八、僕の僕から王の王まで




「しかしながら実際問題として七年路程を全うするためには、カルバリの丘を十字架を担いでいかれた、その瞬間のイエス様の如くに、それくらい真剣に歩むことを決意すべきである。何しろ七年間に、僕の僕から出発して、僕、養子期を経て、実子期、夫婦期、父母期を通過して天宙の王に至るまで、あらゆる障害を乗り越えてその一つ一つに勝利を勝ち得なければならないのだから。またそのためにはこの地上で肉体を持って歩みうる期間というものが、いかに貴重であるかがわかる。
一九五四年五月一日、先生が教会を創立した時、小さな古ぼけたむさくるしい家、つまり初代の統一教会の前に、ささやかな看板を出した。それは歴史上で最も小さな看板だったけど、しかしその小さな町の、一番小さな看板に示された言葉というものは、他のどんなに大きな看板よりも、もっと大きな内容を意味していた。『世界基督教統一神霊協会』とあるんだから。我々の教会の出発はそういう所からであった。部屋はといえば、頭を壁に付けてになると、足が向いの壁につかえるくらい狭かった。しかも当時は、その粗末な見すぼらしい家屋でさえ、教会のものではなく借家であった。
ここアメリカでは、全五十州に一つの実体的な基盤としてのセンターがすでに設置されているけれど、今君たちがなさんとしている内容自体は、先生が二十四年前に歩んだ路程のそっくりそのままである。
五十州から来ている地区長たちを見てみると、教会員たちから、まるで僕から侍られるように侍られているようだけど、もし初めから指導者が、『私は地区長であり、教会員に仕事を命令する立場である』と教会員に持られることを願うようでは、そういう州や教会は絶対に成功しない。先生はそういう指導者の道を教えたことはない。
僕の立場から出発して、養子、息子、夫、妻と段階を踏んでいく原則の道をいかない限り、決して成功することはできないはずであり、そういう道を行くことなしには、今日の統一教会もありえなかったことだろう。
例えば、統一教会の女性ならばどういう所から出発すべきかというと、『私には男性を見る資格すらありません。どんな男性も私にはあまりにも立派すぎてふさわしくありませんし、こんなに幼い自分ですからかえってその人の重荷になるだけです。また、路傍をさ迷う乞食が自分の夫になるかもしれないと想像してもみましたが、外的な乞食はかえって内的には神の人かもしれないと思うと、なおもその乞食にすらふさわしくないことがわかりました。ですから自分の祝福のことなど考えないで、ひたすら神の目的のために献身させていただきたいのです』と。
先生もそうした如く、君たちもこのように、僕の僕の立場、完全に自分を否定した立場から出発すべきである。
僕から出発して養子、実子と上がっていくということは、主人がある僕に対して、『お前は本当にいい僕だから私の養子にしよう』というようなものであり、またその養子の中から、『お前は本当にいい養子だから私の実の息子にしよう』ということになったり、実子の中から、『お前は私の頁の息子だから私が祝福してやろう』と夫、妻の立場に立てたりするようなものなんだから、そういうことが簡単に容易く起こりうることだろうか。具体的に『上がる』ということは簡単なことではない。
そして神があなた方を祝福するということは、そういうことであって、僕であった者が両親の立場にまで上がるというんだから、容易なことではない。
そして遂に祝福されて子供を産むと、その子供は、原罪と関係のない神の血統圏に生まれて、直接神の国に入ることができるんだけど、しかしその子供の両親に、『私は完全に原罪から解放された』という確信なくして、どうして自分の子供を罪なき子女として産み出すことができるか。そして実際にそういう確信を心からの実感として持つようになることは生易しいことではない。
こうして君たち自身が、父母を経て天宙の王の位置にまで上がって霊界に行くと、全霊界の貴族、知者、聖人等すべての高貴なる人々が頭を下げてくるし、自分の先祖たちもまた、『我々の一族を天国に引き上げてくれる暑がいる』といって集まってくるようになるのである。原理を知って主に出会った君たちは、真の先祖として、なんと家系図の頂点に位置しているのである!



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