◆文鮮明師と尹基福委員長との共同声明要旨◆

南北統一と世界平和への道
 

文鮮明師と尹基福委員長との共同声明要旨

 文鮮明師と北朝鮮尹基福朝鮮海外同胞援護委員会委員長との共同声明は12月5日に発表されました。韓国統一院は「行き過ぎた行為」として批判しましたが、その後南北政府が会談を行うなど、韓半島統一に向けて大いなる第一歩が踏み出されたと言えるでしょう。


一、双方は、半世紀近くも続いている国と民族の分裂をこれ以上持続させてはならず、必ずや近い数年内に統一を実現すべきだという点を強調した。

一、双方は、祖国統一を外部勢力の介入や干渉なしに自主的に、対話と協商を通じて平和的に実現すべきだという点で見解の一致を見た。

一、双方は、北と南が互いに不可侵に合意し、核エネルギーは平和的目的にのみ利用し、朝鮮半島において核兵器の製造や配置があってはならないと主張する。

一、最近の核査察問題を力の方法によって解決しようとする一部の階層の企図は、北東アジアと朝鮮半島の平和を脅かすことであり、即刻中止されるべきである。

一、双方は、南北高位級会談が全同胞の期待に沿うよう進展し、一日も早く南北頂上会談が開かれることを祈った。

一、海外同胞援護委員会側は、北半部に対する海外僑胞らの経済的投資を歓迎し、世界平和連合側は北半部において推進される経済事業にさまざまな形式で投資する用意があることを指摘した。

一、双方は、世界平和連合側と海外同胞援護委員会側との間の文化交流を実現することに合意し、まず来年(九二年)、「リトル・エンジェルス(児童民族芸術団)」の平壌招待公演と平壌少年芸術団のソウル招待公演を実現させることを決めた。

一、双方は、関係諸団体との協力のもとに祖国統一を早め、一〇〇〇万離散家族の苦痛をいやすために、北と南の間の自由往来と全面開放を実現することに共同の努力を傾け、その第一段階として人道主義的事業を共に推進していくことを決めた。その一環として、来年中に双方が合意する場所に離散家族の面会所および書簡交換所を設置し、まず老齢者らの対面を実施するように努力することを決めた。


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