真の父母経

第八篇 第四章

環太平洋文明圏時代と韓半島

この章の目次

第一節 環太平洋文明圏時代の到来と韓半島

環太平洋文明圏の背景

真の父母様は、韓半島を中心とした環太平洋文明圏時代が到来することをいち早く宣言された。東洋と西洋の文明が韓半島で結実することにより、世界平和が定着できると見通されたのである。そして、「環太平洋圏の国家が復帰摂理の完成と完結のために、先駆的使命を果たさなければならない」と語られた。

1 人類歴史の発展過程を調べてみれば、人類最初の文明のうちの一つであるエジプト文明は、ナイル川を中心として形成された河川文明でした。すなわち、エジプト文明は、ナイル川を母体として発祥した文明だというのです。

そのエジプト文明は、どのようにして発展したのでしょうか。エジプト人たちは、「川の向こう側には何があるのだろうか」と関心をもっていました。いつも、川の向こう側に行ってみたいと願っていたのですが、そのような思いが、エジプト文明を発展させる精神的な背景になったのです。

河川文明時代が過ぎ去ったあと、地中海文明が形づくられました。彼岸を眺める切実な思い、希望の心情が動機となって、人類社会が発展してきました。彼岸に向かう切実な心情が、文明の革命を起こしたというのです。

2 文明は、河川文明から地中海文明に、その次は大西洋文明に、その次は太平洋文明に、その次は宇宙時代文明の順に発展するのです。大西洋文明時代は、白人たちが島嶼を中心として、足場を定めた文明時代です。

地中海文明は、ローマ封建時代の文明です。インドやエジブト、シリアは、昔の古代文明国家です。インダス川やナイル川、黄河を中心とした古代文明は、すべて河川文化でした。今は太平洋文明圏時代です。そして、宇宙時代と連結されています。

3 本来、キリスト教は東洋の宗教です。しかし、イエス様が亡くなったのちに、西欧を中心として発展したので、「西欧のキリスト教」という言葉が出てくるようになりました。逆さまに回ってくるのです。ローマを経て、イギリスを経て、アメリカ大陸を経由し、今や極東まで一周回ったのです。蕩減復帰は、歴史的環境と似た環境をつくって蕩減するのが原理です。そうだとすれば、「復帰歴史の中で蕩減しようとすれば、主はイスラエル民族のところに来なければならないのではないか」と考えるかもしれませんが、それはできません。

そのような観点で、必ず西欧文明と連結され得るアジアのある国、アメリカとやり取りができて関係をもち得る国、長い歴史をもった単一民族の国が必要だというのです。ですから、島国を経て逆さまに回っていくのです。

島国として、イギリスに相当する国が日本であり、イタリアに相当する国が韓国です。それゆえ、韓国は、霊肉を中心として、西洋文明と東洋文明を連結できる一つの見張り台になるのです。半島は、海と陸地が接し得る良い条件を備えているので、これは必ず文化の交流地になります。ギリシャやイタリアも半島であり、スペインやポルトガルも、半島を中心として連結されるのです。文化の移動は、半島を通して行われるというのです。

4 イエス様が体を失ったので、その本舞台の基台がなくなり、アジアの基盤を失ってしまいました。ですから、反対方向に進むのです。ローマに反対に引っ張られてしまったのです。アジアから西洋に行き、西洋から逆さまに回っていくので、蕩減の道に一致して血を流し、犠牲になりながら歩んだのです。そのようにして、ローマを中心としてイギリスとアメリカを経て、再び太平洋文明圏に一周して戻ってくるのです。

なぜかというと、イエス様の体を世界的に失ってしまった所がアジアだからです。ここで霊と肉が分かれてしまいました。ですから、西洋文明、すなわち物質文明が逆さまにずっと巡って、アジアに連結されるのです。

5 太平洋には黒潮という潮の流れが、四千マイルを中心として周期的に巡っています。太平洋に、このような主流があるのです。天運も同じです。太平洋に黒潮のような主流があるのと同じように、この人間世界にも黒潮のような思想的流れが存在し、全人類がその思想的主流に従って理想世界に進んでいける世界にならなければなりません。

このように見るとき、現世では、民主世界の中のアメリカを中心とした流れも黒潮になることができず、共産世界の中のソ連を中心とした流れも黒潮になることはできません。それは、人間による主義、思想の結果によってできているからです。

それでは、のちのち残って、黒潮のような主流になり得るものとは何でしょうか。すべての思想的世界を超越し、新しい宗教や思想を束ねて、大洋の中の黒潮のような役割を果たす運動になるのは何かというのです。それは、神様を中心とした新しい思想的運動、新しい思想的体系、新しい思想を中心とした歴史の出発になるのではないかというのです。

その新しい思想がこの地に暮らす全人類を幸福の大洋、理想世界に導くのです。アフリカやインド洋の波だからといって、太平洋に来ることができないということはありません。すべて混ざるのです。そうして、一つになるのです。

6 半島は、男性の生殖器と同じです。ですから、文明は半島から始まるのです。生命の理想的な起源は半島で設定されるというのが調和の原則です。進行法度の順理(道理にかなった)的過程を備えた中間に置かれているので、半島を中心として文化が発達したのです。ギリシャ半島やイベリア半島のように、そのすべての理想的基準が地中海を中心として形成されました。

男性と女性が一つになる愛が作動できる母体型がイタリア半島です。ですから、イタリア半島の文明圏は、歴史を支配するのです。イタリアの気質が陰陽の調和になっているので、そのような立場になっています。太平洋を中心としてそのような立地的立場にあるのは、韓国しかありません。日本がぴったりと包んでいます。

太平洋を中心として、愛の波動がこの大洋を動かし、大陸を動かし、天下を動かし得る調和の文化世界を創建できる所は、アジアにおいてイタリア半島に相当する韓国しかありません。すべてのものが象徴的になっているのです。

7 地中海は、女性の子宮と同じです。女性の子宮の一番深い場所、それがイスラエルの国です。ここで主が生まれました。生命の根源が出てきた、ここで問題になるのです。それが世界的版図を形成して、半島を中心に地中海を経て、大西洋と太平洋を経由し、そのような半島文化圏を中心として、世界統合が実現されなければなりません。本来は、イタリアを中心として統一されなければなりません。

ところが、イタリアがなぜ統一を成し遂げられなかったのでしょうか。ローマにおいてキリスト教文明を中心として教皇庁を造り、全世界を支配したのは、ローマのためではありません。それが分かりませんでした。ローマを犠牲にしてでも、中世の時代に全世界を統治できるように愛で抱いていたならば、その時に統一が成し遂げられていたでしょう。それができなかったので、その使命がイギリスに移っていきました。半島から島国に流れていったのです。

イベリア半島のスペインを中心として、海洋圏占領運動が十六世紀の初頭から始まり、海上路開発を中心として、イギリスと競いました。キリスト教思想を受け継ぎ、イギリスを中心としてローマ教皇庁に反対したのが聖公会です。そのような歴史的事実が、すべて道理に合うのです。

イギリスを中心として、そこで生まれた息子のような宗教が清教徒ですが、彼らが追い出されました。そのように追い出された新教がアベルの立場です。次子の側のこの清教徒が、新教文化圏を受け継ぐことができる新しい大陸に来て、新教の独立国を建てたのですが、その国が今のアメリカです。

太平洋文明圏時代の到来

人類文明史は、ギリシャとイタリアを中心とした地中海文明圏から、イギリスとアメリカを中心とした大西洋を経て、世界人口の過半数を占める太平洋文明圏に結実している。特に、韓半島は、環太平洋文明圏域において、過去のイエス様の時代における、イタリア半島のローマのような位置に置かれているため、大陸文明と海洋文明、東洋・西洋文明、精神文明と物質文明が出会い、大統一和合を成し遂げなければならない所である。また、太平洋沿岸と連結された国家は、六十数ヵ国に及ぶ。真の父母様は、「海が生命を懐胎し、養育するように、これらの国家が母の役割を果たすことによって、世界平和の実現に寄与しなければならない」と語られ、一九九六年六月十六日、日本の東京で「世界平和島嶼国家連合」を創設されるなど、島嶼国家連合運動にも多くの関心を傾けられた。

8 世界情勢を見れば、今の時代は太平洋時代に差し掛かってます。河川文化圏から地中海文化圏、そして、大西洋文化圏から太平洋文化圏時代に移動してきているのです。大西洋文化圏時代から太平洋文化圏時代に移動してくるのですが、ここで「主役をしよう」と言って出てきているのが、ロシアとアメリカです。

しかし、これから世界を指導するためには、アジア人を消化しなければなりません。それができなければ、世界を指導できないのです。アジアの人口が、世界の人口のうちで五分の三を超えます。ですから、アジア人を消化できない主義は、世界をリードできません。

9 太平洋文化圏を中心として、西洋文明と東洋文明がシルム(朝鮮相撲)をし、西洋文明が東洋文明の下に入ります。今、そのようなシルムをしているのです。東洋の文明は愛の宗教と愛の真理をもっています。ですから、神様は父母様を送って、人類を抱き得る新しい天の世界をつくるための、神様の真の愛を中心として天の懐に抱くための運動を行うのです。

10 物質文明を発展させたのは西洋人たちです。西洋世界は、知識を通して版図を拡張したのです。しかし、東洋では反対に、物質に背を向けました。ですから、精神的基準と物質的基準が一体化するとき、統一が起きるようになります。物質文明がアジアを訪ねてくるのです。太平洋圏で西欧文明とアジア文明が連合し、新しい世界に越えていく文明時代が訪れます。それが太平洋文明圏時代です。

11 アジア文明は男性文明であり、西欧文明は女性文明です。宗教はアジアから出てきました。ですから、西欧文明はアジアを訪ねてくるようになっています。なぜ西欧文明が相対文明であり、アジア文明が主体文明なのでしょうか。

主流の宗教は、アジアから始まりました。神様が先に造ったアダムが主体であり、あとに出てきたエバが対象で相対的なので、アダム圏を中心としたアジア文明圏が、代表文明圏だというのです。イエス様がメシヤとして来た所もアジアです。イエス様の失ってしまった体を再び取り戻し、霊的勝利圏と連結させるためには、キリスト教文明を中心として、新しい体の版図であるアジアを統一しなければならない立場にあります。ですから、太平洋文明圏時代が訪れるのです。

12 摂理の基盤を中心として、文明は次第に世界を一周し、アメリカ大陸から太平洋文明圏時代に渡ってきました。言い換えれば、地中海文明圏から大西洋文明圏を中心としたイギリスに、その次にアメリカ文明圏から太平洋文明圏を中心として一周して、イギリスに相当する立場にある日本に渡ってきたのです。

日本が近代文明を中心として百二十年以上の間、歴史的な発展をしたのは、日本民族が優れているからだけではありません。神様の摂理がアジアで花咲かなければならないみ旨があるので、日本が発展したのです。イギリスのような島国が相対的な立場で発展しなければならないので、日本が西欧文明を引き継ぐ中間の役割を果たしたのです。ですから、日本文化はイギリスと同じです。

二つの国は、自動車も左側通行です。すべてのことにおいてイギリスの文明をそのまま引き継ぎました。ヨーロッパを回り、アメリカを回って入ってくる現代文明圏を一〇〇パーセント吸収できる基盤を築いたのです。それは、アメリカを中心とした文明圏を代行する立場に立って、アジアに連結させるための神様のみ旨です。神様が文明を発展させたのは、一つの理想世界を必ずや実現するためでした。ですから、ヨーロッパ文明は、必ずアジア文明と手を結ばなければならないというのです。

13 混乱と絶望と塗炭の苦しみの中で地獄に墜落しなければならない悲惨な運命が人類の前にあるとすれば、神様はどのような道を築いてこられるのでしょうか。統一の道だというのです。その統一は、天の側の文化圏の結成を通して実現されます。このように見るときヨーロッパの統一圏や南北米の統一圏は、キリスト教文明圏から形成されるのです。

今やキリスト教文明を統一的内容として消化し、ヨーロッパを一つに和合させ、南北米を和合させなければなりません。そのようにすることができるのは、キリスト教文化圏しかありません。そのような中で、この西欧のキリスト教文化圏がアジアに越えてくるのです。

それでは、神様がキリスト教思想を統一的な方案として、キリスト教思想を通してこの世界を収拾してくるとすれば、アジアはそれをどこで迎えるのでしょうか。日本は様々な神に仕え、中国とロシアは共産化され、たった一つ残っている韓国がキリスト教という垣根の圏内にあります。言い換えれば、太平洋文明圏時代が目前に迫ってくる環境を直視しながら、アジアで民族を挙げてキリスト教文化の背景を備え、受容態勢を準備した国があるとすれば、その国は日本でもなく、中国でもなく、ロシアでもなく、韓国しかないというのです。

14 アジア大陸とアフリカ大陸は一人の人間と同じであり、南北米大陸が一人の人間と同じです。アジア大陸が主体です。ここからすべて分かれていったのです。南北米は、アジアの地から分かれていったのです。(これを)一つにしなければなりません。

ハワイを中心として、アメリカと日本の間にある太平洋で一つにするのです。ですから、お父様が、お母様を通してアメリカを吸収させる業を行うのです。太平洋で一つになれば、西洋に傾いていたアメリカが、お母様を通してアジアと一つになります。

イエス様は、東洋で体を失ってしまいましたが、父母が一つになることによって、西洋文明が太平洋文明圏時代を経て、アジアに戻ってきて初めて一体になるのです。失った体がそこで一体になります。母子協助時代を通過し、父子協助時代の基準を中心として、環太平洋時代が来るのです。

15 東西文明が交流できる時代圏を迎えて、アジア文明を中心として西欧文明を消化できる文化圏を形成することにより、西欧文明とアジア文明が交流できるようにしなければなりません。東洋と西洋の文明の一つが男性であれば、もう一つは女性です。また、一つは精神文化圏であり、一つは物質文化圏です。

二つの文化が一つになってこそ、世界的な新しい統一文化圏時代が訪れるので、そこに拍子を合わせて生活を営むためには、内外の民族同士が一つにならなければなりません。物質文明を代表する西欧文明と、精神文明を代表するアジア文明が、互いに一つにならなければならないというのです。一つになりなさいというその命令は、私がします。実際にそのような世界文明圏をつくってみようというのが、統一教会が今まで活動してきた方向です。

16 アジアの宗教文化圏を中心として統合した所は、韓国しかありません。イエス様が亡くなっていなければ、ユダヤの国を中心として、インドと中国の文化を統一したはずです。インド文明を代表して韓国に連結されたのが仏教であり、その次に中国文化を代表するのが、結局は儒教です。その次に西欧文化を代表するのがキリスト教です。

キリスト教がローマに行って、ローマの国力を中心として勝利することにより、これが韓国で世界的な宗教として実を結び得る代表的基準を備えたので、韓国がユダヤ民族を越え、神様の祝福の基地にならざるを得ないというのです。インドから出てきた仏教が韓国に植えられ、中国の儒教が韓国に植えられ、キリスト教が韓国に植えられることによって、イエス様の時に成し遂げようとした文化の統一が、ここで実現されるようになるのです。

ローマ教皇庁を中心として西欧社会の統一世界をつくったのですが、すべて壊してしまいました。ですから、西欧世界の統一とともに、アジアまで統一できなかったというのです。それゆえ、そのローマの教皇庁のような新しい統一教会の教皇庁を中心として、西欧とアジアを連結する統一文化圏が形成されなければなりません。半島を中心として、新しい世界的文化圏が出てこなければならないというのです。

17 アダムとエバが堕落することにより、数億年の歴史過程という、長い期間を通して蕩減してきました。血肉を流しながら蕩減してきたのです。

今日、お父様が理論的な歴史の背後を隅々まですべて明らかにし、裂かれたものは縫い、穴の開いたものは継ぎ合わせて、堕落していない本然的姿を備えて越えなければなりません。ですから、神様を中心としてアダム、エバ、三天使長を復帰しなければなりません。それが韓国に来て実を結ぶのです。

韓国と日本を中心として、イタリアとイギリスが半島と島で誤ったことを蕩減復帰しなければなりません。ローマ教皇庁を中心として、半島文明が世界を支配したことを蕩減するために、新たにアメリカを中心としてつなぎ合わせてきたのです。

イエス様がアジアで亡くなったので、イエス様の体を取り戻して、万国解放とともに地上天国理念のラッパの音を、このアジア地域で響かせなければならないのです。そのようにしようとするので宗教圏が問題になっています。大部分の宗教圏(の発祥地)が、アジアにあります。イスラーム圏と仏教圏、儒教圏、キリスト教文化圏がアジアにあります。大部分の宗教の発祥地がアジア地域です。ですから、来られる主は、アジア統一のために宗教圏の統一を急がなければなりません。

18 太平洋文明圏の主役は、アメリカでもなく、日本でもありません。国連を導くことにより、太平洋文明を完成すれば、イエス様を中心として、分かれていた霊界と肉界が、初めて一つになるのです。ですから、ローマ(イタリア半島)に代わる韓国を中心として、日本とアメリカが一つにならなければなりません。半島国家の韓国を中心として、島嶼国家と大陸国家が一つにならなければならないというのです。島嶼国家と大陸国家を東洋で探し出してきて、再び合わせるのです。

韓国と日本とアメリカを中心として、イエス様の体を失った太平洋、アジア地域に戻ってきて、霊界と肉界が分かれて争っていた世界を合わせることによって、初めて統一世界の基準が成し遂げられるというのです。ですから、ここから海洋圏還元、陸地圏還元、創造理想圏還元、第四次アダム圏出現が展開します。

その基盤ができるためには、ハワイを中心として南米と北米が一つになり、またアジアとアフリカが一つにならなければなりません。これは双子の体です。双子になったその基準で、分かれていた西洋と東洋、天と地が、すべて海から結合しなければなりません。アダムとエバが海のような腹中から生まれ始めたので、ハワイを中心として、新しい海洋に結合するのです。

19 環太平洋文明圏時代を発表したので、今や環天宙平和文明圏の王権時代を発表しなければなりません。「環天宙平和文明圏王国時代」、そして、天一国です。大宇宙を中心として連結させる還元の道路が現れるのです。そうして、「環天一国平和文明圏帝国時代」です。国連に加入した多くの国がありますが、今や一つの国になるのです。

「環天一国平和文明圏、私の国時代」です。「私の国」を求めるのです。今から「環天宙平和文明圏王国時代」だというのです。天一国というのは、二人が一つになった国です。東西が一つになり、南北が一つになるのです。「天一国平和文明圏、私の国時代」です。それにより、神様解放、天上世界解放、地上世界解放、万宇宙解放、平和の王国時代になるのです。

ですから、真の父母の名によって、「天宙平和文明圏王国時代」と「天一国平和文明圏、私の国時代」を発表するのです。天地を抱き、世界の海を抱いて、すべてのものを根こそぎ天のみ前に捧げなければなりません。自分の国と自分の世界を捧げ、天地を捧げて、一つの存在になることを決心して生きなければなりません。

20 ハワイで行った宣布が「環天宙平和文明圏王国時代」であり、ハワイで行った大会のみ言の題目が「神様のみ旨から見た環太平洋時代の史観」です。副題は「アメリカを中心とする国連と自由世界の方向」です。太平洋の海の世界と陸地の世界が一つになっていないので、一つにするために環太平洋文明圏時代の大会を行ったのです。それは、陸地を捨てるのではありません。

太平洋に摂理的基盤を築いたので、それを陸地にもっていって植えなければなりません。それが今回の二〇〇七年四月三日から行う大会であり、題名は、「天宙平和神文明圏開闢宣布」です。文化が出発するとき、海から出発して半島に行き、陸地に上がってきたので、その過程を経るのです。

半島国家であれば半島で太平洋の海を抱かなければならず、半島を中心として大陸を抱かなければなりません。その位置に立ったのです。

21 太平洋文化圏時代になったのですが、太平洋にある国々を中心として、背負っていかなければなりません。

この国々をすべて束ねるために、済州島でワールドカップ釣り大会をしました。その国々を連結させるためです。国連が管理できる体制をつくろうと、そのようなことをしているのです。ですから、趣味産業や、このようなすべてのものを、国連の部署に入れようと思います。

そのようにしようとすれば、難しい問題が一つや二つではありません。国連の安全保障理事会や経済社会理事会の幹部たちを中心として築かれた世界基盤を私たちが消化するための方法は、教育をすることです。

韓国が北朝鮮を消化するためには、教育をしなければなりません。神様をはっきりと知らせてあげ、霊界をはっきりと知らせてあげ、血統が変わらなければならないことをはっきりと知らせてあげなければなりません。知ることによって、すべての問題が解決します。

そのような意味で、太平洋文化圏にある発展途上国を含む五十二ヵ国が、「世界平和島嶼国家連合」に入っています。この国々を束ね、一つの国家体制を中心として、国連に連結させなければなりません。

22 世界で最も複雑なのが島嶼国家です。島嶼国家は太平洋の中にあるので、強大国がどこに行くにしても一隻の軍艦さえ向かわせれば、完全に占領して戦場になります。ですから、小さな国々が力を合わせて一つにならなければならないのです。

そのように一つになるためには、生活と文化的伝統、言葉や文字が同じでなければなりません。

23 一九九六年七月一日から、島嶼国家の代表者、その国を動かし得る重要な人物を十人ずつ日本に連れていき、二週間教育することになっています。この人々が自分の国の中心となり、その国の大統領や総理を中心として、放送を通して教育できる運動を行うために準備しているのです。

ここに参加する国は四十ヵ国です。重要な国々です。ですから、その人々を中心として、その国家の放送局と大統領、閣僚たちをすべて教育しようというのです。これは、夢ではありません。その人々は、私がもっている科学技術と実力を羨ましいと思っています。その背景を中心として、日本やイギリスのような島嶼国家の発展した経済力を投入し、助けてあげるのです。

24 太平洋の島嶼国家を解放する準備をしています。ハワイを中心として、日本とアメリカ政府の協助を受けて、大学のような教育機関をつくるための準備をしているのです。一連の連帯的関係を中心に、自由解放圏としてどこの誰でも、超国家的な面でいくらでも世界に飛躍できる基盤をつくるのです。そのような父母様のみ旨の足場ができつつあります。

25 海は無尽蔵な資源の宝庫です。海はお金持ちだというのです。海以上のお金持ちはいません。アメリカにある金銀財宝が問題ではありません。途方もない資源が海に埋蔵されています。神様が、その海を人間に譲ろうとして造ったというのです。太平洋のその深い海には、何かないものがあるでしょうか。

私たちは太平洋を定着地として定め、早く島嶼国家に学校を造ろうと急がせています。そうして、約六十ヵ国の島嶼国家から連れてくれば、島嶼国家の統一国家をつくることができます。そこに日本やアメリカのような国さえ同参(一緒に参加すること)するようになれば、世界島嶼国家連邦制をつくることができるのです。

昔の植民地国家は、奴隷概念から抜け出せなかったのですが、兄弟概念をもてば、イギリス連邦のようなものをつくり、「五大洋六大州に太陽の沈む日がない」と言える統一天下をつくって余りあるのです。

26 私が行く道は、蕩減するための道です。蕩減の道です。神様のゆえに行くのです。ですから、南米に行ってもどこに行っても、神様が責任をもたなければなりません。最近は、ハワイを中心として島嶼国家を束ねるのです。自分のために行くのではなく、蕩減するために行きます。死を覚悟して行くのです。私は、誰かに私の行く道を相談する必要がありません。私は、私なりに、行く道をすべて整えておいて進む人間です。

第二節 国際平和高速道路と日韓・ベーリング海峡海底トンネル

国際平和高速道路と日韓海庭トンネルの提案

真の父母様は、一九八一年十一月十日、ソウルで開かれた第十回「科学の統一に関する国際会議」において、国際平和高速道路の建設を提唱された。国際平和高速道路は、中央分離帯を中心にそれぞれ四車線で建設し、高速道路の両側面に沿って幅一キロを国際中立区域に定め、国境を超越する地域にしようという構想である。そして、インターチェンジに出入国管理事務所を置き、ノービザ出入国制度を導入して、武器を載せた車両の通行を禁止し、軍隊の移動を制限して、正に平和の公道となるようにしようという提案であった。そして、国際平和高速道路建設の一環として、日韓海底トンネルに関する構想も発表された。真の父母様は、日韓トンネルが建設される場合、日本の東京からイギリスのロンドンまで自動車や高速列車で走ることができ、これを通して世界平和が早まるものと予見された。これを具体化するため、一九八二年四月に、日本で国際ハイウェイ建設事業団が設立され、一九八三年七月には、日本の九州にある佐賀県の唐津と壱岐、対馬の陸上部と海域部の調査を開始し、一九八六年十月には、佐賀県鎮西町の名護屋から、日韓海底トンネルの掘削工事を開始した。

1 私たちは、長く続いた苦しみの世紀を締めくくり、迫りくる二十一世紀を迎えるに際して、本当の新しい文化を創造するためには、争奪と反目一辺倒の自国の利益ばかりを追求することから脱皮し、汎世界的次元の新しい価値観を確立することが、切実に求められる時点に到達したと考えます。合わせて、すべての隣国の幸福と平和なくして、自国だけの本当の平和が維持され得るのかと反省してみるとき、国籍を超越した人類愛のない世界平和というのは、考えられないのです。

このような観点から、既存の社会構造および経済構造に対しても、新しい学説が確立されなければならない時期も、正に今、この時代だと思うのです。さらに、新しい国際経済機構を創設して、過ぎし日の莫大な経済的浪費と損失を防ぎ、また全世界の国土利用計画を「世界と人類」という次元で新たに推進することによって、全人類に平和と幸福を共に享受できる権利を付与しなければならないのです。そうして、理想世界が到来し、永久平和が実現され、人間は誰もが幸せで豊かな生活を享受できるようにしなければなりません。

私はこの場で、「人類は一つの家族であり兄弟」という大命題のもと、このような理想を実践に移す一環として、東西諸国を連結する国際平和高速道路の建設を提案するものです。

2 日本と韓国と中国大陸を経て、南アジア、中東、ヨーロッパを経由し、ロシアまで連結するもの(ルート)を一次案として出発し、全世界の国家と国家の間の陸地と海底を一直線に貫通させます。そして、国際高速道路の中央部には、ニューマチック・チューブ・システムを設置して貨物輸送を担当させ、大都市では空港も兼ねる一方、インターチェンジの一端には出入国管理事務所を置き、ノービザで簡単かつ迅速な出入国制度を実施するようにするのです。国際高速道路の左右両側には、それぞれ一キロメートル以上の中立緩衝地帯を設置し、国境を超越した地域に設定して、超高速乗用車および観光バス利用者のための休養地を造成することにより、「超高速化」で一つの世界を束ねる地上天国案を提唱するものです。

このような試案は、今後の理想世界を一日でも早く短縮させて実現しようとする具体的方案の一部であり、これを通して科学者たちもまた、全人類の幸福と世界の平和のために貢献させることによって、世界を一日生活圏に束ね、新しい文化世界を創建するところに、その意義と目的があります。

3 世界情勢から見て、アジアで中国が問題ですが、この中国をどのように引き入れるかというのです。ここに、アジアで韓国がいかに生き残れるようにするかという重要な内容があります。

ですから、私は一九八一年の第十回「科学の統一に関する国際会議」を通して、国際高速道路の建設をあらかじめ宣布したのです。そして、すぐに日韓トンネル掘削のための準備をしてきました。今やあと一年だけあれば、このすべての設計が終わり、北朝鮮や中国に行くことができる世界高速道路(の建設)に着工するのですが、ここで日本が先頭に立つならば、アジアを連結させ得る新しい道が生じると考えるのです。

4 お父様は、一九八一年に国際平和高速道路の建設を提案しました。すべての国家の為政者たち、その次に教育責任者たち、そして、行政の責任者たちに数十年前に発表したことは、学界で有名な事実です。お父様が「日韓海底トンネルを中心として世界にまたとない高速道路を造る」と言ったのですが、ドーバー海峡の海底トンネルにも、私が影響を与えたとみなすことができます。

それで、そのトンネルの出口に近い所に土地も買いました。お父様が買っておいた土地が、ドーバー海峡の海底トンネルを掘るときに、基地になったのです。日本も、今まで掘削作業をしてきて中断していますが、これまで約十年間、私たちがお金を出して穴を掘りました。ですから、日本政府はそれを無視することができず、韓国政府も無視できないのです。

一つの世界、一つの文化圏を築くための神様のみ旨の中で、神様が統治する世界が実現されなければならないとすれば、この国際高速道路の理想は、避けられない計画です。必ずそのような時が来るというのです。ですから、世界平和のために国境を撒廃しなければなりません。そうして、各国が交流できる道が生じることによって、平和を中心としてバランスを取ることができるようになり、そこで縱的理想を立てて、世界を動かすことができるようになるのです。

5 日本人はトンネルを上手に掘ります。ドーバー海峡の海底トンネルを、日本人たちが通しました。日本の四つの島を連結し、また、ドーバー海峡の海底トンネルも通したのです。

今は韓国人がトンネルを一番速く掘ります。韓国人がそれほど上手に掘るとは知りませんでした。どの国よりも、韓国人ほど熱心に取り組む人はいません。韓国人たちが、中東の建設をすべてしたのです。中東で橋を架け、トンネルを掘り、ビルを造ったというのです。ですから、技術面で日本に負けません。

6 日韓トンネルを造っておけば、西洋や東洋から物資が日本を通して入ってきて、韓半島を経て大陸に運搬することができます。ロシア北部に行き、その次に中国の南部に行き、中国の真ん中を通って、中東とロンドンまで行くのです。その莫大な輸送物がすべて、韓国を通して運ばれるのです。

経済的な側面で、今の版図を数倍広げて、日本を越えてアメリカまで、アメリカを越えてヨーロッパまで連結されることによって、第二次世界大戦当時のイギリスとアメリカとフランス、日本とドイツとイタリアの六ヵ国を中心として、世界経済を動かすことができます。韓半島を中心に、世界最高の先進国の貨物とともに人が往来するようになるのです。

ですから、物と人が往来する過程で、すべての輸送路と交通路の中で、世界にまたとない便利な駅を開発し、発展させておけば、韓国の地はそれこそ、世界的な交通基地になるのです。

7 太平洋を船で通過していくより、汽車で何百もの車両をつなげて運転していくことができるように、アメリカから出発してカナダを通り、アラスカのアンカレッジを通過してロシア大陸に連結する鉄橋を架けなければなりません。そのように大陸を連結する鉄橋を架けて、汽車でどこにでも行けるようにするのです。

そのようなことを考えれば、日韓海峡は問題ではありません。その短い距離しかないそこにトンネルを掘ることは、朝飯前のような時代に入っています。近いうちに、海底トンネルが通ることになるでしょう。先端機械をもってすれば、それはそれほど難しいことではありません。

8 新義州(シニヂュ)を経て、中国の丹東(たんとう)を経て、北京を通り、ミャンマーに通ずる国際平和高速道路を造ることを構想し、その提案書を全世界の大統領たちに送るように言いました。中国を何としてでも引っ張り出さなければなりません。それは私がします。その時に発表した内容がそのようなものです。

満州には、韓民族が三百万人近く暮らしています。日本の同胞、アメリカの同胞、ドイツの同胞たちを私が糾合し、それをしようというのです。技術を動員させる能力があります。ですから、ドイツのすべての最高技術を結合させて、中国を後援しようというのです。

9 韓国の地政学的な位置を見れば、不思議です。どの国でも、アジア諸国に対して防御線をつくるためには、韓半島がなければならないのです。島国は既に、防御圏内に入ってきています。これは、陸地と連結されなければ、大きな問題になります。海上で運送するというのは困難なことです。ですから、陸地と連結できる最も近い所に韓半島があるので、中国やロシア、アジア諸国のすべての問題を収拾し、日本が物資を輸入するためには、この韓半島と連結できる橋がなければなりません。韓半島は大陸に通じ、太平洋につながる所です。アジア諸国で生産される品物を、近距離にある国々に普及できる十分な施設を備えています。ですから、中国やロシアが資源を海上で送るのは不便なので、韓半島を通して日本に送るようになるのです。そして、日本は外国と輸出入をたくさんするので、韓半島を経由して大陸に物資を移動させるのが便利だというのです。ですから、韓半島と日本の間にトンネルさえ通れば、簡単に陸地と連結されます。そうすれば、ロシアまでも連結できるのです。

ベーリング海峡海底トンネルと平和世界のビジョン

二〇〇五年六月二十五日から二十八日まで行われた、アメリカ四ヵ都市の巡回講演において、真の父母様は、北米大陸とロシア大陸を隔てているベーリング海峡の八十五キロ区間に海底トンネルを建設することにより、国境と人種、宗教、理念などの壁を超越した地球村一家族の平和世界を実現することを提案された。そして、これを具体化するため、二〇〇八年一月十八日、「財団法人・世界平和トンネル財団」を設立されるなど、積極的な支援に乗り出された。ベーリング海峡は、アメリカとロシアの二つの強大国が鋭く対立し、一時は民主と共産の両陣営を隔てた理念の壁でもあった。そのような点で両地域を連結することには、大きな象徴的意味がある。真の父母様はこれについて、「世界を一日生活圏にし、人種、宗教、文化、国家の壁を崩して、神様が願ってこられた世界平和をこの地球星に創建すること」と説明された。そして、特に国境は、人間の利己的な欲望ゆえにつくられたものなので、世界平和は国境を撤廃するときにのみ訪れることを強調されたのである。

10 父母様がアメリカで発表したのが、ベーリング海峡の国境線撤廃です。それが有名な事件になりました。これは万国が願うことです。国際平和高速道路を八車線で造り、世界平和の緩衝地帯を設定するのです。そのようにして、一日生活圏内に入ろうというのです。また、今後、飛行機で七時間あれば、地球を一周できる時代に入るようになります。そのような文化を主導し、準備しているのです。それで、皆さんは、世界のためにすべてのものを投資しなければなりません。

11 アメリカのアラスカとロシアの国境になっているベーリング海峡に、日付変更線が通っています。その境界線をなくし、二つの群れに分かれた地球星を一つにすることを決心して、アメリカでベーリング海峡に橋梁や海底トンネルを建設することを発表しました。これは、ロシアとアメリカだけの仕事ではありません。全世界の仕事であり、天地の仕事です。

12 もどかしいことに、いまだ神の国、神様の地がありません。ですから、現在のような国もあってはいけません。

国をなくそうとすれば、国境がなくならなければなりません。境界線がなくならなければならないというのです。それをなくそうと思うので、ベーリング海峡に平和の王の道路とトンネルを開通させようというのです。

国境をなくさなければなりません。今後、平和を愛する人々は、家を捨てて巡回しながらこの地で暮らすのです。百二十マイル圏内に緩衝地帯をつくって、そこで暮らすことができます。国境がなくなるとき、神の国ができるのです。

13 ベーリング海峡に橋梁を架けたり、トンネルを通したりして北米とロシア大陸を連結し、善なる目的で使用される物だけが行き交う道にしなければなりません。闘争と戦争の物資を移動させてはいけないのです。

神様の祖国の境界線を中心としてサタンを追い出し、神様の息子、娘たちが精誠を尽くして、これを建設しなければなりません。

神様の祖国光復のために、誰彼を問わず、しなければなません。兄ができなければ弟がしなければならず、弟ができなければ兄がしなければなりません。父ができなければ息子がしなければならず、息子ができなければ父がしなければなりません。夫ができなければ妻がしなければならず、妻ができなければ夫がしなければならないというのです。

14 世界を一日生活圏にしなければなりません。そのためには、世界各地にピースキング・ブリッジとピースキング・トンネルを造らなければなりません。今までピースキング・ブリッジがなく、ピースキング・トンネルがありませんでした。これは、神の国と神様の故郷を探し出せる最後の橋であり、最後のトンネルです。

15 現在の世界の高速道路は、天の国の高速道路ではなく、サタン世界に属した高速道路です。ですから、ベーリング海峡を中心として、この地球星を包囲し、神の国にしようというのです。百二十マイルを緩衝地帯のようにし、八車線ずつで往来できるようにしておくのです。

そのようになれば、その下にある国々は自動的に、どこでもすべて通ずるようになっています。このような平和の王権を中心とした道路なので、この道路では争いをする武器のような物は運搬できません。軍需物資、戦争物資は通過できないようにするというのです。

16 二〇〇七年一月三日に、十二支派を編成しました。これは、ベーリング海峡を中心として世界的な公路を造るためです。神様が地球星にお出ましになるために必要なので、水と地、海と陸地の境界線を中心として、それを造らなければなりません。その公路は、平和の統一高速道路であって、戦争の統一高速道路ではありません。目を閉じても走れるように、八車線、十六車線で造るのです。このように、八車線と八車線で十六車線にしておけば、どれほど幸福な道路になるでしょうか。

宗教者たちがその公路を造るために、精誠を尽くして準備しなさいというのです。宗教者たちが一つになって、その道路を造ろうというのです。そこに、搾取したお金や、汚れたお金は、持ってきて使ってはいけないというのが、お父様の哲学です。

17 なぜベーリング海峡の問題を解決しなければならないのでしょうか。なぜ東洋と西洋が分かれたのでしょうか。ロシアとアメリカがなぜ分かれたのかというのです。ベーリング海峽がなかったとすれば、ロシアとアメリカが連結されるのです。そして、「統一思想」さえ知れば、自動的に国境がなくなります。問題はそこにあるのです。

水はどこにでも行くことができます。空気にも境界がありません。太陽の光も、隙間さえあればどこにでも入り込んでいくのです。このような生命の三要素である水、空気、太陽の光は、どこにでも流れていきます。どこでも、深い所を訪ねて入っていくのです。また、水は木のてっぺんにも上ります。毛細管を通して上がったり下がったりするのです。そのような要素と同じように、人々は便利に暮らさなければなりません。

一日生活圏をつくろうというのです。自動車に乗ってロンドンを出発し、ヨーロッパでもどこでも行ったり来たりして、行きたい所にはすべて行けるようになれば、どれほど便利でしょうか。今は、国境があるので、ビザの手続きだけでも複雑です。サタンがそのようにしておいたのであって、神様がしたのではありません。大宇宙で理想的な法度を通して動くときは、国境があっても、その国境を越えるのです。大宇宙が一つの宇宙として動くのです。ですから、境界線が問題です。

18 太平洋に柱を立て、土台を築いて橋を架けなければなりません。そのように橋を架けて、思いどおりに太平洋も渡って行き来できるようにしなければなりません。ベーリング海峡を中心としても、思いどおりに往来できるようにしなければなりません。ですから、地球星に国境があってはならず、天地にも国境があってはなりません。

対立しているイスラームとキリスト教、ユダヤ教は、一つの根から分かれたので、これらを再び一つの根として収拾して、神様のみ前に整理し、堕落していない本然の位置に立てなければなりません。ですから、宗教がなく、政治がない、一つの家庭の兄弟の友愛をもって、与え合いながら生きなければならないのです。

19 真の父母は、中東と韓半島、ベーリング海峡の三つの患難地域をすべて解放しなければなりません。ですから、必ずベーリング海峡に海底トンネルを設置しなければならないのです。旧約時代にはアダム圏家庭を築けずに破綻させ、イエス様の時代には国を築けずに破綻させました。

真の父母の時代には、ベーリング海峡を中心として、天地の統一世界を成し遂げなければなりません。そのために、来られる真の父母が責任をもち、三つの地域に向かって平和の旗を掲げ、立ち上がったのです。この歩みがどれほど息の詰まる歩みだったか分かりません。韓国が父母様の代わりに立ち上がるようになれば、祝福を受ける国になることができるのです。

20 本来、神様の理想の実現は、神の国、神様の家庭の上で成し遂げられます。それと同じように、日韓トンネルやべーリング海峡トンネルを私たちが造るのです。そのようなことをするのは、一日生活圏内に入るためです。この巨大な世界が、国境線を中心として複雑な環境と複雑な闘争の歴史を残すことによって、どれほど混乱した環境になるかというのです。

ですから、否が応でも、一つの世界をつくらなければならないというのが、人類の前に最後に残された課題です。そのことを私たちが引き受け、責任を果たさなければなりません。このような天の摂理的総整備の責任を、私たちが果たさなければならないというのです。

21 今後、日韓トンネルとベーリング海峡トンネルを、統一教会を中心として世界の十三の教団が連合して開拓しなければなりません。宗教界が担当して開拓すると発表しなければなりません。私たちは「万王の王神様解放圏戴冠式」を終えました。神様が顕現したのです。

釜山を中心として、南海全体に基盤ができています。島嶼国家を連結できる太平洋を中心としたハワイの基盤、世界の島と半島と大陸を連結できる基盤が、すべてできているというのです。その基盤を通して、私たちはアベル国連も宣布しました。その次は、父母国連を宣布しなければなりません。

万王の王の神様、お一人しかいない王の解放圏戴冠式が終わり、神様が顕現できる時代なので、恐れるものがありません。私たちが躊躇することはないのです。ふたをすべて開けることのできる、天の国の秘密と地の秘密をすべて現し得る基準まで来たので、これを一ヵ所に集めて、世界から注目と関心を集められるのです。経済問題、政治問題、国家と国家の間に絡み合った事情を解かなければなりません。

22 私はいち早く、日韓トンネルとベーリング海峡の開発に着手すると宣布しました。「ワシントン・タイムズ」にもこれに関する記事が出ました。このために今後、宗教者が先頭に立つのです。「ワシントン・タイムズ」が、統一教会の背景を中心として、日韓トンネルを造り、ベーリング海峡に橋梁を架けたりトンネルを掘ったりすることに、莫大な資金を投入することも意に介さないと発表しました。

政治家たちと金持ちたちがこの問題を巡って争っていては、何年かかるか分かりません。それで、宗教者が団結して、このことに責任をもつと発表したのです。

23 ベーリング海峡の「ワールドピース-キング・ブリッジ・アンド・トンネル」は、今後、人類史の和合と統一のための大役事、最も大きな記念碑的事業になるでしょう。人類のために、これをしなければなりません。

お金をたくさんもっている人がお金さえ出せば、技術を誇る人が来て、橋を架けたりトンネルを掘ったりすればよいのです。日本人やアメリカ人が一つになってトンネルを掘った、橋を架けたりしなければなりません。ここに教会と平和大使、NGOも参与しなければなりません。

24 ペーング海峡の道路は、地球星の平和の公的な道路として空中を連結させ、海を連結させ、陸地を連結させなければなりません。飛行機で飛び、船で往来し、車で動くところは、すべて公的な道路になります。特に、平和の王が設定した道路なので、この道路では戦争物資を絶対に通過させることはできません。

この公的な道路は私たちが管理するので、すべての交通手段に対して、軍需物資、戦争物資を載せては、一切往来できないようにするのです。戦争のために準備する世界各国の経費の消耗は、どれほど大きいでしょうか。平和理想を実現するためには、何でもすることができるというのです。

25 ベーリング海峡の開発のために、私は財団をつくって準備しています。そして、日韓トンネルも既に一九八一年に準備をして、工事をしてきているのです。いくらやっても、それを誰かが奪っていくことはできません。

そうなれば、世界が一日生活圏内に入るのです。このようにすることによって、時差を感じなくなり、世界が一つの村落のように志のある人が集まって教育もできサッカーもでき、オリンピック大会もできるのです。

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