真の御父母様の生涯路程 9

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目次
  1. 第一節 一九八九年 韓国統一
  2. 五 「一心式」と韓国プリチャッキ連合会総裁就任
  3. 第二節 一九九〇年 ネナラ(私の国の)統一(二)
  4. 六 「世界平和連合」創設の提唱と共産圏との交流活性化
  5. 第三節 一九九一年 ネナラ(私の国の)統一 (二)
  6. 六 ソウルの国際大会と機構の創設
  7. 第四節 一九九二年 セナラ(新しい国の)統一
  8. 七 全国再臨メシヤ宣布と統班撃破(一九九二・七・三~九)

第一節 一九八九年 韓国統一


真の御父母様の生涯路程 9

第一節 一九八九年 韓国統一


一 一九八九年の出発と摂理的意義(一九八九・一・一、本部教会)


元旦の祝祷


 愛するお父様! たった今一九八八年を送り、新しく一九八九年を迎えました。

 今まで、一坪の土地もない立場でどこにも足を下ろすことができず、追放された荒野で苦しみながら四十年の荒野路程を歩んできた統一教会のすべての事実を思うとき、またお父様が歩まれた四千三百年の受難の道をさかのぽって、地上で横的に実現しながら蕩減してきた四十三年路程という、その息詰まる、絶望的な、恨に満ちた歴史時代を回想するとき、受難の曲折はありましたが、過ぎ去りし日に天が保護する中で夢のように勝利の時を重ね、今日この世界的な頂上の位置に統一教会を導いてくださったお父様に心より感謝いたします。

 今までアメリカを中心として闘ってきたのは、世界的なすべての蕩減をするためだったのであり、そのような立場から四代にわたる大統領の主権を中心とした闘争路程の上に一つの勝利的基準を立てて、今回遠国いたしました。今、すべての世界的な運勢を韓国に集めて南北統一を成就させ、韓国を神様の願われた本郷の地、信仰の祖国に設定しなければなりません。そのような途方もない使命を決定するために韓国に訪ねてきました。

 全世界二十一ヵ国の代表、そして全国の統一の子女たちがここに集まりました。二十数ヵ国が一つになって南北を統一し、天の祖国を成し遂げてさしあげる使命を実践しなければならない責任召命が私たちに残されているということを知っておりますので、今から前進するすべての道の前に天と地が一つになって協助してくださり、全体的摂理を担ってお父様の恨を解き、この地とこの世界、そして天国を解放する主導的な責任をこの統一の群れを通じて成し遂げてくださいますことを切にお願い申し上げます。

 今から四年間、すなわち一九九二年までのこの期間において、この国とこの民族を立ててくださり、アジアの主体国として恥ずかしくない主導的行路を行くことができるように分別してください。そのようにして、世界が行くべき方向を備え、二〇〇〇年代においては、全人類の解放とともに天上世界の解放、そして統一的心情主権世界が解放されますことを切にお願い申し上げます。

 天の願われるとおりに成し遂げられますことを切に願うと同時に、この新しい年、この元旦の朝に、お父様に対するすべての内容を喜びをもって受けてくださることに感謝を申し上げながら、真の御父母様のみ名によって宣布いたします。アーメン。


年頭標語:「韓国統一」


 愛の混乱時代の中で悪魔の巣窟になったこの世界の上に、新しい本然の伝統的愛を中心として、世界の潮流を越え、民族的伝統を越え、また歴史的背景をはねつけて、あらゆる国と人種が飛んでくることができる一つの場所が現れたのです。そこが人類の本郷の愛の泉がわき出る所だということを知らなければなりません。そこが愛を求めてさまよう人類の祖国になるということを知りなさいというのです。その地がまさしく韓国だったのです。今まで先生は、「祖国統一」という言葉は出すことができましたが、「韓国統一」という言葉を出すことができませんでした。今からは「韓国統一です。既に定着時代が来たのです。

 今までは、いくら祖国光復を叫んでも、その国がどこにあるのか分かりませんでした。しかし、今分かったのです。韓国です! 一九八八年が過ぎたので、今明らかにするのです。ですから、この国において「摂理的転換期」を宣布し、「世界統一国開天節」を宣布したのです。オリンピック大会を前後し、世界の二世と統一教会の二世が連合して新しい世界舞台へ向かうようになったという内的な結束を条件として、すべての問題を中心として新しい転換国、新しい転換時代の希望的な世界に行くことができるようになったことを宣布したのです。この基盤は、この人間世界はもちろん、霊界でもそのようになります。

 私がこのようなことを宣布することによって、日本の先祖たちが韓国に来て協助することができるのです。怨讐の国同士で互いに愛し合うことができる愛の時代に入ってきたので、日本の善霊たちが日本を犠牲にさせてでも韓国の独立を後押しすることができるようになるのであり、すべての強大国の人々、アメリカであろうとイギリスであろうと、あるいはほかの国であろうと、国を問わず、世界のあらゆる国の善霊たちが韓国の統一を後押しすることができる霊的勢力基盤が地上に接触したという事実を知らなければなりません。

 今回先生が来て何をするのでしょうか。韓国に中心がないので、全世界の統一教会の食口をこの地に連れてくるのです。そして、彼らが一つになって、新しい氏族編成を中心として民族編成を完結し、国のために統一運動をしなければなりません。大韓民国という国をすべて感染させなければなりません。何にでしょうか。愛の共鳴圏にです。愛の共鳴圏に感染させる行動を、今年一九八九年から始めなければなりません。この結果として統一韓国が誕生するのです。それ以外に道はありません。

 そのようになってこそ神様が個人に訪ねてこられ、家庭に訪ねてこられ、氏族に訪ねてこられ、民族に訪ねてこられ、そして大韓民国の主権を掌握し、神様が君臨されるようになるのです。そのようにして真の神様の主権が現れれば、金日成は偽りの父母なので自ら退かなければなりません。

 それで私は、今年に入って「韓国統こという表題を掲げたのです。生涯を通じて世界を遍歴しながら、このように死なずに生きて故郷の地に帰ってきたのです。そうしながら、今年は誰よりもつらく苦しい生活をしなければなりません。韓国の統一をいかにして成すのでしょうか。私が先頭に立って誰よりもつらく苦しい道を行こうというのです。


摂理の時と一九八九年


 今までの統一教会における荒野四十年路程は誰が行く道だったのかというと、先生が行く道でした。本来、先生には荒野四十年路程はありません。それでは、誰の代わりに行ったのでしょうか。世界の子女のために行ったのです。荒野四十年路程において初めに十四年間闘うことによって個人が勝利したのです。一九四五年の八・一五の時から一九六〇年までは、監獄に行ったり来たりしながらありとあらゆる嘲笑を受け、誰もが踏みつぶそうとする試練を越えてきました。

 それが十四年間です。そして十四年という期間が過ぎて一九六〇年に真の御父母様が聖婚したのです。男性として、個人として讒訴可能なあらゆる受難の道を経てから、初めて聖婚式を行ったのです。それが歴史です。その次には、七年後の一九六八年に「神の日」を設定し、それから十四年後に神様と真の御父母様が一つになって国家基準を越えるようになったのです。今回の「神の日」は第二十二回です。「神の日」を中心として二十年数を越えたのです。ですから、世界的分野の縦的な蕩減路程をすべて終えたのです。

 その次には何ですか。アメリカを中心として四代の大統領を越えて勝利することによって世界の解放圏を越えたので、十二年以内に祖国統一、還故郷、韓国統一へと向かい、天宙解放の路程が開門されるだろうというのが今の見解です。今から韓国を中心としてどのように統一がなされていくのでしょうか。今後十二年間、すなわち二〇〇〇年までに、統一教会の運勢は世界のいかなる国も反対することができない自由的環境として現れるだろうというのです。

 それでは、今からはどのようになるのでしょうか。今まで先生が四十年路程を歩むことによって世界の版図を連結させました。今からは天宙史的な路程です。荒野路程ではありません。還故郷路程と霊界に帰っていく路程が直結するのです。

 一九四五年に七年をプラスすれば一九五二年でしょう? それを蕩減復帰しようとすれば、一九八五年に七年をプラスして一九九二年です。既に三年が過ぎていますが、この三年間で縦的基盤を立てました。四年は東西南北の四方性なので、これから四年間で南北統一が完全に解決されなければなりません。そして、十二年の間に世界のトップ全体が「文総裁を中心として動かなければならない」ということが事実となる時代が来るだろうと思うのです。私が八十歳になる二〇〇〇年代になれば、モーセがカナン福地の天国に向かって入っていったのと同じように、そのようなことが起きるのです。

 一九八九年は、間違いなくすべての歴史時代の転換期です。分水嶺になる転換期において、先生が願うことはすべて成し遂げました。すべて成し遂げたのです。蕩減の峠は越えました。統一教会を迫害することができる時代は過ぎ去ったのです。早く始めれば始めるほど、終わりは遠くありません。


二 氏族的メシヤ権の宣布と還故郷活動


氏族的メシヤ権の宣布

(一九八九・一・三、一四:二五、漢南洞公館、世界指導者および全国教域者集会)

 ソウル市漢南洞公館に世界の指導者および全国の牧会者たちが集まった中で、真の御父母様は、一九八九年一月三日午後二時二十五分を期して「氏族的メシヤ権宣布」をされ、「すべての祝福家庭は、自分の故郷に帰って氏族を復帰し、氏族のメシヤになりなさい」と語られた。そして、陰暦で一九八八年の末日に当たる二月五日を期して、再度、還故郷氏族復帰活動強化の指示を下された。


〈祈祷〉


 天のお父様! きょう一九八九年正月三日午後二時二十五分の今この時間を期して、歴史的なすべての内容を明らかにし、天の願われる祖国がどこであるかを確定し、一九八九年の元旦を迎えたのちに宣布されたこの日の上に氏族的メシヤが来るようにしてください。この時間、祝福を受けた家庭を中心として、ここに集まった統一家と教会の代表たちの上に、氏族的メシヤとして宣布しますので、喜びをもって受けてください。

 今、はっきりと知り、両手を挙げて誓いますので、すべてのことを栄光をもって受けてください。そして、神様と真の父母の名を通して万宇宙に宣布するこのすべての事柄を実質的な宣布として天上世界の生余録に記録してくださることをお願いいたします。歴史に記録され得るこの時間となりましたので、喜びをもってこれを受けてください。真の父母もこの日を喜びの日として受け、国の希望の日として立てましたので、お父様、祝福してください。

 不完全な立場ではあっても、今同じ名前を彼らの前に命名しますので、手厚い愛をもってより一層後援の量を大きく補充してくださり、平準化基準に立つことができるように、そして復帰の氏族圏を拡大させ、国と南北統一の世界へ進展することができるように許諾してください。アジアと世界に連結させ、天の解放まで連結することができるように許諾してくださることを切に願いながら、このすべてのみ言を真の御父母様のみ名を通して宣布いたします。アーメン。

 皆さんを氏族的メシヤとして送ったということはどういうことでしょうか。昔はイエス様が霊界から縦的な過程を通じてこの地上に送ったのですが、今日文総裁は、天を代表した神様の立場から氏族を代表することができる数万のメシヤ型の家庭を世界に派遣したのです。今はもう滅びません。滅びないのです。今年一月三日午後二時二十五分ですか。その時に氏族的メシヤを宣布したのです。

 皆さんが氏族的メシヤだという言葉は、家庭をもっていくという意味です。祝福家庭です。家庭をパスしたのです。旧約時代において「メシヤを送ろう」と言ったのは新郎を送ることだったのですが、今成約時代においては、家庭的メシヤを送るのです。

 旧約時代において、「メシヤを送ろう」ということは、天から人を送ろうということでした。すべて縦的な道を通じてそのようにしようとしたのです。今、成約時代においては、神様を中心として先生が、地上で東西南北に送るのです。

 先生が青春時代に闘って勝ち得たそのすべての功績と実績を刈り入れなければならない時ですが、誰が刈り入れなければなりませんか。全国で刈り入れ、世界で刈り入れなければなりません。それゆえに、今回氏族的メシヤ権を発表したのではありませんか。

 一月三日です! 氏族的メシヤとして配置しました。配置したということはどういうことですか。氏族基盤を中心として連結させる大会をすることによって、これを否定することのできない韓国民族になるのです。ブームを起こし、それが人々に知られるようになり、主体的な立場で文総裁と一つとなりさえすれば、そこで初めて個人基盤、家庭基盤、氏族基盤、国家基盤が完全に連結されるのです。そのようになれば、個人においても、また家庭、氏族、民族、国家、世界においても、サタンから完全に防御されるのです。そのようになったので、韓国に帰ってきて摂理的統一の杭を深く突き剌しておかなければならないのです。この四年間においてそれを成すのです。


還故郷氏族復帰活動強化の指示

(一九八九・二・五〔陰一九八八・一二・二九〕、漢南洞公館)

 氏族的メシヤを設定するのです。どこにですか。韓国の皆さんの故郷にです。金氏は金氏の故郷に、朴氏は朴氏の故郷にです。そのようにしなければなりません。祖国というものは漠然としていますが、これは具体的です。金氏ならば金氏というように、自らが生まれたその地に氏族的メシヤを配置するのです。それが家庭的還故郷です。完全に着陸するのです。

 先生が話したように、一般社会にいる人でも、何かの機関にいる人でも、すべてその機関の措置を通じて自分の故郷の地、大邱ならば大邱、全羅南道ならば全羅南道の地に移動できる道があるならば、故郷へ帰らなくてはなりません。

 きょうからそのようにしなくては、皆さんは氏族的メシヤ権を失ってしまいます。祝福を先に受けても、その家庭が先の家庭になることはできないのです。祝福を受けでいない人が自分の故郷に帰っていき、先生のみ言だけをもって氏族的メシヤを中心として収拾したのならば、その人が先祖にならなければなりません。その人を先祖として侍らなければなりません。

 今、先生が「行きなさい」と言う時に行くことができなければ、びりになるのではないですか。今の時がそのような時です。きょうは二月で、陰暦では一九八八年十二月の最後の日です。ですから、私がはっきり話してあげなければなりません。

 歴史時代のものをすべて解怨成就しなければなりません。イエス様の解怨成就をしてあげ、その次には先生の解怨成就を皆さんがしなければなりません。「先生が先頭に立つのだ」と思えば、解怨成就することはできません。先生ができなかったことを皆さんがなさなければなりません。それゆえに、皆さんが故郷に帰るのです。

 先生ができなかったこととは何でしょうか。自分の一族を抱いて愛することです。三十三年の間、父母を捨て、親族を捨て、妻子を捨てて外国人を愛そうとしたのであって、自らの父母を愛し、自らの一族を率い、自らの妻子を愛する時代を先生はもつことができなかったのです。


三代を中心とした氏族基盤


 氏族的メシヤというものは、国を代表した立場から、祖父母、父母、そして自らの夫婦と家庭というように三代を中心としなければなりません。この三代は縦的な三代です。三数を経なければなりません。中心の幹は三歎です。横的にもやはり一、二、三です。そこに中央があります。第二数は常にサタンが讒訴したでしょう? 

 祖父と祖母、父母、そして自分自身の三代があるのです。三代圏です。蘇生、長成、完成の三段階です。そして、自らの子女の四代までです。老年層、壮年層、青年層、幼年層です。このように愛に連結した公式的な型の家庭基準が、私たちにおいて四位基台の理想圏の祝福を受けた家庭なのであり、サタンが侵犯できず、神様に連結された家庭です。そのような家庭基準は、世界と国家の編成基準となり、また氏族編成基準となるのです。氏族的メシヤに連結した家庭となるのです。

 ですから、皆さんは還故郷して、イエス様が二千年間受難を受けながら祝福の日を待ち焦がれてきたこと、今まで先生が七十歳になるまで十字架の道、反対の道を行きながらも怨讐を愛し、栄光の場を広げてきたことを受け継がなければなりません。そのように思うとき、皆さんが統一教会に来て、今まで数十年間苦労したその何十倍の苦労をしたとしても、皆さんが故郷に帰るその栄光と価値は、先生よりも良い位置をもっているということを知らなければなりません。

 真心から父母を愛する涙をそこで流さなければなりません。「お父さん、お母さん、親不孝者でした。お兄さん、お姉さん、心配をかけて申し訳ありません」と言って、愛で同化させ、一族を連れて上がっていくことによって、皆さんが先祖にならなければなりません。皆さんが先祖になるのです。これが天地開闢です。祖父が孫となり、父親が息子となるのです。そのようなことが起きるのです。


第一次アダムの立場に立った自分の父母


 なぜ氏族的メシヤが必要なのでしょうか。世界的メシヤになるためには、家庭的メシヤから氏族的メシヤ、氏族的メシヤから民族的メシヤ、民族的メシヤから国家的メシヤ、国家的メシヤから世界的なメシヤに至る道を通らなければなりませんが、先生は何かというと、個人的に、家庭的なメシヤ権、氏族的メシヤ権、国家的メシヤ権、世界的メシヤ権のために闘い、すべてを蕩減して戻ってきたのです。戻ってくるにおいては、すべての国が先生を、世界的蕩減条件を立てた基準における国家的中心に立ったメシヤとして迎えたのです。

 皆さんは、昔死んだイエス様が復活した型であり、イエス様と同じ氏族的メシヤです。そして先生は、再臨して世界的蕩減基準を立てた国家的代表であり、世界的代表です。そのように見れば、再臨して第三次アダムが来ているのであり、第二次アダムが生きているということになるのです。それでは、第一次アダムは誰ですか。皆さんの父母が第一次アダムになるのです。父母が第一次アダムの恵沢圏に入っていくのです。そのようになることによってどのようなことが起きるのかというと、霊界にいるすべての善の先祖は、第二次のイエス様の恨──イエス様の失敗──を蕩減復帰した基盤に立つのであり、皆さんは第一次アダムの失敗を復帰してさしあげる立場に立たなければなりません。

 氏族的なメシヤの使命とは何かというと、自らの父母を本然のアダムの位置に復帰してあげることです。これはとてっもない話です。自分勝手に結婚して堕落した父母が、氏族的メシヤを崇拝し、世界的メシヤであり、天地の中心である真の父母を崇拝する立場に立つようになれば、蘇生的父母の位置に上がっていくようになるのです。外的な蘇生、長成、完成です。

 ですから、氏族的メシヤを派遣するのは、堕落したアダムが復帰された立場に、自らの父母を立ててあげることです。そのようにすることによって、今まで自らの父母がサタンに連結されていたすべてのものが切断されるのです。それは何を意味しているのかというと、統一教会を信じたのちに霊界の地獄に行っている人や、統一教会を信じながら地上地獄にいる人々が許される時代に入ってくるということです。蕩減なしに許されるのです。なぜでしょうか。父母圏解放時代と兄弟圏解放時代を迎えたので、父母と兄弟が解放を受けることができ、共に暮らすことができる時代に入ってくるからです。

 皆さんの父母は、みな年を取っているので、皆さんの話を聞くようになっているでしょう? 昔、ヤコブが手を交差して、弟のエフライムと兄のマナセに祝福をしたでしょう? 皆さんが父母を逆に祝福してあげるのです。しっかり祝福してあげなければなりません。私の祝福時代は過ぎました。私は私の一族を祝福してあげなければなりません。そのようになるので、本当の天国にならざるを得ないのです。


国家と世界のメシヤ権連結基盤


 なぜ氏族的メシヤを韓国と世界に宣布したのか分かりますか。韓国で宣布さえすれば、世界のすべての国家が先生を中心として一つになるのです。霊界からどれくらい動員されるか考えてみてください。総動員です。目を皿のようにして「何千年、何万年の歴史を蕩減して解怨成就することができる良い時が来た」と言いながら、すべての人が下りていくことを願っているのです。その橋をすべて切断してしまっていいのですか。

 四十年の蕩減路程を行くことによって、再蕩減しなければならないのではないですか。ですから原理的に見るとき、最後の時です。それゆえに、韓国に帰ってきて、今年の標語を「韓国統一」としたのです。これは、原理的見解において世界的な帰結であり、結論だったのです!

 それでは、なぜ氏族的メシヤが必要なのでしょうか。今まで反対を受けてきたので、国家基準に連結させることができる個人、家庭、氏族、民族がないのです。ですから、国家基準内に訪ねてきてこれを宣布し、皆さんが行って蕩減することによって、国家基準が氏族に連結されるのです。その連結されるものは世界的です。先生が蕩減したものは世界的だからです。この戦いは、人類の戦争歴史の中で最も恐ろしい戦争です。

 今から四年間ですが、今年が重要です。南北統一、韓国統一の精神を深く浸透させなければなりません。そして、氏族的メシヤの使命を果たせば、国家は完全に取り戻されるのです。氏族的メシヤと国家的基準が自動的に連結されるようになっているのです。サタンが韓民族を国家基準において分裂させ、個人、家庭、氏族、国家で分裂させておいたものを再びもってきて連結させてこそ韓国が生きるのです。

 今まで先生が全世界に配置した祝福家庭は、既成家庭まで含めると二万四千家庭近くになります。このように見れば、その基盤が全世界に広がっているのです。先生はそのような氏族的メシヤ基盤を中心として、再臨役事を国家基準においてなそうというのです。そして国家基準を立てて世界的蕩減路程に行こうというのです。

 今後、教会祝福が過ぎていきます。南北統一が終われば、憲法の発表とともに再び統一教会の祝福があります。第一次祝福、第二次祝福、第三次祝福です。世界が一つになった時に祝福を受けてこそ天国に行くようになっているのです。今、統一教会の家庭はすべて迫害されているでしょう? 氏族が迫害し、既成教会が迫害しているでしょう? 南北統一をすれば、国から解放されるのです。しかし、世界はまだ反対しています。ゆえに、それを越えなければなりません。そのように三大祝福を経なければならないということを知らなければなりません。


氏族復興会


 昨年、私が出してあげた餅代は二十二億ウォンです。「故郷に行って祝宴を開きなさい」と言って、二十二億ウォンのお金が消えてなくなりました。全国民が統一教会の餅をもらって食べただろうと思います。二十二億ウォンならば大金でしょう? 四千万の国民の一人にいくらずつかかったことになりますか。計算してみてください。四千万がみな餅を一つずつもらって食べたということになります。

 それで、家庭復興会をしなければなりません。それは協会全体の復興会であり、世界を代表した家庭復興会です。ですから、家庭復興会をする時の氏族を、皆さんを中心とした氏族だと思ってはなりません。大韓民国を代表した家庭復興会であり、世界を代表した家庭復興会にならなければなりません。なぜでしょうか。韓国が世界の祖国だからです。

 家庭復興会は、皆さんの一族を中心としてするものですが、その復興会は韓国全体の氏族を代表した復興会です。お互いにそのように思わなければなりません。さらに韓国だけではなく、世界の数多くの祝福家庭の氏族を代表した復興会だと思わなければなりません。そうすることによって、そのような復興会に世界の人がすべて同参するのです。

 ですから、今から氏族的復興会を始めなさい。家庭を中心として全国家的にやりなさい。先生が車も買ってあげるので、そこにマイクを取りつけて百二十人以上を集めて復興会を開きなさい。復興会をする場所に「(世界平和)教授アカデミー」の教授や私たちの機関の人を動員しなさい。郷土学校の先生も教区長も、この大会に連れてきて、その一族を国と連結させなければなりません。全国と連結させなければなりません。


聖殿建築


 最近、先生は頻繁に教会を建てる場所に行ったり、購入した土地に立ち寄ってみたりしています。これからはいつ先生がその地に立ち寄るのか、皆さんには分からないはずです。千五百教会を建てようとしているのですが、教会基地として購入しておいた場所は今どれくらいですか。五百二十箇所の基地を建てました。

 きょうから皆さんは、聖地の代わりにその基地で祈祷しなければなりません。今からそのような公文を出しなさい。この地上にキリスト教や数多くの宗教はあっても、天の父母に侍り、天の心情の根を下ろすことができる宗教がなかったということを皆さんは知って、購入したその土地を中心として精誠を尽くしなさい。そして、天の前に皆さんが建てる新しい聖殿は、皆さんを通して新しい心情的根を下ろすことができる真心のこもった基盤のある教会となるようにしなければなりません。

 地方に聖殿が広がっていってこそ、四千万の民が一つになって先生を迎えることができる位置に立つのであり、南北の六千万が一つになってこそ、天を迎えることができる位置に立つのではありませんか。皆さんがその精誠の伝統を見せてあげ、周りにいるすべての国民が血のにじむ心情をもって「驚くべき群れだ。いやー! 天が共にある群れだ」と言うようにしなければなりません。それで、皆さんがその国を探し立てるようになる時、皆さんの精誠を南北六千万を教育することができる材料にしようというのです。苦労せずに建ててはなりません。苦労をして建てなければなりません。

 父母、私、そして息子、娘の三代が先頭に立って家を建てなければなりません。そのようにしてこそ、旧約時代、新約時代、成約時代がすべて平面的に一つになるのです。そのようなことを知って帰っていき、三千里半島において建設を行わなければなりません。

 皆さんが入っていって天に仕えることができる聖殿をつくるのです。その次には二世を自分以上の忠臣にするための教育基盤をつくり、天の前に「あなたが活動することのできる現在と未来の基盤がここから伸びていきます」という祈祷をしなければなりません。一族が、遊んでいる土地をもっているのならば、そこに教会を建てることができるのではないですか。今までは、皆さんの各地方に聖地があったでしょう? その聖地を移す時です。先生が購入した場所を聖地として聖殿を造らなければなりません。


三 國進様の聖婚と二世七十二家庭および千二百七十五家庭の祝福


文国連様-劉順珠様の聖婚式

(一九八九・一・一〇、リトル・エンジェルス芸術会館)

 一九八九年一月十日、リトル・エンジェルス芸術会館において、真のお父様の四番目の御子息であられる國進様と、劉正玉-趙明元家庭(四百三十家庭)の長女である劉順珠様との聖婚式が、祝賀客二千人以上が集まる中で真の御父母様の主礼により盛大に挙行された。

 今回、四百三十家庭の子女を國進と結んであげたでしょう? 上がっていくのではなく下りていっているでしょう? 三十六家庭も大勢いますし、七十二家庭や百二十四家庭もいるのに、どうして四百三十家庭に跳んだのでしょうか。この國進は「國」という字です。先生の家庭において、国が興隆できる立場を蕩減しなければなりません。ですから、韓国統一時代が来ているというのに國進が独りでいてよいでしょうか。それで、結婚させてあげたのです。

 今回、國進が結婚することによって、今から十数に移っていくのです。これはすべて一致しています。それで、原理的に見るとき、國進は四番目の息子であり、七番目の子女であり、また結婚は八番目です。そのすべてが原理に一致しているのです。それと同時に、今回四百三十家庭の子女を國進の相対にしたのは、世界の姓氏がそれだけ分かれているのです。四千三百年という年を人によって、家庭によって蕩減することと同じなのです。

 今、四百三十数を先生の家庭に選択することによって、先生の家庭を中心として東西南北にいる世界の姓氏をもった人がすべて家庭的に入ってくることができる時が来たのです。ですから、國進の結婚式がどれほど影響の大きいものであるのかを知らなければなりません。したがって、地上において東西南北がすべて満たされるのです。先生はその真ん中に定着するのです。

 國進は、韓国を代表するということで國進なのでしょう? そして、四番目でしょう? 四番目だというとき、一、二、三、四から戻ってくる数字なのです。それで、その相対は四百三十家庭の子女でしょう? なぜ四百三十家庭なのでしょうか。それは韓国の氏族を代表しているのです。すべての氏族が先生のところに入ってくる門を開かなければなりません。四百三十年、四千三百年を中心として四百三十家庭がそのいかなる氏族とも連結されているのです。そのような基盤があるので、今皆さんが氏族的メシヤとして先生に接ぎ木される条件となったのです。


二世七十二家庭合同祝福結婚式

(一九八九・一・一一、リトル・エンジェルス芸術会館)

 一九八九年一月十一日、リトル・エンジェルス芸術会館で、真の御父母様の主礼により、祝福家庭二世七十二双の成婚式が、家族と親しい知り合い、および祝賀客二千人以上が参席する中で挙行された。

 なぜ二世の七十二家庭を連結させたのでしょうか。イエス様が死んだのはなぜかというと、国を中心として東西南北において歓迎することができる氏族がいなかったからです。ユダヤ教とイスラエルの国を中心として、東西南北において、アベル氏族とカイン氏族、ザカリヤ家庭とヨセフ家庭が一つになっていれば、イエス様は死にませんでした。家庭的に十二部族と七十二門徒の八十四人を選ばなければなりません。そうしていたならば、どうしてイエス様を売り飛ばしたりするでしょうか。みな兄弟なのに、誰が売り飛ばしたりしますか。

 それを失ってしまったことを蕩減復帰しなければなりません。それゆえに、この結婚式とともに氏族配置をしたのです。氏族的メシヤとして配置したのではありませんか。いつですか。一月三日でしょう? そうしてこそイエス様が氏族とカイン・アベルを復帰した基盤、そしてすべての氏族を復帰できる恵沢圏が統一教会のすべての家庭にまで連結されるのです。

 そうすることによって天地の度数が完全に一致するのです。それで、「十日を越えないようにしなさい」と言って十二日までを考えているのです。ですから、度数を合わせるということが分かりましたか。そのような基盤の上でこのようなことが内外で連結しているのです。

 先生の息子、娘が皆さんの長子ではありませんか。皆さんは次子でしょう? (はい)。皆さんのほうが年齢も上で、苦労も多くしているのですが、先生の息子、娘を「お兄さん、お姉さん」と言うでしょう? 誰がそれを教えてあげましたか。自分たちでそのように言っているのではありませんか。原理がそのようになっているのです。これが完全に一つになるのです。

 四数を中心として完全に一つになるのです。縦的にはアダム時代、イエス時代、再臨主時代の三段階、三時代の父母が失敗した三段階のすべてのものを、先生がその一代において完全に収拾した家庭基盤の上に立っているのです。そこに誰が侵犯できますか。サタンが讒訴することはできません。

 このような版図を中心として皆さんに氏族的権限を付与したのです。イエス様は独りでしたが、皆さんは、家庭的にみな子女を生んでいるでしょう? その入籍は、自分の国にするのではありません。今までは仕方なくカインの国にしているのですが、それは移さなければなりません。カインの国に入籍したまま死ねば、後世の人が困るのです。ですから、祖国が必要なのです。

 今は二世時代だと言うでしょう? 二世時代の次は一二世時代ではありませんか。三世においては、サタン世界の痕跡のない家庭的垣根をつくらなければなりません。最も重要視すべきことは血統問題です。ほかのことではありません。愛の問題です。愛の門は二つではありません。一つです。今まで、男性が浮気をしたのは、エバが二人の男性を経ていったからです。そして男性が二人の女性を経ていくことができる時代には浮気をしましたが、今からは許しがありません。男性が貞操を尊重する時が来たのです。血統を犯すということは最も重い罪です。これは神様の体を犯す罪であり、真の父母の体を犯す罪です。

 「昔、迫害を受けながら先生に侍った時以上に今の二世たちに侍ろう」という心をもっていく時には滅びません。しかし、二世たちに「お父さんとお母さんは苦労をしたのでお前たちには侍らない」と言えば、イスラエル民族が荒野でこじきになっていき、息子、娘たちに「食べるものを手に入れてきなさい」と言って苦しめることによって、そのような環境で異邦人の女性と結婚し、異邦人の家と異邦の環境を慕うようになって、イスラエル民族の行くべき道がふさがれたのと同じ立場になるのです。昔、統一教会員が先生に侍り、迫害されながら耐えてきた以上に困難であっても、二世を敬い支えることによって、サタン世界において新しい芽が出てくるのです。


千二百七十五家庭国際合同祝福結婚式

(一九八九・一・一二、一和龍仁工場大講堂)

 一九八九年一月十二日、㈱一和龍仁研修院の特別結婚式場で、真の御父母様の主礼により、アメリカ、日本、ブラジル、フィリピンなど、世界八十七ヵ国、千二百七十五双の善男善女が参加する中で国際合同祝福結婚式が挙行された。

 アダムとエバは、一人と一人が愛することによって堕落しましたが、ここに神様を中心として日本の国と韓国の国が結婚したのです。ですから、サタンはどうすることもできません。そして、ここにヨーロッパの人々の結婚までもすべて連結して行い、四番目の息子である國進を中心とした結婚もすべて合わせたのです。

 統一教会の教会員がしなければならないことはイエス様の解怨成就です。イエス様の解怨成就とは、家庭的に氏族を復帰しなければならないということです。イエス様は結婚できなかったのですが、氏族の復帰は結婚した家庭が帰っていくことです。氏族メシヤを配置したので、メシヤが来て家庭を取り戻し、氏族と民族と国家と世界へ連結することができる道が生じるのです。

 ここに千二百組以上の千二百七十五組を結びましたが、これは百二十数の拡大数であり、世界数です。すべての世界の人々を連結させました。個人から家庭、氏族、民族、国家、そして世界蕩減基準まで、サタン世界から引き抜いてきたのです。そして八十七ヵ国の人々を連結させ、家庭を結んであげることによって、氏族的メシヤが国家的メシヤとして生まれることに反対する道がなくなったのです。

 今は、世界的に合同結婚を宣布する時になったので、四十日修練を行って文化オリンピック大会を中心として世界的に結ばれるようになれば、その夫婦は絶対に別れることはできません。そのような夫婦が真の父母によって結ばれたという事実を知るようになれば、誰もがそのように結婚したいと願う時代に入っていくのです。


七千人の国際家庭の投入と日本人の移動計画


 韓国統一がいかになされるのかというと、全日成が標準になります。この大韓民国が標準ではありません。金日成を中心として一つになっている北韓の人々と、統一教会の文先生を中心として一つになっている統一教会の信者たちと南韓に来ているすべての外国の人々、そのどちらが先頭に立たなければならないかというとき、金日成が先頭に立つようになれば、韓国統一はどのようになりますか。できません。それは原則です。

 先生を中心として韓国にいる統一教会の食口と、日本から来た食口を含め、全世界から七千人が来て活動するのです。この人々が団結するのです。韓国人は引き下がっても、彼らは引き下がりません。金日成が銃と刀で脅かし、生命を脅して命令する以上に、自由な環境で愛の勝利者になりなさいというのです。愛で皆さんの所属する環境を消化しなければなりません。

 連合軍が入ってきて失敗したのではありませんか。ですから、祝福を受けた七千人をすべて連結し、今年から連合軍のような心霊的連合軍運動をしなければなりません。三年から四年、このような運動をすれば、全日成が生きようと死のうと関係ありません。すべて崩れていくのです。

 今からは七十万人が大移動します。なぜ七十万の大移動でしょうか。第一イスラエル民族の六十万の大移動と同じです。六十万以上ならばよいのです。七数です。二世たちを通じて日本民族を引っ張ってくるのです。また、僑胞の二世がアベル的立場でカインである彼らの父母をすべて引っ張ってくるのです。そして、ここで挙国的民族編成を再度行うのです。

 なぜ日本人七十万人の教育をするのか分かりますか。それをしておかなければなりません。太平洋時代、太平洋文化時代が来るのです。日本人を教育することによって韓国が主体になるのです。彼らが韓国で教育を受ければ、その出発が韓国からなされるので、また思想的基調がここにあるので、自動的に日本人を連合させながら、太平洋の主役は韓国人がならざるを得ないという立場に立つようになります。


四 韓国「世界日報」創刊

(一九八九・二・一)

世界日報社の創社理念


 韓国の日刊新聞である「世界日報」が、真のお父様が揮毫してくださった社是「愛天、愛人、愛国」と、社旨「正しい新聞、創造的新聞、解放的新聞」を標榜して創刊された。一九八九年二月一日に創刊号を発刊した世界日報は、縦書き十六面の朝刊として百二十万部を発行した。一月三十一日、ソウル市龍山区漢江路の本社大講堂で行われた創刊記念式には、内外の各界人士と世界日報の職員など、一千人以上が参加したが、この席で真のお父様は、「内外が一つになろう」という題目で激励のみ言を下さった。

 既に一九八九年になって一ヵ月がたちました。韓国統一を成すことができる雰囲気をつくらなければなりません。全国津々浦々のすべての家庭に出入りしなければなりません。何を持ってですか。「世界日報」を持ってです。「世界日報」を持っていく人は、天宙日報の主人です。愛の日報を持っていくのです。愛の巣を移してあげるための天国の使者です。

 この社訓は「愛天、愛人、愛国」です。内外が一つになるということです。

 「愛天」とは何ですか。いくら天が大きくても、それは外的です。愛が内的です。神様を動かし、神様に「来なさい」と言うことができる力をもっているものが愛です。神様をコントロールすることができる力は知識ではありません。権力でもありません。お金でもありません。愛です。それが文総裁の言う「愛天」です。天を動かすことができる力をもっていれば、天が従ってくるのです。

 その次に、「愛人」です。「愛人」と言うときの「人」は個人ではありません。人類のことを言うのです。人類が愛に従っていかなければなりません。

 それから、「愛国」です。国は、国を誰よりも愛する人以外には従っていきません。誰よりも国を愛する人に従っていくのです。

 それは何かというと、内外が一つになるということです。天も、愛を中心として内外が完全に一つになっています。人類も、内外を中心として見れば、聖人ならば聖人というある中心を中心として愛で完全に一つになることができるのであり、国もそのようになっているのです。そのような意味で、今後皆さんは協力し、これをこの国とこの世界に影響を及ぼす言論機関にしなければなりません。


世界日報社の思想的進路


 今まで統一思想研究院がありましたが、今後その研究院を世界日報の研究部署として委譲しなければなりません。そして、今後編集局長と論説委員と主筆、この人々が幹部になり、また編集部の部長以上の人たちも幹部になるのです。もちろん文章を書くことも必要ですが、思想的な面などのすべての面において、国家指導者たちの前で堂々とした理論をもち、彼らを教え導くことができる責任者をつくらなければならないのです。

 今まで私は、科学者大会(科学の統一に関する国際会議)や言論人大会などすべてのものを全般的に準備してきましたが、今からこの頂上の基準を韓国の言論界に連結していかなければなりません。このようにして、今後の思想界はもちろん、世界の思想界の先端を走っていかなければなりません。それが、今まで私が指向してきた目標なのであり、それを言論機関を中心として成していかなければなりません。

 そして、今後この労使紛争問題をいかに処理していくのでしょうか。ぱっと見て、リベラル(進歩的)な思想をもった人がいれば、さっと呼んで理論的にチェックするのです。「君、共産主義理論はこのようになっているが、どのように思うか」と聞くのです。彼らの思想背景を実力を中心として打診し、激しく攻撃するのです。そのようにしてうまくいかなければ、思想研究院と局長を中心とした全体編集会議による精鋭部隊をつくって、再検討期間を設けてチェックするのです。

 世界日報なので世界に出ていかなければなりません。文総裁は、世界と闘ってきました。世界を知らなくてはいけません。また、世界日報は正義に立脚して力強くなければなりません。どれくらい力強くなければならないでしょうか。文総裁以上に力強くなければなりません! 闘うにおいては、命だけ懸けるのではありません。「文総裁が命を懸けたならば、私は愛も懸け、命も懸け、知識も懸け、お金も懸け、権力も懸け、文総裁以上にもっと力強くいこう!」と言わなければなりません。そのようにして内外で一つになれば、世界は統一世界に向かい、新しい門が開かれることでしょう。大韓民国は平和の王宮に向かって粛然と正道を経て、王権を受け継ぐことができる勝利の覇権者になることでしょう。アーメン。(拍手)

 世界日報を中心として調査局をつくりなさい。これは、すべての情報機関を支援するものです。昼も夜も皆さんの生命と財産を守らなければなりません。警察が守ることができなくても、私の手で守ってあげるのです。防御線を突破して浸透してくる共産主義の悪辣な群れを、私の手でくくるつもりです。白昼に何ですか。民族が嘆息し、国を信じることができなくなっていますが、私たちが国を信じることができるようにしてあげればいいのです。


ニューズ・ワールド・コミュニケーション連帯


 そして、ニューズ・ワールド・コミュニケーションです。ニュースといえば世界のニュースですが、ニューズ・ワールドといえば、世界日報です。世界日報財団になっていて、今からそこに韓国の世界日報が入り、日本の世界日報が入り、アメリカの世界日報が入り、ワシントン・タイムズも入っていかなければなりません。それから、ニューヨーク・シティ・トリビューンも入り、ウルティマス・ノティシアスも入り、その次にはミドルイースト・タイムズも入っていかなければなりません。これらすべての言論機関がこの中に入っていかなければなりません。

 そして、韓国で「世界日報」をつくれば、韓国政府はみだりに手を出すことはできません。どれほど政府を激しく攻撃しようとも、また、たとえ独裁政権が出てきたとしても、韓国政府は自分たちの思いどおりにすることはできません。実際、日本も思いどおりにすることはできません。世界的な機構を中心として、すべて財団に属しているので、財団全体を暴いてすべてを取り除いてしまわなければ、思いどおりにすることはできないのです。各国に連結し、世界的な学者が連結しているので、強大な力になるのです。このような意味で、今後これをニューズ・ワールド・コミュニケーションに加入させるということを知って、局長になる人が正しく教育をすれば良くなるはずです。

 そして、できれば私たちは外国と緊密な連絡を取り合うのです。それゆえに、ここでも、日本の世界日報やニューヨークの世界日報、またワシントン・タイムズやニューヨーク・シティ・トリビューンなどと結んで外信ニュースを流すのです。FPI(フリー・プレス・インターナショナル)の要員が定住できる場所としては良い場所です。ですから、ここにテーブルでも置いて、常時誰かが連絡を取ることができるようにしておかなければなりません。

 アメリカから来た要員を配置すれば、ワシントン・タイムズから連絡してきたものをすぐに記事として組むことができます。そのようにしておけば、日本のソース(source !出処)のものも引き出して使うことができ、アメリカのソースのものも引き出して使うことができるのです。そして、今後はこれをコンピューターによって連結しようと思います。


創刊レセプションに参加したアメリカの特使

(一九八九・二・二二、新羅ホテル、ダイナスティー・ホール、千五百人)

 一九八九年二月二十二日、ソウル市、新羅ホテルのダイナスティー・ホールで、政界、財界、言論界の人士と駐韓外交使節団など、千五百人以上の内外の貴賓が参席する中で、「世界日報」創刊記念レセプションが開催された。

 今回、世界日報のレセプションをする時、アメリカのブッシュ大統領がその側近をあいさつのために私のところに送ってきたのではありませんか。それくらいになったのです。

 それは、「世界日報」発行祝賀会の前日か二日前のことだったでしょう? 先生と会って、アメリカ情勢や世界情勢について、また今後の統一教会や、今先生が中国に対して行っていることに対する共同体制、紐帯関係など、様々なことを話し合いました。

 先回も、ブッシュ大統領を私の手で当選させました。アメリカ政府が就任式に招いた十二人の中で、ブッシュ夫妻のサインをもらって、直接使節を送って招待状を渡した人が四人いたのですが、そのうちの一人が私です。そのようなことは知らないでしょう? 今もその手紙は保管してあります。そして、全国から集まるので、ホテル六箇所に立ち寄って演説するのに、その中で大統領の最も近くに用意された席の招待状六枚と、これくらいの贈り物を人を通して送ってきたのです。しかし、私は会いませんでした。韓国に来てしまいました。「どれ、共和党の者たちは、人を正しく判別するかどうか見てみよう」というのです。ところが、ここに来てみると、大韓民国の国会議員たちは「いやあ! ブッシュ大統領の招待を受けて行くのだ」と言って騒いでいるのです。招待状といっても、それは手紙で一枚来たものです。私は韓国に来てしまいました。

 その席に文総裁が来なかったので問題が起きたのです。そこで「あの人を寂しがらせてはいけない」ということで、あいさつのために特使を送ってきたのです。そして、「世界日報」創刊記念日の前前日に帰ろうとしていたのを、私が「創刊記念行事にホワイトハウスからも参加しなさい」と言ったのです。そして「私がその行事で演説するので、あなたもアメリカの実情を一言言いなさい! ブッシュ大統領が大統領になったのは文総裁がいたからです。文総裁がいなければそれは到底望むことはできなかったでしょう」と言ったのです。













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五 「一心式」と韓国プリチャッキ連合会総裁就任


真の御父母様の生涯路程 9


五 「一心式」と韓国プリチャッキ連合会総裁就任


宗親会会長団教育


 韓国統一を成すためには、統一教会の文先生を中心として、先生と統一教会の食口たちが完全にプラスとマイナスで一つにならなければなりません。そして、私が縦的なところにいれば、統一教会員は横的な基準で走らなければなりません。走ればいいのです。私が国のためにこの基盤を築いたので、南北統一のために皆さんが氏族を連合させなければなりません。

 氏族を連合する時が来たのです。それは不思議でしょう? 氏族的メシヤを宣布してから三日もたたずして、今私に対して宗族会からお願いに来たのです。昔、その人たちの中で統一教会の文総裁をばかにし、悪口を言わなかった人がいたでしょうか。そのような状況だったのに、宗長たちの集った連合会で私を迎えて「総長にしよう」と言っているのです。「連合総長になってほしい」と言っているのです。このようなことを見れば、天が協助してくださっているのです。すべて準備されているのです。

 韓国に族譜協会というものがあります。その族譜協会にはどれくらいの姓氏があるかというと、二百七十四姓です。それが分派して系列になったものが三千四百派です。それは何かというと、族譜をもった姓氏はすべてここに加入しているということです。

 それで、先日この人たちが勢ぞろいして、総裁について話をしていたのですが、一人の人が立ち上がって「皆さん! 私の話を少し聞いてください。私は不思議な夢を見ました」と言うのです。それで「何ですか」と聞くと、「夢を見たのですが、本当に不思議です」と言うのです。夢の中で「ここには総裁となる人はいない。百五十箇所の基地をもち、五千年歴史の愛国者の中の愛国者である文鮮明総裁を連れてきて総裁にしなければならない」と言われたというのです。(拍手)

 それで、それを承諾する前に、まず二百四十人の教育をするのです! 教育をしなければなりません。教育をしたのちに総裁になるというのならば話は別ですが、みな自分勝手なので駄目だというのです。教育をしておけば、私の言うことを聞くようになるのです。そこで二月十日に二百七十四人を連れてきて教育することにしているのです。

 彼らは何と言ったでしょうか。「歴史始まって以来の素晴らしいお方が引き受けられたので、その次には金冠を作って戴冠式を行います」と言うのです。「それならば、一度してみなさい、そのようにしてみなさい。どれ、どれくらいするだろうか」と言ったのです。また、彼らが言うには、ユタ州に世界族譜があるそうです。「文総裁をお迎えするためにその族譜を探し出してくる」と言っているのです。

 今まで、私はそのような対外世界における長の名を最も嫌っていました。しかし、私はこの民族を愛しているので、これを私の居間に因縁のひもをつないで関係を結ばなければならない天運が訪れてきたことを知っているので、「あー、そうですか」と答えました。それで、二十三日に、私が大韓民国宗氏たちの総宗長(総酋長)となるのです。それは誰の名によってですか。文総裁の名によってですか。神様の名によってです。

 今回のプリチャッキ連合会は、政党組織よりもっと恐ろしいのです。今年の標語は何でしたか。(韓国統一です)。既に韓国統一は、プリチャッキ連合会の集いによって、その基礎的決定が終わりました。それに対する組織を中心として、今後民族会館を建設しようと思っています。


「一心式」

(一九八九・六・二三、リトル・エンジェルス芸術会館迎賓館)

 一九八九年六月二十三日、「韓国プリチャッキ連合会、文鮮明総裁推戴式」に先立ち、リトルエンジェルス芸術会館の本館三階迎賓館において、統一教会側の代表十二人と、各姓氏の親族代表十二人等、三十人以上が参席する中で、真の御父母様をお迎えして「一心式」が挙行された。

 この「一心式」は統一です。皆さんの心と体が分かれ、夫婦が分かれ、父子の関係が分かれ、すべてが分かれているのです。堕落は何かというと、そのように父子の関係も分かれ、心と体も分かれ、父母も分かれ、子女も分かれ、すべてが怨讐になったということです。これを、家庭統一を中心として氏族、民族、国家、世界統一を成すことを誰かが宣布しなければなりません。それで、神様の愛を中心とした血族を中心として、地上と天上世界に鉄の軸を打ち込んだのです。

 私がそのプリチャッキ連合会のことを知っていたでしょうか。今回初めて会ったのです。いずれにしろ、このように出会って因縁ができ、このような族長たち、言わば宗氏の一族たちが一致して、私を韓国の一つの父母として登場させるようになったのです。そのためには、この式がなくてはなりません。

 統一教会で唱えている真の父母の位置は、韓国民族だけにあるのではありません。人類全体にもあるのであり、また先に霊界に行った先祖たちも、本来は真の父母の血族として天上世界の霊界に行かなければならないのです。しかし、堕落することによってすべてが食い違ってしまったのです。ゆえに、地上がアベル的立場であり、霊界はあとなので、アベルが長子権を復帰していく道に順応することによって、天上世界を解放させることができるのです。

 それで、このようにして地上が長子権を復帰したので、今からは霊界が私たちの動きを後押しすることができるようになるのです。ですから、強く雄々しくありなさい! 強く雄々しくなければなりません! 天道があり、天理があるのです。それで、きょうこの時間をもって確定して宣布する式が「一心式」です。

 釈迦牟尼が「天上天下唯我独尊」と語ったその言葉の意味は何かというと、愛の中心核に入っていくことによって初めて、天と地がすべて私にあるという意味です。私のものです。解くことができなかったその内容を解き、重大な歴史的な鉄の軸を打ち込み、このすべての旋風環境を収拾することができる一つの起源を準備する式が、正にきょうの「一心式」です。

 統一教会の人たちは苦労をたくさんしました。先生は四十三年、キリスト教的にいえば十字架を背負って追い回されてきました。今でもそうではありませんか。どこに行ってもたたかれたのです。「あの売国奴め、うちの家庭を破綻させ、うちの息子、娘を盗んでいった」。「盗賊の輩め」。そのように、ありとあらゆることを言われてきたのです。世の中の悪い言葉をすべてもってきて先生に着せました。先生の歴史はそのようになっていなければなりません。そのようにして世界的に迫害されてきたのが、今は勝利して、迫害する環境から説け出て、世界がレバレンド・ムーンを歓迎する時代に至り、再び春と巡り合う時代を迎えて帰ってきて、このような式を行うのです。皆さんがこのように集まったという事実は、統一教会の数十年の苦労を皆さんと横的に接ぎ木するということです。兄と弟が一致して一つになれば、父母を迎えることができる特権が付与される時代になったのです。このような驚くべき時代であることを知って、今後感謝しながら私と協力していけば、何よりもこの国が生きるはずです。そのようにならなければアジアが滅びるのです。


韓国プリチャッキ連合会総裁推戴式

(一九八九・六・二三、リトル・エンジェルス芸術会館、韓国二百七十四姓氏代表が千八百人以上参加)

 真のお父様は、韓国プリチャッキ連合会(会長 孫錫佑博士)の総裁に推戴され、リトル・エンジェルス芸術会館において、韓国二百七十四の姓氏の親族代表など、千八百人以上が参席する中で、その就任式が行われた。

 きょう、本人を韓国プリチャッキ連合会の総裁に推戴するこの意義深い式典を、皆さんの心を合わせた精誠によって準備してくださったことに感謝申し上げます。

 この運動を通じて、すべての人が万有の根であり、生命の根源であられる神様を正しく求め、神様により一層良く侍ることを深く願い、そのような契機となることを願って総裁職を喜んで引き受けます。

 プリチャッキ連合会が各自の先祖を訪ねて侍る運動をするのはもちろんですが、この運動は、誰もが一つの根による一つの子孫であることを確認させる挙国的・世界的運動に発展していかなければなりません。一族単位の族譜を正しい民族譜へと、その次元を高めていかなければなりません。さらに民族単位を支える狭い根の意識ではなく、民族全体、人類全体の求心力としての根の意識へ昇華させなければなりません。

 プリチャッキ運動を通して真の始原を尋ね求めていけば、自らの先祖とその先祖となる人類始祖に至るようになります。さかのぼって善の根を尋ね求めていく道は、まず百万の邪悪と不条理の動機と曲折を解いていかなければならず、さらには神様を知り、人間始祖に対された神様の心情を尋ね求めていかなければなりません。そのようにして初めて、本当に根を見つけたということができるはずです。

 プリチャッキ運動は、神様を根源とした真の愛の実践運動にならなければなりません。私たちは、真の愛の化身体であるイエス様をはじめとする聖賢の教えを生活の中で受け継がなければなりません。私たちはみな、お互いに根源であられる神様を通して対し合い、愛の因縁を広げてこの時代の葛藤を克服し、歴史的な不和の垣根を壊して調和の世界を成し遂げる主役にならなければなりません。特に民族の宿願である南北統一も、真の愛によるプリチャッキ運動の活性化によって民族的同質性を強固にしながら成就しなければならないだろうと思っています。

 神様がこの民族に下された祝福を愛の実践によって開花させなければなりません。私たちはみな総決起し、万民を私たちの運動に連結することによって、真の根、真の愛の灯台を通じた人類和合の理想を必ず成し遂げましょう。


六 「愛援摂理時代」と「八定式」および「天父主義」の宣布


「愛援摂理時代」宣布

(一九八九・八・二〇、アラスカ、コディアック、ノース・ガーデン、ダンベリー出監四周年記念礼拝)

 一九八九年八月二十日、アラスカ、コディアックのノース・ガーデンでの真のお父様のダンベリー出監四周年記念式において、真のお父様は、中心指導者や食口など二百五十人以上が参席する中で「愛援摂理時代」を宣布された。この日、真のお父様は「救援摂理の完結と愛援摂理」という題目でみ言を語られた。

 去る二十日のダンベリー出監四周年記念日に話した説教の内容は何かというと、救援摂理完結と、そしてその時代が過ぎて愛の時代、すなわち愛援摂理時代圏というテーマの内容でした。

 それは何かというと、長子権復帰の摂理時代は過ぎ去ることによって、そのあとは父母権復帰時代に入っていき、王権が復帰され、天にも地にも神様の天的な王統が立つようになるという内容です。そのような時代に向かって、私たちは信仰していかなければなりません。王権復帰です。天にも地にも王が生まれるのです。民主主義や共産主義が世界を指導しようとしましたが、それらはすべて崩れ去っていくのです。今からは私たちの時代です。したがって、左右を収拾していく「頭翼思想」、そして絶対的な神様を中心として愛の世界、そしてその世界に向かって摂理を出発するのは父母です。

 原理に立脚していうと、結果主管圏と直接主管圏です! 結果主管圏は、長子権を復帰することによって責任分担を完成することです。サタンの愛と神様の愛を比較してみてください。世界的にサタンを敗北させ、勝利の旗を立て、「既に彼は天の子女なので、自分は天使長の子女として彼に侍らなければなりません」という基台を復帰した上で、直接主管圏が結果主管圏を主管するようになっているのです。何によってですか。父子関係によってです。長子権を復帰することによって、最初に生まれた子供も次に生まれた子供も、すべてアダムとエバの子女であり、神様の子女となるのです。それで、父母を中心とした子女が神様を中心として家族や血族を連結する摂理時代に帰ってきたので、愛援摂理時代というのです。

 それで、愛による救援時代、「愛援摂理時代」を宣布するのです。救援摂理ではありません。今までは蕩減復帰の救援摂理だったでしょう。それがなくなるのです。長子権を復帰することによって、兄弟たちが父母の懐にそのまま抱かれることができる立場に入っていき、父母の愛を中心として父母に許される環境をつくったので、この地上において統一教会に反対する勢力がなくなっていくのです。反対する時代は過ぎ去るのです。

 摂理的に見れば、今からは愛の摂理時代です。メシヤがこの地の四隅を占領する摂理時代が来ます。それがすべての結論です。救援が完全に終わり、愛の摂理時代が始まるのです。今回、アラスカにおいて、私は愛援摂理時代を宣布してきました。


「八定式」挙行

(一九八九・八・三一、アラスカ、コディアック・ノース・ガーデン)

 一九八八年が終わってから八ヵ月が過ぎる最後の日である一九八九年八月三十一日、真の御父母様は、アラスカ、コディアックのノース・ガーデンにおいて「八定式」を宣布された。「八定式」(定は定着の意味)は、僕の僕、僕、養子、庶子、実子、母、父、神様までの縦的八段階の蕩減復帰路程と、個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙、神様までの横的八段階の蕩減復帰路程で完全に勝利したという意味を含んでいる。

 人間の堕落によって世界がすべてサタン圏に入っていったのです。そこで天は、すべてに浸透して奪ってくるのです。個人時代、家庭時代、氏族時代、民族時代、国家時代、世界時代、天宙時代、そして神様までです。八段階の蕩減復帰です。横的な面でも八段階、縦的に上がっていくのも八段階です。これを一つにまとめて「定着した」と宣布したのです。すなわち今回、一九八九年八月三十一日に、先生がアラスカで宣布したのが「八定式」です。

 一九八九年という新しい時代の一月、二月、三月、四月、五月、六月、七月、そして八月末です。それは新しい時代の八ヵ月間で世界的な蕩減路程を終えました。それで、昨年は交差結婚式や「世界統二国間天日」の宣布など、様々なことを行ったでしょう? 総合蕩減条件の樹立です。このようにしてすべてのことを八月で終えました。先生は、海上、水上に至るまですべて連結してきたのです。

 サタンもここを重要視しています。フロリダも重要な責任分担地ですが、海上事件がありました。そこで今から海洋世界は先生の側で主管します。そのような意味で一生懸命にやるのです。今、事故で亡くなった人の夫人も来ていますが、彼以上に海で一生懸命に働くのです。その人の価値も先生を基盤にして上がっていきます。その条件基盤をもたなくては上がっていくことはできません。

 昨年、そのような意味で海をすべて回りました。ハワイからメキシコ湾、東太平洋、そしてロサンゼルス、グロスター、そして韓国では済州島です! すべて回りました。ですから、海を連結させたのです。そのようにして、陸地に戻ってきたのです。海をすべて収拾して定着することが重要です。天の摂理時代は、父母の時代、愛の時代に入ってきたのです。

 皆さん、神様の摂理において八数が定着できませんでした。八数は天でも円であり、地でも円です。「世界統一国開天日」を宣布したのち、最初の年の八月は重要です。重要な八月末に天宙的な定着を発表したということは重要なことなので、これを記憶するよう願います。長子権の復帰とともに父母権の復帰です! 父母権を復帰することによって王権復帰が成し遂げられるのです。そして民主主義時代が過ぎ去って愛の世界が来るのです。

 アラスカのコディアックに行ってみると、遠くにある北極星が真上にあったのです。北極星が最も高い場所で「八定式」を行ったのです。縦横にふさがれていた天国と地上地獄のすべての垣根を壊し、人間世界のすべての個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙までふさがった垣根をすべて壊してしまったのです。

 それで、今私はアラスカで「北極に教会を建てなさい」と指示してきたのです。北極の一番センターがあるでしょう? 地軸のことです。私たちが神様の前に最も近い位置にいるのに、ほかの教団がそこに教会を造ってはいけないのです。(笑い)ソ連政府に「私たちは北極教会を建てる」と申請すれば、間違いなく許可が出るはずです。

 それで、今回、私が郭錠煥氏を通じて、ソ連のロシア正教の総大主教に「あなた方ソ連の人々を生かそうとすれば、ほかの方法はありません。レバレンド・ムーンを中心とした統一教会が一番なのですから、七十の統一教会の設立を許可するというサインをしてください」と言ったのです。


「天父主義」宣布

(一九八九・九・一、アラスカ、コディアック、ノース・ガーデン)

 一九八九年九月一日、真の御父母様は、アラスカ、コディアックのノース・ガーデンで「天父主義」を宣布された。長子権を完全に復帰したという意味である「八定式」の基盤の上に「天父主義」を宣布することによって、堕落人間は真の父母を迎えるようになり、真の父母においても、カインとアベルをすべて愛することができるようになった。このようにして父母主義・天父主義時代が開かれたのである。

 「八定式」を基盤として、一九八九年九月一日に「天父主義」を宣布しました。これは何の話かというと、「八定式」が終わる時までは長子復帰の時代、長子権復帰時代です。しかし今や完全に長子権が天の側に復帰されたので、サタンが反対することのできない世界的頂上関に上がっていくのです。今から私たちが強く雄々しく突き進んでいけば、アメリカも押され、共産世界も押され、韓国も押され、日本も押される時代になったのです。ですから、強く雄々しくあれというのです。

 これまでは兄弟主義です。兄弟が一つになることによって解放が起きたのです。そして兄弟たちがすべて解怨成就の基盤をもったので、父母が解怨成就の基盤をもったのです。

 絶対的な代を継承し、神様の代身の立場に立った王権にならなければなりません。この王権基盤を形成するためには、「神主義」を通して、皆さんの個人の家庭、氏族、民族、国家を連結しなければなりません。ゆえに、「天父主義」とは、家庭を中心とした王権を回復させ、連結させることによって王権が復帰されることです。天宙的王権が復帰されるのです。ここにおいて家庭が必ず中心となります。氏族的アダムの統一家庭です。

 子女の解怨成就と父母の解怨成就が成されたならば、家庭において愛によって一つにならなければなりません。家庭を中心としての「天父主義」です。共産世界と民主世界を家庭に吸収していかなければなりません。統一教会が吸収していくのです。完全にそのような時代になったのです。このような時代になったので、文化オリンピック大会を宣言し、合同結婚式を主題にするのです。


七 洪順愛大母様昇華

(一九八九・一一・三、七十五歳、ソウル市鍾路区内需洞、新門路公館)

忠心奉身の生涯


 一九八九年十一月三日午後九時五十三分、真のお母様の生母であられる洪順愛女史が七十六識を一期に、ソウル市鍾路区内需洞二〇-四三、新門路公館において、真のお母様が親しく見守られ、祈祷される中で天の招きに従って昇華された。十一月四日、真のお父様は洪順愛女史の生涯と信仰を褒めたたえ、「忠心奉身」という揮毫を下さり、「大母」という名を下賜された。

 過去に自分がどのように生きたという考えをする人は、天国に入っていくことはできません。ゼロの位置に入っていかなければなりません。それゆえに、このおばあさんはあらゆる精誠を尽くしましたが、そこにはほかのものが何もありません。ただひたすら真の父母と神様という思いしかないのです。そこにほかのものが入り込めば、直線上を行くことはできません。愛の道を行くことができないのです。地上で祝福を受けたからといって、そのまますべて成されるのではありません。

 ただひたすらもつべきことは、神様の愛に対して真っ赤に燃え上がる一つの心情だけです。ですから、洪順愛おばあさんのように、二十四時間を、神様のみ旨と真の御父母様のみ旨を成就させるための思いで生きなければなりません。このおばあさんにはその思いしかありませんでした。それ以外の思いはもたなかったのです。このような立場から見るとき、私たちが尊敬しなければならないおばあさんです。それで、私が「大母」という名前を与えたのです。

 労働者の妻から皇族に至るまで、女性にはありとあらゆる意地の悪い人がいます。そのような人々がすべてお母様を打たなければなりませんでした。お母様一人では耐えきれないので、三代を経ながら打たれなければなりません。代を継ぐにおいて、そこに責任をもったおばあさんだったということを知っているので、先生は「大母」という名前を与えたのです。

 女性が行くべき愛の道において、幾重もの泰山峻嶺のようにふさいでいるすべての垣根に責任をもち、自ら犠牲になってそれを壊してしまわなければ、それがお母様に振り掛かってくるのです。それで「すべての重荷を自分に負わせてください」と言って痛哭し、「真の御父母様の家庭におけるすべての憂いを解怨してください」と言って、十年間、毎日そのようにしたのです。

 それで、今はその恨に満ちた犠牲の道を通じることによって、国家基準を越え、世界基準を越えて全天宙で統一教会に反対することができない環境となり、統一天下に向かい、解放に向かって前進できる時代が来たのです。この転換期に自己の責任をすべて果たし、すべての人が衷心から侍らなければならない大母様の資格をもったので、大母様としたのです。(拍手)

 きょうここで、皆さんはこのお方の一片丹心の心情を継承し、自らの後孫と皆さんの家庭の前に、同じように神様に侍ることができる伝統を正しく立てなければなりません。このおばあさんは、神様に侍るために生きました。神様を皆さんの家庭に迎えるにおいて’それ以上に一片丹心の衷情の道理を果たさなければなりません。きょう、揮毫に忠心、それから何と書きましたか。(奉身です)。奉身です。忠誠にあふれた一片丹心の心をもって、生畜の祭物になる道をすべて歩んだこのおばあさんと共に歩む時には、迫害を受けることなく神様から福を受けることができる始まりになるはずです。アーメン! (拍手)


老衰と昇華


 天国に行こうとすれば、新しく生まれなければなりません。再び生まれようとすれば、地上に生きていた時のものをもっていけば大変なことになります。ぽけは必ずしも悪いものではありません。大母様もぽけました。ぼけが一番の贈り物です。このような話は初めて聞くでしょう? なぜでしょうか。霊界に行く時、地上世界で何か悪いことをしていれば大変です。行くべき所に行くことができません。その意識を取り去ろうとすれば、何千年もかかります。それゆえに、この世であったすべてのことを忘れてしまうのです。

 それはちょうど、秋になれば栗の木の水分が次第になくなっていき、葉が落ち、いがの殼がむけ、それから栗の実を覆っている皮もすべて干からびて、実だけがたわわに実っているのと同じです。世の中のすべてのことがそのようになっています。その実は生命の象徴です。ぽけたお父さんやお母さんを無視してはいけないということです。

 地上で生きた時のすべての不純なことを忘れてしまい、本心からわき出る因縁を整え、後代において自分の息子、娘が来る時のために、正しく橋を架け、ハイウェイを築くという、そのような父母の行く道を準備しているぼけた父や母をぞんざいに扱ってはいけません。

 私たちの第一の先祖は神様です。父母や先祖は神様を身代わりした存在です。ですから、生きている時に高祖父、曽祖父、祖父、父親までの四代の先祖に対して神様のごとく侍らなければなりません。その方々に対して、自分の夫以上、自分の妻以上、息子、娘以上に侍る家庭は千年、万年続くのです。簡単なことです。文総裁の言うことが事実か、そうでないか一度やってみなさい。このような家訓が天理を受け継ぐことができる道理であるということをみな知りません。

 堕落していなければ、人は死ぬことが幸福なのです。それで、今日統一教会においては、死を悲しみで迎える教会になってはならないと教えてあげているのです。それゆえに、昇華式というのです。私の息子が車の事故に遭って死んだ時も、私は一度も涙を流しませんでした。その息子の行くべき霊界の手続きがどれほど複雑かというのです。

 今回、先生の義母が行く時も大母様として送るのです。お母様も涙を流してはなりません。霊はすぐに発ちます。しかし、親戚が取りすがって泣いたりするのは、足にひもをつけて引っ張ることです。行くべき道に行くことができないように引っ張ることです。残された難しい問題、泰山峻嶺が死後の世界をふさいでいたとしても、ケーブルカーに乗っていくことができる道があるということを知らなければなりません。

 今までキリスト教において先祖に対する祭祀を行うことができないようにしたのも一理あるのです。祭祀は、神様と全人類の真の父母が受けなければなりません。天において、上の代の先祖たちが先に侍られなければなりません。ところが、堕落することによって、今までそれができなかったのです。しかし、今や復帰時代において祝福を受けたので、今後は先祖を祭らなければなりません。韓国が五百年間儒教思想を通じて父母に侍る伝統を残したということは、このような一時を準備してきた伝統と一脈相通じるものがあります。既成教会はそのようなことを知らないでしょう。


天地の心情的橋梁の役割を任命する祈祷

(一九八九・一一・六、新門路公館安置所、帰歓式、一九八九・一一・七、坡州元殿、元殿式)

 一九八九年十一月七日午前十時、新門路公館において、真のお母様をはじめとする中心食口等、千二百人が集う中で「大母洪順愛女史協会昇華式」が厳粛に挙行された。真のお父様は、十一月六日に新門路公館の安置所で挙行された帰歓式と、十一月七日に京畿道披州郡積城面武建里カムゴルの元殿の地で挙行された元殿式において、大母様に対して、霊界と肉界を心情的に連結する橋梁の役割を遂行する責任を与えられ、その任命をする祈祷をしてくださった。

 おばあ様がこの地上から霊界に行くことによって、天上世界と地上世界に一つの心情的橋梁を成し、興進君とイエス様に連結されたその橋をより一層強固にされ、キリスト教を中心としてユダヤ教と統一教会を一つにまとめる責任を全うすることができるように許諾してください。

 七十数年の生涯にわたるすべての奉仕の日常生活を通じて、この地上で因縁をもったすべての統一教会の食口たちと共に、このおばあ様が涙と血の汗を流しながら、お母様が行く道の基盤を築くために、隠れた中で独り心を痛め、気をもみながら、その垣根となり、今日の勝利がもたらされる時まで道案内の役割を果たしてくれたことに感謝いたします。

 あすになれば、この場を離れて地上の肉身とは会うことのできない位置に立つようになりますが、天が憂慮することを地上に残した時には、このおばあ様が中間に立ち、霊界から霊を通じて、すべてのことに責任を負い、統一家を代表して中間的、媒介的立場で天の前に連結させるという重大な責任を果たすよう真の御父母様が命じますので、お父様が受けてくださることを切にお願い申し上げます。

 天上世界と地上世界において、この娘が永くみ旨成就の一架け橋としての役割をなすために、あなたが願われた誇らしい一人の娘として行くことを知っています。ゆえに、地上にいる真の父母は、この娘をあなたの前に送りながら、天を動員し、地上にいるすべての善の後孫を動員して、あなたの懐に抱かれることができる愛の一つの表象として、母の愛、娘の愛の表象として褒めたたえますので、お父様の懐に抱いてください。

 お父様! この娘が行くことによって、全霊界が地上に許された勝利の基盤を重ね、あなたのみ旨の前で、善の先祖たちが地上の善の後孫たちに直接的に再臨復活することができる役事をより一層強固に拡張し、連結してくださることをお願いいたします。


八 周辺強大国の基盤と世界的影響力


韓国を中心とした世界情勢


 韓国に帰ってきて何をしたのでしょうか。韓国の大統領選挙と国会議員選挙、これら二度の選挙を中心として、内的基準で縦的に収拾することにおいて、先生が先頭に立ったのです。今年、「韓国統一という勝利的基盤をもって韓国に帰ってきたので、日本も先生に従っていかなければなりません。そして、アメリカも一つになり、中共も一つになり、ソ連も一つになれば、最後には全日成も従ってくるのです。そのようになるのです。金日成はサタン側の父でしょう? 南では神側の父です。今、完全に相反する立場からぶつかっています。

 それでは、韓国の情勢はどのようになっているのでしょうか。正に一九四五年当時と同じように、韓国の青年たちがロシア語を学び、中国語を学び、日本語を学び、英語を学んでいるのです。しかし、世界の統一教会のメンバーはすべてを否定して韓国語だけ学んでいます。(笑い)祖国を探し求め、天を代表しているので、そのようにならざるを得ないという結論は原理的な結論です。

 世界的な統一圏を再び収拾する時代になったので、共産党は後退せざるを得ないようになっています。それで、一九八五年を中心として、彼らは下がっていかなければなりません。そのようにして共産党が完全に無力化すれば、先生に接近しようとしてくるのです。そのようになっています。天運というのは恐ろしいのです。そうでしょう? 共産党が先生に反対したのですが、その代わりに先生は韓国を中心として世界的蕩減基準を立てたのです。

 今回、先生が帰ってきて何をするのでしょう。共産党は倒れていきます。金日成は後退するようになっているのです。今、世界で最も困っているのが金日成です。中共も開放政策をとっており、ソ連も「おいおい! 私に従って開放しなさい」と圧力を加えてきているのです。


統一産業の技術分割運動


 統一産業ではどのようなものでもつくることができます。単一の機械製品だけではありません。本来、目標をそのように定めてあるのです。韓国という国は、技術の平準化が成されていません。ピラミッド式になっているので、一般技術の水準が非常に低いのです。それで、今まで統一産業が技術界に多くの貢献をしてきたのです。

 私の作戦は何かというと、統一産業を中心とする技術分割運動です。一年に三分の一ずつ交替させなさいとしたのです。月給を少ししかあげていないので、三分の一は出ていくのです。どんどんほかの会社に出ていくのです。それは技術分割です。そのようにしながら、彼らがその付属品を削ることができるような道を開いてあげました。ですから、既に韓国の水準がある程度まで上がってきているでしょう? そのようにならなくては、今後韓国を中国に接ぎ木をすることができないのです。

 「現代」がプレーキ装置をドイツに二十億近いお金で注文したのです。国家に損害を被らせながら、なぜそのようなものを注文するのか分かりません。私たちは、その五分の一程度の価格で生産しているのです。それで政府のほうで、それが事実ならば検討しないといけないということになり、その結果、優秀だったので、今は統一産業でつくっています。二十億近いものを五億でです。電子自動装置は、既に十五年前から始めました。韓国政府はそれを四年前に初めて知ったのです。

 今回、日本で開かれた機械展示会に統一産業が開発したシステム機械ラインをもっていって展示したところ、日本が驚嘆したのです。コンピューターチップのようなものをつくる分野では、ファナック(FANIUC)が一番だと思って誇っていたのですが、その会社の社長が来て腰を抜かしたのです。統一産業など何でもない会社だと思っていたのですが、これは問題が大きいのです。

 そのような意味で、今日韓国の自動車工場がこのようになることができたのは統一産業があったからです。昨年、統一産業で七十日間のデモが起きた時、八大自動車会社が散々な状況だったということを知っていますか。その時になって初めて「いやあ大変だ!」と言ったのです。(笑い)「これほどまでに統一産業が私たちの生命の脈になっていたのか」と言って、その時初めてその価値を知ったのです。すべて自分たちでつくっていたと思っていたのです。

 金日成が「何としてでも統一産業をすべてぶち壊してしまえ」という指令を下していることを私は知っています。それで、五年前から文社長に話していたのです。「共産党が襲撃してくるだろうから、あなた方は注意しなければならない」と言ったのです。ところが文社長は「大丈夫です」と言いました。文成句氏! お兄さんが何気なく話しているようであっても、それを天の言葉のごとくに思い、血の涙を出すごとくに教育していれば、あのようなことはなかったのです。


アジアの技術平準化


 今、私は中国を手繰り寄せています。三月を中心として、思想的に指導した百二十人の教授を連れてきて、韓国、日本と連合戦線を築いて「統一思想」の教育を受けさせるのです。中国を生かしてあげようと思っているのです。文総裁は恐ろしいのです。いまだ共産主義体制下にある中国に対して、どうして激烈な世界的反共指導者が「『統一思想』を研究し、教育を受けなさい」と言うのでしょうか。既に教育を受けなければならないように、引っ掛かってきているのです。そして今回、中国四十人、日本二十人、韓国二十人の八十人の教授たちに一週間「統一思想」を教育したのです。そのようにしたところ、彼らの考え方が完全に転換したのです。

 私は、この産業の力をすべて中共に植えつけようと思っています。それで、技術平準化を唱えてきているのです。一九八一年に国際平和高速道路を宣言するとともに、私は中国の満州にいる僑胞や、日本、アメリカ、西ドイツにいる僑胞を糾合しながら、ドイツの最高技術を引き出しました。政府が売らないといっても、秘密裏に工場から引き出すことができる実力をもっているのです。

 先生がインドと中国に対して科学技術を平準化させた場合、世界はアジアを無視することができなくなります。それで、中国は思想的に先生の側になっているのです。先回、日本に、中国情報部の四十人の要員がやって来ました。そして、彼らに「共産主義理論を主張している中国で一番の中心学者、大学教授たち四十人を選抜して連れてきなさい」と言いました。それで、三十六人が来たのです。

 既に文先生の名前はソ連の政界の中央において秘密に論議されており、写真が密室に入っていって注視される時代になりました。不思議なことです。彼らは、既に中国の計画を知っているのでしょう? 技術平準化ということで、中共にこのような工業施設をつくると計画したのですが、ソ連は「何としても最初にそれをモスクワにもらいたい」と考えているのです。彼らは、前からそれらのことをすべて知っていました。情報が早いのです。「中国だけに技術進歩させてはいけない。ソ連を忘れてはならない」と、そこまで言っているのです。


日本政界への影響力


 イエス様が氏族的基盤と国家的基盤を失ってしまったので、世界を一周して再臨の時代が来るのと同じように、四十年前に統一教会の世界統一圏を失ってしまったので、四十三年を経て再び帰ってきたのです。ここで歓喜の旗を掲げ、万世の勝者として君臨すべき群れが、敗者の苦い杯を飲んで退くことはできません。再び春に巡り合う時代が来たのです。その時と全く同じです。

 一九八八年を境に日本は下がっていくのです。一八六八年から一九八八年の百二十年間で、明治、大正、昭和の三皇時代を経るのです。昭和天皇がちょうどこの時に亡くなりました。そこで終わりです。「原理」から見れば、サウル王、ダビデ王、その次に誰ですか。(ソロモン王です)。それが百二十年間でしょう? アブラハム、イサク、ヤコブです。これからは着陸時代が来るのです。

 日本の政界の有名な人の側近が連結されていることを知りません。今でもそうです。そのようにして、竹下氏が総理になりました。先生はその時「二年後を見ていなさい。自民党は大変なことになる! 自民党は面目をつぶし、その姿を現すことはできない。崩壊状態、恥ずかしい情勢、それくらいにどん底に落ちてしまう。それを誰が救うのか」と言いました。

 統一教会と勝共連合と「東西南北統一運動国民連合」が自然に統一運動をするのです。自民党はこの団体がなければ大変なことになっていたはずです。自民党自体がいくら努力したところで二百六十七議席以上を確保することはできなかったのです。


アメリカ各界組織活動基盤


 アメリカの歴史において、政府に対してレバレンド・ムーン以上に多くのお金を使って闘った人はいません。一時間当たり千五百ドルも支払って弁護士を雇ったのです。そのような人たちをつかまなければならないので、その程度のお金は問題ではありません。ですから、弁護上界を完全に掌握したのです。

 千五百人の弁護士を完全に掌握し、今は私が一つの弁護士会社を経営することができるほどの基盤を築いたのです。約五百回の裁判をしました。今でもしていますが、約四百二十回勝利しました。ですから、どれくらい私がお金を使ったでしょうか。それで、有名になりました。弁護士の世界はレバレンド・ムーンのことを知っています。アメリカには七十万の弁護士がいます。アメリカという国は大きいのです。教授も七十万人いるのです。

 アメリカの反対している四万人の聖職者の中で、七千人を韓国に連れてきて接ぎ木するのです。韓国は南朝ユダと同じですが、北朝イスラエルと同じアメリカを生かしてあげるために、アメリカをすべて接ぎ木し、アメリカの教会がレバレンド・ムーンに従っていくことができる基盤をつくってあげるのです。教会の方向性をそのように設定させるのです。また、政治風土を中心としては、州の上下両院議員七千人のうち、四千人以上を教育しました。エリートだけを教育しました。このようにして政治基盤においても、レバレンド・ムーンに従っていかざるを得ないようにしたのです。

 そして、今まで国防総省において、三千五百人の将軍をすべて教育し、また一万人以上の在郷軍人協会の責任者を教育して連結させたのです。教会、地方組織、そして軍事組織を連結したのです。

 軍隊は二世と同じ立場です。防衛軍は内的な軍隊です。この内的な軍隊を中心として、内的な若者と一体化させるための部落組織を編成し、今選挙運動を展開させているのです。このように軍隊が行くべき方向、それから政治風土が行くべき方向、その次に教会の行くべき方向を正してあげるのです。そして、AFC(America Freedom Coalition:アメリカ自由連合)という組織を中心として、今回の選挙期間に、国家的な影響を及ぼすことができる内的な工作をしているのです。

 アメリカの共和党は百七十万にしかなりません。民主党は二百五十万です。頭しかいないのです。この首から下の組織がありません。今レバレンド・ムーンのACC(American Constitution Committee:アメリカ憲法委員会)組織が二年間でどれくらいになっているのかというと、二百万人を超えています。これは決死隊です。私が指令さえ下せば、お金を出す人が七十万人を超えます。毎月お金を出す人がそれくらいになるのです。

 そして、世界は十分生活圏内で動く時代に入ってきたので、それを掌握するために、今ワシントンD・Cにメディアセンターをつくりました。一万四千坪です。成和神学校の大きな石造ビルがあるでしょう? 一万四千坪ならば、成和神学校の三倍以上です。メディアセンターは何かというと、放送局をたくさんもってきて集めておいた株式会社です。KBSのような放送局が何百社も入っているのです。ですから、プラグ一つ差し込むだけでソ連のモスクワがすぐに出てくるのであり、世界とすべて通じるのです。


ユニバーサル・バレエ・アカデミー(UBA)


 一九八九年三月二十五日、アメリカのワシントンD Cにおいて、真の御父母様は、国内外の主要食口が多数参席する中で「ユニバーサル・バレエ・アカデミー(The Universal Ballet Academy)」を開設、テープを切った。このアカデミーの校舎は、以前ワシントンD・Cの統一教会で使っていた建物を全面改修したものであり、三階から成る。理事長には薫淑様、団長にはロイ・トビアス(Roy Tobias)氏がそれぞれ就任した。収容人員は約二百人。

 数日前、私の嫁になる薫淑が「椿姫」という作品で踊る時、それをコーチした人がバイオリニストのアーロン・ローザンドです。この人は有名な人です。この人一人を呼ぶのに三万ドルをあげなければなりません。一回で五万ドルをもらったりもするのです。しかし、この人は、先生が科学者大会(科学の統一に関する国際会議)をする時は、自費で訪ねてきて公演するのです。

 今回も私はこの人と会ったのです。「レバレンド・ムーン、今回の科学者大会に行って公演をするのが私の願いですが、いつですか」と言うのです。また、私が監獄にいる時も、私をそこに訪ねてきました。その時、彼のバイオリンのケースに私がサインしたのです。それで、私は「あなた、あのことを覚えていますか。私がダンベリーにいる時、あなたが最も大切にしているパイオリンケースにレバレンド・ムーンがサインしてあげたことを覚えていますか」と尋ねてみたのです。すると、彼は「それをどうして忘れることができましょうか。家宝として大切に保管してあります」と言うのです。

 また、モスクワ芸術界においては、レニングラードのキーロフ・バレエ団の団長はソ連の人間文化財です。西洋社会においてバレエの先祖として知られている人です。激しい迫害を受け、共産党の反対を受けながらも共産党員にならなかった人ですが、今回その人が来て「文先生の弟子になります」と言ったのです。

 この人はキリスト教徒です。「共産主義は人類を滅亡させるものだと思っていたので、怨讐と思いながらこの政府が滅びることを心から祈ってきた」と言っている人です。私が招待席で話した最初の言葉がこうです。「私の人生において、初めて有名なソ連人と共に迎える食卓です」と言ったのです。すると、彼は「私はソ連人ではありません、ロシア人です」と訂正したのです。それで、私は「いやあ! 君には私と仕事をするだけの度胸がある。志操と気概がある」と思ったのです。今から、その人によって世界の芸術界がひっくり返るのです。

 今、私たちは、ワシントンD・CにUBAというバレエ学校(一九八九・三・二五、開設)をもっていますが、その人がそこに訪ねてきて門をくぐると、天から「お前の立つべき場所はここだ」という命令が下ってきたというのです。その人は、ソ連人なのに「お前の立つべき場所はここだ」と言われたので、何秒間か、めまいがしてくらっとなったそうです。そのような告白をしていました。

 そして、学校を見て回って言うには、その学校が舞踊をする女性の姿に変わり「早く早くしなさい」と言ってきたというのです。「ソ連のゴルバチョフ政権が退陣するかもしれないので、さっさとしてしまいなさい。政府が何か言ったとしても、さっさとしてしまいなさい」と言ってきたというのです。そのようなものを見てきたので、きょう先生がここに来るといえば、先生を探して回るのです。


水産事業推進


 将来、水産業は、世界人類の食糧問題解決の鍵になります。そのために訓練するのです。先生が二十四時間海に出て仕事をしたというその基準は、未来世界において、百年後、何百年後の人々が、それを顧みて先生を尊敬することでしょう。海を愛さなければなりません。

 日本の食口を見てください。水産事業の基盤を築き始めたのは何年度ですか。一九八二年でしたね。その時、六十一人に百ドルずつあげたのです。六十万人に百ドルずつならば、六千百ドルです。「あなた方は、これで基盤を築きなさい。これをもっていって、今から魚を販売する場所を準備しなさい」と言いました。そこから始めたのです。そして、彼らは、七年以内で全国に完全に基盤を築いたのです。商店や食堂を運営するようになったのも、その人々がいたから可能だったのです。ですから、訓練が必要です。お金を稼ぐのは問題ありません。

 今後、水産事業は世界のすべての富をコントロールする鍵となるのです。今までは「牧場だ」「何かの事業だ」と言って、陸地で何かをして生活してきたのですが、今後はそうではありません。養殖をすれば、いくらでも食べて暮らすことができるのです。マイアミのような所には、ホテルやビルがありますが、海岸に数十階、数百階建ての魚のホテルを造るのです。何百階だろうと、コンピューターで独りでにパイプを通じて餌を与えることができるようにするのです。すべて自動的に水の温度を測って調整することができるようにするのです。そのような時代が来ました。濾過装置を取り付けておけば、海水を取り替えることなく一年でも使うことができるようになるのです。それを開発したのです。

 今後、公害を防ぐためには煙を出さないようにしなければなりません。ゆえに、食事は生食を奨励しなければなりません。公害問題がどれほど大きな問題か知っていますか。生で食べなければなりません。何を食べるのでしょうか。草を食べるのではありません。魚を食べるのです。昼食を準備しないで海に出ていき、昼食の時に「さあ、刺身だ!」と言って食べるその刺身がどれほどおいしいか分かりません。それは本当です。

 アラバマ州には漁船を造る工場がたくさんあります。その中で一番の漁船工場を私が購入しました。「マスターマリン」といいます。そこのおじいさんは、有名なおじいさんです。このおじいさんは約五百隻の船を造ったのですが、破損したり沈んだわした船は一つもないということです。船を造るにおいては、その会社が最も有名です。


イギリスのビザ問題裁判の勝利


 私がイギリスに行った時、「あなた方の国の法律はこのようになっており、訪問してくるお客さんを国家が保障するという法の条項のもとでこれこれこのようにしたのにもかかわらず、なぜ特別ケースとして扱うのか」と言って内務長官を相手に訴訟を起こし、二ヵ月間裁判をしました。本来は一週間滞在して帰ってこようとしていたのですが、私が裁判をした記録を残すために、裁判が終わる時まで七十日間滞在しながら闘い、勝利してから帰ってきました。それで、「いつ入ってきても、文総裁をこの国ではそのように扱いません」という降伏文が出たのです。今度、私が行く時には、ラッパを吹きながら入っていこうと思っています。文総裁の旗を掲げて入っていくつもりです。また反対してみなさい、この者たち。そのように国と闘うのです。

 約十五年間裁判をしてイギリス議会で問題となりました。十数年間の弁護士費用から何まで、すべて支払ってあげました。そして今回、イギリス議会で負けたと通告し、取り下げてしまったのではないですか。なぜでしょうか。よくよく見れば、延ばせば延ばすほど、肥おけに落ちるのは自分たちなのです。私が誤ったものはありません。


シリアのイスラム教グランド・ムフティ


 シリアのイスラム教では、教皇のことを「グランド・ムフティ」と言うのです。全世界のイスラム世界においては、フンリアの主教」ということです。行政組織から軍事、外交など、この人が全体を統括しているのです。ですから、王様と同じです。

 シリアのグランド・ムフティは、既に四十年前からユダヤ教とキリスト教とイスラム教を一つにするために、反対を受け、何度も監獄に行きながらも努力してきた人です。しかし、その志を成すことができずに気を落としていたのです。そのような中で、私が宗教議会を中心として活動しているのを見て、驚いて訪ねてきたのです。それで、私と会ってからは「このお方が先頭に立てば、成し遂げることができる!」と言っているのです。

 そして、イスラム教圏を中心とした彼らの司祭二万五千人が集まった場で「私が四十年間努力してきた宗教の統一的方案は、すべてレバレンド・ムーンが既に実践躬行しているので、私に従うすべての人々は、今から私と共にレバレンド・ムーンを協助することに総動員しよう!」と発表してしまったのです。世の中はそのように変わっていくのです。

 アフリカで三百万人のイスラム教徒を指導している人がいるのですが、その人は、霊界からすべて教えてもらいながら、既に六、七年前から教育を受けてきたのです。世界を救うお方がどのような顔をしているのかということを、すべて霊的に見ているのです。アメリカ社会、その暗黒のような世界に光明の光が現れ、アメリカを放棄しようとしていたところに東洋人が現れてアメリカを救ってくれるといって、先生の写真を映画のように見せてもらいながら教育を受けてきたのです。そのようにして先生を訪ねてきたのです。霊界は本当におもしろいのです。


九 言論基盤と米中ソの国家交流


「ワシントン・タイムズ」創刊七周年記念行事

(一九八九・五・一七)

 「ワシントン・タイムズ」が千七百七十二以上ある日刊新聞の中で、三大新聞に入りました。「ウォール・ストリート・ジャーナル」が私たちの新聞の下になったのです。それで、「ワシントン・ポスト」、「ワシントン・タイムズ」、「ニューヨーク・タイムズ」というようになりました。それは、言葉では簡単ですが、そこまで上がっていくために、激しい血みどろの闘いをしてきたのです。

 去る五月十七日が「ワシントン・タイムズ」の創刊七周年記念日でした。あの共産党の手先である「ワシントン・ポスト」や「ニューヨーク・タイムズ」の口八丁手八丁の輩たち、そしてCBS、NBC、ABCなど、名のある放送局から様子を探っていた者たちが、レバレンド・ムーンが「ワシントン・タイムズ」を創刊してから七周年となって記念行事をするということで、「どれ、来るかどうか見てみよう」といっていたのです。

 今、記者クラブの会長は、「ワシントン・タイムズ」の三流級の記者です。私が指令を出して「あの男をやっつけなさい」と言えば、席を離れることができないようにしてめちゃめちゃにたたきのめすことができる人です。いつそのようになったのでしょうか。ですから、レバレンド・ムーンはなぞの人物でしょう。ホワイトハウスの記者クラブの団長は、うちの記者です。レバレンド・ムーンの部下です。どこかに行く時は、常に相談してくるのです。

 そのようにして政策的な方向提示をしている人は「ワシントン・タイムズ」の三流・四流級の記者です。それならば、私は何ですか。会長でしょう? 社長を思いのままにし、編集局長を思いのままにし、ひとかどの者たちを思いのままにすることができる親分ではありませんか。

 いつの間に、そのような基盤を築き上げたのでしょうか。CIAが「いつの間に」と言って仰天するのです。一つの団体を調査しようとすれば六ヵ月はかかるのです。

 ところが、その六ヵ月の間に、既に先生は数十の団体をつくってしまっているのですから、ついてくることができますか。(笑い、拍手)彼らが私に握られるのであって、私が彼らに握られるのではありません。いまだ彼らは私をつかむことができていません。


中国パンダ自動車工業都市造成

(起工式:一九八九・六・二七、広東省恵州説明会:一九八九・一〇・一二、新羅ホテル、ダイナスティー・ホール)

 一九八九年十月十二日、ソウル市、新羅ホテルのダイナスティー・ホールにおいて、各界人十二千人以上が参席する中で、統一グループ主催による中国パンダ自動車工業都市造成説明会が聞かれた。この自動車工業都市造成は、一九八九年三月二十三日に中国中央政府から許可を受けたものであり、起工式は、六月二十七日、中国広東省恵州において、広東省と恵州市一帯の中国の高官や有力者など、三百人以上参席する中で行われた。

 パンダ自動車工業団地がどれくらい大きいかというと、ワシントン市と同じくらい大きいのです。中央政府と広東省と契約をすべて済ませました。香港から四十分の距離ですが、そこは恵州という所です。今、長官を通して計画を立てるために、アメリカの専門家十二人が入っています。事務所をきれいに建てて仕事をしています。

 鄧小平の長男がいます。この人は、文化革命の時、三階から落とされて障害者になりました。十二億にもなる人口の中には障害者がどれほどたくさんいるでしょうか。それで、この人が恵州の三千二百万坪になる土地を障害者の休養地にしたのです。ところが、この人が「中共を生かすにおいて、障害者休養地をつくることよりも、レバレンド・ムーンのこのプロジェクトのほうがその何百倍の価値をもっています。ですから、私は、私の父が特別に付与してくれたこの障害者基地をそのプロジェクトのために捧げます」と涙ながらに訴えたというのです。国を生かすために捧げるというのです。そして、「政治的風土において、夜に向かって斜陽の道を進んでいるようなこの時に、このプロジェクトを早く宣伝することによって朝が訪れてきます」というようなことを言ったのです。

 このような報告をしたので、鄧小平がその場で李鵬に電話をしたのです。「君はパンダプロジェクトに反対しているそうだが、なぜ反対するのだ。私がするのだ。分かったか」と言うと、「分かりました!」と言うのです。「私が関心をもってするのに、どうしてそのようにするのか。なぜ反対するのか。分かったか」、「分かりました!」。電話を手にしてこの二日で終わりです。このようにして党会議に来て、行政責任者として報告するようになったのです。その演説文に私たちのプロジェクトを組み込んで発表してしまったのです。ですから、李鵬も反対することができず、中国国会も反対することができなかったのです。

 中国は、いまだ共産主義に固執している目です。六・四天安門事件が起きた時、大部分の自由世界の経済人たちは中国から撤収してしまいました。そのような中で、先生は、自動車工業を推進している実務者に「少しも動揺することなく、より一層積極的に推進しなさい」と言い、六月二十七日広東省思州の現地で大々的な起工式を行ったのです。

 難しい事情に追い込まれた中国の指導者たちに大きな恩恵を与えることによって、深い心情的因縁を結び、大局を共に話し合い、太平洋時代を互いに助け合うことができるようにするのです。中国に進出する動機は、目前の利益を追求するためではなく、天のみ旨に従うことにあるのです。

 全く、どこの狂った人がそのようにするでしょうか。私がそのようにしてあげることによって、今後中国は、外交舞台の経済基盤を維持するにおいて五〇パーセントは確保された状態で定着させることができるのです。それは何かというと、三年から五年は、それを背景にしてやっていくことができるということです。


米中使節団交流


 今、中共から毎月二人ずつ来ています。今は四ヵ月目です。十一月から二月までの四月間で既に八人が来て、帰っていきました。毎月二人ずつ来るのです。中共の最高の機関員が来ているのです。言論関係を中心として、私たちが招請しているのです。新聞社を案内するということで招請しておいて、アメリカの機関長たちと会わせているのです。国務省、国防総省に報告して、すべて視察させるのです。そのようにして送り返すのです。情報活動において、このような情報活動はありません。

 中国大使館にはできないことです。それを「ワシントン・タイムズ」が前に立ってしてあげているので、どれほど素晴らしいことでしょうか。そのようにして彼らの道を開いてあげるのです。そうすることによって、中共の裏舞台においては、私たちを経ていった人々が広がっていくのです。この人たちは、ただそのままでいようとはしません。アメリカに対する戦略的な計画を立てるのに、「ワシントン・タイムズ」を中心として背後体制を連結しようとするのです。

 先生を中心とした韓国の代表、アメリカの代表、日本の代表の使節団が中共に行くのです。アメリカの政界と経済界の代表、マッカーサー大使、軍関係にいる人、外交問題などの立場にいる人、そのような人たちが使節団として行くのです。

 ブッシュ政権の経済担当総責任者とマッカーサー大使を送ったのです。日本の降伏文書を受け、中国を解放した功臣がマッカーサー将軍ですが、彼はその人の甥です。そのような人々を文総裁の使節団として送ったのです。使節団として行き、李鵬に会いなさいというのです。そのようにして、李鵬が支持するようになってこそ、世界的問題が解決するのであって、そのようにならなければ、様々な妖しい事件が起きるのです。


米ソ言論使節団交換


 堕落前にアダム、エバ、そして三人の天使長がいましたが、今アダム国家とエバ国家、そして周辺の三天使長国である中国、ソ連、アメリカが、その結実として、あたかも総合体のようになっているのです。そして、どれも取り除くことができないような協同体として連結しているのです。

 私は、世界の一流の言論人を、巡回視察団としてモスクワに五回も送りました。ソ連政府が反対することはできません。私たちの使節団を歓迎したのです。今は、「使節団ではなく、直接交流しよう」と私に頼んできています。

 先生は、四十年前に「一九八八年が転換点だ」と話しました。一九四五年から四十三年間を待つのにどれほど大変だったでしょうか。その一九八八年がいつまで連結されるかというと、一九八九年四月までです。なぜでしょうか。真の御父母様が四月に結婚したからです。その間、すなわち昨年一九八八年に、中共とソ連が世界言論人大会に来たのです。そして、有名な言論界の長たちが、先生のことを尊敬し、拍手しているのです。そんなことがあり得るでしょうか。この時をどれほど待ったことでしょうか!

 三月二十三日の言論人大会(第十回「世界言論人会議」、ワシントンD・C)に、先生は十二人のソ連の代表を招待しました。それは、レバレンド・ムーンが言論人大会等を通じて言論界においては有名だからです。ソ連政府は、ソ連の言論人を招待してくれることを希望しています。特に彼らは、言論人大会に招待を受けることを願っています。なぜならば、アメリカの最高の言論人たちもそこに集まるからです。彼らは、そこでアメリカの著名な言論人に会いたいと思っているのです。それで、先生が招待しました。

 今月、アメリカ言論界の十二人の人を私が推薦してソ連に送ります。ソ連のモスクワに行くのですが、その二週間の滞在費用はソ連政府が責任をもちます。なぜでしょうか。この前の言論人大会に参加した時、ソ連政府が先生に「レバレンド・ムーン、我々は言論人の代表十二人を送りますが、彼らが、二週間アメリカに滞在する間、その費用一切を文先生が出してくれれば、その代価として、アメリカ最高の言論人の代表十二人をモスクワに送ってくる時には、ソ連政府はレバレンド・ムーンがしてあげた以上にしてあげます。レバレンド・ムーンに負けないように、ソ連政府が手厚くもてなすつもりです」と言ったからです。それで、「そうか、あなた方の秘密の包みをすべて解きなさい」と言いました。すると「すべて解きます」と答えたのです。


ソ連の言論人とのインタビュー

(一九八九・一〇、漢南洞公館、ソ連の最高知性誌「ザ・ルベジョム」の副主筆V・イロルダンスキーとの会見抜粋)

 世界日報社の招請により、ソ連の言論界の重鎮五人(ソ連の政府機関紙「イズベスチヤ」の政治評論家ビタリー・コビッチ、ノーボスチ通信社の主筆ナタリア・ヤコブレバ、ソ連の国営放送コステルラジオの政治評論家パリドゥセイプル・ムルコープ、モスクワ週刊誌「ザ・ルベジョム」の副主筆ウラディミール・イロルダンスキ-、コステルラジオのウラディミール・コウセップ記者)が、一九八九年十月七日から十四日まで、韓国を訪問して産業視察や板門店観光、政治家との面談等を行った。真のお父様は、十月八日、ソウル市の漢南洞公館において彼らと接見された。左記のみ言は、ソ連で百万部以上を発行している最も権威ある週刊誌「ザルベジョム」の副主筆イロルダンスキー氏が真のお父様に特別インタビューし、十一月十七日から二十三日付に「精神革命が必要だ」という見出しで掲載した会見の抜粋文である。

 私はソ連が二つの分野に努力を傾けることが重要だと思います。その第一は、ほかならぬ宗教の自由です。私はゴルバチョフ書記長に敬意を表します。なぜならば、既にこの分野でもかなりの進展が成されたからです。

 第二は、皆さんが企業と貿易分野において、より広範囲な基盤をもたせてあげる個人動機システム(Individual Incentive System)を発展させることです。そのことに努力を傾けることを勧めたいと思います。人々は刺激を受けた時により熱心に仕事をし、より多く生産することができます。まさしくここに自由市場経済体制の秘密が入っているのです。

 私は、四十数年前からマルクス主義の反対者でした。私がカール・マルクスが嫌いだったからではありません。カール・マルクスが人間の苦痛と搾取に憤慨した点は正しいのです。しかし、それと同時にマルクス主義は、神様はいないと主張しています。しかし、私の明らかな霊的な体験によれば、神様は私に「神は存在する。神の心情を尋ね求め、それを知ること以上に重要なことはない」ということを見せてくれました。

 私にとって、ロシア民族はとても大切です。ロシア民族は、歴史の中でヨーロッパとアジア文化の仲裁者としての召命を受けた偉大な民族だからです。

 私は、ソ連の人々が、ゴルバチョフ書記長の歴史的な課業の成功的完遂に対する私の希望を知ってくれることを望んでいます。真の民主主義と宗教の自由のために、その努力が実を結ぶならば、ソ連は西欧と張り合うだけでなく、西欧を凌駕するようになるだろうと私は予見しています。

 私はソ連の国民を信じたいのです。私はあなた方の友人です。百三十ヵ国における統一教会の活動も、ソ連に友好的です。今日、私たちの地球は、暴風雨の荒れ狂う大洋を航海する船のように思えます。もし、船が暴風雨に耐え抜けば、私たちはみな生きることができます。そして、私たちは、生きなければなりません。

 私たちは生きるために、兄弟のように、家族の一部のように、共に暮らす方法を学ばなければなりません。その時に私たちはただ単に生き残るだけではありません。その時は、私の真の願いが成され、神様がソ連を祝福し、ロシア民族の未来を祝福してくださるはずです。近いうちにあなたの美しい祖国を訪問できることを心から願っています。


ソ連言論人接見とモスクワ大会準備


 内的には、キリスト教文化圏を中心としたカインとアベル、すわなちキリスト教とアメリカを収拾しながら、外的な共産主義を防御してくることが私たちの活動です。ですから、四十年間してきたことは何かというと、右側の強盗と左側の強盗が闘うのを止めてきたのです。

 統一教会にとって、アメリカはイエス様時代のローマと同じであり、キリスト教徒はユダヤ教と同じなのですが、そのキリスト教が反対をせずに、またローマと同じアメリカが反対をせずに歓迎する立場に立ちました。自由世界であるアメリカにおいて、統一教会の食口たちが十字架にかけられて殉教しなければならないのですが、殉教の時代はすべて過ぎ去りました。先生が生きている間にすべて越えました。既に殉教の血を流すような統一教会時代は越えたのです。今、共産世界が先生に侍っていこうとしているではありませんか。

 ギリシャ正教と私たちの宗教議会が来年モスクワで会議をするようになっています。そして、今、キーロフというレニングラードの有名な舞踊団が私と関係を結ぽうとプロポーズをしてきています。現在、言論界を通じて接触しているのです。

 今、ソウルには、先生の招待でソ連のノーボスチ通信社のヤコブレバ編集局長をはじめとする五人の中堅の言論人が来ています。彼らは韓国の発展の姿に驚嘆しています。そして、帰路には、日本共産党の実態を視察し、中国を経由していきますが、彼らが行きたくないといっている平壌には必ず立ち寄ってほしいと言い聞かせました。韓国の発展の姿と生き生きした印象を北韓の指導者たちに必ず伝えることによって、そこの指導者たちの誤った判断を防ぐ一助とするためです。彼らの中には韓国を紹介する一時間の記録映画を製作するチームが入っています。そして、ソ連に帰れば全国に放映するようになっているのです。

 十一月二十六日にはソ連の国立放送社の会長、ノーボスチ通信社の会長など六人の代表的な言論人が、やはり先生の招待でアメリカに来るようになっています。今月の初めには、世界でトップのキーロフ・バレエ団のオレグ・ビノグラードフ団長がソウルを訪問し、先生が設立したワシントンD・Cにあるユニバーザル・バレエ・アカデミーの学長を兼任することを確約しました。それだけでなく、彼は、ソ連内で神様のみ旨を大きく助けることを約束して発ちました。

 先生は、「ワシントン・タイムズ」に「今後、モスクワが私の手に入ってくるだろう」と宣言しました。それはこれから行われる重大な摂理的な大会のことです。その時、間違いなく十二ヵ国が参加するはずです。来年、一九九〇年四月に、モスクワで言論人大会を行うのです。それで、言論人たちが来てあす(一二・一一)プログラムを決定するのです。(拍手)













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第二節 一九九〇年 ネナラ(私の国の)統一(二)


真の御父母様の生涯路程 9


第二節 一九九〇年 ネナラ(私の国の)統一(二)


一 一九九〇年の出発と摂理的意義(一九九〇・一・一、本部教会)


元旦の祝祷


 愛するお父様! たった今一九八九年を送り、新しく一九九〇年の元旦を迎えました。一九八〇年代から一九九〇年代へと、新しく越えるこの一つの秒線を中心として、歴史の分岐点が天と地の上に設定されたことを宣布いたします。

 お父様、一九八〇年代を中心として、救援摂理の路程を愛援摂理の路程に転換させ、恨みの兄弟圏に対する蕩減路程を立てて兄弟解怨時代を迎えさせ、その上に父母解怨時代を迎えることができる歴史的起源を備えました。「八定式」を中心とした天父時代を発表し、きのうの聖日とともに理想的摂理時代を越えて、天と地を中心とした全復帰摂理の恨の峠を清算し、今や一九九〇年代には、統一家を中心としてすべてのものが摂理圏内の統一世界に入っていかなければならない、歴史的に厳粛な課題を前においております。

 創世以後のうんざりするような長い歴史を通じて、今までサタン世界があれほどまでに激しく天の摂理のみ旨を妨げてきた個人時代から、家庭、氏族、民族、国家、世界時代の版図まで、サタンが天の前に裏切った歴史的なすべてのものを清算し、屈服させ、天の起源を成すことができる新しい一九九〇年代を迎えました。

 このような基台を準備されたあなたの苦労の基盤が、この統一教会を中心として歴史的な前後左右全体のあらゆるのものを統一し、あなたの本然の世界へ前進を誓うことができる一九九〇年代を迎えました。今からのこの十年間、私たちは世界を平準化し、平等化させて、お父様の懐に抱かれることができるようにしなければなりません。

 この場に思いを馳せ、精誠を尽くす統一の群れが全世界に散在しておりますので、その祝福した群れを一つにして、あなたの一つの国を探そうとされる経綸の路程の上を力強く走るようにしてくださり、彼らの上に勝利と栄光が永遠に共にあるようにしてくださることを切に願いながら、すべてのみ言を真の御父母様のみ名によって祝願いたしました。アーメン。


年頭標語:私の国の統一(一)


 統一は、心と体が一つにならなければなりません。私の国の統一です。その統一は、夫と妻が一つにならなければなりません。私の国の統一です。その統一は、父母の前に子女が一つにならなければなりません。

 その子女を中心として、統一家を中心として、神様を中心として一つとなり、本源地的自覚を再認識する自分を取り戻さなければ、このようなすべての国の理想圏も接することができないということをはっきりと知って、きょうから全体を代表した私、神様を代表し、宇宙を代表し、世界を代表し、理想的な国を代表し、民族を代表し、家庭においては夫を代表し、妻を代表し、息千、娘を代表した私にならなければなりません。

 それゆえに、このように自覚した私から始まる私の国を探さなければなりません! 私の国が三千里半島ならば、三千里半島の南韓の四千万人を同化させ、その同化させた四千万を北韓の前に同化させなければなりません。武力で制圧するのではありません。本質的な愛の栄養素を中心としてそれを溶かし、そして、それが広がっていって北韓の山河にまで及ぶことができるようにしなければなりません。

 今後の十年間、一九八〇年代を越えて一九九〇年代、一九〇〇年代から二十一世紀、二〇〇〇年代へ越えることができる統一の新しい王権時代が出発する日が近づいてくるだろうというのが、先生の考えです。その目的地に向かって、きょうからより力強く、より誠意を尽くし、精誠を尽くして前進しなければなりません!

 今までは「韓国統一だったでしょう? 私の国、皆さんの国です。私の国を統一すれば、先生が築いたこの世界は、私の世界になるのです。ですから、私の国の独立とともに、私の世界を受け継がせてあげようとされる神様の有り難いみ旨があることを知って、私の国を早く収拾しなければなりません。それをしないで天が収拾し、その相続が日本へ行けば、どのようになりますか。アメリカヘ行けばどのようになりますか。ソ連へ行く可能性も高いのです。ですから、急がなければなりません。


二 前半期の国内の主要行事


第七回「愛勝日」

(一九九〇・一・二、漢南洞公館)

 一九九〇年一月二日、ソウル市、漢南洞公館地下講堂で、興進様昇華六周年、および第七回「愛勝日」記念行事が各家庭代表、および外国幹部食口等、二百人以上が参席する中で行われた。

 今、「愛勝日」は、六回を過ぎて七回へと越えていきますが、きょうの朝、どのような祈祷をしたのでしょうか。今まで、サタンによって、悪なる立場から善の人を犠牲にしてきたことが本当に多かったのです。悪なる独裁者、悪なる暴君が現れ、宗教を信じ、良心的に築いた基盤をすべて自分の思いのままに破壊し、生命を蹂躙したことがたくさんあるのです。古来、そのようなものがずっと続いてきましたが、それが世界的版図の基準において現れたものが共産党です。人類歴史において、共産党は、短期間で人類を虐殺した世界記録を立てました。今から、その犠牲になった霊人たちまで動員するのです。

 今までは、そのような霊たちを動員することができませんでした。なぜでしょうか。悪の版図である共産圏が頭を下げる段階になっていなかったからです。また、権限を行使することができる基準が地上になく、緩衝地帯のようになっていたからです。しかし今の時は、そのような時です。主人がいません。共産党にも主人がいないのであり、民主世界にも主人がいないでしょう? サタン側で犠牲になったすべての善人は、この緩衝地帯圏内に入っているのですが、今からすべて分水嶺を越えるのです。分水嶺を越えることによって、全霊人たちと地上の全人類が、その方向へすべてを備えるのです。

 皆さん、今回の「愛勝日」を中心として、全世界的に、先生が興進に仕事をさせようとしているのはなぜだか分かりますか。地上で真の御父母様の前に働くことができないまま霊界に行ったことがどれほど恨になっているかということを、私は知っているのです。息子として生まれ、地上で復帰摂理の実体基盤の前に貢献できなかったということが、どれほど恥ずかしく、どれほど申し訳ないことかというのです。それゆえに、地上に顕現して自分の一念を解怨したいという思いがあるのです。

 それで、世界を回りながら、統一教会の誤ったものをすべて清算するのです。息子である自分と同じように、切実な心情基準の相対になりなさいということです。途中、副作用もありましたが、仕方がありません。そのようにしておいてこそ、どこにも遮られるものがないのです。私が許可したので、そのように進んでいくならば、地上のどこに行っても仕事をすることができます。共産圏内に入っていっても仕事をすることができるのです。


韓国宗教協議会訪問歓迎式

(一九九〇・一・一二、宗協会館、韓国の十八の宗教団体代表と、宗教界の人士三百五十人以上参加)

 一九九〇年一月十二日、ソウル市長橋洞、長橋ビル一二○五号にある宗協会館で、「文鮮明先生御夫妻韓国宗教協議会訪問歓迎会」が韓国の十八の宗教団体代表と宗教界の人士三百人以上が参席する中で行われた。

 神様は、民族よりも国家の救いを願っているので、白衣民族(注:韓国民族)を犠牲にさせてでも大韓民国を独立国家にしようとされるのです。また、国家を犠牲にさせてでも世界を救おうとされるのです。そして、この地上世界を犠牲にさせて、霊界に行った万代の全霊魂を解放しようとされるのです。最終的には、神様御自身が解放されなければなりません。

 堕落した人類を抱き、それを見ながら生きていらっしゃる神様も、また拘束された神様です。神様の解放を論ずるところまで行かなければならないという宗教の目的地があるのに、ある段階にとどまって、個人の救いのために山中で祈ってばかりいてはいけないのです。

 私はそのことを知ったので、知っている人が十字架を背負わなければならないでしょう? そして「世界の宗教界において、その目的を知った以上は十字架を背負わなければならない」と決意し、四十星霜を風霜に苦しめられてきた男がここに現れました。その気概を見れば、天地をふさいで余りある気概です。そのことを知らなければなりません。神様のみ旨を知った時から、統一教会を犠牲にし、全宗教を犠牲にして世界の救援を提唱してきたのです。それゆえに、統一教会の予算の何百倍を投入しながら超教派運動をしているのであり、宗教協議会の運動をしているのです。そして、世界舞台では、宗教財団をつくって莫大な資源を投入しているのです。

 「ため」に生きる道、それは孝子の愛の道です。忠臣の愛の道です。聖人の愛の道です。聖人の愛は、人類のための愛です。聖子は天地を愛し、天の王宮法まで守るすべを知っています。神様まで、心情的に侍ることができるのです。ヽそのような縦的な位置をつかまなければなりません。聖子の道理と神様の愛の道理を学ぶことなくしては、全宗教の平和の基準を探し出すことはできません。これが、今後宗教協議会が到達すべき目的地ではないだろうかと思うのです。


郷土学校創設者招請集会

(一九九〇・二・一五〜二・一六、漢南洞公館、郷土学校幹部および幹事七十五人参加)

 一九九〇年二月十五日から十六日まで、漢南洞公館において、郷土学校幹部、および幹事七十五人が参席する中で「郷土学校創設者招請集会」が行われた。

 今まで私が力を注いできたことは何でしょうか。多くの教授たちをアメリカに連れていきました。それから、中学、高校の校長先生までアメリカに連れていって研修をさせました。最近ではTARP(注:教師原理研究会)という集まりもつくりました。教員労組の問題を解決するためには、学校を勝共思想で武装させなくてはなりません。共産主義を批判することができる主力部隊をつくらなければなりません。国が生きるか死ぬかという問題は、中学、高校の校長先生と先生たちが一つになって学生たちを思想武装させ、国に必要な二世をつくることができるかどうかという問題にかかっています。

 教授後援会さえあれば、その地方の中学、高校の校長先生と先生たちを動かすことができるのです。郷土学校にいる皆さんは何でしょうか。中学、高校の先生であろうと小学校の先生であろうと、誰も皆さんを批評することはできません。なぜ批評することができないのでしょうか。教授が後援してくれるからです。それから、アメリカヘ行ったすべての中学、高校の校長先生と先生たちを、今後、後援会の会員として一つにまとめます。それが結束体となるのです。

 教授は、全部で三万人でしょう? 三万人ならば、百箇所の郷土に三百人ずつの教授が連結されるのです。平均でそのようになります。教授たちがそのようになれば、その郷里において、中学、高校の校長や先生をはじめとして、小学校の先生、またその地方の面長、巡査部長などの有力者をすべて連結することができます。その街の周辺の高校を出た人たちが出世して、その郷里で責任者になっているのです。

 その人々を連結すれば、その地方のすべての機関長や学校の先生たちが次から次へと連結されるのです。大学教授から中学、高校の校長先生、小学校の校長など、中心の先生たちを完全に連結してあげるのです。

 それでは、私たちは何をするのでしょうか。中学、高校に行くことができなかった人々に勉強をさせてあげるのです。このような責任は誰にあるのかというと、国に責任があるという前に、教授たちにその責任があります。教授たちが、郷里にいるかわいそうな子供たちを自分の息子、娘のように考えてみたかというのです。


世界日報の課長以上の幹部午餐会

(一九九〇・二・一七、国際研修院)

 一九九〇年二月十七日、真のお父様は、全教学新聞社を訪問されたのち、世界日報の課長以上の幹部百二十人以上が集まった国際研修院での午餐会に同席され、み言を下さった。

 世界日報は、文会長のある目的のためにつくったのではありません。大韓民国を越え、アジアを越え、世界のためにつくったのです。ですから、世界日報ではありませんか。以前(一九八九年、創刊時)話したように、「セゲイルボ(世界日報)」なので「セゲ(力強く)」進んでいかなければなりません。その話を覚えていますか。力強く進んでいく代表的新聞社なのです。

 きょうこの時間から、皆さんは「世界日報は、私の世界日報だ。私のものだ」という自覚をしなければなりません。そして「大韓民国は私の国だ」という自覚をしなければなりません。

 国を生かすためには、すなわち大きいものを生かすためには、小さな家庭は犠牲にしなければなりません。これは、道徳的見解において前進的な論理です。そのような観点から見れば、天運は、国を生かそうとするばかりではありません。アジアを生かし、世界を生かそうとするのです。神様がいるならば、そして天運を動かす主体が神様だとすれば、神様は世界を生かそうとするはずですから、世界と通じることができる共通分母は何かというと、世界を生かす愛国者です。

 私が世界日報に命令したいことが一つあります。大韓民国を生かし、労使問題を解決することができるただ一つの方法があるのです。上から下まで、すべての従業員は、受け取った月給の三〇パーセントを差し出しなさいというのです。そして、それを共に分け合いなさいというのです。そのような作戦さえ行えば、労使紛争問題は解決されます。

 国を生かすことが共通分母です。国を生かすための私の会社です。ですから、職員たちは、愛国者たちが一つになった以上に、ここで一つにならなければなりません。何を中心としてですか。国と人類を中心としてです。神様は分かりませんが……。そのようにすれば、すべてが終わるのです。


南北統一運動アメリカ訪問団の地域別特別集会

(一九九〇・六・二六〜二九、四箇所、三千六百人)

 南北統一運動アメリカ訪問団地域別特別集会と「世界平和連合」創設促進署名大会が、一九九〇年六月二十六日から二十九日までの四日間にわたり、四大都市(ソウル、光州、釜山、大田)において、延べ三千六百人が参加する中で開催された。

 韓国には、これまでアメリカに行って教育を受けてきた人々の体制ができていません。その道をつくってあげなければなりません。統一教会が勝共連合をつくってから二十年の間で、三泊四日の正式教育を受けさせた人は九十万人です。誰ももち得なかったこのような人的宝を連結させたという誇りをもっています。

 勝共連合だけではありません。教会が教育した人だけでも二百万人を超えます。二百万人を超えるその人々が統一教会の教会員になったのではありませんが、全国の津々浦々に私たちの縁故でつながれていて、それが脈打ち、血が流れる基地になっているという事実を、政府も知らず、どの政党も知らなかったのです。

 今まで、私たちは統班撃破を論議しながら歩んできましたが、このような背後の人的資源があるということを知り、これを基盤として、上部構造と下部構造を連結させる中間的橋梁基盤を拡張させるために行ったのがアメリカの研修だったという事実を、この時間宣布します。

 ところで、今回アメリカに行ってきた皆さんを特別に招いて、なぜこのようなことをするのでしょうか。皆さんが私と統一教会に対して関心をもち、因縁ができることによって、アメリカまで行ってきたということは事実であり、現実なのです。それは、皆さん自身がいくら否定しようとしても否定できず、体性的な立場から、心でも体でも否定することのできない事実です。そのように見るとき、この民族において、このような肯定的な基盤が絶対的に必要です。南北統一を前にして、アジアを主導しなければならない民族的使命が、この民族にあるとするならば、このような精神的な支柱が絶対的に必要なのです。

 そのようなことが既に設定されていると思うので、誰よりも先に皆さんがここに署名するようにさせたいのです。民族の将来を代表することができる一つの人脈を、心の奥底から考えてきた私としては、誰よりも皆さんがそのような立場に立つことが、民族、そして世界の前に一つの良い歴史的な契機になると考えているのです。

 そして、教授である皆さんをアメリカに連れていって教育するのも、大学街に骨がないからです。民族の精気を正しくつかんで指導することができる骨がありません。私がその骨をつくってあげようとしているのです。


三 真のお父様の古稀慶祝行事と各種記念大会


真のお父様の古稀慶祝式

(一九九〇・二・一、ソウル市、オリンピック・フェンシング競技場、一万人以上参加)

 一九九〇年二月一日午前十一時、ソウル市、オリンピック・フェンシング競技場で、「文鮮明先生古稀慶祝式」が、国内・外の各界著名人士と中心食口等一万人以上が参席する中で盛大に挙行された。この日、真の御父母様は、学界代表から純金の地球儀、キリスト教代表から純金の松鶴、海外宣教部代表から理想天国を形象化した彫刻作品、そしてアメリカ側人士からアメリカを象徴する鷲の彫刻作品をそれぞれ贈呈された。

 尊敬する内外貴賓の皆様! 世界百三十数ヵ国の代表者、国内の各界指導者、そして紳士淑女の皆様! 公私にわたり忙しい日程にもかかわらず、きょう私の七十歳の誕生日を祝賀するために、このような盛大な場を設けてくださったことに感謝し、特に天意に動機をおいた私の生涯を中心として祝賀してくださる皆様の思いに対して感謝申し上げます。

 天命に従って前人未到の孤独な開拓の道を懸命に駆けてきた私の生涯は、多くの人々の無理解と反対の中で、外的には波瀾万丈だったということは周知の事実ですが、私の心の世界においては、一刻を争いながら、いかにすれば神様が願われるとおりに生き、そのみ旨を成してさしあげることができるだろうかということに焦点を合わせる緊張の連続でした。神様を抜きにしては説明することのできない私の生涯でした。

 私の過去七十年の歳月は、決して容易な道ではありませんでした。世の中に友人もなく、師もいない、本当に独りだけの孤独な道でした。私が数多くの逆境と生死の境をかき分けてきながらも、勇気を失わずにいることができたのは、神様との深い心情的交流があったからでした。誰も知り得ない、深い境地の殷々とした勧告を常に下さった神様は、私が生きていることの動機それ自体であり、生命力の源泉であられました。私には、他人の話に耳を傾ける余裕はありませんでした。

 よそ見をすることもできず、世論に気を遣うこともできず、ひたすら神様の願いを思いながら、細胞からこみ上げてくる一体感で、神様の創造理想を成してさしあげようとするその目的に向かって狂ったように駆けてきました。

 堕落とは、人間の先祖が、神様の縦的な真の愛のもとで、横的に真の愛を完結することができず、天使長の侵犯を受けて、偽りの横的な愛をなしたことです。この堕落の結果として、神様は愛する子女を失い、人間は心と体が矛盾し、葛藤を経る故障した生命として生まれざるを得ず、悪魔は横的愛の条件をもって、個人から世界に至るまで人間を不当に掌握してきています。

 神様は、すべてのものを原状に復帰させる救援摂理を行っていらっしゃいます。それで、原理に従って悪魔を自然屈服させながら、メシヤであり、救世主であられる真の父母に人類を接ぎ木して復帰させるのです。本来、神様が真の愛を完全投入しながら創造されたように、再創造過程である復帰摂理においても、「ため」に生きられ、完全投入してこられるということを知っていたので、私も、天命に従って生涯を捧げ、この原則を実践してきました。

 より大きいもののために生きようとする私の哲学は、統一教会自体を発展させようということにはありません。神様と世界が教会のために存在するのではありません。教会が神様と世界のために奉仕しなければならないのです。今、私は引き続き奉公をする道を探し求めており、その歩みの連続で生涯を終えようと思っています。


真のお父様の古稀祝賀晩餐会

(一九九〇・二・一、ソウル市、ヒルトン・ホテル、二千人以上)

 一九九〇年二月一日、ソウル市、ヒルトン・ホテル、コンベンションセンターで、国内・外の各界人士二千人以上が参席する中で「文鮮明先生古稀祝賀晩餐会」が盛大に催された。この日、真のお父様は、世界平和と人類の福地を増進させた功労を認められ、百八十年の伝統と国際的権威を誇るメキシコ国際法律学会から「カラー・オブ・オナー(Color of honor)」という最高勲章を授与された。真のお母様は、アメリカ、ニュージャージー州所在のブルームフィールド大学から人文学名誉博士学位を受けられた。

 皆さんが、祝辞を通じて、勲章を通じて、また学位を通じて、その他様々な方法で、私と私の妻に下さった激励と賛辞は、私と私の妻のものではなく、すべて神様にお返しするのが当然のこととして、これを完全に天の前に捧げる次第です。

 振り返ってみれば、私の七十年の生涯は、言葉では言い表すことができない茨の道であり、闘争と逆境の道でした。生死の境におかれ「もう終わりだ」と思ったことも一度や二度ではありません。実際、今私が生きているということ自体がむしろ奇跡だと言わざるを得ません。

 私は、私の父である生きていらっしゃる神様を知ってからは、一分一秒もほかのところへの余念はなかったのであり、ただひたすら天にいらっしゃる私の父のみ旨を成してさしあげなければならないという一念で、一生を通してきました。

 天にいらっしゃる人類の父は、子女を失った父母と同じ断腸の悲しみで恨が積もり積もっているということを、私は発見しました。私の人生の目標は、その積もり積もった神様の恨を解いてさしあげることでした。その悲しみの神様を、悲しみと孤独と苦悩から解放してさしあげようとしたのが、私の生きてきた目的でした。私が七十年間にわたって、なそうとしてきたすべてのことは、それが宗教活動であろうと、言論であろうと、経済や政治や企業であろうと、そのすべての動機はそこから出発しているのです。

 皆様! 私は多くのことをなしました。多くのお金も投資しました。しかし、私は、お金をもうけるために投資することはしませんでした。私は、名誉のために仕事をすることもしませんでした。私は、ただひとえに神様を悲しみと苦痛から解放してさしあげるために、そして真の人類平和のために血と汗と涙を流してきたのです。

 紀元二〇〇〇年にあるべき私たちの出会いは、世界の平和を成就した祝宴での出会いとならなければなりません。私たちはみな、近づいてくる歴史的な十年を共に生きながら、人種と国境を超越し、宗教と宗派の障壁を壊し、文化と言語の障壁を越えて、お一人の創造主、神様の前にすべての人が一つの兄弟となり、豊かに暮らす兄弟は貧しく暮らす兄弟を助けながら、歴史に残る真の平和を建設する役軍となりましょう。


第二回「世界平和のための頂上会議」および第八回「中南米統一連合」総会

(一九九〇・二・二〜二・四、ソウル市、ロッテ・ホテル、百人以上参加)

 一九九〇年二月二日から四日まで、ソウル市、ロッテ・ホテルのクリスタル・ボールルームで、第二回「世界平和のための頂上会議」および第八回「中南米統合機構総会(「中南米統一連合」総会)」が百人以上が参加する中で開催された。同大会の開会式で、真のお父様は、両機構の創立者として「私たちの時代の真なる平和、韓国の統一と東西協力」という題目の基調演説をされた。

 このように、私たちが第二回「世界平和のための首脳会議」に共に参加し、「韓国の統一と東西協力」という主題を中心として議論できることを大変うれしく思います。また、本首脳会議の開催と同時に、これまでの七年間、ラテン・アメリカの和合と団結という面で多大な業績をあげた団体であり、いわゆるAULA(The Association for the Unity of Latin America)と呼ばれている「中南米統合機構」の第八回会議を開催することとなり、より一層うれしく思う次第です。

 今から十年後には、西暦二〇〇〇年を迎えるようになります。私たちの生涯の中で、私たちは新しい世紀の出発を目撃するのです。「新しい世紀を、真の平和の世紀として特徴づける」ということは、私たちすべての共通の願いです。

 一九九〇年代を始めるにおいて、至急に必要なものは、自由世界と共産世界の価値観の崩壊によって発生した真空状態を満たしてくれる真の価値観です。この新しい価値観は、神様を中心とした世界観である「神主義」に基づかなければなりません。

 世界は、神様の実体の中に覚醒してこなければならず、神様を肯定する原理に立脚した世界観をもたなければなりません。その世界観が、両陣営の価値観の混乱状態を除去してあげることができるはずです。国家間の関係の本質も、このような、より崇高な価値観の覚醒に立脚して変形されなければなりません。

 真の愛は、国家間の関係を含んだすべての次元の生活において実践されなければなりません。先進国家は、その国をしてほかの国を助けることができるようにするために、神様がそのように祝福してくださったということを自覚しなければなりません。彼らは、後進国のために、喜んで自分を犠牲にしなければなりません。

 自由世界は、今や共産世界と和解すべき時が到来したと考えています。長い間、共産主義制度のもとで苦痛を受けてきた兄弟姉妹たちを見る時、私たちは、彼らの顔から神様の顔を見なければなりません。私たちは、彼らを支援し、慰労してあげ、信頼感を吹き込んであげて、彼らが民主国家の国際社会の中へ入ってくることができるようにしてあげなければなりません。


古稀祝賀美術展作家招請午餐会

(一九九〇・二・五、リトル・エンジェルス芸術会館、芸術作家三百人以上参加)

 一九九〇年二月五日、リトル・エンジェルス芸術会館において、三百人以上の芸術作家が参加する中で「文 鮮明先生古稀祝賀美術展および作家招請午餐会」が開かれた。今回の美術展に作品を出品した作家は二百六十七人であり、韓国から二百四十八入、日本から十六人、アメリカから一人、台湾から二人が参加した。展示された作品数は三百十一点であった。

 今後、皆さんが世界的な画家になるためにはどのようにすべきでしょうか。風景画を描き、彫刻品をつくって様々なものを象徴的に表示する時、その中には愛が躍動しなければなりません。愛が染み込んでいなければならないというのです。言い換えれば、画家がその作品にどれだけ愛を投入したかということが問題になると思うのです。その次には、生命力をどれだけ投入したか。その次には、どれだけ苦しんだか。この三つの問題に集約されると思うのです。

 ここに来た皆様方も、文総裁の古稀記念美術展に自分の傑作品を出すに当たって、「ああ、一つしかない作品なのに! 古稀が何だ」と言いながら、様々に考えられたことでしょう。この背後には、様々な複雑な心の交錯があったことでしょう。ある人は素直に賛同し、ある人は誰かが懇請をしてそうされたのでしょう。

 このような問題を考えてみるとき、評価基準を言うならば、この美術展では、絵を上手に描いたからといって満点ではありません。作家が有名だからといって満点ではありません。この美術展に出した美術作品をどれだけ愛したのかという問題、それだけでなく、そこに自分のすべての生命力を投入することができたのかという問題、それから、自分のすべてのものを投入しただけでなく、さらに投入することができたのかという問題が重要です。そのような人々が、きょうこの美術展で祝賀されるべき代表者です。今までとは異なるのです。いくら過去が良くても、きょうのこの美術展における観点は異なってくるのです。

 宇宙愛と共に真なる傑作品をつくろうというのです。そこでは神様も酔い、人間も酔い、歴史も酔うのです。東西を超越して、すべての人が共に酔うことができる真の愛の境地です! そのような愛の心をもち、その愛を中心として生命を投入して作品をつくるのです。その生命はどれほど偉大なものですか! 宇宙をすべて制圧して余りある力があるのです。その次には、歴史性を中心として、自分を投入しなければなりません。そうすることによって、血統を通じて第二の自分の創造が成されるのです。


古稀記念南北統一準備団結大会

(一九九〇・一・二八〜二・六)

 一九九〇年一月二十八日から二月六日まで、文鮮明総裁古稀記念全国市郡区および邑面洞単位「南北統一準備団結大会」が、二百六十一箇所の市郡区で五万九千六十六人、三千六百七箇所の邑面洞で三十四万四千五百九十人が参加する中で盛況裏に開催された。

 アダムは、神様の法度に背き、天の王族と天の民をすべて追い出し、天の王子をすべて破壊しました。それと同様に、今日、統一教会の根本に反対してきた父母と兄弟がみな故郷にいるでしょう? その悪魔の巣窟のようなところを自然屈服させなければなりません。それで、昨年、先生が二十五億以上のお金を使って祝宴をさせたのです。祝宴の餅をみなもらって食べたでしょう? 還故郷は、天の人事異動です。

 今回、先生の古稀祝賀祭を中心として何をするのかというと、三千六百の面において、統班組織の編成をきれいにしなければなりません。今から、私たちの活動基準は道でもなく、郡でもありません。面と洞です。自分の故郷の面と洞を守らなければなりません。蘇生、長成、完成です。家庭が蘇生ならば、里が長成であり、面が完成です。これさえ守ればいいのです。全国的には洞を中心として、洞、統、班です。これさえ守ればいいのです。ここにサタンたちが浸透してくるのです。

 キリスト教農民会やカトリック農民会、彼らが農村に行くでしょう? 地下に浸透して北韓と通信している輩がすべてその中にいるのです。自分の親戚という心情的系列をもって、おばさんやおばあさんのスカートの下で隠れて暮らしているのです。おばさんやおばあさんが堕落したエバの立場で、彼らに対してそのように振る舞っているのです。それを完全に撃破してしまわなければなりません。


四 「真の御父母様歓迎大会」と特別宣布儀式


韓国統一グループ主催の地域別「真の御父母様歓迎大会」

(一九九〇・二・二〇〜二・二五、六箇所、一万百人以上参加)

 天の摂理的趨勢に従って文鮮明先生御夫妻をこの時代における私たちの真の御父母様として迎え、歓迎する韓国統一グループ主催「真の御父母様歓迎大会」が、一九九〇年二月二十日から二十五日まで、釜山、天安、大邱、光州、龍仁、ソウルの六都市において開催され、延ペ一万百人以上が参加した。

 父母である先生は、復帰路程を歩み、世界の家庭まで連れてこなければなりません。万民は、真の御父母様が来て、連れていってくれることを願うのであって、真の御父母様の僕が来て連れていってくれることを願いますか。真の御父母様です! そのように言わなければなりません。

 すべて一回ずつ歓迎大会を行ったので、霊的に運勢を見れば、大韓民国に再び日が昇り、光がさーっと射したのです。これは、すべて父母様がかき集めたものです。天運によって方向が示されるのです。これは、先生を通して立証されるのです。見ていなさい!

 それゆえに、今は、できれば四つ角ごとに、看板を掛けなければなりません。しかし、それができないので「旗を掲げなさい」と言ったのです。今後は、通りに出ていって「真の父母を歓迎すれば永生する」と言わなければなりません。真の父母を歓迎すれば、天国に行くのではありませんか。永生です。悪なる父母に出会えば死亡だったのですが、真の父母を迎えることによって永生するのです。簡単です。真理がほかにあるのではありません。

 神様は、復帰摂理過程において息子、娘のことを思いながら涙で訪ねてこられたお方です。ですから、そのお方を知っている息子、娘がどうして涙なくして対することができますか。今まで、先生は、復帰の道を涙で切り開いてきたのではありませんか。ですから、どこに行こうと、「真の父母! 真の父母!」と言わなければなりません。

 子女の中には、カインの家庭とアベルの家庭があるのです。皆さんは、あくまでも、祝福を受けて戻ってきたカイン家庭です。それゆえに、中心の幹を失ってしまえば、希望がありません。すべてが崩壊します。三代以上経ていかなければなりません。蘇生、長成、完成、三代以上を経ていってこそ、習慣性まで忘れてしまうのです。

 それで、今回初めて、先生が真の父母であるということを発表するのです。メシヤとは救世主のことですが、メシヤは、父だけであって、真の父母ではありません。メシヤという言葉の中に母というものがありますか。ありません。それで、再臨して母を探しに来ようとするのです。再臨の日を待ち望んできたのです。父母という言葉は、再臨主の時代になって、初めて出てくる言葉です。

 誰が反対しますか。「ラッパを吹き、太鼓をたたけ」と言えば、みなラッパを吹き、太鼓をたたくようになっているのです。そのような段階に来たのです。ですから、真の御父母様を宣布し、歓迎することによって、世界の頂上を越え、今までサタンが舞台にしてきたこの地球星に上がっていき、韓国に帰ってきて天国と連結させ、王権定着宣布式をすることができる時が来たのです。


天地父母宣布式

(一九九〇・二・二七、漢南洞公館、全国教区長会議の時)

 一九九〇年二月二十七日、ソウル市、漢南洞の公館において、真の御父母様は全国教区長会議を主宰され、「天国王権定着」という題目のみ言を下さった。その後、午後六時五十分を期して祈祷をされ、これを「天地父母宣布」の祈祷と命名された。これは、去る二月二十日から二十五日までの韓国における「真の御父母様歓迎大会」を盛況裏に終了したのちになされた宣布である。


〈宣布祈祷〉


 愛するお父様! きょう一九九〇年二月二十七日午後七時十分前を期して、全国に散在していた原理研究会の地区長と全国の教会の地区長が漢南洞のこの邸宅に集まりました。

 今回、韓国で「真の御父母様歓迎大会」を行ったことは、韓国のためだけではありませんでした。この期間は、アメリカを越え、全世界を越える頂上の位置に立ち、真の御父母様の特権的権限をもって、天上世界の解放とともに、地上世界の解放を成し遂げる宣布の期間でした。

 真の御父母様の名がエデンに定着することによって、地上と天上世界の王権が永遠に設定されなければならなかったにもかかわらず、人類始祖が過ちを犯し、天使長が蹂躙し、堕落することによって、それを失ってしまったということを知っています。再臨主が七十年の生涯を懸け、この地上において、恨の頂上の峠を越えるための千辛万苦の末に、今や全世界の国を通じて再び勝利の盾を立てました。

 この頂上の位置に立ち、今回の六日間、真の父母歓迎大会を行うことによって、韓国の国民が心の扉を開きました。世界の人々が心の扉を開きました。また、霊界の先祖たちが、歓声とともに、この時間を歓迎していることを知っています。それだけでなく、地獄にいる霊たちまでも、真の父母の名によって、愛をもって許す一体平準化時代に向かう摂理的時代を迎えましたので、お父様の愛だけが左右に往来することができる自由の天地となるように許諾してください!

 その中で、天と地を代表することができる永遠の王権が、この地上から天国まで直線的に着陸することができるように、そして、サタン世界のすべての権限を踏みつけ、あなたの創造理想を中心とした愛の平和のための統治権限が行使され得る時代へ前進できるように、お父様、宣布してください! 真の父母が築いたこの基盤を神聖に受けてくださり、天の父母と一つになって、天上と地上に新しい王権の着点を宣布しますので、万宇宙は、嘆息と恨の峠を越えて歓喜と称賛と栄光を返すようにしてください!

 神様の解放と真の御父母様の解放と万民の解放が、神様の愛を中心として、神様の王権を中心として、神様の民族と地球星を中心として、天上天国を中心として成されるように許諾してください! このすべての内容を真の御父母様のみ名によって全天宙の前に宣布いたします! アーメン! アーメン! アーメン!


アメリカ統一グループ主催「真の御父母様歓迎大会」

(一九九〇・三一一八〜三一三一、五都市、五千三百人以上参加)

 アメリカにおける「真の御父母様歓迎大会」が、一九九。年三月十八日にサンフランシスコ、二十日にロサンゼルス、二十三日にシカゴ、二十五日にワシントンD・C、三十一日にニューヨークの五都市で、延べ五千三百人以上が参加する中で盛況裏に執り行われた。

 第二次大戦が終結した一九四五年を中心として、初めて全世界が一つになりました。キリスト教文化圏が一つになった所に再臨主が現れなければならなかったのです。

 戦争を通過して、あらゆる曲折の過程を経て一つになったのは、神様が何をされるためだったのでしょうか。一つにして何をしようとされたのでしょうか。第二次、第二次世界大戦を経ることによって、どれほど多くの人類を虐殺し、犠牲にさせたでしょうか。そのようにして勝利的基盤を築き、第二次大戦後にアメリカを中心として一つの世界形態をつくり、何をしようとされたのでしょうか。神様がこのように歴史を導いてこられ、キリスト教文化圏を中心として、このような統一的世界版図を立てたのは、何のためだったのかというのです。それはメシヤのためです。アメリカ人や世界の人のためではありません。

 ただひたすら一人のお方、メシヤを迎えるためです。そのお方に対しては、アメリカも敬拝しなければならないのです。ただ一つの道しかありません。従っていかなければならないのです。アメリカの方法やアメリカの組織、自由世界の組織は、すべて必要ありません。メシヤに従っていくというただ一つの道しかないのです。これは、絶対的に確かなことなのです。

 そのお方をつかむことによって、真の愛を得ることができるのであり、真の生命、真の血統を取り戻すことができるのです。真の愛には宇宙が連結しています。愛には相続権があり、同居権があるので、神様まですべて私のものになるのです。

 ですから、アメリカを正すためには、すべてが反対したとしても、真の父母を宣布し、真の父母の家を経ていきなさいというのです。真の父母の表門からその庭を経ていきなさいというのです。そのようにすれば、皆さんには希望がありますか。(はい)。アメリカが、真の御父母様の表門から、あるいは庭の垣根を越えて中に入ってくれば生き、そして、裏口を通って出ていけば生きるというのです。


「女性全体解放圏」宣布

(一九九〇・三・二七〔陰三・一〕第三十一回「父母の日」、アメリカ)

 一九九〇年三月二十七日(陰暦三月一日)、アメリカで挙行された第三十一回「父母の日」記念礼拝の中で、真の御父母様は「女性全体解放圏」を宣布された。真のお父様は、真のお母様が統一教会の第二代数主になると語られた。

 アメリカを中心とした自由世界の統一教会に対する反対は、すべて過ぎ去りました。それから、共産世界の反対も、すべて過ぎ去りました。また、すべての宗教圏の反対もすべて過ぎ去りました。今は、ソ連を中心として金日成とまで交渉しているのです。条件を中心としてすべて完全に終わりました。ですから、今からは先生がいなくなってお母様だけになっても、み旨には何の支障もありません。

 今までは、女性が天地を代表した摂理の代表者として立つことはできませんでしたが、父と母の愛を中心とした一体的理想を中心として、お母様を中心とした女性全体の解放圏が、きょうの朝の式典を通して初めて地上に宣布されたのです。(拍手、歓呼)

 それで、今からはどのようなことが起きるのでしょうか。今知らなければならないことは、女性が団結して女性たちの解放圏を成し遂げて一つになるためには、世界女性同盟をつくり、街角に立っている女性を清算する運動をしなければならないということです。今まで、女性がサタンの武器となり、淫乱の種を蒔き、サタンの一族を繁殖させてきたので、完全にこれを一掃しなければなりません。サタンの非法的な愛を退けなければなりません。

 それで、「父母の日」が三十歳になって、女性解放を宣布したのです。それゆえに、先生一人だけでも真の御父母様の代身であり、お母様一人だけでも真の御父母様の代身です。「レバレンド・ムーンは、古稀が過ぎ、七十を越えたので、その後継者は出てこないのか」という話はほうり投げてしまいなさい。レバレンド・ムーンの夫人は、四十七歳にしかなっていないのです!父母が生きているのであり、私の息子、娘がどれほどたくさんいますか。

 それで、今や先生が第一教主であり、お母様が第二教主です。(拍手)今まで、女性は男性に従ってきたでしょう? 今からは水平です。ですから、宣教部などにお母様を送れば、「どうしてお父様は来られないのですか」と尋ねてはいけません。(拍手)

 それで、このような解放を宣布すると同時に、真の父母と一つになった家庭は、世界のどこに行こうと、今まで真の父母が歩んできた道を相続しているので、そこで強く雄々しくあれば、神様とこの宇宙が先生を保護するのと同じように、その家庭を保護されるので、一つの国を消化することは何の問題もありません! そのことを宣布するのです。皆さんは一線に立たなければなりません。


五 ソ連のモスクワ世界大会と「真の御父母様歓迎大会」


モスクワ大会準備と入城

(一九九〇・四・七、ソ連に向け出発、四・八、ソ連到着、入国)

 この四月にはモスクワに行って、モスクワ大会を行うのです。先生がモスクワ大会に行くためには、四面から攻略するのです。教授を通じ、芸術界を通じ、宗教界を通じ、言論界を通じて攻略するのです。

 今回、ソ連の言論人が韓国に来てモスクワに帰っていきました。ところが郭錠煥氏がソ連のロシア正教の責任者、ローマ教皇と同じような人に会って、教会一致運動をするために、モスクワに行くようになったといううわさを聞いて、この言論人たちが腰を抜かしたのです。いったい、そのようなことあるのか、「それは事実か」と言っているのです。

 道は一つだけではありません。ポーランドでも、今回の大会と統一教会を紹介するセミナーを行ったのです。ソ連と東欧七ヵ国の学者たちがポーランドに集まり、「この混乱時代において行くべき方向を示し、二十一世紀へ進んでいくことができる新しい世界の指導理念は、ユニフィケイショニズム(Umficatiomsm:統一主義)でなければなりません」という結論を出しました。私たちは何もしないでいるのにです。

 国や世界を動かし得る人々を背景として摂理しなければなりません。大使館を中心として言論人を動かし、学者を動かし、大統領を動かせば、その国においてアベル的行動が起きるのです。そのような時局であることを知っています。そのような情況の中で、私を正しく見分けることができなければくずです。既に八年の間、モスクワの言論人を連れてきて教育してきたのです。それで、ノーボスチは、文総裁のことを知って侍っています。そのように準備してモスクワに行ったのです。

 それで、今回の大会をしながら、ノーボスチは「自分たちは予想もできなかった成果だ」と言うのです。「自分たちの力ではできなかった」と言うのです。七十日以内ですべて片づけてしまったのです。参加者はすべて現在または元の国家の元首たちなのです。彼らは名士なので、大使が直接歓迎し、ビザもつくったりしなければならないのですが、その仕事のやり方が分からなければならないでしょう。ソ連の大使館にはコンピューターもないのです。それで、食口たちがソ連の大使館に行き、代わりに仕事をすべてしてあげたのです。すべてそのようにして、うまく回っていったのです。


国賓待遇とオクトーバー・スカイ・ホテル宿泊


 今回、モスクワで、大統領たちがバスに乗り、その前を走るリムジン車のお母様に侍ったのです。お母様は、とても気分が良かったはずです! お母様が、み旨のために闘って血の汗を流したことがありますか。影のようにチョロチョロ付いて回るだけでした。そのようにして、付いて回るチャンピオンなってみると、ここまで上がってきていたのです。驕慢に振る舞っていれば、既に追い出されていたはずです。男性の中で、私以上に優れた男性がどこにいますか。容貌が優れているということではありません。能力と活動と素質が優れているということです。(拍手)

 今回、三大不思議は何かというと、第一はオクトーバー・スカイ・ホテルに泊まったということです。そのホテルは、キューバのカストロや北韓の全日成のような、世界で第一級の共産主義者たちが泊まるホテルです。共産党の一番の貴賓室です。

 共産党の貴賓中の貴賓が行って、ひそひそと秘密の話をして指令を下す所です。それは、すべて録音され、盗聴されるのです。そのことを知っているので、暇さえあれば、統一教会の真理を声に出して読み続けたのです。四時間半から五時間読み続けました。それらは、すべて記録して報告するようになっています。そして、その報告書は、大統領のところまで上がっていくのです。何度読んだことか分かりません。

 それから、私は恰幅の良い話をし続けたのです。そこに盗聴装置がしかけてあるからといって、何か私に損害となることがあるでしょうか。座っても、立っても、出ていっても良いのです。それから、またそこで見張っている人々に、私が昼食をごちそうしてあげることができないので、「昼食を食べなさい」と言って昼食代でも握らせてあげるのです。そのようなことには、お金はいくらもかかりません。


モスクワ世界大会:第三回「世界平和のための頂上会議」
  と第九回「中南米統一連合」総会および第十一回「世界言論人会議」

(一九九〇・四・九〜一三、モスクワ、ゾビン・センター、六十五ヵ国、六百人以上参加)

 一九九〇年四月九日から十三日まで、モスクワの国際貿易センターにおいて、「世界言論人協会」(会長.朴普煕)とソ連のノーボスチ通信社(会長:アルベルト・プラソープ)共同主催による第十二回「世界言旅人会議」が「東西間の言論協力関係の増進」という主題で、六十五ヵ国、六百人以上の代表が参加する中で聞かれた。この大会と同時に、四十人以上の前職国家元首と首相が参席する中で、第三回「世界平和のための頂上会議」と第九回「中南米統一連合」総会も開催された。

 私たちは、言論界を中心として活動をしてきましたが、背後の操作はKGBがしたのであり、身元保証はノーボスチがしていたのです。調べてみると、そのようになっていたのです。ですから、強大な勢力基盤となるのです。彼らと私たちが共同で言論人大会を主催したという事実は、ソ連の人々には理解できないことです。これは全くなぞなのです。

 ノーボスチと私たちが共同で言論人大会を主催しました。これは、ソ連共産党の七十三年の歴史において、あり得ない出来事です。それは不思議な事実です。ソ連の国民は、それが国家政策的な面から決定したものだったということを知ったのです。実際そうでしょう。KGBから政治局へと問題となり、最終的にはゴルバチョフを通して決定が出なければ不可能なのです。

 ノーボスチは、全国の国民への広報を担当しているところですが、そこが私たちと共同主催したという事実は、頂上の承認がなければならないということです。その頂上の承認は、今後のソ連の政策の方向です。今後、ソ連が取るべき方向において、相当な利益があるということを、彼らは把握したのです。ノーボスチの人々は、「原理」をすべて検討してみたのです。その間、私が語った内容もすべて要約し、分析し、すべて報告したのです。

 自由世界があれほど反対し、共産世界があれほど反対したのですが、今まで少しも後退することなく闘ってきたのです。また、今回モスクワに行って「共産党は滅びる」と激しくけ飛ばしながら、神様を紹介したのです。そのようなことを、ソ連の国民や党の最高幹部たちが本当に尊敬するのです。ソ連に行けば、誰もが「ゴルバチョフがどうのこうの、ソ連がどうのこうの」と言って、その御機嫌を取るようなことをするのですが、私は演説文でもゴルバチョフの話は一切しませんでした。それを見て、国民の見る目が大きく変わったのです。

 その場は、霊界にいるすべての霊人たちが「今からどのようになるのか」と息が詰まるほどに見つめる瞬間です。神様が見つめ、霊界のすべての人々が見つめるその場で私がソ連を称賛すれば、どのようになりますか。「私の話を聞きなさい! 天をあがめなさい!」と言わなければならないでしょう。そのようにしてこそ霊界で「OK!」と言うのです。(拍手、歓呼)

 ですから、ソ連のノーボスチの幹部たちが話していることも、そのことではありませんか。「四十年間、あれほど共産党にありとあらゆることをされても、少しも折れることなく、このようにしてソ連に来てまでも、その根をえぐってしまうとは。いやあ、素晴らしい」と言っているのです。事実、素晴らしいでしょう。文総裁がソ連の青年たちに話をすれば、彼らは、文総裁に一遍に傾いてしまうと言って心配しているのです。

 ノーボスチが喜んでいるのです。「自分たちの予想より十倍以上成功した」と言っています。想像を覆したのです。ソ連の歴史上にない記録を破る出来事でした。また、今回のこのことによって、KGBや政治局、またノーボスチや言論界の機関の責任者など、ソ連の機関の最高責任者たちが仰天したのです。「どのようにしてあのようなことをやってのけるのか」と言うのです。

 すべて終わると、ノーボスチの正式貴賓として招請を受け、最高責任者をはじめとしてすべてが座った中で紹介を受け、贈り物の贈呈を受け、私がそこで話をしました。昼食の時もやはり同じようにしました。彼らは、とても有り難がっていました。そのようにして、どこの誰よりも、ソ連を揺るがしてきたのです。ですから、蕩減条件を十二分に立てました。


ゴルバチョフ大統領と単独会談

(一九九〇・四・一一、モスクワ、クレムリン宮殿)

 一九九〇年四月十一日、午後六時(現地時間)、モスクワのクレムリン宮殿にあるゴルバチョフ大統領執務室で、韓ソ関係の新しい幕を開く真のお父様とゴルバチョフソ連大統領間における歴史的な単独会談が行われた。真のお父様とゴルバチョフ大統領は、南北統一、韓ソ修好、経済協力、宗教の自由の問題など多方面にわたり、三十分の間、真剣な論議を交わした。単独会談に先立ち、第十一回「世界言論人会議」などに参加中の各国前職大統領代表団三十八人と共に、一時間余りの会談の時間ももたれた。

 オクトーバー・スカイ・ホテルに投宿していたという事実が不思議なことであり、第二にゴルバチョフに会ったということが不思議なことです。きのうまでは捕まえて殺そうということで、ひそひそ話していた人々が、どのようにすればそのようにすることができるのかというのです。まさしく、それは一九八七年のことです。それから二年が過ぎました。そのようなゴルバチョフがどうしてレバレンド・ムーンと会うようになったのかというのです。

 ゴルバチョフと一瞬のうちに出会ったとでも思いますか。会わざるを得ないようにさせたのです。その夫人にまで会い、その指揮下の重要な人々にすべて会ってきたのです。そのような背後があるのです。歩いている途中で、ただ簡単に出会ったとでも思いますか。そのようなことはありません。十二年前からそのことを計画してきたのです。彼らは、衛星国家をすべて啓蒙した人が私であるということを知っているのです。ソ連の共産主義がこのようになったのも、すべて私のゆえであることを知っていたのです。

 今回のこの大会だけでも、どれほどお金がかかったことでしょうか。約九百万ドルのお金が飛んでいきました。それは、前後を連結するため必要であったのです。自由世界ならば、二百万ドルもあれば十分です。それほどのお金を使いながら、なぜそれをしなければならないのでしょうか。それは、ソ連のためにです。私がお金をたくさんもっているからではありません。借金をしながらするのです。

 共産世界に十七億の人類が隷属しているということを、神様が愛をもって注視される時、私はお金がいくらかかるというような考えをもつことはできないのです。ソ連を愛の基台とならせるためには、そこで相対的立場に立てる人は私しかいません。ゼロから最高の位置まで天に接ぎ木しようとしたのです。それゆえに、ゴルバチョフは、私に会わなければならないようになっているのです。

 摂理的に見るとき、会わなければならないようになっています。そこに行って、どのような話をしたのでしょうか。私がその人々に対して「私が何かをしてあげましょう」という話はできても、「何かをしてください」という話は絶対にできません。魔王の前に行き、天を代表する者がお願いをするでしょうか。「あなたが支援してくれることを、私は願っていません。私があなたを支援してあげましょう。北韓が大変ならば、私が北韓を助けて道を開いてあげ、東ドイツが大変ならば、私が助けて道を開いてあげましょう」と話してこそ、天の面目が立つのです。


共産圏の地下宣教師


 既に、十五年前から共産圏に密使を送ってきたのです。アメリカやイギリスやヨーロッパの先進国の若者たちを教育して送ったのです。「突然消えてしまったあの人は、どこへ行ったのだろうか」と言っていたのですが、今になってみれば、ソ連の宣教師や、その衛星国家の宣教師になっていたというのです。みな離れてしまったと思っていたのに、そのようになっていたというのです。

 皆さんが知らない中で、ソ連とその衛星国家の重要都市に人を配置したのですが、今まで彼らがソ連を崩壊させることにどれほど貢献したか、皆さんは知らないことでしょう。世界を平和の世界へ導いていくことができる人物を選んで、全世界に早く配置すべき使命が、私たちにあるのです。

 今回、先生がソ連に行っても、地下運動のために配置した人々には会いませんでした。半分しか露出させませんでした。共産党を信じることはできないからです。半分は、そのまま地下にいるのです。全世界の統一教会の人々が「あの人はいなくなったと思っていたが、あのような所にいたのだなあ!」と敬服する時が来ることでしょう。


ソ連と衛星国家の教育計画


 ソ連に行って一週間滞在したのちに、私は涙を流しながら帰ってきました。「モスクワよ、元気でいなさい、また来るから。お前たちが待ちくたびれる前に、私は来るから」と祈ったのです。そして、そこを発つ時には、叫び声が聞こえるのです。ソ連から霊界に行った数多くの霊人たちの叫び声が聞こえてきたのです。「どうか、また来てください」と叫んでいるのです。

 ですから、統一教会には希望があるのです。今後、ソ連における統一教会の基盤と活動は、劇的に拡大され得るということを体験してきました。皆さんも、今からは、ソ連の衛星国家とソ連に対する関心をもたなければなりません。

 ソ連とその衛星国家、民主世界とその衛星国家の人々は、みな一度日本に行ってみたいと思っているのです。ですから、指導層を含むすべての人々を十日から二週間連れていき、教育をしたのちに世界へ送り返す運動をするのです。

 今はもう、私がじっとしていても、ソ連は私に従ってこざるを得ません。それで、ソ連の重要な幹部二百人をアメリカに連れてきて教育することを計画したのです。数十人のモスクワ大学の教授など、有名な経済学博士たちを連れていって教えるプログラムを組んで、約束してきました。(拍手)

 一週間でソ連の内部が完全に先生と連結しました。それで、ゴルバチョフを中心とした重要なメンバーがすべて連結されたのです。ですから、ソ連に行っているアメリカ大使館、自由世界のすべての大使館が合わさっても、先生が行ったようなことをすることはできません。そのような段階まで成し遂げておいたのです。


世界日報社主催モスクワ訪問報告会

(一九九〇・五・一〇、ソウル市、ロッテ・ホテル、各界人士二千人以上参加)

 一九九〇年五月十日、ソウル市、ロッテ・ホテルのクリスタル・ボールルームで、世界日報社主催「文鮮明会長モスクワ大会報告会」が、各界著名人士二千人以上が参加する中で開かれた。真のお父様は、約二十分間にわたる演説で、「私とゴルバチョフ大統領間における会談は、韓ソ関係の進展に一線を画す歴史的契機になった」と語られた。

 きょう、ここに集まられた方々は、国家において重要な人々であり、我が民族を指導する中枢的な核心要員であられると思います。今後、北韓や周辺の強大国を消化していくにおいては、皆さんの多大な心身の後援がなければならないだろうと思っています。

 内的な事情は、今、ソ連でもソ連大使館を通じ、またソ連の高位層を通じて手をつけていますが、既に東ドイツ大使館を通じて、かなり以前から北韓と連結しています。これは、政府の安企部(安全企画部)では知らないことかもしれません。申し訳ないことですが、今後、政府のいかなる手段よりも、私が動く背景を連結するほうが早いのではないかと思っています。

 今後、米ソが軍縮問題を掲げ、交渉して和解できたとしても、そこで終わるのではありません。ソ連とアメリカが武器販売の道を放棄しようとするかどうか、それが問題です。両国が武器販売を中心として角逐を展開すれば、また再び未来に暗澹とした世界が訪れてきます。私はこのことを知っているので、第三国をいかに育てあげるかという問題を考えているのです。第三国をどこにするのか、中共にするのか、インドにするのか、EC圏を中心として一九九〇年代にヨーロッパの一つの統一州が生まれるように、アジアの連合体制をつくるのか、今、このような問題を中心として、国を越え、深く入り込んで、最高の人々と話し合っているのです。

 新しいクラブをつくり、これを調整することなくしては、平和の世界はあり得ません。世界の人々が「世界のために生きている人はレバレンド・ムーンしかいない」と信じています。平和のための闘争路線では、レバレンド・ムーン以外には、ほかに人がいないとみなしているのです。


モスクワ大会勝利帰国、市道別「真の御父母様歓迎大会」

(一九九〇・四・三〇〜五・二二、十二箇所、二十三万三千三百人参加)

 一九九〇年四月三十日から五月二十二日まで、各市道別の統一グループが主催する「モスクワ大会勝利帰国、真の御父母様歓迎大会」が全国十二の市と道で開かれ、二十三万三千三百人以上が参加した。五月十四日、ソウル市、蚕室オリンピック・メインスタジアムで開催されたソウル大会には十万人が雲集し、同大会において、真のお父様は「真なる愛と統一世界」という題目でみ言を下さった。

 今は、救援摂理時代ではありません。愛援摂理時代を宣布しました。昨年(一九八元年)八月中旬のことでした。今は、救援が必要ないのです。その時から、アメリカを中心として、アジアと共産世界までが共に、愛の摂理時代に入ってきたのです。そして、八月三十一日には「八定式」というものを行いました。縦横に八段階の蕩減路程をすべて通過したのです。それから、九月一日には「天父主義」を宣布しました。

 それで、昨年十一月から、統一教会内で、それぞれ個別的になっていたものを統合させたのです。天父主義、天父母主義が出てきたので、統合しなければなりません。十一月になって、統一グループを中心として統合運動をしたのです。そして統一グループを中心として真の父母歓迎大会を行い、それが終わったのちに、ソ連に行ってから、国家的な次元での真の父母歓迎大会を終えてきたのです。

 真の御父母様は、そのように縦的に一つにしておいてから、横的にすべての統一グループの団体を一つにまとめたのです。今まで、救援摂理は個人蕩減でしたが、今からはグループ蕩減時代に移っていくのです。それで、今年、古稀の祝宴が終わるや否や、統一グループを中心として真の父母歓迎大会を行ったのです。

 アメリカの大統領を私が当選させたので、これが可能なのです。一九八八年を中心として、ブッシュを立てることによってすべて可能になったのです。アベル圏は収拾がすべて終わったので、今からはカイン圏を収拾するのです。そして今日、先生がサタン側の世界的なカインを屈服させたのです。ですから、国に定着することができる時が来たというのです。ローマとイスラエル国家が屈服した立場に立ちました。そして国を取り戻すことができる時が来たので、国の父母として登場するのです。

 ヤコブの立場にあるアメリカ・日本・韓国を代表した文総裁が、エサウの立場にあるソ連・中国・北韓を代表したゴルバチョフと出会い、その心の中に天の真の愛を植えつけてあげたということは、サタンを自然屈服させたヤコブの還故郷になるのです。今やエサウには、兄弟と一つになり、天の父母に侍る道だけが残っているのです。

 これは、歴史始まって以来の最大の事件であり、天側の勝利をもたらす新しい起源となります。それゆえに、文総裁はすぐ帰国して、大韓民国の国民と民族の前に、真の父母歓迎大会を通じて真の父母を宣布したのです。これを宣布しなければなり`ません。そのようにしてこそ、金日成の基盤、その悪なるサタンが退いて天が陣を張ることになるのです。真の父母歓迎大会を通じて真の父母を宣布することによって、北韓と金日成集団に対峙することができる天の側の基盤を確立したのです。

 このようにして、一大転換期を迎えるのです。それで、天地父母宣布と真の父母歓迎大会を世界的に行ったのです。日本でも行い、アメリカでも僑胞を中心としてすべて行いました。

 原理から見れば、間接主管圏と直接主管圏の壁が、真の父母を宣布することによってなくなります。アダムとエバが成熟して神様と愛の理想を中心として一体となれば、九段階、十段階に上がっていき、水平線にぱっと広がります。その上には、サタンがいません。


氏族的メシヤ宣布大会


 真の父母歓迎大会を発表したので、真の子女・真の家庭歓迎大会をしなければならないのですが、それは誰がしなければならないかというと、皆さんの一族です。統一教会全体と国民全体がしたので、今からは皆さんは一族の所に帰っていき、私たちの先祖を探し出したといって称賛しながら、一族を中心とした歓迎大会を終えなければなりません。それが、氏族的メシヤ宣布だというのです。

 真の父母の伝統は立ちましたが、今や天国の王権を受け継ぐことができる息子、娘の血族的横的基盤を編成しなければならないので、皆さんは、王子、王女として、家庭的・氏族的歓迎大会を宣布しなければなりません。橋の約八〇パーセントは、私がすべてつくってあげました。ですから、少しだけやれば、すべて終わるのです。

 氏族的メシヤ! 氏族の救世主です。イスラエル民族はメシヤが来られることをどれほど待ちましたか。何千年も待ったのです。何千年も待って迎えなければならないのに、皆さんの氏族の前にメシヤとして任命して送ってあげたのです。ですから、それがどれほど貴いのものでしょうか!

 氏族的メシヤとして行きなさいということは、皆さんの氏族のところに行って新しい種を植えるということです。そこから出たものはすべて偽物であり、野生のオリーブの木なので、真のオリーブの木が出るように、これを切って接ぎ木をして真のオリーブ園をつくりなさいということです。その一族にとっては、これ以上の福音はありません。国を取り戻すことよりも、世界を取り戻すことよりも、天地を取り戻すことよりも、もっと貴いのです。

 統一教会がそのような権限をもっており、神様を身代わりした文先生にそれを任命することができる資格があるというとき、霊界にいるすべての皆さんの先祖たちは、目をむきます。数千年、数万年の間、どれほどこの時を待ち焦がれてきたことでしょうか! 皆さんの一生が問題ではありません! 皆さんは、先祖の生命力を中心として、その標的として生まれてきたのです。













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六 「世界平和連合」創設の提唱と共産圏との交流活性化


真の御父母様の生涯路程 9


六 「世界平和連合」創設の提唱と共産圏との交流活性化


「世界平和連合」創設の提唱とその準備の着手

(一九九〇・六・一)

 一九九〇年六月一日、アメリカのワシントンD・Cで、真の御父母様は、世界のすべての政府と民間が相互協助する世界的な機関として「世界平和連合」創設を発起され、世界各国の著名人士だちから加入署名を受けるなど、本格的な創設準備に着手された。

 今回、私が、ゴルバチョフに仕えている中心人物を呼んで何と言ったのかというと、「私が、ソ連に千あるいは数千の工場をもっていきますから、十年以上税金を免除し、国家が策定して土地をそのまま与えるか、そうでなければ条件的価格を出して、少なくとも五十万から三百万人が暮らすことができる数値坪の土地を与えなさい。そして、そこに移民するすべての人々には、すぐにすべて永住権を与えなさい!」と言いました。そのように言ったところ、「分かりました。そのように話します」と言いました。

 今回、ブッシュとゴルバチョフの会談のために、ゴルバチョフに随行してきた核心メンバーたちを呼んで「このようにしなければなりません! やりますか」と言ったところ、「それは問題ありません」と答えました。その面積は、ワシントン市の四倍です。ワシントンの都市全体の四倍ですが、「世界から誰を連れてこようと、私たちの要求のとおりにしてほしい」と言ったところ、「それは問題ありません」と答えたのです。(拍手)

 そのようになれば、レバレンド・ムーンが司令官になるのです。新しい国、新しい工場国が生まれるのです。それで、中国、ソ連、北韓を助けてあげ、全世界の飢えて死んでいく人々を助けてあげる運動をするために、ソ連において模範を見せてあげようというのです。世界を生かす運動をしようというのです。それをなすことができるのが「世界平和連合」なのです。

 民主主義というものは、政治形態の解説方法です。思想的基調は何もありません。今は、思想の空白期に入っています。今から、私たちの思想を教育しなければなりません。「神主義」、「頭翼思想」を掲げて進んでいかなければなりません。それを掲げて制度化し、引っ張っていく機関が必要です。統一教会ではできません。

 それを、統一教会が引っ張っていけば、統一教会の教理が中心になるのです。また、勝共連合を中心として行えば、共産主義に対して偏向的な立場の団体の理念が中心になるのです。それゆえに、大きい枠を中心とした「世界平和連合」というものを中心として行うのです。

 金日成は、神様はいないとするサタン側の共産主義世界の代表者である一方、文総裁は、絶対的に神様は存在するという民主世界の代表です。ここに韓国を中心として北韓を消化し、吸収することによって、一つの父母−二つの父母はあり得ません−である真の父母の心情をもって、歴史的善悪闘争を越えて平和世界を創建すべき宿命的な課題の前に、今回「世界平和連合」を創設して、摂理史的み旨に合わせようとするのです。今から、「世界平和連合」という言葉が出てくるのです。

 今から皆さんは、サインをもらうことができる人々を訪ねていかなければなりません。個人がサインするよりも、できるだけ団体の代表が入ることを考えなければなりません。十万の団体ならば、何百万人になるのです。その人々を中心として、今後、後援を受けるために募金運動をしなければなりません。

 官民合同機構だというのです。官だけではできません。第一次大戦後の国際連盟がそうだったのであり、国際連合も倒れました。政治をする人々は、口で言うだけで、すべて途中で倒れていきました。民間が主導して官を背負おうというのです。それで、「団体長の名前をもらいなさい」と言いました。数百万、数千万、数億の人をここに加入させ、その名簿を中心として戸籍謄本のようにつくって、その人数を世界に発表するのです。


ソ連の大学生を招請した大学生国際指導者会議

(一九九〇・七・一〜八・一九、四回実施)

 一九九〇年七月一日から八月十九日まで、四回にわたり、アメリカのニューヨーク市およびワシントンD・Cで、ソ連の大学生を招請した大学生国際指導者会議が開催された。ソ連の大学生たちは、モスクワ大学、レニングラード大学、トゥベール大学をはじめとする主要大学から選抜され、一次に七十五人、二次、三次、四次には、各百人ずつの学生が参加し、原理を傾聴した。彼らのうち、百七十九人がCARPメンバーとして活動することを決意した。

 今、アメリカで何をしているのでしょうか。ソ連の四十六の大学を中心として、その大学総長と学長たちに「学生八百人を選び出しなさい」と外務省を通じて通知しました。このようにして、最も有名な四十六大学から選出した八百人に対して、原理研究会の二人の責任者が行って試験を行い、英語が上手な人三百五十人を選抜しました。そして七月一日から、教育を受けるために彼らがアメリカに来るのです。教授二十五人を含む、総勢三百七十五人です。そのうちモスクワ大学から八十人です。

 この教育は、第四次で終わりますが、これが終われば、ソ連の四十六大学にCARPとPWPA、すなわち「(世界)平和教授アカデミー」ができるだろうと思っています。これらは、中心的な学校なのです。このようになれば、ソ連の共産党がいくら反対しても、大学街に着陸してしまったので、取り除くことはできません。

 彼らは完全に英語で話すことができるのです。それに引き換え、ここにいるアメリカの学生たちの中で、ソ連の言葉を話す学生が何人いますか。それは何を意味しているのでしょうか。ソ連は、西欧社会を占領する準備を既にしているということです。皆さんは、そのことを知らなければなりません。今、レバレンド・ムーンは、そのような優秀な学生たちを神側に転換させているのです。この場所で、どれほどの改革が起こっているのでしょうか! これは歴史的事件です。

 それを中心として、三十五歳未満の全世界の共産党指導者たちへの教育を始めているのです。今回、七月二十二日のCARP大会では、ソ連の学生連合会を通じて、すべての共和国、連邦共和国に属している弱小共和国の代表である学生たち百人を連れていき、孝進が来て、ひと勝負行う予定です。


大小韓日経済視察団派遣説明会

(一九九〇・七・六、ソウル市、ヒルトン・ホテル、最高経営者二百人参加)

 一九九〇年七月六日、ソウル市、ヒルトン・ホテルのコンベンションセンターで、世界日報(社長二郭錠煥)主催による最高経営者招請大小韓日共同経済使節団の派遣説明会が、経済界人士百六十人等、二百人が参加する中で開かれた。

 皆さん! 今や私たちは一致協力し、経済人であろうと、誰彼を問わず、一致協力して北韓を解放し、世界統一に向かって進んでいかなければなりません。地球家庭時代を迎え、「天の真の御父母様に侍って千年、万年生きたいものだ」と言うことができる基盤を築かなければなりません。この文総裁と統一教会は、摂理史的使命を完遂する中心である心的立場に立っているのであり、体的立場には、物質的なものを追求する経済的分野が立っているのです。

 天意に従い、世界を中心としなくてはなりません。個人を中心とし、韓国を中心として行う時代は過ぎ去ります。そのような企業は、ソ連やアメリカヘ行ってすべて引っ掛かってしまいます。韓国でいくら誇っていた企業であっても越えていくことはできません。今、ソ連は韓国を利用しようとしているということを、私は知っています。もう少し基盤が築かれれば、日本の経済力を必要とするようになります。そのようになれば、韓国の企業は締め出されるようになるのです。ですから、私は、急いでそれ以上の基盤である思想的基盤に基づいて、数年後には、これを包括することができる基盤を築こうと、今、心を痛めているのです。そのようにしなくては、今後脱落する韓国の運命を避けることはできないと考えているのです。

 天意に従い、世界を中心とした経済観をもって進んでいけば、天が助け、万事が都合良く運ぶようになるはずです。この文総裁と共にです。ですからどうか、そのような経済観をもって、祝福を受ける韓国と世界に向かって進んでいきましょう!


ソ連および東ヨーロッパの主要人士招請晩餐会

(一九九〇・一二・一八、イースト・ガーデン)

 一九九〇年十二月十八日、真の御父母様は、ソ連と東欧圏の主要政治指導者五十人をイースト・ガーデンに招いて午後六時三十分から晩餐を催された。その時、四時間にわたってみ言を下さった。

 ここにソ連の人々も来たので、私が一つ忠告しようと思います。今後、ソ連がドイツやヨーロッパを中心として経済体制を強化させていけば、大きな問題が起きます。常に念頭に置かなければならないことは、アメリカを第一にし、ヨーロッパは第二にしていかなければならないということです。もしヨーロッパを第一として連結していけば、近い将来、世界的な難しい問題が、ヨーロッパ地域と太平洋沿岸のアジア地域にまで起きるのです。

 二つの陣営、右翼と左翼、すなわち民主主義と共産主義が一つになって動いていくようになれば、平和が早く実現されるのです。ところが、今はどうでしょうか。価値的な面において、民主主義は没落し、共産主義も完全に没落しているということです。収拾する道がありません。アメリカも、キリスト教思想を中心として進んできましたが、精神分野は完全にゼロです。ソ連も同様です。

 今、ソ連を、レバレンド・ムーンに七年だけ任せれば、問題なくアメリカを凌駕してしまうというのです。そのようなことを、私がゴルバチョフに話したのです。ここに共和国の代表がたくさん来ているでしょう。エリツィンと争えば大変なことになります。今は一ヵ国主義時代、民族主義時代ではありません。そのような時代は過ぎ去りました。ヨーロッパは、一九九一年には統一ヨーロッパになるのです。ソ連の十五の共和国は、絶対に分裂してはならないというのです。分裂すれば滅びます。

 ヨーロッパが一つになれば、南・北米も一つにならざるを得ず、アジアも一つにならざるを得ません。今一つになっているのに、なぜ引き難すのかというのです。そのことを忘れてはなりません。

 ここにいる皆さんが責任者になれば、全体のために全力を投入しなければなりません。そのようなソ連の体制にならなければなりません。そのためには、共産主義体制は絶対的に瓦解しなければなりません。レバレンド・ムーンの思想さえもてば、そのまま一〇〇パーセントできるのです。


七 第二回「世界宗教議会」と「世界平和宗教連合」創設の提唱


第二回「世界宗教議会」

(一九九〇・八・一六〜八・二一、アメリカ、サンフランシスコ、ハイアット・リージェンシー・ホテル、五百五十人以上参加、主題:若者と社会に宗教伝統の伝承を)

 一九九〇年八月十六日から二十一日まで、アメリカ、サンフランシスコのハイアット・リージェンシー・ホテルにおいて、世界七十数力国、五百五十人以上の宗教指導者や学者等が参加する中で、「国際宗教財団」(理事長二郭錠煥)の主管する第二回「世界宗教議会」が開催された。同大会は、「若者と社会に宗教伝統の伝承を」という主題で開かれた。

 今年のサンフランシスコ宗教大会の主題は何だったかというと、「宗教を中心とした伝統を、社会と二世にいかに伝授するか」ということでした。摂理的にぴったり一致する言葉です。ですから、先任者が一人で来て決定するのではなく、後継者まで参加させようといって、ユース・セミナー(世界宗教青年セミナー)で活動していた四十代の人々四十人以上が動員されたのですが、一つの教派から、二、三人ずつが連結されるようになりました。

 今回の大会を通じて、一つの新しい土台がつくられました。その主題内容を簡単に言えば、目的は一つであり、同じだということです。宗教の中には、僕の宗教があり、養子の宗教があり、庶子の宗教があり、直系の宗教があり、最後には父母の宗教があるというのです。神様は、その摂理を父母の宗教を中心として完成しようとなさるので、歴史的時代に現れたすべての宗教は、父母宗教の位置を訪ねていかなければなりません。

 世界を収拾できる新しい宗教時代が来ることによって、真の父母宗教が顕現するのです。それゆえに、地上の宗教の教徒がすべて教主に侍ってきたのは、真の父母に侍るための訓練だったのです。

 このような内容を提示したので、これは、宗教界に次元の高い革命が起こり得る一つの主体観なのです。そのような内容を中心として、「レバレンド・ムーンは、真の父母宗教のみ旨を代表し、天の召命を受けた人だ」と完全に宣布してしまったのです。私の言うことを聞きなさいという話です。

 宗教の代表がすべて来て、「世界平和宗教連合」創設のための声明書にサインし、それを、その場で私に捧げたのです。真の父母宗教のみ旨を奉じて「世界平和宗教連合」へ進出しようという決意大会を行ったのです。

 これは、歴史的な事件です。宗教圏を一つの枠にもってきて一つにしようということは、今まで誰も考えることさえできなかったのです。そのようなことが成し遂げられたという事実は、歴史的な事件です。

 このようなことが新聞に出たので、「レバレンド・ムーンがメシヤ宣布をした」と言って、キリスト教では大騒ぎです。キリスト教徒にとってはメシヤが重要ですが、これは真の父母宣布なのです。「真の父母宗教の主導者はレバレンド・ムーンだ」というようになっているのですが、その内容を見ればメシヤ宣布です。

 これを、アメリカの世界的な有線放送であるCNAで全世界的に放送してしまったのです。それで、一時、サンフランシスコをはじめとして、全米中で大騒ぎになりました。しかし、既にみな知っている事実です。メシヤが人として来られるならば、メシヤになることができる人はレバレンド・ムーンしかいないということが、判定ではなく、決定的なことになっているのです。


「世界平和宗教連合」創設の提唱


 一九九〇年八月十六日、アメリカ、サンフランシスコのハイアット・リージェンシー・ホテルで開催された第二回「世界宗教議会」の午前の開会式において、真のお父様は、創始者としての基調演説を通して「世界平和宗教連合」の創設を提案され、参加者すべてに同団体の活動に積極的に参加することを訴えられた。

 私は、きょう皆さんの前に「世界平和宗教連合」の創設を提唱します。最近の外的世界情勢は、冷戦の終息、東西和解へと進行しています。対決と分裂を克服し、人類が一つの兄弟、世界一家へ和合していく統一の時代を指向しています。

 二十世紀を締めくくる最後の十年は、神様が人類に本然の世界へ復帰できるように許された貴重な機会です。私は、既に去る六月一日、外的に「世界平和連合」の創設を提唱し、これにアメリカ、ソ連などの世界各国の指導級人士数万人が呼応してきています。この機構の目標を達成するためには、その内的基台がなければならないのですが、それがすなわち「世界平和宗教連合」です。

 究極的な平和世界の実現のために宗教の役割は絶対的なので、今や宗教人たちは宗派の垣根を壊し、神様が願う目的のもとに連合した力をもって、世界平和の具現に向かって前進していかなければなりません。世界平和のための宗教人の役割が不足していたことを自省し、世界和合の動機であり、根本要素である真の愛を宗教の中で開発し、これを実践する「世界平和宗教連合」の運動を大々的に展開する時です。

 世界のことを思われ、それを本然の状態に回復しようとされる神様のみ旨を成すために宗教が立てられました。神様がこの時代を経綸するために願われる宗教は、真の父母の宗教です。真の父母の心情を抱いた宗教、真の愛を実践する宗教であってこそ、葛藤と不正で満ちあふれた今日の世界において、神様のみ旨を実現することができる宗教となるはずです。

 今日、世界の若者たちは、私たちの前に置かれているこの重大な機会を直感的に認識していると考えています。宗教指導者としての私たちは、今日の若者たちに真なる師の役割を果たさなければなりません。永遠に不変な絶対価値の基準である真の愛を指向し、私たち自身の心身の統一はもちろんのこと、唯心、唯物の世界までも連結し、統一しなければなりません。

 このような基盤の上で、私たちは、内的世界である宗教界を統一し、外的国家を統合して、最終的には永遠の世界平和を成し遂げなければなりません。このような目的を達成するためには、すべての宗教人は、男女を問わず責任的役割を果たさなければなりません。


第二回「世界宗教議会」送別会

(一九九〇・八・二〇、サンフランシスコ、ハイアット・リージェンシー・ホテル)

 今晩、私は、宗教を考えるにおいて必要な三つの条件についてお話ししようと思います。

 第一に、宗教は、神様の愛の心情を具体化しなければなりません。神様は、宗教の目的を実現させるために生まれたのではありません。宗教が、人間を神様の懐へ帰っていくことができるように導いていかなければなりません。

 本来、宗教とは、神様を喜ばせてさしあげるようになっているものなので、宗教がお互いに争えば、神様から許しを受けることができない罪を犯すことになります。真の愛がなければなりません。そうでなければ、神様が願われる基準まで、人間を復帰させることはできません。

 第二に、神様が人間を創造される時、人間の思いのままに造られたのではなく、神様の計画に従って造られました。しかし、人間は、神様のみ意ではなく、自分自身の観念と欲求を中心とするようになりました。そこで神様は、私たちを本然の理想へと復帰されるために、宗教を通して役事してこられました。この復帰の過程が、私たちを本然の状態に再創造するのです。

 この復帰の過程において、私たちの心は、神様のみ旨の前に完全に純粋にならなければなりません。私たちの生命に対する神様の計画の前に、私たちは絶対的に謙遜でなければなりません。なおかつ、私たち自身を完全に空にして、絶対的な主体であられる神様の前において、み旨で満たさなければなりません。

 第三に、宗教が常に焦点を合わせなければならないことは、私たちと私たちの若者、そして新しく生まれてくる世代が、その生命の源泉としての神様を失わないようにさせることです。

 私たちによって、神様と次の世代との間に断絶をもたらしてはなりません。宗教団体が、自分のところの若者たちだけに関心を注いでもいけません。神様がそうであるように、すべての新しい世代に関心を傾けなければなりません。

 私は、神様の愛を実践することに全生涯を捧げてきました。神様の真の息子の立場で、皆さんも通過しなければならない路程と全く同じ路程を歩んできました。私たちが、そこで完全に成功できるならば、私たちが解決できない問題はないはずです。それで、「世界平和宗教連合」(TheInter-Religious Federation for World Peace)を創設したのです。


世界経典編纂準備


 堕落することによって心と体が分かれたのですが、今はこれを統一しなければならない時代が来たのです。それゆえに、活動するすべての体制は、世界と連結されなければなりません。今、そのようになっています。国家を越えました。世界時代に入っていくのです。

 すべての企業も、世界と連結できなければ生き残ることはできません。すべて世界に向かっていく時なのです。歴史的方向がそのようになっているので、環境的条件も、その方向に従って形成されるのです。

 そのような環境圏を逃避して生きていくことはできないので、私たちも、不可避的に世界という方向性に向かって問題を扱わなければなりません。それは、理論的に誰も異議を唱えることはできないことです。

 そのような意味で、一つの経典を作るのです。何年前から準備してきたことですか。(五年になりました)。イスラム教ならば、イスラム教圏の博士たちを中心として、ベリータウンの神学校で学ばせながら育ててきたのです。そのようにして、彼らに自分の宗教の教理を経典に入れさせたのです。それは一つの目的に向かっていくためです。一つの宗教、父母の宗教に向かうという目的を中心として、統一の世界へ行くのです。

 統一教会の原理には、ないものがありません。彼らの教理には、創造説や堕落説はありません。また、復帰説もありません。復帰説がないので、理想がありません。ただ極楽世界に行くというのです。

 では、極楽世界に行って何をするのかというのです。酒を飲んで、踊りを踊る所ですか。目的観が明確ではないのです。それゆえに、未来に段階的な発展性をもたらすことができません。彼らは霊界も発展しているということを知りません。しかし統一教会の原理には、除くものがありません。それは、肯定せざるを得ないので、既に統一が成されたのと同じです。そのようにして、すべて連結させました。


シリアのイスラム教指導者の四十日修練会

(一九九〇・一二・二〜一九九一・一・一一、ニューヨーカー・ホテル、四十人)

 一九九〇年十二月二日から一九九一年一月十一日まで、アメリカ、ニューヨーク市のニューヨーカー・ホテルで、シリアのイスラム教指導者四十人が参加する中、第一回世界宗教指導者四十日修練会が行われた。同修練会は、原理講義と「統一思想」の講義、主要機関および団体訪問などの日程で進行した。原理講義はカフマン(F.Kaufmann)博士、ピーペンバーグ(F.Piepenburg)宣教師、キッテル(R.Kittel)宣教師が担当し、統一思想講義はセルビト(G.Servito)氏が行った。第二回修練会(一九九一・四・二一〜五・三一、四十日間、ニューヨーク)には、イエメンのイスラム教指導者四十人が参加した。

 先回、ニューヨーク市のニューヨーカー・ホテルでは、グランド・ムフティ(アーマド・クフタロ)直属の四十人のイスラム教指導者たちを対象に、原理修練会がありました。私が先回(一九九〇・一一)韓国を訪問した時も、グランド・ムフティを迎えたことがあるのですが、彼は、私をレバレンド・ムトンではなく、「ファーザー・ムーン」と呼んだのです。すぐに再会することを祈願する手紙を彼からもらいました。

 バラバは、イエス様が死ぬことによって生きました。しかし今日、再臨理想圏を中心として世界に真の父母を宣布するにおいて、バラバは何の関係もないのです。関係ない位置に立てるために、シリアのグランド・ムフティ直属のイスラム教指導者四十人以上を連れてきて四十日教育をさせたのです。教育したのち、彼らは、「ああ、帰らないでここにいることができたら良いです!」と言うのです。帰りたくないというのです。

 そのグランド、ムフティの立派な点は何でしょうか。自分の弟子たちに対して「あなた方が、今から四十日修練を受けたのちには、文総裁の弟子になる人もいるだろうということを私は知っている。それでも、行って教育を受けなさい!」と命令したことです。それに対して、私が「あなた方の教主がこのように言ったので、統一教会に入らなければなりません!」と言えば、あいさつにならないでしょう。

 それで、「あなた方が統一教会の『原理』の偉大さを知ったならば、それを、あなた方の教理にプラスさせ、シリアのイスラム教圏に新しい復興をもたらすことができる動機としなければならない。ですから、帰らなければなりません!」と言ったのです。行こうとしても行くことができず、いようとしてもいることができません。しかし、私が行きなさいと言うままに従っていかなければなりません。


四十日修練会参加者招請晩餐会

(一九九〇・一二・一七、イースト・ガーデン)

 原理修練と機関団体訪問などを通して真の御父母様のビジョンに深い感銘を受けたイスラム教の指導者たちは、修練期間を通じて真の御父母様に非常に会いたがったが、一九九〇年十二月十七日、真の御父母様は、彼らをイースト・ガーデンに招待してくださった。彼らは特に、「真のお父様とグランド・ムフティ(GrandMufti)は、統一運動とイスラムだけを担おうとするのではなく、共に世界を担おうとする」という真のお父様のみ言に深い感銘を受けた。

 宗教人がしなければならないことは、平和の世界を成し遂げることです。イスラム教徒であろうとクリスチャンであろうと、誰彼を問うことなくすべてが平和の世界をつくり、人類が永遠に一つの希望的な人類として残らなければなりません。そのことにおいては、宗教の統一は成されています。

 皆さんの教会の責任者であるグランド・ムフティは、「ユダヤ教とキリスト教とイスラム教を一つにする」と言ったのです。一つになることは簡単なことではありません。一つにしようとすれば、どのようにしなければならないでしょうか。イエス、マホメット、ユダヤ教のモーセ、アブラハムよりも、もっと大きな愛の心をもち、父母の心情をもたなければなりません。そのような心情をもって耐えることができるのかというのです。そのようにして、最終的には「マホメットも愛し、イスラム教も愛した。イエスも愛し、キリスト教も愛した。モーセも愛し、ユダヤ教も愛した」と言うことができる、そのような結果的存在が出てこなければなりません。そうでなければ、一つになることはできないのです。

 皆さんがここに来て、統一教会の教理を聞いて何か損害を受けたことがありますか。皆さんの心のふろしきにどんどんほうり込みなさいというのです。そして、家に帰って静かに比較してみて、良いものがあれば、取り替えなさいというのです。取り替えるのは罪ではありません。取り替える人が知性人です。

 このような問題をおいて見るとき、今、グランド・ムフティとレバレンド・ムーンが始めているこのことは、歴史的な事実なのです。また、霊界の根を中心として始めるからには、皆さんも、よこしまな立場から批評してはなりません。霊界が「グランド・ムフティと一つになってやりなさい」と言う、そこには何かがあるのであって、意味もなくそうするでしょうか。深く祈祷してから決定するのです。


八 アメリカの活動と主要行事


ユニバーサル・バレエ・アカデミー開館式

(一九九〇・九・六、ワシントンD・C)

 一九八九年三月二十五日に開設された「ユニバーサル バレエ・アカデミー」は、一九九〇年九月五日、アメリカのワシントンD・Cで「ユニバーサル・バレエ・アカデミー」として正式に開校するようになった。初代学長は、世界的な名声を博したキーロフ・バレエ団の団長オレゲ ビノゲラードフ(Oleg Vinogradov)が担当した。新入生は四十五人。

 一九九〇年九月六日に何をするのかというと、私たちUBA(ユニバーサル・バレエ・アカデミー)の開館式を行うのです。ブッシュ政権が懇願し、ソ連政府が許可することによって、これが行われるのです。ブッシュが「どうか、キーロフ・バレエ団の団長を我が国に送ってください」と手紙を書いたのです。

 ブッシュが手紙を出し、ソ連政府が回答を出して二つの国の合意のもとで、キーロフ・バレエ団の団長をUBAの学長として任命したのです。そして、キーロフ・バレエ団の重要な先生たちをこのワシントンD・Cに連れてきました。彼らにとっても、ソ連の舞台だけでは希望がありません。自由世界の舞台の上で公演しようと願っています。そのようにして開館式を行うようになったのです。

 現代バレエ界において、聖者のような扱いを受けているオレグ・ビノグラードフが、どうしてレバレンド・ムーンのもとに入ってきて仕事をするようになったのかということがなぞなのです。霊界から「あなたは、ここで仕事をしなければならない。いかなる困難があろうと、レバレンド・ムーンに従っていきなさい」という啓示を受けたのです。それで、私が彼に「これをしなさい、あれをしなさい」と命令すると、「はい、はい! もちろん、そのようにします」と言うのです。彼はバレエ界では第一人者です。

 アメリカの裕福な女性たちは、バレエを好みます。バレエは、神様を賛美する踊りです。それで、バレエ界を復帰しようとして始めたのです。レバレンド・ムーンがそのような女性たちを連結させて、神様を求めることができるようにするのです。


ワシントン・テレビジョン・センター開館式

(一九九〇・九・七)

一九九〇年九月七日、真の御父母様が参席される中で、ワシントン・テレビジョン・センターの開館式が行われた。

 先生は、この怨讐の国アメリカを救うために「ワシントン・タイムズ」、「インサイト」、「ワールド・アンド・アイ」をつくり、メディア・センターを建てるのです。そしてプレスクラブ、放送局などを、このメディア・センターに連結するのです。今から先生は、テレビ通信社をつくろうと思っています。そうすれば、どのような内容のニュースであっても、十五分以内に全世界に発信することができます。

 今、言論界を連結しています。平壌でも、モスクワで開催したのと同じような言論人会議を開催するために、ノーボスチと新華社に通信員を送り、そこからも参加することができるように準備をしています。それで、今回、ノーボスチの社長に会って「参加させる人々を選んでサインをもらいなさい」と言いました。言論界の力を無視することはできません。

 メディア・センターには力があるのです。ワシントン・メディア・センターは、一つのブロックです。私は、非常に多くの資金を使いました。それで、全世界のいかなる所でも、即座に連結されるのです。世界的なテレビ放送局システム、テレビ案内システムを始めたのです。UPI、APを利用して全世界へと連結するのです。

 今、二百八十以上の場所と連結されています。このようにして、私たちのメディア世界、情報の世界をつくっていくのです。これは新しい革命です。戦争は既に終わりました。いつかレバレンド・ムーンがその放送局で二時間の演説をしようと思っています。アメリカの人たち、どうですか。(笑い、拍手)四十日修練期間を定めて、み言を語ろうと思っています。そのようにすれば、アメリカが振り向くはずです。それは難しくありません。

 一九九〇年九月七日に開局式を行います。高級機材がすべての場所に配置されるはずです。世界で最も良いテレビ放送局になることでしょう。このメディア・センターには、とても多くのビデオ会社が入ってくることでしょう。各国からとても有名な会社がここに集まってくることでしょう。


アメリカ食口四十日伝道

(一九九〇・一〇・一〇から)

 男性たちを、すべて動員するのです。アメリカにいる若者たちを、アフリカなど、全世界へ動員するのです。祝福を受けた人々は、兄弟の家庭を救い神様の国を建てるために、全世界へ出動する時が来たのです!

 今回、四十日伝道をしてみたでしょう? きょうが四十三日目です。きょうから決意をしなければなりません。今までは故郷で活動してきましたが、今からは、自分の州から最も遠い州に行って、そこで四十日間伝道しなさいというのです。

 本来は、偽りのない私の血と肉をもって行くのです。お金をもって行ってはなりません。自分の知識をもって行ってはなりません。私の心と体という祭物をもって行きなさいというのです。生畜です。真の汗と真の涙、真の血を植えつけなければなりません。それは歴史的な記録になるはずです。

 ですから、今回の四十日が終われば、それに四十日をプラスして八十日間やってからは、外国にも一度行ってきなさいというのです。アメリカから最も遠い国に行くのです。豊かに暮らしている国ではありません。そこに荷物を背負っていって分け与えなければなりません。大移動をしなければならないのです。

 荒れた荒野でも、喜んで前進していきなさい! アーメン! これは神様がするのではありません。お父様には、すべての迫害が消え去りました。既にお父様はすべて成しました。皆さん以前にすべて成して、この世界を一つにしました。これからは皆さんが私のしたとおりにして、皆さん自身の領域をつくっていくことを願っています。


アメリカの活動の重点方向

(一九九〇・一一・一、イースト・ガーデン、アメリカ牧会者会議の指示事項)

 一九九〇年十一月一日、イースト・ガーデンにおいて、真のお父様は、米国内の韓国人数区長とアメリカ人州責任者の会議を主宰され、み言と指示事項を通してアメリカの活動の重点的方向を指示してくださった。

 大きいタイトルに「原理的公式路程」と書き、小さいタイトルは「経済活動と伝道活動」です。その第一は何かというと、どのようなことがあろうと三日、七日、二十一日、四十日の修練会を通じて、七十日間修練を受けなければならないということです。このように教育したあとは、すぐにファンダレイジングに送り出すのです。今からは、五十州でそのようにしなければなりません。全国活動のために、神山氏のファンダレイジング・チームに三年間送るのです。

 そのようにして、三年間のファンダレイジングを終えたのちは、伝道に行かなければなりません。伝道するにおいても、反対はありません。ホーム・チャーチ・システムに従って全国的な組織をもつのです。そのようにして、三年間で、イエス様の十二弟子と同じ十二人と七十二人を伝道しなければなりません。

 今後、自分の氏族的メシヤ圏に責任をもち、外的なカイン圏と氏族的アベル圏を一つにしなければなりません。その基盤の上に氏族的メシヤが設定されるのです。ホーム・チャーチ基盤を築けば、その次に氏族的メシヤ圏を一つにし、二つの氏族が一つにならなければなりません。

 それで、第一に、体制連合化です。全体を統合して一つの体制をつくるのです。勝共連合もあり、ビジネスもあり、「世界平和教授アカデミー」もあり、文化活動のための団体など、様々な組織があります。今までは、それぞれの自由のままにしておきましたが、今からはすべて合わせて、一つの体制にしていかなければなりません。

 第二に、国別の教会の確立です。今までは、アメリカ教会だけしかありませんでした。今からは、アメリカ教会だけではいけません。短期間内で、多くの民族教会へと拡大させるのです。そのようになれば、膨大な組織になるはずです。それゆえに、「国家別教会の確立」を主張するのです。このようにすれば、食口が急激に増大するのです。

 それでは何をするのかというと、教会の伝道活動を行って復興会をしなければなりません。最初に大学街の復興会です。その次には教会別の復興会です。そして教会別の復興会をしたのちには、ほかの教会に入っていって毎日のように講義をしなければなりません。その次には何でしょうか。大衆が喜び得る娯楽を通じた団体活動を行うのです。

 その次には、総合大学の引き継ぎです。いかにすれば、国家的な基盤を築くことができるのでしょうか。それが問題です。そのためには大学が必要なのです。大学を運営しなければならないのです。さらにアメリカを生かすためには、いかなる困難があろうとも、新聞社も運営しなければなりません。


世界の重点事業の活性化


 クリスチャン・ベルナールに、アラブのある大きな会社から「一万個ほど、クリスマスの時までにつくってくれ」と言ってきたのですが、時間がなくてすべてつくることができないというのです。フランスとスイスの国境に大きな工場があるのですが間に合わないのです。それで今から、その四倍以上も大きい工場の建設に着手するのです。

 企業の中では、クリスチャン・ベルナールが一番お金を稼いでいるのです。約六十ヵ国に支店があります。ですから、ない所がありません。台湾には工場が二つあるのですが、従業員が約七百人になります。

 また、今、ドイツで自動車のライン生産をすることができる最高の工場であるヴォルフスブルクを手に入れているところです。イタリアにはフィアットがあり、イギリスにはロールスロイスがありますが、ドイツの自動車生産能力がヨーロッパをすべてカバーするということです。ドイツの技術が、すべてをカバーするということです。近い将来、そのような時が来ます。ですから、ドイツを基盤とすれば、ヨーロッパの全地域と東欧圏、ソ連までもカバーすることができるのです。

 そして、私たちのドイツの工作機械工場は、ドイツで一番なのです。韓国政府が重機をつくるための計画を立て、ドイツ政府に「ドイツの技術を学ぶために機械工場を紹介してほしい」と頼んで、二つの工場を紹介してもらったのですが、その最初の工場が私たちの工場でした。彼らがドイツに訪ねていって「どうか少し公関してほしい」と頼んで見せてもらったそうですが、知ってみれば、その工場はドイツの工場ではなく、レバレンド・ムーンの工場だったというのです。

 そして、ハッピー・マインド・システムです。これは、世界的なシステムです。今、「セーフティー」や「ジャイアンツ」などというところが「おー! あのレバレンド・ムーンのハッピー・マインド」と言いながら大騒ぎしています。能力が足りなければ負けるのです。力が弱ければ負けるのです。どうしてレバレンド・ムーンのあの配達システムを阻むことができるでしょうか。十五分、三十分以内に、どこにでも配達することができるのです。世界の経済圏は、レバレンド・ムーンの手にかかっています。銀行も同様です。

 そして、リスト(WRIST:世界科学技術研究所)があります。ここで、放射能イオンを測る機械をつくりました。それで測定すれば、どのような物であろうとすべて分かるので、世界的な革命が起きます。医学界や鉱山のようなもの、また、魚がどこにいるかさっと測定してみれば、すべて分かります。

 それは、ソ連でも有名であり、アメリカ国防総省の海軍省の軍事機密機材に絶対的に必要なものです。これは、数学的な計算では出せない次元のもの、ないと思われるのに実際にあるものを測定するのです。今後、これを精神的指導者、霊的体験をもっている人のところにもっていって測定すれば、霊界があるということが、証明される時が来るだろうと思うのです。

 次に一興水産会社です。今、南米やアフリカまで行って魚を獲っています。ここグロスターにいるものは小さいのですが、四百トン級以上の独航船で航海しながら、六ヵ月の間ツナを獲り、日本にもっていって売るのです。ここニューヨーク地域にいても、魚がいるという連絡が入れば、アフリカのケープタウンの南端まで二週間で訪ねていくのです。

 また、世一重工業は有名です。今、韓国で三番目です。一番ビリにいたのが、三年の間でひゅーっと三番目まで上がってきました。政府は、私たち以上の健全企業はないといっています。企業のエージェントたちは、女性を紹介したり、私娼窟を紹介したりしているのですが、私たちはそのようなことをしないので、政府が私たちを全面的に後押ししてくれるのです。


全米全体大会

(一九九〇・一二・一九、世界宣教本部、各分野指導者と祝福家庭集会)

 一九九〇年十二月十九日、アメリカ、ニューヨーク市のニューヨーカー・ホテルにある世界宣教本部で、真のお父様は「全米全体大会」というタイトルのもと、各分野の指導者と祝福家庭を集めてみ言を下さった。

 先生の生涯を中心として見れば、先生が生まれた一九二〇年から一九九〇年までの満七十年間で、すべてのものが整備され、今から先生の八十年代に向かって進んでいくのです。モーセが八十歳でエジプトを出発したのと同じように、十年を残した八十年代に向かって前進しているのです。そのようにモーセの全権時代、神様の全権時代へと、残った時代を過ごしていかなければならないという驚くべき事実があることを知らなければなりません。

 一年間で、このように変わったので、十年間ではどれくらい変わるか考えてみてください。真の父母の使命はすべて終わりました。先生の七十年で、七千年の歴史をすべて蕩減し、この全地球星の、悪魔が支配していた圏内のすべての怨讐が反対したその風土をすべて凌駕し、七千年歴史を整備する勝利的な宣布をして、霊界と肉界の統一圏を成してきたのです。

 それで、祝福を受けた各自の家庭が家庭的伝統を立てなければならない時が来ました。その伝統とは何でしょうか。周辺にいる親戚の家庭と皆さんの家庭を吸収することが、新しい伝統になるのです。今までは奉仕しながら奪われ、投げ捨ててきたのですが、これからは訪ねていって、貴いものを私に糾合していかなければなりません。氏族圏のために、メシヤの使命を果たさなければなりません。

 一九九〇年十二月十九日、第一のタイトルは何かというと、「アメリカ全体大会」です。ここにいる皆さんだけに該当することではありません。来ていない人にも、そのことをすべて教えてあげなければなりません。このような指示事項を伝達する時は、州の代表などの人たちだけに話してきましたが、このように全体を集めて話すのは初めてのことです。


一 摂理史的意義


 長子権復帰、父母権復帰、王権復帰がすべて終わる時が来たのです。長子は長子権、父母は真の父母、王権は神様なので、すべてのものが備わりました。


二 教会問題


 今、統一教会には次のような問題があります。その第一の問題は何でしょうか。公的活動を否定することです。第二に原理思想が徹底できていません。第三に蕩減思想の不在です。第四は何かというと、本然的思想の不在です。本然的思想というものは、個人主義ではありません。全体主義です。神様も公的でしょう? 


三 経済問題


 今まで、アメリカの食口たちを中心として、オーシャン・チャーチ(海洋教会)をはじめとして、ありとあらゆることをしてきましたが、すべてが失敗です。それで、今、世界的経済圏の移譲を受けたエバ国家である日本の食口たちに、新たにそれを一任しようとしているということを皆さんは知らなければなりません。

 その次には、今後、アメリカの教会は、アメリカ人の責任者が中心ではありません。そこに神山氏と韓国人一人が立つのです。アメリカ教会の上にアダムとエバがいて、天使長はアダムとエバの指導を受けなければならないのです。


四 新体制の確立


 第一に家庭単位復帰です。第二に氏族的メシヤ完遂です。第三に氏族的メシヤの概念です。第四に自治制確立です。ここで停止することは死と通じます。そして、父母として負わなければならない責任です。子女教育と信仰基台です。定期集会参加と伝統です。

 私は、アメリカにおける責任をすべて果たしました。天が「アメリカに行って責任を果たしなさい」と言われたすべてのものは、今すべて終わりました。私の手でアメリカ大統領を立てたのです。

 あす、先生は韓国に行かなければなりません。今度は、いつ来るか分かりません。今から三位基台、すなわち日本人一人とアメリカ人二人を配置して先生は去ります。今後、韓国の僑胞が教会にたくさん入ってくれば、そこに一人ずつ入れ、すべて分散させるつもりです。

 きょう、このような内容をすべて宣布し終わってみると、私の心が本当に軽くなりました。もう私は死んでも恨はありません。この勝利のすべてを、何の代償もなく皆さんに譲ってあげようとしているのです。皆さんが残された第二の責任を勝利することを願います。皆さんがこのすべてのことを受け継ぎ、皆さんの国アメリカにおいて、福を分け与えることができる代身者になってくれることを願います。


九 後半期の国内活動および主要行事


全国の活動の重点方向

(一九九〇・七・一一、国際研修院、六百人、韓国教会長全体会議での指示事項)

 一九九〇年七月十一日午前十時から午後十時まで、世界日報社国際研修院の大講堂で、全国牧会者六百人以上が参席する中で開催された全国牧会者特別集会において、真のお父様は、全国牧会者たちの今後の活動内容を要約され、指示事項として下達された。

 第一は、統班撃破の意義です。四千万民族の家庭を中心として、思想的方向が完全に一八〇度転換しなければならないという意味で、「撃破」という言葉を使ったのです。「撃破」という言葉は、すべて破壊してしまうという意味ではありませんか。お父さんとお母さんの思想、お兄さんとお姉さんの思想、夫婦の思想、子供たちの思想をすべてひっくり返してしまおうというのです。そのようにしてこそ着地が起きるのです。

 着地が起きれば、皆さんが氏族的メシヤ圏をもってそれを訪ねていくので、氏族的メシヤは一気に国家的メシヤ圏と世界的メシヤ圏の蕩減路程を中心として、世界へ連結されるのです。

 第二は、南北総選挙準備と議員選出計画です。国民全体が共産党を防御することができる体制を整えなければならず、国会議員たちが共産党議員たちと対峙し、消化することができる能力をもたなければなりません。言い換えれば、主流思想、主体思想をもたなければならないということです。共産党の金日成の主体思想のことではありません。統一教会が主張している三大主体思想です。

 第三は、組織要員の教育の強化と国民の思想武装です。要員たちだけですべて防御することができますか。組織要員とは統や班の長たちのことです。彼らの教育を強化し、すべての国民の思想武装を完了しなければなりません。

 第四は、既成教会の連合作戦です。長老や牧師たちがアメリカヘ行ってきた所感文を中心として、「キリスト教信者たちは、牧師たちが民族に対して罪悪行動を行ったことを知らないまま、それに順応してきた哀れな信者だったということを知って、覚醒せよ」という警告文を出すのです。それと同時に、文総裁に同情しなければならないという支持声明を出すのです。

 第五は、全国議員の全面対峙教育と奨励の形成です。奨励、形成するには、理論的に時局がどのようになっており、地方自治がこれこれこうであるという内容をすべて身につけ、農民ならば農民、都市の人ならば都市の人というように、その状況に合わせて対峙教育を行い、奨励をしなければなりません。

 次は、世界日報です。既に、調査局をつくりました。要員がますます増えていぐはずです。今は、どの程度まで体制ができあがりましたか。要員たちが世論をアピールしなくてはなりません。

 世界日報とメッコールと消費者組合は、運命共同体です。宿命体ではありません。運命体です。宿命ならば、死んでも逃れることはできません。しかし無理やりにしなさいというのではありません。運命なので、自分の努力いかんによって、もっと良いことをすることもできるのです。

 全教学新聞は、消費者組合、メッコール、世界日報のある所では、常について回るのです。(笑い)メッコールを販売する所でも、新聞の普及所でも、消費者組合でも持って回り、常に全教学新聞は部品のようにしてついて回るのです。

 その次には、大復興会の継続です! 今まで行ってきたものを継続するのです。統班撃破をすべてやったからといって、それで終わるのではありません。私が「郡から動員しなさい」と命令した三千人という数字は、いずれにしろ満たさなければなりません。

 次は、夏季四十日伝道の全国組織です。全体の決定的組織をつくらなければなりません。今回、全体動員して何をするのでしょうか。全国の統班組織を強化するにおいて、橋渡しの役割をするのです。

 次は、闘争的に頂上に向かうCARP活動への全面的な同調です。原理研究会を中心として、共産党対峙戦略を立てることが急がれています。CARPが闘争していることに対する全面的な同調なので、教会長をはじめとして教域長、教区長はもちろんのこと、一般の食口まで、これを全面的に支援し、私たちが南北のこの危機的状況を鎮定化させる役割をしなければなりません。

 その次は、真の御父母様家庭の定着作戦の完了です。真の父母が地上に定着するためには、国家基準や民族基準や氏族基準ではなく、家庭基準がなければなりません。それゆえに、真の父母の定着のために血の涙を流しながら、神様を中心とした新しい家庭を出発して国のために生き、世界のために生きる息子、娘を育てることができる起源とならなければなりません。


第三回「世界統一国開天日」

(一九九〇・一〇・三、漢南洞公館)

 一九九〇年十月三日、第三回「世界統一国開天日」を迎え、真の御父母様をお迎えし、漢南洞公館での記念敬礼式(午前七時)と本部教会での記念礼拝(午前七時)が挙行された。


〈祈祷〉


 きょう、三度目の「世界統一国開天日」を迎える前に、この日に合わせて外的な世界が急変し、歴史的な怨讐関係にあったソ連と韓国が修交を始め、東ドイツと西ドイツが統一を宣布するようになり、それだけでなく、この国とこの民族が互いに一つになることができるようになり、統一教会とこの国の主権者が連結することができる因縁を強固に固めるとともに、北韓の金日成が統一教会の内的な面に自ら順応しようという通知をすることができるようになりました。そのような歴史的な日々を残すようにしてくださったお父様の摂理史的天運の方向が、驚くべきことにみ旨と一致したことを思う時、これに感謝申し上げます。

 きょうの「開天日」を迎えることによって、今から訪れてくるすべての日々がこの日を中心として勝利の基準を備えると同時に、歴史の方向をより分けていくにおいて、直行することができる祝福の日と祝福の年と勝利の日と勝利の国となるように許諾してくださることを切にお願い申し上げます。

 全世界に散在している統一の群れが、残された一九九〇年を飾り、新しく訪れてくる新年と一九九二年まで、任せられた責任を完結することに、すべてのものを顕現させて実践躬行することを宣言し、誓うことができる群れとして受けてくださることをお願いします。

 きょう、この意義ある「開天日」を、祝福の日として、誇りの日として、栄光の日として、勝利の日として、全天上天下に高らかに許諾してくださり、万民が追慕することができる誇りの日となるように許諾してください。真の御父母様のみ名によって祝願宣布いたします。アーメン。

 国のない人が反対を受けながら先頭に立ってこの道を開拓することが簡単ですか。どれほど無念であり、どれほど涙が交差し、どれほど身もだえし、どれほど傷ついた事情が多かったことか、皆さんには分からないはずです。

 「世界統一国開天日」を定めてから三年目になりました。今からは世界の問題がすべて解決されるのです。私が願ってきた第一次的な願いは、すべて成し遂げられました。きょうまでに、韓ソ修好が成されなければなりません。東西ドイツ統一も、きょうをもって終わるのです。そうすれば、共産主義はもう終わりです。完全に終わるのです。私が今まで北韓に連絡してきたすべてのことに対する答弁も、きょうまでですべて終わりました。

 このようなことを見るとき、歴史とは、私をそのように保護するための歴史だったということを知ることができます。私が話し、私が考えたとおりに成し遂げられたというこの事実を考える時、感慨無量です。この三年の峠をいかに越えるのかということが問題でした。今はもう感慨無量です。

 それでこの日は間違いなく韓国で迎えなければならず、またお母様のお母さんである大母様の最初の墓参りもあり、必ず来なければならないので、私が来たのです。


南北総選挙準備の全国活動指針

(一九九〇・一一・一一、漢南洞公館、全国教区長教域長会議での指示事項)

 一九九〇年十一月九日に帰国された真のお父様は、十一月十一日の晩、全国の教区長と教域長にみ言を下さり、南北総選挙準備の全国活動に関する指針を指示事項として下達された。

一 面・洞単位教育


 今後、面・洞単位を中心として活動しなければなりません。面を中心とした里・班の強化です。里・班をすべて教育しなければなりません。それから二番目は、都心地の洞を中心とした統・班教育です。それから三番目は、その他の確保です。これは、会館や教育場所の確保のことをいうのです。

 四番目は、後援会を結成しなければなりません。後援会さえ結成すれば、すべてのことが解決されるのです。会館基地がない時は、後援会を中心として、警察署長、郡守、校長、教会の牧師たちをすべて動員するのです。五番目は、後後会を中心として、基金を確保しなければならないということです。なんとしても一千万ウォン基金を突破するようにしなければなりません。数千万ウォンの基金をいかにして突破するのかというのです。それさえ集めれば、すべてのことは解決されるのです。


二 教育と講演


 以前の教育は、面単位を中心とした教育でしたが、今は全体を代表した教育について話しているのです。

 第一に、道・郡の要員を教育しなければなりません。道・郡の要員とは、行政局、政府の要員たちのことをいうのです。その次には、このような道・郡の要員を中心とした後援会をつくらなければなりません。そして面後援会、郡後援会、道後後会をつくるのです。

 二番目は、教育費の自主負担です。自分が中心となって、教育費を負担するのです。自主という言葉は何ですか。一家の主人ならば、その家庭全体を教育する時は、全体に責任をもたなければならないということです。

 三番目は、南北統一の雰囲気の造成です。昼も夜も飛び回りながら、「本当に南北統一をするのだなあ」という雰囲気をつくらなければなりません。男性も女性も、「このようにすれば、南北が統一されるのだなあ」という雰囲気をつくりなさいという話です。

 四番目は、要員の養成です。なぜ要員の養成をしなければならないのでしょうか。北韓に行くようになる時は、自分を中心として、面から数百人の要員を連れていかなければならないのです。班に優秀な青年がいれば、彼を引っ張り出し、統に優秀な青年がいれば、つかまえてきて教育をしなければなりません。

 五番目は、食口化がなされなければなりません。食口化されてこそ、大移動をして、信じて実践をすることができるのです。実際にふろしき包みを広げて闘うことができるのです。


三 組織編成


 組織編成をしなければなりません。食ロー人を中心として、十人を連結する組織編成が展開されなければなりません。そのようにしてその人を中心として、いつでも、どのような内容であっても、伝達することができるようにしなければなりません。

 最初は、食口を中心として組織編成をするのです。二番目は、社会団体の責任者を中心とするのです。その次には何でしょうか。中学、高校の学生や大学生がいれば、彼らを決定的な組織要員として選択しなければなりません。彼らは二世です。

 次は、横的紐帯を強化しなければなりません。交流しなければならないということです。面同士でも紐帯を結びながら、組織を動かして募金運動も行い、商売もするのです。

 その次には、大衆活動をしなければなりません。大会をしようとすれば、人員の動員が必要です。そして、活動基盤となった人たちを組織化し、多方面に活用しなければなりません。


南北総選挙準備体制のための全国人事措置

(一九九〇・一一・二、漢南洞公館)

 全員が講義できる実力を備えなさい。毎日、二百人、三百人、四百人、五百人、一千人が講義することを考えてみてください。発展はそれしかありません。それで、皆さんと同じ実力を備えた人を、いかに早く三千箇所に配置するかということが問題です。もちろん、アメリカに研修に行ってきた教授たちや勝共連合の支部長や私たちと関係している人々を配置することもできますが、その人々が、そのまま北韓に入っていっても理論闘争をすることはできません。今から、彼らも再度教育するのです。七日修練から始めて、二十一日修練、四十日修練をしなければなりません。

 今回、帰れば、各道を中心としてすべてここで行ったのと同じようにテストするのです。テストは一人でするのではなく、三つの道の責任者が集まってするのです。自分の道と隣接した道があるでしょう? 京畿道ならば、江原道とソウル、そして忠清道があるでしょう? 時間をつくって、三つの道の責任者が集まり、原理講義のテストをするのです。そのようにして、実力に比例してすべて再度配置するのです。

 そして、いかにしてでも三千三百の面・洞に三人ずつを配置します。自分の教区を中心とした市・郡があるでしょう? 食口たちを総動員し、自分の道にある面・洞に三人ずつ配置するのです。できれば、主に祝福家庭とその地方の出身者を配置するのです。それで、その人々を中心として、教区長がプログラムを組み、面・洞を巡回しながら休むことなく講義するのです。

 教区長も、聖日が特別な礼拝でない時は、洞ならば洞に場所をつくり、教区に集まる食口たちを連れていって朝早く礼拝を捧げるのです。

 それで、短期間内に、面単位を中心として、百二十人の要員を編成しなければなりません。一つの面には、大抵里が十個、多くは十五個の所もありますが、平均して里は十個です。ですから、一つの里に十人ずつ編成すれば、百人になるのです。百人の要員をつくることは問題ではありません。百人ずつ三回、すなわち三百人だけ教育すれば、その中の三分の一は間違いなく食口になるのです。

 それから、四十八歳以上になった昔の教区長たちは、何をしなければならないでしょうか。対外活動を行うのです。国会議員や道知事を主管しなければならず、警察局長であれ、何であれ、道庁所在地のすべての機関長を主管しなければなりません。新たに任命された人々を連れて歩きながら、活動のやり方を教えてあげるのです。

 たった今配置した人々に、短期間内で自分以上の実力を備えさせることができるようにしなければなりません。その次には、それ以下のすべての教域長や教会長は、一人三役をなさなければなりません。教会の責任者であると同時に、勝共連合の郡支部長、そして「南北統一運動国民連合」の郡委員長としての責任をもたなければなりません。そして後後会をつくって、教授たちを後援会の会長に立てると同時に、皆さんの郡教会の顧問の位置に立てるのです。


南北総選挙準備全国大会

(一九九〇・一一〜一九九一・六)

 「南北総選挙に備える全国大会を一九九〇年十一月から一九九一年六月まで実施しなさい」という真のお父様の強力な指示に従い、同大会が全国的に実施された。特に一九九〇年十一月二十五日、リトル・エンジェルス芸術会館でもたれた指導者大会には、各団体の指導者二千人口上が参加し、大盛況を成した。また、十二月二十七日から三十日までの四日間にわたり、ソウル市の東西南北四つの教区において、南北総選挙に備える洞・統・班の責任者大会がそれぞれ行われた。

 「既に、文総裁でなければ南北統一ができないということは事実でしょう? ですから文総裁の命令に従って、みな教育を受けて選挙の準備をしなさい!」と言うのです。今から八ヵ月間です。十一月から始めれば、来年の六月までの八ヵ月です。六月まで一気に推し進めていけば、いかなる風が吹こうと天が動くはずです。そのように思うのです。

 ですから、「南・北韓総選挙準備全国大会」という看板を掲げて進んでいかなければなりません? 何に対する準備ですか。国会議員選挙に対する準備だというのです。そのように考えて活動しなければなりません。

 そして、そのことをするにおいて、私たちが活用すべき人々は、アメリカに修練に行ってきた人々です。その人々がたくさんいます。それらの人々を、いかに核心的な要所要所に配置するかということが問題です。これらの人々をすべて糾合し、統班撃破のために統長、里長、班長にしなければなりません。

 次第に政治風土は信じることができなくなります。ですから国民は、この運動をしなければ思想武装というものははるかに遠いことだということを知るようになるのです。

 南北総選挙は、幻想ではないということを知らなければなりません。総選挙をしなかったとしても、民族団結のためには、総選挙に備えることができる心の姿勢を備えなければなりません。政治世界に対する心の準備をしなければなりません。そして救国的な結束運動を中心として大韓民国が生き残るための伝統を植えつけておかなければなりません。そのためには、亡国の現実を直視しなければなりません。

 そこにおいて、第一に何でしょうか。神様をはっきりと知らなければなりません。神様をはっきりと知ることによって、共産党は崩壊するのです。唯物論は、神様を知れば根本的に壊れていくのです。その次には何でしょうか。人間をはっきりと知らなければなりません。人間が何であるかをはっきりと知ることによって、今日の邪悪な不信風潮とこのような社会がどのように蔓延するようになったのかという事実を知るようになるので、その原因をきれいに収拾できるようになるのです。その次には家庭を知り、国を知り、世界を知らなければなりません。


「霊界解放圏」宣布

(一九九〇・一一・一七(〔陰暦一〇・一〕、第三十一回「子女の日」、漢南洞公館)

 一九九〇年十一月十七日(陰暦十月一日)、漢南洞公館で挙行された第三十一回「子女の日」の敬礼式において、真の御父母様は、教会幹部、各国の宣教師、各家庭の代表が参席する中で「霊界解放圏」を宣布された。

 きょう、三十一回目、満三十周年になる「子女の日」を迎えて、先生が祈祷した内容は何でしょうか。「霊界解放圏」を宣布したのです。先生が宣布すれば、それは問題になるのです。今までは、カインがアベルを利用することができる時代でした。ですから、霊通する人々、霊界に接した人々が、地上のアベル圏を完全に利用してきたのです。しかし、先生が蕩減復帰原則に従い、勝利の基盤を築いてあげることによって長子権を復帰したので、今は、アベルの位置が兄の位置に入ってきたのです。

 天使長が先に生まれましたが、本来はアダムの前に屈服し、アダムを保護すべき立場に立たなければなりませんでした。しかし、人間が堕落することによって、今まで悪魔が、長子権を中心として地上の未熟な人間世界を自分の思いどおりに料理してきたのです。ですから、霊界に通じる人々が地上の後孫たちをすべて利用してきたのです。カインがアベルを殺してきたということです。

 そのような時代は過ぎ去ります。長子権復帰時代が過ぎ去ることによって、今から霊界は、アダム圏の前に屈服しなければなりません。そのためには、理論的体制と実践的基台を中心として、神様の前に祭祀を捧げなければなりません。その祭祀を捧げる式が、けさの敬礼式だったのです。

 きょう、「子女の日」三十周年を中心として、天地の大道を正しておきました。北韓の前に引き回されていた南北統一の運勢を、この文総裁が食い止めて向きを変えておきました。北韓が兄の立場から韓国を引き回していたのです。北韓の全日成が兄の立場におり、文総裁は弟の立場にいますが、金日成の主体思想は、北韓の二千万、五道圏内でしか通じません。しかし、文総裁の三大主体思想は、大海を越え、大陸を渡り、五大洋を越えて世界に通じるのです。

 キリスト教やアメリカなど、摂理的み旨に対した宗教や国々が責任を果たすことができなかったこともありますが、真の御父母様も、その責任を負わざるを得ないのです。そのような意味で、きょう三十周年を迎える「子女の日」に、これを開いてあげるべき責任があるので、そのような内容を中心として祈祷をしたのです。彼らは霊界に行きましたが、霊界で祝福家庭を中心として完全に協助するようになれば、今からは蕩減条件を越えた世界になっていくので、地上世界はその協助圏内で従っていきさえすればいいのです。

 例えば、真の父母の写真を掲げれば、どのようになるのでしょうか。誰が先に来て侍るでしょうか。夜を過ぎて明け方までに霊界の先祖たちが来て、真の父母と因縁を結び、あいさつするようになれば、これは真の父母に侍る霊になったので、サタンは干渉することができず、反対することはできません。それがサタンを分別することです。霊的サタンを追放する方法なのです。明け方三時になれば、全世界の霊人たちが写真を掲げた皆さんの家に訪ねてきて敬拝したのちに、周辺にいる人々をすべて打ってしまうのです。


一九九〇年クリスマス記念行事

(一九九〇・一二・二五、漢南洞公館、機関企業体責任者および公館要員の集会)

 一九九〇年の締めくくりに合わせて年を越えないほうが良いだろうと思ったので、「きょう集まりなさい」と言いました。新しい心で、イエス様が受難の道を克服しながら闘ってきたその日を思いながら、全世界の人々がクリスマスを祝賀する心とともに、きょうを記念の一日として過ごすことが良いだろうと思ったので、このように集まったのです。

 今、一九九〇年を中心として、我が国の統一問題や世界的なすべての難しい諸問題は、このような祝福をすることによって徐々に解かれていくだろうと思います。それで、今後十年間、一九八八年から数えれば十二年間ですが、その間に今後、世界のすべての情勢が天の前に収拾され、二〇〇〇年代においては、一九八八年と同じように、地上天国の顕現を宣布しなければならない時が来るはずです。

 二〇〇〇年代になれば、国を顕現させ、地上天国の顕現を成すことができる時が来るはずです。モーセがエジプトから出てきたのと同じように、地上地獄圏、地球星地獄圏から解放されて天国圏へと移行していくのです。これは荒野路程ではありません。天国路程です。顕現する本然の世界に連結されるものを記憶し、あらゆる精誠を尽くさなければなりません。

 先生は、長子権、父母権、王権を、条件的立場で完全に蕩減したので、サタンが讒訴することはできません。そのようになったので、皆さんが子女の名分をもつのです。同じ血族として祝福してあげたので、これを伝授することができるのです。真の御父母様が何を伝授してあげるのでしょうか。愛を中心とした氏族的族長の使命を付与するのです。













▲ 目次へ

第三節 一九九一年 ネナラ(私の国の)統一 (二)


真の御父母様の生涯路程 9


第三節 一九九一年 ネナラ(私の国の)統一(二)


一 一九九一年の出発と摂理的意義(一九九一・一・一、本部教会)


元旦の祝祷


 新年を迎える元旦の新しい朝、その瞬間でございます。歴史時代を回顧する時、この息子がこの地上に生まれて満七十歳を越え、新しく七十一歳に向かうこの瞬間は、摂理史において七千年歴史を蕩減し、清算し、罪悪と死亡がこの地上にこれほどの曲折の事情を残してきたサタン世界のすべての主権を除去して、天が新しく勝利の基台を用意し、天の主権世界を建設できる新しい八十歳代への再出発時代の冒頭を迎えました。

 八十歳代に輝く統一教会の誇るべき時期が訪れたがゆえに、あらゆる精誠を尽くして、汗は地のために、涙は人類のために、血は天のためにまこうという標語のもとで順応してきたすべてが、今勝利の覇権を中心として、天国の栄光を取り戻すために、すべての面において本心から心と体が一つになり、そして、天の前に捧げてさしあげる所有圏のために、再びこの地のために汗を、人類のために涙を、天のために血をまくことがあるとしても、国のものとして、神様のものとして、私たちのものとして残さなければなりません。

 このようなとてつもない時代が追っていますので、各自が自ら準備しているもの、自分自身、自分たち夫婦、一切を天のものとして再び付与することによって、地上を中心として天国の万物の所有権、子女の所有権、父母の所有権、神様の全権的所有権を決定して、神様がすべてを直接主管することができる主人権の行使を縦横に活動できるように、能力を発揮できるように主導してくださることを懇切にお願い申し上げます。

 五十億人類は、神様に抱かれることのできる眷属であることをこの時間宣布いたしますので、悪の権限、悪魔の権限を踏んで、復活の新しい興隆がこの地球上の万民たちをして成功させるよう許諾してくださることを懇切にお願い申し上げます。

 今、長子権が成立して、父母権復帰と王権復帰の実践的舞踏場が、今日のこの地上にできるように許諾してくださることを懇切にお願い申し上げます。統一の群れがこの仕事のために旗手となり、前進的な誓いをすることができる天の精兵となるようにしてください。新しく迎える一九九一年、この息子においては、八十歳代を迎えて出発する、光栄の第一歩を新しく踏み出すように許諾してください。

 すべてのものをお父様が引き受けてくださり、子女たちはお父様に従い、そのすべてのものを収拾することを誓いながら、このすべてのみ言を真の御父母様のみ名によ’って新年の冒頭に祝願いたします。アーメン。アーメン。アーメン。


年頭標語:私の国の統一(二)


 今年の標語は何ですか。私の国の統一です。ところが、私の国に心がありません。国を愛する心がありません。心を身代わりしなければなりません。先生は、家庭復帰することが難しかったのであり、氏族復帰することが難しかったのです。そこで世界にイエス様を中心とした開放的な氏族基盤を編成しておいたのです。今ではもう、この国が南北統一される日には、世界が私の懐にすべて引き継がれるのです。

 先生の八十歳代を出発する日、世界を再収拾して統一天下に向かって前進するこの時点において、皆さんが命令を受けているこの瞬間が、どれほど厳粛な時間であるかということを知らなければなりません。「私の国の統一というこの課題は、歴史始まって以来の摂理史を中心として、何万年、何億万年の期間を中心として待ち焦がれた、神様の願いが着地できる息詰まる瞬間であることを知らなければなりません。

 また、数多くの宗教人が無念の血を流しながら、「私たちの悔しい恨を解いてください」と天に両手を合わせて祈り、所願成就の一日を願った、そのすべてのことが地上に成されなかったのです。それを地上に成し遂げることができる息詰まる時間が、目前に現れたこの瞬間であることを知らなければなりません。ここでいう「私の国の統ことは、今日の韓半島だけを中心としたものではありません。世界の国家を代表している世界国家です。これは、本来、「私の国の統一と私の世界の統一ということであり、「私の世界」を入れなければなりませんが、それを略したのです。

 この世界の人が、それぞれ自分の国を統一して韓国に接ぎ木すれば世界になるのです。ここに来た人々は、そのことを知らなければなりません。「私の国の統一のために最善を尽くし、今までのいかなる愛国者やいかなる忠臣よりも、もっと最善を尽くして、行く歩みを速めながら、涙とともに「また行かなければならない」と拍車をかける日々の生活を誇ることができなければなりません。

 疲れた足を引きずりながらも、倒れることができないのです! あの山を越えて、もう一つの峠を越え、さらに一つの峠を越えて、歴史的資料を残さなければならないというのです。天の伝統を記録する時、私が動いたことが一筋の歴史として登場することができる、そのような歴史的資料を残さなくてはなりません。伝統として残り得る資料を、私の涙と血の汗と自分の一身を投入して残そうという、精誠に満ち、至誠に満ちた心を尽くしたところにおいてのみ、天の祝福の福地が皆さんの行く道に連結するということを知らなければなりません。

 それで、今年度、再び私の国の統一のために、私の四肢、手足が疲れきり、体がつらくて背を丸くして寝ることがあるとしても、この歴史的な目的を粛然な使命として、前進、前進の隊列に加わることを誇らしく思って出動しなければならない、そのような新年冒頭のこの時間であることを知らなければなりません。再び、再び私の国の統一をより輝くようにしなければなりません。

 私のあらゆる精誠を尽くして、これを撃破させて余りあるという決意を新たにして、総出動、総進軍しましょう! ここに加担することを誓う人々は、新年の冒頭に神様の前に宣誓しましょう。


一九九一年の時と摂理的課題

(一九九一・一・二、漢南洞公館、世界指導者会議の指示事項)

 標語の内容は、それぞれの国も私の国です。私の国を復帰するのは世界のためです。韓国と皆さんの国だけ復帰すれば世界が自然に復帰されるのです。それゆえに、今後早いうちに、百二十ヵ国にそれぞれ百二十人を送り、一万四千四百人が動くようになる時には、国の基盤がつかめるのです。

 第一に摂理的意義です。摂理的に見れば、長子権復帰のために神様が闘争してこられましたし、父母権、王権復帰のためのすべての存在が、真の父母によって蕩減復帰された勝利の権限内にあるために、万国のいかなるものにも、サタン世界の権限はあり得ないということです。長子権、父母権、王権復帰したのですから、サタンがどこにいますか。ですから、皆さんは大胆にしなさいというのです。

 次に摂理史的意義です。摂理史的意義とは歴史的意義ということですが、それは何かというと、歴史は同時代圏を中心として蕩減していくので、七千年歴史を先生が七十年間で総蕩減したというのです。六千年に安息年を入れれば七千年になるのです。ですから、七十年間で七千年歴史をすべて蕩減し、ゼロの位置に立ったので、サタンが所有権を主張できる何らの内容もなくなったというのです。

 次には、真の御父母様の勝利圏とはどのようなものかという問題です。第一は個人、第二は家庭、第三は国家、第四は世界、第五は天宙、第六は神様の真の愛です。一体理想の実現によって、このすべてのものが真の愛において一つになります。神様が真の愛の主人ですが、この真の愛によってすべてが連結されるのです。

 次は、真の父母帰郷時代です。帰郷するので、逆に世界から降りてくるのです。世界から国家、その次には国家から氏族、氏族から家庭、家庭から個人時代に訪ねていくというのです。父母様が訪ねていくこの故郷は、皆さんの故郷も代表して行く道であるがゆえに、皆さんが枝ならば、大きな枝である皆さんの故郷は、皆さんが取り戻さなければならないというのです。

 次は、南北統一です。南北統一時代においてしなければならないことの一番目は統班撃破です。二番目は家庭を一八〇度転換するのです。その家庭が公的な家庭にならなければなりません。三番目は、父母様の写真を各家庭に掲揚するのです。霊界・肉界を連結させるために、地上に条件的に必要なのが真の御父母様の写真なのです。四番目は、北の傀儡浸透全掃です。完全に清掃してしまうべきだというのです。五番目は、韓国の一体化した力が北朝鮮の一体化を凌駕しなければなりません。共産世界よりも、私たちが団結して一つになったものが強くなければならないというのです。

 現在、帰郷時代を迎えながら、先生において一番の問題になることは何かというと、南北を統一することです。それから、第二には何かといえば、アダム国家とエバ国家を一つにすることです。その第一は経済問題支援です! 二番目は南北統一主導です! 韓国と日本が一つになり、北朝鮮を動かして南北統一を主導しなければなりません。これさえ展開すれば、アジア圏は自動的です。

 その次に、アメリカは、日本と韓国が一つになれば、自動的についてこざるを得ないのです。キリスト教の天使長国家であるがゆえに、ついてくるようになっています。そして韓国、日本、アメリカさえ一つになれば、中国と一つになることは問題ありません。同じアジア圏だからです。このように一つになれば、ソ連と一つになることは問題ありません。それで、アメリカを中心として、今から教育するのです。中国の人々を連れていってアメリカの人々が教育し、それから、日本に連れていってまた教育しようと思うのです。そのようにすれば、ソ連と中国は消化されます。

 アジア大陸を中心として、ソ連と連合して全体を神様の前に奉献する時代に入っていくのです。元に戻さなければなりません。

 それで、真の父母を中心として、相続がなされなければならないというのです。そして、それから、第一に再分配時代が訪れるのです。永遠の天国になるのです。第二に創造理想生活が可能です。第三は何かというと、真の愛のための天上天国と地上天国が実現されるのです。それから、結論は、すべて神様の名によって、真の父母の名によって、私たちの名によって、永々世々、栄光を享受しなければなりません! アーメン!

 このようなすべてのことを中心として、これから十年間進んでいくのです。


二 全国の対内外活動の刷新


ソウル市の四教区を二十二に分割し人事措置

(一九九一・一・一六、漢南洞公館、ソウル市内の牧会者会議)

 真の御父母様は、一九九一年一月六日、ソウル市の漢南洞公館において、ソウル市内牧会者会議を主宰されながら、ソウル市の既存東西南北四教区を二十二教区体制に分割するようにされた。

 新体制に変えなければならないというのです。全体を動員するためには、そのままでは支障が多いのです。先生が指示したとおりにきちんと動かない傾向があるので、全体的に措置をしなければなりません。また、時がそのような時です。

 今回、祝福家庭の二世、大学を出た人々の中で巡伝(巡回伝道)団出身は八十四人でしょうか。その人々は、全員配置されていますか。全員、その人々に交代するのが良いのです。これからは、教会も新しい人を中心として刷新、革新をしなければなりません。

 悪魔が霊的世界の代表なのです。それが、今では逆さまになることによって、長子権復帰が終わったというのです。三十一回の「子女の日」を中心として、一九九〇年度にすべてこれを清算して、クリスマスに全般的な解消をしながら「神様が地上に再臨され、これからは、直接その氏族の長たちが来て氏族を統治できるようになったので、ここに反対するすべての悪魔の勢力は退いていかなければなりません!」と、根本的な祈祷をすべてしておいたのです。ですから、今韓国では、家庭を訪ねていって主人の役割をしなければなりません。そのような時が来たというのです。

 それでは、誰が入っていかなければなりませんか。二世が入っていかなければなりません。イスラエル民族が、カナン福地に入っていって滅びたのは何のためですか。二世が悪に染まったからです。それで、今回二世を配置するのです。教育をして交代しなさいというのです。全員、先頭に立てなければなりません。それで、連合会長制度をつくったのです。協会長が三家庭です。これは、アダム家庭、ノア家庭、ヤコブ家庭として、ヤコブの十二人の息子を中心とした地上の平面的な寄着地です。三家庭を協会長にしたのも、すべてそのような意味からです。

 二ヵ月に一度ずつ実績を見てチェンジします。講義も講義ですが、教会活動を中心として実績がいくらなのかという数を把握して比較し、平均的な数の比率より低い時は、容赦なく人事措置をするのです。実力中心にいくのです。問題は、サタン世界の国民をどれだけ天の国民に転換させたのかということです。これが、教会責任者たちの使命であり、家庭撃破においての中枢核心要員がしなければならない責任です。

 全員に講義させて、それを審査して配置していきます。このようにして、斬新な二世を中心として真剣に取り組まなければならないというのです。皆さんは、二世に負けないように努力しなければなりません。そうしなければ落ちていきます。


南北総選挙準備全国大会

(一九九〇・一一〜一九九万六)

 一九九〇年十一月から始まった「南北総選挙に備える指導者大会」が継続して行われ、一九九一年六月まで全国で開催された。一九九〇年に引き続いて一九九一年一月十三日から二十七日までは、三泊四日ずつ四次にわたって洞責任者教育(九里中央修練院、五百七十一人)を行い、各機関、企業体の責任者と傘下機関団体の理事長級の幹部に対する教育(二十一〜二日、百二十四人)、各区指導者大会、以北五道指導者団結大会(五月七日)、全国市郡区指導者団結大会(四月十九日〜六月三十日、全国二百六十箇所、延べ三万人以上)などを通して、南北総選挙に備える活動要員として新たに決意した。

 先生がこれほどの基盤を築いたのは、帆を掛けてただ順風に成されたものではありません。激しい暴風雨が吹き荒れる台風圏内でこの基盤を築きました。ですから、この厳粛な家庭の伝統、教会の伝統基盤を中心として、より価値ある国を解放するための立場に立ち、「南北総選挙準備全国大会」という名称をもって、それこそ解放の旗を掲げて、解放の勇士として精兵として一線に立ったということは驚きであり、誇らなくてはなりません。私の目の前に見える家々は、私が焦土のように踏んでしまわなければなりません。

 地方自治体が決定して発表した年に南北総選挙準備全国大会をすれば、先生がしがない存在の中の王になるのです。勝共連合の二十四年の歴史が南無阿弥陀仏になるのです。国民連合とは何が良いのでしょうか。それは、あらかじめなしておいたがゆえに、私たちが活動することが選挙法に引っ掛からないのです。いくら大衆を動員して、お金を使って「来なさい、来なさい」と言って集まるようにしても、南北総選挙の準備をする時には、選挙法に引っ掛かりません。その代わり、今回、地方自治体の選挙に出る人々を支援するためには、そのようにするなというのです。国民大動員のためならかまいません。

 私が、お金をいくら使っても選挙法に引っ掛かりません。なぜですか。それは、昔からしてきたことだからです。文総裁と統一教会を選挙法に引っ掛けることはできません。統一教会の道、市、郡の組織は必要ありません。先生の命令一下の面、洞組織です。それゆえ、すべての長たちは、全員面と洞に行って定着しなければなりません。食事をしてから出ていって講義するのです。統班撃破というものは、家庭をすべて回れ右するようにすることです。


洞単位三百人四十日修練と定着教育


 南北を統一するにおいて、その秘訣とは何でしょうか。今一つの洞を中心として、二十五の統、二百五十の班から優秀な人を三百人だけ選んで四十日教育をして、その人たちを配置する時には、私たちの闘いはすべて終わるのです。家庭蕩減復帰して定着する目的は達成されます。

 ですから、一週間、三週間修練できる責任者を立てるのです。そして、三百人ずつ教育して、洞、統、班の責任者にするのです。その次には、統長を中心とした二百五十の班の要員を中心として、その町内にいる人をみな教育するのです。

 教育は、長くする必要はありません。統班を中心として、一週間ずつ教育するようになれば、すべて終わります。それを可能にするためにはどのようにするのですか。洞、統、班の要員全員に四十日修練を受けさせればよいのです。その次に、その人々を通して住民たちを集めるようにして、一週間ずつ講義するのです。

 それゆえに、定着教育をしなければならないのです。移動教育や集中選抜教育をしていては、全体で何万にもなる統・班のすべてを収拾する道理がありません。統班全体の会員教育を完了することによって、撃破が可能だというのです。

 それを誰が早くするのかということが、これからの実績です。何ヵ月でなしたかということが実績です。協会長は、全ソウルの四百九十八の洞に対して、現況板をつくり、そこで早く三百人教育を突破する人を四十人選ぶのです。

 統班撃破とは何をするのですか。三百人を四十日修練するのです。四十日を一度にできなければ、二十日修練を二度ずつしなさいというのです。四十日の教育プログラムをそのまま二十日ずつ行えば四十日になるのです。六ヵ月あれば、すべて行うことができるではないですか。このようにして、そこに暮らす住民たちを一週間修練すれば、統班撃破完了として扱うというのです。


郡所在地の郷土学校と主婦大学の活性化


 教授も先生の側の人たちが多いのです。有名な教授三百人を選んで、その教授が今後、すべての新聞社と地方組織と関係を結ぶのです。このような教授を中心として、今何をしなければならないかといえば、二百五十の郡所在地で郷土学校を始めるのです。即刻するのです。基地はどこかといえば教会です。統一教会であろうが、どこであろうが、始めればみな来るようになっているのです。

 それに加えて、五千人にもなるモニター、見習い記者を教育しているのです。それで、文章を書くことを中心として、教授を中心にCARP組織を活性化させるのです。それとともに、その地方の人々をすべて一つにします。その次には、大学を出た夫人たち、中流以上の主婦がすべて連結されます。勝共連合と国民連合がすべて連結しているのです。

 教会を何に使うのかといえば、郷土学校として活用するというのです。先生が郷土学校で御飯も食べ、寝床に使ったりするのです。教育もしなければなりませんが、生活もするというのです。教会指導者、教区長、連合会長は、全員先生になるのです。郡庁所在地だけは、優先してしなければなりません。郡庁所在地を中心として、そこに教会長として暮らす人が責任者にならなければなりません。

 それから「主婦(夫)」大学です! 「婦」という字の主婦大学と「夫」という字の主夫大学です。そこに教授を動員しなければなりません。それから何をするのですか。「あなた、昔、誰から学んだのですか」と言って、「ソウル大学の教授から学んだ」と言えば、ソウル大学の教授を連れてきます。また高麗大学、延世大学の先生を連れてきます。私たちの教授たちをいくらでも動かすことができるのです。

 すべてのことは、新聞拡大をするところに目的があるので、新聞に対する教育をしなさいというのです。郷土学校も、教育が終われば、「時事会だ」と言って、その人々に必ず「世界日報」を一度読んであげます。良いものを選んで、その日の新聞の世界批評をすべて示唆してあげなければなりません。五分もかかりません。毎日一緒にすれば、皆さんがその分、時事に対する知識が増えるようになり、今後、科学者たちの集いにおいても、ひけをとらない優秀な人材になることができるのです。絶対、損害にならないというのです。


「世界日報」組織の活性化


 言論機関の目的とは何でしょうか。言論機関とは、何をしなければならないのかというのです。誰かが世界平和のために自分自身を投入して犠牲になったという材料が必要なのです。教材が必要だというのです。それが世界的な実績となるのです。実績になる時には、世界的に反対した人々が私の前に膝を屈します。そうでなくては、平和の基地に着地できないので、このようなことをしているのです。

 これからは、新聞社の闘いです。他のすべての新聞社は、アメリカで出版したものをすべて書き写して送り出します。それは、一種の読者無視です。私たちの「世界日報」は、すべて再編成、再編集しているのです。そのようにすれば、お金がたくさんかかります。しかしお金が必要でも、原則的な道を行かなければなりません。

 今後、私たちが力をつけなければなりません。その準備ができていなければ、闘いで負けるのです。それで、私が二年間もかけて調査局を準備して資料を収集し、それを今、入力して使うことができるようにしたのです。全国の二百四十四の市・郡・区の支部を組織するように、今後皆さんは調査局を組織します。そして、行政部署の情報関係のベテラン、その分野で引退した人々を立てて外的再編成を完全になして、他社のすべてにブレーキをかけるのです。

 各大学基地から三人以上の審議委員を出すには、どのようにするのですか。全教授会の後援のもとでするのです。教授の中には、我々のアメリカ研修に行った人々が多くいるのです。また原理研究会の責任者を各大学の学科別に配置します。原理研究会は、今までのように郊外の周辺に動かさず、今からは定着地を確定しなければならないというのです。定着基地を各学級、各班ですべて定めなければなりません。その半分の学生たちが「世界日報」を見れば、その先生も間違いなく「世界日報」を見るようになります。

 そして、モニター要員が必要です。これから五年、十年後に、この新聞社を動かすことができる人を、誰がたくさん育てるかというのです。ですから、モニター要員の活性化です! 荷物をかばんにまとめなさいというのです。そして、今後、「新聞記者たちは、学校の先生よりも高い位置に上がっていく!」というような思想を入れます。新聞と道義教育です! 社会浄化問題やすべての人倫道徳問題を扱う新聞を作らなければなりません。

 今まで共産党は、新聞を作ってきたのです。今からは、カープを中心として新聞を作らなければなりません。日刊新聞、週刊新聞をすべてつかまなければなりません。

 訪米研修団員を教育して、調査委員をつくるというのです。地方有志を構築するのですが、与党と野党に私たちの有志を構築しなければなりません。それで、善なる人が出馬するときには支援し、悪なる者は切り捨てなくてはなりません。そのために教育するのです。今後、社会教育をします。郷土学校も教育ですが、最後には、さらに教育しなければならないというのです。

 正しく教育して、その次にしなければならないことは宣伝です。宣伝とは広告のことをいうのです。そして「社会悪除去」をしなければなりません。社会悪を除去して、社会性を高揚するのです。


学校長を中心とした条件活用


 中高等学校の校長たちがアメリカに行ってきたでしょう。今回、アメリカに研修に行ったすべての中高等学校の校長たちは特別教育です。中高等学校の校長、先生たちを教育した人は手を挙げてみてください。この人たちをさらに教育しなくてはなりません。それさえすれば、一和や新聞社なども、なすべきことは終わるのです。

 校長先生を中心として、教職員を活用することは問題ありません。三千八百の学校の中から、二千五百人以上をアメリカに連れていって教育しました。その人たちは、文総裁を支持します。その人たちは、良心的です。

 そのような伝統を自分の学生、自分の部下、自分の教職員に伝授することによって、国が生き、教職員が生き、自分が生きる道が出てくるのです。理論的に可能なのです。これを逃すことはできないのです。必ず支えなければなりません。

 父兄たちは、先生が「来なさい」と言えばきちんと来るでしょう。そのようになれば、父兄たちがすべて連結されるのです。子供たちのためにじっとしていられないというのです。ですから、学生の父兄を活用しようというのです。

 教育を忘れてはならないというのです。学生たちにも教育を忘れてはならないと言い、父兄にも教育を忘れてはならないと言いなさいというのです。そうです、四大条件です。審議委員、郷土学校、調査委員、中高等学校の校長先生です!


消費者組合の形成


 消費組合があるでしょう。これはものすごいことです。今から七年間で、爆発的に発展します。移動商品の起点をもって、天下をそのまま瞬間的に占領できます。包囲します。そのような胆力をもった若い青年たちは、世界のどこに行っても、すぐに経済自立体制、販売組織をもてます。今からは、そのような時代になっていくのです。

 市、郡を中心として、個別的な消費者組合のための募金運動をするのです。モニター要員、カープ要員がいるでしょう。その人たちに月給を与えれば残ります。それで、地方において、一つの消費者組合を中心として見る時、その地方の人々が米だけ食べるとしても、何百釜、何千釜が出ます。メッコールもそのまま、すべて出ていくのです。そして消費者組合で理想の四大分野の発展を即刻実行しようというのです。

 「全要員の経済利益のために、一和製品を含んだ消費者組合を形成する」、つまり消費者組合をつくろうというのです。一人が百万ウォンずつ出して、七千万ウォンにさえなれば、消費者組合は、市、郡を中心として自主的に単一で形成することができるのです。

 その人々が利益を得れば、春夏秋冬、「走るな」と言っても走るのです。ですから、消費者組合をつくるべきだというのです。この基盤さえ築くようになる時には、すべてのことが終わるのです。そして、消費者組合で分配する家庭をくまなく巡回します。家ごとにすべて穴を開けていくのです。

 世界宣教本部を建てようとして、父母様が精誠の血と汗を絞ってつくった宣教資金でメッコール工場を造ったのです。後代において本部を建てる時、国民が挙国的にメッコールを何本ずつか買ってくれれば、世界教会本部を建てることができます。大韓民国の四千万が挙国的に本部の殿堂を建てたという条件を夢見て造ったのです。

 先生が数十年努力して投入したすべての精誠と、全世界ですべての宣教師が血を流して死の境地で生き残り、援助したその高いお金を投入したことを忘れてはならないのです。そのことを夜も昼も、先生以上に思わなければなりません。新聞も同じです。私がこの海上事業、統一産業を開発する時に、夜も昼も明け方から走ったのと同じように走らなければなりません。


世界へ跳躍しなければならない世一旅行社


 「世一」という名前を誰がつくったのでしょうか。私がつくりました。なぜ「世一」にしたのですか。世界で一番の旅行社になりなさいというのです。お金をたくさんもうけることを言うのではありません。奉仕する態度をもって、旅行社に来る人々を自分の父と母のように、自分の先生のように、自分の主人のように侍りなさいというのです。別の言い方をすれば、愛の心情をもって侍りなさいというのです。

 旅行する人はどれほど疲れますか。そのような自分たちを喜んで迎えてくれるその顔は、自らの愛する妻に会うことより、もっと懐かしいというのです。ここで「ああ、韓国の女性はこうで、韓国の男性はこうなのだな!」と思うのです。それで、一日接してみて、二日接してみて、一週間共に過ごして、帰るときに抱き合って涙を流しながらまた会おうと惜別できる、そのようなところにおいて一番の会社になることを願うのです。先生はそうです。「ため」に生きるにおいて、愛の繁殖をするにおいて一番の会社になることを願うのです。

 大韓民国で一等になることができる基準を備えながら、世界へ伸びていかなければなりません。そのようにしようとすれば、世界の人が大韓民国に来てみて、みな韓国を誇らしく思わなければならないのであって、世界の人が来て「ぷっ!」というようになっていいのでしょうか。観光会社は、あのように美しく、国際人が交流できる一つの和動の場所であり、一つの交流の舞踏場だと称賛できるように、奉仕的生活において世界一の皆さんになれば良いのです。結論は簡単です。三点を中心として、人の和が最も重要なのです。

 人工衛星が基地から飛んでいくのと同じように跳躍をして、そして、大空世界を飛んで、とてつもなく大きなこの天上世界を探索する人工衛星の姿と同じように、今後、世一旅行社も一致協力し、一つになって二十世紀のすべての科学をここに集中させて跳躍できる、そのような未来を迎えることができなければなりません。一九九一年から十年間は、統一教会が世界を消化しなければならない時です。


三 世界の主要国家の摂理促進化


日本の経済復帰の責任


 今、南北統一を日本の国が後援しなければなりません。摂理的な観がそうなっています。日本をエバ国家に選んだのは先生です。摂理国家において、フランスとイギリスを抜いて代わりにドイツと日本を立てたのです。ですから、世界の経済圏は、エバ国家である日本に来るのです。エバが堕落することによって、サタン世界にもっていったすべての所有圏を、復帰時代においてすべて復帰してくるのです。

 エバが神様の所有圏をすべてサタン世界に渡してしまった代表者なので、復帰時代において、世界のすべてのお金が日本を中心として集まるのです。皆さんが責任を果たすことができなければ、他の国が刈り入れます。日本が責任を果たすことができなければ、他の国が収めるのです。ですから、皆さんは、座ってすべて奪われているのです。

 経済さえ引き寄せれば、日本の人々はついてきます。日本の国民がついてくれば、民主世界もついてくることができます。先生が精神的な活動をすれば、霊的な現象が起きるのと同じように、日本において霊的な現象が起きれば、日本全国にある統一教会の基盤は、先生の相対圏として霊的な総合管轄のもとにおくというのです。それも、自分勝手にするのではなく、先生の復帰世界が完了する時まで、アダムの指揮下でしなければならないというのです。そのことをはっきりと知らなければなりません。

 考えてみてください。今まで、皆さんが出すべき実績を、三年間私一人で抱えてきました。日本が責任を果たせないことによって、三年間、摂理を延長してきたというのです。ですから必要のない小言は言わずに責任を果たしなさいというのです。決死の闘争もしなければならず、祈祷もしなければなりません。


アメリカ先導のための総力投入


 蘇生と長成の基盤がユダヤ教とキリスト教の世界です。それを失ってしまいました。それは、三次アダムが立つ位置を完全に失ってしまったというのです。そのような位置から、再びアメリカを探し立てるのです。

 アメリカ一国を救うために、怨讐の七ヵ国が投入されました。神様がアメリカをみ旨の前に立てるために闘争したのが十六年間であり、それが、アメリカで闘った先生の実績だったということを知らなければなりません。七ヵ国の反対を受けながら、アメリカを生かしてあげるために、アメリカの大統領とアメリカのキリスト教を復活させて、新しい希望的な世界へと向きを変えて動かしたがゆえに、今アメリカに希望があるのであって、そうでなければアメリカはめちゃくちゃに滅んでいたというのです。

 先生(韓国)と日本とアメリカとドイツは、すべて怨讐です。この四大怨讐国が一つになり、その国の愛国の志士以上の忠誠と伝統を立てて、怨讐の国アメリカを再びアベルの立場に選ばなくてはなりません。天が再びアメリカをアベルに選ぶためには、私が蕩減復帰してあげなければならないというのです。

 なぜレバレンド・ムーンが新聞社をつくったのですか。アメリカを救うためです。世界を救うためなのです。新聞社を通してアメリカに影響を与えて、世界へ送り出すのです。これが神様の観念です。世界的な言論をつくって教育するのです。世界が行くべき方向は、平和の世界の方向は一つです。アメリカにおいて、キリスト教文化圏を中心として収拾するのが最も早い道です。それゆえに、アメリカ内においてキリスト教再復興ではなく、再復活運動をするのです。

 怨讐であるアメリカを生かそうと、「ワシントン・タイムズ」をつくり、AFC(アメリカ自由協会)をつくり、ALC(アメリカ指導者会議)をつくり、ICC(世界聖職者会)をつくったのですが、そのような団体を、監獄にいるときにすべてつくりました。それができていなかったならば、一九八〇年代にレーガン行政府はあり得なかったのであり、ブッシュ行政府はなかったというのです。

 どうして、キリスト教的な文化背景をもっているアメリカで家庭が崩れているのでしょうか。どうしてヒッピーやイッピーのような者たちが生じて、フリーセックスが盛んに行われるようになったのでしょうか。先生がここに来て八年間、彼らを正そうとしました。

 多くの教授が先生と一つになり、CARP運動によって多くの若者たちが先生と一つになり、宣教師を通じて様々な宗派の大学校の校牧(宗教教育を担当する牧師)と連結しながら正しい道を教えてあげています。

 それで今、五十州の二百五十箇所を中心として、各教区長たちを二人ずつ編成します。そして、デン・シルスが世界宗教自由協議会の会長になっているのです。その地方の有志や牧師を中心として大会をする時、できれば有名な牧師を前に立てて復興会をするのです。


ペルシア湾事態対処の背後調整


 イスラム教圏とキリスト教圏は歴史的な怨讐の関係にあります。十一世紀末から、二世紀にわたった十字軍戦争を中心として、抜け出すことができない血を流した怨讐の関係なのです。今、これを利用しているのがフセインとシリア大統領です。彼らは、テロ集団の魁首です。

 霊的共産党がフセインです。完全に悪魔です。悪魔の中の大悪魔です。自分の参謀総長からがつんと何かを言われれば、首を切ります。この前も、多国籍軍に爆撃されて負けたとして、連隊長か師団長かを銃殺させてしまったではないですか。正に悪魔です。そのようにして、何が何でも自分の版図を広げようとするサタンの最後の計略を画策しているフセインの戦略に巻き込まれてはならないというのです。

 ブッシュとその秘書室長と国防担当秘書責任者の三人が座って話をしている途中で、私に問い合わせてきたのです。この戦争に対して、今後どのように対処しなければならないかという問題に対してです。それで、私が「これこれこのようにしなさい」と言ったのです。それをCIAに研究させたのです。ところが、その会議の途中にソ連から電話がきて受けてみると、その内容は何かといえば、文総裁が提示した内容と同じだったのです。それだから、「ああ! 文総裁はゴルバチョフまで動かすのだなあ!」と思って自分たち同士で耳打ちをしたというのです。

 湾岸戦争において、アメリカが先頭に立つようになれば、アメリカが責任をもたなければなりません。絶対、先頭にアラブ圏を立て、その次には米軍が立ちなさいというのです。イスラエルは、一番あとで、これ以上戦えなくなってから立ち上がれというのです。もし、化学武器が使われるようになる時は、原子爆弾の洗礼を浴びせるのです。それこそ、主が来られる時、火の審判を受けるというその言葉が成就されるだろう、私はそのように思っています。


世界宗教指導者教育


 摂理から見るとき、これは最後の戦争です。まかり間違えば、悪辣な者がたくさん死ぬことでしょう。それで、回れ右してまっすぐに行かなければなりません。この愛の道理に従っていく道理、この道を蕩減してきた文総裁が、すべて率いて連結させることのできる勝利の覇権を握ったというのです。

 数多くの宗教は、方向を変えるときにどこに変えればよいのか分からないのです。分からないので、私が連れていってあげなければなりません。ですから、宗教圏を連合して、私のあとについてきなさいというのです。

 今、イスラム教圏、仏教圏、東方ギリシャ正教、WCC(世界教会協議会)の責任者を中心として、インドで教育することになっています。世界教会協議会を共産党がコントロールしたのです。私はすべてよく知っています。そこの世界的責任者を抜いて、教育することを約束して来たのです。

 ギリシャ正教とロシア正教には連絡中です。自然に飛び込んでくるようになっています。それでは、今まで反対した歴史的なローマ教皇庁の代表を、約四十人だけ教育すればすべて終わるのです。新教国家であるアメリカでは、既に文総裁を歓迎できる段階に、すべて方向が設定されているのです。このように思うとき、宗教圏あるいは政治圏が、今、目の前で収拾段階に前進していることを知らなければならないということです。

 イスラム教圏は、いつも共産圏と一つになってきました。それで、アメリカに連れていって四十日教育をさせ、完全にイスラム教から共産主義を分離させながら天的基盤をつくっています。宗教連合圏を結束させたのも、そのためです。


米ソ国会議員結縁教育

(一九九万二・一四〜一六、アメリカ、ワシントン・ゲートウェイ・マリオット・ホテル、五百余人)

 一九九一年二月十四日から十六日まで、アメリカのワシントン・ゲートウェイ マリオット・ホテルにて開催された第二十三回アメリカ政治指導者会議において、アメリカ、ソ連、東ヨーロッパなど、全世界の政治指導者五百人以上が参席する中で、議員結縁教育が行われた。真のお父様は、二月十七日、ソ連と東ヨーロッパ圏の指導者をイースト・ガーデンに招待して晩餐を施され、二時間のみ言を語ってくださった。この晩餐会で、各国の代表たちは、各自真の御父母様に尊敬と感謝の意を表して贈り物を贈呈した。

 イエス様を中心として考えてみるとき、アジア大陸から出発して西洋を統治しなければなりません。東方で成し遂げて、西の方に帰らなければなりません。アジア大陸から蕩減して原状に復帰し、世界へ帰って全体を復帰しなければなりません。それゆえに、中東の問題、中国の問題、ソ連の問題、すべてが連結しているのです。先生は、ソ連と中国を解放させなければならない責任があります。それで、そのために準備をしてきました。

 世界が身動きできないようにしておいて、先生が真の父母になることができる基盤を、すべて築いたのちに真の父母を宣布したのです。再臨主が人間として再臨するならば、文総裁以外に再臨主になる人は誰かというのです。なぜですか。共産党を解放して、全世界を死亡から解放した実績をもち、現在君臨している方が文総裁なので、人としてはそれ以上の人がいないというのです。

 三十一回の「子女の日」を中心として、霊界と肉界が逆さまになったのです。今まで、霊界がこの人間世界を利用してきたのですが、今先生が発表することによって、利用することができなくなるのです。

 統一的な天下世界が訪れるので、何が展開するのかといえば、左側にあった共産世界が右側に来ます。先の者があとになり、あとの者が先になるという、そのような時代が来るというのです。キリスト教が世界的福を受けるはずだったにもかかわらず、かえって共産世界が福を受けることができる時が来たというのです。なぜですか。それは父母を打ったからです。

 それで、滅びないように、今回、一つにするようにして帰ってきたのです。それは、今年の終わりまでにソ連の国会議員たちとアメリカの国会議員を中心として教育するために、二月十四日から十六日まで、陰暦正月一日、先生の誕生日の前にすべて清算するためなのです。


連邦政府の核心要員思想教育


 ソ連人は、七年くらい前から「頭翼思想」を学んできたのです。私がモスクワを訪問した時、KGB要員、政治局員、大統領等、彼らのほとんどが、レバレンド・ムーンの思想をはっきり理解していて、それゆえに私を招請したと言ったのです。彼らは、私が共産主義世界にとって最も恐ろしい存在だと思って、私に反対して闘ってきたのですが、どうして、そのように変わって私を歓迎するようになったのでしょうか。彼らは、研究を通して、レバレンド・ムーンが共産主義世界の敵ではないということを知るようになったというのです。

 CIAの局長級、KGBの局長級を三百人ほど教育しなければなりません。ソ連の十五の共和国の幹部百九十七人が来るようになっています。彼らが来れば、すぐに原理講義です。CIA、KGBが協助しているので彼らが来るのです。先回、ゴルビーの秘書が帰る時に私たちに約束して、「文先生が、ソ連のためにそのように多くのお金を使って教育してくださって、どうもありがとうございます」と言うのです。今後はソ連の核心メンバーを選抜して教育させるのです。彼らはこの教育の効果がどれほど大きいかを知っているので、帰ってKGBを動かして人々を選抜して送るのです。

 今、ソ連において、最も深刻なことは何ですか。思想的コンプレックスを消してあげることです。この思想的充足基盤に、私が責任をもとうと急いで教育して、既に四千人が終わりました。ソ連の連邦政府の核心要員たちも、六百人が教育を受けたのです。五千人に近い人々が教育を受けたのです。今でも続けているというのです。

 このような教育をすることによって、ソ連の解体段階に置かれた転換期において、レバレンド・ムーンの名前を千年、万年、その歴史からはずすことができない称賛の条件が立つようになるのです。


ソ連大学生の本格教育とCARP結成


 すべての問題は、大学街の若い青年男女を中心として展開します。それゆえに、即刻ソ連の学生たちを連れてきて教育したのです。既に千二百人の教育が終わりました。今、二月十五日から本格的に教育するのです。

 国家的な再復興をしようとするこのような空白時代において、原理教育は何よりも貴い贈り物なのです。それでは、なぜ大学の学生を中心としてそのようにするのですか。二世が問題なのです。大学生がソ連を救わなければならないのです。それにはゴルバチョフとソ連政府が反対する何らの理由もありません。

 悪魔の行動圏がどこなのかを知らなければなりません。白分節一主義を中心としたところです。のちに神様が訪れて、心の世界と体の世界を統一し、その上に、天国の愛を中心とした衝撃的な真の喜びを感じることができる基台ができることを知っているので、悪魔は神様と一八○度反対の立場で中毒圏をつくるのです。

 私がこれと闘おうとしています。大学校を占領して教育しなければならないので、今ソ連の先端大学校を私がすべて占領したのです。百二十の大学に私たちのCARP、大学原理研究会が生まれました、大韓民国の人々は、そのようなことを知りません。真の愛を中心として、中毒にならなければならないのです。

 モスクワの学生たちをアメリカに連れていって教育したように、アメリカ・アイビーリーグ(Ivy League:アメリカ東北部の名門大学の学生たち)をモスクワに連れていって教育するプログラムのためにここに来ているのです。

 以前にアメリカ国務長官をしたヘイグが来たではないですか。私が五分間で掌握してしまいました。その時、何を提案したのかというと、「ソ連の若者たち四千人がアメリカに来て、原理学習をしたのですが、これから、アメリカ・アイビーリーグの有名な学生たちをすべてモスクワに連れていって勉強させ、ソ連の天才とアメリカの天才とを一つにして世界的な青年組織をつくろうと思うのですが、どうですか」と言ったのです。

 そのようにすることによって、ソ連を生かしてあげることに、アメリカが協約したという基盤を築いてあげるのです。そのために自由世界に平和連合をつくり、それを後援しようと思うのです。


放送協定とイズベスチヤ紙の原理連載


 今、私たちの「世界日報」とアメリカの「ワシントン・タイムズ」とが共同して、ソ連と放送協定を結ぼうとしています。そして、ワシントンD・Cには、ワシントン・テレビセンターがあるのですが、これは、全世界的な電子通信社です。映像通信社も造ります。なぜこのような施設を造るのかといえば、これまで共産主義者が世界の放送局をすべて利用してきたからです。ですから、それをすべて掌握しなければなりません。

 そのようにすることによって、方向性を一つに定めるのです。しかし、そのプレスクラブ放送局を握るために、千辛万苦努力したのです。ただ、お金だけでそのようにしたと思いますか。そのためにどれほど裁判をしましたか。アメリカの言論界全体が一つになって私と闘いました。結局は、仕方なく彼らが完全に手を挙げたのではないですか。法的条件をあらかじめ備えて、万全の準備をしてさっと引っ掛けてつり上げたのです。

 そして、ソ連の日刊新聞の代表格であるイズベスチヤ紙の編集長および総支配人等、三人の代表が、最近こちらに私を訪ねてきて、「ロシア語に翻訳された『原理講論』を読んだのですが、何箇所かを校正してもかまわないでしょうか」と尋ねるので、「してもかまわない」と言うと、「私たちは、『原理』を新聞に記載して、ソ連の全地域に宣伝することを願います」と言うのです。この新聞は、約七千万人の購読者数をもったソ連で最も強力な人民の新聞なので、宣伝は問題ないというのです。

 教理が非希望的なロシア正教は、ソ連で再び中断されるようになったのであり、ソ連内のすべての宗教教理の中で最も奨励されているものが統一教会の『原理講論』です。イズベスチヤの編集人が報告したところによれば、ソ連内の宗教を比較検討した結果、「原理」以外の他の宗教は推奨対象から外れていったのです。

 ソ連のようなところでも、ナンバーワンが存在するのですか。存在するのです。ナンバーワンに選ばれる「原理」が、新聞に記載されることは問題ないというのです。


『インクィジション』の役割


 記者出身としては唯一ピュリッツァー賞とピーボディ賞を受賞したアメリカの有名なジャーナリスト、カールトン・シャーウッド(Carlton Sherwood)氏が、五年余りをかけて完成した七百五ページにもなる書籍『インクィジション(Inquisition:異端尋問)』が、レグネリー・ゲートウェイ出版社の発行で、アメリカ国内の主要書店で市販された。この本は、八〇年代初め、文鮮明牧師を脱税容疑で投獄した連邦政府の行為は、宗教の自由および寛容を建前としながらも、宗教差別の歴史がアメリカの中に今もなお存在していることを示してくれる証拠だと暴露し、一九七〇年代中盤に起きたコリア・ゲート事件から一九八四年に真のお父様が投獄されるまで、連邦法務部国税庁(IRS)、そして、司法部が三拍子そろって憲法の第一修正条項まで無視して、少数民族であり小さな宗教グループの指導者である一人の弱者に、制度的に無実の罪をかぷせた事実を一つ一つ解き明かしている。

 今ではもう、民主世界が悟りました。共産世界も、目が覚めました。ソビエト連邦の十五ヵ国の代表がここに参加しました。そして百七十人に近い人々がほとんど「ウェルカム、レバレンド・ムーン! 私たちは、レバレンド・ムーンをアメリカの人々のようには考えません。ウェルカム、レバレンド・ムーン!」と言ったのです。考えてみなさいというのです。それは、サタン側の長子権を復帰して、完全に本来の状態にひっくり返したからです。正反対です。

 レバレンド・ムーンがソ連を押し倒したのです。それは事実です。高位層がレバレンド・ムーンに感謝すると敬拝するのです。今までその基盤を築いてきました。神様の観点からこの道を克服してきたのです。神様が「おお! レバレンド・ムーン、私の息子よ、よくやった! 最高だ!」と言われるのです。いくらアメリカが誇って騒ぎ、世界が私を屈服させるために努めても、今、分岐点が設定されました。それが『インクィジション』という本の役割です。完全に割いてしまいました。神様の戦略がどれほど偉大ですか。

 レバレンド・ムーンが「復興会をする」と言えば、昔のように何度もたたくようにはなっていません。メディアの世界は、過去にすべて誤っていたのです。今、『インクィジション』という宗教関連の本が出てきて、過去とは違う立場で統一教会を明らかにしなければならなくなっているのです。それをしなければ、大衆が悪口を言うようになっています。事実です。『インクィジション』とともに、アメリカを救おうとしてきた統一教会の先生に反対したアメリカの恥を悔い改めなければならないというのです。


アメリカの活動の新しい方向

(一九九一・四・一六、イースト・ガーデン、全米指導者会議指示事項)

 第一、高位層伝道連合時代。今からは、下を伝道するのではありません。高位層、高いレベル、高位層を連合させるのです。個人的にもするのですが、団体を連結させる運動を大々的にしなければならないというのです。

 第二、教育重点時代。何の教育かといえば、それは原理教育です。原理を知ることによって、方向を見いだすことができ、神様を知るようになっています。神様が分からなければ、方向が分からないのです。それゆえに、誰でも原理講義ができるように準備しなければなりません。

 第三、経済と文化的伝統確立。七年の公的生活をしなければならないというこの原則は残っているのです。経済活動しなかったら困るようになるのです。それを伝統として立てておいてこそ、皆さんの子孫がすべての一族の前に堂々と立つことができるのです。

 第四、実践実績時代。神様を身代わりした誰々代身者として一家を代表し、一国を代表して頭を下げることができる実践過程を経るところには、血のにじむ闘争がなければならないというのです。生きるか死ぬかという深刻な立場で実践することによって、そこに準備された実績が自然に現れるのです。

 第五、天運の受け入れ態勢確立。天運を受け入れようとするなら、実績がなくてはなりません。

 第六、超国家のための超宗教連合時代。連合して統一するのです。良心的基準があれば、良心に従って体がその意思に従わなければならないでしょう? 今回の南米訪問もそのような目的の一面があるためにするのです。

 第七、伝統的経済団再編成。ファンダレイジングをするのです。これは、教会内の、特別に統一教会の信者を中心とした訓練です。きょう参加した各州の責任者は、少なくとも一つの州で平均五人ないし十人を経済団に入れるように指示をします。そのようにして、世界のために使うのです。

 第八、伝統的伝道再編成。父母として子女を取り戻す運動です。失ってしまった子女を再び取り戻して集めるのです。父母というものが分からないので、教育して再び知らせてあげるのです。父母は、自分の子女だと思っているのですが、子女がそのことを分からない場合には、涙を流しながら何ヵ月でも尋ね歩いて、消化しなければならないというのです。

 第九、メシヤの定着と環境収拾。メシヤの定着とは、父母様を身代わりした心情基準のことをいうのです。そして一族を治めた場合には、その周辺の人々を自らの一族のように、それ以上の心情をもって環境を拡大させなければならないというのです。

 第十、天国と地獄観の設定。確立ではなく設定です。氏族的メシヤの使命を果たすことによって、天国と地獄観を設定させて、それを分別できる結果を定めて、「下に行ってはならない」と言うのです。それで、氏族がそのようになった場合には、その周辺の多くの氏族、部落もすべて追いかけてこざるを得ないというのです。

 第十一、永生と地上生活の重要性。地上生活と永生生活は、それぞれ別のものではありません。地上生活も重要であり、永生生活も重要です。永生の生活は、地上生活から連結するということです。お互いが向かい合って動くのです。上がっていけば上がり、下がっていけば下がるのです。ですから、現世において、それを実感して永生にプラスさせる生活をしなさいというのです。


南米大陸歴訪

(一九九一・四・一七〜二四、ブラジル、四・二四〜二七、ウルグアイ)

 真の御父母様は、一九九一年四月十七日から二十四日まで南米のブラジルを訪問され、引き続いて二十四日から二十七日までは、ウルグアイを訪問された。ブラジルでは、世界平和に貢献した功労により、ブラジル勲章学会から勲章と宣言書を授与され、ルイス・ラカレ・ウルグアイ大統領との一時間余りの会談、ビクトリア・プラザ・ホテル新館新築起工式、一千人以上の圭要人士を招待したレセプションを主宰、南米指導者会議の主管、主要機関訪問など、忙しい日程を過ごして帰米された。

 一九九一年度の春は、二〇〇〇年度までの十年間における初春と同じです。最も重要だというのです。それゆえに、四月には先生が南米に行こうと思うのです。行くことができなかった所にこれから出発しようと思うのです。今、世界のトップクラスを連結して教育する時が来ました。これから国を連結しようとするなら、それをしなければなりません。

 それで、すべての大統領に会うのです。彼らが「会おう」と言ったのです。私は責任を全うしたのです。そして今南米に、最高の頂上の位置で種を蒔く計画をしているというのです。

 今回、南米に行って、様々な対応作戦として、必要な場合には、大きなものを記念として残してこなければなりません。それで、できれば、南米連合国家を形成する運動をすればよいのではないかと考えています。AULA(中南米統合機構)という組織をもっています。そのようにすることができる人は先生しかいません。

 アメリカは、私を殺そうとするのですが、ブラジルは、文化勲章のような功労勲章を与えようとするのです。国家の王たちが受ける勲章を、私は、ブラジルで二つも受けました。ウルグアイのような国は、今まで私が投資してきたので完全にひっくり返りました。

 ウルグアイは、南米において地政学的にも、政治的にも、重要な役割をする国だと判断したのです。短い旅行になるかもしれませんが、ウルグアイに関してよく学び、また皆さんの国のための重要な計画をうまく進行させようと思います。


四 世界の重点事業の推進


科学技術の平準化


 今、なぜ先生が産業問題、事業問題、文化問題等、様々な分野に手をつけるのかといえば、基盤が必要だからです。現代科学、機械技術が国家の中枢です。機械技術がなければ、何もできないというのです。機械技術があることによって、重工業や様々な産業分野が可能になるのです。機械を製造できなくて輸入してくる場合には、修理が大きな問題になるのです。外国の技術者が来て、それを世話してあげなければならないというのです。

 事業というものは世界的な競争をしているでしょう? 技術を提携して甲という国から入れた機械が故障したとすれば、できるだけ修理する期間を延長させるのです。なぜですか。修理を早くしてあげれば、そこで生産されるものが国際市場においてライバルになるのです。ですから、様々な方面で妨害してくるのです。修理しにくいといって延長させるというのです。先進国と後進国の差がそこにあります。それで、後進国が先進国に発展するのは、とても難しいのです。そのような歴史的な矛盾が反復されています。

 これをどのように打開するのかということが、先生の考えていることです。技術の平準化です。これは、先進国家において恐ろしい宣言です。先生が、技術分野のすべてのものを中共に連結すれば、アメリカのあらゆる分野の機械、日本のあらゆる分野の機械がすぐに直結するのです。そして中進国家がなくなり、後進国家が先進国家と連結されます。二階、三階に上がっていこうとすれば、はしごを使えばいいでしょう? はしごに乗れば、上がっていくことができるのです。それと全く同じです。

 技術は、ある一つの国のものにすることはできません。それは、神様から全人類に与えられた贈り物です。神様は、それを平準化させることを願っていらっしゃるということを先生が知ったのです。それで、先生は、技術の平準化を主張しました。アメリカが今、南米をコントロールするには、軍事力、経済力、そして技術力が必要です! 経済は資源をどのようにコントロールするかにかかっています。そして技術がなければなりません。


核心技術確保と販売組織


 私は、ドイツの最高の科学技術をもっています。ベンツとBMWのライン生産ができるすべての根本技術をもっている人です。私たちの会社で部品をつくってあげなければ、車を造ることができないのです。この者たち、私が工場を買ったからといって三年間デモをしたのです。どれ、私たちのつくったラインが故障を起こすでしょうか。二年が過ぎると、「ああ、間違っていました! 文総裁、どうか許してください」と言って反対は消えていくというのです。

 日本の電子産業において、私が最高の科学技術をもっています。この前の湾岸戦争で活躍した、多国籍軍のジェット機の重要な電子システムには、私たちの技術が入っているのです。

 世界に行って先頭に立つためには、機械技術が必要です。機械技術をもっていないと歓迎されません。おもちゃのたぐいをその国に行ってつくるといえば、すぐに税金問題で倒れてしまうのです。しかし、最高の技術をもって行けば歓迎されます。それは、先端の工業機械技術です。それで、ドイツの工業技術と私たちの統一産業を中心として、総合的な販売の構想を立てるのです。ビジネスセンスの総合体とは何かというと、セイロの組織です。

 日本でも、都市で販売する必要はありません。田舎でもよいのです。販売する場所が必要です。私たちのメンバーが十人ずつ組をつくって巡回しながら注文を受けていきます。それが有名になれば、先に他の工場には絶対に行きません。他の工場に行っても、誰も自分の兄弟のように、先生のように詳細に教えてくれないというのです。

 セイロの展示販売場にはないものがありません。一台売れば、その次には何十台も売ることができるのがセイロの組織です。修理もするので今後心配がないというのです。

 先生が今、成和大学に工科大学をつくりました、セイロを世界的に発展させるためです。それで、日本の原理研究会会員の中から、その方面の専門要員を統一産業に送って、一年か二年ほど訓練させて世界へ派遣しようと思っているのです。

 生産時代は過ぎて、将来は市場圏時代が来ます。マーケットを誰が占領するのか、これが問題になります。市場では取り扱わない物がありません。先生はそのことを知っているので、「日本に工場を建ててはならない。生産が問題ではない。原資材も分配する時が来たので、今からは市場圏を完全に争奪しなさい!」というのです。アメリカも、今そのことをしているのです。生産分野は、すべて譲り渡しても、市場を占領すれば、世界の経済圏が入り込んでくるようになっています。

 それで、先生が市場圏占領のために、九年目にして開発したのが私たちのホーム・チャーチ組織を中心とした、ハッピー・マインドという配達組織です。ここに注文さえすれば、十五分以内に配達をしてくれます。すべて電子施設を用いて、番号さえ押せばあっという間にすべて出てくるのです。どこか間違えば、間違ったことも表示され、税金が上がったり下がったりすることも、コンピューターが電話機のように話してくれます。


海洋産業とアラスカ開発


 漁夫たちは、きょう何匹くらい釣れたのかということが目的ですが、私はそうではありません。私は、魚を釣るのが目的ではないのです。人類のためです。先生がブルーフィッシュ (アジ類)を釣るにおいて記録を出したのです。一晩で四百数十匹を捕まえたのです。一隻の船にぎっしりです。私には、記録係が必要です。なぜ、記録が必要なのですか。神様がすべてチェックさせるのです。一緒に釣り竿を入れても、私の釣り竿に食いつくのであって、他の釣り竿には食いつきません。なぜですか。それは、魚が知っているからです。「歴史始まって以来、数多くの漁師があなた方を食べるために捕まえたが、私があなた方を捕まえるのは人類を復帰する一つの象徴としてである!」。これは、どれほど素晴らしいことですか。

 今、世界的に最後に残ることができる恐るべき勢力基盤は、レバレンド・ムーンの海洋事業基盤だということを知らなければなりません。水産世界において、涙を流したとするなら誰よりもたくさん流し、祈祷をしたとするなら誰よりも多く祈祷し、多く考えたとするなら、海を中心として、人類とともに、神様の摂理とともに考えた人は、歴史始まって以来、私が代表者であることに間違いないという事実を、誰が考えてみたのかというのです。

 真の御父母様が地上に来て、飢え死にする人々に対して無関心なはずがありません。私が海洋産業をするのは、これを通して全員を生かしてあげるためなのです。それで、アラスカを中心として、ツンドラ平原、シベリア平原、北極の水に囲まれたこの世界において、今後の人類の食糧をどのように供給するのかというのです。

 トロール漁船がなければ、水産事業という名目に入っていくことはできません。他の人々はみなトロール漁船をもっています。ですから、海洋事業をしようとするなら、それが必要です。一興に、赤字が出ても大型船舶を買ってあげるのは、そのためです。軸に加わらなければならないというのです!


共産国家に工場を建設する構想


 今、自由世界では、工場を運営しているすべての会社が、毎年七〇パーセントを税金として払っているのです。この税金を十年分だけ集めれば、いくつかの工場を建てても残ります。ですから、今から工場を移動させなければなりません。工場の土地を値踏みして、それを銀行で担保にすれば、工場を移動する費用は引き出してくることができるのです。工場を売り飛ばすことと同じです。そのようになれば、工場の技術者が自分の技術をそのままもって入ってくるので、生産量は高まります。

 今私が提案したこのことが問題になりました。三千の工場のうち、ソ連に千、中国に千、衛星国家に百ずつ、それから、金日成の北韓にまで三百を預けるようにしておき、特定地区に指定した経済的ユートピア世界をつくるのです。

 その次には、飢え死にしていく人々が問題です。今、全世界で一年に二千万人が飢え死にします。一日に六万人が死んでいくのです。それゆえに、先生がこのような所にも、ネクタイを結ぱずに出てくるのです。私は、お金を使うことを自粛しています。

 私が北朝鮮に提示したことは何ですか。三十八度線を中心として、最も近い所がどこかといえば、愛妓峰がある所です。そこから北朝鮮までの距離は何キロにもなりません。そこを中心として、開城地区とソウル地区を結ぶ所に何千万坪を中心に模範的な工業地区をつくろうというのです。

 韓国にいる北の故郷に帰れない民が、お金をたくさん集めたというのです。そこに数千の分工場をつくるのです。そこから自分の故郷の地に工場を移して十倍、二十倍つくればよいのです。そのようにすれば、自動的にうまくいくようになっています。それを一つ二つ移していけば、北朝鮮の人たちは、その恩恵を受けるのです。


五 「七・一節」の制定と還故郷活動の強化


神様祝福永遠宣布式−「七・一節」制定

(一九九一・七・一・七:〇〇、漢南洞公館)

 真の御父母様は、一九九一年七月一日午前七時、ソウル市の漢南洞公館において、二百人以上の中心指導者たちが参席する中で、「神様祝福永遠宣布式」を行われた。真の御父母様は、この日を名節として記念しなさいと語られ、名称を「七・一節」と定めてくださった。

 今年の七月初日は、偶然にある年の七月初日ではありません。摂理史から見る時、これは、三年路程の中心となるのであり、歴史的な転換期なのです。すべての情勢もそうであり、歴史の流れも、今からは変わらなければなりません。

 復帰摂理や救援摂理という観点から見るとき、結実がいくつもあるのではないというのです。宗教が求めていく結実というものは一つだというのです。

 このような観点から見るとき、神様は何を願われるのでしょうか。どのような宗教の結実を願われるのでしょうか。天の血族という結実を取り戻すことです。血筋を立てるためには、神様を中心として、愛の因縁を経ることができる伝統を連結させなければなりません。

 宗教は、多くの血を流しました。血を流したその代価が、どこに行って実を結ぶのかということを知らずにいます。それが真の父母です。真の父母によって宗教圏と政治圏、そして民主世界圏と共産圏が統一されるのです。それを八月にすべて終えてしまおうと思うのです。それで宣布式をするのです。宣布式をすれば、天ではすべてそのように編成されるのです。今まで闘っていた共産世界と民主世界は、すべて霊界で怨讐になっていましたが、これからは連合運動が展開されるのです。

 その次には何ですか。長子権復帰です。長子権が引っ掛かり、宗教圏と非宗教圏、天国と地獄が分かれたのです。これをすべて復帰することによって、霊界が変わり、地上世界が変わります。アダムを中心として、天使長が略奪した長子権を復帰することによって、天使世界がアダムを育てて成熟できる時まで養育した、その本然の世界へ入っていきます。ですから、これからは霊界が人間世界を利用できないというのです。

 それで、これを統合しようと思うのです。そうすることによって、自分たちが勝手に振る舞うことができる権限がなくなります。上に上がっていくことができるのは、真の父母と天の権限しかありません。ですから、この宣布式をしなければならないというのです。先生を中心として、処理しておかなければなりません。

 今まで、自分勝手に霊界と肉界を行ったり来たりしたのです。しかし、今ではもう霊界と肉界が一つの道を行きます。正統還元時代が来るというのです。サタンを許してあげたので、サタンはいなくなり、神様が主管する時代に入っていくということなのです。霊界と肉界は、完全に正統、正道の道に還元し、神様の世界に入っていくというのです。

 このようなすべての内容を備えたので、神様の勝利と真の御父母様の栄光の時代が到来することを宣布したのです。宇宙の前に、万有世界の前に宣布したので、それが一つの法になり、それを中心として霊界を統治するのです。

 完全解放です。愛を中心として全権を発表してしまったのです。民主世界と共産世界だけでなく、宇宙の前に、永遠の愛を中心として永遠の祝福を宣布してしまったのです。

 アダムとエバを祝福しましたが、責任分担を全うすることができず、愛の理想を成すことができずにすべて崩れていきました。今、先生が愛を中心として、三大祝福の愛を再起させ、永遠祝福を宣布するということは、今から、すべての人間が蕩減圏から抜け出すということです。


氏族的メシヤ登録申請書提出

(一九九一・七・一から)

 真の御父母様は、一九九一年七月一日、「七・一節」を期してすべての祝福家庭は、氏族的メシヤ申請書を提出し、氏族復帰活動に邁進することを指示され、世界の各教会の食口たちは、それぞれ氏族的メシヤ登録申請書を協会に提出して氏族復帰のための活動に入っていった。

 イエス様はメシヤ宣布式ができなかったでしょう? ユダヤ教を中心として、イスラエルを中心としてできなかったではないですか。メシヤ宣布というのは何ですか。自分の家庭を中心として一族がいてこそ宣布できるのです。しかし、私、レバレンド・ムーンは、その道をすべて経てきました。真の父母宣布をすることができる民族的精気があり、自由世界、民主世界においても、レバレンド・ムーンのことをこの世代においての世界的な英雄だと話しています。

 そのような伝統を、皆さんが皆さんの一家で輝かせることができなければなりません。先生の茎から東西南北に芽が出てきます。その茎の芽の代わりに枝の芽を植えれば同じ茎になるのです。

 きょう七月一日、この式典がどれほど重要でしょうか。先生がこのような式典を願い、神様もこの式典を願い、すべての宗教と国家が願ったこのような宣布式をしたので、これからは、すべての問題がこの基準を中心として収拾されていきます。

 皆さんは、本部で氏族的メシヤとして登録をしなければなりません。皆さんは、どのような道を選ぶのですか。皆さん自身の道ですか、原理の道ですか。(原理の道を選びます)。家庭へ帰らなくてはなりません。そこが神様の真の愛のセンターです。それでこそ解放されるのです。これが、生きていく目的です。帰るという人は、両手を挙げてみましょう。その次の結論は、私たちが皇族になるということです。

 全員還故郷して、独立軍のように自分の故郷の先祖となり、その地をすべて我々の版図、私たちの国土にしておかなければなりません。そして、独立軍が勝利したのちに、天国の組織編成に入っていくのです。入籍時代に入っていくのです。


九月初日還故郷総動員

(一九九一・八・二九、国際研修院、統一グループ指導者特別集会、千五百余人)

 二世を除外したすべての祝福家庭は、一九九一年九月一日を期して、一斉に故郷に帰り、氏族的メシヤの使命を完成しなさいという真の御父母様の特別指示に従い、祝福家庭の本格的な還故郷が始まった。このような動員今は、八月二十九日、「世界日報」内の国際研修院にて、全国の牧会者、機関企業体の食口役員と職員など、千五百人以上が参席する中で開催された「統一グループ指導者特別集会」において、「故郷に向かって」というみ言の中で下達されたものである。

 九月初日から総動員です! 機関長たちは、故郷を訪ねていったのちには、社会に訪ねていかなければならないでしょう? 再び帰ってきて取り戻そうとするので、公義によって最小限だけ残ります。それも外部の人です。九月一日、氏族的メシヤになると申請した人、手を挙げてください。全員しましたね。

 そして、連合会の会長たち、きょうから全員故郷に発令です。自分の故郷に行くにおいて、今配置しているところの郡責任者もなく、道責任者もなく、中央に協会長もいません。協会長は、中央で総務がすることをすべて理解して、六ヵ月間、中間連絡をするだけであって、ここには誰もいないのです。今、乱時に一線に行くのに何が電話ですか。行かないでいる人には悪口を言いなさいというのです。残る人は、何ヵ月間か政府と折衝しなければならないために必要で残るのです。ですから、総務の代わりに賢い善男善女の二世だけ残すのです。

 すべて自分の村に行って根を下ろし、その根から大きくなっていかなければなりません。では、統一教会は、なぜ面から始めるのですか。郡でいえば、班が蘇生であり、里が長成であり、面が完成です。市でいえば、班が蘇生であり、統が長成であり、洞が完成です。統一教会の組織には、いつも三段階がついて回るのです。蘇生・長成・完成です。

 以北の人々は、まだ故郷に行くことができないので、どこかで活動するのです。それで、主に巡回師、あるいは講師をさせようと思います。やがて以北に行って、講義をしなければならないのです。


還故郷活動の三つの基本指針


 世界の習慣性を打ち倒して、国家の習慣性と闘って勝ち、これを家庭に連結するのです。家庭で堕落したでしょう? それで、家庭において復帰するために、文総裁、真の御父母様の写真に侍りなさいというのです。写真は象徴的なものです。実体の影です。過去・現在・未来の統一がなされることによって、霊界にいる先祖は、その子孫が目覚める前に、三時になると来て敬礼式をするというのです。地上にいる自分の一族を見守りながら、地で共に暮らすのです。今からは、真の父母を中心とした心情圏的条件が成立することによって、先祖が霊界から来て、その家庭に協助するのです。

 今までは、アベルがカインのために犠牲になる蕩減的時代圏内にありました。それゆえに、天使圏を代表した霊界が、アダム圏を代表する地上世界を利用してきたというのです。それが、父母様が出てきて長子権を復帰し、地上世界と天上世界の秩序を備えておくことによって、地上世界のアダム圏の前に霊界の天使長が屈服するようになったのです。天使長圏は、アダム圏の前に弟のように順応しなければならない段階に入ったというのです。それゆえに、父母様の写真をかけておくようにすれば、天使圏が侍らなくてはなりません。

 三つのことをしなければなりません。まず協会への入会願書を書き、次に真の御父母様の写真をかけ、そして教会旗を掲げなければなりません。その三つのことをすれば、すべてできるというのです。旗は統一教会を代表するものであり、写真は真の父母を代表するものです。それから、協会願書は何ですか。入籍です。入籍できる国が生まれるということです。そこから出発がなされるのです。

 真の父母に侍るということは、真の父母と私たちの家が一つになったということです。それでは、旗は何ですか。世界的統一教会員を意味する環境的代表です。旗は、私個人を代表し、夫婦を代表するものです。私たちの家庭も代表し、私たちの氏族も代表し、私たちの国も代表するというのです。統一教会全体、全人類を代表したものです。

 天上世界の王が通りすがりに、ここに来て休んでいこうとすれば、悪党の群れが反対するとしても、ここは道を守る番人となり、尊敬して侍るというのです。ですから、早く回っていって百二十家庭から入会願書をもらいなさい。次には何ですか。真の御父母様の写真と旗です。その次には、「あなたの息子、娘たちは私に任せなさい」と言うのです。


氏族的真の父母の使命遂行


 真の父母は、何から出発しましたか。真の愛から始まったでしょう? 結局は、愛が問題になります。真の愛を中心として行く家庭、氏族、民族、国家、世界は、一つに通じます。歴史の方向性は、真の愛の道一つだけでなければならないのです。今まではジグザグででたらめになっていました。それを真の父母が来て、完全に元に戻しておかなければなりません。個人を越えて、家庭を越えて、氏族を越えて、国を越えて、個人完成を成すようになれば、メシヤ圏に入っていくようになっているのです。そして氏族的メシヤとして真の父母になるのです。

 それで、先生は、国家の中心として蕩減の基準を立てたのです。個人は蘇生であり、家庭が長成であり、氏族が完成です。神様の心情圏まで行くのです。そのような心情はどこでも通じます。そして最後の思想は「頭翼思想」です。

 氏族的メシヤの位置は、第二父母の位置、イエス様の位置です。先生から祝福を受ける皆さんの位置は、イエス様以上の位置です。今この時に、先生が横的に定着するのです。もちろん、縦的なセンターも先生です。そして先生と一つになって血統を広めていくのです。

 氏族的メシヤの責任とは何かというと、失敗したことを真の父母の立場で蕩減してあげるために行くのです。第一の目的とは何ですか。悪魔が父母を殺した罪、協助したすべての罪を蕩減しなければならない宿命的な道を行くということが、氏族的メシヤの道を行く第一の目的です。二番目は、私たちの父母が私を生んでくれた所が悪魔の故郷だったので、父母が完成したアダムとエバの位置に帰り、完成した父母の位置に立てられることによって、私たちが生まれたその故郷が、天国の故郷になることができるのです。

 皆さんが全員、先生の故郷に行くのではありません。そのようなことはできないので、先生の還故郷の前に、子女が故郷に行って定着できる基盤を築くことを許したのが氏族的メシヤの道だということを知らなければなりません。

 神様を中心として、長子権、父母権、王権を復帰しなければなりません。これが、アダム家庭の使命です。天国における長子権、父母権、王権を復帰してこそ、天国が初めて立てられるというのです。完成したアダムを中心として、天国の長子権、父母権、王権復帰が可能になったのです。

 皆さん、ソウルの家を売って出発しましたか。それをしなければなりません。還故郷です。ヤコブとエサウのように、さっと還故郷です。自分の財産、自分の牛と馬と白分の僕、自分の妻、自分までも、この境界線を越えて天の所有として納付できるようになる時、神様がその基盤に入ることができるというのです。先生のみ言を聞いて、皆さんが故郷に帰るようになれば、皆さんのあとから先生が一緒に行き、神様が一緒に行かれて、そこが天国になるのです。


連合活動組織


 故郷に帰って、原理観的な組織をつくらなくてはなりません。天国の組織は三段階に連結した組織になるのです。三段階は一つの運命圏にあるのです。今後、もし面・里・班のどれ一つでも誤れば、全体が損害を被る結果になるというのです。三段階が同じ効果を備えることができる内容を中心として、班で活動しなさいということです。そのようにしてこそ連結します。

 面・里・班と洞・統・班が基準になったとすれば、その上の基準は、面、郡、道です。蘇生、長成、完成の原理的関係で見れば、班、里、面と上がっていくのです。班、里、面、そして班、統、洞、それから面、郡、道だというのです。

 今回、氏族的メシヤとして行くようになれば、一人で基盤を築くのは難しいので、四人が四兄弟姉妹のようになって、東、西、南、北の中でどの方向が先に撃破されるのかという問題を中心として、そこを重点的に教育するのです。

 それでも不足な時、十二人でやりなさいというのです。十二人が一つになり、一つ一つ基盤を築いてこれを広げていくのです。

 その次には、百二十氏族まで連合運動をしなければなりません。集中撃破運動をして、四人基盤完成、十二基盤完成、百二十基盤を完成したとすれば、素晴らしい基盤になるのです。郡ではなく、道を動かすことができます。ですから、完全に食口化されるのです。

 教域長の場所というものは、今の教域長の活動場所ではありません。これは、修練場所として使うのです。寝る所がなかったら、避難民の部隊が教会に行って住んだのと同じように、そこに入っていって眠りながら、基盤を築くのです。

 今年末まで、できるだけ面まで、原理大復興会を終えなければなりません。今、私たちの教会は二重組織です。連合会長がいなければ、故郷に帰った人々を連合会長に任命しなさいというのです。













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六 ソウルの国際大会と機構の創設


真の御父母様の生涯路程 9


六 ソウルの国際大会と機構の創設


「世界平和宗教連合」創設大会

(一九九一・八・二七・一〇:〇〇、ソウル市、リトル・エンジェルス芸術会館、二十四ヵ国宗教指導者百二十人など、二千余人)

 一九九一年八月二十七日午前十時、「世界平和宗教連合」創設大会がソウル市のリトル・エンジェルス芸術会館において、二十四ヵ国百二十人の宗教指導者をはじめとして、政治指導者、著名学者、関係人士等、二千人以上が参席する中で挙行された。真のお父様は、「世界平和のための宗教の使命」という題目の基調演説をされた。


〈創設メッセージ:世界平和のための宗教の使命〉


 ちょうど二年前、アメリカのサンフランシスコで聞かれた第二回「世界宗教議会」において、私は「世界平和宗教連合」の創設を主張しました。皆さんを含めた志のある宗教界指導者たちの協助とともに、きょうこの場において、世界のすべての宗教指導者が同参して世界平和のための宗教連合体が歴史的な誕生を迎えるのです。

 今は、世界の宗教が世界平和の実現のための中心的責任を果たすために、実践の道に積極的に立ち上がる時です。幸福な人類の未来は、物質的繁栄を追求するだけでは成し遂げることができませんし、宗教間の理解、精神的な和合を通じて、思想と文化、人種間の葛藤を克服してこそ、それを迎えることができるのです。

 神様の真の愛を中心とした「ために存在する」という為他主義的創造理想は、心と体が調和一体を成し遂げた理想体としての個人を通じて、理想的な家庭、社会、国家、さらには理想世界を成し遂げるのです。

 私たちの社会と世界の紛争の起源が、サタンの偽りの愛によって個体の中の心身が葛藤することから始まったので、真の平和は、まず神様の真の愛によって個体の中の和合統一を成してこそ成就されるのです。平和世界を実現する基地は世界ではありません。

 心的世界を代表しているのが宗教と思想の領域ならば、体の世界を代表するのは政治と経済の領域です。したがって、人間において心が主体で体が対象であるように、宗教と政治の関係においても、神様の真の愛によって主体と対象の立場で調和、統一圏を成し遂げてこそ理想社会が到来するようになるのです。

 神様は、経典の研究や宗教的意識よりも、世界を救援しようという大きな神様のみ旨を知って、それを生活の中で実践することを要求されます。長い間、宗教は、生きていらっしゃる神様をはっきりと目撃して因縁を結ぶということに失敗しました。

 私は、神様の摂理の方向に従って世界を改革し、神様の真の愛の理想を地上に回復する仕事に自らの最善を尽くしてきました。五年前の世界の教団長の合意と私の指示によって今回出版された『世界経典』は、世界宗教の普遍的な価値的内容が集大成された神聖な経典として、人類の心霊を明るくしてくれる最高の光となるはずです。特に一つの地球村家族として一つになって生きなければならない青少年に、宗教と皮膚の色と文化の垣根を跳び越えることができるように教育する大切な教科書になるはずです。

 私たちが真実な目でこの時代を見つめる時、今こそ信仰だけでなく、宗教人の実践行動までが要求される切迫した時であることを知ることができます。

 歴史的な宗教伝統が調和をつくりだしながら、「世界平和宗教連合」が世界平和に向かう実践運動へと前進する時、世の中を率いていく精神的基礎が堅固に立てられ、神様の真の愛を中心とした平和の理想は完成されるはずです。全世界の宗教界が統一された方向をもつ時、統一された世界平和は到来するはずです。


『世界経典』出版奉献

(一九九一・八・一五、出版)

 宗教一致運動の結実体と言うことができる『世界経典』が、一九九一年八月十五日に発刊され、八月二十七日、「世界平和宗教連合」創設大会に参席した宗教指導者と世界の碩学の前で紹介され、真の御父母様に奉呈された。世界各宗教の経典の真髄を選んで集大成した『世界経典』は、一九八五年、真の御父母様によって初めて構成され、アンドリュー・ウィルソン博士(アメリカ、統一神学大学院)が四十人の編集委員と共に、五年間にわたって仏教学者、バチカンの聖職者、ヒンズー教の学者の研究と協助を受けて出版した。総九百十匹ページ。

 バイブルを一つにしなければならなかったというのです。神様を中心とした目的は絶対者の目的ですが、絶対者の目的は二つではありません。み旨は二つではなく、一つだというのです。そのような観点から見る時、絶対者であられる神様を中心とした理想郷を追求していくことが摂理であり、そこには必ず教育が必要です。経典とは教科書と同じですが、その教科書は二つではありません。それゆえに、今までこれを準備してきたのです。

 五年間、世界的な大学者、イスラム教学者からヒンズー教学者、仏教学者、カトリックの学者、プロテスタントの学者まで、すべての宗教学者たちに、「自分の経典を中心として世界に残すことができ、今後出てくる『世界経典』はこれに勝ることはできないという最高の内容を選んでみなさい」と言ったのです。深い内容は、大概すべて同じなのです。

 「統一原理」でなければ未来のキリスト教の展望はないという結論が出ています。一九七九年に、世界七十ヵ国以上の世界的な学者が集まった大会において、既に理論闘争をすべて終えたのです。

 それゆえに、文総裁の思想を研究する神学者がたくさん生まれました。現代神学界の権威者であるニニアン・スマート(Ninian Smart)のような人が責任をもち、数年間で世界すべての宗教の経典を統合して『世界経典』を編纂し、八月にソウル市で創設された「世界平和宗教連合」大会の席上で私に奉献しようとしたことはとても驚くべきことです。

 これは、文総裁は宗教統一の明確なヴィジョンと基盤をみなもっているということです。自慢していると思わないでください。すべての宗教を見てみれば、始まりと終わりが明確ではありません。統一教会は、個人路程、家庭路程、氏族、民族、国家、世界の統一路程がぴたっと公式的になっています。神様はこのように始めて、このように終わらせるということが明確なので、知性世界の我こそはと思う人々が頭を下げてきているのです。


「世界平和連合」創設同参署名


 ゴルバチョフが最も信奉する、英語が上手な総責任者、ユーリー・オシピヤン(Yurii Osipiyan)という人が今回のワシントン会談の時に来たのです。ソ連科学アカデミーの責任者です。この人も私の部下になっています。会議の途中で「私が今からワシントンD・Cに行くので、いくら忙しくても、ゴルバチョフに話をして、翌朝私に会いに来なさい!」と言って指令を下したのです。それで彼は来たのです。来て何をしたのかと言えば、「世界平和連合」創設のための文書にサインをしたのです。

 「ここに写真を付けてサインして、印鑑を押しなさい!」と言いました。それで、サインする書類を二枚渡しながら、「あなたは、ゴルバチョフのサインをもらい、それから、サンフランシスコ韓ソ会談の時にゴルバチョフを通じて盧泰愚大統領のサインをもらうようにさせなさい」と指示したのです。これはすべて秘密の話です。

 ポール・ラクソールト(Paul Laxalt)に「あなたもサインしなさい!」と言いました。アメリカの人は、サインしなさいと言ってもなかなかしないのです。それで、「ソ連の相手役は誰ですか」とCIAとFBIとホワイトハウス秘書室長に尋ねてみたのです。すると「ユーリー・オシピヤンです」というのです。「ああ! CIA、FBI、ホワイトハウスも最も信じるその人をどのようにして相手役にすることができたのか」ということになったのです。

 自分から捕まったのですか。相手役として私が捕まえたのです。(笑い)そして、その人を立てて、世界的に有名な世界の指導層三万人がすべてサインするようになったのです。

 今回の大会、「世界平和連合」結成のためにKGBのリーダーが来るのです。KGBはゴルバチョフの下にいながら、世界をコントロールすることにおいてのリーダーなのです。共産党最高の三人が来るようになっているのです。それを見れば、韓国政府が驚いて横に倒れるかもしれません。「現職のこのような人々が、文先生に会うために来るというのだが、どうすればよいだろうか」というのです。韓国政府が知らないふりをすることはできないというのです。

 それゆえに、既にアメリカを越えて共産圏にまで長子権復帰がなされています。長子権復帰をしたとすれば、サタン世界は、先生が行く未来の世界に対して何も反対することができないというのです。


「世界平和連合」創設大会

(一九九一・八・二八・一〇:〇〇、ソウル市、リトル・エンジェルス芸術会館、五十一ヵ国代表など、二千余人)

 一九九一年八月二十八日午前十時、「世界平和連合」創設大会がソウル市のリトル・エンジェルス芸術会館において、世界五十一ヵ国の各代表と元首相、各宗教の指導者、著名学者等、二千人以上が参席する中で開催された。真のお父様は、「世界平和への道」という題目でみ言を語られ、引き続いてアレクサンダー・ヘイグ(Alexander Heig)前アメリカ国務長官の特別講演があった。


〈基調演説:世界平和への道〉


 今、創設される「世界平和連合」は、過去の国際連盟やUN(国際連合)とは異なり、真の本然の平和理想と真の父母の理想によって、最後に世界平和を成し遂げようとする雄大な新しい出発です。人間同士で平和を謳歌せず、神様のもとで、神様と共に平和を謳歌しなければならないという斬新な覚醒がなければなりません。世界平和の中心は神様であられ、その原動力は真の愛なのです。

 各国の政策が利己主義を止めること、それ自体が大きな革命です。その方法は、私たち全員が父母の位置に上がっていって周りを見るのです。そのようにすれば、すべての国家が兄弟に見えざるを得ません。一父母のもとの兄弟国家を成し遂げることができる歴史的機会に直面しています。

 すべてのUN加盟国家は、今相互に尊敬と愛をもち、私たち人類の共通の敵に対して宣戦布告しなければなりません。私たち人類の共通の敵は、貧困と無知と疾病と罪悪です。今、人類が貧困と無知と疾病と罪悪から解放されなければならない時が来ました。

 国家間において良いものがあれば、早く分けなければなりません。新しいことを発見すれば、すぐにその恩恵をお互いが共有しなければなりません。人類にプラスとなることならば、躊躇せずに国境を越えてこれを実践すべきです。したがって私は、世界の技術平準化のために長い間全力投球してきた人です。

 自分主義は色あせ、共生・共栄・共義の利他主義がついに歓声をあげる時代、それが正に明けてくる二十一世紀なのです。平和の時代です。これを名実共に天国というのです。このような希望と光明の二十一世紀に対して、私たちがきょう創設する「世界平和連合」がその理念を提供して、世界人類を教育し、摂理によって今後訪れる平和世界の牽引車の役割をしなければなりません。また、私たちの連合は、世界の道徳性を明らかにする灯台にならなければなりません。

 今、私たちの最後の一粒の汗と涙と血を注いで、人類共同の目的を成し遂げなければならないという歴史的使命が私たちを呼んでいます。それは神様を個人、家庭、社会、国家、世界にお迎えしてくることなので、天が共にある時に誰が敵対するでしょうか。

 人類の前に置かれた最後の崇高な課業である、恒久的世界平和定着の使命の前に全員が立ち上がり、光明な世界に向かって共に前進しましょう! 神様をお迎えして世界の真の平和を成し遂とげましょう!


ソウル大会閉会総合晩餐会

(一九九一・八・二八、ソウル市、リトル・エンジェルス芸術会館、第十八回「科学の統一に関する国際会議」、第四回「世界平和のための頂上会議」、「世界平和宗教連合」創設大会、「世界平和連合」創設大会など、全行事の閉会総合晩餐会)

 「世界平和宗教連合」創設大会と「世界平和連合」創設大会、第四回「世界平和のための頂上会議」(元・現職国家首班など百三十九人が参席)、第十八回「科学の統一のための国際会議」(三十四ヵ国の学者百四十人が参席)、全行事の閉会晩餐会が、一九九一年八月二十八日午後六時半、リトル・エンジェルス芸術会館において、元二現職大統領、首相、高位官僚、各宗教指導者、著名学者、貴賓など、一千人以上が参席する中で行われた。真のお父様は、この日、インドの国際統一財団から国際的な和合と親善、世界平和のために寄与した功労によって「一九九一統一賞」を、真のお母様は「一九九一統一メダル」をそれぞれ受けられた。

 高名であられる各界指導者の皆様! 私たちは、幾日かの間に途方もなく、世紀的な大会を行いました。なぜこのように忙しく、また連続的に大会を行うのかと疑問をもつ方もいらっしゃるはずです。それは、人間には分からない天運の時があるためです。私の生涯がそうであったように、神様の摂理のプログラムに合わせようという一念でなされたのです。

 世界平和理想の実現は、宗教指導者、学者、政治家が相互に協助交流する共同の努力がなければできません。神様の摂理は、可視的なことだけによって平面上で進行するものではありません。摂理の目的をおいて、内的条件の成熟による転換と発展によってなされます。

 人間の先祖は、真の愛と真の生命を完成し、真の血統を伝授する理想生活を経験して失楽園したのではありません。彼らは、神様から離れて神様の祝福とは関係のない偽りの愛、偽りの生命、偽りの血統の起源をつくってしまいました。したがって、神様の救援摂理は、先に出発した偽りのものを長子として立て、あとから出発した真なるものは次子として立て、次子が長子を屈服させる条件を経ながら、偽りの血統を復帰する摂理が進行してきたのです。

 このように天の側に立った次子の精誠と条件を通じて、神様は、血統復帰の摂理を腹中までなされました。このような摂理の主流の中で、復帰された天の側の長子としてイエス様がお生まれになりました。「ひとり子」という言葉も、このような脈絡から理解しなければなりません。創造理想を回復するために来る救世主は、人間の先祖のこのような真の愛と真の生命と真の血統を回復して、人類の真の父母になられるのです。宗教の救世主思想は、すなわち真の父母思想なのです。

 今回、私たちが創設した世界平和のための二つの組織は、国家権力が主導してつくられたものではありません。真の平和の道は、そのようにして訪れるのではありません。

 私たちは、宗教と文化、そして、皮膚の色の垣根を越えて「神主義」のもとで新組織をつくりました。心と体が一体調和をつくり出してこそ理想体になるように、「世界平和宗教連合」と「世界平和連合」が、「神主義」を中心軸として調和、協力、一体を成し遂げることが真の平和世界へ行く統一方案です。全体の心の世界と全体の体の世界を代表するこの二つの機構が、神様の真の愛で調和統一を成し遂げれば、それがすなわち理想社会になるのです。

 学者と宗教指導者と政治指導者の皆様が、今回創出した業績に対して重ねて祝賀いたします。世界平和のための私たちの進軍が、天運の加護のもとで必ず目標を達成することでしょう。


「世界平和宗教連合」と「世界平和連合」創設の意義


 直線方向に従って本然的創造理想基準に向かい、世界が一つの家庭に連結された兄弟的版図を成就することによって世界平和圏になるのです。それゆえに、政治と宗教を結合させるために、宗教圏は心的世界を代表したものなので、宗教・文化世界として「世界平和宗教連合」をつくり、世界政治圏を中心として「世界平和連合」をつくりました。これを一つにするのです。

 心と体が分かれることによって、サタンの版図と天の版図に分立されて闘争の歴史を経てきたのです。個人が分かれ、家庭、氏族、民族が分かれて歴史時代を経てきながら数多くの戦争をしたのです。これを先生の時代に政治圏と宗教圏の一体、また科学世界と宗教圏の一体を成し遂げなければなりません。それゆえに、先生が世界の学者を糾合してきたのです。今まで科学者と宗教圏が怨讐になってきたというのです。これを統一しようとするなら、先に世界の学者を糾合しなければなりません。それで、「科学の統一のための国際会議」(ICUS)や、「世界平和教授アカデミー」(PWPA)を編成したのです。そして、彼ら学者と統一教会が一つにならなければなりません。そのようにしてこそ、宗教と政治圏、統一教会と政治圏が統一されるのです。

 今まで体が心を犠牲にしてきたのと同じように、今まで政治が宗教にどれほど血を流させましたか。ここで一つ問題になることは何かというと、完成した神様の原則的な理想的実体になった時には破壊することはできないというのです。悪魔はその下に間違いなく屈服するようになっています。今ではもうレバレンド・ムーンに反対したアメリカもなく、ソ連もなく、イスラム世界もないというのです。政治圏を統一し、宗教圏を統一するのです。そして一つにしなければなりません。

 今回の八月二十七日に行った行事は、歴史的な行事です。「世界平和連合」の結成を八月末までに終えなければなりません。「世界平和宗教連合」も同じです。これが九月に越えてはいけないのです。八月が世界的な再出発をする月だからです。そのために、七月一日「神様祝福永遠宣布式」をしたのです。蕩減路程をすべて越えなければならないというのです。そして、宗教圏まで結んで宣布しなければなりません。それが八月二十八日です。それから九月一日に新しく出発するのです。


七 「アジア平和女性連合」、韓・日大会


「アジア平和女性連合」東京大会と全国信徒大会

(女性連合大会、一九九一・九・一七・一七:三〇、東京ペイNKホール、七千余人全国信徒大会、一九九一・九・一八・一三:三〇、東京ベイNKホール、七千余人)

 第一回「アジア平和女性連合」大会が、一九九一年九月十七日、日本の東京ペイNKホールにおいて、日本の知識層の女性が七千人以上参加する中で開催された。真のお母様は、同連合の顧問として、招請講演(題目.アジアと世界を救う真の愛運動、通訳:朴普煕)をされた。九月十八日には、全国信徒大会が同じ場所で七千人以上の食口たちが参席する中で開かれ、真のお母様がみ言を下さり、集まった食口たちに貴石(真の御父母様がサインされた宝石)を分けてくださった。

 日本はエバ国家なので、日本女性を糾合して統一させる準備をしなければならないのですが、私しかする人がいないというのです。それで、準備をしておいて、お母様に「日本に行って七千人大会をする時にこれを講義しなさい」と私が原稿をすべて書いてあげました。

 その時までは、お母様も夫に従っていけばそれですべて終わると思っていたでしょう。「大会をしなさい」と言った時には、まるで雷が落ちたのと同じだったことでしょう。日本の口八丁手八丁の女性たち、総理大臣の夫人まで出てきて座っているその前に行き、その人たちを主管すべき内容を大声で演説しなければならないということは、並大抵のことではありません。

 お母様は、今まで四十年近く先生に従ってきながら、壇上における訓練を受けてきたのです。先生が語ることや、様々なことを見てきながら、壇上に立った時、先生の姿と全く同じようにできるよう訓練してきたというのです。そして、「きょうはここが間違った」と、先生が鑑定してあげるのです。そのようにして、お母様は訓練を受けてきました。

 また、そのような素質をもっているので、日本に来るや否や七千人の前で話すことができるのです。考えてみなさいというのです。一度も壇上に立って話したことがありません。他の食口たちのように、伝道をしてみたこともなく、そのような訓練も受けたことがありません。そのような立場で異国の地、日本の最高知識人集団の真ん中に立つのは大変でしょう。その底力は途方もないものです。その内容を理解して、堂々と自分の所信を発表するのです。ですから、その大会に参加した多くの人々が感動を受けたというのです。

 そのことを見れば、先生が正しく教育したということです。「このように、あのようにしなさい」と言って何度も暗記するようにさせたのです。普通先生は、十二時になって部屋に入っていきます。その時から訓練です。ですから、寝ているのに起こして、「練習する時間です」と言うのです。ですから、お母様が「一晩だけ休ませてください」というようなことが起きるのです。真の父母夫婦がそのような準備をすべて備えなければ、外部の侵入による弊害が生じるようになります。それを防御するためには、あらかじめ準備をしておかなければなりません。

 日本はアジアの盟主だと言い、女性もそのようにしている者たちです。そのような者たちを訪ねていって、一度に「ドーン!」と、完全にたたいたのです。そして北海道から鹿児島まで、日本のすべての家庭に、「その内容を上映しなさい」と言ったのです。そして日本でブームが起きたのです。

 アダム国家の前にエバ国家として選んだのが日本なので、日本から始めるのです。お母様が日本のすべての女性を結ばなければなりません。外的女性と内的女性を完全に結ばなければなりません。外的女性は「アジア平和女性連合」であり、それから内的女性は「世界キリスト教統一女性連合」です。この二つを一つにするのです。

 統一教会において、先生の代身である第二教主という名前をつけてあげたのですが、「その名前をいい加減につけてあげたのではないのだなあ! 先生がよく知ってつけたのだなあ!」と感じるだろうというのです。孝進が行ったのも、母子協助をするために行ったのです。神山氏は福が多いでしょう? お母様に直接従っていきながら、新任会長として人事交替するにおいて中間の役割をしたわけです。それゆえに、私が勧告もしたのです。何年もかかるその基盤が、一度にすべてできました。

 今回お母様が行く時に、「役員を選定しなさい」と言って、各県すべてに百人ずつ合計四千七百人の活動人員を配置したのです。これからその人々を済州島に連れていって教育しようと思うのです。その一人が百人ずつ糾合するようになれば、約六十万になるというのです。そして、韓国僑胞と結んであげるのです。

 女性連合は、五年前に先生が日本で始めたのですが、主体は韓国です。先生が、エバ国家の日本を通して韓国に上陸するためなのです。先生は、アダムとして天使長に勝利して帰ってくるその途中にいます。勝利すれば、韓半島を中心として、アジア大陸上陸作戦をするのです。


「アジア平和女性連合」韓国大会

(創設大会、一九九一・一〇・三一・一二:○○、ソウル市、リトル・エンジェルス芸術会館、女性指導者二千余人、全国大会、一九九一・一一・二〇・一五:〇〇、ソウル市、オリンピック・フェンシング競技場、日本代表千五百人と韓国の女性一万五千人)

 「アジア平和女性連合」韓国支部創設大会が、一九九一年十月三十一日午後二時、ソウル市のリトルエンジェルス芸術会館において、各階各層の女性指導者二千人以上が参席する中で開催された。続いて、創立二十日目の十一月二十日午後三時、ソウル市のオリンピック・フェンシング競技場において、日本の各地域代表千五百人と、全国各地から集まった韓国女性一万五千人が参席する中で、「アジア平和女性連合」全国大会が開催された。

 日本の女性を韓国の女性と一つに結んで、お母様と一つになるようにするのです。それが復帰です。先生は、男性として長男と次男を復帰して、それと同時に、お母様は、女性を中心として長女と次女を復帰します。復帰して神様の前に帰るのは、アベルを通して長子を復帰するのと同じ路程でした。先生がアメリカとソ連を中心として長子権復帰をなしたので、あとはお母様が復帰しなければならない立場です。それで、代表的な国家である日本と韓国の女性を結んであげるのです。

 韓国のお母様に従って、韓国の女性の立場に入ることができる時になったというのです。交流です。そのような運勢が来たので、今回、日本から三人の女性を連れて来たのです。この人たちが入ってきて一つになったという条件を立てることによって、日本の女性とお母様が一つになるというのです。

 今後、母子協助圏が待っているのです。十月三十日にお母様が発起大会をして、二十日目に全国大会をしました。このような大会をなしたことは、世の中の歴史にはありません。神様が協助されたのです! 私はただ眺めるだけです。

 昔、統一教会を始める時に、食口たちが先生に魅了されて引かれてきたように、今、お母様を見て無性に喜んで引かれてくるのです。私が原稿修正もすべてしてあげましたが、いくらそのようにしても、私には涙の一滴も流してくれず、一度の拍手もしてくれたことがないのです。それなのに、なぜお母様には、そのように拍手して大騒ぎするのですか。風が吹きました。春風が吹いているので、踊ってみたいでしょう? それでそうなのです。帰る時に、八道山川の高速道路を通りながら、バスの中で踊っていくという報告を受けた時、「なぜ狂ったように踊るのか」と思ったのです。新しい歴史において、女性が初めて解放の旗を掲げているので、女性は踊りを踊らざるを得ないのです。女性の解放は、私がしてあげなければなりません。そうでなければ、してあげる人がいないのです。

 今、女性時代が来ました。母子協助時代に入ったというのです。それゆえに、母親たちがあらゆる精誠を尽くすようになれば、二世が発動するようになっているのです。時がそのような時です。それで、来年の四月にはオリンピック・スタジアムを借りようとしているのです。

 このように、韓国の女性と日本の女性が一つに結ばれて、今後は、知性世界の名のある女性でなければ入っていくことができないというようになれば、しがみついて、大騒ぎしながらお互いに持ち上げようとするのです。今から自分の母校の同窓生を中心として連結させていくようにすれば、その勢力は大変なものになるはずです。


「アジア平和女性連合」の進路


 来年の四月までに、七ヵ国までどのようにするのかということが問題です。七ヵ国の女性が立つようになれば、これは世界的です。その次には、全世界に日本食口たちが嫁いでいない所がありませんから、彼女たちが中心となって公文を送り、「あなた方の国の女性代表を中心として国家的女性連合をつくりなさい!」と言うのです。

 その次にはどのようになるのかといえば、この組織が大きくなって「世界平和女性連合」になるのです。今はアジアにあるのでアジア平和日本女性連合であり、アジア平和韓国女性連合となっているのですが、その背後には、「世界平和女性連合」があるのです。

 これを何のためにつくるというのですか。神様の復帰摂理の目的は、「私たちは世界の娘である!」「私たちは天地の娘である!」というような自覚心をもつことができる女性の群れをつくることです。

 百二十七ヵ国に日本の女性を連れていきました。百三十七ヵ国のすべての国が日本の女性、エバを中心として女性連合会をつくるのです。エバの踏み台を通じることなくしてはアダムが立つ位置がありません。そのように各国ごとにつくって、それが終わればお互いに連結して大会をするのです。重要な六大州で大会をして大騒ぎし、代表国家から何万人ずつか集まってラッパを吹き、太鼓をたたけば、すべての女性はその風に吹かれるというのです。

 そのようにして、「世界平和女性連合」として登場するのです。それから何かというと、この女性連合を家庭連合に入れ替えるのです。そして女性連合が「世界平和女性連合」にまで上がっていく時、男性たちが世界にそのような風が吹いていることをすべて知るようになり、全世界百六十ヵ国全体に「世界平和家庭連合」が一時に編成されるのです。


八 国内の後半期の主要行事


大学巡回伝道団(以下、巡伝団)終了者の電撃人事発令

(一九九一・一〇・一九、国際研修院、大学巡伝団終了者総会)

 協会主管で一九九一年十月十九日から二十日まで、龍山の「世界日報」社内の国際研修院にて、真の御父母様が臨席される中で進行された「大学巡伝団終了者総会」において、全国三十六教区と傘下の五百教会にわたって、各級牧会者の総体的な人事発令が断行された。真のお父様は、全国の牧会者、巡伝団・学舎長出身者など千人以上が参席した同大会において、「二世時代の召命」という主題のみ言を下さった。

 正しく帰ろうというのです。どこに帰りますか。皆さんの家に行くことではありません。故郷へ帰るのです。きちんと出発しましょう。一線の地に総進軍です。

 そして、教区長を発令しなければなりません。今までの教区長をすべて世代交代しようとするなら、新しい教区長を任命しなければならないので、この人たちを充てるのです。

 今後、私が故郷に行く時、この人たちを一緒に故郷に連れていくかもしれません。そのような理由で、民族の意気を代表できる勝利の覇権をもって先生に従っていこうとするのですが、死ぬほど働かせなければならないというのです。

 二世は、すべて学舎出身でしょう? 父と息子、娘が一つになり、それからエバが一つにならなければならないというのです。それゆえ国内エバの女性勝共連合と「世界平和女性連合」が協助するのです。

 まず、教会を中心として百二十人の目標を数ヵ月間で成し遂げることを祈祷して許諾するのです。皆さんは教区長の立場に立ち、模範的な教会をつくらなければなりません。


南北統一指導者総連合会結成大会

(一九九一・一〇・二四、ソウル市、リトル・エンジェルス芸術会館、各界指導者千五百余入)

 南北統一指導者総連合会結成大会が、一九九一年十月二十四日午後二時、ソウル市のリトル・エンジェルス芸術会館にて、各界指導者など千五百人以上が参席する中で行われた。ソウル大会に続き、二十六日の大田と忠南北、二十七日の光州と全南北、二十八日の釜山、大邱、慶南北、二十九日の済州、各地の結成大会に総勢四千二百人以上が参加した。

 韓国の南北統一とは、韓民族、朝鮮民族に制限された環境内の統一ではないのです。韓国統一は、米ソが結びついた一つの場になっているというのです。これは、世界文化圏の総闘争場なのです。ここに宗教的な面や思想的な面等、すべての面において韓国を統一させることができる宗教や思想が出てきたということは、世界的な問題に直結することです。そのように思うのです。それゆえに、すべての識者が言うには、今後訪れる太平洋文明時代の主役地がどこかといえばアジアだといいます。

 このような太平洋文明圏が目の前に追っている環境を直視しながら、アジアにおいて、キリスト教文化圏を背景として挙族的な民族を備え、受け入れ態勢を備えた国があるならば、それは日本でもなく、中共でもなく、ソ連でもなく、唯一、韓国だけです。韓国は、宗教の結実の王国として歴史を経てきました。仏教がそうであり、儒教、キリスト教がそうです。

 総会長と教区長、教域長が一体になれば、その内的体制の前に長子権体制である「勝共連合」と「南北統一運動国民連合」と「南北総選挙準備指導者連盟」をつくるにおいて、主導的責任を担うはずです。それゆえに、今後国家を教育して、「勝共連合」と「南北統一運動国民連合」が国会議員を教育することができなければならないというのです。

 この団体は何かというと、名前をつけるならば「南北統一頭翼思想院」です。統一思想を踏まえた教育をしなければなりません。国会でもどこでも、大統領でもすべて教育しなければならないというのです。

 今後、南北統一指導者総連合会の教育場所は統領院といいます。皆さんは、南北統一運動の指導者です。文総裁の「頭翼思想」によって徹底的に武装して、北朝鮮の金日成の共産主義主体思想を吸収消化することはもちろん、韓国内の思想的混乱と価値観の不在を収拾できなければなりません。


理想家庭に向かう健全結婚説明会

(一九九一・一〇・二五〜二九、韓国の九つの市、道)

 世界日報社主催「理想家庭に向かう健全結婚キャンペーン説明会」が、一九九一年十月二十五日から一一十九日まで、全国九箇所の市、道で開かれ、二千七百人以上が参席する中で開催された。真のお父様は、「家庭倫理の根本は、健全な結婚観をもった男女の理想的結合にその礎石が置かれます」という要旨のみ言を下さった。

 人はなぜ生まれたのかといえば、それは愛ゆえに生まれたというのです。その愛の本質は、「ため」に生きる基台から始まったのです。「ため」に生きる愛を自分の生命以上に実践することができる人は、聖子であり聖女であるというのです。それはモデル的な男性になり、女性になる人たちです。そのような人々が生きて、夫婦生活をして、息子、娘が一つになり、家庭が一つになれば、この家庭はそのまま天国の家庭となるのです。

 それで、堕落していない本然のアダムとエバの立場から見る時に、おじいさんは神様の王権を私たちの家の中に移してくれた立場であり、父母は、万国に展開する家庭を代表した家庭の王です。そして、息子、娘は、未来の王として王権を受け継ぐ王子、王女の立場だったというのです! 本然的真の愛を中心として、神様と一つになった愛の血統を通して結ばれる眷属にならなければならないにもかかわらず、神様の怨讐であるサタンの愛を通してサタンの生命とサタンの血統を受け継いだというのです。

 この世で最も速いのは何の速度ですか。愛の速度です。真の愛は回り道していくのではありません!直行です。それゆえに、天国からの神様の真の愛は最も直短距離を来るのです。それが地上に訪ねてくる道は、水平線に対して九〇度以外にはありません。神様に、真の愛を求めていけば、「直短距離を訪ねてきなさい!」と言われるのです。その軸は九〇度の垂直線です。

 真の愛があれば、そこに所有権があり、相続権があり、同参・同位権があるのです。しかし地上に生きている人々は、真の愛を中心として相続的価値をもつことができなかったのです。サタンがすべて占領してしまったのです。

 きょう、ここに来た人たちが、このような内容を中心として、より女性らしい女性、男性らしい男性になり、真の愛を中心として理想的家庭を夢見るならば、それは倍達民族の子孫として、二世として行くべき道です。統一教会の二世を指導しようという先生は、韓国民族の前にそのことを通告しなければならない使命があるのでこのような話をします。そのようにしてこそ讒訴されません。その義務を果たすために新聞に広告を出したのです。


洪順愛大母様二周忌追慕礼拝

(一九九一・一一・一〇・一四:〇〇、京畿道坡州元殿)

 大母様二周忌追慕礼拝が、真の御父母様をはじめとして、協会幹部および食口二百人以上が参席する中で、一九九一年十一月十日、京畿道坡州元殿で行われた。


〈祈祷〉


 統一教会が天から始まって大母様を経て今の時代に至るまで、その生涯を通し、この地上で誰も分からない開拓的な時代を経てきました。おばあさんと共に天のみ旨をこの地上に信奉するために苦労している歴史的時代を思いながら、お母様として選ばれる価値を歴史的な背後の天が摂理なさって、三代の母娘を通して天の志を立てるために、三時代を経てこの日を迎えたので、あなたの苦労のみ手がどれほど大きかっただろうかということを再び感じるものでございます。

 この日を迎えて、大母様が統一教会を中心として歩み始めたその日から、激しい受辱の道も感謝して耐えてこられることによって、統一教会の信仰的基台を模範的に見せてくださった歴史的事実を感謝いたします。お母様の行く道を築くために、内外に耐え難い心情的痛みを耐えてくださりながら、勝利の一時を祈祷してきたすべての日々が、今祝福の一時として残されるということを知り、私たちが信仰の道で模範となり、残されたその伝統を受け継いで万民の前にこれを伝えてあげることができる基準になるようにしてください。

 このような日を記念することによって、霊界が一つになり、地上世界の後孫の前にキリスト教とともに連結させてくださり、すべての宗教とともに連結させて万民があなたの祝福の中で結束することができるように、祝福のみ手を表してくださいますことを懇切にお願い申し上げます。

 喜んで記念できる時間を賦与してくださることを感謝し、万万歳の恩賜と愛と共に霊界のすべてのものが日進月歩拡張し、愛の心情圏をすべての霊界に連結させることができるようお願いし、より一層広い祝福を天から賦与してくださることを懇切にお願い申し上げながら、このすべてのみ言を真の御父母様のみ名によって祝願いたしました。アーメン。


財団理事長兼グループ会長離就任式

(一九九一・一一・一二、都元ビル、新任・郭錠煥)

 財団理事長兼グループ会長路就任式が、一九九一年十一月十二日、ソウル市麻浦所在の都元ビルディング大講堂において、統一グループ傘下の機関企業体長をはじめとして、役員と職員たちが参席する中で行われた。文成均理事長の離任辞と新任の郭錠煥理事長の就任辞に続いて、真のお父様のみ言があった。

 皆さんも、全員還故郷の知らせを聞いたはずです。旧時代は退いて新しい時代が訪ねてこなければならないというのです。それで、このようなみ旨の中で、今までの教会責任者をすべて免職して、新しく二世、大学を卒業して平均年齢二十四歳のきびきびした人たちを教会の責任者に任命したのです。これは一つの世代交代であると同時に、歴史的な新しい時代の出発なのです。

 新しい出発は、天運が行くところに拍子を合わせなければなりません。その拍子を合わせれば、いくら困難があっても、難しい問題を退けて越えていくことができるというのです。今、新しく理事長に任命した人は、三十六家庭」としてアダム家庭、ノア家庭、ヤコブ家庭の三家庭の代身家庭なのです。その三家庭は、歴史的に見れば一つの中心家庭です。それゆえに、この三家庭の代表が教会の重職に責任をもちました。

 郭錠煥氏は、今回、財団理事長に就任し、そして洪氏は協会長に就任しました。

 摂理的な観点から見る時、外的な経済問題は問題視されないというのです。摂理的み旨を中心として選んでいく時なので、重要な責任は「三十六家庭」が一括的に責任をもっています。それで、摂理的な対策としてこのようにしたということを、皆さんが理解してくれることをお願いします。

 ですから、和合する主人になり、焦点を合わせる主人になりなさいというのです。きょうこのように交替したのですが、長の役割を果たそうとして大声を出してはなりません。全体のために生きる父母が息子、娘を育てるように、そのような立場で役割を果たさなければなりません。


九 真の御父母様の北朝鮮訪問

(一九九一・一一・三〇〜一二・七)

北朝鮮訪問準備と平壌入城


 真の御父母様は、一九九一年十一月三十日午後二時(韓国時周一午後三時)、北朝鮮民間航空特別機(JS2152)便で中国の北京国際空港を出発され、午後三時四十分(韓国時間)に平壌順安飛行場に到着された。四十年と十一ヵ月目に平壌の地を踏まれた真のお父様は、姉と妹、兄嫁などの家族と再会された。真の御父母様の北朝鮮訪問は、北朝鮮政府の公式招待によるものである。

 大韓民国において、一つ残された希望があるならば、統一教会しかありません。統一教会が民主世界の善なる群れならば、金日成は共産世界の悪党の群れです。今、どのような段階に入っていったのかといえば、既に金日成も文総裁の前に条件的に頭を下げました。皆さんには分かりませんが、使節団を送り、政治会談を続けているのです。それは金日成が死ぬ時まで続けます。

 今、日本が金日成と一つになろうとしていることを知っているでしょう? アメリカもそうなのです。それゆえに、この前金日成主席が、日本の金丸氏を中心としてアメリカと一体化する運動をしたのです。日本のお金を中心として、天使長のアメリカと全日成が一つになろうというのです。悪魔の代表である金日成が、天使長圏のアメリカと結んで反対工作をしようとしているのです。それを防備する人が先生です。

 全日成と先生がいつ会うか分かりませんが、今、会えば間違いなく「文総裁と南北統一しよう」というようになるのです。そのとき、文総裁が先頭に立つようになっています。金日成が私の言うことを聞けば簡単なのです。南北の政党代表が統一政党をつくり、私が総責任者となって、唐楽愚と金日成が副責任者をするのです。文総裁の思想によって統一すればよいのです。これは可能な話です。それをどのように説得するのですか。話を聞けば感動するようになっています。すべて自分の利益になるのですから、そのとおりに動かざるを得ないではないですか。それが外交です。

 アメリカは私に反対しましたが、アメリカの行くべき道を選択してあげました。そして今まで私を握りつぶそうとしていたソ連を生かしてあげようとしているのです。北朝鮮に対してもそうです。一九八七年には、私を捕まえて殺そうとしたのです。今でもその菊村事件の裁判が終わらないでいます。それでも、北朝鮮を生かしてあげようと訪ねていくのです。これが事実です。誰も否定できない事実なのです。命を懸けて行くのです。

 中国も、今回のことを有り難いというのです! 私に特別ビザを出しました。本来は、それを出すのも難しいのではないですか。中国外務省が分からないようにビザを出しました。情報部が出したのでしょう? 


平壌萬壽臺議事堂講演

(一九九一・一二・一・一二:〇〇)

 一九九一年十二月一日、真のお父様は、平壌萬壽臺議事堂において、尹基福委員長から社会主義の建設過程と「私たちは私たちのやり方で豊かに暮らしている」ということなどの内容を聞かれ、「『主体思想』は、南北の統一思想になることはできない。統一祖国は、『神主義』思想によってのみ可能だ」と強調され、「真の愛だけが問題解決の核心」という要旨で「神主義」の真髄を力説された。

 お父様の位置は神様の代身であり、神様の位置です。ですから、「サタンは実体の神様に服従しなければならない! そうではないか」と言えば、「はい!」と言うのです。底辺から揺さぶらなければならないのであって、他の方法はありません。国会に入っていって、「『主体思想』ではいけない! 『神主義』、『頭翼思想』でなければいけない!」と言いながら、机をたたいて叫んだのです。「主体思想」を批判したのです。そのような主体的、代表的な考えをもって行動することができてこそ主人になるのです。個人の主人になり、家庭の主人になり、氏族、民族の主人になるのです。どこに行っても天を身代わりすることができてこそ、主体者になり、代表者になることができるのです。

 相手の顔色をうかがい、事情をくんで適当にするというような基準ではいけません。それでは蕩減復帰ができないのです。復帰歴史においてもそうではありませんか。アブラハム以上の立場に立ってこそ蕩減復帰できるのです。イエス様以上の深刻な立場に立たなくてはなりません。そのようなことをすべて消化して越えていかなければならないというのです。そうでなくては帰ることができません。東が西に行くことはできず、西が東に行くことはできないのです。ですから、北朝鮮に行って金日成に会い、「私の話を聞きなさい!」と言ったのです。そのようなことは、そこに行って簡単に話せるようなことですか。文総裁の名によって話すのではありません。神様の名によって話すというのです。ですから、北朝鮮が回っていくのです。自分たちも分からずに回っていくのです。それは神様の厳命なのです。

 そのようにして先生が党幹部を教育したのです。今まで北朝鮮では、悪い偏見をもって先生に対していたのですが、金日成が全国の図書館にある先生に関連したすべての本を選び出して、文字一つ一つを一八〇度反対の意味に変えなさいと命令したというのです。そして、何週間かで完全にきれいに直したので、今北朝鮮で先生に反対する人は一人もいないというのです。


北朝鮮伝受式

(一九九一・一二・二、早朝、牡丹峰迎賓館)

 真の御父母様は、一九九一年十二月二日明け方、牡丹峰迎賓館において、北朝鮮を伝受する式(特別祈祷会)をされた。

 以北に入っていって委譲式をしたのです。そのような式をしなければならないというのです。全日成からすべてのものを受け継ぐ伝受式なのです。天の側の三人とサタン側の三人を中心として、三段階を経て父母の前にすべて伝受されなければならないというのです。

 私が金日成のところに行って伝受式をしたのは十二月二日です。北朝鮮を引き継ぐ式をしたのです。それをしなければ全日成が帰ってきません。それゆえに、霊的に精誠を尽くしてしなければならないというのです。

 ですから、私が金日成に位置を差し出しなさいといいました。真の父母が右翼と左翼を抱いて天国に行くので、右翼と左翼の代表がすべて定着しなければなりません。韓国も定着しなければならず、北朝鮮も定着しなければなりません。


幻想と夢示


 おもしろいことがありました。三時に式が終わったので、夜が明けるにはまだ間があったのです。お母様が部屋に戻って横になろうとしたのですが、そのとき幻想を見たのです。お母様が大きな廊下を歩いていると、向こう側から立派な男性が意気揚々と歩いてくるのですが、目から光が出ていたというのです。どんどんと近づいてきたので、見ると全日成だというのです。「あの人は金日成だ!」と思いながら、「こいつ、今までは権勢を振るっていたが、もう時が来たのに今でもそのようにするのか」と言って怒鳴りつけると、どんどんと近づいてきて平伏して敬拝したというのです。

 そのように平伏していたのですが、一人の女性―金日成の妻のようです―が現れて、「こいつを信じないでください。信じられない者です!」と言ったというのです。そうです、首領を信じられない者だと言うのです。その女性は、全日成の死んだ妻です。「軽々しく信じるな。こいつはとんでもない者だ」と言うのです。そのような場面を見て、ふと起き上がったというのです。そして、そのような幻想と同じ場面が展開したのです。私たちがシャンペンで乾杯する時に、金日成がお母様に敬拝するようにしたというのです。ぴたっと同じことが展開したのです。

 また、金孝律氏は、行く前に夢を見たのです。池があるのですが、私と朴普煕氏が入っていって魚を捕まえようとしていたというのです。私が前に立ち、朴普煕氏が後ろに立って魚を捕まえようとしているのですが、朴普煕氏が先に魚を捕まえたのに私は関心をもたなかったというのです。

 深いので首までつかりながら、私が「うなぎだ」と叫びながら真っ黒い、わにのようなものを持ち上げて、「あ! これでよし!」と言って出てきたというのです。そして私が「こいつが世界で最も悪いやつで、こんなに真っ黒になって今まで世界を壊してきたのだなあ! 今捕まえた!」と大声を張り上げて喜んだというのです。

 それで、北朝鮮に入っていって、今までしていることを見ると、普煕氏は金達鉉をつかみ、先生は金日成をつかんだので、ちょうどその夢と同じだというのです。(笑い)そのような役事が展開しました。

 先生の前には、あらゆることがすべて現れるのです。そのような話をすべてしようとすればきりがありません。金日成は何の怪物かといえば、猿のようでもあり、山猫のようでもあります。虎のいない町内で山猫が虎のように振る舞うというのです。山猫が部屋に入っていれば、それを捕まえることはできません。それがどれほどすばしこいかというと、壁にくっついたり離れたりするので、捕まえることができないというのです。どれほど巧みか分かりません。前にいると思うと既に後ろに来ています。


故郷定州訪問

(一九九一・一二・五)

 真のお父様は、一九九一年十二月五日午前十時、北朝鮮の滞在期間、会談において討議された内容に基づいて、文鮮明・世界平和連合総裁と尹基福・北朝鮮海外同胞援護委員会委員長間において共同声明書に署名され、金達鉉副総理との経済協力に関する合危害に署名されたのち、午前十一時に大型ヘリコプター二台で故郷の定州に出発され、十二時二十五分に到着、生家を訪問された。

 民族が行くことのできる先覚的伝統思想を、暗々裏にすべて伝授するためのものが故郷復帰です。皆さんを九月一日にすべて送り出して九十日を越え、四ヵ月目に入って私が以北に行きました。先生が故郷に行かないでよいでしょうか。先生が故郷に行くこともできずに、「故郷復帰しなさい」と言えますか。私は、故郷復帰をすべてしました。では、朴普煕氏! 故郷復帰がすべて成されたと思いますか、成されていないと思いますか。(はい、すべて成されました)。私たちの一族は、「文総裁を神様として侍りなさい」と言っても侍るようになり、「死になさい」と言えば死ぬようにすべてなっているのです。入っていってそこから出てきて、すべて復帰されたのです。

 故郷に行くのに、ヘリコプター二台を準備したのです。その時、十四人が乗りましたか。二十人でも乗れるというのです。それに乗っていくと、二十八里を四十分で飛んでいくのです。便利なことは便利になりました。そのようにしてまっすぐ行って小学校の運動場に降り、私たちの家があった所に行くのですが、そこもベンツが走ることができるように道がよく舗装されていたのです。約十日間でその道を舗装するのですから、どれほど死んだり生き返ったりしたでしょうか。(笑い)自分たちの主席が来る以上に準備しておいたというのです。私たちの父母の墓にも、芝を植えて碑石を置き、そこに字を刻んで真っ赤な漆を塗りました。そのように苦労したのです。どのようにして家伝を探し出したのか分かりませんが、そのとおりにしておいたというのです。

 そして、家に行ってみると、すべてペイント漆を新しくしていました。それは、すべて金日成が指示したのです。(笑い)そこには土間というものがあるのですが、それが高いのです。その土間は、セメントの粉を塗って石を積み、下には砂を敷いていたのです。とてもきれいにしておいたというのです。王であるエサウが弟を王のように侍ろうとしていると思った時、気分は悪くありませんでした。

 会議の時に金日成が言うには、「文総裁様、生家に行かれたそうですね」と言うので、私が「行ってきました。ありがとう」と言うと、「そこは、今後有名な所になるはずです。私がすべて責任をもって収拾します」と言うのです。ですから、そのそばにいた者たちが、「はい、分かりました。主席様!」と言ったのです。金日成の言葉は神様の言葉のようで、それほど効力があるのです。ですから、上手に収拾するだろうというのです。

 そこに私が一つ条件を付けました。昔、私が暮らした故郷のようにしてくれと言ったのです。その最初の姿形のように、ここはこのこのようにしてあそこはあのようにしてくれと言って、すべて指示しておきました。そのようにしておけば、世界万国に散在している統一教会員たちの巡礼地として、先生がここを散歩をして、木を折ったりしながら、行ったり来たりされたというような歴史的に言い伝えられている昔のことに対して、現実的な舞台で生き生きと見て感じることができるのです。


金日成主席との会談と午餐

(一九九一・一二・六・一〇:三〇〜一三:〇〇、咸鏡南道咸興の金日成主席公館)

 真の御父母様は、北朝鮮訪問七日目である一九九一年十二月六日、咸鏡南進咸興市麻田の金日成主席公館において、金日成主席とお会いになり、会談(午前十時三十分から正午)をもたれた。会談には、朴普煕社長夫妻と尹基福委員長、金達鉉副総理などが同席した。続いて午餐(正午から午後一時)をされながら談笑された。

 金日成が私と興南で会ったのです、興南で。(笑われる)興南監獄生活をしたその地に行って会いました。それを見れば本当に、金達鉉が「神様がいないとは言えない」と言ったことが当たっているというのです。「そこでは駄目だと自分が反対したのに、どうして文総裁が願うとおり興南に行って会うようになったのか」と言いながら、神様はいないとは言えないという話が出てきたのです。そこに行って会ってはいけないと考えたのですが、その真ん中に行って出会ったのです。それは、すべて蕩減復帰です。

 以北の地で苦労したすべての代価、天の摂理のすべての代価が蕩減復帰されるのです。そのようにすれば、金日成が福を受けることができる最も近い距離にあると思うのです。

 そうかといって、私が勝共活動をしないのではありません。するというのです。共産主義理論に全く関知しないのではありません。私たちは、「頭翼思想」が定着できる橋梁の役割をしなければなりません。そのためには、共産主義が哲学思想においてどれほど間違っているかということを、理論的にすべて整理しておかなければなりません。それが残っているのです。

 それをなして、評価会を中心として北朝鮮の専門家と韓国の専門家や教授の方向を正して、「頭翼思想」でなければならないという結論を下しておいてこそ、今後ついてくるすべての若い知性人が混乱に陥りません。私たちには、整理作業をしてあげるべき歴史的な責任があるのです。

 金日成はいくら韓国の宗教や宗教協議会の人々が来ても相手にしないというのです。いずれ宗教を受け入れるには、彼らの思想体系と最も近いものを受け入れようと考えるのです。金日成の思想は神様だけ受け入れるようになれば、完全に我々の思想とぴたっと合うのです。金日成が、「文先生の思想を私たち北側で適用することを許諾しますか、しませんか」と言う時、「拡が許諾しなければどうするのですか」と言ったところ、彼が「頼んででもしなければなりません」と言うのです。このような言葉は真に偉大な言葉です。

 今回、先生が北朝鮮に行って、全日成と南北統一を計画してきました。先生を首班として金日成が副首班の立場に立ち、南北統一を計画したのです。そこで先生が提案したことは何かというと、「あなたの全権を私に渡しなさい!」と言ったのです。そのようにすれば、三年以内に南北統一が成され、北朝鮮はこれ以上、飢えるかわいそうな国にはならないというのです。

 南北を統一しなければ私たちの国が出てきません。私は、韓国も願わず北朝鮮も願いません。全日成が言ったことは何ですか。私は、それを聞いて驚いたのです。「あなたがいうカイン・アベル問題を中心として見る時、カイン圏の韓国が責任を果たすことができなくなれば、死なんとする者は生きると言ったように、北朝鮮が責任を果たす時には、韓国の福まで受けることができるというのが文総裁の理論的観点ではないですか」と言ったのです。それに対して私がどのように答えなければなりませんか。驚くべきことです。「私が文総裁に協助すれば、韓国政府を逆に引っ張っていけるではないですか」と言っていたというのです。「文総裁、あなたが来るならば、何でもすべてしてあげます。私が生きるためにもそのようにしなければならないということを知っています」と言っていたというのです。どうしますか。それで、私が個人的に誓約書を書いたものがあります。その内容が私の手帳にすべて書いてあるのです。そのようなことを知っていますか。それとともに、そこに「サインしなさい」と言って、サインをすべて受けてきました。

 そして、金日成に私たちの故郷をあけておきなさいといったのです。興南は修練を受けながら参観して教育できる場所になるので差し出しなさいというのです。アメリカは、私の世話になりながらも、自分たちの父母に侍る場所、文総裁が行く聖地を開拓するということは、夢にも考えることができなかったのです。ところが、金日成がそのようにすることによって、第三イスラエル民族としての権威を備えるようになったというのです。それで、第一、第二イスラエルよりも良い位置に立ったので、亡国の群れをつくらずに保護の群れをつくらなければならないという論理が形成されるのです。


真の愛の完全勝利


 金日成が誰なのか知っていますか。サタン側の再臨主です。実体をもって蕩減しなければなりません。罪を犯したならば、罪を犯した人がその罪を清算するのでしょう? 四十年間赤い王になって文総裁と闘ったのです。共産圏と私との闘いです。金日成が一番悪いでしょう? 自分をお父様と言っているのではないですか。文総裁を何だというのですか。真の父母と言い、向こう側も真の父母と言うでしょう? お父様が二人です。一人はサタン側的悪魔を代表した再臨型であり、文総裁は天の側的神様を代表した再臨型です。

 個人から家庭、氏族、民族、国家、世界、すべての思想界から反対を受けながらこの道を来ましたが、今ではもうすべて克服しました。金日成までも克服しました。金日成のその壁を崩すのは力ではありません。天の愛だけが穴を開けることができると思うのです。

 今回行ってきて、先生が知って歩んできたこの道が真だったということを、明確に悟って帰ってきたのです。ここだけに完全な勝利がある、それ以外には完全な勝利はないという結論を下すことができたということを通告してあげることを願います。自分の息子、娘よりも、自分の妻子よりも、弟子よりも、自分の夫人よりももっと愛することができる心、これが必要なのです。

 それで、私が行ってきた所では、再創造歴史の奇跡が展開したのです。ゴルバチョフに会ったのちに世界が変化して、金日成に会ったのちに難航した南北会談の問題が即刻解決したという事実は、そこに天が働いているということを立証するものです。

 メシヤの戦法と神様の戦法とは何ですか。打たれて奪ってくるのです。それゆえに、レバレンド・ムーンの一生が今七十になりましたが、今まで一度も攻撃したことがありません。打たれてくるのです。アメリカがどれほど私を捕まえて殺そうとしたかというのです。私の怨讐です。しかし、ダンベリーに入っていって、これを生かしてあげようとしました。また、ゴルバチョフと金日成が私を暗殺するために、一九八七年に赤軍派二十五人を派遣しましたが、捕らえられて、まだその問題が法廷で終わっていないのです。しかし、彼らを救うために冒険を顧みずに入っていくのです。それでも生かしてあげようとするのです。

 その全日成に対して、その母親以上の心をもたなければなりません。敵意概念をもっていけば版図が曲がってしまうというのです。水平になりません。それゆえに、金日成を四十年前に失ってしまったお兄さんのように考える弟の立場に立って父母に侍り、天の前において、お互いに敵愾心なく歓談できるようにしなければなりません。そのためには、忠告しなければならない時は忠告もしてあげなければならないのです。お兄さんが間違ったのに、「お兄さん、大丈夫です!」と言っては、天が正義の立場に立てません。

 金日成が何と言ったのかといえば、自分が八十歳になるこの時まで、このような度胸をもった人に会うことができなかったというのです。それで「怨讐に会う」という考えは少しもなかったというのです。兄弟に会ったり、過去に最も親しかった友人に会っているような感じがすることが、なぜそうなのか分からないというのです。自分の心がなぜそうなのか分からないというのです。それを説明する方法がありません。異常だというのです。今でも、「ああ、無性に会いたい文総裁!」と言っているということが伝わってきました。

 また、先生の誕生日には手紙ももらったのです。それほどだというのです。しかし、そのようにしても会ってあげてはいけません。そのように手紙をやり取りすれば、内容を暗号にして二人で何か相談しているという印象を与えるので、これがあとで問題になります。それで、手紙もやめなさいと言いました。

 全日成が言うのです。党員をすべて集めておいて、「私はもう、文総裁を敵とは思っていないから、そのように理解しなさい」と教育したと言ったのです。また、「今、全国のすべての本に『文総裁は悪辣な人だ』と記録されているので、それをすべて消して、『最高に善の人だ』に変えなさいと指示したので、安心して帰ってください」と言いました。


北京到着談話文発表

(一九九一・一二・七、中国、北京空港)

 真の御父母様御一行は、一九九一年十二月七日、尹基福委員長、金達鉉副総理など、北朝鮮高位層の歓送を受けて中国の北京空港に帰ってこられ、訪北に関する談話文を発表された。

 今回私は、私の妻と共に北朝鮮政府の招請を受けて、平壌に向かうことになりました。これは、私が北朝鮮を最後に離れた、一九五〇年十二月から満四十年と十一ヵ月目に訪れた歴史的機会でした。

 私は、北朝鮮に対して、恨が多いとすれば誰よりも多い人です。私は、自分が宗教指導者であり、また私の一貫した反共の信念ゆえに、北朝鮮現政府から到底言い表すことができない迫害を受けた人です。

 しかし、今回私は、統一教会の創始者として、真の愛の精神によって北朝鮮に行ってきました。真の愛というものは、愛することができないものまでも愛する精神です。

 平壌に入っていく私の心情は、秋空のように晴れていました。私は、怨讐の家に行くのではなく、私の故郷、私の兄弟の家に行くと考えていました。私は、「お互いに許して、お互いに愛して、お互いに団結しよう!」という私の一生の信条をもって北韓の地を踏みました。

 冷戦時代の終焉とともに訪れた平和の運勢を世界的に拡散させるために、私が「世界平和連合」を創設して国際的な平和運動を主導しているのも、このような私の信念の所産です。

 私は、北朝鮮で別れた私の家族と対面する瞬間、喜びと同時に胸が張り裂けそうな痛みを感じました。それは、愛する人々が南と北に分かれて、きょうも対面の喜びをもつことができない数多くの同胞のことが思い出されたからです。

 今回の金主席との会談において、私は、南北離散家族相互訪問問題を前向きに解決していくように努力してくれることを要請しました。

 北朝鮮は、他の国ではなく私の同族の国であり、私と血筋を共にした兄弟姉妹です。血は水よりも濃いのです。私は、北朝鮮の二千万同胞を私の兄弟姉妹として愛します。熱く彼らを愛します。

 この民族の宿願である祖国統一は、政治、経済、軍事的なものだけで成されるのではありません。それよりも先行しなければならない基本条件があります。真の愛を原動力にした政治、経済、軍事問題の関係改善が統一の基台にならなければならないという点です。

 真の愛というものは、父母の愛のような無条件の愛です。そして、隣人のために自分の命をわらのように捨てることができる犠牲精神がすなわち真の愛です。このような意味で、私は北朝鮮との経済協力および交流を広げ、経済開発事業に積極的に参加できるという意思を表明しました。

 私は、今回平壌に平和の使徒として入城しました。私は、どのようなことがあっても、この韓半島で二度と同族同士の戦争を招いてはいけないという固い信念をもっています。このような意味で、最近アメリカの朝野で言われている北朝鮮の核施設空襲論は限りなく危険な発想です。

 アメリカは、韓国民の生存権を危険にさらすことには、限りなく慎重であることをお願いします。私は、北朝鮮との核問題は、平和的に解決できると信じます。相互に尊重する真の対話を通じて、必ず平和的に解決すべきです。私は、その対話の道を開こうと平壌に行ったのです。

 私は、今回の私の北朝鮮訪問の成果が、大韓民国政府と北朝鮮当局者間の発展的な対話と交流を増進させていく良い契機になることを心から願う心情で北朝鮮を訪問し、今それが成功的に成されるという確信をもつようになりました。

 鉄刀を溶かしてすきとすき先を作る時が今だと考え、統一祖国の明るい新世紀を迎える準備を急がなければなりません。













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第四節 一九九二年 セナラ(新しい国の)統一


真の御父母様の生涯路程 9


第四節 一九九二年 セナラ(新しい国の)統一


一 一九九二年の出発と摂理的意義

(一九九二・一・一、ニューヨーク、世界宣教本部)

元旦の祝祷


 愛するお父様! たった今一九九一年を送り、一九九二年の新年の新しい朝を迎えました。

 六千年間、あなたのみ旨を中心として準備したイスラエルを基盤とするキリスト教を中心として、真の御父母様に連結させようとされたあなたのすべてのみ旨は成し遂げられず、第二次大戦以後に統一天下を計画されていたすべての内容は、摂理のみ旨の前に一致を成し遂げることができず、それにより再び全世界は、天に侍る位置に立つことができなくなりました。

 そして今、四十年を越え、七年を加えた一九九二年を迎えることによって、私たちは最後の歴史的な転換の頂に到達しました。天的に蕩減してきたすべての事情を越え、国家的基準と世界的基準をすべて蕩減し、長子権復帰と父母権復帰と王権復帰を中心とした勝利的覇権を天が占有される中で、今や新しい一九九二年を迎えました。

 一九九二年には、新しい天の国と天の地を設定しなければならない「セナラ(新しい国の)統一」というとてつもない宿命的任務が、今や私たちの目前に置かれています。

 この一年、私たちが清算すべき韓国を中心とした南北統一という問題を解決するために、天が喜ばれる基盤を完全に築きました。このように勝利の天国へ前進する時において、すべての条件的基準を超えさせてくださったことに感謝いたします。

 一九九二年を迎えるこの時間は、韓国を中心として連結させて迎えるべき時間ですが、ここアメリカのニューヨークでこの行事を挙行いたしますので、お父様、喜ばしい心をもって韓国の地を延長した立場から受けてくださるよう懇切にお願い中し上げます。

 真の父母の涙のにじんだその地を中心として、アダム国家を中心とするエバ国家と天使長国家というこの三大国を連結させ、アダムが堕落する前の本然的基準において、個人的基準を超えて国家的基準の結実として、真の父母を通してお父様の前に再び奉献をすることができる本然的世界が復帰されて余りあるよう、許諾してくださいますことを懇切にお願い申し上げます。

 きょう、霊界にいるすべての霊人たちと地上にいるすべての人類が注目し、統一教会のすべての食口が心を合わせて精誠を尽くしているこの場を中心として、天が喜びの勝利の再出発をしてくださり、新しい国を統一するために進軍する全体の上に、お父様の祝福と愛と栄光が永遠に共にあってくださることを懇切に願いながら、新年の元旦に、神様のみ名と真の父母のみ名によって宣布いたします! アーメン。アーメン。アーメン!


年頭標語:セナラ(新しい国の)統一


 先月二十五日のクリスマスは、ソ連が完全に崩壊し、金日成が自分の息子の金正日に軍事指揮権をすべて委譲した日です。一日ですべてそのようになりました。

 今からは摂理的統一圏ができて新しい国が来るので、このようなことが起きるのです。それで、本来は二十五日に書くべきだったものを、きょうを記念して一緒に書いたのです。還故郷時代において、国家的基準を中心として南北が一つになるのです。これは歴史的な出来事です。

 一世である全日成は去り、二世が天の圏内に入っていきます。ですから、金日成が金正日に軍事権と統治権を委譲したのです。それで、二世は天に属するということでしょう。国家が一つになり、世界が一つになり、天宙が一つになって越えていく時なので、このような出来事が起こるのです。このような基盤の上で新しい国が来るのです。(拍手)

 きょう、この標語とともに、この地上に新しい国が一つになって現れることができるということは、世界史的な事件です。この日が歴史的であり、世界史的な新しい日であるということを、皆さんは記憶しておかなければなりません。

 第二イスラエル圏であるアメリカを中心とした天の摂理は、第二次大戦を中心として、世界を一つの新しい国へ統一しようとすることでした。しかし、それがその時に延長されたのです。その時にアメリカが真の父母と一つになっていたならば、全人類は新しい真の父母の血族になっていたはずです。一九四五年から一九五二年までの七年間でキリスト教文化圏を統一しようとされたのが、神様のみ旨でした。新しい国の統一は、その時に成し遂げられなければならなかったのです。

 これを失ってしまったその時から四十年後が一九八五年であり、そこに七年をプラスすれば、一九九二年になるのです。ここで先生が何をしなければならないかというと、宗教圏をつくらなければなりません。宗教圏を中心として、国家権力を連結させ、その基準の上に真の父母が再登場するのです。

 第二次大戦後に真の父母がひときわ高く掲げられるようになっていたすべての事実が、今年を中心として、そのまま完全に現れるようになるのです。今からは、レバレンド・ムーンがますます有名になるはずです。

 真の御父母様は、このようなすべての歴史的な蕩減をして何をしようというのでしょうか。万民を解放しようというのです。なぜ。どうしてですか。人類を解放して初めて神様が解放されるからです。今からは蕩減時代がなくなります。レバレンド・ムーンを迫害してきた時代はなくなるのです。今や新しい国が統一されることによって、人類の解放と神様の解放の時が来たのです。万歳!


セナラ(新しい国の)統一の四大要件


 私が新しい国の主人として、私が新しい国をつくらなければなりません。これはアメリカで、一月一日にメモしたものですが、記録しておきなさい。「セナラ(新しい国の)統一という題目のもとで、一から四まであります。

 最初は何かというと、長子権の復帰です。新しい国の統一をしようとすれば、長子権を復帰しなければなりません。民族的に長子権を復帰しなければならず、国家的に復帰しなければなりません。二番目は、父母権の復帰です。氏族的メシヤを中心として、長子権と父母権が生まれなければなりません。それが真の父母です。その次には王権復帰です。それは王の中の王ということです。

 その次は、皇族圏復帰というものが出てきます。神の国の王を中心として、皇族の設定が成されていません。「イエス様は王の王として来られた」と言いますが、皇族がいないのです。自分の血統を通した直系の王子、王女の家庭がないということです。それが復帰されなければなりません。本来のエデンにおいて、アダムとエバは皇族でした。皇族圏を中心として、すべて連結されなければならなかったのです。

 長子権を復帰するのは、父母権を立てるためなのです。長子権復帰をなして、先生を中心として、ソ連を屈服させることによって、横的基準の世界的父母権ができるのです。

 キリスト教とアメリカは、民主世界の父母権を設定するのです。それから、世界的版図においては、横的な基準で左右が一つになることによって、横的な父母の版図を形成することができるのです。それによって長子王権時代が来るので、南北韓の統一時代が来るというのです。金日成というお父さんと統一教会のお父さんが互いに闘っているのではないですか。これを統一して、初めて定着するのです。

 ですから、長子王権復帰です! 「頭翼思想」と「神主義」を中心として、一つになるのです。それで、ここに何と書いたのでしょうか。「一九九一年十二月二十二日、ソ連の滅亡と、金日成が金正日に軍事指揮権を委譲することをもって、完全に終了!」と書いてあります。先生がこの期間に北韓に入っていき、七日間で蕩減歴史を終了したのです。


二 世界の主要国家の摂理基盤


アメリカUSA(Unitied to Serve America)運動


 キリスト教が先生と一つになることができなくなることによって、四十年を中心として蘇生旧約時代と長成新約時代がサタンにすべて奪われたので、基盤がなくなったのです。旧約のイスラエル圏と新約のキリスト教圏が立てられて、初めて成約の完成圏が立てられるのです。すなわち、蘇生と長成が立てられたのちに完成が立てられるのです。

 ところで、それが完全にサタン世界へ行ったので、再び取り戻してこなければならないのです。神様はアメリカに背を向けられたのですが、再びアメリカを奪ってくるためには、先生が闘いをしなければならないのです。

 なぜならば、先生がアメリカを天側のアベル国家として定めたからです。神様は、四十年間アメリカに背を向けられることでしょう。しかし、先生がアメリカを選んだので、先生がその期間にアメリカを解放してあげなければなりません。現代のローマであるアメリカを、大韓民国に連結させ、世界的な版図を立てなければならないのです。アメリカは、ローマの延長である世界版図なので、そこに私たちが家庭基盤を中心として、天国的な版図を拡大しなければならないのです。

 アメリカで、二百五十個の復興団を組織して大々的な復興会を行うのです。先日、サンフランシスコとニューヨークとワシントンD・cで模範を見せました。USA(United to Serve America)という団体をつくって復興会を行うのです。それを通して既成教会を生かすための運動をするのです。

 アメリカという国はキリスト教の伝統文化を背景としているので、個別的な信仰を中心として、表に現れることなく奉仕活動をする人がとてもたくさんいます。そのような団体がどれほど多いか分かりません。それらをすべて集めて表彰する運動をしながら、一つにまとめるのです。そのようにすれば、キリスト教の核心分子たちがみな私たちの団体に入ってくるのです。それをすべて、私の名前を出して行うのです。今や、キリスト教会が生きる道はこの運動しかないと思うのです。

 今、「United to Serve America!という名前で二百五十都市において大復興会を行っており、二千五百箇所でキリスト教の糾合運動を行っています。今、正にこれがブームを起こしています。今後、このブームは全世界に及ぶことでしょう。そして、今までのキリスト教の核心要員たち、すなわち地下に埋もれて奉仕していた志ある人々を、すべて表に出して新しい再復興運動を起こすのです。再復興ではなく、再復活運動です。ですから、今アメリカの朝野において、世界を知り、自分の国の立場を知っている人々は、文総裁がいなければならないという事実をよく知っているのです。


ワシントン・メディア・センターDC設置


 ワシントンD・Cにある私たちのテレビジョン・センターは、全世界の国営放送局がすべてそこに事務所を借りて入ってきて放送することができる、そのような機関です。すべての放送局が私たちのテレビジョン・センターに入ってくるようになっています。ですから、世界最高の施設になっています。この会社がどれくらい大きいかというと、一万二千坪です。

 そこは、一般のアメリカ人も来て観光することができる最高の施設にしたのです。ここで何をするのかというと、世界のニュースをすべて製作し、映像ビデオをつくるのです。十五分ものでも、二十分ものでも、世界的に有名な学者を中心としてつくるのです。また、「ワシントン・タイムズ」があるので、世界の有名な記者たちが記録したものが一度に押し寄せてくるのです。そのような材料をすべて編集して映像として製作し、ビデオ・テープをつくって全世界に販売するのです。衛星を通じてそれを送れば、三十分以内で全世界に送られるのです。

 KBSのプロデューサーがこれをつくろうとすれば、四十分から一時間近くかかりますが、私たちは十五分以内でつくることができます。いかに多くのお金がここにかかるでしょうか。しかし、全世界を相手にするので、安価で分けてあげることができるのです。言い換えれば、APやUPIのような文字通信社と同じです。そのような映像通信社をつくるのが先生の構想です。

 そして、今回着手したことは何かというと、そこに人工衛星とつなぐことができる機械を取り入れたことです。既にテレビジョン放送時代は過ぎ去りました。今はもう、アンテナを中心として連結する電波時代は過ぎ去りました。人工衛星時代という立体的な放送時代に入ってきたのですが、そこに連結するDC(Data Communication:データ通信)がありませんでした。受信し、発信することができるものがなかったのです。それで、今回、DCを二台設置しました。それに二百五十万ドルかかりました。ワシントン・プレス・クラブにはない機械をレバレンド・ムーンが設置したということを知って、アメリカはとても驚いたのです。

 私が孝進をその一つの分野に加担させて支援してきたのです。未来の青少年を救うにおいて、これが希望的で、一番の近道であると考えるがゆえに、これに着手しているのだということを知らなければなりません。


「ワシントン・タイムズ」創刊十周年


 一九九二年五月二十一日、ワシントンD・Cのオムーニ・ショアハム・ホテルにおいて、上院 下院議員、言論界の重鎮など一千二百人が参席する中で、「ワシントン‘タイムズ」創刊十周年記念行事が催された。同行事にレーガン前大統領は、「『ワシントン タイムズ』が共産主義崩壊に決定的な役割を果たした」という内容の映像祝賀メッセージを送ってきた。同行事において真のお父様は、アレクサンダー・ヘイグ前国務長官、オリン・ハッチ上院議員などの十人の人士に「自由の賞」を授与された。一方、一九九二年四月十二日、「ワシントン・タイムズ」は、金日成主席との単独インタビューにも成功した。

 先日、北韓の外務部の責任者がアメリカに来て、文総裁にどれくらいの勢力基盤があるかを完全に調べて帰りました。そして、「金日成同志と金正日同志がこれに乗って利用しようとすれば、文総裁についていかなければならない!」と思うようになったのです。ところで、その人が北韓において「ワシントン・タイムズ」の記者団を案内したのですが、金主席に紹介することなく、その記者団を北京に追い出してしまいました。それで、私がその知らせを聞いて手紙を送りました。

 私が金正日に手紙を送り、「約束どおりにしなさい!」と書いたのです。彼らは四月九日に北韓から出国したのですが、四月十五日が金日成の誕生日なのです。それで、北韓は統一教会に関係のない人は除いて、「ワシントン・タイムズ」の副編集長と外信部長を再度北韓に入国させたのです。手紙を見て「約束どおりにしなければならない」となったのです。

 そして、今回、「ワシントン・タイムズ」の創立十周年記念行事の時に「自由の賞」の表彰を行いました。それができるのは、「ワシントン・タイムズ」しかありません。他のすべての新聞社は、共産主義の手先になっているからです。しかし、「ワシントン・タイムズ」は違います。共産党を打倒する旗手となり、保守世界の代表者となっているのです。誰もがみな知っていることです。

 今、「ワシントン・ポスト」と「ニューヨーク・タイムズ」は、「ワシントン・タイムズ」の新聞編成を見習っています。レイアウトのようなものは、私がコーチしました。先生は、そのような面で芸術的な感覚に優れた人です。線を引くことからレイアウトまで、すべてをコーチしてあげました。そして、十年間、「ワシントン・タイムズ」は、新聞展示会において常に一等をとっているのです。

 表形式で賞を与える人たち三十五人を選抜したのですが、アメリカの政界、財界、文化界、軍事界から有名な人を選抜して構成しました。


アメリカのブリッジポート大学の引き継ぎ


 一九九二年四月十五日、アメリカ、コネティカット州のブリッジポート大学財団理事会は、大学の運営権を統一教会の関連団体に委譲する作業を推進することを決定し、マンハッタンに本部を置く「世界平和教授アカデミー」と協議することを公式表決することによって、同大学の引き継ぎが成立した。

 ロングアイランド海岸沿いに位置する八十六エーカーのブリッジポート大学は、一九二七年、ニューインツーランドにおける「コネティカット短期大学」として設立され、二十年後の一九四七年、コネティカット州政府によって四年制の正規大学として認可され、直ちに人文科学学部、経営学部、看護学部、教育学部、工学部が整えられ、一九四九年には、フォンズ歯科衛生学校が追加設立され、今日に至っている。

 私は新式の大学をつくろうと思っています。私がブリッジポート大学を引き継いだことを知っていますか。その問題で、「できる、できない」と大騒ぎになりました。

 そこには八十の学科があります。これは、簡単につくることができる大学ではありません。それを私たちが引き継ぐということで、教育機関や市が「文総裁に大学を引き継がせてはいけない」と言ったのです。既成教会が中心になって、ありとあらゆる反対を行いました。私は鼻で笑いました。統一教会でもカトリックでも既成教会でも同じなのに、どうして大騒ぎするのですか。「ニューヨーク・タイムズ」や「ワシントン・ポスト」などを通じて私たちに反対しました。学校を運営すれば、学校を中心として、一年でその州に多額のお金が出入りするのです。そのようになれば、何千人の就業問題が解決するのです。

 州の死活問題です。既に州が死んでいるので、私が生かしてあげようというのです。ですから、アメリカ行政府では「早くしなさい」と言っています。約二年間その闘いをしました。学校では「ありがとう」と言っているのです。この学校を引き継いだので、今後私は、世界の有名な学者たちを引っ張ってくる計画を立てています。

 今後、世界各国から学生たちがたくさん来ることでしょう。韓国からも、学生たちがたくさん行かなければなりません。今後、韓国の学生たちを中心としてブリッジポート大学を指導することを願っているので、韓国の学生たちをたくさん入れなければなりません。日本では、今月から毎月百五十人ずつ行くようになっています。

 先生が科学者大会(科学の統一に関する国際会議)で数回にわたって発表したことですが、世界大学連盟をつくるのです。それをブリッジポート大学を中心として行うのです。そのような連盟をつくって、国家を超越した世界の指導者を養成するのです。国家の中にある大学に行けば、大概はその国の発展のために教えているのであって、世界の発展ということは考えにありません。

 単科大学や技術大学は、日本人が一つか二つもっていますが、総合大学を引き継ぐのは、外国人としては私が初めてです。総合大学を保有するということは、教育をすることができる自由な環境をもつということです。現在アメリカでは、閉鎖する大学が数百もあるということです。全三千三百の大学のうち、数百の大学が閉鎖しています。ですから、「経営の難しい大学を、レバレンド・ムーンはどのようにして運営していくのだろうか」ということにすべての関心が注がれています。「レバレンド・ムーンにはどれくらい多くの学生を連れてくる能力があるだろうか」と見つめているのです。


イスラム教指導者の修練と祝福準備


 思想戦争は終わりましたが、今後は宗教戦争が恐ろしいのです。宗教戦争が起き超民族的な人種戦争が勃発すれば、白人は地上から抹殺されるようになるのです。それを先生が防ぐために、アメリカに来て教育を行ってきたのです。人類を滅亡させようとするサタンの計画を知っている先生としては、いかなる犠牲を払ったとしても、アメリカを中心としてキリスト教文化を消化しなければなりません。そして、今、イスラム教を消化しているのでしょう? シリアのイスラム教指導者たちを連れてきて、四十日修練(第一次:一九九〇・一二・二~一九九一・一・一一、ニューヨーク、四十人)を行ったのです。

 先日、イスラム教の指導者が来て、先生と三日間対話しました。今まで彼は、自分が一番立派だと思っていました。「文先生も自分の話を聞かざるを得ないはずだ」と思っていたのです。しかし、先生のところに来て、多くのことを学んでいきました。言葉では言い尽くせないほどにです。考えも及ばなかった内容を聞いて、完全に従うようになったのです。

 イスラム教の代表たちを連れてきて、四十日ずつ教育(第二次:一九九一・四・二一~五・三一、ニューヨーク)したことを知っているでしょう? 今回、八ヵ国から来ました。そのようにして、文総裁を中心として完全に一つになるのです。イスラム教ではできないということを、自分たちも知っています。

 そのイスラム教の最高指導者であるシリアのグランド・ムフティ(Grand Mufti)が、幹部たちを連れてきて、この四月に祝福(一九九二・四・一〇、ソウル市、蚕室オリンピック・メインスタジアム)を受けるようになっています。今、七ヵ国で、各国の王やイスラム教圏の指導者など、賢い人々四十人が祝福を準備しています。たくさんの人は必要ありません。たとえ一人であっても、その国においてその人が三大主権をすべて行使し得る王の位置に立っていれば、一時に統一されるのです。

 今後は、共産主義が問題ではありません。イスラム社会をいかに吸収するかということが問題です。それゆえに、このイスラムの中東と和解するために郭錠煥氏が行き、銃をもって対決している中で冒険を顧みずに会議をしたのです。今回の湾岸戦争において、背後でイスラム教とゴルバチョフが一つになることができるように工作したのは私です。絶対にユダヤの国を捨ててはいけません。アメリカがユダヤの国を捨てれば、根がなくなります。吹き飛んでいくのです。したがって文総裁がコントロールしたのです。


ソ連の経済問題の代案


 数日後には先生の誕生日を迎えるでしょう? 十二支で数えれば何回目ですか。子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥のこの十二数を中心として、何回目を迎える誕生日ですか。六回目でしょう? 六数です。先生は、八十四歳までに世界問題をすべて終えなければならないのですが、これを繰り上げ、いかにして八十歳までに終えるのかということが問題です。

 それゆえに、今から私がすべき仕事は、世界の頂上の位置をすべて主管することです。モスクワに行って、エリツィンに会うこともしなければなりません。行った時には、私がエリツィンの訓示を受けてくるのではありません。私が訓示するのです。私は、全日成の訓示を受けてきたのではありません。私が訓示したのです。

 今後、エリツィンに会いに行けば、二つのことを指示するつもりです。まず市場を開放し、その次には、都市に住んでいる人々を農村に還元させるのです。そのようにすればすべて解決するのです。都市に集中しているので、物価が問題になるでしょう。農村に還元させてしまい、昔に戻っていけばすべて終わるのです。ソ連は穀倉地帯です。世界に穀物を輸出するのに十分な国でした。農村に帰っていってジャガイモなどを植えれば六ヵ月以内で食べる物ができるのです。

 故郷に帰りなさいというのです。昔、共産党によって強制的に追放され、恨みが奥深く染み込んでいる先祖たちの恨を解怨してあげるためには、故郷に帰るしか方法はありません。すべて帰らなければなりません。モスクワの人口の三分の二は、農村に追い出さなければなりません。

 ソ連のゴルバチョフも、私の話を聞いてあのようになったのです。二月九日が先生の誕生日であり、エリツィンが「その前に来てほしい」と言ったのですが、今は行くことができません。なぜならば、三月は最も複雑な時なので、今行けば問題が起きるからです。ですから、招請を受けても、今は延長しているのです。本来ならば、きょうぐらいソ連に行ってそこで過ごしていなければなりません。


ロシア語版の『原理講論』の初版十万部発行


 ロシアの「イズベスチヤ」新聞社で『原理講論』をロシア語に翻訳、「神様と我々と文鮮明牧師の教え」という書名で、一九九二年四月一日、初版十万部を発行し、独立国家連合の全域配布のために、無制限連続出版に突入した。

 ロシアのモスクワ大学や一流大学の若者たちを五千人以上教育し、教授や連邦政府の指導者も一千人以上教育したのです。ですから、彼らはどこに向かっていくべきかということをすべて知っています。中共は、アメリカや日本に連れていって教育するのです。「中共と北緯の人を日本やアメリカに連れていって教育する」と言えば、たくさん来るはずです。宣教師が派遣され、氏族的メシヤが派遣されたので、世界に対する私の責任は解放されたと思うのです。

 「イズベスチヤ」といって、発行部数で言えば、現在のロシアで一番の新聞社があります。アメリカの「ニューヨーク・タイムズ」のような新聞社です。その新聞社の主筆と副主筆が統一教会の「原理」を自分たちが中心になって翻訳して、既に出版したということです。

 なぜでしょうか。彼らは、邪悪な宗派闘争をするような宗教は願いません。単一的な思想体制に染まっているので、知識層が分派的に分かれれば大変なことになります。ですから、「統一原理」でなくてはそれを収拾する道はないと考えているのです。それで、この新聞社が責任をもって、自分の部署の全支局を通じて一時にソ連全域に販売しようとしているのです。

 今回ソ連(CIS)では、冬休みの間に一万人の学生の一週間教育(一九九二・一、三千百人の大学生「統一原理」修練会と、一九九二・三、七千二百人の高校生「統一原理」修練会)をすべて終えました。ですから、今は二万人以上の学生と、四千人以上のエリート教授が「文総裁万歳!」と言うようになったのです。そのようになったので、きょう(四・三、第三十三回「父母の日」)、どのようなお客さんが先生のところに訪ねてきたのかというと、ロシアの「イズベスチヤ」紙の編集局長三人が、統一教会の原理と文総裁の歴史を編纂した本の出版を終えて、それを献納するために訪ねてきたのです。それで、今晩、リトル・エンジェルス会館でその献納式が行われます。


ソ連(CIS)全域の青少年教育


 一九九二年夏、一万八千四十二人の大学生と高校生と教師が参加する中で、独立国家連合教師学生全国原理修練会が開催され、独立国家連合の青少年が真の御父母様の「原理」のみ言を悟る重要な契機となった。同修練会は、石竣淏博士が二百四十人以上のアメリカの兄弟姉妹と共に、八週間にわたり、五地域の二十六の修練所において、合計百二十九回の原理教育修練会を通して行われたものである。

 ソ連(独立国家連合CISのこと)では、中学、高校生をいかにして一つの道に追い込むかということが問題です。大学生は、峠を過ぎた人たちです。青少年時代である十七、十八歳の時が、男女問題において最も危険な時期です。彼らを正しく導けば、彼らの父母や親戚たちは喚声を上げることでしょう。そのようになれば、大きな変化が起きるのです。

 一九九三年一月一日に、全世界百六十ヵ国の宣教師がソ連に行く予定です。ソ連の全域に、八十八の中学・高校の教育区があります。教育省の長官の指示により、一つの教育区ごとに二十人ずつ、合計千七百人以上の地方教育公務員が集まり、十二月一日から十二月九日まで教育を受けました。教育を受けたのちは、みな手を挙げて降参したのです。

 そして、総会において「『原理』を学生たちの教科書にして教育しよう」ということを、拍手によって決議してしまいました。そこにはソ連の中学・高校がすべて入るのです。それは、以前から教育してきた内容が問題になったからであり、教育省で知らなければいけないということを強調するために集まった修練会でした。彼らは完全に歓迎したのです。今まで私たちは、中学・高校の教室で統一教会の礼拝を捧げてきました。これからは、学生がたくさん来ることによって、卒業式の時に使う大講堂で礼拝を捧げることができる時代になるのです。

 それではこの事態をどうやって収拾するのですか。そのためには十万個の教会を立てなければなりません。そうしなければ、ソ連を動かすことはできません。


対北問題主導


 ここに尹基福と金達鉉のサインをもらってきました。これは、尹基福が書いたものですが、字もへたくそです。「これは自分が書いたものではない」と言うことはできません。ここには二つの重要な内容が書かれています。これを新聞に出せば共産党が大騒ぎになるような内容であり、「文総裁は素晴らしい!」と言うことができる内容です。しかし今は静かに見守るつもりです。

 先生は、実の兄弟に会う時よりも、金日成に会う時の心情圏のほうがずっと大きかったのです。そのような境地で初めて新しい因縁ができたのです。そのような中で、堂々と語るのです。金日成の悪いところをすべて批判するのです。

 それで、金日成も約束を守ったのです。先生が説明した内容が南北会議でそのまま成されたでしょう? 「この会議は責任をもつ」と先生と約束したのです。

 私が金日成と会って、南北頂上会談に影響を及ぼすようにさせました。それは、国が行く方向を整理してあげたということであって、「そのようにしていなければ、今は危機一髪の時だ」と言うことができます。それだけでなく、国内情勢がどれほど複雑ですか! 誰もそれを収拾することができません。

 そのような意味で、北韓の政治方向や南韓の政治方向は、文総裁の提示する道に従っていかなければ解決する道がありません。アジアやアメリカの政治もそうであり、ソ連(CIS)も同様です。

 私は、盧大統領と金日成が二十一日以内に会うことを約束してきたのです。それなのに、現政権が私の言うことを聞かなかったので、どのような姿になったでしょうか。このような話をすれば、現政権は気分が悪いでしょう。しかし「気分を悪くするなら、そうしなさい」ということで話すのです。先日も「今でも、全日成に会うのがよいですか」と問い合わせてきたのです。ですから、「そうだ」と答えたのです。私は変わらなかったのですが、大韓民国の指導者が変わったのです。

 国において、外交をすることによって門を開かなければならないのですか。国民が開いてあげれば、それを国のものとして収拾するのが指導者の責任であるはずなのに、「そんなことを文総裁がしてはいけない」と言って、大々的に悪宣伝をするのです。そのようにして何を得するというのですか。私の世話をたっぷり受けておきながらです。

 金日成が私に、「南北会談はあなたの望むようにします」と約束したのです。また、今年の三月から離散家族に関するすべてのことを本格的に推進することを約束しました。韓国政府が応じればそのようにすると約束し、今待っているのです。ところが、今も、北韓に朴普煕氏を送るということに対して四方八方から阻止しているのです。


世一重工業を守る


 男が約束すれば、最後まで守らなければなりません。ですから、天から通告が来るまでは売り渡すことができません。政府が攻撃したので、政府の責任です。世一重工業を破綻させてみなさいというのです。そのようになれば、国が巻き込まれるようになっているのです。

 それを知らなければなりません。先生は、この世の事業家のように、お金のために生きる人ではありません。私の体面をつぶされたとしても、大韓民国の体面を立てるためにそのようなことをするのです。「レバレンド・ムーン」と言えば、大韓民国を代表し、アジアを代表しているのです。

 約束というものはそのようなものです。砂浜を歩いて千里の道を行くことを約束すれば、砂利があって足が裂けようと、行って帰ってくるのが約束です。ですから、行く途中に宝石を掘っている鉱山があり、そこに誘惑されたとしても、それに入っていって宝石を掘ることはできません。約束を守ったのちにそこを訪ねていって、初めて天が助けるのです。


三 真の御父母様の十四年ぶりの日本訪問

(一九九二・三・二六~四・一)

十四年ぶりの日本訪問


 全日成は何かというと、共産主義世界における再臨主です。それゆえに、民主世界の再臨主は、左翼と右翼を清算し、イスラム教まで動かして宗教を一つにし、それから偽りの父母である全日成まで屈服させなければなりません。すべて屈服させれば、そこにはもはや怨讐はいません。完全にいなくなるのです。今回、一九九二年三月二十六日に日本に行ってきました。

 韓国と日本のアダム国家とエバ国家を一つにし、アメリカとドイツを一つの国にするためです。それ以外のすべての国々は、地上天国における一族の兄弟国です。

 今まで、長子権の王国圏というものがありませんでした。直系の長子権をもって、万民の歴史を指導して余りある伝統的な基準を立てなければなりません。天的な愛である真の愛を中心として植えつけ、繁殖させ、定着させることによって、一万年が過ぎても変わることのない基盤を残すのが神様の理想です。

 日本が経済力の祝福を受けた基盤の上で、今から精神的な内容をもつようになる時は、心身分裂の悲劇の歴史が心身統一された完成実体となるはずです。

 原理は血統を超越し、国境を超越します。文化、習慣など、あらゆるものを超越する力をもっています。そして今まで悪魔に包囲されていた個人、家庭、氏族、民族、国家、世界の壁を一つ一つ突き崩しているのです。


中曽根氏、金丸氏との会談


 一九九二年三月二十六日、真の御父母様は、「東北アジアの平和を考える国会議員の集い」の招請により、十四年ぶりに日本に入国、三月三十一日、ホテル・ニューオータニの新館において、中曽根康弘元首相と会談され、午後には金丸信自民党副総裁とホテル・ニューオータニの本館で会談されるなどの日程を送られ、四月一日に韓国、ソウルに向かわれた。

 南北が分断されたのは日本が原因です。エバがカインとアベルを引き裂いたように、それと全く同じことが起きました。日帝時代を中心として南北が二つに分断されるようになったのは、韓国が原因ではありません。日本が分断させたのです。ですから、日本がこれを一つにしなければなりません。エバが天の前に立とうとすれば、南北統一の運勢を収拾しなければなりません。そのようにすれば、すべてのことが解決されるのです。これは先生の個人的な言葉ではありません。

 金日成は、日本を操って韓国をコントロールしようとしています。堕落したアダムの立場と全く同じです。天使長の立場で、いかなることをしてでも南北統一を妨害しようとしているのです。そこに歩調を合わせて、日本は貿易をしてお金をもうけようとしています。お金が重要ではありません! 今回、金丸氏と会って、本格的に、このような内容を中心として激しくたたいてきました。


民団と朝総連の一体化主導


 エバのおなかの中にカインとアベルがいたように、またリベカのおなかの中にエサウとヤコブがいたように、そしてタマルのおなかの中のペレヅとゼラのように、日本の中で双子が闘っているのです。

 それが北韓の朝総連と南韓の民団です。それを日本が消化しなければなりません。消化するには、父と一つにならなければなりません。そして一つの民族からなる二つの国を一つにしなければなりません。

 エバ国が先生を大歓迎することによって、先生と一つになるのです。そのようにして、アダムとエバが一つになるのです。また朝総連と民団を一つにしなくては、エバ国家が立つことはできません。民団と朝総連が一つになることによって、南北の実体である南韓と北韓が自動的に一つになります。そして北韓の偽りの父母と南韓の真の父母が条件的に転換されるのです。そしてエバが真の父母の伝統を韓半島に連結させれば、韓日統一圏ができるのです。

 韓半島を南北に分断させたのは日本です。それゆえに、根本に入っていって影響を与えることができるのです。先生は左翼と右翼を統一して、愛の位置に戻ってくるのです。戻ってきて、全日成まで転換させなければなりません。左翼と右翼は息子の立場にあります。長子権を復帰したのちは、父母権復帰をするために、先生は金日成までも連結したのです。ですから、ここ韓半島に統一圏さえできれば、西洋文明とアジア文明が一つになり、左右が一つになるのです。共産主義はなくなったので、一つになるのです。

 南北が一つになることによって、長子権が立ち、それによって次子権の位置を立ててあげるようになるのです。そして、今までサタン側に立っていた者を次子権に立てることによって、それを滅ぽすのではなく、共に福を受ける位置に立ててあげるのです。そのようにして統一世界へと入っていくのです。

 それゆえに、南北を統一するにおいては境界線があってはいけません。三十八度線があってはいけないのです。日本とアメリカ、ヨーロッパにいる僑胞を中心として、それをしなければなりません。そうすれば、天使長世界は完全に巻き込まれるのです。


四 世界既成家庭の祝福と「世界平和女性連合」の創設


世界既成家庭の祝福式


 一九九二年四月十日、ソウル市、蚕室オリンピック・メインスタジアムで開催された「世界平和女性連合」創設大会の直前行事として、千二百六十七双の世界既成家庭合同祝福式が行われた。この日、韓国三百二十五組、日本八百一組、中東九ヵ国の四十五組、その他三十三ヵ国の九十九組が新しい祝福家庭として誕生した。今回の祝福式は、特に中東の九ヵ国のイスラム教国家から四十五組も参加した特異な記録を立てた祝福結婚式であった。

 個人的な壁、世界的な壁をなくしているのです。ですから、今からは世界的な問題を解かなければなりません。思想界の問題の男が文先生であり、宗教界の問題の男が文先生です。なぜならば、イスラム教のリーダーまでも統一教会に連れてきて祝福してあげたからです。その時は、既成家庭の祝福も同時にしてあげるのです。

 千六百年以上怨讐視してきたすべてのキリスト教とイスラム教が一つになるということは夢にも考えることができないことです。しかし、これを一つにしなければなりません。それで、今回先生が祝福してあげたのでしょう? イエス様が死ぬことによって、エバを探し立てることができませんでした。それで、今回の祝宴とともにすべて連結したのです。

 イエス様の復活圏です。それが国家基準です。ローマから上がっていって世界的版図の上で再臨して、二千年歴史を超越して勝利的版図を確立することによって、お母様を世界的エバ圏に立てたのです。今までは、お母様は後ろから従ってきていたでしょう? しかし、これからは横に立つことができる時になったので、女性解放時代が到来するのです。


《祝祷》


 アダムとエバの堕落によって、このような歴史的悲劇の問題が発生したということを思うたびに、長い歴史を通して神様がどれほど胸のふさがる思いで過ごしてこられたかということを思うようになります。先祖たちの犯した罪を、この時間を通して赦してくださるようお願い申し上げます。そのような歴史を新しく復帰するために、個人、家庭、氏族、民族、国家、世界の基準まで、真の父母は十字架を背負い、蕩減復帰の路程を開拓してきました。

 今は、世界的頂上に上がりました。万民が反対しても崩れることのない勝利権を立て、その勝利の基台を築いた現在において、一九九二年四月十日を中心として、お母様が全世界的な女性解放の宣布とともに、大きな大会を開くようになりました。

 今は、その前の儀式として千二百双を祝福しようと思います。宗教を超え、国境を超えて、各地から既成祝福を受けるために集まりました。その中で、特に代表的な日本の八百一双を記憶してください。この場で祝福を準備する人々を神様が直接導かれ、勝利の方向に導いてくださるようお願い申し上げます。

 今日、個人、家庭、氏族、民族、国家の一体圏を日本の地に成さなければならない使命が、この祝福家庭全員にあるということを知っております。また、そのようにしますと全員が決意しました。そのように決意して誓ったすべてのことが、神様のみ旨のとおりに成し遂げられるようお願い申し上げます。このような家庭的基盤を神様が愛され、祝福されて、未来世界にまで連結され得る神様の因縁で連結してくださることを懇切に願いながら、この場を準備いたしました。

 神様の創造理想圏に向かって前進することを誓ったすべてのことが、自らの一生を越え、子孫にまで連結され、勝利権を神様に連結し、万民解放圏までそれを連結し、神様の愛を受けることができる家庭となることができるように導いてくださることを懇切にお願い申し上げます。


四月十日の十五万人女性大会への準備


 完成したアダムー人を取り戻すために、今まで歴史が流れてきました。そして、アダム完成の内的理論を中心として、エバを再び取り戻すのです。エバはアダムによってつくられたので、先生が教育を通して再創造するのです。それゆえに、何も知らないお母様を連れてきて教育してきました。それで、今は素晴らしいお母様になっているでしょう? 相対基準に合うようになったので、女性解放を宣布するのです。女性解放時代が訪れてきたのです。

 女性が解放されるまでは、女性は歴史時代において人類を救うための肥やしになり、祭物になってきたのです。それが女性の生涯でした。ですから、それを解放してあげようというのです。自分独りではできません。夫、すなわち新郎になる方が来て手を差し伸べて救済してくれる時が来たのです。それゆえに、先生が道をすべて築いてきたのです。そしてお母様の手をつかんで女性運動を始めるのです。

 真の御父母様の結婚以後三十三年までは、イエス様が新婦を迎えることができなかった三十三年に相当するのです。ですから、新婦圏時代を迎え、イエス様の世界的な恨を解いてあげることができる時になったのです。イエス様は、新婦を迎えることができずに死んだでしょう? それゆえに、この宣布式は、イエス様が死なずに世界的な勝利圏に立って新婦を迎え、天圏に入場するための宣布式にもなるのです。

 皆さん、十四万四千の群れという言葉を聞いたことがあるでしょう? 統一教会で、今年四月にオリンピックのメインスタジアムにおいて十五万人大会を行いますが、それは何かというと十四万四千の大会なのです。

 今回の四月十日は四十数を象徴します。今回、先生が日本に行って一週間話をした時間が、ちょうど四十時間だったでしょう? 四十数です。それが蕩減条件になるのです。四十時間以上、話をするようにはなっていませんでした。神様の復帰路程は、どんぶり勘定式のいい加減なやり方で行うものではありません。数理的にすきまなく計画した基盤の上で勝利を固めていくので、サタンがあとから讒訴することはできないのです。

 お母様がエバの立場で、堕落圏のすべてを解放して宣布式を行うのが、今回の四月十日の大会です。そこには、四数と十数と四十数があるでしょう? それを行うのにどのように行わなければならないのでしょうか。これは伝授式なので三代の女性を中心として相続しなければなりません。一つの氏族を中心としては三代ですが、この三代を延長すれば、三代圏の蕩減路程になります。それが旧約時代と新約時代と成約時代の三段階です。

 お母様はエバの代表なので、堕落の根源だけでなく、それと関連しているすべてのことを発表しなければなりません。実際は先生が探し出したことですが、エバが犯した内容は、エバの代表であるお母様が世界的に直接発表しなければなりません。

 タマルは、祝福以外、何も願っていませんでした。それで、将来の夫となる人を無視し、売春婦に仮装して路傍で舅と関係を結んだのです。そのような血統の中から救世主が生まれました。どうしてそのようになったのでしょうか。

 サタン世界の蕩減原則は、目には目、歯には歯、命には命で償うことによってなされます。すなわち罪を犯した条件と反対の立場で犠牲を払うことによって、蕩減するようになっています。エバは神様を欺き、アダムを欺いたでしょう? その二人を欺いたので、それを蕩減するためには、逆に、神様を中心としてタマルは自分の夫と舅を欺いて、そのようなことを行わなければならなかったのです。

 マリヤの場合もそうです。マリヤは、ヨセフと約婚をしている状態で妊娠しました。ユダヤの法では、未婚の女性が子供をはらめば石で打つようになっています。マリヤは、そのような死の境地を乗り越えながら、天のためにすべてのものを捧げたのです。それで、神様はその基台を中心として、世界の女性を復帰するための伝統として立ててこられたのです。それは偉大な事件です。その伝統をお母様が復帰するのです。それが今回の大会です。

 今回の四月十日は、お母様がエバの失敗を総合して蕩減し、エバ国家である日本の女性を代表して蕩減を越えていく宣布の日です。それゆえに、一億二千万人がその大会のことを聞かなければなりません。そのように女性連合というものは、日本から始めて、韓国を通って世界的な大会へ連結するのです。


「世界平和女性連合」創設大会および「アジア平和女性連合」ソウル大会


 一九九二年四月十日、ソウル市の蚕室オリンピック・メインスタジアムにおいて、世界七十二ヵ国の女性代表および全国の十五万人以上の女性が参加する中で「世界平和女性連合」創設大会および「アジア平和女性連合」ソウル大会が挙行された。同連合の役員として、「世界平和女性連合」の総裁に韓鶴子女史、会長に崔元福女史が推戴された。


《激励の辞》


 私は、きょうのこの大会が今後の韓国の女性史はもちろん、全世界の女性史において、重大な意味を残す偉大な集まりになるであろうということを信じて疑わない次第です。なぜならば、今までは、歴史を発展させ、それを導いていく主体の力量は男性たちによって発揮されてきたのですが、きょうこの大会は、「世界女性時代の到来」を宣布する世界的転換の契機となるからです。

 人類始祖アダムとエバはその犯した原罪によって偽りの父母となったので、来られるメシヤは、人類の善の始祖として、全人類を再び生んでくださる真の父母として来られるようになります。真の父母は空から雲に乗って再臨されるのではなく、今日この時代、私たちが生きているこの地上に韓国人として来られ、平和の統一世界を主導するようになるはずです。

 私は、過去七十年の生涯にわたって数多くの迫害を受けながらも、それに屈することなく、このような教えを全世界において実践してきました。このように見るとき、私の妻である韓鶴子総裁は、私と共にこの苦難の道に同参した全世界の女性の代表者であると言わざるを得ません。

 夫である私が天のみ旨に従って正義の道を行く間、不義の勢力から迫害を受け、投獄されるという苦しい痛みを共に味わいながらも、私の妻は、良心的で正義心に満ちた女性たちによる新しい平和運動を起こす決意を固めました。それが、正にきょうこの大会によって結実したのです。

 今まで男性たちが主導してきた戦争と暴力、抑圧と搾取、そして犯罪の世界を終結させ、今、メシヤとして来られる真の父母の前に愛と平和、そして自由にあふれた理想世界を実現する真の役軍が、まさしくこの時代の女性たちです。今まで正義と善を打ちながら迫害してきた男性中心の悪の勢力が、これ以上横行することができないようにしなければならないということも女性たちの責務です。

 きょう、この場に参加した十五万の韓国の女性たちは、韓鶴子総裁に従い、「世界平和女性連合」の基本理念である「頭翼思想」と「神主義」を誰よりも先に武装し、訪ねてくる世界の女性を教育することができる指導者とならなければなりません。


真のお母様の三度の講演とエバの完成圏


 真のお母様は、一九九一年九月十七日の「アジア平和女性連合」日本大会(東京ペイNKホール、七千人以上)に続き、十月三十一日の「アジア平和女性連合」韓国支部創設大会(ソウル市、リトル・エンジェルス芸術会館、二千人以上)と十一月二十日の全国大会(ソウル市、オリンピック・フェンシング競技場、一万五千人以上)を主宰され、一九九二年四月十日、「世界平和女性連合」創設大会および「アジア平和女性連合」ソウル大会(ソウル市、蚕室オリンピック メインスタジアム、十五万人以上)を成功裏に導かれることによって、名実共に世界女性時代の開幕を主導された。

 去年の九月十七日から日本で大会を行いました。それから、ここで「アジア平和女性連合」の創設大会を行ったのは、去年の十月三十一日です。その時から七ヵ月以内に世界大会まで終えなければならないのです。

 そのような大会をすることができるだろうとは誰も信じませんでした。それは日本も同じでした。日本は「アジア平和女性連合」を中心として、五年間(一九八七・三~一九九九一・九)も準備して何万の大会を行ったのです。ですから、昨年のソウルでの全国大会の時、「この短い期間内で一万人を集めることができますか」と言ったのです。しかし、二十日間で一万五千人を簡単に満たしてしまったのです。そして、その時から四ヵ月間で十五万を簡単に満たしてしまったのです。

 お母様が三度講演することによって、先生の横に完全に立ちました。天国に入っていく時は、二人が一緒に入っていかなければなりません。子女たちは、そのあとについて入っていかなければなりません。ですから整理してあげなければなりません。解放してあげなければならないのです。

 韓国の女性と日本の女性を連結させることができる時になったので、「アジア平和女性連合」を通して、日本の女性と韓国の女性が一つになりました。国家を超えたカイン・アベルの基準を、お母様を中心として三回目で立てたのです。今回も、日本から五千人以上が来ました。

 このようにして、韓国の女性が大きなエバとなったのですが、今韓国の女性たちは何が何だか分かつていません。復帰された大きなエバを中心として、国家的な面でカイン・アベルが一つになるのです。日本がカインの立場でここに一つになることによって、二つの国の女性が、お母様を中心として母となることができる代表的基準に立ったので、「アジア平和女性連合」を中心として「世界平和女性連合」の創設が可能になるのです。お母様は今まで先生の後ろに従ってきたのですが、これを宣布することによって、初めてエバ権が立ち、父母権が立ったのです。

 今まで、完成した劣性と完成した女性がいませんでした。完成した男性、すなわち完成したアダムが現れれば、そこから完成したエバが現れるのです。この世に完成したアダムが現れれば、完成したエバも出現することができるのです。今まで、たった一人の男性であるアダムをつくるために、数千年の時間がかかったのですが、今、先生がその位置に立ちました。そして横的に先生の横にエバが立ったのです。そのことを全世界にすべて宣布しました。

 昨年からそのような摂理を行ってきて、今年の四月十日の大会を中心として、お母様を中心としたアダム国家とエバ国家が完全に一つになったので、全日成は自動的に後退するようになるのです。堕落した世界において、今まで勝利的エバ圏が現れなかったのですが、勝利的エバが現れるようになったので、堕落したサタン世界はなくならなければなりません。

 共産世界は女性がいません。金日成の誕生日にも女性は表に出てこないでしょう? 先生はすべて対等な立場で女性を率いていき、世界のどこでも版図を築いて、お母様と同じ位置に立ててあげるのです。そのようにして、初めて解放天国時代へ入門するのです。アーメン!

 アダムがエバについていくことによって滅びたので、アダムがそれを蕩減復帰するのです。それで、エバがアダムに従ってくることによって、今から世界において自分の位置に戻っていき、還故郷して定着することができる時になりました。今までは先生独りで闘ってきたのですが、今は故郷の敷居をまたぐようになったので、自分の相対を備えてお出ましの準備をして、隊列を備えなければなりません。ですから、お母様を中心として世界の女性の解放を宣布するのです。


「世界平和女性連合」の進路


 全国の国際勝共連合、統一教会、それから「アジア平和女性連合」のすべての女性たちは、先生の指揮のもとにいるペテロ、ヤコブ、ヨハネの立場にあります。ペテロの代わりに統一教会、ヤコブの代わりに国際勝共連合、それからヨハネの代わりに、末の娘の「アジア平和女性連合」です。福は末の娘が受けるのです。

 単一化しなければなりません。統一教会の婦人会であろうと、全国婦人連合会であろうと、すべて「世界平和女性連合」に加入して、主体的な立場で仕事をしなければなりません。二つの系統に分かれれば、副作用が生じます。全体を一箇所にまとめます。これを一箇所にまとめるために、措置を行うのです。

 すべて一つの塊にならなくてはいけません。婦人会の活動をしなければならない期間は、婦人会に従っていくのです。「女性連合」の活動をしなければならない時は、「女性連合」の活動に従っていかなければなりません。「女性連合」内の婦人会というものは二次的なものです。そうだからといって、解体しなさいというのではありません。「世界平和女性連合」を中心として大会を行う時に、お金がなければ婦人会で寄付しなければなりません。男性たちもここに積極的に協助しなければなりません。

 統一教会、「アジア平和女性連合」、そして「世界平和女性連合」、これらが蘇生、長成、完成の立場から、先生が行く方向へ完全に歩調を合わせれば、「世界平和家庭連合」が出てくるのです。

 先生を中心として「世界平和宗教連合」をつくり、「世界平和連合」をつくり、また「世界平和女性連合」をつくり、これに対応して「世界平和男性連合」をつくろうと思います。あす(一一・二三)になれば、「世界日報」の調査委員一千五百人が来ます。そうすれば、「男性連合」をつくろうと思います。「男性連合」と「女性連合」を中心として教育するのが「世界平和統一堂」です。

 私がすることは何でしょうか。「女性連合」と「男性連合」をつくって、全世界の男性と女性を合わせた堂をつくることです。それは家庭の理想であると同時に国家の理想であり、国家の理想であると同時に世界の理想であり、世界の理想であると同時に天国の理想なのです。その道しかありません。

 日本では、六月九日に女性党をつくりました。その女性党は、選挙で国会議員を勝ち取ろうという女性党ではありません。部落や家庭で、人間ができていない男性を掃討する党です。口先だけのいい加減な人が国会に入ることはできません。遊び人のような人が国会議員になることはできません。それで、教育を行うのです。統一教会の教団の名前で行えば言うことを聞かないので、「党」の名前で呼んで、教育を行うのです。

 「世界平和女性連合」はどこへ行くと言いましたか。「世界平和家庭連合」へ行かなければなりません。これは、今話していることではなく、既に数十年前から話していたことです。


女性時代と梨大事件の真実糾明


 女性世界を代表して梨花女子大を先生が主管しようとしたのですが、すべてサタンに引っ張られていったではありませんか。今は、梨花女子大のすべての版図を主管しなければなりません。それで、私が池生蓮さんを連れてきたのです。そして「あの時、退学になった人たちは集まりなさい!」と言ったのです。今からは、昔の友人と昔の同窓生たちを集め、腐って滅びていく梨大や延大を救ってあげなければなりません。そのままにしておけば、滅びるようになっているのです。そこが共産党の前衛部隊となり、基地になっているではありませんか。

 女性運動を行うに際して、梨大の者たちと淑大の者たちのことを考えてみなければなりません。退学になった十四人は、みな梨大から追われ、淑大に行って卒業したのです。これは本当に良いことです。二つの同窓会を中心として動かすことができる良いチャンスなのです。インタビューして、すべて発表してしまわなければなりません。梨花女子大出身の同窓として女性界で活躍している人々を連れてきて、その人たちに発表し、金活蘭が誤り、朴マリヤが誤り、金玉吉が誤ったということをはっきりとさせなければなりません。歴史を明らかにしておかなければなりません。

 統一教会をなくすために、五大長官が私を監獄にほうり込んで葬り去ろうとしたのですが、私は無罪釈放で出てきました。悪い宣伝をして統一教会を滅ぼそうと、サタンが鉄条網を張り、塀を築いたのですが、そのようなことをすべて無視し、すべてに勝利したのです。ですから、彼らが犯した罪がどれほど大きいかというのです。それゆえに、そのことを明らかにしてしまわなければなりません。

 梨花大学で何をしたのかというと、三十七年ぶりに、梨花大学事件を中心としてその当時の先生と学生たち、またその事件を知っている人たちにすべて「集まりなさい」と言って、大会を行いました。

 そのようにして、きょうの九時から修練(一九九二・六・三~七、国際研修院、六十四人参加、第一回女性指導者原理修練会)に入っていくのです。修練をなぜさせるのかというと、教育を行う際の助けとするためです。女性たちも講義しなければいけません。男性ばかりが講義するのではいけません。男性が講義するとしても、そこに女性が入らなければなりません。ですから、皆さんの妻に講義させなさいというのです。「世界平和女性連合」を中心として教育を行うにおいて、女性が中心とならなければならないのであって、男性が中心になれば「世界」という名を汚しかねないのです。


五 柳寛順烈士と安重根義士の精神宣揚


日本の柳寛順烈士精神宣揚大会


 一九九二年四月十一日、日本の大阪国際交流センターにおいて、千五百人以上の日本の女性が韓国服を着て参加する中で、柳寛順烈士精神宣揚大会が開かれた。続いて十二日に広島、十三日に名古屋で開かれ、第二次大会は五月二十五日から三十日まで、延べ九千三百人、第三次大会は六月八日から十五日まで、延ペ一万四百人が参加する中でそれぞれ開かれた。同大会を通して「柳寛順烈士が十六識の少女として見せてくれた祖国観と犠牲的な愛国心、不撓屈の精神」を褒めたたえた。

 今まで、日本は私に反対してきました。しかし、今回、門が開かれるのです。日本はエバ国家なので、韓国の女性を代表する立場に立たなければならず、アメリカの女性を代表する立場に立たなければならず、全世界の女性を代表する立場に立たなければなりません。

 今まで日本が行ってきたエバの立場は、天国の伝統に接ぎ木されていません。何の関係もない立場で実を結んでいるのです。それで、日本と反対の立場である十六歳の柳寛順をエバと同じ立場に立たせたのです。

 この伝統と、この思想に、日本の女性たちを接ぎ木しなければなりません。この大会が昨年二二・九)から始まり、今現在は、柳寛順烈士精神宣揚会がつくられ、日本全国で統一教会の教会員が主動となって行われているのです。

 十六歳で殉国した柳寛順烈士は、堕落していないエバと同じ立場にいました。アダム国家におけるエバです。そのエバの立場にいた柳寛順烈士の体を、サタンが六つに引き裂いてしまいました。六数はサタン数です。柳寛順烈士は、国家に忠誠を尽くし、一身を犠牲にして解放運動を行ったのです。

 独立運動が最も盛り上がった一九一九年に、先生は母の腹中にいました。独立していない地に、そのままでは生まれることができなかったのです。そのような闘いが先生の生命を中心として行われていました。その時から十ヵ月後である一九二〇年に先生が生まれたのです。

 堕落したエバの罪を蕩減するために、天の心情圏をもち、この地上のすべての女性たちを代表して韓国の地を守りながら死んでいった人が柳寛順です。ですから、神様から受け継いだ韓国の伝統的精神を柳寛順烈士を中心として、日本が受け継がなければなりません。そうしなければ、日本がエバ国家となることはできません。

 そのようなことを、久保木氏も、小山田氏も知りません。先生が二年前に金明大氏を送り、「日本人の底辺に入っていきなさい」と言いました。日帝時代に、柳寛順烈士が犠牲の道を行ったのと同じように、「低い所に行きなさい」と言ったのです。日本に行くと、そこで歓迎する人はいませんでした。そのようなことを先生に報告した時、「口を閉じなさい! 自然屈服させて上がってきなさい」と言いました。

 「柳寛順烈士精神宣揚会」がつくられ、日本の女性たちが韓国のチマチョゴリを着て、韓国旗を持って柳寛順烈士精神宣揚大会を行うのです。このような大会を行えば、右翼団体から爆弾を受ける可能性もあります。しかし、「ホテル・ニューオータニ」において、三千人の日本の女性たちが集会を開きました。この人たちはすべて高官の夫人です。

 今現在、日本社会に影響を及ぼし得る柳寛順宣揚活動を中心として、活動のブームが起きています。それで、朝総連と民団と日本人の三つが一つになることができる基盤ができました。ですから、日本の食口たちも「この運動でなければならない」と言って、完全に火がつきました。

 この体はすべてなくなっても、精神は生きているのです。ですから、お姉さんの精神を日本が手本とし、死なずに接ぎ木しなければなりません。長子権のお姉さんの思想を尋ねていき、それを受け継ぐことによって、相対的に日本の女性の長子権復帰がなされるのです。このような基準のもとで、日本と韓国は一つの国となるのです。そのような条件をもって一つの国として結ばれるのです。これは誰も反対することができません。


根本的韓日一体化の課題


 女性が男性側の大陸に訪ねてこなければなりません。それで、西洋文明は日本を通じて韓半島に上陸し、大陸へ連結されるのです。そして太平洋文化圏が形成されるのです。イエス様はアジアを失ってしまったので、アジアで世界的に蕩減しなければなりません。そのようにしなければ、サタン世界に対して完全に勝利したと言うことはできません。

 島は女性を象徴します。半島は男性型です。男性の性器と似ています。イタリア半島の周囲は女性の体と同じです。地中海がそのようになっています。女性の性器と同じです。その位置でぴったり一つになっているように見えます。ところで、いまだにそこは滅びていないでしょう? なぜでしょうか。男性を代表するので、生命力をもつからです。

 それで、それが東洋へ回ってくるのです。それが韓半島は男性の象徴です。日本は女性を象徴します。それが結合するのです。それでは、今、誰がそれをするのですか。先生が宣言したのです。韓国と日本は一つの国です。二つの国ではありません。

 日本の使命はエバ国家の使命です。エバは母を象徴しているので、日本は外的には民主主義を標榜していても、共産主義を包容してそれを消化しなければなりません。それゆえに、神様は、日本に世界的な経済圏を付与しているのです。堕落によって、エバを中心として万物と子女がサタン世界に落ちてしまいました。それゆえに、エバの使命とは、神様の心情をもって息子、娘と万物を抱いて戻ってこなければならないということです。しかし、エバには神様の心情圏がありません。来られる主である完成したアダムにそれがあるのです。それゆえに、一つにならなければなりません。それがアダム国家とエバ国家です。

 血統を転換し、所有権を転換し、神様の真の愛を中心として心情圏を転換しなければなりません。エバがすべて奪っていったこの三大目標を、今、先生を中心として転換しなければなりません。そして、この九月までに、韓国と日本が一つになるようにしなければなりません。

 昔は天使長がエバを堕落させましたが、今回は、日本の老人から若い祝福家庭まで、すべて善なる天使長の立場に立ち、エバが神棚に戻っていくことができるように後押しするのです。それが原理観であり、摂理観です。


安重根義士の旅順殉国遺跡の聖城化事業


 真のお父様の指示により、世界日報社(社長:朴普煕)において、各界著名人士たちによる「安重根義士旅順殉国遺跡聖域化事業推進委員会」を構成し、「安重根義士旅順殉国遺跡聖域化事業」に着手した。一九九二年九月二十七日には、旅順において、安義士遺跡聖域化事業と交流協力方案を幅広く論議し、九月二十九日、旅順人民政府の「安重根公園造成事業委託書」を伝え受け、本格的な資料発掘および聖域化事業を推進している。

 柳寛順の思想は「女性連合」の思想です。(拍手)また、安重根の思想は男性たちの思想です。(拍手)それで、朝、私は安重根に関する内容を指示しました。「『安重根義士精神宣揚会』というものをつくって、その事業の一分野として、遺跡地建設事業を支援しなさい」と言ったのです。

 安重根はどのような人かというと、アジア平和主義者です。日本がアジアを籠絡しました。日本の伊藤博文は、日露戦争と日清戦争に勝ってから、韓日併合を正当化させるために現れた男です。中国も嫌い、モンゴルも嫌い、ソ連も嫌うその国を、勇猛な英雄、安重根義士が現れて激しくたたいたのです。これは、世界の既成家庭の代表として、カイン的な伝統思想を正そうという意味をもっています。彼はアベル的な男性の役割を果たしたのです。ですから、カインは、忠臣の道理をもって女性たちの後ろに従っていく準備をしなければなりません。

 伊藤博文は日露戦争の勝利を基盤として、韓半島を合併するためにモンゴルを越えてロシアに圧力を加え、借金を受け取りに行く途中でハルビン駅において安重根に狙撃されたのです。

 日本の法廷では「安重根は伊藤博文を暗殺した」と言ったのですが、これは暗殺ではありません。安重根は韓民族の偉大な将軍です。ですから、それは戦争の延長でした。ゲリラ戦なのです。安重根は「私を絞首刑にしてはいけない。捕虜収容所に入れなさい」と主張しながら、「私は韓国はもちろん、中国とモンゴルとロシアを守るために、アジアの平和のために彼を撃った」と堂々と言いました。したがって、韓国において安重根は、アジアの平和を主張した愛国者だというのです。

 今先生は、日帝時代の秘密資料をもって中国の旅順に、安重根の墓をつくろうとしています。彼の愛国心をアジアの青少年の精神教育における象徴とするためです。それで今、募金運動を行っています。韓国の「世界日報」がその運動を行っているのですが、その記事が毎日出ています。そのように毎日連載しながら、「安重根義士族順遺跡聖域化事業」のための募金運動を行っています。これを柳寛順事業と併せて行っています。

 柳寛順は女性の象徴であり、安重根は男性の象徴です。その時は、安重根が三十二歳になる時期でした。イエス様と近い年齢で、サタン的な女性の国である敵国にやられたのです。しかし、サタンは韓国で成就する再臨の時代を知っていたので、サタン的な女性の国の立場では、いかなることをしてでも韓国を滅亡させなければなりませんでした。

 四千年の歴史を四十年で終わらせようとしたのです。柳寛順や安重根はそれを防御しようとしたのです。


六 「世界平和女性連合」の全国大会と特別宣布式


「真の家庭復活」と「世界解放の日」の宣布


 真の御父母様は、一九九二年四月十八日(陰暦三・一六)、第三十三回聖婚記念日を期して、ニューヨーク市のベルベディア修練所において、「真の家庭復活」と「世界解放の日」を宣布された。

 きのうは、先生が結婚してから三十三年になる日でした。(拍手)イエス様も、三十三歳で結婚していれば死にませんでした。三十三歳で結婚していれば、世界はイエス様の一族になるはずでした。ですから先生の三十三回の聖婚式を迎えることによって、イエス様の嘆きが解怨されるとともに、世界の一族圏が地上に現れることができるので、イエス様も相対を備えて地上で暮らすことができ、また天上世界に行って暮らすことができる時が来るのです。世界が一つになるのです。

 復活節は、本来四月十七日ではありませんか。それで、今回の復結節と、きのうの先生の三十三回目になる聖婚記念日を中心として、復活節兼「真の家庭復活の日」として宣布するのです。四月十八日の四散はサタン数です。十八は六数の三倍です。ゆえに、すべてのものを蕩減する十八日です。それで四月十八日を中心として、「家庭復活の日」を宣布するのです。また、「世界解放の日」として宣布するのです。

 これは、一九四五年に七年を加えた一九五二を中心として四十年を蕩減して連結されるのです。キリスト教と一つになり、世界を一つにすることが先生のみ旨です。それが延長されて、四十年の歳月を経て、一九九二年ですべて終えるのです。

 この時間を中心として「真の家庭復活と世界解放」を宣布することができる驚くべき日になったのです。地上の世界と心霊世界において、天地が祝賀することができる喜びの日です。また四月は春となってすべての新しい花が咲く季節なので、今年の四月は統一教会において、歴史的な春に相当する時だというのです。すべての天運は、きょうから歓喜の世界へ入っていくことでしょう。

 その収穫は何かというと天国の民です。地上で収穫して引き連れて入っていくことが、皆さんがあの世に行ってからの栄光です。それで、氏族的メシヤの使命をすべて平定した世界に入っていくのです。

 そのようになれば、先生のなすべきことはなくなります。それでは、先生は何をしなければなりませんか。もはや私が皆さんのために投入する時代は過ぎ去っていくのです。神様が投入して再創造する時代は過ぎ去りました。今は栄光を受ける時になったので、国を中心としてすべてのことを整備しなければなりません。


「世界女性解放時代」の宣布


 一九九二年五月十日、ソウル市の青坡洞本部教会において、真の御父母様は「世界女性解放時代」を宣布された。

 文総裁が七十年生涯の受難の道を経てすべてを備えたので、アダムとエバによって分けられ、怨讐になったすべてのものが天地を中心として一つになります。心と体が絶対愛を中心として一つになった本然的な男性と女性が、横的夫婦として一つになったのです。それゆえに、先生の直系を主流とし、復帰された家庭を傍系としてそのまま入っていけば、天国開門が起きるようになっているのです。

 イエス様も楽園に行っていて、天国に入ることができていないということを知っていますか。しかし、今、このようになることによって、創造理想の原則に一致し得る完成圏が展開し、すべての迫害圏を解放圏へ展開させて、天国の門が開きます。文総裁夫婦に対して天国の門がすーっと開くのです。そのような時が来ました。(拍手)

 「世界平和女性連合」を設定し、「世界平和連合」をその相対的基準において「世界女性解放時代宣布」を行うのです。そのようにしなくては、悪魔が世界の至る所どこにでも陰をつくって隠れることができるのです。この宣布は、統一教会の旗が掲げられているすべての国に一時に宣布されるので、悪魔は、この宣布を聞いて後退方向を取らざるを得ない時代が到来するのです。それゆえに、今からは妨害となるものがない統一教会の世界になるのです。

 先生が女性時代を宣布しました。また、それは先生が宣布をしてあげなければならないのです。お母様が宣布することはできません。なぜでしょうか。アダムが主管性を復帰しなければならないのです。そしてエバがサタンの支配を受けたことをすべて蕩減してあげなければなりません。そのようにして愛で裏切った妻を再び妻として迎え入れる位置に立つのです。

 神様が御覧になるとき、文総裁は、神様の内情的心情を中心として願ってこられた息子です。ですから、先生はすべての女性たちにとって兄の中の兄であり、すべての男性たちの兄の中の兄です。それから、夫の中の夫です。

 お母様とこの道を行く時に約束したとおりにするのです。「私は、これこれこのように蕩減の道を行くので、一つでも違ったならば讒訴してください!」と言ったのです。そのように言ったのちは、どれほど難しくてもひたすら行くのです。男性として行くべき道があるのです。夫の道理を中心として、夫が生きていくモデルの道です。父母になった位置においても、モデルとなることができなければなりません。

 文総裁がお母様を先頭に立たせることによってエバが復帰され、そのあとを天使長が従っていくのです。男性たちは従順に「ごもっともです。そのとおりです」と言っているのです。とてつもない運勢がお母様に訪れてきます。天使長は、真の父母の血肉と関係がありません。それゆえに、再び生んであげなければなりません。生んであげる時には、誰が生んであげるのかというのです。お母様が独りですべて生むことができますか。できません。ですから、お母様の分身として、全世界の女性を動員するのです。そのようにすることによって、この時代が女性時代へ入ってくるのです。


「女性連合」の全国二十一の市・道大会および四十の市・郡・区大会


 「世界平和女性連合」の全国二十一の市・道大会が、一九九二年五月十一日、仁川室内体育館で聞かれた仁川大会(一万二千人以上参加)を皮切りに、六月二日まで、全国の二十一都市において、十八万人以上の全国の女性会員が参加する中で聞かれた。続いて、全国的な基盤造成のための全国市郡区大会が、六月十日から三十日まで、四十の市部区において、延ペ一万五千人以上の女性会員が参加する中で開かれた。同大会において真のお父様は基調演説を行われ、またソウルの十八の区大会は、真の御子女様たちが代理をされた。

 今回の四月十日のお母様の大会もそうであり、昨年の十一月二十日の「アジア平和女性連合」の大会も、誰ができると信じたでしょうか。昨年の十月三十一日から始めて、二十日間で一万五千人が集まったのです。

 十一月二十一日から四月十日まで、百四十日になります。皆さんは最初から走りましたか。実際に活動した日数はどれくらいになりますか。百日が過ぎてから始めたのでしょう? それは、皆さんがよく知っていることではありませんか。残りが二十日から一ヵ月ぐらいになって始めて、急いでやってしまったのでしょう? そのようにしながら、「自分たちがすべてやった」と言っているのでしょう? 

 そして五月十一日から、約一ヵ月の間に、「二十一都市の体育館という体育館は、すべて埋め尽くさなければならない」と言ったのです。そのように話した時、誰が信じましたか。「先生はああだから困る」と言いながら、自分たち同士でありとあらゆることを考えたのです。「誰に恥をかかせようとして、この農繁期に田舎に行けと言われるのか」と思ったでしょう? しかし、大田のような所では、祝福家庭十家庭で一万七千人を集めました。それは自分たちがしたのですか、霊界でしてくれたのですか。(霊界でしてくれました)。

 今、大会を行う場所が二百五十箇所残っているでしょう? そのうち、市は六十七箇所ではないですか。それならば、この二百五十の市・郡・区から六十七の市を抜き出しなさい。その抜き出した六十七の市に区を含めてくじ引きを行うのです。六十七の市と五十七の区にすれば百箇所を越えるので、その中から四十箇所を抽選で決めて、そこでお母様の大会を行うのです。

 その二百五十箇所の中で、お母様が四十箇所に行くのです。よく見ると、真の御父母様がずっと導いてきたので、二人ともいなくなれば家の中が本当に大変になるのです。仕事をする人々の力が抜けます。真の御父母様が常に開拓してきたのでこのようになったのです。それゆえに、真の御父母様なしで、皆さんだけで進めていけば問題が起きるというのです。

 今回、お母様が二十一箇所で行ったので、あと四十箇所で行わなければなりません。六数プラス一で、七数に相当する場所で講演を行うのです。六数完成を成すことができずに恨が残っているので、六千年歴史を蕩減し、七千年の安息期間へ越えていくのです。そうでなければ完全ではありません。ノアも、審判後に着陸した日が六月一日です。七数です。それゆえに、お母様も二十一箇所で終わったので、四十数を加えて、すべてを合わせて六十一箇所を越えければならないので、その準備をさせています。六月十日から行うのです。四月十日から六十日目です。

 長女と次女もお母様と共にするのです。長女と次女には争いがありません。長女も天側であり、次女も天側なので、お母様を中心として譽進お姉さんと仁進が三大型として、縦的な基台を中心として、東西でも合わせることができ、南北でも合わせることができるのです。お母様を中心としてどこにでもすべて合わせることができるのです。お母様を中心として、姉が東ならば妹は西であり、姉が南ならば妹は北であり、前後でも左右でもすべて合わせることができるのです。このようにして、統一教会で「世界平和家庭連合」をつくるのです。「家庭連合」を通して父と母の伝統を立て、息子、娘の伝統を立てるのです。

 先生を中心として、長子権復帰はすべて成し遂げておきました。今からはお母様を中心として、長女と次女が一つになってしなければなりません。二人で一度に二箇所ずつで行えば、二日間に八箇所で行うことができます。


真のお母様の全国大会の意義


 お母様は、天使長の目には美の対象です。天使長がエバについていったように、男性たちが反対することができない位置に入っていくのです。それゆえに、二十一都市から六十都市を巡回するようになる時、男性たちの中でお母様に反対する人はいません。そしてお母様を歓迎することができる立場に立ったならば、天側の天使長、反対しない天使長圏の自然的環境に連なることができるようになるのです。

 お母様に対するとても素晴らしいうわさが立ったのです。そして、壇上に立つと、互いに称賛をするのです。私が激励の辞において、お母様をこの世にない女性として紹介したのであり、また世界七十二ヵ国の十五万人の女性がオリンピック・メインスタジアムに集まり、「世界平和女性連合」をつくってお母様を総裁に任命したということは、お母様が全世界的に覇権を握った女性の代表として登場したということです。

 そのようになることによって、霊界にいるすべての女性や、地上にいるすべての女性や、地獄に行っている女性までも、お母様を女王様として侍る運動が起きるのです。彼女が旗を掲げる時に、それに併せて喚声をあげなければならないので、郡ごとに十二歳から八十代のおばあさんまで、すべて動員されるのです。十二歳から八十歳のおばあさんまで、七十代です。

 それは何かというと、先生がお母様を策定する時に百二十人を中心としたように、全くそれと同じ現象の風が吹くのです。先生を中心として互いに真の母になろうと、命を懸けて決闘した時の現象と同じように、お母様を中心として、霊界と肉界が一つになろうとするのです。そして長女と次女が一つになる役事が起きるので、先に加入した人々が先祖の位置に立つのです。


真のお母様の大会のための真のお父様の精誠


 神様が「文総裁を中心として女性解放運動を行いなさい」と言われ、文総裁がお母様に侍って歩いたのです。考えてみてください。私はアメリカから帰ってきて非常に疲れていたのですが、家に入ると十一時になっていました。それで、食口たちを集めて少し話をして、御飯を食べると十二時二十分になっていました。そして、夜中の十二時二十分に出発して、夜中の三時半に裡里に到着しました。それは主人の行く道ですか。僕の行く道でしょう。お母様が何ですか。お母様一人がいるということで、大の男が長い道のりを夜も寝ないで行かなければならないのですか。休んで朝になってから行っても十分間に合うのに、なぜ夜中に行ったのでしょうか。車の事故が起きて転げ落ちそうにもなったのです。

 車でうとうとしていたのですが、汽車が見えたのです。このような話はしないでおこうとしましたが話します。(笑い)京釜線で一番早い列車は何ですか。(セマウル号です)。車が北側に向かって走っていたのですが、列車が横切って、車の行く道がぱっとふさがれたのです。それで、私が大声を出してみると、どういうわけかぶつからないで列車はひゅーっと通り過ぎたのです。「いやあ、ここには事故になる何かがあるなあ」と思いました。果たして、今回の期間中、教区長がトラックに正面からぶつかって急死して霊界に行った事件がありました。ですから、ゆっくり行かなければならないのですが、夜中の二時、三時になっているのに「ゆっくり行こう」と言うことができますか。「おい! 速く走りなさい! 四時前に到着しなければならない!」と言って行ったのです。何の利益があってそのようなことをするのでしょうか。

 統一教会の文教主がお母様に対して僕として振る舞うのです。私が僕として振る舞ったので、世界の男性たちにも「自分の妻に侍りなさい」と教えてあげることができるのです。夜を明かして行って、そこであらかじめ座って待ちながら「しっかり講義しなさい」と、祈祷してあげるのが僕の立場なのです。今後は、女性たちが定着しなければならない時が来るので、その伝統を立てるためにこのようにしているのだということを肝に銘じなければなりません。


郭錠煥協会長就任と単一体制


 一九九二年六月八日、ソウル市青坡洞の本部教会の聖殿において、教会幹部、機関長および中心食口五百人以上が参席する中で、協会長の離就任式が行われた。この日、前任者である洪性杓協会長は、ヨーロッパ総括会長に転任することになり、新任協会長として、統一グループ会長であり、財団理事長である郭錠煥牧師が就任した。

 今回、洪協会長はドイツに行くようになっています。それゆえに、忙しいでしょうが、郭錠煥氏に財団理事長と協会長を兼任させようと思います。

 この人は、先生の慶尚道の姻戚です。み旨から見るとき、郭錠煥氏は慶尚道を蕩減復帰しなければなりません。慶尚道出身の政権が私にどれだけ多くの罪を犯しましたか。それを蕩減しなければならないのです。

 教会と連合会は協会に属するのです。これを別個に考えてはいけません。今後、郭錠煥氏はそのことを肝に銘じなければなりません。去る九月一日に還故郷措置をなし、その後、十月から「アジア平和女性連合」を中心として大会を行ってきました。それを全国大会まで連結し、四月十日の大会までの全責任を朴普煕氏がもったのです。しかし、そのことゆえに朴普煕氏をすべての会長だと思ってはいけません。連合会は教会に属するのです。

 今まで教会は、ほかのことはすべてほっておき、教会のことだけを考えようとしたのです。それが大きな失敗です。連合会を連結させなければなりません。教会長と連合会長は還故郷する人たちを、「還故郷するので関係ない」と言って、すべて追い出しました。追い出さなければなりませんが、還故郷した人々を自分の所属として管理しなければなりません。還故郷した人を管理してあげなければ、その人々はどこに属するのですか。それを打ってしまったのです。

 連合会長も協会長の命令に従わなければなりません。協会長を中心として、教会の組織と連合会の組織が一つになれば、連合会の会長の組織のもとに勝共連合や国民連合がすべて入っていくようになっているのです。

 それはどういうことかというと、協会長のもとですべてのことを相談して行わなければならないということです。

 一つです! 「世界平和女性連合」の運動をする時は、全体が行くのです。今はそのような時です。教会と連合会はアベル・カインです。これを中心として、勝共連合と国民連合もアベル・カインになるのです。第一に、本部教会と連合会は一つです。これを中心として対応的、相対的な立場に立ったのが勝共連合と国民連合です。


「女性連合」の社会団体登録と基金預金

(一九九二・二・三〇)

 「女性連合」の団体登録を次のようにしたのですね。「社会団体登録証。登録番号二十八号、団体の名称、世界平和女性協会」。協会としたのですか。「団体の所在地、ソウル市龍山区漢江路三街六三-一」。「代表者氏名、崔元福。住所、ソウル市城東証廣壮洞ウォーカー・ヒル・アパート三三-七〇一」。「組織年月日、一九九一年十月三十一日」。「登録年月日、一九九二年十一月三十日」。「上記のとおり社会団体に登録したことを証明する。一九九二年十一月三十日、統一院長官」。

 今まで、韓国で女性運動をしながらお母様が苦労してきましたが、お金を一銭も出してあげなかったので、私の心が楽です。援助してあげてはいけないのです。今回、私がお金を援助してあげたのは約束した内容があるからです。

 政党からお金をくれるからといって、受け取ってはいけません。そのようになることを案じているのです。今回のお金は預金されるものだと思って分けてあげたのです。お金のかかるような内容がどこにありますか。私が三十三億ウォンをあげると約束したうち、十五億ウォンだけあげたのですが、それは女性たちのためにあげたのです。

 皆さんが先生のあげたお金以外のものを受け取れば、それは毒薬を飲むのと同じです。共和党の時、朴正煕がお金の包みを送ってきました。しかし、私はそれを送り返しました。皆さんが地方で御飯をもらって食べているかどうかは、私は知りません。こじきのまねをする統一教会の食口たちもいるのです。しかし、先生はそのようにすることはできないのです。

 ですから、お金をあげながらも「これは『女性連合』に預金されるものだ」と思ったのです。どれくらい使いましたか。それは預金しなければなりません。













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七 全国再臨メシヤ宣布と統班撃破(一九九二・七・三~九)


真の御父母様の生涯路程 9


七 全国再臨メシヤ宣布と統班撃破(一九九二・七・三~九)


ソウル統一グループ内での再臨主宣布


 一九九二年七月三日、ソウル市龍山の世界日報社内にある国際研修院で開催された統一グループ指導者会議において、真の御父母様は、再臨主の宣布を初めて発表された。

 偽りの父母の偽りの愛、偽りの生命、偽りの血統をもち、そこからこの原罪の根が繁殖して五十億人類がその根にぶら下がっているのです。人間が堕落して野生のオリーブの木の畑になりました。野生のオリーブの木はいくらたくさんあったとしても、その主人には誇るべきものは一つもありません。

 神様がこの野生のオリーブの木を真のオリーブの木にするためには、どのようにしなければなりませんか。再創造の歴史において投入して、犠牲になりながら、そのことを忘れてしまい、また投入しなければなりません。そのようにして、神側の野生のオリーブの木がサタン側の野生のオリーブの木よりも多くなるのです。そのようになれば、それが世界に知られるようになるので、すべての人々は、神側に管理されている野性のオリーブの木の主人が真なる主人だということを一遍に知るのです。

 その時には、神様のみ名によって、いつでも一遍に、一瞬の内に接ぎ木することができます。それで、宗教にはすべて再臨思想があります。キリスト教にも再臨思想があり、仏教、儒教もそうです。すべて、自分の宗教の宗主が来て世の中を救ってくれると考えているのです。それは何でしょうか。真の主人である真の父が来られ、神様のみ旨と一体となって、野生のオリーブの木を接ぎ木することによって真のオリーブの木の畑に転換させ、三代を聖別しなければならないということです。

 韓国を復帰しなければなりません。韓国は何ですか。韓国は再臨主が来られる所です。その再臨主が文先生です。(拍手)きょう、初めてこのような話をするのです。再臨主は誰だと言いましたか。きょう、初めて字で書いて、再臨主が誰かということをはっきりとさせました。何と書きましたか。「文鮮明」と初めて書いたのです。はっきりと知らなければなりません。今はもう、天下にはっきりとすべてを公開するのです。(拍手)


信哲様が興進様・薫淑様家庭に養子入籍

(一九九二・七・五、漢南洞公館)

 真の父母と一つになって伝統を受け継ぎ、皆さんの家庭が主体的伝統をもって万国を統治することができる基盤となり、主体性をもつことができる家庭となるとき、天国の皇族圏内に入籍するのです。そのようにして入っていくところが天国です。天国は誰もが入っていくところではありません。「その道を行こう」と、三代が決意しなければなりません。祖父母から、父母、夫婦、息子、娘まで、段階は四段階であり、夫婦としての系列は三代です。

 薫淑に「上がってきなさい」と言いなさい。先生の家族において三代以上の家庭的伝統を残さなければなりません。興進が霊界に行きましたが、興進は地上に真の父母の息子として生まれ、今はイエス様の代わりに霊界と肉界に橋を架ける仕事をしているのです。

 しかし、興進には直系の血族がいません。それで、養子を入れるのですが、養子である信哲の誕生日はあさってです。その誕生日を二日繰り上げて、きょう祝賀することにしました。そのようにしてこそすべての家庭の着地が可能になるので宣布し、紹介するのです。興進は霊界に行きましたが、興進に息子ができました。顯進の二番目の息子です。三番目の息子である顯進が、完成時代の二代を連結させたのです。これはすべて摂理的です。


《祈祷》


 愛するお父様、統一教会の直系子女を中心として、顯進までの三代圏を中心として、孝進と興進を中心として傷ついた過去の歴史を三番目の息子を中心として清算することができるすべてのことを許諾してください。今、薫淑と興進の息子が代を継ぎ、百日から三日を繰り上げたきょうの日にこのように祝祭を行うのは、現在、全国巡回路程があって避けることができなかったことによります。このことを天の前に告げて実践するこの日、興進君の家庭に息子を設定したことを宣布され、伝統的天の家系を連結し、「世界平和女性連合」を創建するにおいて不足のない条件となり、天の盾となるすべてのものを完遂され、天の願われる願いを解怨成就する前進の日として心に刻みます。

 三番目の息子である顯進を中心として、このすべての三番目の家庭的溝をすべて埋め、きょうこの日を中心として百日を迎えるこの時に祝賀をし祝福することができることを、天地に新しい宣布として立てられ、過去のことを忘れ、新しく出発することができる完成的、勝利的覇権をもって前進することができるように祝福してくださることを懇切にお願いいたします。

 この信哲君を中心とした興進の家庭の上に、すべての祝福を加えてくださることを懇切に願いながら、薫淑を中心とした母子の因縁を備え、天と地が分かれたことを統一させることができる厚徳を積む母と息子になるように許諾してください。

 今、真の父母として、真の息子、娘の愛を中心とした心情的基盤をもって兄弟の心情、夫婦の心情、父母の心情をすべて教えてあげましたので、その心を一念としてもち、この興進家庭の上に、全体を代表した新しい歴史的出発を許諾され、そのことを継承することができる自由環境的版図を継承させてあげたことを、お父様が喜んで受けてくださり、許諾してくださることを信じます。

 すべてのことを協助され、万万事が意のままに運ぶように許諾してくださることを懇切に願いながち、このすべてのみ言を真の御父母様のみ名によって祈りつつ宣布いたします。アーメン!


全国四大都市で再臨主宣布


 一九九二年七月六日から九日まで、全国四大都市(満州、釜山、光州、ソウル)で開催された「世界平和女性連合」全国指導者大会において、真のお父様は、真の父母であり、メシヤであり、再臨主であることを自ら宣布された。真のお母様は「理想世界の主役になる女性」という題目の基調演説をされ、真のお父様は「真の御父母様の再現と理想的家庭」という題目のみ言を語ってくださった。

 第二次大戦後に世界のキリスト教文化圏を統一しなくてはなりませんでした。イギリスは島国のエバ国家です。アメリカはアベル国家です。イギリスがアメリカを生みました。フランスはカイン国家です。地獄に向かう母と二人の息子、娘を神様が蕩減復帰して、世界的な結実として刈り入れたものが連合国です。その反対に、サタン世界にも枢軸国があります。日本もイギリスと同様に島国ですが、サタン側に立っていました。ドイツはユダヤ人を六百万人虐殺しました。ユダヤ人の虐殺を図った無謀な独裁者がヒトラーです。イタリアも同じです。枢軸国は神様の怨讐です。連合国が枢軸国と闘って消化して自由世界を統一した時に、すべての自由世界が再臨主である文総裁を訪ねてこなければなりませんでした。再臨主とはどのような方かというと、真の愛をもって来られるお方であり、真なる愛の生命の種をもってこられるお方です。(拍手)

 そして神様の圏内にある野生のオリーブの木がすべて再臨主と一体となれば、一瞬の内に接ぎ木されて、本然の真のオリーブの木に変わっていくのです。そのようにして、堕落していない本然の位置で家庭編成を成し、氏族編成、国家編成、世界編成を完成したのです。数千年の歴史過程を経て成立した国家と世界を、堕落していない位置へ完全に整理させていれば、文総裁は四十代で天下を主管していたはずです。

 女性を取り戻さなければならず、男性を取り戻さなければなりません。そして六千年以来、初めて神様が「真の愛を中心としてアダムが完成者とならなければならなかったのに、そのようになることができなかった。しかし、私の心の中に染み込んでいた息子を失ってしまった恨を、歴史始まって以来初めて文総裁が解いた。私は孝子をもった」と、誇ることができる位置に立ったのです。その驚くべき事実を世界の人類は知らずにいますが、サタンは知っています。

 そのように、アダム完成者として来た文総裁を、個人的に、家庭的に殺そうとし、民族が殺そうとし、国家が殺そうとし、全世界が殺そうとしたのですが、すべて切り抜けたので、既に闘いはすべて終わりました。

 今回、このように女性運動が起きたのは、人間の力で起きたのではありません。天運が奥深く染み込み、霊界にいる先祖の霊がすべて動員され、皆さんの心を、我知らずここに来るようにさせたのです。背後のこのような働きは、歴史始まって以来誰もすることができませんでした。文総裁が不信されている代表の立場でこのようなことをしたという事実は、人間の力でできたと考えることはできません。神様が保護されたことによるのです。

 それゆえに、真の父母の名を宣布しなければなりません。文総裁は再臨主であり、文総裁はメシヤであり、文総裁は真の父であり、文総裁は救世主です! (歓呼、拍手)それを認めない人は反対してみなさい! 一族を動員し、歴史を動員して研究しなければならない時が来ました。研究すればするほど、文総裁が再臨主だという事実を否定する人はいなくなるはずです。知恵があればあるほど、学者であればあるほど、より明確に知るのです。

 私は再臨主として、救世主として、真の父母としてその使命を果たしてきました。時になったので、この場で明らかにする次第です。聞く者に福があります。この民族が私の言うことを聞くならば、この国にどれほど福となることでしょうか。為政者が私の言うことを聞けば、どれほど良いでしょうか。聞く、聞かないは各自の責任ですが、最終的には万民が私の言うことを聞く時が来るのです。


再臨メシヤ宣布の意義


 七月三日から九日まで、メシヤ宣布をしました。先生の口で初めてそのような宣布をしました。初めて宣布をした日は七月三日です。私はソウルに住んでいるので、ソウルにいる人々に先に話さなければなりません。統一教会の教会員に内的に発表しなければなりません。それから、全国的に約八万人の前で発表したのです。「統一旗を配ってあげ、統一旗を掲げさせなさい」と言いました。私は気の狂った人ではありません。その旗を分けてあげるのに、お金が約三億ウォン飛んでいきました。

 なぜ統一旗を掲げるのか分かりますか。自分たちが福を受けなさいということです。昔、モーセがエジプトから出てくる時に、羊の血を家の門の柱に塗って長子が死ぬのを免れたことと全く同じです。その旗を一度掲げてみなさいというのです。善霊たちが自分の一族を保護することができる時代が来たのです。

 三六〇度の闘争過程で正道の定着地をつかみ、苦難の道においてすべてのものを清算し、平坦な道の根源である第一出発基地を完成した基準に戻ってきたので、そこで宣布してしまわなければなりません。真の父母、メシヤは誰かということを宣布し、新しい世界と新しい理想がここから出発するということを公然と発表しなければ、哀れな存在になるのです。これを発表することによって、地上と天上に組織が編成されるのです。

 この宣言は、先生の教えに従うすべての人々に、「神様をお迎えして、真なる父母の道理を尽くしながら、私たち夫婦と共にこの世を救援する犠牲と奉仕の道を行こう」と勧告し、告知するメッセージだったのです。


祝福家庭夫人の面単位配置と統班撃破


 今まで国を救おうと歩んできましたが、何年かかりましたか。四十年が過ぎました。その歳月がいつも延長のみで終わってはいけません。摂理的に見るとき、今は決着をつけなければならない時が来ました。その一つの方法は統班撃破です。統班撃破が問題です。それが年数としては七年かかりました。その間、莫大な人員を動員し、莫大な資金を投入して行ってきましたが、すべて失敗しました。この統班撃破をするために、十年前から家庭教会を中心として行ってきたのです。家庭教会が始まってから既に十年が過ぎました。十二年、もしくは十三年になるのです。

 今、皆さんが知らなければならないことは、一人の人が統班を受け持つのではなく、三つの家庭を編成して受け持つのです。統班が三千三百ならば、十分に配置することができます。今、そこに日本の家庭を動員しようと思っています。

 班を中心としてどのように着地するのかというのです。その班が約四十軒だとすれば、一時間で回ることができます。一度回れば一度回った効果を得、三度回れば三度回った効果を得るのです。感動を受ける度数が高くなるにつれて効果が上がるのです。

 なぜ先生は統班撃破を主張するのでしょうか。これをみ旨という側面から見れば、「全国の復活」であると思うのです。それは不可避的な作戦なのです。それを中心として、食口たちがどれほど努力しましたか。しかし、今まで、すべて失敗しました。

 それで、接近地帯で定着教育をするのです。そこには教育する人がいなければなりません。それでは、教育する人々に誰を立てるのかというときに、もちろん責任者もいなければなりませんが、祝福家庭をすべて任命するのです。


面・里・統・班大会と氏族的メシヤ活動


 全国大会から道大会、郡大会を終え、今、面大会を行っているでしょう? 面大会から、里・統・班大会を経て、家庭まで下りていくのです。家庭に入っていけば、そこには、お父さん、お母さん、息子、娘がいるのです。

 それと同じく、先生の家庭をモデルとして、その完全なプラス家庭の前に絶対的に一つになるとき、すなわち先生の家庭を中心として主体と対象の立場で一つになることによって、そこから氏族の王が出てくるのです。

 氏族を中心として、家庭の王権が復帰されるのです。家庭の王権を伝授してもらうと、氏族的王になることができるのです。氏族的王は先生から祝福を受けて、自分の一族の主体となり、氏族圏内の家庭を収拾しなさいというのです。縦的に家庭が一つになるのです。そのようにして発展していくのです。

 その勝利圏をどこからつくらなければならないでしょうか。韓国からつくらなければなりません。それゆえに、先生がお母様に命じてなさなければならないことは、道大会、郡大会、面大会、里大会、家庭大会までいかなければならないということです。そのことを指示したのです。ですから、十月まで、お母様を代表する女性たちを家庭に立てなければならず、氏族に立てなければならず、民族に立てなければならず、国家に立てなければならず、世界にまで立てなければなりません。今は復帰時代であり、韓国が先祖なので、国家基準において、上から下まで縦的な面ですべて蕩減していかなければなりません。

 そのようにさえなれば、三千里半島で、私たちの力が及ばない所はないことでしょう。すべての村々に及ぶはずです。それゆえに、氏族的メシヤの使命が自動的に成されるのです。氏族が一つになれば、民族は自動的に一つになるのではありませんか。それゆえに、氏族的メシヤをパスし、万端の準備をなして家庭に訪ねていきなさいというのです。それで、三十四万家庭大会を行いなさいと指示したのです。


『救世教本』と『原理講論』の奉読講義


 お母様の講演集(『救世教本』)を中心として、家庭に訪ねていくのです。そこにはアダム家庭復帰と天使長を解放させる復帰路程が入っています。これさえ知れば、新約と旧約の核心がすべて分かるようになるのです。お母様の第一次四十日大会の時の講演内容は、キリスト教の本質的な歴史を中心として、すべての方向が新しく変えられなければならないという内容でした。上に向かっていたものは下に行かなければならず、下に向かっていたものは上に行かなければならず、右側は左側へと、その方向が変わらなければならないと言いました。血統転換を中心としてメシヤが来るということをはっきりと提示しました。

 原理講義するにおいて、全体を講義することができなければ、ただそのまま読んであげなさい。人々を集め、各家庭に行って『原理』の本を読んであげるのです。北韓の読報会と同じです。読んであげるのです。そして、感動を受ければ、感動を受けた内容を中心として話をしてあげ、良く分からなければ本を読んでから「質問しなさい」と言えば、お互いに問答しながら徐々に良くなるのです。このように勉強しながら進んでいくのです。班常会のようにしなければなりません。一度大会をしたからといって、そこで終わるのではありません。連れてきて座らせ、『原理』の本を何度でも読んであげなければなりません。

 今から統一教会では、講義する方法と伝道する方法が根本的に変わっていきます。今は家庭の伝道時代です。先生の家庭を中心として公式的な中心が現れ、これと連結する時なので、家庭を中心とした伝道時代に入っていくのです。家庭単位のセンターは何かというと、女性です。母です。母が二人の子女を抱いていかなければなりません。

 創造原理を三時間で話す必要はありません。いかにして一時間半でするかと考え、色を決めて、同じ色の所を連結していくのです。そして、その色の所だけを話せば一時間半でも語ることができるようになります。そのようにして色違いにしてつくっておけば、二回目には四十五分ですることができ、三回目には二十三分ですることができ、四回目には十三分でもすることができ、五回目には五分でもすることができるのです。このように一回、二回、三回と色を変えながら講義をすれば、いくらでもすることができます。最終的には五分以内にみ言を語ることができるように訓練ができてこそ、電車やバスの中で座って話しながら「家庭問題や社会問題をどのように考えていますか」と言って、すべて紹介することができるのです。


四十日の四十万の班撃破運動

(一九九二・二・一五~一二・二四)

 見てください。現在、里・統は八万個です。以前は七万三千個でしたが、新たに追加された里・統を加えれば八万個ほどになるはずです。この八万個以上の里・統に七月六日から九日までの四日間、先生の尊影と旗をすべて分配してあげました。「文総裁支持!」と言って、基盤をすべて築いておくのです。里・統を中心として五個ずつの班にすれば、四十万の班になるのです。この四十万の腰に鉄の棒を突き剌さなければなりません。

 私が「十月末までに終えなさい」と言ったでしょう? 骨髄に徹して、家を売り、本部を売ってでも、このことをしていなければなりません。これを何日までにすべて終えるのですか。(十二月二十四日までの四十日間と定めました)。時を知らない人はいつも流れていくのです。また、私が扇動しなければ、この峠を越えることができないのです。十月三十日までにしていたならば、私がここに場を設けて政治家たちを料理しようとしていたのです。このように、あとからついていきながら収拾しなければならない悲運の位置に立っているというこの恨を知らずにいる統一教会の指導者たち! ですから、自分たちを中心として解決しようとはせずに、外的な基盤を中心として解決の方法を求めていく立場に立っているのです。

 祭物は血を流さなければなりません。四十日断食で蕩減するのです。四十日断食しますか、四十日活動しますか。(四十日活動します)。「断食します」と言わず、「活動します」と言うのですか。それは真の御父母様が勝利したので可能なのです。血を流さなければなりません。国が何ですか。教会が何ですか。二十一の新聞にすべて出しました。三×七は二十一です、その原理数に合わせて二十一の新聞に出したのです。ですから、小学校以上を出た三千万の国民はすべて読んだはずです。しかし、それを読んで、どのように答えるでしょうか。答えが食い違うので、今からその問いを解決してあげるために出動するのです。

 任令状とは何ですか。霊界が自分の後孫たちと関係を結び、今後地上で仕事をすることができる条件基盤です。ですから、その人々を何としてでも抱き込まなければなりません。一度、二度、三度訪ねていって人を感動させ、それでもできない場合は、自分がすべて引き継がなければなりません。責任を果たすことができなければ引き継がなければならないでしょう。このようにして、自分の名前をもって再任命しなければなりません。再任命を受け、里・統・班をすべて設定しなければなりません。

 それは何だと思いますか。国でいえば、暗行御使(注:李朝時代に王が地方の事情を直接知るために密使として地方へ送った官吏)の印章と同じです。歴史始まって以来のことです。天の伝統を無視して自分たちでいくらやったところで成果は現れません。

 先生があげたものは何ですか。世界的にメシヤを宣布し、真の父母を宣布しながらあげたものは何だと思いますか。定着の任命です。天国の特命を通して与えた任令状です。「どこかに押し込んでおきなさい」と言って尊影をあげたのではありません。その家の中の重要な所に掲げておき、あなた方が行けばすべて敬拝し、旗を掲げたりしなければならないのです。


八 第二回「世界文化体育大典」と三万家庭祝福式


第一回「世界文化体育大典」


 一九九二年八月十九日から三十日まで、ソウル市において、真の御父母様が総主宰され、郭錠煥組織委員長が実務指揮する中で、第一回「世界文化体育大曲」が盛況裏に進行した。同大典は、真の御父母様の世界的摂理基盤が総体的に結集された意味をもつ最初の祝典として、第十九回「科学の統一に関する国際会議」、第五回「世界平和教授アカデミー」世界大会、第十二回「世界言浪人会議」、第五回「世界平和のための頂上会議」、第八回「世界大学生ハンマダン体育祝典」、「世界平和統一堂」創設提唱とメシヤ宣布、第三回「世界宗教議会」、第八回「原理研究会世界大学生総会および祝典」、三万双国際合同祝福結婚式、「世界平和女性連合」世界大会などの各種大会が同時に執り行われた。

 「世界文化体育大典」は、人類の精神文化を収拾して人間の幸福のための真なる価値を見いだし、神様と人間と万物が調和した平和な新文化世界を指向する歴史的な行事です。全世界の学者、宗教人、言論人、政治家、青年代表たちが地球村家族の一員として一堂に会し、人類和合の知恵と経験と実践を結集する祝典です。

 特に、今年の第一回「世界文化体育大典」は、いち早く天命を受けて復帰歴史の流れを看破してきた私の生涯を中心として、主導してきた各分野の集まりを総網羅し、神様お一人を中心とした一つの絶対価値基準を基盤にして集まる最初の大典です。

 五大洋六大州で多様な文化圏に四分五裂した様々な伝統、文化、価値観等の特色を生かしながら、全体的調和を通して新しい統一文化を創造していくのです。このようなすべてのものの土台である原理運動は、新しい生命の運動であり、新しい真の愛の運動です。若くはつらつとした肉体と精神の調和と統一を通して、本性に基礎をおいた神様中心の新しい人間、新しい家庭、ひいては新しい国と新しい世界を創造する運動です。

 それで、今回強調したのも世界平和です。「世界平和連合」、「世界平和宗教連合」、「世界平和女性連合」、「世界平和教授アカデミー」などです。すべて平和が入っています。それが神様の目的です。このすべてのことを中心として「世界文化体育大典」を行うのです。

 この大典はオリンピック大会を凌駕しなければなりません。なぜならば、オリンピックは体を中心とした大会だからです。そこには神様がいません。ですから、「世界文化体育大典」は世界に文化を植えつけるのです。すべての文化の中心は宗教なので、宗教を中心として行うのです。宗教を中心として精神を強め、体を導いていくことができてこそ、正しい人間に帰っていくのです。そのようになれば世界的な運動が起こり、新しい文化が創造されます。それで、これを真の父母がすべて行うのです。


「世界的真の父母」の宣布


 一九九二年八月二十四日、ソウル市、リトル・エンジェルス芸術会館で開催された第一回「世界文化体育大典」の祝賀晩餐会において、真のお父様は「私と私の妻、韓鶴子総裁は、人類の真の父母であり、救世主、再臨主、メシヤであると宣言しました」と発表された。この日、晩餐会には「世界平和頂上会議」、「世界言論人会議」、「世界平和教授アカデミー」、「科学の統一に関する国際会議」、「世界宗教議会」、「世界平和女性連合」などの国際会議への参加者、来韓した海外著名人、国内の与野党議員を含め、七百人以上が参席した。

 一世と二世がすべて一つの道へ進んでいけば、その国の運命は、未来であろうと現在であろうと、一つの方向へ従っていくのです。ですから、今統一教会に反対すれば、統一教会はなくなるだろうと思うかもしれませんが、なくなりはしません。先生がこのようなことをしていることを世の中は知らないでしょう? 今やそれが実質的に表に現れる時になったので、反対をしていた者たちは、ほらを吹いていた立場になるのです。

 韓国にしてもそうです。韓国では「統一教会の文なにがしはどうということのない者だ」と言ってきたでしょう? しかし、去る七月にメシヤ宣布をし、「世界文化体育大典」で公式的に「真の父母」を宣布しました。

 今や、一九九二年八月を中心としてすべてのことを終え、「真の父母」を宣布することによって、真の御父母様が設定され、地上に着陸時代が到来しました。イスラエルの国とユダヤ教が失ってしまったものと、アメリカとキリスト教が責任を果たすことができなかったすべてのものが蘇生され、定着する時代に入っていくのです。

 私がこの地に来た「再臨主」であり、「救世主」であり、「真の父母」であるということを世界に知らせなければなりません。知らせて事実を明らかにしてあげなければなりません。今回、「真の父母」を発表したでしょう? 「世界文化体育大典」を中心として、口八丁手八丁の人々をリトル・エンジェルス芸術会館に呼んでおいて、二十四日に発表しました。発表した時は、驚いて顔色が変わって気絶しそうになった人々が、その次の日に三万双が祝福を受けるのを見てからは「なるほど、メシヤだからあのようにできるのだろう! もうしばらく見てみなければならない」と言ったはずです。そのような者たちがたくさんいたはずです。

 なぜそのようなことをしたのでしょうか。しなければ、大統領選挙で勝利しても、その就任式をしなかったことと同じになるからです。そのようになれば事務処理ができません。サタン世界と地上世界を清算する手続きを踏むことができません。引き継ぎができないのです。先生が発表することによって、天上世界や地上世界で相続が起きるのです。霊界で相続が起きれば、地上が従うのです。ですから、仏教、儒教、キリスト教が怨讐でしたが、今はもう怨讐にはなり得ません。一つになるのです。霊界の統一が起きるのです。


三万家庭国際合同祝福結婚式


 一九九二年八月二十五日、ソウル市蚕室オリンピック・メインスタジアムにおいて、世界百三十一ヵ国から集った善男善女と祝賀客など、十万人以上が参加する中で、真の御父母様の主礼により、国際合同祝福結婚式が挙行された。蚕室婚礼式場に参席した新郎新婦は、二万八百二十五双、航空便の予約問題等で来韓できなかった九千八百双は、世界最初の衛星中継の結婚式(六ヵ国、十地域)を挙げた。

 今回の「世界文化体育大典」で、既成家庭まで含めて三万双ほど祝福するのです。父母を祝福してあげ、なぜ二世の子女の祝福までするのでしょうか。二代を連結させて方向転換させなければならないからです。堕落はアダムが犯したことですが、その子女を中心として方向転換しなければならないのと同じです。父母も、自分の息子、娘を方向転換しなくては、あの世に行って顔を上げることができないのです。

 みな「韓国の男性、韓国の女性と結婚する」と言って大変です。今回も困ったのです。七〇パーセントが「韓国の男性をもらいたい」と言い、「韓国の女性をもらいたい」と言う人は一〇〇パーセントでした。ですから、韓国人はすべて国際結婚をさせて外国に送り出そうと思っています。

 なぜ統一教会が世界的な祝福をしてあげるのかというと、家庭時代が来る時に、その中心的な使命を果たすことができるようにさせるための準備です。祝福式というものは、何百ヵ国の祝福も一遍にしてあげることができるのです。すべて兄弟として見るのです。異なる国とはみなしません。その時に、世界の代表家庭をすべて配置していかなければなりません。

 黒人や白人などという人種は問題ではありません。肌の色は問題ではないのです。そのような意味で、今はもう先生がしてあげる合同結婚式が伝統として立ったのです。なぜでしょうか。息子、娘を見ても父母よりも優れているのです。そのような伝統が立ちました。ですから、写真を見るだけで何万双もマッチングするのです。

 日本の優秀なオリンピックの体操選手や有名な俳優も祝福してあげました。十五年間、歌手として、それから俳優として活躍した桜田淳子は、日本では知らない人がいません。彼女はどれほど品行方正か分かりません。そして独身なので、若い青年たちがみな理想的な結婚相手として見ていたのです。彼女たちは純潔なのです。

 先生が与える統一教会の国際合同祝福結婚式こそ、人類が原罪を清算し、神様の真の愛と、真の生命と、真の血統を取り戻す復活と重生の祝福です。人種と、民族と、国境を超越した真なる人類兄弟大家族の理想を実現する平和の産室になるのです。

 このように見るとき、世界の若者たち三万双が一箇所に集まって結婚するという事実は、宇宙史的な慶事です。それは、宮殿において、王子、王女たちが婿や嫁に行く時、その国が褒めたたえることよりも、もっと大変なことです。三万双は百三十一ヵ国から来た人々です。これは、いくら否定しようとしても、世界的であらざるを得ません。世界的な次元なのです。

 世界の家庭を連合し、世界国をつくらなければなりません。国家を超越した世界家庭の連合ができなければなりません。それを象徴するのが今回の世界的な八月二十五日の祝福式です。これは世界家庭復活式です。


三万家庭の代表の北韓訪問


 三万家庭の聖地巡礼団(団長・小山田、二十ヵ国、二百十九人)が、一九九二年八月三十一日から九月五日までの五泊六日の日程で、真のお父様の故郷定州を訪問、真の御父母様の生家を巡礼することによって、これ以降の継続的北韓訪問旅程の第一歩を踏み出した。

 中国の門を開き、ソ連の門を開きました。今や北韓の門さえ開けばよいのです。三万双の合同結婚式を資料にして、私が「日成兄さん、三万双を連れて北韓に入っていこうと思いますが、三十八度線を開く自信がありますか」と聞くと、「もちろんだ、もちろんだ! いやあ、それは素晴らしい!」と答えたのです。(笑い、拍手)

 これは歴史的な秘話です。誰も知らないことを皆さんに話すのです。皆さんが信じることができそうなので話すのです。これをもって自分の政治風土に利用してしまう人がいるかもしれず、反対派たちが悪宣伝するようなことがあるかもしれません。悪宣伝しても問題ありません。そのようなことをすべて考えて話すのです。

 金日成が「三万双を連れて北韓に来なさい」と言ったのです。それで、「ホテルがないではありませんか」と言うと、「ソンド海水浴場が世界的に有名な場所であり、その松林に数十万人が入ることができます。ですから、十人に一つずつテントをもってくれば万事解決です」と答えたのです。(笑い)それは正しい話です。「そこに食べるものを運んできなさい」と言うのです。「元山港を開くので、すべて船に積んで運んできなさい」と言ったのです。

 これを安企部と折衝したところ「ああ、大変なことになります。国の威信はどうなりますか」と言ったのです。彼らの言っていることが国の威信ですか。それで国の威信などいうことを言って話になりますか。そのようにブレーキをかけるので、私の威信が立たず、あちら側の威信も立たないのです。それで、仕方なく百双だけが行って来ました。私はあきれて言葉も出ませんでした。

 金日成は「三万双の合同結婚式を本当にするのか」と言って好奇心をもっていたのです。「どのようにして三万双を結婚させるのか」と言うのです。「三万双は何でもない」と言ってあげました。三万双の結婚式をすれば「その写真を一度見ることができれば」と思っているのを私は知っているのです。


九 「世界平和統一堂」と「世界平和統一家庭堂」の創堂


「世界平和統一堂」の創堂の提唱


 一九九二年八月二十四日、ソウル市のリトル・エンジェルス芸術会館において、七百人以上が参席する中で挙行された第一回「世界文化体育大典」祝賀晩餐会において、真のお父様は「世界平和統一堂」(The Hous ForUnification For World Peace)の創堂を提唱された。

 内外貴賓の皆様、そして各国代表の皆様! 今、私はこの演説の結論に代えて、私たちのこのすべての救世運動を効果的に推進するために、「世界平和統一連合」の機関として機能すべき「世界平和統一堂」の創設を提唱する次第です。

 誤解がないように、「世界平和統一堂」の「堂」は、「家」という意味の「堂」であり、「群れ」という意味の「党」ではないことを明らかにしておきます。言い換えれば、私が提唱する「世界`平和統一堂」は、一国の政権を勝ち取るための通常の政党機能を意味するものではなく、世界平和のために、世界各国が統一された基盤と努力を増進させることができる連帯活動を強化する殿堂、すなわちハウス(house:家)の意味をもつものです。

 男性を天とすれば、女性は地と表示することができます。家は女性の生涯の舞台です。母は家族全体の愛の巣の中心であり、母を中心とした家庭は国家と世界を結ぶ単位です。

 「堂」という字には、母を中心として地を高めるという意味があり、教育するという意味があるので「堂」を使用します。すなわち、「女性を中心として教育する家」という意味になります。

 ですから、私たちは世界の平和を具現するために、神様を中心とした愛で心と体が一つとなり、各国の政治指導者、学者、宗教人、言論人、教育者、芸術文化人、女性指導者、青年指導者が、全世界の女性を代表した母たちによって、すべての階層の人々に家庭を中心とした世界平和のビジョンを提示する積極的な交流と教育の機会を提供することができるように、協力することを希望します。


「世界平和統一堂」の創堂の目的と趣旨


 男性たちは三大天使長なので、ここに女性を一人先頭に立てなければなりません。女性の大統領候補を立てるのです。そのようにすれば、政党を中心として教育し消化することができる能力が問題になるのです。

 今後は、男性たちが争うことに対して指導し、模範を示してあげなければなりません。お金を使う選挙はしないようにしようというのです。国民を四分五裂させてはいけません。国民は一つです。価値的な内容を中心として、間違いのない思想的基調として教育し、準備していくのです。女性が大統領になれば、即座に「家庭連合」にチェンジするのです。

 ここには二つの道があります。私たちが新党を結成する際に、その後援をすることもでき、また私たちの組織を通して新党をつくることもできます。これは、社会活動をするにおいて、いずれ私たちが準備していかなければならない部分です。「女性連合」を中心として、新党と合わせて新しい「南北統一堂」とするのです。

 私たちの組織を全国的に利用して、早くそのようにしなければならない立場に立っています。私たちの党でないとしても党をつくるのに手を貸してあげ、組織編成をして、その党を教育し、国民の前に掲げようと思っています。

 そうかといって、政党をつくることが何かの政権を受け継ぐ党にしようということではありません。南北統一時代において、堅固な政権を受け継ぐ党をつくる準備です。それは金泳三も願うものであり、鄭周永も願うものであり、大統領になろうとする人はみなそれを願っているのです。

 きょう私が話したことを中心として、党発起委員会をつくって結党の準備をしなさい。その大会というものは、条件的に新聞記者とインタビューさえすればできるのです。そして、その登録手続きは、安企部(安全企画部)や選挙管理委員会を通じて短期間に早く行いなさいというのです。結党登録手続きは認可さえ出ればいいのです。

 なぜ「世界平和統一堂」としたのでしょう。統一堂は母堂です。韓国では母のことを母堂と言うでしょう? また、おじいさんのことは「書斎おじいさん」と言うのです。そのように「世界平和統一堂」は母堂です。そして、この世の党は兄弟党です。母の前におけるカインとアベルの立場です。これを合わせて世界平和統一のための家庭堂をつくるのです。ですから、母を中心として兄弟を抱かなければなりません。

 政党をつくって大統領を立てようというのではありません。平和の基準をつくってあげ、その基盤の上で主体を立てなければなりません。再創造の役事です。エバがカイン・アベルを抱いて堕落したので、この母なる統一堂が、今息子、娘の立場で争っている国の党を抱いて正しく導いてあげなければなりません。

 「世界平和統一堂」は母として息子、娘を、言い換えればカイン・アベルを一つにする教育をする家だというのです。世界的な公館になるのです。それが「世界平和統一堂」です。

 それから、真の愛をもった母が真の愛を植えつけるところが統一堂です。今までは、真の愛を植えつけてあげるところがありませんでした。この世の中には、堕落した愛を植えつけておき、自分のために一銭でも多くむしり取り、損害を与えようとする人はたくさんいるのですが、神様の代わりに、心から自分を犠牲にしようとする人はいませんでした。しかし、この家は、母の心情を身代わりした位置で、真なる神様を身代わりし、愛がどのようなものかということを心と体に植えつけてあげることができるところなのです。

 母の家で、真の夫婦と真の家庭を教えてあげなければなりません。それでは、どのようにして真の夫婦と真の家庭を教えるのでしょうか。それは、真の父母の家庭を教えてあげるのです。「真の父母とはこうでなければならず、真の夫婦とはこうでなければならない」。ということを教えてあげなければなりません。自らの夫婦の内容を中心として、「皆さんが御覧になっている父と母のような幸福な家庭となり、幸福な夫婦となりなさい」ということです。そのように見せてあげて教育しなければならないのです。


「世界平和統[家庭堂」の創堂


 一九九二年十二月十二日、「世界平和統一家庭堂」の創堂準備委員会が結成され、十五日、結成申告を完了した。

 今後、世界の問題を収拾するにおいては、法によっても、政権によっても、それはできません。政権対政権で闘争していては終わりがありません。皆さんも知っているように、政権を一度握れば、それは麻薬やアヘンよりももっと恐ろしいものです。そして一度失ったら、それを奪還することは非常に難しいことです。

 地区党の結党を早くしなければなりません! 外的に大げさにするよりも、初めは一番底辺に入り込んでいくのです。今まで、私たちがしてきたことがそうではありませんでしたか。志ある人々を一対一で抱き込む運動をしながら、短期間内に入党もさせたりしなければなりません。

 食口たちがすべて主動になっていますが、今後は一般社会にいる女性たちを糾合するのです。そして、私たちの数と同じように合わせて連合していくことができる、そのような運動をしなければなりません。その教育は誰が行うのですか。私たちがしなければなりません。

 アベルがカインを育てて、その基盤を活用しなければならないのです。長子権が復帰されたと言いますが、それを主導していくことができる経験が私たちにはありません。ですから、彼らと共に同じ立場に立ち、彼らが長く苦労して功労があるのならば、その功労を認めてあげて、私たちが兄や姉のように主導しながら、教育して育てていかなければなりません。

 「世界平和統一家庭堂」は大変な堂です。それは救世主堂です。国をつくるためのものです。真の御父母様が天国をつくるためのものです。見ていなさいというのです。家庭をもって国を動かすとき、それが統一堂になるのです!

 今までは郭錠煥氏が指導したのですが、もっと何人かの人と連結して、早く結党準備をしなさい。やはり男性たちが手を貸してあげなければならないでしょう。これができれば、私は船に乗って世界を遊覧しても良いのです。そのような時になりました。私は、政党による公認は行いません! 公認など必要ありません、くじ引きを行うのです!


「世界平和統一家庭堂」の創堂の目的


 今、神様が地上に定着するためには、愛の家庭の礎石の位置に定着しなければならないと思うので、私たちは家庭が平和に統一されなければならないと主張するのです。すべての本然の起源は個人にあるのでもなく、国にあるのでもなく、世界にあるのでもないというのです。

 基本的な基準である家庭において定着の起源を発見しなければ、平和を成し遂げることはできないと思うのです。ですから、私たちが家庭を中心としていくら反対されたとしても、いかなる反対に直面したとしても、また悪魔のわざをもった者たちが現れたとしても、この家庭基盤を一寸一分も譲歩してはなりません。家庭の安定基盤を確定することなくしては、世界平和の礎をおくことはできません。このような意味で「世界平和統一家庭堂」と言うのです。

 「『世界平和女性連合』は、近い将来、『世界平和家庭連合』へと昇華するだろう」とお母様が世界的に発表しました。それは家庭連合を代表した家庭堂です。そこでは男性と女性が一つになります。

 それゆえに、今後ここに入ってくるすべての堂員たちは、家庭で入堂しなければなりません。そして超教派であり、超思想的です。「頭翼思想」は頭を中心とする思想ですが、手足がそれと離れて動き回ることができますか。五官がすべて歩調を合わせるようになっているのです。ですから、家庭における争いも、すべて整理してあげなければなりません。

 統一堂は母であり、家庭堂はカイン・アベルの二人の息子です。家庭堂を党的な面から見るとき、カインの立場は国会議員たちです。そのカインとアベルが一つになるのです。そのように見れば良いのです。

 それゆえに、母子一体となり、そして父と一つになって祝福家庭の完成です。そのようになるとき、初めて堕落した天使長もアダムを中心として接ぎ木され、家庭に解放圏を完成し、堕落したサタン世界をすべて解放することができる位置に立つようになるのです。そのように一つになることによって、国家全体の家庭が完成するのです。

 統一堂と家庭堂が一つになり、全体の中心であるお父様と一つになることによって、祝福家庭の完成が成されるのです。そして国家を代表して南北統一を完遂しなければなりません。母子一体となって父と一つになり、祝福家庭を完成するようになれば、国家的な統一がなされるのです。

 一九九三年からは、統一祖国のための統一時代へ入っていくのです。一九九三年、一九九四年、一九九五年、一九九六年、一九九七年、一九九八年、一九九九年の七年間です。その次には二〇〇〇年です。八年後には新しい時代へ入っていかなければなりません。


南北統一に備えた選挙方案の公開提案


 二十一の新聞に広告を出した四大項目の重要な内容とは何でしょうか。第一は「南北を統一しなければならない」ということです。これは、いかなることがあっても成し遂げなければなりません。南韓は神様を象徴し、北韓はサタンを象徴しています。北韓は無神論国家です。歴史的に、ヘブライズムとヘレニズムがアベルとカインの立場で対峙しながら闘ってきたのです。それを統一させなければなりません。それは心身の統一と同じです。

 第二は、「南北統一連合堂をつくらなければならない」ということです。「神主義」と「頭翼思想」で統一しなければなりません。「頭翼思想」は左翼と右翼を治める思想であり、「神主義」はすべての宗教を治める真理です。そして、選挙方法を変えなければなりません。それは新聞に発表した説明を見なさい。

 第三は、「政治は家庭を中心として行わなければならない」ということです。エデンの園では、神様を中心として政治を行ったのです。政治の起源は家庭から始まったのです。したがって、男性も女性も共同の立場に立たなければなりません。

 今後の世界の理想的な選挙区は小選挙区です。そして、国会議員は、男女が同数にならなければなりません。その基準を整理するのが「世界平和女性連合」です。そして、それは近い将来、「世界平和家庭連合」へ昇華しなければなりません。

 今、私が提議しているのは投票と抽選制です。例を挙げれば、「南北代表として千人を選出しよう」と言えば、南韓から五百人、北韓から五百人を選び出すのです。それに対しては不平を言うことができません。

 それぞれ五百人を選出するために、南北六千万人すべてが自分の願う人の名前を書いて出すのです。そのようにして、南北の六千万人の中から千人を選び出すのです。そして、その名前をすべて全国に発表するのです。この人々が国会議員の候補者となるのです。

 そして選出した千人の中から、十分の一を選び出すのです。その千人が自分たちの中から選んで書いて出すのです。そうすると、一番から千番までの順位がすべて出てくるはずです。その時「百人を選び出そう」ということであれば、百人までですぱっと切り落とすのです。

 また、その百人の中から「四十人を選び出そう」と言えば、そこで選挙をして四十人を選ぶのです。その四十人の中から、大統領を初めとする南北の機関要員が生まれるのです。南北の大統領を中心とした閣僚たちは、その四十人が引き受けて行うのです。統一された一つの国の機関要員として、その四十人を配置するのです。

 くじ引きをして、一番を引き当てた人は大統領になるのであり、二番、三番は副大統領になります。南韓の代表と北韓の代表が副大統領になります。それは調整しなければなりません。閣僚は何人いてもかまいません。


十 「世界平和女性連合」の世界巡回大会と特別宣布式


日本大会


 「世界平和女性連合」の日本大会が、一九九二年九月二十四日の東京大会(東京ドーム、五万人以上の女性会員が参加)を皮切りに、十月二日まで、日本の七都市において、延べ八万二千二百人以上が参加する中で開催された。十月四日から三日間は、東京、大阪、名古屋の三大都市において、延べ七千九百人以上が参加する中で在日同胞大会が行われた。韓鶴子総裁は「理想世界の主役となる女性」という基調演説をされた。

 韓国大会が終わると、今度は「日本に行ってまたしなければならない。日本語でしなければならない!」と言いました。お母様は日本語ができる人ではありません。おおよそ読むぐらいのことはできるでしょう。何ヵ月間か基礎は習いましたが、日本語をよく知りません。ですから「日本語で講演しなさい」ということは大変な脅威です。「本当に日本語でするのですか」と聞いてきたのです。

 その間、日本語の発音を学ぶなどの多くの苦労をしました。コディアックでその勉強をしたのです。普通、原稿に振り仮名をつけて読むのですが「すべて消して、そのままもっていきなさい」と言いました。それで、その原稿をすべて勉強していったのです。最初、日本に行くと、日本の食口たちが「本当にお母様は日本語で講演されるのですか」と聞いてきたというのです。

 しかし、お母様は本当に素質があります。女性たちはそのようなところに少し素質があるでしょう? 私がずっと監督してコーチしたのですが、特にお母様はそのような素質が多くありました。日本で最初の大会をする時に、東京ドームに五万人が集まりました。韓国でもありません。日本の真ん中に入っていき、日本語で講演するというのです。食口たちはみな信じなかったのです。ところが、お母様が日本語で話すのを聞いてみると発音がとても明瞭だったのです。ですから、一、二行読み進むと、拍手をしたのです。

 日本語をよく知らない人が講演すると、「どこで間違えるだろうか、どこで間違えるだろうか」と心配しながら、一言、一言読み進めるたびに、みなそれに沿って読むのです。ひやひやしながら峠を越えていくのです。聴衆がどれほど深刻だったか分かりません。みな一つの心情になり、講演を終えてみると「いやあ、上手だった!」という感嘆の声が出て、聴衆が立ち上がって拍手を送ったのです。それが最初の大会でした。すべてのことは最初が難しいのです。それからは十都市を完全に席巻しました。これは感動的なことでした。

 「世界平和女性連合」の代表たちが全員集まって大会を行ったのです。それが東京ドームの大会だったのですが、その時、「アジア平和女性連合」の創立の時の代表が出てきて演説を行い、そして「アジア平和女性連合」の代表が出てきてお母様の紹介を行ったのです。

 日本の特記事項は何ですか。すべての国が先進国の行く道に従っていこうとするので、日本で起きる出来事は、大使館やAP通信を通じて全世界のテレビで放送されるのです。なぜでしょうか。自分の国だけが世界に取り残されてはならないと考えるからです。そしてこのような「女性連合」の大会を行えば、どのようになるのでしょう。最高の先進国で「女性連合」の運動をすれば、各国政府が女性党をつくろうとするのです。政治家がその選挙基盤を築くにおいて、これほどの希望的な団体はないからです。

 ですから、みな連絡をしないわけにはいかないのです。それで、お母様の大会がAP通信を通じて世界に発信されました。したがってヨーロッパも知り、六大州がすべて知っているのです。西側の国家はすべて知っているのです。


アメリカとヨーロッパの大会


 「世界平和女性連合」アメリカ・ヨーロッパ創設大会は、一九九二年十月二十日から二十七日まで、アメリカの八大都市において、延ペ一万三千人以上が参加する中で開催され、十一月十一日から十八日までは、ドイツ、イギリス、フランス、イタリアの四ヵ国の八大都市において、延べ九千七百人以上が参加する中で開催された。真のお母様は「世界平和における女性の役割」という題目の基調演説をされた。

 日本でお母様が巡回講演した内容を、アメリカの州責任者とAFC(アメリカ自由協会)の責任者たちが受け継ぎました。それをアメリカの五十州の地方組織で行うのです。

 そして、アメリカでお母様が巡回した内容は、世界の宣教師たちが来てすべて聞くのです。アダム国家の伝統はエバ国家を通過して、天使長国家が受け継がなければならず、天使長国家の伝統は世界のすべての国が受け継がなければならないのです。そこには異議がないでしょう? まさしく世界的な修練会になったのです。

 そのようにして、ワシントンD・Cでうわさが立ち、行けば行くほどレバレンド・ムーンの夫人は有名だといううわさが立つので、行く先々で争って表彰し、賞牌を授与するブームが起きました。ロサンゼルスでは「世界の母」という賞牌まで受け取ってきました。彼らは「原理」も知らない人々です。アメリカの全女性を代表した機関の会長が出てきて「世界の母」という賞牌を与え、お母様を抱擁しました。有名な女性が出てきて一大演説を行ったのです。

 韓国を席巻し、エバ国家を席巻しました。そこには僑胞まで含まれるのです。そしてアメリカの八都市で行い、ヨーロッパでも八都市で行いました。ヨーロッパは一つの国として見るのです。アメリカが西欧社会の主体だとすれば、ヨーロッパはその相対です。そのような事実を知らないので、ヨーロッパでは、どこでも「何箇所で行おう」といって大騒ぎするのです。いくつ国があっても、一つの国として見なければなりません。

 ヨーロッパだからといって、イギリスとフランスとイタリアだけが入るのではありません。全ヨーロッパを一つの国として見るのです。イタリアには食口がいなくてどうのこうのといいますが、食口がいないということが問題になりますか。とんでもない話です。アメリカに行って八つの州で行ったならば、八つの相対を連結してあげなければならないのです。

 ヨーロッパ大会をローマにまで行ってきたのですが、大変なうわさが立ちました。ヨーロッパには大きな女性団体が四つあるのですが、互いに「参加したい」と言って、座席が足りなくて競争になったというのです。大使館からも来たようです。お母様はとても気分が良くて電話してきたのです。(笑われる)

 韓国の女性として、世界の先進国の頂上を渡り歩きながら過ごした人は、歴史始まって以来、お母様が初めてのはずです。私たちの組織があるからできたことであって、そうでなければ、どうしてできたでしょうか。統一教会の食口たちは本当にうれしいことでしょう。

 今回、お母様が行って旋風を巻き起こしました。きのうのローマ大会では、四つの団体から大きな賞牌を授与されました。今からは、お母様を中心として女性たちが完全に一つにならなければなりません。全世界が一列に刺し貫かれたのです。そのようにして、新郎として来られたイエス様を中心として、新婦教会であるユダヤ教が一つになることができなかったことを、今日、全世界の上で一つにしなければなりません。お母様が新婦教会です。新婦の位置がお母様なのです。


「天地統一」の宣布


 一九九二年十月二十六日(陰暦一〇・この、真のお母様のロサンゼルス大会期間中に迎えた第三十三回「子女の日」を期して、アラスカのコディアックに七十二ヵ国の指導者が集う中で、真のお父様は「天地統一の宣布をされた。

 皆さんが知っているように、第三十一回「子女の日」(一九九〇・一一・一七、陰暦一〇・一)に霊界の解放を宣布しました。それによって、霊界が地上と連結されるのです。

 きょうは、第三十三回「子女の日」です。イエス様の年齢が三十三の時、天と地が一つになり、国が一つになって、すべての新しい出発がなされなければならなかったのですが、それを成し遂げることができませんでした。

 イエス様の時には新しい世界の出発をなすことができなかったのですが、それが、一九九二年の第三十三回の「子女の日」を中心としてなされるのです。真の御父母様の解放とともに、この地上でお父様を中心として歩んできたすべての者が蕩減時代を勝利し、その基盤の上でお母様を先頭に立てるのです。その大会が、韓国と日本で行われ、今、アメリカを中心としてサンフランシスコまでで七数を迎えたのです。

 今、お母様はロサンゼルスにいますが、先生を中心としてアジアと連結することができるきょうという日は、東洋と西洋が連結される一つの表象的な日として祝賀する日にもなるのです。ロサンゼルスとコディアックが南北で一つになるのと同じように、東洋と西洋が連結されるのです。

 そのような面から見れば、この日は、天の父母と地の父母が、イエス様の三十三年を中心として一つになる日です。イエス様を代表する子女の基準をもって、国家的基盤、世界的基盤の上で天地を代表することができる方向性をもったことを宣布するのです。そして、新しい理想世界の完成に向かって進んでいくのです。

 これを宣布することによって、混乱の世界が転換されていくようになります。しかし、今、春が来たということを誰も知らないのです。一瞬から始まって全体に春が訪れていくのと同じように、今から歴史の前にそのようなことが展開していくのです。

 今まで、私が四十年祈祷してきたのは、韓国、日本、アメリカ、ドイツ、イギリス、フランス、イタリアの七ヵ国です。祈祷する時は、常にこれを表象として立てて祈祷したのです。この七ヵ国を収拾すれば、世界は一つのところへ行くのです。七ヵ国のうち、四ヵ国は地の数を代表し、三ヵ国は天の数を代表しています。それで七数です。天の数を代表した三つの国が韓国、日本、アメリカです。これらのアダム国家とエバ国家と天使長国家を中心として、四つの国が従ってくれば、全体が天の世界に移されるようになるのです。

 それゆえに、きょうこのように、宣教師たちがみな集まって世界的に全体を収拾し、宣布することができたということは、きょうが天上世界と地上世界における栄光の一日であるということです。このように宣布すれば、すべての家庭と国と世界の運勢がそこに向かって行くのです。

 今、ここに何ヵ国から参席しましたか。(七十二ヵ国から九十一人が参席しました)。七十二ヵ国ならば、数も合っていますねI イエス様の時、七十二人門徒と百二十人門徒が従ったのと同じように、皆さんも七十二数と百二十数を立てなくてはなりません。今回、お母様は七十二ヵ国を巡回しますが、これも決して偶然なことではありません。すべて計画したところから出てくる内容です。女性時代が到来したので、このように内外がすべてぴったり一致するのです。そのことを理解して、きょう、天上天下の統一を宣布するのです。

 今後、アラスカのコディアックが最も有名になるのです。ここは、ロシアでもなくアメリカでもありません。アメリカ人も、アラスカのことはよく知りません。今後は、ツンドラ平原時代が来るのです。北極とカナダ地域とロシア地域の時代が来るのです。

 今、私が関心をもっていることはそのような未来の世界です。五十年もかかりません。何十年かのちには、その事実が目前に追ってくるということに対して準備しなければなりません。それで、アラスカを重要に思っているのです。ですから、今から統一教会の教会員たちは、アラスカに訪ねていきたくなくても訪ねていかざるを得ません。そこにおいて統一教会の重要なことを発表したので、そこは聖地の中の聖地になったのです。


モスクワ大会


 一九九二年十一月二十二日、モスクワの新アルバート(旧カリーニン)に位置する十月劇場において、「世界平和女性連合」モスクワ大会が盛況裏に開催された。各界の女性指導者とロシアの女性機関の代表など、四千人口上が席を埋め尽くし、入場できなかった三千人以上の人は屋外に設置された大型テレビで大会場面を見守るという大盛況を呈した本大会において、真のお母様は「世界平和における女性の役割」という題目の基調講演をされた。

 クレムリン宮殿は、七千人以上の共産党員が集まって全党大会を行う場所です。本来はここで行う許可を得ていたのですが、エリツィンのサインだけもらうことができなかったのです。エリツィンは、韓国に行ってきたのち、ロシアにある自分の別荘に行ってしまったのです。そこがどこなのか誰も分からないということでした。

 今回、サンクト・ペテルブルグ市から二千五百人の女性が来て、「レニングラード(サンクト・ペテルブルグ)にはどうして来られないのですか。私たちの都市のほうがモスクワよりももっと活動的な場所なのに、どうして来られないのですか」と言ったというのです。「私たちは各国を回るのに忙しいので行くことができません」と言うと、仕方なく「人員を動員してくる」と答えたというのです。それで、サンクト・ペテルブルグの二千五百人の女性たちが列車で動員されたということです。

 ところで二千五百人、全員が列車の時間を合わせることができますか。そこで交通部の長官を通して「レバレンド・ムーンの奥様が来られて大会を行うのですが、二千五百人がこの大会のために動員される予定です。特別列車三本を動員させてください!」と言って、首脳部に列車まで動員させたのです。三両ではありません。三本の列車を動員したのです。

 「モスクワ大会をしなさい」と一週間前に指示した人も気の狂った人であり、その荒地のような所に「行かなければならない」と言って、行くお母様も気の狂った人でしょう。(笑われる)三年前を考えてみてください。モスクワはどのような所でしたか。統一教会員は表に出てくるだけでも捕まえられて殺されるような所だったのです。それが一週間前にモスクワ大会を指示したのです。それが摂理史です。そのようにして一週間のうちにすべて行ってしまったのです。


オセアニア大会


 「世界平和女性連合」オセアニア大会は、一九九二年十一月二十九日、オーストラリアのシドニーのリッツカールトン・ダブルベイ・ホテルにおいて五百人以上が集まる中で開催されたのに続き、十二月二日にはニュージーランドのオークランドのハイアット・リージェンシーホテルにおいて四百人、十二月八日にはフィリピンのマニラ国際会議場において二千人以上が集まる中でそれぞれ開催された。真のお母様は「世界平和における女性の役割」という題目の基調演説をされた。

 今回のフィリピン大会は全国的な規模でした。機関要員とフィリピンの中心構成員を含む五百人が参加しました。元長官と現職長官、そして長官の夫人が七十人以上参加しました。(全体的には三千人です)。フィリピン全体が動いた大会でした。

 彼らは、今まで私たちが行ってきた大会をすべて知っていたのです。日本で行ったことをはじめとして、今まで私たちが行ってきた大会を自分たちの大使館を通して全面的に研究したのだと思っています。今はそのような時代に入ってきました。

 (お母様のみ言)「ロサンゼルスからハワイまでが五時間かかり、ハワイから九時間行かなければなりません。ですから、二十四時間飛行機に乗ったことになります。長時間飛ぶことになるので、フィリピン航空では二階にベッドが設けてありました。下の一等席はとても狭いので、『上に行って休んでください』と何度も言うのです。それで、ハワイに降りる前に上がっていき、少し横になったのですが、その時、夢に啓示のようなものがありました」。

 「私が赤ちゃんに乳を飲ませたのです。とてもかわいくて利口そうな赤ちゃんだったのですが、夢の中で『今、私は子供を産む年ではないはずだが?』と思いました。そのように思いながらも乳を飲みたがるので飲ませました。そして、下りていったのです」。

 「そして、そのことは忘れたまま降りたのですが、ちょうどその日がI-そこはカトリックの国ではありませんか――カトリックで記念する日だったそうです。そこでは聖母マリヤが顕現すると信じているそうです。まさしくその日が、マリヤがガブリエル天使から『聖霊によって身ごもるだろう』と啓示を受けた日だというのです。それで、カトリック教徒たちがその日を記念していました。ちょうどその日だったと言いながら、大会に参加した貴賓の一人が写真を見て――黄色のチョゴリを着たポスターを市内のあちらこちらに貼ってあったのですが――『この方こそマリヤの使命を果たすお方だと思う』と言ったというのです。来ると約束した人は全員来ました。とても反応が良かったです。前副大統領の夫人が来て祝辞もしました。そこは、現職の大学教授が女性連合の会長です」。

 「どのように準備したのか聞いてみませんでしたが、特別貴賓として迎えてくれたので、飛行機から降りるとすぐに車に乗っていきました。出国する時もすぐに飛行機に乗りました。お父様もウルグアイに行った時、そのような待遇を受けられたでしょう? 私もそのような待遇を受けました。その国にいる間、ずっと警察が警護してくれました」。

 「大会が終わり、別の部屋に食口だけが集まる時間がありました。食口たちが入ってくる前に私は先に終わって入っていました。その後、食口たちがすべて終わってから入ってきました。その時、私はお父様と電話がうまくつながらなくて待っていたのですが、食口たちは私をまじまじと見つめているのです。そのようにしているのを見て一度笑ってあげたところ、すぐに『わー!』と言って拍手をするではありませんか」。お母様の一度の笑いにそのように食口たちが喜んだのですね!


解放直後の統一圏の再蕩減勝利宣布


 一九九二年十二月十日、「世界平和女性連合」世界大会を勝利して帰国された真のお母様を、ソウル市漢南洞の公館で迎えられた真のお父様(十二月九日に帰国)は、祝祷をされ、「四大心情圏復帰と女性の役割」という主題のみ言を下さった。

 第二次世界大戦後に、主と共に新婦と息子、娘が一つになって統一天下をなさなければならなかったことを四十年間で蕩減して再び勝利の覇権を手にする日を迎えました。

 キリスト教はエバ宗教、新婦宗教ですが、新婦の使命を果たすことができなかったので、お母様がキリスト教が果たすことができなかったことを蕩減してあげなければなりません。韓国の「女性連合」と、日本の「女性連合」と、アメリカの「女性連合」、そしてヨーロッパの「女性連合」がそれに協肋しなければなりません。韓国、日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリアの七ヵ国がその対象です。これを蕩減して帰ってきた日がきのうなので、きょう、「女性連合」を中心としたこのような宣布を行うのです。

 七ヵ国が終わって、ロシアとオセアニアにおいてまで大会を行わなければなりません。そうして、先生がオセアニアに行かなくても、オセアニアまで連結させたのです。お母様がこのようになすことによって、四十七年前にキリスト教文化圏が新郎の前に責任を果たすことができなかったことを成し遂げて、新郎と新婦が責任を果たしたという勝利的な基盤を中心として、これらの国と再度連結させることができるのです。それによって、自由世界が蘇生するのです。

 今まで、私が蕩減路程を歩んできたのは、キリスト教が責任を果たすことができなかったからであり、エバが責任を果たすことができなかったからです。そして再びエバを育て、責任を果たすことができるように道をつくってあげるためでした。この路程は、真の御父母様として行くべき蕩減歴史ではありません。これは蕩減歴史ではなく、再重生だというのです。父母として実体蕩減歴史を歩んできたのです。このようにして、勝利の覇権を中心として、これらの国に植えつけなければならない責任があったのです。

 血がかれるほど苦しく、汗を流し、涙を流すような位置で堕落したので、復帰路程においてもそのような過程を経ていかなければなりません。サタンがついてくることができない境地まで行かなければなりません。

 このような立場から見るとき、文先生の生涯は、人類歴史上、誰も想像し得ない最も悲惨な路程を経てきた生涯でした。そのようなことをすべて知っているお母様が、このように深刻な歴史的な責任の召命を指示された時、「できません」と言うことはできないのです。そのようなお母様の事情を先生はよく知っています。一九五二年から今日までの四十年間、常に皆さんに語ってきたことが、今ようやくすべて終わったのです。


《祈祷》


 愛するお父様、「世界平和女性連合」を創設してから八ヵ月目に、世界を一周してお母様が無事に帰国しました。その間、韓国で女性大会を全国的に展開し、日本全国の女性世界を通して新しい風を吹かせ、アメリカを中心とした八都市、ヨーロッパを中心とした八都市、モスクワと、オーストラリアと、ニュージーランドを経てマニラまでの百十二箇所において、長い旅行を通してお母様にみ言を伝えさせてくださったお父様の恩賜の前に感謝申し上げます。

 お母様が勝利して帰ってきたこの日は、十二月十日であると同時に、歴史的に記念することができる一日であるので、韓国の十二食口と、日本の十二食口、そして直系の三人の御子女様と共に、天の前に勝利的な祝賀の日を迎えるようにしてくださった恩賜に感謝申し上げます。

 韓国食口十二人と日本食口十二人、そして三人の息子と真の父母と共に、ここに集まったすべての聴衆が一致団結して、今、第二次大戦直後の統一的世界の基準を再び取り戻す歴史的な解放圏を宣布いたしますので、天地が共にあってください! 今、統一へ向かう道の前に、すべてのことが意のままに運ぶように祝福してくださることを懇切にお願い申し上げます。

 今、全世界に散在している統一の子女たちが真の御父母様のいる所に向かって決意し、精誠を尽くしています。その精誠を尽くす、すべての場所において、この世界史的な恩賜を世界的に分かち合うことができる祝福の日となるように許諾してください! お母様が刈り取ってきたすべてのみ旨を韓国漢南洞の本部を中心として、ここに新しく設定しますので、新しい歴史的な出発がなされますように許諾してくださることを、真の御父母様のみ名によって宣布いたします。アーメン!


中国大会


 一九九二年十二月二十三日、中国、北京の人民大会堂内の河南省館に、各国の女性指導者および中華全国婦女連合会の会員四百人以上が参加する中で聞かれた韓鶴子総裁招請講演会(「世界平和女性連合」中国大会)において、真のお母様は「世界平和における女性の役割」という題目の演説をされた。

 最初は問題が多かったのです。宗教的な内容なので、軍隊でも党でも「問題がある」と言いながら「自分たちが困ることになる」と言って妨害したのです。神様という言葉が、一回ではなく数十回も出てくるのです。ですが、鄧小平の息子が「一回言おうと、百回言おうと同じではないか」と言ったというのです。

 これは歴史的な記録です。「大会がこれこれこのようであった」と言って、全国的にその記録をまかなければなりませんが、それを読む人々にとって、私たちが人民大会堂でこのような講義をしたということ自体がいかに革命的なことか分かりません。若者たちがみなそれを読むはずであり、そのようになれば、全国にうわさが立つはずです。これは革命的な事件です。


「全体解放」宣布


 十二月二十三日の真のお母様の中国大会勝利帰国後、漢南洞公館において、二十五日のクリスマスの翌日であった孝進様の三十歳の誕生日である一九九二年十二月二十六日を期して、真のお父様は、み言と祝祷を通して、第二次大戦後四十七年の再蕩減路程の勝利基盤の上に「全体解放」を宣布された。

 北韓のお母様の大会と、女性交流の協力の国際化で、三十八度線は往来開通です! 言葉だけ聞いても気分が良いでしょう? 女性大会を行おうとすれば、金日成も三百人の女性を出しなさいというのです。北韓のお母様の大会と、女性交流の協力の国際化で、三十八度線の往来開通です。女性たちが行ったり来たりするのに、南韓で「女性連合」の大会を行う時は、飛行機に乗って来るのではなく、三十八度線を通ってきなさいというのです。

 きょうは、お母様が女性堂と家庭堂に対する祝福をしなければなりません。なおかつ、きょうは孝進が三十歳になる誕生日であり、イエス様を中心として見るとき、クリスマスの翌日なので、意味のある日です。これを中心としてお母様と共に祈祷すれば良いのです。お母様をお父様と同じ位置に立てて「女性連合」をつくりました。今後、「女性連合」が統一堂を教育することができるように、母堂を中心として連結させるのです。

 母は母堂です。それゆえに、子女の立場にある政治圏を教育しなくてはなりません。政治圏は息子、娘の立場です。アベル的な息子とカイン的な息子の立場です。これを連結させるための家庭堂の理念を中心として、真の御父母様と神様が一つになり、真の家庭を中心として統一世界へ進んでいくようお願いしますという内容で祈祷しなければなりません。その次に、先生が総括的な宣布をしなければなりません。本来は、国家大会をしながら宣布しなければならない事柄です。それでは、お母様が祈祷してください。お母様が祈祷すれば、指導層が復帰されるのです。


《真のお母様の祈祷》


 愛するお父様! きょうは一九九二年十二月二十六日です。あなたの経綸の中、第二次大戦以後、韓国を中心として、キリスト教国家として立てられたアメリカとイギリスがこの地上に真の父母の基盤を築かなければなりませんでしたが、それが失敗に帰することによって、再び天涯孤独のどん底のアダムの位置から始められて、今日、「女性連合」というこのような主題を掲げ、お母様を中心として、世界百十三都市を経られるまで、その間の天の労苦とお父様の苦労がいかぽかり大きかったかということを、私たちは考えざるを得ません。

 天が第二次大戦以後に探し立てようとされたすべてのことを再度探し立てたというその位置で、お母様を先頭に立てられ、摂理的なこの韓国を中心として、「女性連合」の女性たちを通して、お母様を中心とした統一堂を先頭にして南北を一つにすることができる家庭堂の名によって進むことができる基盤を形成することができるように、今回、世界を回って韓国にその結実を結ぶことができるようにしてくださったことを心から感謝申し上げます。

 今や天命を奉じ、「女性連合」を中心として、最後の責任を果たすことができる韓国の女性たち、世界の統一家の女性たちとなることができるように、お父様、祝福してください! あなたのすべての恨を解き、あなたが新しい喜びの一日として出発することができ、このような摂理を導いていくことができるこの国、韓民族になることができるように、お父様、役事してくださることを懇切にお願い申し上げます。

 その間、困難な中であなたが共にあってくださり、無事に帰ってきて、あなたの前にこのような祝福の祈祷を捧げることができる瞬間を下さったことに感謝申し上げます。お父様、すべてのことをあなたが親しく主管されて、あなたが主人となり、すべてのことを立ててくださることを懇切に願いつつ、すべてのみ言を真の御父母様の名によって祈祷いたしました。アーメン!


《真のお父様の祈祷》


 愛するお父様! あなたの創造理想の一つの標準を完成するのがアダム家庭であり、アダム国であり、アダム世界であり、アダム天宙であり、この全体を代表した神様が、王の中の王として主導しなければならないのが理想的な世界であったということを、私たちははっきりと知りました。

 堕落することによって四大心情圏と三大王権を失ってしまったことを、今、私たち真の父母の名を中心として、解放された位置で第二次大戦以後のすべての事実を四十七年という期間をかけて再び再蕩減し、この位置にまで来ました。

 今まで、お母様が何も分からない立場で、内的な孤独な心情の道を歩みながら生涯を経てこられたのも、この一日を準備するためであり、宿命的な使命を準備するための期間であったということを知っております。

 一九九二年を迎えて、四月から、「世界平和女性連合」を中心として、お母様がその総裁の名前をもって世界の女性解放とともに、万民の家庭を天の前に抱くことができる父母が顕現したという事実を中心として出発し、七月には「メシヤ」を宣布し、「真の父母」を宣布し、「救世主」を宣布し、「再臨主」を宣布いたしました。それをなすことによって、中心がなく、希望の基盤がなかったこの地上の家庭と国、そしてこの混乱した環境に、一つの軸を設けることができる摂理史的な定着時代を整えました。お母様が女性の解放圏を中心として、韓国から日本、アメリカ、ドイツ、イギリス、フランス、イタリア、ロシアとオセアニアまで連結させ、中国まで連結させることによって、残りの共産圏にまで影響を及ぼすことができる勝利の覇権基盤を許諾してくださったことを心から感謝申し上げます。

 世界を収拾することができるのは男性たちではありません。今から、お母様の分身となったすべての女性たちを中心として、二世として生まれた子供たちが完全に一つになって、アダムが堕落しなかったそのような年齢圏内を解放し、またアダムとエバが十六歳の時に愛することによって失敗して息子、娘を生んだとしても、神様が抱くことができたそのような条件を立て、お母様の解放と二世の解放を宣布することができる時代が来ました。

 世界を中心として孤独な立場で流浪していた真の御父母様が、今や韓国に戻ってきて家庭連合を宣布すると同時に、新たに「家庭堂」を宣布し、「統一堂」と母子関係を成して、いまだサタン世界の祝福を受けていない多くの子女たちを収拾し、統一的な、勝利的な理想家庭圏を形成することによって、ここから全世界の解放が出発するということを知っておりますので、この日を立てて、その日として祝福してください。

 真の御父母様を代表して、この全体の前に新しい宣言を発表いたしますので、天宙の中心となり、この中心が行く道にすべての収拾と解決の基準ができ、希望と平和と幸福の基準ができるように祝福してください! そのようになることによって、神様の全体、全般、全権の役事が、私たちの行くところに共にあることを願いながら、この時間を期して、真の御父母様のみ名によってすべての「全体解放」を宣言いたします。アーメン! アーメン! アーメン!


2004.8.10













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