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八 真のお母様の韓国巡回講演



 十月一日特別訓示-準備と新しいもの

 真の御父母様は、アメリカと日本の巡回講演会で大勝利を収められ、九月三十日、九ヵ月ぶりに帰国された。真のお父様は、アラスカにおいて、国際宣教師四十日修練、一千人以上の日本の指導者特別修練、日本の女性幹部特別修練を主管されたのち、この日午前八時ごろ漢南洞公館に到着された。
 真のお母様は、大阪での最後の講演を終えられたのち、午後七時三十分ごろ漢南洞公館に到着され、先に到着していらっしゃった真のお父様と真の御子女様、お孫様たちと協会幹部および中心食□たちの歓迎を受けられた。
 翌十月一日午前六時には、本部教会に千二百人以上の食□が参席する中、真の御父母様大勝利帰国歓迎礼拝が行われたが、この時真のお父様は、「準備と新しいもの」を主題とした生活哲学を特別訓示として伝授してくださった。

 皆さんに一言言いたいことは、準備を整えることができない人々は歴史に流されていくということです。その準備を整えようとすれば、自らの行くべき道、未来に対する計画がなければならず、その計画に対する実践的な実績がなければなりません。

 そして、天は誰かの食べ残しを好まれません。残り物は好まれないのです。なぜでしょうか。サタン世界のものだからです。堕落した世界です。堕落した世界と因縁を結んだものは嫌われるのです。ですから、天はいつも新しいものを追求されるのです。皆さんが毎日のように御飯を食べても、新しい味を感じてこそ健康になるのです。先生は、八十近い年齢になっていますが、一日としてそのまま流してしまった日はありません。深刻な生活をしてきたのです。そのようにして天に侍ってくるときの一つの志操は何かというと、新しいということです! きょうよりもあしたがもっと新しくならなければならないというのです。

 若い人も老いた人も、これは、未来にわたってその一族の家訓として必要な言葉です。きょうは記念すべき日なので、このようなみ言を語るのです。統一教会においては、十月は解放の月です。また、十月を中心として韓国に訪ねてきたのは、今が困難の渦中にあるからです。ここに何をするために来たのでしょうか。国境を超え、民族を超え、日本人と韓国人を連結する一つの橋梁を架けようとしているのです。この二つを忘れてはいけません。

 準備をすることができないのに、大きなことを言ってはいけません。前に立ってはならないというのです。そのような人は私が最も嫌う人です。天は新しいものを好まれます。文総裁は、天の前に立って新しいもの、もっと新しいものを見せてさしあげようとするのです。これが先生の哲学です。韓国に帰ってきたので、きょう初めてこのような話をするのです。


 十月十日特別訓示-還故国とサタン圏の整備

 真の御父母様の帰国後、四十校の大学において真のお母様の講演会が開催される中、十月十日の本部教会でのみ言集会において、真のお父様は、「還故国とサタン圏の整備」を主題として、摂理的な時の重要性と当面の課題について訓示された。

 何のために真の父母を宣布し、何のために成約時代を宣布したのでしょうか。国家を超えて世界的に宣布したので、受け入れることのできる国があれば、どれほど小さな国であっても、そこに錨を下ろして休養することができるのです。韓国の皆さんが責任を果たすことができなければ、むやみに訪ねてくることができない時が来ます。ですから、今回私が八月一日を「還故国の日」と定めて韓国に着手しているのです。

 今日、統一教会は、荒野四十年路程を終えてカナンに上陸しました。真の父母を宣布して国を復帰しなければなりません。還故国とサタン圏の整備です。国に帰っていかなければならないのです。建国思想をどのようにして立てるかということが問題です。今は、イスラエル民族がカナン復帰したその時と同じですが、世界版図それ自体がサタン側と天の側に分別されるのです。国家ではありません。世界です。

 家ごとに建国思想を早く伝えなければなりません。これをしなければ金日成主席に捕まって食べられてしまいます。統班撃破を既に七年前から主張してきているのです。全国の四十一万の統に対する大会を三回も行いました。協会長や責任者がその体制の管理をすることができなかったのです。

 私たちには国が必要であり、その国の統一のためにはサタン世界の整備をしなければなりません。ですから、還故国とサタン圏の整備です。このように大変なのです。このように歴史を経てくることにより、サタン圏が整備されるのです。きょうは十月十日、双十節(中華民国の建国記念日)でしょう? 十月は解放の月なので、私が重要なことをすべて教えてあげるのです。


 真のお母様の韓国四十大学巡回講演

 アメリカの巡回講演と議会講演、国連本部講演、日本巡回講演などを盛況のうちに終えられた真のお母様は、十月四日から三十一日まで、再び韓国の主要大学四十校の巡回講演を行われた。延べ人員三万有余人が参席した同大会において、真のお母様は「真の父母と成約時代」を主題として講演された。学内二十三箇所、学外十七箇所で行われた今回の行事は、多くの大学で総学生会とサークル連合、総代議員会の後援を受け、総長、学長、教授、国会議員たちの祝辞がなされ、祝電が続々と届けられた。
 特に十月二十六日には、前日、講演会の反対派と激論を闘わせる中で焼身した全北又石大の朴喜正(一九六五年生まれ、三万双)学舎長が昇華するという犠牲まで甘受しながら、大会は大勝利を収めた。この行事は、原理研究会の威信が大学において一層高められ、韓国大学生総連合会との紐帯を強化する契機となった。

 堕落して偽りの父母が生まれたので、真の父母が出てこなければならないというのは歴史的な事実です。堕落というものを公認する限り、これを否定する道理がありません。堕落したがゆえに約束を成就することができませんでした。旧約、昔の約束、新約、新しい約束、そして成約時代です。

 再び生まなければなりません。偽りの母から生まれたので、偽りの母が悔い改めて真の母の位置に帰らなくては、天国に行くことができない運命です。億万年かけてでもその道を行かなければなりません。それゆえに、数多くの女性と数多くの二世を、エデンの園で堕落したその基準を中心として見るのです。完成したアダムと完成したエバから誰が生まれなければならないかといえば、完成したカイン・アベルです。彼らが先に生まれるはずだったのですが、未完成なエバとなって未完成な息子、娘が生まれたのです。ですから、重生です。生まれ変わらなくては完成の位置に行くことができないのです。

 韓国の大学生をお母様が抱くようになれば、この大学生たちを中心として、北朝鮮の大学生を抱くことができます。北朝鮮の大学生はカインであり、韓国の大学生はアベルです。

 摂理的に見るとき、学生のカイン・アベルだというのです。そのようになれば、父母は自然と一つになるのです。金日成という父母はありません。カインとアベルが一つになれば真の父母が上がっていくようになっているので、金日成は自動的に天使長に落ちていくのです。

 雑多な者たち、サタンの懐にいて「統一教会はなくなれ」と祈祷して反対するこのような者たちは、次第に力がなくなっていくのです。共産党は力がなくなったでしょう? 大学街の青年たち、PD(People Democracy :民衆民主派)やNL(National Liberation :民族解放派)や全国サークル連合会、このような者たちは次第に立つ所がなくなっていくでしょう。

 今まで、既成教会の牧師たちが私に反対しましたが、最近でも「統一教会の文先生は滅びろ」と言っています。お母様に反対しているのです。やるだけやってみなさいというのです。あなた方の立つ所はなくなっていきます。立つ所がどんどん消えていき、最終的には頭をもたげても、見ようとしても見ることができないようになるのです。

 ですから、お母様が大胆に「真の父母が完成したので、真の父母を宣布いたします!」と言った時、拍手しましたか、反対しましたか。自分たちも我知らず拍手するのです。不思議な台風と不思議な大天地開同時代が始まるということを知らなければなりません。


 真のお母様の韓国国会招請講演

 十月三十一日午前十時ごろ、ソウル市汝矣島の国会議事堂議員会館会議室において、前職・現職国会議員、議員補佐官および各界著名人二百有余人が参席する中、「世界平和女性連合」韓鶴子総裁招請講演会が開催され、真のお母様は、「真の父母と成約時代」を主題として講演された。この日の講演に先立ち、三十日午前十時には、ソウルのキャピタル・ホテルで開かれた韓国宗教協議会招請特別講演会において講演され、三十一日午後六時には、世界日報国際研修院大講堂において、統一グループの機関企業体の役員と職員を対象に講演された。

 四十年前に大韓民国がキリスト教を中心として文総裁に反対せず、全世界のキリスト教の宣教師が反対せず、梨花女子大学事件が起きていなければ、どのようになっていたでしょうか。延世大学と梨花女子大学は二世のアダムとエバです。真の御父母様が中・高等学校から大学までの二世の学生を完全に掌握すれば、一世たちはいてもいなくても同じです。ですから、今回お母様が帰ってきて大学街を中心として講演し、国会議事堂で講演したのです。国があればあったで、なければなかったで、それはかかわりをもつ必要がありません。

 金泳三が大統領になり、既成教会が「統一教会を打倒しよう」と大騒ぎする時ですが、これを利用し、国会を利用して国民の支持を受けなければなりません。そして、二世、大学街の青年、韓国の青年をカイン・アベルとして一つにしなければなりません。

 安企部(注:安全企画部)も知らない中で、お母様が国会で講義したのです。トップでは、絶対にそのようなことがあるはずはないと思ったのですが、そのようなことをやってしまったのです。それは、ただ座ったままでできたのでしょうか。できるようにしたからできたのです。数十年前から準備してきたのです。

 「韓国の国会では、文先生の群れが壇上に立つことはできない」と思って、そのようなことは夢にも思わずに安心してぐうぐう寝ていたのです。寝て、朝起きてみると、既に終わっていたというのです。情報部で大変なことになりました。ひっくり返ったのです。「クーデターを起こした!」と言ったのです。クーデターを起こしたのではありません。神様の命令によって奇跡を起こしたのです。


 真のお母様の韓国大会以後の課題

 今、協会は、全体を一つにまとめなければなりません。今後、思想教育は協会でしなければなりません。そして、渡米教育した人も、みなここに連結しなければなりません。ほかを伝道するよりも、その人々を教育しなければなりません。教育して、その息子、娘たちを氏族的メシヤと連結するのです。息子、娘をみなかき集めれば、ここに姻戚の八親等までどんどん増えていくのです。

 今祝福された人々は、何千年、何万年、何千万年苦労した蕩減の道を平面途上で共に引き継ぐ恩恵を受けることができる位置に立ったのです。どれほど大きな福でしょうか。アダムが死に、イエス様が死に、再臨主が来て苦労して、数多くの歴史時代に個人復帰、家庭復帰、氏族復帰を何百回も繰り返しながら、これを世界的版図につなげてきたのです。これを人間たちは知りませんでしたが、神様は恨をもってつなぎながら上がってこられたのです。文総裁の時代になり、四十年間このようなことを悪魔と共にしながら、すべて処断し、評定したのです。

 世界途上でカナンに入城したのと同じ立場に立つので、世界に染まらないで世界を踏んで立ち、新しい伝統を中心として、二世を通して統一世界に越えていかなければなりません。一世は、荒野ではげたかの餌になるのと同じように滅びるので、お金が多かろうと何をしていようと、一世を信じてはいけないというのです。ですから、大韓民国で偉いという人、詐欺師たちをみな除名するのも自分たちがしたくてするのではありません。ある期間まで意味があるのでそのようなことをしているのです。

 今まで一世を収拾しようと追い回してきましたが、二世を収拾しなければなりません。大学街と中・高等学校に力を注ぎなさいというのです。講義も、大学街や中・高等学校に行ってするのです。教会でしてはいけません。行って命令しなさい。皆さんも、今回行って四十回以上大会をすることができるようにして、家庭まで訪ねていかなければなりません。

 京釜線に乗っていく時に見れば、大きな看板でメッコールやコーラを宣伝しているのです。それと同じように、今後村々で「真の父母を知りましょう!」と言って絶えず宣伝しなさいというのです。


 国際学生連帯と青年連合の結成計画

 韓国においては、原理研究会と運動圏が怨讐です。原理研究会を運動圏がすべて追い出したのです。三年前に追い出してしまったのです。完全に基盤がなくなりました。これを奪還しなければなりません。それをするのが、四十校の大学を中心としたお母様の大講演です。

 キリスト教と運動圏が一つになっていたのですが、今回、お母様の講演会によって、キリスト教と運動圏が分立して私たちと一つになったのです。摂理史的に見るとき、これは蕩減路程においてこの上なく必要な条件だというのです。お母様を中心として、運動圏と原理研究会が大学街において再び基盤をつかまなければなりません。

 韓国の運動圏をアベルとして見れば、北朝鮮の学生たちは完全にカインです。完全な共産主義者だというのです。韓国にいる運動圏は真っ赤な大根と同じです。表面は赤いのですが中は白いのです。しかし、以北にいる学生たちは、完全な共産主義者です。今から韓国の学生と韓国の運動圏の学生が一つになり、北朝鮮の学生をモスクワに連れていって教育するのです。

 ここには朝総連と民団の学生が加担し、日本の学生が加担するのです。韓国の学生たちを中心として、アメリカと中国とソ連の学生が連合して、北朝鮮の学生と和合しなければなりません。このことを中心として、北朝鮮が言うことを聞かなければ、北朝鮮自体にとって良くないというのです。ですから、私たちは最善を尽くして北朝鮮にこれを通報したのです。

 このようにして、今モスクワでこの連合運動を中心として世界平和青年運動組織を編成しようとしているのです。主義思想を超越して民主世界も共産世界も連合させて一つの国として扱い、超国家的な青年運動を展開するのです。ここにはもちろんカープ(CARP:大学原理研究会)も入りますが、カープだけではできません。カープは大学街の基準であって、社会的基盤がありません。社会に出ている人々は、大学街を中心として同窓生なのです。これをいかにしてその大学を中心としてまとめていくのかというのです。同窓生と現役の学生は、カイン・アベルです。これをまとめて世界的な組織をつくり、世界的な大運動を展開すれば、急進的な発展をすることができるのです。
 
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