真の家庭と家庭盟誓 第二章 家庭盟誓の各節の解説


五 家庭盟誓第五節の解説

私たちの家庭は真の愛を中心として、毎日、主体的天上世界と対象的地上世界の統一に向かい、前進的発展を促進化することをお誓い致します。

一)「主体的天上世界と対象的地上世界の統一」

(1)天上世界が主体である

第五節は何かというと、「私たちの家庭は真の愛を中心として、毎日、主体的天上世界 ……」、天上世界は、私たちの主体の位置にあるのです。そこには、数多くの氏族と数多くの民族が入っています。このような天上世界の秩序を基準として、地上もこれに合わせていかなければならないという話です。

「毎日、主体的天上世界と対象的地上世界の統一」です。一つになるためには分かれてはいけません。地上世界は、神様の創造理想である超家庭的基準を中心として一つになって暮らすだけではなく、常に主体的な天上世界に合わせて暮らしていかなければならないということです。ゆえに、皆さんの生活において、体恤的な愛を感じなければなりません。霊界を感じることができ、神様が悲しまれること、喜ばれることを感じることができる体恤的生活にならなければなりません。

宇宙には、霊界があり、肉界があるということを知らなければなりません。ここで、天宙大家族をつくりあげようとすれば、地上天国と天上天国を一つにしなければなりません。

そのような使命があるのです。 それで、「私たちの家庭は真の愛を中心として、毎日、主体的天上世界と対象的地上世界の統一に向かい、前進的発展を促進化することをお誓い致します」なのです。毎日です。一年に一度ずつではありません。「毎日、主体的天上世界と」です。天上世界の天国があるのです。その次に、対象である地上世界があるのです。天上世界と地上世界の何ですか。「統一に向かい、前進的発展を促進化」です。そのように休むことなく、興奮し、刺激的に発展させて、一つにしなければなりません。休む暇はありません。天上世界と地上世界の大家族になろうとすれば、天地を一つにしなければなりません。

皆さんは、主体的天上世界を知りません。一日に何回霊界のことを考えますか。全世界的に見るとき、霊界に行っている人が多いでしょうか、それとも現在この世界にいる人が多いでしょうか。皆さんは、今考える時、どのように考えましたか。霊界のことを考えましたか。今、この世のことだけを考えるのは、しっぽのことしか考えていないということです。

堕落することによって、霊界の観念がなくなったのです。ですから、ここで私たちの家庭は、毎日、主体的天上世界があるということを知らなければなりません。どちらがプラスかというと、霊界です。心がプラスなのと同じです。体は世界を代表し、心は霊界を代表しているのです。心はプラスと同じであり、体はマイナスと同じです。ですから、主体的な心の世界を無視する生活をすれば、地獄に行かなければなりません。体が心を打ったのと同じように、心の世界を否定したのですが、これを反対にしなければなりません。 今まで、皆さんが生活する中においては、毎日、天上世界が主体になっているという観念をもっていませんでした。そのような観念を、ひと月に一度ももちませんでした。それではいけません。毎日考えなければなりません。一日生活圏がすべて主体的天国に向かい、今日その相対である地上の完成形態を備えなければ、未来に天上世界の完成基盤を成すことはできません。直接的関係です。毎日、一年、一生を通じて、その直接的関係を築いてこそ、あの世に行ったのちに、そこが自らの第二の活動舞台となり、居住地になるのです。

神様を中心とした霊界が主体です。今、霊界に連結されているあらゆる階層というものは、ないのと同じです。オリジナルは、神様が主体であり、地上の真の父母が主体です。先生が教えることが神様の本質的な内容と一致しなければ、すべてのものが駄目になっていきます。この柱がつぶれていくのです。ですから、それらの内容が一致しなければなりません。内容が一致しなければならないのです。

「家庭盟誓」の第五節は何ですか。「私たちの家庭は真の愛を中心として、毎日、主体的天上世界と対象的地上世界の統一に向かい ……」、統一です。霊界と肉界の統一です。これが問題です。皆さんは、一遍にこの網の目に引っ掛かるのです。それを越えるために、先生も血の涙を流し、恨に満ちた峠を越えてきたのです。

皆さんは、統一教会の背後に潜んでいる秘密を知りません。何も知らないのです。また知る必要もありません。それを知れば、どれほど多くの重荷を負わなければならないでしょうか。真の御父母様がこのように苦労されるのに、私が昼食を一食だけでも恵んでもらえば、涙がぽろぽろ出るのです。私はそれを願いません。蕩減条件に引っ掛かって、真の御父母様たちが歴史的な恨をすべて清算するために苦労したことを中心として回想することは、神様も願わず、真の御父母様も願いません。

それを忘れてしまい、希望に満ちた地上天国の名を呼び、真の父母の代身者として意気も高らかに天下を自らの舞台とし、天地を自らの国の舞台として飛躍しなければならなのです。跳躍でなく、飛躍しようという欲望をもって走り、力強く生きていかなければなりません。

統一圏内に、皆さんは、個人から家庭、氏族まで八段階です。八段階まで統一的内容を経ていかなければならない道があるというのに、一つも知らなかったのです。これを見過ごす国があり、主体国があるという時、皆さんが霊界に入っていって、この法の統治を受けなければならないとすれば、どうするつもりですか。個人的に拘束されるのです。

霊界へ行けば、皆さんの夫婦もすべて別れ別れになります。家庭に十人の家族がいれば、すべて別れ別れになります。一つの所に行くことはできません。それを知らなかったので、そのようにしているのでしょう。そのようなことをすべて知った上で見れば、天上世界の影のように地上世界があるのです。すべて実体がなければなりません。映像も実体に従って似ていくのです。一つになっていくのです。

霊界と地上に通じる道を探すために、地獄からすべてを遍歴し、踏査しながらその内容を明らかにしたのです。皆さんは、歴史的な宝物を手に入れたのだということを知らなければなりません。「家庭盟誓」の第五節で何といっていますか。「毎日、主体的天上世界」です。毎日、主体的天上世界に対して知らなければなりません。これが分かるのです。

「主体的天上世界と対象的地上世界の統一に向かい」です。対象的地上世界は、実と同じです。ここと、この霊界は同じです。ですから、統一です。霊界と地上を統一することができるという事実です。そのようになることによって、地獄の門と天国の門が開き、天国に入っていくのですが、それを一刻でも早く促進化させなければなりません。強制的に、たたいてでも追い立てていかなければなりません。

それでは、なぜ地上が重要なのでしょうか。なぜ地上が重要かという問題を考えるとき、人間が生まれた所は天上世界ではありません。地上世界です。すべてのものを造られた神様がこの被造世界を存在するようにした所も、この地上です。また、その地上の主人として造られたのがアダムとエバ、すなわち人間です。

そのような人間を造って何をしようとされたのでしょうか。このように見るとき、人間を造られた目的は何でしょうか。人間を造られた目的は、地上に天国をつくるためです。統一教会の言葉を借りて言えば、創造理想を完成することです。それでは、神様のみ旨とは何でしょうか。創造理想を完成することです。その創造理想は、どこで完成するのでしょうか。霊界ではなく、地上で完成しなければなりません。地上が問題です。

地上生活が絶対的に重要です。地上がどれほど重要であるかということを知らなければなりません。キリスト教徒たちは、世の中を捨ててみな天国に行こうと考えるでしょう?妄想的です。地上で完成しなければならないのです。地上生活の重要さを知らなければなりません。地上生活の重要さを覚醒しようというのです。地上生活の重要さを忘れてはならないのです。霊界に行けば、千年、万年、常にその生活に反映されるのです。これがすべて種です。ここで種を蒔いたものが、天上世界で実として刈り取られるのです。ゆえに、完全な種をよく蒔かなければなりません。地上世界の重要さを覚醒しましょう!もう一度覚醒しなければなりません。

(2)天上世界と地上世界を統一させなければならない

アダム家庭は、神様が造られた地上世界の相対的なすべての主体と対象の核であり、神様は天上世界の主体と対象の核です。それで、地上天国と天上天国の二つの核が合わさって一つの統一された天国になるのです。地上世界の天国の核になることができるアダムと天上世界の家庭の主人となる核が一つになるのです。

堕落した世界をすべて整理し、一つの世界にしなければなりません。真の愛は、一つです。絶対的に一つです。真の愛を中心として連結された国は、全体が一つです。霊界と肉界は内と外と同じです。今、二つの世界が一つになることに拍車をかけるのです。強制的にでも、早く行かせなければなりません。たたいて追い立てなければなりません。 霊界を解決しなければなりません。その世界は、地上で解決しなければなりません。霊界に入っていって引っ掛かってはいけません。この地上ですべて解決しなければならないのです。これは、観念ではなく実在です。先生も、そのような世界が現実と同じであるということを感じたので、迫害が多くても問題ありませんでした。反対して迫害することが観念ならば、これは実在です。そのようにしてこそ生き残るのです。霊界が実在するということをいかにして実感するかということは、も重要なことです。

自然のすべての現実と同じように、霊界の事実をそれ以上にはっきりと知らなければなりません。霊界は膨大な世界ですが、そこにはイギリス人やアメリカ人だけが行っているのではありません。世界各国の人の中で、心霊状態がぴったり合う人同士で集まっているのです。五色人種が一箇所に集まっているのです。

ドイツ人や、どこどこの人や、昔見た世の中の人の形態は知っていますが、心の世界を見るので、心の世界がどれくらい美しいか、そこにどのくらい近くなるかという問題がかかってくるのです。心の世界がより美しい人と一つになろうとするのです。ですから、「一つになってはいけない」と言っても一つになるのです。何千年、何万年前の人であっても、ぱっと会えばすぐに分かるのです。先生の話を観念や夢のように思い、事実として感じることができないでしょう?言葉だけではなく、事実として感じて生きることができるかが問題です。この世は影です。影と同じです。

天上世界には境界線がないので、その世界で愛の心をもつようになれば、人と出会うたびにすべて通じるのです。心は老いません。心は、長生きすればするほどもっと美しくなるのです。心は美しくなるのですが、霊界で神様を中心とした息子、娘の見た目が醜くてもいいのですか。深い愛の中で和合して暮らす人は、みな美男美女になるのです。

女性たちだけではなく、男性たちも同じです。すべての問題を祈祷し、先生の教えと導きを受けなければなりません。エデンで堕落していなければ、神様に侍って暮らすはずでした。神様が実体をまといたいと思って創造されたのがアダムの体なので、先生を中心として霊界も通じるようになるのです。神様の愛を完成させるのは、神様御自身ではありません。人間を通して完成するのです。

今まで、誰が霊界の中心的な役事をしたのでしょうか。イエス様が中心でした。イエス様と聖霊です。神様を中心としてイエス様と聖霊が一つになるために体制を整えてきた基盤である地上のキリスト教を中心として、神様とイエス様と聖霊の名を通じて、キリスト教文化の体制を形成してきたのです。霊界がそのようになっているので、地上もそのような形態になり、霊界と肉界の二つがすべて合わさって一つにならなければなりません。同じです。

そのようにして、霊的世界と肉的世界が、いつ一つに統一されるのでしょうか。再臨時代になって統一されるのです。そのようになれば、再臨される主は、霊界のすべての体制的内容を相続し、引き継いで地上に来られ、世の中をその体制に一致する環境に追い立てていって収拾するのです。世の中を収拾して上がっていくのです。

天上世界と地上世界を連結させることができる内容は何ですか。それは、一時的に存在したものをもってはできません。時間と空間を超越したものであり、過去においても同じであり、今日においても同じであり、未来においても同じ内容にならなければなりません。そして、その内容は、私たちの日常生活において、接している四方の環境の、すべてのものが拒否せずに常に好む内容にならなければならないのです。夜でも昼でも好むことができる内容にならなければなりません。そのようになってこそ幸福なのです。

そのようなものは何かというと、愛です。それは、お金では不可能です。知識でも不可能です。そのようなものは、一方的なものにしかなりません。権力もやはり同じです。その時代的環境によって、権力の限界はありましたが、その権力をいかにして拡大させるかという問題を考えてみたとき、「私」という個人的権力を国家的に拡大させるためには、そこには何が橋渡しとならなければならないでしょうか。また、国家的権力を世界的権力へ拡大させるためには、何が橋渡しにならなければならないでしょうか。やはりこれも、橋となることができる何かがなければならないのですが、それが愛です。

霊界は、先祖が暮らしている所であり、肉界は子孫が暮らしている所ですが、この二つは、カイン・アベル関係です。霊界は天使長世界であり、肉界はアダム世界です。これが一つになって統一されれば、天上天国と地上天国になって共に暮らすようになるのです。地上世界と天上世界が一つにならなくては、天国になりません。霊界と肉界が一つになり、天使長世界とアダム世界が一つになるのです。カインとアベルが一つになることによって、真の父母がいらっしゃることができる基準ができるのです。堕落する以前の状況へ戻っていくのです。

真の愛を中心として、毎日、主体的天上世界と対象的地上世界の統一に向かって前進しています。前進的発展です。出ていく時も、前進的発展をして促進化させなさいというのです。いかなる制裁を加えたとしても、私がこの地上で先祖から受け継いだ罪の皮を完全に脱がなければ、天に飛翔し、解放された天国の神様の愛を受けることができる懐へ帰っていくことはできません。家庭復活です。家庭が行くにおいては、世界に遮るものがあってはなりません。

神様を中心として、地上世界と天上世界が一つになるのです。真の父母を中心として、統一的立て札をもってくることによって、ここで一つになるのです。創造される時、神様は絶対信仰、絶対愛、絶対服従により、「ため」に生きる愛をもって創造されたので、私たちも、このような全体、全般、全権、全能の基盤の上に立たなければなりません。創造本然へ帰っていき、そこで愛の対象を取り戻すためには、絶対信仰と絶対愛、そして絶対服従の心情をもって、投入し、忘れてしまうのです。神様がなされたすべてのものを再び取り戻すために、私たち自身も、神様を身代わりして、この世界に対して絶対信仰、絶対愛、絶対服従しなければなりません。 皆さんの心と体の焦点が合わないのです。これを是正しなければなりません。それゆえに、宗教は体を打つのです。それで、三年から五年の間で、習慣性を通じて、心の命令に絶対順応することができるようにしなければ、天上世界の道に直行することはできません。ここから京釜線の線路を通じて北韓と連結しようとすれば、レールの幅が同じでなければなりません。また、中国と連結しようとしても、レールの幅は同じでなければなりません。それと同じように、人間が地上世界で生きた幅と霊界に行く幅も同じでなければなりません。その軌道は何かというと愛です。霊界の愛と地上の愛が同じでなければ、統一はできません。

霊界をはっきりと知らなければなりません。「家庭盟誓」の第五節を見れば、「私たちは真の愛を中心として、毎日、主体的天上世界と対象的地上世界の統一に向かい、前進的発展を促進化することをお誓い致します」となっています。ですから、霊界を知らなければなりません。霊界を知らなければ、完成時代に入っていくことはできません。それで、先生は、成約時代のみ言とともに霊界の内容を教育しようとするのです。

神様は、思いどおりにすることができません。怨讐世界を殺そうとすれば、一瞬にして殺すことができる能力をもっているのですが、これを処断することができず、手をつけることができないのです。そのような血族が残されているのが堕落世界であるということを、今日の宗教圏は知らなかったのです。

真の父母の名をもって、初めて霊界のすべての実相を詳細に知り、堕落の動機からサタンの秘密、そして神様の秘密までを探り出して知り、このようなことを明らかにした内容が統一教会の原理です。今、地上世界と天上世界に分かれて、混乱状態の相反的な歴史をなしているすべてのものを和合させるために、これをもって、霊界の根本や実相から、地上の人生の根本までのすべてを解消して連結させようとしているのです。

「毎日、主体的天上世界と対象的地上世界の統一に向かい」です。統一です。霊界と肉界の統一です。これが問題です。皆さんは、一遍にこの網の目に引っ掛かります。先生もそれを越えて立つために、一生涯血の涙を流し、恨に満ちた峠を越えたのです。

私たちは、毎日地上天国を成し、大家族を成すのですが、その大家族はどこを標準として生きるのかというと、天上世界です。天上世界がより大きな大家族です。毎日のように、相対的な世界のカイン的大家族が拍子を合わせ、統一を形成しなければなりません。内容がそのようになっています。「統一に向かい、前進的発展を促進化する」のです。前進的発展です。そのように一つになってじっとしているのではありません。発展していくのです。

家庭時代から氏族時代、氏族時代から民族時代、このようにして世界化へと進んでいかなければなりません。これができなければ、途中ですべて解散してしまい、めちゃくちゃになるのです。仕事をしても、どこに行っても、座っても、休んでも、いつも主体的霊界の前に対象として一つになり、それが停止しないで、発展に発展を重ねることによって、家庭から氏族、民族、国家、世界の峠を越える立場に立ち、そのようにして、初めて地上天国と天上世界に入っていくのです。このサタンが蠢動したすべてのものをきれいに整理して、統一的神様の本然の理想世界を完成するのです。ですから、促進化しなくてはいけないのです。順序がそのようになっています。

真の御父母様がこの地上に現れて知ることによって、恨多き峠を越えて、平坦な高速道路をつくらなければならないので、川があれば橋を架け、山があれば穴を開け、今や地上の家庭が天上まで直行することができる高速道路を設定したということを知らなければなりません。ですから、先生は、万国の高速道路の建設を主張しているのです。霊界と肉界がすべて行き来する時代になってくるので、それをするのです。主体世界と対象世界が和合することができる対等な世界に発展していくので、今からこの世界は、霊界と統一化される急変の時代へ前進することができるのです。

先日、世界文化体育大典を行ったでしょう?八つの団体を集め、そこで真の父母を宣布し、救世主の宣布をしたことを知っていますか。世界の著名な人々がみな集まりました。世界教会協議会(WCC)の責任者は誰ですか。マール・グレゴリオス(Mar Gregorios)氏が前会長ですが、この人は有名な人です。そのような人を集めて「私がメシヤです。私が救世主です。私が真の父母です。私に侍りなさい!」と宣布したのです。

なぜそれをしたのですか。それをしなければ、大統領選挙が終わって、その就任式をしなかったのと同じことになるのです。それでは、事務処理ができません。サタン世界と地上世界を清算する手続きを踏むことができないのです。引き継ぎができません。先生が発表することによって、天上世界や地上世界において、相続が起きるのです。霊界で相続が起きれば、地上で従っていくのです。それゆえに、仏教、儒教、キリスト教が怨讐だったのですが、今からは怨讐となり得ません。一つになるのです。このようになることによって、霊界の統一が起きるのです。

二) 「前進的発展を促進化することを」

(1)毎日、前進的発展を促進化しなさい

前進的な発展というものは、絶対に止まってはいけないのです。いつも前進しなければなりません。発展しなければなりません。前進的発展です!これは、東西四方に発展しなければなりません。

むやみやたらに盟誓文を立てたのではありません。ですから、心と体が一つにならず、夫婦が闘っていれば、盟誓文を唱えることができません。息子、娘を中心として、一つになることができなければ、覚えることはできないのです。家庭がどれほど貴重なのかを知らなければなりません。そのような家庭の盟誓文をもったということは、歴史始まって以来のすべての天上世界が注視します。

あのようにできる地上の幸福者がどこにいるのかというのです。霊界に行ったすべての先祖がうらやむのです。ですから、私たちの母親は、何も知らずに祝福をしてあげるのですから、どれほど喜びますか。先生が初めて還故郷の話をし、万民の解放圏を中心として、すべて共に祝福してあげるので、父母もそのケースに入っていくのです。このようにして秩序が立つのです。 前進するにも全力を尽くしてするのですが、促進化するというのです。統一に向かって前進的発展を促進化するのです。前進的に発展するにも、棍棒でたたいて促進化させるというのです。「家庭盟誓」の五節は、何ゆえに出てきたのですか。地上無事通過、天上無事通過です!地上と天上地獄の門は関係なく、天国の門にだけ入っていくための行列ができ、動き始めています。「統一に向かって前進的発展を促進化!」とは、激しく追い立てなさいということです。弟がたくさんいる兄ならば、弟を張り飛ばしてでも祝福されるようにしなければならないのです。自分の息子が祝福されないと問題が生じます。

家庭時代から氏族時代、氏族時代から民族時代、このようにして世界化へと進んでいかなければなりません。これができなければ、途中ですべて解散してしまい、めちゃくちゃになるのです。仕事をしても、どこに行っても、座っても、休んでも、いつも主体的霊界の前に対象として一つになり、それが停止しないで、発展に発展を重ねることによって、家庭から氏族、民族、国家、世界の峠を越える立場に立ち、そのようにして、初めて地上天国と天上世界に入っていくのです。このサタンが蠢動したすべてのものをきれいに整理して、統一的神様の本然の理想世界を完成するのです。ですから、促進化しなくてはいけないのです。順序がそのようになっています。

今日、統一教会の食口たちは、「霊界を中心として毎日歩調を合わせよう」ということを、数カ月に一度くらいしか考えません。ですから、自分勝手になるのです。これを毎日のように検討するのです。大家族を築いても、また堕落するかもしれません。これを保護するために、前進的統一に向かって、前進的発展を「促進化」するのです。拍子を合わせていくのです。

その次には「することをお誓い致します」です。まだ天上天国の統一は成されていないというのです。促進化して、そこに合うようにしていかなければなりません。これが、絶対必要です。

「家庭盟誓」の五節は何ですか。私たちは、毎日このように暮らしているのですが、地上天国を築いて、大家族を成したとすれば、その大家族は、どこに標準を合わせて生きていくのかといえば、天上世界です。天上世界がより大きい大家族です。相対的な世界のカイン的大家族が、毎日のように拍子を合わせて統一を形成しなければなりません。「統一に向かって」です。内容がそのようになっています。

「統一に向かって前進的発展を促進化すること」、前進的発展といえば、そのように一つになってじっとしているのではありません。発展していくのです。家庭時代から氏族時代、氏族時代から民族時代、このようにして世界化に行かなければならないのです。それで、「前進的」といいました。停止する日には滑り落ちます。停止する日には地獄と連結します。一歩でも前進してこそ、繁栄と天国に連結します。そういうことです。前進的発展です。「発展」を促進化させなければならないというのです。絶えず発展するように催促させなさいということです。前進を早くしなさい、早くしなさいということです。 統一に向かって一つになって行くのですが、前進的とは何ですか。統一して静かに遊んでいるのではありません。前進しなければなりません。世界が、霊界が残っているというのです。統一しても定着できません。さらに進んでいかなければならないというのです。前進的発展を促進化しなければなりません。早くしなさいというのです。促進化することを誓うのです。

前進的です。いつも進んでいかなければならないのです。停止してはいけません。「前進的発展を促進化!」です。発展しながらも促進化させなさいというのです。重要な言葉です。地上において、版図は小さくても、世の中の相対的世界を中心として、自分が暮らす環境に、天国と同じ模型的基準を備えた模型をつくっておいてこそ、あの国に移すことができるというのです。それはやむを得ないのです。そのようなことは、文総裁が適当に言っているのではありません。天国と地上世界のすべてのことを総合して、天が願う道は、このように行かなければならない道であるがゆえに、「家庭盟誓」が出てきたというのです。

育たなければなりません。停止は、死んでいること、死亡と通じるのです。皆さんが統一教会に入る時、み言を聞いてどれほど喜びましたか。今、それ以上に喜びますか。私の喜びを越えて世界の喜びと一つになろうというのが神様の心であり、願いであり、み旨なのです。先生もその道を行っています。ですから、私の喜びが私の喜びではありません。世界の喜びと一つになろうとする努力をしています。すべて天に始まって、自分に帰りました。人間によってふさがってしまったというのです。

「家庭盟誓」の五番目は何ですか。「私たちは真の愛を中心として、毎日、主体的天上世界と対象的地上世界の統一に向かい、前進的発展を」です。前進的発展です。新しい人になるのです。生きている者は育ちます。統一教会に入る時、喜んだその心が、ますます大きくなっていきますか、なくなっていきますか。大きくなっていくのです。前進的発展を促進化させなさいというのです。生きているものは育つのです。育つことができないものは死にます。霊界との相対的価値を失ってしまうために、失われてしまうというのです。それで、前進的発展を促進化させなさいというのです。

促進、急ぐのです。寝てばかりいて、怠惰で、食べて楽しんで、そのようなものは、歴史にありません。忙しいというのです。一生は短いのです。それで、「私たちの家庭は真の愛を中心として、毎日、主体的天上世界と対象的地上世界の統一に向かい、前進的発展を促進化することをお誓い致します」です。休まないで走りなさいというのです。先生のようにということです。眠ることもせずに走りなさいというのです。

「主体的天上世界と対象的地上世界の統一に向かい、前進的発展を促進化することをお誓い致します」。毎日のように前進しなければならないというのです。停止すれば、死亡が展開します。死亡が展開するのです。ですから、停止してはいけないのです。「前進的発展を促進化」し一歩でも、毎日毎日、前に行くべきだというのです。「そのようにすることをお誓い致します」というのです。ですから、天上世界に要求されるすべての内容を、地上世界で寸分も違わないように前進的発展をしなければなりません。

「真の愛を中心として、毎日、主体的天上世界と対象的地上世界の統一に向かい、前進的発展を促進化」すると言いました。統一に向かって前進すればいいのに、前進的発展を促進化させなければならないと言いました。激しく追い込まなければならないのです。たたきなさいというのです。地上でぐずぐずして歩調を合わせることができなければ、激しく追い込まなければなりません。

私たちの「家庭盟誓」の五節に、「前進的発展を促進化することを」というのがあるでしょう。一つにして前進するのはよいのですが、その促進化は、棍棒で何度もたたいてするというのです。強制です。子牛のように強制的に引っ張ってきて祝福してあげれば、祝福を受けたその人が、霊界に入っていくときに地獄には行きません。長い時間かからずに天国に行くというのです。ですから、強制的にでもしなさいというのです。

毎日、主体的天上世界と対象的地上世界の統一、主体世界と対象世界が統一されなければなりません。統一に向かって前進的発展、前進していく発展です。「前進的発展を促進化することをお誓い致します」。促進化、早く早く早くするようにするというのです。停止してはいけません。停止すればいつの間にか落ちていくのです。地獄と通じ、死亡と通じるのです。停止は落ちていって地獄と通じ、促進は発展と通じるのです。休まないで走りなさい、走りなさいというのです。先生のように、眠ることもせずに走りなさい、走りなさいというのです。そして、自分が考えた世界に私が関係を結ぶのであり、考えない世界にどのように関係を結ぶのですか。それでこそ統一がなされるのです。共に考えてあげなければなりません。相対的に考えてあげなければならないのです。

(2)真の愛のハイウェイを築こう

今までの霊界や地を、神様は見たくないというのです。完全に清算してしまわなければなりません。それを皆さん自体が、一つ一つ救援するのではありません。イエス様の代身として一族の家庭を清算したのちに、氏族的メシヤ、国家的メシヤ、世界的メシヤ圏の地上天国、天上天国を完成しなければならないのです。イエス様の心情圏を体恤して、イエス様が十字架の死の位置に行きながらも果たせなかった、家庭の恨を解いてあげなければなりません。神様もそれを願っています。ですから、皆さんを通してそれを解いてあげなければなりません。その上に皆さんの家庭を築かなければなりません。

皆さんは、今までのキリスト教のように信じる、そのような習慣的な統一教会だと考えるなというのです。そのような統一教会ではありません。深刻です。全体に対して教えるみ言を中心として、皆さんの世俗的な家庭観念を撃破しなければならないのです。霊界と地上世界において、そのような観念をすべて清算しなければなりません。清算したのちに、新しい世界を成し遂げなければなりません。 神様は、このように汚された地を再び回復されようと、人間と関係を結ぶ救援摂理をしてきていらっしゃいます。堕落することによって、神様を裏切った立場にいる人間たち、万物とも比較できないほど完全に落ちた人間たちに、神様が再び向かい合うために、救援摂理をしてきていらっしゃるのです。サタンが支配し、サタンが讒訴する人間を神様が主管されるために、橋を架ける役事をしてこられましたが、それが旧約時代を経て、新約時代を経て、今に至っています。

「家庭盟誓」の五節は、「私たちの家庭は真の愛を中心として、毎日、主体的天上世界と対象的地上世界の統一に向かい、前進的発展を促進化することをお誓い致します」です。これは、世界がすべて同じ家庭だというのです。天地において、すべて主体的天国の対象的立場で一つにならなければなりません。一つになるだけではなく、まだ地上には地獄が、サタン圏が残っているので、これを早く促進化させなければなりません。一日の時間が惜しいのです。そこに二代、三代が展開すれば問題になります。ますます困難が繁殖していくということを知らなければなりません。至急だというのです。

二〇〇〇年までに、すぱっと断ち切って総進軍しなければならない時代だというのです。急進的な発展を催促するので、急進的な滅亡の形態が世の中に展開し、すべて分立されて地獄に落ちていくのを、皆さんが死ぬ前に目で見ることができるのです。復帰の型をもっていく私たちの家庭が果たさなければならない使命と不可分の内容を中心として、盟誓文として設定したということを知らなければなりません。 祝福を受けた家庭は、先生が来ることを願いますか。皆さんの家に来ることを希望しますか。いつ行くか分かりません。ですから、宴のお膳をすべて売って十年間待ちながら備蓄しておいて、来るや否や何時間以内に祝宴できるように準備することができる心をもたなければなりません。

そのような家には、先生がどこかに行こうとしながらも訪ねていくというのです。行くことができなければ、車が家の前で故障して、その家に訪ねていくことができるようになるというのです。精誠を尽くさなければ考えられません。先生が霊界を知らなければ、この道を行くことができません。霊界のお父様が先生のお父様です。

ですから、霊界の秘密を誰よりも知っているのです。避難中にも空腹になった時は、先祖を動員するのです。道端の過ぎゆくお客さんのために、宴のお膳を準備するようにして接待するのです。そのようなものもたくさん恵んでもらいました。そのような話をすれば、うそのようなことが多いので話しません。

結婚するまでは、アダムとエバに所有権はなく、すべて神様のものです。堕落していなければ、どうなるでしょうか。ですから、所有していればどろぼうです。国でも誰でも、すべてどろぼうです。アダム家庭で結婚する前の所有は、神様の所有です。アダムが堕落することによって人間が所有権をもったという事実は、神様を追放したということです。追い出したのです。物質の所有権、愛の所有権、家庭の所有権を破壊しました。

この怨恨を知っている神様の前に、この怨恨を知っている真の父母の前に、これを蕩減しようとすれば、世界万民が真の孝子になり、忠臣にならなければなりません。そのためには、「体までも祭物としてください。自分がもっているすべての宝物、自分の生命までも捧げます」と言い、「これを父母のものとして神様に返してください」と言うことができなければなりません。

メシヤはどのような位置に来るのですか。メシヤは、愛を中心として、地上の法も愛することができ、天国の王宮法までも愛することができなければならないのです。地上にそのような世界をつくるために来られるのです。そして、天上世界と地上世界が合徳されるのです。天上世界と地上世界を何によって一つにするのですか。天上世界にプラスになり、地上世界にプラスになることとは何ですか。神様を中心とした愛です。

真の御父母様がしなければならないことは何ですか。地上世界と天上世界のふさがった道を、すべて開いてハイウェイをつくっておかなければならないのです。ハイウェイを地獄から、ダンベリーから、霊界の地獄から天上までつくっておかなければなりません。

地上世界から天上世界まで行くことができる大きなハイウェイを、まっすぐに築こうというのです。この道は、真の愛の道でなくてはなりません。真の愛のハイウェイをつくり、終着と出発が同じ高さ、同じ広さの道を地上と天上に築いてみようというのです。その目的成就は、地上天国を達成したのちに可能なのです。

神様の命令によって、天上世界と地上世界のすべての飛び石を片づけてハイウェイを、鉄橋をおくのです。出発すれば、休まずにロンドンまで走ることができるその道をつくろうというのが先生の希望です。それは、簡単なことですか、難しいことですか。難しいことです。

どれほど難しいですか。死ぬようなことが一度や二度ではありません。途中でストップできません。なぜですか。冷遇されたことを耐えることはできません。無視されたことを忘れることができないのです。昼が来ても夜が来ても、それを忘れることができないので、昼も夜も走るのです。ついてくる者が一人もいないようにして神様に会うのです。神様は、あの人類の果てにいらっしゃいます。そこに行って会い、談判することができて、覇権を握ってもってくるまでは休む時間がないのです。

こうして霊界を統一して、地上の闘いで地上統一をしたのです。サタンの偽りの家庭出発によって壊されたすべてのものを、真の父母が来て、神様に一八〇度反対した場で再び一八〇度背を向けて結婚することによって、地獄と天国が分かれるのです。天国は、家庭で入っていくところであることを知らなければなりません。

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