平和経

第二篇 13

真の神様の祖国光復

日付:二〇〇五年三月四日

場所:韓国、京畿道、加平郡、天宙清平修錬苑

行事:天一国定着実現のための前進大会

愛する祝福家庭の皆様。今日皆様は、二〇〇五年の意義深い摂理的時代を迎え、「天宙統一平和の王戴冠即位式」を勝利された天地人真の父母様に直接侍り、新天新地の世界を開いています。そして、全霊界の協助を受け、神様の創造理想世界である地上天上天国、すなわち平和世界創建のための役軍として召命され、この場に駆けつけてきました。

私は、きょうこの意義深い二〇〇五年三月を迎え、平和王国の本殿聖地であるここ天城旺臨宮殿において、神様が何よりも願ってこられた「真の神様の祖国光復」という題目で、この時代に皆様が必ず知って実践すべき天のメッセージを伝えようと思います。訪れてきた新春とともに、皆様もきょう心の門を大きく開き、後天時代の春を迎える意義深い日としてくださることをお願いいたします。

1. 神の国と神の義を求めなければならない

皆様。今日この地上に生きている人間たちは、神様が予告された神の国と神の義を求めることができずにいます。それで、神の国と神の義を求めることが今日の私たち人類の希望であり、今まで数千年の歴史過程を生きていった人間たちにとっても希望だったことを、皆様は知らなければなりません。

それでは、このような希望の神の国、希望の神の義が、どうして私たちの最後の目標として残るようになったのでしょうか。それは人間が堕落したからです。人間始祖の堕落によって、神の国と神の義の中心となることができる神様と人間が、何の関係も結ぶことができない立場に置かれるようになりました。堕落によって天の血統を喪失し、代わりにサタンの血統を受けたサタンの子女となってしまったからです。

すなわち、神の国と神の義の中心である真の父と真の家庭、そしてその真の国家に対して無知な人間に転落してしまったので、神様は、このような無知な民と人類を目覚めさせ、その真の父と真の家庭と真の国家がどのようなものかを教えてあげるために、今まで歴史路程において苦労してこられました。それで、神の国と神の義を探し立てることが、今でも私たちの希望であり、目標として残るようになったのです。

皆様。この世界には、現在約二百の国家が存在しています。しかし、その多くの国々の中で、神様から「私の祖国」だと本当に愛を受ける国は一つもないのです。ですから、このような堕落世界を徹底して否認し、新しい神の国を再び創造しなければならないというのが、今まで六千年間神様が摂理してこられた目的です。

それで、神様は、歴史を通して御自身の国を取り戻す摂理をしてこられたというのです。その国が協助しなければ、神様の人類復帰に対するみ旨は成し遂げられないからです。真の宗教を中心とする真の国家が存在しなければなりません。したがって、神様は、ある一時を迎えて御自身の特定の国を取り戻されるのです。それが選民イスラエルの国とユダヤ教を中心とする摂理歴史でした。

2. 私たちが願う国

皆様が願う神の国はどのような国ですか。神の国は、今日皆様が暮らしているこのような国ではありません。このような国は、いずれ別れを告げなければならない国です。私たちには、まだ神の国がありません。国のない人には本籍地がないのです。

国がなければ国籍をもつことができません。国がなければ、入籍できる基盤がないのです。ですから、私たちがすべきことは、神の国を取り戻すことです。

国があってこそ、私たちの千秋万代の子孫にそっくりそのまま残してあげられる伝統も残り、私たちが血と汗を流したすべての努力も残り、天の苦労を祝賀できる記念塔がこの地上にでき、すべての栄光の痕跡がこの地上に残るのであって、国を探し立てることができなければ、すべてが徒労に終わるのです。

ですから、神の国を探し立てることが最も重要な問題だということを知らなければなりません。「私たちの家庭は、真の父母様の愛を受けることができる国を守る家庭だ。したがって、私が真の父母様の前に孝子になり、国家の前に忠臣の道理を果たさなければならない」という信念を常にもって暮らさなければなりません。

私たちが訪ねていくべき道は本当に行きたいと思う道であり、私たちが成し遂げるべき国は、永遠に、永遠に暮らしたいと思う国です。私たちがもつべき財物は、天宙的なものであると同時に私のものであり、この時代のものであると同時に過去のものであり、同時に未来のものだと保証できるものでなければなりません。心で理想郷を描き、生活で義の法度を立てながら、神の国と神の義のために生きなさいというのです。皆様にそのような国がありますか。ないので、その国を探し立てなければならないではないですか。その国はどのような国だと言いましたか。理想の国、統一の国、平和の国です。六十億の人類が一つの家族となって共に暮らす国です。それは、天宙統一平和の王を私たちの真の主人、真の師、真の王として侍り、永遠の太平聖代を謳歌する平和の王国を意味するのです。

ここには、家庭も協助し、氏族も、民族も、世界もすべて協助するでしょう。霊界までも総動員され、五大聖賢はもちろん、皆様の善の先祖たちも皆様の一挙手一投足を見守りながら協助するでしょう。そして、心と体の統一を土台として、一人の個人を統一することができ、さらには家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙まで統一することができるのです。

3. 天のみ旨は地上で成し遂げなければならない

神様は、摂理のみ旨を必ずこの地上で成し遂げなければならないのです。それでは、み旨が成し遂げられた結果とはどのようなことでしょうか。それは、この世界万民が救われ、彼らを神様がすべて子女として主管できるようになることです。そのようになることを願うのが摂理のみ旨だということは間違いありません。

もし、地上で国家を復帰することを自分の生涯で果たすことができずに死ぬ場合、皆様は霊界に行っても、天の国に属した真の人としての価値をもつことができなくなります。地上において、神様の主管圏内で統治された実績をもって霊界に行かなければならないのです。それが本来の神様の創造基準だからです。

皆様。私は今まで一生の間、世上のことには関心がない生活をしてきました。「神様が保護できるその国で死ななければならないではないか。私がそのように生きて逝くことができなければ、私の生涯は悲惨な生涯ではないか。したがって、死ぬ前に神の国を取り戻し、たった一日だけでもそこで暮らしてから逝かなければならない」というのが、私の生涯の願いとなりました。

そのような一日のためには、数千日の犠牲を投入しようという心で歩んでいます。皆様は休んでも、私は歩んでいます。皆様ができなければ、外国人を動員してでもやらなければならず、この国ができなければ、外国を通して包囲作戦をしてでも行くべき道です。

このように天一国時代を結実させていく天の道には、失敗はあり得ません。これ以上サタンの妨害による折衝や延期、延長もあり得ません。完全完結の摂理は、文字どおり私の生涯において摂理の総体的完結を見せ、神様の創造理想である平和王国を完成しなければならない大団円の摂理です。

したがって、国のない者はいつでも攻撃を受けるようになります。かわいそうな立場に立つようになります。あっけなく倒される場合がいくらでもあります。ですから、神様が願う国がどこにあるのか、すなわち神様が足場にできる国をどこで見いだすのかということが問題です。

私たちがこの国この民族のために血と汗を流すのは、結局永遠の天の国を成し遂げるためであり、千秋万代の子孫たちが永遠に称賛できる福祉国家を成し遂げるためです。その国は、神様を中心とする直系血統の子女たちが、天命に従い、すなわち神様を身代わりする命令と王権をもって治めるそのような国であることは間違いありません。

そこには、民主主義や共産主義はあり得ません。一度形成されれば、永遠の国家体制として残るのです。このようなことを考えるとき、皆様自身がそのような国の民になれなかったという事実が無念なことではないかというのです。そのような一つの国をもてなかったことを嘆息しなければなりません。皆様自身がそのような国で暮らすことができないことを嘆かなければなりません。そのような一つの不変の主権を探し立てられなかったことを、私たちは悔い改めなければならないのです。

そのような主権と国と国土を立てるために、神様は、人類歴史を通して主権国家を立ててきました。その過程において数多くの人が死に、数多くの民が犠牲となり、数多くの国が滅び、数多くの主権が交代してきた事実を私たちは知っています。

そのように犠牲になった数多くの人々の中で、天の側にいる人たち、あるいは天のみ旨のために犠牲になったすべての恨多き霊人たちは、いつかそのような一つの国、そのような世界が立てられることを願っているというのは間違いないことです。人類始祖が堕落したのち、歴史は神様が主管されたのではなく、サタンが主管するようになったことを私たちは知っています。しかし、本来神様がこの世の主人にならなければなりませんでした。

神様と愛の関係を結んだ直系血統の子女、その子女によって構成された真の家庭を中心として、氏族と国家と世界が成し遂げられていたならば、それこそ神様が主管できる世界、神様が主管できる国、神様が主管できる家庭、神様が主管できる個人になっていたはずです。

ところが、人間が堕落することによって、個人から家庭、氏族、民族、国家、世界、このように全体が神様と反対の立場に立つようになったのです。これが堕落の歴史であり、堕落の世界だということを知らなければなりません。

したがって、この世界をこのまま放置しておけば、神様が創建しようとされた創造理想の永遠な真の愛の世界を成し遂げることができず、そして、絶対者でいらっしゃる神様は、本来意図された創造理想を実現させてこそ本来の権威を取り戻すことができるので、その位置を標準として悪の世界を収拾し、本来理想とされた本然の真の世界へ導いてこられるのです。これが堕落した世界に対する神様の摂理です。

ところが、この地には今、約二百の堕落主権の国が散在し、あたかも国家展示館をほうふつさせていますが、神様が願われた神の国は一つもありません。神様は、御自身のみ旨を成し遂げることができる神の国を立てるために、人間が知らないところで歴史を通して時代を摂理してこられました。一つの個体を通して家庭と社会と国家と世界を主管することを希望としてアダムを造り、また完成に向けて育てていきました。

しかし、アダム一人の堕落によって歴史は四分五裂してしまいました。これを収拾し連結させていくのが救援摂理歴史です。アダムはすべての人間の先祖なので、アダム一人を失ってしまうことは全体を失ってしまうことと同じです。

したがって、これを再び立てなければならないのであり、再び立てられるその一人の方は、サタン世界の氏族と民族と国にまでもとらわれることのない人でなければなりません。神様のみ旨のためには、命までも差し出す真の人でなければなりません。

4. 摂理史の中心人物とイエス様

皆様。すべての宗教は、究極的に神様のみ旨を成し遂げようとする共通の目的をもっています。その代表として、皆様もよく御存じのキリスト教の歴史を一度例に挙げて見てみましょう。

ノアは、民族的な環境に身を置いていても、そこに属することを願わなかったのであり、国に属していましたが、その国にとらわれず、自分の希望の国を訪ねていきました。希望の国を探し立てるために、彼はあらゆる試練と逆境を経ていかなければなりませんでした。

ノアには親戚もいて、民族もいましたが、それよりも神様のみ旨の国を追求してきました。ノアに願った神様の希望は、神の国と神の義を求めて個人的環境を屈服させていくことでした。彼が、春夏秋冬の一日も休まず百二十年の試練過程を越える、その苦衷はどれほどのものだったでしょうか。

家族までも彼を捨てましたが、ノアはあらゆる反対の矢も受け止めて百二十年を耐え抜きました。神の国と神の義を求めることよりも食べたり飲んだりすることを優先すれば、あとですべての蕩減を受けなければならないという原則をノアは、あまりにもよく知っていたのです。

アブラハムは、カルデヤのウルを出てハランに住んでいましたが、神様の啓示を無条件に信じて服従する心をもってそこに向かっていきました。サラもまた、パロ王に引っ張られていっても決してアブラハムを恨んだり、背信したりしませんでした。このように、希望の国に向かっていく彼らの心は、いくら激しい迫害が押し寄せてきても変わることがありませんでした。

ヤコブを見てください。彼は自分に与えられた祝福には希望の国と民族が約束されているという信念があったので、誰も彼の強い信念を曲げることができなかったのです。このようにみ旨は、個人、家庭、氏族へと広げられ、私たちの先覚者たちは、次第に世界的な希望を掲げて進んでいったのです。

イエス様の生涯はどうだったでしょうか。彼はユダヤ民族の不信とイスラエルの迫害によって流浪する境遇になり、結局、十字架の祭物として消えることによって、霊肉ともの希望を成し遂げることができませんでした。

しかし、メシヤは天と地のすべての障壁を崩し、一つに統一された国を探し立てなければならない使命をもってこられる方です。この堕落した地を中心として構成された理念国家は滅んでも、天倫が求める理念国家は必ず立てられなければならないというのが神様のみ旨なのです。

アダムを中心として願われた神様の希望は、アダムの個体にだけとどまるのではなく、アダムを中心とする家庭と氏族と民族と国家と世界を成し遂げることでした。メシヤが何よりも成し遂げようとし、目的としていた国が、イスラエルの不信によって崩れたとき、イスラエルは滅びました。したがって、再び来られる再臨主には、アダムを完成させ、メシヤの使命を完成させる責任があります。その方には、アダムを完成させ、アダムを中心とする家庭、氏族、民族、国家、世界を完成させる責任があるというのです。

神様が歴史を通し、時に合わせて中心人物を地上に送り、絶対的な一つの国家を立てることを進めてきましたが、いつも彼らは失敗しました。そのたびに再び義人を探し立て、そのことを営為させ、推進させ、成就させるために苦労してきたのが、今までの復帰摂理歴史だったのです。

したがって私たちは、神様が私個人を犠牲にしたとしても感謝しなければならず、また私の家庭と氏族、民族、国を犠牲にしたとしても感謝できなければなりません。そのような私とそのような国が現れてこそ、新しい世界は収拾されるのです。しかし、個人がいくら犠牲になったとしても、その国が立てられなければ、個人の犠牲はもちろん、家庭、氏族、民族、国家、世界の犠牲まで、再び継続するのです。

5. 私たちの使命

皆様。今日皆様がこの地に生まれた目的はどこにあるのでしょうか。国と世界を愛するためです。神様が今まで摂理されてきた目的も、その国と世界を愛するためです。主権のない国の民は悲惨です。

それで、イエス様が心配して話されたことは、「だから、何を食べようか、何を飲もうか、あるいは何を着ようかと言って思いわずらうな。これらのものはみな、異邦人が切に求めているものである。あなたがたの天の父は、これらのものが、ことごとくあなたがたに必要であることをご存じである。まず神の国と神の義とを求めなさい」(マタイ六・三一~三三)とおっしゃったのです。

神様は、堕落した人間の前に、神様を身代わりする一つの実体として、天の血統を代表できる方として、イエス様をこの地上に送られました。すなわち、イエス様は、この地上に初めて神様の歴史的希望を成就してさしあげるためにこられた方だったのです。四千年目に初めてそのような立場に立てられた息子として、ユダヤ教を中心としてヨセフ家庭を通して現れた真の種としてこの地上に立てられたその方が、正にイエス様でした。しかし、このときサタン側は、既に国家を立てて天の側を攻撃していたので、天の側でも完全な足場となる国家的な基準がなければなりませんでした。それで神様は、悪の世界で一つの国を編成するために四千年間苦労されたのです。

皆様。イエス様は、国を求めてこの地上に来られました。一つの国を求めて来られたというのです。しかし、イエス様は、天が長い間苦労して準備したイスラエルとユダヤ民族の不信によって、神の国を霊肉共に取り戻すことができず、霊的にだけ取り戻されたのです。ですから、今日のキリスト教は、今もこの地上に実体の国がないのです。

これは、神様がこの地上のどの国、どの民族に対しても、「愛する私の祖国、私の愛する民族」と呼べないことを意味します。まだ神の国の基盤がこの地に立てられていないことを示しています。

それで、今までキリスト教徒たちは、国がなく主権のない民のような立場に落ち、どこに行っても殺されたのです。殉教の血を流すことによって発展したのです。そのように植えたキリスト教なので、そのように殉教の血を流して刈り入れなければ発展できなかったからです。

しかし、もう血を流して迫害されていた時期は終わりました。それがそのまま死んでなくなるのではなく、キリスト教の霊的基準を中心として、失ってしまった実体の国を世界的に成し遂げるために、その国を欽慕し、主を待ち望んできたのが正に再臨思想です。

愛する祝福家庭の皆様。今では、人類も後天時代に差し掛かり、新しい天運を受けています。その多くの不信と背信の渦の中で苦しんできたこの地球星にも、今、新天新地が開かれています。二〇〇五年の暖かい春が近づいてきているのです。すべての祝福家庭が奮然と立ち上がるべき時が来ました。

天一国創建のための縦的アベルの位置に「世界平和超宗教超国家連合」を立て、世界人口の七〇パーセント以上を含む蒙古斑同族を、祝福結婚を通して蒙古斑血族として連結し、横的カイン圏として立てることによって、六十億の人類を一つの家族にする摂理的責任を、私たち祝福家庭が完遂すべき時が来ました。人種間の垣根、宗教間の壁、そして国家間の国境線もきれいに崩してしまわなければなりません。

神様は、今、救世主、メシヤ、再臨主、王の中の王、すなわち平和の王であり、人類の真の父母である私に全権を伝授してくださいました。人種と国家、そして宗教を超越し、人類を一つの大家族として連結する唯一の方法は、交叉祝福結婚の道しかありません。きのうの怨讐がきょうの親戚となり、伝統と文化が異なる異邦民族同士で一つの大家族になる道、この方法以外にどのような方法があるでしょうか。

皆様、何よりもまず、皆様の家族と氏族を祝福してあげ、彼らを中心とする氏族訓読教会を設立してください。家庭連合運動の勝敗はもちろん、大韓民国の統一、さらには人類大家族化の摂理的勝敗がここにかかっています。

先天時代の慣習と思考の枠から一日も早く脱皮してください。「正午定着」的生活の実践を通して、絶対信仰、絶対愛、絶対服従を天と真の父母様に奉献してください。皆様は、天一国の国民として、永遠の平和と自由を享受するようになるでしょう。皆様の子孫は、未来永劫、皆様の業績を褒めたたえ、誇るようになるでしょう。霊界に行っても、真の父母様に侍って、永遠に共に暮らすようになることでしょう。

どうか、きょう天が下さったメッセージを骨に刻み、新しい天と新しい地を開いていく天一国の精兵となった覚悟で出発してください。皆様の胸の中に燃え上がる真の愛の炎が皆様を導いてくれるでしょう。天の勇気を抱き、真の主人、真の師、真の父母の道へ邁進してください。

神様の祝福が皆様の家庭の上に満ちあふれることを願います。ありがとうございました。

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