御父母様の生涯路程⑪ 第三節 一九九五年 真の御父母様の勝利圏を相続しよう

目次

一 一九九五年の出発と摂理的意義

 一九九五年、成約三年一月一日、第二十八回「真の神の日」を迎え、本部教会での零時祈祷会に続き、午前七時、漢南洞公館での敬拝式、午前十時、水澤里中央修練院での記念礼拝、午後六時三十分、リトル・エンジェルス芸術会館での「慶祝文化の夕べ」が行われた。真のお父様は、元旦祈祷会で十六分以上祝祷されたのち、「真の御父母様の勝利圏を相続しよう」という年頭標語を揮毫され、その意義を語ってくださった。

【元旦祝祷】

 愛するお父様! たった今一九九四年を送り、新たに一九九五年元旦の新しい朝を迎えました。み旨の中において、旧約時代、新約時代を送り、成約時代三年を迎える新しい歴史的総転換期を迎えました。

 歴史的なすべての先祖たちと、勝利的成約時代を迎える時まで、あなたのみ旨に従い、子女の名分を備えて国と世界を取り戻すために、犠牲の祭物を備えてきたすべての人たちをあなたが率いられ、解放された国を越え、世界を越えて天の解放の基台を備え、地上天国と天上天国を連結させる心情の道理を備える道を開拓するために、どれほど、どれほど苦労されたかということを私たちは知りました。

 天と地が入れ替わらなければならないこの時、サタン世界は地獄に向かって落ちていきますが、この地獄世界を分別して本郷の地に帰らなければならない私たちは、還故郷しなさいという福音的事実の通告を受け、氏族的メシヤという途方もない歴史的勝利の覇権を許諾されました。そればかりでなく、真の父母が、世界的なすべての基盤をもって百六十ヵ国を超えた位置に立ち、天の全権、全体、全般、全能の役事を相続してあげることができる解放の地と、解放の世界と、解放の天宙を備え、真の御父母様と神様が一つの体になって、万世にわたって称賛することができる勝利の世界を備え、迫害される群れが天の歓迎を受け、地上の万民の歓迎を受けることができる時代を許諾してくださったことを心から感謝申し上げます。

 万国の祖国になり、韓半島の統Tをもたらさなければならないという責任も、天が摂理史を通して訪ねてこられた「私」自身を解放することにより、本然の国を取り戻し、本然の世界を取り戻し、本然の天国を取り戻すための最終段階である第二次大戦後の五十年歴史の分水嶺を越えさせてくださったことを感謝申し上げます。

 今、二〇〇〇年代まで六年を残したこの期間に、私たちがなしていくべき世界統一の方案は、ただ一つの方向を通じ、平和と世界統一の一つの国を取り戻してこなければならず、天国と全宇宙の理想を完結すべき韓国の責任がどれほど大きいかということを悟り、今、韓国が、天を中心として祖国光復を誇ることができる年になるように許諾してくださることを懇切にお願い申し上げます。

 新年の新たに明けてきた朝を迎えたこの時間、あなたの前に願うすべての希望的な内容が、この一年に、自分一身を通じて天の栄光の痕跡として埋められ、あなたを解放できる個人から家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙圏を備えることができるように許諾してくださることを懇切にお願いしながら、このすべてのみ言が新年の約束と共に成就されることを願い、真の御父母様のみ名によって祝願いたします。アーメン!

【年頭標語:真の御父母様の勝利圏を相続しよう】

 父母という名前をもった歴史上にお一人しかいない真の父母が現れたという事実は、歴史上、これ以上喜ばしいことはないという論理が形成されるということを知らなければなりません。そのお方と血縁的関係を結び、父子の因縁をもった場合には、真の父母の勝利の覇権など、すべてのものをためらうことなく相続するのに恥ずかしいことはありません。それは、想像を超越し、自然の道理として、自己を超越して無限の世界にまで自分を案内してくれるのです。

 サタン圏に対して平面的にすべて勝利し、個人勝利、氏族勝利、民族勝利、国家勝利をなし、全世界が反対する中で神様を訪ねていき、神様を御案内して帰ってこなければなりません。帰ってくることにより、初めて天地に分立された歴史的恨の峠を越えるのです。アダム家庭で失ってしまったものを、今日、世界的大家族基準において、神様と真の父母が平面途上で完成するのです。

 ですから、先生の代わりに、皆さんが先頭に立って国民救世運動をしなければならず、南北統一指導者思想を中心として、あすの希望に満ちた主体的思想をもって彼らを指導し、解放してあげようという兄弟の友愛圏が、天と共になければならないという事実を忘れてしまってはいけません。そのようにすることにより、意義ある一九九五年の元旦を中心として、勝利的一九九五年を中心として、南北統一をなして天の前に奉献し、神様が三千里半島に解放の位置を取り戻さなければなりません。第二次大戦直後、先生が、連合軍のすべての勝利の覇権を個人から世界へ自由に遍歴しなければならなかったのと同じように、今、神様に侍って世界を遍歴できる第二次復帰完成時代が訪れてくるということを知らなければなりません。

 孝子の基盤は忠臣の基盤になり、忠臣の基盤は聖人の基盤になり、聖人の基盤は聖子の基盤になるのです。その基盤を天がおもちになることができなかったという悲しい事実を文総裁が蕩減復帰し、孝子、忠臣、聖人、聖子の道理を地上において初めて完結したので、このすべてをきょう一九九五年の元旦に、すべての統一教会と世界にいる人に相続いたします。アーメン。

【一九九五年の時】

 堕落することにより、上になるべき天が下に行きました。下のものが上に行き、上のものが下に行きました。ですから、天は上がっていかなければなりません。下から上がっていかなければならないのです。これは、上から下に下りてくるのです。ですから、交差点がある時代です。この時代が来れば、混乱時代になるのです。世界大混乱時代が今の時です。世界的転換時代だというのです。

 }九九五年は、歴史的な年でもあります。第二次大戦後五十周年、半世紀の峠を越える分水嶺の年にもなるのです。このような歴史的時代を迎え、世界情勢などの摂理的なすべての情勢も転換時代を迎えたという事実は驚くべきことです。その反面、世俗的な世界では悲運の歴史を迎えました’。どの社会を見ても、どの個人を見ても、中心を失ってしまう時代になりました。家庭の中心、氏族、民族、国家の中心、世界の中心を失ってしまいました。

 二〇〇〇年までに、統一教会の責任者として、万民が行くべき方向、国家が行くべき一つの方向を決定しなければならないという文総裁の使命が残っていることを知らなければなりません。休もうにも休むことができません。死のうにも死ぬことができません。疲れていたとしても足に向かって、「この足め、お前の行くべき道のりは遠いのだ、こいつめ」と言って無慈悲な暴君となり、自分一身に命令しながら行かなければならない道が残っていまや。

 二〇〇〇年までです。その時、先生は八十歳になります。モーセが八十歳でカナン復帰したのと同じように、先生は、八十歳で天国をスタートさせなければなりません。地上天国と天上天国を万国に対して宣布しなければならないのです。ですから、私たちの国がなければなりません。国がなくてはなりません。

二 年頭の国内主要行事と活動方向

【第十二回「愛勝日」】

 第十二回「愛勝日」および興進様昇華十一周期追慕礼拝が、真の御父母様の御臨席のもと、一月二日、漢南洞公館において行われた。

 救援摂理をしながら失敗した歴史時代のすべてのことが、神様の心の中に恨として残っています。ですから、統一教会の原理のみ言は、この国に真の御父母様が来られ、歴史時代のアダム家庭から歴史的につづられてきた恨、サタンと対立して失ってしまったすべての恨の根本の根を絶つ、このような内容の勝利的記録だということを皆さんは知らなければならないのです。ですから、歴史は死んでいないということを知らなければなりません。歴史は生きているのです。

 現世において、サタン世界に勝つためには、何によって勝つのかというのです。先生のみ言と一つになる以外にはありません。真の御父母様が残されたこれらの歴史的勝利のみ言は、すべてそめ勝利の覇権を提示するための一つの宣言文だということを皆さんは忘れてはいけません。

 ひっくり返し、天を見つめて天下に羽ばたくことができる王子になろうという度胸をもたなければなりません。先生の少年時代と同じです。ですから、皆さんは、南北統一をしなければなりません。今回、アメリカにおいて、二世たちにはっきりと責任を教えてあげました。それをすべて翻訳して読むのです。

 相続する人は、良いことを手本にしようとするのではなく、「先生が築いたその伝統基盤の上で築くことができなかったものを、その伝統基盤を築いてくるよりももっと立派に築こう」と言ってこそ、皆さんは、先生のすべてのものを相続できる者になるのです。

 きょう、私が興進君のことを思いながら、興進君は、真の御父母様に感謝しなければなりません。すべてのものを分別して送ってあげたので、天国に行けば、地上に覇権的影響を及ぼすことができるのです。これにより、真の御父母様の家庭と霊界は通じることができるのです。ですから、このような観点において、イエス様をあらかじめ祝福してあげたのではないですか。一九七一年一月三日です。今から二十四年前です。今、興進君は十一年です。そのようなことをしなければならないのです。

 それゆえに、地上の真の御父母様と関係を結ぽうというのです。イエス様の相対は、真の父母の血族と関係がありません。ですから、仕方なく、そのような観点から、先生の直系の血族と地上で因縁を結ぶことにより、霊界の代表的真の父母の家庭を中心として侍ることのできる起原が霊界に展開するのです。そのようにして、宗教統一の運勢が高まっていくのです。このようになれば、宗教圏、文化圏が統一運勢圏に入ってきます。数多くの国家も、統一運勢圏に入ってくるというのです。

【世界宣教師修練会】

 一月、済州国際研修院において、世界宣教師修練会が開催された。

 今回集まった皆さんの国々、百六十ヵ国では、今後百二十人が重機の訓練を行わなければなりません。ブルドーザーやクレーンなど、このようなものをすべて運転できる訓練を行い、百二十人が準備するのです。修理すること、運転することをみな学ばなければなりません。すぐにです。先生の命令です。

 なぜ百二十人でしょうか。イエス様は、国を築くことができませんでした。国を築く代表者です。ですから、百六十ヵ国において百二十人です。百二十人が千二百人、一万二千人ずつ三度やれば、百六十万、二百万になるのです。約二百十万、約二百万になりさえすれば、モデル国家をつくることができるのです。

 今後、真の御父母様の国が設定されれば、その国に入ってきて暮らすようになりますが、その国の地に足を踏み入れる時は、真の御父母様の使う言葉を使わなければ入ってくることができません。それゆえに、リトル・エンジェルス学校に皆さんの優秀な子女を送り、十年前から教育を始めたのです。

 急いで鮮文大学に神学大学院をつくった理由がそれです。すべての責任者は、二年から三年間、ここに来て勉強しなければなりません。それを経なければ、今後教会の責任者になることはできません。

 一九九五年一月五日、皆さんは韓国語を学ばなければならないと宣布するのです。そのようにしなければ道がなく希望がありません。

 きょう、第一が言語解放です。第二は世界統一です。何を中心として世界統一をするのでしょうか。世界は真の父母を知りません。それゆえに、お母様を中心として、真の御父母様を中心として、真の父母を宣布し、真の父母と成約時代を宣布したのです。一九九二年から既に三年になりました。

 失ってしまった四十年を取り戻すことによって、それを第二次大戦直後の統一的世界形態を中心として、再臨主が神様と一つになることができる平和の世界である天国を地上に成し遂げることができませんでした。しかし、成し遂げる時になりました。このようなみ旨の中で、四十年を越え、家庭盟誓と共に真の父母の定着時代を経て、今年は、真の御父母様の勝利圏、そのすべての勝利を世界に相続することができるのです。

【世界平和青年連合全国代議員総会】

 十一月八日午後二時、真の御父母様をお迎えして、リトル・エンジェルス芸術会館において開かれた世界平和青年連合全国代議員総会に、全国から三千有余人の会員が集まり、「今年から飛躍的な活動を展開していこう」と誓った。前年七月二十六日、アメリカ・ワシントンD・Cでの創設大会に続き、韓国では十二月七日に市道会長団を構成し、十五日から市道結成大会を行ったが、今回の代議員総会を契機として、本格的な支部会活動の幕が開いた。

 イスラエル民族が、カナン福地に行くために、モーセを中心として荒野に出ていく時、エジプトでの豊かな生活をすべて放棄し、理想の国カナンに向かって出発したのと同じように、統一教会も、自分が定着している国の幸福な道をすべて放棄して、サタン世界を超越し、新しい国の建国思想に立脚した第二の国民思想をもち、建国精神に火をつけなければならないということを知らなければなりません。

 世界平和青年連合の代議員、代議員は代表という意味でしょう? 国会議員よりも大きな「大」というのが入っているのです。「大議員」です! 国会議員を教育してこそ、この国は生きます。強力な組織をつくれば、国会議員はおしりについてくるようになっています。自治制です。

 アベル的父の息子、娘になり、支持する立場のアベル的存在となって、偽りの父と北朝鮮の学生をカインとして統一すれば終わるのです。主権者がいくら反対したとしても、青年たちがお母様と一つになれば、この地上に統一の運勢が訪ねてくることができるのです。それが天の願いなので、このことを実践するために、これを実行せざるを得ないのです。

 何ももっていないこの人が、百六十ヵ国のすべてのトップ圏を動かすことができる力をもっています。すべての学者世界を動かすことができる力をもっています。世界のすべての言論人を動かすことができる力をもっています。この三つさえ一つにし、一つの方向に追い立て、青年連合とお母様が一つになれば、世界はその懐で動くようになるのです。

 ただ一つ残った道は、堕落した世界において良心をつえとし、このつえに乗ってはしごを上がっていき、真の父母の愛、真の父母の生命、真の父母の血統を連結させることです。そのような本然の位置、真の愛が出発したその位置は、愛の本宮になるのです。生命の本宮になるのです。血統の本宮になるのです。何がですか。凹凸が一つになった真の愛のその位置は、本来、神様の愛と人間の愛が出発できる本宮です。アダムとエバの位置は本宮です。

【韓日男性兄弟結縁大会】

 一月十一日から三泊四日ずつ三回にわたり、中央修練院において、一万五千有余人が参加する中で日本の男性幹部特別修練会が開かれた。同修練会の参加者は、修練会と平行して、世界平和連合が主催する水原室内体育館での「韓日兄弟結縁式」に参加し、韓国の全国各地から来た韓国男性と兄弟の縁を結んだ。今回の兄弟結縁大会は、前年の「韓日女性十六万双姉妹結縁』に続く行事として、一月十二日、十五日、十八日の三回にわたって進められた。

【〈激励辞〉】

 人類始祖アダムとエバが、真の愛、真の生命、真の血統の始原である真の父母になることができずに堕落することにより、その子孫である人類は、罪悪と闘争の中で生きていくようになりました。個人や国家間の葛藤、また宗教と理念間の対立も、すべて堕落が原因です。

 神様の救援摂理は、真の父母を探し立て、善の創造理想を成し遂げることです。私と韓鶴子総裁が、真の父母として、摂理完成のための真の愛の救世運動を展開しているのも、すべて和合統一の創造目的を成し遂げるためです。

 ところで、何によって人間の利己的、自分本位的な考えを変えることができ、自国の利益中心の国家競争を根本的に解決することができるのでしょうか。各自が、自らの始原であり根である神様に対する根本的な自覚と天理に従うところから、その答えを探さなければなりません。神様の真の愛、すなわち与えてもまた与えたいと思い、与えても記憶せず、そして対象を自分よりも愛する真の愛を中心としてのみ、答えを見いだすことができます。

 全人類は、一つの真の父母のもとにある一つの兄弟だという自覚があるときに、答えが出てきます。神様と真の父母のもとで、人類が一つの大家族を成し、お互いが「ため」に生きて和合するときに、すべての問題は解かれます。

 これまで、両国は、国家的な次元ではその関係が正常化されましたが、両国の民族間にある歴史的な憎しみと不信の谷間は解消できていないということを、皆さんはよく知っていると思います。このような状況のもと、私は、二九八八年以来、韓国と日本の数万人の若い男女に真の愛を通じた夫婦の因縁を結ばせています。韓日両国は、統一教会の国際祝福結婚を中心として、和合を成し、誇らしい親戚となりました。また、昨年は、韓日両国の三十二万人の女性が姉妹結縁を結びました。

 皆さんは、歴史上誰も試みることができなかった先駆者の隊列に同参しました。この場から、兄弟結縁の主役である皆さんは、国境を超え、和解と協力の世界化時代に前進しているのです。皆さんの兄弟結縁は、全人類が国境のない平和と統一の理想世界を成し遂げるための模範的兄弟結縁になるのです。

【氏族的メシヤと入籍】

 真の父母になろうとすれば、世界のすべての子女を生かすために、泣いたりわめいたりしながら、夜も眠ることができないのです。そのような心情的基準を越えなくては、父母になることができません。このようなすべての歴史的勝利基盤を、真の父母が世界を代表して築いたのです。百六十家庭です。国家を中心として連結させた先生を中心として見れば、百六十家庭があってこそ百六十ヵ国が連結されるのです。

 百六十家庭の氏族的メシヤの使命を全うすれば、真の父母が勝利した百六十ヵ国の世界的版図圏が接ぎ木されるのです。これが接ぎ木されることにより、先生がいなくても、皆さんの家庭が復帰されれば、氏族が復帰され、民族、国家、世界が復帰されるのです。

 氏族的メシヤを宣布して基盤を築き、百六十家庭以上を連結すれば、協会長が行ってそれを収拾しなければなりません。入籍した一つの一族として治めなければなりません。協会長が行けばその協会長を歓迎し、協会長が先生に紹介すれば、先生がその一族を訪問することができるのです。真の御父母様がその丘に行って記念樹を植えてあげたということが、その国、その丘の誇りです。立て札に打ち込むのです。

 統一教会も、看板を外してしまわなければなりません。看板を外してしまい、何をしなければならないのでしょうか。すべて家庭です。家庭を中心としてやるのです。先生の摂理観は、世界における完成を願っていません。家庭に戻ってきたということは驚くべきことです。これが、地上天国と天上天国をきれいに出発できる論理です。

 先生が話した氏族的メシヤとなり、百六十家庭を祝福させた家庭は、入籍が可能です。先生が一代ならば、二代、三代、四代と、このように先祖を設定しなければなりません。先祖を立てれば、王権が生まれるのです゜王権の血族をつくらなければなりません。

【女性連合を中心とする活動】

 三月二十六日に始まった韓中女性セミナーが、三十一日まで多岐にわたって進められた。四月十日には、女性連合創立三周年の記念行事が、国際研修院大講堂において、四百有余人の会員が集まる中で開かれ、六月十九日から二十二日までは、ソウルの中心地等で祝福を知らせる街頭キャンペーンが行われ、二十三日、ここで因縁を結んだ女性たちを招請して、ロッテ・ホテルにおいて祝福説明会が開催された。

 また、女性連合の第二回世界大会が「世界平和と女性の役割」という主題で、ロッテワールド・ホテルにおいて、六十ヵ国の女性代表五百有余人が参席する中、八月二十二日から二十六日まで開催された。

 母と子女たちの問題、長子権の復帰において、大学街がアベルならば、カインは青年連合であり、この二つは一つにならなければなりません。一つになって、母と連結されなければなりません。母の中には、二種類の母がいます。反対する母と歓迎する母です。今、私たちが世界平和女性連合をもったので、女性がみ旨を知り、世界時代に生きる一人の女性の姿勢を備えるためには、女性連合と関係を結ぶことが文化的で、世界的だというのです。

 十六歳以下の若者には罪がありません。北朝鮮との折衝も、今は、幼稚園から小学校、中学校まで、自由に相続させることができる環境になれば、統一は自動的になされるのです。それをなすための学生組織をつくるのです。今、女性組織を北朝鮮につくろうと思っています。そして、女性大会と青年連合の大会を行おうと思っています。金日成総合大学の学生たちにまで「共に研究しよう」と言って、カープをつくって行うのです。

 今からは、貯金通帳を一つ作り、一銭ずつでも精誠を集めることができる全国的な活動をこの国から行わなければなりません。昔、本部を建てるために、「全員一銭ずつ預金する運動をしなさい」と言いましたが、今も続けている人はいますか。それは表彰してください。それと同じです。

 先生がさまよい苦しみながらその村を見つめ、世界を復帰するためにあらゆることを行ったのと同じように、女性たちが、その村と都市、自分の責任地域を中心として、先生が活動した過去を代表できる相手役をしなければならない時が来たということを忘れてはいけません。

 先生の中の先生が本です。本をもって革命するのです。忙しい歳月の中で、いつそれを暗記してやるのですか。軍隊に行けば、機関銃を撃つのも、引き金を引くことを知っていればできるのです。引けば銃弾は飛んでいくようになっています。総製作は、すべてほかの人がやるのです。本以上の先生はありません。

【ハープ(HARP)を通した伝道と教育】

 三月三日の江南教区を皮切りに、ハープ(中・高等学校原理研究会)組織活性化のための教区巡回集会が四月中旬まで進められた。同集会において、各学校のハープ会長に任命状が授与された。

 今回、私たちの教材、原理を中心とする教本が、中学と高校の教本として文教部で承認されれば、ハープに賛同的な中学、高校の校長や教頭先生を中心として、中学、高校において教材として使用しなければなりません。すべてそのようにしようと思っています。

 一世たちのことは考えてはいけません。二世だけ掌握すればよいのです。私たちは世界平和女性連合をつくりましたが、女性はこれに入らなければならないようになっています。理論的に、摂理史観的に見る時、そのようにせざるを得ません。家庭を中心として、今、決断をしなければなりません。世界的な問題を家庭で解決しなければなりません。それが、今現在における淪落です。フリーセックスです。これを清算しなければなりません。

 母と長子です。今までの歴史は、エバと長子がサタンのこん棒によって強制的に首をはねられてしまい、宗教を犠牲にしてきたのではないですか。蕩減復帰です。母と長子が協力して上がっていくのです。このようにして小学校からです。小学校が蘇生であり、中学と高校が長成であり、大学が完成です。これを家庭のように考えるのです。これがアベル圏です。これが、結婚するまでの、父母の懐で育つ二十歳前後の関係です。それから、大学の卒業生は青年です。これは対社会の中間層です。家庭的に見れば、ノア時代、イエス様時代に相当するのです。

 ですから、青少年を中心として、ハープを中心としてその清算をするのです。これが青少年問題です。徹底的に教育しなければなりません。大学は、そのままにしておいてもついてくるのです。

【企業体問題】

 よく見れば、天は、統一教会を本当に愛していらっしゃいます。郭錠煥氏は、今年、何度も感じましたか。郭錠煥氏の言うとおりにやっていれば、すべて売っていたのです。一和もなくなり、統一産業もなくなっていたでしょう。お母様から誰もが、國進まで、「すぐに売らなければならない」と言いました。すべて私が抱えてきて売らなかったので残っているのです。そこ(一和)に、五千人が集まれる会館をつくることができず、十六万人の教育をすることができなければ、一和も何も、すべて逃げ出していたのです。

 先生の関心があるところには、天が共にあられるのです。先生の関心が離れれば、すべて衰えていきます。ですから、精誠を尽くさなければなりません。先生を欺くことはできません。精誠を尽くせば、常に心がそこに行きますが、精誠を尽くさなければ、絶対に心に浮かんできません。

 一成建設が関係する石材工場もあり、その事業をする他の競合会社もたくさんあるのですが、みな文先生が経営するこの会社に先に相対しようとするのです。私たちの陶器会社(鮮陶産業)があるのですが、韓国にある五社のうち、私たちの会社は、序列が三番目にしかなりません。これは世界がすべて知っています。すべて知っているのですが、一番目、二番目をほうり投げて「統一教会のレバレンド・ムーンの工場でできないと言うならば行きます。お願いですから仕事を受けてください」、そのように言っているのです。

 協会長、今後、世一重工業の名前を統一に戻してください。それを世一重工業にして滅びました。工場がなくなったとしても、何の問題もありません。韓国に対する未練はありません。未練はないという考えで出発したのです。民族に伝授してあげることで終わりにするのです。私が果たすべき責任はすべて果たしました。統一産業がなければ、自動車工場はこの地上に生まれることができませんでした。今日、機械分野に行っている責任者の中で、統一産業を経ていない人はいません。捜してみてください。先生は、そのように戦略を展開したのです。

 バルカン砲のような高射砲もすべて関発しました。そして、私がアメリカに行く前に、一和の工場を三ヵ月、六ヵ月かけて建てました。すべて建てておいて、出発する時に何をつくったかというと、百六十ミリ砲の腔線(弾丸を回転させるために砲身内に刻んだらせん状の溝)を削る機械をつくってから行きました。すると、大字など、このような会社がすべてこちらを押しのけて「自分たちがつくる」と言ったのです。「それをすべて教えてほしい」と言うので、すべて教えてあげました。

三 アメリカの主要行事と摂理基盤

【日米女性姉妹結縁】

 世界平和女性連合の主管により、アメリカのワシントンD・Cにおいて、一月二十二日から三月十一日までの五十日間、八回にわたり、延べ四千有余人の日本女性が参加し、同数のアメリカの女性指導者と姉妹結縁を結んだ。日本の女性たちは、一回に約五百人が選抜され、アメリカで七泊八日間の日程による教育を受け、姉妹結縁に参加した。

 同大会で、ジョージ・ブッシュ前アメリカ大統領夫妻をはじめとして、ジーン・カ-クパトリック前国連アメリカ大使、アレクサンダー・ヘイグ前国務長官、ウィリアム・ベネット前教育長官、レス・アスピン前国防長官などの前職閣僚、アメリカ・バプテスト教会の大指導者であるジェリー・フォルウェル牧師、ABCテレビの人気キャスター、バーバラ・ウォルターズ女史などが、日本の女性たちに特別講義をしてくれた。

 先生が、これまでに日本の女性と韓国の女性の姉妹結縁を行い、アメリカの女性と日本の女性の姉妹結縁を行っているという事実を皆さんはよく知っていると思います。先生の行っていることは、一般の教役者が行っている行事とは異なります。摂理のプログラムを合わせているという事実を知らなければなりませ肩゜

 エバ国家を中心として、今までアメリカは、イギリスの息子になっていたのですが、日本の息子の立場に立たなければなりません。ですから、日本の女性がここで姉妹結縁を結ぶ時に、ブッシュ大統領とジェリー・フォルウェルが参加しました。ジェリー・フォルウェルはバプテスト教会の指導者ですが、これは南北戦争を起こした親玉たちです。最も悪い者たちです。これとブッシュはカイン・アベルです。

 ブッシュ大統領が、日米姉妹結縁を行う時に五回来ました。夫人とは三回来て、息子、娘、嫁、孫をみな連れてきたのです。ですから、世の中が何と言おうと信じざるを得ないのです。それほどの威力があります。この団体が活動している内容は、自分の在任当時に計画していた重要な問題だったのですが、できなかったので恨と感じているのです。ですから、どのようなことがあっても、これを成就しようと考えています。

 天使長がエバを堕落させたのですが、アメリカは天使長国家なので、エバが来て天使長国家を救ってあげるのです。反対です。蕩減は反対に行くのです。今、最後に救おうとするのが姉妹結縁です。日本の女性の前で、大統領もどうすることもできません。一月からの百日期間で、先生も、この姉妹結縁を中心として現れ、共和党と民主党も、この百日期間でアメリカの生死圏を決定しようと、互いにワシントンD・Cに集まって競争しているのです。そこにレバレンド・ムーンとエバ国家である日本の女性たちが来て、共和党、民主党の代表を屈服させるのです。

 今回、八都市に拡大したのですが、ワシントンD・Cで十三次まで行ったことがうわさで全国に広まったのです。全国の有名な人たちは、みな知っているのです。ワシントンD・Cで行ったことが全国に拡大されることを願っているのですが、これがそこで花開くようになるのです。ニューヨークならばニューヨーク、その八つの中心都市にいるすべての女性連合の代表、責任者に会いました。みな引っ掛かってくるのです。

 今年中に一万二千人を越えます。これによって、韓国が長女、日本が次女、アメリカが三女です。このようにして、女性を中心として、世界的版図を中心として、キリスト教新婦圏の失敗を越え、地上においてこのような基盤を完全に築いたのです。

 今まで、西洋がプラスと言ってきました。サタンの力が強いのです。東洋世界はマイナスの立場です。今から、東洋と西洋が変わります。東洋がプラスになり、西洋がマイナスになり、どのようにして一つになるのでしょうか。流れが変わるのです。誰によってですか。先生によってです。

【真の御父母様の御聖誕日】

 二月五日(陰暦一月六日)、真の御父母様の御聖誕日を迎え、午前七時に世界宣教本部四階のバンブールームにおいて敬拝式が行われ、午前九時には、二階のボールルームにおいて、千五百有余人の祝賀客と食□が集まる中、慶祝礼拝が盛大に開かれた。午後六時三十分には、マンハッタン・センターにおいて、慶祝文化の夕べが進められた。

 この日の慶祝礼拝の時、真の御父母様は、特別に、ハーバード大学の神学大学院を優秀な成績で卒業された仁進様に祝司長の按手をしてくださり、真のお母様は、自ら準備された指輪を仁進様に贈られた。

【〈仁進様-珍成様家庭祝司長按手〉】

 きょうは、第二次大戦後五十年を迎える年の記念すべき日であり、これは、一世紀を中心として一つの峠を越えていく時です。世界的な一つの峠を越える時に、きょうこのように、一九九五年の真の御父母様の御聖誕日を迎えるのです。真の御父母様の御聖誕日を中心として、歴史的な一つの峠を越える時代になったということを心から祝賀するとともに、この日に感謝します。そして、真の御父母様の御聖誕日を祝賀するということは、真の御父母様の家庭を祝賀する日として考えるので、真の御父母様の家庭において記念できることを残したいと思うのです。

 仁進は、ハーバード神学大学院を出たのですが、牧師按手ができなかったので、代わりにお父様が牧師按手をしてあげようと思います。それから、きのう、仁進の夫である珍成が博士学位を取りました。ですから、記念できる特別な日なので、この二人を招請したことを伝達するのです。私が仁進に祝祷してあげるのです。レバレンドとして按手しなければなりません。今後は、レバレンドという言葉を使わず、祝司長です。今まで、「司祭」、「祭司長」と言ったのですが、祭司時代は過ぎ去ったのです。

 祝司長は、祝福コントロール長という意味です。今後、祝福されるためには、十二家庭を完全に立てなければなりません。ですから、氏族的祝司長、民族的祝司長、国家的祝司長、世界的祝司長です。祝司長は、百二十家庭を中心として、百二十ヵ国を連結しなければなりません。百六十家庭を中心として、百六十ヵ国を連結しなければなりません。

 私たちの大学で優秀な人を指名し、牧師として送り出すのです。牧師生活をする人は、すべての面において手本にならなければなりません。生活的な面において、教育する面において、生涯におけるすべての面においてその標準となることができる人を、今後教会の責任者に任命するのです。

【〈真の御父母様の御聖誕日慶祝礼拝〉】

 真の先祖がどこにいて、真の先祖を超え得る真の国がどこから出発したのでしょうか。生殖器から出発するのです。真の先祖、真の国家の伝統的な源泉はどこにあるのかというのです。真の愛です。トゥルー・ラブによって一つになれば、その生殖器はどのようになるのかというと、それは生命の王宮になるのです。愛を中心として、愛の本宮が展開するのです。生命の王宮、血統の王宮、良心の王宮が展開するのです。それが連結されるところは、夫婦が愛する位置です。それは最も貴いのです。そこから、地上天国と天上天国が出発するのです。

 そのような愛の心と体をもった夫婦として家庭を復帰し、自分の故郷を築き、その先祖が故郷を失ってしまった世界に故郷を立てることができ、国を失ってしまった世界に国を建てることができる先祖として戻っていかなければならないということを知らなければなりません。自分は、自分の故郷の地の先祖ですが、第一先祖になり、建国の忠臣、一代の忠臣になろうという信念をもって生きなければならないというのが統一教会の生活であり、生涯だということを知らなければなりません。これが私たちの使命です。

 故郷を取り戻し、国をもつことができる解放の群れになったということを、涙と共に感謝することによって、この本然の世界を取り戻すための帰国の路程につかなければなりません。このことのために、すべてのものを投入しなければなりません。先生のように、神様のようにです!そのような決心をした人は、両手を挙げて、先生の誕生日を祝う記念の日に、誓いと共に宣布をしましょう。

【全世界指導者会議での指示事項】

 真の御父母様の御聖誕日の慶祝行事直後である二月七日、ワシントンD・Cで開かれた世界指導者会議において、真のお父様は、み言を語られたのち、指示事項を下達された。

 一、真の先祖と真の国家の出発

 1.堕落家庭の恨を解かなければならない。2.祝福家庭が蕩減しなければならない。3.完成家庭に転入しなければならない。

 (1)新しい先祖と新しい国家を定立しなければならない。(2)真の御父母様の伝統を相続しなければならない。(3)心身・夫婦・子女の統一がなされなければならない。(4)家庭盟誓の完結、完成をしなければならない。(5)長子権・父母権・王権定立(6)新天・新地創建。(7)世界的統一文化国の創建

 二、真の御父母様の勝利圏と国連統一

 1.世界平和宗教連合。2.世界平和連合。3.世界平和女性連合。4.世界平和学生総連合。5.世界平和青年連合。

 三、大転換時代

 1.お母様を中心とする血統転換時代。2.所有圏転換時代。3.心情圏転換時代。4.入籍転換。5.平和統一祖国転換。6.地上天国と天上天国の統一転換。7.神様と真の御父母様の愛の理想完成によって完成解放転換

 四、体制形成と組織

 1.人間と万物が一つにならなければならない。2.家庭を中心とする全面的教育実践。3.救国のための統一連合体の形成。4.社会教導要員を輩出すること。

 第一次三次七年路程が一九八〇年までであり、第二次三次七年路程において、今年でその第二次を越えていくのです。第二次なので、世界的に、国家的形成を必要とする時が来たのです。一九六〇年から二十年を経過して一九八〇年までです。それから、また二十一年が始まるのです。満二十年になるのですが、二十一年です。今年は、世界国家に越えていくことができる二度目の時代です。残りの七年路程は、新しい国をつくって世界を一つにしようというのです。第二次七年路程においては、模範的国家をつくって世界の代表とし、世界国家を一つにしなければなりません。第三次七年路程では、全世界がどこに向かっていかなければならないかということ、そのモデル的国家を手本として方向を定めるのです。

【氏族的メシヤ活動の目標】

 第一に、血統転換をしなければなりません。第二は何かというと、所有圏を転換しなければなりません。その次には心情圏転換です。心情圏とは何かというと、個人、家庭、氏族の三段階です。これは一つのカテゴリー(範疇)になっています。これを分けることはできません。氏族的メシヤは、三段階を一つの範疇に連結するのです。そのようにして、皆さんは、これを越えて国に行くことができるのです。

 一代から七代までの心情圏を失ってしまいました。この心情圏は、一代から七代までを一つにするのです。代です。七代、七数を失ってしまったのです。六代、これはサタン数ですが、五代から問題なのです。六日目に人を造りました。六数から七数、七代を越えることができず、八代を越えることができなかったのです。

 「神主義」は、絶対良心、絶対愛、絶対生命、絶対血統主義です。それから、頭翼は何かというと真の父母主義です。皆さんの氏族的メシヤとは、真の父母になりなさいということです。氏族的メシヤは、家庭的メシヤを復帰しなければなりません。今後、国ができれば、国家的メシヤは、氏族的メシヤ、家庭的メシヤを一度に成し遂げることができます。ですから、先生は、百六十ヵ国の中心になっています。ここにおいて蘇生、長成、完成は何かというと、家庭的メシヤ、氏族的メシヤ、国家的メシヤだというのです。

【「ワシントン・タイムズ」の情報力】

 今、残ったものは何かというと、三権分立ではありません。主体的二権分立です。精神的、縦的なものを中心とする言論機関教育と学校教育です。これはカイン・アベルです。ですから、先生は、言論機関とアカデミー(世界平和教授アカデミー)というカイン・アベルを中心として、言論機関を中心として、全世界、アメリカ全土においてすべての言論機関を主体的に消化し、アメリカを指導し、対社会、対国家を越えて、民主世界圏を支えているのです。

 ワシントンD・Cを一度激しく打てば、アメリカが行ったり来たりするような力をもっているのですが、そのようなことはしません。情報紙として名前が知られているということを知らなければなりません。ですから、「ワシントン・タイムズ」が書いた記事は、世界を揺るがし、世界に影響を与えることができる力をもっているのです。

 レーガン・ドクトリン(主義)を作ったのは、「ワシントン・タイムズ」がレバレンド・ムーンを中心として作ったのです。今回、ギングリッチ下院議長が、ドクトリンの製作をワシントン・タイムズに依頼しているということを世界は知りません。ワシントン・タイムズは、世界的チャンピオンの位置に上がったのです。「ワールド・アンド・アイ」には、世界の学者を中心として、四万人以上の学者が連結されています。

 先生は、アメリカに行き、トップと相撲を取ったのです。ニクソン大統領を中心としてそうだったのであり、レーガン大統領を中心としてそうだったのであり、カーターの首を切ってしまったのです。また、ブッシュ大統領を中心としてそうだったのであり、今もそうです。大統領の首を切ろうとすれば、五段階の材料がなければなりません。アメリカ国内の材料だけではできません。外国の材料まで補充しなければなりません。ですから、世界最高の言論機関が動員されなければならないのです。

 「ワシントン・タイムズ」がどれほど細密であるかというと、大統領の一日二十四時間の生活記録がすべて私たちに入ってきます。一日に、どこでタバコを吸い、どこにタバコの灰を落としたかということまで入ってくるのです。トイレに行って小便をする時、斜めにおしっこをして、左側におしっこを何滴落としたかという話まですべて入ってくるのです。そうでなくては闘いができません。

【国連とアメリカ共和党の紛争の調停】

 アメリカの共和党が「国連解体!」と言い、このようにして、今国連とけんかになっているのですが、それを和解させたのが「ワシントン・タイムズ」です。朱東文氏がワシントン・タイムズの社長ですが……。国連には事務総長がいて、副事務総長は二人なのです。そして、国連大使として、世界の外交舞台における指折りの大使たちがアメリカに来ているのです。各国の国連大使が一つになって「アメリカの外交政策を調停し、国連を解体させないようにしよう!」と言ったのです。摂理的に見るとき、それを解体してはなりません。

 私がここを出発する時に、「すべて和解させなさい!」と指示したのです。そして、百人ほど集めて和解させようとしたのですが、約二百五十人が来たのです。それを二百人に切って……。世界外交の最高の位置がその位置です。このような人々をすべて集め、朱東文氏が親方になって中心になり、左側にアメリカ大使とアメリカに来ている各国の大使を立てておくと、行政省庁、国務省、閣僚、世界の代表者たちが競って参加しようとし、政治学で有名な大学街の博士たちが集まって、「国連をどのように調停するか」という論争が繰り広げられたのです。私たちは、新聞社なので、国連の実情やアメリカの実情を誰よりもよく知っているのです。

 そのように言いながら、「今後、どのようにすべきでしょうか。世の中の誰も知らない中で、国連機構以上の仕事をした人がいるのでそれを報告します」と言って、先生が行ったことをずーっと報告したのです。あとで聞いてみると、それはレバレンド・ムーンに対する報告なのです。ですから、すべて悪いことをしていると考え、眉をひそめて見つめていたのですが、口を広げて「あのような偉大なことを国連に先駆けてやっているのだなあ!」と言っていたのです。

【最先端のビデオ・オーディオ・システム】

 現在、私たちの有線放送局があります。アメリカの一千四百万世帯が視聴しています。それが二千万世帯になる場合には、三年たてば六千万世帯になるのです。アメリカには八千万世帯があるのですが、そのようになれば三分の二が入るのです。キリスト教の重鎮の女性たちは、これを見なければならないようになっています。

 今後は、学校がなくなります。何によって教えるかというと、言論媒体を中心として、ビデオを中心として教えるのです。そのような時代が来ました。今、私たちのブリッジポート大学において、全世界の大学のコースをすべて教育しようとしています。このようにして言語さえ統一されれば、あっという間にできるのです。先生の背後には数多くの学者がいるので、大学教授の中の有名な教授を中心として、彼らの講義内容をすべてビデオにして出すのです。一時間半だけ講義しても、その思想を入れることができ、十時間の講義、数時間の講義の内容をすべてビデオにすることができるのです。

 普通の製作を行う場合、十五分あれば、世界のニュースを集めてつくることができる実力があります。世界的な文学博士が文章を作り、即座に自動的にプログラムを編成することができます。そのプログラムによって撮影したすべてのものは、最高の技術でつくるのです。そのようなオーディオ・システム、ビデオ・システムがあるのですが、ニューヨーク・タイムズとワシントン・タイムズは、一箇所で一つを使うようになっています。これはハリウッドが世界一だと言いますが、私たちの施設が素晴らしいので、ハリウッドがニューヨークに移ってきています。私たちのマンハッタン・センターを中心として、新しい電子会社、有線会社が集まってきています。

 ですから、ワシントンD・Cに行けば、製作会社など、DC(データ・コミュニケーション)を通して連結する有名な会社は、すべて文総裁の会社になっています。ホワイトハウスの前に行って、「あのDCは誰の会社ですか」と聞けば、「文総裁のものだ」と答え、国会の前にあるものも「文総裁のものだ」と答え、国務省の前にあるものも「文総裁のものだ」と答えるのです。CNN(アメリカのニュース専門有線テレビ局)が製作するものは、すべて私たちの会社で作っています。

【ワシントン・バレエ・アカデミー】

 テレビ世界の王者になるのです。既に言論界の王者になりました。その次には芸術世界です。踊りも、私たち東洋のリトル・エンジェルスの踊りにかなうものはありません。どこに行ってもです。ユニバーサル・バレエ団も同じです。西洋の口八丁手八丁の人々が、「統一教会の文先生のやるバレエが何だ」と言って、来て見てみると、驚いてひっくり返るのです。世界水準を越えているのです。

 それゆえに、ソ連が私に対して、歴史に誇るロシアバレエをすべて文総裁に譲り渡したのです。ですから、二百万ドルから七百万ドルを私が支払ってあげれば、すべてこちらに移ってくるのです。私たちのバレエ団に試験を受けて入ってこようとすれば、競争率は二百対一です。そのように有名です。そこは、恋愛すれば雷が落ちます。タバコを吸えば雷が落ちます。すべて退学です。革命をしなければなりません。ハリウッドをすべてひっくり返し、皮をはがしてしまわなければなりません。ですから、今後、ハリウッドの俳優になろうとすれば、大学院を出なければなりません。品行方正でなければなりません。そのような伝統をつくり、ハリウッドをひっくり返さなければならないというのです。

 ブッシュ大統領とゴルバチョフを私が料理し、その二人の協助によって、キーロフ・アカデミーの責任者、有名な先生であるオレグ・ビノグラードフという人を……。ですから、レニングラードにあるキーロフ学校とアメリカにある学校の共同社長を立て、その枝術をアメリカにすべて移すのです。既にワシントンD・Cにすべて移されました。ワシントンD・Cにある学校に枝術を移してから既に四年目になるのですが、現在、ワシントンD・Cで訓練している内容は、ソ連のキーロフの専門家に負けない実力にまで上がってきました。二百年の歴史をもつ学校と四年目になる学校ですが、共同プログラムを作って世界で公演できるチーム、キーロフ・チームを三チーム、四チームつくっておこうと思うのです。

【水産事業】

 今まで、私は、アメリカで二十年同船に乗ってきました。最初は、東部で海洋事業というものを始めたのですが、レバレンド・ムーンがどうして事業をするのかと、みな反対したのです。しかし、今では、アメリカの食堂への魚の販売は私たちが完全に占領してしまいました。また、IOE(国際海洋開発事業、一九七八年に設立した水産加工会社)といえば、アメリカの水産庁をリードする、このような立場に立っています。

 沈まない船を私が初めて造ったのですが、今、二十年が過ぎてみると、その沈まない船を自分たちが造った船のように宣伝しながら、「素晴らしい」と言っています。そのようにして、このツナ、ジャイアント・ツナ、ブルーフィン・ツナをグロスターで釣るのですが、それは、世界的に、誰もが釣りたいと願っているものです。大きなものは千五百ポンドにまで達します。先生は、千三百七十二ポンドのものを釣りました。大きな雄牛ほどです。私たちのワン・ホープに乗り、時速三十マイルから三十五マイル出るその速い船で、一時間から二時間出ていってそれを釣るのです。毎日出掛けるのです。そのワン・ホープは何かというと、海の最上の希望という意味です。

 日本人は、ツナの値段を知っているので、十セントずつ与えてこれを買い、無尽蔵に売り飛ばしたのです。このようにして漁村を搾取していきました。しかし、私たちが始め、ツナの値段を一年間で十セントから一ドル七十五セントまで引き上げたのです。私たちは、現場で獲ったツナをすべて仮冷凍して、飛行機でさっと運ぶのです。私たちが直接するので、日本にもっていけば、良いものは十倍、二十倍の価格を受け取れます。ジャイアント・ツナは、管理の問題や色合いの問題を……。これは色が変わってはいけません。このような問題を研究間発したので、ハッピー・ワールドのツナといえば、日本で有名だというのです。高価なのです。

【各分野の公認基盤と影響力】

 今、色目を送れば、アメリカの口八丁手八丁のトップの人々がみな飛んできて、足元に並ぼうと大騒ぎするのです。なぜでしょうか。言論界が一つになって世界的に激しく打ったのですが、四十年打ってもびくともしなかったのです。ですから、王として侍らなければならないでしょう。ニクソンのような人も、三年も続けることができずにすべて敗北していったのです。レバレンド・ムーンは、政治世界、経済世界、外交世界、学者世界、メディアと芸術世界など、あらゆる分野において王になったのです。それは事実です。

 摂理的に見るとき、アメリカ自体を見れば、今現在、「ワシントン・タイムズ」を中心として、上院と下院のすべての分科委員長で私たちと関係していない人はいません。今まで、地方において多くの大会を行い、ICC(超教派牧師会議)や様々な団体を中心としてつながっているすべての群れ、その全国的な組織が恐ろしい組織になっているのです。

 ブッシュを大統領として立てる時、五万七千教会を私が活用しました。反対する既成教会をです。ですから、キリスト教の牧師組織をもっているのです。四十五万人です。それは世の中が知らないことです。いつ化け物のようにすべてやったのかというのです。私は滅びることができません。世界が殺そうとしても、私は死ぬことができません。私が死ねば、神様がひっくり返って死ぬのです。千辛万苦の恨を抱き、闇の世界を真昼のように走りながら、一寸を惜しみながらこの基盤を築いてきました。

 今まで、先生は、ノーベル賞受賞者のような世界の有名な学者から有名な政治家、ICUS(科学の統一に関する国際会議)を中心とする科学者や経済学者たちと関係をもって歩んできました。ですから、アメリカ人は、先生に対して、「産業をする工業技術者」、「商売人」、「伝道する人」など、ありとあらゆる名前をつけています。誰であろうと、対すれば話をするのです。

 十年をおいてみても真であり、百年をおいてみても真だというときは、それを知ったうそつきは自発的に後退しなければならないということを知らなければなりません。アメリカで有名な人は文総裁です。「文総裁は正しい人だ」と言うのです。今まで数十年間、国税庁ですべて調査しました。数十億ドルのお金を使ったのですが、一銭も自分のために使ったことがありません。あれほど調べてもです。

【アメリカの社会問題の根本的解決】

 アメリカの国民、アメリカという国は、家庭的基準を中心として、イエス様が残した同族相姦関係の失敗の基準を探し立てなければなりません。ですから、サタン世界の流れと共に、方向を転換して行くべき道を知らず、そのまま流れていって、みな地獄に落ちるのです。しかし、文総裁は方向を転換しているのです。文総裁は、ここにおいてエバ、新婦の位置を破壊したキリスト教文化圏に新しい母、第二の母を立て、完全に方向を転換して上がっていくのです。そのようなアメリカは、文総裁に反対すると同時に、同族相姦関係を中心として、すべての国と世界を破綻させて地獄に落ち、文総裁は新しい分野の世界へ転換して上がっていくのです。ですから、同族相姦関係を整理しなければなりません。

 誰がフリーセックス世界を解放するのですか。ホモ、レズビアン、麻薬によって染まったこの世界を誰が救うのですか。神様です。レバレンド・ムーンは絶対的に神様と相対になっているので、神様が右側ならば、レバレンド・ムーンは左側にいるのです。今後、アメリカは、統一教会が救ってあげなければ道がありません。

 統一教会は、家庭を中心とする体制になっているので腐敗することがありません。卑近な例を挙げれば、私たちは、神学大学院を中心に、今まであらゆる学者を中心として多くの活動をしてきました。そのすべての学者は、おじいさんのような年齢ですが、自分の孫のような統一教会の若い青年男女と接していくと、自分が誇ってきた孫や孫娘たちは、統一教会員に比べればどうということではないというのです。三年間接してみれば、「あのお嬢さんを私の孫の嫁にしたら良いのだが、あの青年を私の孫の婿にしたら良いのだが……」、すべてそのようになるのです。

 今、アメリカの男性たちは、アメリカの女性を妻にすることを嫌います。家の中で女王のように座って、自分の夫を僕のようにこき使っています。そのようにしなければ、家庭に問題が生ずるというのです。アメリカの女性たちは権威をもっています。これが問題です。どのようにすれば、このアメリカの女性たちの権威を引きずり下ろすことができるのでしょうか。押し出してしまわなければなりません。アメリカの文化では、これをすることができません。レバレンド・ムーンは、それをすることができます。

【アメリカが生きる道】

 神様は先進国を必要とされません。平準化を成さなければなりません。アメリカは、そのようなことを願いません。永遠にセンターになりたいと願っているのです。しかし、ノーです! 一人では、理想を成し遂げることができません。今まで、アメリカは、センターの位置に立ち、キリスト教世界を相対圏と考えてきました。しかし、キリスト教世界が主体的コンセプトの位置に立たなければならないのです。そして、アメリカは、それに従っていく相対的なコンセプトの位置に立たなければなりません。

 アメリカの民主主義は、すべて滅びました。誇るべきものがありません。レバレンド・ムーンを中心として、神様のみ旨に従っていかなければならないのです。レバレンド・ムーン主義ではありません。神主義です。これが人類に与える共通の真理です。これは、誰もがみな同じ価値である本郷の地に戻るための道だということを知らなければなりません。真の父母、真の兄弟、真の子女になるのです。ここには宗教も必要なく、様々な国も必要ありません。一つの国であり、愛の統治世界だというのです。神様のもとのただ一つの世界です。

 アメリカは、新教国家として、ワン・ネーション・アンダー・ゴッド(神様のもとの一つの国)を成し遂げました。神様は、それをワン・ワールド・アンダー・ゴッド(神様のもとの一つの世界)に拡大することを願っていらっしゃるという事実をアメリカの国民は知りません。アメリカは、世界のために投入して忘れてしまい、投入して忘れてしまう姿勢をもたなければなりません。

 アメリカ人が生きようとすれば、南アメリカに行って、南アメリカを自分の父母よりも、自分の息子、娘よりも、兄弟よりも愛することができなければなりません。そのような人になって帰ってくれば、アメリカは、南北アメリカを統一し、世界へ進んでいくことができるアメリカになると思うのです。また、自らの全財産を売って、食べることができず、生きることができないアフリカの人々にすべて与え、王として侍り、父母として侍り、兄として侍ることができる、このような立場に立つまでは、天国に入っていく道がありません。

四 南北統一と世界平和具現のための摂理

【韓国の政界と統一問題】

 大韓民国の安企部(注:安全企画部)に関係のあったある一人の人が、統一教会に来て、今の情勢を私に毎月報告してくれています。上部に報告するすべての内容以上に報告してくれますが、その内容を聞いてみると、結論は、今は南北統一に文総裁が最も必要になったということでした。

 今まで、先生は国の支援を受けませんでした。大韓民国が朴正煕政権の時、ジープ一台にお金を積んできて選挙費用として与えようとしたのですが、すべて私は送り返しました。私たちの三清洞の家を売った三十億のお金で、大韓民国を生かすことをしたのです。今回の選挙の時にしてもそうです。朴普煕氏が、「お金がない」と言って、ある財閥から二億のお金を受け取って使ったのです。先生の許可なく、これは何だというのです。「すぐに行って、すべて返してきなさい」と言いました。

 今でも、大韓民国を救ってあげようとしています。過ぎし日の事実を私が公表すれば、金泳三の首が吹き飛ぶのです。すべてさせておいて、「そうではない」と言うのですか。それが何の話か分からないでしょう? 国を保護しなければなりません。忠臣は、いくら死んだとしても、国のために抗議をしません。

 今から、正しく指導しなければなりません。超党派的な面において、党首から党幹部まで、文総裁の思想教育を受けなさいというのです。受けなければ、首が飛んでいくのです。このようにして南北が統一されれば、超党派的に一つになることができる結合的な価値基盤をどこにおいて探すのでしょうか。文総裁を抜かしてはできないと考えるのです。アメリカもそれを知っています。

【南北統一基盤と対北朝鮮事業】

 二月五日から九日まで、中国の北京において、三十一ヵ国の大学生三百八十一人が参席する中、第三回「世界大学生平和セミナー」が開かれた。特に、韓国側からは、金奉栗原研会長を団長として、百八十七人の大学生幹部が、北朝鮮側からは、金日成総合大学のチョン・ヨンチュン教授を団長として、五十三人の代表団がそれぞれ参加し、熱い感動の出会いをなした。

 今まで、金剛山も、金日成を通して部下にみな知らせ、指令を下して私に譲り渡しましたが、それに対して関心を傾けずに今まで延ばしてきたのは、それよりも教育を先に行わなければならないからです。教育を先に行わなければなりません。文総裁は、思想的基準を中心として、北朝鮮の思想的空白を代表し、これを補ってあげる責任を果たそうとしているのです。

 彼らは本当に早いのです。知っています。文総裁の思想に対しては、金日成の主体思想では太刀打ちできないということを知っているのです。ですから、北京に金日成総合大学の青年たちを送ろうと思います。先生の言うとおりに、南北統一は、中学、高校から大学街までの学校の卒業生や先輩さえ一つに結べばできるのです。

 今、北朝鮮においても、先生を金日成の代わりに侍ろうと準備しています。事実かどうか、聞いてみてください。今回、金日成総合大学で、「金日成の遺志だ」と言って、全国の大学において「統一原理」を研究させ、再検討しているのです。これが北朝鮮社会の常識になっています。

 北朝鮮でも、金日成の万景台の家以上に、白頭山荘の金正日の家を聖殿にしているのですが、第三聖殿を私の家にしようと考えているのです。ですから、金主席、金日成以上の英雄と考えることができるお方が文総裁だということを、賢い人はみな既に知っているのです。「文総裁を保護するのは私たちです」、そのように言っているのです。「文総裁の故郷が統一教会の出発地だが、北朝鮮の地で生まれたので私たちの宗教だ」と言っています。

 先日、国連大使の朴銖吉事件があったでしょう?「平壌で文総裁の聖地を策定する。一億ドルがどうだこうだ」と言うのです。全く、一億ドルをすべて使うならば、お金をどのように使うのですか。北朝鮮は、いまだにそれをやれるようにはなっていないので、韓国を離れて私がすることはできません。韓国政府に既に報告しました。報告してから既に何年もたちます。今になって何を言うのですか。後頭部を殴るようなものでしょう。

 自動車工場も金剛山開発も、金日成に会った時に直接話したのです。これを発表すれば、統一教会のすべての産業機関の株価が十倍以上に上がります。それを知っていながらもやらないのです。手段や方法を選ばずに邪悪にお金を稼ぎ、借金を返そうという人ではありません。正々堂々とやろうというのです。自動車工場も、許可を受けてやろうとしているのですが、韓国政府がそれに反対しているのです。

 今、統一教会の日本の食口が、北朝鮮の普通江ホテルを経営しています。そこに何があるかというと、世界の通信を受信することができるDC(Data Comunication)があります。「その普通江周辺の三万五千坪に、どのようなホテルを建ててもかまわない」と私に言っています。それは、韓国の財閥を紹介して建てさせれば良いですか、紹介しなければ良いですか。これまで建ててしまえば、韓国が文総裁を二重スパイとして捕まえようとするのです。そのようなことを知っているので、このようにしているのです。北朝鮮の航空会社を私に任せようとし、銀行を私に任せようとするのですが、私は「嫌だ」と言いました。

【共産圏国家の支持】

 右側、右翼が勝ちましたが、このように立ったのちに、「故郷に帰ろう」と言って反対を向くときには、‐右側が左側になり、左側が右側なるということを知りませんでした。今から、これを知らなければなりません。十億の国である旧ソ連の中で、「文先生が望むならば、国教にして、二国で三十六万双の結婚式をしよう」という国があるのです。

 ソ連に行っても、モスクワの都市建設の全体を私に任せようとしました。私は「嫌だ」、「お金は嫌いだ」と言いました。もし会社をつくれば、「お金を稼いでもっていく」と言うのであって、「お金を稼いでいかない」と言う人はいないのです。「お金を稼ぎにいく」と言えば追い出されます。ですから、私は、教育をしようというのです。「あなた方の二世が、空白期間においてあたふたしているので、私が教えて教育しましょう」と言ったのです。

 中学と高校の教科書を作り、大学の教科書を作り、軍隊の教科書を作って、今、教育しているのです。それがモンゴルを経て中国にまで拡大してきました。中国もソ連も反対してみなさいというのです。満州に三つの省があるのですが、延辺からハルピンまで、これを中心としてすべて連結しておいたのです。

 金日成が言うことを聞かなければ、三つの省を通じて中国とソ連を連結し、「この者たち、言うことを聞かないか!」と言って、力で一気に押すことができる時が来るのです。ですから、延辺に大学をつくりました。既に何年ですか。約十年が過ぎたのです。

 中国に行けば、私は、毛沢東以上の偉人として尊敬を受けます。毛沢東は、七千キロの長征に出発しましたが、それは、自国二国のためにそのようにしたのです。しかし、文先生は毛沢東と比較できない世界的長征に出た大英雄と考えられているのです。

 今、中国と台湾が問題です。アジアにおいて火種が爆発するかもしれない危険な段階です。アメリカと中国が問題です。このようなことを誰が調停して平和に導くのでしょうか。これは、知っている人がやらなければなりません。私以外にやる人はいないので、中国や台湾が私にくっついていくのです。

【世界のトップクラスの公認基盤】

 息子、娘は、父母から生まれます。しかし、父母が愛の過ちを犯したので、息子、娘の心と体が分かれたのです。これを本然の立場に復帰しなければなりません。それゆえに、世界の宗教圏を一つにまとめ、体である世界国家の政治圏を一つにまとめるのです。一つにするのです。その次には何ですか。世界のアカデミー、学者世界を一つにまとめ、言論界を一つにまとめ、頂上会議を中心として一つにまとめ、政治・経済・文化面をすべて一つにまとめるのです。そして、青年連合をつくり、世界の青年の総連合、カープ連合をつくったのです。

 先生は、四十年間、世界的な頂上に立ち、すべてのトップの人を中心として多くの投入をしてきました。そのようにして相対基準をつくっておいたので、先生を忘れることができないのです。ですから、お母様を歓迎することができるのです。お母様の大会も、そのような基盤を中心として連結させることにより、世界的な大会が可能だったということを知らなければなりません。

 頂上会議をつくり、大統領を経験した人はみな先生の側に立ちました。南アメリカなどの世界の大統領たちで、先生に従う人が本当に大勢いるのです。学者世界、ノーベル賞受賞者や世界の大学の総長で有名な人々が、みな先生に従う立場に立ったのです。最高の基準に立っているのです。

 宗派争いをしているすべての宗教団体を一つにするために、世界的な学者や人脈を通して、そのことをやってきました。ですから、彼らは知っています。「主人になる人は文総裁だ」と言うのです。「あのように自分の面目も表さずに、自分自身を隠していく人ですが、私たちにも良心がある」と言うのです。今、インドに、ヒンズー教を中心として一億人以上の信者を率いている代表者がいます。パキスタンとそれが分かれました。ヒンズー教を中心として分かれたのですが、今、七千万以上を率いている長が私の友人です。私たちと関係を結んでいます。今回、来ました。今回、郭錠煥氏が行って会ってみると、「三百六十万ならば、私たちの教団ですべてやりましょう!」、そのように言ったのです。

【第三世界救護と宣教】

 先生は、自分の息子、娘を中心として、自分の生活を中心として動くことをしません。息子をみな忘れてしまいます。天がそのように歩んでこられたのです。アベルを犠牲にしてカインを救うための摂理圏、そのような伝統を守るために、先生は、生涯そのように生きてきました。白人や黒人まで指導しているのです。

 私は、生活する時に一箇所は欠如するようにします。部屋に入ってくれば、はだしで生活します。御飯一食を残して、飢えて死んでいく人を救ってあげようとするのです。数十年の時間が経過したので、すべての人が証することができるその基準を中心として、それを伝統として世界の人類に命令するのです。

 一年で千五百から二千万の死んでいく世界の兄弟、子女である人々に対して、真の父母の名によってその冥福を祈り、共に痛哭しなければならない立場に立っているので、平安に暮らすことができないのです。ですから、二十年間船に乗り、その世界に行くことができる橋を架けているのです。フィッシュパウダー(魚粉)、世界的な発明品を開発しました。

 今、神様の計画は、アフリカを動かすことです。資源が豊富な所は第三世界です。いくら先進国でも、そこには資源がありません。すべてのものが枯渇しています。しかし、第三世界には残っているのです。アメリカがそのような資源を願い、ソ連がそのような資源を願い、中国がそのような資源を願ったのですが、すべて追い出されました。彼らは、レバレンド・ムーンを歓迎します。今から、私たちの時代が来ます。

 数多くの教団を動かしていくのです。キンバング教団も、今回郭錠煥氏が会ったはずです。私が「会いなさい」と言ったのです。本来は、五年前に一つのみ旨の中で会わなければなりませんでした。アフリカを完全に一つにまとめようとしたのです。

【国連再構成の推進】

 私たちがしなければならないことは、世界平和連合、世界平和宗教連合、世界平和女性連合、世界平和青年連合を国連に加入させることです。今、国連に加入させれば、統一世界へ移っていくことは問題はありません。世界平和女性連合は強力な団体です。一つしかありません。

 エデンで分かれて失ってしまった心と体が一つになり、お母様を中心として、女性国連と青年国連と学生国連を一つにすれば、家庭で失ったものを世界的最高の立場で完全に収拾して天の側にお捧げすることができます。そのようにすれば、すべて終わるのです。南北両国の統一は必要ありません。

 若者たちを連結して国連大学をつくることも問題ありません。私たちが百八十二ヵ国に人を派遣し、国連の理想を教育することは問題ありません。今、国連にはそのような人がいません。先生は、ブリッジポート大学を準備し、国連大学に連結しようとしているのです。今後、全世界の大学街撤廃運動をしようと思います。耳があり、考えがある人は、地の果てであろうとビデオで勉強することができるのです。世界で一番の教科書をビデオで作って販売するのです。学校の撤廃です! 学校をそのようにして、後進国を生かす資金に両替しなければなりません。

 国連が借金を返すにおいては、先生が三分の一を支払うというのです。そのようにすれば喜ぶでしょうか、喜ばないでしょうか。それをどのようにして返すのですか。ただ一つ、文総裁には国がありません。何もありません。ないのですが、世界人類のあらゆる宗教を超え、団体を超え、国家を超えて募金運動することができる特権を付与しなさいというのです。国連の名によってです。そのようにすれば、二十七億の三分の一だけ募金するでしょうか。二十七億をあっという間に募金することができるのです。

五 第二次四十年路程の出発宣言と南アメリカの摂理

【ブラジル「新しい希望農場」での祈祷】

 ブラジルを訪問された真の御父母様は、三月十二日、ジャルジンの新しい希望農場で迎えた聖日礼拝において祈祷されたのち、み言を語ってくださった。

 愛するお父様! きょうは、一九九五年三月十二日、この月になって二回目を迎える安息日でございます。今、この場所は、あなたの前に新たに現れたブラジルのニューホープ(新しい希望)農場でございます。ここに、真の父母と真の父母の子女たちとブラジルのすべての食口が共に集まり、お父様の前に、家庭盟誓を中心として、この月の二回目の安息日を迎えました。

 韓国と日本とアメリカとドイツなど、百六十ヵ国から、真の御父母様のいらっしゃる所に向かって心を集め、天国と地上のすべてのものが一つになり、統一の世界と平和の世界に進展しようとされるあなたのみ旨の前に厳粛な使命を担い、天宙復帰の行脚の路程を駆けている統一の兄弟に、彼らがどこにいたとしても同じ祝福を許諾してください。

 今回、南アメリカを中心として真の御父母様が来臨することにより、天の恩賜と天の役事が、統一の群れを中心として、生きていらっしゃる神様の実存的権限を顕現なさり、そのすべての環境を消化して、お父様の懐に抱くことができるように許諾してくださることを懇切にお願い申し上げます。そして、南アメリカが、旧教を中心とするキリスト教文化圏として、お父様に対して責任を全うすることができなかった過去の許しを受け、天に侍る責任を全うするすべての国家となるように祝福してくださることを懇切にお願い申し上げます。

 きょうのこの集いの場をお父様自ら主導してくださることを懇切に願いながら、このすべてのみ言を真の御父母様のみ名によって祝願いたしました。アーメン。アーメン。アーメン。

【サンパウロ宣言】

 真の御父母様は、=一月三十一日(陰暦三月一日)、ブラジルのサンパウロ教会で迎えた第三十六回「真の父母の日」を期し、世界の食□が真の御父母様の四十年の勝利基台を相続して第二次四十年路程を出発する「サンパウロ宣言」を発表された。

 先生から新しい家庭編成が始まるのです。サタンに汚された家庭はつくりません。私は、天幕からはだしになって出発したのです。堕落していない農園を中心として、新しい果物、新しい植物を育て、聖別された天国の拡張、国家の拡張をなすべき使命が残っているのです。再創造するのです。

 相続し、第二次四十年を皆さんに伝授してあげるのです。本来、皆さんは、四十年かけて努力しなければ天国に所属することができません。しかし、努力すれば四年間でもでき、国の代表になっていれば四日間でもできる時代が来たのです。ほかの人が四年間かけてやらなければならないことを、大統領になれば四日間でできるのです。きょうのサンパウロ宣言と共に、南アメリカ戦線に大移動するのです。それゆえに、「アメリカを離れると発表しなさい」とワシントン・タイムズの社長に話しました。

 アベルである新教を一つにし、カインを一つにするために南アメリカに訪ねてきたこの行脚の路程なので、そのような日を代表して、このような行事をこの南アメリカにおいて行うのです。南半球において「真の父母の日」を記念するのは、歴史始まって以来初めてです。歴史的な出発だというのです。

 純潔な統一教会の群れは、真の愛を中心として、心と体を一つにし、精誠のこもった草庵を建て、村をつくり、都市をつくり、国をつくるのです。国連が従っていくことのできるモデル的な国家をつくろうというのです。このような実力者が来たのです。

【〈宣言文〉(郭錠煥協会長朗読)】

 真の御父母様は、過去四十年間、個人から天宙まで、また僕の僕の段階から神様の段階まで、段階を高めながら、犠牲と真の愛によって蕩減復帰路程に勝利してこられました。第三十六回「真の父母の日」を期して、全世界の統一教会員が真の御父母様のこの勝利の基台を相続し、私たちの責任分担期間である第二次四十年路程を出発することを宣布する「サンパウロ宣言」を発表されました。

 み旨の道では、自分があってはならないゼロ、すなわち無の境地に入っていかなければならす、驕慢や個人主義は禁物です。真の御父母様の伝統的生活は、神様のみ旨を成してさしあげるための一念で、地を愛し、万物を愛し、人を愛し、神様を愛してきた、すなわち真の愛を投入してきた生活です。このような真の御父母様の生活的伝統を相続しなければなりません。

 第二次四十年路程の出発は、第三十六回「真の父母の日」である三月三十一日からであり、二世を中心として、また祝福家庭単位で成就しなければならない私たちの責任分担期間です。真の御父母様が縦的、横的に勝利された基台を相続する私たちの責任分担は、天宙復帰までではなく、氏族的メシヤの使命を完遂した家庭が心を合わせて一体となり、国家を復帰するところまでです。したがって、四十年という期間がすべて必要なのではなく、各自の信仰と責任分担をいかに全うするかによって、四年や七年目で成就することができるのです。

 このような時点で、真の御父母様が、南アメリカにおいて理想村と理想的な国のモデルをつくる仕事を始められた摂理的意義は非常に大きなものです。南アメリカ摂理は、天が立てられたアベル圏の勝利と祝福をカイン圏にまで移して広げる摂理です。アベルの立場にある北アメリカの新教圏の基盤を南アメリカのカトリック圏に移し、一つになるようにする摂理です。その次に、その一つになったアベル圏の勝利をユダヤ教圏に連結して一つにし、その一つになった広いアベル圏の勝利を次にはイスラム圏に連結させて大きくし、その広く大きくなったアベル圏の勝利と祝福を他の宗教圏にまで連結させるのが未来の摂理の方向です。

 北アメリカをはじめとする世界の統一教会は、最善を尽くして南アメリカを支援しなければなりません。真の御父母様の勝利圏を私たちが相続するように、私たちは、私たちのカイン圏が神様の祝福を受けるように、幅を広げながら精誠を尽くさなければなりません。

【新しい希望農場宣言】

 真の御父母様は、ブラジルのマット・グロッソ州のジャルジンに位置する新しい希望農場において、四月三日午前五時、世界百六十ヵ国を代表する指導者の前で、「サンパウロ宣言」の実践方案の一つとして、「新しい希望農場宣言」を発表された。

 全世界の人々、百六十ヵ国の人々が集まり、個人、家庭、氏族、民族、国家、世界を一度に、すべて越えることができるこのことをやって、世界のすべての蕩減水平地帯をつくろうというのが先生のみ旨です。四月三日を中心として、これが新しい希望農場の宣言です。

 今年の年頭標語は、「真の御父母様の勝利圏を相続しよう」です。このような所有圏を相続することが、絶対信仰、絶対愛、絶対服従です。絶対信仰、絶対愛、絶対服従することができる人にさえなれば、統一教会の原理を知らなくてもよいのです。その上で、絶対的な血統復帰、所有圏復帰、その次には心情圏復帰、この三つのことさえ成せば、地上世界でのこれをもって、霊界ではすべて踏み越えていくのです。その人は、天国の民であり、天国の息子だというのです。

 前回三万双を祝福し、今回三十六万双をするのですが、四十万双以上立ちさえすればよいのです。四千万でもかまいません。三十六万は、数字を合わせれば九です。九はサタン数です。それゆえに、先日の第三十六回「真の父母の日」を中心として宣布したのです。きょうは四月三日ですが、四数は地の数であり、三数は天の数です。ぴったり一致しているのです。

 堕落したアダムを創造されたその信仰は、絶対的です。神様は、アダムとエバを絶対的に信じていらっしゃいます。今もそのように信じていらっしゃり、絶対的に愛していらっしゃいます。人間が堕落しても愛されるのです。その愛は、絶対に変わることがありません。服従です。そこにおいては、すべてのものを犠牲にされます。神様御自身も、十字架に生命まで捧げることができる立場に行かれるのです。絶対服従してこられるのです。

 この三大概念が樹立されたので、成約時代に人っていくのです。アダムとエバがそれを失ってしまったので、アダム氏族も失ってしまい、アダム民族、アダム国家、アダム世界、アダム天宙までも、すべて失ってしまったのです。それゆえに、これを立てることによって、アダムを取り戻し、氏族を取り戻し、民族を取り戻し、国家を取り戻し、世界を取り戻し、神様の解放まで成し遂げることができるというのです。

【〈宣言文〉(郭錠煥協会長朗読)】

 理想的な社会や国は、すべての人が国境と皮膚の色を超越し、相互協力して調和をつくり出し、幸福に生きていく社会です。この社会は、人々が一人の神様の息子、娘であることを自覚し、真の父母を中心として一つの兄弟になった大家族社会であり、そこは、血統と所有圏と心情を復帰した祝福家庭が、真の父母の言語、真の父母の文化のもと、自由と平和と統一の世界を成し遂げる所です。人々は、神様の心情文化の中で、共生、共栄、共義の生活をするようになります。

 したがって、この世界は、腐敗や不正、そして戦争や罪悪と関係がなく、人類は、地球環境に対する公害要因を除去し、万物に対して、真の主人として愛し保護しながら生きるようになっています。その世界において、生活のための活動と作業は、他のために生き、愛する心情を土台とする喜びの奉仕であり実践であって、したがって構成員の生活基準は平準化されます。

 アダムの堕落によって信仰を失い、運命的に復帰の道を行かなければならない人類には、絶対信仰、絶対愛、絶対服従が必要です。神様が宗教を立てて摂理されるのも、この目的のためです。ノアのような勝利的人物の絶対信仰が貴いのもこのためです。真の御父母様は、地上だけではなく、霊界においても凄絶な霊的闘いに勝利してこられながら、絶対信仰、絶対愛、絶対服従の実体になられ、今、その勝利基盤を私たちに相続してくださるのです。

 私たちが、真の御父母様のこのような伝統を実践によってまね、また地と万物と人間と神様を愛してこられた真の御父母様の生活をまねて、そのとおりに生きてこそ、理想的な国のモデルをつくることができるのです。新しい希望農場は、正にその実践のための訓練場です。

 世界百六十ヵ国の宣教国から、人的、物的支援を行い、祈祷で声援を送るでしょう。世界の青年たちは、ここで訓練し、実践経験を得て本国に帰り、その国を理想的な国にするために先頭に立つでしょう。ます各大陸別に支援を行い、また四十ヵ国からは、一次的に五人ずつ派遣するのですが、五月一日からそれぞれ二人ずつ先に送り、この歴史的な運動に同参させるでしょう。

【祝福家庭に関する宣言】

 真の御父母様は、四月七日、ブラジル・ジャルジンの新しい希望農場において、世界百六十ヵ国の指導者が集まる中、「サンパウロ宣言」と「新しい希望農場宣言」に続き、「祝福家庭に関する宣言」を発表された。

 カトリックとプロテスタントはカイン・アベルです。これは世界的です。これを一つにして復帰するのです。カイン・アベルを復帰したのちには、父母復帰の基盤を準備しなければなりません。そして、家庭形態を中心とする定着時代に入っていくのです。ですから、今、第二次四十年路程においては、皆さんは国家的代表の家庭的メシヤ圏を出発するようになるのです。

 アダム国家、エバ国家、アベル国家、天使長国家、この四大国家が一箇所で暮らさなければなりません。一つの兄弟だというのです。それゆえに、コンドミニアム・システムを中心として、今後、四大国家、アダム家庭で一つになることができなかった四つの代表的柱を再び立て、一つになった基準で、超民族・超国家的な教育と生活を共に行うことにより、兄弟の因縁をつくりだすのです。それが、今からしなければならないことだというのです。

 ですから、ここで総決算しなければならないことは何でしょうか。「私」を決算しなければなりません。心と体が分かれたことを決算しなければならないのです。どのようなことがあったとしても、心と体が一つにならなければなりません。このようにして新しいページに転換するのですが、この場は、家庭完成した各家庭に真の御父母様が全権を相続してあげる場です。相続することにより、先生の家庭のように、地上、天上天国に入籍して定住することができるという資格が、歴史始まって以来初めて出発したのです。

 私たちが必要とするのは、高校の校長と大学の総長とその国の主権者です。この三つの部類の人々に公文を送るのです。「誰もがこの祝福を受けなさい」と命令的公文をつくって全世界に発送することを通告します。これが第三宣言です。

 荒野で反対される四十年の期間を経て二世時代に入ってきたので、大学街とすべての学校を中心として問題が起き、全世界が混乱に陥っているのです。ですから、それを収拾して世界を正すのです。青少年が淪落し、完全に性解放を叫ぶこの時代から、完全に神様の創造理想、一対一の性の絶対圏を立てる時代へと転換しなければなりません。

【〈祝福家庭に関する宣言〉(郭錠煥協会長朗読)】

 神様の救援摂理は、メシヤを通して、サタンから長子権、父母権、王権を復帰して、神様の創造理想、すなわち真の家庭を通した天国理想を回復することです。成約時代は、真の父母を中心とする家庭理想完成時代であり、特に、第二次四十年路程では、二世たちが中心となる家庭単位の責任分担時代が開かれるのです。

 祝福の理想は人類最高の理想です。サタンを追放した家庭が祝福家庭です。神様の真の愛、真の生命、真の血統を相続することが祝福です。血統復帰、所有圏復帰、心情圏復帰を成し遂げるのが祝福家庭の行くべき道です。

 第二次四十年路程の出発と共に、全世界の祝福家庭は、第一に自分を決算しなければなりません。すなわち、心と体が一つになって伝統的な道を行くのかという徹底した自己点検がなされなければなりません。第二に、家庭的に再出発しなければなりません。世界の家庭は、真の父母の言語、真の父母の伝統を必ず学ばなければなりません。

 サタンがこの世の家庭を破綻させています。同性愛、フリーセックス、人倫破壊等によって人生を台無しにする戦略を用いています。真の父母の祝福理想だけが、サタンの戦略に勝利し、本然の理想を成すことができるのです。

 今年の三十六万双の祝福には大きな意義があります。三十六数は、すなわち全体歴史、全人類を代表する数です。神様と真の御父母様は、全人類をすべて抱いて生かそうとされる心情で、三十六万双の祝福を計画されたのです。

 全世界の最高指導者と大学総長と教育界に従事する人に祝福理想を通告し、協力を得るようにしなさい。イスラエルが出エジプトを通告するように、全祝福家庭は、全世界が目覚め、祝福され、天国に向かうように宣布しなければなりません。

【ジャルジンの新しい希望農場の開拓】

 今後、ここに行ったり来たりするためには、必ずここの責任者の承諾を受けなければならず、向こうの責任者の紹介状がなければなりません。厳格にしなければならないのです。誰でも捕まえて仕事をさせなければなりません。朝食を食べたあとは、遊ぶことはできないようになっています。仕事をさせるのです。そのように定めます。

 南アメリカ式にやれば一年かかることも、私のやり方でやれば一ヵ国以内ですべて終わるのです。南アメリカでは、暑ければ昼寝して仕事をしないでしょう? あさって死ぬという時に、死ぬ前にやるべきことが残っていれば、どうして眠ることができますか。暑いのが何の問題になりますか。先生のようにやらなければなりません。

 先生の名前はおもしろいのです。「文」は、このように遠く書けば「父」になります。早く書けば「父」になるのです。名前の「鮮」という字は、「羊」と「魚」です。父を中心として、陸地と海を愛さなければならないというのです。それから、「明」は、「日」と「月」です。

 海を一つにし、陸地を一つにし、カインとアベルを一つにする統一的真理を教えてあげ、太陽と月が一つになる統一的真理を教えてあげるそのお方は誰かというと、神様です。神様は知恵の王です。知恵の王であると同時に、神様は父母です。ですから、真理を代表する「文」という字が「父」に変身したのです。

 私がこの南アメリカに来ておもしろいと思ったことは、牛が白いということです。羊の仲間だというのです。(笑い)大きな羊と同じです。ですから、牧場に訪ねてきて牛を育て、それからここで魚を育てなければならないと考えたのです。

 太陽は、昼の王であり一つしかありません。月は夜の王です。また、月は母を象徴します。母は、数多くの息子を従えます。ですから、「明」という字は天地を象徴するのです。清らかな空気、清らかな水、清らかな地、清らかな月、清らかな太陽、清らかな星を友として神様を愛さなければならないのが天国の民の道理だと考えるので有心

 金会長、立ってください。この金潤相氏の命令に絶対服従しなければなりません。絶対服従すれば問題はありません。簡単です。簡単なことです。どの国に行っても収拾することは問題ないというのです。なぜそのようにしなければならないのでしょうか。蕩減復帰するのです。アダム家庭で失ってしまったことなので、絶対的にやらなければなりません。これは先生のみ言ではありません。

 この人は牛のようです。牛です。(笑い)雄牛が四本足で働くように、この熱い熱帯地方でも、「はあ、はあ、はあ、はあ!」と息を切らしながらも働くのです。何でも克服しなければなりません。ブルドーザーの運転でも何でもすべてやるのです。皆さんに釣りを教えてあげるのです。テントを張って入っていき、釣りにかかっているものを外すやり方を教えてあげなければなりません。知らないものがありません。鳥も捕まえて、鳥の動物園もつくるのです。すべての場所をつくるのです。神様がつくられた万物の中で、人間が必要とする野菜や穀物をすべて植えなければなりません。ノアの箱舟に入っていったのと同じように、この農園にすべてのものが入ってくるのです。

【韓国食口の証】

 これまで、先輩たちの数多くの証を聞きました。証は必ず必要です。生きた証拠です。自分が生きた歴史的な証拠というものは、どの時代においても必要です。ですから、皆さんは、数多くの先輩の活動に対する話を聞き、良いものはすべて自分のものにしなければなりません。

 神様がどれほど泣かれ、人類がどれほど悲惨に泣き、ブラジルにも読み書きのできない人がどれほど大勢いますか。ですから泣いているのであり、天は、「これはすべて私の責任だ」と思っていらっしゃるのです。自分のために生きるのではなく、全体のために生きるようになれば、神様の生活圏内に入っていき、神様のようになるのです。そのように生きれば、天がどんどん上げてくださるのです。

 ですから、宗教世界には神秘的なものが必要です。心配が先立つ人は、神秘が逃げていきます。この宇宙を造られた神様は、どれほど偉大であり、どれほどとてつもないお方でしょうか。「私」は、その神様の相対になっているのです。先ほど、郭錠煥氏が「火が入ってくる」と言いましたが、神様の愛、その神様がどれほど偉大かということを感じたというのです。世界全体を代表する大きく能動的なものを感じ、そのような火を体験したということですが、それと同じことです。そのように偉大だというのです。

 神様がこの中にいらっしゃるのですが、知らずにいるのです。この神様がいらっしゃるのですが、見ることもできず、触ることもできません。しかし、感じることはできます。感じることはできるというのです。郭錠煥氏が話したとおり、神様が共にいらっしゃるのでうれしいのです。ですから、愛の根が神様であり、生命の根、血統の根、良心の根が神様だというのです。

【韓国人を中心とする超民族共同生活】

 韓国人はどこにでもいるので、韓国人を中心としてアジア人の結束運動をするのです。これが一番早い道です。復帰された兄の立場です。長子権が復帰され、祝福された韓国人の立場を、国家的基準を中心として見る時、皆さんはアベル的立場にいます。ですから、長子権を復帰したので、カイン・アベルが復帰された立場であり、長子は、今までサタン世界のカインの立場で天に反対し、天を困らせてきた次子圏に立つすべての人々を、自分の血族のように、自分の弟のように収拾しなければなりません。言うことを聞かなければ、強制的に天国に引っ張って連れていかなければならない責任があるというのです。

 五十億人類が、みな韓国という一つの地に入ってくれば、足を踏み入れることもできません。それゆえに、このような訓練を行う場所として、十二ヵ国を策定したのです。十二ヵ国を策定するということは、三十六家庭や七十二家庭のように、七十二ヵ国、百二十四ヵ国と、このようにいくらでも教育的版図を広げていけるのです。

 今、西洋社会は、アダム家庭とエバ家庭、そしてアメリカとドイツのカイン・アベル家庭の中から、韓国を除いた三つの家庭を連結していかなければなりません。韓国は中心だからです。今からの摂理上の立場を見るとき、このような摂理的責任をもっている国を中心として、超地球的な立場で連合生活を行い、連合氏族が共同生活を行うことによって、統一的伝統を立てていかなければなりません。そのようなことを知っているので、このようなことを今から始めなければならないのです。

 先生の血族も、三代目からは世界的に祝福してあげるのです。この四位基台が決定し、モデルができたので世界に拡大するのです。ですから、孫の時代には国際結婚をたくさん行います。それゆえに、その時代に、自分の一族が先生の一族と結婚しようとすれば、韓国語を知らなければなりません。

 韓国の宣教師、立ってください。皆さんは、派遣されている地域で韓国語を教えてあげなければなりません。それができなければ後退するようになります。戦争、争いによって言語が分かれたので、愛で言語を統一することによって統一は起きるようになっているのです。蕩減復帰です。転換するのです。世界の統一教会員は、「先生としてしっかりと侍り、しっかりと学びます」と約束し、宣教師たちは、「しっかりと教えてあげます」と約束するのです。そのように約束する意味で敬拝してください。

 山は、東西南北の四方三百六十度、見る方向によってその姿がすべて異なります。先生のみ言がこの山と同じだとすれば、皆さんは、個性真理体になっていて、見方、感じ方がみな異なるので、世界各地で爆発的な行動が継続的に起きるようになるのです。先生のみ言は、死んだみ言ではなく、生きたみ言です。ここに差し込めば、発電機に通じるスイッチのように電気が来ます。

 先生の韓国語の説教集を全員買いましたか、買っていませんか。読めなかったとしても、宝物として部屋に保管しなければなりません。その本が何版かによって、今後その家門を誇り得るかどうかが決定します。私たちの先祖が形見として残してくれた真の御父母様の本国のみ言選集が何版なのか、『原理講論』が何版なのかといって、これが初版の場合は、その国からみなそれを見学するために来るのです。

【宣教師の管理体制と活動方向】

 皆さんは、荷物をまとめて韓国に来たからといって、一つになることができますか。一つになることができないので、韓国の宣教師を世界に派遣したのです。彼らを中心として絶対的に一つになることによって、韓国に来て登録する特権を受けることができるのです。アダムとエバの二人を世界的父母の立場で派遣したので、このアダム国の韓国の宣教師と、エバ国の日本の宣教師が絶対的に一つになれば復帰は早いのです。

 今から、郭錠煥氏を通じて、毎月、全世界的に全体の報告を受けます。今からは、管理体制を強化しなければなりません。今から、国家的な監査班をつくろうと思います。ですから、まず各国、六大州ならば六大州の責任者を中心として教育を行わなければなりません。そのようにして、報告書も、世界が同じ様式で報告するのです。そして、これが伝統にならなければなりません。

 この事業のようなものも、世界的運動をする時が来ました。ですから、国際機動隊をつくろうと思っています。アジアを代表する機動隊、六大州を代表する機動隊、それから西洋と東洋を代表する機動隊をつくろうと思います。そして、地方において、この機動隊の活動を活性化していかなければなりません。

 日本はエバです。ですから、エバの伝統は日本が立てなければなりません。南アメリカとアメリカはカイン・アベルです。アメリカとブラジルは、新教と旧教、カイン・アベルの関係にあるというのです。このカイン・アベルは、父母の伝統を受け継がなければなりません。

 今まで、世界的に、これが教会の問題となっていました。「宣教師があまりにも強い1」というのです。しかし、韓国人は強くなければなりません。モーセは強くなければならないというのです。言うことを聞かない時に、この棒で激しくたたいて軍隊式にやったとすれば、その民族は滅びるでしょうか、滅びないでしょうか。滅びません! その代わりに、韓国の宣教師は、その国に責任をもって徹頭徹尾、思想武装させなければなりません。

 この南アメリカを中心として、先生が行おうとしていることの趣旨や摂理的方向が、どのようなものかということが大体分かったので、今後故郷に帰ったとしても、故郷で暮らしていると思ってはいけません。故郷を離れて暮らしていると思い、ここを故郷のように思って、常にここに思いを寄せて精誠を尽くすのです。そのようにする人は、うまくいくのです。

【日本の使命と指導者たちの決意】

 ドイツがあのようになったのは日本が原因です。ドイツの五億ドルの話です。先生が悪いのではなく、日本が責任を全うすることができなかったので台無しになったのです。南アメリカに工場を造ろうという計画を立ててきたので、皆さんの土地があれば売って、すべてもってこなければなりません! 先生も、避難民生活、乞食から始めました。

 全体のために犠牲になる教材が必要だというのです。教材、伝統を立てる資料が必要だというのです。それを日本が準備しなければなりません。ですから、日本人を百六十ヵ国に宣教師として派遣し、「いかなる困難があり、苦労をしたとしても、絶対に日本に帰ってはならない!」と言いました。伝統的精神です! 絶対信仰、絶対愛が問題です。

 日本の国まで、すべて日本のものではありません。天皇を中心とする立場で「絶対的所有圏だ」と言ってはいけません。真の父母を通して神様に捧げなければ、日本の国は天国になることができません。今から、そのような後代の地上基地を設定する運動をエバ国家を通して行うのです。

 時が変わり、ついに転換したので、今回帰ったら、過去は過去として解放し清算しなければなりません。特別に教育を行わなければなりません。祝福家庭は、三十二万人の教育計画を全うすることができなければなりません。済州島はアベルです。アベル島国だというのです。カイン島国は生きる道がありません。ですから、済州島に修練所をつくったのです。その修練所がいっぱいに満ちなければなりません。済州島はアベルの島であり、日本はカインの島です。カインの島はアベルの島に従うのです。済州島を中心として、済州島と日本が一つになり、日本と韓国が一つになるのです。

【氏族的メシヤの入籍と三段階の祝福】

 真の父母はどこに行くのでしょうか。ここから天国に向かっていくのです。何事もなかったように天国に向かっていくのです。ブラジルに来て暮らすのは、ブラジルを経て天国に行こうとしているのです。世界を回り、最後にブラジルを通って帰っていくのです。

 堕落したので、皆さんは、天国に戸籍がありません。戸籍がないのです。真の父母は、戸籍を設定してあげるためにこの地に来ました。ですから、真の父母が必要なのです。個人的な戸籍、夫婦の戸籍、家庭的な戸籍、氏族的な戸籍、国家的な戸籍、世界的な戸籍が必要なのです。

 先生は、個人、家庭、氏族を中心として、天国に定着できる国を設定するために急いでいるのです。皆さんを登録させるために急いでいるのです。ですから、皆さんは、ここに従ってこなければなりません。そして、荒野を渡るモーセを中心とするイスラエル民族と同じように、完全に一つになってカナンの地に入っていき、新しい国を建設して祖国光復をしなければなりません。

 韓国は頂上にあり、ここは下です。南北が統一され、上下の国家が一つになり、誰もが再び国家的基準で祝福を受けなければなりません。また、その次には世界的基準で祝福を受けなければなりません。天地が一つになる世界的基準で再び祝福を受けなければならないのです。三段階の祝福過程を経なければならないということを知らなければなりません。

 個人から家庭、氏族、民族、国家、八段階のすべてのものが反対し道をふさぎましたが、すべてそこを経ていきました。勝利して地上に真の父母が安着したことや真の父母の相続権、世界的に勝利したすべてのことを許諾できるので、今からは本格的な氏族的メシヤの責任を果たし、百六十家庭を中心として国に入籍しなければなりません。

【家庭身上書の作成と管理の体系化】

 今から、全世界の統一教会の家族は、家庭身上書を備えなければなりません。父は何を行い、母は何を行い、先生の命令を中心として行った数十種類の指示のうち、いくつしかできなかったのかをすべて統計で出します。またその息子、娘は、これこれの責任を果たさなければならないのに、いくつ果たしたのかということを記録する家庭身上書をつくらなければなりません。協会長! きょう、この時間に指示するのです。

 今からは、家庭を中心とする時代に入っていきます。ですから、統一教会の責任者には夫婦でなるのです。この南北アメリカの全体責任者が金亨泰氏ならば、副責任者はその妻がなるのです。また、息子、娘が優秀ならば、カープ(大学原理研究会)活動を行い、大学を卒業すればカープの責任者をさせ、その次には家庭責任者を任せなければなりません。

 家庭手帳を作らなければなりません。そして、どこに行っても自分の家庭手帳を見せてあげなければなりません。そこには、公的な仕事を何年行い、どれくらいの食口を育て上げ、どれくらい血の汗を流し、どれくらい犠牲になったかということが一目で分かるように、すべて記録されていなければならず、その家庭に関するプログラムがすべてコンピューターに入っていなければなりません。家庭手帳が完備されてこそ、天国への入籍が可能なのです。

 金銭管理と人事管理を本部ですることができる体制をつくっておかなければなりません。そして、全世界の国を代表する本国に、私たちの団体の法がなければなりません。規範がなければならないのです。直接体制を中心として、家庭的に絶対管理をしなければなりません。今から、世界本部からその公文を送ってください。公文を一度送れば、常にこれを催促しなければなりません。公文何号というものを中心として連結しなければなりません。それが何時に送られたものかということを記録してください。

【三十六万双の祝福活動】

 私たちは、ここに来て二十日間を過ごしました。ですから、今からアメリカに帰らなければなりません。行けば、四月十六日には、権進と善道、四番目の息子と四番目の娘の結婚式があるのです。ですから、行かなければなりません。帰る時に残したいみ言は、「新しい礎石を置こう」です。本来、神様が天地を創造される時のコーナー・ストーン(礎石)は何だったかというと、真の愛だというのです。

 今、四十年路程が過ぎ去るのです。過ぎ去ったので、この七年路程の中で、建国思想と統一的世界、平和の理念に充満した国民として結束しなければなりません。ですから、先輩である一世と二世がカイン・アベルとして一つにならなければならないのですが、一世は失敗したので、荒野で倒れる危険性があるというのです。これをどのようにして一つに結ぶのでしょうか。急いで祝福することによって救ってあげようというのが三十六万双の結婚です。そこには多くの既成家庭が加入するのです。

 三万双を結婚させたあとは、統一教会の合同結婚式に対する反対がさーっとなくなります。三万双を行ってから三年目で三十六万双の祝福を行うのです。三十六数とは、アダム家庭、ノア家庭、ヤコブ家庭までの三十六家庭を意味します。ですから、これは先祖数です。それゆえに、三十六万双の祝福は、世界的なすべてのものの脊髄と同じ祝福になり、先祖と同じ祝福になるのです。これは、世界的に長成級に相当します。

 三十六万双の結婚式を行い、次にもう一度だけ結婚式を行えば、世界は、すべてこの道に従ってこざるを得ないと考えるのです。ですから、世界的な予言者であるノストラダムスや南師古のような人が、メシヤが再び来る終わりの日になって、一九九九年には世界が滅亡し、日本がなくなると予言したのですが、そのすべての内容は当たるようになるのです。

 今が九五年なので、今から四年が過ぎれば、九六年、九七年、九八年、九九年の八月までです。世界のすべてのものが清算されると話したのです。それはどういう意味でしょうか。世界が滅びるということではありません。メシヤが来て世界的な祝福を行うことができなければ滅びるのですが、祝福をすれば、世界は再び復活するのです。

【権進様と善進様の合同聖婚式】

 真の御父母様家庭の文権進様と千八百家庭の全寅昇-金玉基家庭の御令嬢・全和延様、真の御父母様家庭の文善進様と四百三十家庭の朴重眩-崔賢淑家庭の御子息・朴仁渉様の合同結婚式が、真の御父母様の主礼により、四月十六日午前十時、アメリカ、ニューヨークのマンハッタン・センターにおいて、美しく盛大に挙行された。午後二時からは、ニューヨーカー・ホテル二階のホールにおいて、貨帛式(注:新婦が舅、姑に初対面の儀式でなつめや干し柿などを贈る式、または新郎が花嫁の家に絹織物を送る式)が行われ、夜には、マンハッタン・センターにおいて祝賀行事が催された。

【〈聖婚祝祷〉】

 統一家のすべての食口と祝福家庭と後世の人々を代表する真の父母家庭の四番目の娘と四番目の息子が、天と地が注視する中で、真の父母の名によって聖婚式を挙行できるこの時間はどれほど偉大であり、神様がどれほど喜んでいらっしゃるかという事実を人類は知りませんでしたが、統一家はこのことを知っています。

 四十年の歴史を経ながら、家庭的限界を超え、氏族、民族、国家、世界的版図を超え、天宙史的なすべてのものを超えて、神様が直接この地に臨在されて成約時代を発表することができ、真の父母と成約時代が安着できる時代を経て、真の父母の勝利圏を万民と全人類の家庭の前に、真の父母の家庭が主体となって対象的家庭平準化理想を子女に定立する選民史的勝利圏を迎えました。この時において、四番目の娘と四番目の息子を中心として祝福するということは、地の数を超え、三十六数を中心として、四千年歴史を再蕩減する四十年の歴史的蕩減路程に勝利した基盤の上で、新しい天の転換期に、光となり、誇り得るこの息子、娘の祝福の場を、お父様、神聖で偉大にお思いください。

 このようなことが繰り返されることにより、世界で育っている青少年の没落した道徳的腐敗相を踏み越え、新しい未来において天国へと向かっていくことができ、理想的な平和世界と愛の統一世界へと共に前進できる標的とみなしてくださり、満天下に散在している青少年をあなたの愛で抱くことができる一つの標的として立てることができる転換的祝福の結婚式となることができるように、天よ、祝福してください。

 真に天に侍ることができる孝子、孝女、忠臣、烈女、聖人の道理と聖子の道理を備え、天全体に侍り、神様に侍り、永遠不滅、永生幸福の路程に向かって前進することができる勝利的出発の起点となるように祝福してくださることを懇切にお願い申し上げます。

 今ここに、文権進-文和延、文善進-文仁渉、この二組の夫婦を新しい天の家の直系子女の家庭の出発として夫婦の因縁を許諾しますので、お父様、お受けくださるように懇切にお願い申し上げます。永遠に永遠に祝福した贈り物を取り下げられることなく、祝福の恩賜を備え、家庭を超え、国家を超え、世界を超えて、万民解放の国まで祝福の勝利の盾が立てられるようにしてくださり、その中にいるすべての民を解放の恩賜の場に同参できるように、共に祝福してくださるよう懇切にお願いいたします。

 このすべての神聖な式典を、心を合わせて祈るすべての人類と共に、統一家の食口と共に、ここに集まった心と共に、真の御父母様の心と共に、祝賀する者を天が深く受けてくださるように懇切に願いながら、このすべてのみ言を真の御父母様のみ名によってお祈りいたしました。アーメン! アーメン! アーメン!

【世界指導者会議での指示事項】

 南アメリカ歴訪後、アメリカに帰ってこられた真の御父母様は、四月十六日に権進様と善進様の聖婚式を主宰されたのち、十七日、イースト・ガーデンにおいて開かれた世界指導者会議の席上で指示事項を下達された。

 きょうは何の日か知っていますか。復活節の日です。私たち統一教会の復活節の日です。ですから、復活するのです。

 一、創造理想と成約時代安着

 ―.神様の代わりに、家庭を中心として地を愛さなければならない。

 ニュー・ホープ・ファーム(新しい希望農場)です。それは、世界、天地を代表するものです。世界百六十ヵ国のすべての動物を代表するのです。

 2.新教と旧教の地として、南北アメリカを一体化しよう(真の父母を中心とするカイン・アベルの一体化)

 3.農、水、山、工、四つの大学教育を拡張しなければならない。

 4.神的新国家モデルを完成しなければならない。

 二、伝統的精神は、主体と客体の一体化、神人一体化

 1.絶対的信仰。2.絶対的愛の一体。3.絶対的服従

 三、善を中心とする悪の清算と解放時代

 1.血統転換。2.所有圏転換。3.心情圏復帰。4.入籍と祖国復帰。5.地上天国と天上天国。6.心身一体と宗教解放時代。7.平和と愛によって神人解放時代。

 これによって、永遠に神様の栄光時代を完成してください! アーメン!

六 南アメリカ四大国を中心とする摂理構想

【南アメリカの摂理圏と南北アメリカの統一】

 私が今までアメリカにいたのは、キリスト教のためです。新教がアベルです。新教がアベル宗教であり、第二次大戦後に、新婦国家としてアメリカに統一天下の主導的な役割をさせた神様のみ旨があるので、アメリカを重要視したのです。

 最初、アメリカの著名な人士たちが、アメリカにおける覇権主義的権限をもって、何でも行うことができる文総裁の大勝利の覇権を問題視しましたが、文総裁はどこに行くのでしょうか。南アメリカに行くのです。アメリカに座ったままでいるのではありません。高い山があれば、深い谷間を訪ねていかなければならないのです。

 既に七年前に、ブラジルでは、カトリックが私たち協会の三箇所の教会を燃やしてしまいました。今はもう、そのようなことをした者たちはみな死んで、まひ状態に陥っていました。ですから、今は私たちの時代も同然です。

 誰も南アメリカと北アメリカを統一することはできません。しかし、神様と真の御父母様には問題ないというのです。私たちには、旧約と新約、そして摂理観を完成させる成約の内容があります。ひとたび教育さえ行えば、完全な平地になるのです。平地になるということは、一つの水平になるということです。

 南アメリカと北アメリカが一つになって大きなアベルになるのです。そのようになれば、全世界をカバーします。今の時は、そのような時です。神様を中心として、この二つの大陸が勝利の基盤を築けば、これが主体の位置に立つ世界基盤の完成になるのです。そのような基盤を築き、ヨーロッパ、中東、アジアなどの六大陸を抱き、勝利的世界の基盤を完成するのです。

 南北アメリカさえ一つになれば、欧州は自動的に統一され、ローマの失敗とユダヤ教の失敗とヤコブ家庭における失敗まで復帰するのです。十部族と二部族に分かれて闘った歴史、分立した歴史から、エデンにおいて、アダムとエバが分かれ、心と体が分かれたその縁まで、すべてつなぎ合わせるのです。

 アメリカ人は南アメリカに行って訓練し、南アメリカの人はアメリカに行って訓練するのです。二つの国の言葉を、今後一つにするのです。南米伝道と北米伝道をして既成教会とカトリックを一つにするので、交叉結婚をさせるのです。一つの国になるのです。

【モデル的理想国家の建設】

 今回、南アメリカに行ったのは、牧場を買って飢餓を解決するためです。飢えて死んでいく人が大勢いるのですが、それを解決するためにテキサスに農場を買ったのです。農場を三百五十万坪買ってそのことをやろうとしたのですが、それよりも、南アメリカに行ってみると、テキサスと同じ広さの農場を売れば、その十倍に拡張できるほどの土地を買うことができたのです。

 先生は、政治、経済、文化、学術など、あらゆる面において準備してきました。それゆえに、今後、天国も私の手でつくろうと思っているのですが、それが南アメリカ作戦です。モデル国家です。神様の観点から見れば、公式的な国家です。伝統文化はすべてあるので、統一教会によって一つになった人々を集めて一つの国をつくれば、人種を超越し、宗教を超越し、文化を超越して一つになるのです。アダム家庭からイエス家庭、再臨時代の家庭と国家形態を平面途上において一度につくりあげ、世界のモデル型をつくるのです。

 モデル型国家が各国に移動し、私たちの方向を協助することができるようになれば、政府の税金のように集めたり、赤十字社の活動のように募金する運動まで展開することができるのです。このようなことが展開してこそ、悠久な歴史を通して、正にモデル理想国家を完成すると考えるのです。

 神様の摂理的な地域です。軍隊の作戦地域と同じです。なぜかというと、神様は、サタン世界の汚れた場所に定着したいと思われないのです。そこに定着したいと思われません。そこに国を立てたいと思われないのです。その国に行って暮らしたいと思われないのです。それゆえに、今後、アメリカのビル、高い建物はお化け屋敷になります。高層建築物を誇る時代は過ぎ去るのです。

【ブラジルの牧場地帯】

 牧場を行うには、平地よりも高原地帯のほうが良いのです。動物もそうです。暑さに耐えられなくて、病気にもよくかかるのです。ですから、気候が合っている地域は、高原地帯です。今回先生が行った所は、牧場地帯としてはブラジルで最も有名な地域です。ブラジルの富豪が多くの牧場を所有している地域です。気候が良いので、牧草がよく育つのです。

 牧場がどれほど広いか分かりません。十ヘクタール(十万平方メートル)といえば三百万坪になるのですが、それくらいの規模の牧場です。ですから、大きな牧場を守るのは牛追いをする牧童ですが、牧童といっても大勢の人ではありません。そのような農場であっても、大体二人が馬に乗って牛を追っていたのです。

 ですから、その土地を買えば何万坪になるのかというと、百六十ヵ国に分け与えたとしても、一ヵ国に五百万坪です。五百万坪といえばどれくらいかというと、清平に買った私たちの土地は七百万坪です。山まですべて合わせてです。清平修練所から見える周辺の峰のその中にある土地が七百万坪になるのです。七百万坪近い土地が一ヵ国に分配されるのです。

 そして、百世帯ずつ来るとすれば何世帯ですか。一万六千世帯です。四人ずつだとすれば六万人です。一つの市ができるのです。それくらいの人員が暮らさなければなりません。そして、約三年から五年、牧場の経営から農業を営むことから魚を育てることまでしっかりとやり、そのようにしたのちに自分の本国の人と交替するのです。三分の一ずつ交替するのです。

 牧場はあるので、牧場を中心として、理想的牧場のモデル、「世界を代表する理想的牧場だ」と言うことができるモデルさえつくっておけば、このすべての荒野は、そのモデルをつくる所と一つにならざるを得ないと考えるのです。牧場をつくっておきましたが、牧草だけではいけません。今後、私たちは、酸素を多く排出する木を植えて、残りの土地を完全に山林と樹林の緑地帯にしなければなりません。

 そして、牧場も一人で経営していますが、牧場の連合的体制を整え、国家と国家の力を借りて経営できるようにすれば、遊んでいるこの広大な荒野を一つにまとめることができる体制ができるでしょう。そのようにして、そこで牧場にいる人たちが連合して経営するならば、今、個別に経営するものより、倍以上の効果を上げるだろうと思うのです。

【ジャルジンのミランダ川とプラタ川】

 最初から調査させた所が三角地ですが、ここの川筋は、このように三角地帯になっています。二つの川がちょうどこのように流れる地帯ですが、私たちはそこに農場を買いました。それは約八十万坪になります。八十万坪ならば、いくらにもなりません。このような百万坪が普通の所では小さいというのです。なぜそれを買ったのかというと、この川はこのように流れてくるのですが、もう一方の川はこのように流れ……。二つの川が流れているのですが、水が違うのです。根源地が違います。山岳地帯がそうだというのです。

 川の名前は、プラタとミランダです。金の川と銀の川です。川の中では一番だというのです。おもしろいのは、この世の土地は黄土色だということです。金色です。霊界に行けば、銀色、白銀色です。これが一つになる所で水の王宮をつくるのとちょうど同じように、私がそこに釣り場の王宮をつくるのです。行ってみてください。

 人の体は、四分の三が水です! すべての万物は水を含んでいます。それはどういうことかというと、生合体は水によって存在するということです! それが公式です。天国の生命体も地上の生命体も、すべて水によって生きることができるのです。そのような表示的条件に適合する地です。

 雨の降る日におなかが冷えるほど寒くても、川の水は温かいのです。また、普通暑い日は、川の水は冷たいので、水に入っていけば涼しいのです。そのようになっているので、金孝律氏が、「やー! アラスカの川の水は恐ろしかったが、ここでは、川の水ほど良いものはない」と言いました。それは本当です。そうなのです。釣りも、首まで水につかったままで、いくらでもできるのです。

【パラグアイ川とブラジルのパンタナール】

 ブラジルは平地です。平地は母を象徴します。高い山は父を象徴します。アジアには、ヒマラヤ山脈を中心として多くの山があります。アメリカには、相対的に平地がたくさんあります。父の国と母の国のように、主体と対象になっているのです。

 今回私が行って発見したことは、南アメリカ、ブラジルを中心として、その膨大な地域は険しい山ではないということです。これが平地から徐々に連結されて一千三百メートル、一千メートル以上の高地になっているのです。雨が降れば、この丘のような所から水が四方に流れていくので、川がどれほど多いか分かりません。これが山脈になっていれば、大きな山脈によって川の数が決定されるのですが、同じ平地になっているので、川筋がたくさんあるのです。川が流れていって合わさり、また分かれて流れていくのです。そして、高地に従ってこの温度は異なります。そうすると、海に棲む魚は、すべて温度によってそこに棲む種が異なるのです。

 主流となるパラグアイから南アメリカを縦に流れる川があるのですが、その川の深い所は七十メートル、百メートルを超えるのです。海のようにです。ですから、あらゆる輸送船、大きな船が川の先端まで上がっていくことができるのです。そのようになっているので、その周辺を中心として、小さな川を中心として、魚の多い所を中心として、この大きな川と連結されるのです。大きな主流の川に連結されるので、私たちは、そのコーナーに冷凍工場を造り、獲った魚をすべて積むことができるのです。

 パンタナールの湖には三千六百種の魚がいます。三千六百種の魚がそこに棲んでいるのです。真っ赤なうそのようでしょう。そうすると、水温とその立地条件と環境、それとすべて同じ立場の湖が世界にどれくらい多くあり、水がどれくらい多くあるだろうかというのです。これを分科別に研究し、養殖することができるものをつくるのです。そのようにすれば、世界的にすべて養殖することができるのです。

【ドラド釣り】

 釣りの世界における最高の品目は何かというと、南アメリカにはドラドという魚がいます。ドラドです! 巡り巡って帰っていく(ドルゴ ドラソ ドラカンダ)という意味です。それから、北アメリカにはキングサーモンがいます。サーモンとは鮭のことです。釣り世界の人々がなぜこの魚を好むのかというと、一度食いつくと、稲妻のように素早く空中に飛び上がるのです。空中に跳ね上がります。ドラドのようなものは、大きなものが跳ねる場合は二倍に跳ねます。黄色い黄金色ですが、これが二十キロほどになるととらやライオンのようです。

 それを釣ろうとすれば、それが四回から五回跳ねるのです。それがおもしろいのです。黄金色をした魚がこのように空中で跳ねる光景を想像してみてください。それは本当にエキサイティングです。キングサーモンやシルバーサーモンなどの鮭よりももっと刺激的です。また、鮭は、釣りざおを引けば百発百中かかるのですが、これはかかりません。三匹のうち一匹は逃します。素人では、五匹のうち五匹をすべて逃します。

 ところで、夕焼けの帰り道で、その黄金色を出す魚が飛び込んできたのです。先生がこのように座っていたのですが、ここに入ってきて落ちたのです。釣り針にもかからず、敏捷であって、海を自分の天地と思って飛び込んできたのですが、船に落ちたので、その魚はどれほど驚いたでしょうか。(笑い)これが勢いよく跳ねて飛び出す状況だったのです。ですから、金孝律氏が、それを防ぐために飛び出して、捕まえようとしてここをかまれました。

 釣り糸を垂らしておけば、水のある所には魚がいくらでもいるのです。女性たちが夕食を作る時におかずの材料がないときは、川が流れていれば、裏口から釣りをして魚を釣り、天ぷらにすることもできるのです。そのような国です。世界でそのような所はありません。そこしかありません。

【豊富な自然の産物】

 そこで本当に驚いたことは、熱帯地方の果物の木でできないものがなかったということです。わー! ここのパイナップルはとがっているでしょう? このように細長いけれども、このような丸い形をしています。これは、育っていない真っ青なものを切って、温かくして熟させたものです。現地で実らせたものは黄色く光り、よく熟れたものは、そのそばに行くと香りがどれほど漂っているか分かりません。

 そして、バナナのようなものもこれくらいであって、大きなバナナは、そこでは見向きもされません。「おいしいバナナをもってきてください」と言えば、小さなもの、これくらいのものをもってくるのです。そのバナナが熟れている所の下に行けば、どれほど香りがするか分かりません。

 最近、朝起きて見てみると、無限な原野、青い草原から太陽が昇るのです。青い海からではなく、青い草原から太陽が昇ってくるのです。それは壮観です。そして、果物の木、マンゴーの木のようなものがどれほど大きいことか! 私は、そのように大きなものは初めて見ました。

 それから、マンジョーカ(注:さつまいものような形をした植物)の粉を作り、さつまいもの粉を作り、それを水に少しだけ入れれば、たんぱく質や繊維質は申し分ありません。先生は、マンジョーカに多くの関心があります。庭でも、どこでも、世界のどこでも、熱帯地方に植えれば芽を出します。

 さつまいもを一度植えれば死にません。さつまいもが人の頭ほどあるのです。毎年、これがげんこつのようにむくむくと大きくなっていくのです。そのような所に行って一度暮らしてみたいと思いませんか。それ一つだけ煮ておいても、家族八人でそれをすべて食べることができません。そして、稲を植えるのですが、陸稲がこちらのもち米よりもおいしいのです。水は必要ありません。稲を一月から十二月まで毎月植えながら、毎月収穫することができます。ベトナムのような所では三期作をしていますが、三期作が問題ではありません。ここは十二期作をするのです。そして、豆、とうもろこしは無限にあるのです。「そこには、獣でも何でもいます。そこに豚のような格好をした獣がいるのですが、それが「カピバラ」です。カピバラは豚のような獣ですが、水辺に棲んでいます。その肉は、世界中の獣の中で一番おいしいのです。値段が豚の値段の何倍にもなります。そのようなものが無尽蔵にいます。それは、水辺に棲み、草を食べて生きています。いくらでも養殖することができます。また、あひるがたくさんいます。鶏もいるのですが、そこの鶏に比べれば、ここの鶏はすべてひなです。いやー! 鶏でそのように大きなものは初めて見ました。

 そして、だちょうです。だちょうを「エマチョウ」と言います。その種類は三つですが、朝になると、私たちの農場にも二羽か三羽が来ます。餌を食べさせてあげると、毎日その数が徐々に増えていくというのです。どんどん与えなさいというのです。そして、観光用にするのです。

【豊かな山林資源と建築】

 松のようなものを使おうとすれば、五十年以上たたなければなりません。五年たったものがこのように太いのです。高さが十五メートルです。やー! それを見て驚いたのです。その木の質は悪いものではありません。ぽたんの木のような木です。黒檀です。南アメリカ熱帯地方に生える高価な木だというのです。その木で杭を打ち込めば、百年から百五十年ももつのです。これは腐らないので、鉄よりも長持ちします。やー! それは朗報です。五年に一度、十年に一度切ると考えてみてください。そのお金は計り知れません。今現在、原始林がぎっしりと生えています。それが九億坪です。

 現在、文明、文化が発展すればするほど、パルプが問題であり、紙をつくることが問題となるのです。ワシントン・タイムズの場合は、一年で五八パーセント増えたのです。これが原因で大きな戦争が起きるかもしれないのですが、ここで木を植えてパルプをつくり、製紙工場だけやっても、私たちは食べて暮らすことができると考えるのです。

 今回、ブラジルに買った私たちの土地に行ってみると、川の両岸は竹です。竹がこのように大きく、王様の竹なのです。日本から来た古田氏に、「やー! その竹だけ売っても商売になる」と言ったのです。竹の器をよく作るではないですか。

 厳徳紋氏はいますか。「春夏秋冬のように十二の形態の家を設計しなさい」と言いました。そこには材木がたくさんあるので、木材で八〇八ーセントを造るのです。そこに必要な煉瓦や石は、表示だけしてあげれば、いくらでも私たちが造ることができます。今現在建てたとしても、新都市の一つの住宅として遜色のないものを建てなければなりません。

 家を建てるとき上手に計算すれば、中くらいのものは五万ドルの費用でできます。そこは物資が安いのです。木は、現在四百ヘクタールの土地に私がぎっしりと植えさせました。建築をして余るように、山を切り崩して計画を行いました。彼らは「二百五十万ドルを下さい」と言いました。ここでは二千五百万ドルでもできないでしょう。ですから、「百八十万本を切りなさい」と言いました。電動のこぎりで「ウィンウィンウィン」と切るのです。

 教育、文化事業の開発

 現在、地図を見て、四つの国(ウルグアイ・ブラジル・パラグアイ・アルゼンチン)が一つになるにはどこが一番良い所かを定め、今からそこを拠点として、州とその国の大統領を動かして文化村をつくるのです。これは世界的観光基地になるので、その国とそこに関係のある周辺の場所は復興するようになっているのです。この大学街を中心として、百六十ヵ国の文化をすべて準備するのです。

 この鮮文大学とブリッジポート大学と、それからジェリー・フォルウェルが設立したリバティー・ユニバーシティーを連合して、私たちがサウスコーン(south cone=免税地域)に四つの大学をつくろうとしているのですが、ここには、アメリカのすべての財力とすべての知識を移し、ヨーロッパ地域まで動員して、最高の大学をつくろうと思っています。そして、世界の低開発国家を中心として、百六十ヵ国のすべての人々を連れてきて、百六十の階級になっている文化をその大学で平面的に統一するのです。平面的に平和基準をつくる人材と、世界を指導し得る人材を養成する学校をつくろうというのです。

 そして、その地域を中心として、百六十ヵ国の文化を展示する世界展示村をつくろうというのです。そのようにすれば、全世界の人々がこの大学を中心として観光できる観光基地ができるのです。それから、ここに留学施設をすべてつくっておけば、全世界の人が移動することができるのです。

 私が牧場を見て回りながら、最も落胆したこととは何でしょうか。牧場の人々が、みなはだしになって行き来していたのです。その主人は、絶対に学校に通わせません。学校に行けば、そこから逃げるからです。牛の友達になるように、牛と遊ばせているのです。それゆえに、私たちは学校を建てようとしているのです。

 農薬科と山林科と水産科と、それから工科、この四つがあれば、理想都市を建設することができます。約千ヘクタールに及ぶ牧場を四人で管理しています。それではいけません。小さな地域に多くの人を投入して働くことができるようにするのです。重工業ではありません。必需品をつくる軽工業をつくって、早く早く入っていかなければなりません。

【交通輸送問題の解消方案】

 今、残された所は南アメリカの資源です。貴重なものもたくさんあり、資源が無限にあるのですが、今、その資源がすべて死蔵されているのです。ですから、今後南アメリカ地域三十ヵ国を連結する鉄道を計画しているのです。鉄道を敷き、それからパラグアイのパラナ川を中心として、この周辺だけを完全に連結して交通路を開放すれば、南アメリカのすべての資源を連合して新しい計画を行うことができるのです。

 そのようにして資源を売ってこそ生きることができるのです。今は、生きる道がありません。ボリビアのような所には無限の資源があるのですが、輸送が問題です。電気はたくさんあります。発電所がたくさんあって電気はあり余っているので、今後、その電気を活用して鉄道をつくるのです。釜山とソウルを四百キロで浮揚して走ることができるものをつくっておくのです。それをするためには、今、私たちがラオスを開発しているのと同じように、鉄道をつくらなければなりません。鉄道をつくるためには、連合戦線を構築して各国と連結するのです。鉄道をつくるには、今後高速列車が走ることのできる鉄道基盤を堅固につくらなければなりません。まずは、鉄道、機関車を購入してその道をつくるのです。

 バスで三日間走って、ようやく隣の村に行くことができるのです。ですから、急ぐことができません。急ぐことができないのです。ですから、ゆっくりと考えるしかありません。地形がそのようになっていて、その膨大な地域を連結しようとするので、せっかちではヒステリーを起こして死ぬのです。ゆっくりです。ですから、今私は小型飛行機の会社をつくろうと思っています。

 統一産業、統一重工業は、ここの重機など、製作することができるものはすべて製作するのです。私たち自体でつくるのです。今後、最も重要なものはモーターです。モーターを開発しなければなりません。船を無限につくらなければならないので、小型モーターを開発しなければなりません。

【ウルグアイの基盤とサウスコーン四ヵ国】

 ウルグアイの大統領も私を信じています。今、そこに銀行をつくり、ホテルをつくり、コンベンション・センターをつくり、その次にはデパートをつくり、すべてのことを処理することができるようにしているのです。銀行とデパートまでつくりました。

 ウルグアイにカジノが四つあります。私たちのホテルまで含めると五つになるのですが、「これを文先生が引き受けてくだされば良いです」、そのように言っています。なぜでしょうか。「世の中には信じられる人がいない」と言うのです。私がそのカジノを引き受ければ、賭博王といううわさが立って、世の中がどれほど打ってくるでしょうか。ですから、「嫌だ」と言いました。私たちのホテルも、カジノの許可が出たのです。

 私は、どのようなことまで考えているのでしょうか。英・米・仏の先進国が、多国籍企業を通じて稼いだお金をすべて外国の第三国に預け、そのお金がすべて死蔵されています。これが数千億兆になります。これを復活させるための運動を私がしたのです。ですから、国家基準を超えた超国家的な基準で銀行をつくるための準備を今までやっています。それは有名です。レバレンド・ムーンの考案は有名です。

 銀行連合会をつくって銀行を結束させるのです。現在、南アメリカのサウスコーンといって、ウルグアイ、パラグアイ、アルゼンチン、ブラジルが共同市場の開発のために税関をすべて撤廃し、物資の交流が展開しているのです。私たちが交流するのですが、この四大国の雰囲気が高まれば、三十以上のすべての南・北アメリカがそこに歩調を合わせるのです。それで、きのう李鍾益氏に、「四大国に早く銀行の支店を開設しなさい」と指示したのです。私たちの食口を中心としてです。

【パラグアイの開発計画】

 パラグアイという国があります。そこは、南アメリカ最高の山林地帯です。そのような国ですが、韓国の二倍ほどになります。人口が四百三十万ですが、そのパラグアイの大統領や有名な人々の中には、先生の世話になった人が大勢いるのです。そこに行けば、どの国にも先生の世話になったトップクラスの人々が大勢いて、私が来ていることを知れば訪ねてくる人も多いのですが、こっそりと行ってきたのです。しかし、新聞記者たちが知って、四日間かけて私を捜し出して訪ねてきました。

 私たちが四月に韓国で首脳会議を行う時、ゴルバチョフも来たりするので、各国の首相も大勢呼んだのです。その時、パラグアイの上院議員が一人呼ばれて来たようです。その人が参加して帰っていったのですが、敬服して、自分が……。

 それで、その国会の上院議員たちが「文先生に会いたい」と言い、大統領まで待っていたのですが、会わずに来たのです。計画がないので、会わないのです。そのようにしてパラグアイの地に行くことができなかったので、仕方なく出発する前日にそこに立ち寄り、朝出掛けていってずーっと回り、そこでドラドも何匹か釣り、現地踏査もしてきたのです。

 ですから、「上院議員を招待しましょう」と私が約束し、すぐに飛行機のチケットを送り、人を送って、今回ワシントン・タイムズが招請するのです。アメリカに招請し、会いたいと思う国防長官に会わせ、「国務省の国務長官に会いたい」と言えば、すべて……。

 それで、大統領を中心として全員が訪ねていきたいというので、「朝来てください」と言っておいて、食事の二十分前に八つの条文を作ったのです。時間になっても、「来て座ってください」とは言いません。見ることもしません。それがすべて終わってから、「座って私の言うことを聞きますか」と言ったのです。ですから、八つの条項です。その土地はどれくらいかというと、三十万ヘクタールです。九億坪です。

 韓国を中心として見れば、パラグアイがサウスコーンの軸です。ですから、今私は、ブラジルやウルグアイやアルゼンチンを中心として連合させようとしているのです。四大国家は東西南北です。ウルグアイ、パラグアイさえ一つになれば、これが軸となり、アルゼンチンとブラジルは肉になるのです。

七 真の御父母様の南アメリカ十六ヵ国の巡回講演および首脳会談

【第二次四十年路程の本格的出発】

 真の御父母様は、五月一日、ブラジル、ジャルジンの新しい希望農場において挙行された協会創立四十一周年の記念礼拝を期して、第二次四十年路程の実際的出発を宣言された。

 レバレンド・ムーンがここにこの農場をつくったことには、神様のように生きることができる世界的な一つのファミリーをつくろうという理念があるのです。ですから、宇宙的な神様を中心として、自分だけを考え、自分の家庭だけを考え、自分の国だけを考えていたことを超え、全世界のすべての食口を自分の家庭よりも、自分の国よりも愛することができる道をここで立てれば、一つの家庭理想を中心とする天国がこの地上に間違いなく形成されるはずです。

 五月一日は、第二次四十年路程の一年目である今年において、創立四十一周年を迎える日なので、意義深いこの日を迎えるために、先生が語ったこの内容のとおりに一度生きると決意しようというのです。

 聖書を見れば、カナン七族と闘って分立した分派的国が三十一ヵ国でした。全く同じように、南アメリカは三十一ヵ国になっています。それを一つにするのです。そのようにしようとするので、アメリカが助けるのです。アメリカが助けるので、ブラジルも私が必要だというのです。アメリカが助けることのできる道はレバレンド・ムーンがもっているので、ウルグアイ、パラグアイ、アルゼンチンも私が必要だというのです。

 ここが南半球のエルサレムになるのです。北半球のエルサレムは韓国ですが、南半球のエルサレムはここになります。これが軸です。これはプラスのエルサレム、これはマイナスのエルサレムです。これが一つにならなければなりません。カイン・アベルが一つにならなければなりません。そのようなみ旨があるので、既に先生は十五年前に……。ウルグアイは、韓国と軸が完全に同じです。

 きょうを記念しながら肝に銘じなければならない問題は、私たちは、現地球星に上陸した第二イスラエル民族だということです。これを確立しなければなりません。先生は、個人的家庭の王であり、氏族的王であり、民族、国家、世界、天宙の王だというのです。そのような王に侍って上陸し、明確な姿勢を備えなければなりません。

【農場生活の芸術化と反復訓練】

 ここは、自然の中にある農場、自然農場です。ここには、いない獣がなく、ない草がなく、ないものがなく、すべてあるというのです。日が昇る前に丘に上がっていき、「やー、もう夜が明けてみな目を覚ましただろう? 私と一度歌ってみよう。わーわー」そのように言えば、牛たちも「モーモー」と鳴き、すべての動物が静かな中で私に集中するのです。それらすべてに対して、「悲しかったか、夜つらかったか、苦しくなかったか」という慰労の心をもって、彼らの心を解いてあげる歌を歌えば、どれほど気分が良いでしょうか!

 あれやこれやのことを考えるとき、人は芸術的な生活をしなければならないというのです。そのためには、歌と踊りの生活ができなければなりません。今、先生がこのように大衆を動かし、すべての世界の人を従えることができ、自然をすべて愛するので、先生は、どこに行っても自分の家のように思うのです。そのような訓練ができています。

 歌と踊りと芸術化生活をしましょう! 愛からしようということを知りました。今後、それを実践しなければなりません。人は言行心事です。言葉と行動と心と事柄が一つにならなければなりません。心を中心として統一されなければなりません。私たちは、神様の愛を中心として、言行心事、この四つが愛を中心として抱かれなければなりません。

 研究すべきことが永遠に残っているということを知らなければなりません。永遠に残っています。これを研究しなければなりません。どれくらい繰り返すのかというのです。学者も、博士になろうとすれば、繰り返す過程を経なければなりません。さらに繰り返すことができる新しい開発をすることにより、世界的な博士になるのです。

 繰り返し繰り返ししなければなりません。聞くことも繰り返し、話すことも繰り返せば、チャンピオンになるのです。二つともチャンピオンになるのです。世の中に反対する者はいません。高い人も低い人も、すべて師として侍るのです。先生は、先生の生活哲学の秘密を抱いて霊界に行くことはできないのであり、包み隠さず話してから行かなければならないので話してあげるのです。霊界に行く時間が近づいてくるので、残してから行こうと思っているのです。

【農場要員の養成と大学設立の計画】

 皆さんは、今後、通信学校などを作り、何が何でも大学も卒業することができるように努力しなければなりません。現在、ブリッジポートでは、バプテスト教会で行っている自由大学のような通信教育を世界的に行っていますが、私たちと一つになって全世界的に拡張することができるように、今準備しているのです。

 なぜ大学をこのように急ぐのかというと、南アメリカの政治風土を信じることができないからです。私たちがここの土地を手に入れ、国家の支援を受けて理想的な一つの郷土をつくり、全世界がこれに関心をもち、その次にはここが観光地として発展するようになれば、政治を行う者たちがこれを乗っ取ろうとするのです。ですから、四大国家の文教長官や大統領の支援を受けて大学を建てれば、大学街を中心とする基盤ができることによって、国家を超越して方向性を維持できるようになると思うので、困難ではありますが、このようなことを不可避的にせざるを得ないということを皆さんは知らなければなりません。

 大学を卒業した人々は、この農場を中心として、アフリカのような第三世界、低開発国家に行くのです。今までの国家には、政策的方向と国民を治めることができる力がありませんでした。土地があり、水があり、酸素のある所には、魚が棲み、動物が棲んでいるのですが、なぜ万物の霊長は飢えて死んでいくのかというのです。それは、指導体制と環境的条件、生活環境、生態環境を教えてあげなかったからです。ですから、そのような結果が起こったのです。

 皆さんがモデルをつくらなければなりません。今から、そのような方向を教えてあげなければなりません。その次には、全世界の人々がニュー・ホープ農場の内容を知って、「これは重要だ! ニュー・ホープ農場のメンバーが、我が国においてはどこにいるのか」と言いながら、すべての人々が集まって、「私たちをリードしてください!」と言う時が来るのです。その時に、飢えて死んだりする悲惨なことをすべて救ってあげるのが外的なメシヤです。

【養殖と釣り事業】

 今から春になれば、ここミランダ川に数多くの魚が上ってきます。ですから、この川を中心として運河を掘るのです。運河を掘れば、この川が十個以上の川と同じ面積になるので、春になってここに入ってくる魚が戻っていけないように川をせき止め、春夏秋冬、季節を超えた釣り場をつくるのです。

 ここは、春夏秋冬の季節を超越しているので、養殖を行うことができるのです。ですから、普通の養殖の代わりにこれを行うのです。そのようにすれば、ここは、そのような種類の魚を養殖して釣り場に供給できる世界的な養殖場になるのです。今、関心をもっていることは、パンタナールという湿地帯に、三千六百種類の魚がいるということです。これを捕まえて養殖場で養殖し、三千六百個の釣り場をつくるのです。ここでの魚の養殖法を中心として、世界の至る所にこのようなものを拡張するのです。

 ここのみみずがどれほどおいしいか知っていますか。馬糞や牛糞のようなものに湿気を含ませてこれに与えれば、あっという間に繁殖するのですtこれを早くつくってください。きょうにもです。このように大きなみみずをもってきますから、それをやって、すぐに繁殖できるようにしてください。今後、それは商売になります。それで食べて暮らすのです。この周辺のすべての釣り場に供給することができます。

 既に約十五年前から、このアメリカにあるドイツの有名な釣り道具の会社を私が引き受けようとしてきました。しかし、「それを引き受けて、釣り商店をグロスターで開きなさい」と言ったのですが、この人たちがこれを始めなかったのです。そのような商売のセンスがないからできなかったのです。

 このパラグアイ川で魚を釣るのですが、魚を釣ったのちには、食べることもできずに腐らせてしまうのです。そこの川を中心として、私たちの要員が釣り観光を案内しながら魚を買い、それを湖畔の大きな冷凍室に集めてアジアに、日本に、ヨーロッパに、中国に売ろうというのです。

【真のお父様の南アメリカ十六ヵ国巡回講演】

 真のお父様は、五月十六日のパラグアイでの講演会を皮切りに、七月七日まで、中南米十七ヵ国を巡回しながら講演された。講演の主題は、「真の家庭と私」であった。巡回期間中に、パラグアイのファン・カルロス・ワスモシ大統領、ウルグアイのフリオ・マリア・サンギネッティ大統領、アルゼンチンのメネム大統領、エクアドルのシクスト・ドゥーラン・パーレン大統領、ドミニカのヨアキン・バラクエール・リセアルド大統領、グアテマラのラミロ・デ・レオン・カルピオ大統領、ニカラグアのビオレッタ・チャモロ大統領、エルサルバドルのアルマンド・カルデロン・ソル大統領など、八ヵ国のトップと会談された。

 皆さん統一教会員は、先生の苦労を思うと、胸がじーんとしてくるでしょう? それは、アメリカ人であれ、東洋人であれ、黒人であれ、違いがありません。今回、南アメリカを巡回する時、先生と初めて会う人が大部分であり、そこには黒人もいて、白人もいて、アジア人もいます。目の色は異なっているのですが、涙はみな同じ涙です。情は同じです。それは、人間同士でなされたことではありません。天が介在したので可能なのです。

 先生以上に転換期を知っている人はいません。文総裁は有名です。「どうしてそのように先に知っているのか」と言うのです。神学界が南アメリカに訪ねていこうとプログラムを組み、アメリカ政府が南アメリカ・プログラムを組んだのですが、「どうして文総裁が先取権をもって国をひっくり返し、キリスト教を連結しているのか」と言うのです。「すべて奪われた」と言っているのです。ですから、有名になるのです。

 今回、私が南アメリカの国々を巡回したのですが、誰も何も言うことができません。それほど私が有名だというのです。「あの方だからこそ、世界が反対する道、逆説的な基準を開拓して勝利の版図を築いた」と言っているのです。誰も基盤を築くことができなかったので、驚くべき方だと思っているのです。

 パラグアイは独裁政権ですが、今まで、そこの参謀総長は自分が一番だと思っていました。私が訪ねていくと、今まで白分がやっていたとおりにしようとするのです。ですから、最初から何も言うことができないようにしたのです。「口を閉じなさい! 私の言うことを少し聞いてください!」と、しかりつけたのです。このようにしておいて、彼は私の息子のような年齢であり、私は父親のような年齢なので、「父を一度背負ってみなさい」と言って背負わせたのです。

 そして、その党の最高の位置にいる人を足でけ飛ばしながら、「私は誰それを息子にした人だが、あなたは誰か」、このように冗談を言ったのです。「こいつ、随分どろぼうをやって脂気が多いな。脂気を少し抜かなければならない」と笑いながら言っておいて、話をするのです。そのような度胸もなくて、どうして仕事をすることができますか。人が千年情熱を注いで築いておいた城なのに、そこに入っていくことが簡単ですか。入っていく時は、生死を懸けてしっかりと決意して入っていかなければならないでしょう。

【〈主題講演:真の家庭と私〉】

 父母の堕落により、偽りの愛と偽りの生命と偽りの血統の因縁を結び、私たちの心と体の闘いが始まりました。アダムとエバが怨讐になりました。アダムの息子、娘たちの殺戮戦が始まりました。

 神様が創造当時に理想として願われた真の愛、偉大な真の愛を中心として、人間との愛の関係を結んで一つになり、神・人・愛一体の家庭を築いていれば、今日、私たちは、天国か地獄かと心配する必要がなく、そのままみな天国に入っていくようになっていたのです。

 良心を解放し、神様の真の愛と一つになって生きたのちに入っていく所、神様の愛の血族のために準備し、愛を中心として生きたのちに入っていく所が天国だというのです。

 永遠の神様の真の愛を根として初めて地上に訪ねてこられて、すべての宗教が願う理想を完成するお方が再臨のメシヤだということを、私たちは知らなければなりません。そして、真の父母になり、失ってしまった真の愛を中心として、理想家庭によって真の生命と真の血統を地上に取り戻そうというのが神様の救援摂理の目的でした。

 統一教会はいったい何をする所なのかと尋ねるならば、そこは、神様の真の愛を紹介する所であり、真の愛を中心として、心と体を一つにしようとする所であり、心と体が一つになったその夫婦を絶対的に一つになった理想的夫婦にしようとする所です。そして、その息子、娘を絶対に分かれることのない統一された兄弟にしようという、そのような主義をもって、神様の命令によってその使命を遂行するのが統一教会だということをお伝えいたしました。

 堕落によって、偽りの愛、偽りの生命、偽りの血統の種を受け、偽りの結婚式をした家庭を反対に復帰するために、すべての家庭を国際的に新しい結婚式に参加させ、天の大きな祝福を伝授してあげようという礼式が祝福結婚です。

 レバレンド・ムーンの手によって共産主義が滅びました。ゴルバチョフと金日成を教化した人はレバレンド・ムーンです。滅びゆくアメリカを救うためには、レバレンド・ムーンでなければならないというそのような希望的な体制をつくっておきました。韓国と北朝鮮の難しい政治的背景にも、レバレンド・ムーンが関係しているのです。中東もそうです。アメリカの共和党が四十年ぶりに勝利したのも、レバレンド・ムーンが背後で影響を及ぼしたからだという事実を知らなければなりません。

 皆様が御存じのように、レバレンド・ムーンの夫婦は、「真の父母」という言葉で全世界に知られています。今日、私たち夫婦が、本当に真の父母として、真の愛、真の生命、真の血統で天と連結されているということが事実ならば、この地上には、平和を成し遂げた「真の家庭と私」から解放と自由と統一と幸福の天国が芽生えてくるということを記憶してくださるようにお願いします。

【南アメリカ八ヵ国の首脳会談】

 長子権を復帰し、父母権を復帰し、王権を復帰し、国家的基準を代わりに立て得る立場に立ったので、サタン世界は、長子に屈服しなければならず、父母に屈服しなければならず、王に屈服し、歴史的なすべてのものを相続してあげて、自分は何ももたずに帰っていくようになるの乙七y

 天の王権時代に入ってきたので、百六十ヵ国のすべての王権、アベル王権を先生が掌握するのです。アベル王権をです。そのサタン世界の百六十ヵ国の大統領、主権者はカイン王権です。ですから、アベル王権がカイン王権に影響を及ぼすことができる環境的条件を今までつくってきたのです。

 それで、南アメリカのすべてのトップクラス、十六ヵ国の大統領に私は会おうとするのです。トップを中心として復帰を進めていくことに反対してはいけません。反対することはできません。そのようにして、八人の大統領に会ったのですが、十六ヵ国を中心として会うにおいても、すべてそのような意味があるのです。十六数を超えたのです。

 ですから、十六ヵ国ですが、半分の八ヵ国の大統領に会いました。過ぎてみれば、「ああ、また訪ねてきてください。会わなければなりません。文先生に会うことができなかったことが……」と言っているのです。気がついてみれば、問題が大きかったというのです。この者たち、あとの祭りです。私はそのようにして回りました。

 大統領たちは、みな私の手中に収めました。私の言うことを聞かなければなりません。これはカイン・アベルです。現在の大統領がアベルならば、前の大統領はカインです。カインが大勢います。行ってみると、国ごとに前の大統領が三人以上いたのです。多い所は六人、七人もいます。

 ですから、大統領たちに、「私は何千人を教育しなければならないのですが、教育させますか、させませんか。国を生かし復活させて天国にするその基準を開拓することができる勇士を育て上げるのですが、そのような人が必要ですか、必要ではないですか」と言うと、口を広げて「望むとおりにします。アーメン!」と言うのです。

【アルゼンチン歴訪と人事措置】

 真のお父様は、一九六五年七月七日、第一次世界巡回路程中に三人の随行員を伴って静かにアルゼンチンを訪問され、大統領執務室のすぐ裏のプラザ・コロンにアルゼンチンの中央聖地を定めて祈祷された。その後、満三十年が過ぎた九五年五月二十三日、アルゼンチンに到着された真のお父様は、メネム大統領と会談され、コリエンテスのパソ・デ・ラ・パトリアにおいて三日間釣りをされたのち、二十七日、ラ・カンデラリア城において、第三十三回「真の万物の日」の行事を主宰されながら、南アメリカの主要指導者の人事措置を断行され、以後、六月四日まで滞在しながら忙しい日程を送られた。

 神様は、天地を創造する時に絶対信仰の上で創造されたのであり、人間は、絶対愛、永遠の愛によって一つになり、絶対服従しなければなりませんでした。神様御自身には何もありません。対象が完成するまで完全投入されました。このように絶対服従の基盤の上で成し遂げられるので、その対象も、絶対信仰の基盤、絶対愛の基盤、絶対服従の基盤の上に立ってのみ、両者が連結されるのです。

 堕落する時、エバも、絶対信仰がなく、絶対愛で一つになることができませんでした。このように落ちていってどのようになったのかというと、血統が変わったのです。血筋が変わり、所有圏が変わり、心情圏が変わりました。復帰路程においては、これを復帰しなければなりません。先生を中心として、心情圏の復帰、所有圏の復帰、その次には血統の復帰をしなければなりません。

 金亨泰氏! 金撰文氏! 二人とも出てきて立ってください。このような歴史的な基準を中心として、天の版図、神様が来られて往来することのできるカイン・アベル、主体と対象の基準が一つにならなくては、すべてのものが破壊されるのです。二人が一つになってみなさい。一つにしました。(笑い。拍手)あとから来ましたが、長子として侍らなければなりません。なぜ彼(金鎖文)をこの南アメリカの責任者に立てたかというと、彼は、英語もでき、今まで全世界を歴訪しながら教育をしてきたからです。

 ここにいるこの人は、現在のブラジルの金亨泰氏に代わり、アベル的立場に立って責任をもってやるでしょう。ブラジル人の会長はいますか。この人はカインです。カイン・アベルです。縦的カイン・アベルと横的カイン・アベルを編成するのです。

 そして、日本を大移動させるために、日本教会で責任をもっていた人たち、小山田氏、古田氏、太田氏、杉山氏を全員南アメリカの重要な国の責任者として配置したのです。日本人と韓国人です。ですから、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジル、アルゼンチンです。ブラジルには仁川にいた金興泰氏、アルゼンチンには宋榮錫氏、ウルグアイには劉正王氏、パラグアイには文平來氏です。

 世界を抱いて回ってきてこそ責任者になるのです。ですから、この責任者だった人たちを十二人選び、その中から再び四人を代表として選んでここに来させたのです。今後、宣教師の基準を通過していない人は、カインを屈服させることはできず、自分の国の責任を果たすことはできません。ですから、三十六家庭をはじめとして、全員外国に送り出すのです。

【アルゼンチンのコリエンテス構想】

 アルゼンチンには、三千七百万人しかいません。そこは膨大な国です。私は、飛行機に乗って世界四十ヵ国を回る時にアルゼンチンに立ち寄りましたが、アンデス山脈を越えていきながら感心しました。「やー! 主人のいない荒野が荒廃するまで主人を待ち続けてきたのだなあ。この地を私が主管しよう」と思ったのが数日前のことのようです。それをすべて主管すれば、アフリカの黒人をアフリカに置く必要はありません。

 ここに特に関心をもつ理由は何でしょうか。冬場に魚がどのように活動し、アルゼンチンのコリエンテス川との違いはどうかということをチェックするために来たのです。特に観光産業のようなものを外国から誘致するためには、この季節的な違いが問題ですが、どのようにすれば四季を活用することができるかという問題を中心として見るとき、常に冬が問題です。これをよく連結することができれば、本格的に観光ビジネスを展開しなければならないと思っているのです。さらに、アラスカのコディアックとここは、反対の地域です。夏場、向こうからは避寒に来るのに反して、ここは避暑に行くのです。

 今、アルゼンチンにコリエンテスという所があるのですが、そこは、今後釣り場として世界的に有名な場所になるでしょう。そこにいる魚は、皆さんが想像できないほどです。それこそ刺身にして食べることができる魚です。昼食を食べず、夕食を食べなくても、魚だけ食べて暮らすことができるほどです。魚が全く違います。そのような魚が無尽蔵にいるのです。無尽蔵だというのです。

 そのような釣りをするようになれば、大統領を経験した人たちがおじいさんになって釣りの趣味をもてば、絶対に自分の故郷に行きません。「何が何でもここで暮らそう」と言うようになるのです。二年ほど食べさせ、もてなしてあげれば、全員統一教会の教会員になります。そのような人が一ヵ国に三人ずつになれば、その国の大統領をいつでも思いどおりにすることができるのです。

 彼らを通して世界の趣味事業を発展させようと思い、今、百六十ヵ国に船を分け与えて、その準備をしているのです。そして、コンドミニアムを建てて、家がなくても暮らすことができる体制をつくり、年を取った人々を世界の公園に一緒に連れて歩きながら教育をしようと思っています。船があり、狩猟場があり、飛行場があって、それからホテルがあるようにするのです。

【新聞社の設立の推進と主要人士の教育】

 南アメリカに三十社の新聞社を建てるのですが、それは構想できなかったことです。「ワシントン・タイムズ」を中心として連結して、今、そこで本格的な推進を行おうとしています。ですから、今回UTS(統一神学大学院)の卒業生二十四人を二十四の重要な国に……。全員「ワシントン・タイムズ」で教育を行いました。十日間教育したのです。十八の講座を中心として教育し、試験を七回も行いました。

 試験を行ってみると、全員成績が良かったのです。そのようにして、二人を除いて、今後三ヵ国だけ教育すれば、特派員の資格を与えても少しも恥ずかしくないというそのような評価が出てびっくりしているのです。ですから、「ワシントン・タイムズ」自体の話では、ブリッジポートからも来るようになれば、今後「ワシントン・タイムズ」の人材は無尽蔵に出てくるということです。

 三百人の統一教会の食口がいて、彼らが百部ずつ販売できるようになれば、三万人になるので、すぐに日刊新聞社をつくるのです。南アメリカは、このようにしなくては、政治風土の変化無双の波に乗って、座ろうにも座ることができず、立とうにも立つことができない風土になっているということをよく知っているので、言論機関を中心として、とんでもない政治風土を是正しなければなりません。

 まず言論界を掌握しなければなりません。その次には政府です。これまで、AULA(中南米統一連合)を中心として、サミットクラブを中心として大統領をすべて一つにまとめました。前職の大統領が一ヵ国に六人もいる所もあるのです。どの国にも前職の大統領が大勢います。

 既に教育を始めています。今既に、一ヵ国で五百人ずつの教育を行っているのです。このようにして大統領室を中心として、大学街の学長を中心として、言論界を中心として、三大重要部署を中心として天才的な要員を選び出し、この基盤を築くための教育を行っているのです。

【南アメリカ摂理とアメリカの責任】

 真のお父様は、七月二十三日、アメリカのベルベディア修練所の集会において、南アメリカを中心とする新しい摂理時代におけるアメリカの責任に対して力説された。

 この壇上に立つ機会は、ますます少なくなるでしょう。今は、アメリカ以上に南アメリカを愛さなければならない時代になりました。今、八十歳の年齢になってきてみると、五十年前に戻ってきたのです。先生が世界を舞台として片手で世界を料理し、神様の国を創建できる時代が再び来たのですが、年を取りました。時が来たのではなく、つくったのです。どれほどそこで骨髄を流し、どれほど精誠を尽くし、どれほど血の汗を流したかということを皆さんは知りません。

 アメリカでは反対されましたが、南アメリカではトップから……。既に十五年前から、AULA(中南米統一連合)やCAUSA(米州社会の統一のための諸協会連合)の運動、またサミットクラブの運動をしてきたのです。世界的に行ってきた基盤がすべて生きています。南・北アメリカを一つにするのです。何によってでしょうか。真の愛と真の真理によってです。真理は変わりません。全体を言っているのです。

 使命のために、私はアメリカに来て監獄に行くのです。使命のために世界をさまようのです。レバレンド・ムーンは、アメリカの空を見て、また星を見て多くの涙を流しました。地を見ても多くの涙を流したということを知らなければなりません。皆さんは、皆さんの国を生かすために、先生以上にやらなければならない、ということを知らなければなりません。

 転換期なので、昔とは違うのです。昔は、自分の職業を探して暮らしましたが、今からは使命時代に入っていくのです。神様と真の父母の青春的愛の時代の基盤を復帰するために、青年たちは血の汗を流さなければなりません。私たちには、アメリカを中心として、全世界の国を復帰するための責任と使命が残っているということを知らなければなりません。

八 第二回「世界文化体育大典」と三十六万家庭の祝福式

【「世界平和青年達合」ソウル大会】

 八月十八日から二十七日まで、ソウルにおいて開かれた第二回「世界文化体育大典」行事の一環である「世界平和青年連合」ソウル大会が、八月二十日、ソウルの奨忠体育館において、「道義世界創建」という主題で、世界八十ヵ国の代表をはじめ、全国の市郡区の代表一万五千有余人の青年指導者が参席する中で開催された。この日、真のお父様は祝辞を、真のお母様は激励辞を述べてくださった。

 民族が解放されて以来五十年が過ぎましたが、韓半島は、依然として腰が切られた姿で残っています。最後の理念の象徴とも呼ばれている韓半島の分断は、今や私たち韓半島だけの問題ではなく、世界の問題に拡大しています。

 統一とは何でしょうか。それは、真の愛を中心として、相手と条件なく一つになることです。相互間に信頼を与えることができる真の愛の実践運動を通じて統一に向かう最も具体的な方法を提示しなければなりません。このような原則と同じように、私たち民族の統一も、神様の絶対的真の愛を通して南と北がお互いに和解し、協力して、一つになる道に進んでいかなければなりません。これは、私たちが北朝鮮に対して条件のない投資と支援を推進している理由でもあります。

 また、私は、中南米数十ヵ国を訪問して各国のトップと会い、南アメリカの統合と支援を約束しました。これは、南・北アメリカを統合し、旧教と新教を統一し、世界平和統一の基盤を造成するための一環として成されたものです。

 今、神様の真の愛を中心として、真の父母がこの地に顕現し、真の家庭を築き、統一された理想社会を実現していきつつあるので、これは、神様の救援摂理の主流圏を形成するようになりました。真の御父母様は、神様と人類を接ぎ木してくださる仲保者です。真の父母なくして、人類が神様のもとに行くことはできません。真の父母は、人類を堕落から救援してくれる唯一の道を提示してくださる方なのです。

 韓鶴子総裁は、私の妻であり、十二人の子女をもった一つの家庭の母としてだけではなく、「世界平和女性連合」を中心とする真の女性運動を主導しており、人類理想社会実現のために全世界的な次元で熱心に努力しています。

 今後、「世界平和青年連合」は、創始者の意図により、韓鶴子総裁を中心として、南北統一はもちろん、闇の中にいる人類に真の救援の道を開くことができる真の光になることと期待する次第です。そして、すべての人類に、二十一世紀に対する新しい希望とヴィジョンを提示できる青年運動団体になることを希望します。既存のいかなる団体よりも、人間の本性により一層近く遣ることのできる真の愛と真の生命と真の血統により、道義世界創建のために先頭に立つ青年たちとなってくださることを心から願ってやみません。

【「世界平和宗教連合」第三回世界大会】

 第二回「世界文化体育大典」行事の一環として、「世界平和宗教連合」第三回世界大会が、八月二十一日から二十四日まで、ソウルのヒルトン・ホテルにおいて、「理想世界の実現一世界宗教の責任」という主題で、世界の各教団の指導者をはじめ、三百有余人の著名な宗教人が参加する中で開催された。真のお父様は、開会式において、「宗教と理想世界」という題目で創始者基調演説を行われた。

 人間の善と理想は、神聖な神様との直接的な関係なくしては、成就することも、維持することもできません。このような理由により、誰でも、理想を追求するならば、神様のみ旨と宗教の重要性を理解しなければならないと言うことができます。

 私が明らかにした「原理」は、平凡に得られたものではありません。原理の根本は、懇切な祈祷の中で、霊界の聖賢たちとの交感は言うまでもなく、神様との深い交流によって探し出したものです。サタンとの血みどろの闘いを通して得た勝利です。私は、この原理を教え実践するために、生涯のすべての瞬間を捧げています。

 人間は、生活の中で、経験を通じて、父母の愛、夫婦の愛、兄弟の愛、子女の愛を順次体得するようになっています。この四種類の愛と心情がとどまることのできる基台が家庭なので、家庭は、人間の愛と幸福、そして生命と血統の基地になるのです。

 アダムとエバは、愛する父母である神様を不信し、結果的にサタンに従順な偽りの夫婦となり、その偽りの父母によって人類歴史はスタートするようになりました。したがって、メシヤは、真の父母として来られなければなりません。真の父母の使命は、人類を真の愛で重生させ、真の人に回復させて、真の夫婦、真の父母になるようにすることです。

 世界的に広まった不法と不平等、不条理を傍観したまま、宗教だけが現実の泥沼から抜け出て理想郷に向かっていくことはできません。儀式に染まった信仰から生活信仰に変え、人間がその精神的荒廃から本性を取り戻すことができるように、宗教人が模範を見せなければならないと思います。その次に、宗教指導者たちは、他の人々のために無制限な犠牲的生活を送り、またそのとおりに教えなければならない責任があると思います。いまだにこの世界には、多くの貧困があり、飢餓があり、不平等があまりにも深化しています。

 私は、今年の初めから、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイ、アルゼンチンの四ヵ国に広大な土地を準備し、新しい希望農場を始めました。そして、地球上から飢えの惨状をなくそうという決意を実践しています。農業開発と海洋企業を通して食糧を生産し、低開発国家を支援することに、教団は互いに連合し協力しなければならないと思います。

 「世界平和宗教連合」は、世界の良心のような機能を果たさなければなりません。政治、経済、教育などの世界の各界指導者に助言し指導するだけではなく、模範を見せてあげなければなりません。

【第二十回「科学の統一に関する国際会議」および第六回「世界平和教授アカデミー」世界大会】

 第二十回「科学の統一に関する国際会議」および第六回「世界平和教授アカデミー」世界大会が、ソウルのシェラトン・ウォーカーヒル・ホテルにおいて、世界百二十ヵ国、三百有余人の代表が参席する中、八月二十二日の合同開幕式をはじめとして二十五日まで開催された。真のお父様は、開幕式において、「真の知識、真の家庭、そして世界平和」という題目の創始者基調演説を行われたが、「科学の統一に関する国際会議」は、「絶対価値と科学の統一-起源と人間の責任」という主題で開かれ、「世界平和教授アカデミー」世界大会は、「家庭の未来」という主題のもと、分科およびパネル討議が行われた。

 今日の世界には、人々が平和に共存し、すべての民族と文化と宗教を包括することのできる理想社会のモデルが必要です。私は、今年の三月と四月に「サンパウロ宣言」と「新しい希望農場宣言」を宣布すると同時に、ブラジルをはじめとする南アメリカ数ヵ国でモデル社会を先に建設√し、順次それを様々な国に拡張していくことを促しました。

 私はまた、飢餓のない世界をつくろうと思います。科学技術が発達した今日、いまだに飢餓によって数百万が犠牲になる残酷な現象が起きているということを傍観することはできません。私は、既に二十年以上にわたって、数千万ドルを支援しながら海洋産業を開発してきました。

 私は、共生・共栄・共義の社会の建設を教えてきました。理想世界は、経済的には共生主義、政治的には共栄主義、そして倫理的には共義主義の社会です。

 真の知識は、神様のみ旨を知ることです。神様が理解し御覧になるのと同じように、私たちは、それと同じ基準で世界と歴史と人間を理解し、また見つめなければなりません。

 皆さんの目標は、物理学と化学、生物学などの新しい発見を論ずることだけではありません。そのような発見や学問的成就が個人と人間全体の社会にいかなる利益になるのか、そして人間と世界と万物の調和的関係をいかに成し遂げるのかに関しても、理解し検討しなければなりません。

 家庭は、人生において最も重要な愛の学校です。子女たちは、家庭圏において父母だけがなし得る愛の教育、情緒教育を通して、心情の深さと幅を育てます。これが子女の人格をつくる礎になります。また家庭は、子女に美徳と規範を教育する学校です。

 数日後に私が執り行う歴史的な三十六万双の祝福結婚式は、私が生涯を捧げて理想家庭について教育してきた、その結実の一つです。祝福儀式に同参する人は、既に理想家庭を成し遂げることを神様に誓い、不変の愛を祝福によって許諾された人たちです。祝福行事は、一つの教団の結婚儀式であるだけではなく、病んだ人類を生かし、愛の秩序を回復して、家庭の危機を救う救世の儀式です。

 皆さんは、問題の分析や理解だけではなく、責任をもって理想家庭を創造し指導していかなければなりません。理想家庭によって社会を善導し、明るい未来を創造してくださることを期待します。

【第十三回「世界言論人会議」】

 第十三回「世界言論人会議」がソウル新羅ホテルにおいて、「二十一世紀の言論の役割と責任および進むべき方向」という主題で、八月二十二日の開幕式から始まり、二十六日まで開催された。二十二日、真のお父様は創始者基調演説をされたが、今回の会議は、アメリカ、日本、中国、ロシアなど四十五ヵ国から、主要言論機関の発行人、編集人、論説委員など三百有余人が参席した。

 私たちは、次の二つの観点において、言論の役割と責任が強調される時代に生きていると言うことができます。第一は、世界の全域にわたる民主主義の成長により、言論の自由が持続的に伸張されてきたという事実です。第二は、世界のニュースを伝達してくれる通信技術が極度に発達したという点です。

 言論の役割と責任は、絶対に歴史的な認識と分離して考えることはできません。したがって、言論がもっている様々な機能、すなわち事実報道をはじめとして、事実に対する評価、批判のすべては、歴史の正しい方向性と歴史的責任を前提として成し遂げられなければなりません。

 第二次世界大戦が終結したのち、私たち人類が経てきた過去半世紀は、言論の役割と責任を最も切実に覚醒させてくれる時期でした。この時期に言論に与えられた第一の使命は、共産主義の虚構性と彼らの戦略を暴露し、共産主義の脅威に対して自由世界を覚醒させることでした。

 今、私は、「ワシントン・タイムズ」が、共産主義に勝利し、世界の自由を守るにおいて数多くの決定的な貢献を果たしたことに対して、深い賛辞と共に、これを歴史的な名誉として大切に保管しようと思います。

 過去半世紀、言論に与えられたもう一つの使命は、人類に人間の本質的価値を回復させ、道徳社会を建設することでした。したがって、私は、「ワシントン・タイムズ」が十年を迎える席で、「真の家庭の重要性」を力説するとともに、人間の本質的な価値観の回復に関心を傾けることを強く促しました。これは、「ワシントン・タイムズ」だけに与えられた勧告ではありませんでした。全世界の言論と指導者に与えられた神様の啓示でした。

 第三に私が強調しようと思うことは、言論が、世界を一つにするにおいて先頭に立たなければならないということです。人類の根は神様お一人です。神様の真の愛と、真の生命と、真の血統が人類の根源なのです。その神様に対して、すべての人類は、共に愛を交わすことができる同じ子女です。

 真の愛を中心とする真の家庭こそ、神様が臨在される地上の基地になるのであり、さらには、真の国家、真の平和世界の出発地になるのです。そして、これによって真の自由と幸福の世界が開かれるのです。

【第三回「世界平和会議」】

 世界平和連合第三回「世界平和会議」が、「二十一世紀の人類結束を通じた世界平和」という主題で、七十一ヵ国の前職・現職大統領および首相をはじめとする著名人三百五十有余人が参席する中、八月二十三日、ロッテ・ホテルでの開幕式から始まり、二十六日まで開催された。真のお父様は、「真の平和世界」という主題の創設者基調演説を行われた。

 私は、中南米大陸に神様のみ旨があるということを知って、今年に入り、中南米二十三ヵ国を歴訪しながら、真の世界平和の摸索に全力投球しました。

 創造本然の汚染されていない美しい大自然! 二十一世紀には必ず開花する南アメリカの全盛期を夢見てみました。このように無限な可能性を秘めた中南米大陸にお願いしたい懇切な忠告があります。それは、「どうぞ先進国の前轍を踏まないでほしい!」という忠告です。

 過ぎゆく二十世紀のすべての先進国は、今、すべて同じ苦悶の中にあります。その原因はどこにあるのでしょうか。その原因は、すべての先進国が物質文明の極致を謳歌し、今は、その物質文明の落とし穴に陥っているということです。何といっても、物質文明の極度の被害は、すべての国家社会の基礎となる家庭の破壊にあります。家庭は社会の細胞です。

 私は、神様の召命を受け、神様が過去に人類歴史の背後に隠しておかれた天宙の大原理を発掘するに至りました。その第一の大原則は、神様は生きていらっしゃり、その神様が人類の父母だということです。第二は、その神様の本質は真の愛であり、その真の愛を具現するために、天地万物と人間を創造され、そして正にその人間が神様の対象存在だということです。第三に、神様は、無形の父母であられる御自身の実体として地上に真の父母を立てられ、その真の父母と一体理想を成し遂げることによって、真の愛と真の生命と真の血統を取り戻し、永遠に救われるという大原理です。

 私と私の妻は、その真の父母の名によって、二日後の八月二十五日、このソウルにおいて、三十六万双の国際合同祝福式を挙行しようとしています。私は、この祭典を「真の世界平和の祭典」と呼びます。人間始祖アダムとエバの堕落によって失ってしまった神様の真の愛、真の生命、真の血統へと復帰する人類の大転換儀式となるのです。

 この真の愛の革命ののろしは、今、その炎を高めています。今は三十六万双ですが、これが三百六十万双になり、三千六百万双になり、三億六千万双になり、三十六億双に拡大していくとき、人類社会において初めてエイズが撲滅され、神人一体化した純潔な真の愛の世界が実現されるのです。

 忠母様、大母様、大兄様、金賢辰家庭の祝福式

 三十六万双の祝福式を目前に控えた八月二十三日、真の御父母様は、漢南洞公館において、礼服などの象徴物によって、忠母様家庭(文慶裕-金慶継)、大母様家庭(韓承運-洪順愛)、大兄様家庭(文龍壽-池治淑)の三家庭と、大母様家庭の養子、金賢辰家庭に対する祝福儀式を挙行された。同時に、この日、大母様記念館も「忠義愛館」と改めてくださり、祝福された三家庭を一緒にまつるようにしてくださった。

 先生のお兄さんに「大兄」という名前をつけました。母には「忠母」という名前をつけました。先生を中心として、母とカインが一つになりました。反対になったのです。先生が中心に立ちました。母の願いは、息子、娘を中心として一つになることです。このカイン・アベルが一つになったその上に母は立つことができるのです。このようにして、今回祝福を一緒にしてあげました。そして、アダム家庭においてお兄さんの位置に立ったのです。

 それから大母様です。お母様方です。新婦方です。エバ圏です。キリスト教文化圏を代表して母が完成せず、カイン・アベルが完成しませんでした。ですから、大母様を中心としてそのようにさせました。三代の女性を代表する母の位置を受け継いだのがお母様です。

 おばあさんから大母様を経て、お母様の時代です。三代を経てきたのです。それも、女性たち、母がみな一人娘でなければなりません。おばあさんの名前は趙元模です。名前も元の母(ウォンモ)です。それから大母様とお母様です。三代です。摂理というものは、そのように複雑でありながら、いい加減にはなっていません。

 大母様、そして先生の母を「忠母」と名づけました。「忠」という字は、真ん中、中心という意味です。中心の母です。先生を産んでくれた根本なので、これが分かれてはなりません。一つにならなければなりません。お母様が産んであげたものが分かれてはなりません。お母様を生んでくれた父母は、霊界に行って一つになることができません。ここで特別な恩恵を与え、地上で処理してあげなければならないのです。

 このようにしようとすれば、地上に実体的相対先祖の条件を備えなければなりません。それで、大母様の体を身代わりしているのが孝南さんです。それを聞いてみると、孝南さんが天で役事したのですね。このようにして、それを解放してあげなければなりません。ですから、三十六万双の中で一番年齢の若い人を、お母様が満十七歳で聖婚したのと同じように、それに合わせて地上においてこれを結んであげるのです。

 世界的蘇生が三万双です。世界的長成が三十六万双です。これは第二次です。第二次の時に堕落したので、第二次の時に、家庭を中心として霊界と肉界を一つに結ぶのです。先生の父母と先生のお兄さんをこのように一つに結んでおくことによって、家庭的に、母、兄、息子、娘によって、これが三位基台になるのです。そればかりではなく、そこにプラスして、アダム家庭から出発して、お母様の家庭を祝福してあげ、その息子、娘を一つに結ぶのです。これが三時代を経て、初めて真の父母を中心として、先生の息子、娘と皆さんの家庭がカイン・アベルとして一つに結ばれるのです。

 ですから、すべての子孫は、この三家庭の子孫のようになります。遠い霊界にいますが、ここで祝福してあげれば善の先祖の位置に立ち、地獄に行けば、地獄で橋を架けてあげることができるのです。すべて分かれていたものが、今、家庭編成時代に入っていくのです。

【三十六万家庭の国際合同祝福結婚式】

 真の御父母様の主礼により、三十六万家庭の国際合同祝福結婚式が、八月二十五日、ソウルの蚕室オリンピック・メインスタジアムにおいて、世界を代表する新郎新婦三万六千双と祝賀客など十一万人以上が参席する中、百六十三ヵ国、五百五十三箇所への衛星中継により挙行された。一方、この日の夜には、リトル・エンジェルス芸術会館において、第二回「世界文化体育大典」の祝賀晩餐および公演が開かれたが、招請された各行事の参加者たちの代表は、真の御父母様に感謝牌および贈り物を贈呈した。

 私は、数多くの人の相対を合わせてあげました。今は抜け出す時になったのでうわさがなくなるのであって、「あらかじめ決めておいてやっている」などと言って、狂った人だといううわさが立ったのです。三十六万双を祝福してあげたという記録を残したことによって、「あの人は超自然の力で何かを起こす」と言っても信じることができるので、本当のことを話すのです。今までは話しませんでした。今回、初めて話すのです。先生の手が行くのです。手が行くというのです。誰にも分かりません。写真にすっすっと手が行くのです。多くの男性と女性が、自分の夢示の中でどのような人が相対だということを見せてもらうのですが、どうしてそのようにすべて合わせることができるのかというのです。

 二十代以降になれば、心の純潔の半分が汚くなります。心の世界に既に泥水が行ったり来たりします。ですから、今回先生は、「数えで十九歳になる人たちまで結婚するのです!」と言ったのです。なぜでしょうか。これからは、私が結婚させてあげることができないかもしれないのです。十八歳になる人まで結婚させてあげるのです。お母様は、十八歳で嫁いできました。ですから、今回、「十八歳まで結婚しなさい」と言いました。

 三十六万双の祝福のために、血の汗を流し、八月二十五日が来ることがどれほど恐ろしかったか分かりません。私はワシントン大会を行った時以上の気持ちでした。天に対して宣言した威信と体面がここですべて壊れていくのか、それとも跳躍するのかというのです。皆さんは、よく眠りありとあらゆることをやっていましたが、先生は深刻だったのです。神様が先生を愛してくださり、先生を加護してくださり、孤独で悲惨に生きた文なにがしに同情する神様がいらっしゃるので、誰も考えなかったのですが、これを超過達成しました。

 その日、台風が来る時、神様が加護してくださり、神様は、うれしくてしていた小便を止めたというのです。(笑い)私はそのように思います。どれほどうれしければ、小便を途中で止めることができるの`かというのです。ですから、合同結婚式のその瞬間は雨がやんだのです。(拍手)事実、生きている間にこのような歴史を立てれば、それを一代に、万世に記録することができるのです。そうかといって、記録するにおいて、その日は絶望の日ではありません。希望の日です。解放の日であり、栄光の日です。

 八・一五、五十周年です。半世紀です。越えていく時です。私たちが協会を創設したのも一九五四年なので、昨年と今年ですべてかみ合っていくのです。このような時期を中心として、第二次四十年路程をそれに合わせて整理してあげなければ、祝福された皆さんが引っ掛かります。

 今は、時を越えました。四十年の峠を越えて三十六万双を突破したということ、三万双から始めて、蘇生、長成期を越えていったということは、サタン世界には、統一教会を遮る人は誰もいないということです。ですから、世界平和統一です。「世界平和統一家庭連合」は、原理結果主管圏を超えて直接主管圏と一つになるのです。先生と一つになっているのです。ですから、先生のおしりにつかまって絶対的に一つになれば、結果主管圏が分立されずに統一され、勝利の覇権者として先生に従っていくことができるようになります。

【第二回「世界ハンマダン体育大典」】

 第二回「世界ハンマダン体育大典」が、八月二十七日、孝昌運動場において開幕し、開幕公演、各種目別の決勝、閉幕式の順で盛大に進められた。真のお父様は、開幕式において、「正義の旗手となれ」という主題で激励辞を述べてくださったが、同大典は、陸上、サッカー、卓球、バレー、バスケットの五種目と共同体競技の綱引きまでの六種目から編成され、八大陸の代表が力と技を競った。

 本大会は、世界文化体育大典の一環として、既存の体育行事とは性格が異なる体育大典です。なぜならば、世界ハンマダン体育大典は、世界の若者が力を競い、知性人が和合の知恵を集めるという人類の本然の姿を希求する心情から出発しているからです。

 創造本然の理想世界は、神様の真の愛、真の生命、真の血統を中心として、真の子女、真の兄弟、真の夫婦、真の父母の四大心情圏を完成することによって成し遂げられる世界です。

 人間は、神様のみ旨を不信し、天使長との不倫な血縁関係によって悪の種を受け継ぐようになりました。このような愛の関係によって、人類は、悪の父母と悪の子女を通して、亜tの生命と悪の血統の根をもつようになったのです。

 二世の摂理時代である今日は、まず退廃的文化と慣習をきれいに脱ぎ捨て、淫乱と暴力を追放し、神様を中心とする新しい心情文化と真の愛の伝統を安着させなければならない時代です。

 特に、新しい四十年路程が出発する第二回「世界文化体育大典」は、各分野の世界的な基盤が根を下ろす人類和合の大典です。今日、この大典は、五大洋六大州の多様な文化圏の伝統と価値が根を下ろし、統一的新文化創造の地平を開いていく場です。このようなすべてのことの土台となる原理運動は、本然の血統と連結された心情文化運動であり、新しい真の愛の実践運動です。

 世界化された原理運動は、退潮した共産圏を生かす共生・共栄・共義主義の「頭翼思想」により、数多くの社会主義の若者に対して希望の原動力となっています。

 私は、生涯を通じて、「ために生きなさい! 天宙主管を願う前に自己主管を完成しなさい!」という真の価値観の理念によって、今まで世界の若者を指導してきました。皆さんは、真の父母、真の師、真の主人の三大主体思想で武装し、真の父母のように、強靭な肉体と健全な精神の調和された統一を必ず成就していかなければなりません。

 神様は、御自身の恨を解かれるために、若い時代の私を神様の代理使命者として召命され、人類救援摂理の主流圏を形成するように御命令されました。皆さんには、このような真の父母の摂理的責任を歴史の前で蕩減してさしあげなければならない責任があります。

【第二回「世界文化体育大典」勝利祝賀集会】

 第二回「世界文化体育大典」および三十六万双の祝福勝利祝賀集会が、八月二十八日、中央修練院大講堂において、首都圏の祝福家庭、全国の牧会者、世界各国の宣教師、機関企業体長などが参席する中で開かれた。

 三十六万双、これは夢の国で占うようなことです。夢の中で占っているので、どうして当たるでしょうか。これは想像もできないことです。しかし私は、これをする時、「三十六万双は既にできた」と思ったのです。ですから、神様が「OK!」と言われたのです。答えをもらってから始めたのです。ですから、毎日、一瞬の間も、三年間夜になろうとどこに行こうと、この焦点を引きずって歩きながら、その焦点に中心を合わせて精誠を尽くしました。私の精誠は五十億人類の精誠に負けないというのです。

 郭錠煥氏、公文ではなく起案書を書いて、今回の大会に来た人々、トップの人々、前職の大統領を訪ねていって渡しなさい。「三百六十万双をいつするか分かりません。六ヵ月以内にするかもしれず、三年以内にするかもしれず、三十年以内にするかもしれません。それはあなた方の決意によって変わります」、このように言うのです。

 先生を国家的に歓迎する運動を皆さんが行えば、問題は簡単です。大統領を説得して大統領がOKし、そのようにして数ヵ国だけOKすれば、問題なくすべてできるのです。そのために私が百六十ヵ国を訪問してこなければならないので、時間がないのです。

 今は、三十六万双をしてサタン世界が倒れたので、皆さんの活動いかんによって何千万双でもできる時代に入ってきました。ですから、私が心配せず、私が祈祷せずにほうっておいても、その数は超えていくのです。間違いありません。私は、予想数が何千かということを既に考えています。ですから、自分の責任を全うするのです!

 九月二十日までには、アメリカの十六都市が終わります。それから、引き続き十六ヵ国を訪問するのです。ですから、先生に代わって「三十六家庭」という記録的な歴史的家庭が、統一教会の年を取った人に「どこどこに行きなさい」と言って配置するかもしれません。準備しなければなりません。

【特別恩赦集会】

 真の御父母様は、三十六万家庭の祝福式直後である八月三十日と十月十三日に、中央修練院において、祝福家庭特別恩赦集会を主宰してくださった。

 先生は、世界的版図を築くための戦争の最前線に立ち、生死の境で時間を争って闘う過程にいるのに、皆さんは罪を犯したというのです。皆さんが犯した罪を許すことはできません。しかし、世界のために、世界を見つめて祝福したのです。皆さんを見つめて祝福したのではありません。世界的堕落の過程を越えていかなければならない万民のために祝福したのです。

 ですから、今回のこの期間に特赦を与え、私が一歩責任をもつのです。かわいそうなお父様が責任をもとうというのです。養子の名を掲げて署名したならば養子になるのです。「天国に入籍できる直系子女をつくります」と署名して祝福してあげたので、その人が過ちを犯したとしても、「その場所まで私が導いていこう」という心をもって引っ張って越えていかなければならないのです。そのような立場で、このような慈心を施すのです。

 忘れることができません。そのような人の顔を見れば、刀で首を切り落としてしまわなければならないのですが、刀が震えます。刀が動こうとしません。それでも、私が孤独な時に、「同調者になろう」と苦しみながら歩んできました。みな涙を流したりしたでしょう? みな「先生のために生きる」と言ったでしょう? 復帰の道を歩んだ過去を忘れることはできません。

 神様を見るとき、アダムとエバを造っておかれ、神様との追憶の全面的な事情が、神様の喜びの象徴として現れることができる立場を描いてこられたその前において、その主体となる存在が消えてしまいました。しかし、長い期間を蕩減してくる中で、たとえ皆さんが離れたとしても、私にとって、一時は私のために生きようという存在がいたということを考えるとき、神様よりは良いと考えました。ですから、責任をもって天に談判祈祷をし、このようなことをしているという事実を知らなければなりません。

 固く肝に銘じて過去の原点に戻ってください。衝撃的な悔い改めの基盤を中心として、恥ずかしい体面から抜け出さなければなりません。ですから、四十日後に祝福を受け、再び四十日の聖別期間を経てから会わなければなりません。それから、皆さんは、今までは自分勝手に家庭生活をしてきましたが、今からは、すべての統一家の祝福家庭の三倍の努力をしなければなりません。

九 真の御父母様の米・日・韓巡回講演と主要行事

【真のお父様のアメリカ巡回講演】

 真のお父様のアメリカ十六都市での巡回講演が、九月五日のフィラデルフィアから二十日のアンカレジまで、連日盛況のうちに進められた。今回の講演会において、真のお父様は、「真の家庭と私」という主題でみ言を語られ、特に九月七日のブリッジポート大学での講演時には、同大学から名誉人文博士学位を受けられた。真のお父様の講演以降、九月二十三日から十月三十日まで続けられた三十四都市での講演は、真の御子女様とその配偶者の方々が分担して主宰された。

 新教は私を打ちのめそうと最もひどいどぶにほうり込みましたが、これを再び復帰し、統一教会を中心として、キリスト教の代わりに先に隊列を備えて蕩減路程を終結させ、個人から家庭、氏族、民族、国家、世界の版図までをすべて築いておいたのです。それゆえに、アメリカ五十州で講演したのです。

 一人でやることはできないので、条件的に十六数の十六都市で行い、残りを私の子女が行ったのです。四数掛ける四数、サタンの理想数なので、これは三数と十八数に該当します。ですから、十六都市で行い、残りはすべて私の子供たちが行いました。そのようにして、真の御父母様と真の御父母様の家庭が、その国に行って天の家庭を宣布するのです。これが真の父母の宣布です。

 アメリカの五十州ですべて行い、それから、全世界の百六十ヵ国で行うのです。今回の首脳会議に参加した人々は、みな国の大統領です。カイン圏です! みな長官や大統領を経験した人々です。新しい王権を約束するために来られる真の御父母様に対して、彼らは全員カインの立場です。自分の国においては、大統領と前大統領がカイン・アベルです。

 今回、ゴルバチョフが来ます。講演するためにワシントンD・Cに来るのです。今月十日に来ます。「双十節」に講演するために来るのです。ですから、ゴルバチョフ夫妻とブッシュ大統領とイギリスのサッチャー夫妻を、あるいはヒース代表を中心として、イギリスが失敗したことを蕩減復帰しなければなりません。私の言うことさえ聞けば、その時には、統一的世界の国家代表を中心として連合できる基盤が自然に展開するのです。この三人が先頭に立ちさえすれば、中国も追い出すことができ、ソ連も追い出すことができるのです。

 十二ヵ国を中心として、どの国であろうと、私たちが必要な三十六ヵ国、東西南北に四十ヵ国まで一つに結ぶのです。そのようにして、国連大会、国際会議を開き、平和の世界に向かっていくことができる旗手を選抜するのです。女性がこのように堕落したので、女性を代表とする女性機関が必要であり、この父母たちが誤ったのであり、家庭を中心として父母が必要なので、「家庭連合が必要だ」と言って看板を掲げて宣布するのです。その基盤の上で、百六十ヵ国で講演するために立ち上がるのです。

【真のお母様の日本巡回講演】

 真のお母様の日本巡回講演が、九月十四日の東京ドーム大会を皮切りに、札幌、名古屋、大阪、福岡の五都市において、十九日まで開催された。日本の「世界平和女性連合」の創立三周年記念大会という名称で開催された同巡回講演は、「真の家庭と私」を主題とする真のお母様の記念講演、ジョージ・ブッシュ前アメリカ大統領夫妻の特別講演などにより、世界の言論の関心を引いた。特に十四日の東京ドーム大会には、五万有余人の女性会員および海外五十三ヵ国の代表が参加し、大盛況を博した。

 お母様がすべてそのように回りながら大会を行っても、反対する人がいません。日本はあれほど反対した環境ですが、お母様が行って大会を行う時、反対せずに支持だけしました。本当に、時というものは恐ろしいのです。そのように恐ろしいのです。

 ノストラダムスや南師古が予言したのは、一九九九年に日本が滅びるということです。その予言した中心人物を、ノストラダムスも南師古も、同じように先生だと結論を出したのです。このソン・ソクウという人も、風水地理的に見るとき、「日本は文総裁のおっしゃることを聞けば生き残るであろう」という結論を出したのです。

 このような過去から現在まで連結されたすべての予言者の内容、それから「ワシントン・タイムズ」を中心として、今まで二十一年間活動してきたその影響というものがどれほど大きかったかということ、そして日本の経済に数十兆の利益をもたらしたということなど、すべてそのような歴史的背景を挙げて書いた本があるのです。『神の代辨者』という本です。「ワシントン・タイムズ」を中心として活動したすべての内容が出てくるのです。

 世界的な国家基準において、アメリカを中心として、自由世界はカイン・アベル基準になっているのですが、これを抱かなければならないのが日本です。しかし、日本がそれをなすことができないというのです。今回、ブッシュ大統領夫妻が来ました。ブッシュ大統領は天使長です。それから、その妻は復帰されたアダム型です。

 堕落する時、天使長がエバを堕落させたので、天使長がエバを復帰してあげなければなりません。日本の国をです。「なぜ文総裁にそのように反対するのだ。この者たち!」と二百だけ言ってから行けばよいのです。そのようにして、お母様を案内してきたのです。おもしろいのは、お母様を中心として、女性が五人だということです。お母様を中心として東西南北です。韓国の女性連合、日本の女性連合、アメリカの女性連合、バーバラ・ブッシュまでです。このようにしてブッシュ大統領が垣根となって、「おい、一つの所に行こう!」と言うのです。

 ブッシュも、この日本に来る時、自分でCIAに尋ねてみたでしようか、尋ねてみなかったでしょうか。FBI(アメリカ連邦捜査局)にある情報関連の直属の部下をみな連れて歩くのです。一で歩けば、アメリカの威信、大統領の威信がなくなるので、彼らは「安全です。二緒に行かなければなりません」と報告するのです。このようにしてこそ動くようになっているのであって、自分一人で動くことはできないのです。

【氏族的メシヤの責任と真の家庭の保衛】

 十月五日、漢南洞公館で行われた真の御父母様勝利帰国歓迎集会において、真のお父様は、祝福家庭の氏族的メシヤの使命と真の御父母様家庭の保衛の責任を促されるみ言を語ってくださった。

 先生の家庭を守らなければならない時が来ました。家庭を守らなければなりません。今までは、長子圏をつくるために次子圏、アベルをすべて犠牲にしてきました。皆さんが誤ったことを、すべて先生の家庭が蕩減するのです。その被害を受けてきたのです。氏族的メシヤは、今まで責任を果たしましたか、果たすことができませんでしたか。四年前の一九九一年九月一日を中心として九です。九、九、九、九、九、サタン世界です。そのようにして氏族的メシヤを送ったのですが、みな責任を果たすことができませんでした。それを私一人でしたのです。ですから、私の息子、娘を打つのです。息子、娘が犠牲にならなければなりません。その時から、先生の家庭に混乱が起きるのです。世界が反対したので、サタンは、真の御父母様に対してはいかなる条件も立てることができません。祝福家庭が責任を果たせば、先生の家庭とカイン・アベルとして連結されるのです。

 皆さんは、自叙伝を書いてください。今は、自分が何をしたかということを書く時が来ました。何年間何をして、先生のみ言を……。柳光烈氏! 先生が話して指示した内容をすべて編成し、そのような本を一つ作ってください。四十年間、何と何を指示し、統一教会の誰と誰がそれを果たしたかということをです。早く作って、何パーセントかという統計を出してください。参考にしなければなりません。

 今回巡回する時も、風邪を引いてせきをしながらも経ていくのです。すべてのことを蕩減と考えるのです。アメリカに入っていく時に、アメリカでがちやっと引っ掛かったのです。今、終わって韓国に訪ねてきました。韓国にそのような希望がないので、皆さんは、きょうから新たに決心するのです。ろうそくをつけて、私がお母様に祈祷させました。家庭のために、世界のために祈祷するのです。今まで、そのような面で私は祈祷しませんでした。エバ圏はまだとどまっています。息子も一緒に祈祷するのです。

【真のお母様の韓国大学巡回講演】

 真のお母様の「純潔と真の家庭運動」大学巡回大講演会が、十月六日、釜山外国語大学校を皮切りに、二十六日の漢陽大学校まで、全国十五の主要大学において開催された。また、真のお母様は、十月二十二日から十一月二日まで、十二箇所での「世界平和青年連合」邑面洞支会の結成大会にも招請され、特別講演を主宰された。

 アメリカが先生を支援して、南・北アメリカを一つにしているのです。ですから、私たちは、トップを掌握して反対に攻め上っていくのです。反対にです。アメリカは南アメリカをごみ箱と思っていましたが、反対に攻め上っていき、アメリカから日本を経て韓国に上がってきたのです。最後です。

 本をすべて読み終えて新しい本を読むにおいて、今その本を編成する時には、歴史的骨材を補充して越えていかなければなりません。それが、今回文総裁が世界的に発表する演説文です。堕落した世界を一段落させ、第二巻に越えていくのです。

 梨花女子大が反対したことをすべて蕩減復帰し、共産党の温床である高麗大学を撃破し、すべての学生が「お母様のような新婦をもらうことができれば良い!」と言うようになりました。そのように考えるのです。「お母様のような娘、お母様のような姉、お母様のような新婦、お母様のような母親、お母様のようなおばあさんだったら良い!」と言って心がそわそわし、文総裁の奥様を誰よりも慕うのです。

 共産党を中心として、サークル連合会が後援してお母様を大々的に歓迎するのです。お母様をお迎えしようという群れが四つ、五つ出てきて、競って花束を差し上げようとするのです。そのようにして花束を五つまでもらった所があります。このようにして長子権復帰がなされたのです。

 今後、青年連合とカープ(大学原理研究会)はカイン・アベルです。女性連合を中心として、完全に一つにならなければなりません。分かりますか、史吉子さん! 息子、娘を正しく育てなければなりません。自分は乞食になったとしてもです。韓国にいる女性連合の要員が乞食になったとしても、不合格の乞食になったとしても、堕落しないように若い青年たちを教育しなければなりません。ですから、純潔運動をするのです。

 「中学と高校の大会を八百箇所で行う」と言ったでしょう? 二百箇所の大学で行い、その次には青年連合を通じて全国的に面単位まで、すべて同じ原稿で行うことができれば、私たちは、一日に二千五百箇所まで可能でした。四十一万の班まで行った経験があるのです。ですから、できないという言葉は通用しません。

 母の役割を果たしてください! 統一教会の女性たちは、今後外国の女性まで、外国の息子、娘まで愛したという基準を立てなければなりません。今、エバ国家がしています。それを教えてあげるのが韓国です。韓国は長女です。長女なのです。長女の位置に入っていくのです。長子権復帰と長女権復帰がなされた位置です。そのようにして、真の父母の伝統を引き継いで伝授してあげる責任があるのです。

 王権までも見せてあげることができる、そのような人たちは、間違いなく真の父母の代身者として王権を受け継ぐことができる立場ですが、真の父母が王になったので、皇族圏にならざるを得ないという結論を出すことを韓国の女性たちがしなければなりません。韓国全土のすべての中学生、高校生を自分の息子のように、またそれ以上に愛することができる立場に立たなければなりません。これが先生の指示です。

【「世界平和青年達合」全国市道支会前進大会】

 「世界平和青年連合」市道支会前進大会が、十月二十一日から三十一日まで、全国七つの圏域別に開催され、平均七千人以上の会員が参席する中、盛況のうちに進められた。真のお父様は、「真の家庭と私」を主題に講演された。

 私たち統一教会の食口は、この内容を完全に会得しなければなりません。そして、今回発表する内容は、一般の発表の時とは違います。時が違うのです。今は、天と地が一つになってひっくり返らなければならない時だというのです。堕落によって偽りの父母になり、家庭をひっくり返したのですが、これが世界に拡大されてサタン世界になってしまったのです。これを先生が来て、天と地にあるサタンのすべてのものを全世界的に除去し、神様と真の父母が一つになってひっくり返すのです。ですから、大転換時期だというのです。

 今回、私たちが全国を巡り歩き、全世界を巡り歩いても、反対する人は一人も見ることができませんでした。本当に不思議です。そのように巡り歩きながらありとあらゆることを言っても、変に思う人が一人もいないのです。なぜでしょうか。そのみ言は、あまりにもすごいみ言です。想像できない次元のみ言だというのです。自分たちが知らない内容なのですが、理論的に間違っている箇所がなく当たっているというのです。ですから、反対することに考えが及ばないのです。ぼう然として「大変なことになったなあ!」と言うのです。

 すべて入っています。神様と人間との関係、善悪の関係、それから宗教と人間の理想関係、すべて入っているのです。そして、個人はどのようになって家庭のために生きなければならず、家庭はどのようになって国のために生きなければならないのかという内容がすべて入っているのです。そして、なぜ宗教を立ててきたのかという内容など、すべてのものが入っているのです。そして、祝福まですべて入っています。誤った結婚をすることによってすべてのものを失ってしまったので、真の父母を中心として正しく祝福されることによって、地上天国と天上天国に入っていくのです。

【七百七十七家庭の銀婚式】

 真の御父母様は、十月二十一日、済州国際研修院で開催された七百七十七家庭の銀婚式において、激励のみ言を語ってくださった。

 国際的に一度ずつ会わなければなりません。韓国が五百家庭ならば、十分の一の五十家庭を抽選して費用をすべて出すのです。今は、そのようなことができる時代になりました。また、向こう側でも五分の一を選び、ヨーロッパならばヨーロッパで会うのです。あちらこちらで毎回会えば、皆さんの識見が広まります。韓国人はどのように生きなければならず、外国人はどうであり、世の中はどうだということが分かるのです。

 南北統一して余りある時代をすべて失ってしまいました。先生のように、一体一念で、天のために一片丹心の心情をもって忠孝の道理を誓い、南北統一をなし、この国民を天に返さなければならないのです。アベル的家庭はカイン的家庭を消化しなければ天国に行くことができないということを原理で教えているにもかかわらず、周辺にいる家庭のためにどれくらい涙を流し、神様のように切ない生活をしましたか。先生がいなければ、これはすべて流れていくのです。

 「済州島」とは何かというと、祭祀を捧げる主人の道です。祭祀を捧げる主人の行くべき道を教えてあげるのが済州島です。ですから、きょうここで誰に会いましたか。済州様に会いました。済州様とは誰ですか。真のお父様であり、メシヤです。ここが済州島であり、済州様の教えです。三大復帰です。血統復帰、所有圏復帰、心情圏復帰です。それを復帰すれば、国は自動的に復活するのです。世界は自動的に復活するのです。

 原理は四位基台の理念でしょう? ですから、自分の一族を中心として氏族的メシヤになれば、そこで終わるのではありません。四位基台の氏族が一つにならなければなりません。氏族が民族編成をしなければなりません。十二氏族が一つになって民族になるのです。十二氏族が一つになってこそ民族になるのですが、四つの氏族を一つにしても民族を編成するのです。その次には国家を築くのです。四位基台の編成だというのです。

【世界日報調査委員特別修練会】

 世界日報調査委員特別研修会が、真の御父母様の主宰により、十月二十九日午前七時、中央修練院大講堂において、全国の調査委員二千有余人が参席する中で盛況のうちに開催された。真のお父様は、午前八時二十分から十二時間以上にわたってみ言を語ってくださった。

 なぜ新聞社を中心として調査委員をつくったのかというのです。新聞社は社会の公器なので、社会を教育することができる責任ある基準が必要です。船が航海するためには、羅針盤を中心としなければなりません。羅針盤を中心として進むのです。相対的基準と羅針盤を合わせてこそ彼岸の目的地に到達するのと同じように、私たち大韓民国にも、羅針盤のような中心存在がいて、神様のみ旨と世界平和というその標準に合わせていくことができる群れが、全国を越えて必要なのです。

 国を自分の体よりももっと愛してください。物質、人、人脈よりももっと愛するのです。自分の考えよりももっと尊重視するのです。今まで、神様がサタンの国に奪われ、多くの犠牲を払ってきたので、国を復帰する道において何が惜しいのかというのです。

 それが今回の訓示です。国のために出世して出馬しようという人たちは、みな協助してはいけません。協助を受けようと思えば、文総裁の教えを受けて歓迎するのです。そのような人は協助するでしょう。その代わりに、一週間から三週間の教育を受けるのです。教育をして何をするのかというと、この滅びゆく韓国のならず者たちを収拾しなければなりません。南北統一のために北朝鮮を料理しなければなりません。北朝鮮を収拾しなければなりません。

 南北総選挙に備え、超党派的な面で一つの結束体をつくろうというのです。神様が願われる統一的な役軍になることができる一つの動きを結束しようというのです。党が一つだけ動いたとしても、国を売り飛ばすことはできません。私たちがしっかりと師の位置に立つようになれば、そのようにすることはできません。良心の基準は、体に売られていかないというのです。

 ですから第一は、「再創造の路程を完成しよう」です。第二は、「氏族的メシヤを完成しよう」です。第三は、「産みの苦しみの峠を越えよう」です。産みの苦しみの受難を抜け出なければなりません。重生するためには、再び産まなければならないというのです。その次には真の父母になるのです。真の父母になることは絶対的に必要なことです。

 希望をもって力強く全国に発散しなければなりません。結論は簡単です。今、六千人なので、三百人の国会議員、二百九十九人の国会議員を教育しなければなりません。二十人が一つになって彼らを教育するのです。これが最後の指示です。

【六千五百家庭の祝福七周年記念総会】

 真の御父母様は、十月三十日、中央修練院で開催された六千五百家庭祝福七周年記念総会において、激励のみ言を語ってくださった。

 アダムとエバは、堕落することによって家庭を失ってしまいました。父母を失い、兄弟を失い、夫婦を失ってしまいました。これを取り戻さなければなりません。ですから、私たち統一教会の祝福家庭は、真の御父母様を中心として、夫婦を中心として、兄弟をつくることをするのです。

 今、本然的アダム家庭の世界型版図に加入しなければならない時代に入ってきたので、全人類は、家庭を中心として完成しなければなりません。ここで完成しなければならないこととは何でしょうか。堕落した家庭を蕩減復帰する家庭にならなければならないのですが、これは、家庭連合を通して、世界的に各自が努力して備えなければなりません。完成は、アダムとエバがしなければなりません。

 アダム家庭で失ってしまったものは何ですか。絶対信仰です! 絶対信仰を失ってしまいました。それから、絶対愛を失ってしまいました。兄弟の愛や子女の愛、そして夫婦の愛、それから父母の愛をすべて失ってしまいました。堕落することによって、この二つのものを失ってしまったので、今から真の父母の家庭を中心として、皆さんは、絶対信仰、絶対愛で一つにならなければなりません。

 絶対信仰、絶対愛の基準を中心として、真の御父母様の家庭と一つにならなければなりません。このようになることによって、家庭連合が形成されるのです。これは世界的な組織です。堕落した世界のアダムの血統を越えるのです。山を越え、坂道を越えるのと同じように、復帰の過程を上がっていくのです。上がっていく途中で失敗すれば、いつでもこれを繰り返すのです。何千万年、何百万年を繰り返すのです。

 今はそのような時代を越えたのです。家庭がこの峠を越えました。分水嶺を越えて平原地帯に入っていくのです。堕落していない世界、神様の平和の世界に入っていくのです。峠を越えて新しい家庭編成の世界時代に入ってきたということを知らなければなりません。

【韓国の体制整備と人事措置】

 十一月三日、漢南洞公館で行われた幹部会議において、真の御父母様は、韓国の活動体制を整備され、主要幹部の人事措置を行われた。

 協会長! 三十六家庭の数を補ってください。誰と誰といって私が三人ずつ候補を立て、すべて補わなければなりません。そのようにして、待望の来年三月まで、この時は四十三年になります。イスラエル民族が四百三十年目に出エジプトしたのと同じように、四十三年目で天国に入っていくことができる時代を迎えるのです。それゆえに、その期間に清算しなければならないこのような問題があるので、何が何でもこの統一教会の全食口を再び本格的に教育し、これを教えてあげて連れていこうというのです。

 中学と高校を出て大学に行きます。これは、家庭的カイン・アベル関係です。その次には、大学を卒業すれば社会に行くのです。その人たちは、学校を卒業したのちに社会に出ているので、家庭的立場ではなく、社会的カイン・アベルです。これは社会的基盤ですが、第二の段階です。

 第三の段階が世界日報の調査局です。調査局の調査委員は六千人です。この人たちは何でしょうか。国家的カイン・アベルになるのです。国家的カイン・アベルであるこの人たちを中心として、今後超党派的な面でアベルとして投入し、アベルの伝統思想に染まるようにすべき責任があります。

 ですから、この先生が今まで講演したみ言を四千万家庭の母親に配付しなければなりません。女性たちは、家庭の母親に先回の講演文と今回の講演文をすべて配付しなければなりません。配付するのは大変なので、今から新聞に出さなければなりません。地方新聞を中心として、講演文を載せるのです。

 お母様の写真をもつ運動をするのです。そのようにすれば、平安だというのです。写真をもっていれば平安であり、写真をもっていなければ不安だというのです。写真もっていれば平安であらざるを得ず、善の先祖たちが降りてきて協助するのです。その次には、真の御父母様の写真をもつ運動をするのです。

 今後、郭錠煥氏が全体を受け持つのです。私がいなければ私の代わりに受け持ち、元弼氏の協助を受けてしなければなりません。そして、先日、鄭大和さんを女性副協会長に立てたでしょう? そのポストを史吉子さんにさせます。副協会長は二人ですが、その副協会長を中心として見れば、史吉子さんが中心です。あなたは、先生の代理の立場で正しく処理しなければなりません。組織はそうです。統一教会の副協会長は誰と誰ですか。任導淳氏とそれから誰ですか。金楽楽氏です。二人は、史吉子さんの命令があれば順応しなければなりません。この体制を早くつくってください。そして、昔の人よりも若い人たちを人事措置しようと思います。

 そして、今後、日曜幼年学校から成和青年高校、大学の原理研究会を徹底的につくっていかなければなりません。そして、郷土学校があるでしょう? 郷土学校を捨ててはいけません。また、新聞社に責任をもたなければなりません。日本の人々をいつまでも苦労させてはいけません。あなた方も良心があるでしょう。協会長! 片付けて、この教区長たちから新聞配達をさせてください。

【大母様の清平の役事】

 洪順愛大母様は、一九八九年に昇華されてから七年目の年である一九九五年一月十八日を期して、霊界の総司令官であられる興進様をお迎えし、清平修錬苑を基盤として、金孝南執事を中心とする祈祷団を通して、地上の霊的恩賜の役事を始められた。

 青い水が水平になったという意味で清平としたのです。横的に水平です。九百万坪、三千ヘクタールです。それは一週間で建てた家です。牧師たちを教育する時にテントで行ったのですが、うまくいかないので、それを一週間で造りました。今まで、それを修練所として使ってきたのです。

 清平の大母様の役事は必要ですか。それはマリヤの役事、生きたマリヤの役事です。お母様の代わりに役事するのです。祝福された家庭は、すべて受けるようにしてください。また、離れた人までも受けるようにさせてください。そして、このように話したにもかかわらず、言うことを聞かなければ、代身者を早く補充しなければなりません。そこに補充する時は、韓国人だけではありません。信仰の素晴らしい国際的な人々をそこに入れなければなりません。「三十六家庭」には韓国人だけがなるという法はありません。ですから、そのような人々を選抜し、大会で抽選してすべて補っていかなければなりません。世界にそのような時が来るのです。

 そして、今後神霊役事を誘発させなければなりません。この孝南さんが中心となって神霊役事を増やさなければなりません。ですから、清平をたくさん活用しなければなりません。家庭はすべて受けるようにしなければなりません。できる限り何度も清平に行くほうが良いのです。それで、教会がそのようになるのですが、家庭でもそのようになって、氏族的メシヤ家庭が自分の一族をそのような環境にしておかなければなりません。そして、一族の先祖たちから協助を受けなければなりません。そのようにしてこそ、自分の一族の霊界がすべて開かれるのです。過去と現在と未来です。過去が聞かれてこそ現在が開くのです。今は、そのように進んでいけばよいのです。

【鮮文大学純潔学部】

 鮮文大学に男女の純潔学部をつくろうと思います。そして、すべて奨学金を与えるのです。このようになれば、全世界の大統領が来て「祝ってあげましょう」と言うのです。自分の国の学生が勉強する所に世界の首相が来てこれを祝うようになる時は、間違いなく文総裁の行く方向に歩調を合わせざるを得ないという結論に達するのです! どうですか。鮮文大学をアジアのいかなる大学よりも立派に建てています。

 今回、鮮文大学では、学生たちの倫理規範を宣布しました。この学校では、アヘンはもちろん、タバコさえも吸うことができないようにします。恋愛もできません。恋愛する時は、校長先生の承諾を受けなければなりません。校長先生でなければ文総裁の承諾を受けなければなりません。革新運動が展開しているのです。文総裁の主張していることは正しいことですか、悪いことですか。皆さん、文総裁に従っていきますか、世の中に従っていきますか。世の中に従っていけば、間違いなくごみ箱に入っていきます。文総裁が知っている知識をもっていけば、世界最高の指導者になり、最高の人脈の中心存在になることができるのです。

 純潔を守る二世です。堕落せずに血筋を汚さないこのような二世たちを中心として、一世をみな復帰しなければなりません。二世の前では、一世たちは自動的に屈服しなければなりません。ですから、純潔学部をつくり、国連大学というものをつくり、全世界の国々に純潔の善男善女を派遣し、天国の皇族圏を備えることができる一族をつくろうというのです。

【一和天馬プロ・サッカーチーム】

 十一月十八日、二万六千人以上の観衆の熱のこもった応援の中、安養公設運動場で開かれた九五ハイト杯コリアンリーグ・チャンピオン決定職において、一和天馬プロ・サッカーチームが浦項アトムズとの三回にわたる延長戦の末、二対〇で劇的勝利を収めて優勝し、国内プロ・サッカー十三年史上、類例のない三連覇の偉業を成し遂げた。この大記録は、球団と監督、そして選手たちが三位一体となって生み出した一つのドラマであった。

 「体育大典」という言葉を残すためには、何か名のあるものを一つもたなければなりません。私が、既に何年ですか。ドイツに行ったのが十八年前です! その時から、サッカーチームをつくるために、団長ができる人を探そうとしたのですが、探すことができずに帰ってきたのです。その時からです。

 今からすべきことは球です。球は丸いのです。丸いものの中で最も有名なものが蹴球(サッカー)です。それから「球」と言えば、排球(バレーボール)、それから籠球(バスケットボール)です。それをしなければなりません。今、鮮文大学があるので、鮮文大学でお金を使わずに優秀な人を集め、昼夜の別なく訓練しなければなりません。三年以内で制覇してしまわなければならないと思っているのです。私がコーチすれば間違いなくできるはずです。

 朴判男です! どのような字ですか。(判断の『判』です)。それは何かというと、審判にならなければならないということです。ですから、サッカーの分野において、私たち統一教会の審判に任命しました。昔、そのように言われたそうですね。それを一度話してみてください。これは、ただなされたものではなく、歴史のあるものでなければなりません。ただ通り過ぎたものをもらってきたのか、どこからか買ってきたのか、どうして分かりますか。ですから、話してみてください! サッカーがどれほど難しいかということから話さなければなりません。朴判男の夫人は来ていませんか。朴判男の夫人は、サッカーにおける功臣です。徹夜祈祷することが有名だそうですね。

 一和が韓国サッカーに加担することによって、どれほど発展したか分かりません。一和は速攻です。そのように訓練したのです。攻撃は、守備よりも三倍の力をもっています。攻撃をしながら守備をうまくやっていけば間違いないというのです。それでは、地方に行けば、今後、応援団は誰がしなければならないでしょうか。女性たちがしなければなりません。女性たちが応援すれば、男性たちは火がつくのです。自分の妻、自分の親戚、母親、叔母まで来て応援すれば、もち得る力をすべて出して走るようになっています。

十 真の御父母様の世界巡回講演と年末集会

【真の御父母様の世界十六ヵ国の巡回講演】

 真の御父母様は、十一月五日のフランスのパリ大会から、十二月七日のカナダのトロント大会に至るまで、「真の家庭と私」を主題に、世界十六ヵ国の巡回講演を大勝利に終えられた。王権時代の転換期を迎えられた真の御父母様は、巡回中に貴賓として礼遇され、各国のトップとの会談もされたが、特に十一月十六日のアイボリーコースト大会の時は、この国の大都市の村長(王)たちの推戴により、世界平和のための王の中の王の戴冠式をもたれた。十六ヵ国以外に真の御父母様の代わりに大会を行った五ヵ国を含めれば、合計二十一カ国で大会が開催された。

 十二月になれば、次期大統領の準備を本格的にやらなければならないのですが、大統領になろうとする人で文総裁のおしりをつかむのは誰かという競争が起きたのです。アメリカ大統領をさせることができる、このようなことをすべき時が来たのかもしれません。

 レバレンド・ムーンは雨をもっています。雨をもって行き来しています。雲を先導して回っているのです。各国の群衆を先導して回っているというのです。レバレンド・ムーンが「この国を救わなければならない」と言って、その国が歓迎すれば、その国は蘇生するのです。砂漠も問題ではありません。

 今回、私が世界を回りながら驚いたことは、なぜ私をこのように好むのか、いくら研究しても分からないのです。なぜ分からないのかというのです。彼らと一つになれる見えないものに既にバランスがとれているので分からない、このような結論です。分かりません。良いのは良いのですが、分からないというのです。全国民が一つになって国を復帰しよう、世界を復帰しようという時は、大きな神様を主体として知れば、衝撃的な活動を始めるというのです。

 今回、全世界の巡回講演をしながら、トップクラスの人々に、先生が一つ、二つ尋ねてみると、誰も答えることができません。尋ねてみても答えることができないので、私がそれらの内容をきれいに整理してあげると、みな「サンキュー、レバレンド・ムーン! あなたの教えを永遠に忘れません! サンキュー!」、そのように言っているのです。神様の心を何によって満たすのでしょうか。真の愛しかありません。皆さんの心を何によって満たすのでしょうか。神様と同じように、真の愛でなければなりません。

【台湾食□集会】

 真の御父母様の世界十六ヵ国巡回講演の日程中である十二月四日、台湾のハイアット・ホテルに集まった台湾の食□たちに、真のお父様は、摂理的な時の重要性についてみ言を語ってくださった。

 このように会うことができてうれしいです。この台湾に来たのが一九七二年なので、それから二十三年がたちました。その時に先生に会った人が何人いるか分かりません。皆さんは、みな先生に初めて会うでしょう。

 若い人たち、きょう、三十代の若者がみなここに集まりました。台湾の希望であり、アジアの希望が芽生えてくるのですが、それを何によって測定するのでしょうか。台湾を超え、大陸を超えアジアのために、いかなる民族、いかなる団体よりももっと「ため」に生き、「ため」に生き、投入して「ため」に生きれば、必ず中心存在は自動的に完結するのです。これが先生の愛を中心とする生活哲学です。

 再臨主が来て、アダム家庭が失敗し、イエス様家庭が失敗したすべてのものを復帰するのです。この世界の頂上の位置で、父母の位置でカイン・アベルを一つにし、お母様をお迎えし、お父様を中心として世界的な長子権、世界的な父母権、世界的な王権を樹立することによって、サタン世界を世界的基準まで追放し、堕落していない完成した本然の世界を再びこの地上に復帰して、天国に入っていかなければなりません。

 祝福をしてあげ、家庭を復帰し、氏族を復帰し、民族を復帰し、国家を復帰し、世界を復帰し、天地を復帰するのです。天地をすべて復帰して、真の父母として王権時代を迎え、サタン世界を整理できる段階に越えていくのです。終末時代に来たというのです。

 今、先生は巡回講演をしていますが、南アメリカを中心とする旧教と新教のカイン・アベルを一つにし、日本のエバ国家と韓国のアダム国家を一つにして着地させ、百六十ヵ国に分配してあげるという演説をしています。先生のみ言を中心として、お母様の講演文を家庭ごとにすべて配付しましたが、今後、このみ言を聞いて感動を受けた自分の先祖たちが地上に降りてきて協助することによって、地上世界と天上世界に分かれ、アダム家庭で分かれたものが、初めて統一される時代が来るのです。

【真の御父母様歓迎集会】

 世界十六ヵ国の巡回講演から勝利帰還された真の御父母様の歓迎集会が、十二月八日、イースト・ガーデンにおいて開かれた。

 今回、先生が歴訪するのは、長子権を復帰し、父母権を復帰し、王権を復帰するためです。それを世界的に行うのです。蘇生、長成、完成ですが、サタンは、未完成段階、原理主管圏内の長成期完成級で堕落したのです。完成級に行くことができませんでした。しかし、先生の復帰というものは世界の頂上を越えたので、結果主管圏ではなく、直接主管圏内でこのことをしているということを知らなければなりません。

 再臨主は、宇宙の基盤をコントロールすることができます。サタンの基盤は、国家以下の基盤です。国家をコントロールするサタンが、直接主管圏を侵犯することはできないのです。ですから、今からは、影響を及ぽすにつれてサタン世界は崩壊していくのです。

 堕落によって、アダム世界と天使長世界が分かれ、人類と神様が分かれたのですが、真の父母が現れ、アダム世界と天使長世界を一つにして戻っていくので、神様の位置に連結されるのです。神様が天使長世界とアダム世界に下りてこられるのです。今は、そのような転換期です。ですから、先生のみ言を伝播しなければなりません。これは、完成家庭を再創造することができるみ言です。

 各国でアベル王をたくさんつくらなければなりません。強力な女性組織を中心として、アベル王権をつくるのです。そして、一度に全世界の基盤を変えるのです。そのような基盤の上で、国連大使を派遣するのです。そのようにすれば、一度に国連を天の側に復帰することができるのです。

 先生が、今まで四十年、王権を失っていたということを知らなければなりません。これを一度にすべて取り戻すのです。二〇〇〇年の先生の八十歳まで、遅ければ八十三歳まで三年延長されるだろうと考えているのです。ですから、この結婚問題、祝福問題を中心として世界を復帰するのです。

【祝福家庭二世集会】

 真の御父母様は、十二月三十日、イースト・ガーデンに集まった祝福家庭の子女たちに激励のみ言を語ってくださり、プレゼントを下賜された。

 自分が、アダム家庭において、神様の願われた長子権復帰、父母権復帰、王権復帰をする時、一族を中心として、天地において初めて自分から歴史が出発するという自主的な思想をもたなければなりません。伝統的な思想をもたなければなりません。

 今、人材が必要であり、神学校に行って勉強し、教会を世界的に発展させて天国の編成をしなければならないにもかかわらず、自分の未来を豊かに暮らそうといって何かの枝術分野を訪ねていったりしているのです。今後、そのようなことは問題になります。私には枝術はありません。技術はありません。しかし、私には、それ以上のものをつくる自信があるのです。今、つくっています。今から、みな鮮文大学、ブリッジポート大学に転校しなければなりません。

 先生が皆さん個人をつかまえて勧告する時代は過ぎ去ります。今はもう、皆さんに会う時間はありません。このような家庭盟誓が出てきたので、二世は、その父と母が責任をもつのです。私が責任をもつ時代は過ぎ去るのです。ですから、家庭盟誓を与えたのです。

 二世が、一九九六年から五年間で、世界の方向をすべて決定しなければなりません。問題が起きるのです。二世が見つめる目には人類がつながっているということを知らなければなりません。イエス様が十字架を背負う以上の困難な道を先生が覚悟したのと同じように、あなた方もそのような覚悟をしなければなりません。そのような覚悟をしなければ、先生の伝統を受け継ぐことはできません。