、お金をもってきたのではありません。エバが最初に失ってしまった真の愛と真の愛の子女の種、それをもってきたのです。女性は、結婚する時に夫の愛を訪ねていきます。嫁いでいく時に自分がもっていたものをすべて残していきますか。すべてもっていき、自分の心身と自分の愛と共にすべて捧げなければ、立派な妻になる道はありません。
お母様も苦労しました。一人で多くの涙を流しました。それが理解できますか。父母もなく、兄もいません。ひたすら一人で耐えていかなければならないのです。それと同じように、エバ国家も革命を起こすように、その使命をすべて果たさなければなりません。
献金摂理は、日本を救おうとして行うものです。私はその献金を見たこともありません。(笑い)それは、日本の警視庁のような所でよく知っているのです。
藤井氏! アメリカに行った人たちは、みな献金しましたか。それをするように督励していますか。遊びではありません。国が引っ掛かるのです。先生は適当にやっているのではありません。運命的、決定的です。今まで祝福された人が祝福基金も出していません。そのような罪悪がどこにありますか。それは、日本の女性として、自然の前に顔を出すことができないほど恥ずかしいことです。
先進国が後進国を搾取しながらサタン的な行動をしているので、それを防ぎ、先進国の技術を抜き出して弱小国家側に無条件に譲り渡せる基盤をつくり、その技術を平準化するために、ドイツでも工場を買ったのです。今、その負債を返すことで大変です。
【日本の情勢と反対世論】
平成天皇、細川首相、すべて頼るところがないではないですか。魚一匹も棲む所がないというのです。猫一匹も生きることができません。平らで細い川だからです。(笑い)今後、大変です。統一教会に反対すれば、徐々に崩壊していきます。見ていてください。
文先生の入国ビザを発給しないのです。誰がですか。官僚たちがです。法務大臣は、「私はビザを出す」と言っているのにです。実際、法務大臣はお客さんにすぎません。何か事が起きれば、すべての人が出てきて追い出すのです。
桜田淳子さんや山崎浩子さんや徳田敦子さんが祝福を受けるので、「大変だ。そのような重要な女性を引っ張っていくのを見れば、文先生は、日本の第一、二級の素晴らしい夫人をみな奪っていって、私たちの国を支配しようとしているのだ。私たちの夫人は一流で、みな盗まれていく恐れがあるので、いっそのこと押しつぶしてしまおう!」と言って、言論界を中心としてそのようにしたのですが、どのようにもなりません。
子女を取り戻していく歴史が統一教会にはあります。なぜでしょうか。サタンゆえにです。サタンの本家は根本的に崩壊していくので、そのようにせざるを得ないのです。ですから、そのようなことを知っている先生は、「神様、早く全世界が『文先生を殺す』という旗を高く掲げるようにしてください」と祈ったのです。しかし、「真の父母と成約時代」を発表したので、サタンの反対は次第に消えていきます。もし反対すれば、何十倍、何百倍に蕩減を受け、真っ逆さまに落ちて消えていくのです。
日本でも、先生に対して良くないことをいろいろと書いて本で発表しているでしょう? 金徳振という人は、統一教会に入ってきて最も……。そのようなことを先生の命令でやったといううわさを広めた輩です。統一教会の女性を盗んでいって結婚しました。この者たち! 先生の前には現れません。命を懸けて自分を救ってあげようとした過去をもっていながらです。
【民団と朝総連の糾合】
イギリスでは、今でも旧教と新教、アイルランドとスコットランドが闘っています。それを消化しなければなりません。それを知らないのです。日本は、それと全く同じ立場にならなければエバ国家になりません。ですから、日本の中に異質的な二つの息子、娘がいるのです。それが北朝鮮の朝総連と韓国の民団です。エバ国家日本のおなかの中に異質的な双子が入っているのです。
リベカの腹中でエサウとヤコブが争ったでしょう? ですから、神様に祈祷して尋ねたのです。「神様、私のおなかの中で二人の子供が争っています」と言うと、神様はこのようにおっしゃいました。「二つの国民があなたの胎内にあり、兄は弟に仕えるであろう」とです。朝総連は民団に屈服しなければなりません。エバが、日本政府が、そのようにさせなければなりません。しかし、今日本は反対のことをしています。韓国と北朝鮮が一つになることを好まないのが日本政府です。両方から経済的利益を願っているのです。そのようにしてはいけません。
日本の中でこの内容を知っているのは、統一教会のメンバーしかいません。いかなる困難があったとしても、朝総連と民団を一つにするためのテープを切り、エバ国家としてはらんだその子供たちが、復帰されて一つになったカイン・アベルの兄弟になるようにしなくては、エバの使命を果たすことができません。
【94アメリカ・ワールドカップ・サッカー・アジア予選】
先日、ワールドカップ・サッカーの予選で、アジアの代表を選ぶために日本と韓国が対戦したのですが、実際は韓国が負けるようになっていました。韓国がワールドカップに出るのは、今回で四度目ですか。日本は、アジアの盟主として、日本の男性がみな「死ぬような大恥はかきたくない」と言って、南米に行って数えきれないほど多くのお金を与え、有名な選手たちを買ってきて訓練したのです。「韓国に勝とう、勝とう」と言って一生懸命に準備したのです。
世界のサッカーチームの選手団やコーチは、みな「日本が勝つだろう」と考えていました。計算すれば、競争的な組織体制から見て勝つようになっているのです。しかし、一分前でしたか。一分もありませんでした。入るはずのないボールがゴールに入っていったのです。ですから、日本の選手は、全員その場に座り込んで涙をぽろぽろと流しました。
神様としては、韓国が日本に負けてほしくないと願われたのです。いくらお金をあげて外国人を投入して訓練したとしても、神様が御覧になるとき、韓国が負ければ大変です。韓国のもとに、アダム国家のもとにエバ国家が一体化しなければならないのであって、アダムをひっくり返して女性のおしりにくっつければどのようになりますか。滅びるのです。
ですから、先生は試合を見ながら、どのようなことがあっても逆転すると考えたのですが、歴史にないことが起きて、そのようになってしまいました。先生がそのように考えたのでそのようになったのですが、日本の選手はみなその場で泣いていました。泣いてもどうすることもできません。天運というものがあるのです。
【韓国・日本女性姉妹結縁】
韓半島を見れば、男性の生殖器と同じです。日本がそれを取り囲んでいます。女性の生殖器と同じです。このような所で文明は発展します。地中海を中心として、イタリアもそうです。イタリアがなぜそのように一千年の歴史を通じて絶頂に達するようになったのかいうと、それは男性と女性が一つになっている立場だからです。このような立場から見れば、これは一つにならなければなりません。
異国の姉妹が出会って姉妹結縁をすることにより、姉妹のように共に愛する訓練をするのです。天国の多くの姉妹が無限に連結されている膨大な世界におけるテキストブックとして、型、公式に一致させるために、このような運動をするのです。姉妹間で抱き合って涙を流すことにより、歴史上の群が崩れ、千年の恨の峠にある水門が開き、希望の山河を分別していきながら悠々と流れていく大河が始まるのです。このような喜びの日なので、目を開けていても我知らず目から涙が出てきます。先祖たちが痛哭するそのような行動が実体の象徴体で起きることにより、霊界と肉界が同和するのです。これは、そのような事実を証明するものです。
それゆえに、お母様は日本のどこへでも行くことができます。両方に通じるのです。日本と韓国の女性は姉妹の間柄です。双子と同じです。その姉妹結縁を結べば、韓国の女性は日本に行って三ヵ月ずつ暮らして来るのです。そのように日本と交流してこの世的な自分の兄弟以上の紐帯を結び、全世界にその伝統を立ててあげれば、全世界は安息圏に連結されます。姉妹結縁をして、行ったり来たりしているうちに内的に通じるようになれば、自動的にその国際的な姉妹関係を通して結婚という問題も考えるようになるのです。既に、統一教会には韓日家庭がたくさんあります。
韓国の女性と日本の女性で十六万を勝利して十七万、今回十七万九千人です。ですからこの二倍はいくらですか。姉妹結縁によって三十五万八千人を結びました。今からアメリカと結ぶのです。日本のトップクラスの女性とアメリカのバプテスト教会を中心として、ジェリー・フォルウェルが「三万六千人に責任をもちます」と、今そのように言っているのです。バプテスト教会の有名な牧師夫人を連れてくることにしました。
そして、アメリカを中心として中国を一つに結ぶのです。日本の女性が色目を送れば、中国の女性たちは「ほほほ、謝謝(ありがとう)」と言って来るようになっています。ソ連もそのようになっています。周辺国家をすべてそのようにして、四大国の女性を中心として私が王の役割を果たすのです。
【日本女性とアフリカ人の祝福結婚】
今、多くの日本の女性がアフリカ人と結婚しています。日本の女性が散在していない国がありません。その日本の女性たちはどのようになるのでしょうか。アフリカの地に行けば、「あー、先進国日本の女王のような方が私の家に嫁いできました」と言って、その家は有名になるのです。誰もが注目するようになります。「自分たちも自分の息子の妻に、あのような人を迎えたい」と言うのです。王も、大統領も、総理や大臣たちも、日本の女性を妻にすることができないので、すぐにその家を最高に仰ぎ見るようになるのです。
そのような立場にいるからといって、黒人を蔑視するのではありません。「ため」に生きる思想をもっているのです。皮膚の色があのように黒くなったのは、追われに追われてこの世の果てまで行き、太陽の真下の地まで追われていって、その誰も願わない所で苦労の年輪が刻まれることによって黒くなったのだと考えるのです。そのように考え、父母の心情で、自分の妹よりも、自分の一家よりももっと愛するようになれば、すーっと上がっていくのです。
それゆえに、そこで生まれた息子、娘は、自分たちの同僚が日本の国で生んだ子供よりも心情が深く、「ため」に生きる精神を強く樹立することができる立場にいます。「お母さんは、日本の女性として、黒人の夫に対してそのような精神で生きてきた。あなた方もそれを忘れないようにしなければならない」と言えば、彼らの曲がった骨が伸びるのです。ねじれた皮膚が戻ってくるのです。
神様の目は愛の色盲です。外的なカラーは御覧になりません。心情のカラーのほうがもっと華麗で強いカラーになるのです。霊界に行っている立派な黒人がたくさんいます。電球の中にあるタングステンは黒色を帯びています。それが明るくするもとになっているのです。
五 南北統一と世界平和具現の摂理
【共産国家宣教および教育】
ソ連でそのようにしたのであり、韓国でも私の責任をすべて果たしました。共産党に対しても責任をすべて果たしました。今、カストロやカダフィも、私に「会いましょう」と言っています。私が「どこどこに来なさい」と言えば、すぐに来るのです。韓国が受け入れないから来ないのであって、「韓国に来なさい」と言えば、飛んでくるかもしれません。彼らにはお金がたくさんあり、「文総裁の銀行があれば預金をするのですが、そのような銀行がありますか」と言っているのです。
今後、大きな問題が起きます。共産主義という単一体制で了見となって世界を転がして落とそうとしていたのですが、サタン世界のものを一つだけ握って名前だけ変えれば、そのまま完全に天のものになるのです。そのようになっているにもかかわらず、アメリカのフリーセックス思想、家庭破綻思想、このような退廃的思想が入っていって再び破綻させる可能性があるのです。ですから、三年間でソ連の風土を完全に変えてしまおうというのです。既に、統一教会の思想で中・高等学校の教科書を作りました。大学の教科書を作りました。五月十七日以降は、軍隊の教科書が出てきます。
文部省が中・高等学校の教材まで作って教育しているのですが、ロシア正教の責任者たちが文部省にいる自分たちの側近の所に来て、「統】教会は悪い。文先生は異端です」と言ったのです。すると、「異端でも何でも良いので、思想的な内容で教育材料を作ってきてください!」と言い返されました。「これ以上の教材を作ってきてください。どうしますか。このような内容はロシアに絶対に必要です」と言い返されたのです。彼らにはそれを作ることができません。それが自分たちの作ったものになれば良いのですが、そのようにはなりません。既に、文先生の教えで全国の十万校以上の学校で教育しています。
今回も、旧ソ連のカザフスタンの首相が来て、「自分たちの大統領の承諾を受けた」と言って市民権を与え、冠をかぶせようとしました。「忙しい」と言うと、「あー、これは誠意です」と言うのです。市民権を与えたのち、市民権をもったので、自分たちの国に来れば先生が願うことをすべてやってあげると言うのです。一万双ではなく、三十万双の結婚でもすべて出してあげますから、思いどおりにしてください」、そのように言ったのです。
【南北統一問題】
今、先生は、世界的な勝利圏を中心として国家的安定基準を成し遂げようと考えているので、南北統一問題に対することも、先生を中心としてアメリカから、中共から、北朝鮮からすべてやっています。どちら側に統合されるかというと、みな自分の側に統合したいと考えますが、そのようにはいきません。神側にすべて統合されなければなりません。ドイツも失敗しました。政府が責任をもっても統一することはできません。いくら金日成と韓国でやったとしてもできません。彼らには多くの恨があるのです。その恨がいつでも飛び出してきます。しかし、文総裁にはそれがありません。
ところで、今年の標語を定めたのち、本当に不思議だったのですが、アメリカの教会における最高のトップが先生に会いたいと言って訪ねてきました。「南北統一の時期になりつつあるのですが、アメリカ単独では難しい問題なので、文総裁が紹介してください」と言うのです。アメリカは思いどおりに北朝鮮と会うことができません。私から紹介されて会うのです。今回、このようにニュースをつくったのも私です。カーターではありません。CNN放送を連れていくようにしたのも私です。
金日成は何を話すのでしょうか。アメリカに「韓国を抜かして一つになろう」と言うのです。韓国はなくなるものと考えています。既にそのように考えているのです。なくさなければならないというのが金日成の胸の内です。しかし、金日成が私の言うことを聞かなければ、今後、霊界がすべて処理するでしょう。今は、なぜそのようになるのかという原理的な話はできません。今からそれが処理されれば、なぜそのようになったのかという話を私がきれいに教えてあげましょう。私はそれを知っているので、それを見つめながら前進しているのです。
【定州の生家の聖域化と普通江ホテルの経営】
ゴルバチョフを訪ねていく時、闘って勝とうとしたのではありません。父母の心情で放蕩息子を訪ねていくのです。金日成も同じです。ですから、金日成がこのように言ったというのです。「私は、このようなポストに四十年間いたので人を見ることができる。ほかの人たちはうそをついても、文先生は絶対にうそをつかない」と言って、四十五分間、自分の部下たちに対して教育したそうです。そのような報告を聞いています。そのビデオを送ってくれるという話を聞いています。
最近、先生が生まれた生家が聖地になるというのです。聖地をつくることに反対しました。「聖地が二つということはあり得ません」、このように言っていたのですが、出会ったその場で、私はじっとしているのに、金日成が「先生の生家をきれいに整えて聖地にし、統一教会の巡礼地にしなければなりません」と言ったのです。そして、尹基福と金達玄に向かって「それをすべて新しく整備して聖地にしなさい!」と言ったのです。ですから、やらないわけにいきますか。すべてやっておいたのです。ですから、今から統一教会の食口は、そこに行って賛美歌を歌い、礼拝を行い、踊りを踊ってもかまいません。
先生が生きて統一することができなければどのようになりますか。「違います。先生は韓国で死んだので、韓国に墓をつくらなければなりません」、このように言いますか。それは道理ではありません。故郷の地に戻らなければなりません。聖地はいくつですか。金日成の万寿台、恭慾王、その次には檀君おじいさん、その次が文総裁の順です。宗教人として、北朝鮮が生んだ世界にない聖人として文総裁を見ているのです。自分は唯物論者の父だと言いましたが、私は宗教圏内の父だと言ったのです。
今、北朝鮮に経済基盤を築き、自由世界と通じることができる通信機関を私がすべてつくってあげました。普通江ホテルを中心としてアンテナをつくって人工衛星と`通じることができるようにし、自由世界の放送を聞き、また自分たちが放送することができる準備を私がすべてやってあげました。貿易館を造ってあげ、貿易することができる組織体系をつくってすべて教育してあげました。
百人近くの日本の統一教会員が入っているのですが、彼らは、北朝鮮の金正日を取り巻く人たちにコーチしてあげています。うそをつくことができず、自分たち以上だと言うのです。共産党は、どれほど上手にうそをつくか分かりません。しかし、統一教会はやられません。良心の命令に絶対に恥ずかしくない一体的人間性を強調していくのです。ですから、みな感服を受け、「共産党は向こうに行きなさい」となっているのです。ですから、内部の核心分子から統一教会崇拝運動が勃発しているという事実を知っておいてください。
【世界平和のための国際大学生指導者セミナー】
二月十一日から十八日まで、ロシアのモスクワとペテルスブルクにおいて、韓国、北朝鮮、アメリカ、日本、ロシア、中国の六ヵ国の大学生百八十七人が集まる中で、世界平和のための国際大学生指導者セミナーが、国際指導者会議(ILC)の主管により開催された。特に今回のセミナーは、韓総連(韓国大学生総連合会)が系派を超えて出会った初めての集まりであり、北朝鮮の教授四人も参加し、南北の教授と大学生の指導者が相互に意見交換をもつ契機となった。
先日、お母様が四十校の大学を中心としてカイン・アベル、原理研究会と共産圏を一つにしたのであり、今回は、真の御父母様を中心として、韓国の学生と北朝鮮の学生がモスクワで会議を行ったのですが、大盛況のうちに終わりました。そのように北朝鮮の学生たちが動いたのは歴史的に初めてのことです。韓国政府、北朝鮮政府にはできないことですが、私が間に立ってその境界線を打破し、高速道路を築いているのです。(拍手)
ソ連共産党の最高権力構造の中にいた人々の息子、娘を中心として、今回、韓国と北朝鮮から来たその学生たち[人に対して三人ずつ、男性二人と女性一人ずつをつけて四位基台をつくりなさいと指示しました。ですから、今後ペンパルになって交際し、お互いに会うことができるように、夏休みでもいつでも、東西南北どこででも会うことができるように姉妹結縁関係を結びなさいと指示したのです。
アメリカからも二十人が行きました。アイビーリーグの優秀な人たちです。中国もそうです。学生たちが自分たちで費用を出したということは驚くべきことです。先生が出したのではありません。アメリカの学生、日本の学生が中国の学生を引っ張り出し、北朝鮮の学生も引っ張り出したのです。そして、今回主催したのは、カープももちろんですが、ロシアの外務省が加担したのであり、文部省、外交学術院が加担したのです。外交学術院は大使を任命できる強力な機関です。それから、モスクワ大学を中心とする大学全体がカープと共同主催して今回の大会を行ったのです。
金日成が偉大だと考えていたのですが、文先生のほうがもっと偉大だというのです。(笑い)なぜかというと、ロシアに行ってみると、すべての大学の共産党青年同盟の根拠地をすべてカープ、文先生の学生たちが握っていたというのです。共産党の修練所、世界的に有名な共産党の第一人者たちの洗脳工作のための教育場所がすべてカープの教育場所になっているのです。
韓国の共産圏と原理研究会が一つになれば、それは国家的アベル圏になります。それが北朝鮮のカイン圏を収拾すれば、両国の大統領や主権が従ってこなかったとしても、第二次大戦後の国がない時に真の父母と一つになっていれば、自然に統一韓半島になることができたその基準が、今原状復帰される基準に立つようになるのです。今、先生は、北朝鮮とそのような背後を組み合わせる仕事をしています。
【第二回世界平和連合ソウル会議】
三月二十七日から二十九日まで、ソウルのロッテ・ホテルにおいて、世界日報の後援により、第二回世界平和連合ソウル会議および世界平和頂上会議が、ゴルバチョフ前ソ連大統領、ヒース元イギリス首相、各国の前、現職主席と閣僚など、七十数ヵ国の代表と各界著名人二百有余人が参席する中で開かれた。
特にゴルバチョフ前大統領は、三月二十六日、随行員を伴って漢南洞公館に真の御父母様を訪問して午餐会をもち、二十八日には世界日報主催により国会講演を行うなどの忙しい日程を送った。最終日、リトル・エンジェルス芸術会館で開かれた送別の宴において、真のお父様は、全体を代表するゴルバチョフから「平和の塔」を、真のお母様は、アメリカ下院が満場一致で採択した「父母の日」制定記念の額を受けられた。
韓国が南北統一されるということは、共産主義と民主主義が統一されるということです。これはすぐに世界に連結されます。今、先生には、すぐに世界と連結されるそのような勝利基盤があります。今、最後の中心点です。横的にはすべて処理したので、中心的な国さえ収拾すれば世界が収拾されます。今、頂上会議もそのためにやっているのです。
文総裁が来て世界平和会議の大会を行うので、ゴルビーも来たのです。彼が来たので、戦争ムードがすべて消えて平和ムードになり、南北両国の教授が和合し、金日成が大歓迎するようになったのです。戦略的な面において、韓国政府は完全に巻き込まれていきます。
ゴルバチョフに影響を及ぽしたのは先生です。先日、世界平和連合の大会をする時に来させようと思って朴普煕氏を送ったところ、率直に証していたそうです。「あー、文先生に会って感動しました。今でも二つのことが思い出されます。初めて対面した時、私に向かって文先生のおっしゃった言葉が忘れられません」と言っていたそうです。
その前に、金大中は、アジア太平洋財団をつくるということで、何が何でも自分がその名誉基盤を利用して宣伝基盤を拡大しようと考え、一週間前に「何とかおいでになることはできませんか」と聞いてきました。しかし、「プー、忙しくてできない!」と答えました。ところで、その一週間後に先生が話すと、「文先生が願われるのであれば行かざるを得ません。すべてを後回しにして先生のおっしゃるとおりにします」と言ったのです。
きのうも、みな帰して一時間以上秘密会談を行いました。ゴルバチョフの立派な点は何でしょうか。自分の名前が有名なので、その名前でどのようなことでもできるのです。しかし、その名前を汚したくはないというのです。しかし、文先生に対しては、自分の秘密、本心をすべて話したいという思いになるので率直に話しますと言って、子供のように話していました。
彼が訪問する所は、国の首相官邸や大統領官邸です。ところが、何でもない漢南洞の文先生の家を訪問したのです。そのようなことは初めてだと思います。「あなたは私よりも若いので、これから弟にしましょう」と言うと、喜んでいました。「そのようにしましょう」と言って喜んでいたのです。
今回、韓国での第二回世界頂上会議の時に宣布したことは何かというと、国連をつくること、三段階の国連をつくることを発表しました。今後、国連が行くべき道は漠然としています。今回の大会に国連総会の議長が来ました。先生が演説する時とお母様が演説する時に、その議長が紹介をしました。現在の議長です。
核問題も、先生を通さなければ解決することができません。ですから、きのうもアメリカの国務省と私たちの頂上会談のメンバーが会議をしました。このような平和会議の内容を知ってびっくりし、「いやあ、先生は、そのような政治的戦略の方法においても、先手を打って御自身の国にまで影響を与えているのですね! 文先生がいなければ、南北統一は不可能であり、中東問題も解決できません」と言ったのです。
【第二回「世界平和のための国際大学生指導者セミナー」】
六月二十二日から二十五日までの三泊四日の間、中国、北京所在の中国人民大会堂において、世界大学原理研究会(W-CARP)と中国社会科学発展委員会(CSTSD)の共同主催により、第二回「世界平和のための国際大学生指導者セミナー」が、二十ヵ国の大学生指導者、引率教授など、百七十有余人が参席する中で盛況のうちに開催された。
このセミナーは、南北両国の大学生が分断後初めて一箇所で出会った意義深い行事だったが、韓国からは、金奉栗原研会長を団長として各大学の学生会長など、大学生幹部三十有余人が参加し、北朝鮮からは、金策工業大学の李グァンス教授(主体哲学)の引率で、金日成総合大学など北朝鮮の名門大生二十人の代表が参加した。
金日成の特命により、文総裁が願う学生たちを金日成総合大学から動員しました。このようにして五十人の学生を北京に引っ張り出し、教授たちを引っ張り出し、歴史以来五十年目にして初めて対話を行いました。共産党が「北朝鮮の学生たちに会おう」と言って北朝鮮に行こうとしてもできなかったのです。金日成もできず、韓国でもできなかったことですが、私がこのようにしてすべて集め、北京大学で涙を流して痛哭させたのです。
金日成がいる時に、会うことができるようにサインを受けておいたので、金正日は、私が「やろう」言えば反対することができません。ですから、先日も二百人を連れていこうとしたのですが、その数が飛行機一機分よりも多いので、飛行機一機の人員である百二十人に減らして行ったのです。百二十人の運動圏の学生を組織して、日本を中心として世界大会を行い、共産圏世界の三十六ヵ国の青年を糾合し、自由世界の青年を糾合するのです。このようにして学生世界において大学街が連合し、卒業生が連合し、それから女性世界が連合すれば、そのカイン・アベルと母が一つになった基盤の上で真の御父母様が立つようになるのです。
涙を流して彼らを食べさせて生かすことができる心をもった青年男女の結合運動が起きなければなりません。青少年の運動が起きなければなりません。それが起きてこすそこから本然の軌道に乗って走ることができる時代が来ると考えるので、中・高等学校を収拾しようとしているのです。
【北朝鮮の金日成主席逝去】
一九九四年七月十日、北朝鮮の官営メディアは、北朝鮮の金日成主席が妙香山のある休養施設において心筋梗塞により死去したと発表した。これにより、折しも八月十五日に予定されていた金泳三大統領と金日成主席との歴史的な南北頂上会談は自動的に中止になった。
五月一日に私たちは協会創立四十周年を過ごし、その五月一日から金日成が死んだ日までが七十日です。第二次大戦直後に連合国が先生を迎えていれば、金日成はいません。南北が統一の運勢をもって一九五二年までの世界的七年路程の時代に入っていくのです。二〇〇〇年までの残された七年路程は、その時代に入っていくのです。五月一日から七月六日と七日までが七十日です。皆さん、コディアックで八定式と天父主義を宣布してから七十日目でベルリンの壁が撤去されました。ぴったりと一致しています。
「私が韓国政府に行って盧泰愚を説得しますから、そのようにしてください」と言うと、「文先生がやろうとおっしやるのならば、日を決めていつでも首脳会談をします」と答えました。その約束を取り付けてきました。一千万離散家族、故郷に帰れない民が三十八度線を中心としてT九九二年三月から交流できるように約束しました。このようになれば、盧泰愚政権、民自党であろうとどの党であろうと、すべてが文総裁のおしりに従っていくようになります。そのような約束をしておきながら、金日成は金泳三と会談しようとしたのです。先生と約束したことを守らずに自分がやろうとしたので、「キック」されて霊界に行くのです。
しかも、四千年間の蕩減歴史を四十年間ですべて反対に修復し、完全に宗教圏と新婦圏を自分の夫人、お母様を中心としてすべて成し遂げたのです。学生たち、カイン・アベルまでも再び生み、北朝鮮までも連結させたので、金日成は必要ない時代に入っていきます。五十年前に失敗した基盤から出発し、四十五年の歴史の蕩減基準を修復してしまったので、その主権は倒れなければなりません。今回、私は、金正日の行くべき八大条件の道を金正日に指示しました。それを知りたいでしょう?
きょうの報告では、「神様が生きているということが分かりました」と言ったということです。国家的主権をもって「外国からは弔問客を一人も入れない」と発表したのですが、弔問客として五百人の僑胞を受け入れたのです。それは、文総裁の願いなので聞かないわけにはいかず、そのために五百人の僑胞を入れたという報告でした。
金日成は、私と握手して兄弟の友愛を結びました。彼が守れなかったとしても私は守ります。朴普煕氏が行ってきたといって「統一教会は悪い!」と言って反対しますが、そのように言う者たちは何も分かっていません。韓国と北朝鮮が自分を中心として統一すればそのようになりますか。アジアの統一が残っており、アジアの統一ののちには世界の統一が残っているのです。
【訪米研修運動圏画学生集会】
真の御父母様は、世界平和青年連合創設大会参席を兼ねてアメリカを訪問した韓国大学生指導者訪米研修団の学生たちを、七月二十三日、イースト・ガーデンに招いてみ言を語ってくださった。
今後、皆さんの思想的方向が一致しさえすれば、世界の行くべき道は一つしかありません。そのような時代に世界の新しい二世を指導できる人が必要です。そのような意味で、今回初めて皆さんがアメリカを訪問したわけですが、これは意義のあることだと思っています。
金日成が主張する主体思想と統一教会の「統一原理」思想とでは、どちらがより膨大ですか。どちらがより大きいですか。NL(民族解放)グループが主唱する主体思想の背景のほうが大きいですか、文総裁の背景のほうが大きいのですか。戦争をやるかやらないかといって世界は大騒ぎです。韓国は爆発して一瞬のうちになくなるというそのような渦中で、北京大会などあり得ますか。金主席から金正日秘書を通して通告しておいたのですが、その通告を経なくては出てこないものです。それは、先生が、皆さんのように、一度あいさつして会ったことをもって通じるというものではありません。これまで多くの手助けをしてあげ、自分たちが忘れることのできないことをしてあげたのです。
皆さんは福が多いです。やー、どうして時間がこのようにぴったりと一致しているのでしょうか! これは神様の摂理です。そのように一致しているのです。偶然に一致しているのではありません。必然的な帰結としてこのように一致しているということは、不運ではなく幸福の運命の橋がここに架けられたということです。皆さんは知りませんが、それを架けるために文総裁がどれほど苦労してきたのかということをよく知っています。この伝統をそのまま生かして民族の解放と統一を成し、あの膨大な中国と中東とソビエト地域を主管するようになれば、アメリカは問題なく消化される基盤になるということを知っているがゆえに、その門と目的地に向かって前進できる勇士を必要として皆さんをこの場に集めたのです。それゆえに、世界平和青年連合をつくったのです。
アダムは十代で堕落しました。父母の承諾なく木の陰で堕落してしまったのです。そのように植えたので、そのように現れます。なぜこの時代に十代が世の中の問題となり、誰も手をつけることができない全権時代になったのでしょうか。避けられません。これを主管できるただ一つの道は、来られる真の父母の道理を知ることです。文総裁は真の父母です。真の父母である私を絶対的に信じて一つになれば、真の息子の名分が接ぎ木されます。
【「世界平和青年達合」創設大会】
七月二十六日、アメリカ、ワシントンD・Cのオムニショアハム・ホテルにおいて、世界百六十四ヵ国の代表を含む二千人以上の聴衆が参席する中で、世界平和青年連合の創設大会が開催された。真のお母様は、共同創設者兼共同総裁として大会辞を述べられ、真のお父様もまた、共同創設者として祝辞を述べられたのち、創設奨学基金として百万ドルを寄付されて大きな感動を与えられた。同連合の初代会長には、ワシントン・タイムズ社長の朱東文氏が選任された。
今回、百三十八人がワシントンD・Cに来て、「世界平和青年連合」創設大会に参加しました。彼らは、三年生と四年生であり、各大学の韓総連の基幹要員です。彼らを中心として原理研究会と合作し、「今後、統一の運勢を推し進めていこう!」と言ったのです。自分たちが主導権を握ってやろうとしたのです。しかし、できませんでした。ですから、仕方がありません。文総裁を前に立ててやらなければならないと言ったのです。ですから、私が一日中話しました。十五時間話してあげようとしたのですが、十時間話すと、みな若者なのにへとへとになってしまいました。
南北統一は政治ではできません。二世を通じてやらなければなりません。カナン復帰四十年路程の二世の建国思想は、徹頭徹尾な思想にならなければなりません。老人は、みな荒野ではげたかの餌になって死んでしまう者たちです。反対した者たちです。未練をもってはいけません。ですから、北朝鮮の学生を動員しています。モスクワ大会から北京大会、ワシントン大会、今、北朝鮮の学生を中心として一つになり、北朝鮮の金日成総合大学に原理研究会の研究所をつくるということが約束されています。
七月二十六日、ワシントンD・Cで「世界平和青年連合」を創設する時、そこでアメリカの外相をしたヘイグなどの世界の有名人、綺羅星のような人たちと会いました。その時、共産党の学校の代表百八十三人を中心として、共産国家が三分の一、自由世界は三分の二です。反対です。長子権を復帰したので、サタン世界が三分の一で反対になるのです。世界の青年組織を中心として、共産圏世界と自由世界がセミナーを行い、和合し、世界的組織をつくってお母様と一つになればすべて終わりです。それが目前に来ています。
【〈創始者演説〉】
歴史上の主要な時期ごとに、神様は、青年をその中心に呼んでお立てになりました。トーマス・ジェファーソンは、二十代で独立宣言書を草案し、若者をして神様の国のために努力するように喚起しました。十五世紀、ヨーロッパの一人の十代の少女ジャンヌ・ダルクは、若者をして戦争に出ていって勝利するように喚起しました。イエス様は、三十歳で愛と救援の聖業を始めました。
私が十六歳(数え年)の時に「一つの統一された世界を成し遂げなさい」という任務を付与された方も正にイエス様です。私は、その日、復活節の夜明け以降、神様のための生活とイエス様との約束を一時も忘れたことがありません。
共産主義は、神様の存在を否定したので滅亡したのです。アメリカも、アメリカの精神的遺産を回復しなければ大きな困難に直面するようになるでしょう。また、キリスト教も、神様を無視する場合、世界の没落を防ぐ力を失ってしまうでしょう。哲学や経済、政治や芸術も、神様の意味を悟ってこそ、その本然の役割を果たすことができるのです。
今、「神主義」を主唱する時が来ました。左右の理念的闘いは終わり、人類は、神様を中心とする新しい価値観を要求しています。「神主義」、すなわち「頭翼思想」こそ、「ため」に生きる生活を通じて神様と人間の一体を成し遂げることができる思想です。
長い期間にわたって世界平和を実現するために多くの機構を創設してきました。きょう、人類救援の先鋒に立つために、「世界平和青年連合」を創設します。
私は、若者をして神様と家族と国家を愛し、最高の道徳的基準で生きていくようにさせるために、私のすべての情熱を傾けていきます。より具体的に申し上げるならば、世界平和教授アカデミーと衛星システムを連結して国際教育ハイウェイをつくろうと思っています。これは、世界のすべての若者に最高の教育の機会を提供してあげるようになるでしょう。私は、百六十四ヵ国のすべての会員国が、若者の精神道徳回復のための教育プログラムに同参してくれることを促す次第です。
「世界平和青年連合」を代表して、私たちは、みな愛と平和の世界創建のために精進しましょう。
【対北事業に関する懸案事項合意の導出】
十五日間北朝鮮に行っていた朴相権という人の、今まで私たちが交渉してきたすべての問題を解決し、計画できるすべての問題を解決してきたという報告を聞いていたので遅れました。きょう(十二月二十二日、イースト・ガーデン、指導者会議)このような日に、それを聞くということは摂理的な一致点です。偶然の一致ではありません。摂理的な既定的プログラムで一致したと考えるのです。
今まで、アメリカや韓国が北朝鮮を中心として折衝することができず、外交的舞台において国際的な基準を連結させることができなかったので、今まで私たちは契約もすることができずにそのまますべて延ばしてきました。今、このようにすることができる段階に入っていきます。十二の契約をすべて文書で交わしてきたのです。韓国の財閥は誰も行くことができないのに、私たちだけが行ってすべて決定してきたのです。(拍手)
摂理的に見る時、北朝鮮は私の言うことを聞かざるを得ない段階に来ています。ですから、今、先生が生まれた故郷を定州平和公園として開発することまで計画しています。今から南北両国のすべての問題は、先生を抜きにしてはできません。今後のトップクラスの会談や経済的流通構造などを連結できない段階に入ってきているということを私は知っているのです。
自由世界において、アメリカを中心として八大経済連合国でしょう? ソ連まで合わせてG8です。G8を中心として、今後北朝鮮をどのようにして助けるのかという問題を、包み隠さず公にして助けることができる時代に入っていきます。現在、G8には、世界の難しい問題を解決するために募金したお金が数十億ドルあるのです。
【超宗教超国家平和運動】
真の父母になるためには、イエス様の死によって生じた左翼と右翼を統一しなければならず、バラバ圏を統一しなければなりません。ですから、共産主義を処理し、民主世界が滅んでいくのを食い止めなければなりません。そして、イスラム教世界を消化するために、世界平和宗教連合をつくったのです。シリアの共産党の一番の手先、グランド・ムフティを中心として完全に一つにし、イスラム教徒も祝福してあげたのです。今から十三の教団を中心として、超宗派的超宗教をもって……。愛は貴いのです。ですから、「一緒に結婚しましょう!」と言うのです。次の結婚の時は百人が申請しました。「世界平和に向かっていこうとすれば宗教指導者が先頭に立たなければならない」と言って説得したのです。
北朝鮮とアメリカが会談する背後でも、先生が中心になっているのです。中東のイスラエルとイスラム教の世界でも、先生が中心になっています。世の中は知りません。政治の水面下で誰がコントロールしているのか知らないのです。ソ連の経済問題、エリツィンの緊急な経済対策にも先生の手が伸びているのです。
「ワシントン・タイムズ」を中心として、先生は国家ごとに世界平和言論人会議をもっています。先日、日本に送ると、日本政府がびっくりしていました。「これほど有名な新聞界の人士が文先生の命令を受け、日本に来て、このようにインタビューをするとは、このような争いの渦中では考えられないことが起きた」と言ったのです。
そして、先生は、新しい百科事典の編集をしています。青年層は、思想体系において大変です。仏教圏は仏教を中心として書いており、儒教圏は儒教を中心として百科事典を書いています。中東はイスラム教を中心として書いており、インドはインドを中心として書いています。そのようなことが世界の青年を混乱させています。それを全体的な内容にして、神様を中心として、中心性を中心として世界全体を把握したのちに論説を通して誰もがOKする、そのような基盤をもった百科事典にしなければ、今後後世の人々は大変です。文化革命を起こそうというのが先生の観点です。既に十年が過ぎました。
【日本の女性宣教師の派遣】
自由世界を主導する先進十二ヵ国を中心として、一箇所から最高の女性で三百人を選び出すのです。この人たちは、三ヵ国語以上を自由自在に使いこなすことができます。彼女たちをみな教育して、百六十ヵ国すべてに顧問団と理事会をつくるのです。一つの国で、各国の有名な女性二十四人とその国の二十四人を合わせた四十八人が一箇所に集まるのです。彼女たちが全世界の大使館と連結するのです。そのようにすれば、そこに自分たちの十二ヵ国がすべて入るようになり、それから百六十ヵ国の大使も、みな自然に私たちの活動に連結されるようになるのです。また、日本から女性を十人ずつ選抜して百六十ヵ国に派遣し、大使館の要員を完全に掌握するのです。日本の女性を中心として、百六十ヵ国に千六百人の宣教師を送るのです。お母様の分身として、神様の四大心情圏を完成した代表的勝利者として、その模範を見せて教育させるために送るのです。
日本ならば日本の県や市以上の地方責任者、すなわち支部長などの名前をもって出ていくのです。なぜかというと、今回、全世界四十ヵ国で活動した時は、女性連合が中心となって活動したのです。百六十箇所に女性連合の支部がつくられていて、女性連合を中心として活動したものが生きているので、その道はすべてトップにまで通じています。
また、先生が四十年間準備してきたすべての人脈、数多くの学者世界、トップクラスの各国の前・現職主席と言論人、多くの大会を通して関係を結んだ人たちと、私たちの女性が一つになってその国に影響を及ぽすのです。四十ヵ国で毎日のように盛況を呈したのも、そのような底辺基盤があったがゆえに可能だったのです。今まで活用してきたこの基盤を完全に継承して、これを立体的に引き上げ、完全に国家的女性団体として、どの政党よりも大きな力をもった組織に一元化させるのです。
今、何をしているのか知らないでしょう? 南洋のジャングルの中で日本の女性たちを訓練しています。スパイ工作をする以上の訓練をしています。それは準備しなければなりません。先生の命令によって何かをしている人たちが今でもいます。
【国連再構成の推進】
堕落することによって心と体が分かれ、夫婦が分かれ、子女が分かれました。ですから、心と体が一つになるのと同じように、国連を中心として宗教圏と政治圏を一つにし、その次に女性、母を中心として、女性連合を中心として青年連合さえ国連に連結すれば、すべてのことが終わります。これを連結させることによって、家庭のカイン・アベルが世界へ拡大されるのです。そのようにして世界的立場でアベルがカインを消化しなければなりません。家庭における大学生と中・高等学生、このカイン・アベルが大きなマイナスとなり、大きなプラスである世界の青年と一つになっていくのです。 ゛゛x
今、国連の負債は約二十五億ドルです。それを私が支払ってあげようというのです。そして、国連には人脈がありません。国連には超国家的な理念はありますが、人脈が全くありません。そこに来ている国家は、すべて自国二国の利益のために来ているのであって、世界という舞台上においてその利益となり得る人的人脈はないのです。これを私が編成するために、ブリッジポート大学を中心として、背後にアイビーリーグ十大学を国連大学と連結しようと思っているのです。そのようにして多くの世界的な人材を創出し、国連を通して世界の指導的人脈体制をつくろうとしているのが先生の計画です。
個人主義を中心とする国連、個体主義の利益を追求する国連では、平和の世界や統一の世界は不可能です。真の愛を中心とする、「ため」に生きる思想を中心として国連を転換させるのです。
【日本とドイツの反対】
全世界、民主世界のすべてのキリスト教文化圏が神側に戻っていく転換期になったので、文先生は上に上がっていき、エバ圏は下に下がっていきます。それゆえに、サタンが自分のもとにいた日本とドイツを中心として、統一教会を最終的に攻撃したのが、昨年起きた日本での反対です。
今、ドイツにおいては、統一教会をどのように問題視しているのでしょうか。ドイツ憲法では、ドイツ人はドイツ語を使用するようになっています。しかし、文先生はどのように教えていますか。言葉が一つになると言っているでしょう? 文先生を中心として、韓国語を中心として世界を統一すると言っているので、それが憲法に反するといって裁判にかけ、高等裁判所を経て最高裁判所にまで行っています。神様は絶対的なお方であるがゆえに使用する言語は一つだということは論理的です。これを審判して宣告すれば、大変なことが起きます。
自分たちが神様なのですか。先生を中心とする神様の摂理の完成基準を中心として見れば、神様を中心として話すときに、絶対的な神様とそこに属する者が二つの言語を使うようになれば、絶対者の面目、体面が立ちません。これは当然の話です。このようなことを通過したので、アメリカ全体に真の父母と成約時代を宣布したのです。
世界を支配する最高の立場に立っているのがサタンです。ですから、全世界の先進国であるソ連とアメリカを相手に闘ってきました。彼らがぺしゃんこになり、先生が最高に上がってきためで、サタンは、再び日本とドイツを中心として、最後にもっていたその基盤を中心として抗議するのです。それは最後の段階です。これが終われば、世界は一つの方向にスムーズに収拾されていくでしょう。
【南アメリカとアフリカ】
今、南アメリカは、政治政策から経済政策を中心として、先生を招いてアメリカまで収拾しようとしています。ウルグアイに基地をつくっています。今、三十六階建てのホテルを建てており、そこには先生の銀行もあります。今後、経済流通がこの国を中心として成されるということを知っているので、銀行を中心として……。今、そのようになっています。
南アメリカとカナダの経済流通路を連結しなければ、軽工業産業を連結する道がありません。アメリカは重工業でお金を稼いだので、軽工業が問題です。それを連結する緊急対策を立てざるを得ません。先生が予想したようになっています。今、その銀行で周辺四ヵ国の銀行を連結させてアメリカの銀行を動かそうとしています。今すぐ日本にいくらでも研究資金を回すことができます。南アメリカにおいて、それは有名です。
そのような時になってくるので、アフリカで飢えて死んでいく子供たちがしきりに見えます。私の孫があのように飢えて死んでいけば、私はどのようにするだろうかということが自然に連想されます。何の罪もない孫たちがあのようになればどうするだろうかというのです。それは他人事ではなく、私のことだという思いがしきりにわいてきます。ですから、西洋社会のよく食べて良い暮らしをしている人々を救おうとしてそれくらいやればもう十分なので、食べることもできず貧しく暮らすアフリカの飢えて死んでいく人のことを考えなければなりません。時が変わったということを知っているのです。ですから、西洋社会にあるすべてのお金を引き出して彼らを生かしてあげなければなりません。
ザイールのような国でも専門学校をつくってあげているのですが、今は正式な大学として国家の公認を受けました。イギリスやフランスの者たちが来て、植民地として支配しながら勉強も教えませんでした。意味もなく先生がそれをつくるでしょうか。すべて一つの体制をつくるためのものです。
六 協会創立四十周年とその前後の措置事項
【第三十五回「真の父母の日」】
四月十一日(陰暦三月一日)、第三十五回「父母の日」を迎え、真の御父母様をお迎えして慶祝行事が挙行された。午前七時、漢南洞公館での敬拝式に続き、午前十時三十分には、中央修練院D棟大講堂に三千人以上の食□が集まる中で記念礼拝が行われ、午後六時三十分には、リトル・エンジェルス芸術会館において慶祝文化の夕べの公演が開かれた。この日、真のお父様は、「『父母の日』を『真の父母の日』に変えて記念しなければならない」とおっしゃり、同時に「子女の日」、「万物の日」、「神の日」も、前に「真」という文字を入れて記念するように指示された。
今までは、「父母の日」、「子女の日」、「万物の日」、「神の日」と言ってきましたが、きょうからは、「真の父母の日」、「真の子女の日」、「真の万物の日」、「真の神の日」、このように言うことを決定しました。今まで、神様は真の神様になることができませんでした。人間が堕落することによって、復帰の恨を抱いた神様になっていたのです。それゆえに、復帰の恨の峠を越えることができなかった人間たちは真の子女になることができませんでした。ですから、「真の万物の日」、「真の父母の日」、「真の子女の日」になることができませんでした。
きょうは、「父母の日」を設定してから三十四周年になる日です。イエス様の年齢を見れば、イエス様は三十三歳で亡くなりましたが、もしその時に祝福行事をしていれば三十四歳までが引っ掛かつていくのです。ですから、摂理史から見る時、イエス様は三十三歳の時に祝福を受けることができませんでしたが、世界的な基準で家庭を代表して、真の御父母様を中心として祝福の世界化を成すことができる時になったのです。
「真の御父母様」という言葉は、いつ始まったのでしょうか。本来堕落がなければ、創世以後人間始祖が生まれた時から始まるのです。その時は、「父母の日」に「真」という字を入れなくても、「真の父母の日」になります。堕落したがゆえに、復帰過程において「真」という言葉を使うのです。
本来は、今から新しい時代に入っていくので、一括してすべて人事措置しなければなりません。昔のポストにそのままついていることを私は好みません。教会であれ何であれ、すべて人事措置しなければなりません。ですから、旧時代の人々、二十年以上になった人々は公職から退かせ、全員故郷に追い返そうと思います。
今後、漢南洞にいる人には原理の勉強を徹底的にさせなければなりません。プログラムを組んで教育し、一年たっても原理講義ができる実力をもてなかった人は送り帰すのです。そして、先日アメリカに人事配置された人たちは早く行かなければなりません。早く多くの人を国際舞台に出さなければなりません。そのようにしなければ世界の運勢を逃してしまいます。日本に負けます。日本の百六十教会に韓国の男性責任者を配置したでしょう? 私が出発したのちに、早く派遣するのです。
【忠母様の霊界書信と尊号授与】
三月二十六日(陰暦二月五日)、本部教会小講堂において、二百有余 の食□が参席する中、真のお父様の生母であられる金慶継女史の追慕礼拝が開かれ、文龍賢長老の回顧談と郭錠煥教会長の追慕辞等が行われた。この日、金慶継女史は、地上の霊媒者金英順さんを通じて、真のお父様に悔恨に満ちた母情の書信を送ってくださったが、郭錠煥会長を通してこの報告を受けられた真のお父様は、四月十三日、アメリカに向かわれる時に「忠母」という尊号を女史に与えられ、その生涯を慰労してくださった。
私の父と母は、優秀な息子が生まれたといって誇ったのですが、それが国を滅ぼし、自分の父母にくぎを打ちつける恨の息子になった、さなぎになったと思いました。蛾になる前にさなぎになって滅んだと思ったのです。監獄を渡り歩いたからです。
北朝鮮に行った時にはお墓にも立ち寄りましたが、今回、追慕式の時に霊界に通じる人を通して私の母が手紙を送ってきました。その手紙をよくよく聞いてみると間違いなく母でした。自分には何の功労もないのに、霊界に行って私ゆえに良い所に行けるようになり、そのことがつらいと言うのです。
実際、母の性格はそうです。私に対して息子の道理を果たすことをこの上なく願ったのです。しかし、私が何をしているのかということを、偉大な人になることができるということは知っていましたが、どのような人なのか知りませんでした。一言も話してあげず、知らないままでここに来てみると、天地がすべてひっくり返っていたというのです。このようなことがあり得るのかというのです。一八〇度違います。一言、一言でも話していれば、そのようにはならなかったはずですが……。母に話したでしょうか、兄に話したでしょうか、家族には誰にも話しませんでした。
以北でありとあらゆる悲惨な目に遭って非業の死を遂げたということを、霊界を通して私はすべて知っています。それを郭錠煥氏が先日、母……。息が詰まるようなことです。そのような息が詰まるような事情を……。私は情の多い人です。
【協会創立四十周年記念行事】
五月一日午前十時、オリンピック公園体操競技場において、国内外の貴賓および食□三万有余人が場内外に超満員を記録する中で、「心情文化世界創建」を主題として協会創立四十周年記念式が開かれた。午後六時には、リトル・エンジェルス芸術会館において慶祝公演が開かれ、一日から十日までは、世界日報国際研修院において四十周年記念講演会および展示会が開かれた。本行事を前後して、四月二十八日から五月二日までは、創立四十周年記念行事の一環として、世界平和宗教連合ソウル会議、第二十回「科学の統一に関する国際会議」企画会議、世界平和教授アカデミー国際シンポジウムなどの国際行事が、市内のシェラトン・ウォーカーヒル・ホテルにおいて、百四十三人の著名人が参席する中で開催された。
【〈記念辞〉(ソウル・オリンピック体操競技場)】
きょう、私は、協会創立四十周年を迎え、深い感慨を抱いてこの壇上に立ちました。一九五四年に、劉孝元元協会長を中心とする何人かの人々と北鶴洞の小さな家に世界基督教統一神霊協会の看板を掲げて公式的な出発をしたのがきのうことのように思えますが、歳月は四十年も流れました。
私がこの協会を創立したのは、何か個人的な目的を達成するためではありませんでした。ひたすら神様のみ旨を地上に成就するためでした。
メシヤは、真の父母として来て、偽りの父母から生まれて植えられた偽りの根を抜き取り、本然の創造理想を復帰するという極めて重大な責任をもってくる方です。この世の中が真の愛と真の家庭として復帰されるためには、まず真の父母の位相が確立されなければなりません。正にこの使命を完遂するために、神様は私を召命されたのです。
過去四十年間、私が世界的に展開してきた超宗派的な活動をはじめとする学術、教育、思想、文化、芸術、言論、科学、技術、産業などのすべての事業は、すべてこの目的のためにありました。私の生涯は、このためにすべてのものを投入して捧げてきた生涯でした。
神様と人間との間の縦横、前後の真の愛の関係は、人間相互間の理想的真の愛の関係の根本であり、その完成は、四大心情圏を成した理想家庭においてのみなされます。国際合同祝福結婚を通した真の愛の家庭運動によってのみ、民族と人種間の紛争を根本的に解消することができます。宗教の垣根を越えてこのような天意に従う真の愛の家庭理想を成し遂げるという奇跡的なことが成されたのであり、来年行われる三十六万双国際合同祝福式の時には、さらに多くの教団が同参するでしょう。
神様のみ旨のためにという純粋な動機の一心で生涯を駆けてきた私を見つめ導いてくださった神様は、私よりも何千倍の困難と苦痛を耐えてこられました。すべての栄光を神様にお捧げします。そして、四十年の業績がどうして私だけのものでしょうか。苦労した多くの食口と後援者の方々に心から感謝します。
私が出発した神様のみ旨は本来万人のみ旨なので、皆さん全員が私の代表者になり、また真の父母の代表になってみ旨を相続する人となり、義で善なるみ旨を広く結実してくれるようにお願いします。そして、神様の願われた本然の心情文化世界が早くこの地に成されるように共に努力しましょう。
〈晩餐辞〉(ソウル、リトル・エンジェルス芸術会館)
過ぎし日を回顧するとき、暗影な環境で、神様から摂理のみ旨を中心とする天宙的使命を促された、その時が生き生きとよみがえります。当時は、み旨に責任をもつべき民族の事情は、貧困と失意、葛藤と戦争による試練の連続でした。み旨を花咲かせる国もありませんでした。第二次大戦の終結とともに解放はされましたが、神様が臨在される統一祖国はありませんでした。
また、み旨のために準備されたキリスト教の基盤は、むしろ非難と迫害を加える敵対勢力に変わりました。イエス様がそうだったように、どん底から孤独な道を通って開拓せざるを得ませんでした。助言者も協力者もなく、受難の道を克服していきながら経験した生きた神様の殷々とした励ましと深い愛を私は忘れることができません。
これまで私が受難の道を開拓してくる間には、前途が見えずに暗澹となる時がどれほど多かったでしょうか。状況がいくら切迫し道がなかったとしても、これを人為的に分析して対処するということはしませんでした。ひたすら神様の不変の原理、天道によって解析し、答えを求めました。
霊界と地上世界は、互いに断絶された別個の世界ではありません。一つの根本存在原理のもとで相互交流し、授受するという相関関係の中にあります。私たちの協会も、本来神霊を通じて統一するという神霊協会として出発しました。
「ため」に生きて投入する真の愛の生活を通じて、人の心に感動を与えるということはもちろん、霊的世界の協力も得る運動が統一教会の運動です。
統一教会は、四十年のサタン分別の期間を完全に越え、光明天地で自由に神様に侍って証する新しい時代に入っていきます。このように天運の加護を受けた統一教会は、真の父母によって立てられた伝統に従い、投入する真の愛の正道を実践しながら神様の創造目的をこの地上に成就するでしょう。
【協会創立四十周年とその後の進路】
再臨主を迎えるために準備した基盤が、第二次大戦後に独立したキリスト教文化圏だったのですが、新郎を追い出すことによってサタンが占領しました。サタンがすべてのものを占領したのです。主人の位置に立たなければならない再臨主が荒野に追い出されたのです。一人だけでした。妻も、子女も、家庭も、氏族も、国も、世界もありませんでした。神様の立場を考えてみてください。神様はどれほど悲惨だったでしょうか。
水に落ちて陸地に上がってこようとする人をけ飛ばしてしまう、そのような扱いを受けながら四十年間を経てきました。レバレンド・ムーンの頭は良いのです。サタンの戦略をすべて知っていました。サタン世界をどのように突破していくかということをすべて知っていたのです。そのようにして陸地に一歩を踏み出しました。そこから出発して、一つ一つ拡大してきたのです。
今年の五月を中心として、五月一日に協会創立後四十年を越えることにより、第二次大戦後に初めて歴史的なすべてのものを取り戻し、今は、七年路程が残っているのです。七年以内、二〇〇〇年代までにこの世界をすべて一つの国に収拾しなければなりません。
世の中には多くの父母がいますが、「ため」に生きる思想をもった王の位置にいる父母を「真の父母」と言うのです。その父母によって再び生まれたいというのが、堕落した人間の最高の願いです。そのような結論になります。それゆえに、真の父母は、息子、娘を捜しながら、四十年の十字架の峠を越えてきました。神様の代わりに、数多くの苦労の道を越えてきたのです。全世界が反対するという、このような時代を越えてきたのです。戦略的な計画がなければなりません。ただそのままなされたのではありません。先日、国際研修院に展示してあるものを見ると、それは十分の一にもなりませんでした。
統一教会の初代協会長(劉孝元)には、その不自由な体に、毎日十六時間の講義をさせました。やりなさいというのです。死力を尽くしてやるのです。空中を見つめながら、霊界の霊人たちに講義するのです。そのようにさせた人です。三年八ヵ月間させました。それゆえに、協会長に賞も与えたのです。それを思うと、胸の痛む時が何度もあります。このようにしなければなりません。
今、統一教会には、霊界に行った夫と暮らす人が本当に大勢います。不思議なことです。夫と離れては生きることができません。ですから、来て一緒に暮らすのです。今回、アフリカで殉教した人がいました。それで、私が表彰してあげました。表彰する前は訪ねてこなかったのですが、表彰すると、その日の夕方から訪ねてきて一緒に暮らしているのです。
【家庭盟誓の制定公布】
五月一日、協会創立四十周年を迎え、真の御父母様は、既存の「私の誓い」と「家庭宣誓」を率先して成された勝利の基盤の上で、全七節の「家庭盟誓」を制定され、二日、世界指導者会議において発表され、すべての食□は過去の盟誓文の前に敬拝で蕩減条件を立て、新しい盟誓文を中心として新たに出発するようにと指示された。その後、十二月二十二日には、四節に「統一」を追加挿入してくださり、一九九八年二月二日には、八節の盟誓文を新たに追加制定してくださり、その年の十一月二十一日には、七節に「為に生きる生活を通して」を追加挿入してくださった。そして、二〇〇二年十一月五日には、各節の文頭に「天一国主人」を一括挿入するように指示された。二〇〇四年四月十九日には、二節の「聖子の」のあとに「家庭の」を、八節の「解放圏」のあとに「と釈放圏」を追加挿入してくださった。
先日、水澤里において、第三十四回「父母の日」の行事を行う時に私が話したことです。代表的な家庭、中心家庭になるのです。それが骨子です。その基盤が展開することによって、真の父母と成約時代の安着が展開するのです。地上に定着することにより、世界的な大転換時代に移行していくのです。ですから、神様が理想とされた家庭形態を失ってしまったのですが、家庭盟誓を設定することによって、それをすべて復帰して定着しなければならない家庭の責任があるのです。それゆえに、家庭盟誓をつくったのです。
教会を中心として四十年かかりました。そして、一九九四年五月を中心として、私たちは家庭盟誓を宣布しました。歴史的です。数理的に蕩減していくのです。イスラエルが契約の箱をもって四十年路程を歩んだように、今、私たち統一教会も、家庭盟誓をもって一つになって天国に入っていくのです。
五月一日です。今までの盟誓文に三拝し、「真の御父母様がすべて成し遂げられたことを代わって相続し、新しい盟誓文に移っていきます」と祈祷するのです。そのようにしてそれを相続し、「このような新しい家庭盟誓時代に移っていきます」と言って、全員「申し訳ありません」と盟誓文に謝罪しなければなりません。悔い改めなければなりません。
家庭盟誓は、「私たちの家庭は真の愛を中心として」で始まります。これは、理想世界のすべてのプロセスに対する核心的な内容をすべて絞り出し、四週間研究して先生がつくったものです。
家庭盟誓の内容には、サタンという概念はありません。前提がすべて、「私たちの家庭は真の愛を中心として」となっているのです。偽りの愛によって堕落した世界になったので、「真の愛」と言えば、既に概念が異なっているのです。
すべての原理の内容を中心として、家庭編成に適する核心的内容を抜粋して記録したものが家庭盟誓文だということを知って、皆さんは、祈祷する前に必ず盟誓文をすらすらと唱え、今の自分自身と自分の家庭の状態がこのようになっているかどうかを見て、そのようになっていなければ、すぐにそれを是正していかなければなりません。
結論は、皆さんの家庭に適用するときに、心と体が一つになり、夫婦が一つになり、子女が一つにならなければならないということです。そのような家庭になるのです。四十周年の行事が終わったのちに、初めて家庭盟誓をつくりました。心と体が一つになった人、夫婦が一つになった人、息子、娘が一つになった人、家庭が完全に神側に立ったそのような家庭が初めて暗唱できるのが家庭盟誓だということを知らなければなりません。
【〈家庭盟誓文〉】
一、私たちの家庭は真の愛を中心として、本郷の地を求め、本然の創造理想である地上天国と天上天国を創建することをお誓い致します。
二、私たちの家庭は真の愛を中心として、神様と真のご父母様に侍り、天宙の代表的家庭となり、中心的家庭となって、家庭では孝子、国家では忠臣、世界では聖人、天宙では聖子の道理を完成することをお誓い致します。
三、私たちの家庭は真の愛を中心として、四大心情圏と三大王権と皇族圏を完成することをお誓い致します。
四、私たちの家庭は真の愛を中心として、神様の創造理想である天宙大家族を形成し、自由と平和と統一と幸福の世界を完成することをお誓い致します。
五、私たちの家庭は真の愛を中心として、毎日、主体的天上世界と対象的地上世界の統一に向かい、前進的発展を促進化することをお誓い致します。
六、私たちの家庭は真の愛を中心として、神様と真のご父母様の代身家庭として、天運を動かす家庭となり、天の祝福を周辺に連結させる家庭を完成することをお誓い致します。
七、私たちの家庭は真の愛を中心として、本然の血統と連結された心情文化世界を完成することをお誓い致します。
【指示事項と韓日幹部の人事措置】
五月二日、漢南洞公館で開かれた指導者会議を通して、真のお父様は、協会創立四十周年の指示事項を下達され、韓日の主要幹部に対する人事措置を断行された。
「一九九四年五月一日、協会四十周年記念行事後の新体制形成の指示事項」
世界平和女性連合は、世界平和男性連合を創建、すなわち世界平和女性連合は、世界平和男性連合をつくらなければなりません。世界平和女性連合は、世界平和男性連合を創建したのち、世界平和家庭連合を創立すること。そのようになった家庭は、天宙を代表した家庭です! 男性と女性は、天宙を代表した者であり、天宙の中心者です!
(1)母は子女と一体化。(2)父は社会と一体化。
二番目、メシヤ的責任です。
(1)家庭的メシヤは、三位基台を編成し、四数の地の数で十二数である春夏秋冬型を完結し、十二部族を形成し連結する。(2)氏族的メシヤも同状型。(3)民族的メシヤも同状型。(4)国家的メシヤも回状型。(5)世界的メシヤも回状型。(6)天上・地上・天の父母・地の父母一体愛で、統一世界と天宙完成をする。ヤコブの十二家庭、モーセの七十二家庭、イエス様の百二十家庭、これをすべて総蕩減し、先生が命令した百六十家庭の祝福家庭さえつくれば、すべて越えていきます。
それでは、ほかの所はやりませんが、韓国と日本は人事措置を行おうと思います。そして、今後私たちの教会組織は、氏族的メシヤが中心となり、家庭が全体を動かすのです。
小山田氏! 今回、小山田氏を日本の教会長に任命します。(拍手)小山田氏と江利川さんの上に、元弼氏と金明大氏を置きます。縦的に置くのです。黄煥菜氏、立ってください。金元弼氏の代わりに黄煥菜氏を任命します。(拍手)黄煥菜氏は、男性教育を主動し、女性教育をしなければなりません。今回十六万人の教育をするときに、これをしなければなりません。そして、四十日間、済州島に送って再教育しなければなりません。
そして韓国人、今まで日本に行った人々は、巡回師として行ったのではありません。全権大使です。三つの州でも二つの州でも、受け持った州全体の責任をもつのです。自分の親族を中心として伝道しなければならず、その伝道した人々を中心として経済問題を解決する方策を立てるのが一番の近道です。
先日来て教育を受けていった人々は献金を約束しましたが、この責任を果たさなければなりません。この責任を果たしたのちには何をするのでしょうか。今、お母様の演説文を中心とするビデオ・テープを作っています。これを作り、一人が三千本ずつ売るのです。
【世界平和統一家庭連合会と二世を中心とする体制】
真のお父様は、協会創立四十周年の勝利基盤の上で「家庭盟誓」を制定されたのち、五月三日、漢南洞公館において「世界平和統一家庭連合」の創設を指示され、会長に金元弼氏を任命された。
救援摂理の完成は家庭です。この家庭が、伝統的礎を置く一つの基盤となるので、この基盤を強固にするためのものが、今までの協会組織でした。ここでは、祝福されていない人々を訓練してきました。その訓練した人々は、家庭協会に加入することが願いです。
元弼氏を家庭協会長に立てます。韓国の家庭会長は全世界の家庭会長です。どの国の祝福家庭も、ここから指示することに完全に従わなければなりません。今までの協会組織は、そのようになっていませんでした。国家ごとに別々の組織でしたが、今から世界は、完全に一続きの統制的家庭体制を完成させるべき時代に入っていきます。それが成約時代の安着です。
今後、地方のすべての家庭を中心として、協会組織と同じようにつくっていくのです。今、家庭会を協会長がすべて受け持っていますが、それを二つ兼任してはいけません。家庭組織体制において、その家庭の中からできるだけ古い家庭、年齢が高かったとしてもできるだけ古い家庭を地方責任者に設定するのです。
統一教会の祝福は、天使長的家庭だというのです。天使長に家庭があってはいけません。それゆえに、本然のアダム家庭に帰っていかなければならないのです。今、統一教会においては、四十年の峠を越えて「世界平和統T家庭連合」が生まれました。これは、完全に復帰された家庭です。
家庭盟誓文を中心として、家庭を中心として進んでいかなければなりません。家庭盟誓文を掲げ、二世を尊重しなければなりません。家庭の父母は、二世を先頭に立てなければなりません。全体活動はすべて大学街です。大学街と中・高等学生です。
「三十六家庭」は、既成祝福家庭、その次にノア家庭、今までそれは、イエス様のように直系の子孫をつくることができずに霊界に行きました。結婚することができずに行ったのです。そのような関係の人たちです。その次にヤコブ家庭がいます。ヤコブ家庭は、純然たる未婚の男性と女性です。金榮輝氏は第二家庭でしょう? ですから、今まで第二家庭の全権を任せてきました。統一教会から勝共連合まで、すべてをそのように任せてきました。国民連合にまで責任をもつのです。その次には、郭錠煥氏が全体の責任をもつのです。このような時代が過ぎることにより、地上の定着時代が来たのです。
今回、孝進が勉強しなければならないので、珍憲を副責任者にし、それから龍善氏の息子の聖岩です。UTSを卒業しました。この二人が、孝進のもとで世界カープを指導する副責任者です。そのようにして、アメリカにおいて東部、西部へと活動を展開し、全世界のカープが随時、孝進と連結され、すべて治めることができるように、新しい組織を編成してから来たのです。
金奉泰氏! 可能な限り二世を中心として、二世がいなければ、自分の母親でも親戚でも誰でもよいので、単科大学でもどこでも入っていき、短期間でカープの責任者を輩出しなければなりません。一つの大学も抜かしてはいけません。
【全国牧会者および機関幹部集会】
五月十九日、中央修練院で開催された全国牧会者および機関幹部集会において、真のお父様は、家庭の摂理的重要性を強調され、「世界平和統一家庭連合会」の責任のもとで、真の家庭組織を中心として地上天国組織を構想しなければならないと語られた。これにより、同連合会は、全国に三十七の地区(長)を置き、その傘下に地方の教域とソウルの教会単位による地域(長)を置くようになった。この日の集会では、アメリカ統一神学大学院への教育派遣、日本宣教師および世界巡回師の派遣、教区長の転任および再任等の人事異動が行われた。
全国に教会はどれくらいありますか。三千個なくては大韓民国を料理することができないと考えているのですが……。郡が二百五十から三百あるとすれば、三千個にするには、一つの郡に十個の教会がなければなりません。一つの郡に十個の面があるとすれば、三千個になるのです。もともと面は三千三百でしょう? そのようにしてこそ、国を抱いて踊ることができると考えているのです。
四十歳以上の人は、全員自叙伝を書いてください。郭錠煥氏! 全員に自叙伝を書かせてください。何をどのようにしたのか書くのです。原稿用紙二百ページ以上書くのです。全員回顧録を書いてください。
すべて一括して人事措置をしなければならないというのが先生の考えです。教域長は立ってみてください。今後、あなた方が郡の責任者になれば、面まで早く配置しなければなりません。三千三百個の面に、すべて責任をもたなければなりません。
日本でも、韓国人を連れていって副協会長を立てました。韓国人が行って高位の責任者になるので、日本をのみ込もうとしていると思っています。それと相対的な立場で、韓国において日本人の教会長も出て、副協会長も出てくれば同じです。政治的にも反対することができない急を要する問題です。そして、教会長も副教会長をつくり、教区長もみな副教区長をつくっておくのです。
その次に、人事措置した所に教区長を配置しなければならないでしょう? その候補者は全員いますか。その名前を呼んでください。十三人は、一括してアメリカに配置されるのでしょう?今回行く人たちは、統一神学校に編入させようと思っています。そして、体制を変更し、ソウルを本格的にやらなければなりません。(続いて、教区長十人と巡回師四十人を任命される)この人たちは、お母様が講演した四十ヵ国において、四ヵ国を巡回する地域巡回師になるのです。
そして、大学街と高等学校を一体化させ、一つになって伝道するのです! 今から女性連合は、大学街を伝道するのです。大学街がこのようになれば、女性連合と青年連合を一体化させる運動が展開します。そのようになればこれが一つになるので、家庭連合世界になるのです。その次には、姉妹関係を結んだ人の教会化、食口化運動です。その次には世界宣教と人材です。宣教というものは、世界的人材を必要とするのです。
【第三十二回「真の万物の日」】
六月九日(陰暦五月一日)、第三十二回「真の万物の日」を迎え、午前七時に漢南洞公館において敬拝式が挙行され、午前十時には、第十九回韓日女性姉妹結縁に参席した日本の女性と二千有余人の韓国食□が集まる中、中央修練院大講堂において記念礼拝が行われた。午後六時三十分には、リトル・エンジェルス芸術会館において慶祝文化の夕べが行われた。
この「真の万物の日」によって、今年はすべての万物の嘆息を解怨する年です。韓国でも、今から山野はすべて青々となり、豊作になるでしょう。堕落することによって、万物が人間の祭物の過程をたどり、真の御父母様と神様が祭物の過程をたどってきたのです。そのような歴史路程をたどってきたのですが、真の父母、お母様が女性解放を宣布することにより、再臨主、完成したアダムを中心として、初めて地上に解放された立場で父母の因縁を立てるようになり、神様が全被造世界を直接管理できる時代に越えてきたのです。
今日、このような時代が転換時代であり、きょう「真の万物の日」に、この地上世界において、このように定着した父母を中心とし、万物も嘆息圏を越えて初めて真の父母と共に定着する時代に入ってきたということを知らなければならないので、このような話をするのです。「今年は、六千年ぶりに神様の前に奉献できる祭壇だ」と思いながら、私は祈祷しました。初めて真の御父母様が安着し、最初に捧げる祭物です。痛哭しなければなりません。
旧約時代、新約時代、成約時代完成ですが、自分を中心として神様と一つになり、成約時代の真の父母の後継者として、息子、娘も神様の息子、娘にならなければならず、万物も神様のものとして、すべてを合わせて天の前に奉献しなければならない日がこの日です。
「真の父母と成約時代安着」を中心として、万物を創造したのと同じように、「子女の日」を設定して子女を奉献し、「父母の日」を設定して神様に奉献しなければならない責任を負い、平面的個人、家庭、氏族、民族、国家を中心として、世界まですべてもって、神様と人間がこのように分かれたことを一つにして侍り、新しい天宙から世界、国家を経て、家庭まで来て、家庭で失ってしまったことを再び蕩減復帰しなければなりません。
【韓国幹部会議】
六月十九日、漢南洞公館において、真の御父母様主宰による韓国主要幹部会議が開かれた。
きょう、このように皆さんを集めたのは、統一教会の諸般の団体に、男性を中心として属している全家庭は、夫人たちもそうですが、今後、すべて女性連合と関係を結ばなければなりません。それから、学生たちには、カープ(CARP一大学原理研究会)があり、ハープ(HARP一中・高等学校原理研究会)があります。
そして、世界平和教授アカデミーの教授や勝共連合の有力者たち、それ以外にアメリカに研修に行ってきた人が全員で約五万人います。これは膨大な数です。また、今、世界日報の調査局調査委員が五千人に達しています。そして、調査局調査委員たちの夫人、それからアメリカに行って研修を受けてきた人々の夫人、それから関係当局にいる人々、このような人々が相当数連結されています。また、私たちが中央修練院で「勝共理念」を二泊三日以上教育した人々が百三十万を超えます。世の中は知りませんが、そのような莫大な数が連結されているのです。勝共連合と関係している私たちの集まりに参加した人々は重複しているので、結局七千万を越えます。
教区長、手を挙げてください。皆さんが責任をもたなければなりません。博士であっても何であっても、行って張り飛ばすのです。打たれれば打ち返しなさい。誰が何と言うのかというのです。
【〈指示事項〉】
【一 女性連合の活性化】
(1)教育の徹底化。(2)氏族教会責任。(3)韓日姉妹結縁者の食口化。(4)統班撃破造成強化。
【二 全国に原理研究会結成】
【全国の大学街二百大学に原理研究会結成】
(1)大学街の全体活動強化。(2)大学内講義の継続。(3)多数グループ化活動。(4)教授と大学当局と合意教育。(5)ブリッジポート大学への留学指導。
【三 家庭連合結成】
(1)協会のように家庭連合を編成。(2)氏族的メシヤの思想強化。(3)教育強化と活動強化。(4)二世子女の模範化。(5)教会中心者の育成重点化。
【四 世界平和青年連合】
(1)原理研究会と卒業生の一体化。(2)共産思想左翼思想対峙教育。(3)他の社会団体責任教育。(4)他団体を中和的要員として用いること。
【『原理講論』奉読講義およびみ言説教の伝統化】
本を中心として語ることができる趣味をもてば、どのような人でも、家にいる人全員にすべてを語ることができ、また読んであげることができます。しかし、講義を聞いて自分が知っている内容は、家に行っても第三者に語ってあげることができません。本と共に胸の中にしまっておけば、自分が感じ、見たことを、いつでも自分の証の代わりにすることができるのです。本から受けた恩恵を伝えるのです。
創造原理だ何だと、すべてをやる必要はありません。その骨子だけぱっと抜き出せば、十五分あれば、誰でもその内容を伝えることができ、時間があれば、四十五分でも伝えることができます。このようにチャートをつくるのです。一番、二番、三番、四番として、その色に沿ってぺージを連結し、その代表的な骨子をチャートに書いておけばよいのです。それは、協会で作らなければなりません。既に、一年前に先生が指示したことです。既に、世界宣教本部においてそのように指示しました。そのようにすれば、誰でも講義することができます。
本とチャートをもってやらなければなりません。のちのちは、模範講義ができるようにビデオ・テープをつくるのです。それを見て、本をめくりながらそのとおりに話せば、誰もが原形に完全に一致する言葉を備えるようになるのです。
『原理講論』の単語を変えてはいけません。ページ数はかまいません。横書きもかまいません。そのようなことはかまわないのですが、ほかの言葉を使ってはいけません。原理のみ言を書かせる時、先生は、神様と先生のみ言の代わりに書かせました。ミスター劉(劉孝元)が書きましたが、すべて先生の管理のもとで書いたので、天と連結しているということを知らなければなりません。普通の文章とは違うのです。
本来、書くとき、本をすべて読むようになっています。読めば理解できるように編集したのです。読めば、皆さんが講義する以上に理解できるように編集したのです。ミスター劉が三年八ヵ国間、一日に十六時間ずつ継続して講義したのです。その講義を先生が毎回鑑定してあげました。それが伝統です。
今からは、先生がいなくなれば、何をするにせよ、今後は原理の本を見なくては絶対に原理のみ言を語ることができないようにし、説教も、自分勝手にせずに説教集を読む説教をするのです。朗読説教をするのです。四十年間話したので、数百、数千の主題があるのです。
七 海洋摂理二十周年とアラスカ修練
【海洋摂理二十周年記念式】
八月一日と二日、ニューヨーク、ベルベディア修練所の芝生庭園において、各国の海洋関係の機関要員と食□など三千有余人が参席する中、真の御父母様の海洋摂理二十周年記念行事が盛大に開かれた。この日、真の御父母様には、記念トロフィーが奉呈され、真の御父母様は、水産功労者に賞を授与された。行事会場では、海洋摂理二十周年写真展と人類の飢餓問題解決のためのシンポジウムが開催され、全世界の水産事業関連企業体の活動紹介も行われた。真の御父母様は、イースト・ガーデンにおいて、全世界幹部会議を主宰され、指示事項を下達された。
一年に飢えて死んでいく二千万の人々、アフリカの奥地や第三世界のかわいそうな人々を助けるために、先生は、今まで二十年同船に乗ってきました。網ならば網をつくる方法、工場を造り、船を造り、すべてのことができる準備をしたのです。アフリカの母親たちが釣りをする方法を知っていれば、どうして飢えて死にますか。水があり、魚のいる川があるというのです。
真の父母という名前をもったならば、これを忘れてしまうことができないということを知らなければなりません。人類を自分の子女のように、兄弟のように思い、自分の血族のように思わなくては、真の父母の理想、この五十億人類という平面的人類を愛したという条件が成立しません。
ですから、二十年間、毎日のように荒海と闘いました。嵐が吹いてどのような船も出ていくことができない、そのような夜の十二時を過ぎて出動命令をしました。それは何ですか。やるべきことではありません。人の息子、娘を連れてそのようなことをするからです。その人がどれほど疲れているのか、運転しながら居眠りするのです。激しく雨が降る嵐の中だというのに、運転しながら居眠りするのを見た時、「やー! 世の中で、悪の指導者、無慈悲な師は私しかいない」と涙を流しながら、そのハンドルを握って中間地点まで私が運転したのです。そのようにしても、それも分からないほど居眠りしているのです。今まで、そのようなことをたくさん見ながら来ました。そのような歴史の事情がたくさんあります。
涙か雨水なのか分からない恨めしいその途上において、嵐が起こす波とともに、世界の死亡の波をどのようにして平和の貯水池にするか、平和の海にするかを考えたのです。死亡の世界を生命の海に変えなければならないので、その道が果てしなく遠いことを考えるとき、涙と共に過ごした忘れることのできないその昔が、死の場が近づいてくればくるほど決意を新たにし、勇気づけてくれる力になったという事実に感謝し、有り難いこととして受け入れている人だということを知らなければなりません。
今回、今まで二十年間やってきた水産事業のすべてのものを展示しましたが、気分はどうですか。どのようなことを思いましたか。このような展示会は必要ですか。本来は、ニューヨークのマディソン・スクェア・ガーデンのような所を借りて、統一教会四十年史の展示会をしていれば、アメリカを揺り動かしていたはずです。
新しい時代になったのです。一九九四年のこの日は、昨年、お母様がアメリカ講演を終えた記念日でもあり、水産事業二十年を終結する日でもあり、私たち統一教会において、八月は、再出発するというこのような大きな意義のある日です。ですから、きょうは特別な日です。そのような意味において、転換時代が来たので、今から統一教会と私たち働く人々は、過去の人のために働くのではなく、未来の子孫のために、二世以降の人々のために働かなければなりません。
【水産事業および付帯事業】
統一教会のワン・ホープという船は有名です。アメリカの海洋警備隊で売ってほしいと言っても売りませんでした。死んでいく二千万のために造ったので、二千万を救うことができる橋を架け、基盤を築き、その仕事に協助した人に船を分けてあげるのであって、そうでなければ分けないのです。今、そのような時が来ました。百六十ヵ国に販売市場をつくるのです。
船を造り、船を中心として魚を獲っていたその事業から、魚を養殖する養殖事業に連結され、その次には運輸事業と連結され、その次に生産事業と連結され、すべてのものが連結されるのです。今、アメリカにおいて、私たちのIOE(国際海洋開発事業)は、アメリカの水産事業家がみな知っていて、競争対象として注目する会社になっています。ですから、魚も獲りますが、今からは運輸事業もしなければなりません。そして、世界的な観光事業を展開するのです。今先生は、世界的な観光事業を準備しています。このアメリカにバス会社「Go Tour」をつくったのも、そのための一環であり準備でした。
このような観光事業や趣味事業を中心として、輸送事業に連結して船を動かし、世界の食べ残った剰余物資を運んで食べさせようというのです。米がなければ魚を食べればよいのです。一ヵ国後にお金を出すので、一ヵ月間食べて暮らすことはできるのです。魚は、量が多いので運搬するのが大変です。ですから、フイッシュ・パウダー(魚粉)、これは高性能蛋白質なので、これさえ食べればよいのです。アメリカで食べない魚を冷凍するか粉にしてアフリカに送るための工場を、今コディアックでやっています。私たちがそれを開発すると、アメリカ政府が、「私たちが援助します。私たちが資金を支援します」と、そのように言っています。
アメリカを中心として、私たちが食堂を占領したのはなぜでしょうか。魚を配達する会社と配達してもらう食堂は、五時以降は、魚を分配することも配達してもらうこともできないのです。その時間になると、みな門を閉めていくのです。しかし、私たちは二十四時間オープンです。食堂は午前二時まで開いています。どのような作戦を取ったのかというと、このニューヨークにない場合は、ワシントンD・Cからもってきてあげるのです。
【全世界幹部会議での指示事項】
【一 成約時代は摂理に向かう大転換二世時代】
(1)二世は建国思想確立時代 (2)大学街活動時代 (3)母子協助体制-家庭協助体制公式化時代 (4)家庭理想化超国家時代 (5)地上天国・天上天国時代と家庭盟誓完成時代 (6)真の父母と神様の代表者であり中心者だということを自証する時代
【二 荒野四十年復帰勝利時代】
【(1)宗教連合時代-世界平和宗教連合時代】
a、神学者交流時代。b、教団長和合時代。c、青少年結合時代。d、『世界経典』生活化時代。e、神様と真の父母は誰もが必要である。f、世界に向けた統一平和時代。g、神学校の地上天国・天上天国に向けた一体化教育時代。
【(2)世界平和連合時代】
a、世界大学連盟と再教育時代。b、神主義と頭翼思想を中心とする地上・天上世界確立。c、今の世界は兄弟世界なので、父母世界への帰還時代。d、家庭単位時代から国家時代、世界家庭化時代に。e、家庭、国家、世界、天宙は、神様と真の父母と子女たちの永遠の生活舞台。f、家庭盟誓世界完成時代。g、人類教育平準化時代であり、言語統一時代であり、自由往来生活時代、すなわち地上・天上天国時代。h、天上天国の民養成のための地上の統一世界万民再生時代。i、神様と真の父母と共に、子女が召命的使命を完遂する。j、天地共鳴父母子女一体化時代。
(3)世界平和女性連合責任時代。
a、女性たちは、真のお父様に侍り、家庭的、国家的、世界的新婦として、三時代の子女を結束し、真のお父様を中心として、地上・天上天国完成のために、責任的教示体としての手本にならなければならない。b、理想家庭代表の立場で、真の父母から理想的夫復帰のために創造の役事を起こし、理想的家庭再編成を成して、家庭から天国までの大活路を形成すること。c、心と体の統一の標本体であり、夫婦統一の標本体であり、子女統一の標本体なので、地上において重要な責任を全うしなければならない。d、女性たちは、復帰摂理において神様の代役である。e、世界解放時代を迎えて、世界平和宗教連合と世界平和連合を連結し、カープと青年連合を連合させて、宗教国連、国家国連、女性国連、青年国連を創建してこそ、統一家庭、国家、世界が平和統一世界で地上、天上天国を連結させる。f、国連的教育大学として、真の父母の思想を定立し教育すること。g、十二ヵ国で世界代表の女性三千二百人を教育して国際的に配置し、国際的外交官を再教育させて統一世界を形成しなければならない。h、真の愛の地上の中心なので、子女たちの手本となって教育しなければならず、夫と一体化の標本となり、未来の子女の模範夫婦、父母としての手本にならなければならない。i、家庭の王である父によく侍る中心者となり、子女を未来の王として養育し、真の愛の教示体にならなければならない。j、真の父母と神様を垂直にして、横的に和動する表示体にならなければならない。k、子女たちの真の愛の称賛の中心であり、夫の真の愛の中心体であり、神様の地上の真の愛の中心体である。l、自由と平和と幸福は女性から始まる。m、平和統一時代である地上天国は女性称賛時代になる。n、地を代表しているので寛容の心を誇り、何よりも受容態勢を備えなければならない。
【(4)世界平和原理研究会】
a、原理研究会の要員は、父と母の心情を中心として教育を受け、伝統を立てなければならない。b、特に子女たちは、母の情を中心として教育を受けなければならない。c、母の日常生活を連結して教育を受けなければならない。d、子女たちは、母と一致し、父を栄えさせてこそ、理想国家の単位である家庭形成が可能である。e、母は家庭において心情教育、父は知識教育。父の知識教育に代わるものが学校教育である。f、子女たちは、学校時代までは家庭に属して生活し成長するので、父と母を王と王妃のように侍って手本を示さなければならない。g、四大心情圏と三大王権を伝授されなければならない。h、家庭において、兄弟は横的なカイン・アベルであり、学校においては、卒業生が縦的なカインとして国家と世界を連結する。
【(5)世界平和青年連合結成】
a、青年連合の会員は、縦的な家庭、国家、世界、天宙をつなぐ伝統を真の御父母様から受け継ぎ、地上天国の根幹となり、環境全体において模範となり、発展的歴史を維持すること。b、人類の上中下時代を連結し、直線的縦的伝統を生活圏において確立し活用すること。c、老年層の信頼を受けながら、青少年層の模範にならなければならない。d、家庭と学校を離れるのではなく、新しい家庭の結実となり、新しい学校教育の結実となって、家庭と社会において、責任をもって教示する者にならなければならない。e、家庭天国理念を完成し、道義的世界の具現に中心をおく生涯をもたなければならない。f、心身一体生活の中心的標本となり、国家公益を常に追求する.こと。g、心と体が一つになり、夫婦が一体になり、子女が一体になって、家庭と社会、国家、世界の一体圏を成し遂げなければならない。h、旧時代の堕落性を脱いで新時代に向かう宗教、哲学、政治、経済、文化全般を真の愛の心情文化世界へ委譲すること。i、常に老年、壮年、青年、少年時代を垂直に連結する中心軸の使命を果たすこと。j、原理研究会と一体となって社会と家庭を一つに結び、真の父母と神様と一つになって国家と世界と天宙を連合し、統一された平和世界へ前進しなければならない。k、一生に何かを残す目標をもって生きなければならない。l、原理研究会と一つになって世界大学連盟を縦横に結び、実効的に世界を変革していかなければならない。m、自分の専門分野を中心として多くの連結グループを形成し、世界時代に越えていくこと。n、祝福理想化に向かって中枢的活動と模範的体制を完成し、青年国連を形成すること。
【三 水産事業と低開発国家】
(1)真の父母と祝福家庭は、人類の飢餓と死亡を救うべき責任がある。(2)第三世界の奥地に通じる道は、水路や運搬船を造り、水路を通じて部落と連結しなければならない。(3)先進国家圏には運搬する剰余物資があるので、移動分配手段が必要。(4)世界の至る所に通じる水上、陸上運輸事業を準備すること。(5)小型船の世界的販売組織強化。(6)政治指導者、教授、言論人を一つにして、国家と学校と言論界で宣伝拡散させること。(7)自由世界のすべての人々は、節約生活をして準備を急がなければならない。(8)カイン生活圏とアベル生活圏は、摂理的一体化時代に前進すること。
【祝福家庭子女のアラスカ修練会】
第一回国際祝福家庭子女修練会が、七月三十一日の開会式から八月二十六日まで、ニューヨークにおいて真の御子女様たちと共に七泊八日、兄弟同士によるアメリカ本土東西横断旅行七泊八日、アラスカのコディアックにおいて、真の御父母様をお迎えして十泊十一日の日程により、八十有余人が参加する中で進められた。アラスカの日程時、真の御父母様は、二世たちに激励のみ言を語ってくださった。
二世たちがやるべきことは何かというと、自分の父母を改造しなければなりません。銅像が間違っていれば、すべて溶かして再び注いでつくるのと同じように、皆さんの家庭はでたらめです。一世時代は、サタン世界と一つになって生きてきました。サタンと共に生き、サタン圏内の支配を受け、その国の支配を受けてきたので、すべて分別して整理することができません。行ったり来たりして混ざり合ってしまいました。しかし、二世時代はそうではありません。二世時代には整備しなければなりません。
祝福された血統を汚してはなりません。天国を受け継ぎ、相続することができる財産です。それは、血族の文書や家の権利書と同じです。族譜と同じです。純潔をいかにして守るのかというのです。二世が正しく行動しなければなりません。天国の家庭をつくり、天国の氏族をつくらなければなりません。そして、今から家庭協会時代に入っていくのです。家庭協会時代が来るので、「真の父母と成約時代安着」です。真の御父母様が安着し、家庭を立てなければならない時が来るので、家庭と二世は必ず安着しなければならないという原則がそこにあるのです。
二世がすべての決着をつけなければなりません。固く決心するのです。皆さんの父母が、祝福を受けた環境で皆さんを捨てて活動したことは問題ではありません。先生は、国を捨て、世界を捨てたのです。新しい世界を創建するには、その世界にしがみついていては新しい世界を創建することができません。
【アラスカ精神と海洋訓練】
「アラッスムニカ(分かりますか)」というのがアラスカです。(笑い)「スカ」は日本語を付けたのです。日本と韓国、アダム国家とエバ国家の言葉で「アラッスムニカ」は「アラスカ」です。「アラッスムニカ」を略した言葉が「アラスカ」です。「男性も女性も分かりましたか」です。何を分かったのかというのです。「蕩減復帰が分かりましたか」です。蕩減復帰を知らなければなりません。
アラスカ精神とは何ですか。五時に起きて御飯を食べ、海に出ていって十二時に帰り、一時に帰り、二時にも帰ってくるのです。責任量を果たせなければ、帰ってくることができません。事情をみてあげるのではありません。修練過程においては、責任を果たさなければならないのです。
克服する者だけがチャンピオンになります。勝利できるのです。それゆえに、先生は、そのような面において眠りを克服しなければならず、食べることを克服しなければならず、寒いことを克服しなければならないということをすべて体験しました。困難なことを克服しなければなりません。三十歳までは全員苦労させようと思います。三十歳になれば必ず自立できるように、統一教会の群れには訓練をさせます。約三年間、国は若者を私に任せなさいというのです。大学に行く前に、高校を卒業して三年間、激しい訓練をさせるのです。
海に勝利する人は世界を支配します。海は陸地の三倍です。あらゆる金銀財宝がこの海に埋まっています。それが主人を待っているのです。その主人は誰でしょうか。統一教会の者たちです。「それを占領しよう!」というのがアラスカの克服精神です。
先日、コディアックに入っていって、海洋事業二十年で宣布したすべてのことを完了してきました。ですから、韓国人の代表、日本人の代表、アメリカ人の代表を中心として、先生が、コディアックで朝の五時から十二時を中心として、風が吹こうと、雨が降ろうと、気候が悪かろうと海に出ていって精誠を尽くしたように、そのような精誠を尽くしなさいと言いました。ここを修練場にして、今後、世界のすべての若者、世界の統一教会の精鋭部隊が、コディアック・スピリット、コディアック精神を伝授されるための修練を受けるのです。
【水の哲学と海】
水に対する哲学さえ修得すれば、聖書六十六巻を完成することができ、神様の完全な息子、娘になることができます。そのような話が可能だというのです。ですから、浸礼儀式とは何かというと、水に入っていって再び生まれなさいということです。水はあらゆる生命の源泉なので、そこできれいになってから再び生まれなさいという意味もあるのです。そして、毎日のように水が、このように動くのを見れば、自然に私の心も動くので、私の体の血も浄化されるのです。水が流れるとき、水と共に私の心も流れていき、汚いものがすべてきれいに洗い流されるということを感じたことがありますか。
このような問題を中心として考えてみるとき、水を愛しましょうというのです。生命をもったすべての人間やすべての万物はそこにつながっているので、水を愛すれば万物を愛するということになります。これは源泉的な考えです。ですから、風が吹き、波がある所で船に乗れば、血が揺れ動くので、血が腐るということはありません。すべて浄化されます。ですから、船に乗る人はいつも健康です。
そして、海において、一人で話すことができる所は船しかありません。自分が話そうとする時に、トークの主体は心です。心が話すことを自分も聞くのです。我知らずぶつぶつと話すのですが、それを聞いてみると、予言になっているのです。
限りなく変わる海ですが、変わらない水平線をもっています。水は、及ばない所がありません。すき間さえあれば行きます。小さな器に入れれば小さくなり、大きなタンクに入れれば大きくなり、一軒の家より大きな所であってもいっぱいに満ちるのです。このように大きな海自体も、一つの顔として見ます。太平洋、大西洋、インド洋などの五大洋がありますが、一つの顔と同じです。
【アラスカの釣り】
気候と温度と流れを合わせなければなりません。そこに付加されるものが景色のようなものです。人も魚も同じです。ずっと山の地形に沿って川が流れるとき、どこに魚がいるのかということを知らなければなりません。夏のような暑い時には、絶対に日の光が当たる所に魚はいません。陰になった所の中でも、岩があり隠れやすい所にいるのです。それを見ることができなければなりません。
人間の顔はみな似たり寄ったりですが、魚の顔は千態万状です。顔の小さな魚は速いのです。目の大きな魚は動作が鈍いのです。それを見れば、神様は、本当に奥妙につくっておかれました。それは、すべて要領よく生きるようになっています。
太平洋の中で、魚の世界における一番の美人は何かというとハリバットです。どのようにして体の半分を海に敷き、目もそのようになっているのかというのです。見てみてください。これは特出した群れです。それは何かというと、海底のごみを食べてしまう清掃婦です。汚いものを流せば、それをすべてのみ込んでしまいます。そのような魚がおいしいのです。また身が白いのです。上のほうで暮らしている魚は身が赤いのです。
鮭には五つの種類があります。ピンク・サーモン、レッド・サーモン、シルバー・サーモン、キング・サーモン、チャムというものまで、五種類があります。それが季節に従って移動するのですが、どれほどりりしいか分かりません。すべて遠くの大洋で暮らしたのちに、四千マイル、五千マイルを移動するのです。これには、二年、三年、四年、五年、六年、七年のものがいるのですが、故郷を離れ、故郷に帰ってくるのです。
先生は、一千三百七十二ポンドのツナを釣りました。六百五十キロです。今回、みなニュー・ホープの船を見ましたか。ニュー・ホープはどのようになっていますか。普通、ツナを獲る船には倉庫があるのですが、その扉が後ろにあって入っていかないので、どうにかしてかろうじて載せました。これを船に置いてみると、このように斜めにして置いても、その尾っぽが船から見えたのです。それは、十四フィートから二十フィート近くになります。
【アラスカ水産事業と船】
今後、先生が手を付けた物は歴史的材料です。今、皆さんが船に乗って訓練していることをいい加減に考えてはいけません。統一家のすべての人、先生を中心としてコディアックの工場と関係しているすべての人、全世界的に築かれたすべての基盤に従事し関係している人は、みな船に対して関心をもっています。ですから、先生が自ら監督して造りました。何回にもわたって試験してみて、今回新たに投入し、欠如した部分を完全に補いました。ですから、今は、大量生産して販売しても大丈夫です。ですから、百六十ヵ国に海洋教会、オーシャン・チャーチをつくるために、一セット四隻を造って、先生が与えるのです。
アラスカにおいて、トロールボート(トロール船)として、実際に一線の現場で魚を獲ることができる、早くて格好の良い船が私たちのファイバー・グラス船です。一般の鉄で造った船は、二年に一回ドックに上げて、削って塗料を塗らなければなりませんが、これはそのような必要がありません。掃除だけしっかりとやればよいのです。漁夫といえば、労働者よりも薄汚く、においがするものと考えています。しかし、このファイバー・グラス・ボートは、真っ白な船なので清潔です。新しい服を着ているかのようです。
確率的に見て、何度か事故が起きなければならないのですが、事故が一回も起きないので、「歴史の記録を破った」と言って、私たちを尊敬しています。ですから、今は、嵐が吹くような時に行ったり来たりしても関与してきません。また速度が速いのです。自分たちの警備隊のボートがついてくることができません。今回新しく造った二十八フィートのボートに、二百五十馬力のエンジンをつけました。昔は、二十七ノットといえば五十キロ出たのですが、今は、四十ノット以上出るのです。これに三百十五馬力までつければ、速度が四十五ノットまで出ます。ですから、コディアックと本土を往来する船を造ることができるのです。一時間二十分あれば、本土に到着します。今まで、誰も、コディアックから本土に行くことができませんでした。それは危険だと考えているのです。
【アラスカの自然環境と開発】
周辺の近い山はすべて雪で覆われています。雪で覆われたその山の下に緑地帯があり、その緑地帯には花園があります。その花が咲いている下には青い海、美しい湖のような海があって、釣りをするのです。どれほど仙境(注一清らかな所)か考えてみてください。四方を見れば、屏風のように高山が囲んでいて、アラスカの木はピアノの鍵盤をつくる、とてもまっすぐな木ですが、そのような木で山林が生い茂っているのです。
コディアック島には道がありません。「私が三部稜線まで道をつくりますから、三部稜線以下の土地は私に下さい」と言っているのです。このように契約して、三部稜線以下は別荘地帯にし、今から世界的な観光地帯にするのです。本当に良い土地です。
熊も飼育し、魚の養殖もするのですが、三部稜線以下の土地は、別荘地帯として別荘を建てるのです。別荘を建てるときも、百万ドル以上、何百万ドルの豪華な住宅を建てて、世界のお金持ち、王様だった人々に貸すのです。これを造り、そこに生活の道具をすべてそろえるのです。行けば、便利なように世話をする人をつけてあげ、船があり、その運転をしてあげ、どこででもフィッシングができるようにしておくのです。一度味わえば、死ぬまでそれを手放さず、そこに来て暮らそうとするのです。
そして、今後アラスカで水産事業をして、木材産業をしようと思います。それを指示しました。全世界に早く材木所を造るのです。全世界にトレラー・ハウス(移動住宅)を造るように、原木をサイズ別にして卸値で世界に販売できる組織をつくるのです。既に、良い土地と良い家を買っています。
【「格菴遺録」の予言とアラスカ】
『鄭鑑録』というものもありますが、『格菴遺録』というものがあるのです。五年前に、その原本を私は誰からかもらいました。私は、そのような本を読むのは好きではありません。世界からそのような本がたくさんきています。今回、コディアックにいる時、小山田氏が、『ついに解明された一九九九年』という本をもってきたので見ました。
一五〇三年にノストラダムスが生まれ、一五〇九年に南師古が生まれたのですが、南師古が予言した内容とは何でしょうか。イエス様が再臨するということを言っています。聖書のようなものは何でもありません。八つの条項で、文鮮明先生は再臨主に間違いないという結論を出しています。「その方は北朝鮮で生まれる」と言っています。北朝鮮から出て、島国に行ったのちに、韓国に入ってくるというのです。日本を経て入ってくるという説明までしているのです。それから、「世界の善男善女のペアを組んであげる」と言っています。
アラスカ、この地方に対しても出てくるでしょう? 主が海を誰よりも愛し、海洋事業をするということもすべて出てきます。結局何かというと、格菴遺録では、救世主は誰かというと、イエス様が再臨した方だと出ているのです。四百年前は、キリスト教が入ってくる前なので分かりません。ソ連とアメリカが出てきて闘うことをすべて話しています。アメリカという国がない時にです。驚くべき事実です。「神様はいない」と言うことはできません。すべての歴史は、そのように偶然になされるものではなく、計画的なプログラムによってなされるのです。そのようなことを理解して、皆さんがこのように修練を受けるのも、過去のすべての計画のもとでなされているということを知って、意義深い出発から始めて締めくくることを希望します。
八 年末の国内外の主要行事とブラジル歴訪
【真の御父母様の帰国歓迎集会】
六月二十日にアメリカに渡られてから百日余りたった十月四日の午前に帰国された真の御父母様の歓迎集会が、当日、漢南洞公館において行われた。
統一家は、真の父母が定着した基準を中心として、絶対的な相対的価値をもち、内外で同じ価値をもって生きようという夫婦になれば滅びません。天国と神様を所有したその上で生きるのです。サタンが干渉することはできません。そのような驚くべきことが地上で決定し、今から新しい歴史が出発しているという事実を知らなければなりません。皆さんは知りませんが、霊界は、その方向に総進軍するのです。
真の父母になるためには、復帰路程において真の僕にならなければなりません。真の父母は、僕に対しても真の父母であり、乞食に対しても真の父母です。そのような意味で、廃物のように扱われているアフリカの人々にも真の父母の役割を果たさなければならないので、二十年の水産事業を終えて帰ってくる時、日本人の代表と韓国人の代表と西洋人の代表を選んで、「私がやったすべての水産事業にあなた方が責任をもちなさい」と、祝福を譲ってあげて来たのです。
今から入ってくる人々に希望をもち、私が再び教育するのです。怨讐だったキリスト教徒たちが入ってくれば、再び通告し、統一教会が真の御父母様に侍ることができなかったがゆえに解くことができなかった六千年の恨多き神様の心情を教えれば、彼らは、皆さんを踏み越えていくだろうと思うのです。今回来る時に、なぜ飛行機が故障したのでしょうか。警告です。
今、南北統一の勇士の中心として先生が現れたのです。南北両国の問題、世界の問題、アメリカの問題を正しく処理するために、二重、三重に覆われたその問題のために、昼夜を分かたず闘ってきた人だということを知らなければなりません。
【全国公職者特別集会】
真の御父母様は、十月九日午前九時から、中央修練院において、全国公識者特別集会を主宰され、協会および家庭連合会の公識者七百有余人に八時間にわたってみ言を語ってくださり、対内機関組織の人事措置を指示された。
「国を救いなさい」と言ったのですが、何をしましたか。数十年間にわたる世界の戦場において、すべてを屈服させ、「真の父母と成約時代安着」という名言をもってきたのですが、安着できる家がどこにあり、安着できる環境がどこにあるのですか。何をもって安着できるのですか。新たな自覚をしなければなりません。自覚だけではなく、自覚以上の自暴自覚をしなければなりません。
カナン七族のいる場所に上陸した二世たちは、厳しい風霜を越えて神様を信じれば、できないものはないという信念をもち、二つの大の柱が案内する道を行けば敗者はいないということを知って、勝者として受け継いだ相続権を誇ることができる堂々とした精兵と勇士にならなければなりません。
あすは十月十日です。双十節を迎えるあすから、自由奔放な解放の男児として、天の前に直行できる歓迎の対象者となってくれることを願い、語られたみ言を忘れてはいけません。結論は何ですか。ヨシュアとカレブがもったのと同じ二つの火の柱です。それは、絶対的な信仰と、第二の創建をすべき国家を絶対的に愛する心です。今から、ここにいるすべての責任者を再教育しなければなりません。先生がいない時は、漢南洞を使うのです。普通の期間は、一週間修練では短く、二週間の修練コースを約十日間で終えれば良いだろうと思います。講義する方法は、今後、本を中心として講義するようにするのです。
先日、日本の女性に対して講義しましたが、皆さんは、これまでどのような話をしたのかすべて分かりましたか。その内容を自分ですべて整理し、自分のものとして勉強して理解しているのかというのです。「先生はどのようなみ言を語っているのか」と関心をもち、日本の食口を通じて、韓国にいる教役者たちがそのすべての内容を知っているのかというのです。
家庭協会をつくるということを知っているでしょう? 家庭協会長は、統一教会の協会長のお兄さんです。本来は、家庭協会長の主管を受けなければならないのが教区長です。再び人事措置をして編成するのです。実力のある祝福家庭は、すべてここに入るのです。統一教会が問題ではなく、家庭協会が問題なので、家庭協会を中心として影響を及ぼすことができる人は、その道ならば道の責任者に任命するのです。
【中国女性指導者代表歓迎集会】
「二十一世紀と女性の使命」という主題による韓中女性指導者セミナーが、「世界平和女性連合」の主管により、十月十一日から十六日まで、ソウル、リトル・エンジェルス芸術会館等において開催された。特に中国の女性指導者たちは、産業視察、原理講義の聴講等の日程をもったが、十月十二日の行事において、真のお母様が激励の辞を語ってくださり、十五日には、真の御父母様主宰による漢南洞公館での晩餐会に参席してみ言を受けた。既に、九二年十二月二十三日の真のお母様の中国人民大会堂における講演会を起点として、韓中両国の女性指導者間の交流が芽生え、五月七日から十二日までは、韓国を含む全世界九ヵ国の女性が参席した国際セミナーが中国で開かれている。
堕落せずに神様と一つになることができる真の愛を結んだ本然的世界の基準を失ってしまったので、個人を失い、家庭、氏族、民族を失ってしまったのですが、それを全世界において一時に取り戻すための思想が真の父母の思想であり、神様の思想であり、「頭翼思想」だというのです。ここで、偽りの愛、偽りの生命、偽りの血統から生まれたことを否定し、ここで切ってしまい、真の愛を中心とする真の愛、真の生命、真の血統に接ぎ木して再び生まれ変わる、このような道を行かなければならないのが、人類の行くべき道であり、あらゆる個人の行くべき道です。
全世界のために生きよう、天地のために生きよう、投入して投入して、犠牲になって行こうというのです。そのようにすれば、犠牲になる人が中心存在になるのです。これが結論です。中心存在になるのは間違いない事実です。全世界が反対したこのレバレンド・ムーンを中心として、世界の問題を議論しようというこのような時代になったのです。一つの家庭に八人の家族がいれば、八人の家族の中でより犠牲になる人が中心者になるのです。その家のおじいさんであろうとおばあさんであろうと、誰もがみなその人を愛し、すべてのことを任せようとするのです。より犠牲になる人が中心存在になるということは天理です。
女性が世界を滅ぼしたがゆえに、全世界のために、いかなる世界よりも犠牲になることによって、この世を平和の世界へ導くと主張するので、「世界平和女性連合」を立てて、中国など全世界の女性を糾合し、天が願い、人類が願うとおりに行こうとするのです。それが、レバレンド・ムーンが女性連合をつくった目的です。
【鮮文大教授および韓国語教育院生の集い】
十月二十七日、鮮文大学牙山キャンパスにおいて、鮮文大学開校八周年記念式が行われた。本式に先立ち、真の御父母様をお迎えして、各機関長と教授が、七階公館においてブリーフィングの時間をもち、行事時間に合わせて構内食堂に場所を移し、教授、教職員および機関企業体長と教区長、そして韓国滞在中の外国教会長が参席する中で晩餐会を開いた。この日、真のお父様は、「真なる人間とは何か」という主題でみ言を語られ、特別に、教職員たちの福祉のための金一封を下賜された。
神学大学院になれば、今後、外国から教授を大勢連れてこなければなりません。ここにいる内部の人だけでやってはいけません。総合的に体制を変えなければなりません。そのようにしてこそ世界的になるのです。ですから、総合宗教神学、そして総合神学大学にならなければなりません。今後、仏教や儒教やイスラム教やキリスト教などの学科を新設できるように企画しなければなりません。
私たちは超国家的な教育制度をつくらなければならないのですが、そのようにしようとすれば、超国家的な思想的基調がそこに連結されなければなりません。そこに、万民を兄弟のように、すべての家庭を一つの親戚のように考えることができる思想が必要です。そのようにしなくては、進んでいく過程において困難がとてもたくさんあるというのです。正しく出発しなければなりません。
学校を早く建てるのです。お金は、私が出してあげます。すべて始めてください。本館を立派に建てるのです。本館は石造りの建物にしなければなりません。そのようにしようとすれば、それを準備するための技術者、昔、成和大学を建てた腕のいい技術者を準備しなければなりません。
今後、あの裏山の石を取り除くのです。学生たちを中心として、リヤカーでも何でも使い、つるはしで土地を掘るなりして、それをきれいに取り除いてしまわなければなりません。取り除き、その周辺にずらりと建物を建てれば、大きな大学にすることができるというのです。
私の考えでは、今後世界的な大学になるためには、各国の図書館をもってこなければなりません。各国に私たちの基盤があるので、その国の図書をすべて寄付させるのです。そのようにすれば数十ヵ国の図書館をつくることができます。図書館ブロックをつくらなければならないと考えているのです。
今から、若い人々を捕まえてきて用いなければなりません。新しい勉強をした人々のことです。韓国で知られた人も必要ですが、世界的に知られる可能性のある人材を探してこなければなりません。私がこれを始めた人であり、歴史と共に「鮮文」という私の名前がついたので、私の看板が常について回るのです。上手にやってもついて回り、上手にできなくてもついて回ります。
【鮮文大学校発展祝賀晩餐会】
鮮文大学の教示は、皆さんがよく知っているように、「愛天」、「愛人」、「愛国」というこのような課題になっています。「愛国」と言うとき、国には主権があり、国土があり、国民がいます。それでは、「愛天」と言うときの愛天、それは漠然とした天ではなく、そこも国になっているとするならば、その国にも主権があり、民がいて、土地があるということは同じです。天の国、地の国、このような話になるのです。
それでは、天の国や地の国、このすべてのものが形成されるとき、神様御自身がこれをつくられたのでもありません。ここにこの国があるのは、王様がつくったのではありません。民を通してつくられるのです。これはどういうことかというと、天があって地があるとすれば、その中に人がいることによって、天の国が形成され、地の国が形成されるということです。その形成されるすべての内容は何によって連結されるのかといえば、愛によって連結されるのです。天も愛が必要であり、国も愛が必要であり、人間も愛が必要なのです。
私たち各自が置かれている専門分野は、みな異なっています。政治、経済、文化の各分野に置かれているということは異なっているのですが、どのような人であっても、愛が必要なので、愛する家庭をもたざるを得ません。愛する家庭をもつので、愛する父母をもつことができ、愛する父母の父母である祖父母をもつことができ、また愛する妻をもつことができ、愛する子女をもつことができます。
それでは、天国の民を形成し、天国のすべての国家を形成することができるその単位が人間だとすれば、その人間の単位は、家庭から始まらなければなりません。家庭を通して氏族になり、氏族を通して民族になり、民族を通して国家、さらには世界が形成されるのです。
【第三十五回「真の子女の日」】
十一月三日(陰暦十月一日)、第三十五回「真の子女の日」を迎え、真の御父母様をお迎えして慶祝行事が進められた。午前七時、漢南洞公館での敬拝式に続き、午前十時には、中央修練院において慶祝礼拝が行われ、午後六時三十分から、リトル・エンジェルス芸術会館において「慶祝文化の夕べ」が開かれた。
きょうは三十四周年です。イエス様の誕生日と同じです。新しい世界に行かなければなりません。イエス様が三十四歳で祝福を成して世界に行っていれば、四十歳で世界を統一していました。そのような運勢の時代が来たのです。今から二〇〇〇年まで、イエス様が国家的に統一したことを基盤として世界を統一しなければならないのが先生の責任であり、統一教会の責任です。ですから、国連を料理しなければなりません。
女性を中心として宗教圏国連と国際連合を一つにすることができる環境をつくると同時に、その反対に、家庭において、母を中心としてカインとアベルを一つにしなければなりません。女性連合は、母を中心として活動七なければなりません。ほかのところを伝道する必要はありません。女性連合が青年だけ伝道すればよいのです。
横的に、高校生はアベルであり、大学生はカインです。これを一つにしなければなりません。それゆえに、世界平和総学生連合が生まれたのです。カープ(CARP一大学原理研究会)を中心として、ハープ(HARP一中・高等学校原理研究会)を中心として、五年前につくりました。今後、南北がやるべきことは、堕落していないアダム時代の年齢である小学校の生徒と国民学校の生徒を交流させることです。中学校の十二歳、十四歳、十五歳以下の子孫を中心として、その堕落していない息子、娘たちを、国家が一つになって交流させなければなりません。
今、全世界的に、勉強することができない人々を勉強させるために、全世界的な電子媒体(メディア)を置いて勉強させることができる道を先生が完備しておきました。六大州を連結する電子媒体を通して大学を卒業できる公証的基盤をつくり、どの国においても適用できる学校をつくるのです。ここで優秀な人々には、国連にまで入っていくことができる特典を与えようと思っています。
きょうは、三十四周年であり、三十五回です。記念の日、子女の日に、子女としてどのように歩んでいくべきかということをはっきりと宣告し宣布するのです。宣告し宣布することを肝に銘じ、家庭においては、王子の後継者として堂々とすることができる天の娘の家庭を築くエバの使命を完結しなければなりません。女性が国連を収拾しなければなりません。女性が家庭を収拾しなければなりません。
【大母様追慕五周年の式および記念館開館式】
十一月七日午後三時、ソウル市中区筆洞所在の中区統一会館四階に位置する大母様記念館の開館式が行われた。この日、真の御父母様が参席し、会館記念テープを切られ、み言と祝祷をしてくださったが、既にこの日の行事の前に、真のお父様は「忠心奉天」を揮毫してくださった。
お母様の母親である大母様は、一生を信仰一筋に生きてこられた方です。その中で、特に私たちが記憶すべきことは、新しい摂理歴史において、再臨主が人として来るということを宣布し新しい教団をつくったすべての歴史に、最初から参与してきたということです。
李龍道牧師を中心として、李龍道牧師の前に、白南柱を中心とする聖主教がありました。その時から、李龍道などの人々が信徒になったのですが、聖主教を中心としていたのが、新イエス教を通じて一系統が分かれ、聖主教を中心として母の系統を引き継いだのが金聖道おばあさんです。それが一代目です。そして、二番目が腹中教の許孝彬です。その系統として、信仰の主流的歴史の伝統を受け継ぎ、来られる再臨主に侍るための先発走者として走ってこられた方が大母様ではないかと思います。
お母様を生むことによって、三代のエバ的歴史を経るのですが、お母様の時代に実を結ぶことができるというみ旨を暗々裏に知って準備してきたおばあさんだと思っています。それまで受けた苦労というものは言葉にできないほどです。周辺にいる兄弟や親戚や同志など、すべての人が全く理解しないこの道を、生食をしながら、ありとあらゆる歴史を一人で経てきたのです。
複雑なおばあさんたちや新婦格の先発隊が競争する環境を収拾し、その恩恵を取り込み、お母様が、その相続すべき過程を経てくるにおいて、難しい時期をお母様一人で歩んでくることができるように、行くべき道を分別してくださった方が大母様です。そのような意味で、大母様は、お母様の歴史の中で抜かすことのできない功労を立てられた方だと思っています。
そして、お母様が赤ん坊を産めば、その赤ん坊を中心として誰よりも精誠を尽くし、生きていらっしゃる間、真の御父母様の家庭に一心一念で侍ってこられた代表的な母なので、大母という名前を下賜したのであり、またあらゆる精誠を尽くしてきたので、「忠心奉身」という揮毫を書いてあげたのです。このような深い内容があるがゆえに、そのようなことを許諾し、記念館に展示できるのです。そのような内容を中心として見るとき感慨無量です。
また、霊界に行っても、興進君と一つになって、多方面の霊界を代表して活動を展開していると思うのです。ですから、皆さんも精誠を尽くせば、霊界の大母様と興進君とイエス様を中心とするキリスト教の聖徒、あるいはそれ以外の聖人たちと連結することができるのです。大母様がこのような橋梁の役割をしてくれると思うのです。ですから、できれば、この記念館に来て精誠を尽くしていく人々がそのような伝統を伝授されることを願い、このような記念館を天の前に奉献したので、これを皆さんが適切に利用し、今後、信仰生活の基台を造成してくれるようにお願いします。
一和天馬サッカーチーム、正規リーグ二連覇確定
一和天馬プロ・サッカーチームが、十二年のプロ・サッカー史上において初めて二年連続制覇を成し遂げ、船出六年目にして最高球団としての地位を固めた。一和は、十一月十二日、ソウルの木洞球場で開かれた全北バッファローとの競技で貴重な一点を奪取、通算十五勝八敗九分を記録し勝利を確定させた。去る八九年にチームを創団、九二年のアディダスカップと九三年のコリアンリーグにおいて優勝し、名門球団として頭一つ抜け出た
一和は、二シーズン連続してりーグの覇権を握り、プロ・サッカー史における輝かしい金字塔を打ち立てた。
私は一和天馬チームの主人でしょう? 「宗教指導者の文総裁がサッカーとは何だ、サッカー、サッカー……」、このようにして、どれほど連れ子扱いされたか分かりません。こいつ、連れ子扱いしたのでよかったというのです。一丸となるからです! 一つになって転がっていくようになったのです。五年目で二連覇しました。
三連覇までしようというのです。(拍手)その次には、これを誰かにそのまま譲ってあげようと思います。お金で売れば、何百億を受け取らなければなりません。今まで投じた何倍ものお金で商売することができるのです。しかし、商売のために私がつくったのではありません。大韓民国のサッカーが、一和ゆえにどれほど発展したか知っていますか。ワールドカップに出て速攻したそのプログラムを誰が始めたか知っていますか。一和が始めたのです。
私はサッカーについて知っています。ある一箇所を中心として、その場所にボールが来れば、千回、万回目をつぶってけっても入っていくようにするのです。そのためにはどのようにボールをければよいかを研究するために、夜中にけるのです。一号、二号、三号と場所を決めて穴を開けておくのです。どこかの地点に来れば、目をつぶってけっても、必ず半分は入っていくのです。
【十六万韓日女性姉妹結縁大勝利祝賀大会】
十一月二十日午前九時から午後十時まで、九里市水澤里の中央修練院において、十六万韓日女性姉妹結縁大勝利祝賀大会が開かれた。この場には、済州島を含め全国から五千有余人の女性が参席したが、真のお母様の祈祷後、真のお父様がみ言を語ってくださった。
日本教会が十六万をやるためには、一人が何人も分担して責任を負わなければなりません。このような観点から見れば、日本人が想像もできないことを先生が成し、「今は峠を越えた」と、自信をもって言うことができる時代に入ってきたのです。このような難しい環境において、先生は、少しでも摂理の道を躊躇したり止めたりしたことがありません。ただそのまま推し進めてきたのです。
先生一人で、このような莫大な資源を準備し、世界的な投入をしてきました。投入して忘れてしまいながら歩んできたのです。日本が難しいという総括的な報告を受けました。昨年と今年、どれほど難しかったでしょうか。しかし、普段よりももっと多くの資金を使ってきたのです。
誰もが不可能だと言いました。それは、責任者がどれくらい投入するか、どれくらい投入して忘れてしまうかにかかっているのです。深刻です。どこに行こうと、二十四時間精神を集中し、創造の原則において高い次元に上がっていくのです。そのようにすれば、人はついて上がってくるのです。
天国を滅ぼそうとする者たちを復帰し、教えてあげ、弟、妹にしなければなりません。ですから、柳寛順の思想と伝統を受け継ぐのです。絶対服従、絶対心情一体、エバ圏蕩減復帰です! それゆえに、十六万人を教育したのです。母の国がありません。これをすべて接ぎ木しようとすれば、絶対的な糊が必要です。六千万の女性を接ぎ木して、日本をエバ国家に復帰するのです。
韓国と日本は、アダム国家とエバ国家なので一つだというのです。一つにしなければなりません。日本が韓国を併合して一つにしようとした時は、銃と刀をもってしましたが、文総裁は、自由の環境において、愛で一つにするのです。このことが進捗しているので、十六万の姉妹結縁が成就するのです。
今回の十六万人の姉妹結縁は歴史的な事件です。大韓民国にも、どの国の歴史にもないことです。これを通して、三国を連結するのです。それは、先生でなければできません。そのような基盤がなければなりません。先生には、そのような基盤が中国にもあり、ソ連にもあり、日本にもあり、アメリカにもあるのです。四大国を料理できる能力がなければ、統一をなすことはできません。
【第三次全国牧会者特別修練会】
全国牧会者特別修練会が、十月二十四日から十二月三日まで、十日間ずつ四回にわたり、三百三十五人が参席する中、九里中央修練院と清平と雪岳統一会館において開催された。同修練会は、朝四時三十分に起床し、夜十一時三十分に就寝するまで、奉読式原理講義、特講、証、原理講義実習等の日程で進められた。第三次修練会中である十一月二十一日、真の御父母様が雪岳統一会館に来られ、激励のみ言を語ってくださった。
天と最も近いみ言が主体なので、み言の対象となり、そのみ言を見る時に感謝の心がプラスになれば、創造された神様の心情の位置に上がっていくのです。それゆえに、本は、いかなる人の行う講義よりも、天に対して最も近いのです。それに接して涙を流せば、天と同等の位置に一度に上がっていくのです。それは、創造原則と同じです。本が、私たちに代わって対象のために天が与えてくれた言葉だとすれば、その言葉を読みながら感謝の涙で対するようになれば、自分というものは心情的に無限に発展することができると思います。
しかし、講演を聞く場合には、もう一度講演を聞いても、みな骨子をもっていません。感動は受けたのですが、受けたその感動を再びチェックし、再検討し、再び感じることができる立場をいかにして取り戻すのでしょうか。二十一日修練を受け、あるいは四十日修練を受けて、その時には感じたとしても、それは自分の本ではありません。一つのノートの記録だというのです。それではいけません。ですから、きちっと本になっているのです。その本を中心として自分が感化された内容を本のページに記録し、確認するようになれば、いつでもその立場に上がっていくようになるのです。架け橋になっているのです。
しかし、自分勝手に講義し、自分勝手にやれば架け橋はありません。共産党が、七十三年間で世界に伝播したものは何かというと本です。圧迫を受けるそのような環境において、言葉をもってしたでしょうか。本を見ては、必ず本に住所を書くのです。住所、電話番号を書いたのです。
【中央修練院十四日修練生聖地祈祷後の集い】
十一月二十一日、真の御父母様は、全国牧会者特別修練合が行われていた雪岳統一会館を訪ね、激励のみ言を語ってくださり、その後すぐに清平修錬苑に移られた。修錬苑に到着されるやいなや、偶然清平聖地巡礼で修練苑に立ち寄っていた中央修練院の十四日修練生にみ言を語ってくださった。
夢というものは、大きければ大きいほど、その大きな夢を成し遂げるためには、必ずそこに見合う代価を払わなければなりません。この山に登っていくこともそうではないですか。高い山に登っていこうとすれば、それと同じ代価を払わなければなりません。それとちょうど同じです。
このように、皆さんの一生において成功するか否かは、皆さんの決意いかんによります。そこには必ず二つの問題があります。一つは克服と勝利です。みな勝利したいでしょう? 栄光に参与し、勝利的栄光をつかみたいと願うのです。その勝利を得るためには、必ず克服をしなければなりません。
十人の中で勝利する人は、九人以上克服しなければなりません。この民族的基準においてより大きな勝利をもたらそうとすれば、民族が受ける以上のものをすべて克服しなければなりません。若い人は常にそれを考えなければなりません。
克服と勝利が自分の人生全体を決定するのです。それを克服できるのかというのです。克服は簡単なことではありません。最も難しいのは、おなかがすくことと、睡眠を克服することです。サタンが最も必要とするのが眠ることです。睡眠とおなかのすくことです。その次には何ですか。男女問題です。成功しようすれば、男女問題を克服しなければなりません。
【真のお母様の第二教祖の世界的宣布】
十一月二十七日、ニューヨークのベルベディア修練所で行われた食□集会において、真のお父様は、第二教祖としての真のお母様の使命を世界的に宣布されるみ言を下さった。
真の御父母様の心情が今どうで、きょう何をされ、今どのような悲しみがあり、喜びがあるのかを知らなければなりません。お母様も同じです。先生に対して、絶対信仰、絶対体恤をしなければなりません。同じです。
ワン・ボディー、一つの体にならなければなりません。このような父母になり、今は、父母を中心として、息子、娘が絶対信仰、絶対体恤的な心情をもたなければなりません。ここにいる先生の直系子女も同じです。絶対に、真の御父母様の行く道に反対する兄弟がいてはなりません。
すべてのものが、お母様が中心となって一つにならなければなりません。二〇〇〇年代までは、お母様は本当に多くの苦労をしなければなりません。ですから、今回の日本の十六万人の教育も、お母様のために行ったのです。お母様が国ごとで行った大会が終わったので、今は、母として、堂々と世界を代表しお父様を代理することができる時代が来たということを、日本の女性たちに何度も通告したのです。
そのように理解し、先生の代わりにお母様に侍る心をもち、祈祷もそのようにしなければなりません。今までは先生を愛してきましたが、今からはお母様を愛さなければなりません。同じレベルに上がっていかなければならないのです。
今からはお母様の時代に入っていくということを知って、女性、特にアメリカの女性が正しくやらなければなりません。ですから、先生が第一教祖だとすれば、お母様は第二教祖であることを世界的に宣布するのです。天と地に宣布します。そのように考えなければなりません。そのような意味でお母様に拍手しましょう。(拍手)
「お母様のみ言:『ありがとう。真の家庭の子女たちと皆さんの立場がカイン・アベルの立場だと語られましたが、皆さんと私が一つになり、この時代に真のお父様、真の父母の伝統を立てる私たちの家庭になることを神様に誓ってくれれば有り難いです。ありがとうございます』」
お母様を中心として、世界のカイン・アベルは一つになって先生に戻っていくのです。そのように言ったので、皆さんも、そのコースを経ていかなければなりません。家庭でそのようなことを経ていかなければなりません。
【ブラジル歴訪と南アメリカを中心とする摂理圏】
真の御父母様は、十一月二十三日にアメリカに渡られ、十二月二十七日に帰国された。その間の十二月六日から二十日までは、南アメリカのブラジルを訪問され、進行中だった教会業務を巡視される一方、新たに、さらに膨大な後続事業を設計された。
天の側から見る時、アダム家庭の安着、成約時代に真の愛と真の父母の安着時代になったならば、これは、世界的国家の出発、世界的家庭の出発がすべてなされたということです。このような時代が来たので、すべてのサタン世界の国境はなくならなければなりません。サタンがすべての国境をつくっておきました。言語をつくり、すべての文化をつくっておいたのです。これを清算しなければなりません。一つにしなければなりません。一つの文化、一つの言語、一つの国をつくらなければなりません。このブラジルの国も、これは天が許諾された国ではありません。
二週間、時間があれば私は釣り場に行きました。川辺に行かないということは考えませんでした。そこに行って暮らし、そこに行って闘い、そこに行って激戦するということを考えて出掛けていったのです。今まで、サタンがついてくることのできない道を歩んできたように、それ以上の道も行こうという決心の前では、サタンが離れていくのです。
アメリカは、世界を生かすのではなく壊しています。しかし、神様がキリスト教を立てて歩んでこられたことを失ってしまわないために、レバレンド・ムーンをアメリカに引き止めてこられたのです。そのようにしてアメリカが方向転換する時まで、統一教会がキリスト教に影響を与え長子権を立てることができる時まで耐えてきたのが、今までのアメリカに対する活動だったということを知らなければなりません。
アメリカ自体はアングロ・サクソン民族ですが、これは新教国家です。アメリカは、新教国家なのでアベルです。南アメリカはラテン民族です。このようにカイン・アベルです。アメリカは、統一教会と一つになって南アメリカを救わなければなりません。そして、南北アメリカが一つになれば、欧州問題や中東問題、韓国問題などの世界の問題はすべて終わるのです。
今年、「真の父母と成約時代安着」と言ったので、これが一つの主体です。主体がプラスになったので、相対的マイナス世界は、必ずこの南アメリカと連関します。それゆえに、今年が過ぎる前に急いで南アメリカに行ってきたのです。国が歓迎するのです。
今回もブラジルに行って晩餐をしたのですが、すべてその州を代表する大学から来て、何週間か前に名誉博士学位をくれました。私は願ってもいないのにです。南アメリカで大統領を経験した人たちは、みな私の友人です。「来なさい」と言えば夜中でも走ってくるような人たちなので、知らせずにこっそりと飛んでいったのです。しかし、いつ知ったのか、みな「自分の別荘を差し上げるので来てください」と言って大騒ぎです。
狩猟禁止期間なのに、私が来たということを知って、その郡の警察署長が、「やー! 私たちの郡に、釣りをするために歴史にないお客さんが来られたというのに、釣りをすることができなければ大変なことになる。私が責任をもとう」と言って、警察署の警察官が、毎日のように釣り場に来て案内したのです。
今回、私が行き、その地方で土地を買ったりすることにより、サンパウロにある一番の新聞社が、「レバレンド・ムーンが来た」と言って、現地まで取材に来ました。そして、その地方の私たちの農場まで行って写真を撮り、そのようにして全国的に完全にうわさを広めたのです。
ブラジルは二十七州ですが、小さな州は一つにして二十五州にするのです。そして、アメリカの二つの州を一つにし、その一つの州を担当させるのです。このようにして、ブラジルに基盤を築くために、ここから五十人が行って一人ずつ伝道すれば、百人になるのです。百人になれば、三十一の国に三人ずつ分けて配置しようと考えています。南アメリカ全土をカバーしなければなりません。
【年末摂理総決算】
真のお父様は、十二月二十五日、イースト・ガーデンの年末集会において、協会創立四十周年であった九四年一年を締めくくられると同時に、摂理史的総決算と今後の摂理の方向に対するみ言を語ってくださった。
アダムとイエス様は失敗しましたが、第三次アダムである再臨主はどうだったのでしょうか。この再臨主も、第二次大戦後に一つになることができずに失敗したのです。そのようにして、この失敗を、四十年を通して蕩減し、第三次アダムの復帰に成功したのです。四十年後にアダム復帰を成功しました。統一世界の始まりです!
このようにして、真の父母を中心として絶対信仰、アダム家庭で失ってしまった絶対信仰をもち、アダム家庭の偽りの血統的愛を中心とするすべてのものを否定して真の愛をもち、父母を愛するにおいて完全に一つにならなければなりません。このようにして天の血統を受け継げば、サタンと永久に別れるのです。
四十年間で世界においてできなかったことを四十日間でなし、世界が戻ってくる時が来ます。先生が縦的に勝利した基盤を中心として、四十日間で全世界を占領することは問題ありません。今、便利な時代が私たちの前に近づいてきています。摂理史的総決算です。先祖解放、歴代解放、時代解放のすべてがここで展開します。神様が創世以後数千万年かけてこちれたことを、四十年間で総決算するのです。そのような時だということを知らなければなりません。
今回、先生が韓国に帰れば、皆さんは、このアメリカに先生が戻ってくることを望んではいけません。先生が、第三世界、第三国であるアメリカに来て努力したように、皆さんは、第三世界に影響を及ぼし、先生の代わりにやろうと決意し、主体である先生の前に、先生と同等な相対的資格者として現れることを願っているのが先生です。