天宙の王座

み旨の裏庭 | オフライン用の1ファイル版 | サイトで開く

目次
  1. はじめに
  2. 韓日対訳本を編纂するにあたり
  3. 1.神様王権即位式
  4. 2.文明間の対話と調和
  5. 3.新千年においてアメリカと人類が進むべき道
  6. 4.神は私たちの真なる王であり、真の父母
  7. 5.真の私を探そう
  8. 6.神と人類が求める平和の国と世界

はじめに


天宙の王座


はじめに


 人類は幸福と平和に向かって長い道のりを歩んできました。そして今や新千年の永遠なる真の平和の世界へ入る門前にいますが、いまだに多くの障害物が横たわっています。

 「今日、韓国の国家的弊害や世界の問題について考えてみてください。経済不況、環境汚染、政治的な不条理、人種と宗教紛争、倫理道徳の退廃、価値観の崩壊など、様々な弊害と問題をだれが根本的に解決することができるでしょうか。人間の知恵と努力だけではだめなのです。金力や権力を総動員しても解決するととができません。かえって人類の弊害は次第に深刻さを増しています。」

 世界平和と人類幸福のために献身して、きた文鮮明先生は、90年代7から700回余りに及ぶ世界巡回講演を通して、平和世界に進む道を提示しながら、このように世界の問題を指摘して次のように力説しました。

 「今や人間は、謙虚に天から来る声に耳を傾けながら、神が提示する解決の道を探さなければなりません。この国と人類は、私の教えを受けなければなりません。これは私が自分の位置付けを高めようというのではなく、神のみ旨がそうであるからです。神は私を通し、天道を明らかにしてこられ、また人類の根本問題について解答を下さいました。」

 文鮮明先生と韓鶴子総裁のご夫妻は、神と宇宙、歴史と現実、人間と自然の原理を究明し、統一原理と統一思想で世の中のすべての問題についての根本的な解決策を提示して反響を呼んでいます。ご夫妻は、本来の人間の価値として真の父母・真の師・救世主の道を歩んでこられ、これをすべての人間が行くべき天道として教えてこられました。

 「真の家庭を通した平和世界の実現」これは先生の核心的な平和具現の哲学であり実践方法です。神を中心として純潔な真の愛を分かつ真の家庭が地球村にあふれれば、世界は一つの神を中心とした人類大家族に連結して、これはすなわち平和世界であり地上天国だというのです。

 この講演文集は、Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ集として発刊し、第1集は「神様王権即位式と天一国」、第Ⅱ集は「天地父母統一安着と天上地上和合統一」、第Ⅲ集は「平和国連と平和天国」として、25編の講演文をまとめたものです。

 この講演文は、私たち人類が歴史を通して経験したすべての難問題を解決し、21世紀の人類が行くべき道を明確に提示しているだけでなく、新千年の平和王国を実現していく具体的理想が神様王権即位式と天一国宣言、天地父母統一安着と安着生活圏大会および天上地上和合統一大会、第一、第二、第三イスラエル世界平和宣言、第四次イスラエル国宣布及び平和国連創設などを通して、人類の新しい希望のメッセージとして伝えられています。

 読者各位がこの本を通して、人類が行くべき真の生の価値観を確立し、真の家庭を築き、新千年の真の平和世界を実現するための指導者として率先することができるよう祈願いたします。

                        2003年10月













▲ 目次へ

韓日対訳本を編纂するにあたり


天宙の王座



韓日対訳本を編纂するにあたり


 本講演文は、平和世界である天一国時代を迎え、平和王国を建設するために、全世界的に特別に講演なさったみ言です。特に天一国の伝統を立てるために統一教会の4つの骨となる思想についてのみ言(2002.7.15.宣布、1.家庭盟誓、2.神様王権即位式のみ言、3.天地父母統一安着宣布のみ言、4.霊界五大宗教代表の決意文)、および平和天国憲法のみ言(1.再創造の主人、2.新たな国境線撤廃と平和世界、3.平和国連を通して平和天国を完成しよう)など、主要なみ言が編集されています。

 皆さんは、先生の説教集を読まなければ、霊界に行っても先生に会いに来ることができません。地上で先生がしてきたすべてのことが、先生の説教集に皆入っています。ですから、それを読まなければ、先生の蕩減復帰自体を発見することが不可能です。

 先生の説教集を読むには、韓国語、すなわち原語で書かれたものを読まなければなりません。それでこそ先生が言おうとする意味を正確にすることができます。韓国語は、世界の他の言語では表現できない多様な表現があります。それで先生の説教集には、日本語や英語や他の国の言葉では翻訳できない表現が無数にあります。ですから、先生が語った意味をそのまま感じるためには、韓国語を知らなければなりません。(190-227、89.6.19)

 皆さんが真の父母の後孫であるならば、真の父母の言語を使わなければなりません。これから真の父母が使う国の言葉を話せない人は、その家の中の生活圏内で通じない孤独な立場になってしまいます。革命の中で、人類に残っている最後の革命は言語統一ですが、それは先生以外にはする人がいません。(162-62、87.3.27)












▲ 目次へ

1.神様王権即位式


天宙の王座



 このみ言は、2001年1月13日午前7時、天宙清平修錬苑で真のご父母様が、興進様を中心とした霊界の4人のご子女様、地上の真のご子女様のご家庭、五大聖人の家庭、韓国と日本、そしてアメリカの中心食口など12,000人余りが参加する中で、神様王権即位式が執り行われ、語られたみ言である。


1.神様王権即位式



1 きょうは、「神様王権即位式」を行う日です。「神様王権即位式」を真の父母が一人で執り行うことができますか?天と地のすべての人たちが祝福されて、血筋が一つとなった単一民族を成した基盤の上で、このような式を行うことができるのです。

2 今まで、神様王権即位式のために、ユダヤ教の第一イスラエルから、キリスト教の第二イスラエルを経て、第三イスラエル圏である韓国に至るまで、旧約時代と新約時代、そして成約時代へと越えてきました。

3 「成約」というのは、祝福を受けるという意味です。神がつくられたすべての被造万物が、人間始祖の堕落により、祝福圏内に立つことができませんでした。しかし神は、救いの摂理の道を通して、キリスト教を主とした数多くの宗教を立てて万民を教育し、段階的に引き上げながら成約時代を迎えるようになさいました。

4 ですから、主流でない支流的な宗教は、その全貌を知ることができません。ユダヤ教とキリスト教が、神を人類の父として侍ることのできる道を整えてきたのです。そうして、イエス様が地上に来られ、ひとり子という名を持つようになりました。アダムとエバの堕落により始まった歴史時代に、初めて神の愛を受けることができるひとり子が生まれました。神の長男が生まれたわけです。

5 ところで、ひとり子は生まれたのですが、ひとり娘がいませんでした。神は、4千年間の救いの歴史を通して、アダムを再び創造されたのと同じでした。神は人間を創造なさるとき、アダムになぞらえてエバをつくられました。そのエバがアダムの相対となりうるように、アダムをつくられた青写真を基にして、なぞらえてつくられたのです。

6 聖書を見ると、男性のあぱら骨を取って女性をつくったと記されています。それはどのような意味でしようか。骨子を取ってつくったということです。ですから、イエス様はアダムが失ったエバを取り戻さなければならないひとり子でした。神が直系の血筋を通してアダムを探し出しましたが、エバは探し出すことができませんでした。神がエバを探し出すには、家庭を復活させ、国を築かなければなりません。

7 それを築くために準備なさったのが、イスラエル民族の12支派でした。ヤコプの12人の子どもが選民思想を中心として着地して版図を拡大したのが、イエス様が来られるまでのイスラエルの国とユダヤ教でした。

8 イスラエルは、外的なカイン型であり、ユダヤ教は内的なアベル型です。そのカインとアベルが母を迎えた基盤の上にイエス様が来られたならば、彼らは霊肉を中心とした父母に侍るようになったはずです.それで、イスラエルの国とユダヤ教がカインとアベルの立場で一つになったはずです。

9 そのようになっていたならば、いくらローマが世界を支配していたとしても、イスラエルにはかなわなかったでしょう。もしイスラエルがそのような立場に立つようになったならば、その国を中心として万国の統一が成就し、2千年前に神の解放もすべてなされたはずです。

10 しかし、イエス様が家庭を築くことができなかったことにより、イスラエルの選民圏が失われました。それで、イスラエルの国がなくなってしまい、7世紀に中近東からイスラム教が出てきました。祝福された民族の基盤からイスラム教が出てきたのです。そのイスラム教徒が出てきてキリスト教の怨讐となりました。

11 アブラハムの息子だったイシマエルとイサクは兄弟ですが、彼らが怨讐となって戦う歴史が繰り広げられたのです。エルサレムを中心として十字軍がイスラム教徒と戦い、イスラエルをイスラム教徒に奪われてしまいました。その奪われたイスラエルを、再び取り戻さなければなりません。しかし、戦いによって奪ってはいけません。

12 イエス様の時代に、国家的な次元で平和の基準が立てられたならば、そのようなカインとアベルの闘争歴史はなかったはずです。しかし、イスラエルが、「亡国の種」となることによって、「再臨」という言葉が登場するようになりました。

13 今日、イエス様の時代のローマのような世界的な版図圏を踏み越えて立つことのできるのがキリスト教です。イエス様が体を失ってしまったので、キリスト教が霊界を代表することになりましたが、第二次世界大戦の当時、連合国と枢軸国が戦い、連合国が勝つことによって、キリスト教の文化圏が世界を統一するようになりました。

14 キリスト教が世界を統一することにより、霊肉が合わさることのできる時代となって連合国と枢軸国が、天の側に帰属することができました。この基盤を中心として、カトリックとプロテスタントが一つになってキリスト教の文化圏を代表し、降臨された再臨主を迎えていたら、1945年から7年後の1952年に統一天下が成され、そのときに神様の王権即位式は終わっていたはずです。

15 しかし、キリスト教が統一教会を受け入れることができませんでした。今でも彼らは、棒を手にして追い出そうとしています。ユダヤ教が、キリスト教に最後まで反対して滅びるしかなくなったのと同じです。今、キリスト教が統一教会に反対しながら全く同じ道を歩んでいます。宗教圏はすべて同じです。

16 その結果として、家庭から社会、国家、世界が地獄のようになってしまいました。神が顕われた愛の理想圏は、地球星で見いだすことができなくなったのです。アメリカのような大きな国でも、神が訪ねていくことのできる心と体が一つとなった真の息子、娘がおらず、神が願われる堕落していない本然の基準で夫婦が一つになった家庭もありません。父母と息子、娘がけんかをしない家庭もありません。すべて個人主義者になって分かれているのです。

17 それでは、再臨主とはだれでしょうか。真の父母です。真の父母は、何をもって来るのでしょうか。真の愛と真の血筋をもって来るのです。偽りの父母とは何でしょうか。偽りの愛と、偽りの血筋を相続させた張本人です。

18 本然の世界においては、神を中心として家庭を築かなければなりません。真の息子、娘の家庭を築くには、真の血筋が連結しなければなりません。真の父母の子女になるには、真の父母と血筋が連結しなければなりません。親と子という言葉、父と子という言葉は、血筋が連結しなければありえません。それは、神も分けることができません。サタンも分けることができません。その真の血筋のゆえに蕩減復帰が必要になったのです。

19 だれであれ、神の血筋、本然の基準に接ぎ木して、愛を中心として、一体、一心、一念で、生死の境を行き来しなければなりません。

20 個人的な生死の境、家庭的な生死の境、そして国家的な生死の境を、いかなる犠牲があったとしても越えていこうという心情をもった人には、サタンは関与することができません。だれであれ国家的な基準を越えるようになれば、完成圏、直接主管圏に入っていくので、サタンは干渉することができないのです。

21 イエス様も、もし結婚していたら死ななかったはずです。だれも殺すことができません。イエス様がそうなっていたら、相対理想の直接主管圏につながることができました。原理で言うと、その基準は、責任分担を完成したものなので、直接主管圏に入ります。直接主管圏は、神の血筋が連結されていて、サタンは断ち切ることができません。アダムとエバも真なる夫婦となって愛していたら、永遠に堕落することはできなかったはずです。サタンは誘惑することができなかったのです。

22 しかし、アダムとエバが堕落したとき、彼らは熟していない実のようでした。実が熟していなければ、種が生じません。そのような生命を処置する所が地獄です。そこは、神とは関係がないのです。

23 父子の間には、血筋が連結しなければなりません。ところが、だれであれ一人では血筋を連結させることができません。男性と女性が一つにならなければならないのです。

24 万物生成の理も、性相と形状が一つになることです。人間の目に見えない性相が、見える形状に出会って爆発が起こります。水は水ですが、次元の高い水蒸気になれば見えません。そのような水蒸気のように、とても熱い立場におられるような神が、見える実体、冷たいものとぶつかるようになれば、爆発するのです。

25 神は、性相と形状的な愛を中心として、球形としておられます。ところが、愛は外的に現れないので刺激をお感じになることができません。

26 そのような主体に対する対象が生じれば、熱いものが冷たいものとぶつかるように、爆発するのです。そのように爆発しうる刺激を感じてこそ、天と地も一つになるのです。

27 そのように爆発すれば、運動が起こります。愛を軸として立て、運動が起こるので、永遠に愛そうという心さえあれば、永遠に回転することができます。ですから、その中心に神を迎えて暮らすことのできる家庭となり、その家庭が、永遠に運動しうる原動力に従って、種から芽が出てくるのです。

28 その芽が、神と同じ実の立場に戻ろうとするので、幹として伸び、東西四方に枝を伸ばして結実するようになるのです。

29 霊界におられる神と地上の父母が協力してそのように結実するものを霊界で永遠に生きることのできる実体として復帰し、天上世界の国と民、そして地を中心として地上と天上の理想を完成するのです。

30 これまでキリスト教は、霊的な基準で基盤を整えてきました。キリスト教は霊界を収拾しましたが、地上世界は収拾することができませんでした。地上世界を収拾するには、戦わなければなりません。ついに第二次世界大戦で連合国が勝利した後に、それを収拾することになりました。その基準でアメリカを主としてイギリスとフランスが統一教会を受け入れていたら、7年以内に峠をすべて越えたはずです。

31 そのようになっていたならば今日、私たちが言う地上天国と天上天国が建設され、霊界と肉界も一つになったはずです。

32 イエス様が霊と肉に分かれたので、再臨時代まで2千年間の蕩減として地上に立てられた基準と、イエス様が2千年間かけて霊界を収拾した基準を合わせなければなりません。それはイエス様が合わせることはできません。イエス様は結婚できなかったからです。イエス様が結婚をさせることはできません。神も祝福なさることができません。

33 祝福を通じて血統を転換させることのできる存在が真の父母です。偽りの父母が出てくることにより、神とサタンが戦うことになったのですが、その戦いを止めさせるには、真の父母が中間で「神様はこのような目的で戦われるのでしょう?私がそれをすべて変えてさしあげましょう!」と言うことができなければなりません。そうすれば終わる`のです。

34 神とサタンを和解させ、すべての宗教まで和解させなければなりません。イエス様が再び来て築く家庭を中心として国家が和合して主権さえ備わればすべてが終わります。

35 第二次世界大戦以降に第二イスラエルであるアメリカが地上と天上の主人として来られたかたを中心として、地上統一と天上統一の基盤を設けたならば、地上天国と天上天国がすべて実現したはずです。

36 それが実現できないまま56年の歳月が流れて今日に至り、神の王権即位式を行うことができるというのは、夢のような話です。

37 神の王権即位式をだれがしてさしあげるのですか?当初はだれがその即位式を台無しにしたのですか?サタンとアダムが台無しにしました。アダムとエバが真の父母になることができないことで、サタンに侵犯されて地上に真の父母の血統的な基準を立てることができませんでした。人間始祖の堕落によってサタンの血筋が残りましたが、それを否定して断ち切ることは、神もなさることができず、またサタンもできません。今までサタンが築いてきた基盤をサタン自身が壊してしまうのは難しいのです。だれであれ自分の築き上げたものが改造されることを嫌います。サタンにしても同じことです。

38 それを神も断ち切ってしまうことができません。神が断ち切ってしまうことができるならば、エデンの園でアダムの家庭を失うこともなかったはずです。神が手出しできないというのは間違いありません。そのように神が手出しできないことに手を付けることができる人物がだれかというと完成したアダムです。本然の家庭は、アダムの家庭しかありえません。

39 その家庭がどのような家庭かというと、今日の祝福家庭です。皆様は、「祝福の中心家庭だれそれの名前で報告します」と言って祈祷します。そのだれそれという名前は、世界を代表したものなのです。エデンの園でも、アダムが祈祷したならば、自分自身の名前で祈祷したはずです。人間始祖の子孫たちは、アダムの実です。いくら実がたくさんあったとしても、すべてその種と同じです。

40 祝福の中心家庭だれそれというのは何でしょうか。すべての祝福家庭が中心家庭といいますが、すべてが中心になることができますか?どの家庭であれ、中心家庭になるためには、競争しなければなりません。

41 ここにも4千家庭以上が集まっています。しかし、1等になる家庭は1家庭しかありません。マラソン大会で数百名が走ったとしても1等は1人です。普通何等まで賞を与えますか?オリンピック大会でも何メダルまで与えますか?金メダル、銀メダル、そして銅メダルです。3等までが該当します。だれであれ精誠を尽くす人々は、天地の度数に合わせるようになっています。

42 1年の12か月もそうです。その12か月が中心ではなく、12か月の中心がなければなりません。今日、何かを測定する計器も360度回りますが、中心がなければ360度を測ることができません。零点がなければなりません。永遠に変わらない基準がなければ、360度の方向がすべて混乱してしまいます。中心が問題です。

43 復帰も中心がなければ可能でしょうか。祝福家庭の中心は何ですか?だれが祝福してあげますか?父母がしてあげるのです。結婚式をだれがしてあげますか?アダムとエバが堕落しなかったならば、だれが結婚させてあげたでしょうか。父母の立場におられた神が結婚させてあげたはずです。ところが、今日の結婚式では、社会的に名のある人々が主礼に立ちます。それはアダムとエバが天使長に引っ張られていったのと同じです。

44 昨年(2000年)10月14日に宗教界の統一式を行いました。そのとき言ったことは何かというと「先生は家庭の王である」ということです。今まで天と地を代表する家庭の王がいたでしょうか。そのように家庭の王になるには、すべてのものの中心にならなければなりません。父母の中の父母にならなければならず、長子の中の長子にならなければなりません。先に長子の王が家庭をもつのです。

45 逆婚(兄弟のうち若いほうが先に結婚すること)というものがあるでしょう。しかしながら、結婚は引っ繰り返してすることはできません。順番に従って結婚しなければなりません。長子と次子が生まれた順番どおりに結婚しなければなりません。韓国に逆婚という言葉がありますが、それはあってはならない言葉です。その順序が逆になれば、本来のものが引っ繰り返ります。

46 世の中がすべてそのようになっています。それをいかに正すのですか?そのようにすべてのものが混沌としているので、最近、親族の間で相姦関係が結ぱれています。親族の間で姦淫するというわけです。おじいさんと孫娘が連れ添い、舅が嫁と連れ添っています。最近は、そのように家庭的な大混乱の時代です。

47 それだけでなく、今は世界的な乱交の時代です。今そうでしょう?外交官と呼ばれる人たちは、外国に出ていけば、その国に旗をどれだけ刺してくるか、どれだけ女性たちと関係を結んでくるか、というのが関心事です。そのような乱交の時代となりました。

48 それをだれが収拾しますか?神はエデンの園でアダムとエバが堕落したことに干渉できませんでしたが、「終りの日」になったからといって、その子孫たちに干渉できるでしょうか。患者が抱えている病気の根源を暴くことができなければ、その患者は死ななければなりません。同じ理屈で、偽りの父母によって偽りの血統が生じたので、真の父母が偽りの血統を断ち切り、真の血統を連結しなければなりません。

49 ですから、「自分の命を救おうと思う者はそれを失い、わたしのために自分の命を失う者は、それを見いだすであろう。」(マタイによる福音書16章25節)という言葉は、死ぬことが恐くて逃げる者は、永遠に復活することができないということです。

50 それでは、神が生きようとすれば、どうなるでしようか。永遠に望みがなくなるのです。人が死のうとしてこそ、生きて天国に行くとするならば、神も同じです。神も死のうとする立場になってこそ生きるのであり、そうでなければ神も死にます。

51 先生はどうですか?先生も同じことです。先生も生きようとすれば死に、死のうとすれば生きるのです。先生がメシヤとなり、真の父母になろうと考えたならば、毎日死ななければなりません。毎日、死ぬと言いながら騒動が起こらなければなりません。

52 神と真の父母が同じですが、一つの生命を生かすには死の境地に行かなければなりません。神も崖から落ちたような立場にいる人間を生かすには、縄をかけて死に物狂いの力を尽くして引っ張り上げなければなりません。そうしたら後には神もお疲れになります。先生より年を取っておられるわけですから。

53 おじいさんたちの中で大王のおじいさんはだれですか?神です。ところで崖から落ちたような立場にある人間を引っ張り上げるにはどれほど大変でしょうか!ですから、自分が引っ張り上げられたとすれば、神は疲れ果てて倒れられたというのです。

54 それでは、どのようにしなければならないでしょうか。病院に背負っていかなければなりませんか、行かなくてもよいですか?病院がなければ、どんなことをしてでも元気を回復させてさしあげようと努力しなければなりません。

55 メシヤ、または救世主という人は、神よりも苦労しなければなりません。神を楽にしてさしあげなから、自分は死ぬような苦労をすると言わなければなりません。神に苦労させて自分は遊んで食べるという人が、メシヤになりうるでしょうか。

56 統一教会に入ってきた皆様も同じです。先生は、死ぬほど苦労するのに、自分は遊んで食べるという人がいたとすれば、その人は天国に行くべきですか、地獄に行くべきですか?皆が共に死ぬのだと言ってこそ、共に生きるのです。自分一人だけ生きると言ってはいけません。

57 父親が息子、娘のために死ぬと言うとき、息子、娘も父親のために死ぬと言わなければ、分かれるのです。父親は、息子、娘のために死ぬと言っているのに、息子、娘が知らん顔すれば、どのようになるでしょうか。その父親と息子、娘は分かれますか、分かれませんか?結局は分かれるようになるのです。

58 皆様の中で今まで統一教会を信じてきながら先生以上、神以上に苦労しようと考えたことがある人はいますか?「私はいかなる困難があったとしても、先生が迫害された以上の場を越えていこう」という観念をもっていますか?

59 西洋人たちは「自由、自由、自由…!」と言うでしょう。いくら西洋の教育制度が整っているとしても、西洋人たちには自由の観念しかありません。彼らに家庭観、社会観、国家観、世界観、宗教観、そして神の摂理観のようなものがありますか?

60 アジアの教育と西洋の教育は180度違います。家庭観も違います。ですから、「終りの日」に西洋は滅びるのです。

61 特にここに集まっている西洋人たちは、きょうの記念日を忘れてはなりません。皆様は、過去の宗教指導者だけでなく、イエス様と先生が、どれほど多くの困難を克服してきたかを知りません。個人主義の観点からは、そのようなことは知ることができません。

62 皆様には氏族、民族、国家、世界と天宙の観念がないでしょう。どのように、それらのものを悟らせるのですか?先生が個人観、家庭観、社会観、国家観、世界観と宇宙観を完成し、神を解放しなければならないということを教えてあげました。低い段階から始めて神を解放する最高の段階まで上がってきました。

63 皆様も、どのようにしてそれらすべてのことを完成するのですか?皆様の心と体を統一することから始めなければなりません。皆様の心と体が一つになった後から、家庭、国家、世界、神まで進んでいくのです。

64 いくら西洋人たちが、そのように歩みたくても、歩んでいくことができません。どうしてでしょうか。個人主義の観念をもっているためです。それが怨讐です。それが神の怨讐であり、宗教世界の怨讐であり、そして良心世界の怨讐です。すべてのものの怨讐です。それはサタンと連結するものです。

65 皆様はここに見物に来ましたか、先生のみ言を聞いて難しい峠を越えていくために来ましたか?それが問題です。先生のみ言を聞いて難しい峠を越えていくにおいては、個人主義的な観念はありえません。それを知らなければなりません。

66 ハーバード大学を卒業したり、エール大学やオックスフォード大学を卒業したとしても同じことです。かえって優れていない人々のほうがましです。フリーセックスを好む連中はだれですか?白人たちですか、だれですか?黒人たちがそれを好むとすれば、それは白人たちから学んだのでしょう。フリーセックス、ホモ、レズビアンのようなものは、間違いなくエイズにかかるようになります。

67 人類はエイズと麻薬のために全滅にするようになっています。アフリカの人々は、60パーセントがエイズにかかっています。エイズの潜伏期間は8年から12年です。ですから、すべて滅びます。

68 きょうの行事のために花道で先生を迎えた人々は、先生についてくる自信がありますか?先生が神を解放したとすれば、皆様は先生を解放しなければなりません。いまだに数多くの国々が解放されていません。ですから、皆様を通じて120か国を解放しようというのです。

69 イエス様の120門徒、マルコの家の屋根裏部屋で解放された120門徒が世界の代表でした。彼らが120か国の王にならなければなりませんでした。今日においては皆様が彼らのような立場で120か国を探さなければなりません。

70 皆様は責任を果たしましたか、果たすことができませんでしたか?祝福家庭は、南北統一に向けて統班撃破の活動をしています。その活動だけでは、世界は一つになることができません。国連を動かさないで世界が一つになることができますか?ですから、皆様は統班を撃破し、先生は国連を動かすのです。

71 国連を中心として見るとき、NGO(非政府機構)も多くの問題点を抱えています。 NGO の責任者たちは、国連の役割や共産主義を料理する方法を知りません。そのようなことは、あまりに次元が高くて皆、聞いた後にぼうっとしてしまいます。そのような高い次元の内容を知らなければ、私たちの活動について反対することができません。彼らも私たちの主張について「正しいには正しい」と言っています。

72 特に、彼らはどのように純潔な血を残しうるのかという問題について知りません。その問題については、アメリカの大統領や国連の事務総長も知らずにいます。

73 世の中の人々はずる賢いのです。ある人が大統領になるかもしれないとなると、その人の所に皆どやどやと群がります。そのように皆、集まって動いてみると糞だけ付くのであり、金粉がくっ付くでしょうか。皆様も、そのように集まって動きますか、動きませんか?先生についてきますか?

74 先生は、世の中の人々よりも早く動き回るというのに、どうしますか?先生が、南米に行って数年間活動して、今や環太平洋時代が来たと言いながら、「海でクジラを捕ろう。黄金板を探そう!」と言っていますが、皆様もついてきますか?

75 皆様、入籍する自信がありますか?皆様が入籍修練を受けたら、入籍するための課題が残っているという事実を知らなければなりません。

76 きょうの主題は何ですか?今や神の王権即位式を行う前に必要なみ言は終わりました。どのようなことがあっても、死のうとする道を行かなければなりません。今から神の王権即位式以降に展開される状況について教えてあげます。

77 今まで何が問題だったかというと、血筋が問題でした。英語で血筋を何と言いますか? Blood lineage ! それがいちぱん重要です。国の王や父母も、それに比べたら重要ではありません。社会団体や学校も同じです。それらのものは取るに足らないものです。

78 今、世の中に数多くの国々がありますが、神に属する国は一つもありません。すべてサタンに属しています。今やなすすべがありません。神に従ってきて、真の父母に従ってこなければならない道しかありません。

79 アメリカの大統領であるW.ブッシュがアメリカの中心ですか?アメリカが弱小国に対して「おい、民主主義と両院制を選択せよ!」と言うことができないようになっています。そう言えば、「おまえたちの国こそうまくやれ、こいつら!」と言われるようになっています。

80 先生がプッシュ大統領に会ったら、話すことがあります。大統領の任期を4年制から8年制に延長せよということです。政権が交代してから4年間に何をすることができるでしょうか。4年ごとに大統領を選出するために国家の財産だけを消耗するのです。ですから、大統領の任期を少なくとも8年に延長せよというのです。

81 そしてアメリカを中心とした民主世界では、ユニオン(union:労働組合)のために多くの問題を抱えています。しかし、それは大きな問題にはなりえません。労働者たちのユニオンがあるのと同じように株主たちのユニオンをつくらなければなりません。

82 ですから、「労働者のユニオンと株主のユニオンが一つになって、自分たちの家庭の妻や子どもたちを、きちんと食べさせていかなければならないので、去年の生産量よりも、今年はもっと増やさなければならない。そのために、労働者のユニオンと株主のユニオンが競争しよう!それで膨らんだ利益を3年間、主人に与えないで我々が分けるが、労働者のユニオンが一生懸命にやれば何パーセント多くやり、株主のユニオンが一生懸命やれば、それだけもらう」とするのです。そうすれば、争うでしょうか。西欧社会にそのように考える人はいません。

83 それでも問題が解決しなければ、「全世界の祝福家庭たちは集え!私たちが宗教人のユニオンをつくろう!」と言うのです。そのように宗散人のユニオンをつくろうとすれば、つくりますか、つくれませんか?それをつくらなければなりません。

84 統一教会の信徒は、一生の間、奉仕しようと考えるので、他の人々が受け取る月給の3分の1も必要ありません。もし月給の30パーセントを会社に捧げながら働くというユニオンがあれば、どうなりますか?アメリカを私に任せてみよというのです。3年から7年以内にユニオンのために生じる問題をきれいに整理してしまうことができます。それは可能な話ですか、不可能な話ですか?可能な話です。希望的な話ですか、絶望的な話ですか?希望的な話です。

85 ですから、ユニオンが退けば共産党も退くのです。ロシアにユニオンがありますか?ありません。中国にユニオンがありますか?ありません。北朝鮮にユニオンがありますか?ありません。先進国にユニオンが出てきた動機はどこにありますか?ロシアが政策的に資本主義諸国を滅ぼすために出てきたのです。労働者たちによって、仕事をしないで資本家たちの血を吸い取ろうというのです。ですから、先生の言うとおりにすれば、ユニオンの問題は解決することができます。

86 今から東洋人も西洋人も、黒人も白人も皆、先生の言うことを聞かなければ困ることになるでしょう。ですから、きょうから皆様も困難な立場に置かれないように新たな気持ちで決心せよというのです。一度そのように決心したら、どのような迫害があったとしても変わってはいけないのです。今や確信を抱かなければなりません。

87 祝福の中心家庭だれそれの名前で報告すると言って祈祷する人は、家庭から氏族、民族、国家、世界と天宙までアダムとエバが破綻させたものをすべて収拾して天の前に捧げなければなりません。すべての氏族の基盤は、国を立てるためのものです。ですから、氏族の財産を国が良くなるように使わなければなりません。

88 今から天の国の組織は、サタン世界の行政組織より立派でなければなりません。先進国家に王宮があるとすれば、それより素晴らしい王宮をつくらなければならないようになっています。神の民たちが、思いのままに憩うことのできる宮殿を築かなければなりません。

89 だれであれ一生の間、飢えて暮らしたとしても、そのことのために自分の一族が犠牲にならなければ天国に行く面目がないでしょう。そのような立場にある人が、先生の前で面目を立てることができますか?そのような宮殿を築き、学校も建てなければなりません。祖国の教育をしなければなりません。そして教会を建てなければなりません。祭祀の方法も教えてあげなければならないのです。そのようにしておいてから、自分の家のことを考えなければなりません。

90 孝子とは何でしょうか。父母が死の境地にあれば、その父母に代わって死ぬことのできる息子、娘のことです。忠臣とは何ですか?国王が死ぬようになると、その国王より先に死ぬことのできる臣下です。聖人や聖子も、神のために命まで犠牲にすることのできる人々です。

91 今年の標語は何でしょうか。「解放された天地父母と子女が一心一体となって真の愛の主体性である絶対・唯一・不変・永遠のみ旨を完成させてください!」です。「解放された天地父母と子女が一心一体となって」という言葉の間に水でも染み入ることのできる隙間があってよいでしょうか。空気が入り込むことのできる隙間があってよいですか?日の光が入り込む隙間もあってはなりません。

92 それから真の愛です。だれであれ真の愛で一つになるには、一心一体にならなければなりません。父母と子どもも一心一体にならなければ、真の愛を営むことができません。神と人間がそのようになって絶対・唯一・不変・永遠のみ旨を完成しなければなりません。これは1年だけの標語ではなく永遠にだれもが守って実行しなければならないものです。

93 今回、祝福家庭たちは「三時代大転換四位基台入籍統一祝福式」という名前で新たに祝福を受けました。それですべてが済むのです。

94 この時代に私たちがなすべきことは何ですか?今や天地父母と子女が解放されたので、何ものも恐れてはならないというのです。監獄に入っていったとしても恐れるなというのです。全宇宙が私の手の中に入ってきているのに、何を心配するのですか?

95 先生は食べ物に従ってきましたか、み旨に従ってきましたか?み旨は見えますか、見えませんか?神は見えますか、愛は見えますか、生命は見えますか、血統は見えますか、また良心は見えますか?見えません。ですから、それらについて考えない人は分かりません。

96 きょう神様王権即位式を行うことで、国が変わりました。今からみ旨の道のために心配しなければなりません。今まで神はみ旨の先頭に立つことができずに恨めしく思っておられました。神がなさりたいままにできなかった恨みをもっておられます。ですから皆様には、神が思いどおりになさることができるように、後援部隊となっていただきたいのです。

97 今から皆様は、「神様、今朝は、何か忙しいことがあって、どこかに行って来られるならば、私も起こして、連れて行かなければならないでしょう!今までは、神様は息子、娘よりも苦労して、ここまでやって来て即位式をなさったのですから、その権限をもって号令すれば、天下がこうべを垂れるのに、なぜじっとしておられるのですか?今から私がご案内いたします」と言うことができなければなりません。皆様自身が現れることができなかったとしても、案内はすることができるでしょう?

98 今からは時が違います。何もしないで心配だけする人は死になさいというのです!何であれなすべきことは明らかに知っていながら、心配ばかりする者は、死になさいというのです。死にますか、死にませんか?皆、死んだとしても自分だけは残ると考えなければなりません。

99 皆様は、個人の完成をどのようになすかお分かりでしょう。どのようにして個人の心と体が一つになるかお分かりでしょう。人間始祖の堕落によって、サタンの血筋を受け継いだ人間の体が良心の力よりも強くなりました。それが問題です。

100 ですから、どのようなことがあっても体の命じるままにしてはいけません。だれであれ体を見て「こいつめ、いつでも涙を流さなければならないことがあったとしても、死んでいない事実だけでも感謝しなければ!」と考えることができなければなりません。そうしながら神に対して体の立場で「まだ死んでいないので、早く殺してください!棒で駄目ならば槍で脇腹を剌してください!」と言わなければならないのです。イエス様も、死なないのでローマの軍兵が槍で剌して血を抜いたのと同じように、皆様も血を抜きなさいというのです。だれであれ供え物になるには、きれいにならなければなりません。

101 今から皆様が守らなければならない鉄則は何でしょうか。第一に、死ぬことがあっでも血筋を汚してはならないということです。何のことか分かりますか?第二に、人事措置を誤って人権を蹂躙してはならないということです。男性も女性も、黒人も白人も皆、平等です。ですから、人権を差別したり蹂躙してはいけません。責任者たちは、自分が気に入らないからといって、むやみに人事措置をしてはいけません。

102 教区長や国家メシヤたちよりも、先祖が善なる人はいくらでもいます。ところが、何代もしないで大統領になる家門の人を人事措置してしまえば、そのように措置する人の家門が、がたがたと崩れます。ですから、先生は人事措置をあまりしません。それが必要な場合は、くじ引きによってやります。だれであっても人権を蹂躙してはいけません。

103 いつでも先生は、黒人だからといって差別することなく、出身大学によって差別しません。どこであれ、為に生きる愛で生きていく人が主流です。天地創造がそこから始まりました。その主流の愛をだめにしてしまう者は、許しを受けることができません。そのようにすることは罪の中で第二の罪です。第三に、公金を思いのままに使ってはいけないということです。この三つをよく守らなければなりません。

104 この三つを守ることができずに監獄に行く人々は、すべての罪人の70パーセント以上になります。監獄に入ってみると、そこにいる人々がそうです。人権を蹂躙し、血筋を汚した人々です。男女の問題に引っかかっています。その次に、お金と権力の問題に引っかかっている人々です。お金と知識、そして権力が怨讐だったのです。

105 天の国の憲法第一条は何でしょうか。血筋を汚してはならない、血統をきれいに保存せよ、そして純潔な血統を守りなさいということです。

106 だれであれ、祝福された血統は、神の愛と生命を受け継いだものなので、堕落世界で染まった習慣的な行動によりその血統を汚してはなりません。それを皆様は守ることができますか?皆様の中で完全な血筋を汚さないという人々は、目を閉じて決心し、神だけご覧になるように力強く手を挙げて誓いましょう、誓います!

107 第一は、血筋を汚してはならないということであり、第二は人権を蹂躙してはならないということであり、そして第三は、公金を盗んではならないということです。

108 だれであれ、どこかに行ってビルから金塊が落ちてきても、それを拾って勝手に使ってはなりません。そんな物は、先生に持ってきても受け取りません。お母様を通して受け取っても使いません。そんな物は、毒薬よりも恐ろしいのです。霊界に行けば引っかかります。

109 天の国の憲法第一条は、純潔な血統を守らなければならないということです。それを汚してはなりません。いつでも、女性たちは刃物を携帯して、男性に引っ張られていくことが起これば、そのような怨讐は「ええい、どうにでもなれ!」と言って大切な器官を切ってしまうのです。いざというときは、その怨讐の首を切ることもありうるのです。純潔は、生命よりも貴いのです。

110 理想的な夫婦ならば、自分の夫や妻が他の女性や男性と関係を結ぶことを好みますか?黒人たちは、どうですか?白人たちは、どうですか?皆同じです。分かりますか?

111 第一は何と言いましたか?純潔であれ!第二は、人権を蹂躙するな!第三は、公金を略奪するなということです。

112 きょうから皆様が天の国の王権に治められる民となり、父母となり、妻子となり、そして兄弟姉妹たちとなるためには、それを絶対的に守らなければなりません。

113 ですから、だれであれ、お兄さんを無視することができず、弟を体が不自由だからといって無視することはできません。親姻戚たちを無視することはできません。世の中では、すべて無視するでしょう?大学を出ている者だといって、高校だけ出た人を無視してしまいます。そのようにすれば人権双肩になります。

114 その次には公金、国家財産の略取です。先生の懐にあるお金までどのような手を使ってでも抜き取って使おうとするのは公金略取です。それはすべて犯罪です。その罪を犯す者が行く道は、茨の道となり、鉄条網が張られるのです。

115 先生は、絶対にそのようなことをしません。皆様が献金したとしても、先生は手を付けません。それでは、どのように暮らしますか?先生は車が必要であれば稼いで買います。先生はお金を稼ぐすべを知っています。

116 第一は純潔を守れということです。特に西洋の食口たちが、いかに純潔な血統を維持するかというのが問題です。第二は何と言いましたか?人権を双肩してはならないということです。第三は公金を略取してはならないということです。

117 今まで皆様は、たくさん公金を削って懐に入れたでしょう?皆、仕事はしないで「ああ、先生! 1週間に1度家に行って来られるようにしてくださったらよいのですが」と言うでしょう?ここで野次馬になって規律と礼節も守らないのに、いい所に行って眠るというのもまた略取に当たります。公的な環境を破壊するのです。ですから、それも国家財産を略取するのと同じように恐ろしいことです。

118 そのように暮らす者は、いくら成功しようとしてもだめです。そのように暮らしてみなさい!そのように暮らす者は、いくら神に祈祷しても伝道がうまくいきません。伝道対象者が、その者が暮らしている家の門前まで来たとしても帰ってしまいます。

119 負債を負う人は、全天下が嫌います。金氏の一門なら、金氏の一門の中でも負債を負う人を好む人がいますか?いつでも負債を負って生きていく人は、取り押さえられてため池に突っ込まれてしまうのです。そのような時が来るでしょう。この三つのことについて分かったでしょう。

120 この三つのことを指折り数えてみてください! 独りで内心で決心しながら「一つ、二つ、三つ、一つ、二つ、三つ、一つ、二つ、三つ!」とやってごらんなさい。皆が純潔、人権、国家財産の略取の問題についてはっきりと知って、その問題に引っかからないように習慣化しなければなりません。いつでも口さえ開けば、目さえ開ければ、そのような言葉が口から出てくるようになっていなければ、その問題に引っかかります。

121 皆様が生きていくにおいて何らかの事情がないでしょうか。しかし、その法に引っかかるまいと努力するようになれば、すべての事情は克服することができます。

122 それでは、どのように暮らしますか?よい暮らしをすべきでしょう!独りで暮らすことが、よい暮らしと言えるでしょうか。だれかと共に暮らすべきですが、どのような人と関係を結んで暮らせば、よい暮らしと言うのですか?それも三つです。父子関係、夫婦関係、そして兄弟関係です。

123 そのような関係を結んで生きていく人たちが互いに手本になってこそ、よい暮らしができるのです。そのように暮らせば、どのようになるでしょうか。天の国の王がいて、地上の王がいれば、そのように暮らす人々の家庭を訪問する日が来るでしょう。

124 今から国で逆賊として追われて死ぬことがあったとしても、その法を守りながらよい暮らしをするようになれば、間違いなく天の国の皇族圈に入って、すべてのものから解放されるようになるでしょう。そのことを肝に銘じることを願います。

125 永遠なる標語として純潔を守り、人権を蹂躙せず、それから公的な財産を略取してはならないというのです。それから何と言いましたか?父子、夫婦、そして兄弟の間で手本になろうというのです。

126 近所のすべての人々が「あの人に従っていかなければならない。あの人と共に暮らしたい」と言うようになれば、その人は間違いなく天国の民となり、天の国に覚えられる人になります。

127 先生自身もそのように暮らしています。どこに行ってもおじいさんとおぱあさんがいれば、私自身のおじいさんとおぱあさんに侍ることができなかったので、昼食の時間になると、パンでも買い与えることのできる心を抱いて暮らすようになります。

128 ですから、天が助けてくれるのでどんどん版図が拡大していきます。どこに行っても、私のため4こしてくれる人々が多くなります。死ぬ日だけを待つおじいさんやおぱあさんたちにまで尽くしてくれるので、近所の犬たちもほえないで、自分についてくるのです。

129 皆様も先生が好きですか?先生と一緒に暮らしたいですか?毎日のようにもちを突くようにおしりをたたかれたとしても、先生と一緒に暮らしてみたいですか?そのようにたたかれても損することはないし、悪口を言われても損することはないでしょう。

130 きょう神の王権即位式で重要な三大鉄則について語りました。それは私たち人間が公人として必ず守らなければならない鉄則であり、その鉄則を守れば、家庭や国で引っかからないでしょう。この日にその内容を肝に銘じて、生涯の標的としてくださるようお願いします。それでは、きょうの歴史的な記念行事を終えることにします。*












▲ 目次へ

2.文明間の対話と調和


天宙の王座


 この講演文は、2001年1月27日、国連本部で前・現職の国家元首約30名と150か国の世界的に有名な NGO(非政府機構)の指導者たちが参加した中で開催されたIIFWP (世界平和超宗教超国家連合)国際会議の開会式で講演された真のご父母様のみ言である。


2.文明間の対話と調和



1 尊敬する議長、世界各国から来られた前職・現職の国家元首の皆様、そして各界を代表する世界の指導者の皆様!皆様は、今回の大会の主題である「文明間の対話と調和:家庭の普遍的価値と世界平和」について論議するために集まりました。これは簡単な主題ではありません。

2 この大会は、人類が平和的な文化の世界を目指し、この時代の道徳的な責任を実践するための契機とならなければなりません。

3 私たちは歴史を通して数多くの文明が興亡盛衰を繰り返してきたことを知っています。いくつかの文明が、一時は大きく栄えては滅亡し、人間の記憶から忘れられていきました。そのような文明の衰退には気候、疾病、外侵や自然災害のような外的な原因もありましたが、大部分は内的な腐敗、特に、宗教や道徳性の衰退が重要な原因となりました。

4 現在、私たちは宗教間の誤解や不調和から発生する数々の紛争とその深刻な危険に直面しています。もし宗教間において、超宗教的な調和を成すことができないならば、文明間において調和と平和を実現することも不可能でしょう。

5 宗教が世界文明の中心であるとしても、その基底の軸として家庭があります。私たちが皆よく知っているように、人間は父親と母親の愛の中で血統の因縁を通じて生まれて、代を継いでいます。


6 家庭は人間の個人的な人間性を開発し、育成するにおいて、学校や政府よりも重要な訓練場です。そして家庭は、文化や文明を創造、発展、再生産する役割を果たします。文明は、家庭がなければ時代的に持続することができません。

7 家庭は私たちが愛を学ぶ最初の学校です。家庭で私たちは親子間の愛、夫婦間の愛、そして兄弟姉妹の間の愛を学びますが、そのすべての愛は、神の真の愛に基づかなければなりません。

8 もし家庭が神の真の愛と連結するならば、その真の愛を中心とした文化の実体が築かれるようになるでしょう。そのような家庭から真の愛と平和を実現することができます。真なる家庭は、真なる男性と女性の二人にかかっています。真の家庭は、人類と世界のすべての問題を解決することのできるモデルです。

9 今、私たちが暮らしている国と世界は戦争の歴史が続いている、という事実を知っています。私たち白身も心と体が戦っています。ですから、人間始祖のアダムとエバが夫婦関係を結んだとき、喜びの関係ではなく、相反する関係を結んだので、それが今日まですべての闘争の起源になったという論理が成り立ちます。

10 アダムとエバが堕落した後に下部を覆ったというのは、その堕落の行為が淫乱だったということです。ですから、私たちの体の中にサタンの血がうごめいているという事実が問題です。

11 本然の人間は、心と体がプラスとマイナスとなって統一されるはずでしたが、サタンの血を受けた体がプラスとなって心と相反する闘争が始まったという事実をはっきり認識しなければなりません。

12 今の時代は、「終りの日」となり、個人主義王国の時代であり、父母と夫婦、そして子女を否定する時代であり、フリーセックス、ホモ、レズビアンだけでなく、エイズと麻薬が理想家庭を破壊する地上地獄の時代です。

13 神は、そのような地上地獄を天国に転換させようとメシヤを再臨させるのです。そのメシヤは、真の父母として来て、個人的な心と体の統一、夫婦の統一、子女の統一、家庭の統一、国家の統一、そして世界の統一を成就するのです。

14 現在、私たちの体は地獄の基地となっており、良心は天の国の基地となっています。そのように二つの世界の基地が、私たち自身にあることを人々は知りません。

15 私たちの良心より肉身のほうが強くなったのは、アダムとエバが堕落したとき、サタンと関係を結んだ偽りの愛の力が良心の力より強かったことに由来しています。したがって、その点が、人生の根本的な問題を解決する重要な核心です。そのようなことよくご存じであられる神は、宗教を立てて人間の良心に対して肉身を弱くさせながら救いの体制を立ててこられました。

16 それでは、宗教の使命とは何でしょうか。人間の体をして嫌がることを実践させることです。ですから、「断食せよ、奉仕せよ、そして犠牲になりなさい!」と言って、結局は供え物になりなさいというのです。供え物は、生命を捧げることができなければなりません。

17 堕落した人間は、偽りの愛の根を中心として野生のオリーブの木となったのであり、真のオリーブの木にはなることができませんでした。それをどのように清算すべきでしょうか。

18「終りの日」に再臨のメシヤである真の父母が来て、神人愛の一体理想を完成して真の生命と真の愛、そして真の血統の家庭を築きます。地上のすべての人間たちだけでなく、天上の霊人たちもそこに接ぎ木して家庭的な真のオリーブの木になるために、祝福を受けて復帰完成します。ですから、真の家庭、真の国家、真の世界を築いて天上天国に入っていくのです。

19 これまで私は、世界平和を実践するために超宗教、超文化、超人種、超国家的な祝福結婚により真の家庭を築くことが、きわめて重要な神のみ旨であると教えてきました。私は全世界でその崇高な理想を実現することを決意し、参同した数値組のカップルに祝福を施しました。理想社会と平和世界の礎石となる真の愛の家庭を立てるために私は生涯を捧げました。

20すべての偉大な宗教を研究してみると、そこには文化と人種、宗教と国家の境界を超越する人類の普遍的な価値があります。結局、宗教の教えは、真の愛の実践を通じて絶対者との関係を復元するためのものです。信仰を通じて絶対、唯一、不変、永遠であられる神と一つになるとき、人間は神と父子の関係を回復し、本然の価値を取り戻すようになります。

21 いくら真の愛の心情圈が小さくても、宇宙と連結します。神の真の愛の中でのみ共生、共栄、共義の理想を実現することができます。霊界を含む天宙が神の真の愛の中に存在するからです。

22 きょう私たちは、平和の殿堂として設立された国連で大会を行っています。国連が創立の精神を実現しながら真なる平和機構としての役割を果たすことができるように、私たちすべてが積極的に支援しなければなりません。

23 今や人類は、超国家的な公益を心配しなければならない時を迎えました。国家の公共機関はもちろんのこと、非政府民同機構が一つになって真の家庭の実践運動を行わなければ、平和世界を実現することはできません。

24 皆様も真の愛と真の家庭の運動に積極的に参加して、新しい心情文化の世界を築いてくださるようお願いいたします。神の祝福が皆様とその家庭に常に臨むことをお祈りいたします。ありがとうございました。*












▲ 目次へ

3.新千年においてアメリカと人類が進むべき道


天宙の王座


 この講演文は2001年2月25日から4月17日まで、アメリカ50か州巡回訓読講演で訓読なさった真のご父母様のみ言である。


3.新千年においてアメリカと人類が進むべき道



神が求めておられる本然の世界


1 尊敬する内外貴賓の皆様!本日、私の講演のために、お忙しい中にあって参加してくださった、聖職者を中心とする各界各層の指導者の皆様に心より感謝申し上げます。何より、きょうまで常に私を守ってくださった神にすべての栄光をお返し申し上げ、深い感謝を捧げます。

2 私は生涯を通じて神の創造理想を実現するために苦心してきました。知ってみると、神は栄光と尊貴の宝座におられるおかたではなく、堕落によって地獄に落ちた子女たちを救うために苦労してこられた悲しみと嘆き、そして苦痛の神でした。

3 そのような神のみ旨と心情を知るようになった私の生涯は、ひたすらみ旨を成就するために全心全力を尽くしてきた日々でした。過ぎ去った80年の歳月を振り返ってみるとき、私はあらゆる迫害に遭ったにもかかわらず、今日この場に皆様と席を共にすることができるようになったのは、神が守ってくださったからです。

4 この意義深い日に、皆様とともに神の摂理的な歴史と世界を理解するために「新千年において人類とアメリカが進むべき道」という題名でお話しいたします。

5 神の救いの摂理の歴史観から見るとき、歴史の終末はサタンが主管してきた悪なる歴史の終末であり、同時に神が主管なさる善なる歴史の出発となります。したがって、末世は神の摂理を完成させなければならない時です。個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、さらには天宙を完成させなければならない「終りの日」だというのです。

6 神は、摂理路程で終末が訪れるたびに、神を中心とした理念圏に人類を率いてこられましたが、人類は責任分担を果たすことができず、善なる立場に立つことができませんでした。しかし、神は絶対、唯一、不変、永遠なるおかたであるため、神のみ旨もまた絶対、唯一、不変、永遠です。

7 それゆえに、神は人間始祖の堕落により失った真なる個人、家庭、社会、国家と世界の主権を復帰なさり、直接に運行することのできる世界を建設なさるはずです。

8 神が探しておられる本然の世界は、どのような世界でしょうか。その世界は、真なる父母を中心とした世界です。しかし、人類は堕落によって、歴史の始まりに真なる父母と世界を失ってしまいました。

9 その結果、私たちが所有するすべてのものの中で真の父母と連結させうるものが何もありません。だれが世界に責任をもつのか

10 それゆえに、人類は何よりもまず真を探さなければなりません。ですから、真なる父母、夫婦、子女、民、万物と宇宙が神の心情を通じて動じ静ずることができなければなりません。そのようになりうる時が、人間世界において悪なる世界の「終りの日」となるのです。そのような理想が実現する時が「終りの日」であり、再臨の時です。

11 ですから、再臨の時に火の審判があったり、地が割れたり、あるいは(主を)信じていた者たちが空中に引き上げられるといった天変地異が起こるわけではありません。

12 その時は、悲運の歴史が蕩減されて、個人、家庭、社会、国家と世界が正しく立てられる時です。そのようになるのが人類の希望であり、人類歴史が追求すべき目標です。

13 ところが、個人も、家庭も、国家も行く道を失ってしまいました。世界には公害問題、食糧問題、宗教間の葛藤、人種間の対立など数多くの問題が発生しています。だれがこのような世界に責任をもつのでしょうか。深刻な問題です。

14 過去に共産主義国家も民族主義を克服することができませんでした。今日のアメリカも汎米主義を克服することができずにいます。いかなる国家であれ、自国の利益だけを掲げるときは、世界を指導することができません。自らが供え物となって人類を抱き、理想的な世界に前進することができなければなりません。今はそのような理念を中心とした民族や宗教が必要な時です。

15 ですから、私は神の命を受けてアメリカの青年たちを教育しながら、没落していく道徳的な危機について警告し、キリスト教の復興のために全力を尽くしてきました。


真の父母の教えの核心


16 皆様はレバレンド・ムーンの教えの核心が何か知りたいことでしょう。それは簡単です。

17 第一は、より大きなもののために犠牲になりながら生きよということです。個人は家庭、家庭は氏族、氏族は民族、民族は国家、国家は世界、世界は神のために生きよというのです。そのようにすれば神も私たちのために生きたいと思われるのです。

18 家庭でも父母は子女のために生き、子女は父母のために生き、夫は妻のために生き、妻は夫のために生きなければなりません。どこであれ、より為に生きる人が中心になります。

19 第二は、怨讐を愛せよということです。神は、堕落によってサタン悪魔の子どもとなってしまった人類を救うために、ひとり子のイエス様を送って犠牲の道を歩ませました。そのように、だれであれ怨讐の子どもたちを実の子よりも愛すれば、サタンも自然屈服するのです。

20 いつもサタンの戦略は、打って奪われるのであり、天の戦略は打たれて奪ってくるのです。それが公式となっています。

21 私も生涯を通じて数多くの迫害に遭ったにもかかわらず、今日、全世界ヽ185か国に宣教の基盤を築きうるようになったのは、そのような天理に従って生きたからです。

22 キリスト教の宣教の歴史を見ても、イエス様を信じたキリスト教の信者たちの歩んだ道は、追われる道であり、迫害の道であり、殉教の道でした。

23 そのように2千年の歴史を経ながら流された殉教の血の跡が基盤となって、民主世界という巨大な体制が発展してきましたが、今日にはそのような基盤となったキリスト教が危機に瀕しています。

24 キリスト教の理念を中心とした国家が神を否定し、イエス様を否定し、そして神の摂理を否定しています。結局は「神はいない。神は死んだ」という神学まで出てくるようになったのですから、今まで真なる子女を探し求めてあらゆる犠牲の道を歩んでこられた神の心情はいかばかりでしょう。


摂理の終末時代


25 内外の貴賓の皆様、今まで神が犠牲となったものはすべて、だれのためのものでしたか?それはアメリカのためでもなく、キリスト教自体のためでもありませんでした。結局は、堕落によって失った自分一人を救うためだったという事実を知らなければなりません。堕落が一個人から始まったので、救いも一個人から始まらなければなりません。

26 ですから、一人の人が出てきて「この時代のための責任を果たします。今まで神に人類が負わせたすべての負債を清算する私自身となります」と言うことができなければ、復帰の道はありません。絶対に、漠然とした位置では蕩減復帰は不可能です。

27 だれであれ、神の悲惨さを神に代わって体験してみなければ、神の心情を知ることができません。

28 皆様は自分の子どもが死んでいくような深刻な心情で世界の人類のために祈祷してみたことがありますか?自分自身を犠牲にして家庭、氏族、民族、国家と世界を救うために、どれほど精誠を尽くしましたか?だれも自信をもって答えることができないでしょう。そのような絶対的な基準の代表者として来られたおかたが再臨主です。

29 人間始祖が堕落した後に救いの摂理を展開なさった神は、2千年ぶりにアプラハムを立てられて、その子孫たちを選民として、新しい民族を編成されましたが、それがイスラエル民族でした。その民族は、メシヤを迎えるための選民となりました。

30 人間始祖だったアダムとエバが立てることができなかった基準を再び立てるためのものがメシヤ思想でしたが、それはユダヤ人たちの立場から見ると、新婦の思想でした。すなわち、主を新郎として迎えるために、新婦として準備しなければならなかったのが、ユダヤ教の使命だったのです。

31 そのような重大な使命があったにもかかわらず、イエス様を十字架にかけることで、ユダヤ民族は流れてしまい、第二イスラエルであるキリスト教がユダヤ民族の使命を継承してきました。神は、その目的を中心として6千年間摂理してこられましたが、その摂理の終末が今のこの時代なのです。


メシヤ思想の核心


32 それではメシヤ思想の核心は、何だったのでしょうか。それは世界を救い、統一させるためのものであり、本然の理想家庭を建設することのできる教え、人間始祖が堕落によって失ってしまった父母の位置を取り戻すものでした。

33 新・旧約聖書の教えを見ても、メシヤとは父の権勢をもってきて聖霊の実体である女性神に出会い、真の父母の位置を回復する存在でした。ヨハネの黙示録に預言されている小羊の婚宴も、新郎と新婦が真なる夫婦の過程を経て真の父母となることです。

34 サタンを中心とした偽りの父母によって理想的なアダムの家庭が失われました。神が望まれた真の家庭、真の氏族、そして真の国家を失ってしまわれたのです。ですから、地上にメシヤを送って失われたものを取り戻すために摂理なさいました。そのような使命を抱いて来られたかたがイエス様でした。

35 イエス様は、イスラエルの不信によって民族と国を失ってしまいましたが、神の希望だった世界と天国のために命を捧げました。十字架にかけられたイエス様の苦難は、神と共に歩んだ道でした。イエス様は茨の道にあっても、「父よ、彼らをおゆるしください!」(ルカによる福音書23 : 34)と言いながら切に求めました。そのように死んでいく場でも、未来の勝利を約束してローマと、反対していた群れを祝福したのです。

36 ですから、イエス様の生涯は33歳で終わったのではなく、歴史とともに続いてきたのであり、神が保護なさったので、その精神を継承したキリスト教は、世界的な宗教にならざるをえないのです。

37 内外の貴賓の皆様、今は世界でアメリカが最も強大な国といいますが、神の摂理に従って正しく立たなければ、いつまでも強大であることはできないでしょう。


神の摂理的な帰結


38 人類の文化史を見ると、古代文明は熱帯圏で始まりました。マヤ文明、インカ文明、エジプト文明、インド文明、中国の黄河文明など古代文明の発祥地は、亜熱帯圏や熱帯圏でした。

39 人間始祖が堕落しなかったならば、春の季節にあたる温帯文明から文明が始まるべきでしたが、熱帯文明から始まって秋の季節にあたる涼帯文明圏が築かれました。それが自由世界を中心とした文明圏であって、西洋文明が中心です。おおむね、その文明圏は北緯23度まで連結していますが、アメリカとイギリス、そしてドイツなど西方の先進国が含まれています。

40 秋の季節にあたる涼帯文明が終わりながら、冬の季節にあたる寒帯文明が出てくるようになりました。それが共産主義の出現でした。知性人たちは、ソ連が解体して冷戦体制が終わったと考えましたが、いまだに唯物論と無神論は世界の随所に蔓延しています。

41 神の創造理想が春の季節の温帯文明から始まるべきだったのに、人間始祖の堕落によって熱帯文明の原始的な立場から始まりました。しかし、今からは涼帯文明と寒帯文明は終わり、人類が追求してきた温帯文明が始まるでしょう。

42 ところで、何によって寒帯文明を解かすことができるでしょうか。権力、経済、科学や知識ではそれを解かすことはできません。

43 世界の文明は循環します。ナイル川、チグリス川、ユーフラテス川を中心に発達した文明がギリシャ、ローマ、スペイン、ポルトガルを中心とした地中海に移り、その地中海文明がイギリスとアメリカを中心とする大西洋を経て、最後は韓国と日本を中心とする太平洋で結実するでしょう。

44 そのような文化史的な観点から見るとき、朝鮮半島の位置はきわめて重要です。韓国は北方にロシアと中国の寒帯文明圏と接し、南方にはアメリカと日本を連結する涼帯文明圏と接しています。ですから、ここに雨天文明を消化することのできる春の季節の温帯文明が発生するというのが摂理観です。

45 それゆえに、その両大文明の結実地である韓国から、南北問題と東西問題を解決するために、生涯を捧げてきたレバレンド・ムーンが出てきたというのは、神の摂理的な帰結と言わざるをえないのです。

46 実際に、私が生涯を通して人種と理念、そして国境を越えて「神の下の一つの世界」を建設するための運動を展開してきたのは、そのような神の摂理に沿った道だったということを申し上げます。これは摂理史的な原則であって、私がつくりだした特別な理論ではありません。


今日の宗教


47 そのような摂理史を悟った私は、神のみ旨を成就するために、五大洋六大州で私の手が及ばない所はありません。今までアラスカ、南極、南米の33か国、旧ソ連の各国家、アジアやアフリカ大陸のすべての国家で、新千年に人類が当面する公害や食糧の問題などを解決することのできる準備をしました。近年にはブラジルのパンタナールとアマゾン川を中心として環境保存のための基盤を整えました。

48 一方、内的には「国際合同結婚式」と「真の家庭の価値誓約運動」に約4億3千万組が参加することで、神が長い間、待望されてきた理想家庭を土台とした地上天国の建設に拍車がかかっています。

49 内外の貴賓の皆様、これまで世界は政治と経済、そして軍事的な分野で優越した力をもった国々が支配してきました。しかし、神の摂理に歩調を合わせることができなくなるとき、永遠なる国はありません。ギリシャとローマがそのよい例です。今日のアメリカも過去のローマと同じです。ローマが滅亡した理由は、外からの侵犯というよりは、内部における道徳的な堕落によって崩壊し始め、天の運勢が離れたためでした。

50 一時は労働者と農民たちを中心として唯物論と唯物史観に立脚した政治勢力が、旧ソ連と中国を中心として世界の人口の3分の1、地球面積の3分の2を占めたごともありました。しかし、それも永遠には続きませんでした。

51 今後は、神のみ旨を代弁する宗教人たちが勢力を得る時が来るでしょう。ですから、全人類が希望をもつことができなければなりません。宗教指導者たちは、神のみ旨を地上に宣布し、人類が進むべき方向を提示すべき預言者たちです。しかし、今日のようにばらばらになって教派と宗派閥で争っている宗教は、神の摂理に対して障害となるばかりです。


「終りの日」は真の父母が現れる時


52 ですから、私はかなり前から統一教会の予算の90パーセント以上を超教派運動と超宗派運動に投入して宗教間の葛藤を解決するために努力してきただけでなく、世界平和宗教連合を創設して宗教団体間の和解と一致によって人類平和を増進する運動の先頭に立ってきました。最近では世界平和超宗教超国家連合を創設し、ワシントンで7回にわたって国際訓読セミナーを開きました。

53 全人類は、人種と宗派を超越して創造理想世界の実現に向けた神の摂理を理解し、究極的には神の心情に一致しなければなりません。人間始祖の堕落によって失ってしまった神との心情的な関係を回復して、本然的な父母と子女の位置を取り戻さなければならないのです。

54 神が約束なさった「終りの日」は、真の父母が現れる時です。言い換えると、「終りの日」は人間始祖の堕落によって父母を失った人類が、本然の父母を再び迎えることのできる希望の時だというのです。ですから、真の父母は人類歴史の希望の結実体であり、望みの結実体であり、勝利の結実体です。

55 統一教会は、国際合同結婚式を通じてそのようなみ旨を世界化してきました。民族と人種、そして皮膚の色を飛び越えて黒人と白人、そして黄色人種たちが兄弟姉妹として一つになり、夫婦となることは、地球村を一つにしようとする神のみ旨の成就において、最も重要なことの一つです。

56 そのように人類は、失った本然の兄弟姉妹、夫婦、父子の因縁を回復して、究極的に子どもを失って嘆いてこちれた神を解放してさしあげなければ、真なる幸福の道を見いだすことができません。

57 今まで民主主義世界で人間の自由と解放を主張してきましたが、私たちは神の自由と解放を主張しなければなりません。神が自由と解放を享受することができるようになれば、人間の自由と解放はおのずと実現するのです。


アメリカは準備された国


58 内外の貴賓の皆様、本日、アメリカの主要都市のうちの一都市で神の摂理を語っているのは、大変深い意味があります。アメリカは様々な面において、神の祝福によって準備された国です。

59 アメリカを建国した先祖たちは、命を懸けて信仰の自由を求めて渡ってきたピルグリム・ファーザーズ(Pilgrim Fathers)でした.彼らは信仰の自由を求め、愛する親兄弟と故郷に別れを告げ、国まで捨てる覚悟で命懸けで大西洋を渡ってきました。メイフラワー号がニューイングランドに到着したのは1620年11月の晩秋のことでした。そのように到着した102人のうち、その年の冬を越えられずに寒さと飢えにより半分以上の人々が死にました。彼らが立派だったのは、子孫たちのために翌年にまく種を残して飢え死にしていったという事実です。

60 清教徒たちは、何をするにも神のみ旨のために生きているという信仰が徹底していました。彼らは一年目の収穫を手に神に感謝を捧げ、教会と学校を建ててから彼らが住む家を建てました。清教徒たちが開拓していく路程で農業を営むときも、戦争するときも、いつも先立たせたのが祈祷でした。

61 独立戦争当時に有名だった最後の激戦地であるフォージ渓谷(Vally Forge)でジョージ・ワシントン将軍が戦闘に臨んだときも、命を懸けた祈祷を捧げたはずです。そのように神のみ旨を先立たせた戦闘で、神はアメリカの手を挙げてくださいました。

62 その当時に世界的な強大国だったイギリスは、国王と国民が合わさって戦いましたが、アメリカは神と神の愛する息子、娘が共に戦ったのです。ですから、アメリカという自由信仰のプロテスタント国家が成立したのではないですか。

63 今もアメリカの国会は、開院するときに祈祷で始めます。大統領が就任の宣誓をするときも聖書に手を置いて宣誓する国がアメリカです。さらには貨幣にも「我々は神を信じる(In God We Trust)」という言葉が刻まれています。ですから、アメリカが世界的な中心国家になりえたのです。

64 ところが、他方では今のアメリカはどうでしょうか。公立学校では、公式的に祈祷を禁じています。創造論ではなく進化論を教育しています。さらには50パーセントに達する離婚率は、家庭の神聖さを余すところなく破壊しています。

65 そのような現実を心配された神の声を聞いた私は、いち早く1971年に祖国と家族を後にしたままアメリカに渡ってきました。そして私は、数度にわたって全国を巡回しながら「火事の家に消防士として来た、病気にかかったアメリカを治療する医師として来た」と叫びました。

66 すでにそのとき、私は神がアメリカから離れておられるのを発見しました。アメリカのあらゆる所に神がおられなければならないのに、反対に随所から神が離れ始められたのです。人々の心から、家庭から、学校から、はなはだしきは教会からも神が離れておられたのです。

67 振り返ってみると、私がニューヨークのマンハッタン5番街を歩きながら、アメリカを離れられた神にすがってとめどなく涙を流したのが昨日のことのようです。不幸にも、私が予言したとおりに、アメリカは道徳的に衰亡の道を歩んでいます。

68 皆様、どうしてレバレンド・ムーンがアメリカで反対され苦労し、このように叫んでいるのでしょうか。私は神がアメリカを尋ねてこられるまで流された血と汗と涙のご苦労をだれよりもよく知っているので、この30年間、ただの一日さえ気楽に過ごしたことがありません。


アメリカの主人


69 アメリカの主人はだれでしょうか。ホワイトアメリカンやプラックアメリカンではありません。神がアメリカを愛されるようにアメリカを愛する人が本当のアメリカの主人です。

70 アメリカは地上に神の国を立てることができるよう選ぱれた長子圏の代表国家であるため、今もイエス様が霊的にアメリカの地におられながら、神のみ旨を成就してくれることを切実に願っています。

71 一方、私は神のみ旨に従って1982年にワシントンタイムズ社を設立し、アメリカの進むべき正しい方向を提示する保守正論紙としてアメリカの世論をリードしてきました。そして真の家庭の価値の実践運動と青少年たちのための純潔運動を通じて救世運動を展開してきました。それらすべてはアメリカが神の摂理に従って真っ直ぐ立つことができるようにと願う心から始めた仕事です。

72 私が1965年にワシントンD.C.を訪問して指定してあげたホワイトハウス近くの聖地には、今も夜を徹してアメリカのために祈祷する群れがたくさんいます。皆様がたすべては、心の扉を開いて、清教徒をはじめとした歴代の愛国烈士が今も切に願っている声を聞くことができなければなりません。


旧約と新約の約束が成就する成約時代


73 内外の貴賓の皆様、今始まったばかりの新千年は、6千年間追求してこられた神の救いの摂理の歴史が終わり、エデンの園で失った創造理想が天宙的に実現する時です。また、人間始祖の堕落によって主人を失ってしまった万物の嘆きも解放される時であり、長い間分かれていた父母と子どもが再会する時であり、これ以上涙のない新しい天と新しい地が築かれる時であり、地上と霊界に神の国が建設され通じるようになる時です。そして神の全般・全能の権限が行使される時です。

74 ひいては、東洋と西洋の全体が天地父母を中心として一つになって、地球星大家族の世界が実現する時です。それは旧約と新約の約束が成就する成約時代の完成を意味します。

75 今や時が来ました。アメリカがもう一度、覚醒すべき時が来たのです。第二の建国運動を挙国的に展開し、神を中心とした真の父母、真の家庭、真の国家と真の世界を探さなければらない時なのです。ですから、離れようとなさる神にすがらなければなりません。

76 6千年間準備して尋ねてこられた神が、アメリカを離れられたら、どこに行かれるでしょうか。神に正しく侍りさえすれば、家庭の問題、倫理の問題、青少年の問題、そして人種の問題は自ずと解決します。五色人種が一つになって生きていくアメリカは、地上天国のモデルです。

77 私たちは皆、一致団結して人類が進むべき道を開かなければなりません。長子の国であるアメリカが、神に侍り、世界を神の前に導く先導者的な使命を完遂しなければならない時です。その歴史的な課業を完遂することに、みな共に参加してくださるようお願いします。

78 今一度、この場に来てくださった皆様に深く感謝し、天と地に平和と自由、そして正義があふれる新しい千年王国が実現するよう願いながら、私のお話を終えようと思います。皆様の家庭と国に神の祝福が共にあらんことを願います。*












▲ 目次へ

4.神は私たちの真なる王であり、真の父母


天宙の王座


 この講演文は、真のご父母様、顕進様と全淑様ご夫妻の主管のもとに、2001年7月3日から12日まで、全国12か都市で開催された神様祖国定着大会で講演されたみ言である。この大会で、世界平和超宗散超国家連合と世界非政府機構連合(WANGO)が共同で家庭、地域社会、国家のために貢献してきた各界の指導者たちを平和大使として委嘱、任命した。


4.神は私たちの真なる王であり、真の父母



1 尊敬する内外の貴賓の皆様、公私共に多忙な中にあっても本大会に参加されるために訪ねてこられた皆様に深く感謝申し上げます。

2 私は、新千年が始まる今年2月25日から4月17日まで、全米の50州巡回講演を成功裏に終えました。きょうはニューヨーク地域の聖職者たちの招きを受けて再び皆様と会うことになりました。これまで主にキリスト教の指導者たちを中心として超宗教指導者たちに、神のみ旨をはじめとして人類とアメリカ、さらには天の国と地上の国が進むべき道を提示してきました。

3 私は16歳の時、イースターの早朝、イエス様に出会ってから神のみ旨を成就するための天意の道を出発しました。ですから、あらゆる無理解と迫害に遭いながらも、それに屈することなく、この80年余りの生涯にわたって、真なる理想家庭を基盤とする平和世界を具現するために全力を尽くしました。

4 特別に、神の命令に従って1971年にアメリカに渡ってきた私は、この30年間、全心全力を尽くしてアメリカが神に選ばれた第二イスラエルとしての使命を果たすように覚醒させてきました。きょうは先日の巡回講演でお話しした内容と、去る1月13日に奉献した神様王権即位式で発表された内容を振り返ってみる時間をもちたいと思います。

5 内外の貴賓の皆様、この世の中には60億の人類が住んでいます。しかし、大きく分けると男性と女性という二種類の人間が住んでいるのです。そのように神は、鉱物界から植物世界と動物世界にいたるまで、すべての存在を陽性と陰性のペアシステム(pair system)でつくられました。

6 それならば神は、私たちにとってどのようなおかたであり、私たち人間といかなる関係をもっておられるおかたでしょうか。創造主である神は、人間の真の愛と真の生命、そして真の血統の根源であられるので、私たちはそのおかたを父と呼びます。すなわち神と人の本然の関係は、親と子の関係なのです。

7 皆様、人間にとって愛と生命、そして血統のうち、何が最も貴いでしょうか。大部分の人々は、愛が最も貴いといいます。しかし、愛や生命は、いくら貴いといっても、横的であり、一代で終わってしまいます。

8 しかし、血統は縦的であり、代を継いで永遠に相続されるものです。したがって、現代人はアダムから始まるすべての先祖たちの細胞が集まっている集合体と同じです。

9 ですから、私たちはどのように生きていますか?いつも心と体が戦いながら生きています。国家間の戦いには休戦もあり、終戦もありうるでしょうが、人間の内部で葛藤している心と体の戦いには、休戦も終戦もありません。

10 人間が神に似ることができず、そのような葛藤状態に陥ったのは、人間始祖が堕落したからです。それゆえに、信仰生活をしない人であっても、人間が堕落した人間始祖の後裔であることを認めざるをえないのです。

11 ところで、アダムとエバは、堕落した後にエデンの園から追放されましたか、それとも堕落する前に追放されましたか?アダムとエバは、堕落することによって神との間に愛、生命、そして血統の関係を結ぶことができず、エデンの園から追放されたのです。

12 ですから、アダムとエバは神に祝福された結婚式を挙げることができず、サタンの主管のもとで結婚したのです。すなわち、サタンから血統を受け継いで子孫を繁殖したというのです。それゆえ、イエス様が「あなたがたは自分の父、すなわち、悪魔から出てきたものであって、その父の欲望どおりを行おうと思っている」(ヨハネ福音書8:44)と言って、人間の父がサタン悪魔であることを指摘して、戒められたのです。

13 堕落によって神とアダムとエバの間の父子の因縁が断たれて、アダムとエバが神を中心とした真の父母、真の夫婦、真の子女の愛を完成することができなかったことにより、神は直系の孫と孫娘を見ることができなくなってしまいました。

14 アダムとエバは堕落しないで完成し、縦的な真の父母であられる神を中心に横的な真の父母として一心一体となり、心と体が戦うことがあってはなりませんでしたが、サタンと関係を結ぶことによって体が心を引き回す立場になりました。

15 それでは、堕落というのは、どういう内容だったのでしょうか。聖書ではエデンの園で人間始祖が善悪の果を取って食べたのが堕落の起源であるといいます。しかし、それは聖書の重要な部分がそうであるように、文字どおりの果実ではなく、比喩と象徴で表現したものです。マタイによる福音書15章11節に「口にはいるものは人を汚すことはない。かえって、口から出るものが人を汚すのである」とあります。

16 人間は本能的に自分の欠点を隠そうとします。子どもたちもクッキーをこっそりと食べてお母さんに見つかれば、手を覆い、口を覆います。それと同じように、アダムとエバが善悪の果を手で取って口で食べたならば、彼らの目が開けたとき、手と口を覆うべきでした。ところが、彼らが下部を覆ったというのは、下部で罪を犯したことを意味しています。

17 エデンの園に5人の男性たちがいました。全被造世界の男性格主体であられる神をはじめとして、アダムとルーシェル、ガブリエル、ミカエルの3天使長がいたのです。ところが、女性はエバだけでした。そこでアダムとエバが裸で暮らしながら、ペアで仲良くしていた昆虫や動物たちの生態系を見ながら何を感じたでしょうか。

18 ですから、創世記2章17節で「善悪を知る木からは取って食べてはならない。それを取って食べると、きっと死ぬであろう」と言われた戒めは、エバの愛の問題について強力に警告されたものです。エバは、神を中心として個性を完成して神が許される祝福結婚を挙げるまでは純潔を守り、神の愛と生命、そして血統を繁殖させなければなりませんでした。

19 しかし、天使長ルーシェルが僕としての身分を忘れ、過分な欲望により、エバと不倫なる関係を結んで堕落させてしまいました。ですから、ペテロの第二の手紙2章4節には、「神は、罪を犯した御使たちを許しておかないで、彼らを下界におとしいれ、暗やみの穴に閉じ込めておかれた」とあり、ユダの手紙1章7節には、「同じように淫行にふけり…」と記されています。そのように天使の犯した罪が、姦淫の罪であると指摘したのです。言い換えれば、善悪の果は、未完成だったエバの貞操、さらには、エバの生殖器を指していたのです。

20 人間の生殖器は、神が心血を注いで、真の愛の王宮、真の生命の王宮、そして真の血統の王宮として創造されたものです。ところで、善悪の果という言葉はどういう意昧でしょうか。女性が王と関係を結べば王子を生むのであり、マフィアと関係を結べばマフィアの子どもを生みます。まいたとおりに刈り取るのです。ですから、善と悪を分かつ善悪の果だというのです。

21 そして聖書ではエバを堕落させた天使長を蛇に喩えました。なぜでしょうか。蛇は、舌先が分かれており、一つの口で二つのことを話す二重人格者を象徴するのであり、自分の目的のためには、手段と方法を選ばない存在です。一方、男性の生殖器は、毒蛇の頭と似ており、常に穴を求めて回ります。女性の生殖器は、凹形になっており、あたかも洞穴のようです。

22 淫乱は、個人はもちろんのこと、家庭、氏族、国家を破綻させます。今日のような長い歴史の終末期である末世に、世界的に起こっている青少年たちの淪落やフリーセックスの波は、エデンの園においてアダムとエバが堕落した結実なのです。

23 男性と女性がもっている生殖器の本当の主人はだれですか?夫の生殖器は妻のものであり、妻の生殖器は夫のものです。したがって、それを開け閉めする鍵は一つだけです。どのような理由であれ、スペアキー(spare key)があってはなりません。そのキーを過って使用すれば、家庭が滅び、国が滅びるようになります。

24 人間始祖の堕落によりサタンは孫をもちましたが、神は直系の孫を見ることができませんでした。ですから、メシヤが必要ですが、そのメシヤはアダムとエバが結婚を誤って偽りの父母になったのを復帰するために真の父母として来なければなりません。

25 野生のオリーブの木は、枝を切って真のオリーブの木に接ぎ木しなければなりません。ですから、イエス様はニコデモが訪ねてきたとき、「新しく生まれなければ、神の国を見ることはできない」(ヨハネ福音書3章3節)と言われたのです。だれであれ偽りの愛、偽りの生命、偽りの血統を断って、真の愛、真の生命、真の血統に接ぎ木されて天の国の民にならなければなりません。ですから、世界平和統一家庭連合が私の教えを中心として国際合同祝福結婚式を通じて真なる家庭理想の実現のために努力してきました。

26 私は命懸けで祈祷して真理を探求しました。レバレンド・ムーン以上に霊界と神をよく知る人はいないでしょう。天の戦法は打たれて奪ってくることです。サタンは、先に打って損害賠償まで支払うようになっています。また、怨讐までも愛さなければなりません。サタンまでも愛さなければならないのです。私がゴルバチョフや金日成を訪ねていって会ったのも、怨讐までも愛さなければならないという神の真の愛を実践したものです。すべての迫害は、サタンの所有権を相続させてくださる神の戦略です。ですから、個人から天宙まで文総裁に反対しましたが、かえって文総裁は発展しました。

27 神をはっきりと知らなければなりません。人間始祖の堕落によって悲嘆と嘆息の中におられる神を解放してさしあげるために、あらゆる反対を顧みず、人種と国境を超越して真の父母の名によって「国際合同祝福結婚式」を主導してきました。婚前には絶対純潔、祝福結婚後には絶対貞節を守り、絶対、唯一、不変、永遠の真の家庭の理想を実現するよう私は教育してきたのです。

28 男性は天に代わり、女性は地に代わります。したがって一度、祝福結婚をすれば、離婚は不可能です。今日50パーセントを超える離婚串によって、天倫と人倫の基本秩序が破壊されつつあります。

29 内外の貴賓の皆様、神は男性と女性のどちらを好まれるでしょうか。何であれ、後につくられるものであるほど、多くの精誠を尽くすのでより貴いのです。女性は神が心血を注いでつくられたいちぱん最後の作品です。さらに女性は男性よりも尽くしながら生きるので、神は女性のほうに関心があるのです。

30 神は、どこにとどまりたいと思われるでしょうか。神は、男性と女性が完成して真の愛を中心として一つになるとき、彼らの中に臨まれるのです。ですから、縦的な愛の主人は神ですが、横的な愛の主人はだれでしょうか。夫に対しては妻であり、妻に対しては央であるのです。

31 ところで、生命の種は夫にあります。女性は、その生命の種を受けて自分の体を犠牲にしながら、栄養素を供給し、愛により育てて子どもを出産するのです。子どもは骨と肉の99パーセントを母親からもらいます。

32 女性の体の構造を見ると、女性自身のためにできているものは一つもありません。女性の胸とヒップは、女性のものですか?赤ん坊のためのものです。男性にはない子宮も、毎月の生理現象も、すべて赤ん坊のためのものです。そして結婚した女性の生殖器もだれのものですか?夫のものですか、自分のものですか?夫のものです。

33 ですから、女性は夫のために生き、子どものために生きるようになっています。そのような妻に対して、男性たちは家庭で女王の中の女王のように侍らなければなりません。息子、娘を教育して家庭では孝子、国家では忠臣、世界では聖人、そして天宙では聖子として育てる責任も夫にあります。

34 そのように夫と妻は、主体と対象の関係です。愛の関係では男女は平等ですが、秩序と位置付けでは生命の種をもっている男性が主体です。それゆえ、夫を主体として妻と息子、娘が一心一体となって真の家庭を築いて神に奉献しなければなりません。

35 内外の貴賓の皆様、新千年の幕開けとともに世界は一つの世界を指向しています。ワン・ネイション・アンダー・ゴッド(One Nation under God)を超え、ワン・ユニバース・アンダー・ゴッド(One Universe under God)すなわち、「神のもとの一つの宇宙」になりつつあるのです。私がいち早く説いてきた「地球村大家族」の世界が実現しつつあります。しかし、ここに深刻な障害物があります。それは、人種間の差別と宗派間の対立です。これは、神のみ意ではありません。

36 例えて言うなら、白人は「北極ぐま人種」(polar bear race)のようです。北極からスカンジナビア半島を経て、イギリスを通って世界へ広がったのです。黄色人種は、アジアで農業に従事して地を愛してみたところ、「ひぐま人種」(brown bear race)のようになりました。黒人は、熱帯地方の「つきのわぐま人種」(black bear race)と同じです。彼らの皮膚の色が黒くなったのは、太陽の光が強い赤道の付近で暮らしているからです。各人種間のカラーには、優劣はありません。ただ環境の影響を受けて、保護色を異にしているだけです。

37 実際に人種の間には99.96パーセントの同質性があるという事実が知られています。神の観点から見ると、皮膚の色には何ら質的な差異がありません。そして愛の神は、人種の皮膚の色については色盲です。神は、皮膚の色が異なる人種を創造されませんでした。したがって、霊界に白人とか黒人とかいうのはありません。ただ真の愛のカラーのみが存在します。

38 そして人類が平和世界を指向していくにおいて、宗教間の葛藤が深刻です。神は、教派や宗派をつくられませんでした。宗教自体が堕落の副産物です。すべての教派や宗派の分裂は、サタンが助長したものです。霊界には国家間の垣根、教派間の垣根、そして宗派間の垣根がありません。

39 ヨハネによる福音書3章16節の「神はそのひとり子を賜ったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである」というイエス様のみ言は、キリスト教の境界線を飛び越えて救いの世界性、普遍性、そして宇宙性を説いたものです。

40 今までサタンは、様々な境界線をこしらえ、神は壁を壊してこられました。すでに霊界では、四大聖人たちを中心とした宗派間の垣根も取り壊されました。ですから、イエス様、釈迦牟尼、マホメットと孔子が互いに往来しながら交流しています。

41 それをよく知っている私は、今回アメリカ50州の巡回講演を通じてすべての聖職者に、教派を超えて一致団結することを強く勧めました。実際にアメリカの聖職者指導者連合(ACLC)を中心とした連合教会(UFC)運動を通じて14万4千の教会がこの運動の先頭に立っています。今後、家庭を中心としたホームチャーチ(home-church;家庭教会)が定着するでしょう。究極的には制度的な教会やお寺、モスクなどはなくなるでしょう。

42 そして、私が国連で明らかにしたことがあるように、世界平和のために各種の国境線の撤廃運動が活発に展開されています。世界平和超宗教超国家連合が先頭に立って、世界NGOの連合であるWANGO(World Association of Non-Governmental Organizations)を中心として、国連本部から五大洋六大州にその運動を急激に拡散させているのです。

43,内外の貴賓の皆様!新千年は聖書の歴史で7千年に当たるのであり、イエス様以降の3千年を開いていく時代です。この時代は、旧約と新約の約束が成就し、霊界が完成することで、天上と地上に天国が築かれる成約の時代です。

44 私は、摂理歴史の蕩減復帰を完結し、今年1月13日に神様王権即位式を挙行しました。その日は、人間始祖の堕落によって囚われの立場にあられた天のご父母様を解放してさしあげた日として、全摂理歴史の中で最高の祝いの日でした。それでは、今からその王権即位式を中心としてお話ししたいと思います。

45「神様王権即位式」は、天と地のすべての人々が、国をもって祝福を受け、一つの血族となり、血統が一つとなった単一民族を成した基台の上で、初めてこのような式を行うことができるのです。「神様王権即位式」のために、今まで数多くの宗教圈の中で、ユダヤ教の第一イスラエルからキリスト教の第二イスラエルを経て、第三イスラエル圈である韓国に至るまで、旧約時代、新約時代、成約時代と越えてきました。

46「成約」とは、「すべてが祝福を受ける時代」という意味です。神がつくられたすべての被造万物は、人類始祖の堕落により、祝福圏に立つことができませんでした。しかし、神は、救いの摂理の道を通じて、キリスト教を中心とした数多くの宗教を立て、万民を教育することによって段階的に引き上げ、成約時代を迎えるようにされました。しかし、主流思想でない系列の宗教は、その全貌を知ることができません。ですから、ユダヤ教とキリスト教を中心として、神を人類の父として侍りうる道を築いてきたのです。そうして、イエス様が地上に来られることで、初めて「ひとり子」という名前をもつようになりました。

47 神が失ってしまわれたこの歴史時代に、アダムとエバの失敗した歴史時代に、初めて神に愛されることのできる血統的内容を中心として、地球星にひとり子が生まれました。神の長男が生まれたのです。しかし、ひとり子は生まれましたが、ひとり娘はいなかったのです。神は、4000年間の救いの歴史を通じて、完成したアダムを再び創造なさったのと同じです。神は、アダムに似せてエバをつくられました。アダムの相対になることができるように、アダムをつくられた原則、その青写真を土台としてアダムに似せてエバをつくられたのです。

48 聖書を見ると、男性のあぱら骨を取って女性をつくったと記されています。それは、どういうことかというと、骨子を取ってつくったということです。ですから、完成したアダムは、この地上で失ってしまったものを取り戻しうるひとり子です。神は、直系の真の愛の血統を通して、アダムは取り戻しましたが、エバは取り戻せなかったのです。エバを取り戻すには、今までの堕落以後の歴史性を、再び家庭から復活させて接ぎ木し、国をつくらなければなりません。それを準備しておいたものが、ヤコブからのイスラエル民族であり、12支派です。

49 選民思想を中心として、ヤコブの12人の子女が着地して、世の中に勝利の版図を拡大させたのが、イエス様が来られるまでの2000年間のイスラエルの国とユダヤ教です。イスラエルは、外的なカイン型であり、ユダヤ教は内的なアベル型です。そのカインとアベルの基盤の上で、霊的、肉的父母の責任を全うすることにより、カイン、アベルを収拾することのできる母を選択して待たなければなりません。母を選択した基台の上でイエス様を迎えていれば、真なる霊肉を合わせた父母を迎えるようになり、霊肉が合わさったイスラエル国とユダヤ教が、カイン、アベルの立場で真の神の血統と一つになっていたはずです。

50 ですから、その一つになった祝福家庭を中心として氏族を編成し、民族、国家まで編成したものに対しては、だれも否定することはできません。ローマがいくら世界を支配するとしても、かなわないのです。外的なものは肉と同じで、内的なものは骨と同じであって、肉というのは骨を超えることはできないものです。もし、そのような立場に立つようになっていたら、イスラエルの国を中心として万国統一、神の解放と神の即位式は2000年前にすべて成し遂げることができたはずです。しかし、イエス様が、エバを復帰して家庭を築くことができなかったことにより、イスラエル民族、選民圏国家の基準まで成し遂げることができるように準備したものが、すべて壊れてしまいました。すべて壊れていったのです。

51 イスラエルが準備した、その基盤がすべて死んだも同然となったので、イスラエルの国はなくなり、7世紀になって中東からイスラム教が出てきました。イスラエル民族は、エジプトから帰ってきて祝福を受けた民族になったにもかかわらず、その中心民族の中からイスラム教が出てきたのです。ムスリムが反対する立場で現れ、怨讐になりました。アプラハムの息子であるイシマエルとイサクは兄弟ですが、お互いに怨讐となって戦う歴史が展開しました。そうして、エルサレムを中心として、十字軍とムスリムが戦いましたが、イスラエルを奪われてしまったのです。

52 それで、奪われたそのイスラエルを再び取り戻してこなければなりません。しかし、戦いによって奪ってはいけません。イエス様の時代に国家的基準のカインとアベル、右翼と左翼の立場で平和の基準をつくっていたら、カインとアベルの闘争歴史は、霊界でも地上でもすべて解決したはずです。しかし、国家形態の基準を準備したイスラエルが亡国の種となることで、「再臨」という名詞が登場するようになりました。

53 第二イスラエル圏を中心として、ローマ圏を支配することができ、超えることができる世界版図圏がキリスト教です。イエス様の体を失ってしまったので、第二次世界大戦を通して連合国と枢軸国が戦い、連合軍が勝つことによって、霊界を代表する基準においてキリスト教文化圏が世界を統一するようになりました。そうして、キリスト教が世界を統一することによって、霊肉が一つになることができる時代を迎えて、怨讐世界を完全に占領したので、連合国と枢軸国が、天の側の世界に帰属することができました。

54 この基盤を中心として、カトリックとプロテスタントが、聖霊である真の母を中心として一つになった立場に立ってキリスト教文化圏を代表し、来られる真の父である再臨主を迎えていたならば、そのときから統一天下の運勢を受けて、1945年以降3年半ないし7年後である1952年までに統一天下を築き、そのときに神の「王権即位式」が終わっているべきでした。しかし、キリスト教は、統一教会を受け入れることができませんでした。今でも彼らは、梶棒をもって追い出そうとしています。

55 なぜそうするのでしょうか。ユダヤ教がキリスト教に対して梶棒をもって、最後まで反対しながら滅びるしかない立場に向かったのと同じです。今、キリスト教が統一教会に反対しながら、全く同じ道を進んでいます。宗教圏はすべて同じです。キリスト教が、神のみ旨をすべて成し遂げてさしあげられず、仏教と儒教、イスラム教なども同様に困難な道を歩んでいます。その結果、家庭から社会、国家、世界など、どこもすべて地獄のようになってしまいました。神の願われた真の愛の理想圏は、地球星では見いだすことができない結果となりました。

56 アメリカのような大きい国にも、神が訪ねることのできる心と体が一つになった真の息子と娘はありません。神が願われる堕落していない本然の基準において、夫婦の心と体が一つになった真の家庭はないのです。父母と息子、娘が争わない家庭はないのです。個人主義化してしまったこの世は、すべてが分かれるのです。そのような転換の時期に、東洋と西洋で文化背景が異なるので、メシヤの代理的責任をもって、世界人類を東西、四方でそれぞれ収拾してきた宗教形態が、正に仏教や儒教、イスラム教、キリスト教なのです。

57 では、再臨主はだれかというと、真の父母です。真の父母は、何をもってくるのでしょうか。真の愛と真の血統をもってくるのです。偽りの父母は何かというと、偽りの愛と偽りの血統をつくりあげた存在です。堕落していない本然の世界では、神を中心として真の家庭を築かなければなりません。真の息子、娘の家庭を築くには、真の血統がつながらなければなりません。真の父母の子女になるには、真の父母と血統がつながらなければなりません。「父母」と「子女」という言葉、「父」または「子」という言葉は、血統がつながらなくては絶対に成立が不可能です。それは、神も引き裂くことはできません。堕落したサタンも引き裂くことはできません。そのために、成約時代の真のご父母様を通した祝福による真の血統は、旧約時代と新約時代の失敗の蕩減復帰を可能にしうるのです。

58 真正なる神の血統、本然の基準に接ぎ木してそれが野生のオリーブの木の畑であっても、真のオリーブの木の血統において、真の愛を中心として一心、一体、一念となって、生死圏を行き来しなければなりません。個人的な生死圏、家庭的な生死圏、国家、世界の生死圏、いかなる犠牲があっても越えていくというような心情をもった人は、サタンが関与することはできません。国家基準以上越えるようになれば、すでに完成圏、直接主管圏内に入るので、サタンとは関係を結ぶことができません。イエス様も、もし結婚していたのならば、亡くなられることはありませんでした。殺すことはできません。これは、相対理想の直接主管圏に連結することができるからです。

59 原理でいえば、責任分担を完成した基準になっているので、直接主管圏内に入るのです。直接主管圏は、神の血統が連結されているので、サタンが断ち切る道理はありません。その過程において、心情一致しうる、その立場になることができずに、堕落したために問題になったのであって、アダムとエバが夫婦になって、真の愛で愛し合ってさえいたならば、永遠に堕落することはできないのです。サタンが奪っていくことはできません。しかし、この過程で実が熟しませんでした。実が熟さなければ、いくら実を地に植えようとしても、種は生じません。それで、永遠の生命が存在しないので、死んだ生命のようなものを処置する所が地獄です。それは、神とは関係がないのです。

60 親子関係というものは、父母の血統が連結されなければなりません。その血統は、ただそのままでは連結されません。独りでは、血統は連結されえません。男性独りの血が連結されただけではだめなのです。男性と女性の血統が一つにならなければなりません。宇宙の根本の道理は、性相と形状の血統が一つになったその場で、つまりお互いにとって好ましい立場で、性相となる心が喜べば、形状である体も共に喜ぶことができる立場で、人間を創造したというのです。アダムの家庭を中心とした実体の大きな木のように、その実体を中心として、アダムとエバを創造した、その実体的対象を繁殖して東西、四方、世界いっぱいに満たして、天の国の民を繁殖することのできる数多くの分工場を拡張するのです。

61 そのようにすることによって、天の民を満たして、霊界にいる神と地上の実体の父母が、地上で暮らしながら、共にそれを生産するにあたり協力するのです。そして、霊界において永遠に暮らすことのできる一体として復帰され、天上世界の国、地上世界の民と地を中心として、地上、天上理想天国を完成するのです。それゆえ、神とサタンまでも和解して、ユダヤ教と来られる主、それから周囲にある宗教と和解させるのです。イエス様が来られて、家庭を中心として国家の和合が成され、主権さえ備われば、そのときにすべて終わります。

62 しかし、それが終わらなかったので、世界の途上で、第二次大戦以後に世界国家であるアメリカ(アメリカは世界の第二次的なイスラエル圈)が、第三次地上、天上の主権、覇権の主人として来られた真のご父母様に出会い、地上統一、天上統一の基盤を造成したならば、第三イスラエルの天国出発と同時に、第三解放圈、地上、天上天国の解放に連結されたはずです。それが40年間かけて巡り、今日まで56年の歳月が過ぎました。そして、この時代に「神様王権即位式」を行うことができたというのは、夢のような話です。

63 だれが、神の「王権即位式」をしてくれるでしょうか。最初に、だれが神の「王権即位式」を台なしにしたのですか?サタンとアダムが台なしにしたのです。アダムとエバが真の父母になることができなかったためにサタンが入ってきて、この地上に真の父母の血統的基準を立てることができなかったのです。堕落によってサタンの血統が残ることになったので、これをすべて否定して、引っ繰り返さなければなりません。それは神もできず、サタンもできません。

64 サタンが今までつくっておいた自分の国を、自らが壊してしまうのは難しいのです。だれでも、自分がつくったものを改造することを嫌います。サタンも同じです。それを神が引っ繰り返すこともできません。神が引っ繰り返すことができるならば、エデンの園で、アダムの家庭を失ってしまわなかったはずです。いずれにせよ、理論的にも神が手をつけられないのは間違いないので、神が手をつけられないことに手をつけうる人物がだれかというと、完成したアダムです。本然の愛の家庭をもつことができるそのような家庭は、アダムの家庭以外にはありません。

65 中心が問題です、中心!復帰も中心がなくて完結することができるでしょうか。それでは、祝福家庭の中心とは何でしょうか。だれが祝福してあげるのでしょうか。真の父母が祝福してあげるのです。だれが結婚式をさせてあげるのでしょうか。自分の息子、娘に対して、血統を合わせて父母に似るようにしてあげる、その結婚式をだれがしてあげるのでしょうか。堕落しなかったならば、だれがしてあげたでしょうか。真の父母がしてあげるのです。堕落は、天使長に引っ張られていったので、今日の結婚式は、社会の有名な人、名のある人が主礼をします。それは、横にはしごを架けて、上がっていこうと考えるようなものです。

66 昨年の10月14日、聖人と先生の息子、娘、祝福を受けた家庭が一つになり、霊・肉界の宗教圈統一式をしてあげました。そこで何を語ったかというと、「真のご父母様は家庭の王である」ということです。今まで、家庭の王、天地を代表した中心位置に立った家庭の王がいましたか?家庭の王になるには、すべてのものの中心にならなければなりません。「父母の中の父母」にならなければなりません。それから「長子の中の長子」にならなければなりません。長子の王が、まず家庭をもつのです。

67「逆婚」という言葉があるでしょう?結婚は、引っ繰り返してすることはできません。順番にしなければなりません。最近では、逆さまにも行って騒いでいます。また、それは復帰という内容と呼吸が合うので、こちらにも合わせ、あちらにも合わせて、逆にしても通じるというのです。しかし、本来は、長子、次子、生まれた順番に結婚しなければいけません。しかし、そのように混沌となっているので、最近では親族相姦関係が現れています。姦淫するというのです。おじいさんが孫娘と連れ添い、おじいさんが嫁と連れ添っています。親族相姦関係が生じたのです。人々は、中心が分からずに回っているので、お互いにー緒に連れ添ってみるのです。

68 今は、そのようなことをする大混乱の時代、家庭的大混乱の時代です。一家、親族を問わず、自分の系列を把握することができないほどであり、1度なのか、0度なのか、360度なのか、180度なのかも分からないほどなので、0度でも360度でも180度でも、お互いに回りながら合わせてみるのです。それゆえに、民族を移動して世界が乱交する事件まで展開するのです。最近では、外交官というような人々が外国に行けば、その国にどれほど旗を差して帰ってくるか、どれほど女性と相姦関係を結んでくるかというような乱交時代となりました。

69 このようなことを、だれが収拾するのでしょうか。神も、エデンの園でアダムとエバが堕落することに干渉することができず、サタンが結婚することも干渉することができなかったのですから、「終りの日」に干渉する道理があるでしょうか。結局、偽りの愛、偽りの生命、偽りの父母によって偽りの血統が生じたので、真の父母が来て、これをもう一度蕩減復帰、つまりこれを否定して引っ繰り返さなければなりません。したがって、「死なんとする者は生きる」という言葉は、死亡世界に生きている者が、死ぬような境地に立ったとしても、蕩減を果たすまで生き続けることのできる余力があってこそ、初めて生きるということなのです。死ぬことを悲しみ、逃げたいと思う人には、永遠に復活圏がありません。それゆえに聖書には、「死なんとする者は生き、生きんとする者は死ぬ」と記されているのです。

70 ですから、神も同じであり、真の父母も同じですが、天の国に行こうとする者は、どうでしょうか。気が狂うほどでしょう。神も、生きんとする人間の一つ一つの生命を生かそうとするためには、その反対に、死ぬ境地に行かない限り、生かしてあげることができるように支えることはできません。断崖から落ちた人に縄をかけて助けようとすれば、死ぬほどの力を尽くして引き上げなければなりません。そのような生死の基準を超えてこそ、人も生き、神も生きるのです。メシヤ、あるいは救世主という人は、神よりも、もっと苦労しなければなりません。神は楽にしてさしあげ、食べさせてさしあげたとしても、自分は、死ぬほどの苦労をしようとしなければなりません。

71 西洋人は、「自由、自由、自由!」と叫んでいるでしょう。いくら西洋の教育制度が整っているとしても、西洋人には堕落圏内の自由の概念しかありません。家庭観、社会観、国家観、世界観、宗教観、神の摂理観のようなものがありますか?アジアの教育と西洋の教育は、180度違います。家庭観も違います。ですから、西洋の制度は、「終りの日」に混乱するようになるのです。個人主義の観点では、そのようなことが分かりません。氏族、民族、国家、世界、天宙の概念がないではないですか。どのようにして、それを悟らせるのでしょうか。

72 文総裁が個人観、家庭観、社会観、国家観、世界観、宇宙観、神観を完成し、神を解放しなければならないことを教えてあげました。小さなことから始めて、神を解放する最高の段階にまで上がってきました。それでは、どのようにして、それを成すのでしょうか。心と体を統一することから始めるのです。絶対的に心と体が一つとなった位置から家庭、国家、世界、神まで進んでいくのです。西洋人たちは、どんなにその位置まで進みたくても進んでいくことはできません。なぜでしょうか。個人主義の概念をもっているからです。個人主義の概念が怨讐です。それが神の怨讐であり、宗教世界の怨讐であり、良心世界、天国世界の怨讐です。すべてのものの怨讐です。それはサタン、天使長の立場につながるのです。

73 皆様は、ここに見物に来たのですか、それとも文総裁の話を聞いて、困難な峠を踏み越えていくために来たのですか?それが問題です。そこには、個人主義的概念はありえません。ハーバード大学を出た、エール大学やオックスフォード大学を出たといっても問題は同じです。むしろ労働者や無学な人たちのほうがましです。フリーセックスを好む人たちは、だれですか?白人ですか、だれですか?黒人がそれを好むとすれば、それは白人から学んだのでしょう。

74 このように考えなければならないのです。フリーセックス、ホモ、レズビアン、このようなものは、間違いなく麻薬中毒とエイズにかかるようになります。麻薬とエイズのために(人類が)全滅するようになっています。アフリカでは、60パーセントがエイズにかかっています。 15年、20年以内に滅びると見るのです。エイズの潜伏期間は、8年から12年です。ですから、2代ですべて滅びます。

75 国連を中心として見るとき、非政府機構(NGO)も多くの問題点を抱えています。その人たちに、「最も難しいことをしなさい」と言えば、それをする人がいるでしょうか。 NGOの責任者たちは、現在の政権や社会悪を中心として、あれこれと指摘しますが、私のように、国連の役割や共産主義と人本主義を料理する問題などを指摘するでしょうか。あまりにも次元が高く、聞いてもぼう然とするだけです。そのような高い次元の内容を知ってこそ、初めて反対することもできるのであって、反対することはできません。彼らは、「正しいことは正しい」と言うのです。

76 青少年の淪落と家庭の破綻、エイズ問題、特に純潔な血をどのように残すのかという問題を、彼らは知りません。それに対する解決方法は、大統領や国連事務総長など、だれも分からずにいます。彼らは「これは、うそか本当か?」と言うのです。

77 今から「神様王権即位式」以降の条件についてはっきりと教えようと思います。今までの問題は何かといえば、血統が問題です。「血統」は、英語で何と言いますか?プラッド・リネージ(blood lineage)です!これが最も重要です。自分の国の王が重要なのではありません。父母も必要ありません。社会団体や政府も関係ありません。学校も関係ありません。今、この世界には数多くの国がありますが、神に属するものは一つもありません。サタンに属しているのです。今からは、ほかに方法はありません。神に従い、真の父母に従う以外には、中心の位置はありません。

78 そして、アメリカのような自由世界、民主世界は、ユニオン(union労働組合)ゆえに多くの問題を抱えています。しかし、ユニオンは問題がないというのです。労働者、農民のユニオンがあるのと同じように、ストック・オーナ~- (stock-owner)、株主のユニオンをつくれというのです。

79「労働者ユニオンと株主ユニオンの二つが一つになって、私たちの家族をきちんと食べさせて養わなければならないので、今年は、昨年の生産量を超えなければならない。だから、労働者ユニオンと株主ユニオンが一つになって競争しよう。そうして、利益が出れば、三年間ほどは主人に渡さずに、自分たちで分けるのだが、労働者ユニオンが一生懸命に働けば、その分の何パーセントをより多く与え、株主ユニオンが一生懸命にすれば、その分を多くもらおう」と、このようにします。こうすれば、闘争が生じるでしょうか。西洋社会で、このように考える人はいないのです。

80 それができないときには、「宗教連合の世界組織よ、集まりなさい。全世界の祝福家庭は、集まりなさい。今から宗教ユニオンをつくろう」と呼びかけるのです。

81 そのように、宗教ユニオンをつくれと言えば、つくりますか、つくりませんか?ですから、ユニオンに対しても「退け」と言えば、共産党は退くのです。ロシアにユニオンがありますか?ありません。中国にユニオンがありますか?ありません。北朝鮮にユニオンがありますか?ありません。それでは、なぜ先進国にユニオンができたのか、その動機は何でしょうか。ロシアが外交政策で、その国々を滅ぼすために、「仕事をせずに、血を吸い取りなさい」というのです。ですから、文総裁の言うとおりにすれば、ユニオンの抱える問題点は解決することができます。

82 今からは、どのように思おうと、好きでも嫌いでも、東洋人でも西洋人でも黒人でも、人として生まれた者は、神のみ旨と文総裁の教えを聞かなければ、困るようになるのです。ですから、初めから困難な立場に立つのではなく、きょうから新しく決心しなさい、というのです。一度決心したら、いくら難しい迫害があっても変わってはなりません。今からは、確信を抱かなければなりません。

83 今日、この新千年時代に何をすべきかというと、今まで神も解放されず、真の父母も解放されませんでしたが、今や解放された天地父母と子女になったので、恐れてはいけません。監獄に入ったとしても恐れてはいけません。自分が、天国に早く行きたいのに、若くして行くならば、どれほど良いでしょうか。それが損することですか?天上天下、全宇宙が、自分の手の中に入って、主人になるのに、どうして否定するのですか?死のうが生きようが、心配することはありません。そのようになっていなければなりません。

84 今日、「神様王権即位式」を行うことによって、国が変わりました。今や、み旨の道のために心配しなければなりません。神は、み旨の先頭に立つことができず、今まで恨を抱いておられます。ご自身の願いどおりになさることができずに恨に満ちています。神がなさりたいとおりにできるよう、後援部隊になりなさいというのです。

85「神様、なぜこのようになさるのですか。きょう、早朝に忙しいことがあって、私より早く降りていかれるなら、私を起こして連れて行くべきでしょう。今までは、目覚めさせるために神様が働かれましたが、今からは変わる時ではないですか。お父様は、息子よりも立派なのに、息子、娘よりもっと苦労し、何とかここまでたどりついて、即位式までなさったのに、その即位式の権限を中心として、一声の号令で、天下がするするっと巻き込まれて落ちていくはずなのに、なぜ、お出ましにならないのですか。私がご案内します」と言うのです。お出ましになられなくても、案内ならできるでしょう。今からは、時が変わったのです。

86 皆様は、どのように個人完成をするのか分かるでしょう。個人の心と体が、一つになることが分かるでしょう。堕落するときに、サタンの血統を受け継いだ体が、堕落するときの愛が、堕落していないときの、愛を知らない良心の力よりも強かったのです。これが問題です。どんなことがあっても、体が願うとおりにしてはいけません。これから守るべき鉄則は何かというと、第一に、死んでも血統を汚してはならないということです。第二に、人事処置を誤って、人権を蹂躙してはいけないということです。男性でも女性でも、黒人でも白人でも平等です。人権を差別したり、蹂躙してはいけないのです。責任者たちは、自分の心にそぐわないからといって、むやみに人事処置をしてはいけません。心にそぐわないからといって、むやみにすることはできません。

87 人権を正しく指導することにおいては、真の愛、為に生きる愛をもって暮らす人が主流です。天地創造は、そこから始まりました。その主流思想をばらばらにしてしまうのは許すことができません。罪の中で二番目の罪です。第三に、公金を盗んではならない、公金を自分勝手に使ってはならないということです。以上の三つです。監獄に入る人の70パーセント以上が、この問題で、そこにいるのです。監獄に入っていってみれば、そのようなことが分かります。人権を蹂躙し、血統を汚し、男女問題に引っかかっています。それから金銭問題、権力問題です。お金と知識と権力が怨讐だったのです。

88 これから祝福を受けた血統は、神の血代であり、神の真の愛と真の生命を受け継いだわけですから、堕落世界に染まった、今までの習慣的な行動によって汚してはいけません。

89 その血統を守ることができますか?夫婦になっている人も、配偶者がいない人も、独りでもよいので、「完全な血統を汚さない」と決心し、そのように誓う、きょう、この日にならなければなりません。きょうの記念の日を忘れてはいけません。夫婦げんかをしても、「正月13日、13数!」と言えば、おさめなければなりません。西洋では、「13」というと、最も悪い数です。それは12か月の真ん中にある「中央数」です。中央に12か月が入って、天地の道理が循環しなければならないのに、これがないので、すべてが混乱して道理的な混乱世界になっています。これを正そうというのが、天の願いなのです。このことを知ってからは、「たとえ千回、死ぬようなことがあっても守らなければならない」と、鉄石のような決意をする、この時間としなければなりません。

90 天の国の憲法第一条が何かというと、「血統を汚さずにきれいに保存して、純潔な血統を永遠に守りなさい」ということです。第二は、「人権を蹂躙してはならない」。第三条は、「公金を略取してはならない」。きょう、この記念日に天の国の王権を維持して、皆様が王権の前に民となり、父母となり、妻子となり、兄弟となるためには、これが絶対に必要です。ですから、お兄さんを無視することはできません。また、弟が体が不自由だからといって、無視することはできません。親戚を無視することはできません。この世の中では、すべて無視するでしょう。

91 大学を出た人は、知識があるからといって、高等学校だけ出た人も無視します。そのようにすれば、人権蹂躙になります。公的な環境を破壊させることは、国家財産の略取と同じように恐ろしいことです。そのように暮らす人は、いくらうまくやろうとしても、できません。そのように暮らしてみてください。いくら神に祈祷しても、うまく伝道することができません。門の前に人が来ても、背を向けて帰ってしまいます。

92 負債を負う人は、天下がすべて嫌います。金氏一族ならば金氏一族の中で、一族を代表して問題を起こし、負債を負うことを喜ぶ人が、どこにいるでしようか。後には、道を行く人まで捕まえて、逆さに水たまりに投げ込んでしまうのです。そのような時が来ます。この三つについて分かりましたね。この三つを一度指を祈って数えてみなさい。独り、内心で決心したことを、一つ、二つ、三つ、一つ、二つ、三つと、何度も繰り返してみなさい。純潔、人権、国家財産の略取禁止の問題について、はっきりと理解して習慣化しなければなりません。口さえ開けば、目覚めさえすれば、そのような言葉が出てくるようでなければ行動できないのです。

93 そこに付け加えるならば、一生の間、愚かな人やあらゆる人をすべて連れて生きてきたので、何らかの事情がないでしょうか。皆様が生きていくのに何か事情はないでしょうか。そのとき、そのような事情がたくさんあるはずですが、そのような法に引っかかるまいと努力すれば、それらの事情にすべて打ち勝った人になるはずですから、文総裁が言うまでもなく、天国に入るようになるでしょう。では、どのようにすべきでしょうか。どのように暮らしますか?幸福に暮らすべきでしょう。独りで暮らすことが幸福といいますか?共に暮らすのに、幸福に暮らす中に、何が含まれるでしょうか。

94 神の公式、法度によって立てられた中で、どのような環境で、どのような人たちとともに暮らせば、幸福に暮らしているといえるのか、ということです。簡単です。それも三つです。父子関係、夫婦関係、兄弟関係です。兄弟関係は、夫婦の前では子女になります。子女関係、兄弟関係だというのです。自分の家庭を中心として、父母がいて、それから夫婦がいれば、息子、娘がいます。したがって、父母の前で、自分にとっては兄弟関係と同様に親戚の8親等、4親等以上が、すべて連結されて入るのです。それで、父子関係、夫婦関係、子女関係です。これが連結されれば、兄弟は自ずと生じるのです。子女関係を兄弟関係といってもかまいません。彼らと一つになって、幸福に暮らさなければなりません。幸福に暮らすことができるよう指導しなければなりません。お互いが手本になってこそ、幸福に暮らしているといえるのです。

95 手本になっていなければ、間違って暮らしているということです。父母の前に、夫婦の前に、子女の前に手本になることができるように暮らせば、幸福に暮らせるようになるのです。そのように幸福に暮らせば、どうなるのでしょうか。家庭のモデルは、国と天国のモデルと通じるのです。天の国の王がいて、地上の王がいるならば、その王たちが幸福に暮らしている家庭を訪問する日が来ます。毎年、年初めに、その国で最も幸福に暮らしている家庭を訪問し、表彰する時が来るのです。そのように暮らす、祖父から始まって父母、夫婦の3代が四位基台理想を備えることができた、そのような家庭に賞を与えるのです。

96 そのような家庭が、その国にあれば、先に賞をもらった家庭が、後代に賞を与えることができる責任者となり、国王に代わった国の中心、大統領の家庭に代わって賞を与える時が来ます。これも三つです。父子関係、夫婦関係、子女関係です。子女関係が嫌ならば、兄弟関係、と言ってもよいのです。兄弟関係というのは、兄弟が一つになることによって、それを子女たちが見て、似るようになるのです。それゆえに、兄弟関係も子女関係も、共同責任の下で和解して影響を及ぼしながら、主体的な位置に立つために生きた人になれば、天の国のだれであろうとも自分を締め出すことはできません。

97 今から、逆賊として追われて死ぬようなことがあったとしても、この法を守って生きれば、間違いなく天の国の皇族圈になって、どこでも自由、統一、解放の家庭になります。きょう、このことを肝に銘じてくださるよう願います。これを標語として定めるのです。 3000年(に向けて)の標語の中で、純潔血統、人権平準化、そして国家公的財産の略取禁止。それから父子間において、夫婦間において、子女間において手本になろうということです。町内がすべて、「あの人について行くべきだ」と言い、「あの人のようになりたい、共に暮らしたい」と言えば、その人は間違いなく天国の民となり、天国に記憶されうる人になります。文総裁自身も、そのように生きています。

98 きょう、「神様王権即位式」で宣布した最も重要な三大鉄則についてお話ししました。それは、私たち人間が、公人として必ず守るべきものであり、家庭に入っても、国に入っても絶対に引っかからないようにするための指針です。きょうこの日に、正に記憶するに値する内容であるということを肝に銘じ、生涯の標的としてくださることを願います。成約時代には、天上世界をはっきりと知らなければなりません。

99 どうか、霊界を一生懸命に研究して、神を中心とした祝福を受け、真の血統の家庭を築き、為に生きる生活を通して永生の準備をするように願います。今、人々は、有限な人間の能力とは比べものにならない天運のみ手を感知しようと努力しなければなりません。生きておられる神のみ前にあって、真に柔和謙遜な姿勢で、天の真なる血統を輝かせる孝子、忠臣、聖人、聖子の道を行く者が、幸福な天国人なのです。100神の王権時代を迎えて、神の主権を輝かせ、超国家的に心情文化世界を創建するにおいて、共に同役者となられることを願います。神の祝福が、いつも共にありますようにお祈りいたします。どうもありがとうございました。*












▲ 目次へ

5.真の私を探そう


天宙の王座


 この講演文は、2001年10月21日(月)、アメリカのニューヨーク・ヒルトンホテルで開催されたIIFWP (世界平和超宗散超国家連合)2001総会の閉会の辞である。


5.真の私を探そう



1 尊敬する内外貴賓、ならびに紳士淑女の皆様! 早くも、この意義深い会議の幕が下りると思うと、名残り惜しい気持ちを禁じえません。しかし、今や時間がありません。これから、私たちは皆、神が下さった使命を胸の中に刻み、第一線に出ていかなければなりません。

2 私たちが躊躇してためらえばためらうほど、人類はますます抜け出すことのできない苦境に立たされることになるでしょう。世界を一度見渡してください。皆様のほかに、だれが今日の人類が抱いているすべての問題を解決することができるとお考えですか。

3 明日には韓国を発たれる皆様に、私は今晩、形式的なお別れめ挨拶をするよりは、皆様を兄弟のように信じて深い心情を分かち合いたいという気持ちで、天がこの時代に私を通して人類に与えようとなさる真理の一端をお伝えしようと思います。「真の私を探そう!」という題名でお話します。

4 皆様、神の創造理想を完成するものは、何であるとお考えですか。皆様が、神の真の愛と真の生命、そして真の血統の因縁を中心として真の種となり、真の家庭、氏族、民族、国家、世界へと芽を出して育つことです。

5 しかし、人間の始祖の堕落によって、人類は神の真の愛と真の生命、そして真の血統とは何の関連もないサタンの偽りの愛と偽りの生命、そして偽りの血統の後裔となり、偽りの種に転落してしまいました。これが人類の悲劇であり、私たちが解決しなければならない最も大きい課題なのです。

6 神は、救いの摂理を展開してこられながら、旧約時代には万物を通して人間を覚醒し、新約時代には直系の子女を通して人間を覚醒し、そして成約時代には父母を通して人間を覚醒なさるのです。そうであるなら、今まで何を覚醒してこられ、今は何を覚醒なさるのでしょうか。

7 果たして、私たちは何を根拠に「私」という主張ができるでしょうか。皆聞きたくない話かもしれませんが、今日まで人類は堕落した後裔として真の価値を見いだすことができませんでした。

8 神は、人間を創造なさった後に、「私たち」という立場で真なる家庭を立て、その家庭を拡大発展させて、ご自身の創造理想である平和世界を地上に築こうと計画なさいました。しかし、その人間始祖の堕落によって真の「私」の位置を誤まって理解したために、神も「私たち」という言葉を使用することができませんでした。神が「わが子」と呼ぶことができる関係を結ぶことができなかったのです。

9 したがって、私たちの抱いている「私」という概念は、神の創造理想とは何の関係もないのです。ですから私たちは、自らを完全に否定しなければなりません。

10 それならば、人間は「私」という主張をどこから始めたのでしょうか。堕落した世界において、アメリカならば、アメリカの国民として教育を受けた歴史的な伝統とか国家的伝統を中心として「私」という意識をもつようになりました。

11 まず、私たちはそのような「私」ではない、完全な「私」の位置を探さなければなりません。そのためには、「私」を完全に否定しなければなりません。それでこそ、心と体が完全な統一を成すことができます。

12 考えてみてください。天と地が公認しうる完全な「私」を探し立て、完全なる家庭を築き、その上に完全な国家、世界を建設する前に、どうして神が不完全な私たちのことを、ご自身の真の愛と真の生命、そして真の血統の圏内に立てておいて、「私たち」と呼ぶことができるでしょうか。

13 神は、「私たち」と呼ぶことのできる真の男性と真の女性、すなわちご自身の真の息子、娘を探すために、復帰摂理を展開してこられたのです。そうであるなら、私たちは神の前で真の「私」であると主張しうるかということを考えてみなければならないでしょう。

14 いや、それよりもまず、私たちの心と体が一つに統一されていると自信をもって叫びうるか自問すべきです。その問いに対してはっきりと答えることができなければ、私たちはいまだに行くべき道が遠いということを認めざるをえないでしょう。

15 神は愛の主体であり、生命の主体であり、血統の主体であるため、永遠に不可分の一体的な基準に立つことができる、そのような真の息子、娘を探してこられました。すなわち神は、真の愛を中心として心と体が一つとなり、絶対信仰、絶対愛、そして絶対服従の観念をもつことができる、そのような息子、娘を待ってこられたのです。

16 必ず、真の愛は相対と一緒になって成しうるようになっています。男性が一人で愛を完成することができますか? 相対がいなければなりません。父母も子どもがいなければ、父母の愛を探し出すことができません。神も一人では愛の理想を完成することはできないのです。

17 まさに、これが神が人間を創造された理由なのです。まず私たちは、心と体の統一により個人完成を成し、その土台の上に神と縦的な父子関係を樹立しなければなりません。

18 しかし、縦的な関係だけをもってしては「私たち」という言葉は成立しません。必ず、横的な関係と調和を成さなければなりません。ですから、男性と女性が祝福結婚を通して真の夫婦の関係を結び、子女を生み、真の家庭を築き、三代を中心として四位基台を完成してこそ、初めて神は「私たち」という言葉を語ることができるようになるのです。

19 そうであるなら、私たちはどのようにして、その位置まで進むことができるでしょうか。神が万物を創造されたその位置を訪ねていけばよいのです。神がどのような立場で創造をなされたと思いますか?絶対愛と絶対信仰を中心とした絶対投入でした。神ご自身の利益や事情を考えることのできる隙間はありえませんでした。まさに、完全に百パーセント与えても、さらに与えるという為に生きる愛の始原がそこにあったのです。私たちの家庭でも同じことです。神の立場にある父母は、真の愛を中心として息子、娘のために完全投入、絶対投入により、犠牲となるのです。

20「正分合」の論理で見ると、まず夫婦が「正」の立場で縦的な軸を立てなければなりません。そして、「分」の立場で横的に一つになれば、「合」の立場で子女たちが一つになり、完全な「私たち」の概念が設定されるのです。それが四位基台の完成であり、三対象の目的の実現なのです。

21 家庭こそ天が私たちに下さった最も貴い贈り物に違いありません。家庭という環境がなければ、どうして「私」を探し、「私たち」を考えてみることができるでしょうか。家庭こそが愛と平和、そして幸福のゆりかごなのです。

22 皆様、私たちは世俗的な名誉、知識、権力や財力に引き回される愚を犯してはなりません。世の中にいくら優秀で有名な者がいるとしても、その人の心と体が一つとなれず、天と縦的に連結できなければ、かわいそうな人です。その人が天に抱かれ、「私たち」と呼んでもらえないならば、神の創造理想である平和世界の実現と何の関係があるでしょうか。

23 皆様、「真の私」をどこから探し出すのでしょうか。為に生きる真の愛を実践する場でなければ探すことはできません。完全に自分自身を否定し、家庭のために生き、国のために生き、世界のために生き、そして神のために生きるようになれば、「真の私」は自動的に探し出されるのです。これが復帰摂理、救いの摂理の道を歩んでいる人間たちの避けることのできない運命なのです。

24 私たちは、むやみに自らを前面に打ち出してはならないでしょう。長い歴史の裏通りで「真の私」を探し求め、恨に満ちた復帰摂理を展開してこられた神の心情を少しでも知るならば、だれもむやみに自分自身を主張することができないでしょう。

25 私たちは寝ても覚めても理想家庭の完成のために生きなければならないでしょう。神が千年万年待ってこられた理想家庭さえ立てられるならば、それが地上天国の基盤となるでしょう。ですから、そのような家庭で神の恨みが解かれうるのです。

26 皆様!太陽を仰ぎ見ても恥ずかしくなく、海を見ても堂々とし、そして万物の前でも一点も隠すものがない真なる「私」を探し出して、神が「私たち」と呼んでくださることができる家庭を立てましょう。

27 今一度、本大会のために、忙しい日程を後にし、最後まで共に参加してくださった世界の指導者の皆様に深い感謝を捧げます。皆様が帰られたら、今回ここで学んで悟られた真理を広めてください!天の任命状を受け、平和世界の実現のための平和大使としての自負心をもち、第一線に出ていかれるようお願いします。神の祝福が共にあらんことをお祈りします。ありがとうございました。*












▲ 目次へ

6.神と人類が求める平和の国と世界


天宙の王座


 この講演文は、韓国8か都市での天宙平和統一国大会(10.29〜11.6)、日本8か都市での天宙平和統一国大会(11. 5〜11.12)、そしてアメリカ8か都市での天宙平和統一国大会(11.26〜12.15)で講演されたみ言である。


6.神と人類が求める平和の国と世界



1 尊敬する各界の指導者の皆様、きょう歴史的な大転換の時を迎え、韓国の統一と世界の平和を憂える指導者たちが一堂に会しました。

2 去る9月11日、ニューヨークとワシントンD.C.で起きた惨劇は、全世界に驚くべき衝撃を与えました。現代文明と人類の未来についての深刻で根本的な問いを提起することとなりました。

3 おりしも、去る10月19日から22日まで、ニューヨークで意義深い国際会議が開かれました。私が創設した「世界平和超宗教超国家連合」と世界の NGO の連合である「WANGO」の共同主催により、全世界101か国から前職・現職の国家元首、ユダヤ教、キリスト教、回教、仏教、儒教など主要な宗教の最高指導者、学界、各国の NGO 団体の代表など400余名が参加し、今日の世界が直面している危機を平和的に解決するための方案を、真摯に、かつ深刻に討論しました。

4 世界で唯一残された分断国家である韓半島は、中東地域とともに、地球上で最も注目されている紛争地域の中の一つです。

5 恒久的で根本的な平和世界の実現についての私の構想を、開会演説で明らかにしましたが、きょうこの時間、それに対する私の所見の一端を分かち合おうと思います。きょうお話する題目は「神と人類が求める平和の国と世界」です。

6 人類は歴史を通して絶えず平和世界を希求してきました。しかし、その夢は一度も実現しませんでした。振り返ってみると、政治的、および軍事的に激しく対立していた冷戦が終息すると、多くの人々は、高度化した科学文明の基盤の上で、人類が念願してきた平和と安定の新時代が来るものと期待していました。

7 ところが、葛藤と憎悪、そして利己的な欲望が私たちの中にそのまま残っており、また別の形態のより大きな災禍を招来したことを遅まきながら実感しています。罪無き人々への暴力が罪悪であるのは自明であり、そのような行動は必ず終息されなければなりません。

8 そのような葛藤と闘争を根源から除去することができる解決策は何でしょうか。憎しみと葛藤、そして闘争の種はどこに植えられ、根を下ろしているのでしょうか。それは人類始祖の家庭に植えられ、根を下ろしました。その根から、人類の葛藤と闘争が育つようになりました。

9 そうであるなら、その葛藤と闘争を解消し、平和を実現する道はどこに求めなければならないでしょうか。これまで人類は、葛藤と闘争を克服し平和を実現しうる道を、政治や外交的な努力、あるいは、経済的な力や軍事力を通して、探そうと試みてきました。

10 しかし、そのような方法は根本的な解決策にはなりませんでした。根本的で唯一の方法は、失ってしまった人間始祖の家庭、すなわち、神の理想家庭を復帰することです。神を中心に侍った家庭、真の愛を中心として完成した家庭を復帰するのです。

11 神は、真の愛の本体としておられ、人類にとっては無形の真の父母であられます。愛は一人では成り立ちません。必ず相対を通して結実します。人間は、神の真の愛の実体対象としてつくられた子女です。

12 神は、人間に「生めよ」と言われた第一祝福を下さいましたが、その祝福は、人間は真の愛の完全な相対、すなわち真の人になれというものでした。だれもが自分よりも相対が優れていることを願います。

13 神は真の愛の相対である人間に対し、投入して忘れ、さらに投入して忘れながら、無限に与えたいと思う父であられます。愛の出発は無限に、為に生きるところから始まるからです。

14 神は、人間に「ふえよ」という第二祝福を下さいました。人間始祖は神の子女として育って完成し、神と心情圈の一体を成して真の夫婦とならなければなりませんでした。さらに彼らは、神から相続した真の愛、真の生命、そして真の血統を子女に伝授する真の父母とならなければならなかったのです。

15 このように神の創造理想は、人類の最初の家庭から、縦横に真の愛の完成をなすことでした。神の愛が絶対、唯一、不変、永遠なものであるように、神に仕える家庭も真の愛を中心として、絶対、唯一、不変、永遠でなければなりません。

16 ここから人間は神と一心一体となった実体となり、完全な自由と幸福、そして平和の理想を完成するようになります。このとき、人間は宇宙万象に歓迎される真の愛の主管主となるのです。

17 これが神の人間に対する第三祝福です。第三祝福は、人間が万物を主管しながら、幸福な生活条件を備える祝福です。それは生態系と自然を真の主人の立場で保存しなければならない管理の責任も含まれているものです。

18 ところが、人間始祖は神の真の愛の家庭を築くことができませんでした。真の愛を中心とした真の人、真の夫婦、そして真の父母になることができなかったのです。

19 人間始祖が神に逆らい、堕落し、楽園から追われた後、神の祝福とは何の関係もない偽りの愛を中心として夫婦となり、子女を生み、今日の人類世界が形成されました。

20 有史以来、人類は神に侍る真の愛の基盤から生まれることができず、心と体が葛藤する矛盾を抱えたまま生きてきました。その葛藤は、人間始祖の最初の家庭で、兄弟間の憎悪と殺人という悲劇として現れました。神を離れた家庭の悲惨な実状でした。

21 人間が中心となった家庭、人間の関係だけを基礎とする家庭は本然の理想家庭ではありません。神と垂直的な真の愛の軸と連結された家庭が理想家庭です。そのような真の愛の縦的な軸を共有する兄弟間に完全な和平の関係が築かれます。

22 真の愛は理想家庭の中で体得され、結実します。家庭は唯一の愛の学校です。真の愛は権力や知識、あるいは力ではつくり出すことができません。

23 尊敬する各界の指導者の皆様、皆様が今日の世相を見渡すとき、また、若者たちに接するとき、何を感じますか。希望に満ちた明るい未来だけを感じますか。

24 日ごとに増加する若者の犯罪率、暴力と麻薬乱用、不倫と退廃、十代の未婚の母の問題と価値観の混沌などにより、未来社会を否定的に予測し、苦悩することが多いことでしょう。なぜ若者がこのようになったのでしょうか。

25 もちろん、より良い学校教育や制度と環境の改善も、部分的な解決策にはなるでしょう。しかし、根本的な解決策はそのようなものではありません。真の愛の最初の家庭を失った人類が、歴史の結実期を迎え、家庭が崩壊しつつあるからです。

26 そのような家庭の崩壊現象は、唯一の愛の学校が破損することと同じであり、その否定的な波及効果はとてつもないものです。それが社会的に様々な不安要因となるのはもちろん、国家的、世界的に多くの問題点を併発します。特に青少年たちには情緒的な不安を感じさせることにより、生の座標を失わせ、脱線と放縦の直接的な原因となったりもします。

27 結婚を忌避する現象や離婚率の増加など、家庭基盤が急速に破壊する現実は、将来を憂える指導者たちが先頭に立って必ずや解決すべき課題であると言えるでしょう。

28 神の第一祝福と第二祝福を失ってしまった人類は、神聖であり永遠な夫婦の愛を実現することができる真の愛の重要性が分かりません。

29 また、青少年たちは、婚前純潔と真の愛を中心とした人格についての教育を受けることができません。ですから、喜びと幸福、そして理想の根本である真の愛の価値が分からないのです。

30 今まで人類社会は、夫婦間の信義と貞節が軽んじられ、結婚の神聖さが無視される風潮の中で、とてつもない悲劇と災いを内的に蓄積してきました。

31 男女間の愛が刹那的なものであり、肉的であり、そして享楽的なことだけに走るフリーセックスと世俗の文化の中で、真の愛は立つ瀬を失いました。急速に拡大するエイズと性行為感染症(STD)は人類の生存自体を脅かしています。

32 エイズからの安全地帯はないといいます。今、世界を震撼させているテロリズムよりも恐ろしい脅威が、私たちすべての間近に追っているのです。一度、エイズに感染すれば、幸福と理想、そして生命もすべて放棄しなければならないという災いを解決できなければ、私たちはどうして、この時代の指導者ということができるでしょうか。

33 また、「万物を主管せよ」と言われた神の第三祝福の前でも、人間は真の愛の管理責任を果たせずにいるのです。万一、自然が人間の虐待に対して反抗し、人間を拒否したとすれば、どうなるでしょうか。既に、そのような兆候が出ているではありませんか。

34 生態系と自然環境が無言のうちに、人間の傲慢さに懲罰を与える前に、人間は真の愛の人格を回復して、万物の前に現れるべきです。

35 尊敬する各界の指導者の皆様、今日の問題をもう少し根本的に掘り下げて調べてみるために、神の創造理想を中心とした、真なる「私」と「私たち」の関係について考えてみようと思います。

36 人間は堕落によって真の「私」の位置を探し出すことができかったので、神も「私たち」という言葉を使ってみることができませんでした。創造理想的な意識圏内に立つことができる神ご自身が「私のもの」「私の子ども」と言える、そのような関係を結ぶことができなかったのです。

37 したがって、私たちがもっている「私」という概念は、神の本来の創造理想とは、何も関係がないものなので、私たちは完全に自己否定しなければならないのです。

38 神はご自身が安心して「私たち」と呼ぶことのできる真なる男性と真なる女性、すなわち神の真の息子、娘を探し求めて、復帰摂理を展開してこられたのです。

39 神は愛の主体であり、生命の主体であり、血統の主体であられるだけに、永遠に一体不可分の基準に立っている、そのような真の息子、娘を探し求めてこられたのです。私たちはまず、心と体の統一によって個人完成し、その基盤の上に神と父子間の縦的関係を樹立しなければなりません。

40 しかし、縦的な関係だけでは「私たち」という言葉は成立しません。そこには必ず横的な関係が調和を成さなければならないのです。したがって、男性と女性が、真なる祝福結婚を通して真なる夫婦関係を結び、子女を生んで真なる家庭を築き、三代を中心として四位基台を完成すれば、初めて天は、家庭単位で「私たち」と呼ぶことができるようになるのです。

41 ならば、私たちはどのようにすれば、そのような位置まで進むことができるのでしょうか。神は、心と体が完全に一つになった立場で万物を創造されました。それは絶対愛と絶対信仰を中心とした絶対投入でした。

42 そこには、ご自身の利益や事情を考える余裕などありません。完全に100パーセント与えても、また与える、為に生きる愛の始原がまさしくそこにあったのです。

43 それは私たちの家庭においても同様です。神の立場にいる父母は真の愛を中心として完全投入、絶対投入することによって、「正分合」の論理から見ると、「正」の立場で子女を生み養育して縦的な「私たち」の軸を立てなければなりません。

44 そして横的には、夫婦が「分」の立場で真の愛を中心として完全一体になって横的な軸を立てるようになれば、子女たちは「合」の立場で自動的に縦横の軸に合わせて一つになり、兄弟間には前後関係という、またもう一つの軸が立てられるようになり、そのときに初めて縦横と前後で完全な「私たち」の概念が実体的に展開するのです。

45 ですから、家庭がとても大切です。家庭こそ、天が私たちに与えられた最も貴い贈り物であらざるをえません。家庭という環境がなければ、いかにして私たちがこのような絶対的基準の「私」を探し出し、縦横や前後で完全な「私たち」というものを考えてみることができるでしょうか。


   家庭こそが愛と平和と幸福のゆりかご

46 ならば、真なる「私」はどこから探し出すことができるでしょうか。それは、為に生きる愛を実践する生活から可能です。自分をゼロ点で完全に否定し、家庭のために生き、国のために生き、世界人類のために、そして神のために生きるようになれば、自ずと真なる「私」が探し出されるのです。

47 私たちは自らを矢面に立て、「私」をむやみに主張してはいけません。非常に長い歴史の裏通りで真なる「私」を主張することができる子女を探して、恨で絡み合った復帰摂理を展開してこられた神の心情を少しでも知るならば、むやみに「私」を主張することはできないはずです。私たちは寝ても覚めても理想家庭の完成のために生きなければなりません。

48 神の創造本然の世界である平和世界、神が千年、万年、待ち続けてこられた理想家庭さえ立てるならば、それがまさしく地上天国の出発地となるでしょう。そこで、かわいそうな神の恨を解くことができるようになるでしょう。

49 皆様、太陽を見つめても恥ずかしくなく、海の水を見てもやましくなく、万物の前でも一点の隠しごとのない真なる「私」を取り戻し、神が「私たち」と呼んでくださる家庭を立てましょう。

50 そうして、神と人間の間に、真なる父母と子女の関係が成立しなければなりません。人類の真なる父母であり、愛と生命、そして血統の根源であられる神は、人類の主管者であり、真の王であられます。しかし、エデンの園における人類始祖の堕落により、神は、そのすべての位置を失ってしまわれたのです。

51 私は、復帰摂理の進展に従って、海洋還元、陸地還元、天宙還元とともに、第四次アダムの心情圈還元を宣布し、その土台の上に、失われた神の王権を取り戻してさしあげる「神様王権即位式」を、去る1月13日に挙行しました。

52 本来、アダムの家庭が人類のすべての家庭の根本です。家庭の王が国家の王座を受け継がなければならず、天宙の王座を受け継がなければなりません。それでこそ本然の理想的な天国圈が連結されるのです。

53 今や蕩減の時代が終わって、入籍を通して本然の定着時代に入っていくことによって、国の王が連結され、世界の王が連結されるのです。

54 それで、「世界平和統一家庭連合」では、昨年の「子女の日」に、天地父母が家庭の王として君臨するようになったことを宣布し、入籍した家庭から天の父母を王として侍る時代に入っていくことを宣布しました。

55 したがって、すべての祝福家庭は、天地の王に侍る伝統を立てなければならないという事実を知らなければなりません。それで教会の時代は終わり、家庭連合の時代が開かれるようになったのです。

56 宇宙全体が一つの核を中心として、連休として連結しているのと同じように、皆様の家庭がそのような核の立場で万物を愛することができなければなりません。それで、皆様の家庭が神の愛を中心として一休園を成し、天地父母に仕える礎石のようにならなければなりません。

57 尊敬する指導者の皆様、今や人類は独善と無知と利己心、そして憎悪心を自ら反省し、神の前に謙虚に頭を垂れ、天道に従うべき時点に至りました。

58 私は神に召命され、神が願い、人類が願う平和世界を実現するために、生命を捧げてきました。本日私は、平和のための重要ないくつかの点について語ろうと思います。

59 第一に、私たちは人のために生きる生活をしなければなりません。利己的な生活は他人を不快にすることはもちろん、天道に逆らうものです。すなわち、他のために生きる生活は、神に似ることの実践です。

60 神の真の愛を相続し、家庭、社会、国家と世界を愛するのは、宇宙の基本秩序に順応することです。真の愛の実践を通してのみ、人格を完成した真の人間、真の父母、真の師、そして真の主人となります。それでこそ平和を成し遂げる主体となるのです。人のために生きる生活は、平和に向かう最初の関門です。

61 それと関連づけて、平和に至る道は神主義と頭翼思想によらなければならないという結論を述べようと思います。神主義と頭翼思想とは、カインとアベルの葛藤を始まりとして発生したこの世の中のすべての葛藤的な要因と思想、そして結実を、すべて和合して包容することのできる主義であり思想です。

62 人間の世の中の葛藤と憎悪の連鎖を何によって断ちますか?すべての憎悪に対してさらに大きな憎悪で反応することは、さらに恐るべき憎悪と破壊を招くだけです。それは平和への道にはなりえません。もっぱら、人間たちが対立し仲違いするすべての葛藤の要因は、真の愛によってのみ、教育され包容されうるのです。

63 神を中心とした真の愛は、超国家的なものです。また、真の愛は宗派間の垣根も飛び越え、人種間の垣根も飛び越える超宗教的、超人種的なものです。

64 神の理想を中心とした真の愛によってのみ、左右、前後、上下、内外の様々な葛藤と対立の要因は克服され、永遠な平和の理想世界が建設されうるのです。

65 第二に、平和の世界と国家を成す基礎単位である真の家庭を築かなければなりません。既に言及したように、今日のすべての対立と葛藤の根が始祖の家庭にあったために、理想的な真の父母の家庭ができない限り、平和の世界は実現しえません。

66 ですから、私が世界的に展開してきている国際祝福結婚は、単純な一教団の結婚儀式ではありません。神の愛の伝統を立てる救世の運動です。青少年たちのためには、婚前純潔運動を展開し、成人たちのためには、神の真の愛を中心として夫婦間において絶対的に信義と貞節を守るという誓約の下で祝福結婚をする運動を展開するのです。すなわち、それは真の愛を中心とし、真の家庭と真の父母を成す神聖な運動です。

67 このような理想を中心とした教育を受けて結婚する家庭は、エイズの危険を感じる理由がありません。彼らにはエイズの予防が風邪の予防よりも簡単なことなのです。

68 世界のすべての若者たちがこのような教育を受け、実践するならば、エイズは完璧に予防することができます。真の愛の家庭は、家庭の崩壊を防ぎ、国と世界に平和の礎石を据えるのです。

69 特に、政治的、歴史的に怨讐の関係にあった国家間の人々が、超国家的に真の愛の関係を結ぶようになるので、平和の基盤は人種を超越するようになるのです。

70 本当の平和に至る公式は、怨讐の関係にある家門と国家の子女たちどうしで、交差的に結婚し、真の愛の家庭を完成することです。そのような家庭が、神が願い、人間が願う永遠の平和世界の始まりとなるのです。

71 第三に、超宗教的な和解と協力は平和世界に至る必須条件です。過去50余年間、私は超宗教的な和合と対話のための運動を展開するにおいて、チャンピオンとして活動してきました。統一教会の発展のためよりも、はるかに多くの予算を支援しながら、この運動を展開してきました。このような愛の実践は簡単なことでしょうか。決してたやすいことではありませんでした。

72 教団間の和解と協力がない限り、世界の平和は期待することができません。神の理想である平和世界へ案内する案内者は、宗教指導者と信仰者たちがならなければなりません。

73 もし宗教が偏狭な教派主義だけを強調し、宇宙的な真の愛を教えることにおいて失敗するならば、人類は葛藤と戦争の恐怖から自由になることはできません。地球星の危機の前に宗教指導者たちは謙虚に神のみ旨に従い、超宗教的に手を握り合って、真の愛を実践しなければなりません。

74 すべての人間たちが、宗教の感化力によって、和平に満ちた人格を形成し、自我主管力を養い、歴史的な憎悪と怒りを消化することにおいて、真実の平和を実現することができるのです。もし、各宗教が教理や儀式の違いを超えて、神の理想を中心として、互いに愛し合い、協力し、奉仕することをこの世の中に示してくれるならば、世界は変わりうるはずです。

75 第四に、もう一度、平和世界を築くための国連の役割を強調します。これまで国連は、代表的な世界平和機構として、多大な寄与をしてきました。しかし、その創設時とは大きく変わった世界の事情と、多元化によって多くの問題が発生していますが、その問題の解決方案を、昨年私は提案したことがあります。国連に上院のような特別機構を置き、宗教と道徳、そして霊的な次元の世界問題を審議するようにしようということでした。

76 国連が国家的な利益に基礎を置いた政治や外交力によって管掌される次元を超えて、地球星的な理念と神の理想を中心として管掌される機構となってこそ、万民の権益を保護し、平和世界を創建することができるのです。

77 それだけでなく、今後の世界的な秩序のためには、政治的な主権が、道徳と霊的な価値と別個に作用してはなりません。そのようになれば、公益と平和を保障するのは難しいのです。神の理想を基礎に据えて、宇宙的な公法と通ずる道徳と霊的な指導力が要請されるのです。

78 また、国連は非政府民間団体であるNGOの意見を取りまとめなければなりません。それで私は、世界 NGO の連合である WANGO を創設しました。すべてのNGOは、対話と協力の増進により、本来の創設精神を失ってはなりません。

79 尊敬する指導者の皆様、だれでも自ら実践せずに平和を語ることは、真の指導者の道理ではありません。また、私たちが座して平和を待つほど余裕がある世界の状況でもありません。

80 平和大使たちだけではなく、私たちすべてが平和運動の主体となって、必ずや平和世界を創建しなければなりません。国連をはじめとするすべての国際機構が、平和大使館を中心として、歴史的な宿願である世界平和の理想国家を建設する運動に積極的に協力、支援するようになることをお祈りします。

81 各界各層の指導者である皆様は、一心一体となって共に人のために生きる生活により、真の愛を実践し、天運の助けを得る平和の先駆者たちとなってくださるようお願いいたします。そして、皆共に統一された祖国と平和の理想世界を建設する役軍となりましょう。神の祝福が皆様のご家庭に共にあらんことを願います。ありがとうございました。*












▲ 目次へ

▲