平和経

第四篇 9

真の愛と真の結婚

日付:二〇〇四年八月二十一日

場所:韓国、ソウル、ロッテワールド・ホテル

行事:真の心情革命と真の解放・釈放天一国入籍祝福式祝賀宴

尊敬する元・現職の世界首脳と国内外の貴賓の皆様。まず、万有の真の父母、真の師、真の王、真の主人であられる父なる神様に、きょうを迎えさせてくださったことを、私たち全員で心から感謝しましょう。

1. 真の愛と血統転換

きのう、私たちが一つの心で同参し、勝利を収めた「真の心情革命と真の解放・釈放天一国入籍祝福式」は、神様の摂理と歴史的見地から見るとき、歴史上、空前絶後の人類の勝利であり、神様の喜びです。

人間の先祖の堕落によって、人類は神様のみ旨ではない偽りの愛、偽りの生命、偽りの血統を伝授されました。しかし、堕落とは無関係の位置にいらっしゃる神様ですから、御自分ではどうすることもできず、数千、数万年を耐えて待ち続けてこられたのです。昨日はそのような父なる神様の恨を解いてさしあげる真の父母様の勝利であり、解放と釈放の日でした。

サタンのくびきの中で苦しんでいた六十億の人類が、今や天の真の父母と地上の真の父母を仰ぎ、侍って暮らせる新天新地の世界、すなわち後天開闢の時代である安着太平聖代を謳歌できる門を大きく開く天地合一の祝福式だったのです。

今や皆様は、後天時代を迎え、天が下さる真理のみ言を皆様の家庭と国で実践躬行し、永生のための準備を徹底的にしなければならないときです。先天時代の葛藤と衝突、そして対決主導の世界から、天地父母様であられる真の父母様の勝利的基盤の上に立ち、今から私たちは、共生と和合統一の実体的天国、天一国を創建しなければなりません。そのような意味で、きょう私は、皆様がこれから実践して生きるべき「真の愛と真の結婚」という題名で、私が生涯説いてきた真の愛の原理の一端をお伝えすることにより、晩餐の辞に代えようと思います。

皆様。真の愛とはどのような愛でしょうか。明らかに、世の中でよく言う世俗的な愛のことではありません。気の向くままに与えてはやめてしまう、そのような愛ではありません。肉身の欲望に引きずられ、本心に釘を打つ、そのような放縦と放蕩の愛では決してありません。真の愛は、公益性を帯びた無形の秩序であり、平和であり、幸福の源泉です。世界人類のための共同の財産であり、神様の意志と力の象徴です。

真の愛は、その根を神様に置いているのです。真の愛は、与えれば与えるほどもっと与えたくなり、もっと豊かになり、もっと大きな喜びを抱かせてくれる神秘的な愛なのです。私たちの生命の動機と過程、そして終末までも動かせる偉大な力を所有しています。人間は、真の愛から生まれ、真の愛によって育てられ、真の愛の道を歩み、真の愛によって死んでいく一生を送るように創造されているのです。ですから、真の愛は最高、最上の価値をもっているのです。

真の愛は、永遠に一緒にいて、永遠に一緒に見ながら、永遠に一緒に語り、永遠に一緒に聞いて、永遠に一緒に感じても、ただうれしいという愛です。万民が一緒に喜ぶ愛です。小さければこの上なく小さいものであり、大きければこの上なく大きい愛です。真の愛の中では、目が一度瞬きするだけでも天地が揺れ動く喜悦を感じることができ、にっこりと笑う一度のほほえみにも、私たちの一生が行ったり来たりする超人的な力を感じるのです。見えると思えば見えず、見えないと思えば見えたりする、神秘の塊です。真の愛の色彩はどのような色彩でしょうか。夜なら真っ黒で、昼には白く、夕方には黄色いと思いますか。真の愛の中心の色彩は、和合と統一、そして平和と幸福です。

原子爆弾は人間の生命を奪う力しかありません。創造ではなく、審判と破滅の象徴です。しかし、真の愛には死んだ生命を生かす復活の力があるのです。したがって、世界を一つに束ねて統一させる力は、核爆弾を前面に立てた武力と権力にあるのではなく、真の愛にあるのです。国ごとに固有な文化的背景があり、国境がありますが、このようなものを越えられる武器は、真の愛しかありません。今日の世界人類が抱えているあらゆる難問題も、真の愛の完成を通してのみ、解決できるのです。

2. 真の父母と血統転換

皆様。真の愛を求めなければなりません。真の愛を皆様のものにしなければならないのです。皆様の生活の中で、真の愛を完成しなければなりません。どこに行って探し出せるのでしょうか。まず、真の愛の存在像を調べてみれば、真の愛は東西南北の四方性を備え、人種と文化と宗教と国境を超越して存在し、作用します。生命よりも先に作動するので、生命の根源となるのが真の愛です。真の愛は変化もなく、どのような革命もありません。真の愛は、原形そのままで完全なのです。真の愛は最高に自然なものであり、最高の真実の愛です。世の中のどのような作用よりも早いのが、真の愛の作用です。

真の愛は、縦的な真の父母の実体として来られた横的な真の父母から、真の祝福を受けることによって神様の血統に接ぎ木され、初めて種を受けるのです。偽りの堕落世界においては探し求める道がありません。絶対に不可能なことです。堕落の結果として生じた人間中心の世界では、善の血統を探し求める道がないのです。

真の父母を通して真の善の血統に接ぎ木されてこそ、皆様の体と心の闘争も克服でき、ひいてはカインとアベルの関係、宗教、人種、国境問題、民主と共産の問題を解決できる道を見いだせるのです。今日、世界の最も危険な紛争地域である中東の平和と韓半島の統一も、ここから探し出せるのです。

このように、血統転換は重要で深刻なことです。六十億人類の生死がかかった空前絶後の出来事です。正にこのような理由から、二〇〇四年八月二十日、皆様全員が大韓民国の国会で共に奉呈した「真の心情革命と真の解放・釈放天一国入籍祝福式」は、皆様の一生で最も大きくて貴い恩賜であり、祝福なのです。皆様は今、世界平和の王に即位した真の父母から祝福を受け、真の血統を伝授され、真の愛の種を受けました。この種をよく育てて花を咲かせ、真の実を結ぶようにしなければならないのが、皆様の残された生涯であるということを忘れてはいけません。

3. 結婚は愛する訓練のためのもの

皆様。結婚はなぜするのでしょうか。一言で言えば、神様の姿に似るためです。神様は、二性性相で存在される方として、二性が合体化した一体的存在でいらっしゃり、神様の分性的人格が男性と女性なので、彼らが合性一体化して種のようになり、神様の本性の位置に戻らなければならないのです。結婚の最高の神性を私たちは謳歌しなければなりません。男性と女性が愛し合える道は、結婚生活だというのです。結婚によって一つとなり、誰に似ようというのでしょうか。神様に似ようというのです。男性と女性が一つになってこそ、御自身の形どおりに造られた神様に似るのです。そのようになってこそ、神様が臨まれるのです。

男性は天を象徴し、女性は地を象徴します。したがって、男性と女性が合わさって調和を形成し、平和を成就しなければなりません。天地合徳(和合)とは正に、夫と妻が神様の真の愛を中心として、完全一体を完成した境地のことを意味するのです。夫と妻が真の愛で抱擁するのは、宇宙が一体を形成することと同じです。神様の理想の中で形成される創造本然の姿がそうなのです。結婚は、世界と万民を愛する訓練を受けるためにするのです。結婚式というものは、愛の顕現を意味すると同時に、創造権と主管権が賦与されることを意味します。したがって結婚の目的は、世界を代表した男性と世界を代表した女性の心の世界を一致させようということであり、男性と女性の愛を完成させようということです。結婚生活を通して愛の完成と心の完成を達成したならば、家庭理想を実現したと見ることができます。そのような土台の上で死ぬならば、皆様は間違いなく天国に入っていくのです。

なぜ結婚が重要なのでしょうか。真の愛を訪ねていく道だからです。生命を創造する道だからです。男性と女性の生命が一体になる道であり、男性と女性の血統が混合する道だからです。結婚を通して歴史が生まれ、その基盤の上に国家も生まれ、理想世界も始まるのです。結婚は、自分よりも相対のためにするという信念をもってしなければなりません。自分本位に立派で美しい人をもらおうというのは、誤った考えです。人間は、他の人のために生きるように生まれたという原則を知れば、結婚も当然、相対のためにしなければならないということが分かるでしょう。

いくら醜い人でも、世界最高の美人よりもっと愛そうという信念をもつのが、原則的な結婚観でなければなりません。人間として生まれ、自分の相対を神様のように愛し、人類を愛するように愛し、世界の誰よりも愛そうという覚悟がなければ、夫婦として天の国に復帰できないのです。一人の男性として、一人の女性を真に愛することができない人が、どうして神様と人類を愛せるでしょうか。

結婚は、幸福の宮殿の門を開いて入っていく儀式だと言えます。そのような意味で、結婚は人倫の大事になります。愛は時空を超越して存在し、役事(働き)するので、人間社会の出来事の中で最も偉大なものであり、結婚は正に、そのような愛を現して確認する儀式になるのです。

尊敬する貴賓の皆様。今晩、私は真の愛と真の結婚に関する天の教えの一端をお伝えしました。新婚の夫婦でも既婚の夫婦でも、皆様は今、天の印を押された真の夫婦としての道を歩むように、天の命令を受けました。

皆様は真の父母との関係によって真の愛の種を受けたので、真の結婚生活を通して真の実を生産する真の夫婦になってください。真の父母になってください。真の家庭を築いてください。真の国家を建ててください。天運が皆様を助けるでしょう。ぜひ、天の期待に添う真の愛の生活を実践されることをお願いしながら、これで私の話を終えようと思います。ありがとうございました。

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