平和経

第十篇 16

神様のみ旨から見た環太平洋時代の史観 II

日付:二〇一二年三月七日

場所:韓国、ソウル、汝矣島(ヨイド)、六三ビル、グランドボールル・ム

行事:強い大韓民国汎国民運動本部出征式

尊敬する内外の貴賓の皆様。皆様とこのようにお会いでき、実にうれしい限りです。私と私の家族全員の名で皆様を歓迎いたします。

皆様。きょうのこの大会は、「強い大韓民国」運動が全国的に基盤を築き、本格的な活動を繰り広げるための出征式です。ですから、私はこの場において、歴史的に韓半島を中心として神様が展開された深い摂理的内容についてお話ししたいと思います。それとともに、私が最近宣布した環太平洋中心の摂理的な内容についても、皆様に紹介しようと思います。

後天時代と環太平洋時代

貴賓の皆様。私は、天一国七年が始まると同時に、神様と人類が、数千年の歴史上、ただの一度も経験できなかった摂理的次元の禧年の期間を宣布しました。

天がこの年を起点として大きく祝福されたのです。数千、数万年の歴史を通して、執拗なまでに神様の胸を苦しめ、人類を足かせの沼から抜け出すことができないようにしていたサタン主管権、すなわち悪主権の先天時代がついに終わり、この年を頂点として、今から人類は、神様を中心にお迎えし、新しい善主権の時代である後天開闢の時代を大きく開いていくことができるようになったのです。

このような途方もない天の摂理が、皆様の知らない間に進行しています。今では、世界百八十五ヵ国で私の教えを相続して、天がこの時代に下さった特命を遂行するために、昼夜を分かたず走っている平和大使たちの数が、数百万になっています。したがって、きょう私は皆様に、今後人類が行くべき方向と天の摂理的プログラムを宣布するという次元で、「神様のみ旨から見た環太平洋時代の史観・アメリカを中心とする国連と自由世界の方向」という題目で、天のみ言をお伝えしようと思います。

皆様。人類歴史の発展史を深く観察してみれば、歴史の背後で、絶えず役事される天の意志と息遣いを、はっきりと感じるようになります。世界四大河川地域を中心として第一歩を踏み出した人類の文明史を、一度振り返ってみてください。

ナイル川を中心とするエジプト文明、チグリス・ユーフラテス川を中心とするメソポタミア文明、インダス川を中心とするインダス文明、黄河を中心とする黄河文明、これらを私たちはよく知っています。その後、人類の文化は、地中海圏に上陸し、ギリシャ半島のギリシャ、イタリア半島のローマといった地中海の半島文化として、花を咲かせるようになります。

歴史は、再び発展を繰り返しながらヨーロッパ大陸文化として定着するかと思われましたが、この大陸文化も、再び大西洋圏のイギリスで島嶼文明の花を咲かせる土台となります。しかし、四海を平定し、「その地に日が沈むことはない」と叫び、気勢をあげていた大英帝国も、再びその華麗な文化のバトンをアメリカ大陸に譲り渡した事実を、私たちは、歴史の中に目撃するようになります。このように、アメリカ大陸に着陸した人類の文化は、ついにキリスト教に根をおく民主主義の甲胄をまとい、宗教の自由と人権平等の旗印を掲げて闘い、第一、第二、第三次世界大戦を勝利することによって、無神論的悪主権の代名詞だった共産主義がひざまずくようになります。

しかし、人類文化史の発展がここで終わるのではありません。そして、それは、アメリカが偉大であるがゆえに、成し遂げられた結果でもありません。摂理的ブログラムに合わせ、天はアメリカという国を第二イスラエルとして選び立て、中心宗教であるキリスト教を通してアメリカの国民を育て、訓練させ、その結実段階の摂理を成し遂げてきたのです。

平和世界創建の牽引車の役割を果たすべきアメリカ

皆様。しかし、問題は今からです。地球星を一周回ってきた人類文明史の発展は、ついに太平洋圏に到着しました。今や人類歴史は、環太平洋圏を中心として完成、完結すべき摂理的時点に到達したのです。

この摂理的ブログラムは、もはやいかなる力も妨げることができません。悪主権下で勝ち負けを繰り返していた先天時代の蕩減路程は、飛躍する環太平洋時代の足首をつかむことはできないのです。天が二〇〇七年を禧年の期間として宣布された特別なみ旨が、正にここにあります。

皆様。環太平洋時代の到来が意味するところは、実に大きなものです。人類のメシヤとして来られたイエス様が、み旨を成し遂げていたならば、世界はどのような姿に変わっていたと思いますか。

イエス様は、全人類を救うために来られた救世主、メシヤだったのであって、地中海東方の片隅に位置するイスラエルだけを救うために来られた方ではなかったのです。その当時、人類文化は、既に地中海の中心であるローマを拠点として、四海を掌握し、治める準備ができていました。

したがって、天は、イエス様がローマを教化して統治し、その強大なローマの力を借りて、世界人類を救ってくれることを期待していたのです。しかし、歴史は、あまりにも悲惨な十字架の惨刑で終わったイエス様の最後を記録しています。数千年をかけて準備した土台の上に、ようやく御自身のひとり子であるイエス様をこの地に送られ、心を痛め、気をもみながら、一挙手一投足を見守られた神様の心情はどのようなものだったでしょうか。人類の始祖として創造されたアダムとエバが、堕落によってエデンの園から離れていった時よりも大きく凄惨な恨が骨身にしみる悲劇となってしまったのです。

それから二千年、神様は歴史の裏道で、人間には到底想像もできない受雖の路程を歩まれながら準備してきた第二イスラエルの国がアメリカです。キリスト教国として、新教と旧教が適切に按配されているアメリカは、旧教と新教を一日も早く和合統一させ、イエス様の時代に成し遂げることができなかった二十一世紀のローマの役割を完遂する使命を帯ぴているのです。

七十億の人類の和合と統一を成し遂げ、この地に平和理想世界を創建するための、牽引車の役割を果たすべき摂理的次元の責任が、アメリカという国に負わされているという意味です。これは単にレバレンド・ムーンの言葉ではありません。天が今日、アメリカに下された天命です。

それでは、私たちはいかにして旧教と新教を一つにできるのでしょうか。神様は既にその答えを、人類の真の父母として顕現されたレバレンド・ムーンを通じて送ってくださいました。真の愛の人生を実践躬行し、霊界の実相をはっきりと知って、モデル的理想家庭である真の家庭を探し立てなければならないという、天からの至上命令をもって来られた方が、正に人類の真の父母であられるレバレンド・ムーンなのです。

真の家庭が平和理想王国の土台

皆様。真の愛はどのような愛であり、真の家庭とはどのような家庭をいうのでしょうか。絶対的神様の真の愛は、受けようという愛ではなく、人のために、全体のために先に与え、ために生きる愛です。与えても、与えたという事実すら記憶せず、絶えず与える愛です。喜んで与える愛です。母親が子女を胸に抱いてお乳を飲ませる、喜びと愛の心情です。子女が父母に、心身をすべて捧げて孝行しながら喜びを感じる、そのような犠牲的な愛です。

真の愛で結ばれると、永遠に一緒にいてもただうれしく、宇宙はもちろん、神様までも引っ張れば付いてくるのです。堕落の末裔である人間がつくった国境の壁、人種の壁、さらには宗教の壁までも、永遠に終わらせる力をもっていることが、真の愛の価値です。

神様の真の愛の主流属性は、絶対、唯一、不変、永遠のものなので、誰でもこの真の愛を率先して実践するとき、神様と同居して共に楽しむことができ、同参権、相続権までも享受するようになるのです。

このように、天国に入る絶対必要条件であるために生きる人生、すなわち真の愛の人生とは、すべての創造の平和理想的モデルとなる、神様を中心として平和に暮らす新しい理想家庭の人生です。人類には今、誰もが真の家庭を探し立てることのできる道が大きく開かれました。

皆様。共にために生きる人生の典型は家庭です。父母と子女は愛と尊敬で、夫婦は相互信頼と愛を土台として、兄弟姉妹はお互いに信じて助け合いながら、一つになって暮らす家庭が、正にモデル的理想家庭なのです。真の愛の根から真の愛の幹が生じて、真の愛の実を結ばせる、真の家庭を取り戻さなければならないという意味です。このように、祖父母、父母、孫と孫娘を中心として、三代が一つの家庭で、永存される神様に侍って暮らす天一国家庭を探し立てることが、氏族的メシヤの責任であり、平和大使の使命であり、神様の願いであることを知らなければなりません。

皆様。神様も、どこかへ外出しても懐かしく思って、再び訪ねてこられる家庭を築きなさいというのです。父母が子女の家を訪ねるように、喜びの心で気楽に訪ねられる家庭を準備しなさいということです。それが、正に神様に侍って暮らす生活です。

そのような家庭では、神様が縦的な良心の主体となり、その縦的主体に従って皆様は心と体を統一するのです。父母の愛、夫婦の愛、子女の愛、兄弟の愛、このように四大愛圏、すなわち四大心情圏が完成するのです。このような家庭であってこそ、上下、左右、前後が一つに連結されて球形運動を継続するようになり、永存する神様のモデル的理想家庭と理想国家と平和理想王国になるのです。もし全世界が、このような真の家庭で満ちあふれるならば、そこには弁護士も、検事も、さらには判事も必要なく、天道と天法が治める、道理に従う世界となるでしょう。

人類の未来は環太平洋国家圏にかかっている

平和を愛する指導者の皆様。この地球星に現存する七十億の人類の中で、五十億に近い人たちが、皆様の隣人であり、親戚である環太平洋圏の兄弟姉妹です。言い換えれば、私たち全員が根を同じくする蒙古斑同族圏の同族です。神様の平和理想を中心として、私たちが祝福を受けて一つの血統で団結すれば、できないことがどこにあるでしょうか。人類の未来は、今や環太平洋圏の諸国にかかっているのです。

皆様。天の摂理は今、アメリカ大陸を経てイギリスと同じ立場である日本列島において島嶼文明の花を咲かせ、人類の救世主であり、再臨のメシヤとして顕現された真の父母の祖国、韓半島で結実すべき宿命的瞬間を迎えています。

韓半島は、イエス様当時のローマと同じ立場に立ち、世界の問題を解決しなければならない超宗教圏と超政治圏の紛争地域とみなされています。地政学的な次元から見ても、韓半島は今、世界平和を定着させるための、最も先鋭な対立地域として浮かび上がっています。

人類文化が、韓半島を中心とする太平洋圏において結実しなければならないというのは、神様の蕩減復帰原理のためです。朝鮮戦争の時には、有り難くも、アメリカを中心とする国連軍が動員されましたが、神様が願われる祖国と故郷を取り戻すというみ旨を成し遂げることができず、途中下車することによって、物質の略奪、人の略奪、有神論と無神論の対立など、世界的次元の葛藤と紛争は、冷戦という名で継続してきました。

このような難題を蕩減復帰するために、私は、既に七年前に創設した「天宙平和連合」の名で、祝福を受けた天の女性たちを中心として、より平和を愛し、奉仕し、犠牲になる「平和軍」と「平和警察」まで組織編成し、教育して、先頭に立てました。これらは、神様を中心とする世界平和を具現する平和の前衛隊として、神様の願いである平和理想世界を創建するようになるでしょう。

皆様は、よく知らないと思いますが、韓半島の核問題解決のために、最善の国際共助体である六ヵ国協議の背後を助け、民主主義諸国と共産主義諸国を和解させ、その解決策を提示しているのも、レバレンド・ムーンが伝えた新しい天父主義の平和、和合の原則だという驚くべき事実を明らかにしたいと思います。

この切迫した時点において、アメリカと国連の役割は、果たして何でしょうか。環太平洋圏の中心に位置しているアメリカのハワイは、東洋と西洋を結ぶ架け橋であり、南と北を連結する鎖です。韓半島は、アメリカ大陸を背負い、太平洋圏のすべての島嶼国を糾合し、潔太平洋圏を保護し、守らなければなりません。重ねて申し上げますが、それは正に、人類の未来が、韓国と日本、そしてアメリカを中心とする環太平洋圏の保全にかかっているからです。このような天のみ旨をよく知っていた私は、去る七〇年代から三十三年間、生涯の黄金期を、アメリカを中心として世界平和のために精誠を尽くしました。その勝利的土台の上に、私は、再び韓国に戻り、神様の祖国と故郷を定着させる摂理を完成させつつあるのです。

「天宙平和連合」宣布とアベル国連の責任

皆様。昨今の世界情勢を冷徹に分析してみてください。共産主義の仮面を脱いだとはいいますが、今も核兵器と強力な軍事力を誇示している太平洋圏の好戦的な強大国は、虎視眈々と力のない小さな島嶼国を狙っています。どの国家でも、小さな島嶼国としては、単独でこの強大国の政治、経済、軍事的攻勢にはかなわないでしょう。彼らがその気になれば、一日でも無血占領を敢行できる力をもっているのです。

皆様。環太平洋圏に安定と平和が定着するとき、人類の平和も保障されるでしょう。怒涛のごとく押し寄せてくる周辺の強大国の途方もない津波を、単独では阻止することができません。環太平洋圏のすべての島嶼国が一つに団結し、神様が願う神文明圏の祖国を創建しなければならない時が来ました。

赤道を中心におき、南北に散在している太平洋圏の小さな鳥嶼国はもちろん、日本、台湾、フィリピン、インドネシア、ソロモン諸島、オーストラリア、ニュージーランドなど、すべての国家が、一つの国のように連合前線を張り、人類の平和と安定を保障してくれる環太平洋文明圏を守らなければなりません。日ごとに激しくなっていく環境破壊と戦争から、人類の未来の命綱であり生命線である海洋圏を保護して生かし、未来の平和のために本然の資源を守るべき責任が皆様にあるという意味です。

皆様。このような人類の諸般の問題を解決するために、私は二〇〇五年九月十二日に、神様の摂理史を花咲かせる「天宙平和連合」の創設を満天下に宣布しました。「天宙平和連合」は、今から後天時代のアベル国連的役割を果たすでしょう。カイン格の既存の国連の刷新とともに、世界各地において、私の教えである「天父主義」、すなわ真の愛、真の家庭主義を伝授されて走っている数百万の平和大使たちを動員し、「神様のもとの人類一家族」の天命を必ず完遂しなければなりません。

交叉祝福結婚によって血統転換の大役事を成し遂げるべき

皆様。「天宙平和連合」は、超宗教・超国家的な次元で、交叉祝福結婚を通して堕落前のアダムの本然の血統に復帰する、人類の血統転換の大革命を遂行する前衛隊となるでしょう。ある人は、不可能なことだとあざ笑うかもしれません。

しかし、神様のみ旨がある所には必ず道があります。皆様も一度考えてみてください。実体の神様の名で役事しているレバレンド・ムーンの教えに従い、もしアメリカとロシアのような国が超国家的次元で交叉祝福結婚を決行したとすれば、どのような結果が出てくると思いますか。二つの国は、永遠の絶対主人である神様と一つの家族になるでしょう。数億の孫と孫娘が暮らしている国に向かって、どうして銃剣を向けることができ、核兵器を発射できるでしょうか。

七十億の人類を神様の真の同族血統に変え、この地に神様が願われた本然の理想祖国と本郷の地を求め、太平聖代の理想天国を創建する聖業が、地球星の至る所で既に勢いよく燃え上がっています。

愛する指導者の皆様。この意義深い聖なる禧年の期間と共にある天運の流れを逃さないでください。地球星の七五パーセントを占めている海洋圏を、皆様が先頭に立って保護し、発展させなければなりません。様々な公害と資源の枯渇によって死につつある地球星を回生させ、人類の未来を約束してくれる新しい本然の資源の宝庫を、ほかのどこで見いだすことができるでしょうか。

きょう皆様がこの場に足を運ばれたのは実に貴いことです。今や「強い大韓民国」の旗幟(きし)のもとに、皆様は団結しなければなりません。この運動は遠からず大韓民国を越えてアジアへ、アジアを越えて世界へと伸びていく烽火となるでしょう。「天宙平和連合」の思想が、すなわち「強い大韓民国」の叫びであり、真の愛を根幹とする神様の平和思想が、すなわち「強い大韓民国」の根だからです。神様の真の愛の理想である平和思想を凌駕する理念や思想がどこにあるというのでしょうか。天は必ず勝利するようになっています。

きょうこの意義深い場を共にしてくださった貴賓の皆様は、私がお伝えするこのメッセージを心の奥深くに刻んでください。天上の数千億に至る祝福を受けた皆様の善なる先祖の家庭も、この時間、地上に再臨し、皆様と共にこのメッセージを受けています。彼らも、子孫である皆様を通して地上で完成し、真の父母、真の師、真の主人の位置まで出ていかなければならないからです。このように霊肉界が共に生き、呼吸し、苦楽を共にしているという事実を、皆様は忘れてはいけません。

アべル国連の導き手として先鋒に立とう

皆様は今、後天開闢時代の摂理を主導するアベル国連の「平和軍」と「平和警察」としての使命を果たす歴史的な人物にならなければなりません。人類の福祉と世界平和のために、崇高な献身の道を歩んだ皆様の人生を、歴史は決して忘れないでしょう。「平和軍」と「平和警察」は、私が創設し、今世界的規模で発展しています。「天宙平和連合」の旗を掲げ、「平和軍」と「平和警察」の先鋒に立ち、「強い大韓民国」を叫ぶ皆様の英雄的な姿を見たいと思います。

どうか私がお伝えしたきょうのメッセージを胸に抱いてお帰りになり、皆様の子女や若者たち、さらには皆様の国家を教育する教材として活用してくださることを願います。神様の祝福が、皆様の家庭と皆様の国家、そして環太平洋圏と平和国連、また「強い大韓民国」の出発に共にあることをお祈りいたします。ありがとうございました。

誤植・修正提案

コメント感覚で送れます(匿名OK)。ページURLは自動で添付されます。