三、神と先生との出会い




「先生の今までずうっとやってきたことを若たちにちょっと教えてやりたい。そしたら心情的場面が多いんだよ。先生がそれを言ったら、みんな鼻から水が出る。三ヵ所かられるものが流れるんだね。人間はおもしろいよ。
 先生は、そういう事を言いだしたら真剣になっちゃうよ。誰かが『先生はこういう先生です』と一言いったら大声で泣き出すよ。そういう心情を持ってる。その心情を君たちは研究じゃいけないね、考えじゃいけない、これは事実でなければ計り知れない。そういう境地があるわけなんだ。いわゆる神と先生と二人きりが知っているその境地、心情の境地それはサタンも誰も知らない境地がある。それを思うと、ああ、いくら疲れて人のった時でも、雷の時にスパークするような気持ちになる。まあ、できるんだったらそういう感情界に入らないようにしようと思うんだね。入ったらちょっと支障をきたす、現実界に。」(一九六七・六・十八)




「神は存在するや否や? ………神を考えるのに、まず自分というものを考える。自分はどこから来たか。人の母さんから。お母さんは人の母さんのまたお母さんから、と、どんどんさかのぼる。すると人間の初めはどうなっている? 本当に神が造ったのかな? いろんな人種が生きているが、自分はどういう系統の中に立っているのだろう? 神と人間とはどういう関係になっているのだろう。……歴史的関係は? 時代的関係は? 未来の関係は? 何の関係だろう? ……その関係は何を中心とし、キーポイントにしているか。それが間題である。………神がおれば神自体は何か。神の希望は何か。………我々の生活に事情があるように神にも事情があるだろう。神の事情はなにか。神が喜ぶ世界の心情は何を中心とするか、神の目的。……あらゆるものが問題になってくる。この希望やら心情、みんな総合して結論を下すと、それは『人間』ということになる。では人と神との関係は何か? それには心情基準を通過していかなければならない。結局、深いところに入って祈る。祈って聞いてみる。」 




「かつて先生は体のどの部分をも見せたくない時があった。リラックスして体をのばし て寝たことはけっしてなかった。いつもエビのように丸くなって、まるで心地よく眠る資格などない者であるかのような姿で寝た。先生は神が今すぐにでも来られるかもしれないと思っていたので、いつ来られてもすぐ起きて飛び出して神をお迎えできるよう用意をしていたのである。」




「一週間も寝ずして、涙を流しながら、神はいるかいないか、見たい神はいずこにいるや、というような心壌でもって、涙の続く一週問以上の、そういう深刻な立場が何回もいくらでもあった」。そのために、「目が熟しすぎたカボチャの中味みたいにぐちゃぐらやになった。だから、太陽の光を見ることができなくて、目をつぶって過ごした。(一九六七・七・六)




そうして、「『宇宙の根本は何か?』と聞いてみると、『親子だ!』というのである。父母と子供。神と人間が親子の関係であるという。天的心情、天的血統を中心とした親子関係が宇宙の根本である。……では、いかなる論法でもってしても否定できないその親の心情圏にいかに入るか。その問題は心情でなければわからない。
 『神よ。お父様!』と叫ベぱ、宇宙のすべてがそこに集まる。……それは、自分の心からどういういかなる心が起こっても、神が自分の兢であるということを否定できない。そして神自身も自分に対して『そうだ』という。そこに至って疑うことのできない親子の関係を結んでいく。」(一九六五・十・七)
 ならば、親である神様は今までいかなる立場に立って、いかなる道を歩んでこられたのか?




「いくら自分が辛い立場にあっても、いくら悩めるどん底の立場に陥っても、……自分における苦労は限られた苦労である。……しかし、六千年間の神の苦労というのは、我々人間にどうにもこうにもわかり切れる悩みじゃない。……一瞬のその苦しみは、我々は忍びえることができる。しかし、堕落以後、今まで続いてきたその神の苦しみは、耐え忍び得る苦しみではない。しかし神はこれを耐え忍んできた。忍耐心を持って耐え忍んできた。」(一九六七・六・十二)
また、



「先生は神に祈りました。『善なる神の目的に生き、神の心情を中心とした善なる神の人格をもった、真なる神が求める人、その人はいずこにおりますか。過去におりましたか?』。『いない』。『現在、今おりますか?』。『いない』。『これから先、未来におるでしょうか?』。『私は知らない……』。」(一九六五・-・二十八)   




「そうして天の心情の深奥に触れた。」(一九六七・七・六)   




「神の悲しい心情、親としての苦しみを味わい知らされた時には、木を抱き締めていつまでもいつまでも泣き続けた。」




「あなたたちは、先生に対して一言その時の心情に触れるものがあったら、先生は涙を禁じ得ない。神様もそうだ。先生と神様と抱き合って泣いた悲しさは、地上の人々は誰も知らない。その深い神への心情は、はかり知れない。それを思うと体の細胞がしびれるようだよ。そういう心情で神への孝行の道を進んでいることが、あなたたちにわかる?」(一九七〇・十・十三)




「私は、早くから悲劇と苦痛の中で坤吟する人頬を救出する万案を模索するために長い間、心血を注いで来たのであります。それは、瞑想と苦悩と深求の道であり、凄絶な精神的戦いの茨の道であったのであります。千辛万苦の努力の果てに、遂に、実存する神に遭遇することが出来たのであります。神に会ってみた時、その神は栄光の神にあらずして、ユートピアを地上に実現するために、嘆かわしい痛ましい心を持っておられる父母としての神であられ、またその神は天道を明らかにされ、万物を胸に抱く真理と愛の光の神でありました。神のこの限りなき愛に接した時悟ったのは、神と人間と宇宙の関係を人間に明らかに知らせるために、神が深く抱いておられた深奥なる思想でありました。この思想を見る時、世界のすべての問題は完璧にわかり、直ちにユートピアが実現し得るということが証明されたのであります。この思想が、まさに統一思想であって、私が今、世界的に展開している統一運動の基本理念となっているのであります。
 神に出会った後、私は今日まで一生涯、神の思想をもって神と人類の夢であるユートピアの実現のために統一運動を展開してきたのであり、その間の経験を通じ、この統一思想が問題解決の鍵であり、混乱収拾のキーポイントであることをより深く確認したのであります。」(一九八三・十二)



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