真の御父母様の生涯路程 6

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目次
  1. 第一節 一九七五年 天国実現
  2. 第二節 一九七六年 子女による天国実現
  3. 第三節 一九七七年 理想家庭による天国実現
  4. 第四節 一九七八年 公式路程を通しての天国実現
  5. 第五章 一九七九年 家庭教会を通じた天国完成
  6. 第六節 一九八〇年 家庭教会は天国基地
  7. 第七節 一九八一年(一) 家庭教会は私の天国

第一節 一九七五年 天国実現

真の御父母様の生涯路程 6



第一節 一九七五年 天国実現


一 一九七五年の出発と摂理的意義(一九七五・一・一、前本部教会)


元旦の祝祷


 愛するお父様! 歴史的な一九七四年も既に過ぎ去りました。一九七五年度は、私たち統一教会の群れにとって、第三次七年路程を迎える新しい出発の年であると同時に、きょうは第八回を迎える「神の日」でもありますので、あなたの念願である輝かしいみ旨がこの日より永遠無窮に成されますように。

 お父様! この韓国の地をあなたが抱いてください。日本と米国をあなたが抱いてください。そうして、百二十の国家を連結させるあなたの希望の灯台となる基盤を輝かされ、希望の二国家をつくりあげてください。そうして、世界万民があなたの子女の名で抱かれ、永遠なるお父様の息子、娘であることを誇り得る本然の人間となるよう許諾してくださいますことを切にお願い申し上げます。このようなとてつもないみ旨を成すため、今日統一教会の群れの担っている責任が極めて重いことを知っておりますので、お父様、力をお与えください。

 復帰の再創造歴史の中で、光輝く完成の基準に向かって越えていくことのできる時点がこれより始まりますので、第三次七年路程に向かって、やり甲斐ある戦いの場に進軍する天の勇士たちとなるよう許諾してくださいますことを切にお願い申し上げます。米国でつくられた霊的な世界的キリスト教の基盤をお父様の前に連結させ、それを再び肉的な国家的基準と連結させて新しい世界的な肉的復帰路程に向けて出発しなければならない新年を迎えましたので、お父様、ここで共にあってください。

 お父様、今、一九七五年度を迎えました。私たちは心を一つにしてお父様の前に感謝を捧げます。イエス様がサタン分別の路程で生の道か死の道かを決めたという国家的な恨み多き第二次七年路程を既に越え、一段階越えた世界へと向かうことができる新たな第三次七年路程に入りましたので、お父様、私たちの行く道の前に、またあなたの前に反対となるすべてのものを役事を通じて取り除いてください。あなたの権威と栄光の権限をもって、あなたが親しく、主導的で主管的な行使をしてくださいますことを切にお願い申し上げます。

 これから実体三年路程を闘っていく韓国と日本と米国が連結され、世界へと連結すべき戦場の上に勝利的基盤を築き、その基盤の上に再び実体的完結を成さしめてください。

 今、天の国の建国を実現しなければならない重大な時点に置かれておりますので、お父様がお導きくださり、祝福してくださいますことを切にお願い申し上げます。

 輝かしい一九七五年度とともに第八回「神の日」を迎えるこの日、今、あなたのみ名とともに、全世界に第三次七年路程を宣布しました。あなたのみ名とともに生命の因縁を直接現してくださり、あなたが直接主導される世界への道を申し上げましたので、お受けくださるよう切にお願い申し上げます。

 許されたきょうから三百六十五日、輝かしい勝利の旗を掲げて前進するところにおいて、百戦百勝することができるようにしてくださいますことを切にお願いしながら、すべてのみ言を真の御父母様のみ名によってお祈り申し上げます。アーメン。


年頭標語:天国実現


 「天国実現」と言いますが、天国には何かあるのでしょうか。神様が再現されなければなりません。創造的過程が必要ない位置に立たなければならないのです。再創造しなければならない立場では天国は実現しません。創造が終わり、創造目的が実現して初めて天国が完成するのです。

 それでは、創造目的が実現される基準とは何でしょうか。神様が万物を創造し、天使世界を創造して、最後に創造した人間が神様の愛を中心として夫婦を完成し、善の伝統を立てて世界を成さなくてはならないのです。そのような世界になれば天国が出現するのです。アダムとエバが堕落しなければ、神様の愛を中心とした兄妹として、罪のない善の伝統をこの地球に立てたことでしょう。ところが、そのようにすることができなかったのが堕落です。それゆえ、今、兄妹としての伝統を立てるべき時代に入ってきたということを知らなければなりません。

 そのような伝統を立てると同時に、兄妹が完成すれば夫婦の位置へと進むようになるのです。神様の祝福を受けて夫婦の位置に進むのです。夫婦としての伝統をこの地球に残せなかったことが堕落なので、今や神様の愛を中心とした夫婦としての伝統を新たに残さなければなりません。そのような夫婦から子女が生まれれば、神様の愛の中で生まれ、罪のない父母の血肉を通じて生まれたことになるがゆえに、罪のない息子、娘となるのです。

 罪とは何かというと、原理ではサタンが讒訴する条件を提示するときに罪が成立するとみなしているのです。サタンが讒訴できる条件を残すことが罪だというのです。それゆえに、サタンが讒訴できる条件を完全に除去した家庭的基準をもって、初めて平面的な途上に新しい天国的基盤が出現するのです。

 家庭を倍加すれば、家庭を越えて氏族となるのであり、またこれを倍加して横的に展開させれば民族が形成されるのです。そして、その民族が全体性を通じて拡大されると世界が成立するのではないかというのです。いくら大きいという世界でも、その世界は神様の愛の中で授け受けしているのです。また、国もそうなので、家庭も、個人もそうなるのです。そうして、神様が王となり、主権者となって治める主管のもとで、幸福を謳歌し、永遠不死の子女の栄光を褒めたたえる群れになって初めて天国に住むことのできる民となり、天国家庭の人となり、神様の愛を受ける子女の立場に立つようになるのです。そのような立場に立って初めて天国に入っていくのです。

 個人的な基準で、皆さんの心と体が完全に一つになってこそ、神様のものとして帰っていくことができるのです。心と体が一つにならなければなりません。そして、その心と体が一つになった人が再び万物と完全に一つにならなければなりません。そうして初めて、その環境に神様が臨まれるのです。そして、このような家庭がその親戚と一つになれる環境ができるならば、この環境に神様が臨まれるのです。そうなって初めて、その環境、氏族圏なら氏族圏に、神様が主人となる天国の実現が可能となるのです。これは間違いないことです。大韓民国を中心として見れば、キリスト教ならキリスト教と大韓民国が完全に一つになればいいのです。争えば二つとも滅びるのです。ですから、私たち統一教会では和解させようとしているのです。

 大韓民国において、南北が分かれて争っているのを一つになるようにし、南韓と金日成を一つにしなければなりません。勝共連合をつくったのも、金日成の怨讐になるためではありません。金日成が知っている以上のことを教えてあげて金日成を解放しようというのです。そうして一つにしようというのです。このような観点から見れば、理論的に金日成はサタン側で、統一教会は神側なのです。天国実現は、このような公式法度を通じてサタンを分立するところでのみ可能であるということを知らなければなりません。


崔元福先生使命完結


 人類が誰の息子、娘かといえば、もちろん堕落したアダムの息子、娘です。ゆえに、復帰しようとすれば、堕落したアダムの息子、娘のほかに、堕落していないアダムと、堕落していないエバがいなくてはなりません。それで、再臨時代に新郎新婦の基準が生じるのです。

 統一教会自体について見れば、蘇生的七年路程から長成的七年路程を歩むときまで、お母様を補佐することにおいて忠誠を尽くさなければならないということを皆さんは知らなければなりません。それはどういうことかといえば、堕落した母の立場から個人的十字架、家庭的十字架など、すべての十字架を負ってエバが失敗したすべてのものをお父様の前に蕩減する、その主導的な役割を果たすべき一人の女性がいなければならなかったということです。これまで、そのような役割を果たしてきた中心人物が崔先生だったのです。しかし、これをそのまま推し進めてはならないというのが原理です。なぜならい完成級というのは、必ず夫婦二人で越えていくものだからです。

 第二次七年路程を越えたので、今や、第三次七年路程からは、お父様とお母様を中心として越えていかなければなりません。これまで皆さんが知らない中で、お母様の基盤を築くために崔先生がどれほど多くの苦労をしたか分かりません。そのような功労の基盤により、第二次七年路程を無事に突破したということを皆さんは知らなければなりません。しかしながらこれからは、真心を尽くして父母に仕える孝女の立場で、誰よりもお母様に侍り、天の法度を立てるところにおいて、より一層困難な道を行かなければならないだろうと思うのです。

 このような意味で、心的にも、あるいは外的にも、皆さんが大いに慰労してあげ、声援してくれることを願ってやみません。先生白身ももちろん引き連れていかなければなりませんし、何よりも個人の事情や個人の立場もあるでしょうが、み旨のために公的な立場に立たなければならない私たちであるため、個人が悲しいことに遭ったとしても、公的な喜ばしいことのために生きようと決意して進んでいかなければなりません。これが、先生がこれまで歩んできた道であり、また復帰摂理路程です。

 そのように理解し、皆さんはこれまで、崔先生の功労によってこの位置まで越えてきたということを知ってそれに感謝し、今後より一層力強く進むことを願い、歓迎してくれることを望んでやみません。


天国実現と先祖解怨(一九七五・一・三、李伯任ハルモニ特別巡回師任命)


 真の御父母様は、一九七五年一月三日、通称「論山ハルモニ」と呼ばれていた李伯任氏を特別巡回師に任命された。天理教、大(人偏+宗)教を経たこの巡回師は、七二年六月十七日、「韓国に人の子が来られるが、六十三歳でそのお方と出会うであろう」という啓示のとおり、六十三歳で統一教会に入教し、以後、先祖解怨等の霊的役事をしながら食口たちの心霊復興のために尽力し、七六年九月十二日、他界した。

 今日、統一教会で、論山ハルモニが多くの役事をしているでしょう? 私たち統一教会は少し変わっています。キリスト教のようなのに、霊的世界の解怨成就の役事をしたりするのです。それは先生が知っているからです。あの世がどうなっていて、地上とどのように関係しているかということを知っているからなのです。

 今は、統一教会に反対し、多くの罪を犯した人にまで福をあげようという時代です。皆さんは知りませんが、これまで霊界では、皆さんの先祖が皆さんを後援したのです。そうしなければ、皆さんの先祖が引っ掛かっていくのです。ですから、先祖を冷遇する人がうまくいくわけがありません。それで、父母に孝行しなさいというのです。道人の心をもたなければなりません。

 そのように見るとき、この時代は、韓国が福を受ける時であると同時に、これまで私のことを心配してくれた霊人たちが福を受ける時です。ですから解怨成就しなくてはなりません。それを正しくしてあげなければなりません。

 統一教会と関連した先祖たちの中にも善なる先祖と悪なる先祖がいるのですが、善なる先祖はアベルで、悪なる先祖はカインです。ですから先祖の解怨成就は、善なる先祖だけをしては駄目なのです。悪なる先祖までも解怨してあげることによって、善なる先祖が善なる先祖としての役割を果たすことができるのです。

 それできょう、論山ハルモニに名称を一つ付けてあげようと思います。特別巡回師です。特別というその内容は、先生だけが知っていることです。名前を特別巡回師とするのです。そのようなことを知り、皆さんは霊的に指導を受けなければなりません。また、論山ハルモニは絶対に驕慢になってはなりません。論山ハルモニが一つ注意すべきことは、それです。

 一九七五年からは、正に霊界と肉界が一つにならなければなりません。ですから霊界、肉界をすべて許してあげなくてはならないでしょう? 霊界を許して解怨成就すると同時に、過ちを犯した既成教会の牧師たちもすべて許してあげなければなりません。霊界も許し、肉界も許してあげなければなりません。そのようにすれば、許された人たちは、自分たちが負債を負ったので、有り難く思って私たちを後援するようになるのです。そのような道が広がっていくということを知らなければなりません。そのようなことを知って、今後論山ハルモニも、より次元を高く、より静かに、より謙遜に仕事をしてくれるようお願いします。

 サタンと闘う時、その場では強くなければなりませんが、その闘いが終わったのちにはそこの責任者たちに対して、「申し訳ない」と言うことができなければなりません。人間的に考えれば、その環境にいる人たちに良くないこともたくさんして、やたらにたたいたり殴ったりしたのですから、サタンを追い出してサタンを屈服させたのちには、「申し訳なかった」と、そのように言わなければなりません。そのようなことを知って皆さんの協力をお願いします。


二 第三次七年路程の出発(一九七五〜一九八一)


 真の御父母様は、一九六〇年、公式路程を出発されると同時に、三次の七年路程を宣布された。すなわち七年路程を三段階にわたって歩むことで、合計で二十一年となる。第一次七年路程は六〇年から六七年まで、第二次七年路程は六八年から七四年まで、第三次七年路程は七五年から八一年までがそれぞれ該当する。真の御父母様はこの期間、将来子女たちが歩むべき路程に先立ち、父母としての責任を負われ、復帰摂理歴史を総蕩減されるための段階的条件を立てられた。


三次の七年路程(一九六〇〜一九八一)


 成約時代である統一教会時代では、一九六〇年から一九六七年まで越えてくるのです。その次は一九七四年までです。それから一九七五年から一九八一年までの七年間というように発展してくるのです。七年、七年、七年と発展してくるのです。このようにして、横的な世界時代へと発展して越えていくのです。

 それではここで、統一教会が何をすべきかというと、今は、先生の行くべき道を築いてくれなければなりません。歴史的な三時代を代表して全体を蕩減するのです。縦的な歴史を横的に蕩減するのです。六千年を二千年ずつ三次にわたって蘇生、長成、完成、このようにしてすべて落城しなければなりません。これを私たちは、二十一年間で蕩減しなければならないのです。

 それゆえ、先生の家庭を中心として世界的な問題の時代です。皆さんは、祝福家庭と一つにならなければならないということを知らなければなりません。そして、一つになった皆さんと先生の家庭が一つにならなければなりません。先生の家庭がアベルであり、皆さんがカインとなって一つにならなければなりません。

 それが何かというと、旧約時代である個人時代、新約時代である祝福家庭時代、成約時代である私たちの家庭時代、そのように三つをぴったりと合わせなければなりません。それが三時代に該当するのです。これが一つになってこそサタンが侵犯できないという結論が出てくることを知らなければなりません。

 第二次七年路程とは何かというと、氏族が民族のために祭物になる期間です。次に、第三次七年路程とは何かというと、世界的祭物期間です。三次七年路程は一九八一年までです。統一教会のすべての氏族、国家を代表する群れは、今後、すべて世界的蕩減時代に入っていきます。それで今日、この米国においては、家庭や子供たちを捨てて全部出ていきなさいというのです。

 三次の七年路程とは何かというと、二千年間打たれたことを二十年間で打たれようというものです。打ってみなさいというのです。二千年間の曲折を二十年で全部打たれてみようというのです。先生の三次の七年路程がそうだというのです。


第三次七年路程(一九七五〜一九八一)


 み旨のため、この七年間はみな生きた供え物にならなければなりません。イエス様が十字架に対するとき、「わが父よ、もしできることでしたらどうか、この杯をわたしから過ぎ去らせてください。しかし、わたしの思いのままにではなく、みこころのままになさって下さい」(マタイ二六・三九)と言われたように、自分の考えを立てる時ではありません。み意を立ててこの第三次七年路程の上にやり甲斐ある天の伝統を植えつけ、将来の統一家を中心とした世界中の家庭の前に甲斐ある伝統を残してあげ、新しい文化世界を創建し、新しい地上天国の世界へと越えていかなければなりません。先生の家庭を中心として皆さんの家庭がこうした責任を成し、その韓国の家庭を中心として世界中の家庭に連結していかなければなりません。

 今は、霊的勝利の基盤の上に肉的一体化運動をなすべき七年の期間が残されました。これが第三次七年路程です。そして、これが一つになれば、世界は一つの世界へと進むことでしょう。

 では、霊的統一は誰によって成し遂げられましたか。先生によって成し遂げられたのです。それでは肉的七年路程、肉的一致は誰がしなければなりませんか。先生が父の立場ならば皆さんは息子の立場です。先生が内的ならば皆さんは外的なのです。ゆえに皆さんは、実体世界を全世界へと発展させてこれを一つにすることにおいて、今から先頭に立たなければなりません。もちろん先生が霊的基準を中心として調整してあげますが、実体基準を一つにすることにおいて、皆さんが全心全力を傾けなければなりません。

 それゆえ、いかなる犠牲を払おうとも、この三次の七年路程までには民主世界を越えて共産圏を制圧できる基準を越えなければなりません。このような基準を越えなければ天の勝利圏を立てることができません。言い換えれば、共産圏の侵犯を受けたら、たとえそれが条件的侵犯であってもサタンが侵犯したことになるのです。ゆえに私たちは、共産圏を完全に制圧できる基盤を築いて越えていかなければならないのです。

 このような観点から見て、先生が今、三次七年路程を中心として米国で整備作業をしているのは、完全に勝利するためです。上下両院を中心とした内的基盤を強固にしながら、全国を反共体制でどのように強化し、導いていくかということが、これからの第三次七年路程における私たちの果たすべき使命なのです。


第二次と第三次七年路程の連結期間(一九七二〜一九七八)


 第三次七年路程は、蘇生、長成時代を経て完成時代へと向かう時代です。第一次七年路程は、先生が家庭的基盤を築き、皆さんが蕩減の道を歩むことのできる家庭的ハイウェイ、高速道路を築いた時です。第二次七年路程とは何かというと、家庭を中心として氏族的な大道、高速道路を築く時なのです。

 そして、第三次七年路程は、国家を中心として大道を築く、すなわち国家から世界へと進む大道を築く時です。ですからこれまで先生が米国に行って成した活動というものは、先生がしたくてしたものではありません。原理的な観点から、避けられない役事としてしなければならなかったというのです。

 言い換えれば、第二次七年路程がある限界点に来ることにより第二次七年路程が終わり、第三次七年路程へと連結するためには、三年前から出発しなければなりません。そのため、それぞれを半分に分けて、第二次七年路程の一九七二年から第三次七年路程の一九七八年まで、言い換えれば一九七二、一九七三、一九七四、一九七五、一九七六、二九七七、一九七八の七年間を定めておくのです。この七年間、すなわち第二次七年路程の後半期と第三次七年路程の前半期を巡りながら、これを国家と世界に連結させ、外的基盤を世界的基盤にまで連結させなければ、全世界に影響を及ぼせなくなってしまうのです。

 それゆえ、そのような観点から見ると、イエス様の死によって、霊的救いと肉的救いという分野に分立された摂理的時代において霊肉に分けて役事がなされたのですが、霊的基準の土台を築いたのがキリスト教であるため、そのキリスト教の世界的代表国家である米国の公認を受けなければならないのです。ですから、米国である基準を立てなければならないのです。その期間が一九七二年から一九七四年までなので、先生はその期間、米国で活動したのです。

 結局、一九七二年はひたすら大会に終始し、一九七三年十月から出発して一九七四年十二月まで、一年二ヵ月の期間で、霊的、世界的基盤である米国で勝利的基盤を築き、それを肉的基盤である韓国と連結させるための歩みが、先生が韓国に来ることです。一九七五年を迎えると同時に世界的国家基準を中心として韓国を連結させなければ、第三次七年路程を世界へと連結させる道がなくなるので、このことを始めたのが一九七五年の今年からなのです。


三 「希望の日」大饗宴と千八百家庭祝福式


「希望の日」韓国晩餐会
(一九七五・一・一六、ソウル 朝鮮ホテル、著名人七百数十名、主題:「ため」に存在せよ)


 米国、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンの集会等、八大都市巡回講演会を終えて、七四年十二月二十九日に帰国された真の御父母様は、七五年一月十六日、ソウル、朝鮮ホテルのグランド・ボール・ルームで、「希望の日」韓国晩餐会を開催された。この日の行事は、丁一権国会議長と、慎道晟国土統一院長官、陸寅修国会文公委員長、李奉来イエス教総会長、全容完全経連会長、孫慶山曹渓宗総務部長等、各界人士七百名以上が参加して盛況を呈した。真の御父母様はこの日、「『ため』に存在せよ」というみ言を語られた。

 キリスト教、すなわちイエス様の時代と今日の統一教会の時代とでは異なるのです。イエス様の時代は民族的基準を出発点にしましたが、統一教会は世界的基準を出発点にしたのです。

 ですから先生は、一九七五年度に大韓民国の公的な場に初めて現れたのです。私が世界的時代の起源を収拾できる、目に見えない霊的な基準を築いたので、今日、大韓民国に来て初めて前線に現れたのです。一月十六日にバンケット(晩餐会)をして、国内での「希望の日」大饗宴の時に初めて公的な場に現れて大衆の前でみ言を語るようになったのです。世界的使命を担ったためにそのようにするのです。それ以前には先生を見た人がいないのです。

 今日韓国で、私たちはキリスト教を中心として攻勢を受けたのですが、世界的舞台においては攻勢をかけたという事実、天が優位に立ったという事実を展開したのです。米国全域を席巻するときに彼らは反対しましたが、私たちの行く道を遮ることができず、一九七四年十二月二十九日を期して私たちが勝利の旗を掲げて韓国に戻ってくることができたという事実は、正に世界的霊的運勢をすべて一手に掌握したことを意味するのです。そのようにして、この民族の前に、国家的基準を代表して戻ってきたというのです。

 そこから一九七五年を中心として、この民族の前に、霊肉を中心とした世界的事件を展開しなければならないのです。一月十六日のバンケットで、先生が初めてこの民族の前に登場しました。それを起源として、二月八日、千八百双の合同結婚式を挙行したのです。統一教会が個人的かつ、家庭的に初めて登場しなければならないというのです。

 この歴史的平衡時代に、この世界上において誰もなし得ない業を実際に成し、その条件をもってこの民族の前に現れたのです。

 言い換えれば、霊的な勝利の起源を備えたので、この民族がどれほど反対したところで、反対すればするほど、それは屈服する条件が増えるだけなのです。すなわち、これは間違いなく天が勝利できるという起源を備えたものなので、初めて一月十六日のバンケットを中心としてこの国に一声を発し、新しい第三次霊肉を中心とした国家的出発の方向を設定するのです。それを起源として、二月八日に千八百双合同結婚式を挙行したのです。


千八百家庭国際合同祝福結婚式
(一九七五・二・八、ソウル 奨忠体育館、二十ヵ国千八百十六組)


 千八百双国際合同結婚式が七五年二月八日、ソウル、奨忠体育館で挙行された。この日、祝辞に際して慎進晟国土統一院長官は、壮観な善男善女たちを見ながら、「韓国にメシヤが来て、今日の世界的な困難と混乱を収拾してくれることを信じる。そして、文先生がそのようなお方で、統一教会がまさしくそのような団体であるようだ」と述べた。この日の祝福は、韓日家庭が十八組、韓米家庭が七組、日米家庭が十二組、韓国オーストリア家庭が一組、欧米間の家庭が四十九組等、合計八十七組が国際的に結ばれ、二十ヵ国、千八百十六組が参加した。

 今では誰もが「文先生は韓国では一番だ。誰よりも勝っている」と、考えるのが普遍的なことになりました。(拍手)それから家庭的に見ても、世界的な家庭をもっているというのです。民族的家庭ではないのです。それをデモンストレーションしたのが、今回の千八百双の国際合同結婚式です。なぜ千八百双を結婚させたのでしょうか。六プラス六プラス六は十八(六+六+六=十八)です。サタン数である六数の蘇生、長成、完成、最後だというのです。

 このように統一教会の家庭が国際的に結ばれることによって、この民族の前に新しい確固不動たる基盤が築かれたのです。それは、誰もなし得ない世界的基盤が統一教会を通してなされたのです。それは、考えのある人ならすぐに分かるのです。それで、千八百双合同結婚式によって、全世界を一度揺るがしておいたのです。米国に行って調査してみると、新聞に載らなかった国がなかったのです。

 そのように家庭的に登場するのです。千八百双の合同結婚式を中心として全世界的に展開し、世界的に登場させるのです。私たち統一教会が個人的に初めて大衆の前に現れ、家庭的に初めて大衆の前に現れなければならないというのです。すなわち家庭的に初めて登場するときには、真の御父母様の家庭だけでなく、全世界の統一教会信徒たちが世界の前に登場しなければならないのです。

 そのような神様のみ旨があるために、家庭的に勝利して一つの杭を打ち込む作業をしなければなりません。そしてこれが、第一次七年路程、第二次七年路程における受難の功績を基盤として初めて、第三次七年路程の上に、父母を中心として皆さんの家庭を平面途上に横的に展開させることができる一つのデモンストレーション、一つの攻撃戦を展開したのが二月八日の行事だったことを皆さんは知らなければなりません。

 ここでは、様々な国の反対がありました。日本では積極的に反対したのです。しかし、反対が問題ではありません。反対がなくてはならないのです。反対を受けたとしても、今日の統一教会の若者たちはみ旨のために動員された群れなので、サタン世界が反対し、父母が反対するのを何度も越えるのです。そのようにして、二月八日に所期の目的であった結婚式を挙行したということは歴史的な事件なのです。この祝福行事は、全世界の万民の前に告知すべきデモンストレーション、攻撃戦なのです。そして、それが名実共に世界的な評判になったことを私たちははっきり知っているのです。それに関する材料は皆さんが集めていますが、世界的な事件であることを知らなければなりません。

 ゆえに、家庭的に世界にデモンストレーションをしなければなりません。統一教会の食口として、家庭として、デモンストレーションをしなければなりません。第二次七年路程を期限として、陰暦の四月までに第三次国際機動隊を中心として、この民族を中心として全世界的な評判を完全に立てなければなりません。


任地動員と世界的出動

(一九七五・三・一〜一九七六・一一・三〇、二十一ヵ月、全国九十二箇所の教域と世界各国)


 二月八日に祝福を受けた千八百家庭の夫人たちが三月一日、全国九十二の地域に動員された。同様に世界各国でも宣教師が派遣される役事が展開した。夫人隊員たちは、七六年十一月三十日までの二十一ヵ月間動員され、この年から始まった第三次七年路程に歩調を合わせて各種の集会と伝道活動を展開した。

 イエス様の理想とは何ですか。天国実現です。天国実現は何をもってするのですか。家庭によって実現するのです。このような観点から見るとき、皆さんが祝福を受けるためにはイエス様より劣ってはならないのです。皆さんは、氏族的基盤さえ築けばいいのです。なぜなら、民族的基盤が既にできており、国家的基盤が既にできており、世界的基盤が既にできているからです。そう、皆さんには十字架がないのです。迫害がないのです。皆さんは、既に先生が築いてあげた基盤を引き継ぐことができるのです。それゆえ、皆さんに対して「氏族的、宗族的メシヤになりなさい」というのです。

 それで今日、一九七五年度を中心として、第三次七年路程で一番福を受けた人は誰ですか。私たち統一教会の中で、第三次七年路程を迎えて一番福を受けた群れがいるとすれば、それはいかなる群れですか。いかなる群れでしょうか。(千八百双です)。結局、千八百双の一員として祝福を受けた、二人の夫婦です。

 ゆえに、今年から統一教会の信徒たちは、権威ある行進をしなければならないということを皆さんは知らなければなりません。天国実現というとてつもないことを今日、平面的なこの世の中に、韓国の領土に風土化させるべき責任があり、そのような方向を提示すべき責任があるということを知らなければなりません。ですから、私が出発すれば、今回祝福を受けた人は全体動員です。女性は一〇〇パーセント動員です。男性は女性の面倒を見なければなりません。

 今回、先生は第三次七年路程を歩むので、任地活動期間を三年から二十一ヵ月に短縮させました。それで二十一ヵ月だけすればいいのです。良いことをしたでしょう? 結婚式はしましたが、それは約婚式です。蕩減式なのです。蕩減式をすべてしてしまったので、今は、この世の中で勝たなければなりません。国に勝ち、サタン氏族に勝ち、家庭に勝ち、個人に勝たなければなりません。

 この世の誰が私をねらったとしても、それが二十億、数千億であっても「いやあ、我々は、あの人たちに手を出すこともできない」と言わせるようにしなければなりません。そのようにしてから再び出会ってこそ、理想的夫婦になるのです。

 言い換えれば、主と新郎新婦が出会えなかった二千年の恨を、私たちは縦的だけでなく、横的にも解かなければなりません。そうすれば実体夫婦の理想圏をつくることができるのです。そこで初めてサタン世界のすべてのもの、すなわちサタン天使長を克服し、またサタン側のエバとアダムの位置を克服するのです。そうして、天側の天使長が擁護し、神様が見つめながら擁護する位置に立たなければなりません。このような位置で、この世の何があろうとも愛の解放しかあり得ないという夫婦ができるようになるのです。

 今年の計画は何かというと、全国を席巻しなければなりません。そういう時なので、今、百六十の教会にお金を出してあげて教会を建てているのです。女性たちは教会を建てるために総動員しなければなりません。四月までに早く教会を建てなければなりません。土をにぎり石をつかみ、そうして綱をつたって上がってきて、男性がする以上にしなければなりません。このように、統一教会の女性たちが世の中の男性より前に立たなければ、世界を救うことはできません。

 さあ! そうすることができる立場で、スカートしかまとっていないこの小さな女性たちは、自分独り、荒れ果てた地や山を越え、野を渡っていくのです。実に昔の統一のサナイ(注:勇敢で血気盛んな男性)のように行くのです。「荒野のサナイ」という歌があるでしょう? それを一度歌ってみましょうか。気分が盛り上がるように。(拍手)

  一 荒野を駆けるサナイ、サナイ/きょうは北間島、あしたは蒙古/流れ流れる浮き草の身/故郷を離れて
    もう何年たっただろうか/夕陽を背に受け、走れサナイ/サナイの一生は惜しくない
  二 果てしない荒野のサナイ、サナイ/黒竜江荒々しい風胸に抱き/ここが男児の戦場であると/笑う顔に
    は、なびくひげ/寒風かき分け、走れ、サナイ/サナイの一生に未練はない。

 イエス様が国家的家庭基盤をもっていれば、イスラエルの国は天の国の基盤となり、世界の中心国家になっていたはずです。それは、イエス様が地上で神の国をつくりあげることができたということを意味するのです。

 ゆえに、数十の国がその場に参加し、皆さんが祝福を受けたという事実は何かというと、イエス様が国家を代表したのと同じ立場で結婚したことを意味するのです。このような立場に立った皆さんであるため、皆さんを全員世界に送り出すことにより、イエス様と新婦が出会って世界に再臨するのと同じ基準が生じるのです。

 それで、皆さんに四月末までに世界に出動するよう命令するのは、今年四月末までで第二次七年路程が終わり、五月から第三次七年路程に入っていくからです。それで、その準備を今ここでするのです。

 第三次七年路程は、国家基準に立って霊的、肉的基盤を連結させて世界的な霊肉実体基盤として拡大する時代です。イエス様、メシヤの行くべき使命の目的を完結する世界的出発形態が第三次七年路程です。ですから、今回の世界宣教は、このたび祝福を受けた人たちの中から選んで送ることを原則とするのです。


国際機動隊入国(一九七五・三・二七、五百三十六名、四・一、百三十七名、釜山港到着)


 国際復興団六百七十三名が、七五年三月二十七日と四月一日、日本を通ってフェリーに乗り、釜山港に到着した。真の御父母様は、この人々を迎えるために釜山港を訪ねられた。世界二十六ヵ国の青年男女たちで構成された国際復興団は、三つの組に分けられ、四月一日から開かれた「希望の日」大会を支援した。

 私が韓国の情勢を見て、「四月は韓国とアジアにおいて危機である」と言いました。そのような期間を設定して、統一教会がアジア的事件を起こさなければならないとして、国際機動隊を動員して引っ張ってきました。大韓民国はこれから三年の間だけ死なずに残っていてくださいというのです。誰が「死なない」と保証できますか。神様、大韓民国をお守りください!

 これまで国際機動隊は、米国から日本を経て韓国に訪ねてきたのですが、なぜそのような作戦をするのかというと、摂理的流れがそのようになっているからです。今は復帰時代なので、先生が米国に行って旋風を巻き起こしたすべてのものが、日本を経て韓国まで入ってこなければなりません。

 それは、世界的な霊的世界イスラエル圏である、第二次キリスト教イスラエル圏を肉的第三次国家的イスラエル圏へと連結しなければ、第三次国家的イスラエル圏が第三次世界的イスラエル圏へと発展できないのです。それゆえにこれは、摂理上、必然的な帰結であり、歴史的な帰趨です。

 では、皆さんの心に国際機動隊のことを思う心がありますか。今日、この民族が悲惨な運命の中で右往左往している現時点において、方向を提示すべき現時点において、このような方向に行かなければならないという自主性をもち、み旨に対する切迫感を抱いて国際機動隊を迎えられる自分自身となっているのかというのです。

 もしそうであるなら、私が一食でも抜き、一銭でも集めて、「国際機動隊のために使ってください!」と言いながら、わずかなお金でも献金しなくてはならないでしょう。

 今、復帰路程がいかなる時に入っているのか、先生は深刻なのです。今回國進を連れてきました。國進は国という字の國進なので、私が連れてこなければなりませんでした。また、推進が今回米国市民になったのです。そのため、天的なみ旨があって、それらすべてを連結させなければならなかったのです。

 それで、韓国まで直接飛んでくることができる道を探してみると、ちょうど、大韓航空がハワイから韓国まで飛んでいるのです。それは、大韓航空機が統一教会のために飛び始めたということです。ところで、飛行機に乗ってくるとき、空気の変化が起こるので、ニューヨークからロサンゼルスまで、五時間の間に國進は風邪をひいて、ひどくせきが出たのですが、降ろしてくるわけにもいかないので、「えい!」と、このようにして連れてきたのです。

 さあ! 先生はいたずらにこの業をしているのではありません。歴史と世界をつかむためにするのです。すべては、まさしく橋を架ける業なのです。皆さんはそれを知らなければなりません。ですから、国際機動隊が来れば、国が準備し、家が準備して迎えなければならないのです。誰が迎えなければならないのですか。主人が迎えなければならないのです。そう、私が主人なのです。そうであれば、国が準備し、家が準備しなければならないので、そのような条件でも立てようと、仕方なく國進を連れて来たのです。

 そのようにして、国際機動隊が来る前に釜山まで行き、そこで初めて迎えてあげたのです。それは韓国を代表しているのです。この国、この民は、それを知りませんが、韓国が威信を立てることなのです。


九力都市「希望の日」大饗宴(一九七五・四・一〜五・一六、主題:人類の新しい未来)


 「希望の日」大饗宴が七五年四月一日、釜山を皮切りに、大邱、ソウル、仁川、全州、光州、満州、春川等、全国九力都市で、各々二日間にわたって開催された。この大会は、新教徒(プロテスタント)たちが組織的に反対する中で国際復興団七百名以上が支援に乗り出し、各地域で数多くの人たちが入場できずにそのまま帰るほどの盛況を呈した。真の御父母様は、「入類の新しい未来」という主題のみ言を語られた。

《祈祷》


 愛するお父様! 一九七五年四月を迎えました。息の詰まるような第二次七年路程がこの四月をもって締めくくられるという事実を思うとき、お父様、米国におきましても新しい体制を準備し、今や、日本に行っても、新しい三次七年路程を準備しなければならない時代になってきています。

 第三次七年路程が平面上に現れ、世界に向けて影響を及ぼし得る膨大な仕事を計画しなければならない、このような立場にいることを知っておりますので、お父様、共にあってくださることを切にお願い申し上げます。

 きょう、四月一日を迎えました。数時間もすれば、釜山に向けてたちますので、お父様、あなたの計画のとおりになさってください。私の話したいことを言おうとは思いません。あなたの心情と一致する立場で、民族の運命を懸け、あなたの前に責任を果たせなかったことを私自ら悔い改め、民族を代表し、民族が今後行くべき道に私が責任をもつべき立場に立ちました。

 今回の釜山大会を通じて、釜山に住んでいる二百万の市民の前に何を残してあげるのでしょうか。方向が分からないでいるこの民族の前に、その胸に、統一教会でなくてはならず、統一教会の群れの知性でなくてはこの国は救えないという、一つの方向を提示してあげられるよう許諾してくださり、この国と国民が世界と共に生き、この世界はお父様と共に生きることができる、確実ではっきりとしたその道を見つけ出していけるよう祝福してくださることを切にお願い申し上げます。

 釜山、大邱から、ソウルまで駆けていかなければならない統一教会の運命があり、み旨を釜山から伝えましたので、再びその道をたどっていくこのような歴史的なものを整備しなければなりません。最初に釜山から上がっていった統一教会は責任を果たせませんでしたので、今回上がっていくこの群れは責任を果たし、七〇年代に恥ずかしくなく、第三次七年路程で責任を全うするようにしてくださることを切にお願い申し上げます。

 その時、統一教会の機動隊が、全世界の若者、二世たちが来て祖国光復のために入城し、この国の反対するキリスト教、反対する主権、反対するそのすべてに対して闘ったのです。

 その時、どのようなことが起こったかというと、それは蕩減復帰すべき時です。主権的な基準の前に家庭を取り戻したので、国とぶつからなければなりません。そして文総裁を中心として政府と一つにならなければならないのです。ところが、既成教会が解放神学を中心として、常に金日成の科益となるように動いているのです。

 先生は、政府と一つになってすべてのものを動かさなければなりません。政府と組んで国を動かさなければなりません。そしてキリスト教を追い込むのです。

 米国を代表したキリスト教、米国と連結している韓国政府、それから統一教会があります。イエス様の時代には、ローマとイスラエルの国がユダヤ教と一つとなってイエス様を打ちました。今はどのようになっているかというと、米国と大韓民国とキリスト教が一つになっているのです。ですから、キリスト教が激しく反対するのですが、それをどのようにしますか。ここに統一教会が必要なのです。今は米国と米国に後援を受ける政府と統一教会がぴたっと一つになったのです。イエス様の時代と反対です。それはどういうことかというと、ローマ、イスラエルの国、キリスト教が一つとなってユダヤ教を打つのと同じなのです。国家的な基準の蕩減復帰原則です。

 実際、私が釜山で講演する時、既成教会を称賛するのでなく、激しくしかったのです。「君たちがだらしないからこうなのだ。私が君だちより、ほかの誰かより足らないところがあるか。この者たち! お兄さんがお兄さんとしての本分を果たさないので、弟が弟の役目を果たしてお兄さんを支えてあげなくてはならない!」と言って、激しく攻撃したのです。そのようにしてこそ、神様も少し心が晴れるでしょう。(笑い)三十年の間耐えてこられた神様の心を、私が晴らさなくて誰が晴らしてあげるのですか。そこに来た人が悪口を言うなら言えというのです。既に、そのように一度言い放ったので、大邱やほかの所ではしなくてもいいのです。(笑い)今は蕩減復帰路程を歩んでいるのです。

 それで釜山から上がっていくのです。霊界から啓示を受けた人が「今回統一教会に負けたら既成教会は終わりだ」と言ったというのです。大邱でも「統一教会に負けたら最後だ」と啓示を受けたのですが、よくも受けたものだというのです。「統一教会を滅ぼさなければならない」と言いながら、ひたすら執拗に闘いを挑んで、ありとあらゆることをしたのですが、私たちは滅びませんでした。完全に押さえ込んでしまったのです。

 蘇生である釜山、その次に長成の大邱、それから完成のソウル、そうして仁川を経て全州から光州へと、九ヵ都市をぴったりついて回り、なすべきことはすべてなしたのです。とにかく今はもう心残りがないはずです。

 このような闘いをするのです。このような闘いをして、結局誰がこの世に現れたのですか。先生ではなく統一教会が現れたのです。そのようにして個人として知られ、家庭として知られ、私たち全体として知られ、その次に民族として知られなければならないのです。


四 総解怨式と救国世界大会


総解怨式(一九七五・五・一、協会創立二十一周年、清平修練所)


 真の御父母様は、七五年五月一日、清平修練所で協会創立二十一周年を迎え、総解怨式を挙行された。この解怨式は、真のお父様が公式路程を開始された四五年からは三十年、協会を建てた五四年からは二十一周年になるため、この日を期して、堕落世界の母の代表格である崔元福先生を中心として、天使世界と宗教人、善の王、忠臣、良心的な人士、哲人たち、先に他界された真の御子女様だちと、統一教会の人物たちはもちろん、ルーシェルから、歴史上の代表的悪側の中心人物たちまで、全体を解放して新しい道を開かれ、その基盤で神様と真の御父母様が解放を受けられる総体的解怨式であった。

 きょうは、この協会を中心として見れば、二十一年となる協会創立記念日であり、また第二次七年路程の最後の期間になります。それは、四月(真の御父母様の聖婚式)から始まったのです。また、先生自身の一代において見れば、三十年(一九四五〜一九七五年)を越えていく時であるというのです。

 このような時代なので、全体の解怨成就の蕩減式をしなければならないのです。この式をする時は、まず最初に、神様の前に解怨式をしてさしあげなければなりません。その次には何かというと、真の父母の解怨式をしてさしあげなくてはなりません。

 そめ次に、崔元福先生の還暦だということですが、還暦という言葉とは何かというと、再び帰るということです。別の言い方をすれば、復帰して帰るということです。崔先生の還暦も還暦ですが、これが崔先生を中心として、堕落した世界の真の夫人として一人の母のような立場に立って新しい復帰歴史のすべてのものを蕩減する式にもなるのです。今や、崔先生を中心としてすべてが変わるのです。これまでの堕落した世界、霊的世界のすべてが、崔先生を中心として蕩減しなければならないのです。本来の父母を中心として蕩減するのではありません。もともと、堕落していない本然の世界では、完成した善なる父母を中心としては堕落条件が成立しないのです。

 もちろん、先生がすべて築いてきたのですが、結局女性が失敗したので、そのような条件を中心として一度にまとめて蕩減しなければならないのです。そのようにしようとすればどのようにしたら良いのですか。崔先生が蕩減して完全に峠を越えていくにおいて、一人で越えていくのではないというのです。ここに、これまでの数多くの宗教、キリスト教であるとか、イスラム教、仏教、儒教など、すべてを糾合しなければなりません。それから、これまでの歴史時代において、善君がいて、忠臣がいました。忠臣の中には文官と武宮がいました。そうして、一つの国を中心として善君と忠臣がすべて一つになって越えていくのです。

 その次には、歴史時代において宗教は信じなかったけれども良心的な立場に立った人々を糾合しなければなりません。それから天は証したのですが、神様のみ旨に侍らなかった人たちがいます。この人たちは何かというと、哲学者とか良心的な系統の人です。そのような種類の人がいるのです。そのような種類の人をすべて糾合しなければならないのです。またその次にはカイン的な世界があります。それはルーシェルから、イスカリオテのユダ、皇帝ネロ、現在の共産党世界に至るまで連結されているカイン的な世界です。これをすべて合わせて蕩減の道を開いておくのです。共産党までもすべて救うことができる道を開いておき、すべてまとめて、きょうこの日に全体が今や「天倫に従っていきます」という式をして、すべて屈服させなければなりません。そのようにして、ここに崔先生を中心として連結させ、全部解怨成就しなければなりません。そのような基盤のもとに、真の御父母様の解放と神様の解放がなされるというのです。

 今、お膳を整えましたが、そのお膳は何を意味するのでしょうか。統一教会がこれまで歩んできましたが、統一教会を信じて霊界に行った霊たちがいるのです。そのような統一教会の信徒たちもまた解怨してあげなければなりません。そこには喜進もいるし、恵進もいるし、先に逝った人たちがいるのです。また、協会長をはじめとして統一教会を信じて逝った人たちを全部霊的に解怨してあげると同時に、地上解怨もしてあげなければならないのです。統一教会を信じていながら、どうにかなった人がたくさんいるのです。その人たちまで連結させ、すべて蕩減してあげなければなりません。

 キリスト教を中心とした宗教人たちを東側にして天使世界は西側にし、それから南側には善君、愛国先烈、北側にはカイン型サタン世界というようにして解怨成就しなければなりません。ですから、きょうが何の日かというと、総解怨をする日です。歴史においての総解怨式をする日です。この日が現れることによってすべて越えていくというのです。ですから、これからは天の法度が成立することでしょう。これまでキリスト教をはじめとした数多くの宗教は、この道が分からない中できました。しかし、このような転換式をすることによって、今後は統一教会を中心として法が定められるのです。

 霊界でも、これからはやたらに行動できないのです。これまでは、悪霊たちも自分たちの思いのままに蕩減法を適用して行動したのですが、もうそのようにはできないのです。法度に従い、自分の系統と今の自分の良心的基準に該当する相対的地上人を通じてなら蕩減条件を立てることができます。それは越権にはならないのです。これによって秩序がとれていくのです。今からは天の国の憲法制定が始まっていくことでしょう。

 これまでは、統一教会を中心として、個人的に国家圏まで入っていける基盤が築かれました。ゆえに霊界でも、個人的に国家圏を思いどおりに往来できる道を開いておかなければなりません。そのような式が総解怨式です。


《祈祷》


 一九七五年五月一日、八時五十分、この時間を期してお父様の命令で、全天宙世界に発表し、宣布してください。「我、神のみ名をもって天使世界の解怨を喜ばん。真の父母の解怨を喜ばん。真の父母を中心として、これまで犠牲になってきた宗教を解怨することを喜ばん。のみならず、地上で善君善王、良心的人士、哲人たちのすべての所願成就をしてくれたことを喜ばん。サタン世界の哀れなこの怨恨までも忘れてしまい、これらを解放することを喜ばん」という宣布を、お父様のみ名によってしてくださいますことを切にお願いいたします。

 今や、この息子と娘はお父様の宣布を受け、この実体世界に神様のみ名と共に、真の御父母様のみ名と共に総解怨の日をお父様のみ名によって宣布いたしますので、万有の存在は、この宣布の言葉と共に天の法度に順応 、天の願いの前に順応しなければならないことでしょう。すべての国がそうであり、すべての民がそうであり、すべての霊界がそうであり、善なる霊もそうであり、善なる民もそうでありますから、悪なる民もそうすることができる恵沢圏内に、すなわち自己の基準による一つの功績に順応してその実績を通じてお父様の懐に帰ることができる道を、この時間、開こうと思いますので、もろ手を挙げて許諾してください。

 そうして、これより、そのような条件を成就させる式典を今もちますゆえ、お父様、喜びの心をもって愛で施してくださり、今やあなたの権限を広げ、善を掲げ悪を押さえ、その悪も善の前に屈服することにより、本然のエデンにおけるカインとアベルを中心として蕩減復帰したことを、今、この民族と世界において成就されるよう許諾してください。それにより、今や天が行くその行路の前に共産世界が頭を下げ、勝利の旗印の前に順応できる一日をもたれますことを切にお願い申し上げます。

 昨日、ベトナムが共産圏の前に屈服したことを、天がサタン世界全体を代表した祭物とされ、今は、共産世界が韓国を主として世界の前に屈服することができる一つの蕩減の起源を準備してくださることを切にお願い申し上げます。今、神様のみ名と天使世界と真の父母のみ名と善なるすべての霊人たちを動員してこのことを宣布いたしますので、これを、神様を中心として擁護し、鉄石のように立てるところに数多くの霊界を動員し、良心的な人たちが総動員しなければなりません!

 この清平の地、きょうこの時間を、全霊界が注視し、全天使世界が注視し、神様が注視し、地にいる真の父母が注視し、地にいる数多くのキリスト教とそれ以外のすべての宗教が注視し、数多くの善なる国と善なる忠臣たちが注視し、数多くの息子、娘が注視し、共産世界まで注視するこの場において、お父様の懐に余すところなく抱かれるこの日として奉献されることを願いますので、受け入れてください。順次続く式典をあなたの霊魂とあなたの勝利の基盤で受け取ってくださることを切に切にお願いしつつ、すべてのみ言を真の父母のみ名によって申し上げ宣布いたします。アーメン。


救国世界大会(一九七五・六・七、ソウル汝矣島広場、六十ヵ国代表一千名を含む百二十万名)

主題:世界の中の韓国


 救国世界大会が七五年六月七日、ソウル汝矣島の五・一六広場で、百二十万名が参加する中で挙行された。世界六十ヵ国から参加した一千名の代表たちは聖域守護を誓った。この大会で、真のお父様は、「世界の中の韓国」という主題で講演をされた。

 六月七日に五・一六広場に百万人を動員するのですが、できれば六十ヵ国から動員しようというのです。六数を蕩減するのです。全世界の国家が今準備していることでしょう。

 私たち統一教会自体として見れば、五・一六広場での大会は一つの冒険であると思うのです。大きな冒険です。その広場を埋めるということは冒険ですが、私たちがこのような大事を行うようになったのは、この時代の運勢によるのです。神様の摂理から見るとき、今がどのような時であるかということを知っているため、この時代に合わせてこのような大会をしなければならないということを皆さんは肝に銘じなければなりません。

 皆さんが御存じのとおり、現在の韓国は全世界が注目する情勢に置かれている立場です。韓国の動きというものが、韓国自体だけでなく全世界に影響を及ぼし得る段階に入ってきました。韓国の置かれている状況を見れば、民主と共産が一つの分岐点に立ち、民主世界の勝利へと向かう道をここで模索するか、でなければ共産世界の勝利する道が成されるのかという、分かれ道に立っているのです。ここで誰が道案内をするかということが問題になるのです。

 ここにおいて誰が先に天の運勢、天運に合わせることのできる行動をとるか、言い換えれば、誰が旗手の使命を果たすのかというのです。民主世界が勝利するためにも、ある個人ならその一個人が動機になるとか、一つの団体が動機になるとか、そうでなければ一つの国が動機になるなどして、動機となる団体、国家なら国家がなくてはなりません。

 歴史の出発や、歴史の新しい転換というものは、必ず、個人を中心とするとか、あるいは団体を中心とするとか、あるいは国家を中心とするなどして、新しい次元に転換されて発展していくことを私たちは知っているのです。

 このような緊迫した実情において、もちろん大韓民国が天の運勢に合わせた行動をとらなければなりませんが、大韓民国自体は、天がどのように大韓民国を通じて世界へと進もうとしているのかということを知ることができません。それゆえ、そのことが分かる宗教を代表したある団体が責任をもたなければなりません。その宗教団体の中でも、私たち統一教会がここに旗手の使命を果たさなければなりません。このような責任を私たち統一教会が果たそうというのが、五・一六広場での大会であることを皆さんは知らなければなりません。

 汝矣島五・一六広場という場所は歴史的広場であるため、今回の集会は、神様のみ前において、歴史的公義の審判を受ける時なのです。統一教会がまさしく世界史的な神側に立った団体なのか、民族を生かすことができる団体なのか、そうではない団体なのか。統一教会の家庭は民族的家庭を代表し、導いていくことができる主体性をもっているのか。統一教会の人々は四千万民族に対して主体性を生かし得る、そのような個人になっているのか。今回の大会は、天からこれらのことの公義の判定を受ける良いチャンスであるというのです。それだけではなく、公義の判定を受けた権威を世界人類の前に立てることのできる時であり、民族においては、これまでの悲しく無念だった歴史的なすべてのことをここで清算し、受難の代価として善意の功績による新しい恵沢と恩徳を捧げることができる時であると考えるのです。それゆえ、この瞬間こそは、深刻な瞬間であることを皆さんは知らなければなりません。

 それで、先生は第三次七年路程において、全米を席巻し、霊的世界キリスト教の運勢を集めて韓国に入ってきました。霊的に国家的基準を越えて世界的基準までいって運勢を集めて入ってきたので、これを肉的国家的基盤に連結させて、さらに霊的世界的勝利の基盤の上に、肉的世界的基盤を凍結させることにより、霊肉を完全蕩減できる世界史的な新しい起源を準備し、新しい次元で登場するというのです。

 それで韓国でのこのようなすべての勝利的結果は、どこに直結するのでしょうか。ヤンキー・スタジアム大会に直結するのであり、ワシントン大会に直結するのです。これにより、米国の朝野で問題になるはずです。この位置を訪ねてくるのに、それこそ何千年かかったことでしょうか。堕落以後六千年ではありません。数十万年かかったということを知らなければなりません。それで今回、統一教会が五・一六広場でこのような大会を行うのです。革命政府になってから十四年です。十四年が終結する時とぴったり合っているでしょう? 先日、五・一六革命の十四周年の記念式をしたでしょう? 私たちも第二次七年路程を終える記念式をするのです。ゆえに、ここで世界的な勝利の宣布ができるということは驚くべき事実なのです。これにより、統一教会は新しい宗教としての主体性をもって世界舞台へ堂々と七年路程を出発するのです。これは、解放直後の先生の七年路程と同じ立場なのです。世界史的な七年路程の勝利の基盤を中心として、既成教会が反対する立場ではなく、既成教会が歓迎する立場に立った統一教会の型をつくっておいた七年路程であり、そのような立場であるというのです。三十年歴史を回って戻ってきたというのです。

 背の低いずんぐりむっくりの崔昌林氏が、安保部門で五・一六民族賞を堂々ともらったでしょう? (笑い)(一九七五・五・一六)それを見れば、なした結果が驚くべきものであれば、神様も仕方なく称賛するのです。そのようなことを知り、この時に皆さんは、歴史的使命を謙遜に果たすべき旗手の立場として出発点に立ったことを知り、六月七日まで厳粛に歩まなければなりません。

 共産主義に勝利し得る基盤の上で思想と宗教の統一形態を整えてこそ、最後に残る統一文明圏を形成し、新文化世界を形成することができるのです。その事実を、この国家と国民の前に、世界の前に告知する大会がまさしく五・一六広場で行われる救国世界大会なのです。


世界統一軍団(国際義勇軍)編成宣言


 今回、皆さん国際機動隊がアジアの日本を経て韓国へ行くということは歴史的なことです。英国のような日本を経て、イタリア半島のような韓国において、新しい、挙国的な活動をなして、六十ヵ国の代表が参加し、百二十万人を動員して結集させたという事実は、神様の摂理歴史において新しい起源を備えたということを知らなければなりません。これは、神様のみ名をもって、米国が独立宣言をしたことよりも偉大なことであり、共産党が共産党宣言をしたことよりも偉大なことです。

 神様から見たとき、これは、西欧文明とアジア文明が凍結して新しい世界史的な波動を起こすことであり、神様の摂理途上では初めての出来事です。西欧人たちが結合して「韓国を生かそう」と行動したのです。それは何かというと、外的な体のようなものが「精神を生かそう」と行動したことなのです。反対になったのです。韓国はそのような立場にあるため、そのようなことをすることによって歴史的起源を設けたという事実を知らなければなりません。

 きょう、一九七五年六月七日は、先生にとって、また神様にとって歴史的な宣布の日となるのです。インドシナ事態に便乗して虎視耽々と再び南侵をうかがっている北韓の金日成を糾弾する喚声が正にこの広場で天に突き上がり、全天地を揺るがしました。

 今まで安保総力のための決起大会も何度かありました。しかし、この救国世界大会は、二つの意味で唯一無二の歴史的な大会となるのです。その一つは、きょうのこの集いが神様のみ名によって北韓の金日成を糾弾する大会であるということです。そして二つ目は、この大会が私たち大韓民国の人だけが集まって韓国の自由と主権の守護を決意するのではなく、人種が異なり、血統が異なり、言語が異なり、また風習が異なる世界万邦を代表して、六十ヵ国から集まってきた千名以上の代表たちがここに共に参加して、自由大韓と全世界の守護を堅く決意する世界的大会であるということです。この救国世界大会は、全世界が決起して韓国の自由守護のための自由の決意を満天下に誇示する世界的祭典です。

 この世界大会は、カンボジアとベトナムの赤化によって引き起こされた緊迫した祖国情勢の前に、内には祖国安保の次元の高い実力を誇示し、祖国を死守しようとする五千万の韓国国民を等しく団結させ、外には世界の人々の行くべき方向と座標を立てようとするところにあります。その結果として、北韓の金日成が軽挙妄動して六・二五(動乱)のような誤算と悲劇を繰り返さないように糾弾し、自粛するよう警告するところにその意義があるのです。(歓呼、拍手)

 それで今回、六十ヵ国から若者たちが来ましたが、彼らは国際義勇軍であるという話をしました。信仰の祖国であり、聖域である韓半島を保護するため、六十ヵ国の若者たちが義勇軍を編成し、韓国が有事の際には参戦することを宣言したというのです。

 それで今後、キリスト教徒だちと統一教会を中心として、それからすべての宗教人たちまで糾合して、「義勇軍編成運動をしましょう」と言うのです。その時は、郡守や署長まで招待して、「これは統一教会のためではありません。実権はすべてあなた方が握り、訓練だけを私がしてあげます。幹部まで、精神武装は私がしてあげます」と言うのです。

 ですから皆さんの思想は、始めから終わりまで徹底していなければなりません。そのようにして共産党に勝つことのできる思想を、勝共思想を吹き込んであげなければなりません。共産党の主張に対して、哲学的な論理においても、それらを克服し、代案も立て、統一思想も教えてあげなければなりません。

 今後、もし非常時になれば、何千名も募集して瞬時に配置するのです。そのようにすれば「タン、タン、タン、タン」と出陣が可能なのです。

 私が銃を作っていると米国の者たちまでが反対したのです。この骨もないような者たち。一つ間違えばすべて滅びるのです。それで今、水澤里で作っているのでしょう? 昔、私たちが空気散弾銃を作るときにも、八十丁しか作れない体制でありながら、一日に七百丁も作りました。昼夜の別なく二十四時間働いたのです。我が国、我が祖国は我々の力で守らなければならないという決意を固めてくれることを先生は願います。

 万物総解怨式と第三次七年路程の本格的出発(一九七五・六・一〇〔陰暦五・一、第十三回「万物の日」、前本部教会)


万物総解怨式と第三次七年路程の本格的出発
(一九七五・六・一〇〔陰暦五・一、第十三回「万物の日」、前本部教会)


《祈祷》


 愛するお父様! きょうは一九七五年六月十日、陰暦五月一日でございます。お父様! この日は、私たちが第三次七年路程を新たに出発する歴史的な記念の日でもありますので、天が御覧になり、地が注視し、万物が公認する中で、真の父母と真なる子女たちを通して栄光の忠誠を尽くそうとする神聖なるこの集いを、お父様、祝福してください。天の喜びと地の喜びと万物の和同があなたの所願成就の一時を賛美するとともに、満ちるように許諾してください。

 お父様! 第二次七年路程において、既に受難の道の恨をこの大韓民国を中心として越えました。内的・外的、霊的・肉的勝利の限界線を既に決定しました。お父様! 私たちはこの国の主権者の前に新しい告知もしました。お父様のみ旨の前に一致したすべての内容の成就は、あなたが許されたみ旨のとおりになることを知っております。アベルの前にカインが訪ねてきて屈服しなければならない世界史的な時代が来たことを考える時、お父様、この国があなたの前に屈服し得るようにしてください。

 陽暦の五月一日には私たちが総解怨式を執り行い、きょう陰暦の五月一日には、万物の総解怨式を終えることにより、人間と万物が完全に解怨成就してお父様の前に真の父母のみ名をもって捧げられ得る、原理的見解においては第三段階の完成時代であるあなたの主管圏内に結ぶことができる新時代圏内に入ったことを感謝申し上げます。

 今や第三次七年路程を整えることにより、国とすべての万物と人間たちが一つになってお父様の直接主管圏内に入っていくべき過程が残っています。この過程で韓国を基点として民主世界の主導国家である米国をあなたが抱き、サタン世界と共産世界を凌駕でき、優位に立ったお父様の勝利を褒めたたえることができる堂々とした世界的な実戦が成されるよう許諾してくださり、勝利の天国を全万邦に広げることができる天の国の行列が成されるようにしてくださることを切にお願い申し上げます。

 お父様! お父様! お父様! 七日の救国世界大会を中心として、あなたのみ旨の中で大韓民国の民があなたの前にぬかずき、彼らは天の声を聞きました。これからの韓国の行くべき正しい道がどうあるべきかということが今、挙国的に議論されているこのような状況にあって、あなたがこの雰囲気を取りまとめて地に落とすことのないよう許諾してくださり、天に突き上がることにより、あなたのみ座に連結される決定的勝利圏を備えて、万世の勝利の灯台を全天地に輝かす歴史的起源としてくださったことを感謝申し上げます。

 その日より三日目を迎えるきょう、「万物の日」をもちました。この日、すべてのものが、万物までも人間の前に直接主管を受けられる喜びの環境を備え、全天地が歓喜できる栄光の出発をもたせてくださったことを感謝申し上げます。輝かしいきょう、輝かしい第三次七年路程を迎えると同時に、愛する権道の百日目を記念する日もこのように連結されましたので、イースト・ガーデンにいる兄弟たちと共にこの日を祝い、全世界に散らばっている統一教会の群れと共にこの日を祝い、勝利、また栄光、また喜びが天と地と全万有の中に共にあってくださることを切にお願いし申し上げます。

 天を中心とした人間たちと、人間を中心とした万物が堕落した恨の峠を越えることにより、私たちが今年目標として立てた天国実現が可能な一つの起源を復帰するようになったことを心から感謝申し上げます。お父様! この国家を中心として世界に伸びていく今後の行路をお父様がお導きください。

 私たちは何度でも闘って勝利することをお誓い申し上げます。これからは、各自が自分個人のことを思い、自分の家庭を思い、自分の置かれている環境での安逸を追求する立場を離れ、今や世界のために何かを個人が残すために、家庭が残すために、この教会が残すために、この国が残すために総決起することができなければなりません。このような世界史的な使命をこの民族と統一教会と私たちが十分に果たし得るよう許諾してくださいますことを切に切にお願いしながら、すべてのみ言を真の父母のみ名によってお祈り申し上げます。アーメン。

 去る五月一日、神様と天使世界と人間は総解怨式をしましたが、万物は総解怨式をしてあげなかったのです。しかし聖書には、人間が堕落することにより万物も嘆息したと記録されているでしょう? それで、神様の息子が多く現れて自分たちの権威を主張できるその日が来ることを待ち望んでいるのです。ですから、万物も解放されなければなりません。

 きょうは、陰暦の五月一日です。陽暦は人を中心とした天のことを言い、陰暦は地上のことを言うのです。それで、きょう陰暦の五月一日に何をしたのでしょうか。ここで何の式をしたのかというと、ここに参加した人はみな知らないとしても、先生は「きょうは万物の総解怨式をする日です」という祈祷をしたのです。人間を主として神様まで解怨し、その次に万物を解怨したのです。韓国は今後、統一教会に反対しなければ豊年が続くことでしょう。

 霊的な世界での神様の解怨成就、真の父母の解怨成就、天使世界の解怨成就をすることによって、地上での宗教の教祖たちの解怨成就、次は、善君、忠臣、烈女たちの解怨成就、その次にはルーシェルとイスカリオテのユダと皇帝ネロまで、すべて解怨成就をしてあげなければならないのです。

 これまでは悪なる世界のサタン圏内で生活してきましたが、これからはサタンの名前でなく、真の父母のみ名によって生活するのです。解怨成就の原理原則を中心として見たとき、神様の解怨成就と共に天使世界の解怨成就をしたという道理にかなった道が地上に連結することにより、天のみ旨は、本来罰を与えて審判するのではなく、生かしてあげ、理想を与え、幸福をもたらしてあげることなので、皆さんは、皆さんなりに活動するところに該当する善なる世界へと発展していく道が開かれるようになったというのです。

 このように、すべて神様のもとに帰っていける霊的な道を開いてきたというのです。そうして、今回の「万物の日」、陰暦の五月一日、陽暦では六月十日が「万物の日」なので、その時に肉的な万物まで解怨成就するのです。人間たちの恨を解いたので、人間によって嘆息圏内にある万物を解いてあげなければならないのです。その嘆息圏は世界的です。サタンまで解放し、どんなに悪い人でも行くことができる道を備えたので、万物の嘆息圏を清算することができるというのが原理なのです。それで、初めて六月十日、「万物の日」を中心として、万物の解怨成就をしたのです。


朴大統領への書簡発送と出国(一九七五・六・八〜二八)


 一九七五年六月七日のことですが、大会が終わるや否や、朴正煕大統領がキル・ジョンシクと誰かを送って文総裁に会おうとしたのです。これを見れば、汝矣島事件は大事件なのです。共和党であれ何であれ、一遍にひっくり返してしまうようなものです。ですから、訪問して打診してきたのです。私がその時話したことを覚えています。朴大統領はその時、私を青瓦台(注:大統領官邸)に迎えて静かに教育を受けなければなりませんでした。

 米国のキリスト教から歓迎された霊的勝利の基盤をもって入ってきて、新約時代にイエス様が出発する当時に失ってしまったものを国家的基準で蕩減復帰して実体復帰をしなければならないのです。すなわちイスラエルの国とユダヤ教が一つになってイエス様に反対したことを蕩減するのです。その背後にはローマがあったのですが、米国を中心とした統一教会の機動隊と政府が一つになることによって、キリスト教を屈服させる立場に立つようになるのです。そしてキリスト教国家の実体蕩減復帰がなされ、世界的実体国家復帰運動を新しく出発することができるのです。

 それで、一九七五年六月七日のあと、汝矣島大会を終えて先生は朴正煕大統領に手紙を書いたのです。一大書簡です。「あなたは統一教会と一つになっていくべきである」ということを切々と、約二十ページに相当する手紙を送ったのです。しかし、二十一日たっても返事がなかったので、大韓民国をあとにして米国へと出発したのです。その時、毛沢東は土に帰り、私は飛行機で飛んでいき、アジアを越えて世界的国家実体復帰運動を始めたのです。一九七五年七月十七日です。その時から米国と本格的な闘争を始めました。

 一九七四年の末、十二月二十九日に、私がここに帰ってきました。そして、一九七五年四月一日には国際機動隊が韓国に入ってきました。一九七五年を中心として転換期を迎えたのです。それで、六月七日に汝矣島の救国世界大会を終え、二十八日までの二十一日間、韓国にとどまって朴大統領に忠告したのです。国家的な次元で連結されなければ駄目なのです。それで忠告をしたのですが、それを受け入れなかったため、私が六月二十八日に韓国をたつ時、アジア圏をすべて携えてたったのです。二十一日目のことでした。

 そうして、米国で実体作戦の途に上ったのです。政府とぶつかり合ったのです。押し出すのです。霊肉を中心とした国家的基準を立てたので、世界六十ヵ国を連結させるのです。それにより連結した超国家的、世界史的な米国の攻勢に入っていくのです。一九七五年から一九七六年が最高の迫害があった時でした。そして、一九七五年に宣教師を世界に送り出したのです。


五 世界宣教師および米国州宣教師派遣


世界九十五ヵ国に宣教師派遣−百二十七の宣教国に拡大
(一九七五・二・一二、日本で決定、五・五、派遣)


 これから国際機動隊を先頭に立てて全世界を巻き込んでいく計画です。なぜそのようにしなければならないのでしょうか。イエス様の時代における百二十門徒たちは世界的代表国家型であったため、百二十ヵ国に該当する宣教部を設置しなければならないのです。そのため一九七五年からは、その数に相当する宣教部をつくらなければなりません。

 これまで外国に出る時、一人ずつ出ていったのですが、これからは三人一組にして送ろうと思います。先生を中心として日本人、米国人、ドイツ人ですから四人一組と同じです。そうすれば超民族的な、新しい国家の民族になります。それでは、なぜ三名ずつ送らなければならないかというと、既に世界的時代を越えたからです。私たちは国家的基準の前にあって、アダム国家、エバ国家、天使長国家をもつことができる圏内に立っているので、世界が共同して出発をすることができる時に入りました。ですから、外国に宣教に送るときには、三名ずつの名簿を作るのです。百二十の国を突き崩すのです。

 宣教師を三名ずつ送り出したのは、その三名がイエス様の時代の三弟子を代表しているからです。それで、その国で三名でもみ旨を奉じることができる人を配置したという条件のもとで、三ヵ国の人を代表として送ったのです。ですから世界的なのです。そうして、彼らが一つとなって天に侍るのですから、滅びることなく発展するというのです。

 見てください。ドイツ人、日本人、米国人、それぞれヨーロッパ大陸、アジア大陸、米国大陸を代表しています。彼らは、かつて第二次大戦の時すべて怨讐でした。それらの怨讐が一つになったというのです。これら三つが完全に一つとなって神様を支え、その国が反対しようと何しようと進んでいくというようになれば、そこから天が役事するのです。死の場面があれば、「私が先に死にましょう」と言うことさえできるならば、私たちのみ旨は急速に発展することでしょう。

 イスラエル民族のペテロ、ヤコブ、ヨハネの三弟子は、同じ民族同士で一つになれずにイエス様を裏切ったのですが、今日、超民族的に世界の三弟子型が合わさり、レバレンド・ムーンを中心として反対せずに一つになっていくならば、ここから世界史的な統一の起源が起こるのです〇それゆえ、韓国と日本と米国とドイツ、この四つの国さえ一つになれば、世界は神様のみ旨の中に帰っていくという結論がここで成立するのです。

 それでは、世界を今後誰に任せるのでしょうか。神様のみ旨の中で、世界をいかなる民族、いかなる群れに任せるのかというのです。超民族的に一つとなって世界的なみ旨と神様のみ旨に責任をもつことができる群れに任せるのであり、そのような仕事を統一教会がするならば、その統一教会に、この四ヵ国を中心とした世界のすべてのことを任せるだろうと考えるのです。神様を中心として、アダムを中心として、本来のルーシェル、ミカエル、ガブリエルの天使が一つになった四位基台の形態を、初めてこの地上で国家形態としてつくるようになれば、統一が完結すると考えるのです。

 そのような観点から、世界のキリスト教全体が一つとなり、強力な組織となって世の中の国を操ることができる基準が立って、初めて神様のみ旨が成されるのです。神様のみ旨の前に立つことができるのがアベルなので、アベルの立場に立ちさえすれば、保護され、そのキリスト教を中心として神様のみ旨は成就されるのです、そうでなければ神様は離れていくのです。

 それで、米国内で再び結束しなければなりません。強い内的な基準があってこそ第一線の将兵が強いのです。今、世界に宣教部をつくるために、私たちは、世界百三十ヵ国に宣教師を送り出し、そのことをしようとしているのです。米国を中心として、皆さん自身を中心として、強力な体制の基準を形成していかざるを得ないのが現在の私たちの立場であることを知らなければなりません。すなわち、何をしなければならないのかというと、アベルの世界的版図を再確保しようというのです。


韓国家庭世界巡回師任命(一九七五・六・二七より)


 今回も、宣教師として百三十ヵ国に米国人、ドイツ人、日本人を派遣してみると、大韓民国の人が抜けているのです! そう考えたとき、どうして韓国の人たちを派遣することができないのかというのです。国家的立場がそれらの国々とは異なるからです。難しい立場にあるのです。しかし、その難しい立場は大韓民国の事情であって、神様の前には通じません。本来、世界の開拓は、韓国統一教会の本部がすべきなのです。にもかかわらず、受難の道を経ていない人々が先頭に立ったということは、韓国統一教会の皆さんの聡です。これは彼らの前に負債を負っているということです。ただ私がそれ以上の先頭に立っているので「神様! 大韓民国は、私を通じて蕩減してください」というような祈祷が可能なのです。そのことを知らなければなりません。

 ですから、三十六家庭から七十二家庭、百二十四家庭は、できればこの第三次七年路程で、世界を代表して十字架を背負うところで先頭に立たなければなりません。これが今日、祝福を受けた家庭、特に三十六家庭と七十二家庭、百二十四家庭の使命であるということを知らなければなりません。四百三十四家庭は平面的な責任を担っているのですが、三十六家庭、七十二家庭、百二十四家庭は、イエス様を中心として、国家的基盤の上で十二使徒、七十門徒、百二十門徒を象徴しているのです。七十門徒は国家の代表であり、百二十門徒は世界の代表であるため、百二十四家庭までは、世界的責任が内外に連結されているので、世界的受難の途上の先頭に立っていかなければならないということを皆さんは知らなければなりません。

 それゆえ、本来、宣教には誰が行かなければならないかというと、百二十四家庭、七十二家庭、三十六家庭が出ていかなければなりません。本来、み旨から見れば、これらの人たちが出ていかなければならないのです。ところが現在、全世界的に宣教に出ていく人の中に韓国人は一人もいません。日本人が行き、米国人が行き、ドイツ人が出ていっているのです。日本人をなぜ送り出し、米国人をなぜ送り出し、ドイツ人をなぜ送り出すのでしょうか。今、統一教会が大韓民国を中心として、平面上で復帰すべき国家があるとすれば、それは日本であり、米国であり、ドイツであるというのです。この四大国家を連結させるならば、共産圏まで世界から追放することができると考えるのです。

 したがって、平面上に現れて世界史的な責任を負わなければならない国が日本であり、米国であり、ドイツであるため、これまで復帰の使命において祝福家庭ができなかったこと、言い換えれば、三十六家庭ができず、七十二家庭ができず、百二十四家庭ができなかったことを、世界に出ていって代わりに蕩減を受け、今後それらの家庭が立つことができる位置のために犠牲を覚悟しながら、代わりに進み出た群れであるということを皆さんは知らなければなりません。彼らは国家が異なり、民族が異なるのですが、私たち祝福家庭を代表して出ていったという事実を皆さんが理解し、この第三次七年路程が終わる時まで、皆さんの家庭が一致団結して彼らと一つにならなければなりません。そのように一つとなって世界の運勢を転換してしまわなければならないのが、今日の摂理的な見方からの第三次七年路程であることを皆さんは知らなければなりません。

 それゆえ、できれば三十六家庭から何をしなければならないのでしょうか。これらの人々を代表し、彼らを総括的に主管できる体制をつくらなければなりません。そのため、ここで世界の六大州なら六大州を代表する巡回制度をつくり、それを徐々に拡大させて、宣教部の発展に従って代表として三十六家庭を投入し、代表として七十二家庭を投入し、代表として百二十四家庭を投入して、七年の途上において内外で一つになるようにして、世界復帰の運勢の方向を転換させなければなりません。そのようにしなければならないのが、今後皆さんの家庭を中心とした第三次七年路程であることを知らなければなりません。このような緊迫した、かつ息の詰まるような歴史的な転換期に置かれていることを知らなければなりません。


共産圏での宣教師たちの試練(一九七五〜一九七六、四ヵ国の宣教師が追放)


 現在アフリカまで、百二十七ヵ国に宣教師が出ていっているのです。ところが、四ヵ国で追放されました。それは、なぜそのようになったかというと、共産党と闘ったからです。すべて共産国家なのです。それで現在、百二十三ヵ国に出ていっているのですが、そこにいる一線の宣教師たちは、困難なことに直面したとき、涙を流して祈祷をすれば教えを受けるのです。そのような体験がありますか。なければ統一信徒ではありません。一〇〇パーセント教えてくれるようになっているのです。

 一九七五年から一九七六年が最高の迫害があった時でした。一九七五年に百二十七ヵ国に宣教師をすべて送り出しましたが、それは摂理を短縮させるためなのです。その時、全世界が統一教会に反対しました。先生に反対すると同時に世界の宣教師が牢獄に行くようになるのです。

 それで、レバレンド・ムーンはどこまで行くのでしょうか。これまで全世界が統一教会に反対しました。世界全体が反対しなくてはならないのです。ユダヤ教からキリスト教、イスラム教、ヒンズー教など、すべての宗教、そしてすべての国の国民と共産党までそこに加勢して、総攻勢をするのです。そのようにならなければ、全体から勝利したという条件を復帰することができません。それが一九七六年を中心とした米国での一大闘争歴史です。統一教会の一大闘争歴史です。

 その前年を中心として、世界百二十七ヵ国に宣教師を送り、世界ががらっとひっくり返りました。ところが米国が主動となって米国大使館を通じて各国ですべて反対させることによって、世界のすべての統一教会の宣教師たちは十字架にかけられるのです。追い出そうとして、ありとあらゆる闘いをするのです。それはなぜでしょうか。我々がサタン世界を否定するからです。その結果、サタン世界が攻撃することにより、宣教師たちも否定された立場に立つのです。

 その立場にあって、いかなる者、いかなる国をも恐れてはなりません。ゴリアテと闘ったダビデのように神様を絶対視し、神様を愛する立場で堂々と進まなければならないのです。「世界万邦の邪悪な反対の暗雲たちよ、神様のみ名によって行く私の前に出てこい! 攻撃しろ! 打て、こいつら! やりたいようにやってみろ!」というのです。

 皆さんは、私たちの兄弟が今、鉄のカーテンや共産圏国家の地下で命を懸けて闘っていることを知らなければなりません。ある人が先生に遺書を送ってきました。「先生、終わりが近づいています。将来、霊界に行ってお目にかかります」というのです。そのような闘いをしているということを私たちは知らなければなりません。誰が共産主義を防御するのか、我々しかいないではないかというのです。


米国各州要員配置(一九七五・三・五)


 州から押し寄せてきた皆さんの活動基盤が今相当に難しい立場にあると思うので、緊急対策として、日本の祝福を受けた家庭で、ニューヨークにいる五十名を代表者として一州に一人ずつ派遣し、そこに一人ずつ付けて送るように人事措置をしました。あす(三・二四)出発するのです。なぜそのようにするのかというと、今年の目標が天国実現であるからです。

 米国が天使長国家だということを皆さんはよく知っています。天使長国家の伝統をもっては天国に入っていくことができません。そのため、天の法度に一致した家庭的制度を通じた訓練を受けなければならないのですが、それを今年からなさなければなりません。それは、米国の人としてではなく、超国家的な基準で訓練しなければなりません。

 それゆえ、先生の代わりに行くと同時に、それらの女性をお母様の代わりに皆さんのセンターに送り、母の役割をさせるのです。「母の役割をしなさい」と言って送るのです。今や、生活制度を教育しなければならないのです。ではどのようにすべきなのでしょうか。これまでの経済生活の方法が今の米国の女性たちの生活方法と異ならなければならないと考えるのです。

 それゆえ、この女性たちが今後活動できるように調整する経済的なすべての権限と責任を負わなければなりません。経済隊員が今後、ある新しい州に割り当てられたら、誰を訪ねていくのかというと、この日本のお母さんたちを訪ねていくのです。責任を任せたので、この問題に対しては今後その州の責任者もあれこれ言うことはできません。それゆえ行ったらすぐ引き継ぎをし、食口たちを引率して、これまで活動してきた部署で経済活動ができる道を開いてあげなければなりません。専門的責任を負わなければなりません。

 ベリータウン修練所では、今回、九百名近くの人が修練を受けています。百二十日修練を三百六十名以上が受けているのです。それで、今回、外国宣教に出ていく人が八十二名です。外国に伝道に出ていく人だけでも四百名以上、五百名近い人たちが準備しています。既に外国食口は、四月末までで準備がすべて終わったはずです。遅くとも十日以内にはみんな出発することでしょう。そして、五月十日までには現在の百二十日修練は終わり、全国に派遣されることでしょう。今年は、百二十日修練を千二百名に受けさせ、統一教会の威信と体面を立てることができる人を育てあげ、千二百箇所に派遣するのです。そうして、二人が多くの人を伝道する必要はない、十二名以上は伝道するな。十二名しか抱えることはできない」と、きっちりと公式的に定めてしまったのです。


六 第三次七年路程の前半三年


最大決戦の三年半(一九七五〜一九七八前半)


 先生を中心として霊肉を中心とした氏族基準、民族基準まで上がってきましたが、世界基準まで行くためには、国家を超え外国を中心とした霊的活動圏を立てなければなりません。一九七二年度から三年路程を通じて勝利的に霊的世界基準を韓国にしっかりとくっ付けておくことにより、韓国が世界的実体の中心に立つことができるという結論が出てくるのです。

 韓国で既に国家基準を立てておいたので、これを世界的基準に連結するためのものが三年路程です。前半の三年は、キリスト教の世界的基準を訪ねていって霊的キリスト教を引き継がなければなりません。そして後半の三年は、霊的基盤の上で国家を中心として実体的に動き出さなければならないのです。これがイエス様を中心とした世界的時代における肉的三年路程と同じです。

 それでは、それはどこを基盤にするのでしょうか。韓国で汝矣島大会を中心として、既成教会や国に対して、すべてを押さえることのできる基準になったので、霊肉を中心として築いた勝利的基盤の上で米国を中心とした世界的摂理三年路程が始まったことを知らなければなりません。それで、一九七五年から、世界史的な第三次七年路程が始まったのです。霊肉を中心として世界的、歴史的転換がなされたという話です。一九七五年、一九七六年、一九七七年は、世界史的な三年転換期です。米国の運命がこの時に変わり、米国の運命とともに世界の運命が決まる時が、この時であるということを知らなければなりません。

 今から七八年前半までの三年半の期間というものは、神様の摂理から見るとき、最大の決戦をなすべき偉大な期間です。歴史上になかった非常時期です。この期間に米国で共産党を防御する基盤を築くことができなければ米国は滅びるのです。そしてそのようになれば世界が滅びるのです。

 天使長が過ちを犯してアダムとエバを失ってしまったので、天使長の立場にある米国が、エバ国家の日本とアダム国家の韓国を再び天側へと復帰してあげなければなりません。それで先生は、韓国と日本と米国の三つが一つになればアダムとエバと天使長が一つになることになるので、世界は滅びないと考えるのです。

 米国が立てば世界は完全に蘇生するのです。共産党がいくら強くても、下がっていくのです。一九四五年以後、第二次世界大戦直後に全世界を導くはずであったのが、米国が失敗することにより、先生は三十年の歳月を送ってしまったのです。これに三年を加えて一九七八年までです。これは、イエス様が三十三歳で使命を完結するのと同じ時であるということを知らなければなりません。すべて数理的にぴったりと合っているのです。


三年路程と夏季四十日伝道出発(一九七五・七・二〇、千七百四十二名参加)


 今年の七月二十日になれば、昔、一九五七年度に行ったと同じように韓国にいる統一教会の全食口を全国的に四十日伝道活動に送り出そうと思います。本格的に三年間をそのように動かなければなりません。できれば機関にいる人たちも、四十日で支障があれば一週間とか二週間ずつにしてでも、一年の間に四十日をどのようにしてでも終えなければなりません。そのような運動をこれから三年間、皆さんがしてくれるように願います。

 七月二十日から三年路程が始まりますが、これは何でしょうか。イエス様がなし得なかった三年路程を蕩減復帰して、イエス様の三年路程と同じ国家基準を皆さんが越える時だというのです。イエス様が越えられなかった国家基準を皆さんが越えなければならないのです。イエス様が三年の間、民族の前に裏切られ、教会の前に裏切られ、国の前に裏切られたそのような境界線を越え、国の歓迎を受け、教会の歓迎を受け、民族の歓迎を受けることができる、そのような立場に立たなければなりません。したがって、三年間だけ教育すれば、韓国全体が統一教会と一つになることができる圏内に入っていくのです。

 それで七月二十日に三年路程を出発しなければならないのです。これは、一九五七年度からの三年を中心として、六〇年代を迎えるための準備をしたことと同じなのです。その時に匹敵するというのです。そのような基準で国家を越えて世界を受け継ぐことができる今この時において、三年路程を終結することにより新しいイエス様復活の国家形態基盤が完成するというのです。

 イエス様が失敗したことを皆さんが民族と教会を中心として統一し、世界に進出できる摂理的土台がこの三年期間で決定されるのです。それが原理観です。先生は漠然と話すのではありません、歴史がそうなるのです。必然的です。それゆえに現政権を中心として、朴大統領は、悪賢い人のようにしてでも、共産党の前には一歩も譲れないという気持ちをもたなければなりません。

 今、米国の戦争に対する見方が変わってきているでしょう? 過去においては、聖域だとか、何だとか言いながら後退したのですが、今は後退してはなりません。後退すれば完全に滅びるのです。今からは、戦争すれば勝たなければなりません。世界情勢がそのようになってきているのです。私たち統一教会もこれからは攻撃時代へと入っていくのです。

 さあ、ですから四十日夏季伝道に加担すべきですか、すべきではありませんか。ところで、なぜ四十日なのでしょうか。本来なら皆さんは三年間ずっと続けてしなければなりません。しかし、四十日、四十日、四十日の百二十日で三年路程を埋め合わせていくことができるのです。そして、それが条件的な期間となり得るため、四十日にするのです。それゆえに、誰もがみな、この四十日を通過しなければならないということを知らなければなりません。もちろん三年間継続するのですが、四十日を中心として伝道すれば、その国の民は育成され、その国の息子、娘は育成されるだろうと思うのです。


全国教会百二十名伝道の目標


 本来、先生の計画では、今年の四月までに一人が百二十名を中心として教会を一つずつ建てなければなりませんでした。先生は、一九五七年度の開拓伝道の時代から「百二十名を中心として一人が全国に教会を一つずつ建てなければならない」と言いました。復帰摂理のみ旨を中心として見たとき、各自が氏族を代表したのなら、それに値する責任を果たさなければなりません。個人が家を建てる能力があるのに、氏族を代表する群れが教会の一つも建てることができなければ、そのような氏族は残ることができません。それでは、期待や望みをもつことができないと、私自身は思うのです。

 骨を削り、それを売ってでも教会をつくらなければなりません。それは神様が見つめ、原理が指向する目的であるにもかかわらず、これまでそのことを標準として、そのような使命に生死を懸けてそれを達成した人が何人いるのかというのです。

 先生が来ることを期待していますが、先生が来ればどのようにするつもりですか。先生に来てくれというのは、先生をこき使って苦労させようというのですか。「私たちはお金を全部使ってなくなったので、必要なお金を当ててもらわなければなりません。先生、来てください」とでも言うのですか。そのような群れは残ることができません。

 それで、そのような群れの前に、膨大な資源を投入して百六十二箇所も教会を一時に建てなさいというのは、お金がたくさんあってそのようにするのではありません。私は原則を徹頭徹尾知っている男です。もし、教会を建てたのに食口で満たすことができないときには、数千名の国際機動隊を動員するつもりです。男性、女性を動員して、これまでの教区長、教域長、教会長は全部追い出すつもりです。

 今は教会堂も広くなったので、これからはそこに人を連れてきて原理で武装し、勝共思想で武装し、統一思想で武装して、横的縦的、前後左右はもちろんのこと、どこに行っても自分の主体的な位置を喪失しない、そのような位置に立ち、多くの義勇軍を募集して訓練してくれるようお願いします。

 統一教会は、本来、先生の出発と同時に世界へと向かうべきだったのです。ですから、新しい教会を建てるのも、そのような意味で一致するのです。それゆえに、間違いなく教会は満たさなければなりません。教会を建てたのにもかかわらず、もし、六ヵ月以内で満たすことができなければ、大変な苦悩です。九月に教会を建てたときには、どのようになるのですか。九月から六方月間です。教会を建てて最初の礼拝をする日から六ヵ月間で教会を満たすことができないときには、人事措置を行うのです。そのようになったら、責任を果たせなかったので荷物をまとめてみんな故郷に帰りなさいというのです。


七 米国での主要行事


米国統一神学大学院開校(一九七五・一〇・二〇、ニューヨーク、ベリータウン)


 米国の統一神学大学院(総長・金相哲)が七五年十月二十日、ニューヨークで開校した。カトリック神学校の建物を購入して開校したこの統一神学大学院に、宗教教育の修士課程五十七名が入学した。

 神学校一つ買うにしても、私は、購入前に十七回も行ったり来たりしたのです。十七回も何をしに行ったのでしょうか。祈祷して精誠を尽くすのです。その学校を建てるとき、責任者以上の観念をもってそうしたのです。

 米国のベルベディアに三百二十エイカーの土地を買いました。また、ベリータウンにも二百六十四エイカーの土地を買いました。良い大学を建てなければなりません。

 これからは壮大な基盤を築き、大学を建て、統一教会で苦労した人たちと功労のある人たちには、死なない限り、全員に学士や博士の学位をあげようと思うのです。その時になれば、それにふさわしい誠意があるかということが問題です。「勉強します」と言う人には、みな勉強させるつもりです。

 少なくとも二つ以上の学位をもった有名な人を十二名選び、神学大学院を中心として教育をさせようと思います。これからは大学を出なくてはなりません。そして、超教派的な思想武装をした国際機動隊を中心として世界的な復興運動をしようと思うのです。

 私たちは世界的な大学をつくらなければならないため、ユニファイド・サイエンス(統一科学)をもって世界的な学者を糾合する運動をしなければなりません。先生は「神学校を建てる」と言いましたが、建てたでしょう? きのう(一〇・二〇)開校式をしたでしょう? また、「大学を建てる」と言えば建てるのです。

 私がベリータウンに神学校をつくったのは、統一教会に神学が必要なのでつくったのではありません。既成教会のゆえにつくったのです。それで、ユダヤ教の教授、カトリックの教授、長老派の教授、何々教の教授等、全部私の怨讐の輩を連れてきて、月給をあげて優待しているのです。ですから、不思議だというのです。「レバレンド・ムーンは、統一教会の原理も教えず、干渉もせず、ただ自分たちの思うままにさせている」というのです。「これはレバレンド・ムーンがばかでなければ、天才的な頭をもっているからだ」ということで通っているのです。

 彼らはみな、うちの学生たちに引っ掛かります。学生たちが質問をすれば、みなひっくり返るのです。理論的に完全に惨敗を喫するのです。(拍手)神学者たちでさえも、私が何かを尋ねてみれば、十尋ねると十分かりません。私が神学を知っているので返答できないのです。一つも返答できません。それでも意地になって「ハツハツハツ」と笑っているのです。みなそうなのです。それで、うちの神学生たちがすべて裁判官となり、その教授たちを評価しているのです。

 もし、先生が一九七五年に神学校を建てなければ、どのようになっていたことでしょうか。そのようにしなかったならば、既成教会を収拾することが果たして可能だったでしょうか。皆さんにはできません。悲惨だったのです。また、そのときに、もし宣教師を送らなければ、世界的に連結する橋は架けられなかったのです。


第四回「科学の統一に関する国際会議」(一九七五・一一・二七〜二〇、ニューヨーク、
ウォルドルフ・アストリア・ホテル、五十七ヵ国、三百四十名)


 第四回「科学の統一に関する国際会議」が七五年十一月二十七日から三十日まで、米国ニューヨークのウォルドルフ・アストリア・ホテルで「科学の求心性と絶対的価値」を主題として、世界五十七ヵ国、三百四十名の碩学が参加する中で盛大に開催された。ジョン・エックルス、ユージン・ウィグナー等、ノーベル賞受賞者十一名も参加した。真のお父様は、本大会の開会式で基調演説をされた。


 今回、米国でもそうなのです。科学者大会(科学の統一に関する国際会議)をしたのですが、世界的碩学、約三百五十名が集まりました。六十数ヵ国から有名な人々が集まってきました。彼らは、各国の著名な人たちなのです。これまで新聞などで一番の悪党だといって、思いのままに攻撃していたそのレバレンド・ムーンが現れ、頂上級の学者、博士たちをつかんでひっかき回すので、これが大きな問題となったのです。

 彼らはそのように言っていたのですが、レバレンド・ムーンのすることは尋常ではありません。ニューヨークのウォルドルフ・アストリア・ホテルといえば米国では第一級のホテルです。ニューヨークは世界の中心となる文化都市だと誇っています。いずれにせよ、その中心街で世界に号令していた人々が、レバレンド・ムーンが旗を掲げて信号を送るままに行ったり来たりしているのです。

 米国全土の若州の大学から教授たちが集まってきたので、皆さんの住んでいる州から来た教授と皆さんとを連結できる良い機会だと考えるのです。皆さんが特別な責任をもっていなくても、彼らのところへ行って「私はこれこれの者ですが、来てくださってありがとうございます」とあいさつするのはとても良いことなのです。そうして、この機会にここで知り合いになっておき、自分の州や、自分の故郷に帰ったのちに会えば、かなり親しくなるのです。

 そして今後、皆さんはいずれにせよ活動をするのですが、カープ活動や伝道活動など、若い人たちを中心として各大学で活動しなければなりません。ですから、今からそのように知り合っておけば、今後、学生活動の基盤を築くための良いチャンスになるだろうと考えるのです。そのように理解し、その州から来た教授がいれば、それぞれの責任者と連絡してあいさつするのが良いでしょう。


《基調演説:科学の求心性と絶対的価値》


 本会議は、一九七二年十一月に米国で初めて開催され、その後毎年開催され、第二回会議は翌年の十一月に東京、第三回会議はロンドン、そして今、再びここ米国において私たちは第四回会議を開催しています。

 本人は、毎年本会議に継続して参加してこられた教授の方々に対してとりわけ感謝を申し上げます。皆さんの継続的な参加は、各自の専攻分野で徹底的に研究する中で、皆さんが全人類の福祉という共同目標に努力を傾注してきたということを意味しています。

 他のすべての研究分野におけるものと同様、自然科学の分野においても、瞬間的な個体目的は、長期間にわたって全人類のために成し遂げられる、他の様々な分野を統合した幅広い全体目的と共に達成されなければなりません。

 そのようにすることによってのみ、私たちは研究結果の真の意味を発見することができます。すべての特殊な研究分野を統合するためには、私たちはより大きな設計と青写真を必要とします。それを通じて私たちは、統合を成していこうという共通理想を実現するようになります。

 今回の「科学の統一に関する国際会議」の主要目的は、私たちにおいてそのような青写真をつくりだそうということです。それで本人は、そのような青写真に関連したいくつかの考えを提案しようと思います。人間の心は時間と空間に制限されていない最高次元の根源から由来したものですが、そのような根源は、宇宙的な心、あるいはすべての存在の第一原因と呼んでも結構です。

 人間は、その生命に意味をもたせるために、宇宙における絶対価値の求心性を理解できなければなりません。すべての人類は国家や氏族を超越した兄弟姉妹であるという一つの人間家族として生きていく新しい世界秩序を確立することにより、私たちは真の平和と幸福の理想世界を享有することができます。

 このようなことを実現するため、科学は、その領域外から検討されなければなりません。科学政策は、社会全体を扱う中で決定されなければなりません。私たちは、科学がそれ自体だけのものではなく、全人類の福祉のためのものであるという全体目的の一番の中心点を失ってはなりません。言い換えれば、科学の発展が人間の日常生活で意味をもつためには、人間が全体的な立場から価値の基準を討議し、また確立しなければなりません。

 結論として本人は、この場に集まった皆さんが、その貴い研究結果を遠慮なく発表され、自由に意見を交換し、人類福祉という全体目的を含む共通問題を幅広い観点から討論してくださることを心より願っています。

 もし皆さんが、その素晴らしい専攻分野の知識を統合した方法で活用するならば、人類社会に現存するすべての問題は、観察して把握し、そして解決することができるであろうと本人は信じています。そのようになれば、存在世界における科学の求心性と絶対的価値が確立され、称賛を受けることでしょう。このような膨大な課題に皆さん方が遠慮なく寄与されることを願います。


第二回米国国会招請講演
(一九七五・一二・一八、上下両院議員二百名、主題:米国を中心とした神様のみ旨)


 米国議会は七五年十二月十八日、真のお父様を招請し、下院コーカス・ルームで講演会を開いた。七四年十月八日に続き、第二回として設けられたこの講演会では、ミズーリ州出身の下院議員アイコット等の国会議員と補佐官等、二百名以上が参加した。

 優秀であられる米国国会議員諸氏を前にしてお話しできるこの機会は、本人にとって二度目の機会です。最初の機会は一九七四年十月八日でした。それから約十四ヵ月が過ぎたきょう、本人は再びこの殿堂に立ちました。

 この十四ヵ月を過ごす間、本人は次第に米国マスコミの論難の対象になりました。全国の多くの新聞は、本人に関する記事を特筆大書し、いくつかの雑誌では本人の写真を表紙に載せ、カバー・ストーリーで扱いました。ある写真は実物より良いと思われるほど良く写っていました。広告料を一切出していないのに、本人をこれほど有名にしてくれた米国言論機関諸氏に対して、本人はどう感謝したらいいか分かりません。

 米国の言論機関が物議を醸している焦点は、本人が米国の青年たちを洗脳しているということです。それでは、私が賢明な米国人の皆さんに一つ尋ねてみます。いったい、米国の人たちは、このレバレンド・ムーンに洗脳されるほど愚かな人たちでしょうか。そうではありません。本人の答えもそうではありません。本人は米国人を尊敬しています。ところで、私の尊敬する米国の人々がこのような非難をするということは理解し難いものです。しかも暴力を使ってです。しかし、きょう本人は、弁明するためにここに来たのではありません。本人は神様が伝えなさいとおっしやったみ言を証するために来ました。

 米国の建国理念が「ワン・ネーション・アンダー・ゴッド(One Nation Under God)」であったのは偶然ではなく、ひとえに神様のみ旨の中でなされたことでした。神様は、六千年の摂理歴史を勝利で完結させると同時に、第一イスラエルの国とユダヤ教に代わる立場から、イスラエルの失敗以後の二千年歴史を相続継承したのが米国とキリスト教でした。イエス以後二千年間に失敗した内外の条件を二百年歴史を通して清算し、米国は精神文明と物質文明を共に備え、神様のみ旨の中で世界を救うために再び来られるメシヤを迎える条件を具備した国になったのです。そうして、米国がキリスト教と一つになって神様のみ旨を世界的に完結する第二イスラエル型である世界的国家となったことを知らなければなりません。

 米国国民は、今日の米国を築いた神様の祝福が決して米国のためだけのものだと思ってはなりません。この祝福は世界のための祝福であり、また、米国も米国だけのための国ではなく、世界人類のための国であることを深く悟り、全世界人類の救いのためにいかなる犠牲や十字架も拒んではなりません。

 皆さんの心の中に神様がいらっしゃいますか。皆さんの家庭、皆さんの街、皆さんの社会、皆さんの国家に神様がいらっしゃいますか。また、ホワイトハウスに神様がいらっしゃいますか。もっと重要なことは教会に神様がいらっしゃるかということです。現時点ではそれさえも疑問です。神様は一つにさせようとする力であられるので、神様が共にいて初めて、個人の心と体も一つになり、夫婦と家庭が一つになり、民族が一つになり、国家が一つになり、東洋と西洋が一つになり、世界が一つになり、天と地も一つになり、神様と人間が一つになった統一の世界が来るのです。このような世界になれば、共産主義は影さえもなくなるはずです。神様さえいらっしゃれば万事解決するのですが、神様を失えばすべてを失ってしまうのです。

 これを知ったからには、すべてを犠牲にし、米国全体を犠牲にしてでも求めなければならないものが神様であり、全世界の人類であることをはっきりと知らなければなりません。米国が覚醒し、国民が団結して、神様を中心として再び結束する運動が起きなければなりません。キリスト教を統合し、すべての宗教を糾合して次元の高いみ旨の世界へと向かう米国となるよう、精神的革新運動が起きなければなりません。

 神様のみ旨の中で米国がなすべき至上課題は、イスラエルやローマ帝国、英国のような国々の前轍を踏むことなく、その建国精神に立ち戻って徹頭徹尾神様に侍る国として、み旨の公式どおりに教会と国家が一つになり、米国を犠牲にしてでも全世界を救おうという立場から、神様と共に力を尽くし、地上天国を築くときまで先鋒を走る旗手としての使命を果たすことです。このようにさえすれば、米国は永遠なる神様のみ旨を完成させ、永遠に祝福される国となることでしょう。きょうのこの場、この時間が、今後来たるべき統一の理想世界、すなわち地上天国の礎を築くものとなることを望みます。


八 世界的な勝共防御線の構築(一九七五〜一九八一)


七ヵ国勝共防御線構築の課題


 韓国を中心として見れば、韓国は三十八度線で分断されています。この接線が何かというと、世界史的な思想的接線です。民主世界の運命と共産世界の運命を懸けた接線です。この境界線に対して誰が責任をもつのでしょうか。この境界線を誰が防御しなければならないかというのです。これは、韓国と、世界的ローマの立場であり民主世界を代表した米国が責任をもたなければなりません。

 神様の摂理の歴史観がここで帰結するため、韓国は歴史的な生死の決着地です。歴史は必ず失ったとおりに再現させて蕩減するのですから、今日、韓国を中心としてどのような形態が起こるのでしょうか。三ヵ国を連結して、再び、三ヵ国の対決圏に入っていくということを知らなければなりません。英国、米国、フランスと、日本、ドイツ、イタリアを中心とした対決時代において、それが完成していればそこで終わっていたはずなのですが、そのようにできなかったため、より次元の高い思想、より次元の高い分野において、共産圏と民主世界を中心として最後の対決地となったのが韓国です。ここで南北分裂と同時に、共産圏の結束型と民主世界の結束型をつくらなければなりません。それゆえ、神側でも三ヵ国が結束し、サタン側でも三ヵ国が結束しなければならないのです。

 先生は、韓国、日本、米国、英国、ドイツ、それからフランス、イタリア、これさえつかめば良いと考えるのです。この七ヵ国さえつかめば、世界は一つになるのです。見ていなさい。世界はだんだんと私たちのために準備するのです。

 では、一番の問題は何でしょうか。共産党です。共産党は自体の内部では崩壊していくのですが、外的には依然として発展現象を取り続けているのです。したがって、この七ヵ国に対する防御線をいかに早く張るかということが死活問題であることを皆さんは知らなければなりません。それに責任をもつことができる国は、米国以外にはありません。

 では、共産党がねらっているのは米国ですが、米国はいつまでが危機かというと、一九七七年から一九七八年までが危機です。その時まで、私たちが共産党を防御できる基盤を全国に築かなければ、今後相当に難しい立場になるだろうと考えます。そのような観点から、これまで先生は、米国に対する作戦を展開してきたのであり、今後も米国に対する作戦を展開しようとしていることを皆さんは知らなければなりません。


思想武装と勝共活動


 レバレンド・ムーンが米国社会に来て仕事をすることは、易しいことですか。吸収し、消化していくのです。普通の人とは考え方が異なるのです。何をやるにしても受け入れるものが違うのです。そうして一つになるのです。そこから発展が生じるのです。どうしてそこから発展するのでしょうか。神様がなされるからです。それで、今後私たちは共産党をどうするのですか。共産党を吸収し、消化しようというのです。そのようにして一つになるのです。ここには多くの困難があります。そうでなければ一つになりません。そうでなくては世界の発展を図ることができません。ですから皆さんは、統一思想を講義できる能力を養わなければなりませんし、それから共産主義理論を中心として講義できる能力をもたなければなりませんし、原理講義できる能力を養わなければなりません。

 私は、韓国の国民に勝共教育をして思想武装をさせたのです。情報部にいるすべての人たちが勝共教育をした人は間違いなくレバレンド・ムーンだということを知っています。世界中どこに行っても、先生は世界的な反共指導者として通っているということを知っています。強力な反共主義者です。そのようなすべての秘法を備えた統一教会で教育を受けるということは、悲壮でありながらも、とても素晴らしいことだということを皆さんは知らなければなりません。米国で反共勢力が勝利すれば、世界の共産党は秋風落葉(注一急激に勢力が衰えること)です。それゆえ、米国での闘いが最後の闘いだというのです。

 そのようにしながら、これまでしてきたこととは何かというと、一九七八年から宗教と関係している教授たちを教育してきたのです。神学者を教育し、それから哲学者や数多くの学者たちに、現在、統一教会の原理を中心とした公聴会を三年間続けているのです。そのようにしながら、各国で今、「世界平和教授アカデミー」を編成するために、その国を動かすことができる学者たちが理事要員として登場しているのです。


武道と防衛産業の育成


 私は今、若者たちに空手を教えてあげていますし、正道術も、今日本で猛特訓して教えているのです。心身正道術の様々な能力があるのですが、自分のためには使わないというのです。能力はあるのですが、自分のためではなく公義のために使うのです。私のために使うのではなく、全体のために使うのです。カープ活動に反対する共産党にその技を使ってたたきのめすのです。(拍手)

 力で向かってくるときは、攻撃のためではなく防御のために力で対抗しなければなりません。そのようにしていたら、何かの暴力団などという名前がつけられました。どうして暴力団なのですか。共産党を打倒しようとしているだけです。私が日本全国に銃砲店を三十八箇所もつくり、正道術や空手を教えて共産党をたたきのめすために先頭に立って指令を下したりしていると、「暴力団の親王、文先生」という洛印が押されたのです。私は暴力団の親玉ではありません。

 また、レバレンド・ムーンのことを共産党は、「独裁者だ。暴君だ」と言っているのです。韓国で防衛産業の企業体をもっていることも全部知っているのです。宗教指導者が殺人魔であるといううわさが立ったのも防衛産業のゆえにです。国防部でバルカン砲を開発するのにも私が功臣の役割を果たしました。一九八一年に開発する予定のものを、私が一九七五年に二台つくり、大統領の前で試射させたのです。

 それ一つで一億八千万ウォンです。五億を目安に二台つくって試射させたのです。国防部では「一九八一年に開発する」と言っていたのですが、六年前の一九七五年にそのようなことをしていたのですから、私は狂った人でしょう。私が共産党を知っているので、そのようなことをするのです。

 また、あの戦車砲の試射。戦車の大砲を射とうとすれば直射距離を試験しなければなりません。それらをすべて私たちが開発したのです。韓国政府の朴大統領が軍需産業のことを夢にでも考えたでしょうか。全部私たちがしたのです。そのようなことをよく知っているので、軍需産業の開発地域もよく知っているのです。それは共産党をよく知っているからです。


日本と中国での影響力


 日本で私たちが勝共活動をしなかったなら、日本の自民党は重要な位置につけなかったのです。私たちが日本全国の都市の革新党員約五千名を教育したのも、自民党が私たちの話を聞いたからです。

 久保木は責任者としては無名勇士ですが、政治風土に自由思想をもった宗教指導者です。日本の政治風土を左右し得る党ができたというのです。(拍手)

 皆さんは知りませんが、自民党の背後で工作をしてきたし、中国の蒋介石を中心として内的な工作をしてきたのです。ところが、蒋介石が私の話を聞かなかったので、あのようになったのです。三年前、一九七二年に私の話を聞いていれば、絶対あのようにはならなかったのです。私が三回も密使を送り、工作する現場で逮捕されるという危険にまで遭いながらそのことをしたのです。これは歴史の表には現れません。それと同時に、日本の自民党を中心として動かしてきたのです。

 このような意味で、統一教会は血を流すことを甘受し、自分の教会を犠牲にしながらも、先鋒に立って共産主義と闘っているのです。民主世界の没落を防止するため、血を流す犠牲を覚悟しながら努力しているのです。自分の団体が犠牲なってもこの厳粛な思想を残す、そのような基盤の上には必ず神様が共にあられることでしょう。ガリラヤの海辺で民族の反逆者として追われ、三十代の青年のまま価値なく死んだイエス様が世界を指導し、民主世界を創建する、そのような国家観の思想をもっていたことを誰が知っていたでしょうか。同じ道理だというのです。それゆえ今日、私たち統一教会は黙々とこの道を切り開いているのです。

















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第二節 一九七六年 子女による天国実現

真の御父母様の生涯路程 6



第二節 一九七六年 子女による天国実現


一 一九七六年の出発と摂理的意義(一九七六・一・一、アメリカ、ベルベディア修練所)


 新年の七六年を迎え、真の御父母様は、アメリカ、ベルベディア修練所で「神の日」の行事を主管され、年頭標語として、「子女による天国実現」を発表された。特に、その席で真のお父様は、「今年は統一教会において悲壮な一年」であると語られながら、アメリカ独立二百周年記念祝祭の準備等に万全を期すよう要請された。


元旦の祝祷


 愛するお父様、歴史的な一九七五年がたった今過ぎ去りました。今また新たな歴史を背負い、勝利の凱歌を歌うために前進すべき一九七六年が始まりました。

 お父様、振り返ってみますと、一つの国を探し求めて数多くの国を訪ねてこられたお父様であり、イスラエルを求めて四千年苦労されたのちにイエス・キリストをこの地上に送られたのですが、あなたの願われたみ旨を果たし得ず、歴史的な恨を抱いて延長されていくキリスト教の受難の道を眺めるお父様の労苦が、お父様の悲惨さと悲痛さとがどれほど大きかったのかを私たちは再度回想するものです。

 そこから西欧に向かったキリスト教文明が霊的世界の使命を担い、アジアを経て新しいアメリカ大陸に訪ねてくるまで、どれほど多くの善人とあなたの子女が血の代価を支払ったのかということをもう一度心深く回想せざるを得ません。

 このように積み重なった恨を再び清算するため、この息子は、三十年の生涯を闘いの道を進みながら、韓国から日本を通ってこの場にまで上陸するようになりました。今この場において、霊的な勝利の基盤を受け継いで韓国と共に肉的な勝利の基盤を造成し、再び霊肉を中心として世界的な基盤を完結させるために、一九七五年から七六年、七七年まで、この三年間を中心としてアメリカ大陸との闘いに臨んでおりますので、ここにお父様が親しく共にあってください。

 中心的な使命はあなたのみ旨の完結です。地上に新しい天国を実現するというあなたのみ旨があることを私たちは知りましたがゆえに、今、その使命を遂行しておりますので、一九七五年にアジアで勝利したすべてのものを、一九七六年のこの年に、新たにこのアメリカの地で再び完結するよう許諾してくださいますことを切にお願い申し上げます。

 この日、この時間をあがめつつ、韓国と日本と、アメリカにいるすべての食口がこの場に向かって頭を垂れ、祝賀いたしますので、お父様が喜ばれる中で祝福してくださり、永遠の生命の門を大きく開かれ、お父様の能力でお父様がいらっしゃることを証できる一九七六年とならしめでくださいますことを切にお願い申し上げます。悲しい歴史を取り除き、喜びと幸福と栄光を褒めたたえることができる歴史が一九七六年から始まるようにしてくださいますことを切に切にお願い申し上げます。

 一九七六年こそ勝利する年とならしめてくださいますことを切にお願いしながら、すべてのみ言を真の御父母様のみ名によってお祈りいたします。アーメン。


年頭標語:子女による天国実現


 皆さんが御存じのように、今年は重要な年です。天と地が注視する年であり、今日の歴史的な問題をすべて解決しなければならない、重要な課題を掲げた年であることを私たちは知っています。今年の標語を皆さんに発表します。「子女による天国実現」です。このような標語を立てました。

 皆さんは、人類始祖の堕落以後、神様のみ旨が成されていないことを知っています。それゆえに、地上には天国が実現されませんでした。この天国実現を失敗させた責任が誰にあるのかというと、神様にあるのではなく私たち人類にあるのです。すなわち、アダムとエバが神様の子女として責任を果たせなかったことによってこのような失敗をもたらしたので、その責任は父母の前に立った子女がもつという結果になるのです。救いの歴史は復帰歴史であり、復帰歴史は再創造歴史だということを私たちは学びました。この復帰歴史の目的は何かというと、新しい天国を実現することです。

 息子と娘であるアダムとエバが堕落したので、息子と娘になることができる人間がこれを再び復帰してさしあげなくてはなりません。多くの能力をもつ神様、全知全能の神様、絶対的な神様が、どうして長い歴史を通じて、御自身の願う天国を地上に実現できなかったのかということが問題です。神様が思いどおりになさっていれば、既に一瞬のうちにこれをすべて解決できたはずです。しかしながら、堕落は神様がさせたのではなく人間がしたことなのです。それゆえに、そこには人間の責任分担が残っているので、その責任を全うしなくては神様の願う天国実現は不可能なのです。

 皆さんがこの朝から完全に変われば、ここから新しい分野の天国の実現が一歩一歩近づいてくるのです。それは、天国が神様によって実現するのではなく、息子、娘によって天国がつくられるということです。神様を絶対的に信じていれば、アダムとエバは神様の息子、娘になったはずです。しかし、アダムとエバは神様のみ言を絶対的に信じることができなかったので、サタンの息子、娘になりました。堕落してしまったというのです。

 それではこの時において、どのような息子、娘にならなければならないかというと、神様のみ言を絶対的に信じる息子、娘とならなければなりません。それゆえ、先生のみ言を神様のみ言として絶対的に信じれば神様の息子、娘になるのです。それで、きょうの朝、先生が提示することは、皆さんがすべての面で変わらなければならないということです。

 神様の真の子女として、アダムとエバに代わって完成したという資格を備えた息子、娘として、毎日のように変わり、その方向へと継続的に前進すれば天国が実現するのです。そのようにして一生を生きたのちに霊界に行く人は、間違いなく天の国の王国に入っていくことでしょう。

 皆さんは神様の娘となり息子となったので、天国実現は当然のこととして間違いないものです。これが結論です。どこかの空から雷が落ちたり火が落ちたりするのではありません。生活において天国をつくっていかなければならないのです。

 皆さんによる天国実現なのです、先生による天国実現ではありません。昨年までは漠然と「天国実現」だと言いましたが、今は、私たち子女による天国実現なので、その天国実現の内容は具体的な内容なのです。


一九七六年の時


 一九四五年から一九七五年まで満三十年なのですが、これを三十三年まで延長するのです。イエス様の年齢が三十三歳だったからです。それで、一九七八年が三十三年目だということを皆さんは知らなければなりません。さあ、その時まで私たちは世界的峠を越えなければなりません。これはイエス様の三十三年路程と同じなので、その期間に対する期限をきちんと定め、いかなる迫害やいかなる困難があっても歯を食いしばり、死を覚悟しながらこの基盤を築こうというのです。

 それで、今年一九七六年は、統一教会において悲壮な年です。統一教会において歴史になかった年だと考えるのです。私がこれまで三十数年、統一教会を指導してきましたが、その中で最も重要な年が今年です。日本でも問題になり、ドイツでも問題になり、フランスでも問題になり、アメリカでも問題になり、多くの国で統一教会が問題となりました。統一教会が攻撃されるのは、摂理的に見て、第三次七年路程の二年目がイエス様を中心とした国家的な三年公生涯路程の二年目に該当する時であるからです゜ですから攻撃を受けなければならないのです。

 また、アメリカは一七七六年に独立しました。二百年間が祝福期限です。ですから一九七六年は、アメリカにおける祝福の限界線です。ですからいくらも残っていません。七年圏を残したその時はアメリカの運命を分ける時です゜これは私たちの第三次七年路程に該当する時です。

 それで、キリスト教の二千年歴史を代表したアメリカの二百周年記念式が、国家的基準の第二次七年路程を越えて歩んでいる統一教会の第三次七年路程における三年路程の第二年目であると同時に、統一教会が二十年になる年とぴったり一致したのは、数理的な神様の摂理による不可避的結論であることを知らなければなりません。

 彼らの協助を受けることなく、私たちの力で、私たちが団結して、アメリカの政府と国民が一緒になってするものよりも盛大にアメリカ二百周年の祝祭を神様の栄光の祝祭としてなしてさしあげることにより、私たちは、新しい三世紀を精神的文明の世紀へと越えていこうという信念をもたなければなりません。

 さあ、それで今回ニューヨークでの二百年祝祭は、レバレンド・ムーンが記録を出すことでしょう。また、ワシントンD・Cでの祝祭もレバレンド・ムーンが記録を出すことでしょう。これが神様の願いだということを知っているからです。外部の白人は反対しますが、内部の白人は一つとなって、天の前に栄光をお返ししなければなりません。そのようにすることにより、反対した外的な白人世界を救ってあげられる一つの次元をつくろうというのです。そのようにして、彼らを救ってあげようというのです。


二 世界的な反対事件と言論の関心


フランス、パリ、ヴィラ・オブレ(Vilia Aublet)教会爆破事件(一九七六・一・二三)


 今回フランスにおける爆破事件などは、み旨から見て相当な被害だと思うでしょうが、私は、そのようには思いません。むしろ良い兆候であると思うのです。この少人数の小さな団体である統一教会を全世界の共産党と既成教会が攻撃するという事実は、大きな者が弱者を攻撃することだという結論が出てくるのです。皆さんは昨日、ニューヨーク・タイムズで見たかもしれませんが、共産党や保守主義のカトリックや既成教徒たちがデモをするという事実は、彼らは私たちに「反対する」と言っているのですが、それは全体的な傾向から見るとき、大衆が私たちに同情できる良い内容だと考えるのです。皆さん、強者が弱者を打てば、人の心理というものは弱者に同情するのです。

 ところが、統一教会には間違ったことが一つもありません。今回も「統一教会をなくそう」と言うとき、フランス警察では「宗教の自由を許す国として国家に被害となることをしていないので、どうすることもできない」と言うのです。このようなことを見ても、一般の人々がそのような観点から理解するようになり、それが弱者を陥れるためにしたことだという認識さえもつならば、大衆は完全に私たちの側に回ってくると考えるのです。

 さて、今回のことで民主世界の注目がフランス事件に集まり、共産世界の注目も、キリスト教の注目も集まります。この世界を見れば、民主世界、共産世界、キリスト教世界、それからキリスト教の嫌うイスラム教世界、そのようにすべて連結されているので、これは世界的な事件だというのです。我々を中心としてすべてが問題になったという事実、また、このように疑い、攻撃しているという事実は、私たちが今後攻撃できる条件をもつ良い機会だと考えるのです。

 今回のフランスの爆発事件で、男性の食口と女性の食口が負傷しましたが、そのおかげで彼らは英雄になりました。また、フランス人ではなくてオランダとノルウェーから来た人たちが負傷したということは、さらに歴史的なことです。外国人が犠牲になったということは、国際機動隊の伝統がしっかりと立つ良い歴史的材料になったと私は思うのです。私たちがフランスのため、ヨーロッパのために生きてこのようになったということをフランスが知れば、フランスの国民はみなオランダに頭を下げなければなりませんし、ノルウェーにも頭を下げなければならないのです。

 国際機動隊にアメリカ人やフランス人、ドイツ人が多くても、ほかの国から来た一人がこのようになれば、その一人の人によってその国は世界的に尊敬を受ける国になるのです。このような事実を考えるとき、自分の国のために一人ぐらい犠牲になることは、その国の国民としての義務であると私は考えるのです。

 これを見れば、それはいかに驚くべき事件ですか。この事件により、国際機動隊は生命を捧げながら死ぬ時まで天のために闘ったというそのような伝統を立てることができたし、新たな輝かしい歴史的な基準がそこに残されたという事実を考えるとき、世界歴史において彼らは英雄になったという事実を知らなければなりません。

 その負傷した手を見て、「ああ、アメリカ人が負傷できなくて悔しい」と思いましたか。「ああ、フランス人が負傷すればよかったものを」というような考えをもったのかというのです。片方の足が切れて助かったならば、今後その足は、数十億人類を教化できる材料となり得るのです。それをもってその時の熾烈なフランスの実情を話せば、すべての聴衆に涙を流させ、「我々がそのような怨讐の世界を撃破しよう」という決意をさせる良い材料になるのです。そのような伝統の世界において歴史を動かす人となり得るのに、足一本ぐらい何が問題かというのです。そして、フランスのその場所は、将来、統一教会の歴史を追求する数多くの人々が巡回する聖地となり得るという事実を知らなければなりません。

 フランスで統一教会が爆破されたという事実は、統一教会が歴史的な蕩減条件を立てるように、サタンが打ってはならない圏を打ったというのです。それは、私たちが攻勢をかけられる一つの条件になったと考えるのです。ゆえに、このようなすべてのことが起きたのは偶然ではありません゜結局は、統一教会が勝利できる外的条件を天が立てていくのです。


アメリカの反対と関心の高調


 フランスの爆破事件をめぐっては、アメリカの国会議員から朝野にいる人々までが、それを見て「統一教会に反対する人たちはひどすぎる」と思ったというのです。「彼らは悪くないのになんてひどいことをするんだ」と言うのです。反対する人たちでもそのように思うというのです。それは私たちにとって一大勝利の基盤を築いていくものだということを知らなければなりません。

 アメリカでもそのような現象が起こる可能性があります。ベルベディアも爆破するというので、消防署から来たり、警察が動員されたりしているのです。実際にフランスでそのような事実があったので信じざるを得ないのです。それは、保守の既成教会と共産党が共謀してやったというのです。そのことをニューヨーク・タイムズが正式に報道したので、今はもう「共産党が背後で操っている」と白昼堂々と宣伝しても、アメリカの国民はそれに反対できなくなったのです。

 今回、ニューヨークで私に対する反対デモがあり、ありとあらゆる輩が来て大騒ぎになりました。デイリー・ニュースは、四ページにわたって五日間、毎日のようにシリーズで私たちの記事を載せました。第一級の新聞社がそうであれば、これは言論界における爆発的な事件です。ニクソンの時もそこまでにはなりませんでした。それだけ私が問題になっているのです。これからは攻勢を仕掛けて越えていくのです。

 それで、大学街ではどのようになっているのかというと、レバレンド・ムーンの写真を持たないで歩く人は時代の分からない人だという風潮になっているのです。そのような運動が起きているのです。(笑い)今回、朴普煕氏が先生の写真を事務室に掛けるために、額縁を頼みに行ったのですが、そこの主人がびっくりしながら、「この方はレバレンド・ムーンではないか」と言ったというのです。それで、「そうだ」と言って「どうして知っているのか」と聞くと、彼が説明するのに、「自分の娘が今有名なミシガン州立大学に通っているのだが、そこの風潮がそのようになっていて、自分の娘も仕方なく先生の写真をどこからかもらってきて、持ち歩きながらこの方がレバレンド・ムーンで有名な方だと紹介した」ということなのです。そのようなブームが起きているのです。そのようなことを見れば、アメリカは本当におもしろい国です。

 先生は、韓国や日本で三十年間苦労して反対を受けてきましたが、誰一人として「文なにがし、頑張れ、頑張れ」と言う人はいませんでした。私がどんなに研究してそのような人をつくり出そうとしても、そのような輩は一人もいませんでした。材料があってこそできるものでしょう?ところがアメリカという国はそうではないのです。「あなたに反対する人はたくさんいますが、私はあなたを支持しますから闘ってください」と言うのです。激励の手紙が飛んでくるのです。それはとてもすてきなことです。そのようにしてお金まで飛んでくるのです。「どれくらいのお金が必要ですか、自分が後援しますから、いつか一度会える日が来ることを願っています」というような激励の手紙がたくさん来るのです。

 ニクソン大統領は追い込まれて辞任しましたが、ニクソン大統領がいたならベトナムの事態はあのようにはならなかったのです。ニクソンは過ちを犯しましたが、レバレンド・ムーンが唱える「愛して許せ」という立場に立っていれば、アメリカがこのように恥ずかしい立場には立つはずがなかったというのです。今や時がたてばたつほど、「本当に、レバレンド・ムーンの言うとおりにしていればアメリカはこのようにはならなかったはずだ」と強く感じることでしょう。それゆえ、公義の一つの絶対的基準を立てておいたその基準というものは、いかなる国家、いかなる個人、団体もこれを崩してしまうことはできないという事実を知らなければなりません。それで、レバレンド・ムーンに対してアメリカの朝野が多くの関心をもっているのです。私が行ったことの中で、アメリカの議事録に記録されているものが実にたくさんあります。


日本で始まった反対父母の会


 皆さんもよく御存じのとおり、ソ連が一九一七年に革命を起こし、中共に工作員を投入したのが一九二二年です。五年目に、未来にアジアを制覇しようと工作員を投入したという事実から見れば、アメリカに対しては、工作員をいつから投入したのでしょうか。それは言うまでもなく、十年内で完全にアメリカの地に工作員を投入したと見るべきです。それゆえ、今日、国務省の麾下にあるすべての官公署の底辺には、必ず組織化された共産主義の体制が強化されていると見なければなりません。それは表面には出てきません。しかし、将来自由世界を赤化するために背後から影響を及ぼしているのです。そのようにしながら共産主義の陰謀圏が、アメリカで世界的な組織網を構築しているという事実を推察しなければなりません。

 それで、統一教会はこれまで、そのような背後のすべてのものを探知するため、様々な所を調査をしてみました。マフィアを通じ、暴力団を通じ、労働組合を通じ、あるいは警察の背後や、それからCIAの関係などを全部調査してみると、そこには共産主義を支持する系列が必ず隠れているというのです。

 では、このような状況で、私がアメリカを中心として反共体制を強化させ、反共戦線の第一線に立っていれば、世界的な総攻勢を受けるというのです。このような問題を中心として見て、今後共産党は統一教会をたたきつぶすために攻勢をかけてくるだろうと私は判断したのです。ましてや日本においては、統一教会は共産党をたたきつぶした張本人です。ですから、アメリカの共産党も十年もすれば間違いなく日本の共産党が出くわした運命と同じ運命をたどるであろうというのです。これが世界の共産主義者たちが下した結論なのです。ですから間違いなく言論機関を通じて攻勢を仕掛けてくるということを予想したのです。

 おもしろいことがあります。ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポスト紙が統一教会に反対し、全面的な攻勢に出てきたとき、見れば「反対父母の会」というものがあるのです。「若者たちがレバレンド・ムーンにみなついていって、統一教会の洗脳工作で全員狂った」と、このような悪宣伝をするために、若者たちを拉致していき、ディプログラミング(注一逆洗脳する)するといった「反対父母の会」というものがあるのです。その「反対父母の会」がある一方で、私たちはそれに対峙するための「支持父母の会」という組織をもっています。

 ところが言論機関では、「反対父母の会」で三百五十人が集まれば「丸」を一つ加えて「三千五百人」と言い、三十五人が集まれば「三百五十人」と言うのです。私たちがその時に七百名近く集まって「支持父母の会」の会議をしたのですが、これは「丸」を一つ取ってしまい、「七十人」として載せたのです。それは何を物語っているかというと、アメリカの言論界には既に共産主義が浸透しているということです。共産主義によって完全に左右される言論界であると思わなければなりません。

 さあ、そのような闘いをするので、これはもう、レバレンド・ムーンを打倒するためにすべての言論界を集結させる立場だったのです。ワシントンD・Cを中心として、一九七六年度が最大の激戦の時期でした。

 ところで、なぜ今、反対父母たちが現れるのでしょうか。共産党が背後で操っているのです。日本で約五百名の反対父母が便乗したのですが、そこに父母と名の付くものが、食口の父母が一人もいないというのです。叔父が一人です。叔父万人が共産党に混じって、統一教会をなくすために反対したのです。そして全世界的にその旋風が吹いたのです。父母たちが世界的な反対活動をしているのは、現在、日本の反対父母たちがしているのではありません。日本の共産党が世界的共産党の背景を中心として反対しているのです。なぜでしょうか。レバレンド・ムーンが恐ろしいのです。今はもう勝共戦線において名のあるレッテルが張られたでしょう? 大韓民国でもやはり同じです。日本においてもそうです。


三 真の御父母様の帰国と特別記念行事


真の御父母様の帰国と四十日期間(一九七六・一・二八〜三・七)


 今回、私が行くのは相撲をしに行くのです。ヤコブがヤボク川の川辺で相撲するのと同じような責任を負って行くのだということを皆さんは知らなければなりません。時がそのような時だというのです。それで今回、推進を連れていこうと思います。推進はアメリカで生まれたので、アメリカ人として、アメリカを代表して連れていこうというのです。そのような闘いをしに行くのです。この闘いで勝利すれば、アメリカのヤンキー・スタジアム大会が問題ではありません。また、ワシントン大会が問題ではありません。

 本来、巡回する時間はないのですが、韓国はやはり特別に私が巡回したほうが良いと思ったのでそうしているのです。まあ、見た目にはハンサムでもない人が巡回したところで、何か特別な利益はないでしょうが、それでも韓国全域を回りながら、私が祈祷もしてあげ、意識もしてあげれば「韓国の民にとても良いはずだ」ということが感じられたので巡回するのです。そうでなければ、既に飛んでいったことでしょう。

 今回来たのはほかでもありません。すべての国家的情勢などで、今年が世界的に峠を越える時だからです。それは一般人には分かりません。私だけに分かるそれを何と言いましょう? 天運と言いましょうか。皆さん、運が好きでしょう? 「ああ、きょうは運が良かった! ついていた!」。これと同じように、個人の運よりも天運を迎える、そのようなことを考えるところでは、「世界の二番目になりなさい」と言われてもできない、何かが先生にはあるのです。時に関することを知っているのです。

 韓国が今後どこに行くべきか、アジアがどこに行くべきか、このようなことが私には分かるため、特別に今回、皆さんの知らない霊的背後の何かを感じて、四十日の間私が過ごしてあげなければならないと決めて来たのです。ですからアメリカの忙しい仕事はすべて後回しにして、今回、韓国のために来たのです。

 四十日の間、国のために特別に祈祷しなければなりません。アジア情勢を見れば、誰もどうなるのか分からないのです。このようなことを考えたとき、今日、韓民族は歴史始まって以来、未曾有の非常事態に置かれているのです。誰が主権者か、誰が民かを論ずるところではありません。全体が団結して前進を図る、その道だけが生きることのできる道だと考えるのです。


統一式挙行(一九七六・一・三一 〔陰暦一・一〕前本部教会)


 今回、訪ねてきたのは、すべての歴史を蕩減するために来たのです。それで統一式をしたのです。ここへ来て何をしたのかというと、正月の一日に統一式をしたのです。これまでは、霊界と肉界を中心として、国家が勝利した基盤で出発できる統一的起源をもつことができなかったのです。その式を行うために来たのです。

 その統一の式というのは、どのような時にすることができるのでしょうか。少なくとも現在、キリスト教が世界的基準であり、世界的民主主義国家を中心として発展してきたので、世界的基盤が築かれるときに初めて統一できるのであって、その道が築かれなければ統一の基準を連結させることができないのです。その時までは、国家的基準を中心として世界基準に向かうだけであり、それをもっては決定することができないというのです。それを固着させてしまうことはできないというのです。

 ところで、これまで先生がアメリカヘ行って築いた基盤によって、今、正にこれを連結させることができるのです。国家と世界が連結される時が来たのです。そのような世界的基準を中心として、霊的基準が世界基盤に連結されるとき、初めて霊界も連結されるのです。霊界では、大韓民国の霊人や日本の霊人がみな連結されていません。それぞれの国の霊人たちが自分の国にだけ連結されているのであって、世界的な一つの道に集めて「どこどこに行きなさい」と言っても、全体が動員するようにはなっていないのです。それは、まず地上で解決してあげなければ、霊界でそのような整理ができないということです。

 ですから、霊界を見れば、日本人と韓国人とが怨讐になっているのです。日本人と中国人とがみな怨讐だというのです。国家間において、そのような怨讐の霊たちがどれほど多いことでしょうか。その怨讐の霊たちを連れてきて、反対しているのを連結させました。それで昨年の五月一日に何をしたかというと、総解怨式をしたのです。全体を解放してあげ、許してあげる解怨式をしたのです。サタンまでも解放できる道を開いてあげたのです。総解怨式をすることによって、怨讐を怨讐として対することなく、すべてを許すのです。先生から見ればサタンが怨讐なのですが、サタンまで許してしまえば、もうそれ以上の怨讐はありません。神様が怨讐をもっていないのと同じようにです。

 今年がどのような時かというと、第三次七年路程の第二年目なのです。これは蘇生と長成の時なので最も重要な時です。三年路程の一番中心的な年なのです。蘇生時代がアダム時代であり、長成時代がイエス時代であり、完成時代が再臨時代であるように、この運命を必ず決定すべきイエス様の時と同じなのです。ですから、一年目が蘇生時代ならば二年目は何ですか。長成時代です。

 イエス時代は国家的基準の上に世界的時代を連結した時だと考えるのです。それで、地上で世界基盤が連結され、霊的世界に連結できる内容があってこそ、これを一つにすることができるのです。それで現在、二年目に入ってきたので、これを霊的基準として地上の横的基盤と霊的世界とを連結させなければなりません。これを連結させようとすればアメリカでありとあらゆる反対をしても、大勢が統一教会側となってレバレンド・ムーンが優勢となる時まで越えていかなければなりません。それで、「今年の新年を迎えるまでは、反駁声明をしないように!」と指示したのです。今はどのような時かというと、これが統一される時になったのです。

 これまで先生が様々に複雑な環境を経てきましたが、今はすべて一つに収拾しなければなりません。原則的な基準を中心として収拾していかなければなりません。それで今回、崔先生を連れてきませんでした。今年からは、できれば家庭を中心として収拾すべき環境となるため、内外の様々な問題、子供を中心とした教育問題など、そのような問題を解決しなければなりません。これまでは先生が一線で闘ったのですが、もうそのような時は過ぎ去りました。これからはお母様が一線に立つべき時が来るのです。それで、内外においてすべての秩序を立てなければなりません。

 これまでは秩序を立てることができませんでした。いまだに定着できていないというのです。なぜ定着できなかったのでしょうか。堕落していないアダムの位置は世界史的な位置ですが、国家を超えて世界の起源と世界的な基盤の定着ができる蕩減条件を立てずしては、個人が定着できません。しかし今はその条件を立てたので、個人から定着し、家庭で定着し、氏族を中心として、民族を中心として、国家を中心として、世界まで定着できる段階へ越えていくのです。

 イエス様について見てもそうです。イエス様を中心として蕩減復帰し、十二支派長を代表に立てて彼らを先祖とし、その次に七十門徒と百二十門徒を立てて、彼らを中心として一つの条件を立てて越えていかなければならなかったのですが、それに失敗したというのです。蕩減復帰してこれをつくり上げることによって、すべて越えていくことができるのです。それで、きょうここに「百二十家庭まで参加しなさい」と言ったのです。また、大韓民国の九つの地区長たちは国の代表、世界の代表であり、地の代表です。ですから、たとえ大韓民国の教会本部の二階で行う式であっても、これは世界的な式なのです。

 これまではその境界線が定まっていませんでしたが、今は個人から家庭、氏族、民族、国家、世界まで境界線が一直線に成される時なので、これから私たちは、すべてのことにおいて勝利することでしょう。この式は、そのような意味をもっています。ですから、統一教会で最も貴い式だと思うのです。


真の御父母様の御聖誕慶祝行事(一九七六・二・五〔陰暦一・六〕中央修練所、干名)


 統一式を終えてみると、今年の先生の誕生日は歴史的な誕生日であるというのです。なぜ歴史的な誕生日なのでしょうか。あの世に行った霊人たちは、真の父母の誕生日を統一された立場に立って一度も迎えたことがありません。祝賀しようとしても祝賀できる資格がないのです。また、世界にいる万民、世界にいるその後孫は、真の父母の誕生を祝賀できる恵沢圏内にいないのです。なぜでしょうか。霊的基準と肉的基準が連結されていないからです。

 ところが、そのような恵沢圏が霊肉を中心として広がるので、霊界が加担することによって、その後孫を通じて復帰がなされるのです。それは、原理的立場ではどういうことかというと、先祖は天使長型であり、後孫はアダム型になるのです。天使長がアダムを創造するみ業に協助したからです。ですから、霊界にいる彼らが統一されることにより、地上でのアダムの創造に協助できる圏が広がるので、後孫に対して干渉できる時代圏に入っていくという論理が成立するのです。

 ゆえに、今回、真の御父母様が韓国に来て誕生日を祝うこの日は、歴史的な一つの起源を設ける日なのです。言い換えれば、霊界に行った数多くの霊人たちが真の父母の生誕を祝賀できる同参(注:共に参加すること)の恵沢を受けるということです。本部でその式を行ったのです。このようにすることによって、この地上でまだ統一教会を知らない後孫までも再創造できる、すなわち神様が天使長の協助によってアダムを創造したように、先祖である霊人を動員してアダムの立場にいる地上の後孫を再創造して出発できる時代圏へと移っていくのです。そのような論理があるので、今日、全世界の万民も真の御父母様の誕生を祝賀できる恵沢圏内へと入っていくというのです。

 それでは、真の御父母様の生誕を祝賀できる息子、娘とは何でしょうか。彼らは、神様の圏内で支配を受けることのできる人になるという結論が出てくるのです。それにより、今からサタン世界の権限が後退しなければならないという論理が成立するのです。ゆえに、これからは攻勢時代に入っていくのです。言い換えれば、歴史的な転換期が来るということです。

 このように、天運をすべて集めて一つの道に行くことができるようにする道案内を誰がしてあげるのかというと、地上の人間がしてあげなければなりません。今日、道を信じ、宗教を信じる責任者たちがそれをなすべきなのですが、そのようなことは夢にも思わずに妄想的な信仰をしながら「天国へ行こう」と言っている、そのような気の狂った人たちが大勢いるというのです。

 そのような意味で、きょう、真の御父母様の誕生を祝う日とはどのような日ですか。歴史的な、いや天宙史的な意義をもつ日であるというのです。そのようにして真の御父母様の生まれた日を本当に祝賀できる人であってこそ、その人は、自分の生まれた日を祝うことができる権限をもつのです。


権進様一歳の誕生日記念式(一九七六・二・二〇〔陰暦一・二一〕前本部教会)


 私の子供たちの名前は本当に絶妙だというのです。孝進は孝行したという条件を立てるということです。そして孝行することにより、祝福を受けて興るというのです。それで興進です。その次に顯進。興るので顕れるのです。祝福を受けて初めてすべて表に顕れるのです。その次には國進です。では、どこに顕れるのでしょうか。国に顕れるのです。国の運を集めることができるのです。國進にはそのような責任があります。その次に、権進は何でしょうか。権勢をもたらすというのです。統一教会に権勢をもたらす時だというのです。事実、統一教会が権道をアメリカに連れていくことにより、゛私が有名になったのです。アメリカでブームに乗ったし、多くの表彰状をもらって有名になりました。名前と摂理史的な面が一致するのです。それで今回、権進を連れてきたのです。

 きょう、皆さんが権進の一歳の誕生日を記念するため、この場に集まってくれたことに感謝します。また、今回このように特別にこの日を祝うのはなぜでしょうか。権進はアメリカで生まれ、アメリカの市民権ももっています。それでいながら韓国人です。このことは何を意味するのでしょうか。西欧文明がアジア文明と連結できる一つの条件基台を立てるのに重要な意義をもったとみなすのです。

 先日、真の御父母様の聖誕日を祝いましたが、今まで霊界に行ったすべての霊が真の父母の生まれた日を祝ってみたことがなかったのです。現在、霊界にいる数多くの霊たちが真の御父母様の生まれた日を記念し祝賀できる立場に立っていないのはもちろんのこと、真の子女の生まれた日を祝賀できない立場に立っているのです。しかるに霊界において、真の父母と真の子女の生まれた日を祝賀できる恵沢がこの時間をもって決定されると見るのです。

 ゆえに、霊界は今、一つの秩序を整え、一つの世界へと向かっていくのです。皆さんが統一式というものをしたので、全世界を中心として、霊界は天使世界に該当する立場に立ち、アダム家庭において真の御父母様に侍り、真の御父母様の子女を中心として侍ることのできる起源を決定する時代へと移っていくのです。

 今回、この権進の誕生日は権進自身の生まれた日ですが、霊界も肉界も世界史的な子女を祝賀する誕生日として開門するのです。そのようになることにより、霊界の人々も地上の人間も真の御父母様の誕生日を祝賀したので天国に立つのです。そのようにして、四位基台完成の基準を中心とした息子、娘、すなわち子女の誕生日まで祝ったので、間違いなく神様の理想を成し遂げることができる圏の上に立ったという結論になるのです。

 このような統一式を行う以前には、真の御父母様の誕生日を祝賀するために、子女の誕生日を祝賀するために門前までも来ることができなかったのです。一九七五年が過ぎて、陰暦で一九七六年を迎えるこのような期間に、このことをなすために先生は来たのです。これを見るとき、韓国ではこの上なく光栄なことであり、韓国の地で天地を開門するという驚くべきことになるのです。

 このようにして見ると、今はどのような時でしょうか。蕩減復帰時代というものを中心にして、昔は縦的に上がっていく蕩減時代でしたが、今は、横的に広がっていく蕩減復帰だというのです。そのように異なるのです。昔は、縦に上がっていくので、上がっていくところでは力が必要であり、逆に上がっていくので消耗戦だったのです。ところが今は、横的に蕩減復帰が起こるので、神様が土台をすべて準備したので、奪い取ればどんどん広がっていくのです。ですから、反対されればされるほど広がっていくのです゜時代が変わったのです。


四 ニューヨーク、ヤンキー・スタジアム大会
(一九七六・六・一、五万名、主題:神のアメリカに対する希望)


 七六年六月一日、ニューヨークのヤン牛−・スタジアムで、アメリカ建国二百周年を記念する祝典が挙行された。悪天候の中で開催されたこの日の大会において真のお父様は、「神のアメリカに対する希望」という主題で講演をされた。


世界的善悪の分岐点


 マディソン・スクェア・ガーデン大会を蘇生とするならば、今回のヤンキー・スタジアム大会は第二次的であるので長成とみなすのです。

 二千年歴史を、アメリカは二百年間で蕩減しなければなりませんが、私たちは二十年の蕩減をすればよいのです。それで三次の七年路程で、一九六九、七〇、七一年の三年と、一九七二、七三、七四年までで第二次七年路程を終え、一九七五、七六、七七年までで第三次七年路程の三年路程が終わるのです。ゆえに、今年が三年路程の中心となる年です。その年が二百年とぴたっと一致したというのです。その決着をどこでつけるのかというと、ヤンキー・スタジアムだというのです。

 ここにおける勝利は、カインの失敗を蕩減復帰できるものであり、ノアの失敗、アブラハムの失敗、モーセの失敗、洗礼ヨハネの失敗、イエス様の失敗、これまで誤ってきたキリスト教のすべての失敗を、一つの世界的国家を代表し、総結実して清算するのです。

 第三次七年路程の今は完成時代に該当する時なので、世界的な中心であるアメリカで決戦をするのです。それがヤンキー・スタジアムを中心とした六月一日の闘いです。そのようにして、サタン世界の六数を蕩減して七数へと越えていく時なので、六月一日が良いと考え、六月一日に決定したのです。

 霊界に通じる人たちが「一九七六年の六月は世界的な転換期だ」と言っているのを見ても、これが摂理と一致する事実であることを十分に感じさせるのです。ヤンキー・スタジアム大会が歴史的な分岐点となり、総蕩減的な基準となるのです。これが善悪の分岐点になるのです。善悪の分岐点が世界史的なこのヤンキー・スタジアム大会だと考えてみてください、どれほどすごいことですか。

 先日、霊界に通じるおばあさんや、おばさんたちが、一九七六年度は天地が開闢する時だ」と言っていました。ある人などは、「六月に大きな朗報がある」とも言うのです。それが六月一日です。五月にしようと思ったのですが、なぜか六月一日なのです。サタン数の六数を蕩減復帰していくのです。ノアの時の審判も六月一日だったのです。そのような意味で歴史的な意義があるのです。

 もともと、五月二十八日にしようと思っていたのですが、その日は市が使うのでできず、三日延ばして六月一日にすることになりました。その日にヤンキー・スタジアム大会を開くことになりました。時間は午後七時になるだろうと考えています。


大会への人員動員活動


 皆さんはこれから六十日間をどのように過ごすのですか。六千年歴史を代表して過ごさなければなりません。六十日を二十日、二十日、二十日と分けるのです。アダムとエバが堕落して落ちていったのをここから復帰しなければなりません。ゆえに私たちは、縦的な六千年歴史を六十日間で横的に総蕩減しようというのです。

 ゆえに、歴史時代のノアよりも、アブラハム、イサク、ヤコブよりも一生懸命にしなければなりません。それからモーセ、洗礼ヨハネ、イエス様よりも一生懸命にしなければなりません。この時代においては、統一教会の先生と韓国の食口よりももっと一生懸命にしなければならないというのです。そのようにすれば越えていくのです。それができますか。

 この期間だけは、疑うということを絶対にしてはいけません。既に歴史がこのようになっているではありませんか。アメリカのことを考えてみなさい。アメリカをそのままほっておけば滅びるのです。

 この六十日間は、私たちがアメリカを生かすことのできる期間です。滅びようとしている民主世界を復活させることのできる期間なのです。共産党の脅威を食い止めることができる堤防をつくる期間なのです。青少年たちの倫理的破綻を食い止めることができる一つの期間となるのです。さらには、キリスト教が滅亡するのをここで食い止め、新たに復活させることのできる期間だというのです。この期間さえ過ぎれば、神様が摂理のみ旨を新たにヤコブ時代へと転換させる大宇宙史的な時代が来るということを知らなければなりません。

 今ニューヨークが病気になって伏しているので、新米の医者たちがニューヨークという大きな病人をメスを持って臨床実験をするのだ、そのように皆さんは考えなくてはなりません。インターン生活をしている新米の医者たちには何が必要でしょうか。主治医の絶対的な指示が必要なのです。

 このビラは何でしょうか。「良い医者がいる、良い医者がいる」と知らせる宣伝です。「良い医者であり、ニューヨークを生かすことができる素晴らしい医者が現れた」と宣伝するのです。そのようにすれば訪ねてくるのです。訪ねてきたとき、皆さんは注射を打つことができますか。切開することができますか。これは例え話ではありません。事実、アメリカがそのような立場にあり、アメリカの中心であるニューヨークがそのような立場にあるということを皆さんは、はっきりと知らなければなりません。

 私たちはお金もうけをする医者ではありません。生命を生かす医者だということを知らなければなりません。ですから、私たちは困難な病気、病気の中でも一番治しにくい病気だけを治療しなければならないのです。そのようになればなるほど名医となるのです。ですから、レバレンド・ムーンは、病気になったアメリカをすべて切開して手術しなければならないと考えているのです。


大会開催前最後の三日


 もう三日しか残っていません。三日の峠を越えようというのです。第一日目は先生の日としてもいいです。二日目は皆さんの日としてもいいです。三日目はニューヨーカー(注:ニューヨーク市民)の日、ニューヨークの日としてもいいのです。

 これまで皆さんが四十日の活動をしてきたことは知っていますが、今回の三日作戦のいかんによって運命が決定するのです。今回の三日間に統一教会が運命を懸けざるを得ないということは、歴史的にいえるのです。

 アブラハムを見れば、イサク献祭をするためにモリヤ山上に行くまでの三日間の闘いで彼は勝利したということを私たちは知らなければなりません。また、ヤコブが母方のおじ、ラバンを欺いてハランの地を出発し、三日間死ぬか生きるかの決戦で勝利したということを知らなければなりません。その三日間がイスラエルの家庭が立つか立たないかという決定的な期間だったことを私たちは知らなければなりません。

 それからモーセにおいても、パロ宮中において十度の災禍を加えるたびに、パロがかたくなになって、反対してくるにもかかわらず、三日期間を立てて逃げてくる期間が民族的に勝利する三日間であったということを知らなければなりません。

 そして、イエス様における十字架の三日です。勝利の三日をもたなければならなかったイエス様の時、勝利の三日をもつことができずに死の三日をもつことにより、キリスト教が新しい出発をして、今日の霊的世界キリスト教が出発する歴史的転換点になったということを知らなければなりません。

 私たち統一教会においても、世界史的なアメリカの三年路程において、ヤンキー・スタジアム大会を中心としたこの三日期間こそ、世界の運命を決定する歴史的な期間であるということを知らなければなりません。それで、皆さんと天が三日を勝利することにより、ニューヨークが反対してきた境界線を越え、解放の旗を掲げ、世界に出動できる新しい起源がつくられるという事実を知らなければなりません。


開会直前の三時間と劇的な勝利


 雨が降って、全員が雨に打たれているのに、逃げ出すことも忘れ、バンドを動員してラッパを吹き鳴らし、ユー・アー・マイ・サンシャイン(You are my sunshine)の歌を歌うとき、どんなに悲しく哀れだったことでしょう。口では歌を歌うのですが、目からは涙が出てきて、涙と雨が混ぜこぜになって、みな涙を流したことでしょう。

 そのようにしながら「雨がやんでくれたらどんなに有り難いことか。雨よ、早くやめ」と叫びたい思いでしたが、その声が出ないのです。雨がやまなければ天下がすべて崩れてしまったことでしょう。そのように思わなければ人間ではありません。その思いが統一なのです。完全統一です。神様がこれを見ながら「やあ、私の作戦がうまく当たった」と言って笑われたことでしょう。(柏手)

 二十分間でそのような教育ができる能力は神様だけがもっているのです。ですから、私は「ああ、私の愛する神よ」と言いながら感謝の祈祷をしたのです。皆さん、アメリカの若者たちに神様の心情を教えてあげられませんでしたが、彼らはきのう教わったのです。そうでなくてはなりません。それで有り難い雨だというのです。「雨よ、やめ」という、そのような心情で統一されて世の中を愛することができる位置が神様の心情圏の位置だと考えるのです。数千名がこのような心を学んだのであれば、それは偉大な贈り物をもらったというのです。

 第二は何でしょうか。私が三日前に、「この三日間はイエス様が十字架で亡くなり、地獄に行って伝道する三日間に該当する期間だ」と言いました。そのように言ったのですが、「いやあ、私が話したように三日間雨が降るなあ」と思ったのです。イエス様が十字架で亡くなったということは霊と肉が分かれたということです。半分のみ旨が成され、半分のみ旨が成されなかったのです。

 そのため、私たちのこの集会がそのような結果になるだろうという予感がしたのです。それゆえ、統一教会が肉的復活を成就させるためには、外的な肉的基準を中心として打たれなければならないのです。それゆえ「ここで何かがあるはずだ」と心でそのように思ったのです。

 イエス様が「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」(マタイ二七・四六)と祈祷する時にも天をぎゅっとつかんだように、私たちにも神様をぎゅっとつかんで死ぬことができる役事が起こらなければなりません。それが正に雨です。雨が降り、全部散り散りになるはずのところで、私たちは団結してお父様を呼び求めたのです。それは、お父様と一つとなれる良いチャンスであったと思うのです。(拍手)イエス様が十字架で亡くなったのち、三時間の暗やみが続きましたが、統一教会は三十分もしないで光明の日の光を受けたのです。これは希望的です。(拍手)

 その次には、どのようなことが起きたのでしょうか。第三にどのような利益があったかというと、見てください。七百名近い皆さんの父兄が来ていましたし、その上、ここには韓国の僑胞たちが来ていたのです。これを聖書の歴史で見れば、カイン・アベルとちょうど同じ立場だというのです。彼らはみな批判的で、これまで公平でない立場で自分なりの目で見てきたのですが、この時間だけは一つになったというのです。これは驚くべき事実です。(拍手)

 歴史はカインとアベルの闘いです。カインとアベルの闘いで、分立して一つになれなかったのですが、ここでカインとアベルが外的、内的に一つなったという事実にはここに世界史的な原因があることを知らなければなりません。これを見たとき、レバレンド・ムーンは韓国の国と一つとなる立場を代表したのであり、皆さんは皆さんの家庭と一つとなる立場を代表したので、これさえ一つになれば、ここから世界を動かすことができる起源が芽生えてくると考えるのです。(拍手)それゆえ、世界的な新しい出発ができるのです。そうあってこそ原理に合うのでしょう。

 その時間に先生の写真が壁からガタンと落ちたのです。その時、レバレンド・ムーンは天に対して、「神様! これは何ですか」と言ったのではなく、「感謝いたします!」と祈祷したのです。その時、この神山氏が入ってきて泣きわめく、そのような状況だったのです。日本から来たあるアポジは霊界に通じるのですが、彼が見ると「雨はすべて霊人体たちだ」と言うのです。イエス様が十字架で亡くなるとき、神殿の幕が裂けて死んだ霊たちが復活して降りてきたのと同じことが起きたというのです。

 そのような中で、ゴー・ワールド・ブラスバンドを中心として歌を歌いました。そこに聴衆が完全に一つなったのです。それは何かというと、イエス様の公判廷に来た聴衆たちがすべて途中でやめて一つになったのと同じだというのです。イエス様の時の暗やみの三時間と同じく、先生にもその三時間は暗やみの時間でした。同じように苦痛を受けたのです。そのようにして結局は、イエス様が死んだのちに天変地異が起こったのですが、同じように天の奇跡が起きて、目が出てきて再び光明な天地を迎えたのです。内的、外的にそのような環境を経て暗やみで復活圏を備え、勝利の立て札を立てたというのです。


大会の整理と新しい目標


 ニューズ・ウィーク紙(六・一四)では、レバレンド・ムーンを一九七六年度の人物として記事に載せました。彼らは私のことが好きで載せてくれたのでしょうか。それが事実だから載せたのです。

 ヤンキー・スタジアム大会のとき、私が言ったことは何かというと「私はアメリカが病気になったので医師として来たのであり、アメリカが火事になったので消防士として来た」ということです。そのようなことを誰が言えますか。アメリカ大統領がそのようなことを言えますか。アメリカのどの青年が言えますか。ビリー・グラハム牧師が言えますか。ロマン・ビンセントが言えるのかというのです。歴史的事件です。

 これから皆さんには、悲しいこともあるでしょうし、ぶつかって困難なこともあるでしょう。そのたびに考えることは、私たちがヤンキー・スタジアムで贈り物として受けた「ゴー・オーバー(go over:乗り越えろ)」という標語です。その標語を常に思い、すべての困難を克服しようというのです。そのようにすれば喜びが来ることは間違いありません。ですから、そのような希望をもって、越えに越えて、再びワシントン・モニュメントで出会おうというのです。

 今回ヤンキー・スタジアム大会のために活動した皆さんについても、すべて推薦することになっていますし、統計が出たら、表彰すると言いましたが、これからはバスを何台動員するかによって表彰するつもりです。先生が表彰します。今回、一等をとった人には、私が良い車を買ってあげるつもりです。ベンツ480を一台買ってあげます。そのようにすれば、このベンツがワシントン・モニュメントと共に永遠の宝物になるのです。彼は統一教会の歴史における英雄になることでしょう。(拍手)見ていなさい。将来、このような人たちを中心として活動した活動記が出るようになりますが、これを統一教会の生きた歴史として千秋万代に残さなければならないと考えているのです。

 また今回、日本の一人の食口が死にましたが、死んだ彼の父母に対して私は本当に申し訳ないのです。それで久保木会長に指示して、「日本の食口たちがそこに行ったなら彼の墓地を訪問するように」と言いました。それらすべてのことは、将来統一教会の使徒行伝のような歴史的資料として残るので、その家は今後歴史的な追慕の対象になるであろうし、彼の行跡は永遠に若者の胸に火をつけるだろうと思うのです。(拍手)ですから、私たちがみ旨のためにあらゆる情熱を投入し、また投入すれば、歴史を再創造するための礎がここから築かれるのだという驚くべき事実を私たちは知らなければなりません。

 先生が今回講演した内容を皆さんは聞きましたが、今後皆さんには、伝統を受け継ぎ、(アメリカ建国後の)新しい三世紀に「ワン・ワールド・アンダー・ゴッド(One World Under God !神様のもとに一つの世界)」という偉大な使命を完遂すべき責任があります。ですから、私たちはそのコーナー・ストーン(注:礎石)を置かなければなりません。私たちが礎石を置くために、日本人も入っていき、白人も入っていき、それから黒人も入っていき、すべてが入っていって一つのみ旨の前に超民族的に神聖な群れが現れることを私は願うのです。そのように理解し、私たちは、宿願である神聖な神様のみ旨と人類の望みを解決できる一つの責任を負った勇士のプライドと自負心をもって、良く闘わなければなりません。


五 ワシントン・モニュメント大会

(一九七六・九・一八、五十万名、主題一アメリカと神様のみ旨)


 七六年九月十八日、アメリカのワシントン・モニュメント広場で歴史的な大会が聞かれた。アメリカ建国二百周年記念行事の一環として聞かれたこの日の行事は、五十万名が参加して盛況を呈した。真のお父様は三十五分間にわたり、「アメリカと神様のみ旨」という主題で講演をされた。


世界的蕩減路程の最後の峠


 ワシントン大会をする時というものは、六千年歴史の交差がなされる瞬間であり、世界をかけて天地の蕩減が起きる瞬間です。息詰まる緊迫した時間が私たちの目の前に待ちかまえているのです。それがワシントン大会であることを皆さんは知らなければなりません。それゆえ全言論界でレバレンド・ムーンを総攻撃し、国務省やアメリカが総攻撃し、アメリカは韓国政府と一つとなって私をたたきつぶす工作までしたのです。過去においては、ローマとイスラエルが一つとなってイエス様を捕らえて殺したのですが、今日、アメリカと韓国が一つとなってレバレンド・ムーンを捕らえて殺そうとしているのです。

 命を懸けてやるのです。自分のものはありません。そこにはレバレンド・ムーンの欲望はありません。所有観念も何もないのです。すべてを蕩減復帰しようというのです。私のためではなく神様を自覚するために、神様の所有のために、神様の勝利のために、神様が保護せずに人類が反対したことを完全に蕩減復帰して収拾して越えていくために、全世界が反対し、神様が協助しなくても私は行くと考えるのです。それだけではなく、統一教会の者までも、「先生、行かないでください、行かないでください」と言って引っ張るのです。今や残ったのは誰ですか。先生だけです。先生だけが残ったという、そのような息詰まる時間に向かって越えていくということを知らなければなりません。トイレに行こうがどこに行こうが、寝ても覚めても、目を開けさえすればそのような思いなのです。それはかわいそうな人、寂しい人なのです。そこには同伴者がなく、友達がいないのです。神様も協肋することができません。

 死んで行くのではありません。死んで行くのであればアダムが失敗したことを生きて復帰できなかったことになるのです。先生の六十一歳までの生涯の間において、世界的路程を蕩減する夢を実現できる最後の峠がワシントン大会であることを知らなければなりません。これは生きてゴルゴタを越える峠であることを知らなければなりません。

 今私たちは、一九七六年にアメリカ独立二百周年祝祭の年を迎えると同時に、最後の統一教会の闘いが何かというと、ワシントン大会です。それでは、統一教会がワシントン大会をする理由は何でしょうか。摂理路程における個人的な失敗、家庭的な失敗、氏族的な失敗、民族的な失敗、国家的な失敗、世界的な失敗を復帰しようと誓い、最後の戦線に臨むのがワシントン大会であるということを皆さんは知らなければなりません。

 それで見てみなさい。アメリカ国務省も「レバレンド・ムーンが大会をしなければいいのだが、追い出してしまえばいいのだが」と考えているのです。韓国もそうなのです。韓国も外交政策上、アメリカが反対すると困るので、「レバレンド・ムーン、大会をしないでほしい」と私に通告してきたのです。また、既成教会でも「いやあ、このままでは我々の立場はどうなるのだ」と言い、共産党も「統一教会が基盤を築いたらどうするか」と言っているのです。

 そのように、すべてが大会をしないでほしいと思っているのです。すべてが反対なのです。ユダヤ教まで反対しているのです。「ワシントン大会をすれば、レバレンド・ムーン、お前は死ぬぞ」という脅迫までしているのです。そうかといってやらずにいられますか、行かずにいられますか。天地を懸け、命を懸けてやるというのです。神様と人類の天国圏を懸けてやるというのです。打ってみなさい! 打つことができますか。打たれないというのです。


大会開催許可と四十日準備期間


 公園には管理するものがたくさんあるので、公園警察があるのです。それでワシントン大会を進めるにおいて、本部に許可をとらなければならないのですが、ホワイトハウスと新聞社が反対するのです。六月一日ヤンキー・スタジアム大会を終えたのち、ワシントン大会を百日前にして、交渉を始めるや否や、めちゃくちゃに反対したのです。国務省が妨害しました。結局、千辛万苦の末に勝利したのです。そのように許可を得るのが難しかったのです。

 もしワシントン大会でレバレンド・ムーンが失敗すれば、国務省が私たちの幹部を中心に告訴しようとしていることをすべて知っていました。それゆえに生死の決断をもってなさなければならなかったというのです。そして許可が出たのがおよそ四十日前でした。これを組織編成し、すべての仕事を遂行していくには、他の人であれば三年計画を立てるでしょうが、私たちは組織訓練がなされているので短い期間で可能なのです。

 この四十日間を中心として、アダムからイエス様までの四千年と、ヤコブから再臨時代までの四千年歴史を蕩減するのです。ゆえに、私は国家の代表であり世界の代表として、カインの立場において、アベルに対して最高の忠臣の立場に立っていくという信念をもたなければなりません。いかなる歴史的困難があったとしても、「私はこの期間だけは不平を言わずに行く」という信念をもちなさい。

 さあ、そのようにして先生の二十代から六十代に該当する四十年期間の闘いを、「四十日間で闘って引き継いでいく」という信念を皆さんがもってくださることを望みます。この期間、ほかのことを考えてはいけません。皆さんの頭の中には神様とアダムとエバ以外にはないというのです。それだけを考えなければなりません。「私には親戚もいない! 私には何もない! すべてサタン側だ!」と、この期間だけは、そのような心をもって越えていくべき時であることを皆さんは知らなければなりません。先生に、あらん限りの力を尽くすのです。統一教会のあらゆる力を尽くす時であり、先生の生涯のすべてを投入する時だというのです。

 それゆえに、今指示したいことは、皆さんは人と物をこの大会に投入しなければならないということです。なぜそうなのでしょうか。堕落した所から取り戻そうとするため、先に私たちからすべてを投入してこそサタン世界に対する条件が立つのです。今からその伝統を立てなければなりません。これはアメリカのためにするのではなく、世界のため、天地のためにするのだという思想を立てていかなければなりません。お金もなく、人も多くはないのですが、条件でも立てなくてはなりません。ですから、そのことを理解して、七百ドルとか、千二百ドルとか、二千百ドルの三つの中から必ず条件を立てていかなければなりません。そして、人は三名以上、皆さんまで入れて四人に責任をもたなければなりません。


刑場に立つ深刻な心境


 神様が自分に近い人々を犠牲にし、怨讐を自分の子供以上に愛する天理を立てられたがゆえに、私たちもそれに従わなければなりません。このような観点から見たとき、ワシントン大会をなぜするのでしょうか。私のために、統一教会のためにするのではありません。それを知らなければなりません。統一教会にとっては犠牲です。損害が多いのです。人的資源を犠牲にし、経済的な犠牲をし、あらゆる面を犠牲にしていることを知らなければなりません。そして先生は死を覚悟してやっているのです。

 ヤンキー・スタジアム大会の時には、十二の団体が私の殺害を謀議してきたという知らせを聞いています。ワシントン大会にはもっと来るだろうというのです。ですから、すべての反対派も、ワシントン大会が最後の峠なのでレバレンド・ムーン自身が全力を投入するということを知っているのです。それゆえ、反対派もあらん限りの力を尽くし、クラブをつくって、反対するために謀議をしているということを知っているのです。「いかなる暴動を起こそうとも、どんなことをしてでもこれを失敗させなければならない」と言いながら、共産党まで加わって謀議しているのです。国務省や上部に通じて、レバレンド・ムーンができないようにしようと、ありとあらゆる手を尽くしているのです。

 このようにして、組織編成をしながら、三週間後に打診してみたところ、どのくらいになったかというと、参加人数が全部で何名だと出ましたか。ようやく一万八千名が決定したという結論が出たのです。大会を成功させるためには三十万から五十万の人を動員しなければならないのです。考えてみなさい。ここでもし失敗すれば、木っ端みじんに砕け散るのです。それで先生の心はどうだったでしょうか。ワシントン大会に向けていく心情は、刑場に行く死刑囚以上に深刻だったのです。絞首台に進み出る男の運命よりも、もっと悲惨に闘ったのです。

 一九七六年九月十八日、私は、死刑宣告を受けた人が刑場に出ていくよりもっと深刻な思いをもって前に立ったということを皆さんは知らなければなりません。それ以前には朝を夕方と誤解し、夕方を朝だと思ったことが何度もあったということを知らなければなりません。トイレに行って小便をするのに、ほかの所に行って小便をしたときが何度もあったのです。それは私と神様だけが知っていることです。どれだけ深刻であったか皆さんは分からないのです。

 歴史上、レバレンド・ムーンにとって最高の精誠を尽くす一つの転換点として、万民のための祭祀の日として、私はそれを神様の前に設定していくのです。神様は間違いなく、そのような時を、そのような時間を迎えることを待っていらっしゃったので、その時間に出ていく私自身は、祭司長の責任を負い、世界を代表し、数多くの宗教を代表して、神様の心情を地上に引き降ろす業をなすことができなければ、世界が滅びると考えたのです。

 あの日、あれほど多くの人々が集まり、あれほどきれいに、あれほど事故なく行うことができたということ、それはすべてレバレンド・ムーンがなしたことではありません。神様がなしてくださったのです。私は、「赤ん坊がいなくなった」ということを聞いて、「そのいなくなった子が見つかることによって、世界の人が取り戻されるであろう」というような祈祷をしたのです。

 赤ん坊一人がいなくなり、のちに見つかったということ、そしてそのほかには事件一つなくその大会が終了したということは、今後アメリカの乳児たちはすべて復帰されるだろうということです。それ以外には何の事件もなく、あのようにやり終えたということは奇跡だということを知らなければなりません。アメリカの二世たちが統一教会に入ってくる日は遠くないと私は考えるのです。


主題講演と祝祭


 一九七六年九月十八日、ワシントン・モニュメント大会で私は宣言しました。「神様はこの国に新しい啓示を伝えるために私を送られました。そして、アメリカの未来の指導者になる若者たちを神様の前に導きなさいと私を特別に召命されました」と。

 ワシントン大会において「退廃的なアメリカの青年たちを救うために、あすの希望の若者へと導くために来ました」と堂々と宣布したのです。アメリカの有名な教授たちがそのような話をしますか。アメリカのどの宗教指導者がそのような話をしますか。アメリカの大統領がそのような話をしますか。ジミー・カーター大統領が「アメリカの青年たちをあすの希望の青年へと導くために努力します」という話をしますか。しかしレバレンド・ムーンは歓迎される立場ではなく、反対を受ける立場で堂々とそのように話したのです。その言葉がニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト紙で全部宣伝されたのです。ですから「私はレバレンド・ムーンを知らなかった!」というのは話になりません。

 ところで、今回、私は原稿を四回書き直しました。祈祷して祈祷して、精誠を尽くして尽くして、それでもそれは収拾がつきませんでした。では、神様はなぜそのような作戦をするのでしょうか。日はだんだんと近づいてくるし、語るべき内容は決定していないし、先生の心は、言い表すことのできない境地に入っていくのです。それで、一週間前までかかるだろうと思いました。天は先生のことを知らなくてそのようにするのではありません。

 それゆえ、「私が語るその時間に天は必ず影響を及ぼすだろう」と私は思ったのです。そうであればあるほど、必ずそのみ言には何かしら威力があり、何かしら愛の心情が溶け出し、何かしら人々が巻き込まれていくだろうと思ったのです。ですから、ワシントン大会をするその時間、人々が相当に霊的な雰囲気に巻き込まれて思わずみな喚声をあげたのではないかと私は思うのです。その時間になる前までは、寝ても、夢の中でもそのことをするのです。船に行って座っても、魚を釣ることではなく、心はすべてそれを考えているのです。思索の世界で闘ったのです。重要であるだけに、そうでなくてはならないのです。蕩減復帰はのちに決定するのです。それで原稿ができたのが三日ほど前だったのです。

 講演のあとの花火は、天地が一つとなる行事でした。五大洋六大州が一つとなるというのです。ワシントンD・Cに住む人の中でそれを見ない人はいなかったことでしょう。窓を開けておいてでも見たことでしょう。ワシントンD・Cの市民がすべてそこに参加したと私は思っているのです。


世界が記念すべき勝利の日


 世界の頂上の終点にまで向かい、最後の世界の堕落圏を貫いていって世界に勝利圏を築いたのです。言い換えれば、アベル圏の弟の位置が変わり、カイン圏の兄の位置を奪い取ったのです。その奪い取った記録を残す日が一九七六年九月十八日です。

 ところで、兄を屈服させることができる位置に立ったのですが、父母がいなくてはなりません。今日、統一教会で有り難いことは真の父母という名前をもったということです。真の父母の位置をもったということは素晴らしいことです。弟の位置にあって、兄のカイン的基準を世界的に蕩減復帰できる位置の上に真の父母の位置を立てることによって初めて神様と天使と真の父母と兄が一つになったため、弟圏内にいるすべての人を思いどおりに屈服させることができるのです。

 さあ、ではサタン自体から見れば、兄圏を奪い取られたので、今は行く所がありません。地球上に行く所がないので、統一教会に屈服するか、弟の位置に立てば生き残ることができるのです。

 では弟の位置に立ったとすれば、今後、どうなるのでしょうか。父母と兄の立場をもったので、創造原理により、父母がいない時は兄が弟を支配するのが原則ですから、サタン自体が自動的に屈服しなければならないという原理圏内に入っていくのです。それゆえ、これまでの歴史で、サタンにとって最も怨恨の日であり、一番悔しく、無念な日が一九七六年九月十八日です。その九月の九数もそうであり、十八日は三・六=十八(三×六=十八)でサタン完成数なのです。

 私たちは、ワシントン・ポストの広告で記録を出しました。十二日間続けて広告を出した記録がありません。「ワシントン・ポスト」といえば「レバレンド・ムーン」を考えるようになったというのです。ワシントン・ポスト紙の広告欄を見る人はみな、レバレンド・ムーンのことを思い浮かべるのです。その思い浮かべ方がおもしろいのです。

 ワシントン・ポストといえば、ニクソン、ウォーターゲート、レバレンド・ムーンというように連結するのです。(笑い、拍手) ニクソンは退きましたが、レバレンド・ムーンは今なお退いていないというのです。ですからレバレンド・ムーンがどうだ、というように考えるのです。そのような段階まで来たのです。これは、大きいといえば大きな事件でしょう。

 また「アメリカ」といえば、ワシントンが立てた国です。「ワシントン・モニュメント」といえば、ジャクソン記念碑、リンカーン記念碑がある広場をいうのですが、政治家は、「やあ、ここの芝生はいいなあ。ここで一度、数万の群衆を集めて政治演説をしてみたい」と思うのです。事業家は、「やあ!・ ここで一度世界的な大会をしてみたい」と思うというのです。みなそのような夢を見るはずですが、そのことを考えながらワシントン・モニュメントを見れば、ビリー・グラハム、マーティン・ルーサー・キング、レバレンド・ムーン、これらの宗教指導者たちのことを思い浮かべ、その中での一番がレバレンド・ムーンだったと考えることでしょう。一番大きかったのです。(拍手)

 また、見てください。アメリカが滅びずにいられる動機とは何でしょうか。統一教会の信徒たちはワシントン・モニュメントを眺めるたびに、九月十八日を中心として勝利したことに対し神様に感謝し、その勝利の雰囲気をこの世界を救う時まで永遠にもって進んでいく力の動機とするのです。素晴らしいことです。今後、数多くの統一教会の人々が訪ねてきて涙を流して祈祷する所になったのです。九月十八日を祝日として、私たち統一教会がワシントン・モニュメント大会をしたその日を世界の記念日として守れば、将来、ワシントンD・Cの市民全体もその日を祝日として守る時が来ることでしょう。

 本来、ワシントン大会は一九七七年にする予定でしたが、一九七六年にしてしまいました。もともと、ヤンキー・スタジアム大会を中心として、アメリカのキリスト教徒や上院議員などの政治家を完全に押さえておこうとしたのです。数十万で埋めれば完全にひっくり返せるのです。ところが雨が降りました。神様がそのようにさせたのです。それは短縮させるための作戦であったと私は思うのです。六月から八月までの百日以内に、すべて計画しなければなりませんでした。全部整理してワシントン大会をしなければならないのですが、既に二ヵ月、六十日しか残っていませんでした。そして活動する期間は四十日しかなかったのです。

 このワシントン大会はアメリカの歴史における記録でしょう。宗教集会や、あらゆる集会の記録を破ったのです。レバレンド・ムーンが来てこのワシントン大会をしたということは、アメリカ政府がなしたこと以上であると評価をせざるを得ません。短期間で活動して五十万の人を集めたという事実は、研究に研究をすべき問題です。驚かざるを得ないことです。


霊肉界全体の恨の解怨


 皆さん、イエス様が十字架を背負うとき、クレネのシモンという黒人が協助したように、ワシントン大会は黒人が協助するということを私は感じたのです。不思議です。ぴったり一致しているのです。そのようにして一つとなり、レバレンド・ムーンは死ななかったのです。皆が滅びることを望み、失敗することを望んでいたのに、西洋人たちは誰もがみな、アメリカ国民は誰もがみな反対したのに滅びませんでした。さあ、このようにして、アベル圏の統一教会とカイン圏の外的世界とが一つとなって、私たち統一教会は条件をかけて彼らを救うために四十日間にあらゆる精誠を尽くしたのです。

 ワシントン大会を前後して、私たちの行った清掃作業や、ポスターはがしなどを見て、アメリカにはない唯一の団体であり、アメリカ人の中に探し出すことができない唯一の人たちであると決定したのです。結局、統一教会という団体は、二百年歴史過程において探し出すことのできなかった団体であり、二百年歴史過程において誰もなし得なかったことをした団体として決定したのです。さらに問題は何かというと、白人、黒人、黄色人などが集まれば刃物を振り回すけんかが起きるはずなのに、彼らが一つになって「レバレンド・ムーン、やあ!」と言うのです。ですから、一つになった私たちアベル圏をやたらにたたいたところ、反対に激しくたたかれて頭を下げるようになったのです。そして今から私たちは跳躍するというのです。

 そのようにして最後に出た決定は何かというと、統一教会はこの世界に二つとない最大のスーパー・レリジョン(注:超宗教)だということです。それはどういうことかというと、歴史的な人物たち、すなわち霊界にいる東洋人と西洋のすべての黒人や白人の善なる霊たちが互いに一つとなって、統一教会のレバレンド・ムーンを守護しているということです。また地上では、白人、黒人、黄色人が一つになってレバレンド・ムーンに従っているのです。ですから地上協助、天上協肋が完結したというのです。このようなことはアメリカの歴史にありませんでした。また今後の歴史においてもあり得ないことです。(拍手)

 アジアの共産圏において、今後私たちが闘っていく共産圏において、一番主導的な責任者が毛沢東です。その次に韓国の金日成です。毛沢東は共産圏の世界的代表であり、金日成は共産圏の国家的代表として黄色人種の魁首になっているのです。そのような立場に立っている毛沢東が、私が世界的基盤に上がって立ったその瞬間、地に入っていったというのです。皆さんが知っているようにワシントン・ポスト紙の前面の中心はレバレンド・ムーンに関する記事であり、毛沢東の記事は十八ページに出たのです。その結果どのようになったかというと、「あー、統一教会は尋常ではない団体だ。恐ろしいといえば恐ろしい団体であるし、大きなことを起こそうと思えば起こす団体だ」と考えるようになったのです。

 このような観点から見れば、このワシントン集会は世界史的意義をもっているのです。この大会により、レバレンド・ムーンの位置、統一教会の位置が強固になったのであり、イエス様がローマに入って霊界と肉界の世界史的宣布式をもったのと同じことになったのです。結局、イエス様の恨を解いたというのです。また、神様が恨を解くことができるというのです。それから、すべての聖賢と義人とイエス様、すなわちメシヤを殺したことが恨となり、今なお地上でその恨を解くことができずにいる人たちの恨をすべて解いたのです。また、先生の一代における宿命的な恨をすべて解いたというのです。

 このようにして、霊界の恨、地上の恨を解いてあげられる条件が成立したので勝利したと言えるのです。勝利したということは、そのすべての条件を解いてあげると同時に、そこに引っ掛かっていたすべてのものを指導できるということを意味します。

 世界的な一時が来る時までは、メシヤが来られる時までは、それぞれ自分の団体のために準備してきたので、これまでは塀を築いてきたのです。人間の堕落によって生じた神様の恨とイエス様の恨と先生のこれまでの恨を霊界と肉界ですべて解く基準ができるまでは、その塀を崩すことはできませんでした。しかしワシントン大会で勝利したことにより、そのような恨を解くことができるのです。それで霊界が統一されるのです。霊界が今や一つの組織体となり、それに伴い、地上も相対的に一つとなるのです。(拍手)そのようにすれば、どのような結果が起きるのでしょうか。「神様と、アダム、エバと、天使長の三つが一つになっていれば、堕落のない世界になっていた」というのが原理です。それで、どのようなことが起こったかというと、神様、アダムとエバ、そして先生を中心として、皆さんを中心として、今天使長圏が開かれたというのです。

 では、それはどの基準かというと、世界的基準に上がってきたのです。最高のアベル圏の基準で勝利したというのです。そのようになることによって、今サタンは、神様とアダムとエバと天使が一つになるのを攻撃できなくなりました。もし打てば、倍にして損害賠償をしなければなりません。ゆえにこれからは、サタンが打てば、どんどん奪ってくるのです。福をみな奪ってくるというのです。


大会の結果の広報極大化


 このワシントン大会の成果により、政府や一般社会人やあらゆる有識者は、このレバレンド・ムーンについて、好きであれ、嫌いであれ、調べなければならない段階に入ってきたのです。

 言論界がワシントン大会の動員数を五万名と言いましたが、五万名と言わず、五千名と言ってくれたらどんなに良かっただろうかと私は思います。五万名ではあまりに多すぎます。そうすれば、何日もせずに、「五千名と放送した」といって激しくたたかれる時が来るのです。(拍手)「これほど多くの五千名の群れは歴史上見ることができないから、ワシントン広場に集まった五千名の群れを見てみなさい」と言って、一度フィルムを回してみたら、どんなにおもしろいでしょうか。(笑い)それがどんなにすてきだろうかというのです。

 彼らは一度通り過ぎるだけですが、私たちは永遠にわたって用いるのです。さあそれでは、ワシントン大会のフィルムがいかに偉大であるか考えてみてください。原子爆弾よりも、いかなる武器よりも強い威力をもっているのです。これさえ一度見せれば、説明の必要がありません。そのような意味で、皆さんは新聞のために気分を悪くしたでしょうが、私は、「あー、あいつら、五百名や五千名ぐらいにしておいてくれたらいいものを、多くしすぎた」と、そのように思ったのです。ところでけさ、朴普煕氏が「韓国の東亜日報では二十万だ、三十万だと言っています。先生、やりました」と言うのです。(拍手)東洋と西洋の闘いに火がつきました。

 三年前、先生と皆さんは首都を攻撃するために、このようにどん底から上がってきました。しかし今は次元が違い、時が違うのです。そのような責任的分野を見るとき、皆さんが皆さんの国に対して出発するのは、先生がアメリカに来て出発したときよりも高い次元の責任を担って出発するということを知らなければなりません。それゆえ、皆さんはそのような武器をもって、すなわち映画や一切の材料をもって行くのです。今回、ワシントン大会の広告を三つの新聞に四面ずつ二日も出したのを見れば、ワシントンD・Cの闘いがいかに熾烈だったかを知ることができます。これは歴史において、私たち教会の一つの宝物になるのです。

 「その時ワシントンD・Cが全部ひっくり返った」と言っても、皆さんの国の人々がそのフィルムを見れば「そんなことはない」と否定できません。また、ワシントン・ポストが私たちに反対し、ニューヨーク・タイムズが私たちに反対したのですが、市民が全部連結したので、私たちをたたくことができず、反対できませんでした。新聞記者たちが取材内容をこのように記録したという条件的な新聞も出たというのです。なぜそのようになったのでしょうか。市民がすべて方向転換したので大変なことになったのです。十八日の新聞に出た記事を見ても、毛沢東の葬儀を執り行う様子とワシントンで起こったレバレンド・ムーンの事件とを比較すれば、その次元がいかに差があったかを知ることができます。ワシントン・ポスト紙がそれを如実に証したのです。それはすべて証拠材料です。

 これから皆さんの国に帰っていき、都心から全国の村まで復帰するのです。総攻撃です。それから三年間にしたことをすべて写真にしなければなりません。そしてデイ・オブ・ホープ(Day of Hope:「希望の日」)という本が二巻出ますが、それは千ページを越えます。これらのこともすべて二年間でしたのです。これにヤンキー・スタジアムからワシントン大会まで載せれば、およそ二千ページになるでしょう。そのようにすれば、その本を見れば、三年半の間に、この人がこれこれのことをしたということが分かるようになるでしょう。


モスクワ大会宣言


 このアメリカでマディソン・スクェア・ガーデン、ヤンキー・スタジアム、ワシントンと三次にわたる挙国的な大会をすることにより、韓国が備えた勝利的結果をアメリカの地で実体で成したのです。それにより世界的な一つの中心型を成し、新しい道を開放できると考えるのです。

 私たちの目的は反共ではなく、共産世界の解放です。一九七六年、私たちはワシントン・モニュメント広場でアメリカ人五十万人が集まった集会を開きました。これは先生がアメリカで行った大衆演説の絶頂でした。すぐその翌日、先生は、次のそのような形態の集会はモスクワで開催されるだろうと公表しました。この解放運動の原動力は憎悪でなく、まさしく真の愛です。私たちはすべての人間の自由を勝ち取るために努力しなければなりません。そして、全世界の隅々に自由の鐘が鳴り響くようにしなければなりません。

 共産独裁治下で暮らしている二十億に近い人々が解放の日をひたすら待ち望んでいるという事実を先生は知っています。自由世界の人々の義務感が欠如し、優柔不断で、躊躇している間に、他方では数百万の人が毎日死んでいっているということを私たちは忘れてはなりません。

 それで、ワシントン大会を終えると同時にモスクワ大会を宣布したのです。モスクワのクレムリン宮殿を突破していってこそ神様の解放が起き、人類の解放が起きるのです。その大会のために今準備しているのです。熾烈な準備をしています。皆さんの知らない中、衛星国家の地下では今も、雪の降る場所で、あるいは夜の一時、二時に、み旨のために命を懸けた闘争が繰り広げられているという事実を知らなければなりません。

 皆さんはモスクワ、モスクワと言いますが、私にはマスト・ゴー(must go:行くべきだ)です。モスクワはマスト・ゴー・ゼア(must go there :行くべき所)です。(歓呼。拍手)皆さんは知りませんが、共産党にはそのことが分かるためにレバレンド・ムーンを一番嫌うのです。それを見るとき、レバレンド・ムーンに対する共産党の積極的な反対よりも、レバレンド・ムーンに対する若い人の積極的な支持のほうが大きくなくては勝利できないのです。そうでなければモスクワに行けません。皆さんの力のほうがもっと大きくなければなりません。


六 「天勝日」の宣布(一九七六・一〇・四、アメリカ、ベルベディア修練所)


 アメリカ、ニューヨークのヤンキー・スタジアム大会とワシントン・モニュメント大会を成功裏に終えた真の御父母様は、西大門刑務所の出監記念日である七六年十月四日、「天勝日」を宣布された。天が勝利したという意味をもつ「天勝日」を期して、霊界も新たに組織されるというみ言を語られた。


二つの解放の祝賀の日


 これまで歩んできながら、一九七六年の霊肉を中心とした世界史的なこの闘いにおいて、ワシントン大会を掲げ、その闘いの勝利の一日をもたらしたことが基盤となり、初めて民主世界に対するカインとアベルの勝敗が転換されました。それが一九七六年九月十八日です。その日、ワシントン大会により歴史的な転機を迎えたのです。そのようにして、その二週間後を中心として「天勝日」を設けたのがきょうであることを知らなければなりません。

 きょうは皆さん御存じのとおり、一九七六年十月四日です。ワシントン大会は九月十八日に終わりましたが、皆さんの活動はきょうまでやって終了することになっています。きょうが何の日かというと本当に良い日です。九数は完成数でサタン世界の終わりを意味し、十数というのは天を象徴し、天に入っていく数であり、始めた所に帰っていく帰一数だということを皆さんは知っているでしょう。また、四数というのは四位基台を意味する数です。ですから歴史発展においては四数が基盤となり、四十年、四百年と、ずっと蕩減の必要要件になっていたことを皆さんは知っているでしょう。そして四数は地の数にもなります。天と地が一つになれる良い数なのです。

 皆さん、きょう十月四日は先生にとって忘れられない解放の日でもあります。私が韓国で、西大門という所にある刑務所に入って、そこから出てきた日(一九五五・一〇・四)でもあるというのです。そこから始めてこのアメリカに入り、今日ワシントン大会まで勝利し、解放を記念する一日として意義あるこの日を迎え、二つの解放を祝うこの日を迎えたことを有り難く思うのです。まずは神様の前に感謝し、その次には皆さんに感謝申し上げる次第です。

 それで、きょうがワシントン大会の勝利を祝う日であると同時に、膨大な内容と天的な意義をもっている日なので、きょう、この日を私たち統一教会において歴史的に守るべき記念日として策定しました。それで、きょうを天が勝利した「天勝日」という祝祭日として定めます。


霊界の統一組織と地上協助時代


 皆さんのこれまでの生活は、上がったり下がったりしていました。復帰路程では、できなければまたやり直すこともありますが、これからは違います。上がることだけの時代に入っていくのです。

 なぜそうなのでしょうか。これまでは、世界的基準で堕落綿を越えることができなかったからです。そのような結果として、霊界は天使世界に該当し、地上はアダム世界に該当するのですが、霊界の善なる霊と天使たちが、今までアダム世界に該当する地上の宗教を信じる人々を全面的に後援できなかったのです。なぜかというと、アダム世界にいる人々が堕落圏世界を越えることができなかったからです。しかし、一九七六年のワシントン大会によって、霊界の善なる霊たちが地上に協助できる世界的版図時代に入っていくのです。

 では、霊界が天使世界に該当するとすれば、どうなるのでしょうか。皆さんの先祖も天使圏内の使命を引き継ぐことができるようになるのです。神様の創造の偉業に天使が協助したように、皆さんの先祖がアダム完成の再創造目的のために協助できるのです。

 それはどういうことかというと、私たちが復帰摂理をするにおいて、神様と私たちの先祖が直接的に後援することによって、発展する軌道に乗ることができると同時に、サタンに対して闘うところにおいて、私たちの先祖、すなわち善なる天使世界型が闘って責任を負ってくれる時代に入っていくということです。言い換えれば、彼らがサタンを防御し、サタンに対して直接闘ってくれる時代に入っていくということです。それゆえに、これからは世界に統一的な現象が起き、一つの地上作戦命令によって動員される時代に入っていくと考えるのです。

 霊界には「アメリカだ」、「イギリスだ」などという、そのようなものはありません。全くありません。一つの国が目標だというのです。では、いかなる形態になっているかというと、宗教型になっています。仏教圏、キリスト教圏、イスラム教圏などの宗教圏、系列的な数多くの宗教圏があるのです。しかし、今までは、それが系列的にすべて分立されていて、横的な連絡ができなかったのです。

 ところが今回、ワシントン大会を終えることで、これを横的につないであげる秩序を立てることのできる時になったのです。そのようにして、霊界が統一的な組織形態を備えていくので、地上世界も統一的な組織形態を備えていくのです。このような統一的な組織形態には、サタンがいくら反対したところで成果がないので反対できないのです。結局は霊的に優勢な立場と劣勢な立場が入れ替わるのです。

 そのような意味で、この大会がいかに歴史的な大会であり、一九七六年がいかに歴史的な時代であったかを知らなければなりません。歴史的な転換の年だったことを皆さんは知らなければなりません。これにより、霊界のすべての霊たちがレバレンド・ムーンを歓迎一色で迎えるようになりました。レバレンド・ムーンによってアフリカ、アジア、西欧、白人、黒人、キリスト教、イスラム教、仏教など、分かれているすべての霊人たちが一つになって歓迎できる一つの雰囲気がつくられたのです。それで一九七六年十月四日を中心として地上において「天勝日」が策定できたことを知らなければなりません。

 霊界には今まで、仏教の群れ、キリスト教の群れ、儒教の群れ、イスラム教の群れといった多くの境界線がありました。ところがそれをすべて統一したのです。それで「天勝日」というのです。「天勝日」というのは神様が勝った日なのです。霊界がそのようになったため、地上でも間もなく国境線撤廃運動が起きるのです。それはできるのです。それで各民族を中心として、ソビエトのクレムリンにまでも霊たちが再臨し、統一教会の宣伝運動をしているということを知らなければなりません。レバレンド・ムーンに対して反対すれば霊界が黙っているかどうか見ていなさい。霊界は黙っていないのです。

「天勝日」がもたらしてくれたことは、神様と天使世界が霊的な仕事を主にして地上の仕事を間接的にしていたのを、霊的な仕事を間接的にして、地上を中心として直接的に仕事をするようになったということです。これが「天勝日」がもたらしてくれた結果だということを知らなければなりません。

 今から皆さんは祈祷しなさい。「先生のみ言と共に、『天勝日』であるこの十月四日の日と共に、善なる霊たちが私の言葉どおりに再臨してこの地上にいる悪い後孫を除去してしまい、善なるあなたの懐を通じて天国に導いてください!」と命令すれば、その命令が可能な時代に入っていくのです。なぜそうなのでしょうか。私たちはアダム時代圏内にいて霊人たちは天使世界圏内にいるので、天使はアダムのために協助するという原理原則があるがゆえに、動かざるを得ないという結論が出てくるのです。


神様の愛と生命と血統の解放と転換


「天勝日」の意義とは何かということを知らなければなりません。「天勝日」は、神様の血統を中心として、血縁関係において、サタン世界に転換時期をつくった世界的な代表の日です。それから、死んで地獄に行かざるを得ない人々を接ぎ木をして、死亡の生命から永遠なる生命へと転換させることができる世界的な基準を立てた日です。また、死亡世界の塗炭の苦しみの中で呻吟していた人類が神様の愛を中心として解放圏で喜ぶことができる日を、全世界を懸けて復帰し勝利の杭を打ち込んだ日が「天勝日」なのです。

 では、「天勝日」が天側を中心としてどの基準になったのでしょうか。サタン世界の個人が反対をすることは問題になりません。家庭的サタン反対圏、氏族的サタン反対圏、国家的サタン反対圏、世界的サタン反対圏がレバレンド・ムーンの前で、真の御父母様の前で、対抗できずに後ろを向いて地獄に向かっていく、そのような世界に転換される時です。真の御父母様が貰いのはなぜでしょうか。真の御父母様をつかめば、そこから永遠なる神様の血縁的関係が、そこから神様の生命の関係が、そこから神様の愛が生まれてくるのです。それゆえに私の父、母、家族、息子、娘までみな迫害を受けたのです。しかしながら、そのように反対する時代圏は過ぎ去ったというのです。

 「私は解放された人である!」。何からですか。サタンの血縁世界から解放されたというのです。サタンの生命圏から解放された、サタンの愛の圏から解放された、サタンの文化背景を中心とした国家、民族、伝統から解放されたというのです。それらすべてのものはサタン側でしたが、今から新しい伝統を受け継いだ私たちにも国があり、世界があるのです。統一教会の私たちには、個人もあり、家庭もあり、氏族もあり、民族もあります。そして全世界五色人種が便乗して国家と民族解放時代へと越えてきているのです。闘わなくても解放が起きるようになっています。解放の世界へ前進すべきです。(アーメン)。(拍手)

 そのようなことを標準にして誇る日が「天勝日」です。この「天勝日」の伝統を中心として、私たちは一つのアダム文化圏、一つの真の父母文化圏、真の神様の文化圏を創造する勇士として生きなければなりません! (アーメン)。アーメンという群れが統一教会の群れだということを忘れてはいけません。(拍手)

 一九七六年に世界的にサタン全体が動員したのです。すべてのサタン世界とレバレンド・ムーン一人が闘ったのですが、神様の愛に一致した者は世界の何者が反対しようと除去できないという事実が天下に判明したのです。そのような勝利の基準を立てた標準の日とは何の日ですか。「天勝日」です。

 「天勝日」というのは、個人の責任分担完成の基盤の上に立ち、間接主管圏と直接主管圏に入ったと言うことができる、私個人を中心として神様の愛の結集体が地上に設定されたと言うことができる、そのような勝敗の基盤を決した日です。家庭でも同じです。今まで神様と家庭が心情圏を中心として一つになれなかったのですが、一つになれば反対を受けません。氏族もそうであり、民族もそうです。

 アメリカの反対を受けながら、そのようにしてきたのです。このようにしながら三次七年路程を一九七六年までですべて終わらせたのです。四年を短縮させました。これを延長したら大変なことになるのです。


七 アメリカ三万要員の確保と事業開拓


地上天国実現とアメリカ


 神様にはメシヤを再び送られる前に必ず成就すべき二つの重要な宿題がありました。その一つは、高度な物質文明の発達です。神様のみ旨が成されるということは、すなわち地上天国が成されるということですが、それは霊的天国だけを意味するのではなく、肉的天国、すなわち物質的楽園も意味するのです。ですからメシヤの降臨に合わせて成就すべき高度な精神文明を入れることのできる器、すなわち高度な物質文明の世界を準備する必要があるのです。

 さらに神様の理想は世界が一つの国になることですから、その世界が科学の発達により交通と通信手段が高度に発達して、全人類が一日生活圏の中で暮らすということは地上天国建設においてとても重要な要素です。これは統一世界文化創造に必要不可欠な条件です。

 神様が準備すべきもう一つの宿題は、メシヤが降臨される環境を造成しなければならないということです。それは、むやみに人を捕まえて殺すことができない法治制度の創建のことを言うのです。

 民主主義は人権を尊重する制度です。民主主義は少数派も多数派の中に混じって生き残ることができる制度です。すなわち民主主義とは自由を保障する制度です。その自由は、すなわち言論の自由であり、宗教の自由であり、結社の自由であり、出版の自由であり、集会の自由です。その民主主義の代表と言えるアメリカの憲法を見れば、自由の中で最も絶対的な自由が宗教の自由です。アメリカ議会と政府は、宗教を規制し得るいかなる法もつくることができないようになっています。すなわちこの制度は神様の息子が再び現れて革命的な布教をしても、彼が再び十字架にかかることなく生き残ることができる制度です。これは神様が再臨の一日のために努めて準備なさった制度です。

 そして、実際に再臨の時が近づいてくれば、神様は第二イスラエルの世界的版図の中に、神様が中心となるキリスト教国家を選ぶ必要ができてくるのです。神様がなさろうとする究極の地上天国の理念は地上に実際に成される理念なので、ある中心点から出発して徐々に世界へと波及しなければなりません。いわゆる標本となる国家がなければならないということです。そして言うまでもなく、末世にその中心的な神様の摂理をなし得る国として、遠い昔から予定され、その予定に従って選ばれた国がすなわちアメリカなのです。


三万人確保の課題(一九七六〜一九七八)


 ところが、そのアメリカが一九四五年の第二次世界大戦の勝利から今日に至るまで、神様の本然のみ旨から離脱していく不吉な兆候が見えており、これは甚だ恐ろしいことと言わざるを得ません。

 しかもアメリカは、自由陣営を守護すべき聖職から後退することにより、ベトナムのようにアメリカの保護下にあった国々をあっという間に共産圏に祭物として渡してしまいました。これによりアメリカの国際的威信は地に落ち、恨みの声は日に日に高まりつつあります。

 今日、国連はその本然の機能を喪失したまま、共産国家の宣伝の舞台になっています。それだけでしょうか。アメリカでは尋常でない様々なことが日増しに増えつつあります。人種問題が正にそれであり、若者たちを腐敗させる麻薬問題がそれです。青少年の淪落と家庭破綻、そして日ごとに増していく暴力犯罪など、どれ一つを取ってみても深刻でないものがありません。その中でも、浸透してくる共産主義問題は最も致命的な打撃です。このまま行けば、著しく個人的な人生観と価値観で肉体的な享楽にふけるアメリカの現社会からは、明らかに神様が離れていくでしょうし、神様の願いと望みと計画を、アメリカが失敗に導くことは火を見るより明らかです。

 それで今年、三千人を配置します。一九七八年に三万人の教育さえすれば、そのあとは私が責任を負います。そのようにしてアメリカでブレーキをかけるつもりです。アメリカに入ってきたすべてのものにブレーキをかけるつもりです。そのようにすれば、統一教会は天下に現れることでしょう。さあ、その期間、先生は工場労働者になるつもりです。そのようにして皆さんが想像もできない仕事を身もだえしながらしなければ、そこに到達したとき、それを抱いて踊れる経済基盤を築くことができないということを知っています。それゆえに、これは先生だけがなすべき責任であると理解し、皆さんに負けない仕事をするつもりです。

 さあ、このようにしてうまくいけば、第三次七年路程が終わる一九八〇年代にはアメリカで相当に希望的な問題が、決定的な問題が起こることでしょう。それで自由世界においては、新しい大潮流のような、全世界が巻き込まれていく基準をつくらなければならないと考えるのです。ここに歩調を合わせ、それぞれの国でも、その国に該当する活動を本格的に強化しなければなりません。それで今後、欧州の各国では、少なくとも一つの国で三百人の機動隊員をいかに確保するかということを早く研究しなさいというのです。それをあと何年間でするかということは皆さんの努力にかかっています。


活動の表彰制度


 一人が一ヵ月に一万二千ドル突破運動をしています。大学教授が二年間ひたすら汗を流して稼ぐお金を、私たちはあっという間に稼ぐのです。私と皆さん以外にはする人がいないのです。アメリカの大統領も、ソ連のコスイギンもブレジネフもできないのです。また、独裁者ヒトラーだ、ナチスだと騒いだりしますが、彼らでさえ月給をあげてこき使ったのです。

 それで今回、表彰制度をつくりました。六ヵ月間継続して三千ドル以上をする人が一級です。純利益だけでです。すべて差し引いて、純利益金だけで六ヵ月間続けて三千ドル以上をする人が一級です。それは誰でもできるのです。それで、それを一級にしました。一万二千ドルの突破が目標です。ですから三千ドルは初級です。次に四千ドルを六ヵ月すれば二級、そして五千ドルは三級です。六千ドル、七千ドル、八千ドル、九千ドル、一万ドル、一万一千ドル、一万二千ドル、このように十段階つくりました。現在の記録は、一ヵ月で一万三千七百五十ドルです。

 そして伝道は、十二人を伝道すれば一級です。それから二十、三十、四十、五十、六十、七十、八十、九十、百、百十、百二十というように、十二人から段階にして表彰するようにしました。一級なら星一つです。もし経済活動をしていて、六ヵ月間三千ドルをして、また六ヵ月すれば二つもらうのです。そのようなやり方です。ですから、三千ドルをして星一つのメダルを三つ、四つもっているということは自慢になりません。それよりも星二つのメダルを一つもっているほうが自慢なのです。ですから一生懸命にするようになっているのです。

 アメリカで定めたことを基準にして、ドル交換率やGNP、すなわち国全体の所得比率を基準にして換算して定めるのです。三千ドルの六分の一はいくらですか。五百ドルです。一ヵ月に五百ドル稼がなければなりません。五百ドルなら、五・六=三十(五×六=三十)、三十万ウォンですから、一日に一万ウォンずつ稼がなければなりません。そのようにするのです。

 再創造歴史だからです。再創造歴史はどのようになされるのでしょうか。神様がまず何を創造されたかというと、万物を創造し、それから人間を創造されました。私たちは堕落したアダムとエバの立場を免れることはできないので、神様の代わりに再創造の使命を完結しなければなりません。

 全世界のすべての万物を取り戻さなければなりません。その次に失った人類を取り戻してこなければならないのです。取り戻してくるには強制的に取り戻すことはできないので再創造法度を利用して取り戻さなければなりません。それゆえに、神様が万物を創造されたのと同じように、あらゆる精誠を尽くして経済的基盤を築かなければなりません。それが統一教会の行くべき道です。


世界的な事業基盤造成


 それで今、お金をいかにして稼ぐかという経済的な問題を考えているのです。ブームを起こしてその数を確保したら、今後は世界的な活動をするための経費をアメリカで調達しなければならないと考えるのです。各国でこれを負担するのは不可能ですから、これは必ずアメリカでしなければなりません。それで先生は、アメリカで一九七八年までに整地作業を終えなければならないと考えるのです。そのようにして、一九七九年、一九八〇年、一九八一年の三年間で、私たちがいかに経済基盤を確保するかということが今から研究すべき課題だというのです。

 それで、今先生が考えていることは、高麗人参エキスの販売と水産事業と造船事業です。これらを今推進しているのです。それで日本や東洋人を中心として、そこで伝統を立てながら、今後西欧の人たちに影響を及ぼそうと思っているのです。それで日本の祝福家庭の食口たちを派遣し、日本人とアジアの人々を西欧の人たちと接するようにする事業を今から準備しているのです。

 この基盤がある程度までできれば、日本から毎月五百名ずつ来て、三ヵ月で交代するのです。ですから常に千五百名が基準であり、五百名ずつ三ヵ月で交代するのです。これまで商社で人参茶を直接販売していたアジア人、特に日本人たちをアメリカに連れてきて、アメリカ人たちに販売する方法を教育してあげようと考えているのです。

 今から私はアメリカで水産事業に手をつけようと思っています。これが一番的確なことだと分かったのです。それで今年の夏、ツナ販売をしました。私が捕って売ったのです。雨の降る日でも、常に出掛けました。風が吹いても出掛けたのです。ですから、ニュー・ホープ号の船長に「きょう、出るか?」と聞けば、雨が降ろうが風が吹こうが「はい」と答えるのです。「出るのか、出ないのか?」と聞けば、「出ます」と答えます。伝統がそのようになったのです。(笑い)

 先生は三年間、船に乗って多くの時間を過ごしましたが、船が好きでそのようにするのではありません。涙を流しに行ったのです。それは誰も分かりません。皆さんはそのことを知らなければなりません。先生が皆さんの知らない中で涙の道を歩んでいることだけは間違いないということです。疲れていても「疲れた」と言えません。痛くても「痛い」と言うことができないのです。眠る時間も我慢し、休む時間も我慢しなければなりません。

 私たちには今、何がありますか。私たちには、統一産業の機械工場があり、一和の人参某工場があり、チタニウムエ場があり、それから石材工場があります。皆さんはそこに関心をもたなければなりません。それを私の工場だと思わなければなりません。

 さあ、それでは今後、全世界において二番問題になることは何でしょうか。現代文明を指導しているのは機械文明です。そのような面で、ドイツやアメリカや日本など、世界のどの国ももち得ない技術を私たちがもつためには、開拓していかなければならないと考えているのです。それで、日本の食口の中で優秀な人たちを、日本の機械工場の設計する所や、技術が一番難しい所に配置しました。

 では、アメリカはどうなるのでしょうか。アメリカの大きい工場も同じです。統一信徒を配置するのです。ドイツにも配置するつもりです。フランス、イタリア、イギリスもそのようにすべき時が来ました。それで「全世界の技術者たち、全員集合!」と言えば、最高の技術をもって一箇所に集まるのです。今後はソ連にまで人を入れなければなりません。

 今回、統一産業で新しい工場を造るときも、文社長が来て自分の方式で「何がどうで何がこうで」とやっていたのですが、私は、「それはやめなさい。アメリカの大きい工場をすべて見て回りなさい。ドイツ、イギリスもすべて見て回りなさい」と言いました。「おい、お前、時間が問題ではない」と言って、すべてを見て回らせ、設計をやり直して最新式の工場を建てました。韓国の昌原に移したのですが、その工場を見学に来る人がたくさんいます。良い機械は全部そこにもっていって設置しました。もう何でもつくることができます。設計図だけもっていけば何でもつくることができるのです。昔、水澤里にあった工場とは次元が異なります。

 そのようにして何をするのでしょうか。今後、アメリカでも部品工場を造らなければなりません。そして、イギリス、フランス、イタリア、ドイツの若い人たちをみな連れていき、一年半の間、そこで訓練させようと思っているのです。訓練してどうするのでしょうか。将来自分の国に帰ったら工場を造らせるのです。短期間で工場を造ることができるよう、工場を造るために必要な機械までをそこで作って送ってあげようと思っています。

 ニール(Neil)は、直ちにアメリカにいる電気科、機械科、化学工学科、工科大の出身者をすべて糾合しなければなりません。フランスの責任者、ドイツの責任者、それからイギリスの責任者! 分かりましたか。今から来年の四月まで、これに該当する人員を徐々に移動させるということを知らなければなりません。さあ、該当する人たちをすべて選抜して文書で送りなさい。朴普煕氏! 全部書き取るように。機械工学においては統一教会が一番になるのです。


八 アメリカ主要行事


四十三階ニューヨーカー・ホテル購入(一九七六・五・一二)


 統一教会は五月十二日、アメリカ・ニューヨーク、マンハッタン三十四街に位置するニューヨーカー・ホテルを四百六十万ドルで購入した。二千室以上の部屋と、グランド・ボール・ルームを備えた四十三階のこのホテルは、世界宣教本郎等に使用されている。

 さあ、レバレンド・ムーンがアメリカの言論機関で問題となり、アメリカ国務省で問題となり、ニューヨークで問題になるのです。ある人が無一文でニューヨークに来て「私は三年でニューヨーカー・ホテルを買う」と言えば、「狂っている」と言うことでしょう。では、「十年後」と言えばどうでしょうか。それも信じないのです。ところが私は誰もできないことをなしたのです。ですからこれが話題に上らないわけがありません。

 皆さんを入らせるため、聖別式をするのに五時間もかかりました。一番上からするのですが、足が痛ければ「この足め」と言って、ひたすら汗を流しながらやったのです〇その時間は、小便をしにいってもいけないのです。水を飲んでもいけません。休んでもいけないというのです。それでも「ああ、これで終わればいい」というのでなく「もっとあればいい」と思うのです。仕方がありません。小使をズボンにもらしても、「もっとあればいい。私の足が動かなくなっても、私が倒れても、もっとしたらいい」と思うのです。そのようにすれば、神様がもっと祝福をしてあげるというのです。祝福をもっとしてあげるのです。


第五回「科学の統一に関する国際会議」
(一九七六・一一・二六〜二八、ワシントンD・C、ヒルトン・ホテル、五十三ヵ国、四百数名)



 第五回「科学の統一に関する国際会議」が「科学の調和と絶対価値の探求」を主題として、七六年十一月二十六日から二十八日まで、アメリカ、ワシントンD・Cのヒルトン・ホテルで開催された。十数名のノーベル賞受賞者等、六十ヵ国四百名以上の碩学が参加した本大会の開会式で、真のお父様は基調演説をされた。

 この科学者大会(科学の統一に関する国際会議)のほうがワシントン大会より比重が大きいということを知らなければなりません。ワシントンD・Cでレバレンド・ムーンが論難の対象となりました。大会を盛大にしたあと、「レバレンド・ムーンは大会だけやって消えてなくなるものだろう」と思っていたら、その次にはワシントンD・Cに現れたのです。科学者大会(科学の統一に関する国際会議)をして世界の科学者に対して私が一度「ドーン」と演説すれば、知性人たちはみな衝撃を受けるのです。それでワシントンD・Cに決定したのです。

 アメリカの政策樹立者や上院議員、学者たちが顧問になったりするのです。また、世界によく知られている人たちが集まってきてレバレンド・ムーンの話をするのです。上院議員、下院議員、それから学者たちがレバレンド・ムーンの宣伝をすれば問題が大きいということを知らなければなりません。それによってアメリカ首脳部や学界、知識人たちに与える影響は膨大なものです。

 さあ、それで、科学者大会と私たちの使命は何でしょうか。その第一は何かというと、重要要員を選抜することです。そのために皆さんが推薦してあげなければなりません。重要要員というのは学者たちのことを言うのです。重要な学者を選抜しなければなりません。

 それから、二番目は何かというと長期的紐帯の造成です。一時だけするのではなく長期的紐帯を結ぶ努力をしなければなりません。科学者大会に一回出て、それで流れてしまってはいけません。今後皆さんは、学者たちの名前まですべて覚え、何度か会ってそのような関係を結ばなければなりません。

 三番目は何でしょうか。今後、州から来る教授たちの費用の一切はその州が責任を負い、国から来る教授たちの費用の一切はその国で責任を負うことができる組織をつくらなければなりません。そのようにしてこそ世界的な発展をするのです。ですから一遍にできなくても、できれば今年、皆さんは一人ずつでも責任を負う運動をしなければなりません。

 その次には、統一教会にこの教授が必要かどうかということを鑑定しなさいというのです。教授の必要可否、選出可否というのは何かというと、今後、私たちの大学をつくるとき、「この教授は連れてこなければならない」というにふさわしい教授なのです。皆さんが将来私たちの大学のために、教授を引き抜く立場にあると思わなければなりません。選出する立場に立つのです。

 ですから、皆さんは、周囲にいる少なくとも十名以上の教授たちの名簿をつくって一人ずつ研究し、み言も伝えてみて、あらゆる面でテストしておかなければなりません。そのようにすれば今後、各国、各州の有名な教授を私たちの大学に引き抜いてきて、私たちの大学が有名になるのです。各国から有名な教授を引き抜いてきてこそ有名になるのです。その方法に特別なものはありません。

 四番目に何かというと論説委員としての活用可否です。将来、私たちの国際新聞社をつくるとき、この人たちに論説委員としての能力がどれだけあるのかを知り、活用することを今から準備しなければなりません。そのような責任を皆さんがもたなければなりません。科学者大会を中心として重要人物の選出、長期的紐帯、資金負担をすること、これらが私たちにとって必要な使命なのです。これは大学街とか言論問題を中心として、今から皆さんは、全員この科学者大会に関心をもちなさい。

 ワシントン大会やヤンキー・スタジアム大会、あるいは汝矣島集会のようなものを見れば、それは素晴らしいのですが、大抵一時で過ぎ去るものなのです。先生が死ねば、それはみんな流れていきます。しかし、世界的な大学者たちが集まって、すべての学問を超越して一つの方向に向かうことができる伝統をつくったという事実は、地上世界において永遠に褒めたたえられる材料として残されます。それゆえに、実際に今後、そのような映画の一場面というものは、永遠に貴重な宝物として残されると思うのです。

 そのようなものを映画で見て、その伝統を思い起こすたびに、「レバレンド・ムーンがどのような思想をもって行動し、その思想によってあのような反応が起きた」ということが世界的な動機となり、すべてが蘇生するのです。


《基調演説:科学の調和と絶対価値の探求》


 皆さんは、多年にわたって「絶対的な価値」の問題について討議してこられましたが、今年も「絶対価値の探求」という主題のもとにここに集まってこられました。

 絶対的価値を究明しようとすれば、人間と宇宙万象の存在の始原を明らかにしなければなりません。宇宙の始発が有からか、無からかということが問題になりますが、皆さん御存じのとおり、自然科学も、社会科学も、哲学や宗教も、無の世界から真理を探求するのではなく、有の世界からある原因的存在を探し、そこから始めて、生成された人間を含む森羅万象の存在と運行の原理を見つけだそうというものです。結局、存在の内容を明らかにし、存在物の間を関係づけることによって、すべての存在の理由と価値を探し立てようということなのです。

 物質形成に必要な最小単位を元素とすれば、それは有として規定されています。その元素形成の基本が無であるはずはなく、絶対有から始まったという論理が成立するのです。現代科学は、物質の最小単位である素粒子までも、その根本となるある力によって存在すると見ていますが、その力もやはり有から生じたという結論が出るのです。

 極小から拡大した大宇宙であり、原因から出発した結果だという観点から考えるとき、私たち人間も原因的存在ではなく、あくまでも結果的な存在なので、その原因的な存在が必ずあるということが分かります。無から有が発生したという一部の学者たちの非論理性を是正し、起源的な絶対有から小有、大有に生成、発展したという論理体系を立てるのです。すなわち、この上なく科学的な存在がまず存在し、それが万有の原因となり、その結果である小有から大有までを連結して有機的に作用させているのです。

 主体的存在と対象的存在が作用するところでは、常にある共同利益のために授け受けしながらより大きい存在に発展するのです。この広大無辺な大宇宙は、主体と対象の共同目的体なので、それ自体を保護する宇宙力をもっており、同時に主体と対象が完全に一つとなった存在を保護育成しています。その一方で、主体と対象が一つとなれない存在や、一つになったものを侵害する存在があるとき、これを排斥する作用をするのです。このことのゆえに存在の永続性が可能なのです。このように助ける力を相応作用といい、反対の力を相克作用ということができます。あるいは作用、反作用ということもできます。

 以上のような論理により、ある主体と対象が授受作用によって一つになれば、宇宙的保護圏に入っていくようになるのです。私たちが見る宇宙の中のどのような作用も、第一原因的存在に由来する結果的作用であるため、その中心となる原因的作用体とじての存在があるということは当然の理論です。子女が父母に似るように、結果は原因に似るため、万物を見てその原因的存在を解明できるのです。

 すべての生物の主体と対象が授受作用によって一体化すれば、人間なら人間、植物なら植物は、その原因に似て繁殖するのであり、結局根本に還元されるのです。これらすべてが究極の第一原因に似ているとすれば、その第一原因的存在も主体と対象が完全に一体化した基本形態として、すべての存在に対して主体格をもっているという結論になります。

 今日、進化論や、唯物弁証法、唯心論、唯物論などにより、世界の思想界は矛盾と混乱に陥ってしまっているので、これを再検討し、絶対真理を樹立してこそ絶対的価値の世界の形成が可能です。絶対価値的な存在は永遠、不変、唯一なる存在です。それでは宇宙の中で、永遠、不変、絶対の原理とは何かというと、原因と結果、主体と対象の関係だという結論になります。

 愛の究極的根源は、私たち人間から始まったのではなく絶対不変の原因的主体から始まったのです。それゆえに、その原因的主体を中心とした愛の家庭は、人間社会の理想具現のための愛の家庭から国家、世界へと拡大するのです。そのようにして、愛を完成した統一圏の世界、絶対価値の永遠なる幸福が約束された理想世界は必ず来るのです。


洪順愛大母様独身祝福式(一九七六・一二・二一 〔陰暦一一・一、イースト・ガーデン)


 先生は、母親も父親も伝道したことがありませんし、親戚を伝道したこともありません。それはなぜでしょうか。イエス様が氏族を中心として復帰しなければならなかったのに、それができなかったからです。母と父が責任を果たせなかったため、母と父が責任を果たせなかったことをすべて蕩減してあげたのちに、初めて母と父を伝道できるのです。そうでなければ伝道ができません。お母様のお母さんが今イースト・ガーデンにいらっしゃいます。たった今、私が独身祝福をしてきました。これまでは、近所の人のように、あたかも隣近所の女中のおばあさんのように扱ったのです。

 イエス様が三年路程で終わったのは彼の母親が誤ったからです。しかし、私が民主世界に対して世界史的な使命を果たし、今こそ先生が祝福してあげる時が来たので、祝福してあげたのです。それで「こうこうこのように進みなさい」とすべて指示してあげて祝福をしました。今は先生自身もその方(洪順愛大母様)に対して、この世の母親のようにしてあげることができる、そのような時になりました。そのように蕩減は厳格なのです。

 この世であれば、そのようなことがあり得るでしょうか。それは、一般人には理解できません。お母様のお母さんなのに、なぜあのようにするのかというのです。その方は私さえ見れば恐れ、私さえ見れば相当に気を遣うのです。それはお母様もよく知りません。私が、今話すので分かるのであって、お母様もよく知らなかったのです。なぜ祝福をしてあげないのかというのです。ほかの人たちはみな祝福してあげて、なぜうちのお母さんには祝福をしないのかというのです。「あの洪順愛おばあさんをいつ祝福してあげるのですか」という話を私は何度も聞きました。それでも何も言いませんでした。現在、お母様と結婚してから十六年が過ぎ、二十年近くなります。そして今にしてやっと祝福してあげたのです。

 それゆえに親戚関係は近ければ近いほど責任が重いのです。責任と使命が終わらなくてはなりません。そのような道理があるので、神様は一番愛する人を死の立場に追いやり、苦労させるのです。愛する息子、娘を打ち、自分の側を打って犠牲にしながら、ほかの人を、世の中を救おうとしたのです。ですから、先生もそのようにするのです。同じ道理です。

 お母様と先生が世界的な峠を越える時までは、お母様は、お母様のお母さんに対し、母親扱いできないのです。自分の血族に対して血族扱いできなかったのは、原理的見解がそのようになっているからです。今や外的な立場でみな整えたので、初めて家庭に戻って家庭の面倒を見ることができる時になりました。

 今からは、どのおばあさんよりも良くしてあげなければならないと思っています。今は世界的峠を越えたのです。このアメリカまで来ても、条件に引っ掛かりません。お母様がそのような基準を築いておかなかったら、子供たちがすべて引っ掛かっていました。全部が問題になるのです。復帰歴史はそのように大度なのです。


既成家庭三十五組祝福式(一九七六・一二・二一、ベルベディア修練所)


 先生もアメリカで三年半を標準として活動する公式的な原理路程を歩みました。すべての犠牲を覚悟して、死を覚悟してでも、その期間にその道を行くことができなければならないのです。

 復帰路程には、中心人物が必要であり、それから祭物、条件物が必要であり、期間が必要です。期間は三大条件の中の一つです。それを人間が調整することはできません。絶対的です。それを勝手にできますか。皆さんがこのような観念もっていなければ、原理も知らず、何も知らない人たちです。それはこの世の考え方です。

 ここにいる古い人たちの中で、今回ワシントン大会をして祝福を受ける人たちは、それがこの上なく有り難い事実だということを知らなければなりません。何年待つことが問題ではありません。皆さんが祝福を受けようとすれば、イエス様より優れていなければなりません。本来は十二弟子と七十二門徒の八十四人を全部探し立てたのちに祝福を受けるのが原則なのです。「七年路程で、一ヵ月に一名ずつ伝道しなさい」という話は、それで出てきたのです。本来は個人の蕩減路程の三年半期間があり、祝福されたのちに三年半をして七年路程になることを知らなければなりません。

 先生がこれまで三十六家庭、七十二家庭、百二十家庭、四百三十四家庭、七百七十七家庭、千八百家庭を通して、穴のあいたすべてのものをつなぎ、皆さんの家庭で崩れたすべてのものを整備し、天に通じることができる門を開いておいたために、皆さんがその状態で「祝福を受けに行こう」と言うことができるのです。この驚くべき事実を皆さんは知らなければなりません。

 皆さんのために、皆さんの知らない中で、これまで韓国の先輩家庭を通してこのような基盤を築き、また先生がそのような代表的使命をなし、全体の責任を負い、すべての門を開いておいたのです。各分野で過ちを犯したことをすべて整備して門を開いておいたので、皆さんはその恵沢によってこの場で祝福を受けることができるのです。

 先生を幹に例えれば、その中心の枝のような三十六家庭を通して皆さんがそこにぶら下がっているのです。ですから今、皆さんが祝福の場にいるのです。そうでなければ、絶対に不可能です。本来、既成家庭を祝福してあげるのは、切り捨てる代わりに接ぎ木してあげるのと同じです。そのような意味で、皆さんがどのような立場にいるかを知り、必ず先祖家庭、先輩の家庭を常に尊重視しなければなりません。

 その次に、皆さんが祝福を受けたのちは、アメリカ人であってもアメリカ人ではありません。天の国の子女だということをまず考えなくてはなりません。この国、アメリカまでも私たちの手で救わなければならないと考えなくてはなりません。そのような権威をもたなければなりません。アメリカ人にばかにされ批判される、そのような人、そのような家庭になってはなりません。イギリス人であってもイギリス人ではなく、ドイツ人であってもドイツの民ではありません。これまでは国から、家庭から糾弾を受け、嘲弄されていたとしても、彼らをすべて指導できる、天の選んだメシヤ的家庭として立ったということを考えなければなりません。そのような自覚をもちなさい。

 本来、神様の祝福は、世界の上でするのです。ところが私たちはそうではなく、今教会の中で祝福しています。「私たちには国もない」ということを知らなければなりません。本来、祝福は国を代表して受けるのです。国の峠を越えるところで受ける祝福です。ですから世界の峠を越える祝福の過程が残っているということを知らなければなりません。


日刊紙「ニューズ・ワールド(News World)」創刊(一九七六・一二・三一)


 新聞社をなぜつくったのでしょうか。レバレンド・ムーンのための新聞社ではありません。人類のために、神様の名のために公義の論説ができる新聞社をつくろうとしたのです。ワシントン・ポストと闘い、逆襲しようというのです。

 これまでの言論界が正義の言論界ではなく不正の言論界だったので、私たちは正義の言論界のために立ち上がるのです。言論界が世の中を滅ぼす元凶になっているため、これを正すことができなければ、アメリカを救うことはできません。直接的な問題が引っ掛かっているため、私が手をつけるのです。宗教指導者が新聞社をやって、何をするのでしょうか。共産世界の通信を切ってしまわなければなりません。今、世界の言論機関を共産党がすべて握っています。三分の二を占領しています。

 さあ、このようにして私たちは、東京に新聞社を一つもち、ニューヨークに新聞社を一つもって、それからロンドンには七八年までに新聞社をつくるのです。これは言論人たちの理想であり、夢です。三つの世界的な新聞社をもつということは言論人たちの最高の理想なのです。それはなぜかというと、アジア各国の取材を総合する所が東京であり、南・北米におけるAP、UPIは、その取材総合地がニューヨークであり、欧州全体の取材総台地がロンドンだからです。私たちはその夢を実践するのです。

 さあ、それでは、どのような利点があるのでしょうか。皆さん、百二十ヵ国の宣教部に出掛けた人は、今後みな特派員となり、すべての国の取材源を綿密に取材できるため、将来AP、UPIよりも強力な通信社をつくることができるのです。AP、UPIでは、各国に三名が行き、その国の人々を最低でも何人か使うのですが、私たちは統一教会の食口を中心として専門分野、その国の政治、経済、文化まですべて研究してデータまでもち得る基盤をもっているのです。それができるのは私たちしかいません。

 それと同時に、科学者大会(科学の統一に関する国際会議)を通して、今後有名な学者たちを特派員や国際的な論説委員として、世界の言論機関に組み込むのです。そして、その国の有名な教授と皆さんを中心として、研究分野において組織編成し、その国がなし得ない理想の言論体制をつくるのです。

















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第三節 一九七七年 理想家庭による天国実現

真の御父母様の生涯路程 6



第三節 一九七七年 理想家庭による天国実現


一 一九七七年の出発と摂理的意義(一九七七・一・一、ニューヨーク、世界宣教本部)


元旦の祝祷


 愛するお父様! 一九七六年が過ぎ去り、一九七七年を迎える出発のこの朝、新しい歴史的な一九七七年を迎えるこの瞬間であることを考えますとき、天と地と全霊界のすべての霊人たちが注視する中で、今日統一の群れがこの場であなたのみ旨に従い、新しい歴史的な転機となる一つの起源の年を迎えましたことを心から感謝申し上げます。

 お父様の復帰摂理で、個人から、家庭、氏族、民族、国家、世界的な蕩減路程を地上において歩み、天のみ旨に従って勝利の起源を準備し、新たに霊肉を中心として世界的に出発することができる第二イスラエル圏を成立させる、新しい次元の世界へと越えていく一九七七年が来ました。

 お父様! 今までお父様が数多くの蕩減条件を立てられたのですが、恨み多き歴史の解怨成就をなせなかったことを、今、解いてくださいますように。そして、一九七七年をあなたの国とあなたの世界をあなたが自由に主管できる新しい出発の起源とみなしてください。

 これからアメリカにおいては、統一教会が本格的に勝利の横的基盤を完璧に積み上げ、七〇年代を越えて八〇年代には、勝利の天国に進軍するにおいて不足がないように、お父様が役事してくださいますことを切にお願い申し上げます。

 そのようにして、あなたの願われた地上天国の理念で、全世界万民が国境を超越し、民族を超越して一つの子女の世界を成就してもなお余りあるほど、お父様が役事してくださいますことを切にお願い申し上げます。

 今までの蕩減路程においては、いつもこれが成し遂げられずに常に同時性の時代をもって蕩減する岩の峠道を歩んできました。しかし、これからは私たちの忠誠と私たちが精誠を尽くした基盤が失われることなく、必ずやお父様の勝利の土台として残されることを、真の父母のみ名によってこのサタン世界に宣言しますので、お父様が直接この宣言を中心として新しい出発を拡大され、世界へと発展することができるように役事してくださいますことを切にお願い申し上げます。

 そのようにして、一九七七年がお父様の誇りの年となり、統一教会において輝く成果を収めることができる一年となり、この国とこの世界の前に誇らしくあり得ますよう、すべての問題が展開する一年となるよう祝福してくださいますことを切にお願い申し上げます。

 今までは、天を代表した真の父母の立場で蕩減路程を歩んできましたが、今は子女たちが勝利的な建国の途上に進出しなければなりません。このような新しい年が一九七七年であるということを既に知っておりますので、それを知った心を祝福してくださり、その心をもって行うすべての活動分野で、あなたの格別の祝福の手が永久に臨まれるよう許諾してくださいますことを切にお願い申し上げます。

 すべてのものがすべての恩賜と愛で、あなたが許されたみ旨の中で成就されますことを切にお願い申し上げながら、真の父母のみ名によって一九七七年元旦のこの朝に祝福いたします。アー


年頭標語:理想家庭による天国実現


 一九七六年と一九七七年は、とりわけ歴史的に摂理が発展する時です。全世界の統一教会の信徒たちが完全に一つとなり、後退することなく前進すれば、民主世界のすべての難しい問題は自動的に解決する道が模索され、いかに共産世界の脅威が大きくても、それもまた自動的に防御できる道が生じると考えるのが摂理的見方です。

 一九七六年までの歴史は蕩減復帰歴史であり、そこでもし失敗すれば岩の峠道を再び戻って、これを縦的に復帰しなければならない道を歩んだことでしょう。しかし、今は横的世界へと展開されたので、私たちが立てた功績をサタンが奪っていくことはできません。横的に連結したので、個人的な努力や個人的な蕩減の路程は過ぎ、皆さんが家庭、氏族、民族、そして天のために忠誠を尽くすすべての実績は、今や天の圏内のものとして残る時代になったということをはっきり知らなければなりません。

 このような時におかれているので、今年の標語を「理想家庭による天国実現」として立てようと思います。今まで、神様の願いとは何だったのでしょうか。堕落した世界において、サタンの讒訴を受けることのない世界的途上に立った一つの家庭を追求してきたのが復帰摂理のみ旨だったということを私たちは知っているのです。

 これからは統一教会を中心として、神様の直接的な愛を受けられる家庭圏内に入っていくのです。ですから、いくらサタンが反対しても、反対すればするほど、むしろ天に利益をもたらし、天へと復帰される反作用的な作用をする時代に入っていくのです。

 さあ、きょうは何の日ですか。キリスト教の霊的基盤の上に実体的、肉的基盤を備え、初めて養子的基準の基盤を世界的に備えた日です。それと同時に、今後は統一教会を滅ぼす人がいません。もう抜け出たのです。そして民主世界の生死を懸けた決戦が、我々の手にかかっていることを知らなければなりません。私たちが今そのような環境に立っているので、互いに一つとなり、神様と一つになって実践しようというのです。

 正面からぶつからなければなりません。きょうからそのような時です。そのような意味で、きょう、十回目を迎える「神の日」に、このような話をするのです。ですから、皆さんが新たな決意をして、反対党を一掃してしまわなければなりません。私たちは神様の砲弾にならなければなりません。それで神様が大砲となって撃てば私たちが飛んでいくのです。飛んでいって爆破してこなごなに砕け散ってしまう、そのような覚悟をしなければなりません。


二 アメリカの実情と年始めの四十日動員活動


アメリカ行政府と今後の進路


 見ていなさい。アメリカ政府は相当に混乱していきます。今後二年間、カーター政権を中心として、きちんとやればうまくいきますが、駄目な場合はとても難しい時代に入っていきます。米大統領が三十九代から四十代へと移っていくからです。歴史的に見て、四十数が問題であったことを皆さんは知らなければなりません。カーターが大統領になることを共産党が願っていたということを皆さんは知っていますか。そのことを考えなければなりません。アメリカが危機に遭遇することを知らなければなりません。今後、すべての閣僚の背後や顧問団を冷静に批判し、アメリカの国民が覚醒しなければならない時代に入っていくだろうと考えています。これからのことを先生はとても心配しています。アメリカ人の誰よりも心配しているのです。

 カーター政権は、現在韓国に派兵した米軍をすべて撤収しようとしています。これは何を意味するのかというと、ルーズベルト大統領の時から今日に至るまでの歴代大統領が、みな自由世界において、反共路線を強化するために世界に派兵し、援助し、後援してきたすべてのものを欺瞞政策で終結させようという結論になるのです。それゆえ、アメリカが自由世界の国々に対する信望を失い、期待に背いた決定的危機の立場に立っているということを知らなければなりません。

 アメリカが考えるべきことは、アジアから後退するのと、欧州から手を引くのと、どちらがより危険かということです。欧州は遠いのです。はるかに遠いのです。そこにはアメリカと関係のある根拠地が何もありません。しかしアジアは、アラスカとソ連に通じ、日本とも通じます。ですから韓国を手に入れて、日帝迫害三十六年の怨讐に対して復讐できるように刺激する良い足場になっているのです。このような状況なのに、もし韓国から軍隊を撤収して韓国が赤化されれば、日本が赤化されるだろうし、日本が赤化されれば五年以内で太平洋圏が赤化されるのです。アラスカが国境ではありません。それ以上のことが起きるということを知らなければなりません。

 見てみなさい。今カナダは、イギリス系とフランス系の二派に分かれて、トロントとモントリオールの二つの地域を中心として、二つの国に分かれようとしています。そのようになった場合は、アメリカも同じような道をたどるのです。ユダヤ系や、アングロ・サクソン民族などを中心として、それぞれの版図を広げているということを知らなければなりません。共産党がそのようにさせているということを知らなければなりません。

 このような立場から見るとき、現在のアメリカが行くべき道は、神様のみ旨を中心として、神様がアジアを、そして世界をどのようにされようとしているのかを知り、アメリカ国民を教育して団結させることです。それがレバレンド・ムーンの主張です。キリスト教を再整備し、それをアメリカの思想としてより高い次元に引き上げると同時に、世界的な主導国家としてなすべき責任感をアメリカの国会から若い人々までがもつようにするのです。それを先生は望んでいます。


アメリカのキリスト教内での共産党の活動


 先日、共産党の一人の青年が先生に秘密裏に手紙を送ってきました。その内容は、現在の共産党の活動基盤に関すること、またキリスト教がいかに脅威を受けているかについてのことでした。彼らの責任者が教会献金を渡しながら「教会に行きなさい」と言うのです。「教会で基盤を築きなさい」と言って莫大な資金を調達しているというのです。そのような内容の手紙を私が直接受け取りました。これは世界的に暴露しなければなりません。

 既成教会の牧師が共産党の党員になって踊っているという事実を皆さんは知らなければなりません。アメリカで地下活動をしている共産党が、「教会に行け」と言っている事実を知らなければなりません。

 そして教会組織を利用して、反政府運動、そして反韓国運動を全世界的に展開しているのが共産党の活動だということを皆さんは知らなければなりません。既成教会の牧師たちは、自分でも気づかないうちに背後から操られているのです。侵略的な三段階計画によって背後で動いている人がいるということを私たちは知らなければなりません。

 現在のこのようなアメリカの実情の中で、皆さんはこのアメリカをどのようにするつもりですか。将来遠からずして、共産党員たちは、ユダヤ教とキリスト教が闘うように仕向けることでしょう。今は、ユダヤ教と既成教会が共同して統一教会と闘うように仕向けていますが、それが終われば、その次はユダヤ教とキリスト教とを闘わせるのです。お互いに闘うだけの内容が十分にあるのです。

 ユダヤ人たちは、レバレンド・ムーンに向かって「反ユダヤ的だ」などと言っていますが、キリスト教との闘いが起こればもっと恐ろしい闘いになるということを知るべきです。私たちはそれを知っているので黙っているのです。

 このように、現在のアメリカ政府や全体の状況を見るとき、一九七七年、七八年の二年間で、これらすべてのものを防御できる統一教会の基盤を築かなければ、アメリカには行く所がありません。アメリカは滅びるということを知らなければなりません。アメリカには生きる道がないと考えるのです。


アメリカの青少年問題の深刻性


 アメリカの青年たちは滅びていくのです。一年で八百万人もの性病患者が増加しているのです。誰が国のことを思っていますか。父母のことを思っていますか。家庭のことを思っていますか。妻子のことを思っていますか。教会のことを思っていますか。「私とは全く関係ない」という自由主義は滅びるのです。間違いなく滅びます。

 これはアメリカの宗教指導者たちはもちろんのこと、為政者、学者、知識層の人たちがみな言っていることです。これは共通の結論です。この病気を誰が治しますか。アメリカの軍事力をもっても治せません。アメリカの経済力、政治力、その他すべての科学的な力をもってしても治せません。彼らは月の世界へ行くといって自慢していますが、この病気を治すことができるのかというのです。誰もできません。二億四千万人全体を動員しても不可能な段階に入ってきているのです。

 このアメリカを救える人はレバレンド・ムーンだけです。皆さんだけがこの事実を知っています。皆さんを土台にして、皆さんを通じてアメリカを手術しなければ生きる道がありません。皆さんによって自由世界とその若者を救うことのできる道があると考えるのです。ゆえに神様は、そのような考えをもつレバレンド・ムーンを立ててアメリカに送らざるを得ないのです。


新しい時と霊界の役事


 もしワシントン大会がなければ、霊界と肉界はふさがれていました。そのようになれば、霊界が肉界に降りてくることができる道がありません。それを知らなければなりません。そのようになれば、人間世界に来ても定着して仕事をすることはできません。少し協助したかと思えばすぐに行かなければならないのです。行ったり来たりしなければならなかったのです。しかし、霊界と肉界が通じることにより、数多くの善言が自分の後孫の家庭や個人まで訪ねていくことができる圏が開かれたのです。それぞれの程度に従って訪ねてくることができるのです。

 では降りてきて何をするのでしょうか。霊界と天国が拡大するのです。霊界から地上に頻繁に来れば、サタンと霊的に闘わなければならないので、霊的な境界線が生じ始めるのです。そのような時代になるので、世界が二つに割れる現象が起こるのです。キリスト教が分かれ、共産主義も分かれ、家庭も分かれ、すべてが分かれるのです。

 では、昔はどうだったのでしょうか。一九七六年以前は、闘えばどちらが勝ちましたか。悪側が勝ちました。悪側が優勢でした。なぜでしょうか。すべてがサタン圏内にあったからです。しかし、これからはどのようになりますか。今は道が開いて、霊人たちが無制限に協助するので、闘えば闘うほどアベル側が勝利する時代になったのです。ですから今年皆さんは、強く雄々しくありなさい! 強く雄々しくありなさい! 前進と跳躍をするのです。

 このような時代になったので、サタン世界では霊的現象がしばしば起こるようになります。今年の初め、機動隊の公演チームをワシントンD・Cに送ったところ、リンカーン大統領などの有名な人物が現れて「アメリカを生かさなければならない。君たちが動かなくてはならない」と言いながら、「博物館や官公署など、特別な場所をすべて聖塩で聖別してほしい」と言ったそうです。それで三十六箇所を聖別しました。そのようなことが起こるのです。

 皆さんの先祖の中で善なる先祖たちは、一時キリスト教を中心として神様の役事に従ってきましたが、今皆さんが横的に統一教会のみ旨を信奉すれば、皆さんには、先祖たちがすべて復活します。なぜそのようになるのでしょうか。すべての先祖はアダムの子孫です。神様のみ業はユダヤ教を中心としてキリスト教に連結されましたが、今は地上で統一教会を中心に横的に展開されているのです。ですから、統一教会を信じる人々はキリスト教を数千年信じた人のように、善なる先祖と連結されるのです。そのようにして、善なる先祖たちが地上で働くことができる基盤が築かれているのです。

 アベルがカインを救わなければなりません。霊界と肉界が開かれることにより、地上のアベル圏にいる人たちは、天上のアベル圏にいるカイン型の人をすべて復帰できるのです。ですから今は、復帰された霊人たちが「統一教会に行きなさい」と言って伝道するのです。今年になって、ニューヨーク・タイムズは、「新しい宗教運動が起きている」というカバー・ストーリー(表紙記事)を出して騒いでいるでしょう? 新たなブームが起きるのです。


四十日全体動員活動(一九七七・万一。〜二・一八)


 これからは、動かずに仕事をしなければ恐怖の時代が来ます。ですから、出ていってむちで打たれでもしなければなりません。蕩減を受けなければならないのです。蕩減が現実的に来ます。歴史的に来るのではなく、現実的に来るのです。ですから、霊界にいる天使たち以上に一生懸命しなければならない時だということを知らなければなりません。そのようにして、体を前に押し出しさえすれば背後から応援してくれるのです、そうでなければ応援してくれません。天使が皆さんの背後にいれば、サタンは侵犯できません。タッチすることができないのです。天使が背後に立って応援し、保護してくれるので、サタンが侵犯できないのです。

 それで今年、一月十日から四十日間の特別期間を定めて全体動員をするのです。四十日間、昼夜の別なく活動しなさい。この期間、四千年歴史でいかに大変な苦労をした人でもこれ以上はできなかったという境地に至るまでするのです。振り返ってみて、歴史上のどこの誰と比較しても比較することができないというぐらいにしてみなさい。

 境界線を越えなければなりません。この四十日間、あらん限りの精誠を尽くし、先生が涙を流し汗を流したその道を、皆さんが正しく蕩減条件を立てて越えていかなければなりません。のどがかれるほど一度叫んでみなさい。道を歩きながら居眠りするほどに、ひたすら夜を明かしてやってみなさい。近ごろは寒いので、顔が凍るほどやってみなさいというのです。そして祈祷するのです。み旨のために氷のくぼみで死んでいった人を私を通じて蕩減しよう! 眠ることができずに、み旨のために死んでいった人を私を通じて蕩減しよう! 今年はそのような時です。今や言論界に対して私たちは攻勢をかけるのです。

 十二名を伝道しなさい。一日も休むことなく、お兄さん、お姉さん、遠い姻戚まで、可能な限りすべて伝道しなさい。して歩き回っている人は、カードや絵葉書のようなものに数行だけ書いて送ればよいのです。このようにすれば三年もかかりません。一年以内で十二名すべてできるのです。自分が中心となるためには十二名が必要なのです。東西南北、四季を考えれば、三ヵ月ずつにして、四・三=十二(四×三=十二)で十二ヵ月になるのです。霊界には十二の真珠門があるので、十二の真珠門を通過しようとすれば、その門を守ることができる代表的な十二名を伝道しなければなりません。

 時が変わったことを知らなければなりません。これからは、誇りをもって話をしなさい。「ムーニーは本当に良い。どこの国の王子よりも、どこの国の大統領の息子よりも良い」と誇りなさい。今から三年間をこのように準備すれば、世界に対して誇るのです。そのように理解し、この四十日期間をしっかり越えてくれることを願います。


三 新時代の宣布と真の御父母様の世界的解放


「天地勝利の日」および天紀元年宣布
(一九七七・二・二三〔陰暦一・六〕真の御父母様の御聖誕日、アメリカ)


 真の御父母様は、七七年二月二十三日(陰暦一月六日)の御聖誕日を期して、「天地勝利の日」と天紀元年を宣布された。真の御父母様は、七三年四月から七六年九月までの三年半の闘争期間を通じて勝利の立て札を打ち立てることにより、七六年十月四日の「天勝日」に引き続き、この日「天地勝利の日」を宣布されると同時一に、この日から歴史的な新時代が始まると宣言された。

 アメリカはキリスト教を代表した世界的版図です。アメリカは全世界のキリスト教の結実国家なのです。そこで三年半の間、すなわち一九七三年四月から一九七六年九月までの三年半の闘争期間を通じて勝利の立て札を立てることにより、統一教会において、霊肉を中心として世界史的な勝利基盤を成就するようになりました。このようにしてその期間を越え、一九七七年二月二十三日、新しい時代に越えていくという宣布をしました。

 世界のために自分を捨て、夫を捨て、子供を捨て、国を捨てるのです。世界のためにすべてのことを捨ててなさなければなりません。そのようにすればサタンは讒訴できません。「お前はいつ個人蕩減、家庭蕩減、氏族蕩減、民族蕩減、国家蕩減、世界蕩減をしたのか」という讒訴条件をサタンは提示できないのです。そのようになれば、統一家はサタンが讒訴できる圏内を抜け出るので、地上天国になるというのです。

 この最高の決定が一九七六年です。一九七六年を中心として、「やーい、ムーニー、ムーニー、ムーニーが来た」とやじられたのです。このようにしながらその峠を越えました。それが世界史的な先生の三年路程です。一九七三年四月三十日から三年六ヵ月です。そのように家庭まで動員して世界史的な蕩減を払ったので、統一教会は国家的闘い、すなわちアメリカ国家とアメリカ政府との闘いをすべて勝利で終えたのです。

 先生が今死んでもみ旨はすべて成されます。それで、そのような勝利の基盤によって一九七六年十月四目、「天勝日」を宣布しました。天が勝ったという勝利の一日を設定したのです。その日は天の喜び、地の喜びにならなければなりません。また先生の喜び、統一教会の家庭の喜び、皆さんの喜びにならなければなりません。

 それで二月二十日(陰暦の正月三日)に、陽暦でも陰暦でも一九七六年が過ぎたのち、三日目に何をしましたか。祝福家庭の七百七十七家庭や千八百家庭などで片方だけになった人は喜ぼうとしても喜べません。それで、今回特別に許したこととは何でしょうか。統一教会の祝福家庭が喜べる道を開いてあげるため、七十四組の結婚式をしてあげたのです。

 それで天が喜び、地が喜び、統一教会の先生も喜び、祝福家庭も喜び、皆さんも喜ぶ、そのことを終えた三日後がきょう、二月二十三日です。おもしろいことに、お母様においては三十三歳を越えて三十四歳を迎える最初の誕生日です。イエス様が願ったものとは何でしょうか。三十四歳の誕生日を天と共に喜びをもって迎えたかったのがイエス様の願いではなかったでしょうか。そのようなことを地上で、お母様を通じて蕩減できる条件にもなる日なのです。(拍手)

 一九七五年に宣教師を送るとき、ドイツ人、日本人、アメリカ人の三名を一つの組にして送り出したのは、一つになりなさいということです。その伝統を立てるのです。先生に侍っていこうとすれば、韓国も合わせて四ヵ国が一つになる伝統を見せてあげなければなりません。世界各国にその伝統を立てなければなりません。長子を愛し、サタン世界のいかなる国も愛したという条件を立てなければなりません。反対されるところで伝統を立てたという基準を立てなければなりません。カインを愛してから伝統を立てたという条件さえ立てるならば、天国は訪れてくるようになっているのです。

 そのような意味で、一九七七年二月二十三日を中心として、三年目にして新時代を発表したのです。神様の愛の伝統を中心として、全世界的に長子を愛したという条件を立てた基準で越えてきます。そのように歴史は発展してくるのです。原理によって克服してくるのです。それで統一教会は、怨讐の国に天の国の伝統を植えつけてあげようというのです。それをなそうとすれば、それがいかに難しいことであるかという事実を知らなければなりません。その伝統も真の愛の伝統なのです。

 それによって私たちは、天紀一年という新しい年を定めることができるのです。新時代の一年を策定することができるのです。ですから権威をもって、サタンに対して守勢から攻勢に変わらなければなりません。


真の御父母様の世界的解放の宣布
(一九七七・五・三〔陰暦三・一六〕真の御父母様の聖婚十七周年記念日、アメリカ)


 さあ、お母様、立って、これまで心に感じたことを話してください。きょうは、真の御父母様の聖婚式の満十七年を越え、満十八年目が始まる日です。「統一教会に従ってくることがどれほど大変か」とか、「多くの人々から注目されることがどうだ」とか、これまで大変だったことなど、話すことがたくさんあるでしょう。(以後、真のお母様が少しの間語られる)

 お母様やハルモニ(洪順愛=大母様)が一番低い位置から出発しました。統一教会で一番低い位置、誰もそこまでの扱いは受けることがないという一番低い位置から出発しました。このような低い位置から最高の栄光の玉座を占める祝福を受け継いでこそ、その祝福が永遠に続くのです。私自身がそのように歩んできましたし、お母様にもそのように対してきましたし、子供たちもそのように歩んできたのです。この原則は無視するわけにはいきません。これが無視できるものであれば、お母様にそのようなことはさせませんし、また私の家庭もそのようにはなりませんでした。

 ところで、皆さんは不平を言うことができますか。お母様が不平を言えばすべて駄目になってしまうのです。すべて崩壊するのです。見てごらんなさい。自分を中心として不平を言った人たちはみな離れていってしまいました。白分を中心とした考えをしていると、すべて砕け散ってしまうのです。原理がそのようになっているのです。

 きょうの朝、皆さんはお母様のみ言を聞き、先生のみ言を聞いて、先生の家庭の背後にそのような曲折があるということを初めて知ったことでしょう。そのようなことを見れば、先生は、許しがない先生であることを知らなければなりません。許すことを知らない先生だということを知らなければなりません。それを聞いてみて、先生が原理どおりに生きてこなかったように思われますか。(原理のとおりに生きられました)。ゆえに、天と地の前に自信をもって言うことができるのです。それで一九七六年を越えて、お母様も今や完全に解放されました。先生もそうです。先生とお母様が完全に解放された時が一九七六年だということを知らなければなりません。

 そのような意味で、一九七七年二月二十三日、先生の誕生日を期して、新しい次元の時代が聞かれました。それは統一教会において開かれるのではありません。先生が行く道において聞かれるのです。先生とお母様が行く道において宣布するのです。

 今までは、お母様が十ドルのお金を使うときでも先生に報告したのです。勝手に使うことを私は許しませんでした。しかし、これからはそれに対する自由も与えようと思います。また、私が全体の主体的な立場ですが、これからはお母様に家計のことなど、多くのことを任せようと思っています。

 お母様の特別なところは何かというと、霊感が鋭いことです。人に対してぱっと「良い」と思えば、その人は良い人なのです。それを鑑別できる天性的な素質をもっています。そして先生が「しなさい」と言うことは何でも「する」と決意し、また、その決意したことをいつまでも失わずにいるので、あれほどの受難の道も克服できたのです。それは、目的を中心とした忍耐心に当たるものです。

 また、私がお母様に有り難く思うことは、自分の貴いものを自分の息子、娘ではなく、ためらうことなく皆さんに一〇〇パーセント与えようという性格をもっていることです。その性格は神様が贈り物として下さった性格だと思っています。西洋の人々は、「あー、レバレンド・ムーンの夫人は服もたくさんあるだろうし、宝物もとてもたくさんあることだろう」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。お母様は自分の気に入ったものがあれば、それを食口たちに全部分けてあげようとするのです。実は数日前にも、出掛けなければならないのに着るものがなかったのです。そのような時がよくあるのです。自分を中心として、自分だけが良いというのではいけないのです。

 ですから、第一に霊感が鋭いということに対して天に感謝し、二番目にみ旨に対して絶対従順であろうとすることに感謝し、三番目には自分のものを自分のものとしてではでなく、世界のものとしてそのままためらわずに与えることに感謝します。神様が心配される必要のないお母様、与えすぎてかえって神様のほうが心配されるぐらいに天性的に生まれついているということは、母としての性格を備えているのです。それで、考えてみれば、今まで私の家庭にたくさんの子供を下さったことは、すべて神様が私の家庭を祝福したものだというふうに思うのです。

 それで今は、国家対国家の問題になりました。今や、レバレンド・ムーンは、二国家の責任者の基準を越えたのです。これからは、皆さんには想像もできないことが起こるだろうと先生は思っています。

 ゆえに、皆さんは自分を中心とした考えをしてはいけません。お母様も、自分を中心とした考えをしていたら、統一教会を信じることができなかったはずです。既にふろしきをまとめて去っていたことでしょう。責任者たちも自己中心的な人は、荷物をまとめて退くようになっているのです。先生はそのように考えます。また、そのように指導しています。そのような面で、責任者の誰々はどうで、誰々はどうだと、すべて細かく見ているのです。そのような人には支障があります。先生の人事措置は、そのような原則によってしているのです。

 ゆえに、皆さんはそのことを知って、「ああ、私たちはそのように生きていかなければならない」ということが、きょうはっきりしたことでしょう。結局お母様を、母として成功した女性であるとみなすのです。また、そのような女性に育て上げた先生も成功した男性だというのです。(拍手)


四 アメリカ全域.0霊人解怨とサンフランシスコ裁判事件


一九七七年の復活節(一九七七・四・一七)


 これから、復活はどのようになるのでしょうか。今日、世界的な基準を中心として、地上で愛の圏を中心として、イエス様が探し求められた世界を抱くことのできる救援圏をつくる日になったので、イエス様の復活時代が来たのです。ですから、人類にとって幸福な解放の時が来たという結論が出てくるのです。霊的、肉的に分離してしまったイエス様を復活させなければなりません。そのようにすれば霊界にいるイエス様の使命は終わり、地上における解放圏が霊界でも成就するのです。

 そうすると、どうなるのでしょうか。今まではキリスト教徒たちが思いのままに反対したのですが、イエス様が地上に降りて来られ、彼らに対して「お前たち、反対するつもりか」と言って、こぶしを振り上げる時が来るのです。霊人たちが、イエス様と一緒に降りてきて世界を糾合するために生きなければならない時が来たのです。昔はそのようにできなかったのですが、今はそのような時になりました。

 それで地上でそのように生きたという条件を立てるために、霊人たちはキリスト教徒を訪ね歩きながら、自分と一つになったという条件を立てなければなりません。そのようにして初めて解放の役事が起きるのです。ゆえに、全世界のキリスト教から統合運動が起こり始めるのです。

 霊界にいる霊人たちも結婚したいと思うでしょうか。それは、そのようにならざるを得ません。皆さんがここで結婚したいのと同じです。あの世ではすべて別々です。夫も妻もありません。すべてばらばらです。それはなぜでしょうか。真の父母が結婚式をしなかったからです。生まれてはいけないものが生まれているのです。堕落ゆえにそのようになっているのです。ゆえに、再臨主が地上に来られ、今までの教主たちをその相対と結んであげなくてはなりません。そのようにして初めて、その教主が国家代表や世界代表の基準圏内の霊界で相対を得ることができる門が開かれるのです。このような霊界の門を開く役事をしなければなりません。

 愛の代表であり、あの世を代表する群れが統一教会の群れです。ゆえに、統一教会の群れの背後には多くの霊人たちがついて回っているのだということを知らなければなりません。皆さんの後ろについて回っているのです。もし生活する中で統一教会と連結されれば、霊界と肉界が大騒ぎになるのです。あの世では支持しようとして、ついて回り、しきりに協助しようと大騒ぎしますが、地上では「協助できない」と言って大騒ぎするのです。そのような現象が起きるのです。

 これが今、境界線を越える時が来たのです。今回の逆洗脳問題や、サンフランシスコでの裁判事件によって統一教会が上がっていくのです。外的には悪く見えるのですが、内的にはどんどん上がっていくのです。そのような意味で、皆さんがイエス様を解放し、使徒を解放し、イエス様を篤く信じた人々を解放できる、本当の霊肉解放の復活基準が地上でなされる時が来たことを知らなければなりません。霊肉を中心として初めての出来事です。このような意味で「復活の聖日」という言葉は、一九七七年の今年をもって必要なくなるというのです。(歓呼、拍手)

 一九七七年四月十七日が本来、イエス様の復活節です。この世はこれを知らずにいます。私たちは、今まで四月十七日をずっと守ってきました。さあそれでは、イエス様の二重の願いとは何でしょうか。イエス様の復活の理想とは何ですか。「イエス様を中心として愛の理想を成さなければならない」ということです。レバレンド・ムーンが地上に来て、それを万民に教えたという事実は、イエス様にとって、今までの二千年歴史の中で一番の喜びだということを皆さんは知らなければなりません。

 皆さんの家庭で、男性はイエス様のように、女性はイエス様の新婦のように考えながら、イエス様の願われた真なる息子、娘を育てることができなかったことを、今日この地上で、「私たちの家庭が解怨成就してさしあげよう」と思わなければなりません。そしてイエス様が解放されなければなりません。先生が皆さんを育て上げてそのようにすれば、先生が解放されるのです。それによって神様が解放されます。神様の解放がここから起きるのです。国や世界から起きるのではなく、皆さんの家庭から起きなければなりません。


アメリカ全域の霊人解怨の祈祷


 私は公的生涯において大衆に対して、韓国全土を歩き回る以上にアメリカの山河をかけずり回りました。今回も一周しながら、車で三回も四回も行ったり来たりしました。私の気持ちとしては、お母様がいなければ二十四時間でも走り続けたいのです。

 最近も、毎日のように船で出掛けます。今後のアメリカにおいて海に関心をもつ人が無限な経済圏をもつことを知っているので、そのようにするのです。海で死んだ霊界の霊人たちを解怨してあげるためにそのようにするのです。ある時などは、台風が来るという警報を聞いても船で出掛けていきます。それは、そのようにして死んだ霊たちがたくさんいるのを知っているからそうするのです。一九七五年、ケープ・コッドに行って何をしたかというと、霊人を解怨してあげました。解放運動をしたのです。それは誰も知りません。船の船長も知りません。今、私の娘とお母様でその業をしています。

 また、年末から今年にかけて、ラスベガスに四回行きました。なぜそこに行ったのでしょうか。ばくち打ちを解放するために行ったのです。人がそれを見て、「レバレンド・ムーンがラスベガスに行ってスロットマシーンをしていた」などと言うでしょうが、それをしたのです。そして、お金をもうければすべて分けてあげるのです。お金を失う時のすべてのものをもって、霊界に祈祷してあげるのです。それは誰も理解できないことです。誰も理解できません。

 では、なぜそのようなことをするのですか。反対されるのに、なぜそのようなまねをするのかというのです。それは霊界の解怨のためです。今回もラスベガスに立ち寄りましたが、私は一銭もあげませんでした。一銭もあげないで、何もしないで帰ってきました。今後ラスベガスをどのようにすべきかを考えてきたのです。

 アメリカの五十州を回りながら、すべて祈祷してあげました。陸地に対して、海に対してすべて祈祷してあげ、今回ハーバード大学事件が起きたあとも、私は警察署に行き、警察署のために祈祷しました。誰も知らない中でそのようにしたのです。


ハーバード大学事件


 ミスター郭(郭錠煥)が、「このような事件があることを六年前に既に夢の啓示で見た」と言いましたが、それが神様のある経綸の中で起きたものだという話は正しいのです。昨年から六月までの七ヵ月間、陰暦で昨年の十月から今年の四月までは、統一教会に多くの論難がありますが、見ていなさい。徐々に統一教会の有利なほうに動いていく期間だと考えるのです。そのようになっていきます。食口の法廷事件や、レバレンド・ムーンの法廷事件によって、統一教会は不利になるのではなく、有利になるのです。アメリカの知性人、アメリカの思慮深い人たちは、完全に私たちの側に傾いてくるのです。

 ニューヨークの人は、「世界の人々がニューヨークに来れば、コロンビア大学は誰もがみな行ってみるものだ」と思うのです。ボストンに行けばハーバード大学、フィラデルフィアに行けばフィラデルフィア州立大学、ワシントンD・Cに行けばジョージ・ワシントン大学へと、誰もがみな行ってみるものだと考えるのが一般的な考えです。ところで、私がハーバード大学に行ったからといって、それがどうして問題になるのですか。それならニューヨークにいる世界の人々はすべて引っ掛からなければならないということになります。

 彼らはみな、別のことを考えているのです。レバレンド・ムーンが東洋人だからです。もし白人であれば、絶対にそのようなことはありません。人種差別が、アメリカにとっていかに冒涜であり、被害となるかを知らなければなりません。二年間で、統一教会の学生たちが何度も行き来しましたし、教授の中にも、今まで会って、行き来した友人がたくさんいるのです。ところが、レバレンド・ムーンが行ったからといってなぜ問題になるのですか。ここが滑稽なところです。


サンフランシスコ裁判事件(一九七六・一〇〜一九七七・一〇)


 最近、ある国会議員を通じて、私が報告を受けたところによると、ウオーターゲート事件以後、国会と行政府に反対の手紙が最もたくさん来た事件が、レバレンド・ムーンの統一教会を中心としたサンフランシスコ法廷の決定だったそうです。全世界が統一教会を打つのです。「統一教会の謀略工作をして、統一教会のレバレンド・ムーンの顔に泥を塗ってひどい目に遭わせてやろう」と思いながら入ってきた共産党の者たちはもちろんのこと、そこにありとあらゆる統一教会の名を語る野良犬のような者たちが過ちを犯せば、「レバレンド・ムーンが悪い」と言うのです。ゆえに一番哀れなのがレバレンド・ムーンです。

 今回、サンフランシスコの法廷事件を契機として、統一教会に対して送られた人々の声がいかに素晴らしいものであるかを皆さんは知らなければなりません。彼らは「無実の人を罪に陥れているではないか」と言っているのです。今までレバレンド・ムーンに反対していたことも、事実は全くそうではないのに反対していたのです。そのように様々な考えを起こさせる良い機会です。そのようにしてくるっと回っていくのです。おもしろいことに、ユダヤ教を代表する雑誌が「統一教会のレバレンド・ムーンはアンチセミティスト(注:反ユダヤ主義者)ではない」という結論を出しました。また、旧教を代表する雑誌も「統一教会はそれほど異端ではない」とし、新教を代表する雑誌もそのように言っているのです。

 全米が「あー、レバレンド・ムーンといえば、ギャングのボスよりもひどいし、マフィアのボス以上の悪人だ」と反対するのです。国務省からも、ホワイトハウスからも、総攻撃を受けるのです。ムッソリーニだ、スターリンだと、ありとあらゆる名前がつきました。(笑い)そうだからといって、闘いますか。じっとしているのです。(笑い)しかし、結局は誰が勝ちましたか。レバレンド・ムーンが勝ちました。サンフランシスコでも「統一教会が正しい」という判決が高等法院で下されたでしょう。おととい十月五日に判決が出ました。(拍手)

 言論界でも「あのレバレンド・ムーンに私たちが負けた」と言っています。このようになれば、のちのち「レバレンド・ムーンを再び攻撃しろ」となったとき、攻撃するでしょうか。しないのです。今、チャンスが到来しました。ビデオテープと、それからソンターク博士の本が出たのです。間違えれば、謝らなければなりません。大統領でも間違えれば謝るのです。アメリカ国民がレバレンド・ムーンに完全に謝らなければなりません。私たちは勝利しなければなりません。

 反対した人たちが「ああ、私たちが負けた、レバレンド・ムーンが正しい」とサインしてこそ、初めて完全な勝利です。そして反対していた人たちが「レバレンド・ムーンは本当に英雄だ」と考えるようになるのです。「立派な人だ」と考えるようになるのです。そのようになれば闘いはすべて終わるのです。

 ワシントン大会のビデオを中心として、皆さんは、み言と愛を宣布するのです。また、ソンターク博士の本は、何を証していますか。それは、誰が真なのか、愛をもっているかということを証しているのです。それを見れば、反対していた人たちも、気が抜けて涙を流す人たちがたくさん出てくるのです。


五 アメリカ国内の建物の購入と運営


建物購入とその目的


 私たちの所有している財産の種類について考えてみましょう。その中の一つは、ニューヨーク八番街三十四番路にある、かつてのニューヨーカー・ホテルの建物です。購入当時、二千室の客室があったこの巨大ホテルは、マンハッタンの中心部に廃墟のように立っていました。

 初めてその内部を見たとき、私は自分の目を疑いました。それは残骸のようでした。まるで爆撃を受けたようだったのです。韓国動乱直後のソウルのようでした。どうしてあのような廃墟がニューヨークの真ん中に位置しているのか、理解ができませんでした。私たちはその建物を購入し、生気にあふれた姿に変え、現在は世界宣教本部として使用しています。ニューヨーカー・ホテルは私たちが購入した不動産の中で代表的なものです。

 私たちは捨てられて生気がなくなった建物を購入し、神様と人間のために最大限利用できるようにつくり変えています。以前、捨てられて廃墟のようになっていたコロンビア大学の同窓会館を購入しましたが、その後、それをきれいに修復して、現在はアメリカ教会の本部として使っています。また、私たちはマンハッタン・センターを買いました。この建物はニューヨーク随一のオペラハウスでしたが、当時の美しい面影はなく、数十年の間荒廃していました。現在若い食口たちが数ヵ月にわたって修繕しているところです。そこもまた、私たち教会の主要な聖殿になることでしょう。

 最近では、旧ティファニー・ビルディングを購入して「ニューズ・ワールド」新聞社の本社として使っています。そこが一時、アメリカの繁栄と豊かさの象徴だったことは、周知の事実です。また、古いロフト・キャンディ工場を購入し、教会の出版部として使用しています。そして、ベリータウンに五年間も空いていたクリスチャン・ブラザーズ神学校と二百七十エイカーの敷地を購入し、統一神学校を設立しました。また、将来設立する大学の敷地として使うため、ニューヨーク市テリータウンにある数百エイカーの土地を購入しました。

 これらの購入のために私たちは、教会の多くの財政を投入しました。このようなことは誰のためにするのですか。究極的には一般大衆のためであり、もちろん私たち教会食口とその子孫のためです。

 私たちは、それらを神様と人類に奉仕をするために用意しました。私は、都市を美化し、周辺の環境を改善したという理由だけでも、ニューヨーク市が私たちのこの改良工事を歓迎するだろうと思っています。私たちがしていることは本当に斬新なことであり、アメリカ国民がこれを心から理解すれば、歓迎するようになるはずです。

 私たちの運動は、かつてのアメリカの開拓精神を蘇生させるだけの生命力と精力と決断力をもっています。私たちは、単に衰退していくキリスト精神と国家の設立精神を復旧させようとすることだけに尽力するのではなく、実際に生気を失った建物と、荒廃した土地を生産的につくり変え、楽園の姿へと改造しているのです。

 ニューヨークの八番街は、売春婦街と呼んでもよい街でした。私たちは、そこを生気と美しさが満ちあふれる街へ変貌させようと思っています。私たちの目標は、霊肉を共に復帰することです。私たちは、ヤンキー・スタジアム大会のキャンペーンを繰り広げる間、「アメリカの美化運動」を展開しました。数千人の若い信徒たちが、ニューヨーク市の汚い街を毎朝掃除しました。私たちは、これが全国的に拡大することを願っています。全国民がこの運動に参加すべきです。アメリカ国民は神様が祝福してくださった美しい領土と環境を誇りに思わなければなりません。

 新聞では、私がお金持ちになろうとしていると誤った報道をしています。直接的にそのような言葉を使ったわけではありませんが、私がスイスのある銀行にたくさんのお金を預けているようだと報道し、そのような暗示を与えているのです。しかし、私と共にいる統一教会の食口たちはもっとよく知っています。私個人としては、何ももっているものがありません。すべてのものは私たち教会の所管であり、地球上に神の国を建設するために適切に管理され使われています。

 多くの人々が、私たちの財政の出所に対して疑問をもっています。ある人々は、このお金が韓国の中央情報部や韓国政府、またはその他の某所から送ってくるものだと思っています。しかし、この資金は統一教会の食口の努力の結果として得られるものです。これは私たち食口の血と汗の結果であり、犠牲的な仕事から得られるものです。

 ここアメリカに何かを残さなければならないというのが私の希望であり目的です。私はここに永久に住むつもりはありません。この世の多くの人々は何かを得るためにアメリカに来ます。私は、自分かもっているものすべてを与えようとしてアメリカに来た唯一の人間です。


アメリカと世界の中心ニューヨークでの活動


 ニューヨークを救わなければなりません。私がなぜ五千人も収容できるこの部屋(ニューヨーカー・ホテル)を買ったのかというのです。お金がたくさんあるからではありません。ニューヨークが滅びれば、アメリカが滅びるのです。一般人はニューヨークを「悪魔の都市だ」と言っています。ですから、天の人は、このデヴィル(悪魔)と闘わなければなりません。それで私が修理をさせるのです。

 マンハッタンもうまくやってください。あとで使うので、直しておかなければなりません。皆さんは「いやあ、ニューヨーカーの寝床は本当に良い」と思うかもしれません。マンハッタン・センターを見て「いやあ、良い!」と言いますが、良いのは確かに良いでしょう。しかし、これを買うために先生がどれだけのものを犠牲にしたのか知っていますか。皆さんは「ティファニー・ビルディングを買って良かった、良かった」と言いますが、そのお金を払うことを、誰が先生と同じくらい考えていますか。哀れなレバレンド・ムーンしかいないのです。このために韓国の人たちが苦労し、日本の人たちがどれだけ苦労しているのか知っていますか。

 今、カーター政権が韓国を捨てようとしている情勢であり、韓国と日本の怨讐になっているにもかかわらず、この国に対して、私に何の未練が残っているでしょうか。皆さんが好きだからですか。違います。皆さんが、アメリカを救い、世界を救うために助けとなることができなければ怨讐です。皆さんを動員して、どんなことをしてでもアメリカを救い、世界を救うことができる道を私が犠牲になってでも行こうというのです。これが天のみ旨であることを知らなければなりません。

 この家は先生が血と汗を流して買った家です。天はこの家に対して、世界のどの宮殿よりも期待をかけているし、皆さんは、暗い夜の唯一の灯台のごとくに思っているし、私もそのように思っているのです。私は疲れていたとしても、ここに来て昼寝をすることができません。そのような家なのに皆さんは昼寝をすることができますか。私にはそれは許せません。なぜそうでしょうか。世界のため、天のみ旨のため、私たちの後孫の永遠な発展のためにです。

 先生は、「アメリカのニューヨークが第一線である」と言いました。ここが第一線であることを知らなければなりません。ですから、皆さん一人一人に三百六十軒ずつを任せ、責任をもたせて責任者として立てたのです。そして、この闘いで、皆さんは「心情的な勝利をもたらしなさい」という命令を受けた兵士であることを知らなければなりません。先生独りで、この身一つで行くことはできないので、皆さんが代わりに行ってほしいのです。

 さあ、彼らに会えば、言うべきことがいかにたくさんあるでしょうか。レバレンド・ムーンが今までニューヨーク・タイムズ、ニューヨーク・デイリー・ニュース、ワシントン・ポストを問わず、彼らからたたかれ、ありとあらゆる悪口を言われ、様々な謀略、中傷を受けました。それに対して話すべきことがどれだけたくさんあるだろうかというのです。皆さん個人を三百六十軒に配置するのではありません。「先生の代身者となり、神様の代身者となりなさい」ということです。


文化芸術団体結成と運営


 今回も時間があれば、ラスベガスの芸能人たちに会おうと思います。その次にはニューヨークに立ち寄って、すべて調査し、世界的に有名な人たちを先生の手で主管しようと思っています。それで今回、マンハッタン・センターに有名なオペラハウスをつくるのです。ニューヨークに一つ、ロンドンに一つ、それから東京に一つつくります。そして素質のある人は、先生が世界的に有名な人に育て上げてあげるつもりです。新聞社もできたでしょう。このような宣伝組織までできているので、彼らは私たちについてくることはできません。

 そのようにして芸能人たちを、清潔で、人格的に万民に推戴される立派な芸能人に育てるのです。東京でも、ロンドンでもそのようにするのです。そのようにして芸能人をすべて韓国に呼び、新しい流行をつくるのです。(拍手)今までの芸能人は、離婚したり、ほとんど半放蕩者でした。しかし、これからは絶対にそうであってはなりません。人格的に尊敬される芸能人がいません。彼らが若い世代に与える影響は大きいのです。これに手を付ける人は私しかいません。これは夢ではありません。今、実践しているのです。それで先生がリトル・エンジェルスをつくり、サン・バーストをつくり、ニューヨーク・シティ・シンフォニーをつくって世界的な水準に上げようと考えているのです。

 それで世界的に有名な芸能人を集めて、彼らの思想を正してあげなければなりません。それから淪落に陥っていくのを正してあげなければなりません。新聞社を通して宣伝し、興行したお金を集めながら、世界的流行の先端にいる人々を交換して、正しい世界に導いていくのです。

 世界は、言論界と大学街と芸術界と経済界さえつかめば、完全に動くのです。そのような問題を今準備しています。科学者大会(科学の統一に関する国際会議)を通じ、世界の有名な学者は、みなレバレンド・ムーンと連絡が取り合えるのです。そのようなことをすべて準備しましたから、皆さんは希望をもって自信ある皆さんとなり、このような仕事に責任をもって活動する先鋒者となってください。


六 アメリカでの幹部人事措置と主要行事


ニューズ・ワールド社長更迭と新聞販売の強化(一九七七・五・二一)


 「新聞社をつくらなければならない」と言いましたが、私は、好きで新聞社をつくるのではありません。お金はないのです。お金があっても人が必要ですし、組織力が必要です。莫大な責任をもたなければなりません。それなのに、なぜそのようなことをするのですか。共産主義を解放し、阻むことができる道なので、そのことをするのです。必ずしなければなりません。今から準備しなければ、時に合わせることができません。準備できなければ滅びるのです。

 新聞社が成功するかしないかによって、アメリカを動かす能力があるかないかが左右されます。アメリカの人々はすべて言論を通してこのようにしているのです。ですから、職責遂行がいくらうまくても、また何かをよくしても、新聞販売に実績をもてなかった人は人事措置をします。その次は伝道です。この二つの問題です。これをしなければアメリカが滅びます。世界が滅びるのです。

 それで私は、全世界の宣教師に「前もって新聞記者の訓練をしておきなさい」と特別に私のサインをして指示しました。各宣教師にすべて特別措置をしました。今回、ヨーロッパ宣教師会議のとき、そのような措置をしたのです。

 それで今晩、デニスをロンドンに追いやるのです。何日かあとには荷物をまとめて行くのです。おとといのことですが、新聞社に立ち寄り、「誰が社長になってほしいか」と百人ほど残っているメンバーたちに聞いてみました。「さあ、一度推薦してみなさい」と言って、社長候補を推薦させてみました。その結果、三分の二を越える人が一人の人に投票したのです。それが誰かというと、あのマイク・ウォーダーです。(拍手)

 さあ、新聞社の要員たち、立ちなさい。皆さんは、新聞社に直接携わっているのですから、新聞販売においては、統一教会の誰にも負けてはなりません。「私たちは二十四時同会社に出勤している」という観念をもちなさい。

 では、マイク・ウォーダー氏! この人たちをつかんで、どの責任者よりも強力に組織化し、販売でも何でもするように訓練しなさい。それに応じない人は、すぐに人事措置をしなさい。私に報告して人事措置をしなさい。人事措置する方向性まですべて教えてあげました。間違いなくするのです。

 私は、そのような人を連れては仕事をしません。皆さんができなければ、日本から世界日報の人たちを連れてきてするのです。強力に措置をしなければなりません。なおかつ責任者たちは、朝早く起きて、メンバーたちを連れて歩きながら教育しなさい。そのようにして彼らを動員しなさい。


郭錠煥牧師世界宣教本部長に任命(一九七七・七・五)


「高い地位で心情基準を築こう」というのは、既にサタンと同じです。また私は、自分の宣伝をすることを一番嫌います。今ここにミスター郭が来ていますが、皆さんはミスター郭を本当に尊敬しなければなりません。そのような面においては、祝福家庭として代表的な人物だということを知らなければなりません。

 ここに来ても、目立たないように、ひたすらいるのかいないのか分からないようにしていますが、なすべきことはしっかりとやっているのです。先生の命令であれば、どんなことでもすべてするのです。ですから、原理研究会から、教授アカデミーから、何でも責任を負って基盤をすべて築いてきました。それで、この原理の骨子を書くのも、すべてミスター郭にさせたのです。原理講義をしても、自分を中心とした原理講義はしません。原則的な講義をしようとするのです。

 そして先生は、今後責任者たちに対して、右の方に命令したかと思ったら、一瞬で左の方へ覆すという極端なことをたくさんします。そのときはどのようにすべきですか。北極に住んでいる人が赤道に行けば、すぐに夏服に着替えなければならないはずです。今は冬服を着ていても、赤道に行って住まなければならないとなれば、ためらわずに脱ぐのです。未練なく脱がなければなりません。

 数日前にも、韓国の協会長が「自分は神学校をつくろうと思いますが、校長には自分がなって、すべてこのようにします」と言いました。私は気分が良くありませんでした。すぐにはねつけてしまいました。そうしたら、今度は「これは必ずしなければなりません。白費を使ってでもしますから、やりましょう」と懇請をしてきたのです。「それならば、校長は誰々がして、何々は誰々がしなさい」と再び指示しました。先生は原理を教える人ですから、原理のとおりにするのです。


主要責任者の人事措置(一九七七・一一・六)


 私が数日前、人事借景をしました。神山氏がニューヨークの責任者として来てからいくらもたっていませんが、少し英語の勉強をしなければならないのです。ですから、今からそれを準備させるために人事措置をしたのです。神山氏がMFT(モービル・ファンダレイジング・チーム)全体の責任をもつのです。(拍手)

 今までニューヨーク州の責任を神山氏がもっていましたが、これからは周藤氏がニューヨーク州の責任者になるのです。(拍手)この人は立っているのに座っている人よりも小さいのです。しかし皆さんが座った高さより小さいからといって、見下してはいけません。(笑い)神山氏の時よりも、新しい責任者とより完全に一つになりなさい。そこで不平を言う人は、先生に対して不平を言い、神様に対して不平を言うのです。ニューヨークの状況を見て、これが良いだろうと思ってしたことですから、そこに喜ばしい心で一つとなり、より高い次元の発展があることを祈ります。

 ここに新しい責任者が立ったので強力な指示をするつもりです。そのときに「やれやれ、神山氏の時は楽だったのに、これではやりきれないな」と言ってはいけません。大変なら大変なほど発展し、楽なら楽なほど後退するのです。強力な体制をもってコーチする指導者がいなければなりません。

 また、ニューヨーカーの責任を神山氏がもっていましたが、今回は朴ジュヨンに責任を任せました。(拍手) ニューヨーカーや、四十三街の本部に住む人たちには、今後先生が特別指示をします。同じ活動舞台、すなわち新聞社なら新聞社を同じ階にし、それからファンダレイジング・チームならファンダレイジング・チームを同じ階にして、伝道するのもそのようにして、同じ階を使うようにしなさい。

 それで朝起きて、必ず十五分ないし二十分の礼拝を行うのです。フロアにみんな出てきて礼拝をしなさい。ミスター朴はこのようにして秩序を立てなければなりません。朝と夕に、きれいに掃除をしなければなりません。時々私が行って部屋を調査するつもりです。


第六回「科学の統一に関する国際会議」
(一九七七・一一・二四〜二七、サンフランシスコ、フェアモント・ホテル、五十二ヵ国、四百六十名)


 第六回「科学の統一に関する国際会議」が七七年十一月二十四日から二十七日まで、アメリカ、サンフランシスコのフェアモント ホテルで、世界五十二ヵ国、四百六十名の碩学が参加する中で盛況裏に開催された。真のお父様は「変動する世界における絶対価値の探求」という主題で基調演説をされた。

 皆さんは知りませんが、科学者大会(科学の統一に関する国際会議)が原子爆弾の爆発よりももっと恐ろしいのです。ある人たちは「なぜロサンゼルスでしないで、サンフランシスコでしたのか」と言っています。バークレー大学があり、スタンフォード大学があるからしたのです。それを知らなければなりません。今回、一発「ドカンー」とやって、そこで頭をかき回すことによって、「統一教会が何だって」と言っていた人たちが衝撃を受けたのです。この人たちが有名な人や友人に電話をして、また、ヨーロッパから来た学者たちが「おい! 君はなぜ来なかったのか」と言って見えない論駁を加えたのです。わき腹に突き刺し、足に突き刺し、腰に突き刺しても、彼らの言葉が一致しているのです。そのようにして抱き込むのです。(笑い)ですからやむを得ず場所をサンフランシスコにせざるを得なかったのです。

 アメリカの大学街を見れば、「大学」といえば、ニューヨークを除けば、ボストンとサンフランシスコであって、ロサンゼルスではありません。ここはバークレー大学が主導しているのです。バークレー大学にはノーベル賞受賞者がたくさんいるでしょう? 一番多いのではないですか。そのバークレーとスタンフォードの教授たちがどのようにしたかというと、自分の友人にすべて話をしたのです。会って、科学者大会について話せば、どこに通じていくのでしょうか。ボストン大学とハーバード大学とMIT(マサチューセッツ工科大学)に連絡するようになっているのです。そしてMITとハーバード大学にさえ通じれば、そのほかの大学はすべて引っ張られていってしまうのです。

 今年の科学者大会には、ハーバード大学やMITから来たのですが、聞き耳を立て、目を大きく開けて、「どうだったのだろうか」という声がたくさんあったのです。それで行ってきて「成果があった」と喜んで言うので、ほかのハーバード大学の教授やMITの教授も「今度一度行ってみようか」というようになっているのです。

 ここニューヨークは商業都市であり、世界の人が集中する都市ですから、ここで「ドーン!」とやり、ワシントンD・Cは政治都市ですから、そこで「ドーンー!」とやり、それからロサンゼルスは西部の学生都市ですから、そこで「ドーン!」とやって、ボストンは東部の意地っ張りな学生都市ですから、そこで「ドーン!」とやるのです。それらをすべて揺さぶるのです。

 学者の影響がどれだけ大きいかということを皆さんは知りません。彼らの一言で世界情勢が行ったり来たりするのです。今回、五百名近い人たちが来ましたが、彼らがどれほど莫大な影響力をもっているかということについては、皆さんは想像もできないことでしょう。

 そこに来た学者の中には、その国の政治家、大統領、あるいは王が、その人の言葉を絶対的に信じるというような人がいるのです。何人いるでしょうか。彼らが行って「大統領が統一教会を受け入れれば、我が国は中東やアジアにおける一等国になります」と言えば、喜んで顔がほころぶようになっているのです。(笑い)


《基調演説:変遷する世界における絶対価値の探求》


 私は宗教指導者として、そして科学者として、長い間科学の問題や宗教や哲学の問題に対して関心をもってきました。そのような関心が、今までの何回かにわたる「科学の統一に関する国際会議」を開かせたのだろうと思っています。ある人が永遠性に関する内容を追求している一方で、また別のある人がある事実を観察するとき、その互いに異なる学術分野間には一つの関係があると信じています。

 実際、現実との関係なくして、超越的に時間と空間の中で起こっているある事実を認知するということは不可能なことです。宗教と哲学は、長い間人間の良心を占領している抽象的で道徳的な問題を扱ってきました。「私たちはいったいどこから来たのか」、「なぜ苦痛が生じたのか」、「善悪とは何か」、「死後の世界は果たしてあるのか」というような問題です。それらは私たちの学術問題とは関係なく、すべての人々に与られているものです。

 科学というものは、宇宙の規則性と、時間と空間における事物に対する理解に局限されています。私たちがよく知っているように、科学は過去数百年間で目覚ましい発展を遂げてきました。しかし、価値観の確立されていない科学は、破壊的でしかありません。核戦争の可能性がこれを物語っています。それで、今回の会議は、過去の会議と同様、科学と価値基準の関係を主題として取り扱います。

 私の意見では、神学から物理学に至るまで、すべての知識というものは、その知識の目的と方向性を知らなければ無意味なものです。そして、価値基準の追求というものは、正にこの目的のための追求となるのです。

 このように、様々な研究分野における知識というものは、互いに関連性をもっているのですが、しかし、ややもすれば学者たちには、自分の研究分野にだけ固執する傾向があります。極端な専門化は、それを追求する個人以外には、ごくわずかな意味の知識しか与えません。

 不幸にも無政府主義者や暴力主義者たちが恐ろしい暴力をもって民主主義を破壊しようとしています。私たちがこの会議場で価値の基準を設定しようとしている今この時にも、正義や自由、そして人間の尊厳という価値、および人類の創造的な発展を脅かす政治的、そして社会的な現実があるということを私たちは覚えておく必要があります。

 学者であられる皆さんのアイデアと発見は、皆さんが直接教えている学生はもちろんのこと、政府やマスメディア、そして社会的な傾向に大きな影響を与えます。ゆえに皆さんは、人々が生きている世界の条件を改善すべき重大な責任を担っているのです。

 この会議に参加された皆さん。皆さんの様々な研究がもたらしてくれた発見と発展に対する真価を認識することは非常に重要なことです。それで私たちは、より良い未来を理解できなければなりません。今年のこの会議の主題は、「変遷する世界における絶対的価値の探求」です。私は、皆さんの研究と学問が、今回の会議の主題のために素晴らしい成果をもたらしてくれることを願います。


ワシントン教会献堂式(一九七七・九・一三、モルモン教会の建物を購入、一二・四、献堂式)


 皆さんがここを修理するとき、自分たちの教会を修理していると考えましたか。天地の教会を修理していると考えましたか。神様とすべてを愛することのできる教会を修理していると考えましたか。そこには差があります。自分を中心としたものと世界を中心としたものと、その差に比例して立体的に変わるのです。「霊界にいるすべての霊人がここに来て踊って歌える場所を、そして、神様までもここに来て休まれる場所を私が準備するのだ」。そのような思いで修理したのかというのです。さあ、どのようにしましたか。六十日の期間で、何千年かけても込められない心情的な因縁を込めることができるのは、愛によってのみ可能です。

 ここにいるワシントンの食口たちが「私は、モルモン教会の食口がこの教会を建てる時に愛した以上に愛さなければならない」と思ってこそ、面目を立てることができるということを知らなければなりません。そのようにすれば、そこには神様が共にいらっしゃることでしょう。モルモン教会を協助した以上に神様は協助することでしょう。

 これから皆さんが知らなければならないことは「統一教会の面目をどのように立てるか」ということです。一九七六年のワシントン・モニュメント大会を中心として、すべての誠意を傾けたその時の記録的な事件以上の基準でこの教会をもつ決意をしなければ、ワシントンD・Cと神様の前に面目を立てる条件がありません。ワシントンには、私たち全体が精誠を尽くした基盤があるので、私はお金を出してこの家を買うことを考えたのです。

 このワシントンD・Cはアメリカの首都です。アメリカ全体を代表した中心地です。なぜ今ここに、統一教会のシンボルをもってきて、屋根の頂に掲げるのか分かりますか。これは初めてのことです。では、思い出してみてください。私たちが神学大学を買ったときに、初めてそのシンボルを掲げたのを私が降ろしなさいと言いました。ところがここはアメリカの首都です。この首都の中で私たち統一教会は、すべてのアメリカ人が愛の精誠を込めた以上の立場でこの教会を献堂し、神様の勝利を象徴するために、彼ら以上の愛をもって私たちのシンボルを掲げたとみなしたのです。(歓呼、拍手)

 そして、一九六五年に先生がこの地に足を踏み入れると同時に、神様の前に約束して誓ったことを、一九七六年のワシントン大会によって終結させました。ですから皆さんは、ワシントンD・Cの中心、ワシントン・シティに、再度私たちの精神を受け継ぐ一つの殿堂としてこの教会を建てたのだと考えなければなりません。その場所に、その基盤の上に立てたので、それ以上の精誠を込めなければなりません。「今年一九七七年は、統一教会における新しい起源の年だ」と言いました。ですから、ワシントンを中心とするこのような教会を建ててシンボルを掲げることは、私たちの世界における新しい出発を象徴しています。それゆえに「シンボルをそのままにしておきなさい」と言ったのです。(拍手)

 このシンボルは、どこにまで掲げられなければならないでしょうか。世界が一つの世界となって神様が臨在する最高の至聖所をつくるときまで掲げられるように発展させなければなりません。ここからしっかりと出発するのです。皆さんがそのシンボルを仰ぎ見るとき、それが一つの国を指導し、天の国の宮殿に掲げられなければならないと考えなければなりません。そこまで行くためには、たとえ多くの受難の道があろうと上昇しながら前進しなければなりません。

 きょう、十二月四日という日は実におもしろい日です。今から十二年前、一九六五年の四月十二日にここに来たと言いましたが、これを逆さにすれば、十二月四日とぴったり一致します。このようなことを思うと、私がワシントンD・Cを訪れたその時の気持ち、その時の決意以上に、これからこの基盤を中心として世界に向かっていくのです。これから十二年後には、統一教会がどのようになっているだろうかという問題を深く深く考えなければなりません。

















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第四節 一九七八年 公式路程を通しての天国実現

真の御父母様の生涯路程 6



第四節 一九七八年 公式路程を通しての天国実現


一  一九七八年の出発と摂理的意義

(一九七八一・一、ニューヨーク、マンハッタン・センター)


年頭標語:公式路程を通しての天国実現


 個人において心と体が闘っています。そのため、体の欲するままにすれば天国に行けません。絶対に行けません。個人は家庭を通じ、家庭は氏族を通じ、氏族は民族を通じ、民族は国家を通じ、国家は世界を通じ、世界は天宙を通じなければなりません。天宙を通じてのみ神様の愛の世界に入っていくのです。それは公式になっているのです。ゆえに、公式路程を通しての地上天国実現です。

 今年の統一教会の目標は何ですか。「公式路程を通しての天国実現」です。それは何でしょうか。父母と息子、娘が神様を中心とした一つの心情を備えることです。家庭においてと同様、すべての責任者は母の立場にあるので、責任者はそのような心情的因縁の絆をもたなければなりません。それを中心として雄々しく勇進しなさい。そのように闘っていかなくてはなりません。

 統一教会の信徒たちが韓国でも国家を懸けて闘い、日本でも国家を懸けて闘い、アメリカでも国家を懸けて闘うのは喜んでしているのです。統一教会の信徒以上に誰が国をより愛しましたか。日本ならば日本を誰がより愛しましたか。韓国ならば韓国を誰がより愛しましたか。誰がアメリカをより愛しましたか。それで神様の愛を中心としてタイトルを懸けて厳粛に実践していくのです。

 「公式路程を通しての天国実現」、それが摂理観であり、公式です。カインがアベルを打つ場において、アベルは打たれながらカインを自然屈服させ、弟の立場から兄にならなければなりません。ゆえに、ヤコブが兄を欺いて長子の嗣業を奪う役事はその歴史的な判決のためにありました。ですから、統一教会の文なにがしという人は、キリスト教に対しては弟ですが、打たれながら兄になる道を築いてくるのです。


一九七八年の時


 きょうは、一九六〇年から十八年が過ぎて十元年目を出発する日です。父母の日を中心として十元年目を出発する日です。十八は六数の三倍です。これからの三年間、十元年目から二十一目までのこの三年が最も貴重な時です。二十一年の間にたまった川の水がダムを壊すのです。いくつかの小さなダムを壊して水を流せば、大きなダムはドッと崩れるのです。それを三年の間にしなければなりません。きょうから三年間で最後の決着をつけなければなりません。

 地獄のどん底を爆破するために、自分が熾烈な受難の道に召命されたと思い、それをなすことがいかに幸福で満足なことかを感じなければなりません。そのようにすれば、間違いなく皆さんは残る人になり、歴史に記録される人になり、天の国に記録される人になることでしょう。

 霊界は、「先生は苦労するために生まれた」と思うでしょうか。そうでなければ何のために生まれたと思うでしょうか。神様が見ればどうでしょうか。「苦労するために生まれた」と思われるでしょうか。キリスト教が反対したので、先生は苦労の道を歩んだのです。二千年間のキリスト教の犠牲を二十年間で蕩減しようとしたので苦労したのです。

 それが一九七六年で終わったので、一九七七年から一九八一年の満四年間が短縮されました。もし一九八一年まで蕩減復帰していれば、キリスト教には生きる道がありませんでした。今からでも第三次七年路程が終わる前にやれば、キリスト教は生き返ることができます。そうでなければ生きる道がありません。みな流れていくのです。

 それで、超教派運動をしている李載錫氏を呼び、特別な指示をしました。彼らは怨讐ですが兄の立場にいます。しかし私も皆さんも食べないで、彼らに食べさせてあげるのです。彼らを生かしてあげようとしているのです。

 今統一教会は、世界的な家庭的カナン復帰時代におかれています。ゆえに、荷物を多くつくればつくるほど私たちにとって損害です。ですから第三次七年路程が終わるまでは、家を買わないでください。荷物を大きくしてはいけません。先生もアメリカヘ行って初めて家を買いました。自分の故郷を取り戻したのです。私が家もなしに闘えば神様の威信が立ちません。韓国には私の家がありませんでした。国ができてから家をもたなければなりません。国がないままで家をもてば、いつ盗まれるか分かりません。


二 アメリカ三万名確保と三百六十家庭教会運動


年始めの四十日伝道活動(一九七八・一〇〜二・二〇)


 一月十日から、全国の統一教会の要員を四十日開拓運動にすべて投入しなさい。ニューヨークならばニューヨーク教会で三百六十軒を選定し、そこで四十日伝道に出掛ける時と同じように積極的な活動をしなければなりません。責任者も同様です。責任者もそれぞれ同じ責任をもたなければなりません。今まで先生と約束してもできなかったことがあれば、すべてこの期間にしなさい。

 そして、州の責任者は講義をしなさい。午前に二時間以上、午後に二時間以上、それから夜に二時間以上講義しなければなりません。そのように一日に三回以上講義しなさい。皆さんがそのようにすると同時に、すべての人々にも講義をさせなさい。講義できなければ、訪ねていって本やカセット・テープを配って、そこで聞かせなさい。

 昨年、一九七七年二月二十三日、先生の誕生日の時に新しい時代に入っていくという宣布をしました。その日に合わせ、今年一九七八年一月十日から二月二十三日まで(四十日目が二月二十日です)、四十三日間活動して四十四日目で終了するのです。そのような四十日の特別伝道期間を設定しました。

 今回、日本の巡回師はもちろん、日本の婦人たちにまで「五時間以内に世界宣教本部に来なさい!」と命令し、緊急動員をしました。日本にいる巡回師を緊急動員しました。彼女たちはみな家庭をもって子供を生み、基盤を築いて生活している人たちです。ところが、その妻たちが出動命令によって、一人も漏れることなく、ぱっと飛んでくるのです。


カープの伝道活動


 原理のみ言で人を再創造することほどおもしろいことはありません。目がすべてみ言に集まり、その目がみな一つになって神様を仰ぐようになります。神様がアダムとエバを造ってから「はなはだ良かった」とおっしやったその心を私たちは感じなければなりません。なぜでしょうか。全体が一つになって自分に入ってくるからです。そのような意味で、今回カープ活動をジョー・タリー・チームと松崎チームの東部と西部に分けました。それで、今後はカープ(活動)も、教会(活動)もしなさい。二部制でしなければなりません。

 カープの活動にも行かなければなりませんが、行くためには自分の代わりの学生を必ず一人伝道して教会においてから行きなさい。そのようにして教会で六ヵ月間過ごしたのちに行かせるのです。なぜそのようにするのでしょうか。カープの学生は教会を知りません。教会の壮年やおじいさん、おばあさん、高校生や小学生とのハーモナイズを知りません。みな孤立していて使いものにならなくなるおそれがあります。ですから、教会で伝道して、六ヵ月間教育したのちにカープに送るのです。このような期間によって空白が生じても、それを克服しなければなりません。


三万名確保と家庭教会活動(一九七八・四・一から)


 アメリカが本当に大変なことになっています。カーター大統領になる以前は、一年間で取り扱った共産党関連の事件が全国で二万八千件でしたが、今では一年に六百八十件にしかなりません。それではどうなるのですか。「CIAも解体し、FBIも縮小しよう」となるのです。ゆえに国民運動を起こさなければなりません。

 では、そのような国民運動は誰がするのでしょうか。一九七八年までにこの基盤を築かなければアメリカは滅びるでしょう。ですから先生は、七八年に三万名の要員が必要だと思っています。そのようにすればブレーキを掛けることができます。ですから、国民運動を起こさなければなりません。

 それで、カセットを買い、またテープをつくるのに数十万ドルをかけました。お金があるからするのでしょうか。そうではありません。「三万名を一九七六年から七八年までに確保する」という計画をどのようにして実行するのかというのです。

 「カセット・テープを聞く」という人がいればカセット・テープをあげ、あるいは「原理の本を読む」と言う人がいれば、原理の本をあげなさい。あるいはビデオを持って行って、見せたりしなさい。「ビデオが見たい」と言う人には、講義ができるように準備しておいて見せるのです。ですから、各自がホーム・チャーチ運動をする責任者になるのです。各地域を開拓するためにホーム・チャーチ運動を展開するのです。

 原理の本三十冊、カセット・テープ三十本、ビデオ・テープ三十本、そのように九十家庭に配ることができる物が九十個あります。これを一週間に一度ずつ回覧すれば、四・九=三十六(四×九九二十六)ですから、ちょうど一ヵ月で三百六十家庭に回るのです。そのようにして割り当てられた地域は、一ヵ月間で完全に私たちの物を見たり聞いたりするのです。

 そして、今私がホーム・チャーチのために考えていることとは何かというと、私たちの工場からビリヤード台を一台ずつ原価で購入し、人を呼び集めて遊ばせたり、それから農場に行って馬に乗せたり、ピアノを買って歌を歌ったりすることです。そのような面をすべて連結しなければなりません。多くのお金はかかりません。また、ビリヤード台を兼ねた卓球台もつくるのです。ビリヤード台の上にネットを取り付ければ卓球台になります。それから、鉄棒をつくってバーベルなどの運動器具を何種類かそろえれば、「来るな」と言っても若い者たちが集まってくるのです。

 その町にホーム・チャーチ食口が二十人いれば、清掃運動や落書き消し運動をするのです。短期間ですっかり新しい町にしてしまうのです。二十人いれば、三百六十軒は十分にきれいにすることができます。「ほうきを持って集まるように」と言えば、いち、にっ、さんと三百六十軒がすべてほうきを持って出てくるようになります。そのようになれば、「公園に行きましょう」と言って、さらに拡大するのです。私たちがもっているバス十台くらいを出して、三百六十軒をすべて動員し、公園も掃除し、マンハッタンも掃除するのです。

 三百六十軒のホーム・チャーチの中に、サン・バーストのようなピアノを弾きながら歌もできるチームをつくるのです。町の人たちはラッパを吹いたり、太鼓をたたくのを嫌がりますが、その時には町全体が太鼓をたたいたり踊ったりするのです。三百六十軒すべてが踊ったりするのです。(笑い)それは可能です。

 それからちり紙を私たちがすべて買ってあげるのです。朝は新聞配達をします。それから生産地に行って服を買い、一つのセンターで電話注文を受けてどんどん分けてあげる運動をするのです。

 周藤氏! 三百人を中心としてホーム・チャーチをすぐにしなさい。四月、五月の二ヵ月以内で必ずホーム・チャーチの基盤を築きなさい。六月一日からは三つに分けます。またその時には、テレビセットを六百台準備するつもりです。そして三百六十軒の一区域に一台ずつあげるのです。そのようにして、九月には、ここにいる人たちをすべてその区域に送り出します。自分が責任をもったその区域で生活できる基盤を築かなければなりません。

 そして皆さんが行き、皆さんの代わりの人をニューヨーカー・ホテルに必ず送らなければなりません。そのようにして訓練させるのです。路傍伝道をさせたりして、市街で大運動を展開するのです。清掃運動などの市街を生かす運動を、新しく来た人からまた始めるのです。それで、一千名をどのようにして五千名まで増やすかということを考えています。そのようにすれば、一千のホーム・チャーチが、三千、五千のホーム・チャーチになります。それを来年六月までにつくれば、ニューヨークは完全に解放できる基盤になるでしょう。そのようにして、一つのホーム・チャーチが十人に増えれば、五万人になるという科学的なデータが出てきます。


機動隊再配置活動


 神山氏! 神山氏は、五・一六広場大会、ワシントン大会、マディソン・スクェア・ガーデン大会などのビデオ・セットとモニターを積んだバンで機動隊を編成しなさい。そのようにして十台のバンで機動隊を編成し、父母を集めて講義させなさい。

 いいですか。皆さんが故郷に行き、「世界にない千八百組合同結婚式という素晴らしい結婚式の映画を見せてあげるから来てください」と言えば、友人や近所の親類縁者などがたくさん集まるようになっています。「世界で一番の、一度しかない映画を見せてあげるから来てください」と言えば、みな来るようになっています。なぜでしょうか。もちろん父母もそれに関心をもちますが、とりわけ若い人たち、結婚をしていない人にとっては、それはもっと関心事だからです。(笑い)これはすべて心理的作戦による計画です。

 今回このパサテナ教会に来たのは、機動隊を新たに配置したからです。ボストンからダラスを通ってここに来ました。これからコロンバスを経由していかなければなりません。

 先生は、ここアメリカ大陸に来て、一九七三年に本格的な活動を開始しましたが、その時から機動隊をつくりました。二百十名の機動隊をつくり、全米五十州をすべて巡りながら物議を醸しました。そのような期間を通じて、三年半という期間にマディソン・スクェア・ガーデン大会、ヤンキー・スタジアム大会、ワシントン大会という摂理的な蕩減期間を送りながら力を注いできました。

 今新たに編成された機動隊は、主にアメリカの食口たちです。今はアメリカの青年たちですが、最初に編成された機動隊員は、日本の食口とヨーロッパの食口が主なメンバーでした。アメリカの食口は七十名ぐらいにしかなりませんでした。このような活動を始めたときは、日本から来た食口も、またヨーロッパから来た食口も英語があまりできない中で、皆さんが今責任を負っている一日のゴールを果たさなければならない立場にいたということを知らなければなりません。七十名ずつ三チームに分けて二週間間隔で活動したのです。

 今回、中央はやめておいといて、東部と西部を強化すべきだというのがアメリカに対する先生の作戦です。なぜかというと、ここアメリカの東部で問題が起きれば一遍にヨーロッパに連結し、また西部で問題が起これば一遍にアジアに連結するからです。東部で話題に上ったり問題が起きたりすれば、直接欧州と連結するのです。東部はヨーロッパと最も緊密な連絡のある所です。ヨーロッパの観光客が東部に集中するのを皆さんはよく知っています。

 それでは、東部ではどこを中心的にするのでしょうか。ニューヨークを中心に、ボルティモア、フィラデルフィア、ボストン、ワシントンD・Cの五大地域の都市が重要です。それでは、これをどのように拡張させるかという問題、どのように力を注ぎ、短期間で私たちの影響圏をつくるかということは、とても重要な問題です。

 その次は西部はです。中部はこの二箇所から影響が及べば、どちらにも自然に従っていくようになっています。皆さんが知っているように、既にこのニューヨークでは、四十日伝道期間で三千名の伝道を目標として出発しました。今や全般的な人事措置をしなければなりません。

 ですから、機動隊はモービル・チャーチ(注:移動教会)です。このようにして一人がひと月で一名以上伝道するのです。この基準をどのように突破するのでしょうか。五十州を中心としてこのような活動を行い、その基準を打破できる伝統を立て、全体がその伝統に従ってその方法を平準化させ、発展段階を高めていかなければなりません。それ以外に方法はありません。

 そして機動隊の活動では、十チームのバンを編成しますが、その機動隊の指揮下で散人ずつでも開拓することを許すつもりです。州の教会責任者の指揮下で開拓するのではなく、機動隊の指揮下で定着活動を開始するのです。そのようにしてモービル・チームの精神をもって全員が開拓運動を展開するのです。それでそこに行き、できれば一名から三名までが一緒に開拓するようにするのです。そして、そこで本格的に十人確保運動を推進するのです。


弱小民族協会結成準備


 今年からスペイン系協会をつくります。先生は、昨年周藤健氏に「スペイン系協会をつくりなさい」と言ってすべて話しました。

 次に黒人協会をつくるつもりです。その次にアジア協会をつくります。ここアメリカでの差別を誰が解決しなければなりませんか。白人の皆さんがしなければなりません。今まで先生はその準備をしてきました。それは一九七八年が峠になるだろうと思っています。それで皆さんが知らないうちに南米やヨーロッパに特別措置をしています。先生は、アメリカは捨てても人類は捨てられません。人類を早く救うことができる道を探しているのです。そのことを知らなければなりません。先生はこの国で精誠と責任をすべて果たしました。ですからこの国が責任を果たせなければ、別の国を選びます。

 フランス系はスペイン系と近いのです。ですから、フランスの食口がハーレムに行って祭物になった(一九七八・二、フランス食口のクリスチャン・コスト嬢がニューヨークで殉教した)のも、「これは、私がそのように考えたのでサタンが蕩減条件として要求した」と先生はそのように思っています。その食口が模範的に死んでいったということを思うとき、これからは急速に発展するだろうと思っています。

 今、皆さんは新聞を販売していますが、六〇パーセント以上はスペイン系の人が買っているということを知っていますか。読めないのに買ってくれるのです。(笑い)みなレバレンド・ムーンのファンです。レバレンド・ムーンの絶対的支持者です。自分たちが今まで白人に迫害を受けてきたので、人種差別問題のために買ってくれていると思っています。

 今、アメリカの恩讐は南米です。カナダではなく南米です。フランス系列を中心としたスペイン系と、昔フランク王国系列に属していたすべての民族は、アングロサクソン民族に対して怨讐です。ここで統一教会が中間に立てば、今後私たちは、南米のすべての難しい問題を調和させることができます。

 白人、黒人、スペイン系をどこで、どのように一つにするのでしょうか。み旨のために苦労しながら、最も反対される立場で同じ涙を流す中で一つになるのです。そこで伝統を立てるしかありません。そのようにして三人が手を取り合って泣き、天を仰いで「人類を愛します」と言えば、神様が泣き、霊界が共に涙ぐむようになるのです。霊界で涙する場合は必ず後援を受けます。協助を受けるのです。天はそれを願っています。


三 『おお! 仁川』映画製作(一九七八・五、撮影開始)


『おお! 仁川』映画とマッカーサー将軍


 レバレンド・ムーンが何のためにマッカーサー将軍の映画をつくるのでしょうか。何のためにつくるのか、はっきり知らなければなりません。西欧文明はアジア文明と双子のようなものなので、アジア文明と手をつながなければ、いずれ西欧文明は滅びます。西欧人がいくらアジアが嫌いでも、神様の摂理がこれを連結させようとするところにあるという事実を先生は知っています。それでは、アジアと連結させる運動をすることができる思想や団体や国家がありますか。今は一つもありません。アメリカはすべて手を引こうとしています。すべてけってしまおうとしています。

 ですから、特別な人物でも立てて、一つの民族と国家を動かし、ここで一つの西欧化文明圏に連結できる橋をつくらなければなりません。それでは西欧文明に接続させるべき国はどの国でしょうか。日本と韓国です。

 それでは、日本で救世主の役割を果たした人は誰でしょうか。韓国で救世主の役割を果たした人は誰でしょうか。マッカーサーがそのような責任を果たしました。日本の敗戦ののち、日本が祝福される基盤を築いたのがマッカーサーです。敗戦国にむちを加えるのではなく人格と愛で優待した行為は、今までの歴史上にないことです。その時マッカーサーが日本に莫大な損害賠償を請求していれば、今日の日本はこの世界において、今なお第三国どころか、第五国、第六国の位置にも上がってこられなかったでしょう。

 それからまた、共産圏を中心として南北が決裂したとき、マッカーサー将軍は韓国の防御において、韓国を救ってくれた救世主です。仁川上陸作戦によってソウルを完全に奪還し、マッカーサー将軍が李大統領に政権を委譲しました。「この国をあなたにお返しします」とした事実は、国を救う責任を果たしたということです。

 トルーマンがマッカーサーを現職から退けた行為は間違いでした。情勢を見切れなかったのです。それにより民主世界は数十年間の被害を被りました。ヨーロッパがすべて共産主義の影響圏内に入っていき、南米がすべて共産主義の影響圏に入っていったのは、すべてトルーマン大統領の決定的失策によるものだということを私たちは宣布しなければなりません。

 トルーマンがマッカーサーの話を聞いていればよかったのです。その時はソ連に原子爆弾もない時です。共産圏を制圧して一つにすることができる良い機会と、自由環境をつくって世界を地上天国にすることができる機会を喪失してしまったのです。そのようになっていれば、今日の中共のような存在はなかったはずです。中共を中心としてソビエトのハバロフスクやシベリア圏までも影響を及ぼし得るアメリカの版図になっていたことでしょう。マッカーサーを切ったのはトルーマンの失策です。そのことをアメリカの青年は正しく知り、マッカーサーを英雄視し、「あの時代における我が国の産んだ英雄として推戴しなければならない」という運動を起こさなければなりません。

 見てみなさい。今、世界の世論調査を見れば、どのようになっているかというと、八〇パーセントの人が韓国が北侵したと思っています。世界の八〇パーセントがそのように思っています。アメリカの若い人たちがそのように思っています。日本でもそのように思っています。全世界の八〇パーセントがそのように思っているのです。

 そのようになれば、民主斯界の面目はどのようになりますか。「アメリカ帝国主義の侵犯だ、韓国動乱もすべてアメリカが起こした」と絶えず言い続け、「すべての戦争、現在起きているすべての暴動もアメリカが起こした」と言っているのです。共産党の手法がそのようなものであることを知っていますか。世界はそのことを知らずにいます。ですから、この映画をつくることによってソ連や中共や北朝鮮の大使館が、どれだけ苦痛を受けるか分かりません。


製作準備と撮影開始


 今回、私は日本を旅行しながら東宝映画会社の社長に会いました。会ってそれについて、全般的な討論をしました。「これこれこのようにして、アジアに後後会をつくりなさい。アジアの英雄をつくることができるように準備し、映画が売れるように宣伝する基盤を築いておきなさい」と指示しました。

 私が直接会社に出向いて仕事をすることができないので、行ったり来たりしながら、誰が何をして、どのような手順でどのように推進すべきかということをすべてコーチしなければなりません。韓国から男女共に代表となる俳優を決定し、アメリカでも「誰々がしなさい」としっかり決定しておきました。

 それで、現在韓国において国軍を動員するためには文化公報部(注:文化・芸術・公報・放送などを管轄する中央行政機関)から、文教部(注:日本の文部省に当たる)、そして国防部まで、すべての決裁を受けなければなりません。既に決裁をすべて受けました。約十万名が動員できるように韓国軍からも決裁を受けました。そして今回、アメリカ国務省からも決裁が出ました。監督も決定し、シナリオも既にできあがりました。既に校正も四次まで終わりました。監督とシナリオ作家、そして彼らが使うものすべての契約が既に終わり、支払いもすべて済ませました。

 結局は石井氏が英雄になりました。「映画も知らないやつがハリウッドに来て、大きな爆弾を投げている」と言われたのです。「金も全くもっていない者が大きな声を張り上げている」と後ろ指をさされたりしたのです。しかし、今では信じるようになりました。背後に私がいることを知ったのです。(笑い)

 今後の先生の計画とは何かというと、ハリウッドにいるすべての映画俳優、金で堕落した者たちをすべてつかんで青年運動をさせることです。「この死にゆくアメリカを生かすために青年運動を行うので、君たちがお金を出しなさい! 若い人々のために君たちが基金を集めなさい!」と言うのです。「今後青年運動をするときには、君たちが理事会をつくり、組織をつくらなければならない」と言いました。税金の七〇パーセント、八〇パーセントを回して寄付することができる基盤をつくろうと思っています。

 任導淳氏を使うことにどうのこうのという話も聞こえてきています。しかし賭けをするのです。統一教会の財産をすべて使っても、一本の映画の半分にもなりません。会社のすべてを投入しても、映画の半分の金額にしかなりません。工場をすべて売り払っても映画の半分の値段にもなりません。

 宗教指導者が「おお! 仁川」という映画をつくって何をしようというのですか。これから、それを宣伝し、会社をつくって軌道に乗せて所期の目的を達成しようとすれば、三千五百万ドルの現金を投入しなければなりません。それ以上かかるかもしれません。

 俳優は二十五ヵ国から四百名を集めて使いました。なぜでしょうか。韓国動乱の時、十六ヵ国の兵隊が来たので、その兵隊をすべて準備しようとすればそのようにしなくてはならないのです。それで石井氏がそれらの国に行って募集したのです。そのようにして準備し、言葉もできないまま二十五ヵ国の人々を連れて回ったのです。おしです。(笑い)

 お金を稼ぐためにそれをするのですか。石井氏がお金をもうけようとしてしたのですか。そうであったとすれば、既に逃げだしていたはずです。先生が教えるものは、神様のみ旨と自由世界の愛のために行動することです。このみ旨のためには、ハリウッドで今までつくられたいかなる映画よりも多くのお金をかけたとしても、私はするのです。これは神様のみ名により神様とアメリカと自由世界のために絶対的に必要なものなのでするのです。

 このような伝統に従って行動するので、私は何をしても神様と人類の前に讒訴を受けません。統一信徒たちにも讒訴を受けません。良心の呵責も受けないのです。もし赤字が出て元手が一銭も取れなくても、惜しくはありません。ハリウッドに思想の基準を立てるのだと決心したので、私が死んだのちであってもやらなければなりません。

 それで何をするのでしょうか。将来、ハリウッドにムーニーの世界的な大学をつくるのです。ここは淪落の巣窟であり、麻薬の巣窟であり、フリー・セックスの巣窟ですが、この地に、世界中の人々が夢中になっているのです。ですからそのままにしておいてはいけません。

 皆さんを苦労させても私は良心の呵責を受けません。アベルが行く伝統の道を正しく立てるためなので、皆さんは従っていかなければならないのです。


四 アメリカ国会ロナルド・フレーザー小委員会


 アメリカ下院の国際関係小委員会(委員長:ロナルド・フレーザー委員)は、韓米関係聴聞会を開催し、朴普煕宣教師を七八年三月二三日と四月十一日、そして四月二十日と六月二十日の合計四回にわたり証言台に呼んだ。フレーザー委員は、統一教会の聴聞会を通じて、「コリア・ゲートの実情を暴露する」と言ったが、結局、自身が上院議員選挙で落選の苦杯を飲む不運に遭った。

攻勢時代とフレーザーとの闘い


 先生が世界復帰摂理に責任を負い、初めて公席に現れて大衆講演をしたのはアメリカからです。韓国では一回もしませんでした。私が大衆の中に出ていけば、必ず反対を受けるようになっています。それで一九七四年までが第二次路程期間ですが、一九七三年から世界へ行くことができる基盤を準備しました。一年先駆けて準備をしたのです。ですから期間が重複しているのです。第二次七年路程を完結すると同時に、一九七五年から第三次七年路程を出発する準備をしました。

 本来は一九七七年までの三年と考えていました。それを繰り上げて、ヤンキー・スタジアム大会、ワシントン大会を一九七六年にすべて済ませてしまったのです。それを考えると、ヤンキー・スタジアム大会の時、雨が降ったことなど、すべてのことが本当に良かったのです。そうでなければ、一年延長して一九七七年にしていたはずです。ヤンキー・スタジアム大会は死んでから復活した大会なのです。その時からを第三次七年路程として、先生は本格的な闘いに入っていきました。

 それで第三次七年路程を繰り上げ、アメリカ政府を中心として三年間闘うのです。またここに共産党が介入してきて闘うのです。これは、摂理的に見ると本当に良いことです。民主世界が一つになったのちに共産党が出てこなければなりませんが、前もって今出てきて闘うのは、神様が復帰摂理を短縮させるためにした作戦なのです。

 ワシントン大会を中心として、アメリカ政府、国務省、司法省すべてが反対しました。世界がワーッと反対し、レバレンド・ムーンの追放運動が起きました。世界中が反対しました。宣教師を世界に送ってから二年目です。二年目になるときに完全にぶつかることができるように、全世界の反対にしっかり対抗できるようにしたのです。このようにして全世界から総攻撃を受ける中で、ワシントン大会を中心として角の突き合いをしたのです。ここで個人、家庭、氏族、民族、国家、世界的な蕩減条件を中心として、完全に清算して越えていったのです。統一教会ができて以来、全世界とサタンが統一教会を排除しようとした最後の戦争でした。

 ワシントン大会の会場へ出ていく時は悲惨でした。死刑囚が死刑場に出ていくほうがもっと易しいのです。ところがそれが成功裏になされました。神様の御加護があって夢のようなことが起きたのです。地獄から復活しました。ですからワシントン当局も手を付けることができませんでした。市民と少数民族系統を通じて、いつの間にかレバレンド・ムーンがこのような基盤を築いたので手出しすることができなかったのです。それで彼らは延長作戦をしたのです。そこで「レバレンド・ムーンを世界的に徹底的に締め上げて首を切らなければならない」と考えたのです。それを代表的にしたのがフレーザー議員です。そこに共産党とユダヤ人とキリスト教とアメリカ政府が協力して攻撃しました。

 それにより新たな時代、新たな次元の摂理的時代に入っていくと発表したのが一九七七年二月二十三日です。いつの時代もカインがアベルを攻撃してきました。アベルは常に保守的で、カインは常に攻勢的だったのです。それが逆になったのです。ですからその時「フレーザー議員を打ちなさい!」と私のほうが攻撃できるのです。カーターが私たちを打つことにより、守勢の私たちが攻勢に変わりました。逆になったのです。今までは法廷というものはサタンの利用物でしたが、これからは神様が利用できる時になっていきます。それでフレーザー議員を告訴し、ニューヨーク・タイムズを告訴する事件が起きました。日本でも告訴しなさい! 韓国でも告訴しなさい! 韓国でも反対する連中を告訴しなさい。新しい時代になったのです。今からはそのような時代に入っていくのです。


フレーザーの国際関係小委員会聴聞会
(一九七八・三・二二〜六・二二、朴普煕宣教師が四次の証言)


 レバレンド・ムーンは独りです。韓国までアメリカの影響を受けて、内的には先生を支持するのですが、外的には支持することができない立場にあります。さらにカーター政権がコリア・ゲートとか何とかいって、フレーザー議員を先頭に立て、朴ドンソン事件によって統一教会をたたきつぶそうとしたのです。その韓国の問題とレバレンド・ムーンの問題が米国会からアメリカ全体の問題として登場するようになりました。このようなことを見れば、これは世界史的な問題です。ゆえに、神様の摂理史的な立場から、韓国と統一教会が共に打たれる立場にあるので、一つにならざるを得ません。

 それで、フレーザー議員に対して統一教会のミスター朴が代表して闘うのですが、韓国の国民が全神経を集中して「統一教会頑張れ、頑張れ」と言っているのです。(拍手)アメリカが反対することにより、韓国と統一教会が一つになったことを知らなければなりません。

 先日、朴ドンソン事件が起きたので、統一教会がKCIAの手先だといって、最近は統一教会の調査で大騒ぎしています。しかし、いくらそのように思っても、何の証拠もありません。それはどれほど素晴らしい作戦でしょう。億千万回殴り、足が折れるほどにありとあらゆるまねをしたのですが、それは結局、一朝にして水泡に帰すのです。レバレンド・ムーンはただ鼻で笑うだけです。

 考えてみてください。一九七六年に韓国政府の大使館が使った費用は二十万ドルです。私たちが使ったのは二千五百万ドルです。韓国政府が大使館を差し置いて、レバレンド・ムーン個人に二千五百万ドルというお金を出してくれるでしょうか。そのような証拠があるでしょうか。私たちが一ヵ月間で使うお金を韓国大使館では二年間かけて使っているのです。(笑い)ですから、アメリカCIAの責任者たちがどれだけ鼻で笑うことでしょう。また韓国のKCIAの責任者たちがどれだけ鼻で笑うことでしょう。私も鼻で笑い、統一教会の責任者たちも鼻で笑うのです。

「お前、東洋人がどれほどすごいのか、また統一教会の文なにがしがどれほどしつこくて怖い人かを知らないようだな。よりによって、そのような大変な人と面と向かって闘おうとしているのか、こいつめ!」(笑い)と言ったのですが、結局は言うことを聞かずに、ただのぼろ切れになり、崖から転がり落ちたようにこなごなになったのです。「こいつ、尻の穴を突っつけば、もっと汚いものが出てくるかもしれない」と言ったのです。

 今日のアメリカのような所でフレーザー議員と闘うとき、先生がまごまごして「後退だ。ああ、世界を支配している国とどうしてぶつかることができようか」と言って小心者のようにしていれば、神様のみ旨を成すことはできません。完全に消されてしまいます。ゴリアテと戦ったダビデのように、すべてを恐れずに真っ向からたたくのです。飛んでいく砲弾のように、飛んでいく矢のように、心臓を突き抜いていくという決意で、「お前をぶち抜いてやる」というような闘いをしました。ですから、アメリカがぶち抜かれたのです。

 世界人類を滅ぼそうとする親王、サタンの親玉であるお前たちが先に打ったので、正当防衛として打つのだというのです。それを知らなければなりません。ですからアメリカの朝野が私たちを見て、「狂った者たちだ」と言いました。誰が狂っているのですか。私ではなく、アメリカ国民が狂っているのではありませんか。彼らは「ソ連も恐れ、世界中が恐れているアメリカから、文なにがしと統一教会が今踏みつけられて死のうとしている」と言うのです。それに対して私は「こいつ、お前たちはこの世を基準にして動いているが、私は神様のために闘っているのだ。誰が死ぬか見てみようではないか」と言ったのです。そのような時は強く雄々しくあれというのです。命令に一致して、強く雄々しくあれというのです。

 ですから、私たちは神様のみ名によって進んでいくのです。「お前たちはアメリカの名で進んでいきなさい。私たちは神様と天宙の名で進んでいくのだ」と言うのです。霊界と全体が一つになって闘ったのです。それは本当におもしろかったのです。三次戦、四次戦までして、四次戦で彼らが逃げ出したのです。


フレーザーの上院議員選挙予選落選(一九七八・九・一三)


 フレーザー議員との闘いは間違いなく原理数の闘いです。私は五月十三日にイギリスに行ったのですが、九月十三日が百二十日になる日です。その日が何の日かというとフレーザーが審判を受ける日です。彼は六月六日に私への攻撃を始めました。サタン数が六数でしょう。

 今回、フレーザー議員が選挙で負けたのはレバレンド・ムーンと闘ったからだということを世間はみな知っています。新聞四ページにわたって記事を書いたのは世界の歴史上で記録でしょう。それは言論界の最後の攻勢だと思っています。「フレーザー、勝て勝て」と喜んでいた共産党、ワシントン・ポスト、何々新聞など、すべて一遍にさっと消してしまいました。首をへし折ってあげたのです。(笑い)どうすればあのようにはらはらと落ちるのでしょうか。彼らは最後の闘いで敗れたのです。ヤコブが天使と闘うとき、天使をつかんで放さなかったのですが、天使は勝てそうもないので、もものつがいを外したのですが、それでもヤコブは放しませんでした。それで、祝福をしてあげました。そのような闘いをしたのです。

 今回、レバレンド・ムーンと統一教会さえ反対しなければ、彼は既に上院議員になっていて、大統領の夢も十分にもつことができる人なのです。金城鉄壁の基盤をもっているのです。カーター大統領が推し、モンデール副大統領が推し、ミネソタ州のすべての言論が推し、民主党全体が推して一〇〇パーセント当選できる環境があったのです。

 それなのにどうして彼が負けたのでしょうか。西欧式にしたのですが、負けました。夕方には勝っていたのですが、朝になると負けていたのです。(笑い) いずれにしろ絶対勝つようになっていたのに、あっという間に負けたのです。狐に化かされたように負けました。二千七百票で負けたのですから、満天下が「それは統一教会に反対したから負けたのだ」ということを認めるのです。子供たちまでも認めるのです。

 サタンを屈服させなければなりません。アメリカを愛する以上に神様を愛するという立場でこれを帰結させてこそ、初めて世界史的な審判過程をなすことができます。そのような歩みをしたのです。今はどのような時代でしょうか。昔イエス様が来られたその時代とは異なるのです。イエス様が来られた時代とは異なる世界的な基準を立てました。アメリカと韓国は、昔のローマとイスラエルの関係と全く同じです。韓国は文化的な属国です。すべての面で属国と同じです。

 先生がアメリカに行って全国を席巻してしまったのが何かというと、ローマの属国であるユダヤの国に生まれたイエス様がローマに行き、ローマを相続したことと同じです。ローマと闘って、イエス様の弟子がみな犠牲になったでしょう? 本来は犠牲になってはなりません。そこで勝利しなければならないのです。世界を代表した国家を懸けて闘って勝たなければならないのです。そして今、そのようになったので、これから統一教会では、すべての闘争の時代が過ぎ去っていくのです。

 朴普煕氏はフレーザーと闘うとき、「やあ、大変だ。駄目だったら大変だ」と言っていたのです。先生はその胸中がよく分かります。イギリスにいるとき、ワシントンから先生のところに報告をしてくるのですが、「三十分後に最終的な決定が出ます」と言って、約四十分が過ぎたのちに報告の電話をかけてきたのですが、受話器をもつや否や「万歳」と叫ぶのです。(笑い)

 朴普煕氏の報告がそうだったのです。フレーザーに勝ってうれしくて、電話で「先生、マンセー」と叫ぶので「こら、口を閉じなさい」と言いました。天が罰を与えた者をむち打つ者は、後世にその後孫が罰を受けるということを私は知っているのです。「こら、口を閉じなさい。落ちつきなさい。かわいそうではないか。そのようなことを言えば、フレーザーの後孫とお前の後孫が怨讐になるのだ。レバレンド・ムーンとお前の後孫が、彼の後孫と怨讐になるのだ。その後孫に何の罪があるのか。我々はその後孫を救ってあげなければならないだろう」ということも言いました。

 負けた人は弱者ですが、天は弱者を打つことができません。「弱者を保護してあげるのが天が行く道なので、どうか統一教会はフレーザーに勝ったからといって、喜びすぎて、通りに出て踊ったり、誇ったりはしないでください」と言いました。(笑い、拍手)それはフレーサーにも勝つと同時に、フレーザーの後孫にも勝つことです。


フレーザー敗北の根本原因


 フレーザー議員は去る九月十三日、民主党の予選でついに落選してしまいました。人間的に見れば、彼は大変かわいそうな人です。私は「怨讐であっても愛さなければならないので、彼のために祈祷しなさい」と信徒たちに働きかけました。今回、彼にとって負けられない闘いで敗れました。その理由は何でしょうか。彼は天意に背くことによって敗れたのです。聖賢の言葉に「天に順ずる者は存続し、天に逆らう者は亡びる(順天者存逆天者亡)」とあります。いわば彼は、今回神様の審判を受けたのです。

 韓国を第二のベトナムにしようとする彼の努力は、韓国を通して天の大きな摂理を成そうとされている神様のみ旨とは正反対の努力でした。このような神様の摂理を知ってみれば、韓国は重要な国だったのです。今後韓国は世界が共産化されるのを防ぐために決定的な役割を果たすべき国です。神様は、共産主義の究極的目標である世界制覇を許すことができません。これは神様御自身の敗亡を意味するからです。そして、この歴史的な有神論と無神論の二つの理念の最後の対決で、韓国は神様の選手として選ばれたのです。

 ですから、韓国を破壊しようとするフレーザー議員の陰謀は、到底許すことのできない行為でした。私は、神様の審判が彼に下されるだろうということをはっきり予知できました。彼は「逆天者」の立場に立っていたので、たとえその威勢が一時はすさまじいものであったとしても、彼の末路は悲惨だということが分かっていました。誰も天理に背いては生き残る者はいません。それゆえ、今回フレーザー議員の敗北は、神様の審判だと言わざるを得ません。

 私一人死ぬことが問題ではありません。アメリカが滅びるのも問題ではありません。しかし、自由世界が滅びることに誰が責任をもつのですか。さらには、神様の摂理が破綻することに対する責任を誰がもつのですか。君たちがもつことはできないではありませんか。しかし、私は、自由世界の運命と神様の摂理の破綻を防御する努力をしているのです。神様は誰の味方になりますか。私の味方になるのです。ゆえに、困難な法廷闘争に対しても強く雄々しく押し進んでいくのです。

 私一人を捕まえて殺そうと、米国会から国務省全体が動員されて総射撃してくるのです。しかし総射撃を受ければ、打たれて落ちていくのではなく上がっていくのです。神様が危ないのでもち上げてくれるのです。国会で共産党の旗手フレーザーが騒動を起こして滅びましたが、アメリカでは大きな役事が起きました。訳もなくフレーザーが滅びたのではありません。それを知らなければなりません。自由主義的色彩を帯びていたすべての系統が影をひそめてしまいました。それによって新たな保守的な若者層が勢力を得るという新しい一つの交差点をつくったのです。


五 イギリス巡回と攻勢的活動(一九七八・五・言下九・二回


最高の峠を越える百二十日の期間(一九七八・五・一三〜九・一三)


 今回、アメリカを中心としてフレーザー委員会で私たちは闘いました。また、日本を中心として共産党と闘っています。今、統一教会と日本共産党が大々的に闘っているのです。韓国でも日本でもアメリカでも共産党と闘っているのです。アメリカのフレーザー議員は共産党です。

 今、私はイギリスに来て仕事をしていますが、イギリスは補助国です。イギリスはソ連と先に近くなりました。中共も最初に公認しました。中国の選手も自由世界の中でイギリスに最初に行ったではありませんか。しかし今はソ連に対して反対すべき時になりました。イギリスは下降し、悔い改めるべき機会が来たのです。それで、先生は今この時に現れてイギリスを転換しようと思っているのです。

 アメリカの若者は、昔のイギリス統治時代の誰よりも、イギリスを愛することができる歩みをしなさい。そのようにすればすべて連結されます。アメリカの独立以前、イギリスの支配下にあったアメリカで生きたいかなる愛国者よりもイギリスを愛さなければなりません。そのようにすればイギリスはアメリカについていこうというのです。そして、「アメリカとイギリスは一つだ」と言わなければなりません。そのようにしてこそアメリカもイギリスも生きるのです。ソ連が攻撃するときに一つになれば生き、一つにならなければ滅びます。アメリカの協力なくしてイギリスは生きることができますか。

 それで、今回責任者を決めるのが二回日になります。一回目はヨーロッパの人々を混ぜましたが、今回はすべてアメリカの人々です。ヨーロッパとアメリカが一つにならなければならないので、アメリカの人々をすべて責任者として立てました。

 そして、今回の巡回師は、韓国人が入り、日本人が入り、そしてアメリカ人が入りました。三つの国の人が立ったのです。巡回師の総責任者は韓国の金元弼氏です。イギリスの責任者はデニス氏です。そして、その頂上に私が入ります。そのようにして発展するのです。今年から本格的にホーム・チャーチ・システムに入っていくのです。皆さんもこれからホーム・チャーチ運動のためにロンドンに来て、そのようにすることがすべて条件です。

 皆さんがこのイギリスで責任を果たしてからアメリカに戻れば、アメリカが先生を冷遇したことに対しても自然に蕩減条件を立てることができます。皆さんが先生を迎えに来たということになるのです。「先生、ヨーロッパ人の過ちをすべて蕩減してあげ、アメリカ人の過ちも蕩減してあげます。許してあげて戻りましょう」ということです。

 皆さんは、先生が韓国に帰るとき、勝利して見送りをしなければなりません。それがどのくらいになるかというと、百二十日です。百二十日間作戦をしようというのです。五月十三日から九月十三日までが最高の峠です。なぜでしょうか。ワシントン大会をした日が一九七六年九月十八日です。その時から満二年になるからです。歴史に二度とない日です。二年が過ぎれば越えていくと思っています。そして三年さえ過ぎれば良いのです。それでは、今の時がいかなる時でしょうか。最高の激戦時代であることを知らなければなりません。

 それで、私たちは栄光の出征をするのです。まだこの出征の勝敗は決定していません。今まで虐待され、悔しかったすべての恨みを解くことができる環境になってきています。それで、イギリスではこれを刈り取ることができる大勝利を収めなければならないと思っています。アメリカで役事を出発するとき、私がすべて先頭に立って引っ張っていきました。しかし、ここではできれば皆さんを先頭に立てようと思っています。皆さんには迫害がないのです。

 ここにいる神学生は九月十三日ごろには帰るでしょう。ですから、その間に三人から六人ずつ伝道して行きなさい。皆さんは出征してきたのです。アメリカから飛んできました。それでは、勝者になろうとすれば、どのようにしなければならないのでしょうか。命を懸けて闘わなければなりません。戦闘が熾烈であればあるほど、勝利の栄光は大きいのです。

 では、何ヵ国になるか国を数えてみましょう。四十ヵ国ですね。(拍手)四十ヵ国には意味があります。先生は、四十ヵ国を中心として百二十箇所の聖地を策定しましたが、それはすべて数が合っているのです。さあ、もう出征しました。これからは闘いです。

 今回私はロンドンに滞在しながら、神学大学を卒業した百五十名の者たちにスパイ命令を下しました。「君たち、鉄のカーテンであるソ連の衛星国家にスパイとして行きなさい。行きますか、行きませんか」と言って訓練をしました。行くや否やその日の夕方にみな追い出しました。「出ていきなさい! 街に出ていって数日内でそこに定着しなさい」と言いました。戻ってくることはできません。一週間でみな定着しました。それを見れば、統一教会人は本当に恐ろしい者たちです。


攻勢的なイギリスでの活動


 民主世界と対決する時は過ぎ去り、残されたのは民主世界の個々の国との闘いです。世界的闘いは既に過ぎ去り、国家的闘いだけが残っているのです。そして、その国家的闘いも世界的患難時代、世界的迫害時代を乗り越えることによって、国家時代圏内での迫害時代は過ぎ去りました。それゆえに、今回イギリスに行って闘いました。裁判にかけて、内務省を激しく攻撃しました。お前たちはなぜ人間扱いをしないのかというのです。有名な弁護士を使ってぐうの音も出ないほど激しく攻撃しました。それをしておかなければ、私がヨーロッパを行き来するときに常にくだらないうわさが立つのです。それで妥協しなかったのです。このような時代が到来したことを知らなければなりません。

 今日、世界的な思潮に対してどのような主体的な内容をもっていくかということについて韓国自体が苦悩しているのと同様、統一教会も今は国家的次元を超えて世界的次元の時代へと超えていく時が来ました。なぜでしょうか。霊肉を中心とした国家的蕩減時代は既に過ぎ去っているからです。先生が勝利の基盤を築いたので、皆さんが今国家を越えて世界的蕩減路程に行ったとしても皆さんの迫害時代は既に過ぎ去っているのです。

 今回私がイギリスに行く前後一週間を中心として熾烈な闘争をしました。しかし、そのあとからは、内務省と闘って完全にひっくり返り、国会議員が統一教会に謝り、一晩でイギリスの世論が変わりました。それで、「罪のない統一教会をいたずらに無視したのは共産党だ」ということになったのです。それで今回、十チームのブラスバンドをつくり、「吹きまくりなさい!」と言いました。それが最も宣伝効果があるのです。食事の時以外は、二十四時間ただひたすらドンチャン、ドンチャンとやりながら通りをくまなく巡っていくのです。ドンチャンすれば「あれは何だろう?」となり、「レバレンド・ムーンを中心とする国際機動隊だろう」となるのです。知らない人がいないようにたたきまくったのです。それで有名になりました。反対する時代は過ぎ去ったのです。

 もし今イギリスが動けば、イギリスはイギリス連邦でしょう。イギリス連邦とは何かというと二十九ヵ国の植民地からなるコモンウェルス(注:連邦)ですが、その二十九ヵ国の基盤が今でも生きているのです。ここで旗さえ掲げれば、カナダやオーストラリアやニュージーランド、シンガポールなど、イギリス連邦のどこへ行ってもそのまますべて無事通過になるのです。


イギリスの歓迎と今後の進路


 今回、ポロズラという国会議員が、統一教会に完全に屈服しました。レバレンド・ムーンが闘っていたものは裁判にかけてすべて屈服させました。イギリス全体が完全にひっくり返りました。「統一教会が悪いと思ったら、統一教会が一番良い!」となったのです。統一教会の人と会ってみれば、それで十分です。それで、ロンドン市が問題となり、三代の市長が来て「研究しなければならない」と言って原理の勉強をしています。話題になっているのです。

 今回イギリス内務省との問題が生じた時も、教授たちが手紙を書いてレバレンド・ムーンを支持し保護したのです。このイギリスの地において、それは簡単なことですか? 目に見えないそのような世界的基盤が築かれたのです。

 今回、ヨーロッパに滞在しながら、ドイツとイギリスを結びつけ、アメリカと日本を結んで世界的な計画もしているのです。イギリスを生かしドイツを生かさなければ、今後行く道がありません。レバレンド・ムーンの言うことを聞けば生きるのです。ですから、今やそれだけレバレンド・ムーンが有名になったのです。ただ有名になったのではありません。それだけの基盤をもっているのです。

 アメリカ人が反対する統一教会のレバレンド・ムーンをイギリス人が歓迎したという事実、統一教会の群れを歓迎したという事実は、アメリカ人よりもイギリス人のほうが良いということです。ですからアベルの立場が逆になりました。アメリカ人はレバレンド・ムーンを歓迎しませんでしたが、イギリス人は歓迎したのです。ゆえに、これは自由世界に、また全世界にとって良いことです。

 それでは、これからイギリスはどのようになるのでしょうか。既に先生は、次のように結論づけています。すなわち、イギリス国民として世界の数多くのイギリス連邦国家に対し、昔犠牲にした何十倍も喜んで犠牲になろうという思想をもたずしては世界へと発展する道はないだろうと思っています。

 それではどのようにすべきでしょうか。どのような道を歩むべきでしょうか。かつては一番上から「お前たち!」と言って命令したのですが、今は一番下に行って僕の生活をしなければなりません。僕の生活をして主人の資格を取り戻す運動をしない限りは、世界に再び進み出ることができるイギリス、第二のイギリスはないはずです。

 私がイギリスをたつ日ももう遠くはありませんが、イギリスをたつときに、イギリス国民の前で何を語ってあげ、イギリスの若者の前に何を残してあげるのでしょうか。この思想を残してあげたいのです。そのようにすれば、イギリスは今後、レバレンド・ムーンという人が来たということが歴史における一つの転換をする助けになったという結論が立つと思うのです。

 新しい時代は何が違うのでしょうか。今まで霊界にはグループを中心とした群がありました。それをすべて壊すのです。それで韓国に帰ってきました。ところで、イギリスとアメリカは相対的関係です。そのようなアメリカとイギリスの基盤を連結させて世界的な霊界統一をするのです。すべての霊界の群を完全に突き崩すのです。そして完全に解放するのです。


六 株式会社一和脱税容疑事件


創業の動機と脱税容疑事件(一九七七・一・二一、十名拘束→三・五起訴→四・一二、
一次公判→一九七八・五・三〇、無罪言い渡し)

 自分の家を買うとき以上の精誠をもって神様が臨在できる家を買います。先生もアメリカに行くまでは家がなかったことを知っているでしょう? 学校の本部を建てる土地を買い、後世のための世界的大学を建てるために人知れず準備したのです。ところが統一教会の幹部たちは「やれやれ、先生はお金があるとどこに使うか分からない。フー!」と言いました。しかし私がそのように出資したことを今になって有り難く思っているのです。

 ですから私は工場をもっていますが、それはすべて天のものとだ思っています。一和工場には大韓民国のあらゆる人が出入りしました。あざ笑う人も多いでしょう? その人たちが出ていくときは、災いがかえって福になるということを知らなければなりません。

 一和事件でもそうです。災いが福になっただけではありません。民主世界のすべての事件もそうです。福になっただけではなく、レバレンド・ムーンが有名になったでしょう? 私がどこへ行って叫んでも、町の犬がほえないぐらい有名になりました。

 私が現政府に反対しようと思えば反対する材料はいくらでもあります。しかし、それは神様が望まれる道ではありません。大韓民国の将来がすべてふさがってしまうのです。今まで大韓民国を中心として世界的な道を築こうとしてきたのです。ですから、やりきれなく悔しいことがあっても我慢しなさい! 一和事件なども、その報告を聞いて血が煮えたぎるような事実がたくさんあります。普通の人であれば刀を抜いてありとあらゆることをしたかもしれませんが、私はしませんでした。一和や統一教会が問題ではありません。今後大韓民国が世界へと進んでいく道をどのように立て直していくのかということが問題なのです。


悲惨な幹部たちの生活状態


 この乞食の群れ! なぜ大乞食の群れにしたのでしょうか。大乞食の群れですからついてくる人がいません。ですから安全地帯です。統一教会が行くところはすべて臭いがします。統一教会の大部分は市街のどぶがあって臭いのする三角地帯にあります。ですから、統一教会は探しやすいのです。私はそのように思います。そこにはサタンも来たがりません。(笑い)

 私たち統一教会は献金しようとしても献金するお金がありません。(笑い)麦飯の塊しかありません。いくら私が様々な問題を抱えていようとも、何をしたとしても、社会が統一教会を訴える道理がありません。刑事が調査に来れば、かえって自分の昼食を食べるお金を全部出して帰らなければなりません。それなのに、何が不正腐敗ですか。

 先日の一和事件では、七十二億を脱税したといって調査を受けました。ところが、その調査官たちの話では「統一教会の幹部の家に行ってみると、あまりに悲惨だった」というのです。ほかの会社の取締役の家に行けば、この世にうらやむものはないというほどに飾って暮らしているのに、統一教会の幹部の家には何もなく、唯一あるのが文総裁の写真だったというのです。冬になっているのに火もつけずに冷たい部屋にいたというのです。それは、誇らしいことです。(拍手)

 そのような意味で、文総裁を指摘して「うちの先生は間違っている」と抗議する者を見たことがありません。私の前に出てくると、あれはどの悲惨な暮らしをしながらも、まだまだ足りないといって恥ずかしく思うのです。そのように生きてきた統一教会の人には、同じ民族としての隠れた情で結ばれたものがあるため、先生に従ってきているという事実を私は知っています。


七 約婚式および祝福式


日本の既成家庭の祝福(一九七八・二・一一、十六組、アメリカ)


 昨日、日本の既成家庭に祝福をしてあげました。彼ら日本人は三十年前には先生と闘った怨讐です。そのような日本人が自分の父母と国に背き、すべてを捨ててレバレンド・ムーンの祝福を受けるために太平洋を渡ってきました。その場に参加することができなくて悲しがる人もいるということです。私が命令をすればどのようなことでもするという覚悟をもっているのを見るとき、それはなぜでしょうか。何がそのようにさせたのでしょうか。レバレンド・ムーンがそのようにさせたのではありません。神様の愛がそのようにさせたのです。


ヨーロッパ未婚者の約婚および祝福
(一九七八・五・二一、百十八組祝福、九・一四、二百四組約婚、イギリス、ロンドン)


 私は、最近ヨーロッパに来て、百十八組を結婚させてあげました。ところで、その結婚は同じ国の人同士でしたでしょうか。混ざり合っていたのです。計画的にそのようにしたのでしょうか。先生の頭に「フランスだ」「イギリスだ」などの考えがあったでしょうか、なかったでしょうか。なかったのです。

 今までの歩みは何かというと、愛の教えです。それゆえに、アメリカ人もドイツ人も私のあとに従ってこようとするのです。見てください。今回、九月にヨーロッパの約二十七ヵ国の人が集まり、そこで私が祝福をしてあげました。しかし、イギリス人同士が結婚したケースは二パーセントです。ドイツ人とフランス人は怨讐です。イギリス人とドイツ人は怨讐です。ですから昔は考えるだけでも嫌だったのですが、統一教会に入ってとても似合いのカップルになったのです。


日本未婚者の約婚(一九七八・九・二一、千六百十双、日本、埼玉県)


 私は悪口を言われないようにする方法も知っています。機嫌を取る方法も知っています。人があのような顔をしていればどのような行動を取るだろうかという心理分析までできる人間です。それゆえに、今回日本に立ち寄り、千六百十組を二日間で約婚させたのです。これが紙だったとしても、千六百十組ならば合計で三千二百二十枚です。この三千二百二十枚を合わせることも大変です。それを二日間でなしたのです。

 今回日本に来て、二日間で千六百組を結ぶのに夜があるでしょうか。昼も夜もありません。飛行機に二十六時間乗ってきて到着すると同時にすぐに向かい、十時半に到着して一時から始めれば、いつになったら千六百組が組み終わるでしょうか。恐ろしいほど集まりました。三千二百名、幹部まで含めると四千名が集まりました。それで、「何が何でも結婚するぞ」といって座っているのです。これを考えてみてください。(笑い)若い青年たちがにらむようにして見つめ「私は結婚するぞ」と、このようにしているのです。その状況を考えてみてください。

 私はきょう九月二十五日に韓国に来ました。二十三日に来る予定でしたが、そこで二日間延長しました。結婚式だけ残し、それ以外はすべてしました。婚約結婚祝福式です。婚約にもなり、結婚にもなるのです。それで仕方なく名前をつけました。「婚約結婚祝福式」です。(笑い)ですから、もうウェディング・マーチだけをすれば良いのです。


韓国未婚者婚約および聖酒式(一九七八・一。・三一〜二・三、中央修練所、六百九組)


 天の喜びの勝利の時が来れば、特赦を下さなければなりません。本来男性は二十七歳で結婚するようになっています。それでイエス様のように三年路程を歩み、三十歳で結婚式を挙げ、再び三年路程を歩むのです。そのように三年半、三年半と歩んで七年路程を経て、三十三歳を越えて初めて結婚生活をするのです。それは統一教会の文なにがしの計画ではありません。天倫がそのようになっているのです。父母がそのように歩んだので、子もそのように行かなければならないのです。それは仕方のないことです。

 ですから、この西欧の人たちを見ると、三十歳になると年齢に比べて老けて見えます。目がこのようになって、ここにしわができて半分老人になっているのです。ぜいぜいしながら待たなければなりません。それで、やむを得ずそれを短縮してあげなければならないと思ったのです。

 そのようにしようとすれば、ある条件がなくてはなりません。それで今回このような喜ばしい知らせをもってくる時なので、本来は二十七歳で祝福してあげるところを、二十四歳へと引き下げるのです。婚約して三年が過ぎれば、二十七歳で生活圏内に入っていくのです。このように、三年短縮の恵沢を付与しました。レバレンド・ムーンがそのようにしますといったら、神様も「そうか、そうか、そのようにしなさい」と言ったのです。(笑い)

 先生が今まで築いた基盤は世界的な基盤になっています。今はもう韓国的な基準のコンパスだけをもってすべてを測ることはできません。世界というコンパスをもってぐるりと円を描かなければなりません。地球が丸ければ、それ以上の大きなコンパスで円を描いてこそすべて入るのです。地球の中の韓国というコンパスをもっていくら円を描いても常に余ってしまうのです。

 それで、今後私が全面的に支援したいものは何でしょうか。国際結婚をした家庭を支援しなければなりません。先生がどこに行ったとしても、先生が世界をかき回すようにして回りながら活動するときに、その基礎工作をさせ、付き人として連れて歩くのは、できれば国際結婚家庭を先頭に立てなければならないというのが先生の計画です。

 今回「さあ、祝福だ」となったところ、アメリカの男性たちがどこに思いを寄せたかというと、みな「東洋! 東洋!」と言うのです。日本の女性は嫌だというのです。同じ価値ならば韓国の女性をもらいたいといって、みな韓国に飛んでいくことにしたというのです。

 それで報告を受けたのがどれくらいになったと思いますか。「どれくらい来るのか」と聞くと「五百人を越えるようです」と言うのです。それで「七十人台に切りなさい。そこから最も優秀な人だけ選んできなさい!」と言って非常措置を取りました。このようにして約五十名が選ばれて来きました。その結果、来たのがすべてアメリカの責任者だったのです。ここで言えば、教区長や、何かの長です。長の山が飛んで来たのです。

 ですから、アメリカのお嬢さんたちが「ええっ!」となるのです。(笑い)自分たちが相対として夢に描いていた人々がみな飛んでいってしまったのです。また、日本の若い女性たちが「ひょっとすると」と思っていた人々もさーっと飛んでいってしまったのです。


韓国既成家庭祝福(一九七八・二・七、中央修練所、二百十三組)


 皆さんが祝福結婚を受けるとき、「既成祝福を受けよう」と言って、昔から暮らしていた相対がいると思うでしょうが、そうではありません。皆さんは、互いに夫もなく、妻もない立場で苦労し、み旨を中心として神様と絶対的に一つになった男性の前に絶対的に一つになることができる夫人にならなければなりません。また女性が先に統一教会に入ったならば、その夫人の前に絶対的に一つになろうという男性にならなければなりません。ところで、そのような男性になったからといって、祝福を受けるのではありません。歴史的なすべての蕩減路程を経験しなければなりません。

 もともと未婚の男女は関係がない立場から結びますが、皆さんは既にペアになっているので約婚したものと認めて結婚式をします。約婚段階で堕落したのでしょう? それをすべて解かなければなりません。既に結婚した皆さんは約婚段階を絶対にもつことができません。もつことができまぜんが、統一教会の先生が現れてすべて打破してしまい、再創造をするのです。再創造という原則を掲げてくるので、皆さんに再創造の約婚期をつくってあげることができるのです。

 堕落して、アダム自体が天使長の立場になってしまいました。一段階落ちたのです。落ちたら上がらなければなりませんが、男性の世界には上がっていくことができる道がありません。上がっていく道がないので、仕方なく女性に橋を架けて天使長の立場から上がっていくのです。

 ところで、天使長の位置からどのようにしてアダムになるのでしょうか。天使長の位置にありますが、本来アダムは神様の息子です。息子になる資格をもった者だったのです。二重の立場です。天使長の息子になりましたが、その息子は本来神様の息子となるべき原理基準があるので、エバが完成した位置に立つことによりエバを通じて復帰されるのです。エバがアダムに「ねえ、アダム、取って食べて」とささやいたのでしょう? ですから、今度はエバの言葉を聞いて「あっ、そうか、そうしよう」と言って絶対服従することによって初めて復帰されるのです。そのようにすることによって心情圏が復帰されるのです。心情圏が復帰され、血統が復帰されるのです。心情圏と血統、愛と血筋が復帰されるのです。今はこれが一番であり、宝物です。


韓国独身祝福(一九七八・一一・七、中央修練所、百一名)


 本来、祝福というものは一人では受けられません。本来、エデンの園における祝福は、女性の前には男性がいなければなりません。本来の創造理想から見るとき、男性と女性が神様の前で祝福を受けることが原則です。ところが、これは非正常的なのです。

 しかし、皆さんが今祝福を受ければ、将来霊界に行って相対を選択する権限をもつことができるのです。婦人たちが先に祝福を受けるのです。男性は本当に難しいのです。そして婦人たちが先生を通じて祝福を受ければ、将来霊界に行って数多くの霊人の世界から男性を選ぶことができるのです。

 そのようにして霊界にいるある霊人、将来の夫と皆さんは今祝福を受けるのです。それで、皆さんが霊界に行けば、このような式を再びしなければなりません。そのようにすることができるという許しを地上で受けるのです。真の御父母様のみ名によって許しを受けるのです。

 本来、創造原理にはそのようなものはありません〇しかし、堕落圏内におかれ、高齢の方が今まで苦労したので、そのような条件をもって未来に霊界で行うための条件を立て、永遠の世界に行って再びするという原則のもとで、この祝福がなされるということを知らなければなりません。

 未来の夫のために、今先生がエバを復帰してあげるのです。そのようにして、エバが天の側に立つことによって初めて未来の夫を救ってあげることができます。エバの話についていってアダムが堕落したので、復帰時代においては完成したエバの話を聞くことができる霊人を探し、彼と一つになることによって復帰するのです。

 このようなことが可能になったのは、イエス様が十字架で亡くなられることによって霊肉が分立され、相対の理念を備えてきた内容があるからです。そうでなければ不可能でした。そのようにして霊界の相対と約婚式をし、その次にエバの復帰式をして、それから聖酒を通じて霊的な愛を復帰してあげる式をします。それをして霊界に行けば、皆さんにはあの世での選択権があり、そこには待っている霊人がたくさんいます。数多くの玄人が自分を相対として選んでくれることを望んでいるのです。


八 統一解怨式と韓国家庭教会運動


 真の御父母様の帰国と家庭教会運動の指示
(一九七八・九・二五、本部教会、真の御父母様の帰国歓迎集会)


 真の御父母様は、アメリカ、イギリスを中心とした熾烈な摂理的闘いに勝利を収められ、七八年九月二十五日、二年半ぶりに帰国され、「堕落した人間が復帰することができる蕩減条件は三百六十家庭教会」というみ言を語られ、十月一日から家庭教会活動を実施することを指示された。第三次七年路程の後半期を迎え、真の御父母様の世界的勝利基盤を相続して子女として責任を果たすためには、三百六十家庭を伝道して氏族的メシヤの責任を果たさなければならず、この運動さえ完遂するならば、韓国は地上天国を成すことができるようになると語られた。

 世界において、次子の立場で長子と闘い、それに勝利して帰ることができるときには、国のために帰っていくのです。もちろん国のために帰るとしても、その国が反対する国となってはいけません。歓迎する国に帰らなければなりません。それでは、反対するときはどうしますか。その国の中にいる自分の氏族のところに帰っていくことができるのです。それを知らなければなりません。

 それで、世界で勝利して帰ってくる時には、その版図が世界的に公認された基準となっているので、家庭に帰ってきたとしてもその世界的な蕩減基盤を相続できるようになります。そして、家庭を世界的蕩減の五パーセントの舞台とし、そこにそれを活用すれば、その位置で完全に蕩減条件を立てて天国へと行くことができるのです。例を挙げて言うと、ソウルのような大都市の判事であろうと鼻くそほどの田舎の判事であろうと同じだということです。その権限は同じです。なぜでしょうか。彼らは法的な条件によって同等の立場にあるからです。

 ぞれゆえに、世界を代表する位置で世界的勝利をし、その世界的勝利の権限を受け継いで同じように勝利すれば、すべての世界的な蕩減の苦難を乗り越えることができるのです。同等の価値になるというのです。その蕩減条件という言葉はそのように適用されるのです。

 それでは、レバレンド・ムーンが今まで闘ったことは何かというのです。私たち統一教会の信徒は、韓国の地にもいますが、アフリカの地にもいます。そのように世界を代表した蕩減舞台で三百六十軒をもってするのです。それでは、なぜ三百六十軒なのでしょうか。原理的数字のすべてが入るからです。一も入り、十二数も入り、百二十の三倍も入り、すべて入るのです。三数、四数、十二数も入り、すべてが入るのです。これは歴史的な期限も意味しています。また、三六〇度というすべての立体的内容も備えているのです。そこには四季があり、またこれは十二ヵ月を合わせた数になっています。

 このような国には、結局十二ヵ国の人が入っていかなければなりません。それで、今まで先生はイギリスを訪れていました。アメリカを出発してどこを訪ねたのかというと、イギリスのロンドンを訪ねていったのです。なぜでしょうか。そこには世界各国の人が集って暮らしているからです。それでは、訪ねていって何をするのでしょうか。反対する国家と対決して闘ったのです。裁判をしたという報告を聞いたでしょう? すべてがレバレンド・ムーンを追い出そうとしましたが、百二十日が過ぎる前には追い出すことができません。ちょうど百二十日間で基盤をすべて築いたのです。日本でも祝福をしてあげ、今ここ韓国に帰って来たのです。

 それでは、このような蕩減条件を立てたものを、今晩、皆さんにすべて相続してあげるのです。相続を受ければ皆さんがどのようになるのかというといえば、韓国の地にいながら「自分を中心とした三百六十軒は、世界的蕩減圏を縮小した地上天国である」ということです。そして先生が築いた世界基盤に連結されるのです。それゆえ、皆さんは先生のように苦労をしなくてもいいのです。ではどのようにして引き継ぐことができるのでしょうか。先生と皆さんは父子関係にあるのです。統一教会の特徴は父子関係です。父母が勝利したものを子に引き継がせてあげるのです。

 また、先生が大きな木になれば、そこに皆さんが接ぎ木されるのです。先生が幹になれば、皆さんは一本の枝として接ぎ木されるのです。そのようなことと同じです。それゆえに、接ぎ木されるというそのこと自体が、その木全体の樹液と通じることができる一本の木になるということです。

 それで、三百六十軒は、百二十の国家を三倍にしたことにもなります。それは三時代であり、旧約時代、新約時代、成約時代です。そのようなすべての総合的な数です。皆さんは、三百六十軒を中心として死を覚悟した決断をしなければなりません。先生などは世界舞台をもつために一生涯このように苦労し、ひどく抑圧されたりもしましたが、皆さんは三百六十軒を今や一つにしなければなりません。


「祖国よ、輝け」
(一九七八・一〇・一九、ソウル、朝鮮ホテル、韓国地域社会開発研究院月例朝食会講演)


 本人は、様々な逆境の中でもひたすら神の国具現のために海外での宣教事業に没頭してきました。そのような中で、ついに二年半ぶりに再び懐かしき祖国の地を踏みました。普通ならば、その間何度も帰ってくるべき祖国ですが、しかし今回は、二年半の間、しつこく食い下がってきたフレーザー議員との熾烈な対決で最後の決着をつけてから帰ってきたため、気がつくと懐かしき祖国に帰ってくる道が二年半も遅れるようになりました。

 帰ってくると同時に、本人は美しい祖国韓国の地を南北に走ってみました。我が山河は一際青く美しく、世界で類のない秀麗な山河でした。そして、民族中興に向けて走る祖国復興の姿はほほえましいことこの上ありませんでした。

 「光は東方から!」という言葉はトインビー博士の有名な千百です。革命的な発言になるかもしれませんが、きょう本人は、トインビー博士の言ったその光、すなわち世界を生かすことのできる新しい宗教理念は、韓国から出現するだろうとためらうことなく宣言する次第です。そればかりでなく、その精神革命ののろしは既に韓国で揚げられ世界に向かってあかあかと燃え上がっています。既に西欧文明の中に飛び火し、超国家、超民族的な次元で数千、数万、数十万の若者たちの胸に火をつけました。彼らに新しい価値観と新しい人生観が植えつけられました。徹底した道徳革命が起きています。世界人類の救いのための犠牲的奉仕が実践されています。その精神革命ののろしが正に統一教会運動です。

 韓国のセ・マウル運動(注:一九七〇年に韓国政府が始めた地域社会開発運動)は、「私たちも豊かに暮らそう」という次元で終わってはなりません。韓国のセ・マウル運動は、世界が豊かに暮らす運動へと昇華されなければなりません。そのようなセ・マウル(新しい村)運動がセ・マウム(新しい心)運動へと前進することはあまりにも神様のみ旨に合致することです。セ・マウル運動が、私たちの体が豊かに暮らすようにする運動であるとすれば、セ・マウム運動は私たちの霊魂を豊かに暮らすようにする運動だからです。そして、このセ・マウム運動は忠孝精神を中枢としているので、このセ・マウム運動が世界に広がれば、世界は私たちから真なる忠孝精神を学ぶことでしょう。しかし、このセ・マウム運動も、もう一歩前進しなければなりません。

 究極において、私たちが展開すべき運動はセ・サラン(新しい愛)運動です。セ・サラン運動は、神様を父として愛し、私の隣人を私の体のごとく愛する運動です。セ・サランの極致は犠牲です。神様と世界と国と同胞のために犠牲となることができる運動へと昇華されるべきです。

 現在統一教会は、そのセ・サラン運動を五大洋六大州の百二十数ヵ国において展開しています。そして、この運動は神様が共にいらっしゃる運動になることでしょう。この運動により、五色人種が名実共に一つの兄弟になるという理想が実践されつつあります。統一教会が導いているこのセ・サラン運動の本郷こそ我が祖国、大韓民国です。

 「私の愛する祖国よ、輝け! ついにお前は神様の召命を受けたのだ! 世界を生かすセ・サラン運動の本郷になったのだ!」。これがけさ、皆さんに捧げる本人の証言のすべてです。

 私たち韓民族にとって急務なことは、自覚することです。悟ることです。私たちは悟らなければなりません。私たちが神様に召命されたことを悟らなければなりません。私たちが選民になることを悟らなければなりません。自分が豊かに暮らすための選民ではなく、世界が豊かに暮らすようにするための選民であることを悟らなければなりません。この使命を悟り、一致団結してこの仕事を実践すれば、神様の祝福が永遠に私たちの祖国と共にあり、私たちは神様の王子の立場から新時代の先駆者となり、祖国の栄光は永遠無窮となることでしょう。


統一解怨式―文氏氏族解放と世界氏族解放宣布(一九七八・一一・二、清平修練所)


 今年一九七八年十一月二日を中心として、先生が韓国で何の式をしたかというと、主流的宗教と傍系的宗教が一つになる式、統一解怨式をしました。そして、氏族とこれが一つになる式をしました。それにより、宗教を信じる人も信じない人も同じ時代に入ったというのです。霊界が一つになるのです。それで、霊界のすべての霊人は地上再臨をして、塀を壊す運動をするのです。皆さんが息子だとすれば、これ(霊人)は養子です。養子は天使長です。養子は従順な天使長と同じであるため、天が自動的に主管できるのです。それゆえ、既に地上には数多くの霊界の霊人たちが自由自在に再臨できるときに入ってきたのです。全面的に再臨できる時が来たのです。

 霊界では国境を認めません。国境を超越しているのです。統一教会の信徒は、このようなみ旨を主導する立場にあるので、私たちは氏族を超越し、国境を超越しなければなりません。摂理から見るとき、アダムの三人の息子の中で、白人は三番目の息子で、黒人は二番目の息子で、黄色人は一番目の息子です。その三人が一つにならなければなりません。

 このような摂理時代に入ったので、統一教会は超国家的な立場から、新しい世界を代表した一つの祭物を用意することができます。それがホーム・チャーチです。それは霊界と肉界を合わせた地球星を意味するのです。

 先生の氏族を中心として全世界の傍系的氏族を一つにする儀式を行い、統一教会を中心として傍系的宗教が一つになり、統一される式を行いました。そのような式を清平で執り行いました。

 それで、その式を執り行うことにより、統一教会に過ちがあれば蕩減条件があるだろうと言いましたが、案の定、三週間も経たずに大きな事故が起きました。四人の食口がそこでおぽれて死にました。また、ニュージーランドでも食口が死にました。そのような蕩減が起きたのです。それによって二つの世界がすべて連結して一つになりました。群がすべて崩れ落ちるのです。

 ですから、霊界にいる皆さんの先祖は、どこへでも思いのままに遮るものなく降りてくることができます。昔は、霊界から降りてこようとしても、とても難しくて降りてくることができませんでした。しかし、今では霊界と地上が一つになった統一圏となっているので、今後は統一教会に反対すれば滅びていくのです。


九 アメリカでの主要行事


第七回「科学の統一に関する国際会議」(一九七八・一一・二四〜二六、アメリカ、ボストン・
シェラトン・ホテル、五十七ヵ国、四百五十名、主豊11既存価値の再評価と絶対価値の探求)



 第七回「科学の統一に関する国際会議」が七八年十一月二十四日から二十六日まで、アメリカのボストン・シェラトン ホテルで開催された。ノーベル賞受賞者六名を含む五十七ヵ国の四百五十名の碩学が参加した今回の会議では、「既存価値の再評価と絶対的価値の探求」という主題のもとで各分野の学問が協力し、現代人が直面している問題に対する解快方案を論議した。

 理想と価値体系が崩れてしまった現代社会において、根本的な価値体系の定立は、何よりも急を要しています。しかし、相対的な世界で生きている人間自体だけでは絶対的価値を定立することもできず、またその価値を最後まで追求する能力をもつこともできません。そして、結果世界だけでは、どこにも、どのような状況でも、絶対価値を見つけることはできません。

 絶対価値の実現は、絶対者自身も必要としています。絶対価値は宇宙の第一原因者、すなわち絶対者の理想(目的)の中からのみ探すことができるのであり、結論的に言えば、絶対者の理想、すなわち愛の中から探し出すことができるのです。

 ところで、結果世界の中心であり総合実体相である人間は、絶対者の愛の理想の前に最も貴い対象存在であるので、絶対者も人間を通じてその愛の理想の完全実現、すなわち絶対価値の実現を望むのです。それゆえに、絶対愛の理想が人間を中心として成し遂げられる起点は、人間が絶対者の対象体として完成する瞬間です。すなわち、絶対的主体の愛の前に相対的対象として一致調和すれば、愛の理想が実現される起点となるのです。

 人の心身が一体となる度数の高さと純粋さの程度に比例して、主体的な絶対世界がその人に和して共鳴する程度が変わります。ゆえに、絶対愛のもとで心と体が完全に一つになった理想的個体は、また別の理想的個体と合わさって理想的家庭へと発展し、この理想的家庭が理想的社会、国家、世界へと発展することによって、絶対愛に対する感応から得た喜悦と幸福が、全体と永遠へと波及し、調和するのです。

 知識の世界は認識を通じて啓発されますが、情の世界は啓発されることがありません。ゆえに、絶対価値は知識の次元ではなく絶対愛の次元です。このような点から、第一原因者は私たちの認識圏内で探すことができるものではなく、情緒的な次元で感応し体恤するものだと言うことができます。

 愛の立体的内容が欠乏した価値は、永遠不変にはなり得ず、いつかは流れていってしまいます。今までの様々な系統の主義や思想は、一面においては人類にとって助けとはなりましたが、むしろ人類の思想体系を間違った方向へと導き、歴史を発展的に導くことができなかった面も多かったと思います。そのような意味で、既存価値体系の再評価は避けられないことだと思います。それだけでなく、各分野の学問的研究の業績が、価値体系の混乱と転倒により誤用されているケースが非常に多いということも嘆息せざるを得ないことです。

 間違った方向に導かれている価値観を正すことに、これ以上学者たちは傍観していてはならないと思います。そして、この仕事に対しては、ある特定の専攻分野を選んではなりませんし、各分野の学者が使命意識をもって協力することを通してその成果を収めることができると思っています。


重大転換期と「私の日」の策定(一九七八・一二・三一、アメリカ、ベルベディア修練所)


 一九七六年九月十八日までが霊的闘いの期間ならば、その後の一九七八年九月十八日までは肉的闘いの期間になります。そして、ここで勝利した立場で長子となったので、この長子が国の長子にもなり、民族の長子にもなり、氏族の長子にもなり、家庭の長子にもなることができるのです。この本然の位置に長子として戻ってくるのです。今はどこへでも行くことができます。

 アダムの位置はすべての長子の位置です。個人的長子の位置であり、家庭的長子の位置であり、氏族的、民族的長子の位置であり、国家的長子の位置です。すべての長子の位置なのです。本然のアダムがそこから現れるのです。ですから、このように勝利して帰ってくることにより、本然のアダムの位置に戻ってくるのです。

 私たちがフレーザー議員と闘って勝利したこともそうです。霊的に条件を立てたので、攻撃をするのです。その次には裁判をします。ニューヨーク・タイムズをめぐって裁判をするのです。今見てみると、フレーザーを中心として統一教会に反対していた人々はその後みな落ちていきました。

 そして、先生がそのような闘いをしたので、今回イギリスに行ってから韓国に行くというコースをたどって戻ってきたのです。そのようにして、この期間に韓国に行ってきたのです。ちょうど六ヵ月です。韓国が歓迎しました。韓国が歓迎したのです。そのような基準ができたので、先生は、国家的基準では今はもうどこでも思いどおりに移動することができるのです。

 また、世界のサタンたち、反対していた者たちは既に負けたので、反対する者はいません!いくら反対したところで全体を奪うことはできません。それはどのような意味かというと、全世界のすべての国を洗礼ヨハネ国家にしたということです。それならば、統一教会の信徒は何なのでしょうか。長孫(訳注:初孫、すなわち長男の長男)になったのです。

 皆さん、今回ジム・ジョンソンという者がガイアナ事件を起こしましたが、その事件を契機として、その事件に関連させて統一教会が悪いと言っています。私はそのようになったことを悪いとは思っていません。そのような者が現れることによって、司法省が国務省に対して「レバレンド・ムーンをすべて調査しなさい!」ということになったのです。そのようになれば、国務省はじっとしていることはできません。天はそのような活動をさせることによってアメリカ政府からレバレンド・ムーンを保護するための法的発表をさせるような作戦を取ったのです。(歓呼、拍手)

 その次には何かというと、共産党の思想をもった宗教は、あのように滅びるということを見せてくれました。国家的にも、宗教的にもすべての内容が統一原理に完全に一致し得るものに整備されていくと私は思っています。「レバレンド・ムーンはジム・ジョンソンとは違う!」ということが分かりさえすれば、その時からは完全にひっくり返るのです。そのような時です。ゆえに、このような判定的事実を見れば、歴史的な転機が来るだろうということを察することができるのです。

 今まで統一教会に反対していた九つの宗教団体と統一教会まで合わせた十の宗教団体が一つになって、すなわちレバレンド・ムーンとキリスト教が一つになって統一教会に反対するアメリカと上院に対して攻撃することができたということは、歴史的に驚くべき事実だということを知らなければなりません。

 ガイアナ事件を中心として、宗教においては今の時代にそのような役事が現れざるを得ない悲惨な状態になってしまいました。その宗教はサタン側宗教の代表型です。ところがドール上院議員はガイアナ事件をきっかけとして統一教会をたたきつぶそうとするのです。皆さん、ニューズ・ワールド紙にも紹介しましたが、イエス様が生まれるときに九百五十名がいました。その時の九百五十名は、宗教的に言えばサタン世界の祭物のような立場です。今この時のガイアナの事件は、宗教形態をもった共産党中心の偽りの宗教が激しく打たれるということです。

 これを見れば、ガイアナ事件のようなものを祭壇にして統合運勢をつくろうとすることが神様の作戦ではなかったのかと思うのです。この「ガイアナ」という言葉は実におもしろい言葉です。私が行くべきか、行かざるべきかを問うている言葉です(注:韓国語ではカヤハナ)。真の宗教か、偽りの宗教かということが分からないというのです。どうしてそれが分かるのかというのです。

 このようなことを見れば、今先生の話す歴史的方向やすべてのものが、このような帰趨となって一つの歴史的な転換点をなすためには、必ずけってこそ回るということです。そのままでは回りません。反動を与えてこそ回るのです。

 摂理的に見たとき、今のこの時は重大転換期、エマージェンシー・ターニング・ポイントです。それでは、個人の救いのためにも死の場に臨んでいき、自分の一族の救いのためにも死の場に臨んでいくのに、全体の救いのためのこの時において、できないことがあるでしょうか。それさえなせば、共産世界が問題ではありません。すべての民族を総合して形成した国家であるアメリカがキリスト教思想のゆえにセメントのように固まっていたのですが、それがすべてなくなったのです。ですから、今や統一教会によって、次元の高い人類平和の天国に向かって前進できる日が、目の前に近づいているではないかというのです。

 オリンピック大会に出場する選手がチャンピオンになるのは、その何時間かの間でなるのではありません。その走る時間は短いのです。チャンピオンを決定する時間は短いのです。この世界の摂理歴史の中で、今後の決定的闘いの期間は短いのです。そのために皆さんが訓練し、準備してきたのです。もうその時は来ました。今や最後の決戦のために総進軍するのです。それができなければ滅びます。皆さんを信じて今まで私は闘ってきました。もしこれが駄目ならば、荷物をまとめてほかのところへ行きます。お母様に「いつでも荷物をまとめておきなさい」と言いました。そのような運命を懸けて闘っているということを知らなければなりません。

 きょう一九七八年十二月三十一日のこの時間がターニング・ポイント(注:転換期)です。皆さんはそのターニング・ポイントがいつなのかということを知らなかったでしょう? 知りませんでしたが、今知ったので、あすからは根本的に変わらなければなりません。あすからは私の時代です。私の時代、私の日、私の誕生日、すべて良いのです。(笑い)私たちは全員今から新しい姿にならなければなりません。

















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第五章 一九七九年 家庭教会を通じた天国完成

真の御父母様の生涯路程 6



第五章 一九七九年 家庭教会を通じた天国完成


一 一九七九年の出発と摂理的意義

(一九七九・一・一、ニューヨーク、ベルベディア修練所)


年頭標語:家庭教会を通じた天国完成


 きょう、一九七九年の新年を迎えると同時に、十二回目の「神の日」を迎えるこの場において、全世界と米国と日本と韓国に共に祝福があるよう祈りつつ、神様の栄光が皆さんの上に臨むことを願ってやみません。

 皆さん、ホーム・チャーチ(注一家庭教会)という言葉は、本来、どこから始まらなければなりませんか。本来、エデンの園から始まらなければなりません。チャーチ(注:教会)というと、宗教を意味する言葉ですが、宗教は神様を抜きにしては語ることができません。

 宗教といえば、東洋の言葉では棟なる教えのことです。家でいえば棟(注:屋根の最も高い水平部分)を意味します。すべての教え、すべての習いにおいて、原理的であり、原則的であり、中心となる教えであるという意味があるのです。家で見れば、家のビーム(注一大梁)のことを言うのです。センター・ビーム(注:中心の大梁)を意味するのです。それゆえ、神様を除けば、すべての宇宙は崩壊してしまうというのです。宗教というものは、新しい宇宙の家を建てる摂理の基盤なので、土台を築いて柱を立て、すべてのものを備えても、この棟木を載せなければ、すべてのものができないのです。

 ホーム・チャーチの本来の起源は、アダム家庭がエデンの園で堕落せずに神様を中心として完全に愛して一つになることを意味したということは間違いありません。そのようにホーム・チャーチが始まり、ホーム氏族チャーチ、ホーム・ネーション・チャーチというように、教会を世界形態に拡張しながら、家庭理想を備えた一つの世界になっていたはずであるというのが原理で教える見解なのです。

 それで今日この統一教会が、歴史上にホーム・チャーチというタイトルを主張することができ、これを私たちが立てることができるという事実は、神様の前においても、人類全体の前においても、この上なく重要なことだということを知らなければなりません。

 皆さんは何を求めていくのですか。「人類のために私が真の教育をしなければならず、真の愛を教えてあげる先生にならなければならないだろう」というのです。それは、神様がする業なのです。神様をかかしにしようとして、そのようなことをするのではありません。神様には体がないので、体をもっている人間が必要なのです。ですから、そのような人が現れさえすれば、「私の代わりにやりなさい」と言われるのです。

 それで、今日の宗教を代表した統一教会は、神様が願われる世界を代表して、神様の身代わりとして登場したのであり、統一教会員を世界を代表して、神様の代わりに父母の立場で愛を施す人々にしようと思うのです。愛を中心として、父母の愛を中心として教育をしなければなりません。

 ですから、棟となる宗教とは何かというと、そのような宗教だというのです。人類を教え、人類を愛そうというのが神様の宗教であり、神様の中枢的思想なのです。それ以外にはありません。

 どのような人が真なる父母かといえば、子供に対して世界が喜び天が喜ぶことを教えてあげる人が真なる父母だというのです。真なる友達というのもそのようなものであり、真なる家庭、真なる民族は、そのような愛をもっているのです。

 それゆえ、統一教会は、これまでそのような思想をもって、レバレンド・ムーン独りで歩んできたのです。神様が宗教を立てたのは、先生となるためであり、世界人類を愛する父となるためだということを知ったのです。神様は「教えてあげて愛そう」と言うのです。「先生の立場で教えてあげて、父母の立場で愛そう」というのが神様の立場であるということを知ったのです。

 それで、ホーム・チャーチの役軍とはどのような人でなければならないかといえば、神様のように教えてあげることができ、神様のように愛することができる人でなければなりません。父母の立場で愛することができるそのような教会、そのような人、そのような国民、そのような世界人類になる日には、神様は地上のどこにでもおいでになられ、天国ができるという結論が出てくるのです。ホーム・チャーチとはそれなのです。第一に何ですか。第一に教育、第二に愛です。


ムーニー(Moonie)を誇るとき


 これからは、誇るべきものは「ムーニー」という言葉しかありません。「ムーニー」という言葉は韓国語で、ディスカッション(discussion)、問議する(注:尋ねて相談する)という意味です。また「ムーニー」という言葉は、絹織物に織り込まれたムニ(注:模様のこと)、刺繍をした模様という意味です。戦っていた人たちを尋ねて相談しようという意味です。ディスカス(注:話し合う)して、刺繍しようというのです。何をもってですか。愛をもってです。どのような愛でしょうか。永遠なる神様の愛です。何をもって模様を入れるのですか。神様の愛で模様を入れるのです。

 米国では、米国の国務省が私を恐れ、すべてが私を恐れているというのはどういうことでしょうか。私が武器を持ち、原子爆弾を背負って歩いているので恐れるのでしょうか。ムーニーに接すると、すべて溶かされてしまうというのです。愛で溶かされて民族がすべて引っ掛かっていくので、米国も吸収されるのではないかと考えて、恐れるのです。(拍手)

 それを見るとき、世の中の人と比較してみれば、比較にもならない私たちの立場なのですが、誇らしいムーニーになりなさいというのです。一九八〇年には、ムーニーであることを自慢できなければ駄目なのです。この前、誰かが「アイ・アム・プラウド・オブ・ムーニー(注:私はムーニーであることを誇る)」と書かれているランニングシャツを着て歩いていました。そうでなくてはなりません。(拍手)

 そのムーニーが誇らしいのです。ムーニーという言葉がなぜ恐ろしいのですか。ムーニー(Moonie)がサニー(Sunie)になって、キンギー(Kingie)になると教えてあげたでしょう。「蘇生段階を経てこそ長成段階であり、長成段階を経てこそ完成段階である」と言いました。私はこれまで監獄に入り、ありとあらゆることをしましたが、私は絶対に恥ずかしいと感じません。堂々としています。皆さん、何が恥ずかしいのですか。さあ、自分の心に安らかでない思いがあるのなら「ムーニー、ムーニー」と言って誇りなさい。そうすれば、すべてなくなります。


二 本格的な家庭教会運動展開(一九七八〜一九八一)


復帰摂理の終着点


 私たち統一教会がしなければならないことは、ホーム・チャーチです。復帰摂理の終着点は、ホーム・チャーチです。私たちがホーム・チャーチ運動まで宣布できるというのは、偉大な成功だというのです。天と地がすべて祝賀するほどの成功なのです。先生が苦労したのもこれをつくるためであり、イエス様が死んだのもこれをつくるためであり、神様が六千年間摂理されたのもこれをつくるためです。これをなしてこそ天国ができるのです。そのとき、天国の門が開くのです。ですから、イエス様はペテロに天国の鍵を残して逝ったという事実を知らなければならないのです。

 エデンにおいて堕落の結果とは何かといえば、カインとアベルの戦いです。カインがお兄さんとして生まれ、アベルが弟として生まれたのですが、これをひっくり返してしまわなければなりません。そうしなくては、父母を探す道がないのです。このような曲折の歴史を歩んできた神様の摂理の中において、今日、この統一教会が現れて主張することとは何かといえば、ホーム・チャーチです。

 エデンの園とは何ですか。ホーム・チャーチです。そこにはカインとアベル、お兄さんと弟の戦いがありません。父母と子女が一つになり、神様と天使長が一つとなり、すべてのものが一つになって統一されるのです。このような環境のために、今日、統一教会のレバレンド・ムーンという人が現れ、天使世界と天との境界線を取り除き、人間世界と天使世界との境界線を取り除き、カインとアベルの恩讐の垣根を壊して、これを正そうというのです。

 それでは皆さん、ホーム・チャーチとは何ですか。すべての歴史時代の摂理を中心として、国境を越えて家庭教会の中で一つになれば、すべてのものを復帰するのです。三百六十家庭は三百六十氏族です。それをなぜするのでしょうか。三十六は十二数の三倍です。十二数とは天理の数です。これは霊界の十二の真珠門のことをいうのです。三十六家庭の数と同じであるというのです。三十六は旧約時代、新約時代、成約時代の三段階の運勢を連結させることができるのです。それは天道を解くために出てきたものです。

 三百六十日の一日というものは永遠を代表した一日です。皆さんがそのような観点で、一日ホーム・チャーチを訪ねていくということは、この歴史時代において数多くの日を神様の前に勝利の日として立てるための業であるというのです。三百六十家庭というものは、人類が天の国を立てられず、勝利の日を立てられなかったことを再び取り戻すためのものです。三百六十日を神様の前に立てるための業であり、三百六十家庭を人類と共にもつようにするための業なのです。それで三百六十家庭が必要なのです。それは悲しみの日ではなく、希望の日です。どんなに骨が折れようともその希望のために行かなければなりません。


真の御父母様の世界的勝利相続の祭壇


 三百六十軒には、十二の国の人が入らなければなりません。そのような国は米国と英国しかありません。私が韓国を離れた原因はそこにあります。そのような基盤を築かなければならないのです。百二十ヵ国以上の総合民族国家を中心として一大闘争を展開し、勝利の旗印を立てて勝利したという基盤を築き、サタンの認定証をもらわなければならないのです。天国に行こうとすれば、「あなたは、このような立場で天の国に行くので、私には讒訴すべきものが何もありません」というサタンの認定証を受け取らなければならないのです。神様は認定証をくれません。サタンから認定証をもらって、その認定証に神様が判を押すのです。

 今までは、いくら「家庭教会」という名詞を知っていたとしても、実際にはそれを迎えることができなかったのです。なぜでしょうか。時になっていなかったからです。そのような蕩減条件が神様とサタンと歴史を代表した責任者との間において決定されなかったため、いくらホーム・チャーチに入って、「これを世界の祭壇として完結して捧げます」と言っても、受け入れることができなかったのです。サタンも認めないというのです。

 ところが運良くも今の時代に先生が現れ、世界的蕩減をすべて立てて勝利した基盤の上でホーム・チャーチというものを制定することによって、できるようになったのです。それがホーム・チャーチなのですが、それが何かといえば、結局、地球を代表する型となるのです。全体を縮小したものなのです。これさえつかめば、すべてをつかむのです。それがホーム・チャーチだというのです。

 それで、この過程を経れば、家庭、氏族、民族、国家、世界にまで上がっていくようになるのです。これを見れば極めて小さいものですが、全体を合わせて一つにまとめたものがホーム・チャーチだというのです。

 それゆえ、歴史的な祭壇なのです。最初にして最後の祭壇であるというのです。それゆえ、皆さんは精誠を込めなければなりません。自分のお母さん、お父さんよりも、自分の兄弟よりも、もっと世界を愛するために、神様はそのような計画をされ、そのような摂理をされたので、自分の国よりも、自分の父母よりも、自分の兄弟よりも、自分の妻子よりも、ホーム・チャーチをもっと愛さなければなりません。伝統がそこから立てられるのです。このような時を迎えたのは、先生が築いた基盤があるからです。

 権威をもって、サタンの前に守勢から攻勢に方向を変えなければなりません。それで、ホーム・チャーチを中心として各地域をブーンと空襲するのです。ホーム・チャーチで勝てば民族で勝つのであり、国家で勝つのであり、世界で勝つのであり、すべてで勝つのです。そのような攻撃戦が起こらなければなりません。このような歴史時代に先生に会い、先生が命令したこの三次七年路程の中において、ホーム・チャーチ活動にあらゆる精誠を尽くして攻撃するということは、万物と人と心情を一遍に復帰して捧げることができる歴史的な事件であるということを知らなければなりません。

 それでは、今の時とはどのような時でしょうか。「天勝日」を通過した時であるため、アダム完成、エバ完成時代です。天使世界もプラスとなるのです。これまで天使たちは霊界で働いていました。霊的救いの摂理は霊界で成されましたが、今は肉的救いの摂理であるため、天使たちが働く方向、神様が働く方向が地上に移されたということを知らなければなりません。そのような時代であるので、天を信じ、また霊界が協助するので、「私は一人だけれども、すべてのものを制覇できる」と言わなければなりません。地上で実績をもつことができない人は、霊界に行って最も冷遇されるのです。

 それで、「天勝日」がもたらしてくれた贈り物とはホーム・チャーチなのです。そのホーム・チャーチ活動はどのような背景をもっているのですか。これまで働いていた神様の方向が、霊界から肉界に移されたというのです。ですから新しい時代になったのです。


氏族的メシヤは愛の実践場


 三百六十軒とは何かといえば、世界的に築いた蕩減条件を接ぎ木して、世界を代表した一つの中心型として現れたものです。ここで勝利すれば、自分の氏族は世界的氏族圏に登場するようになります。蕩減することによって初めて父母の位置に登場するのですが、メシヤの資格を備えた氏族的メシヤ、すなわち新郎の立場に立って新婦を迎えることにより、氏族的真の父母になるのです。

 ホーム・チャーチに行き、歴史的戦いの中において勝利しなければなりません。その歴史的戦いというのは、「私は三百六十軒を相手にしているが、これは、御父母様が世界を懸けて戦って勝利したその木の中の一部分であり、世界を代表した枝のような立場から受け継いで戦うのである!」というものです。そこでサタンと戦うのです。そのサタンも世界を代表しているのです。死ぬか生きるかという問題がかかっているのです。そして変わることなく戦い、三百六十軒を自然屈服させることによって初めてメシヤになるのです。メシヤとは何ですか。サタンを屈服させた人です。完成したアダムなのです。

 ホーム・チャーチを通じて故郷へ帰らなければなりません。エデンの園から落ちて、家庭、氏族、民族、国家、世界に滅びの運勢を抱いて、巡り巡って、興隆する運勢を経て、ホーム・チャーチを通じて故郷を経て、将来どこに行くのですか。天国に行くのです。これは運命の道です。

 皆さんは、その道を行かなければなりません。私を愛してくれる人がいないと思うのではなく、愛してあげられない私を恨めしく思おうというのです。神様は、愛してあげられる人がいなくて嘆息されるのではなく、愛してあげられなかったことを嘆息されているのです。そのような神様と同じ心をもって継続してやりなさい。神様が先に愛するようになっているのです。それで、愛を中心として「すべての不祥事、ふさがったものはどこにもない」と言える勝利者とならなければなりません。

 では、今、皆さんはホーム・チャーチで生活していますか。そこに行って何をするかというと、奉仕をするのです。肉体的に奉仕し、精神的に奉仕し、愛で奉仕しなければなりません。再創造です。そうして、そこで皆さんがどれくらい血と汗を流して時間をたくさん投入したかによって、皆さんを歓迎する基準が変わるのです。

 それでは、三百六十軒とは何でしょうか。愛の門を開き、愛の道を正常な軌道に乗せるための修練場であり、訓練場であるということを知らなければなりません。どのような人でもみな愛することができるようになるとき、皆さんの心は、彼らを完全に指導して余りある主体になることでしょう。誰がいかなる問題を尋ねたとしても、すらすらと解答が出てくるのです。

 これから、愛の鐘の音を皆さんの心で聞きなさいというのです。そのようになれば口が、「私の口は愛の言葉を語るようになっていて、そうでない言葉は語らないようになっている」と言います。愛がなければ、このように口が「うむ」と閉じます。また、耳が開かないようにし、目が見ないようにするのです。そのようなことを感じなければなりません。

 そのように暮らすようになれば、間違いなく皆さんは、神様の愛に酔いしれる境地に遠からず入っていくことでしょう。霊界と直接通じて、自分のホーム・チャーチにおける難しい問題を実に巧みに自分でも知らないうちに、難なくすべて解決できる主人公になることでしょう。三百六十家庭のいかなる問題でもすべて解決できる、神様を身代わりした主人となることでしょう。

 夫が妻を愛する以上に、妻が夫を愛する以上に、我が子供を愛する以上にホーム・チャーチ活動をしなければなりません。そうして彼らが、「これほどまで私たちを愛してくださったので、あなたに愛をお返しします」という内容がホーム・チャーチ圏内をすべて覆うようになるとき、「そこが神様の領域である」と言うことができるのです。「神様の地上の天国圏だ」と言うことができるというのです。新しい文化、新しい運動で一つとなり、新しく復興することができるのです。


共産党組織を凌駕する活動


 共産世界は、北韓と中共とソ連が仲間になっているので、ここ民主世界は、韓国と日本と米国が一つにならなければなりません。互いに一つになって綱引きをするのです。綱引きをするには、一番前に強い人が立たなければなりません。弱い人が立っては駄目なのです。共産世界は中共とソ連が金日成を中心として一つになって引っ張っているのですが、民主世界の米国や日本は引っ張られるようになったのです。それで仕方なく統一教会のレバレンド・ムーンが韓国を代表し、日本の食口と米国の食口と一つになって日本と米国と韓国に問題を起こしながら、「霊的に、精神的に戦って勝たなければならない。反共をしなければならない」と主張をしているのです。

 共産党は外的に勝利した立場に立っていますが、私たちは霊的な面で勝利した立場に立ったのです。ところで、霊的な面がより強いため、私たちは共産党よりも強くなければならないというのです。霊界全体がすべて協助しているのですから、私たちの側の数と共産圏の数とでは、どちらが多いですか。そこに、裁判長である神様までもが私たちの側だというのです。

 問題は何かというと、共産党が人類を愛するのと、統一教会が人類を愛するのと、どちらがより愛するかということなのです。神様は、それを審判しようとします。神様が見ているのです。それで、統一教会は、ホーム・チャーチを通じて「家庭を愛せよ」という運動をしているし、共産党も細胞組織を通じて家庭に入っていって運動をしているのです。どちらがより愛するか見ていなさい。強制でなく、「自ら進んで従っていこう」という運動が起こらなければなりません。

 共産党は、教会を破壊し、家庭を破壊し、キリスト教と米国を滅ぼし、すべてを滅ぽすのです。ですから、「私たちは教会と家庭を生かすためにホーム・チャーチ運動をする」という言葉が出てくるのです。このような結論が下るようになったのも、偶然にそうなったのではありません。歴史の帰趨がそうであるため、神様の摂理の方向を見るとき、そのような避けられない結論に到達したという事実を、私たちはここで直視しなければなりません。

 ホーム・チャーチは、本来、昨年からしなければなりませんでした。一九七八年から、七九年、八〇年、八一年の半ばまで、三年半の間にするようになっているのです。ホーム・チャーチをつくったことは夢のようだと思いなさい。それで、先生がみ旨のために生まれ、み旨のために生きるのと同様に、皆さんもホーム・チャーチのために生まれたということを知らなければなりません。ですから皆さんは、どこにでも行くことができなければなりません。皆さんは、この地に地上天国を成す時まで、ホーム・チャーチを続けなければなりません。

 皆さんは、氏族的メシヤから、民族的メシヤ、そして国家的メシヤにまでなれるというのです。国家的メシヤまで行くことができるというのです。三年半でできなければ七年かかります。それでもできなければ、三次の七年路程を行かなければなりません。二十一年かけなければならないというのです。


三 韓国超教派運動と南大門教会事件


十三年間投入してきた超教派運動


 反対を受けていた人が勝利し、反対する人を自然屈服させられる基盤を世界的に築かなければならないのが天の行く道だということを、皆さんは知らなければなりません。それで、キリスト教が私に反対しましたが、反対するこのキリスト教を十三年間、超教派運動を中心として統一教会の予算よりたくさん使いながら食べさせ、助けてきたのです。

 うちの幹部たちは、「先生、そんなことをする必要がどこにありますか。うちの教会のために使ったほうがどんなに良いですか!」と言います。しかしながら、それはよく分かっていないのです。キリスト教を助けてあげ、大韓民国を生かさなければならないというのです。

 大韓民国を生かす道は、朴政権に対してデモすることではなく、金日成を追放することなのです。それがキリスト教の責任であるということを私は知っています。ところで、そのことが政府にも分からないので、私が多くの基盤を築いたのです。どのくらいまで基盤を築いたかというと、超教派運動に統一教会が加入しているといって、理事会でそれを除去することができないくらいにまで、十三年間かけて基盤を築いたのです。理事が七人ならば、五人は私たちの側になるようにしておいたのです。


キリスト教牧師が統一教支持声明の発表計画(一九七九・夏)


 三次の七年路程を定めて歩んでいくことがどんなに忙しいかというのです。二十一年間です。ですから死ぬに死ねないのです。死の絶頂にあっても死ぬことができないというのです。私が死ぬ寸前にあっても、生かしてあげなければならない責任が神様にあるのです。生かしてあげない日には、神様のみ旨を成すことができないのです。

 そのように考えるとき、先生が三次の七年路程のすべての蕩減内容を経て、自由世界に対する蕩減条件をすべて立てて解放圏に入ることができる立場に立っているという事実、これは天と地が、あるいは統一教会自体が、全人類が喜ぶことができる内容であるということを知らなければなりません。今年の夏、韓国では全宗教界の重鎮がレバレンド・ムーンを歓迎するための準備をしているという報告を聞いています。そのようになる日には、世界は一瞬にして回るのです。私たちの原理をもってキリスト教を一つにするのは、問題ありません。

 もう、六月になれば、韓国で三千五百名の牧師たちがレバレンド・ムーンを支持する運動をするという報告を、私は聞いています。うれしいでしょう? (歓声、拍手)ユダヤ教とキリスト教とが今もこのように闘っているのに、先生は、生きている間にこのようにしてしまいました。私にあれほど反対していたキリスト教が変わり、あれほど反対していた韓国が変わりました。もう、私に反対する人がいないというのです。先日韓国に行ってみると、「韓国五千年歴史が誇る愛国者である」と言っていたのです。

 そして今、全世界のキリスト教は、「韓国のキリスト教だけが生きている」と言っているのです。また、国を見るとき、共産世界と民主世界の間の難しい中で、それでも復興している国は、世界を代表して韓国だけであるというのです。すなわち、共産世界と民主世界の間で、米国自体も共産主義に巻き込まれていっているのです。また、日本にしても、すべてが私に反対していたのに、今では共産党だけが騒いでいるのです。そして日本と韓国をはじめとした全世界の学者たちが力を合わせて、「先生を後援しよう」としているというのです。(柏手)


申四勲の統一教会批判講演阻止事件(一九七九・四・二四、ソウル中区陽洞南大門教会)


 南大門教会事件さえなければ完全に崩れるところなのに、この者たちが誤りを犯したのです。三ヵ月だけ我慢していれば、天下に翼を広げ、私がキリスト教に対して堂々と「会おう」と進み出ることができる基盤を築いておいたのに、「十年の勉強南無阿弥陀仏」(注:長い間の努力が一朝にして水泡に帰すこと)になったというのです。誰がそのようにしなさいと言いましたか。「私の命令がある時まで待ちなさい」と言ったのに、このようにしてしまったのです。

 外国の人々を宣教師として育てあげ、外国に組織をつくって機動隊を編成し、国際的な活動舞台を全部準備して「ヨーイ、ドン」をすれば、国家が動き、アジアが動き、世界を動かすことができる版図を、千辛万苦の末に築いて、その日を待ち焦がれてきたのにもかかわらず、このようになってしまったというのです。

 この峠さえ越えていたならば、今日、キリスト教はあのようにはならなかったはずです。このままで行けば、キリスト教も滅び、国も滅びるのです。さらには統一教会も滅びるのです。さらに進んで、レバレンド・ムーンも天の前に責任追及を受けるのです。

 このような立場に立って、私個人として見るとき、「歴史的な神様のために、誰にも負けない孝子になり、忠臣になろう」と考えながら、私自身をむち打って追い立てるのに忙しかったのです。大韓民国を生かし、世界を生かすためには、私の父と母を売ってでもするのです。私は、愛国者だ、何だと、あがめられることを願っているのではありません。私の願いがあるとすれば、それは垣根を崩すことです。

 民族と民族の間にある数多くの垣根を誰が崩すのですか。それは、人が崩さなければなりませんが、何をもって崩すのでしょうか。力で崩すのではありません。涙と血と汗をもってこそ、それが崩れるようになっているのです。歴史時代のいかなる孝子以上に父母のために孝行し、国のために忠誠する心をもって、天地の運勢を胸に抱き、常に天に侍ることができる王国を準備し、愛の心をもって崩してこそ、崩れるようになっているというのです。


四 朴正煕大統領逝去と前後措置(一九七九・一○・二六)


真の御父母様の急遽帰国と危機警告(一九七九・一〇・二五、帰国〜二・三、出国)


 現政府は、少なくとも私たちの三次七年路程が終わるときまでは残っていなければなりません。二十年間は、何としてでも持ちこたえなければならないというのが摂理史的な見方です。私たちは内外共にすべてを成しておかなければなりません。そうすることができる内容を、すべて具備しているというのです。

 私たちは、二十年路程を行かなければならないのですが、国家も、二十年路程を中心として波乱曲折を経ながら外的な基地を強固にしなければなりません。経済基盤や、国家安保のための政治体制において、波乱曲折があろうと二十年間は残らなければならないのです。そうなれば大韓民国はアジアを代表して天運を継承するようになる、と見るのが統一教会の信仰観です。

 大韓民国は、一九八〇年代まで無事に越えなければなりません。今年が峠です。今年が難しい時です。十月を越えて、十一月を越えて、この三ヵ月間が峠であると見るのです。この期間が一番難しいのです。ですから、為政者たちは大きな腹をもちなさい、肝っ玉を大きくもちなさいというのです。

 私は何がどうでこうで、反対する人がどうでこうでと、米国のあらゆる情報をよく知っている人です。反対する輩が私を追い出そうと、ひたすらありとあらゆる陰謀を企てています。しかし「私がお前たちに巻き込まれるようなら、とうの昔に統一教会を売り払っている。私は人の言葉を聞いて生きる者でなく、天命に従って生きる人なのだ」と考えながら歩んでいるのです。大韓民国に、来年四月までその余波が続くのではないかと見ています。

 私がある人をして、車ヂチョルに「今年の十一月三日までに方向転換しなければお前は滅びる」と胸ぐらをつかんで詰め寄って言いなさい、と命令して送ったのですが、反対に、訪ねていった人が横っ面を殴られたりしたのです。そうして、一週間もしないでその事件が起こり、みな滅びてしまったのです。通りがかりの人、関係ない人のようなレバレンド・ムーンの言った言葉がそのような影響を及ぽすとは誰も知らなかったことでしょう。その時、事態が穏やかではなかったので私が飛んで来たのです。私が飛んで来た二日目に、そのようなめちゃくちゃなことが起きたのです。

 大統領が亡くなる三週間前に、人を送りました。そして「十一月三日を越えてしまったら大変なことになる。私の話を聞きなさい」と通告したのです。車ヂチョルに「大統領につないでくれ」と言いました。すると、「誰だ?」と聞くので、「文先生の言葉だ」と言うと、拒絶したのです。それで結局、腹が張り裂けて死んだではありませんか。これは脅迫ではありません。そのような悲惨な事実が起きたのです。私に反対する人はみな順調でなかったことを、私は見ているのです。


朴大統領夫妻殺害事件と国難克服


 大韓民国の歴史は悲惨な歴史ではありますが、悲惨で終わるのではありません。下がっていくサイクルの運勢圏内でこれまで呻吟しましたが、上がっていく時が来るはずです。そのように見るのです。皆さんは今、朴大統領が逝去したという、歴史に類を見ない悲しみを迎えました。その方は、夫人である陸女史を四年前、足掛けでは五年前に先に送り、自分自身もこのような悲運の道を行くようになりました。しかし、これは純然に自分のためではなく、この国、この民族のために祭物として逝ったのです。

 それでは、このような歴史的事件はこの民族が奥深く打ち込まれるための、急降下するためのものでしょうか。そうではありません。下がっていったものが一挙に跳ね上がることができ、将来一つの水平線を貫いていくことができる、一つの新しい歴史的な起源を準備して、一つの門を開く道にもなるというのです。

 大韓民国は五千年歴史の間、ずっと下がってきて、このような悲運の事実が起こり、悲痛な心をもつ立場に立つようになりましたが、この民族は、ここで挙国的に団結しなければなりません。天運がこの民族を引っ張っていくことができる道が必ずあるとすれば、それをこの民族がつかむとき、真っ逆さまに落ちるのでなく、飛躍できる一つの起源を迎えることができるのです。私はそのように見るのです。

 宗教世界において、なぜ「祭物が必要だ」と言うのですか。祭物とは何でしょうか。それは、これまで塗炭の苦しみの中にいた人々が飛躍できる新しい起源として、一つのサイクルの方向を転換させるための、一つの個人的な悲運を天運の方向に接ぎ木するためのものです。

 このような立場から見るとき、陸女史が四年前に逝ったことにより、全国の複雑な環境をすべて埋めて新しい方向に向かうことができる道を準備してくれたのではなかったですか。また今回の事件は、世界的には本当に恥ずかしい問題ですが、このようなことが悲劇で終わってはなりません。

 私が清平にいながらずーっと考えてみたとき、その方は本当に苦労したというのです。一国を率いて、開拓の道を行くということは非常に難しいことです。私自身、やはり統一教会という一宗教団体を率いてきた者として、開拓者の心情をよく知っています。開拓がいかに難しいかということを知っているのです。誰とも事情が通じ合えない寂しさと孤独が染みわたっているのです。それこそ、身もだえしつつ夜を明かしながら、独り涙を流すことがいくらでもあるのです。

 それゆえ、本当に助けてくれる力を誰かがもっているとすれば、一〇〇パーセント自分を放棄して、その人にしがみつきたい心情が常に周辺に漂っているのです。そのような環境で、難しい条件を打開しながら政権を執ってから十八年、足掛け十九年になりましたが、その間に韓国がこれほど世界に知られるようになったということは彼の功績であり、私たちはその功績を褒めたたえなければなりません。

 現政府がこのような悲運に処しているからといって、ここで希望を失ってはならないのです。朝野が結束しなければなりません。今、しっかりつかまなければならないものとは何でしょうか。共和党はこれまで向かっていた方向にそのままいるのではなく、ここで飛躍できる新しい姿をもち、この民族が国家の運命の道を越えて天運が行く方向をつかむことができる立場に立てば、新しい希望の民族として飛躍できる道がすぐに開かれることでしょう。私はそのように考えるのです。そうすることができればどんなに良いでしょうか。

 それゆえ、全国民は自ら反省し、軽挙妄動することなく沈黙を守りながら心の声に耳を傾け、天運の脈拍に自らを寄与させることができる道を模索する立場に立つならば、これは、この国、この民族の前にこの上なく悲しいことであると同時に、この上なく喜ばしいことにもなり得るのではないでしょうか。全国にいる私たち統一教会の信徒たちは、このような時であればあるほど、国のために働かなければなりません。国を救わなければならないのです。

 それで、十月の朴大統領弑虐(注:主君・父などを殺すこと)事件以後に私たち統一教会は何をしたでしょうか。金日成が韓国を侵犯できる良いチャンスだと思ったので、勝共連合を中心として七十万名を確保し、団結大会をしました。生命を覚悟して莫大な財産を投入しました。政府がしなくても、民が何と言おうと、これを負い、基盤を築いて戦わなければならないのです。

 それは何のためですか。神様のみ旨のためです。反共戦線を構築して、この韓国の地から共産党を防ぎ止めなければならず、青少年たちが倫理的に堕落していくのをこの韓国の地で食い止めなければならず、キリスト教が没落していくのをこの韓国の地で復興させなければならないのです。もしキリスト教が受け入れなければ、キリスト教をほっておき、統一教会の基盤をもってしなければならないというのです。


民族の将来のための祈祷


 今回、韓国に行きましたが、韓国は大度だったのです。私は、行く計画もしておらず、行こうとも思わなかったのですが、世界と神様と韓国のために行ってきたのです。

 国が、世界がひっくり返るかもしれない危機にあったのですが、私が行くことにより、天が中心となって、緊急にカーター政府がそのように措置するようになったのです。レバレンド・ムーンを先に送ったので天が威信を立て、その条件をもってそのようにできたのではなかったかと考えるのです。米国が朴大統領の死後、緊急措置をして防御するようになったのは、このような状況でなされたのです。天が共にあるべき何かがあったのでそうなったのです。私が涙を流しながらこの民族の将来を天の前に訴え、人類のために、正に精誠を込めて祈祷したのです。

 朴大統領の葬儀を執り行う日、私が韓国の地をたたなければ出てくることは難しかったのです。「天よ、韓国に責任をもってください」と涙を流しながら祈祷したのです。神様のために、人類のために、自由世界のために、韓国のために、私が涙を流したのです。それを知らなければなりません。「金日成め! 私がこれほど愛する地をお前が侵犯しようとすれば、私よりももっと愛することができる心をもたなければ越えることはできない!」。そのように祈祷して飛行機に乗ってきたのです。そのようにしてきたので、どんなに心が軽かったか知れません。


五 米国主要行事と活動


米国約婚式(一九七九・五・一三、七百五組)


 今、私たちがなすべきことは、米国の整備作業です。今の時は緩衝時代に入っているというのです。「統一教会は悪くない。ことに今回の合同結婚式を中心として見るとき悪くない」と言っています。米国の家庭が崩壊していくのを見るとき、すべてが腐っていっているので、将来、遠からずしてぽろ切れになり、雑巾の切れ端となって滅びるのは明らかなのです。自分たちがよくよく見れば、家庭破綻から、教会破綻など、すべてに破綻が起きているのに、統一教会をじっと見れば反対なのです。新しい結婚観を中心として、世界的に人種を超越して七百組が結婚し、統一教会は、この国家を生かそうという新しい運動を繰り広げているというのです。(拍手)

 先日、米国の有名なカトリックの雑誌にも出ましたが、統一教会の結婚方法が実に神様のみ旨に合っているというのです。米国はこれまで統一教会の人々に「来るな」と言っていたのですが、米国の国務長官や外務長官に会って折衝しました。その結果、韓国や各国の大使館で、これまで統一教会員が出られないようにビザを出してくれなかったのですが、出してもらうようになったのです。

 レバレンド・ムーンが勝利したことを、結局はどのような人に相続してあげるのでしょうか。父子の関係をもって最後まで従ってくる人です。今回、五月に皆さんにしてあげた祝福は、そのような意味での事件だと考えるのです。ヨーロッパから回ってきて、ここで結末をつけたのです。さあ、それでは、今皆さんはどのような自負心をもたなければなりませんか。「私は真の父母が立てた勝利的な伝統を受け継いだ」ということです。何がその伝統を受け継いだという証拠となるのでしょうか。ホーム・チャーチです。


朴鍾九氏を中心としたカープ活動


 こうした次元の時代に入ってきたので、ここ米国の若者たちの前に火をつけなければなりません。「カープ(CARP)の活動を中心として大学街を攻撃しなさい」、その次には「家庭に訪ねていってホーム・チャーチを中心として攻撃しなさい」という命令を下しました。町の家庭の若者も私たちのような若者にしなければならず、私たちのような家庭の基盤をもたなければなりません。そして大学街では、統一教会の青年のような青年たちをつくりあげて確保しなければなりません。そうして、米国が反対せずにレバレンド・ムーンを支持する環境に入っていけば、その次には私たち統一教会は何をするのでしょうか。共産党をつかむのです。

 一九七七年十二月にカープ活動を最初に指示して始めたにもかかわらず、米国の若者たちは戦うことを知らないのです。それで、三十六の有名な大学を選び、現在十二名ずつ派遣して戦っているのです。では、なぜ戦いをするのですか。天運を知ることができない米国民であり、青年たちなのです。特に年の多い人は天運を知らないのです。さらには若い人々がすべて落伍者になり、地獄の落とし穴に落ちていっているというのです。これを防ぎ、彼らの向かうべき方向の旗手となる人は統一教会員しかいないのです。ほかの人は絶対になることができません。

 カープ隊員たちに「君たちは責任者として、一週間で米国の東部と西部を往来しなさい」と命令を下しました。「全国は一ヵ月の活動舞台である」と言ったのです。先生は、米国に最初に降り立つと同時に、四十日間で四十八州を完全に走破しながら、回るべき所はすべて回ってみたのです。皆さんのする前に既に全部やったのです。

 一九七八年までに、私が三万名を教育してさっと配置すれば、先生がいなくてもこのことは完全に可能であると判断したのです。三年間、万人が十人ずつ伝道するようになれば、三十万名を越えるので、全米国に配置しても余るのです。そうすれば、ホーム・チャーチ圏内にすべて入っていくと見たのです。

 しかしながら、教会がやれなかったので、仕方なくカープを先頭に立てて一九七七年から始めたのです。一九七七年から一九八〇年までの三年間にそれをしようとしたのですが、米国の人々が責任を果たせなかったため、仕方なくタイガー朴を先頭に立てたのです。共産党とぶつかって戦い、既成教会の牧師を訪ねていきなさい。ならず者がいる所を訪ねていき、淪落するすべての所を訪ねていきなさいというのです。

 カリフォルニア大学のような所は、米国西部における共産党の基地ですが、カープ活動を積極的にしてぶつかりなさいというのです。その核心的共産主義者たちが「ムーニー KCIAの手先」と言って騒いでいますが、私がKCIAですか。ブレイン・ウォッシュ (注:洗脳)だとか何とか言っていますが、何を言っているのだというのです。「おい、鍾九、お前の名前はタイガー朴だろう。タイガーが出ていって戦うときは、雄が独りで出ていって戦うのだ」と言ったのです。

 最初出発するとき、八十数名を西部に配置して戦ったのです。共産党も命懸けなのです。共産党上部からの指令を受けて、彼らは米国で行っているカープ活動に譲歩すれば日本のようになるということが分かっているのです。以前、共産主義者たちは、カープを軽く見ていたのです。

 それで、「こいつら、統一教会がそんなにくみしやすいとでも思っているのか。レバレンド・ムーンを見くびるな」と言いながらタイガー朴に「一人で出ていって戦いなさい」と指令を下したのです。それで、彼は一人で堂々と出ていき、「責任者、出てこい」と言って戦ったのです。テコンドーをマスターして、大胆に出ていったので、若い者たちに火がつくのです。

 それで現在、昼夜の別なく闘争しているのです。昼は大学で戦い、夜は私の所に来て報告し、また戦い、報告するというように、私が直接指導したのです。そしてカープ運動に反対する学生所長や学長を告発したのです。そうすることができる材料を我々がもっているのです。ですから、法廷闘争が起きたのです。

 見てみなさい。大学街で勝利して基盤を築き、教授たちから認められれば、社会においで警察局長などのような人々から認められるようになるのです。大学街において勝利すれば、社会の中枢的な活動をするところで継承者になるのだということを知らなければなりません。


国会議員糾合活動


 統一教会のグッド・ニュースは、統一教会自体から出てくるのではなく、米国の国会から出てこなければなりません。その次には言論界で、「我々はレバレンド・ムーンに負けた」というところから出てくるのです。そうすれば、統一教会では、「わあ!」という歓声がわき上がるのです。またその次には、既成教会から出てこなければならないのです。

 今回のワシントン事件がなぜ偉大な事件かというと、既成教会がグッド・ニュースを私たちに与え、国会がグッド・ニュースを私たちに与え、ワシントン・ポスト紙が私たちにグッド・ニュースを与えたからです。怨讐がすべてグッド・ニュースをくれたというのです。(笑われる)宗教歴史を中心として見るとき、このようなことが統一教会で起きたということは、最初で、最後なのです。

 どれほど大きな事件でしょうか! 歴史的事件なのです。皆さん、三日間で歴史的な事件が終わったということ、しかも、先生が六十歳を越える正にその前日(一九七九・二・一)にこのことが終わったということは、歴史的な事件だというのです。

 大韓民国の解放は、韓国一国でいくらやってもできないのです。米国を動かさなければならず、自由世界を動かさなければなりません。金日成を打つには、大韓民国の力をもってしてはできません。日本と米国の力を借りなければなりません。

 では、それを誰がするかというのです。それは、大韓民国の現在の大統領ではできないのです。そのような面において私が必要なのです。大韓民国の国民が私の世話になるでしょう。そのような力が私にあるかどうか、私には分かりません。しかし、私は天をつかんでこれまで人間ができなかったことをなしたので、現在の立場から見るとき、極めて可能な圏内にあると考えるのです。

 先日私は、米議会にあるうちのPRチームを通じて、一日で上院議員十五名に会い、下院議員二十五名に会いました。今ではそのような基盤をすべて築いているのです。国務省がびっくりして、「えっ、あなたは国務省の紹介を受けることもなくそのように会うことができるのか。誰を通じて会ったのか」と言っているのです。あなた方は自分たちだけ基盤があると思っていますが、私がそのような基盤を全部築いておいたというのです。


米国法曹人原理公聴会および国際司法協会創設(一九七九・八・九〜一二、バハマ、六十二名)


 今回、学者世界で支持圏をつくりあげ、それから一般社会では、弁護士や判事、検事を集めて修練会をしたのです。現在、統一教会で使っている弁護士が二百名を越えます。米国で一番有名な弁護士はみな、私が握って使っているのです。最初は、無条件に一時間で五百ドルまで払いました。平均で三百五十ドル支払ったのです。お金をたくさんあげたので、最初はひたすら矢を向けられながらも弁護したのです。ところが今では、「いやあ、弁護して良かった」と言っています。「レバレンド・ムーン」が分かってくると徐々に世論が良くなるので、すべてが良くなったのです。

 このようなことを分かったので、私が「みな来てください」と言って、バハマに全部集めて修練会をしました。突然に集まれと言うので、本人が来なければならないのです。「来ない」と言うなら、もうあなた方のような年の多い人はやめにする、若い人をいくらでも使うことができるというのです。そうして六十二名を集めて、四日間修練会をしたのです。

 「私が悪口を言われる立場になかったならば、弁護士と関係を結ぶことはなかったはずですが、悪口を言われることにより、このようなことを成さしめてくださった神様に感謝します」と祈祷しました。神様が御覧になって、「うん、韓国人、お前本当に良くやる」と言われながら、神様の笑いのふろしきがゆらゆら揺れたのです。こうして四日間教育したのですが、そのことが忘れられません。

 そこに憲法問題に責任を負っているとても有名な人がいたのです。その人が聞いて、帰ってきて、うちの総務部長と握手をしながら、「あなたと私と、心を合わせて先生のために生命を捧げて戦いましょう」と言って涙を流したというのです。「これまで正義に立脚して、内容も知らずに弁護したのですが、分かってみると米国の国民はあまりにひどすぎる」と、言いながら悔しがるのです。

 一次、二次、三次を終えたのちには、「国際司法協会」をつくったのです。世界の有名な弁護士をみな引っ張り込んで何をするのでしょうか。日刊新聞をつくって共産圏内の弁護士、判事、検事に出張させて取材するようにするのです。そうすれば、公開しないようにといってもしないわけにいきますか。それで独裁世界の背後を撃破できる陣をはっているのです。


第八回「科学の統一に関する国際会議」(一九七九・二・二二〜二五、ロサンゼルス
センチュリー・プラザ・ホテル、七十二ヵ国、五百二十名)

主題:絶対価値の探求と学界の責任


 このたびの第八回「科学の統一に関する国際会議」に参加することを決定してくださったことに対し、感謝申し上げます。皆さんの参加のおかげでこの会議は、毎年その重要性を増しています。

 私がここでお話ししたいことは、人間はその起源から価値を所有しているということです。人間は神様の創造物です。そして人間は、創造目的に符号する明確な価値観をもって生きるように創造されました。本来、巨大なる価値観を所有してきた創造物であるにもかかわらず、人間は、その価値観を無視して科学の万能性を信じ、それを万病の薬とみなしています。その結果、科学技術は徐々に公害を増加させる原因となっています。

 科学は、人間生活において、単純な手段であり目的であってはなりません。人生の目的は、神様の創造目的を実現するところにあります。人間は、霊と肉の結合体です。したがって人間は、肉的生命を土台にして価値ある人生、すなわち愛と真理と善と美の生活をするようになっています。便宜的に言うならば、科学技術は霊的生活に符合し、肉的生活に必要なものです。したがって価値ある生活を強調せず、また無視する科学は、むしろ価値観の破壊をもたらし、今日のような恐怖と不安の現実に導くのです。この不安な現実から人間を救うことは、真の価値観を追求し、発見することによってのみ成し遂げられます。科学は言うまでもなく、絶対価値に起因したこの価値観に一致しなければなりません。

 この絶対価値はどこで発見できるものでしょうか。私が思うに、それは、神様の愛においてのみ見つけることができるものであり、神様の愛による真理と善と美、すなわち絶対価値です。結局、科学技術の悪用による被害から人間を解放することは、科学自体が神様を認識し、神様の愛と同じ方向にその技術を応用するときに可能なのです。

 今日までの科学は、真理を追究することにおいて、特定の現象に対する直接的原因を研究してきましたが、存在の全体的動機や理由に対する探求を取り扱ったことはありませんでした。したがって、科学が直面している最後の挑戦は、存在の究極的理由に対する問題です。物質の本質とは何かという問題の中で、まだ探求されないでいるものが「存在の理由」です。生命の本質というものが何かという問題の中で、生命の「存在の理由」それ自体が探求されていません。

 私が提起しようとするその理由をもう少し明確にしようとすれば、まず目的性を認めなければならず、その目的性を認める前に、その目的をつくり出した意志、すなわち、万物を超越した「宇宙的意志」を認識しなければなりません。この宇宙的意志を神様と呼ぶとき、未解決の問題を明確にできる最初の段階は、神様の創造目的をはっきりと知ることであり、第二段階は物質と生命の現象において、肉的、化学的要素とともに、各自を一定の目的に向かわせる原因的動機が存在するということを感知することです。

 以上のことを簡単にまとめると、人間の幸福のために発展してきた科学は、今日、人間の生活に障害と被害までもたらしました。このような被害から抜け出す唯一の方法は、神様の愛を中心とする真の価値観のもとで科学を発展させることにあります。

 より多くの科学者たちが、科学が限界に至ったことを認めるようになれば、彼らは、この限界を超越できる鍵が、すべての物質、および生命的現象の背後で神様の創造目的によって動いている動機にあるということを発見するようになるでしょう。

 絶対的真理に関する皆さんの研究と真理追究が成功するよう願います。この会議の発表に現れる皆さんの努力の結実が世界平和に貢献することを、私は確信しています。

















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第六節 一九八〇年 家庭教会は天国基地

真の御父母様の生涯路程 6



第六節 一九八〇年 家庭教会は天国基地


一 一九八〇年の出発と摂理的意義(一九八〇・一・一、ニューヨーク、世界宣教本部)


元旦の祝祷


 愛するお父様! ちょうど今一九七九年、すなわち一九七〇年代が過ぎる歴史的な一つの瞬間が過ぎ去りました。今新たに一九八○年代を迎える厳粛な出発の日、新しい八○年代を出発する元旦を迎え、お父様の前に賛美の祈りを捧げることを心から感謝申し上げます。

 愛するお父様! 数多くの国の中において、哀れな韓国という国を記憶してください。韓国という国に、哀れな立場からこの息子を送られ、呼び立てられ、育ててこられたあなたの歴史的な労苦が再度回想させられます。

 十代を送り二十代に向かいながら、身もだえする歴史的蕩減路程の中で、激動の青春時代を迎えさせてくださったことに感謝申し上げます。二十代から三十代において、韓国の運命と共に傾いていく民族の運命を心配されたあなたのみ旨が解放の一日を迎えることによって喜びの歓呼の声を挙げると同時に、未来において再び悲しみの一日が訪ねてくるかもしれないことを心配しながら、お父様に厳粛に祈祷したことがきのうのことのようです。韓国の解放とともに、アジアに新しい灯火を高らかに上げなければならないあなたのみ旨の使命がこの国とこの地上、そして不肖、この息子の体にあることを悟りました。ゆえに、そのような体として、困難な環境にぶつかることを心配しながらも、前後をわきまえて行かなければならない使命と責任がどれほど重大であったかということを再度感じるものでございます。

 青坡洞の一殿堂に孤高の群れが集い、お父様の前にひざまずいて訴えながら聖婚式を祝賀した一九六〇年のその時間は、歴史的な再出発の時間として宣布することができた時でした。その日から新たな二十一年路程、すなわち三次の七年路程を宣布しました。しかし、そのときは孤独な姿であり、「果たして歴史的な勝利の道がそれほど成し遂げられるものか。天のみ旨がそのように早く成し遂げられるものか」とすべての人々が夢のように思いながら疑いの目をもって心配していた時でした。

 今は既に、三次の七年路程における恨み多き峠の闘争路程もすべて経てきました。お父様!有終の美を飾ることができた一九七元年までの限界線を迎えさせてくださったお父様の驚くべき恩賜の前に感謝を捧げつつ、今や一九八○年代を、希望に満ちた年として迎えなければなりません。一九七〇年代がさげすみと涙と悔しさの年であったとすれば、一九八○年代は上昇と希望と賛美の年として迎え、お父様の前にこの統一教会が顔を上げ、「天下に光明の日の光を受けた」と、もろ手を挙げて褒めたたえることができる群れにならなければならないことを知りました。

 一九八〇年代は、朝の日の光がさすその時間から、誇りの統一教会として、世界に伸びゆく統一教会となるように祝福してくださることを切にお願い申し上げます。今や一九八〇年代へと向かうこの一九八〇年を新たに迎えましたので、お父様が祝福してくださることを切にお願い申し上げます。

 韓国と日本とアメリカ、そして全世界に散らばっている百二十七ヵ国において、この時間を記憶しながらこの場所を仰いでいるすべてのあなたの子女たちの上に、天の厚い祝福のみ手が共にありますことを切に願いつつ、すべてのみ言を真の御父母様のみ名によってお祈りいたします。アーメン。


年頭標語:家庭教会は天国基地


 さて今年からは、本格的なホーム・チャーチ活動を展開しなければなりません。本来、み旨から見れば、三次の七年路程が終わると同時に、ホーム・チャーチ体制が完全に展開されなければなりません。それで皆さんは、昨年「ホーム・チャーチによる天国完成」という年頭標語をもって二年間過ごしてきました。また今年は、「家庭教会は天国基地」という標語をもって一年間を出発しようと思うのです。ホーム・チャーチでなければ天国は完成しないというのです。ホーム・チャーチがなくてはすべてのことがうまくいきません。ホーム・チャーチは天国の基地です。天国とはどのような所ですか。天国とは、安息の場所であり、幸福が宿る場所であり、平和な場所です。

 それでは、安息するところにおいては私一人だけが安息するのですか。父母がいて、子女がいなければならず、家庭があり、氏族があり、民族がなくてはなりません。全世界がそこに入ってくるのです。私個人がどんなに安息したくても、父母が安息できず、妻が安息できず、子女が安息できなければ、私は安息することはできません。

 それゆえに、一つの鉄則があるのです。迫害されながら懸命に歩んだ先生の基準を越えさえすれば、霊界はすぐに動員されるのです。困難な時に迫害されながら努力してきた先生の基準を一歩でも越えるなら、霊界はすぐに動員されるというのです。ホーム・チャーチの基盤はそこから始まります。最初が大変です。最初にあらゆる力を振り絞って先生が迫害されたその基準を越えなければなりません。それさえ越えれば最も困難な期間が過ぎるので、そのあとからは徐々に容易になるのです。

 ケープ・ケネディとは何かといえば、人工衛星の基地です。そこからロケットを発射します。皆さんは何かというと、ロケットの頭です。ロケットの頭は最後に上がるものだということを知らなければなりません。ロケットを造るとき、下からつくりあげて最後に上がっていくではありませんか。三百六十軒すべてを一つのロケットにしなければなりません。最後に皆さんがすっと上がっていって、シユーッと飛ばなければなりません。皆さんは三百六十軒を従えて飛んでいくのだと考えてみなさい。(拍手)

 なぜロケットであの月の世界に行ったのか分かりますか。皆さんが統一教会のホーム・チャーチ・ロケットをつくることを象徴的に見せてくれたのです。ですから、ムーン(月)ではないですか。(笑い)その次に、皆さんが月の世界に来て、先生がトップに立って飛んでいけば、今度は太陽の世界に飛んでいくのです。そのようにすれば、ムーニー・がサニーになります。そこで飛びさえすれば神様をトップにしてキンギーになるのです。(笑い、拍手)

 「家庭教会は天国基地」です。そこに行ってこそ幸福があり、鼻唄が出てきて、笑いは本当の笑いになり、休むことは本当の休むことになり、すべての行いが天と地の認めてくれるものになるのです。そこに行って住み、そこに行って死ぬ人が幸福な人だということを知らなければなりません。


二 三次七年路程勝利と特別慶祝行事


真のお父様の還暦(一九八〇・二・二一 〔陰暦一・六〕ニューヨーク世界宣教本部)


 真のお父様の御聖誕六十周年記念行事が、八〇年二月二十一日(陰暦一月六日)、アメリカ、ニューヨークにある世界宣教本部で開催された。還暦を迎えられた真のお父様は、例年どおり食口にみ言を語られ、当面の課題である家庭教会活動を促された。

 今私の年齢は、韓国でいえば還暦です。六十回という定められた軌道があるのです。昔私の少年時代、七、八歳ぐらいの時のことを思い起こしてみれば、おじいさんや、村の高齢の人が還暦を迎えるとお祝いをしたものです。韓国では、そのような時に特別に役者を呼んで、韓国音楽のユクチャベギ(注:南部地方で広く謡われる曲調が活発な民謡)のようなものを歌って楽しみました。

 その歌を聞きながら、私たちは喜ぶのですが、おじいさんたちは「ああ、これからは死の峠に向かって下っていくのだなあ」と思ったのです。彼らもそのように思い、私自身も「ああ、あの人ももう長くはないな」と思ったのです。(笑い)それがついこの間のことのようです。この間のことのようですが、既に私がそのような年齢になりました。(歓呼、拍手)

 私は長生きすることに未練はありません〇私はあの世、霊界がどのようになっているのかをよく知っているので、この世で長生きすることに対しては未練がありません。それでは、先生がいなくなれば統一教会はどのようになるのでしょうか。皆さんが闘って元気をなくしたら、先生でも眺めて元気を取り戻すこともできるのですが、地上に先生がいなくなれば、途方に暮れてしまうことでしょう。

 しかし、年を取って老いたとしても、先生が地上に残ってさえいれば、先生が「どうしろ、こうしろ」と言うことができるのです。世界が私を必要とする立場であるということを知るなら、嫌でもそうしなければならないと思うのです。

 将来、先生が霊界に行き、皆さんが年を取り、二世たちがこの世を動かすようになれば、ここはいかなる宮中よりも仰がれる場所となることでしょう。なおかつ、先生の六十回の誕生日を祝うためにこのように準備し、また精誠を込めた場所だということを思うとき、ここは多くの人々のあこがれの場所となるはずです。その時には、このカーペットはなくなっているでしょう。この床や天井が後代のすべての後孫の涙の友となり、心情の友となり、未来における力の源泉の垣根になってくれることでしょう。

 それでは、神様の祖国はどこから訪れてくるのでしょうか。ある道を通って訪れてくるのでしょうか。個人の怨讐を愛し、家庭、氏族、民族、国家、世界の怨讐を愛するという伝統的な道以外には、理想的祖国が実現されることはないという事実を知らなければなりません。

 きょう、先生の六十回目の誕生日を迎えましたが、この六数は蕩減数です。これを越えて七数に向かうのです。五色人種がこのような思想をもって怨讐を愛し、祖国光復のために歩むならば、また氏族がこのように歩むならば、民族も一つになり、世界も一つになり、そのうち闘わずして祖国光復は成し遂げられることでしょう。

 それで、今後皆さんは、どのような試練の舞台を経ていかなければならないのでしょうか。世界を縮小した一つの祭壇のような版図がホーム・チャーチであるため、ホーム・チャーチでつらく悲しい悲惨な目に遭えば、それはすべて先生自らが歩んだ道であり、怨讐を愛する原則において勝利を習得する過程なので、「そのコースを自分も歩んでいるのだ」と思いなさいというのです。

 それで、家庭教会をきちんとこなせば、それを連結してニューヨーク州を越え、東部を越え、中部を越え、アメリカをカバーして余りあることでしょう。それだけでなく、全世界をカバーし、霊界をカバーし、神様までも完全に占領してしまうことでしょう。(拍手)

 それで、アメリカの家庭教会のメンバーが「神様、出てこないでください」と言っても、神様がその間に立たれ、「ああ! 私もそれを願っていたのだ。これこそ私の家であり、私の国であり、私の世界だ。これができたので、もう遊んで、食べて、寝て、踊って生きよう」と言われるのです。

 そのような論理が出てくるのです。それで、神様が祖国を解放し、天の憲法を宣布すれば、その国は永遠無窮に占領されることがなく、またその日は永遠に記念せざるを得ない最高の日になることでしょう。

 祖国光復のために、神様を解放するために、自由と平和と解放をもたらしてくれる祖国光復のために、私たちは出発しなければなりません。「祖国光復のために休むことなく前進する」という勇士たちは手を挙げて誓いなさい。アーメン!(アーメン)。


第二十一回「父母の日」(一九八〇・四・一五〔陰暦三・一〕、ベルベディア修練所)


 第二十一回「父母の日」記念行事が八〇年四月十五日(陰暦三月一日)、アメリカ、ベルベディア修練所で挙行された。真のお父様は、「み旨の完成と父母の日」という題名でみ言を下さると同時に、この日を期して、六〇年に出発した三次の七年路程の勝利と、翌八一年から本格的な出発を迎える第二次三次七年路程の内的な出発を宣布された。


《祈祷》


 きょうこの時間を迎え、あなたの前に残された数多くの曲折の歴史を忘れてしまいたいという一つの願いがあるとすれば、第二十回を迎える「父母の日」を祝うこの日の朝、不肖、この息子がお父様の前に立って三次の七年路程を終えて勝利を宣布いたしますので、この時間を御覧になって慰労を受けてくださるのならば、どうぞ慰労を受けてくださいますよう切にお願い申し上げます。

 今、第一次三次七年路程が終わったと宣布いたしました。天と地に第二次三次七年路程が始まりましたので、新しい息子、娘の伝統、新しい夫婦の伝統、新しい父母の伝統を立てさせてください。その日を思い描きながら今まで闘ってきましたので、他人がもち得ず、他人が知り得ないすべての伝統的事実を統一家において受け継ぎ、世界史的な蕩減路程をホーム・チャーチを中心として祈り、新しい息子、娘と新郎新婦と父母と、そしておじいさん、おばあさんの姿を備えて四位基台を完成できる基盤とならなければなりません。

 この日のために祈祷するすべての群れと、この場のために両手を合わせて祈るすべての統一の群れと、真の父母の名前を記憶してお父様の前にこの日の勝利を褒めたたえるすべての群れと、統一教会を信じて逝ったすべての霊人と、キリスト教を信じて逝ったすべての霊人と、ユダヤ教を信じて逝ったすべての霊人を結束させて一つの体系を備え、分担された責任を中心として、第二次三次七年路程においては、これらの者が直接先頭に立って地上で祝福を受けた統一家の家庭とキリスト教を動かし導くことができるよう、その歴史的出発がこの時間からなし得ますことを切に申し上げますので許諾してください。

 万万歳の恩賜と愛がとこしえに共にあることを願いながら、すべてのみ言を真の御父母様のみ名によりお祈りいたします。アーメン

 皆さんは共産主義以上にしなければなりません。サタンは力の基準が弱くなるときに攻撃して占領するということを知らなければなりません。今まで、先生独りの開拓時代においては、そのようなことは気にもかけませんでした。沈黙と無言で歩んできました。第一次三次七年路程が終わり、子女たちが第二次三次七年路程を出発するときは、万全の準備をして、強い信念と強い体力を備えてその伝統を残さなければなりません。

 皆さんは、共産世界を迎えて闘わなければなりません。父母の立場から先生が闘うことはできません。また銃や刀などの力をもって闘うことはできません。愛をもって闘わなければなりません。共産主義者たちは、民主世界を滅ぼして共産世界をつくろうとしていますが、私たちは共産世界も救い、民主世界までも救ってあげる体制をつくらなければなりません。(拍手)

 きょう「真の父母の日」を迎えるこの日、第二次三次七年路程を出発しますので、きょうこの時間は、真の父母がみ旨の完成を帰結させる伝統的内容を皆さんに贈り物として話すのです。今後ここに妨害となるすべての組織体は解散させ、すべて停止するつもりです。家庭教会運動が第一です。それ以外のものは付帯的なものです。それゆえに、この伝統的思想を全世界に散らばっている統一教会と、統一教会に従うすべての群れの前に伝授することを宣言します。

 きょう、第二次三次七年路程を宣言するこの場における先生の願いは、皆さんを霊的実力者と肉的実力者にして、共産世界と民主世界において、不義を抱いて現れる群れを消化して余りある能力者に育てあげることです。

 先生の伝統を受け継いで家庭教会を愛することは、世界を愛し、人類を愛することです。そのようにしながら、先生の身代わりになって盾となる責任を果たすことが今からの第二次三次七年路程であるということを知らなければなりません。それはケープ・ケネディ基地から月まで人工衛星を打ち上げる発射台のようなものです。三百六十軒は発射台です。ですから、どれだけ遠くに打ち上げるかが問題です。


真の御父母様御聖婚二十周年と協会創立二十六周年
(一九八〇・四・三〇〔陰暦三・一六〕〜五・一、ベルベディア修練所)


 皆さん、陰暦の一九六〇年三月十六日は先生の結婚した日ですが、それがきのうの四月三十日です。そしておもしろいのは、私がアメリカに来たのが一九七三年四月三十日です。先生の聖婚式からの満二十年と、このアメリカに来てからの満七年が四月三十日の一日においてぴったり一致したのです。不思議です。アメリカでの七年路程が完全に終わりました。これを見れば、神様は数理的な神様です。数理的にぴったり一致しているのです。

 イエス様は、もともと二十七歳で出発しました。それがきょうの協会創立二十七回(周年)と絡み合っているのです。四月三十日から二十四時間の中にすべて引っ掛かっています。それゆえに、歴史的な時代へと入っていくのです。ですからアメリカのカーター政権が、今ひどい目に遭うのもすべて摂理時代だからです。

 レバレンド・ムーンがアメリカに来て、統一教会をすべて変えてしまって、こそこそ隠れながらしていれば、どれほど楽でしょうか。レバレンド・ムーンがどうのこうのと扇動して騒いで闘い、国家が知り、世界が知るようにする必要がどこにありますか。迫害を受けることなくじっとしていてもよかったのです。

 時になって神様が「やりなさい!」と言うとき、できなければ大変なことになります。「やりなさい」と言う前にしてしまえば、「やりなさい」と言う時にみなしてしまったので、そのあとは祝福を受けるのです。福以外に与えるものがなくなるのです。

 それゆえに先生は、み旨が延長されるのではないかとどれほど気がせいたことでしょうか。み旨が延長されるのではないかと、この二十年、この定められた期間を越えるためにどれほど気をもんだことか、皆さんには分からないことでしょう。そのようにして、期間を短縮させる業をなしてきたのです。一九七六年まで短縮させなければなりません。八〇年代までかかってはいけません。

 二十七年の統一教会の歴史を経てくる中で、死の峠に直面するたびに、先生は、「ああ、この峠を越えなければならない、ここで死んではならない、ここで倒れてはならない」と思ってどれほど気をもんだことでしょうか。サタン世界はひたすら条件を見いだして、先生を殺そうとするのです。そのようにしてひたすら苦しめるのです。

 これからモスクワ大会を宣布するつもりです。そのように言えば、共産党は笑うことでしょう。KGBが「何、モスクワ大会だと?」と言いながら笑うことでしょう。しかし、何を言うかというのです。今、すべて終わりました。今や自由世界は勝利しました。ですから皆さんがアメリカを守り、アメリカが滅びずに統一教会と一つになれば共産党は滅びるのです。

 既にフレイザーの時から共産党は下降し始めました。一九七八年から八〇年までの三年の期間において、今や名実共に統一教会は、霊肉を中心としたいかなる国家の試練も越え、既に反対できない蕩減条件の峠を越えました。ただ一つ残ったとすれば、それはソ連がこれから反対するだろうということです。しかし、ソ連が反対したところで、反対すればするほど統一教会は上がっていきます。ソ連が統一教会に反対すればするほど、全日成が反対すればするほど、民主世界はより一層結束するのです。急速に結束していき、もう七年もすれば、先生が思うには一九八七年まで統一教会がきちんとやれば、「ひゅーっ」と発展するのです。


三 アメリカ対内外活動の強化


モーゼ・ダースト博士を会長に任命(一九八〇・四・一六)


 一度新しくしてみましょう。「新しいイメージをつくり、レバレンド・ムーンの名前を復活させよう」と皆さんが約束しましたが、いつそのようにしましたか。もう一度信じてあげましょうか。(はい)。先生がしたとおりにしなさい。ここはアメリカ式ではありません、レバレンド・ムーン式です。先生は、アメリカで二十四時間働いています。夜の十二時、一時、二時でも関係ありません。寝るのは車に乗りながら寝るのです。私は良心がある人です。私が寝ている時間にも、私のために祈祷し、私を通じて天の福を受けようという人々が祈祷しているという事実を知っているので、常にそれを背負っているのです。

 皆さんも先生のようにすれば、神様が共にいらっしゃるようになります。神様の同情が皆さんを離れてはいけません。神様の同情がとどまることができれば発展するのです。会長のドクター・ダーストも、西部で活動していた以上にここで活動しなさい。

 これからは新しいイメージが植えつけられるだろうと思っています。ですから希望をもって出発しなさい。ニール・サローネン会長の時は、若い人たちが無視しました。しかしドクター・ダーストは、教授という名前がついていて、大学の学長として嘱望もされているので誰も無視できません。また、フランス語、スペイン語、ドイツ語、英語、すべてできるのです。そして、ドクター・ダーストの次には、アメリカ大統領を経験した人が統一教会の責任者になるであろうという結論が出てくるのです。(拍手)

 きょうからドクター・ダーストに課題を与えます。ドクター・ダーストはそれをしなければなりません。皆さんも、これからは統一教会の名前を告げて共和党の党首や民主党の党首と会い、親密に交わりながらすべて消化しなさい。ここにいるのはニューヨークの人たちですから、そのようなことが上手なはずです。これからは「あなたの友達は誰ですか」と聞かれれば、市長や、上院議員や、大統領候補者といった人々が友達だと言えなければなりません。ニューヨーク・タイムズの社長があなたのかばんを持って歩くようにしてしまいなさい。デイリー・ニュースの社長、そのような人たちをすべて友達にしなさい。彼らに会い、原理さえ勉強させればよいのです。原理の力がどれほど大きいでしょうか。教育だけ受けても「先生!」と言うようになっています。

 ドクター・ダーストは教会に責任をもっていますが、時には宣教本部にも電話をしなさい。また、事業をしている所にも電話をして、すべて問い合わせるようにしなさい。そして、皆さんは、先生に報告するようにすべてドクター・ダーストに報告する責任があります。なぜかというと、全米各州に直接責任をもっていれば、全米各州において現在私たちが何をしているかを知らなければならないからです。新聞社が何をしていて、宣教部が何をしていて、それらをすべて知らなければなりませにん。


修練生輩出と家庭教会伝道活動


 先生は生涯、ずっと教会活動をしてきました。その結論が何かというと、いかにして修練生をたくさん出すかということです。問題はそれしかありません。二日修練会から七日修練会、そして二十一日修練会です。二十一日修練会が峠ですが、二十一日修練会さえ越えれば食口になるのです。「献身するな」と言ってもします。ですから「修練会! 修練会! 修練会!」で頭がいっぱいにならなければなりません。修練会に連れてくれば、講義する人は何としてでも感動を与え、人を育てあげる責任があります。それでは、誰が修練会をしなければなりませんか。それは、皆さん、州の責任者がしなければなりません。二日修練会から七日修練会、二十一日修練会、そして四十日修練会までできる能力をもたなければなりません。

 最初は各自が七日修練会ができる基盤を築くのです。そのあとで、いくつかの州を合わせて四十日修練会をしなければなりません。すると四十日修練会ができる場所をいかに全国的に拡大させていくかという結論に到達します。ですから、すべての州の責任者は少なくとも四十日修練会に責任をもって導いていくことができなければなりません。

 それでは、二十一日修練会、四十日修練会の間に何を教えるのでしょうか。ファンダレイジングも教え、伝道も教え、今日、統一教会で行う諸般の活動をすべて教えてあげなければなりません。そのような活動を各州の本部で提示することにより、各州で引き連れている食口たちの心霊が発展するのです。責任者も共に修練会に参加しなければなりません。

 各州の責任者は、二十一日修練会をどのように進めていくべきかを知っていなければなりません。司会のやり方、講義のやり方、それから事後管理、接待方法などについて公式化された体験をもっていなければなりません。劉協会長が講義していた時から何年になりましたか。それは今から二十五年前です。二十五年前にしていたやり方が変わることなくきちっと公式になっています。一日に十八時間ずつ、三年八ヵ月の間、体の不自由な人に毎日続けて講義をさせたのです。それが伝統です。

 先生のような姿勢をもって皆さんが決意すれば、アメリカなどあまりに小さいです。皆さんが十八時間講義できなければ、十八時間ビデオをかけておき、人を連れてきて見せて聞かせなさいというものです。そのような運動をするのです。三度聞き、四度聞けば教育されるのです。二日修練会のテープをつくり、一週間修練会のテープをつくり、二十一日修練会、四十日修練会のテープをつくりなさいと言ったでしょう。今年中にすべて終えなさいと指示しました。それを準備しなければなりません。

 ドクター・ダーストは、五月、六月、七月の間で、十六ヵ都市の基盤を完全に築かなければなりません。きょうが五月二十日ですから、六月二十日、七月二十日までとすれば、満二ヵ月です。満二ヵ月の間で、この伝統を完全に立てなければなりません。そのようにして、七月二十日以降は全国四十日伝道が始まるのです。そして全員がカセット・テープ、ビデオ・テープをもって、十八時間講義する運動をするのです。全員が、全食口がその運動をするのです。

 この四十日期間は、できれば本部やすべての機関でも「ホーム・チャーチ活動を展開しなさい」と言って配置するのです。そのようにして七月二十日から八月の一ヵ月間を活動して、九月一日に帰ってくるのです。その期間で一人が三名以上伝道する運動をしなければなりません。この期間内にその伝統を正しく立てるのです。その時は一つの地区に一人だけを残して、皆さん全員移動するのです。

 このように見るとき、十八時間の伝道活動と、十八時間の講義という、このような伝統を立てて追い立てれば、間違いなく三名ずつ伝道できます。このようにしておかなければ、来年の作戦、今年以降の計画を成就することができません。問題が大きいのです。

 ではカープ(CARP)はいつ伝道しますか。(六月二十日から八月二十日までです)。カープの全要員も同様です。全世界的に行うのです。日本は既に四月十五日から始めています。六月一日から八月十日までの七十日間は、アメリカの皆さんのために活動をするのです。ヨーロッパにも通知しなさい。そのようにしてこの四十日伝道期間に入れば、訓練された者として、全要員がホーム・チャーチを中心とした活動を展開するのです。そして九月からは全要員が講義をしなさい。


カーター政権との闘い


 ガーターは自分の組織を通じて「レバレンド・ムーンは自分の政敵である」と公然と発表しました。それも良いというのです。それで、私はカーターのところにカープのメンバーを送り、「あなたがそのような態度をとるので、私たちはこのようにします」と通告するのです。なぜそのようなことをするのでしょうか。すべてアメリカのためです。神様の愛が凍りつく前に、神様の愛が散ってしまう前に、それを防御しなければならない責任があるからです。すべて神様の愛を植えつけるためにそのようなことをするのです。

 今や共産党と自由世界は、一九七八年を限界として、三年目に下がっていくのです。この国において、自由主義者たちが暴れ回りましたが、国会から退いていかなければなりません。カーターは何年度に大統領になりましたか。一九七六年の何月でしたか。(七月です)。七月ですね。それが下がっていくのです。それで、八〇年代を中心として下がっていかなければなりません。ですから先生がここで激しく打つのです。ソ連も下がっていくでしょう? 民主世界のアメリカも急降下するのです。

 現職大統領を中心とした体制というものは、とてつもなく膨大なものです。力の基盤は途方もなく大きいのです。お金はあり、言論機関もあり、捜査機関もあって、すべてのものを備えているのです。そのような万能に近い基盤を備えているカーターに対して挑戦するということは、愚かだと言わざるを得ない行為です。そのようなことをしているのです。

 しかしながら、天意に従って生死を決する一つの起源を、ある一時において誰かが準備しなければならないと思ったのです。それは正に冒険でした。それこそ統一教会のすべての運命を懸けて全世界の統一教会員が団結したのです。それで、今年の正月一日には全世界の責任者たちを集めて、「韓国のために百日祈祷会をしなさい」と指示しました。その時は韓国が最も危険な時でした。その次に「今後、天意に基づきガーター政権打倒の祈祷をしなさい」と言いました。そのような準備を既に二年前からしてきました。

 ですから、どれほどカーターがこのレバレンド・ムーンを憎み、統一教会を憎んだことでしょうか。国税庁から四人やって来て、私たちの事務室をしらみつぶしにくまなく探し、ほんの小さなものでも見つけたときには、めちゃくちゃにたたく準備をして、二年八ヵ月もの間すべてを調査しました。また、それでも足りないといって、アメリカは情報組織において膨大な勢力をもっているのですが、二十五ヵ国の自由世界国家のすべての組織を動員して、統一教会について非難の材料となり得るすべてのことを探り出そうとしたのです。そのようにして、「レバレンド・ムーン一人を監獄にぶち込めば勝利だ」と思ったのです。何としてでも監獄にほうり込もうというのです。

 ですから今回、もし選挙で負けていれば、統一教会は悲惨な状態になったはずです。私はそれを知っていました。それで、朴普煕氏と計画したこととは何でしょうか。統一教会で使っている弁護士は約二百八十名になります。優秀な弁護士団を使っています。そこから頭が良くて優秀な弁護士たちを編成し、今までカーター政権が統一教会に被害をもたらしたことをすべて計算させたのです。そのようにして、もしカーターが大統領に再び当選したら、即座に法廷に引っ張り出すための訴訟準備を完全にしておいたのです。私がサインさえすれば、すぐに行動できるようにしておきました。


国会議員連結活動


 これからなすべきことは何でしょうか。韓国が生き残るためには日本を背負わなければなりません。そしてアメリカを背負わなければなりません。アメリカを背負うには政治基盤が必要です。上院議員と下院議員に目星をつけて、「今回の選挙のとき、私たちを後援するようにしておかなければならない」と言いました。天が本当に協助してくれるのです。私たちは上院議員七名を推して応援してあげました。

 私たちは、今まで七年間国会で活動したPRチームをもっています。統一教会の青年が七年間活動をしてきたので、国会の上院議員と下院議員の秘密を私たちがすべて知っているのです。それで、その人たちをA級、B級、C級に分けて、質的に良い人々を選び出しておいたのです。また、「そこで共産主義の色彩の濃い人を選び、まず五人の首を切らなければならない。そのようにして統一教会が国会活動を始めるときには、誰も反対できない風土をつくっておかなければならない」と言いました。

 そのようにして国会議員の落選計画と併せて、当選計画をしました。彼らの写真を見て私が推薦しました。それで、国会の重要要員として推薦した上院議員七名と下院議員八名を合わせた十五名の人々が一〇〇パーセント当選しました。それは驚くべき役事です。

 そして、私たちが切ってしまおうとしたリベラルの上院議員はすべて首を切られました。これにより、リベラルの国会議員は消え去り、完全に新保守陣営が国会を動かすことができるようになりました。その事実は、本当に天が保護されたものです。そして今後それは、韓国が行くべき道の前に助けとなるであろうし、アジアを保護し、世界を保護するところにおいて非常に重要な基盤になったと思っています。

 このようにして何をするのでしょうか。彼らを連結しなければなりません。すべての国会議員を連結する道を築かなければなりません。すなわち日本の国会議員、アメリカの国会議員、韓国の国会議員を連結し、また学者を連結しなければなりません。その次には大学生を連結しなければなりません。


アメリカ内の会社設立


 最初、国務省が私に手を付けたときも、「どうということはない、ふっと吹けば飛んでいくようなものだ」と思っていたのです。ところで、一つの団体を調査しようとすれば、六ヵ月以上はかかります。ところが調査をしてみると、今までアメリカ内において三十四の会社をつくっているというのです。統一教会の幹部でも、一年もすれば会社の名前をすべて覚えておくことができません。ですから、国務省がこれを調査することに着手しても追いついていけないのです。

 なぜそのようなことをするのでしょうか。そのお金と力を、統一教会を発展させるために使っていれば、既成教会は既にすべて砕け散っています。私が数十億ウォンを投入していればみな砕け散るのです。しかし私は宗教指導者として歴史に名前が残るので、非法的な行動はしません。今、いくら「悪名高き文なにがしだ」と言われていても、必ず歴史に残るのです。宗教の本質に背くようなことはしません。

 なぜそのようなことをしなければならないのでしょうか。韓国を生かさなければならないからです。韓国を生かし、金日成をたたくことは、共産世界の脈を切ることです。有り難いことに、現在中共は、ソ連と対峙する立場から、アメリカと日本に接近するため、経済体制を自由化をさせてもよいと言っているのです。それは朗報です。

 では、このような時に、ソ満国境にいる二百万の僑胞をどのように活用するかというのです。これは国家的な次元から研究すべきであり、アメリカならアメリカが対アジア政策を展開するにおいて、この問題を消化すべき段階に入ってきています。このようなことを学問的に体系化させ、学界に問題として提示する段階に来ていると思うのです。

 レバレンド・ムーンは有名です。アメリカ内の政治学者や政治家たちが、先生のおかげで博士になるケースがたくさんあります。「レバレンド・ムーンと政治」というタイトルで論文を書き、博士になった人たちがたくさんいるということを知らなければなりません。「統一教会と経済問題」というタイトルで論文を書いて博士になる人もいます。このようなことが今現実的に明らかになりつつあり、進行しています。


四 水産事業の拡大と経済活動


人類の食糧問題と水産事業


 なぜフィッシングの訓練をしなければならないのでしょうか。それ以上の訓練はありません。魚を捕る時、台風が吹くからといって逃げられません。海に出ていけば波と闘い、命を懸けて海と闘い、そこで身もだえしなければなりません。ですから、それは素晴らしい訓練だというのです。

 そのようにしながらも、水産業だけが目的ではありません。商船に乗って世界的な海運事業を行うのです。今後の文明世界のすべての創造は、船で運搬する物を通じて広がっていくということを知らなければなりません。そのための訓練です。二十世紀の統一教会は、世界の迫害の中で神様の望みと希望をもってそれを克服するのです。ですから、私が水産事業に手を付けるのは、それが統一教会を愛するために神様が準備したものだと思っているからです。

 地球の三分の一は陸地で、三分の二が海だということは知っているでしょう? 人は、海に棲むすべてのものを食べることができます。海の草は大概のものは食べられます。けれども陸地の草と木はすべて食べられますか。(いいえ)。海には、陸地にあるすべてのものがあります。海には、陸地の牛に該当する生き物もいるし、馬に該当するものもいるし、ライオンや虎や蛇に該当するものもいます。すべているのです。また、どれほど多くの魚の種類がありますか。

 白人は何を食べるかというと、陸地の動物の肉を食べます。そしてアメリカの人々は、「海の魚は臭いがするから」と言って食べることを知りません。ところが最近では、「おい、フィッシュがいいそうだ。魚はすべての蛋白質をもっているので肉よりいいそうだ」と言っています。「自然食品が好き」とか、「長生きする」と言っているのです。(笑い)

 牛二頭がいくらするのでしょう。先日、私がマイアミに行って「牛一頭がいくらですか」と尋ねてみると、「二十五ドルから七十ドルあれば買えます」と言うのです。ニューヨークのような所では四百ドルです。ところが、ツナは一匹がいくらしますか。四千ドルもするのです。ところで、一匹のツナは、子供を百五十匹以上産むのです。しかし、牛は一年に一頭しか産みません。(笑い)ですから海がいかに豊かでしょうか。

 先生はまぐろ釣りが好きでするのではありません。今後陸地から出る食糧は、限界となる日が将来遠からずして来ます。人類の生死問題、食糧問題の解決は海洋でしようと思っているのです。


七年間のまぐろ釣り(一九七四〜一九八〇)


 経済力というのは、自動車におけるガソリンと同じです。それがなければ何もできません。ですからアメリカに行くと同時に、その時が一九六五年でしたが、どのようにして今後の経済基盤を築くかという問題を考えながらアメリカの全域を回りました。

 すると、その当時最も有名な事業がくず鉄を集めて製錬する事業だったのです。アメリカのどこに行っても、自動車や何やら、使い捨てられて廃品処理されたものが無尽蔵にあるのです。それらがすべて腐っていたのです。それで「これらをすべて収拾して再生工場をつくれば、アメリカの経済源になるだろう」と思ったのです。それで、調査して、精練所まで立てる計画をしっかり立てて予算を編成したのちに調べてみると、既にマフィアが手を付けていたのです。それでなくても私は悪口を言われ反対されているところなのに、マフィアと額を突き合わせて正面衝突をしては、こなごなに砕け散ってしまうのです。ですからどうすることもできません。

 その次には何かというと、古紙事業です。どの家庭でもアメリカの家庭に入っていけば、いつ行っても、雑誌でも何でも一抱え抱えてくることができます。そのような古紙がアメリカにたくさん散らばっていました。それを再生すれば莫大な財源になることが分かったのです。それで今度は、古紙再生工場を計画しました。ところが調べてみると、それもマフィアが手を付けていたのです。

 それで仕方なく、その次に手を付けたものとは何かというと、水産事業です。皆さんも知っているように、アメリカは国土を中心として三面の海域に世界四大漁場のうちの三大漁場をもっています。そこにノルウェーの漁場を合わせれば四大漁場になります。メキシコからアラスカ、そしてカナダに達するグロスター地域が世界四大漁場の中の三大漁場に連なっているのですが、それは世界のほとんどの魚がそこにいるという話です。ところで、その魚を捕る人がいませんでした。そして、二百海里を定めてからは、全く主人のいない荒れ地のようになってしまったのです。

 しかし、海にわざわざ出ていく人がどこにいますか。海に出れば、二ヵ月から六ヵ月の間は船に乗っていなければなりません。そのようにして帰ってきたときには、妻はディスコだ、ツイストだといって、踊りでも踊って浮気をして回り、荷物をまとめて逃げてしまっているのです。子供たちを孤児院にほうり込み、一家四散するケースが八〇パーセントにもなります。ですから、誰が海に出ていくでしょうか。また、海に出たとしても、魚を補ってから売る販路がありません。アメリカ人は海の魚を食べないのです。ですから、水産事業に手を付けるということは莫大な力の消耗が伴うのです。でも、仕方がありません。この水産事業に手を付けて成功し基盤をつくるまでは、今後の世界に対する作戦を経済的に補給する道がないと思ったのです。

 ところで、このアメリカの青年たちが言うことを聞くでしょうか。それで、私がキャプテン(船長)にならなければならないと思ったのです。それで船に乗り、七年間先頭に立ってツナ釣りをしました。ツナがいかに大きなものかというと、一匹が千ポンドを越えるのです。考えてみなさい。千ポンドといえば、大きな牡牛より重いのです。千ポンドと言えば五百キロ近くありますが、大きな牛でも四百キロにしかなりません。それくらい大きなツナが細い一・五ミリの釣り糸にかかってくると考えてみなさい。どれほど気持ちが良いことでしょうか。また、そのスリルは大変なものです。ですからい若い者たちが一度出ていって一匹、二匹捕まえてみると、もう狂うようになっているのです。ですから、ツナ釣りが若い人々を誘う魅力的なものになると判断したので、七年間ツナ釣りをして専門家になったのです。


要員養成と販売基盤造成


 船に乗って出ていき夜明けに戻ってきて、寝ないでまた出ていくのです。服も着替えずにまた出ていくのです。なぜそのようにするのでしょうか。霊界にいる水産業をしたすべての人々が私に協助しなければならず、私が、彼らの前に見本となり得る何かの条件を立てなければならないのです。そのようにさえしておけば、船が壊れたり船員たちが離婚するなどというようなことは、霊界から協助することにより免れる道が生じるのです。

 また、常に明け方早く、ムーニーたちは出ていきます。見てみなさい、グロスター・地域のすべての漁夫たちを。遊んで、酒を飲んで、賭博をしていた彼らがすべてまじめになりました。私たちに刺激を受けたのです。酒を飲んで遊ぶ暇がありますか。朝早くから出ようとすれば一眠りしておかなければならないので、そのようなことをする暇がありません。

 ですから、そこの市長や警察署長が「このグロスターを生かすのはあのムーニーたち以外にはない」と言って、そのようなうわさが広まるのです。(拍手)考えてみなさい。普通三時に起きて、月の光や星の光を見ながら出ていき、月の光や星の光を見ながら戻ってくるのです。船に乗る者たちは、私が朝早くから起きて無言で出ていくので、嫌でも従ってくるのです。そして「あなたは、今夜は海から戻らずに働きなさい」と言えば「イエス」と言うのであって「ノー」とは言いません。そのような伝統が自動的に立ちました。

 アメリカ東部ではニュー・ホープという私たちの船の名前がツナ釣りで有名ですが、南米まで評判が立ちました。私がそのようなことをするのも、水産事業を開発するための要員を養成するためでした。そのままではできません。私自ら二十四時同船に乗って出ていきながら、教会の若者たちに「船に乗りなさい」と言うと、最初はみな逃げていって話も聞きませんでした。ところが、私が暇さえあれば船の話をし、四年が過ぎ五年が過ぎて、七年までになると、女性たちまでもが「私がキャプテンになります」と言うのです。そのようになる雰囲気をつくったのです。

 そのようにしながら何をしたかというと、造船所を造り、加工工場を造り、それから販売の訓練をさせました。商店を造って、移動バンを中心とした販売訓練をさせました。網を編み、船を造って魚を捕り、それから魚を販売することまで、一年でやりました。販売できなければ加工工場で処理しなければなりません。それもできなければ、シー・フード・レストランまで造らなければなりませんでした。そのようにして七年間で基盤を築き、今では水産業界に影響を及ぼすことができる段階にまで来ているのです。これがもし軌道に乗れば、とてつもない資本が動くようになります。

 アメリカ水産庁では、アメリカの海域に無限の水産資源があるので、その開発のために全力投球をしています。しかし、それをする人がいなければならないでしょう。そこで国家で計画を立てたのです。それが何かというと、誰でも船に二年半だけ乗れば、その人が船を造りたいとき、一〇パーセントのお金だけ出せば、船を造ってあげようというのです。百二十トンの船は二百万ドルするのです。これはすごいことです。

 そのようなことを知っているので、三百の港を中心としてその事業をしているのです。それで特別に考案して船を造りました。小さな釣り船から訓練するのに良い船まで、レバレンド・ムーンが特別に考案して造りました。とてもすらりとしていて本当に美男子のような船を造りました。

 そして訓練をさせるために、フィッシングをする一隻の大きな船を中心として、十隻の船をまとめて出ていくのです。そのようにすれば、万人が十一隻の船を率いて出ることになるのです。そして宣伝をするのです。「五名だけ編成すれば三万ドル相当の船を与える」と宣伝するのです。小さい船でも三万ドルします。さらに水産都市開発のための計画をしています。

 それで、一箇所に六十名の要員を集めて教育するための対策を立てています。今回私は、三十箇所に配置してきました。三十箇所でこの基準ができあがったら、三百箇所に拡大させ、神学大学を出た人たちを責任者に立て、海洋教会をつくろうと思っています。これは歴史上になかった教会でしょう。海洋教会という名前で船に乗り、そこで聖日の礼拝を行うのです。この運動を展開させるために今準備をしています。その仕事を実際の現場で消化することができる基盤を拡大するため、世界的な販売組織を計画しています。ヨーロッパ、日本でもその仕事を準備しているのです。


世界ツナ釣り競技大会(一九八〇・八・二四・〜三一、アメリカ、グロスター)


 今回グロスターに行っていたときも、一時や二時に起きて準備をしました。うちの食口はみな上がっていって寝るのですが、先生はそこに来た人たちと会議しているうちに、一睡もしないで夜を明かし、そのまま出ていく日がたくさんありました。そのようなことをしても私は「夕べは寝られなかったから、今晩は寝よう」とは思いません。価値というものは寝ることと反比例するために、寝ないのです。寝ないことが偉大なのです。眠らないで仕事のために誰よりも先頭に立てば、価値が大きいのです。

 どのように思いますか。レバレンド・ムーンが天国に一つの記録を残すとして、この時間を今記録しようとするときに、居眠りしなければ記録されるし、居眠りすれば記録されないとすれば、どれほど深刻でしょうか。記録しようとする瞬間がこの時間であれば、どのようにしなければなりませんか。そのようなときは、眠気がくればつねらなければなりません。眠ることと寝ないこととどちらがもっと価値があり、どちらがもっと称賛に値することですか。

 今回、グロスターで盛大にツナ釣り競技大会をしたところ、全世界の言論の焦点がすべてグロスターに集中したのです。今回、グロスターでムーニーに反対する騒ぎが起きました。この者たち! そこまで暴力的で悪らつな方法でレバレンド・ムーンを追放しようとするのですか。家の前を通り過ぎると「ムーニー、出ていけ」と言いながら、石を投げたり、落書をしたりするのです。ところが言論界が反論してきました。「これはアメリカの根本を誤る可能性があり、伝統が破壊されるかもしれない危険な行為なので、法的に処断しなければならない」というのです。言論界がそのような態度を示したのです。彼らは誰の味方ですか。いつだったか「レバレンド・ムーンを殴り殺してやる」と言っていたのに、これは何ですか。これが不思議なところです。


海洋教会設立(一九八〇・一〇・一)とフンヨンー・O・E(株)設立(一〇・八)


 私はいずれ、この世に生まれて死んでいく人ですが、この世にいる間に、正しく基盤をつくっておき、若い人々が行くべき伝統をつくってから行こうと、七年の歳月を先頭に立って走ってきました。雨が降ろうと雪が降ろうと、走ってきました。私が「する」と言ったことはすべてしました。私は造船工場を造るつもりですし、私が「これこれこのようにする」と言ったことはすべてしました。また海洋教会(オーシャン・チャーチ)という名称で組織をつくり、三大水域を中心としてアメリカ全域の三百箇所にすべて配置してきました。

 ワン・ホープという釣り船を西部海岸線に送りましたが、その名前はグリーン・ホープです。西部海岸線の釣り船の中で最も良い船です。グリーン・ホープを三十隻もっていき、港に停泊させて訓練をします。船長一名と五名を船に乗せて訓練をするのです。その間、船が十隻そろわなくて、送ってあげられませんでしたが、その間に何をするのでしょうか。魚を捕ってきて、バンで回りながら販売をするのです。

 それが「お金になる」となれば、男たちは海に魚を捕りに行き、女たちはバンの運転をして販売の組織もつくるのです。このようにすれば、千ドルないし一万ドルを稼ぐことができます。そのようにすれば、フィッシュ・セーリング(魚販売)チームは、ファンダレイジング・チームでなくても、ファンダレイジングに自動的に加担する群れになるのです。さて、海洋教会を三百箇所で始めれば、海洋都市は称賛し後援するようになります。そのような環境がアメリカ全域に広まるのです。

 また、うちのフンヨン水産といえば、韓国の水産業界では有名です。アメリカのフンヨン・O・Eも私がつくった会社です。合弁してつくりました。


日本食口の活動(六・一・〜八・一〇、一〇・一〜一・一〇、百七十日間全体活動)


 最近、ファンダレイジングをしていますが、日本の食口が活動をするのは、六月一日から八月十日までの七十日間と定められています。それから、十月一日から一月十日までを定めています。この百七十日は、誰もがみな公的に天のために活動をするのです。祝福家庭だけでなく、全体がしなければなりません。

「責任量を完遂するためには悲惨でありなさい。先回の七十日のファンダレイジングではこれこれの成果を上げたので、百日では、時が時であるだけにこれこれの実績を出さなければならない。一二〇パーセントをやりなさい」と、強力に指示するつもりです。そのようにすれば、日本の食口たちは何と言いますか。「はい」と言うでしょう。

 復讐しようとする先生ではありません。先生と再び出会ったのはなぜでしょうか。韓国のためにそのようなことをさせるのではありません。世界のためにそのようにするのです。未来に日本が行くべき道、未来にアジアが行くべき道のためにそうするのです。過去、国を取り戻す時においては、先生と日本は怨讐でしたが、アジアヘと行く同志であり、世界へと行く同志であり、永遠なる霊界へと行く同志であるので、その同志のすべての因縁について見ても、「国を取り戻す時の怨讐よりももっと貴重なものが愛ではないか」と思うのです。

 教会活動をしながら人を愛するならば、物質がついてくるようになっています。そのように復帰していけば間違いありません。私は一九七〇年度までは経済問題には手を付けてはいけない」と命令しました。人を愛することができる段階に移っていけば、物質はついてくるようになっているのです。ですから、十年内で世界的な経済基盤を築きました。それは間違いのない真理です。皆さんが難しい経済基盤を築き、人を愛しながら、このような体制のために一番下から人のために愛する心をもって行動すれば、経済問題は自動的に解決されるのです。「食べることに心配をしてはいけない」というのです。

 例を挙げてみると、今、日本の食口の献金を誰がしてあげているかというと、霊界がしてあげています。先生が教えてあげた真理を中心として世界の復帰のためのすべての責任を日本が負っているので、世界を生かすためのすべての献金に責任を負い、昼夜を分かたずこの問題を中心として祈祷しながら先頭に立っていき、迫害を受けながらも先頭に立っていくので、霊界が協助するのです。神様が協肋し、その次には霊界が協助するのでしょう? 霊界と、神様と、天使が協助する経済的基盤になってこそ、自分が復帰できる人との因縁を見つけることができるのです。


五 国際機構創設と大会主宰


南北米統一連合創設と第三次世界言論人会議(一九八〇・一〇)


 現在三次の言論人大会を終えました。それで来年からは、言論界を中心として世界的な組織編成をしようと思っています。そこで、それに対処するために私たちはFPI、フリー・プレス・インターナショナルという通信社をつくりました。言論人の組織を編成するための準備段階である整地作業はすべて終わりました。

 さて、その次に一つ残ったことは何でしょうか。現在、全世界の国家の前首相を中心とした国際協会をつくることを構想しています。それで朴普煕氏を中心として、「南米から始めよう」と言って、ペルーからチリ、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジルなど、南米七ヵ国の大統領にすべて会いました。私たちの日刊紙であるスパニッシュ新聞社とニューズ・ワールドの二人の社長の名前を出せば、彼らは会わざるを得ません。そうして特集を出すのです。ですから間違いありません。百発百中会うようになっています。そのようにして、南米の二十五ヵ国の大統領に会います。二、三年もすれば、彼らはみな前職の首相になるのです。
 その次には、アフリカからアジアまでの前首相の国際協会をつくろうと思っています。では、どうしてそれが必要なのでしょうか。私はワシントン大会で、モスクワ大会をすることを宣布しましたが、それは愚かしい話ではありません。モスクワに行かなければならないのです。
 日刊紙を二つもっている社長の朴普煕氏を中心として南米から救ってあげるのです。彼らはカーター政権から被害を受け、軍事革命が起きて、「ああ、もう生きる道がない」と言って、足もとがふらついてコーナーに追い込まれているのをよく知っているので、朴普煕を送って、チリ、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジルを中心とした整地作業をしました。それがすべて終わりました。それでレバレンド・ムーンの思想を中心としてカウサ(CAUSA)が発足しました。私たちの家に来て晩餐もして帰っていきました。


第九回「科学の統一に関する国際会議」(一九八〇・一一・二七・〜三〇、マイアミ州
ポンテンブルー、ヒルトン・ホテル、八十六ヵ国、六百四十名)

主題:絶対価値と人類平和のための模索



 今日の世界は、秩序が破壊された状態にあります。そして、平和を成し遂げるということは、破壊された秩序の回復を意味しています。秩序を回復しようとすれば、主体と対象がその位置を知り、相互統一された関係を確立しなければなりません。

 平和は世界的水準においてのみ要求されるものではなく、国家、社会、そして家庭の水準でも、同じように願われるものです。さらには個人までも、心と体の間の平和を渇望しているのです。

 平和に対する追求が個人の平和から出発しなければ、それはまた再び失敗せざるを得ません。それでは、個人の平和はいかにすれば成し遂げることができるのでしょうか。それは個人が絶対愛を所有し、それを実践することによって成し遂げられるのです。なぜならば、愛は、すべての統一の前提条件であるからです。統一は、愛の基盤の上においてのみ成し遂げられ、平和は、統一の基台の上においてのみ達成されるのです。

 すべての国の平和が成されれば、言うまでもなく世界の平和はこれを基盤にして成就されます。それぞれの国が貿易や交流の面において、国家利益だけを優先する国家利己主義を清算し、絶対愛をもって他国と世界に奉仕する国家になるとき、そして、各国がそのような国際的な風土を恒久的に継続するとき、人類の永遠の平和が保障されるのです。

 平和のために絶対愛を実践する個人の行為は、絶対善です。同様に、平和のために愛を実践する家庭の行為もやはり絶対善です。社会や国家、世界においても同様です。言い換えれば、個人、家庭、社会、国家を問わず、真の平和を樹立するためには、絶対価値、すなわち絶対真、絶対善、絶対美を実現しなければなりません。特に、絶対的な善の実践が切実に要求されます。それがなされれば、秩序を紊乱し、破壊するいかなる悪の要素も介入できないからです。

 ところで、真・善・美などの精神的価値は、愛を基盤として成立するので、絶対愛、すなわち神様の愛を知らなくては、絶対的な真・善・美は実現されません。このような絶対価値が実現されない所では、真の平和はあり得ません。それゆえに、人類の真の平和のためには、絶対愛が実践されなければなりません。

 人間が絶対者によって創造され、絶対者の愛を実践するようにつくられたとすれば、人間の創造に動機と目的があったことは明白です。その動機と目的を明らかにしようとすれば、絶対者がどのようなお方かという問題、すなわち正しい神観がまず立てられなければなりません。正しい神観が立てられることによって、そのお方の創造の動機と目的が明らかになるであろうし、したがって平和のために絶対愛を実践しなければならない理由も明白になるはずです。

 このように見るとき、人類の真の平和のためには、絶対者を正しく理解しなければなりません。絶対者を正しく理解することによって、そのお方の愛を実践できるようになり、結局は、そのお方の絶対価値を実現できるようになるという結論に到達するようになるのです。


六 勝共運動促進化と各機関招請講演


全国勝共安保団結大会と地方体制強化(一九七九〜一九八一)


 大韓民国に対しても私は世話になりませんでした。今まで私をいつも苦しめました。言うべきことは多いのです。憎むなら、誰よりも憎むことができる立場ですが、いかなる主権者も憎みません。また、主権者が憎くても、大韓民国は愛さなければならないのです。今回の勝共団結大会に対しても、「自分たちの運命はどうなるのだろうかと、死に際の叫び声をあげているこの時局に統一教会が何の安保団結大会なのか。彼らは狂っている。ほかに金を使う所がないのか。どうなるか分からないこの時局に、何のために金を使うのか」と言うかもしれませんが、私はある主権者を信じるのではなく、大韓民国を愛するがゆえにそうするのです。

 主権者が右往左往するときに、その国の民族が右往左往してはなりません。見てみなさい。共和党は二百万の党員数を誇っていた党でしたが、朴大統領一人が亡くなることによって、あのように悲惨になってしまいました! 私、文なにがしが倒れたら、統一教会はそのようになるのですか。そのようになるならば、私は統一教会から私の首を切って仕事を始めるつもりです。私が行く道は、私が死んでもそのようにはならないことを知っています。

 それゆえに、私がこの民族の前に残したいものは、秋風に散る木の葉ような党員ではありません。この民族を中心として、サタンも神様もいかなるものも取り除くことができない愛国精神で、世界を愛して余りある思想的核の鉄槌を打ち立てておくことができるなら、この民族は、主権者を押し動かして、南北を統一することでしょう。南北統一だけでなく、アジアと、そして世界全体、左右の世界をすべて吸収して余りある主体国になるであろうと思っています。

 世界の共産党をたたきつぶすための前進命令が、天からの最後の命令として下るときになりました〇皆さんがその仕事を十分に成し終えたときには、どのようになるのでしょうか。大韓民国が統一教会と一つになるのです。全世界の統一教会員が、共産党を完全に防御する旗手として世界的に堂々と進み出ていくときは、大韓民国は間違いなく統一教会と一つになります。見ていなさい。

 そのようにならざるを得ません。そうなるようになっています。世界を中心とした反共王国、反共の聖地、聖域となって、全世界の民族が自然に一つとなる基盤ができるときは、大韓民国は北韓が反対しようと、何しようと、け飛ばしてしまうことができるのです。今や、我が国の現大統領の決断が必要です。

 先生は、そのようにすることができる環境を考えたので、崔昌林氏を呼んで「団結大会をしなさい」と言いました。主人のいない時に主人の資格を備えなさいというのです。先生は摂理的な観点から見たので、そのような命令をしなければなりません。六ヵ月から七ヵ月の間で完全に国を救わなければなりません。

 それで勝共連合の組織は、今後教会の先頭に立ちなさい。先日、私が幹部会議でも言いましたが、勝共連合は教会の先頭に立たなければなりません。国の先頭に立たなければなりません。それで宗教の次元を越え、国家の次元を越えて先頭に立つことができる活動をしています。そのため皆さん幹部たちに、今回講義させてみましたが、なぜそのようにするのでしょうか。「皆さんと世界的な先祖たちが責任的条件を連結させるために講義しなさい」と話したのです。

 皆さんは、勝共連合の活動を中心として、新しい方向をもって、挙国的にこの運動のために闘わなければなりません。今、そのような段階に入ってきています。統一教会の活動を通じては、国をすべて導いていくことができません。ここで、私たちが教育さえすれば宗派を超越できます。それこそ看板を取り外してもかまわないというのです。それで今回、崔昌林氏が勝共連合の第二修練所を本当によく建てたと思っています。

 それで崔理事長にも話しましたが、一線の拡大作業を強化しなければなりません。中央体制強化ではなく、地方体制強化です。そのような意味で、全国の教域長の強化、教会長の強化の問題が急がれているため、先日の会議(一九八〇・一一・七、本部教会、全国牧会者総会)の時にもそのような指示をしましたし、今回、皆さんが教育(一九八〇・一一・九・〜一一、利川研修院、全国牧会者勝共教育)を受けているのです。これを全国的に平準化させるため、夜も昼も走らなければなりません。先生は三年もしないでできると思っています。

 挙国的に全国民が一つとなって忠臣圏を誇ることができる時が、この一時しかないということを知らなければなりません。この数ヵ月の間、来年四月までにすべての決着がつくでしょう。そのような決意をして、そのような誓いをなすことによって、韓国から離れた神様の心をここに集中することができる最後の時が来るのです。

 私たちはホーム・チャーチ活動ができませんでしたが、今や勝共活動を強化することによって、ホーム・チャーチ圏を一時で全国的にカバーすることができます。それを成し終えたのちには、ホーム・チャーチに入っていき、いかなる命令をしても可能であるという時代圏に移っていきます。驚くべき時代が到来します。


国際勝共連合諮問委員長団招請午餐会
(一九八〇・二・二、ソウル、ハイアット・ホテル、二百名、主題:韓国の中の世界)


 今日、統一教会とはいったい何でしょうか。勝共連合とは何でしょうか。私たちには、民主世界を消化し、共産主義を消化し、主体性をもった新しい文明創造の旗手となる可能性があります! 統一教会以上に強力な団体があるならばともかく、大韓民国にはこれ以上の団体はありません。これは国家的でなく世界的です。世界的であると同時に、文化的歴史背景を中心として見るとき、共産主義の理論を凌駕し、また民主世界のキリスト教思想を凌駕できる新しい体系的思想をもって現れ、共産主義を消化し、民主世界を消化すれば、あのイタリア半島が世界を支配した文化創建の基地になったように、韓国は新しい太平洋時代において、文化創建の主導的な基地として残されることでしょう! そのように思うのです。(拍手)

 それでは皆さん、皆さん自身が共産主義を消化できますか。またキリスト教文化圏を消化できますか。これを知らなければなりません。共産主義の深い骨髄を知らなければなりません。民主世界はキリスト教文化圏ですが、キリスト教の深い骨髄を知り、これを消化することができる主体性さえもてば、世界は一つになるのです。

 おもしろいことに、韓国には仏教も入ってきて結実し、儒教も入ってきて結実し、キリスト教も入ってきて結実しました。すべて国を動かしました。最近ではイスラム教も入ってきました。これらがお互いに角を突き合わせています。イスラム教は異色です。これらが何によって一つになることができるのでしょうか。政治力によって一つにはなりません。一つになることができるのは、共産主義を防御する反共、勝共という表題のもとにおいてのみです。すべての宗教団体が互いにひざを交えて共同決意をしなければならない世界史的な時代に入ってきているのです。(拍手)

 このような主役になり得る韓民族が主体性をもてば、問題が大きいのです。それで私自身も、そのような時を望みつつ今まで闘ってきました。きょう、全国の有力者、重鎮であられる皆さんがこのように集まって、新しい決意をしたという事実! これは次元の高い新しい歴史時代の勃発であり、歴史時代の出発の基点となるということを感じてくれるようお願いします。

 そのため皆さんは、三代を連結しなければなりません。人が生きるところにおいては、過去があり、現在があり、未来があります。この三代をしっかり連絡しなければなりません。そのように見るとき、皆さん自身も重要ですが、皆さんの息子、娘をどのように育てるべきかということが問題です。きょう、ここで皆さんが決意して国のために生きることができる方向が決定されたとしても、皆さんの御子息はまだ決定されていません。

 私が切実に願うことは、大韓民国において、頭が良く、天才的な素質をもった人を三千名だけ集めて教育することです。約六ヵ月教育をすれば、世界を動かすことができる主導的な人材を育てあげることができるというのが私の考えです。さあ、今からでも遅くはありません。皆さんの御子息の中に立派な人がいれば、勝共訓練をさせ、思想武装をさせて、新たに中和文明時代、春の季節の文明時代を迎えなければなりません。

 韓国は将来、新たな春の季節の文明、中和文明時代における旗手になる国です。そこにふさわしい大人となり、子女たちを教育しながら思想を注入し、将来、世界の中の韓国ではなく、韓国の中の世界を消化することができる民族となるならば、この民族は、この歴史上ですべての国を指導し、すべての国から崇拝される民族になるはずです。


世界平和教授協議会教授招請晩餐会(一九八〇・一万一七、ソウル、ロッテ・ホテル)


 皆さんは教授アカデミーに籍をおいて関係を結んでいます。その間、多くの迫害も受け、ありとあらゆる難しい環境を経ながら働いてくださったことに感謝いたします。しかし、それで終わってはいけません。韓国を代表する学者を日本の学者たちと連結させる運動を誰がするのでしょうか。学者の皆さんがしなければなりません。そうでなければ、日本がすべき段階に入ってきており、アメリカがすべき段階に入ってきており、イギリスがすべき段階に入ってきています。ですから、これを早い時期に連結させ、韓国を救い、共産陣営に対して防備しなければなりません。

 このような巨大な連結体をつくり、韓国が今後行くべき道、すなわち十年以内に南北を統一させ、アジア諸国の前に及ぼすことができる影響圏を標準にして動かなければなりません。そのために学者が動員され、経済人が動員され、政治家が動員され、各分野が動員されて、集結できる基盤を編成しなければなりません。それは学生ではできません。政治家ではできません。それは学者しかできないのです。

 韓国最高の知性と権威をもった皆さんが今なすべきことは、この国の行くべき方向を教示してあげることです。そのようにするために研究をするのですが、個人の研究時代は過ぎ去りました。今はクラブ研究時代です。それも、国家内のクラブ研究時代は過ぎ去り、アジアの学者を糾合したクラブ研究時代、さらには、世界の学者たちを中心としたクラブ研究時代が到来しています。このような方向を備えずしては、世界の方向を教示できる道がありません。ですから大韓民国の風土をもってはできません。

 我が国はアジアの共産主義を防御し、世界の共産主義を防御して、自由世界の結束とともに、民族の自主性をもった大韓民国にならなければなりません。そのような一つの主体国となり、新しい文化世界創造における旗手とならなければなりません。そのようになれば、「大韓民国がもっている思想でなければ駄目だ」となり、二十一世紀に、三十世紀に世界を指導できる民族となり、その時に世界に国家基盤が形成されると思うのです。

 それゆえに、そのようなことを見つめながら今まで迫害を受け、追われながらも築いてきたこの基盤を皆さんにすべて譲ってあげようというのです。私の力が届くところまで協助してあげようというのです。私が今、アメリカで膨大な資源を投入しています。

 ですからアカデミーを中心として、皆さんは国際的な会議をたくさんもたなければなりません。朱東文氏は、政治学者なら政治学者を中心として、十人なら十人を組織してクラブをつくりなさい。経済学者がいれば、経済学者のセミナーをたくさんしなければなりません。それで日本と連結し、ヨーロッパと連結しなければなりません。

 そのような意味で、研究するところにおいて、自分自体よりも未来を念頭に置いて研究をすることができる学者たちとなるならば、韓国において誇り得るクラブになることでしょう。ですから、多方面の日刊紙をつくろうというのです。そのようにして、皆さん、学者たちを中心として日本、台湾まで合わされば、このアカデミーを中心としてアジアの学者がすべて一つになります。そうすれば、アジアを代表できる新しい百科事典もつくることができるし、韓国なら韓国文化を中心とした事典のようなものもつくることもできるし、多方面ですべき仕事がたくさんあります。

 そのような意味で皆さんが一心同体となって協力するなら、微力ではありますが、私にあるすべての力を尽くして皆さんの後押しをしようと思っています。ですから、そのような意味で、統一教会の思想や、統一教会の原理をまず学んでください。そのようにすれば彼らを完全にリードすることができます。


超教派キリスト教協会招請晩餐会(一九八〇・二・一八、ソウル、ロッテ・ホテル、千二百名)


 キリスト教から見ればユダヤ教がお兄さんの立場にあり、統一教会から見ればキリスト教がお兄さんの立場にあると本人は話してきました。キリスト教とユダヤ教が一つになっていれば、今日世界はこのように悲惨な世界にはならなかったはずです。イエス様のみ旨を中心として見るとき、再臨という名詞をおいて、今日の歴史は数多くの犠牲の代価を払い、現在世界的な頂上、思潮圏内に臨んでいるのです。

 このように見るとき、歴史時代において新しい宗教、すなわち統一教会が現れて、キリスト教において問題になり、世界において問題となっていますが、これはある個人の一念から始まったと、私自身はみじんも考えることができません。背後では常に神様が役事され、私の生涯を通じて成し得ない様々な事件を経験するたびに、天との直接的な解決方策に従ってそれに順応することにより、困難な峠の道を経て今日の名声をもち得る統一教会になったのではないかということを、今天の前に、皆さんの前に率直にお話しするのです。したがって、きょう一九八〇年十一月十八日は、キリスト教の歴史、さらには宗教歴史において、歴史的な一つの記念の日ではないかと思うのです。

 ここにいるレバレンド・ムーンも長老派を信じました。私がしてみなかったことはありません。皆さんより出来が悪くて、このようなことをしているのではありません。自分の国に背を向けられ、アジアと世界から反対を受けたとしても、天意に基づく、確かな真理の道がここにあるということを知ったので、どちらが砕け散るか見てみようというのです。三十五年間、既成教会は私に反対しました。しかしながら、げんこつや、脅迫、恐喝で一つになることはできません。愛によって一つになれるのです。超教派をなぜつくったかというと、愛によって一つになるためです。神様は、一つになることを願われています。

 今回レバレンド・ムーンが韓国に訪ねてきたのは、正に錦衣還郷(注:故郷に錦を飾ること)です。統一教会が歓迎しただけでなく、キリスト教が歓迎し、国が歓迎し得る、このような道を築いてきました。この国は、私に対して相当な関心をもっています。そうかといって、私は国に対して何の欲もありません。

 今、知ってみれば、ヨセフの前の十一人兄弟と同じです。悲しい思いにさせた怨讐のごとく、こなごなにして復讐することもできるのですが、知って見れば、神様の息子、娘なのです。兄弟だというのです。私は、このような勢力基盤を固めたすべてのものを投入して、彼らを生かしてあげるべき責任を感じるので、このようなことをするのです。

 イエス様が来られた目的とは何ですか。神様のみ旨を成すことでしょう? イエス様はメシヤにならなければならないでしょう? 王の中の王にならなければならないでしょう? 今日、イエス様の国がありますか。アメリカがイエス様の国ですか、ローマがイエス様の国ですか。今や統一教会を中心として、韓国のキリスト教が一つになれば、神様の国がここから始まるのです。イエス様の願いとは何ですか。失ってしまったローマを取り戻し、ローマの皇室から、神様の息子、娘が世界に対して命令できる、このような立場に立つことです。殉教の血で連結され歴史的な恨を抱いたこのキリスト教の歴史をどのように解き、どのように所願成就するのですか。日本を消化し、アメリカを消化し、自由世界を消化しなければなりません。そのようにしようとすれば、共産党を消化できる能力がなくてはいけません。ところが、勝共理念を中心として世界的な版図の拡大のために統一教会が闘っていることに対して既成教会では、「レバレンド・ムーンは前衛隊をつくって伝道しようとしている」と言うのですか。そのようなつまらないことはしません。

 皆さん、政府を後押ししてあげなければなりません。政府はかわいそうです。大韓民国はかわいそうです。私は皆さんを後押ししてあげたいのです。また、反対に皆さんは統一教会の文なにがしを後押ししてくださらなければなりません。韓国では闘いません。アメリカで闘うのです。世界の尖端で闘うのです。我々は共産党の脅威を受けています。しかしそれが誰かというならば、怨讐ではなくて皆さんの兄弟であるということを知らなければなりません。

 それで世界史的なカインとアベル、お兄さんの権限を失ってしまった堕落の怨恨を、弟の立場から世界の人類と共に天の国の基盤である宗教圏世界で復帰しなければなりません。このアベルの長子権が一つの国家基盤の上で形成されることが、統一教会とキリスト教が一つになる道です。

















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第七節 一九八一年(一) 家庭教会は私の天国

真の御父母様の生涯路程 6



第七節 一九八一年(一) 家庭教会は私の天国


一 一九八一年の出発と摂理的意義(一九八一・一・一、ニューヨーク、世界宣教本部)


元旦の祝祷


 愛する天のお父様! たった今一九八〇年が過ぎ、新たに一九八一年を迎える元旦が開門しました。歴史路程に多くの恨めしい日々が過ぎていき、また連結されてきました。

 その間、一九二〇年から六十年間、あなたが不肖、この息子をこの地に送られ、育てられながら鍛錬され、分別がつく時までお父様の保護のもとで導かれ、新しい歴史観と歴史的な使命について教えてくださいました。神様を知り、イエス様を知ることによってそれを悟ったのち、歓迎と栄光の一日があなたの歴史の中にありました。

 しかし、民族を中心としたキリスト教と韓民族が責任を果たすことができなかったことにより、悲しみの歴史をつづってきたことを再度回想するものです。しかし、必ず勝利の日を迎えるために、血のにじむ闘争の道を多くの日々にわたって再度繰り返されたお父様の労苦の前に心から感謝申し上げます。

 さらに一九六〇年代を中心としては、二千年の歴史を再び蕩減し、キリスト教と国が使命を果たすことができなかったことを蕩減するため、三次の七年路程を設定されたその日のことを思い返すとき、正にきのうのことのようです。今日のような歴史的な勝利圏があるだろうとは誰も想像することができなかった時代が再度思い起こされます。今や三次七年路程が過ぎ去り、今年から第二次三次七年路程を発表できる歴史的な時期を、生きている間にお父様をお迎えする中で世界の前に堂々と発表できるこの日がいかに感謝なことであるかということは言葉では言い表せません。

 今や本格的に国家と世界の次元を越えて新しい歴史を開門し、一九八○年を越えて、新たに一九八一年に前進的な躍進を誓うこの場において、「家庭教会と私の天国」という今年の標語をもって出発することを誓いますので、お父様がこの課題を快く受けてくださり、統一の群れがこのような内容をもって祈祷するすべての所で、お父様が親しく共にあってくださるよう切にお願い申し上げます。

 希望の一九八一年を迎え、新しく出陣するお忙しい日々をお父様の前に奉献することを再度お誓い申し上げます。流れいく歴史の中で誇らしい一九八一年となるよう福をお与えください。

 この国に新しい指導者が立てられたその日から、世界の歴史的な新しい責任を担当できる道を開いてくださり、韓国にもそのような道を開いてくださり、アジアと西欧が連結される輝かしい新しい次元の世界を展開してくださることを切にお願い申し上げながら、任されたすべての日々に忠誠を尽くすことを誓いますので、新しい元旦のこの朝にすべてのことを喜びをもって受けてください。真の御父母様のみ名によってお祈りいたします。アーメン。


年頭標語:家庭教会は私の天国


 今私たちは、新たに一九八一年を迎えました。一九八一年を迎えることにより、一九七〇年代の認識は完全に過ぎ去ってしまいました。そのような認識は消え去り、今は完全に八〇年代に入りました。これを私たちがみ旨の立場から先生の年齢を中心として見れば、六十歳を越えて七十歳に向かっていくという話になります。

 先生が十六歳でみ旨を知ってから四十四年が過ぎました。このように見るとき、今まで六数や四数はサタン数でしたが、復帰のみ旨から見れば、「これは天の数として支えとなり、新たに七数が歓迎を受けることができる数として連結されるのではないか」と思うのです。それはどのようなことでしょうか。六数と四数が天の基盤となり得る時代に入ってきたとみなすのです。

 皆さんが知っているように、今年から第二次三次七年路程が始まりました。これはどのような時代かというと、皆さんの時代です。今まで先生が担ってきたすべての天の責任を皆さんに伝授してあげ、皆さんがとどまっている所で、先生の仕事を代行し、み旨を成すことができる時代になりました。

 では、何を中心としてそれをなすことができるでしょうか。それは一九七九年から八○年、八一年と、今年で三年目になりますが、今や、この家庭教会を中心として皆さんが活動する時代になりました。ホーム・チャーチという題目を掲げたのが一九七九年でした。そのときは「ホーム・チャーチによる天国完成」で、翌年の一九八〇年は「ホーム・チャーチは天国基地」でした。皆さんは、そのようなタイトルをもって二年間準備してきました。

 その基盤の上で今年の年頭標語が「家庭教会は私の天国」になりました。私の天国です。その「私の」というのは、先生のことではありません。天国というものは先生のものではなく、皆さんを中心とした「私の天国」だということです。今までの「家庭教会は天国完成」は、全体を標準としたものであり、「家庭教会は天国基地」も、全体を代表したものでした。しかし、今は自分自身を中心として直接的に成すことができる時代へと入ってきました。

 天国はどこにありますか。「私の心の中にある」と結論づけなければなりません。心の天国があり、その次に体の天国がなければなりません。そして、体の天国の次にホーム・チャーチ、家庭の天国が成されるということを知らなければなりません。

 では、天国とは何でしょうか。そこは、サタンが讒訴できないし、住むこともできない所です。サタンの血統が許されない所です。では、イエス様当時においては、天国の基地ができたのでしょうか。心を中心として、心と体の境界線にまでサタンが接していたということを私たちは知らなければなりません。

 その境界線を押し出していかなければなりません。そして、私の体の外に追放しなければなりません。そのようにして「天国が私の心と体にある」と言える人にならなければ環境の天国をもつことはできないということを、皆さんは知らなければなりません。家庭教会とは、環境を中心とした天国を意味するのです。

 今まで皆さんは「ホーム・チャーチは統一教会の制度だ」と思っていました。そうではありません。統一教会のホーム・チャーチは私の天国です。イエス様はペテロに天国の鍵を与えてどこに行かれましたか。十字架の道を行かれました。天国の鍵とは、ホーム・チャーチ運動です。言い換えれば、部族編成をしなければならないということです。ペテロを中心として十二部族を編成しなければならなかったのです。私たちの使命は、部族編成の模型を代表してつくることです。

 一九八一年は、皆さんの天国としてホーム・チャーチを付与します。最優先権を与えます。先生の責任は、今一段落つきました。これからは皆さんの時代です。ホーム・チャーチを中心とした皆さんの時代です。では、「今からやります! 一九八一年は私が責任をもってやります!」という人は、手を挙げて誓いましょう。(歓呼)


二 アメリカで誕生された真の御子女様たち


権進様、善進様(権進様:一九七五・三・二〔陰暦一・二〇〕 一四:四五、善進様:一九
七六・七・一一 〔陰暦六・一五〕二一:四二)


 先生は、本来の原則から外れていることは絶対にしようとはしない人です。同じように、権進は今赤ちゃんですが、何か新しいものを見ると、触る前に一度、お母様とお父様の顔色をうかがうのです。「駄目だよ」と言えば、触らないでじっと座っています。それを見れば本当に性格ができているのです。

 権進はお兄さんよりも、もっと大きくなるでしょう。この子は美男子になります。この子がまた、どんなに頭が良いことか、大人をおだてて自分の使いをさせるのです。私が車に乗って出掛けるときは、さっと運転席のところでお父様を迎えるのですが、「自分はお父様の車を運転する誰々が本当に好きだ」と言って、「お父様の車を運転できて本当にうらやましい。将来、自分もお父様の車を運転するのが夢だ」と言葉巧みにおだてるのです。

 ですから、「運転が上手だ」という話はしません。このように間接的にさっと訓示するのです。運転手が帰るときには、「やあ、あなたのお母さんや奥さんが喜びますよ」と言うのです。「先生も気分が良いし、自分も気分が良いし、全員気分が良くなっているので、あなたも良い気持ちで家に帰るでしょうから、奥さんがとても喜ぶはずですよ」と言うのです。いかに知恵深いことでしょうか。アメリカの大統領も十分にこなせる息子です。私はそのようにしようと思っています。

 私の子供たちを見ても、お母様は小さいのに仁進は大きいでしょう。善進も大きくなるでしょう。みな誰に似たのでしょうか。お父様に似たのです。(笑い)体もお父様に似ました。男性や女性の種がどこに入っているかというと、女性にあるのではなく、男性にあります。神様は、男性と女性の種であり、二性性相の主体としていらっしゃるのです。結果は原因に似るようになっているのです。したがって二性性相の主体であられる神様に似たのです。


榮進様、亨進様(榮進様:一九七八・六・二二〔陰暦五・一七〕一一:五五、亨進様:一九
七九・九・二六〔陰暦八・六〕〇八:三四)


 お母様は十四人の子供を生みました。ですから皆さんが助けてあげなければなりません。赤ちゃんを生むことにおいても記録を破らなければなりません。お母様には本当に苦労をかけました。榮進を生むときも、帝王切開手術をしたのです。榮進は頭が大きいのです。頭が大きいので兄弟たちが「お前は中国語をやったら良い」と言うので、中国語をしています。一度聞けばレコードのように覚えてしまいます。

 榮進は六年生で全体のトップです。それで、ボストンにある有名な学校に行っています。その学校では、八〇パーセントから九〇パーセントがハーバード大学に入ります。

 先生の家庭でも、ハーバード大学やコロンビア大学に大勢行ったでしょう? ですから、榮進がボストン高校に入学申請書を提出したときも、家族背景、学歴を見て驚くのです。「このようなことがあるだろうか。家族で一人が行っても驚きなのに、五人、六人と、みな行っているではないか」と言うのです。

 また、亨進を生んだときには、AP、UPIや何々ニュースを問わず、またソウルでも新聞に載りました。宗教指導者が子供一人を生むのになぜ世界が騒ぐのでしょうか。今やそれだけ問題の人物だからです。ここにいるこのサナイ(注:勇敢で血気盛んな男性)は、安っぽく見えるし冗談もうまいのですが、問題のサナイだというのです。

 男の子のことをかわいらしいと言ったら何ですが、うちの亨進は目鼻だちが整っているのです。目鼻だちが整っていて頭がスマートで、幼いときの私に似ています。自分の子供を自慢したり、妻子を自慢したりすることは、愚か者のいとこに近いと言いますが、私は愚か者になってもかまいません。なぜでしょうか。愛らしいからです。(笑い)

 この子の名前はとても聡明だというのです。将来統一家で相当に必要とされる息子になるだろうと思っています。それで家では、私自らロブ(Rob)という名前で呼んでいます。学校に行っても、先生がその名前を聞きもしないのに、その子につけたあだ名がロブです。

 この子が絵を描けば常に一等です。三十万人の児童が絵を描いた全世界芸術大会で一等になりました。金賞を取ったのです。また、とてもスマートです。歌もうまいし話も上手で、多方面で私に似ています。(笑い、拍手)ですから、この子を見て魅了されない人がいません。

 近ごろ、お母様は「とにかくうちの末っ子はよくできている」と、気分さえ良ければ毎日のように話しますが、私はいつでもそこにさっと拍子を合わせるのです。お母様が「ああ亨進の顔が見たい」と言えば「本当にそうだね」と答えるのです。どれほど楽しいか知れません。


妍進様、情進様(妍進様:一九八一・二・七〔陰暦一・三〕 一二:一六、情進様:一九八
二・六・一四〔閏四・二三〕〇九:〇五)


 妍進が生まれましたが、多分生まれて息を吸うときに肺に水が入ったようです。それで、酸素吸入器で呼吸していますが、もう良くなることでしょう。医師たちも、心臓や気管支など、細かく調べてみてもすべて完全なので、「手術のときに誤ったようだ」と言っています。医師たちがそのような結論を出しました。今電話を受けてきましたが、すべて正常に戻ったということです。(拍手)

 妍進が生まれたとき、良い話を聞きました。妍進は多分聡明になるでしょう。この子に負けないように、皆さんも前もって準備しなければなりません。今後全員準備をしなければなりません。そのように決意して祝うことがより貴いことではありませんか。先生の息子、娘のために祈祷する姿を見れば、神様もふさがっていた耳がぽんと開いて「そうだ、そのようにするのだ!」とおっしゃるのです。

 少女の赤い唇をのぞき込むと実に美しいです。化粧したものはおもしろくありません。ただそのままの自然色が本当に魅力的です。見ていると引きつけられて、我知らず触りたくなるのです。(笑い)うちの子、情進も、じっとのぞき込むとそのカラーが本当に魅力的です。唇を見てください。じっと見ていることができなくて、吸ったり、ぎゅっとかんであげたくなるのです。そのように魅力的です。

 おもしろいことに、お父様とお母様に「何かを買ってほしい」と言うときは、妍進は情意を前に立てて来るのです。自分よけも妹のほうが愛されているのを知っているので、妹を前に立てて後ろから操りながらすーっと来るのです。(笑い)それは原理的です。また、榮進も同じです。自分が買いたいものがあると、誰を使うかというと、自分の弟の亨進を使うのです。「お兄さんがこのようなものを一つ買ってほしいと言っていました」と言わせるのです。そうして、自分はそれを見守っているのです。そのようにするのです。愛する人を通じて天を訪ねていくのが原則です。

 ですから、生活している姿を見れば、カイン・アベルの長子権が自動的に復帰された位置だと思うときが多々あるのです。また孝道もよく見れば、弟、妹たちを愛しているのです。兄として本当に愛しています。そのような家庭は、万年の歴史を受け継ぐのです。


三 レーガン行政府とアメリカ活動


アメリカ四十代大統領レーガン


 本来、ニクソン大統領が私の話を聞いていれば、そのようにはなりませんでした。しかし、聞かなかったので、無力なフォードの時代から共産党の手先であるカーター時代を経て、レーガンまで四代復帰です。アメリカ大統領を中心として出発しようとした道に狂いが生じたため、レーガンを支持して当選させました。そこに私が至大なる貢献をした男であることを知らなければなりません。

 私が祈祷せずに、私が推してあげなければ死んでいたかもしれません。アメリカ大統領で銃に打たれて生き残った人はいません。おもしろいことに、見てみなさい。七十歳で七十日目に七センチの銃弾を受けました。四十代大統領になって四百四十四日です。イランに拉致された人質が解放されたのも四百四十四日目でしょう? それはすべて原理的数字です。彼らは知りませんが、神様は数理的な数を計画された方なので、地上の歴史的路程にも合う数理的基盤を通じて歴史的な転換時代に入っていくのです。

 ですから今は、アメリカ大統領が私の話を聞かなければなりません。韓国の生きる道は韓国の大統領の力をもってしてはできません。日本を動かさなければなりません。アメリカを動かさなければなりません。ですから、先生自らが南北が一つになり得る道を築いてあげようとしているのです。それを私が成し遂げようというのではありません。私の行く道はこの世界を生かすことです。

 それで今回有り難いことは、レーガンが大統領になると同時に韓国の大統領をアメリカに呼んだということです。これはすべて摂理です。数多くの国の数多くの大統領がいるのに、どうして韓国の大統領に先に会ったのでしょうか。それは何かというと、韓国とアメリカは運命共同だということです。このようにすることによって最も喜んだのが日本です。日本はそのまま越えていくのです。その代わり、レーガン政権は嫌でも日本に武装強化をさせることでしょう。それは誰のためにするのでしょうか。アメリカのためではありません。韓国のためにしなさいというのです。そのようにすれば三国が一つになります。見ていなさい。このようにすることによって、何が起きるのでしょうか。養子圏の霊肉実体圏ができると同時に、息子圏の霊肉実体圏とエバ圏の霊肉実体圏と父圏の霊肉実体圏がすべて成されるのです。

 この三国がどこで一つになるのでしょうか。韓国で一つになるのではありません。日本で一つになるのでもありません。天使長国家であるアメリカで一つにならなければなりません。堕落したので、サタン世界で天使長が勝利し、天の側の天使長国家をつくらなければなりません。そして、その天使長国家で再度蕩減して天の国に入っていかなければならないのです。

 それで、カーター政権が現れたときは、民主世界も最高に没落し、共産世界も没落し、キリスト教も没落し、すべてのものが没落しました。アメリカ自体も滅びるようになりました。アメリカもどうすることもできません。共産党が反対し、ユダヤ教が反対し、キリスト教が反対し、民主世界が反対し、すべてが反対する中で、レバレンド・ムーンはアメリカ政権と闘いました。彼らと闘った代表がここに立っているレバレンド・ムーンです。

 フレイザー議員も自由主義者で、モンデールも自由主義者で、カーターも自由主義者です。三人が一つになって共産党の立場を取りました。彼らと闘ったのが誰かというと、朴普煕氏です。彼らを打ち負かすことによって、国会内の自由主義的な思想をもった人たちを完全に追い出したのです。カーター大統領まで追い出しました。彼は四年間大統領をしましたが、私は彼が大統領になった日から反対しました。そのようにしてレーガンを立てました。レーガンという言葉は何ですか。リ・アゲイン(re-again:再び)です。リ・アゲインという言葉を早く言うとレーガンになるのです。(笑い、拍手)

 このように見るとき、統一教会から見れば第三次七年路程が完全に終わり、勝利的な第二次三次七年路程の過程でこの事件が起こったということは、歴史的に驚くべきことです。皆さんは全世界で闘う必要がありません。アメリカのような国や共産党と闘う必要がないのです。皆さんはホーム・チャーチに行って闘わなければなりません。それは何でもないことです。先生が国会で闘い、カーター政権と闘い、今まで暗黒街で闘ったことと比べてみれば、それは何でもないことです。皆さんにはもう迫害時代は過ぎ去りました。歓迎される時です。


アメリカ・カープ(CARP)とニューズ・ワールド


 カーターと闘うのは、カーターが共産党を支持しているからです。レーガンは、保守キリスト教思想の再建と伝統的思想の再建によって共産党を打倒しようという立場です。カーターが共産主義者たちを援助しました。カーターのもとでは反共ができません。アメリカ国民は共産党に対処することに一丸となることができません。これからは統一教会がレーガンと一丸となるでしょう。アメリカの国民は何も知らないのです。

 それで、今回私は、「レーガン政権が誕生したので、共産党は全国的に大学街でデモをするはずだ。デモが始まれば誰がこれを阻むのか。カープの君たちが先頭に立ちなさい」と言いました。レーガンも知らないし、アメリカ政府も知りません。アメリカの国民も知りません。大統領就任式が済めば、共産党は全国的にデモをするでしょう。全国的に威勢を振るうはずです。見ていなさい、そのようになります。レーガン政権が思いもよらないことをレバレンド・ムーンは指示しているのです。万全の準備を整えるのです。

 これからデモがたくさん起きるでしょう。共産党は世界的にレーガン政権に攻勢をかける戦略を立てています。エルサルバドルに世界の共産ゲリラを続々と送り、自由世界とアメリカの言論がそれを協助し、レーガンに一泡吹かせることを共産党は既に計画しているのです。そのような世界的な戦略のもとで、そのようなことがエルサルバドルで起きるのです。これは間違いのない事実であることを知らなければなりません。

 それで、先日ニューズ・ワールドがニューヨーク・タイムズを攻撃したことを知っているでしょう? 言論界において、ニューズ・ワールドが初めてニューヨーク・タイムズを打ったのです。この世の人は、ニューヨーク・タイムズがすべてだと思っているのです。そのニューヨーク・タイムズが共産党を支援しているのです。実に胸の痛い話です。それで、私たちは理事会を開いて「新聞社を買おう」という話になりました。

 もしニューヨーク・タイムズが言うことを聞かなければ、私は、ニューヨーク・タイムズを買ってしまうつもりです。「君たちは、レバレンド・ムーンを思うがままに打っただろうが、君たちに一泡吹かせてやろう。一泡吹くか吹かないか見ていなさい」というのです。それで南米に新聞社をつくるのです。中東にも新聞社をつくるつもりです。ヨーロッパにつくろうとしているのもそのためです。


アメリカ・カープ(CARP)に対する認識変化


 アメリカでは、「ムーニー(Moonie)がカープ活動で共産党と闘って勝利した」と初めて認めました。「ムーニーにあのようなことができるとは思いもよらなかった」と言っています。石灰眼というのを知っていますか。白い目(訳注:操られて魂が抜けたような目)のことです。ムーニー・たちは洗脳工作されて目をはめ込まれているので、レバレンド・ムーンが「左に向け」と言えば目が左に向くし、「右に向け」と言えば右に向くものと信じています。レバレンド・ムーンがスイッチを押せば、左に向いたり右に向いたりすると信じています。まともな目をもっているアメリカ人がそのように思っています。人造のロボット人間だと思っているのです。

 統一神学校を出た学生は頭が良いのです。全科目四点満点で博士コースに進んだところ、その学校の総長から多くの教授までが、うちの学生を見て「我々と別に変わらないではないか。彼らも御飯を食べるし、笑うし、歌うことも知っている。なんと結婚することも知っている」と言うのです。そして、あとになると「なんと、ムーニーは国を愛することを知っている。愛国においてはムーニーについて行くことはできない。共産党と闘うところではムーニーについて行くことはできない。活動においてもムーニーにはかなわない。ムーニー・に負けた」と言っているのです。六十数大学でのカープ活動の様子について新聞に載ったそうですが、地方新聞の九八パーセントが「ムーニーはよくやっている」という記事を載せたのです。

 今共産党と一線で闘っています。ここでは地下活動をしている共産党と闘うことはできますが、相手が誰だか分かりません。白昼に生死の対決をする立場にはなっていません。しかし、日本ではそのような闘いにおいて、私たちが勝利の立て札を立てました。

 アメリカでは、一九七九年から原理研究会を拡大して展開し、一九八〇年の末には、アメリカ全域の大学街が共産党一色に染まっていた風潮を食い止め、日本で勝利したのと同じ段階に入ってきています。共産党が数百名のデモをしている所に原理研究会のメンバーが五名で乗り込んでいき、完全に収拾するのです。それで、アメリカの大学街にいる共産党は、「原理研究会の学生に会ってはいけない」と言っているそうです。日本での結果をそのまま踏襲しています。そのような状況にあります。

 今回のエルサルバドル問題を中心として、中南米全体の共産党がレーガン政権に総攻勢をかけています。それを共産党が世界的に主導しています。ソ連のKGBや、中共、それからキューバが結託して、エルサルバドルを中心としてゲリラ戦を拡大しているのです。このようにすることによって、キューバという島国からアメリカ大陸に上陸できる基地をつくっているのです。

 アメリカがこのような危急を要する実情にあるのですが、アメリカ内においてこれを防ぐためには大学街を守らなければなりません。しかし、大学街を守るためには、大学生を相手にしてもできません。共産党の教授たちが大学生をコントロールして動かしているので、これらの教授を撃破しなければなりません。

 そのため、原理研究会の教授たちが書物を通じて理論的に共産党を批判しています。そして今、我々は共産党を公開討論の場に引っ張り出す準備をしているのです。このように共産党と公開の席上で討論会をして、その場で共産党が理論的に追い込まれるのを見れば、大学生たちは賢いので、その雰囲気に乗じて書物を大量販売し、消化するのです。そのようにしながら雰囲気を変えてしまう闘いをしています。このような熾烈な闘いをしているのです。

 現在、アメリカの原理研究会の学生といえば、一学校当たり十名未満です。十名未満の学生が配置されているのです。多い所でも二十名未満です。今年の九月には、三百数個の大学に配置する予定です。全米の大学がいくつかというと、単科大学まで合わせれば三百七十二です。そして、それらの大学に私たちが入っていけば、私たちは完全に大学街を指揮できるようになり、私たちの提示する方向と雰囲気に完全に引き込まれるようになっています。この後ろ盾となる教授基盤として、科学者大会(科学の統一に関する国際会議)を中心として十年間で築いた膨大な基盤があるのです。

 それで今、どのような段階まで来ているかというと、ホワイトハウスのスポークスマンが私たちに連絡してきて、「今回、レーガン大統領がアトランタで講演をしますが、共産党が来て妨害するでしょうから、カープが防いでくれませんか」と言うのです。それで、四十名のメンバーが行きました。共産党員は約四千名が来ましたが、私たちは頭を使うのです。大統領が来れば街頭には歓迎する人々が出てきます。ただそのまま歓迎しても味も素っ気もありません。それで、私たちは数千枚の旗を作りました。そして、カープという名前までバーンと刷り込んで、すべて道端で配ってあげたのです。そのようにしてその旗を振って宣伝するのです。そうすれば、それらの人々は全員カープでしょう? (笑い)何千名のカープですか。数限りないでしょう。

 ラッパを吹き鳴らすときもそのようにしたのです。その次には、一対一で約四十名の首謀者を理論的にたたきのめしました。彼らは、理論的にはかないません。今まで先生がどのようにコーチしたかというと、「大学街でそのような示威行動をするたびに、それをすべて写真に撮っておいて、国務省、ホワイトハウス、CIA、FBI、国防部に送りなさい」と言いました。示威行動するたびに数千枚の写真を送ったのです。それを見てびっくりするのです。調査をしてみると大変なものだからです。ですから、今はホワイトハウスは何も言うことができません。国防省では次官補がすべて私たちのパートナーになっています。


ニュー・エラ創立(一九八一・一)とゴッド・カンファレンス(一二・二六〜三一)


 今、神学界ではレバレンド・ムーンと統一教会問題が有名になっています。滅びゆくキリスト教にとって唯一の希望は私たちの教会しかないという結論に到達したのです。このような環境を束ねながら、教授と学生を連結させ、キリスト教を背後にする基盤を束ねて現在の社会に連結させるために、YMCA、YWCAと連結する段階まで上ってきました。そのようにしながら、社会にキリスト教基盤を連結させ、教授とキリスト教指導者を連結させて社会的環境を防御しなくては、アメリカでのユニオン(注:労働組合)を防御する方法がありません。今、そのような闘いをしています。

 統一教会の組織はそれほどお粗末ではありません。教授たちが秘密会議をした内容まで、私は座ったままで知っているのです。そのような闘いをしながら歩んできました。既に一九七八年に、「福音主義神学だ」、「何々主義神学だ」と言っている輩たちが「既に闘いは終わった」と敗北を認めました。

 そのようにして何をしようというのでしょうか。文なにがしや統一教会の支持のためではありません。神様の摂理を一つの方向に収拾して完成の終着点に向かっていこうとすれば、多くの峠を越えなければならないのです。ですから、峠を越えることができない群れを覚醒して峠を越えさせることによって共に行くのです。統一教会が有名になって、統一教会を中心として強制的に世界を一つにしようというのではありません。神様の摂理の完成の道のために行くのです。それは誰かがしなければなりません!

 現在、アメリカではニュー・エラ(New ERA)運動をしています。Eはエキュメニカル(注:教会一致)、RAはリサーチ・アソシエーション(注:研究協会)です。正に超教派運動です。そのようにして有名な神学者を集めてみると、その数がとても多いのです。彼らをすべて活動させなければなりません。それで千名くらいを上限にして集め、現在、質的向上のために選別しているところです。

 アメリカにはアメリカ全体の神学大会があります。一九七五年、七六年には、統一教会の学者たちは、そのような大会に顔を出すこともできませんでした。しかし、今そのような舞台の上で既に統一教会の神学は大変な位置を占めています。また、数十巻の本が販売できる基盤もできています。今日、反対している韓国の神学界の群れはそのような事実を夢にも思っていません。知ることもできません。「それを翻訳しましょう」と言うので、私は「翻訳してはいけない」と言いました。もう少したってから翻訳しようというのです。

 そのようにして始めたのが何かというと、神様大会です。ゴッド・カンファレンス(God Conference)です。神様大会というタイトルを中心として、神様について自信のある人はみな来て話してみなさいというのです。仏教、儒教、イスラム教、ヒンズー教、ユダヤ教、全体が集まって神様について話してみなさいというのです。そこに参加した人々は、世界的に有名な各宗教団体の学者です。キリスト教だけではありません。仏教ならば仏教の団体、イスラム教ならばイスラム教の団体、儒教ならば儒教の団体、そのように各宗教団体から世界的に有名な学者たちが集まったのです。そのようにして神様大会をしました。そこで超宗派的な立場から世界へと出発を開始したのです。

 この文なにがしという人は、宗教界の洪吉童(注:小説の主人公。魔法を操って金持ちから財を奪い貧民たちに分け与えた義賊の頭目)です。宗教界の洪吉童になったのです。見てください。神様大会をしたのですが、百六十名の学者が集まりました。私は、世界の学者界に組織をもっているので、どの国の誰が有名かを三十分以内で鑑定することができます。


四 世界宣教および事業開拓基盤


アフリカのキムバング集団(一九七八)


 さてここで、統一教会の信徒を見て私が思うことは、今後はもう、デザートを食べられないようにしなければならないということです。昼間どんなに暑くても、コーラを買って飲むことができないようにするつもりです。水を飲みなさい。世界には飢えて死んでいく人々がどれほど多いことでしょう。彼らを助けてあげるのです。

 今、アフリカのキムバング集団が私たちと組もうと、かなり接近しています。今後、その集団が私たちと結びつけば本当に福を受けることでしょう。それは約五百万人の黒人だけで構成された集団ですが、私にはその集団から世話になるものは何もありません。苦労するのは目に見えているのです。しかし、それはしなければなりません。

 過去の歴史上において、イギリスがアフリカに対してよくやっていれば、今日アフリカの人々が白人たちを捕まえて虐殺するようなことが起きたでしょうか。金をもうけてイギリスに持ち帰ったのです。しかし、私たちは違います。指導方法が根本的に異なっています。ですから、統一教会の宣教師たち、皆さんは彼らと一緒に住みなさい。過去においてはそのようなことをしましたが、今は変わらなければなりません。

 アフリカから来るその宗教団体は、五百万の人をもっている宗教団体です。彼らは信仰的な面でよく訓練されている人々です。彼らは、ここに来て学ばなければなりません。アフリカのその宗教団体がみ旨を完全に受け入れれば、黒人が神様の前に祝福を受けないだろうかというのです。そのようになれば、アフリカが急速に発展する時が来るだろうと思っています。もしその団体が責任を果たせなければ、アフリカが悲惨になりはしないかと思っています。

 その宗教団体と私たちが協力し、レバレンド・ムーンが介在してこそ、共産主義問題や国家間のすべての問題が解決でき、未開な文化民族が急速に発展できるのです。そうでなければできません。この団体がみ旨の前に立てば、ヨーロッパに対する共産主義の浸透までも防ぐことができると思っています。第三世界に関する問題とはアフリカ地域を中心とした問題ですが、これが国連で大きな問題となっています。これを一つの方向に完全に収拾することができるのです。今後アメリカにおいて、皆さんがこのような全般的な問題を解決する責任感を本当に感じ、皆さんがそのように働くことができるだろうかということが心配です。そのような見識をもって、そのような観点から皆さんがあらゆる精誠を尽くすことを願っています。


アフリカのサン・ミョン・ムーン教団(一九八〇)


 先日、アフリカに行っていた巡回師が帰ってきてどのような報告をしたかというと、次のような報告をしたのです。アフリカに、ある霊通集団があって、その約一万人の霊通人たちを指導する教祖がいるそうです。その教祖が神様の前に「神様、この世の中で最も良い名前は何ですか。私は最も良い名前をもつことができたらいいのですが」と祈祷したところ、「サン・ミョン・ムーンが最も良い名前である」という啓示を受けたというのです。それで「サン・ミョン・ムーンですか。それでは、私の名前をサン・ミョン・ムーンにします」と言うと、「そのようにしたければそのようにしなさい」と言われたというのです。それで名前がサン・ミョン・ムーンになったそうです。

 その次には教会が欲しいので、神様に「神様、私は教会を愛しています。私たち霊通人が集まった教会に世界で最も良い名前をつけられたらいいのですが、何という教会にしたらいいですか」と聞いたところ、神様が「ユニフィケーション・チャーチ(Unification Church '統一教会)にしなさい」と言ったというのです。それで「ユニフィケーション・チャーチが良いですか」と聞くと、「もちろんだ」と答えたというのです。それで、教会の名前が「ユニフィケーション・チャーチ」で、自分の名前が「サン・ミョン・ムーン」になったというのです。

 この人がたまたま統一教会の霊通する信徒と出会って原理のみ言を聞いたところ、原理のすべてのみ言が霊界から受けたものと一致しているのです。ですから、自分はただぽろ切れを集めて家の中に広げておいただけで、きれいな服ではないが、ぽろの服でもすてきな服になっているのです。それで、原理のみ言を聞いてからは、「はー、素晴らしい神様のみ言だ」というようになって、「改宗して統一教会の信徒なります」と言うのです。それで、入会願書を書く段階になって、「あなたの名前は何ですか」と聞いたところ「サン・ミョン・ムーン」と答えるのです。ですからあっけにとられてしまうのです。自分の先生の名前がサン・ミョン・ムーンだからです。また、「あなたの教会の名前は何ですか」と聞くと「ユニフィケーション・チャーチ」と答えるのです。ユニフィケーション・チャーチは私たちの教会のことなのにそのように言うのです。

 それで、その教祖がその話を聞いて、「アフリカの砂漠の谷間で滅びることのないように、天が私に統一教会を教え、真の御父母様の名前を教えてくれたのだ。ところがそれも知らずにいたとは、そのような不敬がどこにあるか」と言って強く悔い改めるというのです。そのようにして食口になりました。

 それを考えてみてください。ここで悪口を言われてこのようにしている人を、名前も知らない地の果てで霊界が教えてあげているのです。距離を超越してこのような現象が起きているということが信じられますか。統一教会ではこのようなことは特別なことではなく普通のことなのです。このようなことは、毎日のように見ることができる現象であり、毎日のように感じることができるのです。


南米各国の基盤(一九八一)


 ウルグアイに新聞社をつくらなければなりません。ウルグアイはヨーロッパにおけるスイスと同じです。南米の中心地であり、重要な場所です。そのようなことがレバレンド・ムーンや統一教会と何の関係がありますか。しかし責任者をたくさん育てあげなければ世界を生かす道がないと思うので、このようなことをするのです。

 けさ(四・一)、ボリビアは完全に回ったという電話が朴普煕氏から来ました。大統領と閣僚から最高人物として歓迎され、バンケット(注:晩餐会)で私たちのことを「歴史上最高の人物に出会った」と称賛したそのような集いは初めてだ、という電話が来たのです。きのうは午餐会が聞かれて、大統領夫妻から閣僚、長官、将軍全員が集まり、統一思想を教育している要員たちを大々的に歓迎したという報告を受けました。男女共に夫婦同伴で教育を受け、閣僚と長官が「統一思想は最高の思想だ」と歓迎したというのです。また、フレイザー議員と朴普煕氏が闘う映画を全国的にTVで放映したのですが、その国の人が泣いて大変だったという報告を受けました。

 私は、南米に行っても世話にはなりません。もう数日もすれば、南米で最も大きな機械工場を手に入れます。既に契約がしてあります。そして、南米のあらゆる分野の復興のために、今後大統領たちを動かし、国会を動かして導いていこうと思っています。レバレンド・ムーンは、国もなく追われていた人物です。しかし、内容をもったので、南米を一つにすることができると思うのです。私が間に立てば、南米の指導者たちを一つにすることができると思っています。

 各国がそれぞれの大使館を通じて「アメリカ式の調査ではなく、我々の情報機関を通じてレバレンド・ムーンを調査しよう」と言って、あらゆる調査をしました。アメリカでレバレンド・ムーンが何の罪もなく迫害されているという事実を彼らが調査して結論を出したのです。「アメリカが間違っている。カーター政権は、反共主義者であり、天が必要としている人を捕まえて片づけようとした」という判定を下し、「その時先頭に立って闘ったレバレンド・ムーンは、アメリカにおける我々の同志の中の最高の同志だ」という結論を出したのです。南米は、祝うことのできる同志になりました。

 すべての教会が反対し、団体が反対し、何々が反対しているという内容が新聞に出たのですが、すべて調査して、大統領が「君たちが間違っている」という決定を下したのです。大統領に対して讒訴しようとすればどのようになるか分かりますか。大統領が「ノー」と言うのです。「君たち、我々の情報機関を通じて調査した内容には異常がないではないか。情報機関を通じて調査した以上のことを君たちは知らないではないか。私は君たちが知っている以上のことを知っている。情報部がすべて調査したのちに決定したのだ」と言って、彼らを一蹴してしまったのです。

 南米を開拓したのが昨年です。ミスター朴の誕生日の十日前でしたが、「誕生日も何もすべてほうり投げて南米に行きなさい」と言うと、「えっ、なぜ今すぐ行くのですか。誕生日が過ぎてから行きます」と答えたので、「えい、誕生日が何だ。今すぐ行きなさい!」と命令したのです。その時にそこに行かなければならなかったのです。(笑い)ちょうど行ったその日が、四年間にわたるカーター政権の人権問題を中心とした宣布を南米で行う前日でした。正にその前日だったのです。行ってカーター政権を攻撃するのです。カーターの人権問題で南米のすべての世論が「カーターはソ連や中共よりもっと悪い」と宣布した日でした。激動する南米の情勢において、ぐらついているのを私たちが支えてあげたのです。そして一年間で南米が完全に私の手中に入ってきました。

 また、ブラジルに工場があります。統一産業から投資として一ヵ月に二百台ずつ機械を送り、七ヵ国に工場を造ってあげました。今までは、西欧の白人たちが未開な民族を支配して搾取したのですが、私は血と汗を流して教育してあげ、彼らの行く道を開いてあげ、韓国の統一教会を苦労させてでも南米の国家を生かしてあげるのです。それが神様のみ旨です。


ヨーロッパ基盤とドイツ工場契約(一九八一)


 私にはお金がいくらでもあります。しかし、私は平凡です。私は、お金があるとは誇りません。むしろお金のない人だと思っています。数千万ドルのお金を使いましたが、「お金は一銭も見ることができなかった」というようにしているのです。そうかといって、お金がなくても心配しないのです。

 今回も私たちは、ドイツに世界第一級の工場を買いました。今や私は、工業世界の王座に上りました。それで、ドイツ政府がレバレンド・ムーンをたたきつぶすために、またアメリカが私を追い出すために、工業界と団結して今からまた騒ぎだすことでしょう。しかし、悪口を言われてもしようとするのです。

 それは、四千万ドルの現金がなくてはできないことでした。きっかり四千万ドルなければなりません。四千万ドルから「三千五百万ドル」と言って、引き下げるのに四ヵ月間闘いました。四ヵ月間闘って三千五百万ドルまで下がりました。そこからまた三ヵ月かけて三千万ドルにまで引き下げ、三千万ドルから「また下げよう」と言って引き下げたのです。(笑い)どれほどショーを繰り広げたか、分かりますか。さらに「それ以下にしよう」と言ったのです。それで、約二千八百五十万ドルで買いました。今、すべて終わりました。既に契約をしました。(拍手)そのお金を二ヵ月間で準備しなければなりません。

 そのためには、ドイツの商工部長官を動かさなければなりません。ドイツの商工部長官を動かすためには、ドイツの有名な公爵、侯爵、学者を総動員して、商工大臣、局長、銀行頭取、経済長官すべてを動かさなければなりません。夢のような話です。

 ソ連共産党がその経済哲学を中心として世界的体制を備え、ヨーロッパ占領をもくろむ立場に立っているので、これを防御するために、ヨーロッパのすべての国が協力してECをつくりました。その経済哲学を背景としたソ連を防御するために、ヨーロッパの数多くの国がEC圏をつくったのです。そこには十ヵ国が加盟しています。

 EC圏とは何かというと、ヨーロッパを名実共に一つの国にしようという立場に立ち、共産主義から防御しようというものです。そのECの議長や各国を代表する人はすべて学者です。先生は、その有名な学者たちにすべて連絡して科学者大会(科学の統一に関する国際会議)に参加させ、その次にはヨーロッパのすべての国に世界平和教授アカデミーをつくりました。その教授アカデミーの理事は、みなその国の大統領顧問であり、有名な人々です。

 ECの方向を正してあげ、その次には、ドイツにおける経済的基盤をつかまなければなりません。ドイツが誇るものが機械工業であり、その機械工業の王子の立場にあるのが工場です。それで仕方なく百四十五年の歴史をもつ世界的に有名な工場を買いました。現在の市価で三億ドル以上します。これを買うために一九七八年、七九年、八〇年、八一年と、四年前から、イギリスの工場からヨーロッパの有名な工場をすべて調査して、基盤を築いたのです。ヨーロッパを生かさなければならないと思ったのです。それで、世界の有名な工場をすべて調査したあとで、ドイツに八百以上ある工場の中から百個を選び、百個から三十個を、三十個から三個を選んで、その中から一つの工場を買いました。


共産国家宣教


 既に私は、一九七六年から中国に手をつけています。中共は体制変更時代において長くは続かないということを、その時のドイツの事情を中心として知りました。経済問題と技術問題を指導して西欧社会に門を開かせるためにドイツを活用しようとしたとき、そのときの使節団十一名の内の七名は、私が推薦した人です。

 また先生は、ワシントン大会を終えると同時にモスクワ大会を宣布しました。私は休みません。皆さんの知らない中で基地をすべてつくっています。では、どのような道が最も早いのでしょうか。芸術家を動員するのが最も早い道だと思うのです。ゆえに、リトル・エンジェルス学校もきちんとつくっておいたのです。

 先日、ある食口が共産党の秘密集会に参加したところ、統一教会を問題視しているというのです。一にも、二にも統一教会が問題となっており、七項目が統一教会の問題だというのです。「統一教会は世界的版図が立てられていて、よく武装された群れだ」と言って騒いでいるのです。七項目の問題を提示して「統一教会のせいで大変なことになっている」と言うのです。ですから、共産党が「今から統一教会を滅ぼさなければならない」と言っていたというのです。

 先生の頭の中は少し複雑です。復帰摂理も複雑ですが、世界をすべて主管しようとするからそうなるのです。ニュージャージーにも、ブラジルにも私たちの工場があります。ソ連のすべての衛星国家に私たちの工場の製品が入っています。ユーゴ、ポーランド、チェコスロバキア、ハンガリー、ブルガリアなど、すべてに入っているのです。ソ連にまでも入っています。どのくらい大きい機械を造っているかというと、家くらいの大きさの五百万ドルの機械もあります。日本の三菱がそれを買うというのを拒否しました。一銭のお金もない中でそのようなものを準備したのです。

 何のためにこのような基盤を築くのかというと、統一教会の宣教師が経済的なものを道具として地下でひそかに活動できるからです。ですから、衛星国家に統一教会のメンバーが入っていき、今もこの時も闘っていることを知らなければなりません。多くのメンバーが監獄に入っているのです。この間死刑を受けたという報告を受けました。極秘の立場から統一教会員たちのそのような危険を直視しながら、あすの勝利を誓って前進をまた命令しなければならない先生の立場は、悲惨といえば悲惨なものです。しかし、神様のみ旨を完成するためには、前進また前進していかなければなりません! 血だらけになっても前進しなければなりません!



2004.7.21

















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