平和経

第四篇 13

神様の絶対平和理想モデルである絶対「性」家庭と世界王国

日付:二〇〇六年十一月二十一日

場所:韓国、京畿道、一山、キンテックス

行事:第四十七回「真の子女の日」記念式

愛する世界の祝福家庭、尊敬する平和大使と各界の指導者、そして内外の貴賓の皆様。きょうは「子女の日」を宣布してから四十七年目となる、摂理史において意義深い一日です。人間始祖アダムとエバの堕落によって喪失してしまった神様の創造目的を完成するための蕩減復帰摂理路程には、必ず探し立てるべき四大里程標があります。「真の神の日」、「真の父母の日」、「真の子女の日」、「真の万物の日」がそれです。

二〇〇一年の「神様王権即位式」の勝利と今年六月の「天正宮博物館入宮・戴冠式」、そして同時に宣布された天一国摂理が始まってから、初めて迎えた摂理的四大里程標の一日が、きょうの「真の子女の日」です。皆様、このような意義深い日を記念し、私たちの覚悟を新たに固める意味で、きょうは私がこの一年間、世界六十五億の人類を相手に伝授している天のメッセージを総体的に要約し、摂理的観点から見た皆様の位置と使命、そして皆様の置かれているこの時代的重要性を、もう一度想起していただこうという意味で、「神様の絶対平和理想モデルである絶対『性』家庭と世界王国」という主題で、天のみ言をお伝えしようと思います。

このみ言は今、世界的な宗教指導者百二十人が真の父母様から直接伝授され、世界百二十カ国を巡回しながら宣布している生命のみ言です。真の父母様の家庭三代圏が世界を回り、天のみ言と祝福によって人類の救いの道を開いておいたその基台の上に、今やカイン世界を代表した宗教指導者がバトンを受け継ぎ、地球村の至る所を奔走しているのです。

1. 神様の創造目的

皆様。人類は今まで、歴史を通して絶えず人間を中心とした平和運動ばかりを展開してきました。その良い例が民主と共産の対決です。個人の権益と自由を認定し保障する程度が違うだけで、民主主義も共産主義も、すべて父母を失った子女たちがカインとアベルに分かれて争う、兄弟間の紛争の範疇を抜け出せなかったのです。

不完全な人間ばかりを中心として展開する平和運動は、歴史的に常にその限界にぶつかり、挫折してきました。世界平和実現の華やかな夢を抱いて出発した国連は、今日、その生まれながらにしてもつ限界点にぶつかり、人類にこれ以上希望を与えられずにいるのも、正にこのような理由からです。一言で言えば、天が直接運行し、歴史を摂理できるときを迎えられなかったということです。したがって、神様の永遠の創造理想である平和理想世界実現のために、カイン格である既存の国連の刷新とともに、新たな次元で平和理想世界王国の機能を発揮できる天宙的次元のアベル格の国連の立場にあるのが、正に「天宙平和連合」です。今、皆様と共に誕生した「天宙平和連合」は、神様の勝利であり、真の父母様の血と汗と涙の結実であり、皆様の希望であり、願いです。カイン的な既存の国連の前に、天一国を代表するアベル的王国の使命を果たすようになるでしょう。したがって、神様の創造理想世界の実践郷を成し遂げなければならない使命が、正に世界的指導者であられる皆様に下された天命であることを肝に銘じてくださるようにお願いします。

尊敬する世界平和指導者の皆様。神様が人間を創造した究極的な目的はどこにあると思われますか。それは真の愛を中心とした理想家庭の完成を通して、喜びを感じることでした。それでは、理想家庭とはどのような姿なのでしょうか。神様が創造された最初の人間は、男性格を代表したモデルであるアダムと女性格を代表したモデルであるエバでした。それでは、彼らが真の愛の表題となる人格者と主人になる道は、どのような道だったのでしょうか。一言で言えば、神様を父として侍って暮らせる、父母と子女の関係を確保するモデル的な平和理想家庭でした。神様と一つの家族を形成し、永遠に喜びを感じながら暮らす道だという意味です。このように、神様はモデル的な平和理想家庭を築こうとアダムとエバを創造し、人類の最初の先祖として立てられました。御自身の全体を完全投入され、真の愛と真の生命、そして真の血統が連結された天宙の総合実体であり、霊肉界の媒介体であり、万物の主管主である息子と娘として立てられたのです。

皆様。ところが、アダムとエバがモデル的な平和理想家庭を築くためには、絶対必要条件があります。絶対者であられる神様が、絶対的基準の上で絶対的価値を賦与するために、御自身の子女として創造した人間は、天道が要求する絶対基準の道を行かなければならないのです。絶対者であられる神様を父母として侍るために行くべき、宿命的路程の生活が必要だということです。言い換えれば、人間が神様に似て完成し、絶対者の息子、娘と呼ばれる人格者の位置を確保するには、天が定めておいた絶対的基準の道を歩まなければならないという意味です。その中で最も重要なものが、正に絶対「性」の基準です。

2. 絶対「性」

第一は、結婚式のときまで守るべき絶対「性」、すなわち絶対純潔の基準です。人間は誰もが、生まれてから成長過程を経ていくようになります。父母の愛と保護のもと、比較的安全で無難な幼少年時代を経たのち、周囲のすべての人々はもちろん、万物万象と新しい次元の関係を結び、新しく躍動的な人生を出発する青少年期に入っていきます。外的に成人になるだけでなく、内的に人格完成を通じた絶対人間の道に入る瞬間なのです

ここで、人間なら誰もが例外なく守るべき絶対必要条件が、正に純潔です。純潔が私たち人間にとって絶対モデル「性」の必要条件であるのは、神様が創造理想を成し遂げるために、御自身の子女に下さった宿命的責任であり、義務であり、天道が、正に絶対モデル「性」を完成する道だからです。

神様が人間始祖アダムとエバを創造し、下さった唯一の戒めは何だったでしょうか。天が許すときになるまでは、互いの「性」を絶対的基準で守りなさいという戒めであり、祝福でした。

善悪の実を取って食べれば必ず死に、取って食べずに天の戒めを守れば、人格完成はもちろん、創造主であられる神様と対等な共同創造主の立場に立つようになり、さらには、万物を主管し、永遠で理想的な幸福を謳歌する宇宙の主人になるであろうという聖書のみ言は、正にこの点を踏まえて語ったことなのです。婚前純潔を守り、真の子女として天の祝福のもとで結婚して真の夫婦となり、真の子女を生んで真の父母になりなさいという祝福でした。

これは、神様の創造原則である絶対「性」を離れて実現されるものではないという事実を、確認させてくれる内容です。すなわち、神様のこの戒めの中には、人間が神様の子女として、歴史を通して個性を完成し、万物の主管位に立つためには、神様の創造理想である絶対モデル「性」を相続しなければならないという深い意味が隠されていたのです。

第二は、夫婦間において、生命よりも貴く守るべき絶対モデル「性」、すなわち絶対貞節の天法です。夫婦は、天が定めてくれた永遠の伴侶であり、子女を生むことによって真の愛、真の生命、真の血統を創造する共同創造主の絶対、唯一、不変、永遠性の本源地なのです。

一人では、千年生きても子女を生めないというのが天理だからです。婚前純潔を守り、純粋な天の夫婦として結ばれた人たちが、どうして天道を外れて浮気をすることができるでしょうか。神様が人間を御自身の子女として創造されたそのみ旨を知っているなら、想像することもできない背信と悖逆であり、自ら破滅の墓を掘る道です。人間堕落の結果としてもたらされた創造理想圏外の結果です。

皆様。絶対「性」は、このように天が人間に賦与された最高の祝福です。絶対「性」の基準を固守しなければ、人格完成、すなわち完成人間の道が不可能だからです。さらには、神様も人格神、実体神の位置を立てるためには、完成人間を通して真の家庭的絶対「性」の基盤を確保しなければ、不可能だからです。

絶対者であられる神様が、私たちの人生を直接主管され、私たちと同居し、共に楽しまれるためには、御自身の対象であり、子女として創造した人間が、神様のように絶対「性」的基準で完成した家庭の姿を備えなければなりません。絶対「性」を中心とした家庭という範疇の中でこそ、祖父母、父母、子女までの三代圏を含んだ、人間の本然の人生の理想的モデル「性」の関係が創出されるのです。この基台の上でこそ、神様の永生はもちろん、人間の永生も可能になることをはっきりと知ってくださるようにお願いします。

したがって、絶対「性」を中心としたアダムとエバが、神様のみ旨のとおりに個人完成、すなわち人格完成を成し遂げ、神様の祝福の中で夫婦関係を結び、神様との完全一体を成し遂げていたならば、神様が彼らの中に臨在できる関係が決定されていたでしょう。さらには、彼らの子女にも、神様と直接的に父子の関係を結べる愛の基準が連結されていたでしょう。言い換えれば、完成したアダムとエバの絶対「性」を中心とした結婚は、神様御自身の結婚になっていたのです。神様であると同時にアダムであり、エバであると同時に神様となり、アダムとエバが神様の体になって、神様は彼らの心の位置に安着され、共に有形と無形の二つの世界で絶対「性」を中心とした、人類の真の父母になっていたでしょう。

それでは、アダムとエバの堕落以来、歴史を通して神様の胸に最も痛む恨として残されてきたものが何であるか、御存じでしょうか。天の血統権を失ってしまい、兄弟権と所有権まで失ってしまった事件です。生命とも取り替えられないこの血統を失ってしまいました。真の生命と真の愛の実を結べなかったというのです。地球星を覆っている六十五億の人類が、神様とは何の関係もないサタンの実に転落してしまったのです。

3. 血統の重要性と真の愛

皆様。生命より貴く、愛よりも重要なものが血統です。生命と愛が合わさって創造されるものが血統です。この中で、生命がなくてもできず、愛がなくても血統は創造されません。愛、生命、血統のうち、その結実が血統だということです。神様の血統の中には、真の愛の種が入っており、真の生命の体が生きています。

したがって、この血統と連結されれば、神様が理想とされた理想人間、すなわち人格完成も可能であり、理想家庭も生まれるのであり、さらには、神様の祖国である理想国家も出現するのです。平和理想世界王国は、このように絶対「性」の関係を通して創建されるのです。

皆様。血統の重要性は、いくら強調しても足らないことを肝に銘じてください。父子の関係こそ、あらゆる関係の中で最高、最上の関係だからです。神様の血統を伝授してあげ、永存させる唯一の道は、正に父母と子女のモデル血統関係しかないという事実を、はっきりと知らなければなりません。

しかしその場に現れたのは、偽りの愛、偽りの生命、偽りの血統でした。神様の愛と生命、そして血統が、愛の怨讐である姦夫、サタンの所有権に落ちてしまったのです。天地が真っ暗になって地獄に変わってしまい、神様までもいなくなった、そのような凄絶な世界になってしまった事実を、人間は今まで知らずに生きてきたのです。怨讐の血統が生命線であるかのように錯覚し、そこに命を懸けて生きている群像が、今日の堕落の後裔となった人類の哀れな姿です。それで、この世界を地上地獄と呼ぶのです。

このような悲惨な姿を見つめられる神様の胸は、どれほど痛んだことでしょうか。堕落によって血統権、長子権、所有権がサタンの手中に落ちてしまったのです。愛する子女に相続させてあげるために、一生の間、汗を流して集めた財産を、一晩のうちに強盗に根こそぎ奪われてしまった父母の立場になってしまったのです。このように、サタンに血統権を奪われ、子女を失い、すべての国と世界の所有権まで差し出してしまった神様の悲しく無念な心情を知る人がいなかったというのです。

皆様。真の父母の使命を完遂すべきレバレンド・ムーンの生涯もまた、言い表せない苦難と迫害で綴られた恨の生涯でした。第一アダムと第二アダムが失敗したすべてのものを蕩減復帰し、完成すべき第三アダムである真の父母の使命は、救世主、メシヤ、再臨主の使命はもちろん、すべての教主の使命までも総体的に完遂しなければならない人生なのです。

神様の宇宙創造がそうだったように、それは少しの誤差も許容できない人類再創造の大役事でした。どこの誰とも相談できない孤独な路程でした。神様までも顧みられず、徹底して独りで訪ねていかなければならない茨の荒野路程でした。数えきれないほど反復される生死の岐路で血を吐きながらも、天との約束を成し遂げるため、不死鳥のように再び立ち上がってモデル「性」を立てなければならなかった人生でした。

かつて日本留学時代に地下で独立運動を行っていたとして、また解放直後、共産治下の平壌で天のみ言を伝播していた時、そして自由国家として誕生した李承晩(イスンマン)政権下においても、さらには、民主主義の世界的な代表国であると誇るアメリカにおいてさえも獄中の苦労を経験するなど、一生に六度も無実の獄中闘争を経なければならなかったレバレンド・ムーンの波瀾万丈の人生、すなわちモデルとしての「性」を完成するための人生を、誰か理解する人がいたでしょうか。

かわいそうな天のために、そして死亡圏で苦しむ堕落した人類を救ってあげるために、歯を食いしばって耐えて生きてきた悲惨な生涯でした。今でも誰かが、私のこのような心情の内情を見つめ、一言でも投げかければ、私の涙は滝のように流れるでしょう。

血統権と長子権、そして所有権を再び取り戻せる道は、サタンを自然屈伏させる道しかありません。サタンを自然屈伏させる秘法は何でしょうか。怨讐を自分の子女よりもっと愛する真の愛の力によって、初めて可能なのです。

それでは、真の愛とは、どのような愛なのでしょうか。真の愛は、受けようという愛ではなく、他のために、全体のために先に与え、ために生きようという愛です。与えても、与えたということ自体を記憶せず、絶えず与える愛です。喜んで与える愛です。母親が子女を懐に抱いてお乳を飲ませる、喜びと愛の心情です。子女が父母に孝行して喜びを感じる、そのような犠牲的な愛です。

真の愛によって結ばれれば、永遠に一緒にいてもただうれしく、宇宙はもちろん、神様までも引っ張ればついてくる愛です。堕落の後裔となった人間がつくった国境の壁、人種の壁、さらには宗教の壁までも、永遠に終息させる力をもっていることが、真の愛の価値です。

神様の真の愛の主流属性は、絶対、唯一、不変、永遠なので、誰でもこの真の愛を実践躬行するとき、神様と同居して共に楽しむようになり、同参権と相続権まで享受するようになるのです。このように、天国に入っていく絶対必要条件が、正にために生きる人生、すなわち真の愛の人生だというのです。

4. 実在する霊界

皆様。人間には体と心があり、心の上には霊人体があって、その霊人体が入っていって暮らす霊界はもちろん、肉身が暮らしている現実世界のどこにでも神様は遍在されます。そして、人間は真の愛を通して神様と完全に一つになるとき、完全な人になるのです。このような観点から、完全な人とは、たとえ小さな個体の姿だったとしても、歴史全体を代表する存在であり、また、未来のすべての関係を代表する存在なので、天宙的な価値をもつようになるのです。私たちが本当に人間のこのような天宙的な価値を知るならば、生きていくにおいて、心を先に立てて従っていき、絶対「性」を完成する人生を生きるべきだという点が明確になるでしょう。

ですから、皆様の良心は、皆様のすべての言行はもちろん、考えまでも感知して、知っているのです。師よりも先に知り、父母よりも先に知り、神様よりも先に知るのです。したがって、永遠の師である良心の命令に絶対服従しながら生きさえすれば、皆様の永生は絶対に保障されます。神様の創造がそのようになっているのです。

人間の構造をよく見てみると神様は本来、人間を二重構造で創造されたことが分かります。有形世界である現象世界の縮小体として肉身を創造され、無形世界の代表であり主人として立てるために、霊人体を創造されました。したがって、人間は地上界で百年くらい生きて肉身の機能が尽きれば、自然に、そして自動的に無形世界である霊界に入っていくようになっているのです。このように霊界は、肉身を土台として生きている私たちの目では見ることができないだけであって、地上生活の自動的で必然的な延長にすぎないのです。神様が創造してくださった、人間の永遠な本郷です。

霊界は、このように厳然として存在します。妄想の世界でもなく、想像の世界でもありません。これは、人間の選択権の外にあるのです。良いからといって行き、嫌だからといって行かなくてもよい、そのような世界ではありません。神様が永遠で不変な方であるように、御自身が創造された霊界も永遠で不変なのです。私たちが地上界で、肉身をもって現象世界と様々な関係を結びながら暮らすのと同じように、霊界でも人間は、霊人体をもって霊界のすべての現象と密接な関係を維持しながら生きていかなければならない宿命的存在です。

ところで、人間の霊人体と肉身の関係について見るとき、より重要なのは、肉身ではなく霊人体です。肉身は百年くらい生きれば死にますが、霊人体は、時間と空間を超越して永生するのです。いくら地上界で良い服を着て良い物を食べ、豊かに暮らす人でも、結局は死ぬのではないでしょうか。したがって皆様の人生は、霊的な基準と肉的な基準をよく調和させ、霊肉が合わさった完成実体となって暮らしてから逝かなければなりません。現象世界であり、有限世界である地上界の人生で、肉身を土台として霊人体を完成させる責任があるということです。ところが、霊人体の完成は自動的にやって来るのではありません。必ず真の愛の実践を通して、体と心が完全一体となった生活の土台の上でこそ、完熟した霊人体が結果として実っていくのです。

皆様。秋になって、倉庫に入るよく熟した果物になるためには、春と夏という過程を経ながら、自然界が提供してくれる栄養素と主人の細やかな世話が絶対に必要です。怠惰で無知な主人に出会った果樹園の果物は、様々な疾病と悪天候に悩まされ、熟すこともできないまま落果したり、虫に食われた果物として選別されたりしてしまうでしょう。果物は果物ですが、すべてが同じ果物なのではありません。すべての果物が、市場に出して売れる完成品になるわけではないのです。

木の上で完熟した果物は、そのまま主人の倉庫に入っていきます。同じように、人間の霊人体は、木と同じ立場である地上界の人生で完成してこそ、自動的に無形世界である霊界の天国に入っていくのです。言い換えれば、人間は肉身をもって暮らす地上界の人生で、完熟した人生、すなわち、この地に天国を築き、楽しく暮らしてから逝ってこそ、自動的に天上天国に入城するようになるというのです。地上界で暮らす間、皆様の一挙手一投足は、このような天の公法を基準として、一つ残らず皆様の霊人体に記録されます。したがって、霊界に入っていく皆様は、肉界での人生を一〇〇パーセント収録した霊人体の姿なのです。よく熟した善の人生だったのか、虫に食われ腐った悪の人生だったのかは、皆様の霊人体に赤裸々に現れます。神様が皆様の審判主ではなく、皆様自らが自身の審判官になるという意味です。

このような途方もなく恐ろしい天理を知れば、どうしてあえて、地上界の人生を、あらゆるサタンの誘惑に陥り、利己的で快楽ばかりを追い求める背徳の人生として終えることができるでしょうか。皆様の霊人体に傷を負わせ、傷跡をつけることは、命を懸けて慎まなければなりません。天国行きと地獄行きが、きょうこの時間、皆様の考えと言行で決定されるという事実を、はっきりと肝に銘じてくださるようにお願いします。

しかし、皆様の人生をよく見れば、外なる人と内なる人が絶えず葛藤し、闘っていることを否定できないでしょう。あとどのくらいこの争いを継続されますか。十年ですか、百年ですか。宇宙のすべての存在には、厳然とした秩序があります。神様は、私たち人間をそのように不完全な状態で創造されてはいないというのです。外なる人である肉身の誘惑を果敢に振り切って、内なる人である良心の道に従って絶対「性」を完成し、人生の勝利を達成することが、皆様の人間としての義務であり、責任であることを知らなければなりません。このような人生を生きる人には天運が共にあり、霊人体も完成できるのです。

5. 天国と家庭

皆様。天国はどのような所だと思いますか。一言で言えば、天国とは神様の真の愛が満ちあふれ、真の愛が軸となって立てられた世界です。真の愛がすべての環境圏の外形であり、内容である世界です。人生の始まりと終わりが真の愛で一貫している世界です。誰もが真の愛によって生まれ、真の愛の中で生き、真の愛の懐に抱かれ、真の愛の軌道に沿って、次の世界である霊界に移っていく人生を生きる人々の世界です。したがって、その世界には反目や妬みがあり得ず、お互いがために生き、与え合うことが自然に行われる世界です。お金や名誉、または権力が支配する、そのような世界ではありません。一人が成功するのは全体を代表して成功することであり、一人がうれしく思うのは全体のためにうれしく思うことであり、一人が喜べば全体が共に喜ぶ、そのような姿の世界です。

天国は、真の愛の空気でいっぱいに満ちている世界です。真の愛を呼吸しながら暮らす世界です。いつどこでも、生命が躍動する世界です。すべての構成員が、真の神様の血縁として関係を結んでいる世界です。全世界が私たちの体の細胞のように、不可分の関係で結ばれている所です。天国は、神様の本質的愛である真の愛だけが治める世界です。したがって、神様も真の愛のために存在されるのです。

皆様が失われた本然の家族を訪ねていくときは、アダム完成の位置で、イエス様完成の位置で、そして再臨主を代表する完成した位置で行かなければなりません。その家庭には、神様が臨在されるでしょう。祖父母、父母、子女が共に調和して暮らす三代の家族になるでしょう。祖父を歴史的な先祖の根として侍り、暮らさなければなりません。

皆様。共に暮らす人生の典型は家庭です。父母と子女は愛と尊敬で、夫婦は相互信頼と愛を土台として、兄弟姉妹は互いに信じて助け合いながら一つになって暮らす家庭が、正にモデル的理想家庭なのです。真の愛の根から真の愛の幹が生じて、真の愛の実を結ばせる、真の家庭を探し立てなければならないという意味です。このように、祖父母、父母、子女を中心として、三代が一つの家庭で、永存なさる神様に侍って暮らす天一国家庭を探し立てることが、氏族的メシヤの責任であり、平和大使の使命であり、神様の願いであることを知らなければなりません。

皆様、神様も、どこかへ外出しても懐かしく思い、再び訪ねてこられる家庭を探し立てなさいというのです。父母が子女の家を訪ねるように、喜びの心で気楽に訪ねてくる家庭を準備しなさいというのです。それが正に、神様に侍って暮らす生活です。このような家庭では、神様が縦的に良心的な主体となり、その縦的主体に従って皆様の体と心が統一されるのです。

そこでは、父母の愛、夫婦の愛、子女の愛、兄弟の愛など、四大愛圏である四大心情圏が完成するのです。このような家庭でこそ、上下、左右、前後が一つに連結されて球形運動を継続するようになり、したがって、永存する神様のモデル的理想家庭と理想国家と平和理想王国になるのです。もし全世界が、このような真の家庭ばかりで満たされるならば、そこには弁護士も、検事も、さらには判事も必要なく、天道と天法が治める、道理に従う世界となるでしょう。

皆様も一度考えてみてください。誰が皆様の善し悪しを一番よく知っていますか。皆様の祖父母であり、父母であり、皆様の夫、皆様の妻、皆様の子女たちです。

家庭の中で解決できないことがあるでしょうか。父母と子女が、夫と妻が、兄と弟が互いにために生きる人生の模範を見せるとき、許し難い過ちがどこにあり、罪を犯す隙間がどこにあるでしょうか。天理と天道が治める世界は、自然な世界です。遮るもののない真理と道理に従う世界です。影が生じない、絶対価値による正午定着の世界です。

6. 交叉祝福結婚

尊敬する貴賓の皆様。人類は今、執拗に苦しめられてきたサタンの偽りの血統を果敢に断ち切り、真の父母様の真の血統の根に接ぎ木されなければなりません。これ以上、野生のオリーブの木として人生を終える愚を犯してはならないということです。野生のオリーブの木では、千年生きても、野生のオリーブの種を生産するしかない悪循環が続くからです。それでは、私たちはどこから野生のオリーブの木の立場から脱出する道を見いだせるのでしょうか。

天の真の血統をもってこられた真の父母様を通して祝福結婚を受けることが、正に真のオリーブの木に接ぎ木される恩賜です。血統を変えなければ、種を変えることはできないからです。祝福は、重生、復活、永生の三段階の祝福を経るようになっています。人種、文化、国境、宗教の壁を飛び越え、神様のもとの人類一家族をつくる大役事です。

神様の目には、皮膚の色の違いはありません。神様の目には、国境が存在しません。神様の目には、宗教と文化の壁が見えません。これらすべてが、数万年の間、人類の偽りの父母として君臨してきた悪魔、サタンの術策に過ぎないのです。

交叉祝福結婚を通して絶対「性」の人生を完成することが、正にこの地に平和理想世界を実現する究極的方法であり、手段であることをはっきりと教えてあげなければならないのが、皆様の使命です。そうして、皆様の家門と氏族が、全員共に絶対「性」の完成を通して、祝福結婚の神聖な隊列に進み出なければなりません。

皆様。今、皆様の位置は違います。真の父母様がお許しになった聖酒式を通して血統転換し、祝福を受けて真の家庭を探し立てる道が大きく開きました。

7. 真の父母様の平和運動

世界の指導者の皆様。私は、きょうこの貴い場を借りて、もう一度、人類の平和天国創建のために、そして神様の祖国と本郷の設定のために、実に摂理的で革命的な新プロジェクトを宣布しようと思います。

歴史的にサタンによって東と西、南と北に分けられ、地理的には北アメリカ大陸とロシア大陸を分けているベーリング海峡に、橋梁を建設し、海底トンネルを通そうというのです。そうして、アフリカの喜望峰からチリのサンティアゴまで、イギリスのロンドンからアメリカのニューヨークまで、自動車で全世界を巡回、疾走できる「世界超高速道路」を連結する「ワールド・ピース・キング・ブリッジ・海底トンネル」を完成し、世界を解放、釈放させる一日生活圏にしようというのです。

これ以上、分断と分裂は容認できないというのが天の警告です。全世界を一日生活圏として結び、サタンがつくった人種、文化、宗教、国家の壁を崩し、神様が何よりも願ってこられた平和理想世界王国を、この地球星に創建しようというのです。

アメリカとロシアが一つになり、ヨーロッパ大陸だけでなく、中国、インド、日本、ブラジルなど、世界のすべての国家、そしてすべての宗教が一つになって共に力を合わせ、この歴史的なプロジェクトを成功させなければなりません。この事業の成功こそ、人類にとってこれ以上、戦争と分断が必要ない平和王国を創建するにおいて、決定的な役割を果たすようになるでしょう。

愛する祝福家庭の皆様。皆様は今、歴史上、最も恵まれた貴い時代に生きています。歴史の中で生まれては逝った数千億に達する皆様の先祖が、霊界で何よりも願い、待ち望んだ後天開闢の時代、すなわち平和理想世界王国時代の出帆を宣布します。四大聖人はもちろん、数千億の善の先祖が総再臨し、皆様の天の道を導いています。悪なる者が適当にやって裕福に暮らす、そのような不条理で腐敗した世界が威勢よく振る舞う時代は、もはや過ぎ去っていくのです

私たち全員の究極的目標である、神様を中心にお迎えして暮らす「神の国」と「神の義」を探し立てなければなりません。「神の国」とは、どのような国でしょうか。三代が調和して互いに信じ、尊敬し、頼り、愛で一つになって暮らす真のモデル理想家庭と同じ姿である平和理想王国を意味するのです。すなわち、人類が今までユートピアとして願ってきた神様の主権の国が、正に「神の国」だというのです。

人類が一つの家族となり、互いに心の塀を崩し、天宙的次元で国家間の国境までも除去しようという共生共栄共義社会の実現運動も、このように一つの家庭から始まるのです。したがって、私たちが真の家庭を探し立てることは、この地において天宙平和王国の創建を早める摂理的召命であるという点を、肝に銘じなければなりません。

世界の火薬庫である中東でも、レバレンド・ムーンの平和思想の影響を受け、ユダヤ教、キリスト教、イスラームが、新しい次元の平和的対話を行っています。東西間の冷戦に終止符を打つよう決定的な役割を果たしたのも、レバレンド・ムーンの「統一思想」でした。私の祖国、韓半島統一のための実質的な背後での作業も、今、レバレンド・ムーンの主導のもとで急速に進行しています。

しかし、私は決してここで満足することはできません。天命を受けて出発した私の生涯です。天が印を押し、人類の真の父母として顕現した私は、天との約束を必ず成し遂げなければなりません。この地球星に毒きのこのように君臨してきた様々な国境と壁を完全に撤廃し、万人が共に手を取って暮らせる平和理想世界王国を創建しなければならないのです。

8. 私たちの使命

皆様。天地開闢の後天時代は、天と真の父母様が大きく開門してくださいました。しかし、この恵まれた栄光の時代を花咲かせ、実を結ばせるのは、今や皆様の手にかかっています。

「アベル国連」の立場を確立していく「天宙平和連合」の旗のもと、「平和王国警察」と「平和王国軍」の二重的使命を果たす天の密使となってください。天が下さった祝福家庭とこの恵まれた地球星を、皆様でなければ誰が育て、守り抜くのでしょうか。

皆様。後天時代は、真の父母様から受ける祝福結婚を通して、アダムが堕落によって失ってしまった真の血統を取り戻さなければならない時代だと言いました。個人、家庭、氏族、民族、国家の五段階を経て、祝福摂理を完成すべき時代だというのです。世界的次元で三代圏の理想家庭を探し立て、後天時代の祝福家庭の使命を完遂しましょう。イエス様がこの地に来られ、死ぬ前に成し遂げようとされた願いも、正にこの三代圏の理想家庭を探し立てることだったのです。

したがって、氏族的メシヤと国家的メシヤは、真の父母様を中心として一つになり、カイン圏を代表した政治圈とアベル圏を代表した宗教圏の歴史的な流血闘争を、永遠にこの地において終息させなければなりません。世界人口の七四パーセントを占めている「蒙古斑同族連合」も、その役目を果たし、国家単位の祝福を通して世界を復帰し、人類の最初の家庭から始まったカインとアベルの闘争を終息させる摂理的なときになったことを肝に銘じてください。

皆様、真の父母様を中心としてカイン・アベルの二人の息子が一つになり、本然の立場で天宙平和の王であられる真の父母に、復帰された本然の理想家庭を奉献すべき摂理的召命のときが来ました。人類の先祖の堕落によってサタンに差し出してしまった兄弟権と所有権までも、絶対「性」の完成を通して真の理想家庭を立て、再び天に還元させる天命が皆様と共にあるときが、正にこの時代であることを特に肝に銘じてくださるようにお願いします。

皆様は今、摂理的第四次アダム心情圏の時代である解放・釈放時代、すなわち後天開闢の時代に入っています。蕩減復帰の染みで汚れた旧約、新約、成約時代までの先天時代を勝利した、影のない正午定着時代であり、アダムの堕落以前の本然の理想世界を創建していく時代です。平和の王、真の父母を中心として、霊界と肉界が一体圏を形成した全体、全般、全権、全能の真の愛の心情圏の時代、すなわち天宙平和統一王国の時代を意味するのです。

皆様。万民の平和の王、神様を真の父母として侍って暮らす真の王子、王女となってください。救世主、メシヤ、再臨主が必要ない永遠の解放と釈放の世界で、天宙平和の王であられる真の父母様に侍り、真の孝子、忠臣、聖人、聖子の家庭の道理を果たし、太平聖代の平和理想世界王国を創建しましょう。絶対「性」の戒めを固守して真の家庭を完成し、真の父母様が勝利された三代圏蕩減復帰の完成を相続して、堕落圏以前の本然の世界を完成しましょう。

天宙的理想圏である解放・釈放圏を安着させるモデル理想家庭と本然の絶対、唯一、不変、永遠の太平聖代を享受する善の王国を建て、億万歳の賛美を受ける天宙平和の祖国となりますように! 神様の祝福が、皆様の家庭と国家と世界に、永遠に共にあることを願います。ありがとうございました。

平和メッセージが完成した日、二〇〇六年十一月十五日、巨文島にて

天正宮博物館にて、二〇〇七年一月八日、午前四時四十二分、完成完結を宣布した記念日

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